JP2007265050A - 機器制御システム - Google Patents

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政博 山本
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一史 大木
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香子 田中
Motohide Toshikawa
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Abstract

【課題】 留守時における各宅内機器の制御パターンを容易に設定可能であり、且つ留守時においても各宅内機器の動作が在宅時の自然な動作になる機器制御システムを提供する。
【解決手段】 制御モジュール8aは、照明器具200を制御する調光制御モジュール8d、リモコン受信機能付きのテレビ201を制御する無線通信モジュール8eへ制御情報を送信して宅内機器の動作を制御する制御手段と、宅内に人が存在する在宅モードと宅内に人がいない留守モードとを切替可能に設定するモード設定手段と、モード設定手段で在宅モードが設定された場合に各宅内機器の制御状況を記録する記録手段と、記録手段の記録結果に基づいて各宅内機器の制御パターンを生成する制御パターン生成手段とを備え、制御手段は、モード設定手段で留守モードが設定された場合に、制御パターン生成手段が生成した制御パターンで各宅内機器の動作を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、機器制御システムに関するものである。
従来、宅内において、照明器具、空調機器あるいは種々のセキュリティ機器などの宅内機器の制御を行う機器制御システムとして、特許文献1に記載されているようなものが提供されている。かかる従来システムは、インターホン機能を有する親機を中心として、宅内機器の制御を行う(特許文献1)。
上記機器制御システムでは、家人が外出する場合には、親機で留守設定をすることで、不要な照明の消灯や、空調機器の運転停止、電気錠設備の施錠等を自動的に行う。
さらには防犯のために、留守時においても、照明器具を点灯させたり、テレビ等の音を出力させたりして、宅外からは留守であることを気付かれないように各宅内機器を制御するシステムも提案されている。
特開2004−295408公報
ところで、上述の機器制御システムでは、留守時に各宅内機器の動作を制御するパターンは、ユーザが操作スイッチ等で各宅内機器毎に設定していた。しかし、この制御パターンの設定操作は繁雑であり、また在宅時の自然な動作を再現することは難しいものであった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、留守時における各宅内機器の制御パターンを容易に設定可能であり、且つ留守時においても各宅内機器の動作が在宅時の自然な動作になる機器制御システムを提供することにある。
請求項1の発明は、制御装置と1乃至複数の宅内機器とが情報路を介して接続された機器制御システムにおいて、制御装置は、各宅内機器へ制御情報を送信して宅内機器の動作を制御する制御手段と、宅内に人が存在する在宅モードと宅内に人がいない留守モードとを切替可能に設定するモード設定手段と、モード設定手段で在宅モードが設定された場合に各宅内機器の制御状況を記録する記録手段と、記録手段の記録結果に基づいて各宅内機器の制御パターンを生成する制御パターン生成手段とを備え、制御手段は、モード設定手段で留守モードが設定された場合に、制御パターン生成手段が生成した制御パターンで各宅内機器の動作を制御することを特徴とする。
この発明によれば、実際の在宅時の動作に即して生成された制御パターンで、宅内器具の動作が制御されるので、留守時であっても、宅内器具は在宅時と同様の自然な動作となり、宅外からみても留守であるとは気付かれにくく、優れた防犯効果が得られる。また、上記制御パターンは、記録手段に記録された制御状況に基づいて、制御パターン生成手段が生成するので、ユーザが制御パターンを設定する煩わしさがなく、在宅時の自然な制御を簡単に再現することができる。すなわち、留守時における各宅内機器の制御パターンを容易に設定可能であり、且つ留守時においても各宅内機器の動作が在宅時の自然な動作になるのである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記記録手段は、所定期間に亘って各宅内機器の制御状況を記録し、前記制御パターン生成手段は、前記所定期間に亘って記録された記録結果に基づいて、時間経過に応じた各宅内機器の制御パターンを生成することを特徴とする。
この発明によれば、精度のよい制御パターンを生成することができる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、造営面に埋め込み配設され、造営面の裏側に先行配線されて電力、情報信号を伝送する電線に接続された複数のゲート装置を備え、前記制御装置、宅内機器は、ゲート装置を介して電力を供給されるとともに互いに情報信号の授受を行い、前記記録手段は、宅内機器からゲート装置および情報線を介して得られる情報信号に基づいて各宅内機器の制御状況を記録し、前記制御手段は、ゲート装置および情報線を介して宅内機器へ制御情報を送信することを特徴とする。
この発明によれば、宅内機器をゲート装置に接続するだけで、面倒な配線作業を行うことなく宅内機器の電力路と情報路とを容易に確保して、制御装置と宅内機器との間で情報信号の授受を行うことができるので、施工性に優れたものとなり、且つ各宅内機器の制御状況を容易に把握、記憶でき、在宅時の自然な制御パターンを容易に生成可能になるとともに、各宅内機器へ制御情報を容易に送信でき、システムとして複雑化を招くことなく各宅内機器に対して在宅時の自然な動作を容易に実現可能となる。また、宅内に先行配線されている電力路、情報路に接続したゲート装置を複数配置しており、宅内機器の設置場所の移動、追加時には、いずれかのゲート装置に宅内機器を接続するだけでよく、システムの柔軟性、拡張性にも優れている。
請求項4の発明は、請求項3において、前記モード設定手段は、宅内機器から前記ゲート装置および情報線を介して得られる情報信号に基づいて、宅内に人が存在するか否かを判断し、当該判断結果に基づいて在宅モードと留守モードとを切り替えることを特徴とする。
この発明によれば、建物内の至るところに存在するゲート装置を利用することで、先行配線された情報線や電力線を介して、各部屋の様々な宅内機器の作動状態がわかるので、宅内に複数設けたゲート装置に接続されている各宅内機器の制御状況に基づいて、在宅か否かを容易に検知可能となる。
以上説明したように、本発明では、留守時における各宅内機器の制御パターンを容易に設定可能であり、且つ留守時においても各宅内機器の動作が在宅時の自然な動作になるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の機器制御システムが適用される配線システムは、図1に示すように住宅やビル等の建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス2を設け、各スイッチボックス2間に壁面内に先行配線した電力線L1と、情報線L2とを送り配線するとともに、始端のスイッチボックス2に対しては、配線盤1内の主幹ブレーカMBと分岐ブレーカBBとを介して屋内に引き込まれた電力線L1を導入し、また外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続されている情報線L2を導入してある。ここでスイッチボックス2には室内の天井面のようなハイポジションHPに設けられるものと、壁スイッチ等で推奨される高さ位置の壁面のようなミドルポジションMPに設けられるものと、足元付近の壁面や床面のようなローポジションLPに設けられるものとに区分される。
これらのスイッチボックス2は、例えばJISで規格化された大角形の1個モジュール寸法の埋め込み型の配線器具が3個取り付けることができる1連の取付枠4(図4参照)に対応して規格化されており、図3に示すように上部から配線盤1または他のスイッチボックス2から送り配線されてくる電力線L1及び情報線L2を導入するとともに、下部からは他のスイッチボックス2へ送り配線するための電力線L1及び情報線L2を導出している。そして各スイッチボックス2には基本機能モジュール8を接続するゲート装置3のボディを夫々取付枠4により取り付けてある。
この取付枠4は図4に示すように中央に器具取り付け用の窓孔4aを設けてあって、この窓孔4aに取り付け対象の器具本体の前部を背方から嵌め、左右両側の枠片に設けた係止手段に器具本体の両側に設けた被係止部を係止させて器具本体を固定するようになっている。そして上下枠片に設けた取付孔4bに挿通する取り付けねじ(図示せず)をスイッチボックス2のねじ孔(図示せず)に締結することで、器具本体ごとスイッチボックス2に取り付けられる。またスイッチボックス2を用いず、埋め込み孔を開口した壁パネルに取り付ける場合には所謂挟み金具で壁パネルを挟持させて取り付けたり、木ねじを用いて取り付けることもできるようになっている。
ゲート装置3は図5に示すようにボディ背面部に速結端子構造の接続端子部5a,5b及び送り配線用の接続端子部5a’、5b’を設け、夫々に対応する電力線L1、情報線L2を接続するようになっている。またボディ前面部には、送られてきた電力線L1と電気的に接続されている接触部を備えた電力路接続口6Aと、送られてきた情報線L2と電気的に接続されている情報路接続口6Bとを有しモジュール化した接続口6を図4に示すように備えている。
これら接続口6A,6Bは両者間の間隔及び内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化されており、このゲート装置3のボディ前面部を覆うようにスイッチボックス2の前面開口側に取り付ける図6に示す基本機能モジュール8の背面部に設けたコネクタ7の被接続部7A、7Bが各接続口6A,6Bに着脱自在に結合されるようになっている。
基本機能モジュール8は、後述する拡張機能モジュール10とで機能モジュールを構成するもので、図6,図7(a)に示す合成樹脂製(ABS等の非結晶性汎用プラスチック)で扁平なモジュール本体8A内に図9に示す回路を内蔵しているもので、背面部のコネクタ7の被接続部7A,7Bをゲート装置3の接続口6A,6Bに結合させることで、スイッチボックス2の前面開口を覆うとともに、周部のフランジをスイッチボックス2の前面開口周辺の壁面に重ねた状態となり、その状態で上、下部の中央に穿孔している取付孔80に取り付けねじ(図示せず)を前面部側から挿通させて取付枠4の上下枠に設けたねじ孔4cに螺入締結することでスイッチボックス2に取付枠4を介して取り付けられる。
またモジュール本体8Aの前面部には、上、下の取付孔80の開口位置より上または下側位置において、図7(a)に示すようにモジュール本体8Aの幅方向に幅広溝81aと幅狭溝81bとからなる連結用溝部81を中央の仕切壁82で左右に二分されるように形成している。
この仕切壁82の左側または右側の連結用溝部81には図7(b)に示す合成樹脂製の連結体100の片側半分を仕切壁82に当たる位置まで嵌め込み、この連結体100の残り半分を図8に示すように拡張機能モジュール10側に同様に設けてある連結用溝部81に嵌め込むことで、基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10とを機械的に結合できるようになっている。連結体100は背面に幅広溝81a,幅狭溝81bを仕切る仕切壁81cが嵌る溝100aを設け、両溝81a、81bに跨るように挿入される。そして基本機能モジュール8では前面部側から化粧カバー8Bを着脱自在に被着することで、また拡張機能モジュール10では蓋部83を閉じることで、両者の連結用溝部81に跨るように嵌め込んである連結体100が脱落しないように保持して連結状態を維持するようになっている。而して連結体100と連結用溝部81とが基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10との連結手段を構成する。
本配線システムでは、複数の種類の基本機能モジュール8が準備されており、基本機能モジュール8は、図9に示すように、被接続部7Aを介して供給される商用電源ACを安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源+Vに変換するAC/DCコンバータ21と、被接続部7Bを介して接続される情報線L2を通じて双方向に伝送される情報信号を送受信する通信伝送部22と、被接続部7Aを介して商用電源ACに接続される電源用コネクタ9A,9A’と、通信伝送部22、被接続部7Bを介して情報線L2に接続される情報用コネクタ9B,9B’とを基本的に備える。そして、内部で情報信号を取り出したり、情報信号を送信する必要がある場合には、通信伝送部22で受信される情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該基本機能モジュール8から情報信号を送る場合の情報生成処理を行う演算処理部23と、I/Oインターフェース24を介して演算処理部23との間でデータの授受を行って動作する機能部25と、各種データを格納するメモリ部M1とを備える。これら各部は動作電源+Vを前記のAC/DCコンバータ21から供給される。上記機能部25の構成が基本機能モジュール8によって異なるのである。
基本機能モジュール8のモジュール本体8Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ9A、情報用コネクタ9Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ9A’、情報用コネクタ9B’を設けている。そして、これら電源用コネクタ9A,9A’の接触片に被接続部7Aの接触片を内部で接続することで、左右何れの方向に拡張機能モジュール10が連結されても商用電源ACを供給することができるようにしている。さらに、情報用コネクタ9B,9B’の接触片に通信伝送部22の入出力を接続することで、左右何れの方向に拡張機能モジュール10が連結されても情報信号の授受を行えるようにしている。なお、上記電源用コネクタ9A,9A’は、モジュール本体8Aの両側側面において一端側に偏倚して配置され、上記情報用コネクタ9B,9B’は、モジュール本体8Aの両側側面において他端側に偏倚して配置される。
これら電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’は、内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化され、さらには同一面に配置された電源用コネクタと情報用コネクタとの間隔もシステムとして規格化されており、拡張機能モジュール10の後述する電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’が着脱自在に結合されるようになっている。
次に、本配線システムでは、複数の種類の拡張機能モジュール10が準備されており、拡張機能モジュール10は図10に示すように、電源用コネクタ11A,11A’と、情報用コネクタ11B,11B’と、電源用コネクタ11A,11A’いずれか一方を介して供給される商用電源ACを、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源+Vに変換するAC/DCコンバータ31と、情報用コネクタ11B,11B’を介して双方向に伝送される情報信号を送受信する通信伝送部32とを基本的に備える。そして、内部で情報信号を取り出したり、情報信号を送信する必要がある場合には、通信伝送部32で受信される情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該拡張機能モジュール10から情報信号を送る場合の情報生成処理を行う演算処理部33と、I/Oインターフェース34を介して演算処理部33との間でデータの授受を行って動作する機能部35と、各種データを格納するメモリ部M2とを備える。これら各部は動作電源+Vを前記のAC/DCコンバータ31から供給される。上記機能部35の構成が拡張機能モジュール10によって異なるのである。
そして、拡張機能モジュール10は、基本的には図11(a)に示すようにモジュール本体10Aの高さ寸法を基本機能モジュール8と同じ高さ寸法に規格化され、また横幅寸法も規格化された単位モジュール寸法の整数倍に規格化されている。
また、合成樹脂製(ABS等の非結晶性汎用プラスチック)で扁平なモジュール本体10Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’を設けている。上記電源用コネクタ11A,11A’は、モジュール本体10Aの両側側面において一端側に偏倚して配置され、上記情報用コネクタ11B,11B’は、モジュール本体10Aの両側側面において他端側に偏倚して配置される。これら電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’は、基本機能モジュール8の電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’と同様に、内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化され、さらには同一面に配置された電源用コネクタと情報用コネクタとの間隔もシステムとして規格化されており、基本機能モジュール8の電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’、あるいは他の拡張機能モジュール10の電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’が着脱自在に結合されるようになっている。
具体的には、雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bは、基本機能モジュール8の雌型の電源用コネクタ9A’、情報用コネクタ9B’、あるいは他の拡張機能モジュール10の雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’に接続し、雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’は、基本機能モジュール8の雄型の電源用コネクタ9A、情報用コネクタ9B、あるいは他の拡張機能モジュール10の雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bに接続する。
そして、モジュール本体10A内ではこれら電源用コネクタ11A,11A’の接触片を互いに接続しており、片側の電源用コネクタが隣接する基本機能モジュール8または拡張機能モジュール10の電源用コネクタに嵌合して電力を受け取る側となると、他方の電源用コネクタが電力供給側となる。
さらに、情報用コネクタ11B,11B’の接触片に通信伝送部32の入出力を接続することで、左右何れの方向に基本機能モジュール8や、他の拡張機能モジュール10が連結されても情報信号の授受を行えるようにしており、両側に隣接する基本機能モジュール8または拡張機能モジュール10との間で情報信号を授受できるようになっている。
また、拡張機能モジュール10のモジュール本体10Aの形状は、背面を図11(b)、(c)に示すように平坦な面に形成して壁面に沿わせることができるようにしている。そして上下位置には上述の連結体100を基本機能モジュール8と同様に挿入するための幅広溝81a、幅狭溝81bからなる連結用溝部81を設けるとともに、この連結用溝部81を開閉する蓋部83を設け、連結体100を装着する際や外す場合にはこの蓋部83を開き、連結体100の装着状態を保持する際には上述したように閉じるようになっている(図11(c)参照)。
図1は、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10で構成される上記配線システムを用いて宅内機器を制御する機器制御システムの構成を示し、図2は各機能モジュールの配設状態を示す。以下、この機器制御システムについて説明する。
まず、電力線L1,情報線L2は住宅やビル等の建物内の壁面内に先行配線されて各ゲート装置3に配線されており、室内のミドルポジションMPに設けられたゲート装置3には、各機能モジュールの制御動作を行う基本機能モジュール8a(以後、制御モジュール8aと称す)、照明器具200をオン/オフする壁スイッチを構成する基本機能モジュール8b(以後、壁スイッチモジュール8bと称す)、リモコン受信機能付きのテレビ201の操作を行う基本機能モジュール8c(以降、テレビ操作モジュール8cと称す)が接続され、壁スイッチモジュール8bには照明器具200の調光操作を行う拡張機能モジュール10g(以後、調光操作モジュール10gと称す)が連結される。
さらに、室内のハイポジションHPに設けられたゲート装置3には、照明器具の引掛プラグに対応した引掛栓刃接続部26を有するとともに照明器具の調光機能を備えた基本機能モジュール8d(以後、調光制御モジュール8dと称す)、リモコン受信機能付きのテレビ201との間で無線信号を用いてデータ通信を行う基本機能モジュール8e(以後、無線通信モジュール8eと称す)が接続される。調光制御モジュール8dの引掛栓刃接続部26には照明器具200が接続され、照明器具200に電源が供給される。
さらに、室内のローポジションLPに設けられたゲート装置3には、電源プラグ用の栓刃接続部28を有する基本機能モジュール8f(以後、コンセントモジュール8fと称す)が接続される。コンセントモジュール8fの栓刃接続部28には、テレビ201の電源プラグが接続され、テレビ201に電源が供給される。
制御モジュール8aの機能部25は、図12に示すように、制御部250a、モード設定部250b、記録部250c、制御パターン生成部250d、表示部250eで構成され、制御部250aが情報線L2を介して他の機能モジュールとの間で情報信号の授受を行う。また、記録部250c、制御パターン生成部250d、表示部250eの各動作は制御部250aによって制御され、化粧カバー8Bの前面にはモード設定部250bの設定スイッチ、表示部250eの液晶画面を露出させている。
壁スイッチモジュール8bの機能部25は、図13に示すように照明器具の点灯・消灯を切り替える照明操作スイッチ251aと、照明操作スイッチ251aの操作データを生成して送るデータ生成機能を有するCPU部251bとで構成され、化粧カバー8Bの前面に照明操作スイッチ251aの操作部を露出させている。
テレビ操作モジュール8cの機能部25は、図14に示すようにテレビの電源オン・オフ、チャンネル、音量等を操作するテレビ操作部252aと、テレビ操作部252aの操作データを生成して送るデータ生成機能を有するCPU部252bとで構成され、化粧カバー8Bの前面にテレビ操作部252aの操作部を露出させている。
調光制御モジュール8dは、図15に示すように、電源用コネクタ7A−電源用コネクタ9A,9A´間から引き出された電源ラインを接続した引掛栓刃接続部26を備え、化粧カバー8Bの前面に引掛栓刃接続部26を露出させている。そして、機能部25は図16に示すように、引掛栓刃接続部26の出力を可変とする出力可変部253aと、情報線L2から入力された情報信号に基づいて出力可変部253aの動作を制御する調光制御部253bとを備える。
無線通信モジュール8eの機能部25は、図17に示すように、アンテナ254aを介して無線信号を送受信する無線通信部254bと、情報線L2から入力された情報信号を無線通信部254bから無線信号により送信させるとともに、無線通信部254bが受信した情報信号を情報線L2に出力させる通信制御部254cとで構成される。
コンセントモジュール8fは、図18に示すように、電源用コネクタ7A−電源用コネクタ9A,9A´間から引き出された電源ラインを接続した栓刃接続部28を備え、化粧カバー8Bの前面に栓刃接続部28を露出させている。
調光操作モジュール10gの機能部35は、図19に示すように、調光度合を調整するボリュームからなる調光スイッチ350aと、調光スイッチ350aの操作データを生成して送るデータ生成機能を有するCPU部350bとで構成され、モジュール本体10Aの前面に調光スイッチ350aの操作部を露出させている。
制御モジュール8aは、各機能モジュールに識別情報を自動的に割り当てるとともに各機能モジュールからモジュールの種類等の情報を受け取る機能を有しており、各機能モジュールに割り当てられた識別情報は、各機能モジュールのメモリ部M1,M2に格納されるとともに、制御モジュール8aの制御部250aは、各機能モジュールの識別情報と当該機能モジュールの種類とを対応させて一括して記憶している。
例えば、制御モジュール8aにUPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)のコントロールポイントの機能を実装することで上記機能を実現でき、UPnPにおいてデバイスの検出を行うSSDP(Simple Service Discovery Protocol)を利用してUPnPのデバイスに相当する各機能モジュールを自動的に検出し、各機能モジュールのネットワークアドレス(識別情報)、すなわちプライベートのIPアドレスを、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を用いて自動的に割り当てる。但し、DHCPを用いたネットワークアドレスの自動割り当てについては従来周知であるから詳細な説明は省略する。
次に、制御モジュール8aによる各機能モジュールの制御動作について説明する。制御モジュール8aの動作モードは、モード設定部250bによって「留守モード」と「在宅モード」とに切替可能に設定され、各動作モードにおいて以下の制御動作を行う。
まず、住宅やビル等の建物内に人が存在しているとき、制御モジュール8aのモード設定部250bを「在宅モード」に手動で切り替えておく。「在宅モード」において、制御部250aは、各機能モジュールからの制御情報を送信先の機能モジュールへ中継し、各機能モジュールは、制御情報に基づいてその動作を制御される。
調光制御モジュール8dは、壁スイッチモジュール8bから操作スイッチ251aの操作によって送信される点灯・消灯信号、および調光操作モジュール10gから調光スイッチ350aの操作によって送信される調光信号を、制御モジュール8aを介して受信する。そして、調光制御モジュール8dの調光制御部253bは、点灯・消灯信号、調光信号に応じて出力可変部253aの動作を制御し、照明器具200の点灯、消灯、調光制御を行う。
無線通信モジュール8eは、テレビ操作モジュール8cからテレビ操作部252aの操作によって送信される操作信号を、制御モジュール8aを介して受信する。そして、無線通信モジュール8eの通信制御部254cは、受信した操作信号に応じて無線通信部254bからアンテナ254aを介して無線信号を送信する。リモコン受信機能つきのテレビ201は、この無線信号によって電源オン・オフ、チャンネル選択、音量調整等が行われる。なお、この無線通信は、電波または赤外線によって行われる。
この「在宅モード」時に、制御モジュール8aの制御部250aは、壁スイッチモジュール8b、調光操作モジュール10g、テレビ操作モジュール8c等の各機能モジュールからの制御情報を送信先の機能モジュールへ中継する際に、これらの制御情報を記録部250cに記録することで、在宅時における照明器具200、テレビ201の制御状況を記録しておく。ここで、制御モジュール8aは、ゲート装置3、情報線L2を介して各部屋に配置した多数のゲート装置3との間で情報信号の授受が可能であるので、各機能モジュールが発する制御情報を容易に把握、記憶可能となる。
そして、所定期間(例えば1日、あるいは1ヶ月、あるいは1年)に亘って、「在宅モード」時の照明器具200、テレビ201の制御状況を記録部250cに記録し、上記所定期間の経過後、制御パターン生成部250dは、記録部250cに記録された照明器具200、テレビ201の制御状況に基づいて、在宅時における照明器具200の点灯時間、調光度合や、テレビ201のオン時間、選択するチャンネル、設定される音量等の標準的な制御パターン(標準制御パターン)を生成する。この標準制御パターンは、時間経過に応じて変化する各機器の制御パターンとなる。
次に、外出等で建物内に人が存在しない留守時には、制御モジュール8aのモード設定部250bを「留守モード」に手動で切り替えておく。「留守モード」において、制御部250aは、上記制御パターン生成部250dで生成した標準制御パターンで照明器具200、テレビ201が動作するように、調光制御モジュール8dへ点灯・消灯信号、調光信号を送信し、無線通信モジュール8eへ操作信号を送信する。
したがって、実際の在宅時における各機能モジュールの動作に即して生成した標準制御パターンで、照明器具200が点灯・消灯、調光制御され、テレビ201のオン・オフ、チャンネル選択、音量が制御されるので、留守時であっても、照明器具200、テレビ201は在宅時と同様の自然な動作となり、宅外からみても留守であるとは気付かれにくく、優れた防犯効果が得られる。
また、上記標準制御パターンは、記録部250cに記録された上記所定期間の制御状況に基づいて、制御パターン生成部250dが自動で生成するので、ユーザが制御パターンを設定する煩わしさがなく、在宅時の自然な制御を簡単に再現することができる。
制御モジュール8aの表示部250eでは、「在宅モード」、「留守モード」時の制御状況を液晶等の画面に表示しており、ユーザは制御状況を確認することができる。
なお、本実施形態では、調光制御モジュール8dと照明器具200、あるいは無線通信モジュール8eとリモコン受信機能付きのテレビ201のように、機能モジュールと当該機能モジュールによって動作を制御される機器との組み合わせで1つの宅内機器を構成しているが、機能モジュール自体に各機器の機能を組み込んだものを宅内機器としてもよい。また、制御される機器は、照明器具、テレビに限定されるものではなく、空調機器、オーディオ機器等の他の機器であっても上記同様に制御することができる。
このように、本実施形態では、宅内機器をゲート装置3に接続するだけで、面倒な配線作業を行うことなく宅内機器の電力路と情報路とを容易に確保して、制御モジュール8aと宅内機器との間で情報信号の授受を行うことができるので、施工性に優れたものとなり、且つ制御モジュール8aは、各宅内機器の制御状況を容易に把握、記憶でき、在宅時の自然な制御パターンを容易に生成可能になるとともに、各宅内機器へ制御情報を容易に送信でき、システムとして複雑化を招くことなく各宅内機器に対して在宅時の自然な動作を容易に実現可能となる。また、宅内に先行配線されている電力線L1、情報線L2に接続したゲート装置3は宅内の至るところに配置されており、宅内機器の設置場所の移動、追加時には、いずれかのゲート装置3に宅内機器を接続するだけでよく、システムの柔軟性、拡張性にも優れている。
すなわち、本機器制御システムでは、宅内の各部屋単位で至るところに備え付けられているゲート装置3に宅内機器を接続することで、全ての宅内機器の動作が簡単に把握できるとともに制御できるのである。
基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10としては上記以外に、空調機器の運転操作器や、空調機器の温度設定器や、電力供給を利用した電気カミソリ、電動歯ブラシ、携帯オーディオプレーヤ等の充電器、監視カメラ等で撮像した映像の伝送機能やモニタ機能を有するインターホンの親機,子機、火災センサ、人感センサ等がある。
また、上記各機能モジュールは、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10のいずれでも構成できる
また、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10がコネクタの代わりにコアにコイルを巻回した構成を各々備えて、互いのコアが磁気結合することで相手側のコイルに低圧交流電源電圧を誘起させて電源供給を行い、さらには情報信号をE/O変換を経て送り出し、情報信号をO/E変換を経て取り込むことで、光信号からなる情報信号を発光素子、受光素子を用いて非接触で双方向に伝送すれば、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10間の電力、情報信号の授受を非接触で行うことができる。
また、システム全体の情報信号の伝送方式を電力線搬送方式で行えば、電力路と情報路との共通化を図ることができる。
なお、本発明の機能モジュールを用いる機器制御システムの情報信号の伝送方式としては、ベースバンド伝送またはブロードバンド伝送の何れを採用しても良く、またプロトコルも何れでも良く、特に限定されるものではないので、説明は省略する。またゲート装置3間の使用プロトコルと、ゲート装置3に連なる機能モジュール8,10での使用プロトコルを異ならせ、例えばゲート装置3でプロトコル変換を行うようにしても良い。
また、本機器制御システムにおいては、例えば図3に示すように、基本機能モジュール8をゲート装置3に接続し、基本機能モジュール8の右側部にはある機能を有する拡張機能モジュール10を接続し、この拡張機能モジュール10の右側部には異なる機能を有する拡張機能モジュール10を接続することができ、したがって、予め同一に配線されている電力線L1、情報線L2にゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10を接続することで、各機能モジュールは電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、施工性に優れている。また、各機能モジュールは互いに同一の情報線L2を用いることで、他の機能モジュールとの間の連動制御を容易に行なうことができ、拡張性に優れたものとなる。
而して基本機能モジュール8を使用するに当たっては、まず、ゲート装置3を予め建物の適所の壁面に埋設してあるスイッチボックス2に取付枠4を介して取り付け、先行配線されている電力線L1,情報線L2の接続を行う。その後、ゲート装置3の前面部に設けられた電線路接続口6A,6Bに対して基本機能モジュール8のコネクタ7の対応する被接続部7A,7Bを接続するとともに、基本機能モジュール8をゲート装置3の前面部を覆うように取付枠4に取り付ける。この基本機能モジュール8はこの取り付けた状態において壁面よりも前面部が突出し、両側面が室内側に露出することになる。
そして、拡張機能モジュール10は基本機能モジュール8の露出した両側側面の一方に片側の側面を面接させてコネクタ接続し、この状態で連結体100を用いて拡張機能モジュール10と基本機能モジュール8とを機械的に連結する。これによって基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10とで機能モジュールが構成されることになる。このとき拡張機能モジュール10の背面はスイッチボックス2の側方の壁面に沿うことになり、例えば壁面にクロス貼り等が施されている場合、拡張機能モジュール10の背面の位置が多少のずれていてもそれを吸収して背面を壁部に密接させた状態に配設することができ、拡張機能モジュール10の前面部から操作力等が加わっても連結部位に加わる荷重を軽減することができる。
さらに先に連結した拡張機能モジュール10に別の拡張機能モジュール10を連結する場合には、対向側面を面接させてコネクタ接続した状態で連結体100により互いに機械的に連結する。このようにして図3に示すように順次拡張機能モジュール10を側方に連結することができる。
なお、基本機能モジュール8は両側に拡張機能モジュール10を連結することができるため、基本機能モジュール8の両側方向に拡張機能モジュール10を連結しても良い。このようにして拡張機能モジュール10を連結した後、両端に位置する拡張機能モジュール10または基本機能モジュール8の連結部位の側部に着脱自在にエンドカバー101を被着することで、拡張機能モジュール10の連結施工が完了することになる。なお、基本機能モジュール8に拡張機能モジュール9を連結しない状態、つまり未使用のまま置いておく場合にはエンドカバー101を基本機能モジュール8の両側部に被着する。
以上のようにして配設施工が終了し、システムが完成した後は、対応する基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10間で情報信号の授受を行う。
また、本実施形態では拡張機能モジュール10や基本機能モジュール8の追加や削除に特別な施工が不要となり、そのため一般ユーザの好みに合わせて拡張機能モジュール10を基本機能モジュール8に連結するだけで、拡張性が確保される。
なお、本実施形態に用いるゲート装置3は取付枠4でスイッチボックス2に取り付けているが、スイッチボックス2の奥壁に直接取り付け、基本機能モジュール8をスイッチボックス2に取り付ける構成としても勿論良い。
なお、本機器制御システムは、住宅だけでなく、ビル等の非住宅でも適用可能である。
(実施形態2)
本実施形態では、実施形態1の機器制御システムに付加して、室内のゲート装置3に、人感センサ機能を有する複数の基本機能モジュール8h(以後、人感センサモジュール8hと称す)が接続され、さらには人が建物の出入り口として使う玄関Eに取り付けられた電気錠の施錠検知センサ202との間でデータ通信を行う基本機能モジュール8i(以後、無線通信モジュール8iと称す)が接続されたものである(図1破線参照)。
人感センサモジュール8hの機能部25は、図20に示すように、焦電素子255aと、焦電素子255aの出力に基づいて人の存在を検知した場合に人体検知信号を生成して送るデータ生成機能を有するCPU部255bとで構成される。
無線通信モジュール8iの機能部25は、図17に示すように、アンテナ254aを介して無線信号を送受信する無線通信部254bと、情報線L2から入力された情報信号を無線通信部254bから無線信号により送信させるとともに、無線通信部254bが受信した情報信号を情報線L2に出力させる通信制御部254cとで構成される。
玄関Eの電気錠に取り付けられた施錠検知センサ202は、電気錠の施錠状態が施錠または開錠に切り替わったときに、施錠状態を無線通信モジュール8iへ無線で送信する。無線通信モジュール8iは、受信した施錠状態を施錠/開錠検知信号として制御モジュール8aへ送信する。
そして、制御モジュール8aのモード設定部250bは、いずれかの人感センサモジュール8hからの人体検知信号と、無線通信モジュール8iからの開錠検知信号とのうち、いずれか一方が送信されれば、建物内に人が存在していると判断して「在宅モード」に自動で切り替える。一方、全ての人感センサモジュール8hから人体検知信号が送信されず、且つ施錠検知信号が送信されれば、建物内に人が存在していないと判断して「留守モード」に自動で切り替える。
このように、本実施形態では、「在宅モード」と「留守モード」を自動で切り替えることができ、外出時に「留守モード」に切り替えることを忘れることがなくなる。
なお、宅内の人体検知結果や出入り口の施錠状態だけでなく、照明器具の点灯状態も、「在宅モード」と「留守モード」を切り替えるための判断要素になる。
他の構成は実施形態1と同様であり、説明は省略する。
実施形態1の機器制御システムの構成図である。 同上のシステムの配設状態を示す斜視図である。 同上の機能モジュールの配設状態を示す斜視図である。 同上のゲート装置を取付枠に取り付けた状態の正面図である。 同上のゲート装置への配線形態を示す斜視図である。 同上の基本機能モジュールをスイッチボックスから外した状態の斜視図である。 (a)は同上の基本機能モジュールの化粧カバーを外した状態の斜視図、(b)は連結体の斜視図である。 同上の基本機能モジュールと拡張モジュールとの連結構成の説明図である。 同上のゲート装置、基本機能モジュールの回路構成図である。 同上の拡張機能モジュールの回路構成図である。 同上の拡張機能モジュールを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は蓋部を開き、連結体を外した状態の側面図である。 同上の制御モジュールの機能部の回路構成図である。 同上の壁スイッチモジュールの機能部の回路構成図である。 同上のテレビ操作モジュールの機能部の回路構成図である。 同上の調光制御モジュールの回路構成図である。 同上の調光制御モジュールの機能部の回路構成図である。 同上の無線通信モジュールの機能部の回路構成図である。 同上のコンセントモジュールの回路構成図である。 同上の調光操作モジュールの機能部の回路構成図である。 実施形態2の人感センサモジュールの機能部の回路構成図である。
符号の説明
L1 電力線
L2 情報線
3 ゲート装置
8a 制御モジュール
8b〜8f 基本機能モジュール
10g 拡張機能モジュール
200 照明器具
201 リモコン受信機能付きテレビ

Claims (4)

  1. 制御装置と1乃至複数の宅内機器とが情報路を介して接続された機器制御システムにおいて、
    制御装置は、各宅内機器へ制御情報を送信して宅内機器の動作を制御する制御手段と、宅内に人が存在する在宅モードと宅内に人がいない留守モードとを切替可能に設定するモード設定手段と、モード設定手段で在宅モードが設定された場合に各宅内機器の制御状況を記録する記録手段と、記録手段の記録結果に基づいて各宅内機器の制御パターンを生成する制御パターン生成手段とを備え、制御手段は、モード設定手段で留守モードが設定された場合に、制御パターン生成手段が生成した制御パターンで各宅内機器の動作を制御することを特徴とする機器制御システム。
  2. 前記記録手段は、所定期間に亘って各宅内機器の制御状況を記録し、前記制御パターン生成手段は、前記所定期間に亘って記録された記録結果に基づいて、時間経過に応じた各宅内機器の制御パターンを生成することを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
  3. 造営面に埋め込み配設され、造営面の裏側に先行配線されて電力、情報信号を伝送する電線に接続された複数のゲート装置を備え、前記制御装置、宅内機器は、ゲート装置を介して電力を供給されるとともに互いに情報信号の授受を行い、前記記録手段は、宅内機器からゲート装置および情報線を介して得られる情報信号に基づいて各宅内機器の制御状況を記録し、前記制御手段は、ゲート装置および情報線を介して宅内機器へ制御情報を送信することを特徴とする請求項1または2記載の機器制御システム。
  4. 前記モード設定手段は、宅内機器から前記ゲート装置および情報線を介して得られる情報信号に基づいて、宅内に人が存在するか否かを判断し、当該判断結果に基づいて在宅モードと留守モードとを切り替えることを特徴とする請求項3記載の機器制御システム。
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