JP2007265048A - 料理支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 宅内ネットワークを介して各宅内機器と連動した動作が可能な料理支援システムを提供する。
【解決手段】 料理レシピの内容が格納されている料理レシピ記憶部250bと、住宅内の各種情報が伝送される宅内ネットワークを介して接続した機能モジュール8,10との間で情報信号の授受を行う通信部20と、料理レシピ記憶部250bに格納されている料理レシピから、通信部20を介して機能モジュール8,10から受け取った情報信号に基づいて料理レシピを選択するレシピ選択部250cと、住宅内の台所に設置されてレシピ選択部250bが選択した料理レシピを表示する表示部250dとを備える。
【選択図】図1
【解決手段】 料理レシピの内容が格納されている料理レシピ記憶部250bと、住宅内の各種情報が伝送される宅内ネットワークを介して接続した機能モジュール8,10との間で情報信号の授受を行う通信部20と、料理レシピ記憶部250bに格納されている料理レシピから、通信部20を介して機能モジュール8,10から受け取った情報信号に基づいて料理レシピを選択するレシピ選択部250cと、住宅内の台所に設置されてレシピ選択部250bが選択した料理レシピを表示する表示部250dとを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、料理支援システムに関するものである。
従来、調理者が、インターネットなどの情報網からダウンロードした調理方法や、種々の記録媒体に記録されている調理方法を参照して調理を行うために、調理に関する情報を必要なときに検索して料理レシピ等の形で出力することができる調理支援システムが提案されている(特許文献1)。
特開2005−242495公報
最近、住宅等では、インターホン装置、照明器具、セキュリティ設備等の宅内機器を情報線で互いに接続して宅内ネットワークを構成し、この宅内ネットワークを用いて住宅内の各種情報を伝送することで各機器の制御・監視を統合して行う配線システムが提案されている。
しかし、従来の調理支援システムは、この配線システムの宅内ネットワークに対応していないので、宅内ネットワークを介して各宅内機器と連動することができず、宅内ネットワークによる統合化のメリットを調理支援システムに生かすことができなかった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、宅内ネットワークを介して各宅内機器と連動した動作が可能な料理支援システムを提供することにある。
請求項1の発明は、料理レシピの内容が格納されている料理レシピ記憶手段と、住宅内の各種情報が伝送される宅内ネットワークを介して接続した宅内機器との間で情報信号の授受を行う通信手段と、料理レシピ記憶手段に格納されている料理レシピから、通信手段を介して宅内機器から受け取った情報信号に基づいて料理レシピを選択するレシピ選択手段と、住宅内の台所に設置されてレシピ選択手段が選択した料理レシピの内容を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、宅内ネットワークを介して各宅内機器から受け取った情報信号に基づいて料理レシピを選択、表示でき、宅内ネットワークを介して各宅内機器と連動した動作が可能となる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記宅内機器は、食材の在庫情報を格納した在庫記憶手段と、在庫情報を前記宅内ネットワークを介して送信する在庫情報送信手段とを備えた冷蔵庫であり、前記レシピ選択手段は、冷蔵庫から前記通信手段を介して受け取った在庫情報に基づいて調理可能な料理レシピを選択することを特徴とする。
この発明によれば、食材の注文、買い出しをすることなく調理可能な料理がわかる。
請求項3の発明は、請求項1において、前記宅内機器は、前記宅内ネットワークを介して料理のリクエスト情報を送信する料理リクエスト入力機器であり、前記レシピ選択手段は、料理リクエスト入力機器から前記通信手段を介して受け取ったリクエスト情報の内容に基づいて料理レシピを選択することを特徴とする。
この発明によれば、家人のリクエストに応えながらも同一料理の重複を防止することができる。さらには、各人からの様々なリクエストに基づいて料理レシピを選択することができ、例えば、複数の家人からのリクエストがあった場合、料理の種類、味付け、使う食材等の各項目について各々多数決をとり、各項目において多数決をとった結果を総合して料理レシピを選択することができる。
請求項4の発明は、請求項1において、前記料理リクエスト入力機器は、前記宅内ネットワークを介して音声情報の授受を行うインターホン装置であり、インターホン装置から前記通信手段を介して受け取った音声情報の内容を認識する音声認識手段を備えて、前記レシピ選択手段は、認識した音声情報の内容に基づいて料理レシピを選択することを特徴とする。
この発明によれば、家人のリクエストに応えながらも同一料理の重複を防止することができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかにおいて、料理レシピを外部から取得する料理レシピ取得機器を宅内に設置して宅内ネットワークに接続し、前記料理レシピ記憶手段は、前記通信手段を介して料理レシピ取得機器から受け取った料理レシピを格納することを特徴とする。
この発明によれば、各家庭内に存在するDVDレコーダやビデオデッキ等のテレビ映像録画機器や、インタネット網からデータのダウンロードが可能なパソコン等を料理レシピ取得機器として用いることで、様々な料理レシピを宅内ネットワークを介して容易に料理レシピ記憶手段に格納することができ、専用の料理レシピ取得機器を備える必要がなく、構成の簡略化、低コスト化を図ることができる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかにおいて、造営面に埋め込み配設され、造営面の裏側に先行配線されて電力、情報信号を伝送する電線に接続された複数のゲート装置を備え、少なくとも前記料理レシピ記憶手段、通信手段、レシピ選択手段、表示手段を設けた料理支援モジュール、および前記宅内機器は、ゲート装置を介して電力を供給されるとともに互いに情報信号の授受を行うことを特徴とする。
この発明によれば、料理支援モジュール、宅内機器が電力路と情報路とを同時に確保できて、優れた施工性を得ることができる。さらに、料理支援モジュールは、ゲート装置に接続すれば、宅内機器との間で情報信号の授受を容易に行うことができるので、料理支援モジュールを新規に設置する場合、あるいは宅内機器を新規に設置する場合でも、ゲート装置を介して互いに情報信号の授受が可能となり、料理支援モジュールと宅内機器との連動を容易に行うことができる。
以上説明したように、本発明では、料理支援システムが宅内ネットワークを介して各宅内機器と連動して動作可能になるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本実施形態の料理支援システムが適用される配線システムは、図2に示すように住宅やビル等の建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス2を設け、各スイッチボックス2間に壁面内に先行配線した電力線L1と、情報線L2とを送り配線するとともに、始端のスイッチボックス2に対しては、配線盤1内の主幹ブレーカMBと分岐ブレーカBBとを介して屋内に引き込まれた電力線L1を導入し、また外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続されている情報線L2を導入してある。ここでスイッチボックス2には室内の天井面のようなハイポジションHPに設けられるものと、壁スイッチ等で推奨される高さ位置の壁面のようなミドルポジションMPに設けられるものと、足元付近の壁面や床面のようなローポジションLPに設けられるものとに区分される。
本実施形態の料理支援システムが適用される配線システムは、図2に示すように住宅やビル等の建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス2を設け、各スイッチボックス2間に壁面内に先行配線した電力線L1と、情報線L2とを送り配線するとともに、始端のスイッチボックス2に対しては、配線盤1内の主幹ブレーカMBと分岐ブレーカBBとを介して屋内に引き込まれた電力線L1を導入し、また外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続されている情報線L2を導入してある。ここでスイッチボックス2には室内の天井面のようなハイポジションHPに設けられるものと、壁スイッチ等で推奨される高さ位置の壁面のようなミドルポジションMPに設けられるものと、足元付近の壁面や床面のようなローポジションLPに設けられるものとに区分される。
これらのスイッチボックス2は、例えばJISで規格化された大角形の1個モジュール寸法の埋め込み型の配線器具が3個取り付けることができる1連の取付枠4(図7参照)に対応して規格化されており、図6に示すように上部から配線盤1または他のスイッチボックス2から送り配線されてくる電力線L1及び情報線L2を導入するとともに、下部からは他のスイッチボックス2へ送り配線するための電力線L1及び情報線L2を導出している。そして各スイッチボックス2には基本機能モジュール8を接続するゲート装置3のボディを夫々取付枠4により取り付けてある。
この取付枠4は図7に示すように中央に器具取り付け用の窓孔4aを設けてあって、この窓孔4aに取り付け対象の器具本体の前部を背方から嵌め、左右両側の枠片に設けた係止手段に器具本体の両側に設けた被係止部を係止させて器具本体を固定するようになっている。そして上下枠片に設けた取付孔4bに挿通する取り付けねじ(図示せず)をスイッチボックス2のねじ孔(図示せず)に締結することで、器具本体ごとスイッチボックス2に取り付けられる。またスイッチボックス2を用いず、埋め込み孔を開口した壁パネルに取り付ける場合には所謂挟み金具で壁パネルを挟持させて取り付けたり、木ねじを用いて取り付けることもできるようになっている。
ゲート装置3は図8に示すようにボディ背面部に速結端子構造の接続端子部5a,5b及び送り配線用の接続端子部5a’、5b’を設け、夫々に対応する電力線L1、情報線L2を接続するようになっている。またボディ前面部には、送られてきた電力線L1と電気的に接続されている接触部を備えた電力路接続口6Aと、送られてきた情報線L2と電気的に接続されている情報路接続口6Bとを有しモジュール化した接続口6を図7に示すように備えている。
これら接続口6A,6Bは両者間の間隔及び内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化されており、このゲート装置3のボディ前面部を覆うようにスイッチボックス2の前面開口側に取り付ける図9に示す基本機能モジュール8の背面部に設けたコネクタ7の被接続部7A、7Bが各接続口6A,6Bに着脱自在に結合されるようになっている。
基本機能モジュール8は、後述する拡張機能モジュール10とで機能モジュールを構成するもので、図9,図10(a)に示す合成樹脂製(ABS等の非結晶性汎用プラスチック)で扁平なモジュール本体8A内に図12に示す回路を内蔵しているもので、背面部のコネクタ7の被接続部7A,7Bをゲート装置3の接続口6A,6Bに結合させることで、スイッチボックス2の前面開口を覆うとともに、周部のフランジをスイッチボックス2の前面開口周辺の壁面に重ねた状態となり、その状態で上、下部の中央に穿孔している取付孔80に取り付けねじ(図示せず)を前面部側から挿通させて取付枠4の上下枠に設けたねじ孔4cに螺入締結することでスイッチボックス2に取付枠4を介して取り付けられる。
またモジュール本体8Aの前面部には、上、下の取付孔80の開口位置より上または下側位置において、図10(a)に示すようにモジュール本体8Aの幅方向に幅広溝81aと幅狭溝81bとからなる連結用溝部81を中央の仕切壁82で左右に二分されるように形成している。
この仕切壁82の左側または右側の連結用溝部81には図10(b)に示す合成樹脂製の連結体100の片側半分を仕切壁82に当たる位置まで嵌め込み、この連結体100の残り半分を図11に示すように拡張機能モジュール10側に同様に設けてある連結用溝部81に嵌め込むことで、基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10とを機械的に結合できるようになっている。連結体100は背面に幅広溝81a,幅狭溝81bを仕切る仕切壁81cが嵌る溝100aを設け、両溝81a、81bに跨るように挿入される。そして基本機能モジュール8では前面部側から化粧カバー8Bを着脱自在に被着することで、また拡張機能モジュール10では蓋部83を閉じることで、両者の連結用溝部81に跨るように嵌め込んである連結体100が脱落しないように保持して連結状態を維持するようになっている。而して連結体100と連結用溝部81とが基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10との連結手段を構成する。
本配線システムでは、複数の種類の基本機能モジュール8が準備されており、基本機能モジュール8は、図12に示すように、被接続部7Aを介して供給される商用電源ACを安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源+Vに変換するAC/DCコンバータ21と、被接続部7Bを介して接続される情報線L2を通じて双方向に伝送される情報信号を送受信する通信伝送部22と、被接続部7Aを介して商用電源ACに接続される電源用コネクタ9A,9A’と、通信伝送部22、被接続部7Bを介して情報線L2に接続される情報用コネクタ9B,9B’とを基本的に備える。そして、内部で情報信号を取り出したり、情報信号を送信する必要がある場合には、通信伝送部22で受信される情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該基本機能モジュール8から情報信号を送る場合の情報生成処理を行う演算処理部23と、I/Oインターフェース24を介して演算処理部23との間でデータの授受を行って動作する機能部25とを備え、通信伝送部22、演算処理部23、I/Oインターフェース24で通信部20を構成する。これら各部は動作電源+Vを前記のAC/DCコンバータ21から供給される。上記機能部25の構成が基本機能モジュール8によって異なるのである。
基本機能モジュール8のモジュール本体8Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ9A、情報用コネクタ9Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ9A’、情報用コネクタ9B’を設けている。そして、これら電源用コネクタ9A,9A’の接触片に被接続部7Aの接触片を内部で接続することで、左右何れの方向に拡張機能モジュール10が連結されても商用電源ACを供給することができるようにしている。さらに、情報用コネクタ9B,9B’の接触片に通信伝送部22の入出力を接続することで、左右何れの方向に拡張機能モジュール10が連結されても情報信号の授受を行えるようにしている。なお、上記電源用コネクタ9A,9A’は、モジュール本体8Aの両側側面において一端側に偏倚して配置され、上記情報用コネクタ9B,9B’は、モジュール本体8Aの両側側面において他端側に偏倚して配置される。
これら電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’は、内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化され、さらには同一面に配置された電源用コネクタと情報用コネクタとの間隔もシステムとして規格化されており、拡張機能モジュール10の後述する電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’が着脱自在に結合されるようになっている。
次に、本配線システムでは、複数の種類の拡張機能モジュール10が準備されており、拡張機能モジュール10は図13に示すように、電源用コネクタ11A,11A’と、情報用コネクタ11B,11B’と、電源用コネクタ11A,11A’いずれか一方を介して供給される商用電源ACを、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源+Vに変換するAC/DCコンバータ31と、情報用コネクタ11B,11B’を介して双方向に伝送される情報信号を送受信する通信伝送部32とを基本的に備える。そして、内部で情報信号を取り出したり、情報信号を送信する必要がある場合には、通信伝送部32で受信される情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該拡張機能モジュール10から情報信号を送る場合の情報生成処理を行う演算処理部33と、I/Oインターフェース34を介して演算処理部33との間でデータの授受を行って動作する機能部35とを備え、通信伝送部32、演算処理部33、I/Oインターフェース34で通信部30を構成する。これら各部は動作電源+Vを前記のAC/DCコンバータ31から供給される。上記機能部35の構成が拡張機能モジュール10によって異なるのである。
そして、拡張機能モジュール10は、基本的には図14(a)に示すようにモジュール本体10Aの高さ寸法を基本機能モジュール8と同じ高さ寸法に規格化され、また横幅寸法も規格化された単位モジュール寸法の整数倍に規格化されている。
また、合成樹脂製(ABS等の非結晶性汎用プラスチック)で扁平なモジュール本体10Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’を設けている。上記電源用コネクタ11A,11A’は、モジュール本体10Aの両側側面において一端側に偏倚して配置され、上記情報用コネクタ11B,11B’は、モジュール本体10Aの両側側面において他端側に偏倚して配置される。これら電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’は、基本機能モジュール8の電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’と同様に、内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化され、さらには同一面に配置された電源用コネクタと情報用コネクタとの間隔もシステムとして規格化されており、基本機能モジュール8の電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’、あるいは他の拡張機能モジュール10の電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’が着脱自在に結合されるようになっている。
具体的には、雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bは、基本機能モジュール8の雌型の電源用コネクタ9A’、情報用コネクタ9B’、あるいは他の拡張機能モジュール10の雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’に接続し、雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’は、基本機能モジュール8の雄型の電源用コネクタ9A、情報用コネクタ9B、あるいは他の拡張機能モジュール10の雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bに接続する。
そして、モジュール本体10A内ではこれら電源用コネクタ11A,11A’の接触片を互いに接続しており、片側の電源用コネクタが隣接する基本機能モジュール8または拡張機能モジュール10の電源用コネクタに嵌合して電力を受け取る側となると、他方の電源用コネクタが電力供給側となる。
さらに、情報用コネクタ11B,11B’の接触片に通信伝送部32の入出力を接続することで、左右何れの方向に基本機能モジュール8や、他の拡張機能モジュール10が連結されても情報信号の授受を行えるようにしており、両側に隣接する基本機能モジュール8または拡張機能モジュール10との間で情報信号を授受できるようになっている。
また、拡張機能モジュール10のモジュール本体10Aの形状は、背面を図14(b)、(c)に示すように平坦な面に形成して壁面に沿わせることができるようにしている。そして上下位置には上述の連結体100を基本機能モジュール8と同様に挿入するための幅広溝81a、幅狭溝81bからなる連結用溝部81を設けるとともに、この連結用溝部81を開閉する蓋部83を設け、連結体100を装着する際や外す場合にはこの蓋部83を開き、連結体100の装着状態を保持する際には上述したように閉じるようになっている(図14(c)参照)。
上記ゲート装置3に取り付けられた基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10は、宅内に配設された情報線L2を介して互いに接続された宅内ネットワークを構成しており、図2は、台所R1、居間R2、書斎R3を有する宅内において、この宅内ネットワークを用いた料理支援システムの構成を示し、図3〜図5は、宅内に設けた台所R1、居間R2、書斎R3における各機能モジュールの配設例を示す。以下、この料理支援システムについて説明する。
まず、電力線L1,情報線L2は住宅やビル等の建物内の壁面内に先行配線されて各ゲート装置3に配線されており、台所R1のミドルポジションMPに設けられたゲート装置3には、料理レシピの検索、表示等を行う基本機能モジュール8a(以後、料理支援モジュール8aと称す)が接続される。
さらに、台所R1のローポジションLPに設けられたゲート装置3には、電源プラグ用の栓刃接続部28を有するとともに電力線搬送通信機能を設けた基本機能モジュール8b(以後、通信機能付きコンセントモジュール8bと称す)が接続され、通信機能付きコンセントモジュール8bには、電力線搬送通信を用いて在庫情報を電源プラグ200aから送信可能な冷蔵庫200が接続されている。(図3参照)。
また、居間R2のミドルポジションMPに設けられたゲート装置3には、各機能モジュール間の通信制御、監視動作を行う基本機能モジュール8c(以後、制御監視モジュール8cと称す)、部屋間のインターホン機能を有する基本機能モジュール8d(以後、インターホンモジュール8d)が接続される。
さらに、居間R2のハイポジションHPに設けられたゲート装置3には、火災検知を行う基本機能モジュール8e(以後、火災検知モジュール8eと称す)が接続される。
さらに、居間R2のローポジションLPに設けられたゲート装置3には、電源プラグ用の栓刃接続部28を有する基本機能モジュール8f(以後、コンセントモジュール8fと称す)が接続され、コンセントモジュール8fには、テレビ等の電気機器(図示なし)が接続される。(図4参照)
また、書斎R3のミドルポジションMPに設けられたゲート装置3には、インターホンモジュール8dが接続され、居間R2に設置したインターホンモジュール8dとの間で通話を行うことができる。(図5参照)
料理支援モジュール8aの機能部25は、図1に示すように、料理情報制御部250a、料理レシピ記憶部250b、レシピ選択部250c、表示部250d、操作部250e、音声認識部250f、リクエスト記憶部250g、モジュール情報記憶部250hで構成され、料理情報制御部250aは、通信伝送部22、演算処理部23、I/Oインターフェース24からなる通信部20を通じて、情報線L2を介した他の機能モジュール8,10との間で情報信号の授受を行い、各部の動作を制御する。また、化粧カバー8Bの前面には表示部250dの液晶画面、操作部250eの操作スイッチを露出させている。
また、書斎R3のミドルポジションMPに設けられたゲート装置3には、インターホンモジュール8dが接続され、居間R2に設置したインターホンモジュール8dとの間で通話を行うことができる。(図5参照)
料理支援モジュール8aの機能部25は、図1に示すように、料理情報制御部250a、料理レシピ記憶部250b、レシピ選択部250c、表示部250d、操作部250e、音声認識部250f、リクエスト記憶部250g、モジュール情報記憶部250hで構成され、料理情報制御部250aは、通信伝送部22、演算処理部23、I/Oインターフェース24からなる通信部20を通じて、情報線L2を介した他の機能モジュール8,10との間で情報信号の授受を行い、各部の動作を制御する。また、化粧カバー8Bの前面には表示部250dの液晶画面、操作部250eの操作スイッチを露出させている。
通信機能付きコンセントモジュール8bは、図15に示すように、電源用コネクタ7A−電源用コネクタ9A,9A´間から引き出された電源ラインを接続した栓刃接続部28を備え、化粧カバー8Bの前面には栓刃接続部28を露出させている。そして、機能部25は、栓刃接続部28を介した電力線搬送通信機能を有しており、図16に示すように、栓刃接続部28を流れる電流からデータを取り込んだり、栓刃接続部28を流れる電流にデータを重畳させるPLCモデム251aと、PLCモデム251aを介したデータ授受を制御するPLC通信部251bと、モジュール情報記憶部251cとを備える。
制御監視モジュール8cの機能部25は、図17に示すように、制御部252a、モジュール情報記憶部252bで構成され、制御部252aが通信部20を通じて、情報線L2を介した他の機能モジュール8,10との間で情報信号の授受を行い、各機能モジュール間の通信制御、監視動作を行う。
インターホンモジュール8dの機能部25は、図18に示すように、スピーカSP、マイクロホンM、通話制御部253a、操作部253b、モジュール情報記憶部253cで構成され、マイクロホンMから入力された音声情報は通話制御部253aを介して情報線L2に伝送され、情報線L2を介して伝送された音声情報は通話制御部253aを介してスピーカSPから出力され、通話先は操作部253bを操作することで設定される。また、化粧カバー8Bの前面にはスピーカSP、マイクロホンMが配置されるとともに、操作部253bの操作スイッチが露出している。
火災検知モジュール8eの機能部25は、図19に示すように、熱検知部254a、熱検知部254aの出力に基づいて火災の発生を検知した場合に火災検知信号を生成して送るデータ生成機能を有するCPU部254b、モジュール情報記憶部254cで構成される。
コンセントモジュール8fは、図20に示すように、電源用コネクタ7A−電源用コネクタ9A,9A´間から引き出された電源ラインを接続した栓刃接続部28を備え、化粧カバー8Bの前面に栓刃接続部28を露出させている。
また、制御監視モジュール8cは、データ授受を行う各機能モジュール(ここでは、料理支援モジュール8a、通信機能付きコンセントモジュール8b、インターホンモジュール8d、火災検知モジュール8e)にモジュール識別情報を自動的に割り当てる機能を有しており、各機能モジュールに割り当てられたモジュール識別情報は、各機能モジュールのモジュール情報記憶部250h、251c、253c、254cに格納される。また、制御監視モジュール8cのモジュール情報記憶部252bには、各機能モジュールに割り当てたモジュール識別情報が全て格納されている。
上記モジュール識別情報の割り付け機能は、例えば、制御監視モジュール8cにUPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)のコントロールポイントの機能を実装することで実現でき、UPnPにおいてデバイスの検出を行うSSDP(Simple Service Discovery Protocol)を利用してUPnPのデバイスに相当する各機能モジュールを自動的に検出し、各機能モジュールのネットワークアドレス(モジュール識別情報)、すなわちプライベートのIPアドレスを、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を用いて自動的に割り当てる。但し、DHCPを用いたネットワークアドレスの自動割り当てについては従来周知であるから詳細な説明は省略する。
そして、各機能モジュールが送信する情報信号には送信先の機能モジュールの識別情報が含まれており、制御監視モジュール8cで行われる各機能モジュールの制御、監視動作は、各機能モジュールに割り付けた識別情報を利用して行われる。例えば、インターホンモジュール8dが送信する音声情報や、火災検知モジュール8eが送信する火災検知信号は、制御監視モジュール8cで中継されて、送信先のインターホンモジュール等の機能モジュールへ伝送され、インターホンモジュール8d間での通話制御や、火災発生時の警報報知等が行われる。
料理支援モジュール8aは、このような宅内ネットワークに接続しており、本実施形態の料理支援システムの動作について、以下説明する。
まず、料理支援モジュール8aの料理レシピ記憶部250bは、様々な料理のレシピを格納しており、この料理レシピには、料理名、食材の名称と数量、調理方法等の情報が含まれている。また、料理レシピ記憶部250bに格納されている料理レシピは、料理情報制御部250aがゲートウェイGWを介してインターネット網NTに接続しているサーバ装置(図示なし)から料理レシピ情報をダウンロードすることで、追加、更新可能である。
そして、レシピ選択部250cは、操作部250eを操作することで入力される料理名やキーワード等に基づいて、料理レシピ記憶部250bに格納されている様々な料理レシピの中から該当する料理レシピを選択して、そのレシピの内容を表示部250dに表示する。この料理支援モジュール8aは台所R1に設置されており、ユーザは、表示部250dに表示される料理レシピを見ながら料理をすることができる。
さらに、料理支援モジュール8aは、宅内ネットワークを介して接続された各機能モジュールからの情報に基づいても料理レシピ決定することができ、冷蔵庫200の在庫情報に基づいて料理支援モジュール8aが料理レシピを決定する動作について、次に説明する。なお、各機能モジュール間の情報信号の授受は、上記制御監視モジュール8cで中継されることで制御、監視されるが、以下の説明では、制御監視モジュール8cの中継動作については省略する。
冷蔵庫200は、電源プラグ200aを台所R1に設けた通信機能付きコンセントモジュール8bの栓刃接続部28に接続することで、電力線L1から電源が供給されて動作する。また、冷蔵庫200は、電源プラグ200aを介した電力線搬送通信機能を有しており、図21に示すように、電源プラグ200aを流れる電流からデータを取り込んだり、電源プラグ200aを流れる電流にデータを重畳させるPLCモデム200bと、PLCモデム200bを介したデータ授受を制御するPLC通信部200cとを備える。さらには、在庫記憶部200d、在庫情報入力部200bが設けられており、冷蔵庫200内の食材の入庫、出庫に応じて在庫情報入力部200bを操作することで、在庫記憶部200cには現在、冷蔵庫200内に保存されている食材の在庫情報が格納される。
そして、料理支援モジュール8aの操作部250eを操作することで、在庫要求が料理支援モジュール8aから情報線L2を介して通信機能付きコンセントモジュール8bに送信されると、通信機能付きコンセントモジュール8bでは、栓刃接続部28から冷蔵庫200に供給される電流に在庫要求を重畳させる。電源プラグ200aを介して在庫要求を受けとった冷蔵庫200は、在庫記憶部200dに格納されている在庫情報を、電源プラグ200aを流れる電流に重畳させる。栓刃接続部28を介して在庫情報を受け取った通信機能付きコンセントモジュール8bは、この在庫情報を情報線L2を介して料理支援モジュール8aに送信する。
在庫情報を受け取った料理支援モジュール8aでは、レシピ選択部250cが、料理レシピ記憶部250bに格納されている様々な料理レシピの中から、現在在庫している食材を用いて調理可能な料理レシピを選択して、表示部250dに表示する。レシピ選択部250cが複数の料理レシピを選択した場合は、表示部250dに複数の料理レシピが表示され、ユーザは所望の料理レシピを選択することができる。このように、家人は、食材の注文、買い出しをすることなく調理可能な料理がわかる。
次に、インターホンモジュール8dからの音声情報に基づいて、料理支援モジュール8aが料理レシピを決定する動作について説明する。
インターホンモジュール8dの操作部253bを操作して通話先を料理支援モジュール8aに設定した後、所望の料理の種類や料理名(例えば、「さっぱりした料理」、「和食」、「おでん」等)をマイクロホンMに向かって発すると、音声情報として情報線L2に伝送される。この音声情報を受け取った料理支援モジュール8aでは、音声認識部250fが当該音声情報を解析してその内容(料理の種類、料理名)を認識した後、リクエスト記憶部250gにリクエスト情報として格納する。リクエスト記憶部250gには複数のリクエスト情報を格納することができ、例えば、居間R2に設置したインターホンモジュール8dからのリクエスト情報、書斎R3に設置したインターホンモジュール8dからのリクエスト情報を随時格納することができる。
そして、家人が料理をするときには、料理支援モジュール8aの操作部250eを操作して、リクエスト記憶部250gに格納されているリクエスト情報を表示部250dに表示させることで、他の家人が何を食べたいかがわかり、メニュー決定の参考にできる。
また、料理支援モジュール8aの操作部250eを操作することで、レシピ選択部250cが、リクエスト記憶部250gに格納されているリクエスト情報に基づいて、料理レシピ記憶部250bから最適な料理レシピを選択し、選択した料理レシピを表示部250dに表示する機能も備えている。例えば、料理レシピ記憶部250bに、最近の1週間で使用された料理レシピとその回数も格納しておく。そしてレシピ選択部250cは、リクエスト記憶部250gに格納されている各リクエスト情報に基づく料理レシピを料理レシピ記憶部250bから読み出し、読み出した料理レシピから、最近使用された料理レシピをその使用回数に応じて除外し、最近使われていない料理レシピを選択して表示部250dに表示すれば、家人のリクエストに応えながらも同一料理の重複を防止することができる。
上記では、インターホンモジュール8dを料理リクエスト入力機器として用いており、料理のリクエスト情報は音声信号で送信されるが、図22に示すように、キーボード等の入力部255aと、入力部255aから入力された文字情報を送信部20を介して情報線L2に伝送させる制御部255bとを備えた文字情報入力モジュール8gを料理リクエスト入力機器として用いてもよい。文字情報入力モジュール8gをゲート装置3に接続し、文字情報入力モジュール8gの制御部255bは、入力部255aから入力された所望の料理の種類や料理名の文字情報をリクエスト情報として、料理支援モジュール8aへ送信する。料理支援モジュール8aの料理情報制御部250aは、受け取った文字情報をリクエスト記憶部250gに格納し、レシピ選択部250cは、リクエスト情報に基づいた動作を行う。
例えば5人家族で、料理の種類について3人が「和食」、2人が「洋食」の場合は、料理の種類として「和食」が採用され、且つ味付けについて4人が「あっさりした味付け」、1人が「濃い味付け」ならば、味付けとして「あっさりした味付け」が採用され、結果的に「あっさりした味付けの和食」の料理レシピが選択される。さらに、使う食材として「野菜」、「魚」、「肉」等の情報があれば、例えば「魚を用いたあっさりした味付けの和食」と特定でき、その料理レシピを選択することになる。すなわち、複数の家人からのリクエストがあった場合、料理の種類、味付け、使う食材等の各項目について各々多数決をとり、各項目において多数決をとった結果を総合して料理レシピを選択する。
また、図23に示すように、テレビ映像の録画機器(DVDレコーダ、ビデオデッキ等)やパソコン等のデータ出力端子からのケーブルをコネクタ接続するコネクタ部256aと、コネクタ部256aを介して入力されたデータを情報線L2に伝送する制御部256bとを備えたコネクタモジュール8hをゲート装置3に接続し、料理支援モジュール8aの料理情報制御部250aは、録画機器やパソコンからコネクタモジュール8hを介して送信される料理レシピのデータを料理レシピ記憶部250bに格納してもよい。この場合、各家庭内に存在するDVDレコーダやビデオデッキ等のテレビ映像録画機器や、インターネット網NTからデータのダウンロードが可能なパソコン等を料理レシピ取得機器として用いることで、様々な料理レシピを情報線L2を介して容易に料理レシピ記憶部250bに格納することができ、料理支援モジュール8a本体に専用の料理レシピ取得機器を備える必要がなく、構成の簡略化、低コスト化を図ることができる。
本実施形態では、通信機能付きコンセントモジュール8bと冷蔵庫200のように、機能モジュールと当該機能モジュールとの間で情報信号の授受を行う機器との組み合わせで1つの宅内機器を構成したり、インターホンモジュール8dや文字情報入力モジュール8gのように機能モジュール自体に宅内機器の機能を組み込んだもの宅内機器として用いている。しかし、いずれにしても、料理支援モジュール8aをゲート装置3に接続すれば、料理支援モジュール8aと宅内機器との間で情報信号の授受を容易に行うことができ、料理支援モジュール8aを新規に設置する場合、あるいは宅内機器を新規に設置する場合でも、ゲート装置3を介して互いに情報信号の授受が可能となり、料理支援モジュール8aと宅内機器との連動を容易に行うことができる。なお、料理支援モジュール8aと連動する宅内機器は、冷蔵庫やインターホン装置等に限定されるものではない。
なお、本実施形態の料理支援システムが適用される配線システムに用いられる基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10としては上記以外に、空調機器の運転操作器や、空調機器の温度設定器や、電力供給を利用した電気カミソリ、電動歯ブラシ、携帯オーディオプレーヤ等の充電器、監視カメラ等で撮像した映像の伝送機能やモニタ機能を有するインターホンの親機,子機、人感センサ等がある。
また、上記各機能モジュールは、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10のいずれでも構成できる
また、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10がコネクタの代わりにコアにコイルを巻回した構成を各々備えて、互いのコアが磁気結合することで相手側のコイルに低圧交流電源電圧を誘起させて電源供給を行い、さらには情報信号をE/O変換を経て送り出し、情報信号をO/E変換を経て取り込むことで、光信号からなる情報信号を発光素子、受光素子を用いて非接触で双方向に伝送すれば、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10間の電力、情報信号の授受を非接触で行うことができる。
また、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10がコネクタの代わりにコアにコイルを巻回した構成を各々備えて、互いのコアが磁気結合することで相手側のコイルに低圧交流電源電圧を誘起させて電源供給を行い、さらには情報信号をE/O変換を経て送り出し、情報信号をO/E変換を経て取り込むことで、光信号からなる情報信号を発光素子、受光素子を用いて非接触で双方向に伝送すれば、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10間の電力、情報信号の授受を非接触で行うことができる。
また、システム全体の情報信号の伝送方式を電力線搬送方式で行えば、電力路と情報路との共通化を図ることができる。
なお、本発明の機能モジュールを用いる料理支援システムの情報信号の伝送方式としては、ベースバンド伝送またはブロードバンド伝送の何れを採用しても良く、またプロトコルも何れでも良く、特に限定されるものではないので、説明は省略する。またゲート装置3間の使用プロトコルと、ゲート装置3に連なる機能モジュール8,10での使用プロトコルを異ならせ、例えばゲート装置3でプロトコル変換を行うようにしても良い。
また、本料理支援システムにおいては、例えば図6に示すように、基本機能モジュール8をゲート装置3に接続し、基本機能モジュール8の右側部にはある機能を有する拡張機能モジュール10を接続し、この拡張機能モジュール10の右側部には異なる機能を有する拡張機能モジュール10を接続することができ、したがって、予め同一に配線されている電力線L1、情報線L2にゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10を接続することで、各機能モジュールは電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、施工性に優れている。また、各機能モジュールは互いに同一の情報線L2を用いることで、他の機能モジュールとの間の連動制御を容易に行なうことができ、拡張性に優れたものとなる。
而して基本機能モジュール8を使用するに当たっては、まず、ゲート装置3を予め建物の適所の壁面に埋設してあるスイッチボックス2に取付枠4を介して取り付け、先行配線されている電力線L1,情報線L2の接続を行う。その後、ゲート装置3の前面部に設けられた電線路接続口6A,6Bに対して基本機能モジュール8のコネクタ7の対応する被接続部7A,7Bを接続するとともに、基本機能モジュール8をゲート装置3の前面部を覆うように取付枠4に取り付ける。この基本機能モジュール8はこの取り付けた状態において壁面よりも前面部が突出し、両側面が室内側に露出することになる。
そして、拡張機能モジュール10は基本機能モジュール8の露出した両側側面の一方に片側の側面を面接させてコネクタ接続し、この状態で連結体100を用いて拡張機能モジュール10と基本機能モジュール8とを機械的に連結する。これによって基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10とで機能モジュールが構成されることになる。このとき拡張機能モジュール10の背面はスイッチボックス2の側方の壁面に沿うことになり、例えば壁面にクロス貼り等が施されている場合、拡張機能モジュール10の背面の位置が多少のずれていてもそれを吸収して背面を壁部に密接させた状態に配設することができ、拡張機能モジュール10の前面部から操作力等が加わっても連結部位に加わる荷重を軽減することができる。
さらに先に連結した拡張機能モジュール10に別の拡張機能モジュール10を連結する場合には、対向側面を面接させてコネクタ接続した状態で連結体100により互いに機械的に連結する。このようにして図6に示すように順次拡張機能モジュール10を側方に連結することができる。
なお、基本機能モジュール8は両側に拡張機能モジュール10を連結することができるため、基本機能モジュール8の両側方向に拡張機能モジュール10を連結しても良い。このようにして拡張機能モジュール10を連結した後、両端に位置する拡張機能モジュール10または基本機能モジュール8の連結部位の側部に着脱自在にエンドカバー101を被着することで、拡張機能モジュール10の連結施工が完了することになる。なお、基本機能モジュール8に拡張機能モジュール9を連結しない状態、つまり未使用のまま置いておく場合にはエンドカバー101を基本機能モジュール8の両側部に被着する。
以上のようにして配設施工が終了し、システムが完成した後は、対応する基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10間で情報信号の授受を行う。
また、本実施形態では拡張機能モジュール10や基本機能モジュール8の追加や削除に特別な施工が不要となり、そのため一般ユーザの好みに合わせて拡張機能モジュール10を基本機能モジュール8に連結するだけで、拡張性が確保される。
なお、本実施形態に用いるゲート装置3は取付枠4でスイッチボックス2に取り付けているが、スイッチボックス2の奥壁に直接取り付け、基本機能モジュール8をスイッチボックス2に取り付ける構成としても勿論良い。
L1 電力線
L2 情報線
3 ゲート装置
8 基本機能モジュール
8a 料理支援モジュール
10 拡張機能モジュール
20 通信部
250a 料理情報制御部
250b 料理レシピ記憶部
250c レシピ選択部
250d 表示部
L2 情報線
3 ゲート装置
8 基本機能モジュール
8a 料理支援モジュール
10 拡張機能モジュール
20 通信部
250a 料理情報制御部
250b 料理レシピ記憶部
250c レシピ選択部
250d 表示部
Claims (6)
- 料理レシピの内容が格納されている料理レシピ記憶手段と、
住宅内の各種情報が伝送される宅内ネットワークを介して接続した宅内機器との間で情報信号の授受を行う通信手段と、
料理レシピ記憶手段に格納されている料理レシピから、通信手段を介して宅内機器から受け取った情報信号に基づいて料理レシピを選択するレシピ選択手段と、
住宅内の台所に設置されてレシピ選択手段が選択した料理レシピの内容を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする料理支援システム。 - 前記宅内機器は、食材の在庫情報を格納した在庫記憶手段と、在庫情報を前記宅内ネットワークを介して送信する在庫情報送信手段とを備えた冷蔵庫であり、前記レシピ選択手段は、冷蔵庫から前記通信手段を介して受け取った在庫情報に基づいて調理可能な料理レシピを選択することを特徴とする請求項1記載の料理支援システム。
- 前記宅内機器は、前記宅内ネットワークを介して料理のリクエスト情報を送信する料理リクエスト入力機器であり、前記レシピ選択手段は、料理リクエスト入力機器から前記通信手段を介して受け取ったリクエスト情報の内容に基づいて料理レシピを選択することを特徴とする請求項1記載の料理支援システム。
- 前記料理リクエスト入力機器は、前記宅内ネットワークを介して音声情報の授受を行うインターホン装置であり、インターホン装置から前記通信手段を介して受け取った音声情報の内容を認識する音声認識手段を備えて、前記レシピ選択手段は、認識した音声情報の内容に基づいて料理レシピを選択することを特徴とする請求項3記載の料理支援システム。
- 料理レシピを外部から取得する料理レシピ取得機器を宅内に設置して宅内ネットワークに接続し、前記料理レシピ記憶手段は、前記通信手段を介して料理レシピ取得機器から受け取った料理レシピを格納することを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の料理支援システム。
- 造営面に埋め込み配設され、造営面の裏側に先行配線されて電力、情報信号を伝送する電線に接続された複数のゲート装置を備え、少なくとも前記料理レシピ記憶手段、通信手段、レシピ選択手段、表示手段を設けた料理支援モジュール、および前記宅内機器は、ゲート装置を介して電力を供給されるとともに互いに情報信号の授受を行うことを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の料理支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006089647A JP2007265048A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 料理支援システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010005355A1 (en) * | 2008-07-08 | 2010-01-14 | Aktiebolaget Electrolux | Cooking support device |
CN107397469A (zh) * | 2016-05-18 | 2017-11-28 | 宁波欧琳厨房电器有限公司 | 一种调味料添加辅助设备及其使用方法 |
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-
2006
- 2006-03-28 JP JP2006089647A patent/JP2007265048A/ja not_active Withdrawn
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