JP2008180535A - 無線通信時計システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の負担を軽減できる生活の見守り機能を有する無線通信時計システムを提供する。
【解決手段】センター1は、インターネット50に接続され、親機5、携帯電話22およびPC23との間で信号を送受信するネットワークIF回路4と、親機5および端末の情報を記録する情報記録回路3とを有する。親機5は、インターネット50に接続され、センター1との間で信号を送受信するネットワークIF回路7と、子機9と無線通信を行うための特定小電力無線回路8とを有する。子機9は、時刻を計時する計時回路12と、時計回路12の計時に基づいて、現在の時刻を表示する表示パネル14と、親機5と無線通信を行うための特定小電力無線回路11とを有する。子機9は、子機9が使用されたことを表す子機使用情報を、親機5およびインターネット50を通じてセンター1に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は無線通信時計システムに関する。
少子高齢化や核家族化が進む現代社会では、独居老人など一人暮らしをしている人々が急増している。この人々の中には、病気や、高齢のため健康に不安を持つ人も多く、人知れず病気が悪化して死亡する人がいる。このような死は孤独死と呼ばれ社会問題化している。
上記孤独死を防ぐため、従来より、様々な方法が提案されている。
例えば、特開2002−251686号公報(特許文献1)では、寝床に配設した体動センサーによって寝床上の人の在、不在情報を検出し、その情報を電子メールで所定の端末に送信して、寝床の使用者の生活状況を監視者の端末で確認する方法が提案されている。
また、特開2004−86383号公報(特許文献2)では、家庭電気製品の外部に設置した電源投入検知手段によって、家庭電気製品の電源投入に関する情報を検出し、この情報に基づいて家庭電気製品の使用者の生活状況を分析し、この分析結果を家電利用情報または警報として監視者の端末に送信する方法を提案している。
また、警備会社などが行っているセキュリティーサービスでは、緊急通報用の装置が用意され、使用者が急病などの緊急事態時に装置のスイッチを押すことによって、使用者の緊急事態が警備会社などに通報される。
しかし、上記特許文献1で提案されている方法は、人体にセンサーを装着しなくてよい利点はあるが、寝床に体動センサーを配設するため、比較的システムが大掛かりになることや、就寝する場所が一定していない人に適用できないという問題点がある。
また、上記特許文献2で提案されている方法は、電源投入検知手段を設置する家庭電気製品が限定されない利点はあるものの、使用者の生活状況を正確に分析しようとすると、複数の電源投入検知手段を設置しなければならないため、導入コストが増加するという問題点がある。
また、上記特許文献1や特許文献2で提案されている方法では、使用者に急病などの緊急事態が発生してからそれが検知されるまで最大で一日程度の時間が必要であり、使用者自身が緊急事態を通報するためには、警備会社などが提供している別のサービスを導入しなければならない問題点がある。
また、上記警備会社などが提供しているセキュリティーサービスでは、使用者が緊急事態時に緊急通報装置を操作できる状態であれば問題ないが、使用者が緊急通報装置の操作もままならない状態である場合、使用者は緊急通報を行えないという問題点がある。
また、これらの提案やサービスでは、使用者から離れた場所にいる者が、使用者から緊急事態の知らせを受けて、使用者の安全を確認しようとすると、その確認は例えば電話などの他の装置で行わなければならない。このため、使用者が使用する装置が増えて、使用者の負担が増大するという問題点がある。
特開2002−251686号公報 特開2004−86383号公報
そこで、本発明の課題は、使用者の負担を軽減できる生活の見守り機能を有する無線通信時計システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の無線通信時計システムは、
子機と、
上記子機と無線通信する親機と、
外部のネットワークを介して上記親機と通信するセンターと、
上記ネットワークを介して上記センターと通信する端末と
を備え、
上記センターは、
上記ネットワークに接続され、上記親機および上記端末との間で信号を送受信するセンター側送受信部と、
上記親機および上記端末の情報を記録する情報記録部と
を有し、
上記親機は、
上記ネットワークに接続され、上記センターとの間で信号を送受信する親機側送受信部と、
上記子機と無線通信を行うための親機側無線通信部と
を有し、
上記子機は、
時刻を計時する計時部と、
上記時計部の計時に基づいて、現在の時刻を表示する時刻表示部と、
上記親機と無線通信を行うための子機側無線通信部と
を有し、
上記子機は、上記子機の使用に関する子機使用情報を、上記親機および上記ネットワークを通じて上記センターに通知することを特徴としている。
上記構成の無線通信時計システムによれば、上記子機は、現在の時刻を表示する時刻表示部を有するので、日々の生活で身近に存在する例えば置き時計として用いることができる。
したがって、使用者は日々の生活で身近に存在しない装置を使用しなくてもよいので、使用者の負担を軽減することができる。
また、上記子機が子機使用情報をセンターに通知するので、例えばセンターに居る者は、その子機使用情報に基づいて、使用者の生活状況を知ることができる。
このように、上記子機は例えば置き時計として用いることができ、例えばセンターに居る者は子機使用情報に基づいて使用者の生活状況を知ることができるので、センターに居る者は使用者を見守ることができる。
すなわち、使用者に負担を軽減できる見守り機能を実現することができる。
一実施形態の無線通信時計システムでは、上記子機は持ち運び可能な時計である。
上記実施形態の無線通信時計システムによれば、上記子機は持ち運び可能な時計であるので、システムが大がかりになるのを防ぐことができる。
また、上記子機が例えば持ち運び可能な時計であるので、使用者に子機を持ち運んでもらうことにより、生活場所が一定しない使用者であっても、その使用者の生活状況を知ることができる。
また、上記子機を持ち運び可能な時計であることによって、使用者に子機を持ち運んでもらうことにより、子機の設置数を複数にしなくても、使用者の生活状況を知ることができるので、導入コストの増加を防ぐことができる。
上記持ち運び可能な時計としては、例えば、置き時計や壁掛け時計などがある。
一実施形態の無線通信時計システムでは、
上記子機は、
予め設定された時刻になると音を鳴らすアラーム部と、
上記アラーム部に音を鳴らさせたり、その音を停止させたりするアラーム操作部と
を有し、
上記子機使用情報は、上記アラーム操作部の操作に関するアラーム操作情報であり、
上記アラーム操作部が操作されると、上記子機は、上記アラーム操作情報を、上記親機および上記ネットワークを通じて上記センターに通知する。
上記実施形態の無線通信時計システムによれば、上記アラーム操作部が操作されると、子機はアラーム操作情報をセンターに通知するので、例えばセンターに居る者はアラーム操作情報に基づいて、使用者が何時に起床しようとしているかを知ることができる。
したがって、上記センターに居る者は、使用者が通常の生活を営んでいるか、つまり、使用者の生活が乱れていないかを確認することができる。
一実施形態の無線通信時計システムでは、
上記アラーム操作情報が上記センターに通知されると、上記センターは、上記アラーム操作情報を上記ネットワークを通じて上記端末に通知する。
上記実施形態の無線通信時計システムによれば、上記アラーム操作情報がセンターに通知されると、センターはそのアラーム操作情報を端末に通知するので、例えばセンターに居る者以外の者であっても、その端末を持っていれば、使用者の生活状況を知ることができる。
一実施形態の無線通信時計システムでは、上記端末は携帯電子機器である。
上記実施形態の無線通信時計システムによれば、上記端末は携帯電子機器であるので、
使用者の生活状況を知ることができる場所が限定されない。
上記携帯電子機器としては、例えば、携帯電話、PDA(携帯情報端末)、ノートパソコンなどがある。
一実施形態の無線通信時計システムでは、
上記アラーム操作情報が上記センターに通知されると、上記センターは、上記アラーム操作情報と、上記アラーム操作情報が通知された時刻とを、上記端末で見られるように上記情報記録部に記録する。
上記実施形態の無線通信時計システムによれば、上記センターは、アラーム操作情報と、アラーム操作情報が通知された時刻とを、端末で見られるように情報記録部に記録するので、その端末を持っていれば、例えばセンターに居る者以外の者であっても、使用者の生活状況をより詳しく知ることができる。
一実施形態の無線通信時計システムでは、
上記子機は、上記子機の物理的な動きを検知する動き検知部を有し、
上記動き検知部によって上記子機の物理的な動きが所定の動きだと検知すると、上記子機は、上記子機の使用者の緊急事態に関する緊急情報を、上記親機および上記ネットワークを通じて上記センターに上記子機使用情報として通知する。
上記実施形態の無線通信時計システムによれば、上記動き検知部によって上記子機の物理的な動きが所定の動きだと検知すると、子機は、子機の使用者の緊急事態に関する緊急情報をセンターに子機使用情報として通知するので、使用者は子機に所定の動きをさせることにより、使用者の緊急事態をセンターに通知することができる。
したがって、上記使用者は子機を用いて自身の緊急事態をセンターに迅速に通知することができ、例えばセンターに居る者は使用者の緊急事態を迅速に知ることができる。
また、使用者は、ある程度体を動かすことができれば、使用者は子機に所定の動きをさせることができるので、例えばセンターに居る者に緊急事態を知らせることができないケースは少ない。
一実施形態の無線通信時計システムでは、
上記緊急情報が上記センターに通知されると、上記センターは、上記緊急情報を、上記ネットワークを通じて上記端末に通知する。
上記実施形態の無線通信時計システムによれば、上記緊急情報がセンターに通知されると、センターは緊急情報を端末に通知するので、その端末を持っていれば、例えばセンターに居る者以外の者であっても、使用者の緊急事態を知ることができる。
一実施形態の無線通信時計システムでは、
上記子機は、上記端末または上記センターからのメッセージを表示するメッセージ表示部を有する。
上記実施形態の無線通信時計システムによれば、上記子機は、端末またはセンターからのメッセージを表示するメッセージ表示部を有するので、子機の使用者が電子メールを扱えなかったり、電子メールを使用できない環境にいたりしても、端末またはセンターからのメッセージを確認することができる。
また、上記メッセージ表示部に各種警報の発令などの情報を表示することにより、その情報を使用者に迅速に知らせることができる。
一実施形態の無線通信時計システムでは、
上記子機は、上記表示部に表示されたメッセージに対する少なくとも1種類以上の回答を選択するための回答操作部を有し、
上記回答操作部により上記回答が選択されると、上記子機は、上記回答を、上記親機および上記ネットワークを通じて上記センターに通知する。
上記実施形態の無線通信時計システムによれば、上記回答操作部により回答が選択されると、子機はその回答をセンターに通知するので、子機の使用者が電子メールを扱えなかったり、電子メールを使用できない環境にいたりしても、表示部に表示されたメッセージに対する回答を簡単に返信することができる。
本発明の無線通信時計システムによれば、子機は、現在の時刻を表示する時刻表示部を有することによって、日々の生活で身近に存在する例えば置き時計として用いることができるので、日々の生活で身近に存在しない装置を使用者に使用させなくてもよいので、使用者の負担を軽減することができる。
また、上記子機が自身の子機使用情報をセンターに通知することによって、例えばセンターに居る者はその子機使用情報に基づいて、使用者の生活状況を知ることができるので、使用者を見守ることができる。
すなわち、使用者に負担を軽減できる見守り機能を実現することができる。
図1に、本発明の一実施の形態の無線通信時計システムの構成図を示す。
上記無線通信時計システムは、見守り機能、緊急通報機能、メッセージ表示機能および返信機能を有する。具体的には、上記無線通信時計システムは、室内に設置された子機9と、その室内に設置され、子機9と無線通信する親機5と、インターネット50を介して親機5と通信するセンター1と、インターネット50を介してセンター1と通信する携帯電話22およびパーソナルコンピューター(以下、「PC」と言う。)23とを備える。なお、上記インターネット50は室外のネットワークの一例であり、携帯電話22およびPC23は端末の一例である。
センター1は、インターネット50に接続され、インターネット50を通じて、親機5や、監視者21の携帯電話22およびPC23などの外部の端末と接続され、相互に通信を行うことができる。一般に、センター1が1つに対して、複数の親機5と、複数の外部の端末が接続される。
また、センター1は、センターコントローラ2と、情報記録部の一例としての情報記録回路3と、センター側送受信部の一例としてのネットワークIF回路4とを有している。
センターコントローラ2は、親機5や外部の端末からの情報を受信、記録したり、親機5や外部の端末に情報を送信したり、センター1全体のコントロールを行う。
情報記録回路3は、親機や外部の端末からの情報などを記録する。
ネットワークIF回路4は、センターコントローラ2からの指示でインターネット50に向けて情報を送信したり、インターネット50から情報を受信したりする。
親機5は、親機コントローラ6と、親機側送受信部の一例としてのネットワークIF回路7と、親機側無線通信部の一例としての特定小電力無線回路8とを有する。
このような親機5は、一般に使用者の自宅に設置され、インターネット50に接続されており、センター1と相互に通信を行うと共に、特定小電力無線にて子機9とも相互に通信を行うことができる。
親機コントローラ6は、センター1と情報を送受信したり、子機9と情報を送受信したり、親機5全体のコントロールを行う。
ネットワークIF回路7は、親機コントローラ6から、インターネット50に接続されているセンター1へ情報を送信したり、センター1からの情報を受信し、親機コントローラ6に伝えたりする。
特定小電力無線回路8は、子機9と無線を使用して情報の送受信を行う。
子機9は、子機コントローラ10と、子機側無線通信部の一例としての特定小電力無線回路11と、計時部の一例としての計時回路12と、表示回路13と、時刻表示部の一例としての表示パネル14と、アラーム操作部の一例としてのブザー回路15と、動き検知部の一例としての動き検知センサー16と、時刻設定スイッチ17と、アラーム時刻設定スイッチ18と、アラームON/OFFスイッチ19と、回答操作部の一例としての回答スイッチ20と、アラーム部の一例としてのブザー51と有している。
このような子機9は、一般に親機5と同じ宅内の使用者の寝室に設置され、時計機能、見守り機能、緊急通報機能、メッセージ表示、返信機能を持つ。
子機コントローラ10は、親機5と無線を通じて情報を送受信したり、各種スイッチや動き検知センサー16の状態検出や、アラームのブザー51、表示パネル14へ時刻やメッセージの表示指示をしたりして、子機9全体のコントロールを行う。
特定小電力無線回路11は、親機5と無線を使用して情報の送受信を行う。
計時回路12は時刻を計時する。また、時計回路12は、子機コントローラ10を介して特定小電力無線回路11に信号を送信したり、子機コントローラ10を介して特定小電力無線回路11からの信号を受信したりすることができる。
表示回路13は、子機コントローラ10の指示により、表示パネル14へ時刻やメッセージなどの表示制御を行う。
表示パネル14は、表示回路13からの信号が入力されて、現在の時刻や、メッセージなどを表示する。
ブザー回路15は、子機コントローラ10からの指示で、アラームや着信音などブザー音をブザー51に鳴らさせる。
動き検知センサー16は、子機9に動きが加わったことを検知し、子機コントローラ10に知らせる。
時刻設定スイッチ17は子機9の時刻設定を行う際に使用される。つまり、表示パネル14に表示されている時刻を設定する際、時刻設定スイッチ17を操作する。
アラーム時刻設定スイッチ18は、アラーム時刻の設定を行う際に使用される。
アラームON/OFFスイッチ19は、アラーム機能の動作、停止や、アラーム機能が動作し、ブザー51が鳴った際、ブザー51を停止させるために使用される。
回答スイッチ20は、監視者21の携帯電話22、PC23、センター1からインターネット50を通じて送信されてくるメッセージに対して、回答を行うために使用される。
監視者21は、子機9の動作状況を確認したり、子機9へメッセージを送信したりすることにより、子機9の使用者の生活状況を見守る。
携帯電話22は、インターネット50に接続され、一般に親機5、子機9から遠隔地にあり、監視者21がセンター1を通じて子機9の使用者の生活状況を確認したり、子機9にメッセージを送信したりするために使用する。
PC23は、インターネット50に接続され、一般に親機5、子機9から遠隔地にあり、監視者21がセンター1を通じて子機9の使用者の生活状況を確認したり、子機9にメッセージを送信したりするために使用する。
次に、本実施の形態の無線通信時計システムの構成要素のうち、センター1、親機5、子機9、監視者21の関係、役割について説明を行う。
センター1は、インターネットなどのインターネット50に接続されており、親機5、及び、監視者21の携帯電話22、PC23と相互に通信を行うことができる。
監視者21が親機5や、親機5を通じて子機9と通信するためには、必ずセンター1を介してから通信を行う。
これは、親機5と監視者21の携帯電話22や、PC23と直接通信を行わせないことによりセキュリティーを確保したり、親機5のシステム構成が小規模になるため、システムのコストダウンを行なえたりする利点がある。
また、センター1は、子機9からの情報を、親機5、インターネット50を通じて受信し、記録、分析したり、異常を検知すれば、予め登録されている監視者21の携帯電話22やPC23へ電子メールなどの通知を行なったりする。
また、監視者21の携帯電話22や、PC23でセンター1に接続、通信する場合、子機9の使用者の生活見守り情報の確認や、子機9の使用者へのメッセージの送信、子機9の各種設定をWEB画面上で行うサービスも提供する。
監視者21は、子機9の使用者の生活状況を確認し、生活状況を見守る。
監視者21は、予めセンター1に監視者21が所有する携帯電話22やPC23のメールアドレスなどの情報を登録しておくことにより、センター1から子機9の使用者の生活状況に関する情報を受け取ったり、センター1を介して、子機9の使用者へメッセージを送信したり、子機9の各種設定を行ったりする。
親機5は、一般に子機9と同じ宅内に設置され、インターネットなどのインターネット50を通じてセンター1と相互に通信を行なうことができる。
また、親機5は、特定小電力無線を使用して、子機9と無線で相互に通信を行うことができ、子機9から送信されてくるアラームON/OFFスイッチ19の操作情報、子機9の物理的な動きに関する子機動き情報、監視者21やセンター1から送信されたメッセージに対する回答情報を受信し、インターネット50を通じてセンター1へ送信する。
また、親機5は、センター1から送信される子機9の各種設定情報や、メッセージを子機9へ無線送信する。
子機9は、一般に親機5と同じ宅内、特に寝室などに設置される。使用者は、通常、子機9を置時計や目覚まし時計として使用することができる。
また、子機9は、特定小電力無線を使用して、親機5と無線を介して相互に通信を行うことができ、子機9のアラームON/OFFスイッチ19の操作情報、子機9の物理的な動きに関する子機動き情報、監視者21やセンター1から送信されたメッセージに対する回答情報を親機5に無線送信する。
また、子機9は、親機5を通じてセンター1から送信されてくる子機9の各種設定情報や、メッセージを受信し、表示パネル14に表示することができる。
親機5と子機9について、本実施の形態では1:1で対応しており、予め親機5と子機9は縁組されており、無線通信可能になっている。
本実施の形態では、子機9は、インターネット50を通じて直接センター1と通信を行うことができない。
仮に、子機9がインターネット50を通じて直接センター1と通信を行えるようにすると、子機9をインターネット50に有線で接続することになって、子機9の設置場所が限定されてしまう。
また、インターネット50の代わりに携帯電話網などの無線網を使用したシステムでは、親機5は省略できるが、このシステムを導入するために新たな回線契約が必要になることや、子機9を電池で動作させる場合を考えると、携帯電話網や無線LAN(ローカルエリアネットワーク)を使用した場合、長期間電池交換なしで動作させることは現在のところ困難であり使用者の利便性が低下してしまう。
本実施の形態のシステムでは、これらの欠点を解消するため、子機9とセンター1との通信には、使用者の利便性を低下させない親機5を使用している。この場合、親機5の設置場所は限定されるが、親機5を使用すれば、子機9をインターネット50に有線で接続するよりも、子機9の設置場所は限定されない。親機5と子機9との通信には、免許や資格、開局申請が必要なく、低消費電力化が可能な特定小電力無線を使用して、設置場所が限定されず、電池交換なしでも長期間動作させるシステムを実現している。
次に、本実施の形態の無線通信時計システムの詳細な動作について説明を行なう。
本実施の形態の無線通信時計システムを使用開始するにあたり、子機9の使用者は子機9の時刻設定スイッチ17を押し、センター1へシステムの使用開始を通知すると共に、子機9の時刻設定を自動で行う。
図2に、時刻設定時の通信フロー図を示す。
子機9の使用者が時刻設定スイッチ17が押すと、子機コントローラ10は、特定小電力無線回路11を通じて、親機5に時刻設定モードに入ったことと、子機9のID(identifier)を親機5へ送信する。
上記IDは、親機5及び子機9に生産時に予め設定されている固有の番号であり、親機5はIDを認識することにより、子機9を特定することが可能である。
また、上記時刻設定モードに入ると同時に、計時回路12を動作させ、後述する時刻情報が返信されてくるまでの時間の計測を開始する。
親機5は、子機9が時刻設定モードに入ったことを表す信号を特定小電力無線回路で受信する。そうすると、親機5の親機コントローラ6は、ネットワークIF回路7、インターネット50を通じて、センター1へ子機9が時刻設定モードに入ったことと、親機5のIDと、子機9のIDとを送信する。
センター1は、受信した親機5と子機9のIDとにより、親機5および子機9を特定することができる。
また、センター1は、子機9が時刻設定モードに入ったことを受信すると、システムが使用開始されたものとして、情報記録回路3へ親機5及び子機9のIDを登録する。
また、センター1は、時刻情報をネットワークIF回路4、インターネット50を通じて親機5へ返信する。
親機5はセンター1より時刻情報を受信すると、その時刻情報を子機9に無線送信する。
子機9は、親機5より時刻情報を受信すると、計時回路12より時刻設定モードに入ってから時刻情報が返信されてくるまでの時間計測を完了し、親機5より受信した時刻情報に、その時間の1/2を加算した時刻を計時回路12に設定する。
これは、センター1が、時刻情報を送信してから、インターネット50、親機5を経由して、子機9に届くまでにロス時間があり、それを補正するためである。これにより、時計回路12に正確な現在の時刻を設定することができる。
本実施の形態では、システムの使用開始時に時刻設定スイッチ17を押すことによって子機9の時刻設定を行ったが、一定時間毎に同様の動作を自動で行い、時刻を一定時間毎に補正することも可能である。
時計の時刻設定を自動で行うシステムとしては、電波時計と呼ばれている時計が実用化されている。
これは、現在日本に2箇所設置されている送信所より長波を使用して日本標準時を全国に送信しており、これを電波時計が受信することによって時刻設定を自動に行うものである。
しかし、場所や建物の構造によって、受信できないことがあり、時計を設置する場所が窓際に限定されたり、受信に最大10分程度時間がかかったりするなどの問題点がある。
本実施の形態のシステムでは、センター1と親機5間はインターネット50を使用し、親機5、子機9間は特定小電力無線を使用することによって、子機9の設置場所が限定されず、時刻設定も短時間で終了するシステムになっている。
次に、子機9のアラーム機能について説明を行なう。
上記アラーム機能とは、予めアラームを鳴らしたい時刻を設定することによって、その時刻になるとブザー51が鳴るなどして使用者に設定した時刻になったことを知らせる機能である。
一般に一度アラームが鳴ると、使用者がスイッチを操作するか、または、一定時間以上経過しないと停止しないようになっており、起床時などの目覚まし時計として使用される場合が多い。
本実施の形態では、このアラーム機能の操作情報を親機5およびインターネット50を通じてセンター1へ送信することにより、使用者の生活状況の確認を行なう。
図3に、上記アラーム機能操作時の通信フロー図を示す。
子機9の使用者が、アラームが鳴っていない時、子機9のアラームON/OFFスイッチ19を操作すると、子機コントローラ10は、アラームのONまたはOFFを設定する。
また、上記アラームのONまたはOFFの設定と同時に、子機コントローラ10は、特定小電力無線回路11を通じて親機5に、子機9のIDと共に、アラームON/OFFスイッチ19が操作された時間、アラームON/OFFスイッチ19の操作内容、アラーム設定時刻の情報を無線送信する。なお、アラームON/OFFスイッチ19が操作された時間と、アラームON/OFFスイッチ19の操作内容と、アラーム設定時刻とが、アラーム操作情報の一例である。また、アラームON/OFFスイッチ19の操作内容とは、アラームON/OFFスイッチ19がONからOFFにされたこと、または、アラームON/OFFスイッチ19がOFFからONにされたこと、アラームON/OFFスイッチ19の操作回数などを指す。
親機5は、子機9からアラームの操作情報を受信すると、親機5のIDを追加し、インターネット50を通じてセンター1へ送信する。つまり、親機5からセンター1へ向けて、子機9のID、親機5のID、アラームON/OFFスイッチ19が操作された時間、アラームON/OFFスイッチ19の操作内容、および、アラーム設定時刻の情報が送信される。
センター1は、親機5から、アラームの操作情報を受信すると、情報記録回路3にこれらの情報を記録すると共に、監視者21がセンター1に予め登録しておいた携帯電話22やPC23のメールアドレスに、子機9の使用者名、アラームON/OFFスイッチ19の操作時刻、操作内容、アラーム設定時刻を含む電子メールを送信する。
図4に、センター1から監視者21へ送信される電子メール例を示す。
監視者21は、この電子メールを確認することにより、子機9の使用者が通常の生活を営んでいることを確認できる。
また、子機9のアラームが鳴っている時にアラームON/OFFスイッチ19が操作され、アラームが停止した場合においても、図3と同様のフローでセンター1から監視者21の携帯電話22、PC23へ電子メールが送信され、監視者21は、子機9の使用者が通常の生活を営んでいることを確認できる。
子機9のアラームが鳴っており、一定時間以上アラームON/OFFスイッチ19が操作されず、アラームが停止しなかった場合、つまり、子機9の使用者に急病など何らかの異常が発生し、アラームを停止できない状態になっている可能性がある場合、図3と同様のフローでセンター1から監視者21の携帯電話22、PC23へ子機9の使用者に緊急事態が発生した可能性がある旨の電子メールを送信し、監視者21へ、子機9の使用者に異常が発生した可能性があることを知らせる。
また、子機9のアラームON/OFFスイッチ19が一定期間、例えば1日以上操作されなかった場合、つまり、子機9の使用者に急病など何らかの異常が発生し、アラームの操作ができない状態になっている可能性がある場合、センター1は、監視者21の携帯電話22、PC23へアラームON/OFFスイッチ19の操作が行なわれていない旨の電子メールを送信し、監視者21へ、子機9の使用者に異常が発生した可能性があることを知らせる。
本実施の形態では、アラームON/OFFスイッチ19が操作された場合においても監視者21の携帯電話22、PC23へ電子メールの送信を行なったが、異常の可能性がある場合のみ、監視者21の携帯電話22、PC23へ電子メールの送信を行い、センター1から監視者21の携帯電話22、PC23へ送信される電子メールの数を減らすことも可能である。
子機9のアラームON/OFFスイッチ19の操作状況を監視することにより、通常1日に2回、つまり、就寝時にアラームをONする時と起床時にアラームをOFFする時に、監視者21は子機9の使用者の生活状況を見守ることが可能になり、子機9の使用者に何らかの異常が発生した場合においても、監視者21は長くても1日以内に子機9の使用者に異常が発生した可能性を知ることができる。
また、監視者21は、携帯電話22やPC23を使用し、インターネット50を通じてセンター1に接続することによって、センター1に記録された子機9のアラームON/OFFスイッチ19の操作された時間の履歴、つまり、子機9の使用者の就寝時間と起床時間の履歴を参照したり、子機9のアラーム設定時刻や、アラーム機能のON/OFFを設定したりすることも可能である。
図5に、PC23での子機9の使用者の起床時間と就寝時間の参照画面例を示す。また、図6に、携帯電話22での子機9のアラームの時刻設定や、アラーム機能のON/OFFを行なう画面例を示す。
監視者21が図5や図6の情報を見られるようにするサービスは、センター1のセンターコントローラ2によって提供される。
子機9の使用者の起床時間や就寝時間を参照することによって、監視者21は、子機9の使用者の生活状況の変化や、変化の兆候を知ることが可能になる。
また、携帯電話22やPC23で子機9のアラーム設定時刻の設定や、アラーム機能のON/OFFを行うことにより、アラームの時刻設定忘れや、子機9の使用者が不在時でも外部からアラーム機能を停止させることができ、近所迷惑にならずにすむ。
次に、上記緊急通報機能について説明を行なう。
アラームON/OFFスイッチ19の操作状況を監視して子機9の使用者の生活状況を見守る方法は、子機9の使用者に何も異常がないことを監視者21が確認するにはきわめて有効であるが、子機9の使用者に急病等の異常が発生した場合、監視者21に異常が発生した可能性があることが通知されるまで最長で1日かかる場合がある。
上記緊急通報機能は、この欠点を解消するためのもので、子機9の使用者の意思で監視者21に緊急通報を行なうものである。
本実施の形態では、子機9に動き検知センサー16が内蔵されており、子機9に一定以上の動きが加えられると、親機5、インターネット50を通じて、センター1へ通報され、センター1は、監視者21の携帯電話22、PC23に電子メールを送信し、監視者21に子機9の使用者に異常が発生した可能性があることを知らせる。
図7に緊急通報時の通信フロー図を示す。
子機9の動き検知センサー16が、一定以上の動きを検知すると、子機コントローラ10は特定小電力無線回路11を通じて、親機5に緊急通報、緊急通報の発生時刻、子機のIDを送信する。なお、親機5に緊急通報と緊急通報の発生時刻とが、緊急情報の一例である。
親機5は、子機9からの緊急通報を受信すると、インターネット50を通じてセンター1へ、緊急通報、緊急通報の発生時刻、親機5のID、子機9のIDを送信する。
センター1は、親機5からの緊急通報を受信すると、インターネット50を通じて監視者21の携帯電話22、PC23へ子機9の使用者の名前、子機9の使用者に緊急事態が発生した可能性があること、緊急事態の発生時刻を含む電子メールを送信し、監視者21に子機9の使用者に緊急事態が発生した可能性があることを知らせる。
図8に、センター1から監視者21へ送信される緊急通報メール例を示す。
本実施の形態では、緊急通報を検知する手段として、動き検知センサー16を使用している。
動き検知センサー16は、動き検知センサー16に加わった振動や加速度を検知してセンサーに加わった動きや衝撃を検知するセンサーであり、例えば、子機9を手や腕ではらったり、足で蹴ったりすることによっても緊急通報を送信する。つまり、動き検知センサー16によって、子機9の振動または加速度が所定値以上になったと判定すると、上記緊急通報の送信が行われる。
通常のスイッチを緊急通報手段として使用した場合、誤操作による緊急通報の誤送信が問題になるが、この誤操作を防ぐためには、緊急通報を送信するまでの操作を複雑にしたり、緊急通報スイッチを操作しにくい位置にしたりする必要があり、本当に緊急通報を行いたい時、操作できず、緊急通報を行うことができない場合があった。
本実施の形態のように緊急通報を行なう手段として動き検知センサー16を使用することにより体をある程度動かすことができれば緊急通報を行なうことができ、例えば急病などで思うように体が動かせない場合や、犯罪に巻き込まれた場合、犯人に気づかれず緊急通報を行なうことが可能になる。
アラームON/OFFスイッチ19の操作状況を監視して子機9の使用者の生活状況を見守る方法と、動き検知センサー16を使用した緊急通報機能を組み合わせることによって、子機9の使用者が通常の生活を営んでいる場合は、アラームON/OFFスイッチ19の操作状況により子機9の使用者の生活状況の確認を行い、子機9の使用者に緊急事態が発生した場合は、動き検知センサー16を使用して緊急通報を行なうことができ、より確実な生活の見守りサービスを提供することが可能となる。
次に、子機9のメッセージ表示、返信機能について説明を行なう。
子機9は、表示パネル14に、センター1、携帯電話22またはPC23より送信されたメッセージを表示する。このメッセージに対しては、回答スイッチ20を使用して、簡単に回答、返信を行なうことが可能である。
図9に、子機9が上記メッセージを受信していない時の表示パネル14の表示例を示す。
上記メッセージを受信していない時は、中央の時計表示が主となり、他に年月日やアラーム設定情報、親機5との無線通信状況、子機9の電池残量などの情報が表示されている。
図10に、子機9が上記メッセージを受信した時の表示パネル14の表示例を示す。
図10において、24はメッセージ表示部の一例としてのメッセージ表示欄、25は第1選択肢表示欄、26は第2選択肢表示欄である。
子機9が上記メッセージを受信した場合は、中央のメッセージ表示欄24が主となり、他に時計表示やアラームのON/OFF、親機5との無線通信状況、子機9の電池残量を示す情報の他、上記メッセージの送信者がメッセージに対する回答を希望した場合、第1,第2選択肢表示欄25,26が表示される。
第1,第2選択肢表示欄25,26は、メッセージの送信者がメッセージ送信時に決めることが可能であり、本実施の形態の無線通信時計システムの場合、2個までの選択肢を表示することができる。
図11に、子機9の外観例を示す。
図11において、24はメッセージ表示部の一例としてのメッセージ表示欄、25は第1選択肢表示欄、26は第2選択肢表示欄、29は第1回答スイッチ、30は第2回答スイッチである。この第1,第2回答スイッチ29,30は、第1,第2選択肢表示欄25,26との対応が容易に判るように配置されている。
上記メッセージの送信者が監視者21である場合、第1回答スイッチ29を押すと、第1選択肢表示欄25の回答内容が、親機5およびインターネット50を通じてセンター1に送信される。そして、センター1は、その回答内容を電子メールの形式に変換して、携帯電話22とPC23との少なくとも一方へ送信する。
これと同様に、第2回答スイッチ30を押すと、第2選択肢表示欄26の回答内容が、親機5およびインターネット50を通じてセンター1に送信される。そして、センター1は、その回答内容を電子メールの形式に変換して、携帯電話22とPC23との少なくとも一方へ送信する。
図12に、監視者21から子機9にメッセージを送信し、子機9の使用者がそのメッセージに対して返信した場合の通信フロー図を示す。
監視者21は、子機9へメッセージを送信する場合、監視者21の携帯電話22またはPC23にてセンター1へ接続を行なう。
センター1での認証が終了すると、監視者21の携帯電話22またはPC23にメッセージ作成のための画面が表示される。
図13に、携帯電話22でのメッセージ作成画面例を示す。
図13において、31は子機9へ送信するメッセージの入力欄、32は子機9がそのメッセージを受信した際、着信音を鳴らすかどうかの着信音設定欄である。
例えば、早く気づいて欲しいメッセージを送信する場合は、着信音を鳴らし、緊急でないメッセージや、夜中にメッセージを送信する場合などは着信音を鳴らさないことができる。
また、図13において、33は、子機9へ送信したメッセージに対して、回答要求を行なうかどうかの回答要求設定欄である。
また、図13において、34,35は、回答要求を行なう場合の第1,第2選択肢入力欄である。
子機9へ送信したメッセージに対して、回答要求を行なう場合は、第1,第2選択肢入力欄34,35へ回答の選択肢を入力することによって、子機9の表示パネル14には、メッセージと共に、回答の選択肢が表示される。
監視者21は、携帯電話22またはPC23にて子機9へ送信するメッセージの作成、及び、その他の設定を行い、それらのメッセージデータをセンター1へ送信する。
センター1にて受信されたメッセージデータはインターネット50を通じて親機5へ送信される。
親機5は、センター1から受信したメッセージデータを特定小電力無線にて子機5へ送信する。
子機9は、親機5から受信したメッセージを表示パネル14に表示する。この時、着信音を鳴らす指定があれば、子機コントローラ10は、ブザー回路15を制御し、ブザー51で着信音を鳴らす。
上記メッセージに対する回答要求が設定されていない場合は、これで処理が終了する。
上記メッセージに対する回答要求がある場合は、回答の選択肢が表示パネル14に表示し、子機9の使用者による回答待ちとなる。
子機9の使用者が監視者21から送信されたメッセージに回答を行なうために行なう操作は、表示パネル14に表示された回答の選択肢に対応した回答スイッチ20を押すだけであり、携帯電話やPCを使用したことのない人でも簡単に返信を行なうことが可能である。
子機9の使用者が、子機9の回答スイッチ20を操作して回答を行なうと、回答データ、および、子機9のIDは、特定小電力無線にて、親機5へ送信される。
親機5は、子機9からの回答データ、および、子機9のIDを受信すると、インターネット50を通じて、センター1へ子機9からの回答データ、親機5のID、子機9のIDを送信する。
センター1は、親機5から受信した回答データ、及び、子機9に送信したメッセージデータより、電子メールの形式に変換し、インターネット50を通じて、監視者21の携帯電話22とPC23との少なくとも一方へ送信する。
図14に、センター1から監視者21に送信される電子メール例を示す。
監視者21は、センター1からの電子メールを携帯電話22またはPC23で確認することにより、子機9へ送信したメッセージに対する回答を知ることができる。
近年、携帯電話やPCを使用した電子メールが盛んに利用されているが、高齢者など中心にこれらの機器が使いこなせず使用に躊躇している人も多く存在している。
高齢者でも簡単に操作できることを利点としている携帯電話も存在するが、電子メール機能が除かれている場合も多い。
本実施の形態のメッセージ表示、返信機能は、生活の見守りの一環として、これらの人々にも簡単に利用可能な簡易電子メールサービスを提供するものである。
次に、センター1から子機9へメッセージを送信した場合について説明を行なう。
図15にセンター1からのメッセージを受信した時の子機9の表示パネル14の表示例を示す。
メッセージ表示欄24には、センター1からのメッセージが表示される。センター1からメッセージを受信した場合は、中央のメッセージ表示欄24が主となり、他に時計表示やアラームのON/OFF、親機5との無線通信状況、子機9の電池残量を示す情報などが表示される。
センター1から子機9に送信されるメッセージ、つまり、センター1で作成されたメッセージは、主に台風や大雨などの自然災害に対して、気象庁や地方自治体より発令される警報に関する情報である。
図16に、センター1から子機9にメッセージを送信した場合の通信フロー図を示す。
センター1に気象庁や地方自治体などから、各種警報発令の情報が入ると、センター1は、センターメッセージデータを作成する。
作成されたセンターメッセージデータ、及び、親機5、子機9のIDは、インターネット50を通じて親機5へ送信されると共に、電子メールの形式に変換され、監視者21の携帯電話22、PC23にも送信され、監視者21に子機9の使用者が居住する地域に警報が発令されたことを知らせる。
図17に、センター1から監視者21へ送信される電子メール例を示す。
親機5は、センター1からのセンターメッセージデータ、及び親機ID、子機IDを受信すると、センターメッセージデータ、及び、子機IDを特定小電力無線にて子機9へ送信する。
子機9は、親機5からのセンターメッセージデータを受信すると、子機コントローラ10は、表示回路13を制御して、センターメッセージを表示パネル14に表示する。
また、子機コントローラ10は、ブザー回路15を制御し、着信音を鳴らし、子機9の使用者にセンターメッセージが届いたことを知らせる。
従来では、台風や大雨などの自然災害に対して、気象庁などより各種警報が発令される場合があるが、就寝時など警報に気づかず逃げ遅れたりする場合もあったが、本実施の形態のメッセージ機能を使用することにより、就寝中においても、各種警報の発令を知ることができ、身の安全を図ることができる。
図1〜図17の実施の形態では、親機5とセンター1との間の通信、親機5と携帯電話22との間の通信、および、親機5とパソコン23との間の通信は、インターネット50を介して行っていたが、インターネット50以外のネットワークを介して行うようにしてもよい。
図1は本発明の一実施の形態の無線通信時計システムの構成図である。 図2は時刻設定時の通信フロー図である。 図3はアラーム機能操作時の通信フロー図である。 図4はセンターから監視者へ送信される電子メール例を示す図である。 図5はPCでの子機の使用者の起床時間と就寝時間の参照画面例を示す図である。 図6は携帯電話で子機のアラームの時刻設定や、アラーム機能のON/OFFを行なう画面例を示す図である。 図7は緊急通報時の通信フロー図である。 図8はセンターから監視者へ送信される緊急通報メール例を示す図である。 図9はメッセージを受信していない時の表示パネルの表示例を示す図である。 図10は監視者からのメッセージを受信した時の子機の表示パネルの表示例を示す図である。 図11は上記無線通信時計システムの子機の外観例を示す図である。 図12は監視者から子機にメッセージを送信し、子機の使用者がそのメッセージに対して返信した場合の通信フロー図である。 図13は携帯電話でのメッセージ作成画面例を示す図である。 図14はセンターから監視者に送信される電子メール例を示す図である。 図15はセンターからのメッセージを受信した時の子機の表示パネルの表示例を示す図である。 図16はセンターから子機にメッセージを送信した場合の通信フロー図を示す図である。 図17はセンターから監視者へ送信される電子メール例を示す図である。
符号の説明
1 センター
2 センターコントローラ
3 情報記録回路
4 ネットワークIF回路
5 親機
6 親機コントローラ
7 ネットワークIF回路
8 特定小電力無線回路
9 子機
10 子機コントローラ
11 特定小電力無線回路
12 計時回路
13 表示回路
14 表示パネル
15 ブザー回路
16 動き検知センサー
17 時刻設定スイッチ
18 アラーム時刻設定スイッチ
19 アラームON/OFFスイッチ
20 回答スイッチ
21 監視者
22 携帯電話
23 PC
24 メッセージ表示欄
25 第1選択肢表示欄
26 第2選択肢表示欄
29 第1回答スイッチ
30 第2回答スイッチ
31 メッセージの入力欄
32 着信音設定欄
33 回答要求設定欄
34 第1選択肢入力欄
35 第2選択肢入力欄
50 インターネット
51 ブザー

Claims (8)

  1. 子機と、
    上記子機と無線通信する親機と、
    外部のネットワークを介して上記親機と通信するセンターと、
    上記ネットワークを介して上記センターと通信する端末と
    を備え、
    上記センターは、
    上記ネットワークに接続され、上記親機および上記端末との間で信号を送受信するセンター側送受信部と、
    上記親機および上記端末の情報を記録する情報記録部と
    を有し、
    上記親機は、
    上記ネットワークに接続され、上記センターとの間で信号を送受信する親機側送受信部と、
    上記子機と無線通信を行うための親機側無線通信部と
    を有し、
    上記子機は、
    時刻を計時する計時部と、
    上記時計部の計時に基づいて、現在の時刻を表示する時刻表示部と、
    上記親機と無線通信を行うための子機側無線通信部と
    を有し、
    上記子機は、上記子機の使用に関する子機使用情報を、上記親機および上記ネットワークを通じて上記センターに通知することを特徴とする無線通信時計システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信時計システムにおいて、
    上記子機は、
    予め設定された時刻になると音を鳴らすアラーム部と、
    上記アラーム部に音を鳴らさせたり、その音を停止させたりするアラーム操作部と
    を有し、
    上記子機使用情報は、上記アラーム操作部の操作に関するアラーム操作情報であり、
    上記アラーム操作部が操作されると、上記子機は、上記アラーム操作情報を、上記親機および上記ネットワークを通じて上記センターに通知することを特徴とする無線通信時計システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信時計システムにおいて、
    上記アラーム操作情報が上記センターに通知されると、上記センターは、上記アラーム操作情報を上記ネットワークを通じて上記端末に通知することを特徴とする無線通信時計システム。
  4. 請求項2に記載の無線通信時計システムにおいて、
    上記アラーム操作情報が上記センターに通知されると、上記センターは、上記アラーム操作情報と、上記アラーム操作情報が通知された時刻とを、上記端末で見られるように上記情報記録部に記録することを特徴とする無線通信時計システム。
  5. 請求項1に記載の無線通信時計システムにおいて、
    上記子機は、上記子機の物理的な動きを検知する動き検知部を有し、
    上記動き検知部によって上記子機の物理的な動きが所定の動きだと検知すると、上記子機は、上記子機の使用者の緊急事態に関する緊急情報を、上記親機および上記ネットワークを通じて上記センターに上記子機使用情報として通知することを特徴とする無線通信時計システム。
  6. 請求項5に記載の無線通信時計システムにおいて、
    上記緊急情報が上記センターに通知されると、上記センターは、上記緊急情報を、上記ネットワークを通じて上記端末に通知することを特徴とする無線通信時計システム。
  7. 請求項1に記載の無線通信時計システムにおいて、
    上記子機は、上記端末または上記センターからのメッセージを表示するメッセージ表示部を有することを特徴とする無線通信時計システム。
  8. 請求項7に記載の無線通信時計システムにおいて、
    上記子機は、上記表示部に表示されたメッセージに対する少なくとも1種類以上の回答を選択するための回答操作部を有し、
    上記回答操作部により上記回答が選択されると、上記子機は、上記回答を、上記親機および上記ネットワークを通じて上記センターに通知することを特徴とする無線通信時計システム。
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