JP2010074273A - 防災支援システム、およびこれに使用する家電操作履歴情報生成装置 - Google Patents

防災支援システム、およびこれに使用する家電操作履歴情報生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】既存の防災無線システムを利用し、住民の在宅状況の予測情報を供給することができる防災無線を利用した防災支援システム、およびこれに使用する家電操作履歴情報生成装置を提供する。
【解決手段】デジタル無線式リモコン50から監視対象の住宅の家電機器に発信された操作信号を受信する近距離無線通信部23およびこの操作信号に基づいて当該操作の操作時刻情報とともに当該住宅における家電機器の操作履歴を家電操作履歴データとして生成する子局制御部27を有する無線子局端末20と、無線子局端末20で生成された家電操作履歴データを受信してこの家電操作履歴データに基づいて、当該住宅の住民の在宅状況予測データを生成し、この在宅状況予測データを表示するための表示データを生成する親局制御部14およびこの表示データを表示する親局表示部15を有する無線親局装置10とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、災害時の避難勧告の通知に用いる防災無線を利用して住民の在宅状況の予測を行う防災支援システム、およびこれに使用する家電操作履歴情報生成装置に関する。
従来、災害時に利用されている防災無線として、市町村防災行政無線と呼ばれるものがある。この市町村防災行政無線は、災害時に市町村役場から住民への避難勧告の通知などに利用されている。
市町村防災行政無線を利用した防災無線システムの構成を、図6に示す。この防災無線システム100は、市町村役場に設置された無線親局装置110と、各住宅に戸別に設置された無線子局端末120とを備えている。
無線親局装置110は、操作部111と親局制御部112と親局通信部113とから構成され、市町村役場の監視員により避難勧告等を発令する操作が操作部111から入力されると、親局制御部112の処理により避難勧告の音声情報が親局通信部113から各無線子局端末120に同報送信される。
また、各無線子局端末120は、子局通信部121と音声変換部122とスピーカ123とから構成され、無線親局装置110から送信された避難勧告の音声情報が子局通信部121で受信されると、この音声情報が音声変換部122において出力信号に変換され、スピーカ123から拡声されて出力される。
この防災無線システム100により、自然災害により停電や通信線の切断が起こったときにも、市町村役場から住民への避難勧告等の連絡を伝送することができる。
しかし、この防災無線システムでは、同報機能により地域住民に一斉に避難勧告や避難命令などの情報を送信できるが、中には避難命令を受けても危険に対する認識のずれから「まだ大丈夫」と判断し、なかなか非難しない住民がいる場合がある。
そのため、送信した避難勧告等を住民が認識したか、または避難勧告等に従って住民が避難したかを確認することが必要になる。
そこで、近年は防災無線システムのデジタル化により双方向通信を行ったり音声以外のデジタルデータを伝送したりすることが可能になっていることを利用して、これらの特性を活用して住民の避難状況を確認する防災システムの形態も模索されている。
このようなデジタルデータを利用した防災無線システムの一例が、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の防災無線システムは、各住宅に設置された戸別端末と外部の関係機関とが連携管理装置を介して双方向通信可能な状態で接続され、連携管理装置が各戸別端末から緊急時に送信される要請事項等を関係機関へ電子メールで発信し、関係機関から送信された回答を送信元の戸別端末に伝達することができる。このように双方向通信で電子メールによる情報の伝達を行うようにしたことで、緊急時はもちろんのこと、平常時においてもこの無線システムを有効に活用することができる。
しかし、双方向通信を利用して個別に確認をとるには時間がかかる、また、お年寄りなど非難困難者で支援が必要な人ほど機器の操作に不慣れな傾向がある等の問題があり、このシステムを実際に導入することは困難であった。
これを解決するため、特許文献2に記載の生活モニターシステムにおいて、監視対象の住宅で日常的に使用されている家電機器の使用状況を検出して外部の診療所等に設置された集中管理装置に送信する技術が記載されている。
この生活モニターシステムを利用することにより、監視対象の住宅の住民が特別な操作をすることなく集中管理装置において住民の安否を確認することができるため、一人暮らしの老人や身体障害者の住宅にも適用することができる。
特開2003−141669号公報 特開平10−248093号公報
しかし、この特許文献2の生活モニターシステムを利用するには予め操作状況を検出して集中管理装置に送信するための専用回路を家電機器に付加しておく必要があり、災害時に多数の住居の在宅状況の確認処理に用いるためにはコストがかかり、やはり導入が困難であるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、既存の防災無線システムを利用し、住民の在宅状況の予測情報を供給することができる防災支援システム、およびこれに使用する家電操作履歴情報生成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の防災支援システムは、災害に関する情報を集中管理する無線親局装置と、災害時の監視対象となる複数の住宅に設置された無線子局端末と、前記複数の住宅においてそれぞれ利用される、家電機器を操作するデジタル無線式リモコンとを備え、前記デジタル無線式リモコンはそれぞれ、当該住宅の家電機器を操作する操作信号を発信するリモコン通信部を有し、前記無線子局端末は、前記デジタル無線式リモコンから当該住宅の家電機器に発信された操作信号を受信する近距離無線通信部と、前記近距離無線通信部で受信された操作信号を解析し、この解析結果と当該操作の操作時刻情報とから当該住宅における家電操作履歴データを生成する子局制御部と、前記子局制御部で生成された前記家電操作履歴データを前記無線親局装置に送信する子局通信部とを有し、前記無線親局装置は、前記無線子局端末の子局通信部から送信された前記家電操作履歴データを受信する親局通信部と、前記親局通信部で受信された前記家電操作履歴データに基づいて、当該住宅の住民の在宅状況予測データを生成し、この在宅状況予測データを表示するための表示データを生成する親局制御部と、前記親局制御部で生成された表示データを表示する親局表示部とを有することを特徴とする。
また、本発明の家電操作履歴情報生成装置は、住宅内の家電機器の操作に利用されるデジタル無線式リモコンから発信された家電機器の操作信号を受信する近距離無線通信部と、前記近距離無線通信部で受信された操作信号を解析し、この解析結果と当該操作の操作時刻情報とから当該住宅における家電操作履歴データを生成する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の防災無線を利用した防災支援システム、およびこれに使用する家電操作履歴情報生成装置によれば、既存の防災無線システムを利用し、住民の在宅状況の予測情報を提供することができることができる。
〈一実施形態による防災支援システムの構成〉
本発明の一実施形態による防災支援システムの構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態による防災支援システム1は、既存の市町村防災行政無線システムとしての市町村役場に設置された無線親局装置10と、在宅状況を監視する監視対象の各住宅に戸別に設置された無線子局端末20とが、デジタル無線で接続されている。また、この無線子局端末20には、各住宅の家電機器(本実施形態においてはTV受像機30、照明機器40)を、デジタル無線を利用して操作可能な無線式リモコン50が接続されて構成されている。
無線親局装置10は、操作部11と、親局通信部12と、親局データ記憶部13と、親局制御部14と、親局表示部15とを有する。
操作部11は、市町村役場の監視員の操作により操作され、避難勧告等を発令する音声情報を発信させる避難勧告発信指示や、各無線子局端末20で収集される情報に基づく監視対象の住宅の在宅状況等を示す表示データを表示させるデータ表示指示を入力する。
親局通信部12は、各無線子局端末20との双方向通信を無線で行う。
親局データ記憶部13は、各無線子局端末20から送信される各住宅内の家電機器の操作履歴に基づいて在宅状況を予測するための在宅状況予測データベースを予め記憶する。
この在宅状況予測データベースは、各種家電機器の操作履歴を複合的に解析することにより、現在の状況(就寝中等)を判断するための情報を有する。
また、親局データ記憶部13は、親局通信部12を介して各無線子局端末20から受信する後述する家電操作履歴データ、電源状況データを、親局制御部14の制御により取得して記憶する。
親局制御部14は、操作部11と、親局通信部12と、親局データ記憶部13と、親局表示部15の間で実行される処理を制御するものであり、例えば、操作部11から避難勧告発信指示が入力されたときには、この指示に対応する音声情報を親局通信部12から各住宅の無線子局端末20に送信させる。また親局制御部14は、操作部11からデータ表示指示が入力されたときには、この要求に基づいて家電操作履歴データ、電源状況データを親局データ記憶部13から取得し、親局データ記憶部13に記憶されている在宅状況予測データベースに基づいて該当する住宅の住民の在宅状況を予測して在宅状況予測データを生成し、この家電操作履歴データと在宅状況予測データとから表示データを生成して親局表示部15に送出する機能を有する。
親局表示部15は、親局制御部14で生成された表示データを表示する。
無線子局端末20は家電操作履歴情報生成装置として機能し、子局通信部21と、スピーカ22と、近距離無線通信部23と、電源部24と、バックアップ電源部25と、子局データ記憶部26と、子局制御部27とを備えている。
子局通信部21は、無線親局装置10との双方向通信を無線で行う。
スピーカ22は、子局通信部21を介して無線親局装置10から受信した避難勧告等を発令する音声情報を、子局制御部27の制御により拡声して出力する。
近距離無線通信部23は、各住宅内で住民によりTV受像機30や照明機器40等の家電機器に対して無線式リモコン50が操作されたときに、当該無線式リモコン50から発せられる電波を受信する。
電源部24は、無線子局端末20内で消費する電力を、通常時は各住宅のAC電源から取得し、災害などにより停電した際にはバックアップ電源部25から取得するように切り替える。
バックアップ電源部25は、災害時の停電などによりAC電源から電力を確保できないときに電源部24により切り替えられることにより、無線子局端末20内に電力を供給する。
子局データ記憶部26は、無線にて接続された家電機器の操作内容ごとの操作コード等を予め登録する。また子局データ記憶部26は、子局制御部27で生成される、後述する家電操作履歴データおよび電源状況データを記憶する。
子局制御部27は、子局通信部21と、スピーカ22と、近距離無線通信部23と、電源部24と、バックアップ電源部25と、子局データ記憶部26との間で実行される処理を制御する。例えば、近距離無線通信部23で受信された電波の信号を子局データ記憶部26に記憶されている家電機器の操作コードに基づいて解析し、解析結果と当該操作の操作時刻情報とを家電操作履歴データとして生成して子局データ記憶部26に送出する。また、電源部24により電源がAC電源から供給されているか、あるいはバックアップ電源部25により電源が供給されているかを示す電源状況データを生成して子局データ記憶部26に送出する。また、子局データ記憶部26に記憶された家電操作履歴データおよび電源状況データを、無線親局端末10からの要求に対応して、子局通信部21を介して無線親局端末10に送信させる機能を有する。
〈一実施形態による防災支援システムの動作〉
次に、本実施形態による防災支援システム1により、監視対象の住宅の住民の在宅状況の予測を表示するときの動作について、図2のシーケンス図を参照して説明する。
まず、監視対象の住宅に設置された無線子局端末20において、所定時間間隔で家電操作履歴データが取得され、記憶される(S1)。無線子局端末20において、この家電操作履歴データが取得、記憶されるときの詳細な処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
無線子局端末20では、住民による家電機器の操作、例えば無線式リモコン50によるTV受像機30または照明機器40への操作により、無線式リモコン50から発せられる信号の電波が、無線子局端末20の近距離無線通信部23で受信される(S11)。
近距離無線通信部23で受信された電波は子局制御部27で取得され、周波数や変調方式により信号の情報が解析され、子局データ記憶部26に登録されている操作コードに基づいて、家電機器の種別、および操作内容等の識別が行われる(S12)。
解析の結果、電波の信号から発信元の家電機器の種別が識別可能であるときには(S13の「YES」)、さらにこの信号の操作コードが無線式リモコン50により操作された無線式リモコンコードであるか否かが識別される(S14)。
識別の結果、操作コードが無線式リモコンコードであるときには(S14の「YES」)、さらにこの操作コードにより示される操作内容として、メーカコード、機種コード、制御コード等が識別される(S15)。
これらの操作内容が識別されると、家電機器の種別、操作時刻情報としての通信の開始・終了時刻、および識別された操作内容を含む操作履歴が、家電操作履歴データとして子局データ記憶部26に記憶され、ステップS11の処理に戻る(S16)。
ステップS13において、子局制御部27で取得した電波の信号から発信元の家電機器の種別が識別不可能であるときには(S13の「NO」)、この電波はノイズであるかまたは、子局データ記憶部26に操作コードが登録されていない機器から発せられた電波であると認識され、解析は行われずステップS11の処理に戻る(S17)。
またステップS14において、子局制御部27で取得した電波の信号の操作コードが無線式リモコンコードではなく、例えばデジタルコードレス電話などによる信号であるときには(S14の「NO」)、通信内容は取得できないため、家電機器の種別、操作時刻情報としての通信の開始・終了時刻のみが家電操作履歴データとして子局データ記憶部26に記憶され、ステップS11の処理に戻る(S18)。
以上のように家電操作履歴データが取得される一方で、通常時はAC電源から供給されている電源が、災害時の停電などによりバックアップ電源部25により供給されるように電源部24により切り替えられると、監視対象の住宅に設置された無線子局端末20の子局制御部27において、電源供給源がバックアップ電源部25に切り替えられたことを示す電源状況データが生成され、子局データ記憶部26に記憶される(S2)。
このように家電操作履歴データ、電源状況データが子局データ記憶部26に記憶されている状態で、監視員による操作部11の操作により親局制御部14からデータ収集要求が送出されることにより、または親局制御部14の制御により定期的にデータ収集要求が送出されることにより、親局通信部12から監視対象の各住宅の無線子局端末20に対し、家電操作履歴データ、電源状況データを要求するデータ収集要求が送信される(S3)。
各無線子局端末20では、無線親局装置10からデータ収集要求が送信されると子局通信部21で受信され、子局制御部27の制御により子局データ記憶部26に記憶されている家電操作履歴データ、電源状況データが収集されて子局通信部21から無線親局装置10に送信される(S4)。
無線親局装置10では、無線子局端末20から送信された家電操作履歴データ、電源状況データが親局通信部12で受信され、親局制御部14の制御により親局データ記憶部13に記憶される(S5)。
一方、災害などが発生し避難勧告を発令することが必要な状況になると、市町村役場の監視員の操作により無線親局装置10の操作部11が操作され、避難勧告を発令する音声情報を各住宅に発信させる避難勧告発信指示が入力される。
操作部11から避難勧告発信指示が入力されると、親局制御部14の制御により、この避難勧告発信指示に対応する音声情報が親局通信部12から各住宅の無線子局端末20に無線で送信される。
各無線子局端末20では、無線親局装置10から送信された音声情報が子局通信部21で受信され、子局制御部27の制御によりスピーカ22から拡声して音声が出力され、住民に避難勧告が伝達される。
このように避難勧告の発令処理が実行され、監視員の操作により避難状況を知るため監視対象の住宅の在宅状況等を示す表示データを表示させるデータ表示指示が入力されると(S6)、親局制御部14において、親局データ記憶部13に記憶された家電操作履歴データ、電源状況データ、在宅状況予測データベースに基づいて在宅状況予測データが生成され、この在宅状況予測データと家電操作履歴データとを表示させる表示データが生成される(S7)。生成された表示データは、親局制御部14の制御により親局表示部15に表示される(S8)。
このようにして親局表示部15に表示された表示データの一例を、図4に示す。
図4は監視対象の住宅「山田太郎宅」の在宅状況について表示された親局表示部15の画面であり、家電操作履歴データとして、項目「操作時刻」、「操作機器(家電機器の種別)」、「操作内容(制御内容)」、「機種コード」、「前回操作時刻」についての最新の所定時間分の情報が表示されている。
この図4によれば、この山田太郎宅では、時刻20時58分にNHKチャンネルでTVが点けられ、時刻21時50分にトイレが使用され、時刻22時25分にTVが消され、時刻22時32分に電灯Aが消灯されたことが示されている。
また、この家電操作履歴データにより、(1)最後の操作が夜間であるとともに、(2)TVや電灯がOFFであることが示され、これら(1)、(2)の情報に基づいて親局データ記憶部13に記憶された在宅状況予測データベースから現在は「就寝中」であると判断され、在宅状況予測データとして「在宅状況推定:就寝中」が表示されている。
さらに、監視員により複数の監視対象の住宅の在宅状況を表示させるデータ表示指示が入力されると、例えば図5に示すように、各住宅「山田太郎宅」、「山本花子宅」、「山本次郎宅」について、家電操作履歴データとしての「最終操作時刻」、「操作機器」、「操作内容」が表示され、また在宅状況予測データとして「在宅状況推定」が表示された状態に画面が更新される。
この図4、図5のように表示データが表示されることにより、監視員は、「避難勧告を発信したが『山田太郎宅』では避難せずに就寝中である可能性が高く、避難誘導に行かなければならない」、または、「『山本花子宅』では避難勧告を発信した後に、防災情報が放送されているチャンネルのTVを点ける操作を行っているため避難勧告には気づいている可能性が高い」または、「『山本次郎宅』では18時50分以降の家電操作が検出されていないが、この住宅は電源供給元がバックアップ電源部25に切り替えられていることから停電中であり、家電の操作がされていないのは避難したためであるとは判断できず、在宅状況を確認しに行かなければならない」、などの判断をすることができ、避難誘導や救助の優先順位を調整する際の判断の支援をすることができる。
以上の本実施形態によれば、今後広く普及されると予測される双方向通信可能なデジタル無線式リモコンが利用され、家電機器が操作された内容が取得されて在宅状況が予測されるため、家電機器に新たな装置を付加する必要がなく、既存の市町村防災行政無線システムを利用して精度の高い在宅状況の予測情報を供給することができ、防災事業の支援をすることができる。
また、無線子局端末において家電機器の操作内容をデジタル無線式リモコンから取得するようにしたことで、赤外線式リモコンを利用する場合とは異なり操作方向を考慮せずに操作内容を確実に取得することができる。
上記の実施形態において、子局データ記憶部26に記憶される家電機器の操作コード等の情報や、親局データ記憶部13に記憶される在宅状況予測データベースで利用される家電製品の情報は、予め該当する住宅の住民により操作履歴の利用が許可され登録された家電製品のみについて情報を利用するように設定することにより、個人のプライバシーを保護することができる。
また、無線子局端末とこの無線式リモコンとの間で双方向通信が可能であるため、無線式リモコンによる家電機器への操作を無線子局端末または無線子局端末を介して無線親局装置から操作可能になるように構成してもよい。
例えば、無線親局装置10の操作部11から監視対象の住宅の電灯を点灯させる指示が入力されたときに、親局通信部12からこの指示が該当する住宅の無線子局端末20に送信され、さらに無線式リモコン50にこの指示が送信されるように構成することで、就寝中で避難勧告に気づいていない住民がいる可能性のある住宅の電灯を強制的に点灯させて、避難勧告に気づかせるように促すことができる。
また、子局データ記憶部26に記憶された家電操作履歴データが所定周期で各住宅の無線子局端末20の近距離無線通信部23から発信されるようにし、この家電操作履歴データが、無線親局装置10に表示された表示データを参照したことにより避難誘導に向かった監視員が携帯する携帯端末で受信可能となるように構成することで、監視員は住宅ごとの新たな家電操作履歴データを取得することができ、避難誘導の効率化を図ることができる。
本発明の一実施形態による防災支援システムの構成を示す全体図である。 本発明の一実施形態による防災支援システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による防災支援システムの無線子局端末において家電操作履歴データが取得および記憶されるときの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による防災支援システムで表示される表示データの一例を示す画面表示図である。 本発明の一実施形態による防災支援システムで表示される表示データの一例を示す画面表示図である。 従来の防災無線システムの構成を示す全体図である。
符号の説明
1…防災支援システム
10…無線親局装置
11…操作部
12…親局通信部
13…親局データ記憶部
14…親局制御部
15…親局表示部
20…無線子局端末
21…子局通信部
22…スピーカ
23…近距離無線通信部
24…電源部
25…バックアップ電源部
26…子局データ記憶部
27…子局制御部
30…TV受像機
40…照明機器
50…無線式リモコン

Claims (9)

  1. 災害に関する情報を集中管理する無線親局装置と、災害時の監視対象となる複数の住宅に設置された無線子局端末と、前記複数の住宅においてそれぞれ利用される、家電機器を操作するデジタル無線式リモコンとを備え、
    前記デジタル無線式リモコンはそれぞれ、
    当該住宅の家電機器を操作する操作信号を発信するリモコン通信部
    を有し、
    前記無線子局端末は、
    前記デジタル無線式リモコンから当該住宅の家電機器に発信された操作信号を受信する近距離無線通信部と、
    前記近距離無線通信部で受信された操作信号を解析し、この解析結果と当該操作の操作時刻情報とから当該住宅における家電操作履歴データを生成する子局制御部と、
    前記子局制御部で生成された前記家電操作履歴データを前記無線親局装置に送信する子局通信部と、
    を有し、
    前記無線親局装置は、
    前記無線子局端末の子局通信部から送信された前記家電操作履歴データを受信する親局通信部と、
    前記親局通信部で受信された前記家電操作履歴データに基づいて、当該住宅の住民の在宅状況予測データを生成し、この在宅状況予測データを表示するための表示データを生成する親局制御部と、
    前記親局制御部で生成された表示データを表示する親局表示部と
    を有する
    ことを特徴とする防災支援システム。
  2. 請求項1に記載の防災支援システムにおいて、
    前記無線子局端末の子局制御部で生成される家電操作履歴データは、操作された家電機器の種別、操作内容、当該家電機器の機種の情報を含む
    ことを特徴とする防災支援システム。
  3. 請求項1または2に記載の防災支援システムにおいて、
    前記子局無線端末の子局制御部は、自端末の電源供給元が、通常時の電源供給源であるAC電源であるか、または停電時に切り替えられる電源供給源であるバックアップ電源であるかを示す情報を取得して、この情報に基づいて電源状況データをさらに生成し、
    前記子局無線端末の子局通信部は、前記制御部で生成された前記電源状況データを前記無線親局装置に送信し、
    前記無線親局装置の親局通信部は、前記無線子局端末の子局通信部から送信された前記電源状況データを受信し、
    前記無線親局装置の親局制御部は、前記親局通信部で受信された電源状況データで自端末の電源供給元がバックアップ電源であることが示されていることを検知したときには、当該住宅が停電中であることを示す情報を含む前記表示データを生成する
    ことを特徴とする防災支援システム。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の防災支援システムにおいて、
    前記親局無線装置の親局制御部は、前記親局通信部で受信された前記家電操作履歴データで災害発生後に防災情報が放送されているTVチャンネルが操作されていることが示されていることを検知したときには、このTVチャンネルが操作されたことを明示する情報を含む表示データを含む前記表示データを生成する
    ことを特徴とする防災支援システム。
  5. 請求項1〜4いずれか1項に記載の防災支援システムにおいて、
    前記無線子局端末の子局制御部は、予め登録された家電機器のみに関して前記家電操作履歴データを生成する
    ことを特徴とする防災支援システム。
  6. 請求項1〜5いずれか1項に記載の防災支援システムにおいて、
    前記親局制御部は、当該住宅の家電機器を操作する操作指示が入力されると、この操作指示を前記親局通信部に送出し、
    前記親局通信部は、前記親局制御部から取得した前記操作指示を前記無線子局端末に送信し、
    前記無線子局端末の前記子局通信部は、前記親局通信部から送信された前記操作指示を受信し、
    前記子局制御部は、前記子局通信部で受信された前記操作指示を前記近距離無線通信部に送出し、
    前記近距離無線通信部は、前記子局制御部から取得した前記操作指示を前記デジタル無線式リモコンに送信し、
    前記デジタル無線式リモコンのリモコン通信部は、前記近距離無線通信部から送信された前記操作指示を受信し、この操作指示に従って、当該住宅の家電機器を操作する操作信号を発信する
    ことを特徴とする防災支援システム。
  7. 請求項1〜6いずれか1項に記載の防災支援システムにおいて、
    携帯端末をさらに備え、
    前記無線子局端末の近距離無線通信部は、前記子局通信部で生成された前記家電操作履歴データを発信し、
    前記携帯端末は、
    前記近距離無線通信部から発信された前記家電操作履歴データを受信する携帯端末通信部と、
    前記携帯端末通信部から発信された前記家電操作履歴データを表示する携帯端末表示部と
    を有することを特徴とする防災支援システム。
  8. 住宅内の家電機器の操作に利用されるデジタル無線式リモコンから発信された家電機器の操作信号を受信する近距離無線通信部と、
    前記近距離無線通信部で受信された操作信号を解析し、この解析結果と当該操作の操作時刻情報とから当該住宅における家電操作履歴データを生成する制御部と、
    を備えることを特徴とする家電操作履歴情報生成装置。
  9. 請求項8に記載の家電操作履歴情報生成装置において、
    前記制御部で生成される家電操作履歴データは、操作された家電機器の種別、操作内容、当該家電機器の機種の情報を含む
    ことを特徴とする家電操作履歴情報生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013251606A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Nippon Telegraph & Telephone West Corp 救助対象検出時刻信号送信装置
US10072560B2 (en) 2013-03-19 2018-09-11 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Precombustion-chamber fuel supply device for gas internal combustion engine
JP7453216B2 (ja) 2018-09-14 2024-03-19 アー・ファウ・エル・リスト・ゲー・エム・ベー・ハー シリンダヘッド

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