JP2003067874A - 双方向通信装置 - Google Patents
双方向通信装置Info
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- JP2003067874A JP2003067874A JP2001261527A JP2001261527A JP2003067874A JP 2003067874 A JP2003067874 A JP 2003067874A JP 2001261527 A JP2001261527 A JP 2001261527A JP 2001261527 A JP2001261527 A JP 2001261527A JP 2003067874 A JP2003067874 A JP 2003067874A
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- JP
- Japan
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- communication device
- user
- way communication
- emergency
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- Alarm Systems (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠隔地で暮らしている人同士の状況を、お互
いのプライバシや生活リズムを乱すことなく、伝え合
い、状況に応じて、単身者の情報の伝達先を選択し、病
院に通報する遠隔地間コミュニケーションを支援する場
合、確実に緊急通報することができる双方向通信装置を
提供することを目的とするものである。 【解決手段】 CPUと通信インタフェースと複数の接
続インタフェースとを具備するメインユニットと、上記
メインユニットに接続されている入力ユニットと、出力
ユニットと、上記入力ユニットに接続される人の存在、
動き、環境情報を検知する入力デバイスと、上記出力ユ
ニットに接続され、受信した存在、動き、環境情報を表
現する出力デバイスとによって構成され、通信網を介し
て、遠隔地の通信装置とデータを送受信する双方向通信
装置であって、緊急通報機能を付加した双方向通信装置
である。
いのプライバシや生活リズムを乱すことなく、伝え合
い、状況に応じて、単身者の情報の伝達先を選択し、病
院に通報する遠隔地間コミュニケーションを支援する場
合、確実に緊急通報することができる双方向通信装置を
提供することを目的とするものである。 【解決手段】 CPUと通信インタフェースと複数の接
続インタフェースとを具備するメインユニットと、上記
メインユニットに接続されている入力ユニットと、出力
ユニットと、上記入力ユニットに接続される人の存在、
動き、環境情報を検知する入力デバイスと、上記出力ユ
ニットに接続され、受信した存在、動き、環境情報を表
現する出力デバイスとによって構成され、通信網を介し
て、遠隔地の通信装置とデータを送受信する双方向通信
装置であって、緊急通報機能を付加した双方向通信装置
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔地コミュニケ
ーションを支援する双方向通信装置に関する。
ーションを支援する双方向通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交通機関や通信網の整備等によっ
て、身近な人間同士が、物理的に離れた場所で活動する
状態が増加している。これによって、人々は孤独感、孤
立感を深め、遠隔地にいる人の安否を確認し、安心感を
持ちたいと望んでいる。
て、身近な人間同士が、物理的に離れた場所で活動する
状態が増加している。これによって、人々は孤独感、孤
立感を深め、遠隔地にいる人の安否を確認し、安心感を
持ちたいと望んでいる。
【0003】このような状況を踏まえ、緊急通報システ
ムや安否確認システム等を、様々な企業が提供してい
る。
ムや安否確認システム等を、様々な企業が提供してい
る。
【0004】現行のシステムは、異常事態が発生したと
きに、サービス提供者のセンタヘ、ユーザが緊急通報で
きるシステムや、これに加え、サービス提供者の担当者
とユーザとが対話できるシステムや、家電やカメラ等を
使用し、通常状態でもユーザを監視するシステムであ
る。
きに、サービス提供者のセンタヘ、ユーザが緊急通報で
きるシステムや、これに加え、サービス提供者の担当者
とユーザとが対話できるシステムや、家電やカメラ等を
使用し、通常状態でもユーザを監視するシステムであ
る。
【0005】一方、遠隔地間のコミュニケーションツー
ルとして、電話、携帯端末、ファクシミリ装置、e−m
ai1、TV電話等、様々なものが開発されている。
ルとして、電話、携帯端末、ファクシミリ装置、e−m
ai1、TV電話等、様々なものが開発されている。
【0006】さらに、最近では、言葉や画像等による明
示的なメッセージの他に、その場の雰囲気や周辺情報、
人の存在、動き等を伝える通信端末も提案されている。
示的なメッセージの他に、その場の雰囲気や周辺情報、
人の存在、動き等を伝える通信端末も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】高齢者を監視するシス
テムでは、見守られる側のユーザが、通常状態でも、一
方的に監視されることが多く、見守られる側のユーザの
プライバシが軽視されているという問題がある。カメラ
によるユーザの監視は、プライバシ軽視の最たるもので
ある。
テムでは、見守られる側のユーザが、通常状態でも、一
方的に監視されることが多く、見守られる側のユーザの
プライバシが軽視されているという問題がある。カメラ
によるユーザの監視は、プライバシ軽視の最たるもので
ある。
【0008】実際には、見守られる側のユーザは、サー
ビス提供者とのコミュニケーションだけでなく、本人の
関係者(家族、友人等)とのコミュニケーションをも求
め、むしろ後者が主体になることを望んでいると、考え
られる。すなわち、見守る側として、サービス提供者だ
けでなく、見守られる側の関係者をも含めるべきであ
り、それを含んだ双方向の通信システムが求められてい
ると考えられる。ただし、その中で、各人のプライバシ
が確保されることは大前提である。
ビス提供者とのコミュニケーションだけでなく、本人の
関係者(家族、友人等)とのコミュニケーションをも求
め、むしろ後者が主体になることを望んでいると、考え
られる。すなわち、見守る側として、サービス提供者だ
けでなく、見守られる側の関係者をも含めるべきであ
り、それを含んだ双方向の通信システムが求められてい
ると考えられる。ただし、その中で、各人のプライバシ
が確保されることは大前提である。
【0009】また、上記従来例において、異常事態が発
生したときに、緊急通報できるタイプのシステムでは、
サービス提供者のセンタに通報が直接届くので、利用者
は、誤って通報してしまうことを恐れる傾向にあるとい
う問題がある。
生したときに、緊急通報できるタイプのシステムでは、
サービス提供者のセンタに通報が直接届くので、利用者
は、誤って通報してしまうことを恐れる傾向にあるとい
う問題がある。
【0010】また、ユーザが、通報システムにおけるス
イッチをON/OFF操作をしなければならないが、こ
のスイッチの入れ忘れ、切り忘れ等によって、緊急時
に、正常に通報されなかったり、逆に、誤通報の要因に
なることがあり、ユーザに精神的負担がかかるという問
題がある。
イッチをON/OFF操作をしなければならないが、こ
のスイッチの入れ忘れ、切り忘れ等によって、緊急時
に、正常に通報されなかったり、逆に、誤通報の要因に
なることがあり、ユーザに精神的負担がかかるという問
題がある。
【0011】つまり、上記従来例は、遠隔地で暮らして
いる人同士の状況を、お互いのプライバシや生活リズム
を乱すことなく、伝え合い、状況に応じて、単身者の情
報の伝達先を選択し、病院に通報する遠隔地間コミュニ
ケーションを支援する場合、確実に緊急通報することが
できないという問題がある。
いる人同士の状況を、お互いのプライバシや生活リズム
を乱すことなく、伝え合い、状況に応じて、単身者の情
報の伝達先を選択し、病院に通報する遠隔地間コミュニ
ケーションを支援する場合、確実に緊急通報することが
できないという問題がある。
【0012】本発明は、遠隔地で暮らしている人同士の
状況を、通常時にはお互いのプライバシや生活リズムを
乱すことなく、伝え合うことができ、緊急時には当該利
用者が指定した病院や家族等に確実に緊急通報すること
ができる双方向通信装置を提供することを目的とするも
のである。
状況を、通常時にはお互いのプライバシや生活リズムを
乱すことなく、伝え合うことができ、緊急時には当該利
用者が指定した病院や家族等に確実に緊急通報すること
ができる双方向通信装置を提供することを目的とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、雰囲気や人の
存在、動き等を伝える双方向通信装置に、緊急通報機能
を付加した双方向通信装置である。
存在、動き等を伝える双方向通信装置に、緊急通報機能
を付加した双方向通信装置である。
【0014】
【発明の実施の形態と実施例】図1は、本発明の一実施
例である双方向通信装置100を示すブロック図であ
る。
例である双方向通信装置100を示すブロック図であ
る。
【0015】(1)双方向通信装置100のシステム構
成 双方向通信装置100は、メインユニット1と、メイン
ユニット1に接続されている入力ユニット2と、出力ユ
ニット3と、入力ユニット2に接続されている入力デバ
イス4と、出力ユニット3に接続されている出力デバイ
ス5とを有する。
成 双方向通信装置100は、メインユニット1と、メイン
ユニット1に接続されている入力ユニット2と、出力ユ
ニット3と、入力ユニット2に接続されている入力デバ
イス4と、出力ユニット3に接続されている出力デバイ
ス5とを有する。
【0016】メインユニット1は、CPU6と、通信網
インタフェースコントローラ7と、通信網インタフェー
ス8と、複数のデジタルポート9とを有する。
インタフェースコントローラ7と、通信網インタフェー
ス8と、複数のデジタルポート9とを有する。
【0017】通信網19を介して、遠隔地の通信装置と
の間で、データを常時、送受信できる。
の間で、データを常時、送受信できる。
【0018】入力ユニット2および入力デバイス4は、
複数、設けられ、出力ユニット3および出力デバイス5
も、複数、設けられている。
複数、設けられ、出力ユニット3および出力デバイス5
も、複数、設けられている。
【0019】各入力ユニット2にはそれぞれ1つずつの
入力デバイス4が接続され、各入力デバイス4に適した
A/Dコンバータ等を搭載している。
入力デバイス4が接続され、各入力デバイス4に適した
A/Dコンバータ等を搭載している。
【0020】また、入力デバイス4の機能を停止し、相
手への送信を拒否する送信停止スイッチSWを、各入力
ユニット2に付加するようにしてもよい。この場合、入
力デバイス4の送信ON状態または送信OFF状態を示
すインジケータユニット13を、デジタルポート9に接
続する等して表示する。
手への送信を拒否する送信停止スイッチSWを、各入力
ユニット2に付加するようにしてもよい。この場合、入
力デバイス4の送信ON状態または送信OFF状態を示
すインジケータユニット13を、デジタルポート9に接
続する等して表示する。
【0021】各出力ユニット3にはそれぞれ1つずつの
出力デバイス5が接続され、各出力デバイス5に適した
D/Aコンバータ、ビデオコントローラ等を搭載してい
る。
出力デバイス5が接続され、各出力デバイス5に適した
D/Aコンバータ、ビデオコントローラ等を搭載してい
る。
【0022】また、緊急用入力デバイス14と、緊急用
出力デバイス15とは、必ずしも設ける必要はなく、ま
た、通常時に用いるデバイスに、緊急用の機能を付加す
るようにしてもよい。
出力デバイス15とは、必ずしも設ける必要はなく、ま
た、通常時に用いるデバイスに、緊急用の機能を付加す
るようにしてもよい。
【0023】緊急用入力デバイス14および緊急用機能
を有する入力デバイスは、緊急時に、遠隔地にいる人間
(外部)と連絡を取る機能を有する。双方向通信装置1
00では、次の3種類の方法A、B、Cのうちで、少な
くとも1種類の方法を、手動で切り替えることができ、
また、自動で切り替えることができる。
を有する入力デバイスは、緊急時に、遠隔地にいる人間
(外部)と連絡を取る機能を有する。双方向通信装置1
00では、次の3種類の方法A、B、Cのうちで、少な
くとも1種類の方法を、手動で切り替えることができ、
また、自動で切り替えることができる。
【0024】手動で切り替える場合には、プッシュボタ
ン16、またはプッシュボタンが付いているリモコン1
7を利用して、切り替える。また、複数種類の方法を選
択した場合に、自動で切り替える。
ン16、またはプッシュボタンが付いているリモコン1
7を利用して、切り替える。また、複数種類の方法を選
択した場合に、自動で切り替える。
【0025】方法A:ユーザが、意識的に端末の入力デ
バイス4を操作して発信する方法 方法B:ユーザが、無意識的に発する情報を、入力デバ
イス4が検知し、自動的に発信する方法 方法C:特別な緊急通報は行わず、こちらからは通報せ
ず、相手からの連絡を待つ方法 また、機械または相手ユーザが、緊急状態(真の緊急状
態と留守状態と)を判別できるようにするために、「留
守モード」を設けている。「留守モード」は、ユーザが
留守であることを自ら相手に知らせるモードである。
バイス4を操作して発信する方法 方法B:ユーザが、無意識的に発する情報を、入力デバ
イス4が検知し、自動的に発信する方法 方法C:特別な緊急通報は行わず、こちらからは通報せ
ず、相手からの連絡を待つ方法 また、機械または相手ユーザが、緊急状態(真の緊急状
態と留守状態と)を判別できるようにするために、「留
守モード」を設けている。「留守モード」は、ユーザが
留守であることを自ら相手に知らせるモードである。
【0026】ユーザが、留守モードを開始、停止するこ
とができる。留守モードを開始、停止する場合、次の方
法x、y、zの中から、プッシュボタン18、またはプ
ッシュボタンが付いたリモコン17を使用して、手動で
選択することができる。
とができる。留守モードを開始、停止する場合、次の方
法x、y、zの中から、プッシュボタン18、またはプ
ッシュボタンが付いたリモコン17を使用して、手動で
選択することができる。
【0027】方法x:プッシュボタン等を操作してユー
ザが明示的に開始/停止する 方法y:ユーザが無意識的に発する情報を入力デバイス
が検知して開始/停止を自動的に切り替える 方法z:遠隔地から携帯端末等を用いてユーザが明示的
に開始する なお、緊急通報先を、ユーザ白身が予め設定することが
でき、設定した通報先によって、上記「通報方法」と
「緊急状態判断方法」とを変えることができる。
ザが明示的に開始/停止する 方法y:ユーザが無意識的に発する情報を入力デバイス
が検知して開始/停止を自動的に切り替える 方法z:遠隔地から携帯端末等を用いてユーザが明示的
に開始する なお、緊急通報先を、ユーザ白身が予め設定することが
でき、設定した通報先によって、上記「通報方法」と
「緊急状態判断方法」とを変えることができる。
【0028】一方、出力デバイス5は、以下の機能を有
する。
する。
【0029】機能1:強制的に相手ユーザの注意を促す
「音」を中心に、光、動き等を用いて強力にアピールす
る 機能2:緊急通報中であることを示すインジケータを用
意し、ユーザ本人にも緊急通報中であることを通知す
る。特に、自動的に緊急通報した場合には、通知するこ
とが必要となる なお、入力と出力が一体となったデバイスを接続するよ
うにしてもよい。
「音」を中心に、光、動き等を用いて強力にアピールす
る 機能2:緊急通報中であることを示すインジケータを用
意し、ユーザ本人にも緊急通報中であることを通知す
る。特に、自動的に緊急通報した場合には、通知するこ
とが必要となる なお、入力と出力が一体となったデバイスを接続するよ
うにしてもよい。
【0030】入力デバイスとしては、通常用、緊急用、
緊急・通常兼用とも、温度センサ、赤外線センサ、超音
波センサ、圧力センサ、振動センサ、指紋センサ、ガス
センサ、ニオイセンサ、サーモグラフィ、カメラ等、様
々なデバイスを利用することができる。また、出力デバ
イス5として、通常用、緊急用、緊急・通常兼用とも、
ライト、光ファイバ、FM音源、スピーカ、モータ、デ
ィスプレイ等、様々なデバイスを利用することができ
る。
緊急・通常兼用とも、温度センサ、赤外線センサ、超音
波センサ、圧力センサ、振動センサ、指紋センサ、ガス
センサ、ニオイセンサ、サーモグラフィ、カメラ等、様
々なデバイスを利用することができる。また、出力デバ
イス5として、通常用、緊急用、緊急・通常兼用とも、
ライト、光ファイバ、FM音源、スピーカ、モータ、デ
ィスプレイ等、様々なデバイスを利用することができ
る。
【0031】つまり、双方向通信装置100は、通常時
に、双方向通信装置を利用している遠隔地のユーザに、
同一空間にいるような感覚を提供する同一空間感覚提供
手段の例であり、また、緊急時に、上記双方向通信装置
を利用している遠隔地のユーザ、または上記双方向通信
装置以外の通信装置を利用している遠隔地のユーザに、
異常事態発生を即時的に伝達する異常事態発生伝達手段
の例である。
に、双方向通信装置を利用している遠隔地のユーザに、
同一空間にいるような感覚を提供する同一空間感覚提供
手段の例であり、また、緊急時に、上記双方向通信装置
を利用している遠隔地のユーザ、または上記双方向通信
装置以外の通信装置を利用している遠隔地のユーザに、
異常事態発生を即時的に伝達する異常事態発生伝達手段
の例である。
【0032】図2は、上記実施例において、双方向通信
端末を用いたシステムの基本構成を示す図である。
端末を用いたシステムの基本構成を示す図である。
【0033】双方向通信端末を用いたシステムの基本構
成は、図2に示すように、通信網19を介して接続され
ている複数の双方向通信端末100と、予め指定した1
台または複数の第三者(医療機関等)のサーバ20とに
よって、構成されている。
成は、図2に示すように、通信網19を介して接続され
ている複数の双方向通信端末100と、予め指定した1
台または複数の第三者(医療機関等)のサーバ20とに
よって、構成されている。
【0034】通信網19としては、公衆回線、専用線
等、様々な回線を用いることができ、その通信形式も、
P2PやClient−Serverモデル等、様々な
ものを利用することができる。
等、様々な回線を用いることができ、その通信形式も、
P2PやClient−Serverモデル等、様々な
ものを利用することができる。
【0035】図3は、上記実施例における1種類の入力
デバイス21を示す図である。
デバイス21を示す図である。
【0036】図4は、緊急用機能を備え、入力デバイス
4と出力デバイス5が一体となった1種類の入出力デバ
イスを示す図である。
4と出力デバイス5が一体となった1種類の入出力デバ
イスを示す図である。
【0037】図3に示す入力デバイス21は、焦電型赤
外線センサを用いた移動熱源感知センサであり、人体の
存在(人間が発する非明示的な情報の1つ)を検出する
機能を持つ。配置する個数は、感知したい範囲(部屋か
屋内全体か等)に依存する。
外線センサを用いた移動熱源感知センサであり、人体の
存在(人間が発する非明示的な情報の1つ)を検出する
機能を持つ。配置する個数は、感知したい範囲(部屋か
屋内全体か等)に依存する。
【0038】図4に示す入出力デバイス5は、中にラン
プ(電球等)を入れた半透明な球23と、スピーカ24
と、音量調節トグル25と、球23の転落を防止するガ
ード26が付いた台27と、2段接触センサ28とによ
って構成されている。
プ(電球等)を入れた半透明な球23と、スピーカ24
と、音量調節トグル25と、球23の転落を防止するガ
ード26が付いた台27と、2段接触センサ28とによ
って構成されている。
【0039】2段接触センサ28は、緊急時用接触セン
サ29と、通常時用接触センサ30とによって構成さ
れ、緊急時(独居老人の体調に異変が起きたとき等)に
は、ユーザが、半透明な球を転がし、緊急時用接触セン
サ29がONの状態になることによって、緊急通報を発
生する。一方、通常時には、半透明な球を押すことによ
って、通常時用接触センサ30がONになり、通信相手
とコミュニケーションを行うことができる。
サ29と、通常時用接触センサ30とによって構成さ
れ、緊急時(独居老人の体調に異変が起きたとき等)に
は、ユーザが、半透明な球を転がし、緊急時用接触セン
サ29がONの状態になることによって、緊急通報を発
生する。一方、通常時には、半透明な球を押すことによ
って、通常時用接触センサ30がONになり、通信相手
とコミュニケーションを行うことができる。
【0040】上記のように、2段接触センサ28は、1
つのデバイスで、通常時の接触と緊急時の接触とのそれ
ぞれにおける情報と、その際の通信相手の区別とを伝達
する。また、通常時用接触センサ30は、半透明で、球
状の出力デバイス5を転がすという簡単な1度の動作だ
けで、緊急状況であることを連続的に、相手側に伝える
ことができる。
つのデバイスで、通常時の接触と緊急時の接触とのそれ
ぞれにおける情報と、その際の通信相手の区別とを伝達
する。また、通常時用接触センサ30は、半透明で、球
状の出力デバイス5を転がすという簡単な1度の動作だ
けで、緊急状況であることを連続的に、相手側に伝える
ことができる。
【0041】(2)送受信データと内部データ
(2−1)送受信データ
双方向通信装置100は、ユーザまたは家、部屋等毎
に、1台設置され、双方向通信装置100自体に送信
側、受信側の区別はない。
に、1台設置され、双方向通信装置100自体に送信
側、受信側の区別はない。
【0042】図5は、双方向通信装置100において、
送信データである4種類の変数の定義を示す図である。
送信データである4種類の変数の定義を示す図である。
【0043】送受信データである4種類の変数を、次の
ように定義する。
ように定義する。
【0044】・通常存在変数(be#normal)……通常時
の存在情報を表す変数である ・通常接触変数(touch#normal)……通常時の接触情報
を表す変数である ・緊急検出変数(passive#emergency)……緊急時の検
出情報(入力デバイスによる無意識的情報の検出)を表
す変数である(上記方法Bに相当) ・緊急接触変数(touch#emergency)……緊急時の接触
情報(入力デバイスの明示的操作)を表す変数(上記方
法Aに相当)である 緊急時に用いる緊急検出変数、緊急接触変数は、ユーザ
が選択したか否かを示すステータスビットSを持つ。ユ
ーザが、プッシュボタン16、またはリモコン17上の
プッシュボタン等を操作することによって、ステータス
ビットSが変化する。
の存在情報を表す変数である ・通常接触変数(touch#normal)……通常時の接触情報
を表す変数である ・緊急検出変数(passive#emergency)……緊急時の検
出情報(入力デバイスによる無意識的情報の検出)を表
す変数である(上記方法Bに相当) ・緊急接触変数(touch#emergency)……緊急時の接触
情報(入力デバイスの明示的操作)を表す変数(上記方
法Aに相当)である 緊急時に用いる緊急検出変数、緊急接触変数は、ユーザ
が選択したか否かを示すステータスビットSを持つ。ユ
ーザが、プッシュボタン16、またはリモコン17上の
プッシュボタン等を操作することによって、ステータス
ビットSが変化する。
【0045】電源をONにした直後の初期値は、各変数
とも0(N0)である。各センシングデータから変数へ
の変換は、以下で詳しく述べる。
とも0(N0)である。各センシングデータから変数へ
の変換は、以下で詳しく述べる。
【0046】また、メインユニット1は、通信網19を
介して、遠隔地、または同建物内に設置されている通信
装置間で、データを送受信する機能を持つ。
介して、遠隔地、または同建物内に設置されている通信
装置間で、データを送受信する機能を持つ。
【0047】図6は、上記実施例において、送受信デー
タ(変数)に、ディスティネーション・アドレスを示す
ヘッダを付けたパケットを示す図である。
タ(変数)に、ディスティネーション・アドレスを示す
ヘッダを付けたパケットを示す図である。
【0048】送受信データ(変数)は、図6に示すよう
に、ディスティネーション・アドレスを示すヘッダをつ
けて、パケットとして送受信される。
に、ディスティネーション・アドレスを示すヘッダをつ
けて、パケットとして送受信される。
【0049】(2−2)内部データ
次に、各双方向通信装置100が保持する内部データに
ついて説明する。
ついて説明する。
【0050】各双方向通信装置100が内部データとし
て保持すべきデータは、上記留守モードの開始/停止方
法に関するデータである。
て保持すべきデータは、上記留守モードの開始/停止方
法に関するデータである。
【0051】図7は、上記実施例における内部データを
示す図である。
示す図である。
【0052】内部データである3種類の変数は、図7に
示すように、次のように定義している。
示すように、次のように定義している。
【0053】・明示的設定変数(set#touch)……ユー
ザが、入力デバイス4を明示的に操作することによる開
始/停止である(上記方法xに相当) ・検出設定変数(set#passive)……入力デバイス4
が、無意識的情報を検出することによる自動的な開始/
停止である(上記方法yに相当) ・遠隔設定変数(set#mobile)……ユーザが、遠隔地か
ら明示的に入力デバイス4を操作することによる開始で
ある(上記方法zに相当)。
ザが、入力デバイス4を明示的に操作することによる開
始/停止である(上記方法xに相当) ・検出設定変数(set#passive)……入力デバイス4
が、無意識的情報を検出することによる自動的な開始/
停止である(上記方法yに相当) ・遠隔設定変数(set#mobile)……ユーザが、遠隔地か
ら明示的に入力デバイス4を操作することによる開始で
ある(上記方法zに相当)。
【0054】明示的設定変数および検出設定変数は、そ
れぞれ「開始(start)」、「停止(stop)」
の2つの状態を設定、保持することができる。
れぞれ「開始(start)」、「停止(stop)」
の2つの状態を設定、保持することができる。
【0055】また、遠隔設定変数は、「開始(star
t)」のみを設定、保持する。
t)」のみを設定、保持する。
【0056】これらの変数は、プッシュボタン16、ま
たはリモコン17上のプッシュボタンをユーザが操作す
ることによって変化する。なお、明示的設定変数および
検出設定変数における「開始」、「停止」はそれぞれ別
のプッシュスイッチ等で設定することができる。
たはリモコン17上のプッシュボタンをユーザが操作す
ることによって変化する。なお、明示的設定変数および
検出設定変数における「開始」、「停止」はそれぞれ別
のプッシュスイッチ等で設定することができる。
【0057】(3)基本動作(通常時)
(3−1)存在情報の伝達
次に、上記実施例において、存在情報を送受信する動作
について説明する。
について説明する。
【0058】図8は、上記実施例において、存在情報を
送受信する動作を示すフローチャートである。
送受信する動作を示すフローチャートである。
【0059】通常状態において存在情報を受信した場合
には、相手のAwarenessを待つ方法である光に
変換し、表示する。光による表示方法としては、「消
灯」、「点滅」、「点灯」と、点灯の強弱、点灯間隔の
長短等を含めると、様々なものがある。アクティブにな
った変数と、これらの表示方法とのマッチングについて
は、ユーザが予め設定することができる。
には、相手のAwarenessを待つ方法である光に
変換し、表示する。光による表示方法としては、「消
灯」、「点滅」、「点灯」と、点灯の強弱、点灯間隔の
長短等を含めると、様々なものがある。アクティブにな
った変数と、これらの表示方法とのマッチングについて
は、ユーザが予め設定することができる。
【0060】図13は、上記実施例において、変数と出
力形式との対応を示す図である。
力形式との対応を示す図である。
【0061】ここで、図13に示すマッチングに設定し
たとする。ユーザA(送信側)の双方向通信装置100
の電源と、ユーザB(受信側)の双方向通信装置100
の電源とがONになっている状態(S31)で、たとえ
ばユーザAの双方向通信装置100が設置されている部
屋に、ユーザAが入室すると、ユーザAの双方向通信装
置100の入力ユニット2に接続されている移動熱源セ
ンサが、人体を検出する(S32)。
たとする。ユーザA(送信側)の双方向通信装置100
の電源と、ユーザB(受信側)の双方向通信装置100
の電源とがONになっている状態(S31)で、たとえ
ばユーザAの双方向通信装置100が設置されている部
屋に、ユーザAが入室すると、ユーザAの双方向通信装
置100の入力ユニット2に接続されている移動熱源セ
ンサが、人体を検出する(S32)。
【0062】入力デバイス4によってセンシングされた
データは、メインユニット1に送られ、be_norm
al=1にし、ユーザBの双方向通信装置100に、パ
ケットを送信する(S33)。パケットを受信したユー
ザBの双方向通信装置100のメインユニット1は、b
e_normal=1を検出し、中程度の電流に変換
し、ユーザBの双方向通信装置100の出力デバイス5
を一定時間(たとえば20秒程度)強く点灯する(S3
4)。
データは、メインユニット1に送られ、be_norm
al=1にし、ユーザBの双方向通信装置100に、パ
ケットを送信する(S33)。パケットを受信したユー
ザBの双方向通信装置100のメインユニット1は、b
e_normal=1を検出し、中程度の電流に変換
し、ユーザBの双方向通信装置100の出力デバイス5
を一定時間(たとえば20秒程度)強く点灯する(S3
4)。
【0063】その後に、ユーザAの双方向通信装置10
0は、一定間隔で、ユーザAの存在をセンシングし(S
35、S36)、ユーザAが退室するまで、be_no
rmal=1としたパケットを、ユーザBの双方向通信
装置100に送信し続ける(S37)。
0は、一定間隔で、ユーザAの存在をセンシングし(S
35、S36)、ユーザAが退室するまで、be_no
rmal=1としたパケットを、ユーザBの双方向通信
装置100に送信し続ける(S37)。
【0064】ユーザBの双方向通信装置100は、be
_normal=1の状態が、一定時間(たとえば30
秒程度)続いたら(S38)、中電流から、低電流(た
とえば最大電流の1/3)に変え、出力デバイス5を弱
く点灯する(S39)。
_normal=1の状態が、一定時間(たとえば30
秒程度)続いたら(S38)、中電流から、低電流(た
とえば最大電流の1/3)に変え、出力デバイス5を弱
く点灯する(S39)。
【0065】ユーザAが室内から退出し、ユーザAの双
方向通信装置100の入力ユニット2に接続されている
移動熱源センサが、一定時間(たとえば10分間)、人
体を検出できなければ(S40)、退出とみなし、be
_normal=0としたパケットを、ユーザBの双方
向通信装置100に送信する(S41)。
方向通信装置100の入力ユニット2に接続されている
移動熱源センサが、一定時間(たとえば10分間)、人
体を検出できなければ(S40)、退出とみなし、be
_normal=0としたパケットを、ユーザBの双方
向通信装置100に送信する(S41)。
【0066】このパケットを受信したユーザBの双方向
通信装置100は、出力デバイス5を消灯する(S4
2)。各変数と出力形式(音、光)との対応は、図13
に示す通りである。
通信装置100は、出力デバイス5を消灯する(S4
2)。各変数と出力形式(音、光)との対応は、図13
に示す通りである。
【0067】なお、以上に述べた全ての通信において、
ユーザBの存在と状態情報とに変化があった場合にも、
上記と同様に行われる。また、プッシュボタン16、1
8を押すことによって、送信したくない情報をセンシン
グする機能を、停止することが可能である。
ユーザBの存在と状態情報とに変化があった場合にも、
上記と同様に行われる。また、プッシュボタン16、1
8を押すことによって、送信したくない情報をセンシン
グする機能を、停止することが可能である。
【0068】(3−2)接触情報の伝達
次に、上記実施例において、接触情報を送受信する動作
について説明する。
について説明する。
【0069】図9は、上記実施例において、接触情報を
送受信する動作を示すフローチャートである。
送受信する動作を示すフローチャートである。
【0070】接触情報を受信した場合には、相手の注意
を強制的に引きつける方法である音に変換し、表示す
る。
を強制的に引きつける方法である音に変換し、表示す
る。
【0071】音による表示方法も、「無音」、「有音」
の他に、その強弱、音色、高低等、様々なものがある。
ここでは、図13に示すように、通常は、「お知らせ
音」によって、受信データを表現し、緊急時には、「警
戒音」によって、受信データを表現する。
の他に、その強弱、音色、高低等、様々なものがある。
ここでは、図13に示すように、通常は、「お知らせ
音」によって、受信データを表現し、緊急時には、「警
戒音」によって、受信データを表現する。
【0072】ユーザA、Bの両方の双方向通信装置10
0の電源がONになっている状態で、ユーザAの双方向
通信装置100の入出力デバイス5の球を、ユーザAが
押すと、通常時用接触センサ30が接触を感知し(ON
の状態になる)(S43)、touch_normal
=1としたパケットを、ユーザBの双方向通信装置10
0に送信する(S44)。
0の電源がONになっている状態で、ユーザAの双方向
通信装置100の入出力デバイス5の球を、ユーザAが
押すと、通常時用接触センサ30が接触を感知し(ON
の状態になる)(S43)、touch_normal
=1としたパケットを、ユーザBの双方向通信装置10
0に送信する(S44)。
【0073】また、即時性を維持しながら接触時間を測
定するために、一度touch_normal=1にな
ったら、再びtouch_normal=0になるまで
の間、ユーザAの双方向通信装置100は、間隔を短く
(たとえば通常の1/10)してポーリングする(S4
5)。パケットを受信したユーザBの双方向通信装置1
00は、touch_normal=1を検出し、to
uch_normal=0のパケットを受信するまで、
連続的に音を鳴らし続ける(S46)。また、音量は、
音量調節トグルによって、5段階または光の強弱(バイ
ブ)に変えることができる。
定するために、一度touch_normal=1にな
ったら、再びtouch_normal=0になるまで
の間、ユーザAの双方向通信装置100は、間隔を短く
(たとえば通常の1/10)してポーリングする(S4
5)。パケットを受信したユーザBの双方向通信装置1
00は、touch_normal=1を検出し、to
uch_normal=0のパケットを受信するまで、
連続的に音を鳴らし続ける(S46)。また、音量は、
音量調節トグルによって、5段階または光の強弱(バイ
ブ)に変えることができる。
【0074】(4)基本動作(緊急時)
(4−1)初期設定
双方向通信装置100は、緊急事態を早期発見すること
を促し、外部との連絡を円滑にするために、緊急時対応
機能が搭載されている。
を促し、外部との連絡を円滑にするために、緊急時対応
機能が搭載されている。
【0075】次に、上記緊急時対応機能の利用方法につ
いて説明する。
いて説明する。
【0076】まず、初期設定として、ユーザは、以下の
項目を予め設定することができる。
項目を予め設定することができる。
【0077】・緊急通報先の指定
・緊急通報先毎の「通報方法」の設定
・緊急通報先毎の「緊急状態判断方法」(留守モードの
開始/停止)の設定 デフォルト(ユーザが初期設定をしなかった状態)で
は、プライバシを考慮し、ユーザが明示的に操作する方
法を設定する。すなわち、「A.ユーザが意識的に端末
の入力デバイス4を操作して通報する方法」と「x.プ
ッシュボタン等を操作してユーザが明示的に留守モード
を開始/停止する方法」とが選択される。
開始/停止)の設定 デフォルト(ユーザが初期設定をしなかった状態)で
は、プライバシを考慮し、ユーザが明示的に操作する方
法を設定する。すなわち、「A.ユーザが意識的に端末
の入力デバイス4を操作して通報する方法」と「x.プ
ッシュボタン等を操作してユーザが明示的に留守モード
を開始/停止する方法」とが選択される。
【0078】(4−2)通報方法
上記のように、緊急時に外部へ通報を発信する方法とし
て、たとえば、次の3種類の方法A、B、Cが考えられ
る。
て、たとえば、次の3種類の方法A、B、Cが考えられ
る。
【0079】A.ユーザが、意識的に端末の入力デバイ
ス4を操作して発信する方法 B.ユーザが、無意識的に発する情報を、入力デバイス
4が検知し、自動的に発信する方法 C.特別な緊急通報を行わず、こちらからは通報せず、
相手から連絡を待つ。
ス4を操作して発信する方法 B.ユーザが、無意識的に発する情報を、入力デバイス
4が検知し、自動的に発信する方法 C.特別な緊急通報を行わず、こちらからは通報せず、
相手から連絡を待つ。
【0080】ここで、上記方法Cは、(3−1)節で述
べた通常時の存在情報伝達を通じて人間が判断するもの
である。一方、上記方法Aと方法Bとは、双方向通信装
置100に、その機能を搭載する必要がある。
べた通常時の存在情報伝達を通じて人間が判断するもの
である。一方、上記方法Aと方法Bとは、双方向通信装
置100に、その機能を搭載する必要がある。
【0081】まず、上記方法A(ユーザが、双方向通信
装置100の入力デバイス4を、意識的に操作して発信
する方法)を用いた緊急通報の動作について説明する。
装置100の入力デバイス4を、意識的に操作して発信
する方法)を用いた緊急通報の動作について説明する。
【0082】図10は、上記実施例において、ユーザ
が、双方向通信装置100の入力デバイス4を意識的に
操作して緊急通報を発信する動作を示すフローチャート
である。
が、双方向通信装置100の入力デバイス4を意識的に
操作して緊急通報を発信する動作を示すフローチャート
である。
【0083】異常が発生した場合(独居老人の体調に異
変が起きた場合等)には、ユーザAが、双方向通信装置
100の入出力デバイス5の球を転がし、これによっ
て、緊急時用接触センサ29がOFF状態になり(S4
7)、一定時間(たとえば5分程度)以上、OFFの状
態が続くと、異常発生とみなし、touch_emer
gency=1としたパケットを、ユーザBの双方向通
信装置100に送信する(S48)。
変が起きた場合等)には、ユーザAが、双方向通信装置
100の入出力デバイス5の球を転がし、これによっ
て、緊急時用接触センサ29がOFF状態になり(S4
7)、一定時間(たとえば5分程度)以上、OFFの状
態が続くと、異常発生とみなし、touch_emer
gency=1としたパケットを、ユーザBの双方向通
信装置100に送信する(S48)。
【0084】パケットを受信したユーザBの双方向通信
装置100は、touch_emergency=1を
検出し、touch_emergency=0のパケッ
トを受信するまで、警戒音(ビープ音)を鳴らし続け、
これと同時に、最大電流で、出力デバイス5を強く点滅
させる(S49)。
装置100は、touch_emergency=1を
検出し、touch_emergency=0のパケッ
トを受信するまで、警戒音(ビープ音)を鳴らし続け、
これと同時に、最大電流で、出力デバイス5を強く点滅
させる(S49)。
【0085】次に、上記方法B(ユーザが、無意識的に
発する情報を、入力デバイス4が検知し、自動的に発信
する方法)を用いた緊急通報について説明する。
発する情報を、入力デバイス4が検知し、自動的に発信
する方法)を用いた緊急通報について説明する。
【0086】図11は、上記実施例において、ユーザが
無意識的に発する情報を入力デバイス4が検知し、自動
的に緊急通報を発信する動作を示すフローチャートであ
る。
無意識的に発する情報を入力デバイス4が検知し、自動
的に緊急通報を発信する動作を示すフローチャートであ
る。
【0087】ユーザAの双方向通信装置100の入力デ
バイス4が長時間(たとえば6時間)、移動熱源を感知
しなければ(S50、S51)、異常発生とみなし、p
assive_emergency=1としたパケット
を、ユーザBの双方向通信装置100に送信する(S5
2)。
バイス4が長時間(たとえば6時間)、移動熱源を感知
しなければ(S50、S51)、異常発生とみなし、p
assive_emergency=1としたパケット
を、ユーザBの双方向通信装置100に送信する(S5
2)。
【0088】パケットを受信したユーザBの双方向通信
装置100は、passive_emergency=
1を検出し、passive_emergency=0
のパケットを受信するまで、警戒音(ビープ音)を中音
量で鳴らし続け、これと同時に、最大電流で、出力デバ
イス5を強く点滅させる(S53)。
装置100は、passive_emergency=
1を検出し、passive_emergency=0
のパケットを受信するまで、警戒音(ビープ音)を中音
量で鳴らし続け、これと同時に、最大電流で、出力デバ
イス5を強く点滅させる(S53)。
【0089】上記方法Bを採用した場合、入力デバイス
4がどの時間帯に、どの程度の時間移動熱源を検知しな
かったときに通報するかということを、ユーザが予め設
定することができる。これによって、たとえば、このユ
ーザであれば、この時間にここで動いている筈であるの
に、検出しない等の、ユーザ特有の行動にも充分に対処
できる。
4がどの時間帯に、どの程度の時間移動熱源を検知しな
かったときに通報するかということを、ユーザが予め設
定することができる。これによって、たとえば、このユ
ーザであれば、この時間にここで動いている筈であるの
に、検出しない等の、ユーザ特有の行動にも充分に対処
できる。
【0090】(4−3)緊急状態判断方法一留守モード
の利用 また、上記のように、留守モードを開始、停止する方法
としては、開始、停止についてそれぞれたとえば、次の
3種類の方法x、y、zが考えられる。
の利用 また、上記のように、留守モードを開始、停止する方法
としては、開始、停止についてそれぞれたとえば、次の
3種類の方法x、y、zが考えられる。
【0091】方法x:プッシュボタン等を操作し、ユー
ザが明示的に開始/停止する 方法y:ユーザが無意識的に発する情報を、入力デバイ
ス4が検知し、開始/停止を自動的に切り替える 方法z:遠隔地から携帯端末等を用いて、ユーザが明示
的に開始する。
ザが明示的に開始/停止する 方法y:ユーザが無意識的に発する情報を、入力デバイ
ス4が検知し、開始/停止を自動的に切り替える 方法z:遠隔地から携帯端末等を用いて、ユーザが明示
的に開始する。
【0092】まず、ユーザAが留守モードを開始する方
法として、上記方法xを選択した場合、ユーザAがプッ
シュボタンを押してから、一定時間後から、次に明示的
にプッシュボタン等を操作するまでの間(停止に方法x
を選択した場合)、または入力デバイス4が人体を再び
検出するまでの間(停止に方法yを選択した場合)に、
ユーザAの入力デバイス4が検出した全ての情報が無効
になり、ユーザAが留守モード中であることのみが、ユ
ーザBに伝えられる。プッシュボタンを押してから、留
守モードに入るまでの時間は、ユーザが予め設定してお
くことができる。
法として、上記方法xを選択した場合、ユーザAがプッ
シュボタンを押してから、一定時間後から、次に明示的
にプッシュボタン等を操作するまでの間(停止に方法x
を選択した場合)、または入力デバイス4が人体を再び
検出するまでの間(停止に方法yを選択した場合)に、
ユーザAの入力デバイス4が検出した全ての情報が無効
になり、ユーザAが留守モード中であることのみが、ユ
ーザBに伝えられる。プッシュボタンを押してから、留
守モードに入るまでの時間は、ユーザが予め設定してお
くことができる。
【0093】また、ユーザAが、留守モードを開始する
方法として、上記方法yを選択した場合、ユーザAの入
力デバイス4によって、人体が一定時間検出されなかっ
た時点から、次に明示的にプッシュボタン等を操作する
までの間(停止に方法xを選択した場合)、または入力
デバイス4が人体を再び検出するまでの間(停止に方法
yを選択した場合)に、ユーザAの入力デバイス4が検
出した全ての情報が無効になり、ユーザAが留守モード
中であることのみが、ユーザBに伝えられる。
方法として、上記方法yを選択した場合、ユーザAの入
力デバイス4によって、人体が一定時間検出されなかっ
た時点から、次に明示的にプッシュボタン等を操作する
までの間(停止に方法xを選択した場合)、または入力
デバイス4が人体を再び検出するまでの間(停止に方法
yを選択した場合)に、ユーザAの入力デバイス4が検
出した全ての情報が無効になり、ユーザAが留守モード
中であることのみが、ユーザBに伝えられる。
【0094】入力デバイス4がどの時間帯に、どの程度
の時間移動熱源を検知しなかったときに通報するかとい
うことを、ユーザが予め設定することができる。これに
よって、たとえば、このユーザであれば、この時間に、
ここで動いている筈であるのに検出しない等の、ユーザ
特有の行動にも、対処できる。
の時間移動熱源を検知しなかったときに通報するかとい
うことを、ユーザが予め設定することができる。これに
よって、たとえば、このユーザであれば、この時間に、
ここで動いている筈であるのに検出しない等の、ユーザ
特有の行動にも、対処できる。
【0095】最後に、ユーザAが留守モードを開始する
方法として上記方法zを選択した場合、ユーザAが、携
帯端末を用いて遠隔地から指令した時点から、次に明示
的にプッシュボタン等を操作するまでの間(停止に方法
xを選択した場合)、または入力デバイス4が人体を再
び検出するまでの間(停止に方法yを選択した場合)
に、ユーザAの入力デバイス4が検出した全ての情報が
無効になり、ユーザAが留守モード中であることのみ
が、ユーザBに伝えられる。
方法として上記方法zを選択した場合、ユーザAが、携
帯端末を用いて遠隔地から指令した時点から、次に明示
的にプッシュボタン等を操作するまでの間(停止に方法
xを選択した場合)、または入力デバイス4が人体を再
び検出するまでの間(停止に方法yを選択した場合)
に、ユーザAの入力デバイス4が検出した全ての情報が
無効になり、ユーザAが留守モード中であることのみ
が、ユーザBに伝えられる。
【0096】なお、上記「ユーザAの入力デバイス4が
検出した全ての情報が無効になる」の記載部分は、以下
で説明する防犯機能を用いた場合には、たとえば、「人
を検知したときに、特定の携帯電話に連絡する」に置き
換わる。
検出した全ての情報が無効になる」の記載部分は、以下
で説明する防犯機能を用いた場合には、たとえば、「人
を検知したときに、特定の携帯電話に連絡する」に置き
換わる。
【0097】(4−4)医療機関への自動通報例
次に、緊急時における医療機関への自動通報について、
具体例を説明する。
具体例を説明する。
【0098】上記のように、双方向通信装置100を用
いたシステムでは、各双方向通信装置100は、通信網
19を介して、単一または複数の他の双方向通信装置1
00と相互に接続され、サーバを介在せずに、P2P型
の通信を行うことが可能である。
いたシステムでは、各双方向通信装置100は、通信網
19を介して、単一または複数の他の双方向通信装置1
00と相互に接続され、サーバを介在せずに、P2P型
の通信を行うことが可能である。
【0099】しかし、独居老人宅に、双方向通信装置1
00を設置する場合等、緊急時を重視する目的で使用す
るときには、医療機関のコンピュータ等と接続し、緊急
時の安全性をより強固にすることができる。このような
システム構成で双方向通信装置100を用いる場合、相
手側の双方向通信装置100に異常を通知すると同時
に、医療機関のコンピュータに自動通報する。緊急時に
通報する相手は、予めユーザが指定しておくことができ
る。
00を設置する場合等、緊急時を重視する目的で使用す
るときには、医療機関のコンピュータ等と接続し、緊急
時の安全性をより強固にすることができる。このような
システム構成で双方向通信装置100を用いる場合、相
手側の双方向通信装置100に異常を通知すると同時
に、医療機関のコンピュータに自動通報する。緊急時に
通報する相手は、予めユーザが指定しておくことができ
る。
【0100】(5)防犯機能
双方向通信装置100では、防犯機能を持たせることが
可能である。防犯機能は、(4−3)節で述べた留守モ
ードと共に提供される。ユーザAの双方向通信装置10
0が留守モード中であるときに、ユーザAの入力デバイ
ス4が人体を検出すると、この検出結果をメインユニッ
ト1が判断し、予めユーザが設定した通報先(ユーザB
や専門機関)へ自動通報する。ただし、防犯機能を用い
る場合には、留守モードの停止を方法xに設定しておく
必要がある。
可能である。防犯機能は、(4−3)節で述べた留守モ
ードと共に提供される。ユーザAの双方向通信装置10
0が留守モード中であるときに、ユーザAの入力デバイ
ス4が人体を検出すると、この検出結果をメインユニッ
ト1が判断し、予めユーザが設定した通報先(ユーザB
や専門機関)へ自動通報する。ただし、防犯機能を用い
る場合には、留守モードの停止を方法xに設定しておく
必要がある。
【0101】(6)使用イメージ例
図12は、上記実施例の使用イメージを示す図である。
【0102】 独居高齢者と、その家族、病院との間
における双方向通信 緊急状態を即時的に家族や病院等に通知できるので、独
居高齢者等の生活の安全性を高め、安心感をもたらすこ
とができる。
における双方向通信 緊急状態を即時的に家族や病院等に通知できるので、独
居高齢者等の生活の安全性を高め、安心感をもたらすこ
とができる。
【0103】 一人暮らしの人と、その家族、警察、
警備機関との間における双方向通信 留守モード中に、人の気配を知ることができるので、一
人暮らしの女性等、犯罪行為の被害者になりやすい人の
生活の安全性を高め、安心感をもたらすことができる。
警備機関との間における双方向通信 留守モード中に、人の気配を知ることができるので、一
人暮らしの女性等、犯罪行為の被害者になりやすい人の
生活の安全性を高め、安心感をもたらすことができる。
【0104】 別居家族の相互間における双方向通信
老夫婦の家と成人した息子(娘)夫婦の家とに、それぞ
れ双方向通信装置100を設置する。この場合、プライ
バシを侵害されずに、安心感を得ることができる。ま
た、電話等、別のメデイアによるコミュニケーションの
タイミングをはかることができる。
れ双方向通信装置100を設置する。この場合、プライ
バシを侵害されずに、安心感を得ることができる。ま
た、電話等、別のメデイアによるコミュニケーションの
タイミングをはかることができる。
【0105】 友人、恋人間の双方向通信
友人や恋人同士の家に、それぞれ双方向通信装置100
を設置する。これによって、プライバシを侵害されず
に、安心感を得ることができる。また、電話等、別のメ
ディアによるコミュニケーションのタイミングをはかる
ことができる。
を設置する。これによって、プライバシを侵害されず
に、安心感を得ることができる。また、電話等、別のメ
ディアによるコミュニケーションのタイミングをはかる
ことができる。
【0106】さらに、接触のパターンと伝えたい事象の
マッチング(たとえば、2回短くPUSHすると、「こ
れから電話する」を意味し、1回長くPUSHと、「も
う寝る」を意味する)を、ユーザ同士で決めておけば、
第3者には知られずに、2者の間だけでのコミュニケー
ションを行うことができる。つまり、ゲーム性、第3者
への秘匿性を確保することができる。
マッチング(たとえば、2回短くPUSHすると、「こ
れから電話する」を意味し、1回長くPUSHと、「も
う寝る」を意味する)を、ユーザ同士で決めておけば、
第3者には知られずに、2者の間だけでのコミュニケー
ションを行うことができる。つまり、ゲーム性、第3者
への秘匿性を確保することができる。
【0107】なお、緊急時における通報は、ユーザが明
示的に操作して発信する方法と、ユーザが無意識に発す
る情報(動き、存在、生体情報等)を入力デバイス4が
検知して自動的に発信する方法との2通りの方法に、
「通報なし」を加えた3種類の選択肢を用意し、ボタン
操作等でユーザが選択できるようにする。
示的に操作して発信する方法と、ユーザが無意識に発す
る情報(動き、存在、生体情報等)を入力デバイス4が
検知して自動的に発信する方法との2通りの方法に、
「通報なし」を加えた3種類の選択肢を用意し、ボタン
操作等でユーザが選択できるようにする。
【0108】また、自分が留守であることを知らせる留
守モード機能を搭載し、その開始と停止として、ユーザ
が明示的に操作する方法と、ユーザが無意識に発する情
報(退室、入室等)を入力デバイス4が検知して自動的
に切り替える方法と、ユーザが携帯端末等を用いて遠隔
地から操作する方法との選択肢を用意し、ボタン操作等
でユーザが選択できるようにする。
守モード機能を搭載し、その開始と停止として、ユーザ
が明示的に操作する方法と、ユーザが無意識に発する情
報(退室、入室等)を入力デバイス4が検知して自動的
に切り替える方法と、ユーザが携帯端末等を用いて遠隔
地から操作する方法との選択肢を用意し、ボタン操作等
でユーザが選択できるようにする。
【0109】さらに、緊急時の通報先Aを、ユーザ自身
が予め設定しておくことができるようにする。
が予め設定しておくことができるようにする。
【0110】そして、本双方向通信装置100では、留
守モード中に人間等を感知すると、ユーザが予め設定し
た緊急通報先Bに自動連絡する機能を付加する。
守モード中に人間等を感知すると、ユーザが予め設定し
た緊急通報先Bに自動連絡する機能を付加する。
【0111】すなわち、上記実施例によれば、通常状態
におけるデータの表現方法と、緊急状態におけるデータ
の表現方法とを区別する等の工夫によって、通常時の日
常的なコミュニケーションにおいて、従来の双方向通信
装置と同様に、つながっている感覚をもたらし、緊急時
における様々な機関やサービス提供者との間の多種多様
なシチュエーションのコミュニケーションにも、利用す
ることが可能になる。
におけるデータの表現方法と、緊急状態におけるデータ
の表現方法とを区別する等の工夫によって、通常時の日
常的なコミュニケーションにおいて、従来の双方向通信
装置と同様に、つながっている感覚をもたらし、緊急時
における様々な機関やサービス提供者との間の多種多様
なシチュエーションのコミュニケーションにも、利用す
ることが可能になる。
【0112】また、見守られる側のユーザを常時監視し
続ける従来の安否確認システムでは、動画像等を用いる
ことが多く、見守られる側のプライバシを軽視する傾向
にあるが、上記実施例によれば、センサから得た情報を
光、音、動き等を用いて婉曲に表現するので、リアルタ
イム性を保持しながら、見守られる側のユーザの束縛感
を緩和するができ、プライバシを保護できる。
続ける従来の安否確認システムでは、動画像等を用いる
ことが多く、見守られる側のプライバシを軽視する傾向
にあるが、上記実施例によれば、センサから得た情報を
光、音、動き等を用いて婉曲に表現するので、リアルタ
イム性を保持しながら、見守られる側のユーザの束縛感
を緩和するができ、プライバシを保護できる。
【0113】さらに、緊急時のみに、見守られる側のユ
ーザとサービス提供者とが連絡を取り合う従来の緊急通
報システムでは、見守られる側のユーザが発した通報が
直接サービス提供者のセンタに届くので、ユーザは、誤
報を危倶する傾向にあるが、上記実施例では、見守られ
る側のユーザとサービス提供者との間だけでなく、見守
られる側のユーザと、利用者の身近な人との間の双方向
コミュニケーションにも着眼し、緊急時に、サービス提
供者だけでなく、利用者が予め指定した人にも通報が届
くので、見守られる側のユーザの束縛感を緩和し、安心
感を高めることができる。
ーザとサービス提供者とが連絡を取り合う従来の緊急通
報システムでは、見守られる側のユーザが発した通報が
直接サービス提供者のセンタに届くので、ユーザは、誤
報を危倶する傾向にあるが、上記実施例では、見守られ
る側のユーザとサービス提供者との間だけでなく、見守
られる側のユーザと、利用者の身近な人との間の双方向
コミュニケーションにも着眼し、緊急時に、サービス提
供者だけでなく、利用者が予め指定した人にも通報が届
くので、見守られる側のユーザの束縛感を緩和し、安心
感を高めることができる。
【0114】そして、緊急時のみに見守られる側のユー
ザとサービス提供者とが連絡を取り合う従来の緊急通報
システムでは、利用者が自ら通報を明示的に発信しなけ
ればならないが、上記実施例によれば、ユーザが明示的
に通報する以外にも、ユーザが無意識に発する存在情報
や動き情報等を送受信するので、双方向通信装置100
やPC等を使っている他のユーザまたは専門機関等が、
当該ユーザの異常事態(長時間動いていない等)を判別
することができる。
ザとサービス提供者とが連絡を取り合う従来の緊急通報
システムでは、利用者が自ら通報を明示的に発信しなけ
ればならないが、上記実施例によれば、ユーザが明示的
に通報する以外にも、ユーザが無意識に発する存在情報
や動き情報等を送受信するので、双方向通信装置100
やPC等を使っている他のユーザまたは専門機関等が、
当該ユーザの異常事態(長時間動いていない等)を判別
することができる。
【0115】また、上記実施例によれば、留守モード機
能を搭載することによって、真の緊急状態と留守状態と
を区別することができる。
能を搭載することによって、真の緊急状態と留守状態と
を区別することができる。
【0116】さらに、上記実施例によれば、留守モード
機能を開始/停止する方法を、ユーザ自身が指定できる
ので、通常状態に、誤って通報されたり、逆に、緊急状
態にもかかわらず通報されなかったりという状況を回避
することができる。
機能を開始/停止する方法を、ユーザ自身が指定できる
ので、通常状態に、誤って通報されたり、逆に、緊急状
態にもかかわらず通報されなかったりという状況を回避
することができる。
【0117】そして、上記実施例によれば、留守モード
中に人間等を感知したときに、ユーザが予め設定した緊
急通報先に自動連絡するので、防犯の役割も果たし、見
守られる側のユーザが外出しているときにも見守られて
いるという感覚を、見守られる側ユーザにもたらすこと
ができる。
中に人間等を感知したときに、ユーザが予め設定した緊
急通報先に自動連絡するので、防犯の役割も果たし、見
守られる側のユーザが外出しているときにも見守られて
いるという感覚を、見守られる側ユーザにもたらすこと
ができる。
【0118】
【発明の効果】本発明によれば、遠隔地で暮らしている
人同士の状況を、お互いのプライバシや生活リズムを乱
すことなく、伝え合い、状況に応じて、単身者の情報の
伝達先を選択し、病院に通報する遠隔地間コミュニケー
ションを支援し、また、確実に緊急通報することができ
るという効果を奏する。
人同士の状況を、お互いのプライバシや生活リズムを乱
すことなく、伝え合い、状況に応じて、単身者の情報の
伝達先を選択し、病院に通報する遠隔地間コミュニケー
ションを支援し、また、確実に緊急通報することができ
るという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例である双方向通信装置100
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】上記実施例において、双方向通信端末を用いた
システムの基本構成を示す図である。
システムの基本構成を示す図である。
【図3】上記実施例において、1種類の入力デバイス2
1と、緊急用機能を備え、入力デバイスと出力デバイス
5とが一体になった状態を示す図である。
1と、緊急用機能を備え、入力デバイスと出力デバイス
5とが一体になった状態を示す図である。
【図4】上記実施例における1種類の入出力デバイス2
2を示す図である。
2を示す図である。
【図5】双方向通信装置100において、送信データで
ある4種類の変数の定義を示す図である。
ある4種類の変数の定義を示す図である。
【図6】上記実施例において、送受信データ(変数)
に、ディスティネーション・アドレスを示すヘッダを付
けたパケットを示す図である。
に、ディスティネーション・アドレスを示すヘッダを付
けたパケットを示す図である。
【図7】上記実施例における内部データを示す図であ
る。
る。
【図8】上記実施例において存在情報を送受信する動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図9】上記実施例において接触情報を送受信する動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図10】上記実施例において、ユーザが、意識的に端
末の入力デバイス4を操作して緊急通報を発信する動作
を示すフローチャートである。
末の入力デバイス4を操作して緊急通報を発信する動作
を示すフローチャートである。
【図11】上記実施例において、ユーザが無意識的に発
する情報を入力デバイス4が検知し、自動的に緊急通報
を発信する動作を示すフローチャートである。
する情報を入力デバイス4が検知し、自動的に緊急通報
を発信する動作を示すフローチャートである。
【図12】上記実施例の使用イメージを示す図である。
【図13】上記実施例において、変数と出力形式との対
応を示す図である。
応を示す図である。
100…双方向通信装置、
1…メインユニット、
2…入力ユニット、
3…出力ユニット、
4…入力デバイス、
5…出力デバイス、
6…CPU、
7…通信網インタフェースコントローラ、
8…通信網インタフェース、
9…複数のデジタルポート、
19…通信網、
10…A/Dコンバータ、
11…D/Aコンバータ、
12…ビデオコントローラ、
14…緊急用入力デバイス、
15…緊急用出力デバイス、
16…プッシュボタン、
17…プッシュボタン付きリモコン。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 渡邊 琢美
東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日
本電信電話株式会社内
Fターム(参考) 5C087 AA02 AA12 AA25 AA42 AA44
BB12 BB51 BB74 BB76 DD03
DD24 EE05 FF01 FF04 FF05
FF19 FF20 GG07 GG37 GG46
5K048 AA05 BA01 BA55 CA03 DA03
DB07 DC07 EB02 EB12 FB10
FB11 FC01 HA01 HA02 HA31
Claims (8)
- 【請求項1】 CPUと通信インタフェースと複数の接
続インタフェースとを具備するメインユニットと、上記
メインユニットに接続されている入力ユニットと、出力
ユニットと、上記入力ユニットに接続される人の存在、
動き、環境情報を検知する入力デバイスと、上記出力ユ
ニットに接続され、受信した存在、動き、環境情報を表
現する出力デバイスとによって構成され、通信網を介し
て、遠隔地の通信装置とデータを送受信する双方向通信
装置であって、 通常時に、上記双方向通信装置を利用している遠隔地の
ユーザに、同一空間にいるような感覚を提供する同一空
間感覚提供手段と;緊急時に、上記双方向通信装置を利
用している遠隔地のユーザ、または上記双方向通信装置
以外の通信装置を利用している遠隔地のユーザに、異常
事態発生を即時的に伝達する異常事態発生伝達手段と;
を有することを特徴とする双方向通信装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記双方向通信装置は、通常状態に、受信した相手の存
在、動き等の情報を、相手のAwarenessを待つ
方法である光等で表現し、一方、緊急時には相手の注意
を強制的に引きつける方法である音、動き等で表現する
装置であり、通常時には、プライバシを侵さないで相手
とつながっている感覚をもたらし、緊急時には、即時的
に複数の相手に通報することができる安心感を提供する
装置であることを特徴とする双方向通信装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 上記双方向通信装置は、緊急時に通報する場合、ユーザ
が意識的に端末の入力デバイスを操作して発信する方法
と、ユーザが無意識的に発する情報を上記入力デバイス
が検知し、自動的に発信する方法とのうちで、少なくと
も1つの方法を利用することを、手動または自動で切り
替える装置であることを特徴とする双方向通信装置。 - 【請求項4】 請求項1において、 上記双方向通信装置は、意識的または無意識的な緊急通
報を明示的に行う方法を選択せず、ユーザが無意識に発
する存在情報、または動き情報等を送受信することによ
って、遠隔地の上記双方向通信装置、または上記双方向
通信装置以外の双方向通信装置を使用している他のユー
ザが、当該ユーザの異常状態を察知するという緩やかな
見守りを選択することが可能である装置であることを特
徴とする双方向通信装置。 - 【請求項5】 請求項1において、 上記双方向通信装置は、開始と停止とを、ユーザが明示
的に操作する方法、ユーザが無意識的に発する情報を入
力デバイスが検知し、自動的に切り替わる方法、遠隔地
から操作する方法のうちで、少なくとも1つの方法を選
択することができ、しかも、ユーザが留守であることを
自ら相手に知らせる留守モードを設定することによっ
て、真の緊急状態と留守状態とを、通信相手が見極める
ことができる装置であることを特徴とする双方向通信装
置。 - 【請求項6】 請求項1において、 上記双方向通信装置は、緊急時の通報先を、ユーザ自身
が予め設定することができる装置であることを特徴とす
る双方向通信装置。 - 【請求項7】 請求項5において、 上記双方向通信装置は、上記留守モード中に人間を感知
した場合に、ユーザ自身が予め設定した別の緊急通報先
に、自動的に連絡することによって、防犯の役割を果た
す装置であることを特徴とする双方向通信装置。 - 【請求項8】 請求項1において、 上記双方向通信装置は、各ユーザが、センシング機能を
停止することができ、送信側の双方向通信装置において
センシング機能を停止している間は、送信側と受信側と
における双方向通信装置のLEDを点灯して明示するこ
とによって、各ユーザのプライバシを保護する装置であ
ることを特徴とする双方向通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001261527A JP2003067874A (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 双方向通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001261527A JP2003067874A (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 双方向通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003067874A true JP2003067874A (ja) | 2003-03-07 |
Family
ID=19088558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001261527A Pending JP2003067874A (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 双方向通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003067874A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006085390A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 固定型通信端末、携帯型通信端末、情報集約・蓄積サーバおよび見守り専用端末 |
JP2007034880A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Hideyuki Shimizu | 安否確認システム |
JP2015069297A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 大和ハウス工業株式会社 | 状態監視システム |
WO2023062919A1 (ja) * | 2021-10-13 | 2023-04-20 | パナソニックホールディングス株式会社 | 双方向通信デバイスシステム |
-
2001
- 2001-08-30 JP JP2001261527A patent/JP2003067874A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006085390A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 固定型通信端末、携帯型通信端末、情報集約・蓄積サーバおよび見守り専用端末 |
JP2007034880A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Hideyuki Shimizu | 安否確認システム |
JP2015069297A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 大和ハウス工業株式会社 | 状態監視システム |
WO2023062919A1 (ja) * | 2021-10-13 | 2023-04-20 | パナソニックホールディングス株式会社 | 双方向通信デバイスシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051202 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060331 |