JP3975253B2 - 活動情報通信端末、見守りサーバおよび遠隔見守りシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末を持つ人々を結び、コミュニケーション支援機能を有する遠隔見守り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
少子高齢化や都会への人口集中等によって、家族が物理的に離れた地域で居住するということが珍しくなくなっている。独居高齢者、単身赴任者、一人暮らしの学生のように、一人で暮らしている人が増えている。
【0003】
これらの人々が、一人で居住しているのには様々な事情があるが、病気やセキュリティ等を考えて、不安に思っている人が多い。また、別居している家族も、一人暮らしを心配していることが多い。
【0004】
このために、セキュリティに関して、センサを利用した遠隔監視サービス等が昔から行われている。また、最近では、独居高齢者を遠隔地から見守るサービスが盛んに提案されている。
【0005】
この中には、要介護高齢者向けのカメラやマイク等を使って、映像や音声をやり取りできる監視的要素が強いサービスから、水道、電気の使用や機器の操作状況等の居住周辺情報を、定期的にチェックするだけの見守り的要素が強いものまで、多数存在している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、通常のセキュリティシステムは、外出時等にスイッチを入れると、移動する熱源に反応して警報を出すものが多いので、動物等にも反応する。
【0007】
また、上記カメラ等を使った見守りサービスでは、緊急時において、見守る側が、見守られる側の映像を、強制的に見ることができ、また、見守られる側の音声を強制的に聞くことができるので、見守られる側のプライバシが侵害されるという問題がある。
【0008】
見守られる側のプライバシを侵害していないことを、見守られる側に知らせるためには、見守られる側に意識的に連絡するので、この連絡が煩雑であるという問題がある。
【0009】
一方、居住周辺情報だけを使った見守りサービスでは、映像や音声等の直接的な情報を送らないので、プライバシが侵害されないという利点があり、自動的に情報を取得できるので、見守られる側が、機器を意識して操作する必要がないという利点がある。
【0010】
しかし、見守る側が一方的に情報を受け取るので、監視されている感覚を、見守られている側に与えるという問題がある。
【0011】
本発明は、見守られている人に、監視されている感覚を与えずに、自然と見守ることができ、しかも、見守られている人の異常を的確に判断し、適切な処置を迅速にとることができる遠隔見守り装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動的に受信した居住周辺情報と、明示的な端末操作による端末操作情報とをネットワークヘ送信し、受信した居住周辺情報と端末操作情報とを表示する活動情報通信端末を、所定のグループに属する人々が居住する複数の場所に設置し、相手の居住周辺情報と端末操作情報とを知ることによって、普段から相手の居住する場所を、それとなくお互いに見守ることができるようにし、また、端末の操作によって簡単な情報を送りあい、監視されている感覚が生じないようにするものである。
【0013】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の一実施例である遠隔見守りシステムRW1を示す構成図である。
【0014】
遠隔見守りシステムRW1は、コンピュータ通信網100と、電話網101と、サービス提供会社110に設けられている見守りサーバ200と、病院120に設けられている電話122と、独居高齢者宅130に設けられている電話132と、独居高齢者宅130に設けられている活動情報通信端末133と、子供宅140に設けられている電話142と、子供宅140に設けられている活動情報通信端末143と、病院150に設けられている電話152と、病院160に設けられている電話162と、友人宅170に設けられている電話171と、友人宅180に設けられている電話181とを有する。
【0015】
また、サービス提供会社110にサービス提供者111が存在し、独居高齢者131が高齢者宅130で居住し、独居高齢者131の子供宅140に、独居高齢者131の子供141が居住し、救急隊員121、151、161が、緊急時に、それぞれ、病院120、150、160に向かう。
【0016】
図2は、遠隔見守りシステムWS1に使用する見守りサーバ200を示すブロック図である。
【0017】
見守りサーバ200は、入出力制御手段201と、制御手段202と、メインプログラム203と、経路情報管理データベース204と、活動情報管理データベース205と、サービス管理データベース206と、モデム207と、モニタ208と、マイク209と、スピーカ210とを有する。
【0018】
図3は、遠隔見守りシステムRW1に使用する活動情報通信端末133を示すブロック図である。
【0019】
活動情報通信端末133は、入出力制御手段301と、制御手段302と、メインプログラム303と、居住周辺情報取得手段304と、出力手段305と、緊急連絡ボタン306と、簡易通信ボタン307とを有する。
【0020】
なお、活動情報通信端末143の構成は、活動情報通信端末133の構成と同様である。
【0021】
図4は、上記実施例において、各データベースに格納されている登録情報を示す図である。
【0022】
図4(1)は、経路情報管理データベース204に格納されている登録情報を示す図であり、図4(2)は、活動情報管理データベース205に格納されている登録情報を示す図であり、図4(3)は、サービス管理データベース206に格納されている登録情報を示す図である。
【0023】
経路情報管理データベース204に格納されている登録情報は、送信元アドレスと、複数の送信先アドレスとによって構成されている。
【0024】
活動情報管理データベース205に格納されている登録情報は、活動情報通信端末の識別番号である端末IDと、活動情報が登録された日時と、活動情報とによって構成されている。
【0025】
サービス管理データベース206は、グループ情報テーブル211と、ユーザ情報テーブル212と、端末情報テーブル213と、連絡順管理テーブル214と、連絡先テーブル215とによって構成されている。
【0026】
グループ情報テーブルに格納されている登録情報は、登録されたグループの識別番号であるグループIDと、グループに所属するメンバの識別番号であるユーザIDとによって構成されている。
【0027】
ユーザ情報テーブル212に格納されている登録情報は、ユーザIDと、ユーザが所有する活動情報通信端末の識別番号である端末IDと、ユーザ情報(氏名、住所等)と、連絡先の識別番号である連絡先IDとによって構成されている。
【0028】
端末情報テーブルに格納されている登録情報は、端末IDと、端末のアドレス等によって構成されている。
【0029】
連絡順管理テーブル214に格納されている登録情報は、連絡先IDと、優先順位と、条件とによって構成されている。
【0030】
連絡先情報テーブル215に格納されている登録情報は、連絡先IDと、連絡先名とからなっている、住所と、電話番号等とによって構成されている。
【0031】
サービスを利用するグループが、独居高齢者131と、その子供141とによって構成されている場合を考える。
【0032】
独居高齢者宅130に、活動情報通信端末133が設置され、独居高齢者131の子供宅140に、活動情報通信端末143が設置されている。サービス利用開始時に、独居高齢者131と子供141とに、新たなグループのIDが割り振られ、サービスに関する情報が、サービス管理データベース207に登録される。また、活動情報を送信する端末を指定する経路情報が、経路情報管理データベース204に登録される。
【0033】
ここでは、独居高齢者131の連絡先として、子供宅140と、友人宅170と、病院120と、病院150とが登録され、優先順位は、子供宅140、友人宅170である。緊急連絡先の順番、条件は、病院120が、AM8:00−PM5:00まで緊急連絡を受け付け、病院150が、PM5:00−AM8:00までの緊急連絡を受け付けるとする。独居高齢者宅130と、友人宅180と、病院160とが、子供141の連絡先として登録され、連絡の優先順位は、独居高齢者宅130、友人宅180であり、緊急連絡先の順番、条件は、病院160が終日の緊急連絡先であるとする。
【0034】
独居高齢者宅130の活動情報通信端末133において、居住周辺情報取得手段304が、独居高齢者131の居住周辺情報を常に取得している。ここで、居住周辺情報として、人の存在や動きが考えられる。
【0035】
居住周辺情報は、入出力制御手段301、コンピュータ通信網100を介して、サービス提供者の見守りサーバ200に送信される。見守りサーバ200の入出力制御手段201が入力した居住周辺情報は、制御手段202によって、活動情報管理データベース205に記録される。これと同時に、メインプログラム203によって送信元アドレスが確認され、経路情報管理データベース204を参照し、対応する送信先アドレスヘ、居住周辺情報が転送される。
【0036】
一方、独居高齢者131が、活動情報通信端末133の簡易通信ボタン307を押せば、明示的な端末操作情報が送信される。この明示的な端末操作情報は、入出力制御手段301、コンピュータ通信網100を介して、サービス提供者の見守りサーバ200に送信される。見守りサーバ200の入出力制御手段201が入力した端末操作情報は、制御手段202によって活動情報管理データベース205に記録される。これと同時に、メインプログラム203によって送信元アドレスが確認され、経路情報管理データベース204を参照し、対応する送信先アドレスヘ、端末操作情報が転送される。
【0037】
ここで、独居高齢者宅130の活動情報通信端末133が送信元である場合に、その送信先は、子供宅140の活動情報通信端末143であるとし、子供宅140の活動情報通信端末143が送信元である場合に、その送信先は、独居高齢者宅130の活動情報通信端末133であるとする。
【0038】
この場合、独居高齢者宅130の活動情報通信端末133から送信された居住周辺情報や、端末操作情報は、見守りサーバ200を介して、子供宅140の活動情報通信端末143へ送信される。子供宅140の活動情報通信端末143は、受信した居住周辺情報や端末操作情報を、メインプログラム303が処理し、出力手段305が出力する。出力手段として、光や音等が考えられる。子供141は、この出力を見たり聞いたりすると、遠隔地の独居高齢者131の状態を把握することができる。
【0039】
また、子供宅140の活動情報通信端末143も、上記と同様に、コンピュータ通信網100を介して、子供宅140の居住周辺情報や端末操作情報を、見守りサーバ200へ送り、見守りサーバ200は、これらの情報を、独居高齢者宅130の活動情報通信端末133へ転送する。
【0040】
上記のように、独居高齢者宅130の活動情報通信端末133と、子供宅140の活動情報通信端末143とは、完全に対等の関係であり、双方がお互いの情報を知ることができる。
【0041】
見守りサーバ200は、一定の間隔で、活動情報管理データベース205を端末ID毎に集計し、統計処理を行い、統計データに異常が見つかった場合、その端末IDが、サービス管理データベース207のユーザ情報テーブル212を検索し、その端末を所有するサービス利用者を特定する。
【0042】
たとえば、独居高齢者131の活動情報管理データベースの情報に異常が見つかると、見守りサーバ200は、ユーザ情報テーブル212に基づいて、独居高齢者宅130の電話132の電話番号を調べ、モデム208を使って、電話132へ電話をかける。
【0043】
このときに、独居高齢者宅130の電話132から、一定の時間、返信がなければ、見守りサーバ200は、電話を切り、サービス管理データベース207の連絡順管理テーブル214の中で、優先順位が一番高い子供宅140の連絡先IDを調べ、この調べられた連絡IDに基づいて、連絡先情報テーブル215を検索し、子供宅140の電話142の電話番号を調べ、モデム208を使って、電話142へ電話をかける。
【0044】
この場合も、一定の時間、応答がなければ、その後も、連絡順管理テーブル214の優先順位に従って、応答があるまで、連絡先へ電話をかけ続ける。最後まで応答がなければ、見守りサーバ200は、連絡順管理テーブル214の条件欄から緊急連絡先を検索し、病院120の電話122に、電話をかけ、独居高齢者宅130へ救急隊員121を派遣する要請を、音声合成機能を使って自動的に行う。
【0045】
連絡先への電話、たとえば子供宅140への電話の途中で、応答があった場合、見守りサーバ200は、独居高齢者131に異常が生じたことを、音声合成機能で、子供141に知らせる。
【0046】
この場合、子供141が、緊急連絡先への連絡を依頼する言葉を、音声で発した場合、見守りサーバ200は、音声認識機能を使い、この言葉を認識し、緊急連絡先である病院120の電話122に電話をかけ、独居高齢者宅130へ救急隊員121を派遣する要請を、音声合成機能で、自動的に行う。
【0047】
独居高齢者131が、何らかの理由で、自分から緊急派遣を要請する場合、活動情報通信端末133の緊急連絡ボタン306を押し、これによって、見守りサーバ200に、緊急信号が送信される。
【0048】
緊急信号を受信した見守りサーバ200は、その信号の端末IDに基づいて、サービス管理データベース207のユーザ情報テーブル212を検索し、対応する緊急連絡先(この場合、病院120の電話122)に電話をかけ、独居高齢者宅130へ救急隊員121を派遣する要請を、音声合成機能で自動的に行う。
【0049】
活動情報通信端末143の出力手段305によって、独居高齢者131の活動情報を、子供141が知り、この知った情報が異常であると思った場合、子供141は、電話142で、見守りサーバ200のモデム208へ電話をかけることができる。
【0050】
見守りサーバ200は、音声合成機能で電話に応答する。この場合、独居高齢者131の異常を知らせる言葉を、子供141が発した場合、見守りサーバ200は、この言葉を音声認識機能で認識し、独居高齢者宅130の電話132に電話をかける。このときに、独居高齢者宅130の電話132から一定の時間、返信がなければ、見守りサーバ200は、緊急連絡先の病院120の電話122に電話をかけ、独居高齢者宅130へ救急隊員121を派遣する要請を、音声合成機能で自動的に行う。
【0051】
上記実施例によれば、自動的に受信した居住周辺情報と、明示的な端末操作による端末操作情報とを、ネットワーク100ヘ送信し、受信した居住周辺情報と端末操作情報とを表示する活動情報通信端末133を、所定のグループに属する人々が居住する複数の場所に設置し、相手の居住周辺情報と端末操作情報とを知ることができるので、普段から相手の居住する場所を、それとなくお互いに見守ることができ、しかも、端末の操作によって簡単な情報を送りあい、監視されている感覚が生じない。
【0052】
また、上記実施例によれば、活動情報通信端末から送信される情報を、管理センタで集中的に監視し、情報のパターンに異常があれば、最初に、異常があった活動情報通信端末が設置されている場所に連絡し、連絡がつかない場合に、同じグループ内の他の端末が設置されている場所へ連絡し、その結果、何らかの異常が判明した場合、最終的に、病院等の関連機関に通報を出す機能を備えているので、誤報の可能性を低下させることができ、しかも、緊急時の安全性を確保することができる。
【0053】
図5は、本発明の第2の実施例である遠隔見守りシステムRW2を示す構成図である。
【0054】
遠隔見守りシステムRW2は、基本的には、遠隔見守りシステムRW1と同じであり、サービス提供会社110の代わりに、サービス提供会社190が設けられている点と、見守りサーバ200の代わりに、見守りサーバ300が設けられている点とのみが、遠隔見守りシステムRW1とは異なる。
【0055】
図6は、遠隔見守りシステムWS2に使用する見守りサーバ300を示すブロック図である。
【0056】
見守りサーバ300は、見守りサーバ200に、タッチパネル311が付加されたものである。
【0057】
タッチパネル311は、サービス提供者が明示的に操作することによって発生する操作情報を、ネットワークに送信する送信手段の例である。
【0058】
次に、見守りサーバ300の動作について、説明する。
【0059】
まず、サービス提供者111が、見守りサーバ300に設けられている簡易通信ボタンであるタッチパネル311を押すと、明示的な端末操作情報が送信される。タッチパネル311は、押された場所毎に、特定のユーザIDが割り当てられ、このユーザIDに基づいて、サービス管理データベース206に照会を行い、対応する独居高齢者131のアドレスに、端末操作情報を送信する。
【0060】
これ以降の動作は、見守りサーバ200において活動情報通信端末133が端末操作情報を送信した場合における動作と同様である。
【0061】
ところで、独居高齢者131が、簡易通信ボタンであるタッチパネル311を押し、明示的な端末操作情報を送信した場合、これを受信した見守りサーバ300は、その信号の端末IDに基づいて、サービス管理データベース206のユーザ情報テーブル212を検索し、対応するユーザIDを求め、モニタ208に、その情報を表示する。
【0062】
第2の実施例において、見守りサーバ300にタッチパネル311を設けることによって、提供者から利用者へ、挨拶代わりの連絡を、定期的に行うことができ、お互いの信頼感が向上し、特に独居高齢者にサービスの利用を促すことができる。
【0063】
つまり、タッチパネル311(簡易通信ボタン)を見守りサーバ300に設けることによって、サービス提供者とサービス利用者との間で、簡単な双方向通信を、実現することができ、したがって、サービス提供者側から、サービス利用者(特に独居高齢者等)に、簡単にコミュニケーションを直接とることができ、見守る側と見守られる側との間における信頼感を向上することができる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、見守られている人に監視されている感覚を与えずに、自然と見守ることができ、しかも、見守られている人の異常を的確に判断し、適切な処置を迅速にとることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である遠隔見守りシステムRW1を示す構成図である。
【図2】遠隔見守りシステムWS1に使用する見守りサーバ200を示すブロック図である。
【図3】遠隔見守りシステムRW1に使用する活動情報通信端末133を示すブロック図である。
【図4】上記実施例において、各データベースに格納されている登録情報を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例である遠隔見守りシステムRW2を示す構成図である。
【図6】遠隔見守りシステムWS2に使用する見守りサーバ300を示すブロック図である。
【符号の説明】
RW1、RW2…遠隔見守りシステム、
100…コンピュータ通信網、
101…電話網、
110…サービス提供会社、
120、150、160…病院、
122、132、142…電話、
130…独居高齢者宅、
133、143…活動情報通信端末、
140…子供宅、
180…友人宅、
200、300…見守りサーバ、
204…経路情報管理データベース、
205…活動情報管理データベース、
206…サービス管理データベース、
304…居住圏辺情報取得手段、
306…緊急連絡ボタン、
307…簡易通信ボタン、
311…タッチパネル。
Claims (15)
- 居住周辺情報を自動的に検出する居住情報検出手段と;
緊急時に操作し、緊急情報を送信する緊急情報送信手段と;
上記居住周辺情報と、サービス利用者が明示的に操作することによって発生する操作情報とを、ネットワークに送信する送信手段と;
上記居住周辺情報と上記操作情報と上記緊急情報とを、上記ネットワークから受信する受信手段と;
上記受信した情報を表示する表示手段と;
を有することを特徴とする活動情報通信端末。 - 所定のグループに属し、互いに別々の場所に居住している複数のサービス利用者側に設けられている活動情報通信端末から送信され居住周辺情報と、サービス利用者が明示的に操作して発生する操作情報と、緊急情報とを受信する受信手段と;
上記居住周辺情報と操作情報を送信した活動情報通信端末に対応する別の活動情報通信端末へ、上記居住周辺情報と操作情報を中継する中継手段と;
上記受信した上記居住周辺情報と操作情報とを記録する活動情報管理データベースと;
緊急時における上記サービス利用者の連絡先を記録する連絡先管理データベースと;
を有することによって、サービス利用者同志がお互いに意図を伝え合うことを特徴とする見守りサーバ。 - 請求項2において、
サービス提供者が明示的に操作することによって発生する操作情報を、ネットワークに送信する送信手段を有することを特徴とする見守りサーバ。 - 請求項2において、
予め設定された時間間隔で、上記活動情報管理データベースを解析し、上記サービス利用者の活動情報パターンの異常を検出する異常検出手段と;
上記異常検出手段が上記異常を検出すると、上記連絡先管理データベースに設定されている緊急連絡先へ、異常状態を通知する異常状態通知手段と;
を有することを特徴とする見守りサーバ。 - 請求項4において、
上記異常状態通知手段は、異常が生じた旨と、サービス利用者の住所へ人を派遣する要請とを、上記緊急連絡先に通知する手段であることを特徴とする見守りサーバ。 - 請求項4において、
上記異常検出手段は、上記活動情報通信端末の所有者宅の電話に発信し、この発信から予め設定した時間が経過しても、応答がなければ、サーバ利用者の活動情報パターンが異常であると判断する手段であることを特徴とする見守りサーバ。 - 請求項2において、
上記活動情報通信端末が自動的に居住周辺情報を取得し、この取得された居住周辺情報を、ネットワークを介して、受信し、経路情報管理データベースを参照し、設定されている送信先へ、上記居住周辺情報を転送し、活動情報管理データベースに、上記居住周辺情報を記録し、また同様にして、上記送信先のサービス利用者の活動情報端末が自動的に上記送信先のサービス利用者の居住周辺情報を取得し、この取得された居住周辺情報を、ネットワークを介して、受信し、上記送信元のサービス利用者の活動情報通信端末へ転送することによって、サービス利用者同志がお互いを見守ることを特徴とする見守りサーバ。 - 請求項2において、
サービス利用者が、活動情報通信端末において特定の操作を行い、上記活動情報通信端末が端末操作情報を取得した後に、上記端末操作情報を、ネットワークを介して、受信し、経路情報管理データベースを参照して、設定されている送信先へ、上記端末操作情報を転送し、活動情報管理データベースに、上記端末操作情報を記録し、また同様にして、上記送信先のサービス利用者の端末操作情報を、ネットワークを介して、受信し、上記送信元のサービス利用者の活動情報通信端末へ転送することによって、サービス利用者同志がお互いに意図を伝え合うことを特徴とする見守りサーバ。 - 請求項2において、
連絡先管理データベースに、サービス利用者毎に、予め複数の連絡先と連絡先毎の優先順位と条件とを設定し、見守りサーバがサービス利用者の活動情報パターンの異常を検出したときのサービス利用者に対する発信から、一定の時間応答がなければ、連絡先管理データベースにおけるサービス利用者の連絡先の中から、優先順位が一番高い相手を選択し、その連絡先の条件を調べ、条件が一致した場合、まず、その連絡先へ発信し、一方、条件が一致しない、もしくは、優先順位が一番高い連絡先へ発信してから、一定の時間応答がなければ、次に優先順位が高い相手を選択するという動作を、連絡先から応答があるか、もしくは、設定された全ての連絡先に発信するまで繰り返し、設定された連絡先のどれかから応答があれば、サービス利用者の異常と緊急連絡先への通信を承認するか否かを選択させるメッセージを、連絡先ヘ送信し、連絡先のユーザが通信の承認を与えれば、上記緊急連絡先へ連絡することを特徴とする見守りサーバ。 - 請求項9において、
サービス利用者が電話に向かって話した音声を、見守りサーバの音声認識機能が認識することによって、通信の承認が与えられたか否かを、見守りサーバが判断することを特徴とする見守りサーバ。 - 請求項2において、
活動情報通信端末に表示される同じグループに属する第2のサービス利用者の活動状況に基づいて、第1のサービス利用者から、上記第2のサービス利用者の状態を確認する依頼を受けた見守りサーバが、第2のサービス利用者の電話に発信し、予め決められた時間、応答がなければ、見守りサーバの連絡先管理データベースに設定されている緊急連絡先へ発信し、緊急連絡先に、第2のサービス利用者の異常を知らせる信号と、第2のサービス利用者の居住している場所へ人を派遣することを緊急連絡先に要請する信号とを送信すること特徴とする見守りサーバ。 - 請求項11において、
第1のサービス利用者が電話に向かって話した音声を、見守りサーバの音声認識機能が認識することによって、第2のサービス利用者の状態を確認する依頼が、第1のサービス利用者によってされたか否かを、見守りサーバが判断することを特徴とする見守りサーバ。 - 請求項2または請求項11において、
見守りサーバの連絡先管理データベースに、サービス利用者毎に、予め複数の緊急連絡先と緊急連絡先毎の条件とを設定する手段と;
見守りサーバが緊急連絡先へ発信するときに、全ての緊急連絡先の条件を比較し、最も条件に一致する緊急連絡先を、自動的に選択して発信する手段と;
を有することを特徴とする見守りサーバ。 - 居住周辺情報を自動的に検出する居住情報検出手段と、緊急時に操作し、緊急情報を送信する緊急情報送信手段と、上記居住周辺情報と、サービス利用者が明示的に操作することによって発生する操作情報とを、ネットワークに送信する送信手段と、上記居住周辺情報と上記操作情報と上記緊急情報とを、上記ネットワークから受信する受信手段と、上記受信した情報を表示する表示手段とを具備する活動情報通信端末と;
所定のグループに属し、互いに別々の場所に居住している複数のサービス利用者側に設けられている活動情報通信端末から送信され居住周辺情報と、サービス利用者が明示的に操作して発生する操作情報と、緊急情報とを受信する受信手段と、上記居住周辺情報と操作情報を送信した活動情報通信端末に対応する別の活動情報通信端末へ、上記居住周辺情報と操作情報を中継する中継手段と、上記受信した上記居住周辺情報と操作情報とを記録する活動情報管理データベースと、緊急時における上記サービス利用者の連絡先を記録する経路情報管理データベースとを具備する見守りサーバと;
を有し、上記サービス利用者同志が、遠隔で見守ることを特徴とする遠隔見守りシステム。 - 請求項14において、
上記見守りサーバは、サービス提供者が明示的に操作することによって発生する操作情報を、ネットワークに送信する送信手段を具備することを特徴とする遠隔見守りシステム。
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