JP4540462B2 - 監視機能付き電源制御装置,該装置を備える電気機器,及び電気機器システム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1では、玄関ドアに撮像装置とタッチセンサとを設け、玄関ドアが施錠されているときにタッチセンサが何者かの接触を検知した場合、撮像装置を動作させるようした防犯装置が開示されている。ここでは、タッチセンサが何者かの接触を検知したときに、さらに室内の照明器具を点灯させて、外部からの不法侵入を断念させることが図られている。
さらに本発明は、上記センサによる監視機能を使用して、長期間センサ検知がなかったり、センサが検知し続けたときに異常であるものと判断して、所定の報知先に報知を行うことができるようにした監視機能付き電源制御装置,該装置を備える電気機器,及び電気機器システムを提供することを目的とする。
また、センサによる監視機能を使用して、長期間センサ検知がなかったり、センサが検知し続けたときに、異常であるものと判断して所定の報知先に報知を行うことができ、例えば、独居老人や被介護者の監視等に有効に利用することができる。
上記検出対象判別手段13aは、センサ2の検知結果に基づいて検出対象の有無を検知するとともに、その検知した検出対象が、予め定めた特定の検出対象かどうかを判別する。この検出対象の判別の具体的な処理例は、後述して説明する。
通信I/F17,ディスプレイ18,及びスピーカ19は、監視機能付き電源制御装置1に専用に備えるようにしてもよいが、例えば、映像表示装置のような電気機器に本監視機能付き電源制御装置1を内蔵させる場合は、電気機器が本来備えているこれら通信I/F,ディスプレイ,スピーカを、報知手段の一部として使用することができる。
例えば、ディスプレイ18に人の映像を表示させたり、スピーカ19から人の話声を出力させたりして、あたかも人がいるように感じさせるようにしてもよい。あるいは、ディスプレイ18に、例えば、防犯カメラが動作中であるとの主旨の表示を行うようにしてもよい。
これら通信相手先に送信したりディスプレイ18やスピーカ19から出力させる報知情報は、記憶部14に予め記憶させておくことができる。そして制御部13の報知制御手段13cが記憶部14から適宜情報を取得して報知手段15に転送する。
また、報知手段15は、図2に示したような出力手段の全てを備える必要はなく、いずれかまたは複数の出力手段を備えるようにしてもよい。
検出対象判別手段13aは、複数のセンサ2のうち、予め定めたいずれかのセンサ2で検出対象が検知されたときに電源ON/OFFを行う対象が検知されたものと判断するOR機能と、複数のセンサ2のうち、予め定めた全てのセンサで検出対象が検知されたときに電源ON/OFFを行う対象が検知されたものと判断するAND機能とを有している。
そして、検出対象判別手段13aには、上記のOR機能とAND機能のいずれかまたは両方を用いて電源ON/OFFを行う対象の検知の有無を判断するように設定が可能である。電源ON/OFF手段13bは、検出対象判別手段13aによって電源ON/OFFを行う対象が検知されたときに、電気機器(ここでは映像表示装置1´)の電源をONにし、電源ON/OFFを行う対象が検知されていないときは、映像表示装置1´の電源をOFFにするように動作する。
すなわち、ユーザが部屋IIに入っただけで、映像表示装置1´の電源がONになる。
このように、AND機能を利用することによって、不必要な場合には、映像表示装置1´の電源がONにならないようにすることができる。
図7は、センサの検知結果に従ってユーザ認識を行って、報知手段15を動作させるときの一例を説明するための図である。報知手段15の動作の判断においては、上記の電源ON/OFFに使用するセンサ2の検知結果を共用するが、報知手段15の動作の判断と電源ON/OFFの判断とは、互いに独立して実行することができる。
図7の例では、ユーザの居宅には部屋I,II,IIIがあり、映像表示装置1´は部屋Iに設置されているものとする。そして対象を検知するセンサ2は、それぞれ部屋I,II,IIIに設置されている。
ここで、映像表示装置1´の検出対象判別手段13aは、各部屋のセンサ2から送信された検出結果と、記憶部14に記憶されている検出順序情報14aとを比較する。この場合、記憶部14に記憶されている検出順序情報14aに一致する順序でセンサ2の検知信号が入力しているので、検出対象判別手段13aは、報知の対象としない特定の検出対象(ここではユーザU)が検知されたものとして、報知手段15を動作させないようにする。
ユーザUは、映像表示装置1´を視聴する際には、部屋II,部屋Iの順に入っていき、このときに、部屋IIのセンサ2で自身が検知されてから5秒経過してから部屋Iに入るようにする。
上述のように、映像表示装置1´の記憶部14には、特定の検出対象であるユーザの不在期間を定める不在期間情報14cが保持されている。
この不在期間情報14cは、ユーザが不在の間にセンサ2が何らかの対象を検出したときには、不法侵入者等の報知対象の他人が存在しているものとして認識するための情報である。
この場合は、上記の検出順序情報14aや検出時間差範囲情報14bに関わりなく、不在期間情報14cに定められた不在期間中にセンサ2による検知が行われた場合は、報知対象の他人が検知されたものと判断することができる。
この異常検出期間判別情報14dは、予め定めた所定の期間、センサ2による対象の検知が一度もなされなかった場合、あるいは予め定めた所定の期間、センサ2による対象の検知がずっと継続していた場合に、報知手段を動作させて報知を行うために用いる情報である。
例えば、上記のような独居老人や被介護者等の居宅に本映像表示装置1´を備えておくと、センサ2が常に居宅内を監視しているため、所定期間一度もセンサ2による検出がなかったり、所定期間の間ずっとセンサ2による検知が継続しているときには、何らかの事故の恐れがあったものとして、所定の宛先に報知することができる。
Claims (10)
- 複数のセンサからの検知結果を入力し、該検知結果に基づいて検出対象の有無を検知するとともに、該検知した検出対象が、予め定めた特定の検出対象かどうかを判別する検出対象判別手段と、該検出対象判別手段の判別結果に基づいて、所定の電気機器の電源をON/OFFする電源ON/OFF手段と、前記検出対象判別手段が予め定めた特定の対象とは異なる検出対象を判別したときに、異常があったことを報知する報知手段と、を有し、
前記検出対象判別手段は、前記複数のセンサのうち、予め定めたいずれかのセンサで検出対象が検知されたときに電源ON/OFFを行う対象が検知されたものと判断するOR機能と、前記複数のセンサのうち、予め定めた全てのセンサで検出対象が検知されたときに電源ON/OFFを行う対象が検知されたものと判断するAND機能とを有し、前記OR機能と前記AND機能のいずれかまたは両方を用いて電源ON/OFFを行う対象の検知の有無を判断するように設定が可能であって、前記電源ON/OFF手段は、前記検出対象判別手段によって電源ON/OFFを行う対象が検知されたときに、前記電気機器の電源をONにし、電源ON/OFFを行う対象が検知されていないときは、前記電気機器の電源をOFFにすることを特徴とする監視機能付き電源制御装置。 - 請求項1に記載の監視機能付き電源制御装置において、該監視機能付き電源制御装置は、前記複数のセンサにおける特定の検出順序を設定可能な検出順序設定手段と、該検出順序設定手段で設定された特定の検出順序情報を記憶する検出順序記憶手段とを有し、前記検出対象判別手段は、前記センサの検知結果と前記検出順序記憶手段に記憶した検出順序とを比較し、前記センサの検知結果が前記特定の検出順序に一致しない場合に、前記特定の検出対象とは異なる検出対象であるものと判断することを特徴とする監視機能付き電源制御装置。
- 請求項2に記載の監視機能付き電源制御装置において、該監視機能付き電源制御装置は、前記複数のセンサのうち、特定のセンサ間の検出タイミングの時間差範囲を設定する時間差設定手段と、該時間差設定手段で設定された特定の時間差範囲情報を記憶する検出時間差記憶手段とを有し、前記検出対象判別手段は、前記センサの検知結果と、前記検出順序記憶手段が記憶する検出順序情報及び前記検出時間差記憶手段が記憶した検出時間差範囲情報とを比較し、前記センサの検知結果が前記特定の検出順序でかつ特定の時間差範囲に一致しない場合に、前記特定の検出対象とは異なる検出対象であるものと判断することを特徴とする監視機能付き電源制御装置。
- 請求項1ないし3のいずれか1に記載の監視機能付き電源制御装置において、該監視機能付き電源制御装置は、前記特定の検出対象が不在となる不在期間を設定可能な不在期間設定手段と、該不在期間設定手段で設定された不在期間情報を記憶する不在期間記憶手段とを有し、前記検出対象判別手段は、前記センサの検知結果と前記不在期間記憶手段に記憶した不在期間とを比較し、前記不在期間内に前記センサが検知対象を検知した場合に、前記特定の検出対象とは異なる検出対象であるものと判断することを特徴とする監視機能付き電源制御装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1に記載の監視機能付き電源制御装置において、センサによる検出状態が異常であることを判別する期間を設定する異常検出期間判別情報設定手段と、該異常検出期間判別情報設定手段で設定された異常検出期間判別情報を記憶する異常期間判別情報記憶手段とを有し、該異常検出期間判別情報は、第1の所定期間と、第2の所定期間とが設定可能であって、前記報知手段は、前記センサが検知対象を検知した状態で前記第1の所定期間が経過した場合、または、前記センサが検知対象を前記第2の所定期間検出しなかった場合、異常があったことを報知することを特徴とする監視機能付き電源制御装置。
- 請求項1ないし5のいずれか1に記載の監視機能付き電源制御装置において、前記報知手段は、ネットワークを介した電話による音声の異常情報の送信、電子メールによる異常情報の送信,FAXによる異常情報の送信,映像データによる異常情報の送信,及び所定の映像表示、及び所定の音声出力,のいずれかまたは複数が設定可能であることを特徴とする監視機能付き電源制御装置。
- 請求項1ないし6のいずれか1に記載の監視機能付き電源制御装置において、前記電源ON/OFF手段の動作/非動作、及び前記報知手段の動作/非動作を設定可能とする動作/非動作設定手段を備えることを特徴とする監視機能付き電源制御装置。
- 請求項1ないし6のいずれか1に記載の電源制御装置が内蔵され、前記電源ON/OFF制御手段によって電源のON/OFFが制御されることを特徴とする電気機器。
- 請求項8に記載の電気機器において、該電気機器は、放送波を選局するチューナと、該チューナで選局した放送波の映像信号を処理して表示/音声出力可能な信号とする映像信号処理部と、該処理された表示信号を表示出力するディスプレイと、該処理された音声信号を音声出力するスピーカとを備える映像表示装置であって、前記ディスプレイ及び前記スピーカを使用して前記報知手段による報知を行うことができるように構成されていることを特徴とする電気機器。
- 請求項8または9に記載の電気機器と、該電気機器が内蔵する前記監視機能付き電源制御装置に検出結果を出力するセンサとによって構成されることを特徴とする電気機器システム。
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