JP2006077459A - レバーハンドル軸嵌合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で、部品点数を増やさず、容易に角軸組立てが行え、角軸の挿入のみによってがたつきが消去できるレバーハンドル軸嵌合構造を得る。
【解決手段】 端部にレバーハンドル21,23の取り付けられる角軸25と、錠箱に回動自在に設けられた角穴29を有するカム部材31とのレバーハンドル軸嵌合構造であって、角軸25の外周と角穴29の内周との間に、弾性を有し、内周を角軸25の外周に嵌合するとともに、外周を角穴29の内周に嵌合する角筒スペーサ33を挟入した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、錠箱に組み込まれたカム部材の角穴に、角軸をがたつきなく嵌合するレバーハンドル軸嵌合構造に関する。
扉に設けられる施錠装置には、その作動力がレバーハンドルの回転操作によって入力されるものがある。この施錠装置は、図11に示すように、扉内に内蔵される錠箱1と、錠箱1に固定されるとともに、扉の木口に固定され錠箱1に内蔵されたデットボルト3やラッチボルト5を進退させる矩形穴を有したプレート部材7と、錠箱1に回転自在に設けられ回転力の入力によってラッチボルト5を進退させるカム部材9と、カム部材9の角穴9aに相対回転不能に挿入される角軸11と、角軸11の両端に固定されるレバーハンドル13,15とからなる。なお、図中、17はハンドル止めねじ、19はレバーハンドル13,15の基端の周囲に位置し扉面に配置される略ドーナツ板形状のエスカチオンを表す。
この施錠装置20は、錠箱1とプレート部材7が不図示の扉に固定された後、扉の一方の面から基端にレバーハンドル13が固定された角軸11の先端がカム部材9の角穴9aに挿通され、扉の他方の面に貫通した角軸11の先端にレバーハンドル15が固定される。そして、レバーハンドル13又は15が回転操作されることにより、角軸11に相対回転不能に嵌合したカム部材9が回転し、錠箱1内の進退機構を作動させてラッチボルトを進退させる。
ところで、カム部材9に形成される角穴9aと、レバーハンドル13,15を支承する角軸11との嵌合精度は、高精度となる程手間や高度な技術が要求される。また、錠箱メーカとレバーハンドルメーカとの分業により、汎用性を持たせるために嵌合部分の公差が大きくなる傾向もある。このため、角軸11と角穴9aにはがたつきが生じ易く、ユーザによっては操作に違和感を持つこともある。
このような不具合に対し、レバーハンドル軸嵌合構造では、従来より角穴と角軸とのがたつきを防止する種々の対策が採られてきた。例えば、角穴に対応する角軸の部位に凹溝を形成し、この凹溝に可撓性を有する板状片を挿入しておき、ハンドル止めねじをねじ込むことにより、板状片を撓めさせ、撓んだ板状片を角軸と角穴とに押圧させてがたつきを消去するものがあった。また、角穴に対応する角軸の部位に取付溝を形成し、この取付溝内に山形部を有する板ばねを固定手段によって固定することで、角軸を角穴へ差し込んだ際に、板ばねを弾性変形させ、がたつきをなくすものもあった。
実公昭58−32516号公報
しかしながら、上記したハンドル止めねじをねじ込むことにより、板状片を撓めてがたつきを消去する構造では、ハンドル止めねじをねじ込むまでは板状片を角軸に保持させておくことができず、角軸挿入時に板状片が位置ずれしたり、落下するなど作業性の悪い問題があった。また、角軸に取付溝を形成し、取付溝に板ばねを固定手段によって固定する構造では、板ばねを固定するための固定手段が別途に必要となり、構造が複雑になるとともに、部品点数も増え、しかも、固定手段を用いた煩雑な角軸組立て工程(固定手段の圧入或いは加締め工程)が発生した。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、部品点数を増やすことなく、容易に角軸組立てが行え、しかも、角軸の挿入のみによってがたつきが消去できるレバーハンドル軸嵌合構造を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のレバーハンドル軸嵌合構造は、端部にレバーハンドル21,23の取り付けられる角軸25と、錠箱1に回動自在に設けられた角穴29を有するカム部材31とのレバーハンドル軸嵌合構造であって、
前記角軸25の外周と前記角穴29の内周との間に、弾性を有し、内周を前記角軸25の外周に嵌合するとともに、外周を前記角穴29の内周に嵌合する角筒スペーサ33が挟入されたことを特徴とする。
このレバーハンドル軸嵌合構造では、角軸25が角穴29に挿入されると、角筒スペーサ33が弾性変形し、その弾性復元力により、角穴29と角軸25との隙間が埋められ、角穴29に対する角軸25のがたつきがなくなる。また、角筒スペーサ33が筒形状に形成されるので、角穴29と角軸25との間の隙間が全周に渡ってなくなり、より確実ながたつきの消去が可能となる。
請求項2記載のレバーハンドル軸嵌合構造は、前記角筒スペーサ33が、前記角軸25に予め外挿されていることを特徴とする。
このレバーハンドル軸嵌合構造では、角軸25が角穴29に挿入される際、角筒スペーサ33と角穴29の内周面との間で摩擦が生じても、角筒スペーサ33が移動せず、角穴29の内周面に確実に押圧される。
請求項3記載のレバーハンドル軸嵌合構造は、前記角筒スペーサ33Aの外周が、テーパ状に形成されていることを特徴とする。
このレバーハンドル軸嵌合構造では、外周に角筒スペーサ33Aの装着された角軸25が角穴29へ挿入されると、角筒スペーサ外周のテーパ形状によって、隙間が徐々に消去され、製品ごとに異なる角軸25と角穴29との隙間が確実に埋められる。
請求項4記載のレバーハンドル軸嵌合構造は、前記角筒スペーサ33Bが、前記角穴29の内周に予め固定されていることを特徴とする。
このレバーハンドル軸嵌合構造では、角軸25が角筒スペーサ33Bの内周に挿入されると、角筒スペーサ33Bが弾性変形され、その弾性復元力によって角軸25と角穴29との隙間が埋められる。
請求項5記載のレバーハンドル軸嵌合構造は、前記角筒スペーサ33Cの内周が、テーパ状に形成されていることを特徴とする。
このレバーハンドル軸嵌合構造では、角穴29に固定された角筒スペーサ33Cに角軸25が挿入されると、角筒スペーサ内周のテーパ形状によって、隙間が徐々に消去され、製品ごとに異なる角軸25と角穴29との隙間が確実に埋められる。
請求項6記載のレバーハンドル軸嵌合構造は、前記角筒スペーサ33Dが、前記角軸25の軸線方向略中央部に予め被着されていることを特徴とする。
このレバーハンドル軸嵌合構造では、角軸25と角穴29とが接触する必要最小長さで角筒スペーサ33Dが形成可能となる。
請求項7記載のレバーハンドル軸嵌合構造は、前記角軸25の軸線方向略中央部に周溝61が形成され、該周溝61に嵌着された前記角筒スペーサ33Dの少なくとも一部分が前記角軸25の外周面から突出されていることを特徴とする。
このレバーハンドル軸嵌合構造では、挿入時に、角筒スペーサ33Dにずれが生じ難くなり、角筒スペーサ33Dが確実に所定位置で挟入される。また、角筒スペーサ33Dが肉厚に形成可能となり、角筒スペーサ33Dの耐久性が高まる。
請求項8記載のレバーハンドル軸嵌合構造は、前記角筒スペーサ33Dが熱収縮樹脂からなることを特徴とする。
このレバーハンドル軸嵌合構造では、角軸25の外径より大きい内径の角筒スペーサ33Dが周溝61の位置まで挿入され、加熱することによって縮径させて、角筒スペーサ33Dが角軸25の外周より細くなった周溝61に嵌着される。
本発明に係る請求項1記載のレバーハンドル軸嵌合構造によれば、角軸の外周と角穴の内周との間に、内周を角軸の外周に嵌合するとともに、外周を角穴の内周に嵌合する角筒スペーサを挟入したので、角軸を角穴に挿入することで、角筒スペーサを弾性変形させ、その弾性復元力によって角穴に対する角軸のがたつきを防止することができる。この結果、簡素な構造で、しかも、角軸を挿入するのみの容易な作業で、角軸をがたつきなく角穴に嵌合させることができる。
請求項2記載のレバーハンドル軸嵌合構造によれば、角筒スペーサを、角軸に外挿したので、角軸を角穴に挿入するのみで、角筒スペーサを角穴の内周面に押圧させることができ、角筒スペーサの脱落を防止し、容易な作業で、角軸をがたつきなく角穴に嵌合させることができる。
請求項3記載のレバーハンドル軸嵌合構造によれば、角筒スペーサの外周を、テーパ状に形成したので、製品ごとに異なる角軸と角穴との隙間を確実に埋めることができる。
請求項4記載のレバーハンドル軸嵌合構造によれば、角筒スペーサを、角穴の内周に固定したので、角軸を角筒スペーサの内周に挿入するのみで、角筒スペーサを弾性変形させ、その弾性復元力によって角軸と角穴との隙間を埋め、角軸をがたつきなく角穴に嵌合させることができる。
請求項5記載のレバーハンドル軸嵌合構造によれば、角筒スペーサの内周を、テーパ状に形成したので、製品ごとに異なる角軸と角穴との隙間を確実に埋めることができる。
請求項6記載のレバーハンドル軸嵌合構造によれば、角筒スペーサを、角軸の軸線方向中央部に被着したので、角軸と角穴とが接触する必要最小長さで角筒スペーサを形成することができ、材料費を軽減できるとともに、角筒スペーサの露出を防止して見栄えをよくすることができる。
請求項7記載のレバーハンドル軸嵌合構造によれば、角軸の軸線方向中央部に周溝を形成し、この周溝に嵌着した角筒スペーサの少なくとも一部分を角軸の外周面から突出させたので、角筒スペーサが周溝の段部に当接し、角軸挿入時の角穴との摩擦による角筒スペーサのずれを防止することができる。この結果、角筒スペーサを確実に所定位置で挟入することができる。
請求項8記載のレバーハンドル軸嵌合構造によれば、角筒スペーサを熱収縮樹脂で形成したので、角軸の外径より大きい内径の角筒スペーサを周溝の位置まで挿入し、加熱することによって縮径させて、角筒スペーサを容易に周溝に嵌着することができる。
以下、本発明に係るレバーハンドル軸嵌合構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るレバーハンドル軸嵌合構造の分解斜視図、図2は図1に示したレバーハンドルと角軸との分解斜視図、図3は本発明に係るレバーハンドル軸嵌合構造の水平断面図、図4はカム部材と角軸との嵌合部における縦断面図である。
本実施の形態によるレバーハンドル軸嵌合構造は、両端にレバーハンドル21,23の取り付けられる角軸25と、錠箱1(図11参照)に回動自在に設けられた角穴29を有するカム部材31と、角軸25に外挿される角筒スペーサ33とを主要な部材に構成される。なお、カム部材31は、本実施の形態では、その外形状の詳細な形状については述べず、簡略化した軸形状として図示している。
角筒スペーサ33は、弾性を有する例えば、樹脂、例えば軟質な合成樹脂素材や、やや硬質な可塑性を備える合成樹脂等、又はゴム、例えば硬質ゴム素材等からなる。本実施の形態において、角筒スペーサ33は、基端(図1の左端)に向かって徐々に外径を大きく連続形成した角筒部33a,33b,33cからなる。また、角筒スペーサ33の基端面にはフランジ部33dが形成され、フランジ部33dはレバーハンドル21に当接されるようになっている。この角筒スペーサ33は、内周を角軸25の外周に嵌合するとともに、外周を角穴29の内周に嵌合させて、角軸25の外周と角穴29の内周との間に挟入される。
角軸25の基端(図1の左端)には、図2に示す圧入孔43が穿設される。一方のレバーハンドル21には角軸25の基端を嵌入する取付穴44の穿設された取付部47が形成され、取付部47には取付穴44へ貫通する固定孔49が穿設されている。また、角軸25の先端(図1の右端)には、ねじ孔51が穿設される。レバーハンドル23には角軸25の先端を嵌入する取付穴45の穿設された図1に示す取付部53が形成され、取付部53には取付穴45へ貫通するねじ挿入孔55が穿設されている。
上記のレバーハンドル21,23を錠箱1へ組付けるには、先ず、一方のレバーハンドル21の取付部47に角軸25を挿入し、圧入孔43に固定ピン57を圧入してレバーハンドル21に角軸25を固定する。次いで、角軸25の先端から、フランジ部33dを先端にして角筒スペーサ33を挿入する。角筒スペーサ33は、フランジ部33dが取付部47に当接するまで挿入する。角筒スペーサ33は、内径が角軸25より若干小さく形成される。これにより、がたつきなく、かつ脱落不能に装着される。
この状態で、図3に示すように、扉に内蔵された錠箱のカム部材31の角穴29へ角軸25の先端が挿入される。角軸25が角穴29に挿入されると、角筒スペーサ33は先端側から角穴29へ挿入されるが、その際、角筒スペーサ33の基端に設けられたフランジ部33dがレバーハンドル21の取付部47に当接されることで、角筒スペーサ33と角穴29の内周面との間で摩擦が生じても、角筒スペーサ33が移動せず、角筒スペーサ33が角穴29へ確実に挿入される。角軸25が所定の位置まで挿入されると、角筒スペーサ33が弾性変形して角穴29内へ圧入される。圧入された角筒スペーサ33は、図4に示すように、弾性復元力によって角穴29の内面29aに圧接される。これにより、角筒スペーサ33が角穴29の内周面に確実に押圧される。
このように、角筒スペーサ33を、角軸25に外挿したので、角軸25を角穴29に挿入するのみで、角筒スペーサ33を角穴29の内周面に押圧させることができ、角筒スペーサ33の脱落を防止し、容易な作業で、角軸25をがたつきなく角穴29に嵌合させることができる。
次いで、カム部材31を貫通して、扉の他方の面から突出した角軸25の先端に、他方のレバーハンドル23の取付穴45が挿入される。レバーハンドル23は、取付部53の取付穴45に挿入されたハンドル止めねじ59が、角軸25のねじ孔51に螺合されることで、角軸25の先端に固定される。これにより、図3に示すように、カム部材31を貫通する角軸25の両端にレバーハンドル21,23が固定され、角軸25の軸線方向の移動がレバーハンドル21,23によって規制されて、レバーハンドル21,23が錠箱1へ取り付け完了する。
図5は図2に示した角筒スペーサの変形例を表す側面図である。
なお、角筒スペーサ33Aは、図5に示すように、外周が先端に向かって徐々に細くなる段差のないテーパ部33eで形成されてもよい。このようなテーパ部33eに形成された角筒スペーサ33Aでは、角軸25が角穴29へ挿入されると、角筒スペーサ外周のテーパ部33eによって、隙間が徐々に消去され、製品ごとに異なる角軸25と角穴29との隙間が確実に埋められる。
したがって、第1の実施の形態によるレバーハンドル軸嵌合構造では、角軸25が角穴29に挿入されると、予め角軸25に外挿されている角筒スペーサ33(33A)が弾性変形し、その弾性復元力により、角穴29と角軸25との隙間が埋められ、角穴29に対する角軸25のがたつきがなくなる。また、角筒スペーサ33(33A)が筒形状に形成されるので、角穴29と角軸25との間の隙間が全周に渡ってなくなり、より確実ながたつきの消去が可能となる。
この結果、簡素な構造で、しかも、角軸25を挿入するのみの容易な作業で、角軸25をがたつきなくカム部材31の角穴29に嵌合させることができる。
なお、角筒スペーサ33Bは、図6(a)に示すように、カム部材31の角穴29に予め固定されるものであってもよい。図6はカム部材に角筒スペーサを固定した変形例の断面図である。この場合の角筒スペーサ33Bは、外径を軸線方向に同一径で形成することが好ましい。このような角穴29に固定される角筒スペーサ33Bでは、角軸25が角筒スペーサ33B内周に挿入されると、角筒スペーサ33Bが弾性変形され、その弾性復元力によって角軸25と角穴29との隙間が埋められる。したがって、角軸25を角筒スペーサ33Bの内周に挿入するのみで、角筒スペーサ33Bを弾性変形させ、その弾性復元力によって角軸25と角穴29との隙間を埋め、角軸25をがたつきなく角穴29に嵌合させることができる。
また、図6(a)に示した変形例では、角筒スペーサ33Cの内周が、図3(b)に示すように、テーパ部33fで形成される。このような内周にテーパ部33fを有する角筒スペーサ33Cでは、角軸25が挿入されると、角筒スペーサ33C内周のテーパ形状によって、隙間が徐々に消去され、製品ごとに異なる角軸25と角穴29との隙間を確実に埋めることができる。
なお、これら角筒スペーサ33B及び33Cでは、一端に形成されるフランジ33dが、角軸25が挿入される側となっており、その角軸25の挿入時に摩擦が生じても、角軸スペーサ33B,33Cが角穴29内に移動しないようになっている。
次に、本発明に係るレバーハンドル軸嵌合構造の第2の実施の形態を説明する。
図7は本発明に係るレバーハンドル軸嵌合構造の第2の実施の分解斜視図、図8は図7に示したレバーハンドルと角筒スペーサとの分解斜視図、図9は第2の実施の形態に係るレバーハンドル軸嵌合構造の水平断面図、図10は第2の実施の形態のカム部材と角軸との嵌合部における縦断面図である。なお、図1〜図6に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
本実施の形態によるレバーハンドル軸嵌合構造は、角筒スペーサ33Dが、角軸25の軸線方向略中央部に被着される。本実施の形態では、角軸25の軸線方向略中央部に図8に示す周溝61が形成され、周溝61に嵌着された角筒スペーサ33Dの少なくとも一部分が角軸25の外周面から突出されている。
このように、角軸25の略中央部に周溝61を形成し、この周溝61内に角筒スペーサ33Dを嵌着させた構造では、角筒スペーサ33Dが周溝61の段部61a,61aに当接し、角軸25の角穴29への挿入時に、角筒スペーサ33Dに摩擦によるずれが生じ難くなり、角筒スペーサ33Dが確実に所定位置で挟入される。また、角筒スペーサ33Dが周溝61に没入される分、肉厚に形成可能となり、角筒スペーサ33Dの耐久性が高まる。
この角筒スペーサ33Dは、例えば熱収縮樹脂からなることが好ましい。角筒スペーサ33Dを熱収縮樹脂により形成することで、角軸25の外径より大きい内径で角筒スペーサ33Dを形成し、その角筒スペーサ33Dを周溝61の位置まで挿入した後、加熱することによって縮径させ、角軸25の外周より細くなった周溝61に容易に嵌着することができる。
このレバーハンドル軸嵌合構造では、角軸25に角筒スペーサ33Dが予め嵌着されている。この状態で、扉に内蔵された錠箱1のカム部材31の角穴29へ角軸25の先端が挿入される。角軸25が角穴29に挿入されると、角筒スペーサ33Dは、先端側から角穴29へ挿入されるが、その際、角筒スペーサ33Dと角穴29の内周面との間で摩擦が生じても、周溝61に嵌着しているので移動せず、角穴29へ確実に挿入される。角軸25が所定の位置まで挿入されと、角筒スペーサ33が弾性変形して角穴29内へ圧入される。圧入された角筒スペーサ33Dは、図10に示すように、弾性復元力によって角穴29の内面29aに圧接される。これにより、角筒スペーサ33が角穴29の内周面に確実に押圧される。
これにより、図9に示すように、カム部材31を貫通する角軸25の両端にレバーハンドル21、23が固定され、角軸25の軸線方向の移動がレバーハンドル21,23によって規制されて、レバーハンドル21,23が錠箱1へ取り付け完了する。
したがって、このレバーハンドル軸嵌合構造によれば、角筒スペーサ33Dを、角軸25の軸線方向中央部に被着したので、角軸25と角穴29とが接触する必要最小長さで角筒スペーサ33Dを形成することができ、材料費を軽減できるとともに、レバーハンドル21,23と扉との間隙からの角筒スペーサ33Dの露出を防止して見栄えをよくすることができる。
本発明に係るレバーハンドル軸嵌合構造の分解斜視図である。 図1に示したレバーハンドルと角軸との分解斜視図である。 本発明に係るレバーハンドル軸嵌合構造の水平断面図である。 カム部材と角軸との嵌合部における縦断面図である。 図2に示した角筒スペーサの変形例を表す側面図である。 カム部材に角筒スペーサを固定した変形例の断面図である。 本発明に係るレバーハンドル軸嵌合構造の第2の実施の分解斜視図である。 図7に示したレバーハンドルと角筒スペーサとの分解斜視図である。 第2の実施の形態に係るレバーハンドル軸嵌合構造の水平断面図である。 第2の実施の形態のカム部材と角軸との嵌合部における縦断面図である。 従来のレバーハンドル軸嵌合構造の分解斜視図である。
符号の説明
21,23…レバーハンドル
25…角軸
29…角穴
31…カム部材
33…角筒スペーサ
61…周溝

Claims (8)

  1. 端部にレバーハンドルの取り付けられる角軸と、錠箱に回動自在に設けられた角穴を有するカム部材とのレバーハンドル軸嵌合構造であって、
    前記角軸の外周と前記角穴の内周との間に、弾性を有し、内周を前記角軸の外周に嵌合するとともに、外周を前記角穴の内周に嵌合する角筒スペーサが挟入されたことを特徴とするレバーハンドル軸嵌合構造。
  2. 前記角筒スペーサが、前記角軸に予め外挿されていることを特徴とする請求項1記載のレバーハンドル軸嵌合構造。
  3. 前記角筒スペーサの外周が、テーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレバーハンドル軸嵌合構造。
  4. 前記角筒スペーサが、前記角穴の内周に予め固定されていることを特徴とする請求項1記載のレバーハンドル軸嵌合構造。
  5. 前記角筒スペーサの内周が、テーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項4記載のレバーハンドル軸嵌合構造。
  6. 前記角筒スペーサが、前記角軸の軸線方向略中央部に予め被着されていることを特徴とする請求項1記載のレバーハンドル軸嵌合構造。
  7. 前記角軸の軸線方向略中央部に周溝が形成され、該周溝に嵌着された前記角筒スペーサの少なくとも一部分が前記角軸の外周面から突出されていることを特徴とする請求項6記載のレバーハンドル軸嵌合構造。
  8. 前記角筒スペーサが熱収縮樹脂からなることを特徴とする請求項7記載のレバーハンドル軸嵌合構造。
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