JP2011006939A - ケース錠用アダプター及びケース錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】正方形状断面、十字形状断面及び長方形状断面の施解錠軸に対応するとともに、施解錠軸を回動する際、空回りの恐れがないケース錠用アダプター及びケース錠を提供すること。
【解決手段】回動することにより施解錠を行なうロックカムを備えるケース錠の、該ロックカムに形成された嵌挿孔に嵌挿される筒体状のアダプターであって、四角形状の孔と、該四角形状の対角線を中心線とし該四角形の角において外側に突出する施解錠軸当たり面高さlを有する長方形状の孔が、重なって形成される挿入孔を有し、該挿入孔の奥側の内壁には、該施解錠軸当たり面高さlより大の施解錠軸当たり面高さlを有する長方形状の孔を形成するような突起が形成され、該突起の両開口側には、開口に向けて下り傾斜面を有し、該突起が形成された筒体部が、四角形断面の施解錠軸の挿入により、該挿入方向と直交する方向に撓むものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、正方形状断面、十字形状断面及び長方形状断面の施解錠軸に対応して取り付けられるケース錠用アダプター及びケース錠に関するものである。
従来より、円筒状又は角筒状のアダプターを円形状又は角孔状の嵌挿孔に嵌挿して、複数の角芯の形状や寸法に対応できるようにしたケース錠用アダプターやケース錠は知られている。これは既存のケース錠を交換することなく生かしつつ、施解錠軸部材を使用者の好みのタイプのものや他のメーカー品のものに代替する要求があるからである。
特開2004−92091号公報には、回動することによって施解錠することができるロックカムを錠本体の中に有し、ロックカムに設けた挿入孔に施解錠軸及びアダプターを嵌挿することができる錠前装置において、挿入孔は、略正方形状の施解錠軸用孔に、その相対向する少なくとも一対の辺の略中央に、外方に突出する突出孔を連続して設けた形状とし、アダプターは、突出孔に嵌挿する一対の突条部を有すると共に、一方の突条部から他方の突条部に至る略長方形状の施解錠軸用孔を設けたことを特徴とする錠前装置が開示されている。特開2004−92091号公報の錠前装置によれば、正方形状断面及び長方形状断面の施解錠軸に対応できる。
特開2004−92091号公報
しかしながら、特開2004−92091号公報に記載の錠前装置は、アダプター装着状態においては、長方形状断面の施解錠軸に対応できるのみであり、正方形状断面及び長方形状断面の施解錠軸に対応するためには、アダプターの装着と脱着が必要となり面倒である。また、周知慣用技術に基づき、正方形状断面、十字形状断面及び長方形状断面の施解錠軸に対応可能なように、アダプターに挿入孔を形成することも考えられる。この場合、四角形状の孔と、該四角形状の対角線を中心線とし該四角形の角において外側に突出する施解錠軸当たり面高さを有する長方形状の孔が、重なり合った挿入孔形状となるが、市販品の施解錠軸部材との適合性を考慮すると、この施解錠軸当たり面高さがどうしても小さくなり、施解錠軸を回動する際、空回りの恐れがあるという問題がある。
従って、本発明の目的は、正方形状断面、十字形状断面及び長方形状断面の施解錠軸に対応するとともに、施解錠軸を回動する際、空回りの恐れがないケース錠用アダプター及びケース錠を提供することにある。
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、四角形状の孔と、該四角形状の対角線を中心線とし該四角形の角において外側に突出する施解錠軸当たり面高さを有する長方形状の孔が、重なり合った挿入孔に対して、該挿入孔の奥側の内壁面に四角形状の施解錠軸を挿入した際、外側へ撓む特定形状の突起を設ければ、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、回動することにより施解錠を行なうロックカムを備えるケース錠の、該ロックカムに形成された嵌挿孔に嵌挿される筒体状のアダプターであって、 四角形状の孔と、該四角形状の対角線を中心線とし該四角形の角において外側に突出する施解錠軸当たり面高さlを有する長方形状の孔が、重なって形成される挿入孔を有し、該挿入孔の奥側の内壁には、該施解錠軸当たり面高さlより大の施解錠軸当たり面高さlを有する長方形状の孔を形成するような突起が形成され、該突起の両開口側には、開口に向けて下り傾斜面を有し、該突起が形成された筒体部が、四角形断面の施解錠軸の挿入により、該挿入方向と直交する方向に撓むものであるケース錠用アダプターを提供するものである。
本発明によれば、正方形状断面、十字形状断面及び長方形状断面の施解錠軸に対応するとともに、施解錠軸を回動する際、空回りの恐れがない。
本実施の形態におけるケース錠用アダプターの斜視図である。 図1のケース錠用アダプターを裏側から見た斜視図である。 図1の符号F(前方)側から見た正面図である。 図1の符号B(後方)側から見た背面図である。 図1において、X-X方向に見た断面図である。 図1の切断面を周方向に45度変えた位置で切断した断面図である。 本実施の形態におけるケース錠用アダプターのフランジを省略した簡略図である。 本実施の形態におけるケース錠用アダプターの側面図である。 図8のZ-Z線に沿って切断した断面図である。 図8のZ-Z線に沿って切断した断面図である。 図8のZ-Z線に沿って切断した断面図である。 突起の他の形状を示す断面図である。 突起の他の形状を示す断面図である。 ロックカムの正面図である。 本実施の形態におけるケース錠の一部を分解した斜視図である。 本実施の形態におけるケース錠の一部を破断した側面図である。 ケース錠用アダプターと施解錠軸との関係を示す斜視図である。 ケース錠用アダプターと他の施解錠軸との関係を示す斜視図である。 ケース錠用アダプターと他の施解錠軸との関係を示す斜視図である。
本実施の形態におけるケース錠用アダプターを図1〜図11を参照して説明する。なお、本明細書中、フランジ側を正面又は前方(図1中、符号Fで表示)、フランジ側と反対側を背面又は後方(図1中、符号Bで表示)とする。また、挿入孔の形状は、断り書きがない限り、挿入方向(軸方向)に直交する方法で切断した断面における形状を言う。なお、図7においては符号19で示される突起の記載を省略した。
ケース錠用アダプター10は回動することにより施解錠を行なうロックカム7を備えるケース錠20の、ロックカム7に形成された嵌挿孔71に嵌挿される筒体状のアダプターであって、筒体本体部1には特定形状の挿入孔3を有し、挿入孔3の奥側の内壁には、特定形状の突起5が形成され、突起5の両開口側には、開口に向けて下り傾斜面33を有し、突起5が形成された筒体部14が、四角形断面の施解錠軸61の挿入により、挿入方向と直交する方向(外側)に撓むものである。
挿入孔3は、四角形状の孔と、四角形状の対角線を中心線とし四角形の角において外側に突出する施解錠軸当たり面38の高さlを有する長方形状の孔が、重なって形成される断面形状を有する。すなわち、挿入孔3の断面形状は、図9に示すように、四角形状の角に、長方形状の一端部形状が表れた特異な形状を示すものである。挿入孔3のこの特異な断面形状において、説明の都合上、四角形状を形成する辺で形成される壁面を内側壁35と、また長方形状を形成する短辺で形成される壁面を外側壁36と、それぞれ言うことがある(図6参照)。挿入孔3は、四角形の対角線を中心線として線対称である。このような挿入孔3において、図9に示すように、四角形断面の施解錠軸61(図9では二点鎖線で描かれた菱形状)が四角形状の孔にほぼ隙間なく挿入され、また、長方形断面の施解錠軸62(図9では二点鎖線で描かれた縦長の長方形状)が長方形状の孔にほぼ隙間なく挿入され、また、十字形断面の施解錠軸(不図示)が図9中、縦長長方形状と横長長方形状で形成される十字形状の孔にほぼ隙間なく挿入される。
なお、施解錠軸当たり面38の高さlは0.5〜0.9mm程度であり、実際に軸面が当たるのが0.4〜0.7mmであり、この程度の当たり面では、長方形断面の施解錠軸62の回動が時には空回りすることがある。本発明は、この空回りの問題点を挿入孔3の奥側(挿入孔3の中央部)に、長方形状の施解錠軸当たり面の高さlをこのlの長さよりも大となるような突起5を形成することで解決したものである。長方形状の施解錠軸当たり面の高さlは長方形状の施解錠軸当たり面の高さlの概ね2倍程度の長さである。また、この特異な断面形状の挿入孔3は、前方の端面から挿入方向奥側に向けて、また後方の端面から挿入方向とは反対方向奥側に向けて、それぞれ突起5の傾斜面33に当たるまで、同じ断面形状で形成されている。
ケース錠用アダプター10において、挿入孔3の挿入方向の奥側の内側壁35には、施解錠軸当たり面38の高さlより大の施解錠軸当たり面高さlを有する長方形状の孔を形成するような突起5が形成されている。挿入孔3において、内側壁35は都合4つ(四角形状の4辺)であるため、突起5は周方向に4箇所形成されることになる。内側壁35の壁面に形成される突起5の形状は、本例では2つの三角形断面の子突起31、31が内側壁35の短辺方向に離間して且つ挿入方向に平行に形成されている。2つの三角形断面の子突起31、31間には、平坦部32が形成されている。そして、2つの三角形断面の子突起31、31のそれぞれ外側の辺が、施解錠軸当たり面38と面一で連続している。このため、施解錠軸当たり面38aの高さlは施解錠軸当たり面38の高さlより大とすることができる。これにより、長方形状断面又は十字形状断面の施解錠軸を挿入孔3に挿入して回動すれば、四角形状の施解錠軸と施解錠軸当たり面38aが当接又は近接するため、当たり面積が大きくなり、回動による空回りの恐れがなくなる。
このような突起5の形状は、挿入方向の略中心を中心線として前後対称である。これにより、ドアの両側から施解錠軸を挿入するような形態においては、同様の外力で操作できるので違和感がなく使用できるとともに、ドアの厚みに影響されず、長方形断面の施解錠軸と突起5の施解錠軸当たり面38aとが確実に当接又は近接することができる。
また、突起5が形成された筒体部14は、突起5が形成されていない筒体部14aより薄肉である(図9と図10参照)。突起5が形成された筒体部14とは、突起5を支持する筒体部(図10中の符号tはこの筒体部の厚み)を言い、突起が形成されていない筒体部14aとは、突起5が形成された筒体部14と径方向で同じ位置にあり、挿入方向において異なる位置にある筒体部(図9中の符号tはこの筒体部の厚み)を言う。突起5が形成された筒体部14を、突起が形成されていない筒体部14aより薄肉とすること、更に突起5は内側壁35より内方へ突出していることにより、突起5が形成された筒体部14の外周面は、突起が形成されていない筒体部14aの外周面に対して凹み部13を形成することになる。
また、突起5が形成された筒体部14は、挿入孔3の挿入方向の中央で前後に分断されている。また、突起5が形成された筒体部14は、筒体部14の両側で切り込まれている。すなわち、突起5が形成された筒体部14は、突起が形成されていない筒体部14aから舌状に突出されている。本例では、この舌状の筒体部14は、周方向90度毎に合計4つ形成されている。突起5が形成された筒体部14をこのような形状及び薄肉とすることで、突起5が形成された筒体部14は、四角形断面の施解錠軸61の挿入により容易に外側(挿入方向と直交する方向)に撓むことになる。突起5が形成された筒体部14は、本例のように中央で必ずしも分断される必要はなく、更に薄肉の筒体で接続されたものであってもよい。この場合、四角形断面の施解錠軸61が挿入孔3に挿入されると、突起5が形成された筒体部14が外側に撓むことで、当該接続部分が分断する。すなわち、突起5が形成された筒体部14は、未使用時は途中で分断されていない連続状一体物であって、最初の使用により分断されるようなものであってもよい。また、突起5が形成された筒体部14は、本例のように両側で必ずしも切り込まれている必要はなく、更に薄肉の筒体で外側壁36と接続されたものであってもよい。この場合、四角形断面の施解錠軸61が挿入孔3に挿入されると、突起5が形成された筒体部14が外側に撓むことで、当該接続部分が分断され、切り込みが生まれる。すなわち、突起5が形成された筒体部14は、未使用時は連続状であって、最初の使用により切り込みができるようなものであってもよい。
なお、突起5は、図10のような2つの子突起から形成される形態に限定されず、例えば、2つの三角形断面の子突起31、31間に平坦部32を形成せず、内角を形成するような2つの三角形断面の子突起31、31で形成される突起5a(図12参照)、例えば、図10の2つの三角形断面の子突起31、31間の凹部が埋められ、台形断面形状を呈する突起5bなどが挙げられる。これらの突起5a及び5bは、いずれも施解錠軸当たり面38の高さlより大の施解錠軸当たり面高さlを有する長方形状の孔を形成することができる。
突起5の両開口側は、開口に向けて下り傾斜面33を有している。本例では、2つの三角形断面の子突起31、31の両端が、傾斜面33となっている。これにより、四角形断面の施解錠軸61の挿入を円滑にする。傾斜面33の傾斜角は特に制限されず、筒体部の材質や筒体部14の厚みなどにより適宜決定される。
ケース錠用アダプター10は、筒体部1と筒体部1の一端から両側に延びるフランジ部2とからなり、筒体部1における挿入孔の形状は、任意ではあるが、本例では挿入方向の該筒体部の中点を中心線として、前後対称である。筒体部1において、内壁に突起が形成されていない筒体部14aの外周面は、アダプターの筒体部の外周面11であり、本例では円形断面形状であるが、ロックカム7の嵌挿孔71に嵌合する形状である。すなわち、本例ではロックカム7は図14に示すように、嵌挿孔71の内壁には係合突起73が対峙して一対形成されている。このため、アダプターの筒体部11の外周面には、ロックカム7の係合突起73に係合する凹部12が都合4つ形成されている。凹部12は挿入方向に連続して形成される。なお、ロックカム7の形状は適宜決定されるものであり、それに嵌合する筒体部11の外周面も、それに適合するような形状に決定される。なお、筒体部1の後方端部の周面に環状に形成される一対の突起である。この突起19は、任意の構成要素であって、ケース錠20のロックカム7に形成された嵌挿孔71に、フランジ2が当たるまでアダプター10を嵌挿する際、挿入側とは反対側の嵌挿孔から突出して、アダプター10が嵌挿孔71から抜け出ることを防止する役目を果たす。
ケース錠20は、錠前装置とも称されるものである。ケース錠20は錠本体26の先端面からラッチ21が進退するものであり、ラッチハブ24を不図示の棒芯によりバネ部材のバネ力に抗して回動するとラッチ21が後退する。また、ラッチ21が突出した状態において、ロックカム7を回動すると、ロックカム7の突起72がレバー23の上側突起22を押し、レバー23の先端がバネ部材のバネ力に抗して下がり、ラッチ21に連動する中間部材27に係合する。このため、ラッチ21の後退及びラッチハブの回動を阻止して施錠することになる。また、ロックカム7を反対に回動すると解錠するようになる。このようなケース錠20の構造は公知のものである。また、ケース錠20は上記構造に限定されず、他の公知の構造のものも使用できる。
次に、長方形断面の施解錠軸62を使用したケース錠20の使用方法を図17を参照して説明する。図17はケース錠に装着されたアダプター10と施解錠軸62との関係を示す斜視図である。施解錠軸62を備える台座82aには、施錠状態又は解錠状態を知らせる表示部342が付設され、他方の側の台座82bには、施解錠軸62が嵌る係合孔62aを有する摘み85が付設される。なお、符号84はコイン等で操作できる溝341を有する操作部であり、この側からも施解錠軸62を操作可能にしている。すなわち、図17においては、施解錠軸62が一方の側の台座82aのみに形成されるものである。先ず、ケース錠20のロックカム7に形成された嵌挿孔71に、フランジ2が当たるまでアダプター10を嵌挿する。次いで、長方形断面の施解錠軸62をアダプター10の挿入孔3に挿入する。符号83は台座82aから突出する結合脚部であり、ケース錠本体の上端に形成された凹部27に通され、他方の台座82bのネジ孔と対峙するようになっている。長方形断面の施解錠軸62は、挿入孔3の長方形状部分を貫通して台座82bの係合孔62aに嵌る。長方形断面の施解錠軸62を、挿入孔3を貫通して挿入すると、長方形断面の施解錠軸62の長手方向の一辺(一面)は、開口側で施解錠軸当たり面38(高さl)と当接又は近接し、中央側で施解錠軸当たり面38a(高さl)と当接又は近接する。長方形断面の施解錠軸62は、挿入孔3の施解錠軸当たり面38a(高さl)と当接又は近接する部分が必ず存在するため、摘み85を回動する際、挿入孔3の長方形状孔との係合が外れることはなく、空回りの恐れがない。
次に、十字形断面の施解錠軸62bを使用したケース錠20の使用方法を図18を参照して説明する。図18において図17と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図18において、図17と異なる点は、施解錠軸62bを十字形断面としたこと、施解錠軸62bと係合する孔形状をそれに対応する十字形孔61cとしたことにある。十字形断面の施解錠軸62bを使用したケース錠20の使用方法は、長方形断面の施解錠軸62を使用した場合と同様に、十字形断面の施解錠軸は、挿入孔3の施解錠軸当たり面38a(高さl)と当接又は近接する部分が必ず存在するため、摘み85を回動する際、挿入孔3の十字形状孔との係合が外れることはなく、空回りの恐れがない。図17及び図18において、施解錠軸は四角形断面のものであってもよい。
次に、四角形断面の施解錠軸61を使用したケース錠20の使用方法を図19を参照して説明する。図19において図17と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図19において、図17と異なる点は、施解錠軸61を両側の台座にそれぞれ形成したこと、施解錠軸61を四角形断面としたことにある。なお、図19において、台座82aには施解錠軸61が形成されているが、手前の結合脚部83に隠れて見えないだけである。本例の四角形断面の施解錠軸61の長さは、前述の長方形断面や十字形断面の施解錠軸62の長さの約半分である。この場合、先ず、ケース錠20のロックカム7に形成された嵌挿孔71にアダプター10を嵌挿する。次いで、一対の四角形断面の施解錠軸61をアダプター10の挿入孔3に両側からそれぞれ挿入する。その際、四角形断面の施解錠軸61は、挿入孔3の四角形状部分に挿入される。四角形断面の施解錠軸61を、挿入孔3の奥側に向けて更に挿入すると、四角形断面の施解錠軸61は突起5の開口側に形成された傾斜面33に施解錠軸61の先端が当たり、次いで突起5を外側へ押し倒しながら挿入される。突起5を内壁に有する筒体部14は外側に撓み変形するため、四角形断面の施解錠軸61の挿入は円滑である。挿入後、四角形断面の施解錠軸61の4辺(4面)は、挿入孔3の四角形孔の内側壁と当接又は近接している。このため、摘み85を回動する際、挿入孔3の四角形状孔との係合が外れることはなく、空回りの恐れがない。図20において、施解錠軸は長方形断面や十字形断面のものであってもよい。
本発明によれば、既存のケース錠を交換することなく、アダプターのみの交換により、正方形状断面、十字形状断面及び長方形状断面の施解錠軸に対応できる。また、施解錠軸と挿入孔との当接面積が十分であるため、空回りの恐れがない。このため、使用者の好みの施解錠軸が使用でき便利である。
1 筒体本体部
2 フランジ
3 挿入孔
5 突起
7 ロックカム
10 ケース錠用アダプター
14 筒体部
20 ケース錠
33 傾斜面
35 内側壁
36 外側壁
38 施解錠軸当たり面
61 四角形断面の施解錠軸
62 長方形断面の施解錠軸
71 嵌挿孔

Claims (5)

  1. 回動することにより施解錠を行なうロックカムを備えるケース錠の、該ロックカムに形成された嵌挿孔に嵌挿される筒体状のアダプターであって、
    四角形状の孔と、該四角形状の対角線を中心線とし該四角形の角において外側に突出する施解錠軸当たり面高さlを有する長方形状の孔が、重なって形成される挿入孔を有し、
    該挿入孔の奥側の内壁には、該施解錠軸当たり面高さlより大の施解錠軸当たり面高さlを有する長方形状の孔を形成するような突起が形成され、
    該突起の両開口側には、開口に向けて下り傾斜面を有し、
    該突起が形成された筒体部が、四角形断面の施解錠軸の挿入により、該挿入方向と直交する方向に撓むものであることを特徴とするケース錠用アダプター。
  2. 筒体部と該筒体部の一端から両側に延びるフランジ部とからなり、該筒体部における挿入孔の形状は、挿入方向の該筒体部の中点を中心線として、前後対称であることを特徴とする請求項1記載のケース錠用アダプター。
  3. 該突起が形成された筒体部は、突起が形成されていない筒体部より薄肉であることを特徴とする請求項1又は2記載のケース錠用アダプター。
  4. 該突起は、該挿入孔の挿入方向の略中央で前後に分断されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のケース錠用アダプター。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のアダプターを備えることを特徴とするケース錠。
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