JP2015059628A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】脚部が拡径状態にクリープ変形しても取付孔に対する良好な挿入性を維持する。
【解決手段】張出部10と複数の脚部15を備えたグロメット1と、頭部10と軸部25を備えた軸体2とからなり、軸体がグロメットに対し押し込まれ脚部を拡径したロック位置、更に押し込まれ脚部を元の態様に復帰可能なロック解除位置に切換可能なクリップ3である。要部は、脚部が内側に設けた脚側凸部4と、脚先端側から脚部内側方向へ傾斜している凸部壁面4aと、脚側凸部と併設された状態で脚側凸部形成部より脚部先端側へ延長され、かつ延長先端側を脚部内側へ傾斜しているガイド部5とを有している。軸部が脚側凸部と係合して脚部を拡径する軸側凸部6と、脚側凸部と係合することで脚部を拡径から元の態様に復帰可能にする凹部23と、凸部壁面と当接可能な当接部23aと、ガイド部に対する逃がし部7とを有している。
【選択図】図6

Description

本発明は、グロメット及び軸体の2ピースタイプのクリップに関し、特に軸体がグロメットに対し所定量押し込まれるとグロメットの脚部が拡径したロック位置となり、更に押し込まれるとその脚部が元の態様に復帰可能となるロック解除位置に切換可能なクリップに関する。
図9は特許文献1に開示のクリップを示している。 このクリップ10は、部材30に穿設された第1取付孔34の周辺に当接する基部(本願の張出部に相当)20及び該基部から拡径可能に垂設されて第1取付孔34と部材32に穿設された第2取付孔36とへ挿入される複数の胴部構成片52で構成される胴部(本願の脚部に相当)22とを備えたグロメット12と、頭部24及び該頭部から垂設されて基部20の貫通孔から胴部内側へ挿入されることで胴部構成片52を拡径し第2取付孔36の孔壁側に押付可能な軸部26を備えたピン(本願の軸体に相当)14とからなる。以上のクリップ10は、軸体14がグロメット12に対し所定量押し込まれて同(a)のごとく胴部構成片側に設けられた係合凸部(本願の脚側凸部に相当)54が軸部側に設けられた係合凹部(本願の軸側凸部に相当)44に係合した状態で胴部構成片52を拡径したロック位置、更に最大まで押し込まれると同(b)のごとく係合凸部54が前記係合を解除して軸部側に設けられた係合凹部44に落ち込んで係合することで胴部構成片52を元の態様に復帰可能なロック解除位置に切換可能となっている。
また、特許文献1では、同(b)の態様からピン14をグロメット12に対し再利用可能な上方位置に戻す際の作業性を良好にするため、係合凸部54が胴部先端側から内側方向へ傾斜している凸部壁面54A及び基部側より胴部内側方向へ傾斜した凸部壁面54Bを有していると共に、係合凹部44が先端側から軸部内側方向へ傾斜する先端側凹部壁面44A及び頭部側より軸部内側方向へ傾斜する頭部側凹部壁面44Cを有している。そして、同(b)の態様において、ピン14の先端部を抜き出す方向へ押し戻そうとすると、ピン先端側凹部壁面44Aとグロメット凸部壁面54Aとの良好な摺動を伴って各胴部構成片52が外側方向にスムースに弾性変形可能となる。
特開2012−137130号公報
上記クリップ構造では、再使用に際して、図9(b)の態様で各部材の取付孔より引き抜かれ、又、ピンがグロメットに対し頭部をグロメットより突出するまで上移動された初期態様に戻される。再び使用するときは、クリップがその初期態様で各部材の取付孔に挿入された後、ピンが同(a)の位置まで押し込め操作される。ところで、この種のクリップは、グロメットが同(a)のごとく拡径状態に長くおかれると、時間の経過と共に変形が進んで同(b)の態様にしても、クリープ現象により元の態様に完全には復帰されなくなる。
同(b)の一点鎖線は、胴部構成片がそのようなクリープ変形で所定量だけ拡径した場合を想定し、その拡径後の位置例を加入したものである。再使用する構成では、胴部構成片が広がった状態にクリープ変形すると、前記した初期態様に戻した後、各部材の取付孔に挿入するとき、胴部構成片同士の最大距離が取付孔の孔径より大きくなるため、取付孔に挿入し難くなり、引いては作業性が悪くなる。このような事態は、取付孔にバリがでていると引っ掛かり易くなり更に作業性を低下させる。
本発明の目的は、以上のような課題を解消して、グロメットの脚部が拡径態様にクリープ変形しても、取付孔に対する良好な挿入性を維持できるようして、再使用時の作業性低下要因をなくすことにある。他の目的は以下の内容説明のなかで明らかにする。
本発明者は、上記目的を達成するため請求項1と2の発明を工夫した。両者は、請求項1が取付部材及び被取付部材を用いずに特定し、請求項2が取付部材及び被取付部材を用いて特定している点で相違しているが、要部はほぼ同じである。
すなわち、請求項1の発明は、張出部及び該張出部から拡径可能に垂設された複数の脚部を備えたグロメットと、頭部及び該頭部から垂設されて前記張出部に設けられた貫通孔から前記脚部内側へ挿入されることで前記脚部を拡径可能な軸部を備えた軸体とからなり、前記軸体が前記グロメットに所定量押し込まれ前記脚部を拡径したロック位置、更に押し込まれ前記脚部を元の態様に復帰可能なロック解除位置に切換可能なクリップであって、前記各脚部は、内側に設けられた脚側凸部と、前記脚側凸部の一部を形成して脚部先端側から脚部内側方向へ傾斜している凸部壁面と、前記脚側凸部と併設された状態で該脚側凸部形成部より脚部先端側へ延長されていると共に脚部挿入用取付孔に挿入容易にするためその延長先端側を脚部内側へ傾斜しているガイド部とを有し、前記軸部は、前記脚側凸部と係合して前記脚部を拡径する軸側凸部と、前記軸側凸部と前記頭部との間に設けられて前記脚側凸部と係合することで前記脚部を拡径から元の態様に復帰可能にする凹部と、前記凸部壁面と当接可能な当接部と、前記ガイド部に対する逃がし部とを有していることを特徴としている。
また、請求項2の発明は、取付部材に穿設された第1取付孔の周辺に当接する張出部及び該張出部から拡径可能に垂設されて前記第1取付孔と前記取付部材を取り付けたり連結する被取付部材に穿設された第2取付孔とへ挿入される複数の脚部を備えたグロメットと、頭部及び該頭部から垂設されて前記張出部に設けられた貫通孔から前記脚部内側へ挿入されることで前記脚部を拡径し前記第2取付孔の孔壁側に押付可能な軸部を備えた軸体とからなり、前記軸体が前記グロメットに所定量押し込まれ前記脚部を拡径したロック位置、更に押し込まれ前記脚部を元の態様に復帰可能なロック解除位置に切換可能なクリップであって、前記各脚部は、内側に設けられた脚側凸部と、前記脚側凸部の一部を形成して脚部先端側から脚部内側方向へ傾斜している凸部壁面と、前記脚側凸部と併設された状態で該脚側凸部形成部より脚部先端側へ延長されていると共に前記各取付孔に挿入容易にするためその延長先端側を脚部内側へ傾斜しているガイド部とを有し、前記軸部は、前記脚側凸部と係合して前記脚部を拡径する軸側凸部と、前記軸側凸部と前記頭部との間に設けられて前記脚側凸部と係合することで前記脚部を拡径から元の態様に復帰可能にする凹部と、前記凸部壁面と当接可能な当接部と、前記ガイド部に対する逃がし部とを有していることを特徴としている。
以上の各発明において、取付部材及び被取付部材としては、一方を他方に重ねて取り付ける構成、両部材を重ねた状態で連結する構成、取付部材や被取付部材が2以上で構成されるような仕様も含む。
以上の各発明は、請求項3〜7で特定したように具体化されることがより好ましい。
(ア)前記取付孔が丸孔であり、前記脚部が対向している2つで構成されている。
(イ)前記各脚部は前記脚側凸部及び前記ガイド部をそれぞれ左右互い違いに設けており、前記軸部は前記各ガイド部に対応した前記逃がし部を異なる側に互い違いに設け、かつ前記各逃がし部の深さが軸部肉厚の略中間位置に達している構成である。
(ウ)前記凹部は貫通孔に形成されている構成である。
(エ)前記軸体は、前記軸部の軸方向に延設されて前記グロメットの相対的な回転を規制する突出部を有している構成である。
(オ)前記軸体は、前記軸部に設けられて前記脚側凸部と前記軸側凸部との係合状態で前記張出部側貫通孔の縁部に嵌合する嵌合状態となり、前記グロメットに更に押し込められると前記貫通孔の縁部を弾性変形を伴って通過して前記縁部の下側に移動する弾性片を有している構成である。
請求項1と2の各発明では、特許文献1と同じく軸体がグロメットに対し所定量押し込まれて脚部を拡径したロック位置、更に押し込まれて脚部を元の態様に復帰可能なロック解除位置に切換可能であるという利点に加え、再使用する操作において、脚部が拡径方向にクリープ変形したとしてもその影響を受けず、常に良好な作業性を維持できる。すなわち、各発明のクリップは、脚部が拡径方向にクリープ変形しても、延長先端側を脚部内側へ傾斜したガイド部により請求項1の脚部挿入用取付孔、或いは請求項2の各部材の取付孔に対する良好な挿入性を確保し、更に取付孔に形成されるバリなどの影響を受け難くし、それにより再利用時の作業性を向上できる。
請求項2の発明では、脚部が2つという特定は例えばクリップが小さくても、形態例のごとく脚部の幅内で脚側凸部とガイド部とを設け易くなり、また、取付孔が一般的に採用される丸孔形状の構成において好適となる。
請求項3の発明では、請求項2において、各脚部が脚側凸部及びガイド部を左右互い違いに設けていると、例えば取付孔に対する各ガイド部の案内作用をより良好に得られる。また、軸部が各ガイド部に対応した逃がし部及び脚側凸部に対する軸側凸部を異なる側つまり形態例のごとく背中合わの両側で互い違いに設け易くなる。しかも、各逃がし部の深さが図8(c)のごとく軸部肉厚の略中間位置に達していると、ガイド部や軸側凸部を逃がし部の深さに応じて大き目に形成可能となる。
請求項4の発明では、軸部の凹部が貫通孔となっているため、脚側凸部の突出寸法を相対的に大きくでき、それにより脚部の最大拡径寸法を任意に設定し易く設計自由度を拡大できる。
請求項5の発明では、軸体側の突出部によりグロメットの各脚部の相対的な回転を規制しているため、専ら直線方向の動きとなり取付孔に対する安定した挿入性や切換操作性を維持し易くなる。
請求項6の発明では、図7及び図8から推察されるごとく、弾性片が軸体のロック位置で貫通孔の縁部に嵌合するため軸体が過剰な押し込め力によりロック解除位置まで誤って切り換えられる虞を防ぎ易い点、軸体が更に押し込められてロック位置からロック解除位置に切り換えられ過程で、弾性片が貫通孔の縁部を弾性変形を伴って通過するためロック解除力が繰り返し操作によっても低下し難くなり、しかも変形を伴って通過したときにクリック音などによりロック解除位置への切換完了を認識し易くなる点、等の利点が得られる。
(a)と(b)は形態例のクリップをグロメットに軸体を挿入している過程で90度回転した状態で示す概略斜視図である。 上記グロメット単品を示し、(a)は正面図、(b)は半断面した正面図、(c)は下面図、(d)は半断面した側面図である。 図2のグロメットの細部を示し、(a)は図2(a)のA−A線断面図、(b)と(c)は図2(b)のB−B線断面図とC−C線断面図である。 上記軸体単品を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。 図4の軸体の細部を示し、(a)は図4(a)のD−D線断面図、(b)と(c)は図4(a)のE−E線断面図とF−F線断面図である。 上記軸体をグロメットに挿入した挿入態様で示し、(a)と(b)はグロメットを図2(a)と(b)のごとく半断面で示す正面図と側面図、(c)はその一部を半断面しない態様で示す部分図である。 上記軸体をグロメットに押し込んだグロメットの拡径態様で示し、(a)と(b)はグロメットを図2(a)と(b)のごとく半断面で示す正面図と側面図、(c)はその一部を半断面しない態様で示す部分図である。 上記軸体をグロメットに更に押し込んだ態様で示し、(a)と(b)はグロメットを図2(a)と(b)のごとく半断面で示す正面図と側面図、(c)はその一部を半断面しない態様で示す部分図である。 特許文献1の構造を示し、(a)は文献1の図3を示し、(b)は文献1の図4と共に問題点を説明するため一部加入した状態で示している。
以下、本発明の形態例について図1〜図8を参照しながら説明する。この説明では、クリップの構造を詳述した後、主な作動を明らかにする。
(構造)形態例のクリップ3は、張出部10及び該張出部から拡径可能に垂設された複数の脚部15を備えたグロメット1と、頭部20及び該頭部から垂設されて張出部10に設けられた貫通孔13から脚部内側へ挿入されることで脚部15を拡径可能な軸部25を備えた軸体2とからなり、軸体2がグロメット1に対し所定量押し込まれ脚部15を拡径したロック位置、更に押し込まれ脚部15を元の態様に復帰可能なロック解除位置に切換可能なタイプである。
まず、グロメット1は、図1と図2及び図3に示されるごとく樹脂成形体であり、張出部10としては略円盤状の中央に設けられた凹部11と、該凹部の底面12を貫通した貫通孔13とを有し、各脚部15としては内側に設けられた脚側凸部4と、該脚側凸部の一部を形成して脚部先端側から脚部内側方向へ傾斜している凸部壁面4aと、該脚側凸部と併設された状態で脚側凸部4を形成している脚側凸部形成部より脚部先端側へ延長されているガイド部5と、先端側外周に設けられて長手方向に延びているリブ18とを有している。
このうち、凹部11は軸体の頭部20に対応した略円形状からなる。底面12には、軸体の軸部25を挿通する貫通孔13が設けられると共に、各脚部15の基部が対向した箇所に連結されている。貫通孔13は、略矩形状であり、各脚部15の基部両側部分を貫通して後述する軸部側の突出部28を挿通する4カ所の挿通孔13aを有している。また、貫通孔13の周縁部のうち、脚部15を連結していない箇所で、挿通部13aと13aとの間を形成している箇所には後述する軸部の弾性片27の爪27aが嵌合する嵌合縁部12aと、各挿通孔13aと嵌合縁部12aとの間を形成している4カ所の弾性規制部12cとが設けられている。嵌合縁部12aの下面側は、欠肉状態に設けられて弾性片の爪27aを収容可能な小空間12bとなっている。各弾性規制部12cは、揺動変位を伴って後述する軸部の横リブ29aを通過することで、グロメット1に対して軸体2が簡単に外れないようにする。符号14は、張出部10の裏面の一部を欠肉した凹所である。符号15aは、底面12に連結されている脚部15の基部である。
脚部15は対向された状態に配置された2つからなる。各脚部15は、図3(b)のごとく脚側凸部4とガイド部5とを互い違いとなるよう形成している。換言すると、各脚部15は、一方脚部の脚側凸部4と他方脚部のガイド部5とが略対向し、一方脚部15のガイド部5と他方脚部の脚側凸部4とが略対向する関係である。また、脚側凸部4とガイド部5は、各脚部15の先端側にあって、脚部を形成している板部の左右に設けられている。
そして、脚側凸部4は、各脚部15の先端内面(の片側)から突設され、その先端が脚部同士の中間近くまで突出している。また、脚側凸部4の下端側ないしは脚部先端側は、脚部先端側から脚部内側方向へ傾斜している凸部壁面4aとなっている。つまり、凸部壁面4aは、脚側凸部4から離れる程、内側より外面16側に近づく傾斜面である。一方、脚側凸部4の上端側ないしは張出部10側は、脚部内面17から脚側凸部4方向へ傾斜している凸部壁面4bとなっている。つまり、凸部壁面4bは、脚側凸部4から離れる程、内側より外面16側に近づく傾斜面である。
ガイド部5は、脚側凸部4と略併設された状態で該脚側凸部形成部(凸部壁面4a)より脚部先端側へ延長され、また、後述する取付孔に挿入容易にするためその延長先端側を脚部内側へ傾斜した傾斜部5aに形成している。リブ18は、脚部外面16の幅ほぼ中間に設けられて脚部先端から脚部上下中間より少し上側まで延びている。符号19は、脚部外面16の両側に設けられて先端側より張出部10の手前まで延びているリブである。符号17bは脚部内面17の中間部17aを除く両側部分に設けられた小リブである。
次に、軸体2は、図1と図4及び図5に示されるごとく樹脂成形体であり、頭部20及び頭部20に下設された軸部25を有している。頭部20は、上下面21,22が平坦であり、凹部11に余裕を持って収まる大きさの略円盤状に形成されている。軸部25は、グロメット側貫通孔13に対応した略矩形板状に形成され、頭部下面の中心から突設されて脚側凸部4と係合して脚部15を拡径する軸側凸部6と、ガイド部5に対する溝形状の逃がし部7と、軸側凸部6と頭部20との間に設けられて脚側凸部4と係合することで脚部15を拡径から元の態様に復帰可能にする凹部23と、凸部壁面4aと当接可能な当接部23aと、グロメット1の相対的な回転を規制する突出部28,28と、脚側凸部4と軸側凸部6との係合状態で張出部側嵌合縁部12aに嵌合する嵌合状態となる弾性片27とを有している。
このうち、軸部25は、基端が頭部20の下面中央に一体化されおり、図4(b)のごとく側面の先端が次第に細くなるテーパー25aとなっている。弾性片27は、軸部25の上軸部分26の頭部20側にあって、軸部の左右にそれぞれ逆L形のスリット24を介して設けられている。各弾性片27は上端に爪27aを一体に形成している。上軸部分26には、各スリット24に沿って突出した小リブ26aと、各スリット24の下側に設けられた縦溝26bと、各爪27aと対向する両側面の上側で頭部下面22と一体化されている小突起22aとが設けられている。小リブ26aは、例えば図7の脚部15が軸部25により拡径したロック位置で脚部15の基端側に圧接することで隙間を吸収する。縦溝26bは、図5(b)のごとく脚部側の小リブ17bと摺動自在に嵌合するガイド用である。小突起22aは、図4(a)のごとくな爪17aが小空間12bに収容された状態で嵌合縁部12aに嵌合される。
突出部28,28は、軸部25の正面及び背面にそれぞれ設けられて、図6〜図7のごとく対応する脚部15を摺動自在に挟み込んだ状態にする。符号29は軸部の両側に沿って設けられた縦リブ、符号29aは縦リブ29の一部に連設され左右ないしは横リブである。これらは、図6のごとく軸体2がグロメット1に初期挿入されるときに縦リブ29が嵌合縁部12aに当たりながら摺動すると共に、左右リブ29aが嵌合縁部12aの弾性揺動を伴って通過する。この構造では、横リブ29aが嵌合縁部12aを一旦通過すると、軸体2がグロメット1に対し天地逆転しても簡単には外れないよう構成されている。
軸側凸部6及び逃がし部7は、軸先端側の左右に併設されると共に、脚側凸部4及びガイド部5に対応して正面側と背面側とで互い違いに設けられている。つまり、この関係は、図5(a)のごとく正面又は右側の軸側凸部6と背面又は左側の逃がし部7とが背中合わせで、正面又は左側の逃がし部7と背面又は右側の軸側凸部6とが背中合わせとなっている。
また、各軸側凸部6は、側面視で軸部先端から凹部23の当接部23aより少し手前まで滑らかに出っ張った張出部6aと、当接部23aの手前に設けられた小さな窪み部6bとを有している。すなわち、この構造では、軸体2がグロメット1に所定量押し込められる過程で、脚側凸部4が張出部6の先端から窪み部6b側へ相対的に摺動することで脚部15を拡径したロック位置にし、かつ、脚側凸部4が窪み部6bに係合することでそのロック位置を保つ。
各逃がし部7は、軸部先端から途中までを比較的浅く形成した誘導溝7aと、誘導溝7aと凹部23の少し手前までを深く形成した遊嵌溝7bとからなり、グロメット1に対する軸体2の押し込めにより対応するガイド部5を誘導溝7aから遊嵌溝7bに遊嵌ないしは逃がす。すなわち、この構造では、脚側凸部4が窪み部6bから凹部23に係合すると同時に、ガイド部5が遊嵌溝7bに入って遊嵌ないしは逃がされる。また、この構造では、図5(c)のごとく各逃がし部7の深さが軸部25の肉厚の略中間位置に達し、ガイド部5や脚側凸部4を逃がし部7の深さに応じて大き目に形成可能している。
凹部23は、上軸部分26又は縦溝26bと遊嵌溝7bとの間で、かつ、両側の突出部28と突出部28との間に矩形の貫通孔として設けられている。当接部23aは、窪み部6bの上側より凹部23の貫通孔内に向けて傾斜している。当接部23aの上側は、各逃がし部7の深さと同じく軸部25の肉厚の略中間位置に達している。一方、凹部23である貫通孔の上端側は、凹部23内から上軸部分26方向へ傾斜した傾斜面23bとなっている。
(作動)以下、以上のクリップ構造の主な作動特徴を図6〜図8を参照し明らかにする。
(ア)クリップ3は、図1に示されるごとくグロメット1に対し軸体の軸部25を凹部11から貫通孔13に挿入すると、上記したごとく軸部の横リブ29aが弾性規制部12cを揺動させながら通過することで、軸体2がグロメット1から簡単には外れなくなり、図6の仮組付け態様となる。この態様では、軸体2がグロメットの脚部15同士の内側に挿入、つまり軸部25の先端が脚側凸部4同士にほぼ当たって規制されるまで挿入される。各脚部15は、軸部の対応する突出部28と突出部28との間に挟持された状態に配置される。このため、この構造では、例えばグロメット1の相対的な回転を防いで、グロメット1に対する軸体27の移動を直線方向に規制する。
(イ)図6の使用例は、取付部材8が被取付部材9に対し互いの取付孔8a,9aを一致させた状態で重ねられており、前記したクリップ3が取付孔8a,9aに挿入操作される。この場合、クリップ3は、脚部15同士の最大距離が取付孔8a,9aの孔径Xに挿入可能な寸法に設計されているため、張出部10が取付部材の取付孔8aの周辺に当たるまで各脚部15を取付孔8a,9aに挿入される。また、この構造では、図3(b)のごとく各脚部15が先端側外周に設けられて長手方向に延びているリブ18,19を有し、リブ18,19を介して取付孔8a,9aに接触するようにしているため、接触面積をそれらリブ18,19を介して減らし、それにより取付孔8a,9aに形成され易いバリの影響を受け難くして作業性を向上できる。
(ウ)図7は、以上のようにして各脚部15を取付孔8a,9aに挿入した後、軸体2がグロメット1に対し所定量押し込まれて脚部15を拡径したロック位置を示している。この構造では、軸体2がグロメット1に所定量押し込められる過程で、軸側凸部6が脚側凸部4に当たって摺接しながら、各脚部15を軸側凸部6の張出形状にて拡径方向へ変位させる。軸体2は、脚側凸部4が軸側凸部の張出部6aから窪み部6bに係合することで、各脚部15をその拡径態様つまりロック位置に保持する。この拡径態様では、各脚部15が第2取付孔9aの孔壁側に押し付けられ、その押付部と張出部10との間に取付部材8及び被取付部材9を挟持した状態となり、それによって取付部材8が被取付部材9に取り付けられたり、部材8,9同士が連結可能となる。
(エ)図8は、軸体2がロック位置から更に押し込まれて脚部15を拡径態様から元の縮径態様に復帰可能なロック解除位置に切り換えられた状態を示している。この構造では、軸体2が図7のロック位置から押し込め操作されると、脚側凸部4が窪み部6bから係合解除した後、傾斜面である凸部壁面23aに当たって拡径態様から縮径しつつ凹部23に入り込む。その際、ガイド部5は、誘導溝7aから遊嵌溝7bに入って遊嵌ないしは逃がされるため、各脚部15の縮径作動を損なわない。この構造では、凹部23が貫通孔となっているため脚側凸部4の突出寸法を相対的に大きくできる。
(オ)また、この構造では、軸体2がロック位置から押し操作されると、弾性片27が揺動変位しながら、爪27aが凹部底面側の嵌合縁部12aを通過し、その下側の小空間12bに嵌合されるため、軸体2が押し込められてロック位置からロック解除位置に切り換えられ過程で、弾性片27が貫通孔の縁部である嵌合縁部12aを弾性変形を伴って通過するためロック解除力が繰り返し操作によっても低下し難くなると共に、変形を伴って通過したときにクリック音などによりロック解除位置への切換完了を認識し易くなる。
(カ)以上のクリップ3は、図8の態様から張出部10などを利用して取付孔8a,9aより引き抜かれる。そして、再使用に際しては、例えば、軸体2がクリップ1に対し軸部先端側を引き抜き方向に押したり、張出部11から突出した頭部20を利用して引くことにより図6の仮組付け態様に切り換えられる。その過程では、弾性片27は、弾性変位を伴って爪27aが小空間12bから嵌合解除し、再び嵌合縁部12aに嵌合する。その際も、この構造では、弾性片27のクリック音などにより切換完了を認識し易くなる。
(キ)図6と図8の各(b)の一点鎖線は、実線で示された脚部15に対し拡径方向にクリープ変形した脚部15を示している。従来は、クリップ1を再使用する際、グロメットの脚部15が拡径方向にクリープ変形していると、脚部挿入用取付孔への挿入操作に苦労していた。この点、形態例のクリップ3は、脚部15が拡径方向にクリープ変形していても、その影響を受けずに常に取付孔8a,9aに対する良好な挿入性を維持できる。次のその工夫点を明らかにする。
すなわち、以上のクリップ3は、グロメットの脚部構成として、各脚部15が脚側凸部4及びガイド部5を左右ないしは併設しており、また、ガイド部5が脚側凸部4を形成している凸部壁面4aより延長されると共に、その延長先端側が脚部内側へ傾斜した傾斜部5aに形成されている。このため、この構造では、各脚部15が一点鎖線のごとくクリープ変形により拡径していても、脚部内側へ傾斜している傾斜部5a同士の間の距離Lが取付孔8a,9aの孔径Xより小さくなり、その結果、取付孔8a,9aに各脚部の傾斜部5aをスムースに差し入れて押し操作すればワンタッチで挿入される。この作用は、各部材の取付孔8a,9aに対する良好な挿入性を維持し、更に例えば取付孔8aにバリなどがあってもその影響を受け難くして、再利用時の作業性低下要因をなくし作業性を向上できる。
なお、本発明のクリップは、請求項1で特定される構成を備えておればよく、細部は形態例を参考にして変更したり展開可能なものである。その例としては、弾性片などを省略して簡素化したり、逆に、図8の態様でグロメットないしはクリップを取付孔から引き抜くときに利用する溝や突部などを張出部に設けることである。
1・・・・グロメット(10は張出部、15は脚部)
2・・・・軸体(20は頭部、25は軸部)
3・・・・クリップ
4・・・・脚側凸部(4aは凸部壁面)
5・・・・ガイド部(5aは傾斜部)
6・・・・軸側凸部(6aは張出部、窪み部6b)
7・・・・逃がし部(7aは誘導溝、7bは遊嵌溝)
8・・・・取付部材(8aは取付孔)
9・・・・被取付部材(9aは取付孔)
11・・・凹部(13は貫通孔)
23・・・凹部(23aは当接部)
27・・・弾性片(27aは爪)
28・・・突出部
請求項3の発明では、脚部が2つという特定は例えばクリップが小さくても、形態例のごとく脚部の幅内で脚側凸部とガイド部とを設け易くなり、また、取付孔が一般的に採用される丸孔形状の構成において好適となる。
請求項4の発明では、請求項2において、各脚部が脚側凸部及びガイド部を左右互い違いに設けていると、例えば取付孔に対する各ガイド部の案内作用をより良好に得られる。また、軸部が各ガイド部に対応した逃がし部及び脚側凸部に対する軸側凸部を異なる側つまり形態例のごとく背中合わの両側で互い違いに設け易くなる。しかも、各逃がし部の深さが図8(c)のごとく軸部肉厚の略中間位置に達していると、ガイド部や軸側凸部を逃がし部の深さに応じて大き目に形成可能となる。
請求項5の発明では、軸部の凹部が貫通孔となっているため、脚側凸部の突出寸法を相対的に大きくでき、それにより脚部の最大拡径寸法を任意に設定し易く設計自由度を拡大できる。
請求項6の発明では、軸体側の突出部によりグロメットの各脚部の相対的な回転を規制しているため、専ら直線方向の動きとなり取付孔に対する安定した挿入性や切換操作性を維持し易くなる。
請求項7の発明では、図7及び図8から推察されるごとく、弾性片が軸体のロック位置で貫通孔の縁部に嵌合するため軸体が過剰な押し込め力によりロック解除位置まで誤って切り換えられる虞を防ぎ易い点、軸体が更に押し込められてロック位置からロック解除位置に切り換えられ過程で、弾性片が貫通孔の縁部を弾性変形を伴って通過するためロック解除力が繰り返し操作によっても低下し難くなり、しかも変形を伴って通過したときにクリック音などによりロック解除位置への切換完了を認識し易くなる点、等の利点が得られる。
(作動)以下、以上のクリップ構造の主な作動特徴を図6〜図8を参照し明らかにする。
(ア)クリップ3は、図1に示されるごとくグロメット1に対し軸体の軸部25を凹部11から貫通孔13に挿入すると、上記したごとく軸部の横リブ29aが弾性規制部12cを揺動させながら通過することで、軸体2がグロメット1から簡単には外れなくなり、図6の仮組付け態様となる。この態様では、軸体2がグロメットの脚部15同士の内側に挿入、つまり軸部25の先端が脚側凸部4同士にほぼ当たって規制されるまで挿入される。各脚部15は、軸部の対応する突出部28と突出部28との間に挟持された状態に配置される。このため、この構造では、例えばグロメット1の相対的な回転を防いで、グロメット1に対する軸体2の移動を直線方向に規制する。

Claims (7)

  1. 張出部及び該張出部から拡径可能に垂設された複数の脚部を備えたグロメットと、頭部及び該頭部から垂設されて前記張出部に設けられた貫通孔から前記脚部内側へ挿入されることで前記脚部を拡径可能な軸部を備えた軸体とからなり、前記軸体が前記グロメットに所定量押し込まれ前記脚部を拡径したロック位置、更に押し込まれ前記脚部を元の態様に復帰可能なロック解除位置に切換可能なクリップであって、
    前記各脚部は、内側に設けられた脚側凸部と、前記脚側凸部の一部を形成して脚部先端側から脚部内側方向へ傾斜している凸部壁面と、前記脚側凸部と併設された状態で該脚側凸部形成部より脚部先端側へ延長されていると共に脚部挿入用取付孔に挿入容易にするためその延長先端側を脚部内側へ傾斜しているガイド部とを有し、
    前記軸部は、前記脚側凸部と係合して前記脚部を拡径する軸側凸部と、前記軸側凸部と前記頭部との間に設けられて前記脚側凸部と係合することで前記脚部を拡径から元の態様に復帰可能にする凹部と、前記凸部壁面と当接可能な当接部と、前記ガイド部に対する逃がし部とを有している、ことを特徴とするクリップ。
  2. 取付部材に穿設された第1取付孔の周辺に当接する張出部及び該張出部から拡径可能に垂設されて前記第1取付孔と前記取付部材を取り付けたり連結する被取付部材に穿設された第2取付孔とへ挿入される複数の脚部を備えたグロメットと、頭部及び該頭部から垂設されて前記張出部に設けられた貫通孔から前記脚部内側へ挿入されることで前記脚部を拡径し前記第2取付孔の孔壁側に押付可能な軸部を備えた軸体とからなり、前記軸体が前記グロメットに所定量押し込まれ前記脚部を拡径したロック位置、更に押し込まれ前記脚部を元の態様に復帰可能なロック解除位置に切換可能なクリップであって、
    前記各脚部は、内側に設けられた脚側凸部と、前記脚側凸部の一部を形成して脚部先端側から脚部内側方向へ傾斜している凸部壁面と、前記脚側凸部と併設された状態で該脚側凸部形成部より脚部先端側へ延長されていると共に前記各取付孔に挿入容易にするためその延長先端側を脚部内側へ傾斜しているガイド部とを有し、
    前記軸部は、前記脚側凸部と係合して前記脚部を拡径する軸側凸部と、前記軸側凸部と前記頭部との間に設けられて前記脚側凸部と係合することで前記脚部を拡径から元の態様に復帰可能にする凹部と、前記凸部壁面と当接可能な当接部と、前記ガイド部に対する逃がし部とを有している、ことを特徴とするクリップ。
  3. 前記取付孔が丸孔であり、前記脚部が対向している2つで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリップ。
  4. 前記各脚部は前記脚側凸部及び前記ガイド部をそれぞれ左右互い違いに設けており、前記軸部は前記各ガイド部に対応した前記逃がし部を異なる側に互い違いに設け、かつ前記各逃がし部の深さが軸部肉厚の略中間位置に達していることを特徴とする請求項3に記載のクリップ。
  5. 前記凹部は貫通孔に形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のクリップ。
  6. 前記軸体は、前記軸部の軸方向に延設されて前記グロメットの相対的な回転を規制する突出部を有していることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のクリップ。
  7. 前記軸体は、前記軸部に設けられて前記脚側凸部と前記軸側凸部との係合状態で前記張出部側貫通孔の縁部に嵌合する嵌合状態となり、前記グロメットに更に押し込められると前記貫通孔を弾性変形を伴って通過して前記嵌合状態を嵌合解除する弾性片を有していることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のクリップ。
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