JPWO2019198595A1 - ダンパー装置 - Google Patents

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Abstract

環状弾性部材を用いた簡単な構造で十分な制動力を得られるダンパー装置を提供する。このダンパー装置10は環状弾性部材50を有し、一方の部材に支持部40が設けられ、他方の部材に一対の対向壁65,65が設けられ、環状弾性部材50は支持部40外周に装着され、この装着状態で、環状弾性部材50内周の移動方向で互いに対向する部分が当接部分51,51をなし、環状弾性部材50内周の移動方向に直交する方向で互いに対向する部分に離間部分53,53が設けられ、支持部外周に環状弾性部材50が装着された状態で、離間部分53,53の最大距離Aは、一対の対向壁65,65の先端部どうしの開口幅Bよりも大きい。

Description

本発明は、一対の部材が相対移動する際に、制動力を付与するための、ダンパー装置に関する。
例えば、下記特許文献1には、支持体に取り付けられた開閉体の開閉動をロックするものであって、開閉体の開閉操作する操作ハンドルと、開閉体に固定されるハウジングと、ハウジングの内部空間内に移動可能に保持されるロック部材と、該ロック部材を突出方向に付勢するスプリングとを備えた、ロック装置が記載されている。ハウジングには、内部空間に連通するガイド溝が形成されている。また、ロック部材の側面には、その軸方向に沿って延び、上下両端が円弧状をなした装着突起が突設されており、この装着突起に、Оリングが引張られた状態で装着されている。そして、Оリングを装着した装着突起が、ハウジングのガイド溝内に嵌入され、ロック部材の移動時に、ガイド溝内面にОリング外周が摺接することで、ロック部材に制動力が作用するようになっている。また、Оリングが装着した装着突起が、ハウジングのガイド溝内に嵌入された状態では、Оリングの内周全部が装着突起の外周全部に密着している(特許文献1の図8参照)。
特開2010−37748号公報
上記特許文献1のロック装置では、上述したように、ロック部材の装着突起外周に装着されたОリングの外周が、ハウジングのガイド溝内で摺接することで、制度力が得られるようになっているが、Оリングは、その内周全部が装着突起の外周全部に密着しており、制動力を高めるためには、Оリングの板厚のつぶれ代を増やすしかなく、制動力が不足することがあった。
したがって、本発明の目的は、環状弾性部材を用いた簡単な構造で、十分な制動力を得ることができる、ダンパー装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、一対の部材が相対移動する際に制動力を付与するダンパー装置であって、弾性樹脂材料からなる環状弾性部材を有しており、前記一対の部材のうち、一方の部材に前記環状弾性部材を支持する支持部が設けられ、前記一対の部材のうち、他方の部材には、前記一対の部材の相対移動時に、前記支持部が挿入される一対の対向壁が設けられており、前記環状弾性部材は、前記支持部の外周に装着されており、この装着状態で、前記環状弾性部材の内周の、前記一方の部材又は前記他方の部材の移動方向において互いに対向する部分が、前記支持部の外周に当接する当接部分をなし、前記環状弾性部材の内周の、前記移動方向に直交する方向において互いに対向する部分に、前記支持部の外周に対して離間する離間部分が設けられており、前記支持部の外周に前記環状弾性部材が装着された状態で、互いに対向する離間部分の、最大距離Aは、前記一対の対向壁の、前記支持部を受け入れる側の先端部どうしの開口幅Bよりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、支持部の外周に環状弾性部材が装着された状態で、互いに対向する離間部分の最大距離Aは、一対の対向壁の、支持部を受け入れる側の先端部どうしの開口幅Bよりも大きいので、一方の部材又は他方の部材が移動して、一対の対向壁の間に支持部が挿入されていくと、環状弾性部材の離間部分が、一対の対向壁の先端部に押されて窄まるように撓み変形した後、一対の対向壁の内面に対して圧接するため、一対の部材を制動するための制動力を十分に得ることができる。
本発明に係るダンパー装置の、一実施形態を示しており、同ダンパー装置を開閉体に適用した場合の斜視図である。 同ダンパー装置の分解斜視図である。 同ダンパー装置において、スライドロッドの回転機構を示す分解斜視図である。 同ダンパー装置において、スライドロッドの回転機構を示す斜視図である。 同ダンパー装置の、要部拡大斜視図である。 同ダンパー装置を構成する、一対の対向壁を設けた保持部材を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た場合の斜視図である。 同ダンパー装置を構成する、一対の対向壁を設けた保持部材の正面図である。 同ダンパー装置を構成する、支持部を設けたスライドロッドの先端側を示しており、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は(a)のG−G矢示線における断面図である。 同ダンパー装置の使用状態を示しており、(a)は一対の対向壁間に、支持部が挿入され始めた状態の説明図、(b)は一対の対向壁間に、支持部が(a)よりも奥方に挿入された状態の説明図である。 同ダンパー装置の使用状態を示しており、(a)は第1使用状態の説明図、(b)は第2使用状態の説明図、(c)は第3使用状態の説明図、(d)は第4使用状態の説明図、(e)は第5使用状態の説明図である。 同ダンパー装置を適用したロック装置において、開閉体を閉じた状態を示す説明図である。 同ダンパー装置を適用したロック装置において、開閉体を開いた状態を示す説明図である。 本発明に係るダンパー装置の、他の実施形態を示しており、その分解斜視図である。 同ダンパー装置において、図13とは異なる方向から見た場合の、分解斜視図である。 同ダンパー装置の使用状態を示しており、一対の対向壁間に支持部が挿入されていない状態の説明図である。 同ダンパー装置の使用状態を示しており、一対の対向壁間に支持部が挿入された状態の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るダンパー装置の、一実施形態について説明する。
このダンパー装置は、一対の部材が相対移動する際に制動力を付与するものである。図1,図2,図11,図12に示すように、この実施形態におけるダンパー装置10は、例えば、車両のインストルメントパネルに設けられたグローブボックス等の固定体1の開口部1aに対して、開閉可能に取付けられる開閉体3と、この開閉体3の幅方向に沿う方向にスライド移動可能に配設されて、固定体1に設けたロック部2に係脱する一対のスライドロッド20,20(以下、単に「ロッド20」ともいう)との間に設けられ、一対のロッド20,20がスライド移動する際に、同ロッド20,20に制動力を付与するものである。特にこの実施形態では、開閉体3の幅方向両側部において、各ロッド20の先端側に設けたロックピン21が、固定体1の開口部1aの両側内面に設けたロック部2,2(図11,12参照)に係合する方向にスライド移動する際に、各ロッド20に制動力を付与して、打音(衝撃音)の発生を抑制するものである。
なお、この実施形態におけるダンパー装置としては、開閉体の幅方向両側部において、一対のスライドロッドの先端ピンがスライド移動する、いわゆるサイドロック構造に用いられているが、例えば、開閉体の先端中央に設けられた、ハウジング及びハウジング開口から出没するラッチ等に用いてもよく(いわゆるセンターロック構造)、また、ハウジング及び該ハウジングに対して押し引き動作させて、スライドロッドをスライド移動させる、操作部材等に適用してもよく、一対の部材が相対的に移動可能な構造に広く用いることができる。
そして、この実施形態におけるダンパー装置10は、図2や図5に示すように、弾性樹脂材料からなる環状弾性部材50を有しており、この環状弾性部材50を支持する支持部40が、ロッド20側に設けられており、一対の部材の相対移動時に、前記支持部40が挿入される一対の対向壁65,65が、開閉体3に設けられている。すなわち、この実施形態では、ロッド20が、本発明における一対の部材のうち、「一方の部材」をなしており、開閉体3が、本発明における一対の部材のうち、「他方の部材」をなしている。
図2に示すように、各ロッド20は、両者同一形状であって、その軸方向途中がクランク状に屈曲した形状をなしている。また、各ロッド20の先端側には、固定体1のロック部2に係脱する前記ロックピン21が設けられており(図2参照)、基端側一側面には、ラック溝23が形成されている(図3参照)。前記ロックピン21は略円柱状をなし、その先端がテーパ状にカットされている。また、図3,図4,図11,図12に示すように、これらの一対のロッド20,20は、開閉体3に設けた取付座4(図2参照)にビス等で固定されたベース部材25に、回転可能に装着された回転部材28を介して、同期してスライドするようになっている。
更に図3や図4に示すように、回転部材28は円筒部30を有しており、その基端外周にピニオンギヤ32が形成されており、これに各ロッド20のラック溝23が歯合することで、回転部材28を介して一対のロッド20,20が互いに連結されている。また、回転部材28は、トーションバネからなる付勢バネ34(図3参照)によって図11の矢印F方向に回転付勢されている。これによって、一対のロッド20,20が、固定体1の一対のロック部2,2に係合する方向に付勢され、同期してスライド移動する。すなわち、一方のロッド20がスライドした場合には、それに連動して他方のロッド20もスライドする。
また、一対のロッド20,20は、開閉体3の正面側に配置された操作部材80(図1参照)を操作することで、付勢バネ34の付勢力に抗して、一対のロッド20,20のロックピン21,21をロック部2,2から引き込んで、ロックピン21とロック部2との係合を解除して、固定体1に対して開閉体3を開くことができるようになっている。
なお、この実施形態では、上述したように、一対のスライドロッド20,20の先端のロックピン21,21が、ロック部2,2に常時係合する方向に付勢されているが、操作部材80を操作して、一対のロッド20,20のロックピン21,21を、一対のロック部2,2から離脱する方向にスライドさせたときに、付勢バネ34の付勢力に抗して、各ロッド20,20のロックピン21,21を、ロック部2,2に係合しない状態に保持すると共に、固定体1の開口部1aに対して開閉体3を閉じたときには、各ロッド20,20のロックピン21,21の保持を解除して、ロック部2,2に係合させる方向にスライドさせる、図示しない保持手段を有している。
また、図2に示すように、開閉体3の裏面側の幅方向中央に、回転部材28を装着したベース部材25を取付けるための、取付座4が設けられており、同開閉体3の裏面側の幅方向両側部には、略四角枠状をなし、ロッド20のスライド移動をガイドする、ロッドガイド部5,5がそれぞれ設けられている。各ロッドガイド部5には、ロッド20をスライド可能に保持する保持部材60が組付けられるようになっている(図2参照)。なお、この実施形態では、ロッドガイド部5及び保持部材60によって、一対のロッド20,20が開閉体3の幅方向に沿ってスライド移動するようにガイドされ、この方向が一方の部材又は他方の部材の移動方向X(この実施形態ではロッド20の移動方向X)を意味している(図11参照)。
図5〜7に示すように、この実施形態における保持部材60は、ロッド先端のロックピン21が挿通される円形状の挿通孔61aを有する壁部61が設けられており、この壁部61の一方の面側には、略四角枠状をなした取付部63が設けられている。この取付部63の両側部には、コ字状のスリット64aを介して撓み可能に係合爪64がそれぞれ形成されており、図2に示すように、この取付部63を前記ロッドガイド部5内に挿入することで、ロッドガイド部5の内周縁に係合爪64,64が係合して、保持部材60がロッドガイド部5を介して開閉体3には組付けられるようになっている。
また、壁部61の、取付部63を設けた面とは、反対側の面から、一対の対向壁65,65が、壁部61の面方向に対して直交する方向に延設されている。すなわち、各対向壁65は壁部61に対して一体形成されている。これらの一対の対向壁65,65は、一対の部材の相対移動時に、その間に支持部40が挿入されて、同支持部40に装着された環状弾性部材50を押圧して撓み変形させるものである。
また、図6や図7に示すように、一対の対向壁65,65は、壁部61から離れた延出方向の先端部66,66の間が開口しており、この先端部66,66の間から、ロッド20側に設けた支持部40を受け入れ可能となっている。これらの一対の対向壁65,65は、外面どうしが互いに平行に形成されている。一方、一対の対向壁65,65の対向する内面68,68は、先端部66,66側が幅広で、先端部66とは反対側の基端部67側に向けて、次第に幅狭となる傾斜面状をなしている。なお、各対向壁65の先端部66における内面は、R状をなしている。
また、一対の対向壁65,65の、先端部66,66とは反対側の基端部67,67側には、一対の対向壁65,65の延出方向に対して直交して配置された、ストッパー壁70が設けられている。そのため、図7に示すように、一対の対向壁65,65を側方から見たときに、一対の対向壁65,65とストッパー壁70とを併せて、先端側及び側方が開口した略コ字形の枠状をなしている。
図2や図5に示すように、環状弾性部材50を支持する前記支持部40は、ロッド20の先端側であって、ロックピン21に隣接し、かつ、前記開閉体3に対向する側面22(図5参照)に設けられている。図8〜10を併せて参照すると、この支持部40は、ロッド20の軸方向に沿って一定幅で細長く延びる突条をなしており、その軸方向に沿った長さL(図8(c)参照)は、図5に示すように、支持部40への装着前の状態で円形状をなす環状弾性部材50の、最大内径よりも長く形成されている。また、図9(a)に示すように、支持部40は、その長さ方向(ロッドの軸方向に沿った方向)の一端41側から、前記一対の対向壁65,65の先端部66,66の間に挿入されるようになっており、この一端41及びそれとは反対側の他端42とが、一対の部材の移動方向Xにおける両端をなしている。また、図10に示すように、支持部40の両端41,42の角部には、R状の曲面が形成されており、環状弾性部材50の内周に傷を付きにくくさせている。
上記支持部40の外周に、ゴム材料や弾性エラストマー等の弾性樹脂材料からなる、環状弾性部材50が装着されるようになっている。図2や図5に示すように、この環状弾性部材50は、支持部40に装着される前の状態で円形状をなしており、その最大内径は前記支持部40の長さL(図8(c)参照)よりも小さく形成されている。そのため、図9に示すように、環状弾性部材50は、支持部40の外周に、引き延ばされた状態で装着されるようになっている。
また、図10(a)に示すように、支持部40の外周に環状弾性部材50が装着された状態で、環状弾性部材50の内周の、ロッド20の移動方向Xにおいて互いに対向する部分(この実施形態では、ロッド20の移動方向Xにおける両端)が、支持部40の外周に当接する当接部分51,51をなし、環状弾性部材50の内周の、ロッド20の移動方向Xに直交する方向において互いに対向する部分に、支持部40の外周に対して離間する離間部分53,53が設けられている。この実施形態では、環状弾性部材50の、支持部40の両端41,42の外周に密着して当接した部分が、当接部分51,51をなしており、支持部40の両端41,42に直交する両側面から離間した部分が、離間部分53,53をなしている。
また、この実施形態の環状弾性部材50は、図9や図10(a)に示すように、一対の当接部分51,51が互いに平行で、かつ、一対の当接部分51,51の間の、一対の離間部分53,53が、それぞれ支持部外側に向けて円弧状に屈曲するように撓み変形した状態で、支持部40に装着されるようになっている。更に図10(a)に示すように、環状弾性部材50の離間部分53,53の内周は、支持部40の軸方向中央において、支持部40の両側面から最も離れている。
そして、図10(a)に示すように、支持部40の外周に環状弾性部材50が装着された状態で、同環状弾性部材50の、互いに対向する離間部分53,53の最大距離A(環状弾性部材50の外周の、ロッド20の移動方向Xに直交する方向における最大距離であって、離間部分53,53の、支持部40の両側面から最も離間した位置における、外周どうしの距離)は、開閉体3側に設けた前記一対の対向壁65,65の、支持部40を受け入れる側の先端部66,66どうしの開口幅B(ここでは先端部66,66の、R状をなした内面の、ストッパー壁70寄りの端部どうしの幅)よりも大きく構成されている。
また、この実施形態においては、図10(a)に示すように、環状弾性部材50は、支持部40に装着され且つ一対の部材の相対移動前(ここでは、図示しない保持手段によって、ロッド20のロックピン21がロック部2に係合しない位置に引き込まれて保持された状態)において、一対の対向壁65,65の先端部66,66のR状をなした内面に、離間部分53,53を維持しつつ当接した状態とされている。なお、図9(a)には、支持部40の一端41側が、一対の対向壁65,65の間に挿入され始めた状態が示されている。
そして、図10(a)に示す状態、すなわち、図示しない保持手段によって、各ロッド20のロックピン21がロック部2に係合しない位置に引き込まれて保持された状態から、固定体1の開口部1aに対して開閉体3を閉じて、各ロッド20,20のロックピン21,21の保持が解除されると、各ロッド20のロックピン21がロック部2に係合する方向にスライド移動して、一対の対向壁65,65の先端部66,66の間から、矢印Xに示す方向に支持部40が挿入されていく。
このとき、このダンパー装置10においては、図10(a)に示すように、支持部40の外周に環状弾性部材50が装着された状態で、同環状弾性部材50の、互いに対向する離間部分53,53の最大距離Aは、一対の対向壁65,65の、支持部40を受け入れる側の先端部66,66どうしの開口幅Bよりも大きく構成されているので、図10(b)〜(e)に示すように、一対の対向壁65,65の間に、支持部40が挿入されていくと、環状弾性部材50の離間部分53,53が、一対の対向壁65,65の先端部66,66に押されて窄まるように撓み変形した後、一対の対向壁65,65の内面68,68に対して圧接するようになっている。
また、図10(e)に示すように、環状弾性部材50の、移動方向Xの先端側の当接部分51の外周が、ストッパー壁70の内面に当接したときには、環状弾性部材50の離間部分53,53における内周の、少なくとも一部が支持部40の外周に当接するようになっている。ここでは、離間部分53,53の内周の、移動方向Xの先端側(支持部40の一端41側)から所定範囲が、支持部40の外周に当接するようになっている。
再び、支持部40の説明に戻ると、図5や、図8、図9に示すように、この実施形態における支持部40の、一対の部材の移動方向X(支持部40の軸方向)の両端41,42には、環状弾性部材50の側面(厚さ方向の側面)に係止可能なフランジ部43,44がそれぞれ設けられている。
具体的に説明すると、支持部40の、ロッド20の側面22(図5参照)からの突出方向先端側であって、その一端41の先端縁部から、ひさし状をなすように突出したフランジ部43が設けられている(図8及び図9参照)。一方、支持部40の突出方向先端側であって、他端42側の周縁から、支持部外周に対して拡径した略U字状をなすように突出したフランジ部44が設けられている(図8及び図9参照)。
また、図10(a)に示すように、これらのフランジ部43,44のうち、一対の対向壁65,65への挿入方向側のフランジ部43は、支持部40に装着された環状弾性部材50の、当接部分51での径よりも短く、当接部分51より突出しないように設けられている。なお、一対の対向壁65への挿入方向とは反対側のフランジ部44は、支持部40に装着された環状弾性部材50の、当接部分51での径よりも長く形成されている(図10(a)参照)。
なお、以上説明した、環状弾性部材や、支持部、一対の対向壁は、上記形状に限定されるものではない。すなわち、この実施形態における環状弾性部材50は、支持部40への装着前の状態で、円形状をなしているが、環状弾性部材としては、例えば、楕円形や、両端が円弧形をなした小判形、更に、四角枠状等であってもよい。また、支持部の形状や構造も、一定幅で延びる突条のみならず、断面楕円形や角形の、柱状や筒状等としてもよい。更に、一対の対向壁としては、例えば、V字形の枠状等(ストッパー壁を設けない構造)や、U字形の枠状(ストッパー壁が円弧状をなすような構造)等としてもよい。
すなわち、本発明における環状弾性部材及びこれを支持する支持部は、支持部外周に環状弾性部材を装着した状態で、環状弾性部材の内周の移動方向において互いに対向する部分が、支持部外周に当接する当接部分をなし、環状弾性部材の内周の、移動方向に直交する方向において互いに対向する部分に、支持部外周に対して離間する離間部分が設けられた構造をなしていればよい。また、環状弾性部材及び支持部に加えて、一対の対向壁の構造としては、支持部外周に環状弾性部材が装着された状態で、環状弾性部材の互いに対向する離間部分の最大距離Aが、一対の対向壁の、支持部を受け入れる側の先端部どうしの開口幅Bよりも大きい構造であればよい。
次に、上記構成からなるダンパー装置10の作用効果について説明する。
すなわち、固定体1の開口部1aから開閉体3を開いた状態では、図10(a)に示す状態、すなわち、図示しない保持手段によって、各ロッド20のロックピン21がロック部2に係合しない位置に引き込まれて保持されている。また、この状態、すなわち、環状弾性部材50は、支持部40に装着され且つ一対の部材の相対移動前の状態では、一対の対向壁65,65の先端部66,66における、R状をなした内面68に、離間部分53,53を維持しつつ当接している。
上記状態から、固定体1の開口部1aに対して開閉体3を閉じて、各ロッド20,20のロックピン21,21の保持が解除されると、各ロッド20のロックピン21がロック部2に係合する方向にスライド移動するため、一対の対向壁65,65の先端部66,66の間から、図10(a)の矢印X1に示す方向に支持部40が挿入されていく。
すると、環状弾性部材50の、移動方向X1に直交する方向において互いに対向する離間部分53,53の外周が、一対の対向壁65,65の先端部66,66に押されて撓みつつ、環状弾性部材50が一対の対向壁65,65の間に入り込んでいく。それと共に、離間部分53,53の外周が一対の対向壁65,65の内面68,68によって押圧されて、離間部分53,53が、移動方向X1の先端側(支持部40の一端41側)から窄まり、かつ、離間部分53,53の内周と支持部40の外周との隙間が小さくなるように、離間部分53,53が略ハの字状をなすように撓み変形していき、それに伴って離間部分53,53の外周が、一対の対向壁65,65の内面68,68に対して圧接し、かつ、その圧接量が次第に増大していく(図10(b)参照)。なお、環状弾性部材50の、移動方向X1とは反対側(支持部40の他端42側)の当接部分51は、円弧状をなすように屈曲変形する。
図10(b)に示す状態から、支持部40を介して環状弾性部材50が一対の対向壁65,65の奥側(ストッパー壁70側)に移動すると、図10(c)に示すように、離間部分53,53の内周の、移動方向X1の先端側が、支持部40の外周に当接して、離間部分53,53と支持部40の外周との隙間が小さくなると共に、環状弾性部材50の外周と一対の対向壁65,65の内面68,68との圧接量が更に増大する。なお、環状弾性部材50の、移動方向X1とは反対側の当接部分51は、支持部40の他端42から離れる。
図10(c)に示す状態から更に環状弾性部材50がストッパー壁70側に移動すると、図10(d)に示すように、離間部分53,53の内周の、支持部40への当接量が更に増して、離間部分53,53の内周と支持部40の外周との隙間が小さくなると共に、離間部分53,53の外周と一対の対向壁65,65の内面68,68との圧接量が更に増大する。
図10(d)に示す状態から更に環状弾性部材50がストッパー壁70側に移動して、図10(e)に示すように、環状弾性部材50の、移動方向X1の先端側の当接部分51の外周が、ストッパー壁70の内面に当接すると、それ以上の環状弾性部材50の移動が規制されると共に、離間部分53,53の内周の、支持部40への当接量が更に増して、離間部分53,53の内周と支持部40の外周との隙間が小さくなると共に、離間部分53,53の外周と一対の対向壁65,65の内面68,68との圧接量が更に増大する。
以上のように、このダンパー装置10においては、図10(a)に示すように、支持部40の外周に環状弾性部材50が装着された状態で、同環状弾性部材50の、互いに対向する離間部分53,53の最大距離Aは、一対の対向壁65,65の、支持部40を受け入れる側の先端部66,66どうしの開口幅Bよりも大きく構成されているので、各ロッド20のロックピン21がロック部2に係合する方向にスライド移動して、一対の対向壁65,65の先端部66,66の間に支持部40が挿入されていくと、図10(a)〜(e)に示すように、環状弾性部材50の離間部分53,53の外周が、一対の対向壁65,65の先端部66,66に押されて撓みつつ、環状弾性部材50が一対の対向壁65,65の間に入り込んでいくと共に、環状弾性部材50の離間部分53,53の外周が一対の対向壁65,65の内面68,68によって押圧されて、環状弾性部材50の離間部分53,53が窄まるように撓み変形した後、同離間部分53,53が一対の対向壁65,65の内面68,68に対して圧接して、その圧接量が次第に増大するため、一対の部材を制動するための制動力、ここでは、ロッド先端側のロックピン21が、ロック部2に係合する方向にスライド移動する際に、各ロッド20に制動力を十分に得ることができ、その際の打音(衝撃音)が発生することを効果的に抑制することができる。このように、このダンパー装置10においては、一方の部材であるロッド20に設けた支持部40に、環状弾性部材50を装着すると共に、他方の部材である開閉体3側に一対の対向壁65,65を設けただけの簡単な構成とすることができ、十分な制動力を得つつ製造コストの低いダンパー装置10を提供することができる。
また、この実施形態においては、図2や図5に示すように、環状弾性部材50は、支持部40に装着される前の状態で、円形状をなしているので、円形状をなした環状弾性部材50を支持部40に装着した際に、環状弾性部材50が引き延ばされて、環状弾性部材50の離間部分53,53に弾性力を付与させることができ(環状弾性部材が楕円形や小判形状等の場合、支支持部への装着時に引張られにくくなり、離間部分に弾性力が生じにくい)、一方の部材又は他方の部材が移動して(ここではロッド20が、そのロックピン21がロック部2に係合する方向に移動するとき)、一対の対向壁65,65の間に支持部40が挿入されて、一対の対向壁65,65によって環状弾性部材50が撓み変形する際に、環状弾性部材50の離間部分53,53に付与された弾性力によって、環状弾性部材50の、一対の対向壁65,65の内面68,68に対する密着性を高めて、制動力をより高めることができる。
更に、この実施形態においては、図10に示すように、一対の対向壁65,65の、先端部66,66とは反対側の基端部67,67側に、一対の対向壁65,65の、先端部66とは反対側の基端部67側に、ストッパー壁70が設けられているので、図10(e)に示すように、一対の部材の相対移動時(ここではロッド20の移動時)に、ストッパー壁70に環状弾性部材50が当接することで、それ以上、環状弾性部材50が一対の対向壁65,65の奥方に移動することを阻止することができる。また、一対の部材が相対移動して、一対の対向壁65,65の間に支持部40が挿入され、環状弾性部材50がストッパー壁70に当接したときに、図10(e)に示すように、環状弾性部材50の離間部分53における内周の、少なくとも一部が支持部40の外周に当接するので、一対の対向壁65,65の内面68,68に、環状弾性部材50の離間部分53,53の外周が圧接することに加えて、支持部40の外周に環状弾性部材50の離間部分53,53の内周が当接することによって、一対の部材の相対移動時における制動力をより高めることができる。
また、この実施形態においては、図10に示すように、一対の対向壁65,65の対向する内面68,68は、先端部66,66側が幅広で、先端部66とは反対側の基端部67側に向けて、次第に幅狭となるように設けられているので、一方の部材又は他方の部材が移動して(ここではロッド20の移動時)、一対の対向壁65,65の間に支持部40が挿入され、一対の対向壁65,65間を環状弾性部材50が移動する際に、その移動量の増大に伴って、一対の対向壁65,65の内面68,68に対する、環状弾性部材50の離間部分53,53の外周の圧接量を次第に増大させることができ、一対の部材の相対移動時における制動力を、徐々に高めることができる。
更にこの実施形態においては、図5や、図8、図9に示すように、支持部40の、一対の部材の移動方向Xの両端41,42には、環状弾性部材50の側面に係止可能なフランジ部43,44がそれぞれ設けられているので、環状弾性部材50を支持部40から抜け止めした状態で装着することができる。また、これらのフランジ部43,44のうち、一対の対向壁65,65への挿入方向側のフランジ部43は、支持部40に装着された環状弾性部材50の、当接部分51より突出しないように設けられているので、一対の部材の相対移動時(ここではロッド20の移動時)に、一対の対向壁65,65への挿入方向側のフランジ部43がストッパー壁70に当接する前に、環状弾性部材50の当接部分51の外周がストッパー壁70に当接するように構成でき、フランジ部43がストッパー壁70に当接することによる打音の発生を抑制することができる。
また、この実施形態においては、図6,図7,図9に示すように、ロッド20をスライド可能に保持する保持部材60に、ロッド20が挿通される挿通孔61a(ここではロッド先端のロックピン21)を有する壁部61が設けられており、この壁部61に一対の対向壁65,65が一体形成されているので、ロッド20を挿通させて支持する挿通孔61aを有する壁部61と、一対の対向壁65,65とを、一つの部材に設けることができ、部品点数の削減を図ることができると共に、壁部61の挿通孔61aにロッド20を挿通させることで、一対の対向壁65,65に対してロッド20(ここではロックピン21)を精度良く配置することができる(壁部61を精度よく製造することで、一対の対向壁65,65の配置箇所の精度も高めることができる)。
更に、この実施形態においては、図10(a)に示すように、環状弾性部材50は、支持部40に装着され且つ一対の部材の相対移動前において、一対の対向壁65,65の先端部66,66の内面68,68に、離間部分53,53を維持しつつ当接した状態とされているので、一方の部材又は他方の部材が移動し(ここではロッド20の移動時)、一対の対向壁65,65の間に支持部40が挿入され、一対の対向壁65,65の間を環状弾性部材50が移動する際に、すでに環状弾性部材50が一対の対向壁65,65の先端部内面に当接しているため、環状弾性部材50が移動することによる撓み変形に伴う制動力の変化が滑らかとなり、フィーリングを向上させることができ、制動力の初期応答力も高めることができる。
図13〜16には、本発明に係るダンパー装置の、他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態におけるダンパー装置10Aは、一対の部材は、一方の部材と他方の部材とが互いに回動可能とされたものとなっている。具体的には、このダンパー装置10Aは、例えば、図1〜12に示すような、スライドロッド20を有するロック装置に取付けられて、同スライドロッドをスライド動作させる操作部材として用いられる。
図13〜16に示すように、このダンパー装置10Aは、横長箱状をなしたケース81と、該ケース81の長手方向一端部に回転可能に装着された操作レバー83と、該操作レバー83の表面側に装着されるカバー85とを有している。
図13や図15に示すように、ケース81の長手方向他端部側の壁部には、切欠き部87が設けられており、該切欠き部87内に、環状弾性部材50を支持する支持部40Aが、ケース81の底面に対して直交する向きで突設されている。
一方、操作レバー83は、ケース81に適合して一方向に長く延びる形状をなしており、長手方向一端部がケース81の長手方向一端部側に回動可能に支持されており、図示しない開閉体の正面側に、ダンパー装置10Aが取付けられた場合に、同操作レバー83は開閉体の面方向に対して近接離反するようになっている。また、図14に示すように、操作レバー83の長手方向他端部側であって、その裏面側(ケース81との対向面側)から、互いに平行となるように延びる一対の対向壁65A,65Aが延設されている。なお、この一対の対向壁65A,65Aは、対向する内面68,68どうしも平行となっている(図15参照)。また、操作レバー83は、その長手方向の他端部が、ケース81の長手方向他端部に離間するように、トーションバネ等の図示しない付勢手段によって回転付勢されている。
そして、このダンパー装置10Aにおいては、常時は、操作レバー83が図示しない付勢手段で回動付勢されて、図15に示すように、一対の対向壁65A,65Aの間から、支持部40Aが抜け出た状態となっている。この状態から図示しない付勢手段の付勢力に抗して、操作レバー83を押し込んでいくと、一対の対向壁65A,65Aの先端部66,66の間に支持部40Aが挿入されて、環状弾性部材50の離間部分53,53が、一対の対向壁65A,65Aの先端部66,66によって押圧されて窄まるように撓み変形した後、一対の対向壁65,65の内面68,68に対して圧接するので、操作レバー83に制動力を付与することができる。また、図16に示す状態から操作レバー83の操作を解除すると、今度は、一対の対向壁65A,65Aの先端部66,66から、環状弾性部材50が徐々に抜け出ていくが、この際にも、一対の対向壁65,65の内面68,68と、環状弾性部材50の離間部分53,53の外周とが圧接しているので、操作レバー83に制動力を付与することができる。したがって、操作レバー83の回動動作時における、打音を抑制することができる。
なお、この実施形態においては、ケース81が、本発明における一対の部材のうち、「一方の部材」をなしており、操作レバー83が、本発明における一対の部材のうち、「他方の部材」をなしている。
そして、この実施形態におけるダンパー装置10Aは、一方の部材と他方の部材とが互いに回動可能とされたものであるので、例えば、上述したように、ロック装置における、ケースと操作レバーとからなる操作部材や、或いは、グローブボックスとリッド等の開閉構造に、適用することができる。
なお、上記実施形態におけるダンパー装置10Аは、ケース81とこれに回動可能に取付けられた操作レバー83とからなる操作部材となっているが、操作部材としては、例えば、開閉体や固定体の面方向に沿って回転する回転ノブや回転ハンドル、或いは、面方向に対して押し込むプッシュ式のものとしてもよく、特に限定はされない。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
10,10A ダンパー装置
20 スライドロッド(ロッド)
25 ベース部材
28 回転部材
34 付勢バネ
40,40A 支持部
41 一端
42 他端
43,44 フランジ部
50 環状弾性部材
51,51 当接部分
53,53 離間部分
60 保持部材
61 壁部
61a 挿通孔
65,65A 対向壁
66 先端部
67 基端部
68 内面
70 ストッパー壁
80 操作部材
81 ケース
83 操作レバー
85 カバー

Claims (8)

  1. 一対の部材が相対移動する際に制動力を付与するダンパー装置であって、
    弾性樹脂材料からなる環状弾性部材を有しており、
    前記一対の部材のうち、一方の部材に前記環状弾性部材を支持する支持部が設けられ、
    前記一対の部材のうち、他方の部材には、前記一対の部材の相対移動時に、前記支持部が挿入される一対の対向壁が設けられており、
    前記環状弾性部材は、前記支持部の外周に装着されており、この装着状態で、前記環状弾性部材の内周の、前記一方の部材又は前記他方の部材の移動方向において互いに対向する部分が、前記支持部の外周に当接する当接部分をなし、前記環状弾性部材の内周の、前記移動方向に直交する方向において互いに対向する部分に、前記支持部の外周に対して離間する離間部分が設けられており、
    前記支持部の外周に前記環状弾性部材が装着された状態で、互いに対向する離間部分の、最大距離Aは、前記一対の対向壁の、前記支持部を受け入れる側の先端部どうしの開口幅Bよりも大きいことを特徴とするダンパー装置。
  2. 前記環状弾性部材は、前記支持部に装着される前の状態で、円形状をなしている請求項1記載のダンパー装置。
  3. 前記一対の対向壁の、前記先端部とは反対側の基端部側に、ストッパー壁が設けられており、
    前記一対の部材が相対移動して、前記一対の対向壁の間に前記支持部が挿入され、前記環状弾性部材が前記ストッパー壁に当接したときに、前記環状弾性部材の前記離間部分における内周の、少なくとも一部が前記支持部の外周に当接する請求項1又は2記載のダンパー装置。
  4. 前記一対の対向壁の、対向する内面どうしは、前記先端部側が幅広で、基端部側が幅狭となるように設けられている請求項1〜3のいずれか1つに記載のダンパー装置。
  5. 前記支持部は、前記移動方向の両端に、前記環状弾性部材の側面に係止可能なフランジ部がそれぞれ設けられており、これらのフランジ部のうち、前記一対の対向壁への挿入方向側のフランジ部は、前記支持部に装着された前記環状弾性部材の、前記当接部分よりも突出しないように設けられている請求項3記載のダンパー装置。
  6. 前記一方の部材は所定方向にスライド移動するスライドロッドであって、前記他方の部材は前記スライドロッドをスライド可能に保持する保持部材であり、
    前記保持部材には、前記スライドロッドが挿通される挿通孔を有する壁部が設けられており、この壁部に前記一対の対向壁が一体形成されている請求項1〜5のいずれか1つに記載のダンパー装置。
  7. 前記一対の部材は、前記一方の部材と前記他方の部材とが互いに回動可能とされたものである請求項1〜5のいずれか1つに記載のダンパー装置。
  8. 前記環状弾性部材は、前記支持部に装着され且つ前記一対の部材の相対移動前において、前記一対の対向壁の先端部内面に、前記離間部分を維持しつつ当接した状態とされる請求項1〜7のいずれか1つに記載のダンパー装置。
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