JPH08240258A - ノンバックラッシュギア装置 - Google Patents
ノンバックラッシュギア装置Info
- Publication number
- JPH08240258A JPH08240258A JP4416995A JP4416995A JPH08240258A JP H08240258 A JPH08240258 A JP H08240258A JP 4416995 A JP4416995 A JP 4416995A JP 4416995 A JP4416995 A JP 4416995A JP H08240258 A JPH08240258 A JP H08240258A
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- Japan
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- gear
- gears
- elastic means
- backlash
- gear device
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- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/17—Toothed wheels
- F16H55/18—Special devices for taking up backlash
Abstract
でき、煩わしい組立て作業が不要となり、組立て時間の
短縮を図ることのできるノンバックラッシュギア装置を
提供する。 【構成】 同一仕様の少なくとも2枚のギア1,2を同
軸に配し、該ギア1,2のギア歯1b,2bは相互に相
対的な回転方向へ所定の角度ズレた位置とし、この所定
の位相ズレ角の変化に応じてギア歯1b,2bを互いに
元の位相ズレ角位置に復帰するよう弾性手段を設ける。
Description
るバックラッシュを除去するためのノンバックラッシュ
ギア装置に関するものである。
てギアを用いた場合に発生するバックラッシュを除去す
るには、噛み合う相手ギアの歯をそれぞれ異なる回転方
向に負荷が与えられた二枚のギアで挟み込む方法が一般
的に知られている。
来例では組み立て前の二枚のギアは負荷発生手段の負荷
を受けていない為、ギアの組み付けは、二枚のギアに負
荷が加わるように回転方向に回した状態で行わねばなら
ず、組立時間の増大を招いていた。
は作業がやりずらく、使用箇所に制約を受けることが多
かった。更に、二枚のギアに負荷を加える時、その負荷
の程度が解りづらいため、負荷を加え過ぎて噛み合わせ
に支障をきたすことがあった。
易ならしめるノンバックラッシュギアの提供を目的とす
る。
発明の目的を実現する構成は、請求項1に記載のよう
に、同軸的に配置され、位相ズレを許容するように相対
移動可能な少なくとも2枚のギアと、該相対的に移動可
能なギアを位相ズレ方向に弾性力を付与する弾性手段と
を有することを特徴とする。
む2枚のギアのギア歯回転角度位置を僅かにずらした状
態で保持し、かつ2枚のギア歯のズレ角の変化に応じて
該ギア歯を互いに元のズレ角位置に復帰させるようにし
たので、相手ギアとの軸間距離を調整するだけで容易に
ノンバックラッシュを達成することが可能となり、煩わ
しい組立て作業が不要となり組立て時間の短縮が図れ
る。
2に記載のように、請求項1において、各ギア間の相対
角度位置がモジュールの1/4〜1/8程度の位相ズレ
を有するようギア相互の対向部に設けたことを特徴とす
る。
障害がなく二枚のギアとの噛合を容易にさせると共に、
相手ギアとの軸間距離を調整する際の所定の位相ズレ状
態へのギア相互の相対的な回転ストロークを十分に確保
できる。
または2において、前記弾性手段は、ギア相互の対向面
に設けた溝穴と、該溝穴の開口側相互の接合により形成
される空間内に嵌挿された圧縮コイルバネとで構成され
ることを特徴とする。
む2枚のギアのギア歯回転角度位置を僅かにずらした状
態で保持し、かつ2枚のギアに回転方向の負荷を与える
ことにより、相手ギアとの軸間距離を調整するだけで容
易にノンバックラッシュを達成することが可能となる。
具体的な構成は、請求項4に記載のように、請求項1ま
たは2において、前記弾性手段は、ギア相互の対向面に
夫々屈曲弾性を有する突起部と、該突起部が係合される
長穴とで構成したことを特徴とする。
かった奥まった個所などにも採用が可能となり、機器全
体の性能を向上させることができる。更には、誰が組立
てても同等の効果が得られるため品質が安定する。
る他の具体的な構成は、請求項5の記載のように、請求
項1または2において、前記弾性手段は、ギア相互の対
向面に夫々に設けた透孔と、該両透孔を介して一方のギ
アと他方のギアとを引っ張り付勢させる引張りコイルバ
ネとで構成したことを特徴とする。
かった奥まった個所などにも採用が可能となり、特に引
張りコイルバネに負荷を発生させるので、更に機器全体
のノンバックラッシュ性能を向上させることができ、ま
た簡易な構成により組立ても容易で品質も安定する。
1または2において、前記弾性手段は、ギア相互を同軸
螺合的に配し、一方のギアの軸方向前進力を回転力に変
換させる同軸螺合連結機構と、両ギアが前記所定の位相
ズレ状態に復帰規制するよう該ギアを軸方向に付勢させ
た圧縮コイルバネとで構成したことを特徴とする。
かった奥まった個所などにも採用が可能となり、特にギ
ア相互間の角度位置の変化が螺条リードによるギアの軸
方向変位でもって該圧縮コイルバネに負荷を発生させる
よう設定させてあるので、所定の位相ズレ角を安定維持
させることができ、機器全体のノンバックラッシュ性能
を向上させ、品質も安定する。
軸間距離を縮めれば、ある位置より二枚のギアと噛み合
いがはじまり、更に縮めれば二枚のギア歯を押圧する。
押圧されたギアは負荷発生手段により元の位置に復帰し
ようとする為、相手のギアは二枚のギアにはさみ込ま
れ、バックラッシュが除去される。
正面図、図2は図1の断面図、図3は図1のA−A断面
図である。
に幅Mの長穴1aをもつ。2はメインギア1とギア仕様
が等しくかつ端面に幅Mの長穴2aをもつサブギアであ
り、メインギア1に回転可能に嵌合し軸方向に密接して
いる。長穴1aと長穴2aは回転軸からの位置は同じで
あるが、角度位置はモジュールの1/4〜1/8程度の
ズレを持つ。3は止め輪でありサブギア2のスラストガ
タの規制を行っている。4は長穴1aと長穴2aの両方
に接するように挿入された圧縮コイルバネであり、自然
長は長穴の幅Mより長い。5はメインギア1に嵌合する
軸。6はメインギア1と軸5を連結するキーである。7
はメインギア1とサブギア2に噛み合う相手ギアであ
る。
ギア1、サブギア2が噛み合うように軸間距離を短くす
れば、相手ギア7の歯面はメインギア1の歯面1bかサ
ブギア2の歯面2bのいずれかに接触する。更に縮めて
理論上の軸間距離に近付けていくと相手ギア7は歯面1
b,2bを押圧しメインギア1に対するサブギア2の角
度位置が変化する。角度位置の変化は長穴1a,2aに
挿入された圧縮コイルバネ4に負荷を発生させるため、
相手ギア7はメインギア1とサブギア2にバネ圧で挟ま
れた状態になり、ノンバックラッシュを達成する。
ネ、ゴム、スポンジなどでも良い。
示したギアの正面図、図5は図4の断面図、図6は図4
のA−A断面図である。
起部10aが一体で2個備わっている。11はメインギ
ア10とギア仕様が等しくかつ長穴11aをもつサブギ
アであり、軸12に回転可能に嵌合し、メインギア10
に軸方向に密接している。この時、メインギア10の突
起部10aは長穴11aにガタなく嵌合しており、突起
部10aの先端には逆テーパを持つ抜け止め10cを有
すため、サブギア11は回転と軸方向の移動を規制され
ている。この状態でメインギア10とサブギア11の角
度位置がモジュールの1/4〜1/8程度のズレを持つ
よう突起部10aと長穴11aの角度位置が設定されて
いる。また、サブギア11がズレ角と同じだけ回転し突
起部10aの先端に負荷が加わっても、突起部10aは
塑性変形することなく十分なバネ性を有している。12
は軸、13はメインギア10と軸12を連結するキーで
ある。14はメインギア10とサブギア11に噛み合う
相手ギアである。
ア10、サブギア11が噛み合うように軸間距離を短く
すれば、相手ギア14の歯面はメインギア10の歯面1
0bかサブギア11の歯面11bのいずれかに接触す
る。更に縮めて理論上の軸間距離に近付けていくと、相
手ギア14は歯面10b,11bを押圧し、メインギア
10に対するサブギア11の角度位置が変化する。角度
位置の変化により、長穴11aに係架する突起部10a
が弾性限度内で変形するため、相手ギア14はメインギ
ア10とサブギア11にバネ圧で挟まれた状態になり、
ノンバックラッシュを達成する。
インギア10に取り付けてもよい。 (実施例3)図7は本発明の第3実施例を示したギアの
正面図、図8は図7の断面図、図9は図7のA−A断面
図である。
端面に引張りコイルバネのフックを引っ掛ける小穴を持
つ逃げ穴20aを有す。また、メインギア20の端面に
はストッパーピン22が取りつけられている。21はメ
インギア20とギア仕様が等しくかつ端面に引張りコイ
ルバネフックを引っ掛ける小穴を持つ逃げ穴21aをも
つサブギアであり、メインギア20に回転可能に嵌合
し、軸方向に密接している。更にサブギア21の端面に
はストッパー溝21cが設けられている。23は引張り
コイルバネで、その一端をメインギア20に引っ掛け、
もう一端をサブギア21を引っ掛けている。ここで、引
張りコイルバネ23のバネ力により回転方向に負荷を受
けるサブギア21はストッパーピン22とストッパー溝
21cによりその回転を規制される。
溝21cの位置関係はメインギア20とサブギア21の
角度位置がモジュールの1/4〜1/8程度のズレを持
つよう設定されており、ズレの方向はメインギア20を
基準にして引張りコイルバネ23のバネ力により負荷を
受ける回転方向である。24は止め輪でありサブギア2
1のスラストガタの規制を行っている。25は軸。26
はメインギア20と軸25を連結するキーである。27
はメインギア20とサブギア21に噛み合う相手ギアで
ある。
ンギア20、サブギア21が噛み合うように軸間距離を
短くすれば、相手ギア27の歯面はメインギア20の歯
面20bかサブギア21の歯面21bのいずれかに接触
する。更に縮めて理論上の軸間距離に近付けていくと相
手ギア27は歯面20b,21bを押圧しメインギア2
0に対するサブギア21の角度位置が変化する。角度位
置の変化は逃げ穴20a,21aに取りつけられた引張
りコイルバネ23に負荷を発生させるため、相手ギア2
7はメインギア20とサブギア21にバネ圧で挟まれた
状態になり、ノンバックラッシュを達成する。
を示したギアの正面図、図11は図10の断面図であ
る。
30aを有す。31はメインギア30とギア仕様が等し
いサブギアであり、ネジ部30aに螺合し、かつメイン
ギア30に軸方向に密接している。32は圧縮コイルバ
ネであり、サブギア31をメインギア30に押しつけて
いる。ここで、ネジ部30aのネジリードは圧縮コイル
バネの押圧で回転前進するように設定されている。ま
た、ネジ部30aのネジ口はメインギア30とサブギア
31の回転角度位置がモジュールの1/4〜1/8程度
のズレを持つよう設定されている。メインギア30とサ
ブギア31の角度のズレ方向は圧縮コイルバネの押圧で
回転する方向である。33は圧縮コイルバネの突き当て
である止め輪。34は軸。35はメインギア30と軸を
連結するキーである。36はメインギア30とサブギア
31に噛み合う相手ギアである。
ンギア30、サブギア31が噛み合うように軸間距離を
短くすれば、相手ギア36の歯面はメインギア30の歯
面30bかサブギア31の歯面31bのいずれかに接触
する。更に縮めて理論上の軸間距離に近付けていくと相
手ギア36は歯面30b,31bを押圧しメインギア3
0に対するサブギア31の角度位置が変化する。角度位
置の変化はネジ部30aのリードによりサブギア31を
軸方向に変移させ圧縮コイルバネ32に負荷を発生させ
るため、相手ギア36はメインギア30とサブギア31
にバネ圧ではさまれた状態になり、ノンバックラッシュ
を達成する。
し、サブギア31を回転直進させてもよい。
ギア歯を挟み込む2枚のギアのギア歯回転角度位置を僅
かにずらした状態で保持し、かつ2枚のギア歯のズレ角
の変化に応じて該ギア歯を互いに元のズレ角位置に復帰
させるようにしたので、相手ギアとの軸間距離を調整す
るだけで容易にノンバックラッシュを達成することが可
能となり、煩わしい組立て作業が不要となり組立て時間
の短縮が図れる。
に対し何等の障害がなく二枚のギアとの噛合を容易にさ
せると共に、相手ギアとの軸間距離を調整する際の所定
の位相ズレ状態へのギア相互の相対的な回転ストローク
を十分に確保できる。
ア歯を挟み込む2枚のギアのギア歯回転角度位置を僅か
にずらした状態で保持し、かつ2枚のギアに回転方向の
負荷を与えることにより、相手ギアとの軸間距離を調整
するだけで容易にノンバックラッシュを達成することが
可能となる。特に、例えば両ギアの長穴部に圧縮コイル
バネを挿入するだけで弾性手段を組むことができるので
簡単である。
組立ての難しかった奥まった個所などにも採用が可能と
なり、機器全体の性能を向上させることができる。更に
は、誰が組立てても同等の効果が得られるため品質が安
定する。特に、位相ズレは例えばピンで規制することが
できるので、精度が高い。
組立ての難しかった奥まった個所などにも採用が可能と
なり、特に引張りコイルバネに負荷を発生させるので、
更に機器全体のノンバックラッシュ性能を向上させるこ
とができ、また簡易な構成により組立ても容易で品質も
安定する。特に、構成部品が少なく越すと面で有利とな
る。
組立ての難しかった奥まった個所などにも採用が可能と
なり、特にギア相互間の角度位置の変化が螺条リードに
よるギアの軸方向変位でもって該圧縮コイルバネに負荷
を発生させるよう設定させてあるので、所定のズレ角を
安定維持させることができ、機器全体のノンバックラッ
シュ性能を向上させ、品質も安定する。特に、ギアの歯
幅を薄くできるので、小型化が可能である。
バックラッシュギア装置の正面図。
バックラッシュギア装置の断面図。
バックラッシュギア装置の正面図。
バックラッシュギア装置の断面図。
バックラッシュギア装置の正面図。
バックラッシュギア装置の断面図。
ンバックラッシュギア装置の正面図。
ンバックラッシュギア装置の断面図。
1,31…サブギア 3,24,33…止め輪 4,32…圧縮
コイルバネ 5,12,25,34…軸 6,13,2
6,35…キー 7,14,27,36…相手ギア 22…ストッパ
ピン 23…引張りコイルバネ
Claims (6)
- 【請求項1】 同軸的に配置され、位相ズレを許容する
ように相対移動可能な少なくとも2枚のギアと、該相対
的に移動可能なギアを位相ズレ方向に弾性力を付与する
弾性手段とを有することを特徴とするノンバックラッシ
ュギア装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記弾性手段は、各
ギア間の相対角度位置がモジュールの1/4〜1/8程
度の位相ズレを有するようギア相互の対向部に設けたこ
とを特徴とするノンバックラッシュギア装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記弾性手
段は、ギア相互の対向面に設けた溝穴と、該溝穴の開口
側相互の接合により形成される空間内に嵌挿された圧縮
コイルバネとで構成されることを特徴とするノンバック
ラッシュギア装置。 - 【請求項4】 請求項1または2において、前記弾性手
段は、ギア相互の対向面に夫々屈曲弾性を有する突起部
と、該突起部が係合される長穴とで構成したことを特徴
とするノンバックラッシュギア装置。 - 【請求項5】 請求項1または2において、前記弾性手
段は、ギア相互の対向面に夫々に設けた透孔と、該両透
孔を介して一方のギアと他方のギアとを引っ張り付勢さ
せる引張りコイルバネとで構成したことを特徴とするノ
ンバックラッシュギア装置。 - 【請求項6】 請求項1または2において、前記弾性手
段は、ギア相互を同軸螺合的に配し、一方のギアの軸方
向前進力を回転力に変換させる同軸螺合連結機構と、両
ギアが前記所定の位相ズレ状態に復帰規制するよう該ギ
アを軸方向に付勢させた圧縮コイルバネとで構成したこ
とを特徴とするノンバックラッシュギア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04416995A JP3673548B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | ノンバックラッシギア装置およびこれを用いた機器 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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ID=12684097
Family Applications (1)
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-
1995
- 1995-03-03 JP JP04416995A patent/JP3673548B2/ja not_active Expired - Fee Related
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