JP2006066881A - スティック形点火コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】2次スプールの下端部とばねケースの上端部との間に配置され2次巻線の一端とばねとを導通させる高圧端子の開口端のエッジを基点として、その周囲の絶縁樹脂にクラックが発生するのを防止することである。
【解決手段】中心コア11の外周側に配置され2次スプール14に2次巻線15を巻いて成る2次コイル13と2次コイルの外周側に配置された1次コイル21と1次コイルの外周側に配置されたコイルケース26と上方に開口した容器形状を持ち、2次コイルの下端部に取り付けられ2次巻線の一端が接続された高圧端子と高圧端子と点火プラグとを導通させるばね48を保持したばねケース35とコイルケース内のすきまに充填された絶縁樹脂72とから成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関で使用されるスティック形点火コイル、特に2次コイルの高圧側での絶縁樹脂のクラックの防止に関する。
スティック形点火コイルは中心コア及び外周コアと、1次コイル及び2次コイルとを含み、1次コイルを流れる電流を遮断することにより、2次コイルに高電圧を発生させるものである。2次コイルで発生した高電圧はその一端(下端)に配置された高圧端子を介して点火プラグに供給される。
従来のスティック形点火コイルは、図23(a)に示すように、コイルケース300内に中心コア302の外周側の2次コイル304と、その外周側の1次コイル308とが配置されている。2次コイル304は2次スプール305とその外周面に巻かれた2次巻線306とを含み、1次コイル308は1次スプール309とその外周面に巻かれた1次巻線310とを含む。
2次スプール305の下端部に容器形状のターミナルプレート(第2端子)317が取り付けられている。ばね313を保持したばねケース312に下方に開口した容器形状の高圧端子(第1端子)315が保持され、高圧端子315と点火プラグ(不図示)との間にばね313が配置されている。高圧端子315から上方に延びた延長部がターミナルプレート317に接触している。こうして、2次巻線306の下端はターミナルプレート317、高圧端子315及びばね313を介して点火プラグに接続されている。そして、コイルケース300の下端部、ばねケース312及び高圧端子315等で区画されるすきまに絶縁樹脂319が充填されている。
特開2000−133534号公報
上記従来例では、絶縁樹脂319にクラックが発生することがある。即ち、燐青銅などの銅合金から成るターミナルプレート317と熱硬化性のエポキシ樹脂から成る絶縁樹脂319とは接着性が良くなく、しかも線膨張係数が異なる。従って、図23(b)に示すように、エンジンの作動及び停止に伴い半径方向の冷熱ストレスを受けると、ターミナルプレート317と絶縁樹脂319との界面321で剥離が発生しやすい。
この界面剥離に、ターミナルプレート317のエッジ効果が加わる。つまり、冷熱ストレスがエッジ317a及びその周囲の樹脂部分に集中する結果、絶縁樹脂319にターミナルプレート317のエッジ317aを起点とする剥離(クラック)322が発生し、絶縁破壊に至ることがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、2次スプールの下端部とばねケースの上端部との間に配置された高圧端子の開口端のエッジを基点として、その周囲の絶縁樹脂にクラックが発生することが防止された、スティック形点火コイルを提供することを目的とする。
本願の発明者は、高圧端子の開口端を周辺の部材に押し当てること又は開口端の周囲に絶縁樹脂を存在させないことを思い付いて、本発明を完成した。
(1)本願の第1発明に係るスティック形点火コイルは、請求項1に記載したように、中心コアの外周側に配置され2次スプールに2次巻線を巻いて成る2次コイルと;2次コイルの外周側に配置され、1次スプールに1次巻線を巻いて成る1次コイルと;1次コイルの外周側に配置されたコイルケースと;上方に開口した容器形状を持ち、2次コイルの下端部に取り付けられ2次巻線の一端が接続された高圧端子と;高圧端子と点火プラグとを導通させるばねを保持したばねケースと;コイルケース内のすきまに充填された絶縁樹脂と;から成る。
この点火コイルにおいて、高圧端子の開口端(特にその内側エッジ)を2次スプールの下端突出部の外周面の環状隅部に当接させており、開口端と下端突出部との間に絶縁樹脂が存在しない。
(2)第2発明に係るスティック形点火コイルは、請求項5に記載したように、中心コアの外周側に配置され2次スプールに2次巻線を巻いて成る2次コイルと;2次コイルの外周側に配置され1次スプールに1次巻線を巻いて成る1次コイルと;1次コイルの外周側に配置されたコイルケースと;一端が点火プラグに接触するばねを保持したばねケースと;上方に開口した容器形状を持ちばねケースの上端部に取り付けられ、2次巻線の一端が接続さればねの他端に接触する高圧端子と;コイルケース内のすきまに充填された絶縁樹脂と;から成る。
この点火コイルにおいて、高圧端子の開口端(特にその外側エッジ)をばねケースの上端円筒部の内周面に当接させており、開口端と上端円筒部との間に絶縁樹脂が存在しない。
(3)第3発明に係るスティック形点火コイルは、請求項9に記載したように、中心コアの外周側に配置され2次スプールに2次巻線を巻いて成る2次コイルと;2次コイルの外周側に配置され1次スプールに1次巻線を巻いて成る1次コイルと;1次コイルの外周側に配置されたコイルケースと;一端が点火プラグに接触するばねを保持したばねケースと;上方に開口した容器形状を持ち2次コイルの下端部及び/又はばねケースの上端部に取り付けられ、2次巻線の一端が接続さればねの他端に接触する高圧端子と;コイルケース内のすきまに充填された絶縁樹脂と;から成る。
この点火コイルにおいて、高圧端子の開口端(即ち内側エッジ及び外側エッジ)を2次スプールの下端突出部とばねケースの上端円筒部とで囲んでおり、開口端とこれらとの間に絶縁樹脂が存在しない。
(4)第4発明に係るスティック形点火コイルは、請求項13に記載したように、中心コアの外周側に配置され2次スプールに2次巻線を巻いて成る2次コイルと;2次コイルの外周側に配置され1次スプールに1次巻線を巻いて成る1次コイルと;1次コイルの外周側に配置されたコイルケースと;一端が点火プラグに接触するばねを保持したばねケースと;下方に開口した容器形状を持ちばねケースの上端部に取り付けられ、2次巻線の一端が接続さればねの他端に接触する第1端子を含む高圧端子と;コイルケース内のすきまに充填された絶縁樹脂と;から成る。この点火コイルにおいて、下方に開口した高圧端子の開口端の周囲には絶縁樹脂が存在しない。
(1)第1発明にかかるスティック形点火コイルによれば、高圧端子の開口端特にその内側エッジと2次スプールの外周面との間に絶縁樹脂が存在せず、しかも開口端と絶縁樹脂とが分離しないので、内側エッジを起点とするクラックの発生が防止できる。請求項2の点火コイルによれば、開口端の湾曲等により内側エッジを起点とするクラックの発生がより確実に防止できる。請求項3の点火コイルによれば、高圧端子の開口縁を環状隅部に確実に当接させることができる。請求項4の点火コイルによれば、コイルケースとばねケースとの一体化によりケースの成形が簡単になる。
(2)第2発明にかかるスティック形点火コイルによれば、高圧端子の開口端特にその外側エッジとばねケースの上端円筒部の内周面との間に絶縁樹脂が存在せず、しかも開口端と絶縁樹脂とが分離しないので、外側エッジを起点とするクラックの発生が防止できる。請求項6の点火コイルによれば、開口縁の外側エッジが確実に上端円筒部に当接し、クラックの発生がより確実に防止できる。請求項7の点火コイルによれば、開口縁の内側エッジが中間部材の外周面に当接し、クラックの発生が防止できる。請求項8の点火コイルによれば、コイルケースとばねケースとの一体化によりケースの成形が簡単になる。
(3)第3発明にかかるスティック形点火コイルによれば、高圧端子の開口端即ちその内側エッジと2次スプールの下端突出部との間、及びその外側エッジとばねケースの上端円筒部内周面との間に絶縁樹脂が存在せず、しかも開口端と絶縁樹脂とが分離しない。その結果、内側エッジ及び外側エッジを起点とするクラックの発生が防止できる。請求項10及び11の点火コイルによれば、内側エッジ及び外側エッジを起点とするクラックの発生がより確実に防止できる。請求項12の点火コイルによれば、コイルケースとばねケースとの一体化によりケースの成形が簡単になる。
(4)第4発明にかかるスティック形点火コイルによれば、高圧端子の開口端を下方に開口させその周囲に絶縁樹脂を充填していないので、クラックの発生の心配はない。請求項14の点火コイルによれば、容器形状の第1端子の周壁部が上端円筒部で保持されているので、その開口端は絶縁樹脂から遠くなる。請求項15及び16の点火コイルによれば、高圧端子が第1端子及び第2端子から成るので融通性が生じ、しかも第2端子の外周縁は上端円筒部の内周面に近接しているのでクラックが発生しにくい。請求項17の点火コイルによれば、コイルケースとばねケースとの一体化によりケースの成形が簡単になる。
第1から第4発明のスティック形点火コイルは全てに共通の構成と、各々に特有の構成とを持つ。
A.共通構成
スティック形点火コイルは少なくとも、コイルケース内に収容された中心コア、その外周側の2次コイル及びその外周側の1次コイル等と、ばねケースに収容されたばね等とから成る。2次スプールは全体として円筒形状を呈し、その軸方向の中間部から上端部の外周面に2次巻線が巻かれている。2次スプールの下端部とばねケースの上端部との間に高圧端子が配設されている。
ばねケースは全体として円筒形状を呈し、中空孔の中間部から下端部にかけて、高圧端子と点火プラグとを導通させるばねが保持されている。コイルケースと一体でも良いし、別体でも良い(請求項3、8、12及び17参照)。一体の場合コイルケースとばねケースとが同時に同一材料で形成される。別体の場合、別々に形成されたコイルケースとがばねケースとがコイルケースの下端とばねケースの上端とで結合される。ばねケースは点火プラグを保持したプラグキャップに結合され、両者が高圧タワーを構成する。
B.特有構成
(イ)2次スプールの下端部の形状、高圧端子の形状や方向及びばねケースの上端部の形状等に応じて、四つのタイプに分類できる。第1発明は、上向きの容器形状の高圧端子を2次スプールの下端部で保持し、その開口端を2次スプールの下端保持部の環状隅部に当接させている(請求項1参照)。第2発明は、上向きの容器形状の高圧端子をばねケースの上端部で保持し、その開口端をばねケースの上端円筒部の内周面に当接させている(請求項5参照)。
第3発明は、上向きの容器形状の高圧端子を2次スプールの下端部及び/又はばねケースの上端部で保持し、その開口端を2次スプールの下端突出とばねケースの上端円筒部とで挟んでいる(請求項9参照)。第4発明は、下向きの容器形状の高圧端子をばねケースの上端部で保持し、その開口端を絶縁樹脂が存在しない部分に位置決めしている(請求項13参照)。
(ロ)2次スプール
2次スプールの下端突出部は高圧端子の取付けとの関係で円筒状又は円柱状を呈する。上端寄りにフランジ部を持つことにより、下端突出部の円筒部の外周面とフランジ部の下面とで環状隅部が区画される(請求項3参照)。円筒状の下端突出部は下端が解放されていても(底部を持たなくても)良いし、下端又は下端から少し上方に後退した部分に底部を持つこともできる。
(ハ)高圧端子
高圧端子は2次スプールの下端突出部及び/又はばねケースの上端円筒部に取り付けられ、その一部に2次巻線の下端が接続され、他の部分がばねの上端に接触している。取付けの都合上、高圧端子は底壁部と周壁部とを含む容器形状を持つことが望ましい。周壁部の開口端が上向きとなるように配置される場合(第1から第3発明参照)と、下向きとなるように配置される場合(第4発明参照)とがある。底壁部は軸方向で周壁部と同じ方向又は反対方向に突出した凸部を持つことができる。内側エッジ及び外側エッジを持つ開口端は軸方向にストレートに延びていても良いし、半径方向外向きに湾曲していても良い。開口端が先細とされ一つのエッジを持つこともできる(請求項2参照)。
下向きに開口する容器形状の高圧端子(第1端子)と2次スプールの下端突出部との間に環状の高圧端子(第2端子)を含むことができる(第4発明参照)。第2端子の外周縁の外径は第1端子の底壁部の外径よりも小さく、開口端が底壁部に当接することが望ましい(請求項14参照)。
(ニ)ばねケース
ばねケースは高圧端子を保持する上端円筒部を備えている。軸方向で上端円筒部が2次スプールの下端突出部と重複する場合としない場合とがあり、上端円筒部は半径方向で2次スプールの下端突出部の外側に位置している。第4発明では、上端円筒部は第2端子の外周縁よりも上方まで延びることができる(請求項16参照)。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施例>
(構成)
図1に示す第1実施例のスティック形点火コイルは軸方向中間部のコイル部10、その一端(下端)側の高圧タワー部、及びその他端(上端)側の制御部60から成る。コイル部10はエンジンヘッドのプラグホール(不図示)に挿入され、下端の高圧タワー部(不図示)を介して点火プラグに接続されている。上端の制御部60がエンジンヘッドカバーの上面に着座している。
コイル部10では、中心から外周側に向かって順に中心コア11、2次コイル13、1次コイル21、ケース25、及び外周コア32が配置されている。中心コア11は磁性材からなり、全体として丸棒形状を持つ。2次コイル13は絶縁性で有底円筒形状の2次スプール14とその外周面に巻かれた2次巻線15とを含む。2次スプール14の底部17から下方に突出した円筒部18が形成されている(図2参照)。2次コイル13の外周側にこれと同心的に配置された1次コイル21は、絶縁性で円筒形状の1次スプール22とその外周面に巻かれた1次巻線23とを含む。
絶縁材から成るケース25はコイルケース部26と、コイルケース部26と一体のばねケース部35とを含む。円筒形状のコイルケース部26は中間部27、上端部28及び下端部29とを有し、中間部27の外周面に断面C字形状の外周コア32が半径方向で中心コア11と対向して装着されている。コイルケース部26の上端部28は後述する頭部ケース61に圧入されている。
図1の要部拡大図である図2(a)及びその模式図である図2(b)に示すように、下端部29に連なるばねケース部35は上端の円筒部36、下端の保持部37及び中間の結合部38を含む。円筒部36の内径は上記2次スプール14の円筒部18の外径よりも少し大きく、また両者は軸方向(高さ方向)で少し重複している。なお、図2(b)の模式図では、図2(a)の部材のうち発明に直接関係する部材のみを模式的に示している。
円筒部18と36との間に高圧端子40が配置されている。高圧端子40は銅合金の円板素材の絞り加工により得たもので、円形状の底壁部41と、その周縁から直角に立ち上がり軸方向下方に延びた周壁部44とを含む。底壁部41の中心に少し上方にくぼんだ円錐形状の凸部42が形成され、周壁部44の上端が上方に開口し開口端45は少し半径方向外向きに湾曲している。
周壁部44の内周面が2次スプール14の円筒部18の外周面に嵌合され、開口端45が円筒部18とフランジ部19との環状隅部20に当接している。フランジ部19の外周に軸方向下向きに突出した環状の突出部19aが形成されている。底壁部41の上面が円筒部18の下面に接触し、凸部42が中空孔に入り込んでいる。保持部37に保持されたばね48の上端が高圧端子40の底壁部41に接触し、下端が点火プラグ(不図示)に弾性的に接続されている。
図1に戻って、保持部37に高圧タワー部の円筒形状のプラグキャップ51の上端の圧入部52が圧入されている。制御部60は頭部ケース61とイグナイタ65とを含む。頭部ケース61は収容部62,圧入部63及びコネクタ部64等を有する。
2次巻線15とその外周側の1次スプール22との間のすきま、1次巻線23とその外周側のコイルケース部26との間のすきま、2次スプール14の円筒部18とばねケース35の円筒部36との間の空間、及びイグナイタ65と収容部62との間の空間に絶縁樹脂70及び72が充填されている。
(組付け)
次に、この点火コイルの組付けについて説明する。円筒部18に高圧端子40が取り付けられた2次スプール14の中空孔に上方開口から中心コア11を挿入し、その下端を2次スプール14の底部17に当接させる。中心コア11及び2次コイル13を1次スプール22の中空孔に挿入する。
次に、中心コア11、2次コイル13と1次コイル21との一体物を、2次スプール14の円筒部18が円筒部36に当接するまでコイルケース部26内に挿入する。その先又は後に、横断面C字形状の外周コア32の対向縁を拡開してコイルケース26の中間部27に装着する。挿入に伴ない高圧端子40の周壁部44が円筒部18と36とで挟まれ、湾曲した開口端45が円筒部18とフランジ部19との付け根の環状隅部20に当接する。こうしてコイル部10の組付けが終了する。続いて、コイル部10の下端に高圧タワー部のプラグキャップ51を取り付ける。その際、コイルケース部26の円筒部36にばね48を挿入し、保持部37にプラグキャップ51の圧入部52を圧入すると、ばね48の上端が高圧端子40の底壁部41の下面に接触する。
次に、イグナイタ65及び端子66等が予めセットされた頭部ケース61の圧入部63の内周側に、外周コア32の上端部及びコイルケース部26の上端部28を圧入する。2次巻線15及び1次巻線23と端子66等とを接続した後、頭部ケース61からエポキシ樹脂を注入する。エポキシ樹脂はまず頭部ケース61のイグナイタ65の周辺の空間を充填される。その後、コイルケース26に進入し、2次巻線15と1次スプール22との間のすきま、2次スプール14とコイルケース部26の円筒部36との間のすきまに充填される。その際、2次スプール14の円筒部18とばねケース35の円筒部36との間のすきまを流通する。エポキシ樹脂は加熱されると硬化して頭部ケース61内の絶縁樹脂70及びコイル部10内の絶縁樹脂72になる。
(作用効果)
この点火コイルの作用は公知であり、また本発明の特徴と直接関係ないので、説明を割愛する。この点火コイルによれば、第1に高圧端子40の開口端45の周囲の絶縁樹脂72にクラックが発生しにくい。これは、開口端45を半径方向外向きに湾曲させた上で、2次スプールの円筒部18とフランジ部19との環状隅部20に当接させたからである。
即ち、図2(a)(b)から明らかなように、開口端45は若干半径方向外向きに湾曲しているので、外側エッジにも内側エッジにも応力が集中しにくい。また、開口端45の円筒部18の外周面への当接により両者間に絶縁樹脂が存在しない。さらに、開口端45の円筒部18とフランジ部19の間の環状隅部20へ入り込んでいるので、開口端45が円筒部18から分離しにくく、界面ができにくいからである。
第2に、コイルケース部26とばねケース部35とが一体なので、ケース25の成形が容易である。第3に高圧端子40の底壁部41が円筒部18の中空孔に入り込んだ円錐状の凸部42を持つので高圧端子40の位置決めが確実になる。
<変形例>
図3、図4及び図5に第1実施例の変形例を示す。図3に示す第1変形例では、2次スプール14の底部17のフランジ部19に第1実施例のような環状の突出部19aが形成されておらず、フランジ部19の下面は傾斜面19bとなっている。傾斜面19bの付け根の環状隅部20に高圧端子40の周壁部44の開口端45が接触している。その他の構成は第1実施例と同じである。
図4の第2変形例では、高圧端子100の周壁部101の開口端102が先細にされ、2次スプール14のフランジ部19の下面に当接している。このようにすれば、開口端102のエッジが一つになり、しかもこの一つのエッジはフランジ部19の下面に当接されているので、絶縁樹脂72に上方へのクラックが発生しにくい。
図5に示す第3変形例では、高圧端子40の周壁部44の半径方向外向きに湾曲した開口端45の内側エッジを環状板105に当接させている。この環状板105は2次スプール14よりも柔らかい材料から成り、フランジ部19の下面に押圧されている。このようにすれば、内側エッジが少し環状板105内に喰い込みその周囲に絶縁樹脂が存在しないのでクラックが発生し難い。
<第2実施例>
次に、周壁部の開口端がばねケースの円筒部に当接されている第2実施例について説明する。図6に示すように、2次スプール14は概ね第1実施例と同じ構成である。高圧端子110の底壁部111には中心部に周壁部113と同方向(ここでは上方向)に突出した凸部112が形成され、その高さ(深さ)は周壁部113のそれよりも大きい。周壁部113の外周面がばねケース35の円筒部36の内周面に嵌合され、円筒部36の上端は開口端114よりも上方まで延びている。なお、凸部112と円筒部18との間には少しすきまがある。
第2実施例によれば、高圧端子110の開口端114の外エッジがばねケース35の円筒部36の内周面に当接しているので、両者の間に絶縁樹脂が存在せず、開口端114の周囲の絶縁樹脂72のクラックの発生が防止される。また、開口端114の内側エッジは2次スプール14の円筒部18の外周面に近接しており、両者間に絶縁樹脂はほとんどなく、クラックは発生しにくい。
<変形例>
図7から図13に第2実施例の変形例を示す。図7に示す第1変形例では、高圧端子120の周壁部122はばねケース35の円筒部36に嵌合され、その上端とほぼ同じ高さにあり、開口端123の外エッジが円筒部36に当接している。円筒部18の下端面及び外周面下端寄りと高圧端子120の底壁部121及び周壁部122との間に環状で断面L字形状の中間部材124が介在されている。開口端123の内側エッジがこの中間部材124の外周面に当接している。開口端123の外側エッジが円筒部36に、内側エッジが中間部材124に当接しているので、絶縁樹脂72にクラックが発生し難い。
図8に示す第2変形例では、高圧端子125が底壁部126と周壁部127とから成り、平坦な底壁部126には凹部も凸部も形成されていない。周壁部127がばねケース35の円筒部36の内周面に嵌合され、開口端128の外側エッジが円筒部36の内周面に当接され、内側エッジは円筒部18の外周面に近接している。なお、図9に示す第3変形例のように、2次スプール14の円筒部18の下端に底部130を形成することもできる。
図10に示す第4変形例の高圧端子135は、底壁部136の中央に周壁部137と反対方向(ここでは下方向)に突出した凸部138が形成されている。周壁部137の開口端139の外側エッジはばねケース35の円筒部36の内周面に当接し、内側エッジは2次スプール14の円筒部18の外周面に近接している。図11に示す第5変形例では、2次スプール14の円筒部18の下端から少し上方に後退した部分に底部140が形成され、それよりも下側にくぼみ141が形成されている。高圧端子143は底壁部144と周壁部145とから成り、周壁部145ばねケース35の円筒部36に保持され、開口端146は内周面に当接している。
図12に示す第6変形例では、2次スプール14の円筒部18の下端に底部150が形成されている。周壁部158をばねケース35の円筒部36に保持された高圧端子155の底壁部156に下向きに突出した凸部157が形成されている。開口端159は円筒部36の内周面に当接している。また、図13に示す第7変形例では、2次スプールの円筒部18の中間に底部160が形成されている。周壁部168をばねケース35の円筒部36に保持された高圧端子165の底壁部166に下向きに突出した凸部167が形成されている。開口端169は円筒部36の内周面に当接している。
これら第1変形例から第7変形例でも、第2実施例と同様の効果が得られる。
<第3実施例>
図14に示す本発明の第3実施例では、高圧端子の周壁部の開口端を、2次スプールの下端部とばねケースの上端部とで包囲している。換言すれば、開口端の周囲の絶縁樹脂を2次スプールの下端部とばねケースの上端部とで閉じこめている。即ち、2次スプール14の円筒部18の下半分170は上半分171よりも外径が小さく、両者間に環状の段部173が形成されている。
高圧端子175の周壁部178が下半分170の外周面に嵌合されるとともにばねケース35の円筒部36に嵌合され、周壁部178の開口端179は段部173から少し離れている。底壁部176の凸部177は中空孔内に進入している。ばねケース35の円筒部36が周壁部178の外周面に嵌合され、その上端は段部173に当接している。
第3実施例によれば、開口端179及びその周囲の絶縁樹脂は、円筒部18の下半分170及び段部173と円筒部36とでその周りを囲まれている。そのため、開口端179の外側エッジ及び内側エッジからのクラックの発生が防止される。
<変形例>
図15に示す第3実施例の変形例では、2次スプール14の円筒部18の段部173とばねケース35の円筒部36の上端との間に軸方向の隙間がある(当接していない)。高圧端子180の周壁部182の開口端183が段部173に当接している。ばねケース35の円筒部36が周壁部182の外周面に嵌合されている。
<第4実施例>
図16に本発明の第4実施例を示す。この実施例は高圧端子が容器状の第1端子と、環状の第2端子とから成り、第1端子は開口が下方を向いている。詳述すると、2次スプール14の円筒部18の下端寄りに半径方向(肉厚方向)にエポキシ樹脂用流通孔200が形成されている。第1端子202は底壁部203と周壁部205とを含み、底壁部203の中央に周壁部205と反対方向に突出した凸部204が形成されている。
凸部204の外周面が円筒部18の内周面にゆるく嵌合され、周壁部205の外周面がばねケース35の円筒部36の内周面に嵌合されている。底壁部203と円筒部18の下端との間に介在された環状の第2端子208の内径は凸部204の外径より少し大きく、外径は周壁部204の外径より少し小さい。
なお、円筒部18の下端は第2端子208の上面に接触しており、2次スプール14の内側と外側との間でエポキシ樹脂は両者間を流通できないので、流通孔200を流通する。
第4実施例によれば、容器形状の第1端子202の周壁部204の開口が下方を向き、開口端206の回りに絶縁樹脂72が存在しないので、開口端206のエッジを起点とするクラックは発生しない。なお、第2端子208の外周縁は第1端子202の底壁部203に当接しているので、その回りの絶縁樹脂72にクラックは発生しにくい。
<変形例>
第4実施例の第1変形例として、上記2次スプール14の円筒部18に形成されたエポキシ樹脂の流通孔200の位置は、円筒部18の中間から上端寄りに形成され、第1端子202の凸部204の上端よりも上方に位置することもできる。
図17に示す第2変形例では、2次スプール14の円筒部18の下端寄りに流通孔215が形成されている。第1端子217の底壁部218の中央に周壁部219と同方向(ここでは下方向)に突出する凸部221が形成され、周壁部219がばねケース35の円筒部36に嵌合されている。図18に示す第3変形例の2次スプール14は円筒部18の下端に底部225を有し、この底部225に直径方向に流通孔226が形成されている。第1端子230は下方向に突出する高さが低い凸部232を備えた底壁部231と周壁部233とを含む。
図19に示す第4変形例の2次スプール14は円筒部18下端から上方に後退した部分に底壁部235を有し、それより下方にくぼみ236が形成されている。円筒部18の下端寄りに半径方向の流通孔237が形成されている。第1端子240は底壁部241と周壁部243とを含み、周壁部243がばねケース35の円筒部36に嵌合されている。そして、底壁部241と円筒部18の下端との間に第2端子244が介在されている。
図20に示す第5変形例では、2次スプール14の円筒部18の下端に形成されたフランジ部245に半径方向に延びた流通孔246が形成されている。第1端子250の周壁部253はばねケース35の円筒部36に嵌合されている。第2端子255の外径は第1端子250の底壁部251の外径よりも小さく、第2端子255の外周縁を2次スプール14のフランジ部245が包囲している。
図21に示す第6変形例では、2次スプール14の円筒部18の外周面に円筒形状のスリーブ260が嵌合され、その上端が段部173に当接し、下端は円筒部18と面一である。円筒部18及びスリーブ260に流通孔262が形成されている。第1端子250とスリーブ260との間に介在された第2端子265の外径の値は円筒部18の外径とスリーブ260の外径との間に選択され、外周縁の上側エッジはスリーブ260に、下側エッジは底壁部251に当接されている。
図22に示す第7変形例では、2次スプールの円筒部18の下端に流通孔278が形成され、また第1端子270の周壁部273がばねケース35の円筒部36に嵌合されている。円筒部36は第2端子275よりも上方まで延びている。円筒部18の下端面と底壁部271との間に介在された第2端子255の外周縁の下側エッジが底壁部271に当接し、上側エッジは円筒部36の上端に近接している。
これら第1変形例から第7変形例でも、第4実施例と同様の効果が得られる。
本発明の第1実施例によるスティック形点火コイルを示す縦断面図である。 (a)は図1の要部拡大図、(b)は(a)の模式図である。 第1実施例の第1変形例を示す要部断面図である。 同じく第2変形例を示す要部断面図である。 同じく第3変形例を示す要部断面図である。 第2実施例の点火コイルを示す要部断面図である。 第2実施例の第1変形例を示す要部断面図である。 同じく第2変形例を示す要部断面図である。 同じく第3変形例を示す要部断面図である。 同じく第4変形例を示す要部断面図である。 同じく第5変形例を示す要部断面図である。 同じく第6変形例を示す要部断面図である。 同じく第7変形例を示す要部断面図である。 第3実施例の点火コイルを示す要部断面図である。 第3実施例の変形例を示す要部断面図である。 第4実施例の点火コイルを示す要部断面図である。 第4実施例の第2変形例を示す要部断面図である。 同じく第3変形例を示す要部断面図である。 同じく第4変形例を示す要部断面図である。 同じく第5変形例を示す要部断面図である。 同じく第6変形例を示す要部断面図である。 同じく第7変形例を示す要部断面図である。 (a)は従来例を示す縦断面図、(b)はその要部模式図である。
符号の説明
10:コイル部 13:2次コイル
14:2次スプール 15:2次巻線
18:下端突出部 19:フランジ部
20:環状隅部 21:1次コイル
22:1次スプール 23:1次巻線
25:ケース 26:コイルケース
35:ばねケース 36:上端円筒部
40:高圧端子 41:底壁部
44:周壁部 45:開口端
72:絶縁樹脂

Claims (17)

  1. 中心コアの外周側に配置され2次スプールに2次巻線を巻いて成る2次コイルと、
    前記2次コイルの外周側に配置され1次スプールに1次巻線を巻いて成る1次コイルと、
    前記1次コイルの外周側に配置されたコイルケースと、
    上方に開口した容器形状を持ち前記2次コイルの下端部に取り付けられ、前記2次巻線の一端が接続された高圧端子と、
    前記高圧端子と点火プラグとを導通させるばねを保持したばねケースと、
    前記コイルケース内のすきまに充填された絶縁樹脂と、から成り、
    前記高圧端子の開口端を前記2次スプールの下端突出部の環状隅部に当接させたことを特徴とするスティック形点火コイル。
  2. 前記高圧端子の前記開口端は半径方向外向きに湾曲し、又は先細になっている請求項1に記載の点火コイル。
  3. 前記2次スプールの下端突出部の前記環状隅部は、円筒部の外周面とフランジ部の下面とで区画されている請求項2に記載の点火コイル。
  4. 前記コイルケースと前記ばねケースとは一体をなしている請求項3に記載の点火コイル。
  5. 中心コアの外周側に配置され2次スプールに2次巻線を巻いて成る2次コイルと、
    前記2次コイルの外周側に配置され1次スプールに1次巻線を巻いて成る1次コイルと、
    前記1次コイルの外周側に配置されたコイルケースと、
    一端が点火プラグに接触するばねを保持したばねケースと、
    上方に開口した容器形状を持ち前記ばねケースの上端部に取り付けられ、前記2次巻線の一端が接続され前記ばねの他端に接触する高圧端子と、
    前記コイルケース内のすきまに充填された絶縁樹脂と、から成り、
    前記高圧端子の開口端を前記ばねケースの上端円筒部の内周面に当接させたことを特徴とするスティック形点火コイル。
  6. 前記高圧端子の開口端は軸方向で前記ばねケースの上端円筒部の上端よりも下方に位置している請求項5に記載の点火コイル。
  7. 前記高圧端子の開口端はさらに、前記2次スプールの下端突出部に取り付けられた中間部材の外周面に当接されている請求項5に記載の点火コイル。
  8. 前記コイルケースと前記ばねケースとは一体をなしている請求項6又は7に記載の点火コイル。
  9. 中心コアの外周側に配置され2次スプールに2次巻線を巻いて成る2次コイルと、
    前記2次コイルの外周側に配置され1次スプールに1次巻線を巻いて成る1次コイルと、
    前記1次コイルの外周側に配置されたコイルケースと、
    一端が点火プラグに接触するばねを保持したばねケースと、
    上方に開口した容器形状を持ち前記2次コイルの下端部及び/又は前記ばねケースの上端部に取り付けられ、前記2次巻線の一端が接続され前記ばねの他端に接触する高圧端子と、
    前記コイルケース内のすきまに充填された絶縁樹脂と、から成り、
    前記高圧端子の開口端を前記2次スプールの下端突出部と前記ばねケースの上端円筒部とで囲んだことを特徴とするスティック形点火コイル。
  10. 前記高圧端子の開口端は前記下端突出部と前記上端円筒部とで挟まれている請求項9に記載の点火コイル。
  11. 前記高圧端子の開口端は前記2次スプールの下端突出部の下方を向いた環状段部に当接し、前記ばねケースの上端円筒部の上端が該開口端に近接している請求項9に記載の点火コイル。
  12. 前記コイルケースと前記ばねケースとは一体をなしている請求項10又は11に記載の点火コイル。
  13. 中心コアの外周側に配置され2次スプールに2次巻線を巻いて成る2次コイルと、
    前記2次コイルの外周側に配置され1次スプールに1次巻線を巻いて成る1次コイルと、
    前記1次コイルの外周側に配置されたコイルケースと、
    一端が点火プラグに接触するばねを保持したばねケースと、
    下方に開口した容器形状を持ち前記ばねケースの上端部に取り付けられ、前記2次巻線の一端が接続され前記ばねの他端に接触する第1端子を含む高圧端子と、
    前記コイルケース内のすきまに充填された絶縁樹脂と、から成り、
    前記高圧端子の開口端を前記絶縁樹脂が充填されていない部分に位置させたことを特徴とするスティック形点火コイル。
  14. 前記第1端子の周壁部は前記ばねケースの上端円筒部の内周面に保持されている請求項13に記載の点火コイル。
  15. 前記高圧端子は更に、その底壁部と前記2次スプールの下端突出部との間に介在された環状の第2端子を含み、該第2端子の外周縁は前記2次スプールの下端突出部と前記第1端子の底壁部との間に位置している請求項14に記載の点火コイル。
  16. 前記ばねケースの上端円筒部の上端は前記第2端子より上方まで延びている請求項15に記載の点火コイル。
  17. 前記コイルケースと前記ばねケースとは一体をなしている請求項16に記載の点火コイル。
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