JP2006053190A - ポリイミド樹脂無端ベルト及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1の発明として、ベルト内部全体に残留する溶媒が1.5質量%〜5.0質量%であり、且つベルト外周表面から膜厚方向へ3μm以内の領域に存在する溶媒が0.1質量%以下であることを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルト。第2の発明として、ベルト内部全体に残留する溶媒が1.5質量%〜5.0質量%であり、且つJIS K7127(1999)に規定される引張弾性率が6.0GPa以上であることを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルト。
【選択図】なし
Description
即ち、第1の発明は、環境の変化や長期間の使用に対しても変形が少ない高弾性率と、小さなキズや折れによっても割れにくく、曲率の小さな感光体を用いてもニップ追従性が良いために転写性を損なうことのない可撓性と、を兼ね備え、また、高速適用性、耐久性、強度に優れると共に、繰り返しの使用によっても部分的な抵抗低下をおこさないポリイミド樹脂無端ベルトを低コストで提供することを目的とする。
また、第2の発明は、上記高弾性率と、可撓性と、を兼ね備え、また、高速適用性、耐久性、強度に優れると共に、中間転写ベルト等に用いた場合に、カラーレジの発生を防止し、高品質な画像を得ることができるポリイミド樹脂無端ベルトを低コストで提供することを目的とする。
更に、本発明は、上記ポリイミド樹脂無端ベルトを中間転写ベルト等として用いた画像形成装置を低コストで提供することを目的とする。
これらより鋭意検討の結果、前記課題の解決のため、下記の本発明を完成するに至った。
<1> ベルト内部全体に残留する溶媒が1.5質量%〜5.0質量%であり、且つベルト外周表面から膜厚方向へ3μm以内の領域に存在する溶媒が0.1質量%以下であることを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルトである。
<3> ベルト内部全体に残留する溶媒が1.5質量%〜5.0質量%であり、且つJIS K7127(1999)に規定される引張弾性率が6.0GPa以上であることを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルトである。
<5> 9.8Nの荷重をかけて行うMIT試験法による耐折回数が3000回以上であることを特徴とする前記<1>〜<4>のいずれか1項に記載のポリイミド樹脂無端ベルトである。
<6> 前記<1>〜<5>のいずれか1項に記載のポリイミド樹脂無端ベルトを有することを特徴とする画像形成装置である。
また、上記第2の発明によれば、上記高弾性率と、可撓性と、を兼ね備え、また、高速適用性、耐久性、強度に優れると共に、中間転写ベルト等に用いた場合に、カラーレジの発生を防止し、高品質な画像を得ることができるポリイミド樹脂無端ベルトを低コストで提供することができる。
更に、本発明によれば、上記ポリイミド樹脂無端ベルトを中間転写ベルト等として用いた画像形成装置を低コストで提供することができる。
本発明における第1のポリイミド樹脂無端ベルト(請求項1に記載のポリイミド樹脂無端ベルトをさし、本明細書において、単に「第1の発明」ということがある。)は、ベルト内部全体に残留する溶媒が1.5質量%〜5.0質量%であり、且つベルト外周表面から膜厚方向へ3μm以内の領域に存在する溶媒が0.1質量%以下であることを特徴とする。
また、第2のポリイミド樹脂無端ベルト(請求項3に記載のポリイミド樹脂無端ベルトをさし、本明細書において、単に「第2の発明」ということがある。)は、ベルト内部全体に残留する溶媒が1.5質量%〜5.0質量%であり、且つJIS K7127(1999)に規定される引張弾性率が6.0GPa以上であることを特徴とする。
尚、以下において、第1の発明及び第2の発明の両者をさす場合には、単に「本発明のポリイミド樹脂無端ベルト」という。
従来、ベルトの電気抵抗の低下を防止するため、ベルト中の残留溶媒をできる限り除去していたが、そのためにはベルトを高温で長時間処理するか、或いはベルトの表裏面両側から加熱乾燥させるなどの工程を経なければならず、コストアップになるのみならず、加熱させすぎることによってベルトが劣化してしまうという問題があった。本発明者らは、ポリイミド樹脂無端ベルト中の残留溶媒がベルトに可撓性をもたらすことに着目すると共に、ベルトの表面(転写面)付近の残留溶媒が少なければ抵抗低下を防止できることを解明した。
第1の発明においては、ベルトの外周表面及び内周表面の、JIS B0601(2001)に規定される表面粗さRaが0.2μm以下であることが好ましい。ベルトの外周表面或いは内周表面のどちらか一方でも表面粗さRaが0.2μmを超えるものであると、電界の集中が起きやすくなり、抵抗低下の発生要因となる。また、より抵抗の維持性が向上する観点から、両面ともRaが0.1μm以下であることがより好ましく、0.05μm以下であることが特に好ましい。尚、特に制限されるわけではないが、ベルトと金型との密着性が強まりすぎ、脱型しにくくなるという観点から、下限は0.01μm以上であることが一般的である。
第2の発明においては、JIS K7127(1999)に規定される引張弾性率が6.0GPa以上であることを特徴とする。6.0GPa以上の高弾性率を有することにより、強い張力を掛けて高速回転させてもベルトの周長が伸びることなく、例えば中間転写ベルトに用いた場合でも、カラーレジ(中間転写ベルトの変形による転写位置のズレ)の小さな高品質の画像を得ることができる。尚、7.0GPa以上であることがより好ましく、8.0GPa以上であることが特に好ましい。また、特に制限されるわけではないが、画像形成装置内でのベルトの回転をスムーズに行い、蛇行制御機構などを有効に作動させるという観点から、上限は10GPa以下であることが一般的である。
第2の発明においては、安定した回転走行を実現し、中間転写ベルト等として用いたときのカラーレジの発生を防止する目的から、張力を掛けた状態での吸湿膨張率が小さいことが好ましい。
吸湿膨張率の測定は、以下の手順でおこなう。39.2N(4kgf)の張力を掛けたベルトを、35℃で20%RHに24時間放置した後、その環境下においたままベルトの周長を測定し、次に35℃で85%RHに24時間放置した後、その環境下においたままベルトの周長を測定する。これを3回繰り返し、35℃で20%RHの平均周長と35℃で85%RHの平均周長を求め、それらの差分を算出し、湿度に対する周長の変化の比率を求め、ベルトの吸湿膨張率とする。
本発明のポリイミド樹脂無端ベルトは、その効果として十分な可撓性を有する。可撓性が小さいと、画像形成装置内でベルトが蛇行したときに、端部に無理な力が加わり、ベルト割れの原因となる。また、小さな折れやキズをきっかけとして、簡単にベルト破断を生じさせてしまう。さらに、中間転写ベルトとして用いた場合に、1次転写部で、感光体と転写ロール間のニップに追従性が悪くなり、細線の転写性が悪くなるなど、画質不良を生じさせる。
また、本発明のポリイミド樹脂無端ベルトは、導電性フィラーを含有し、表面抵抗率の常用対数値が9.0〜13.0(logΩ/□)の範囲内であることが好ましく、10.0〜12.0(logΩ/□)の範囲内であることがより好ましい。
尚、本発明のポリイミド樹脂無端ベルトに用いる前記導電性フィラーの種類と添加量については後述する。
本発明のポリイミド樹脂無端ベルトは、ポリイミド前駆体溶液を調製するポリイミド前駆体溶液調製工程と、ポリイミド前駆体溶液を円筒成形管の外周面又は内周面に塗布してポリイミド前駆体塗膜を形成するポリイミド前駆体塗膜形成工程と、前記ポリイミド前駆体塗膜を加熱によりイミド転化させてポリイミド皮膜を形成するポリイミド皮膜形成工程と、を経ることにより製造することができ、また、必要に応じて他の工程を経ることができる。
以下、本発明のポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法を工程毎に分けて詳細に説明する。
本発明の無端ベルトはポリイミド樹脂を主成分とする。ポリイミド樹脂は、高引張弾性率材料であることから、駆動時に、支持ロール、クリーニングブレード等の応力による変形が少ないので、前述の第2のポリイミド樹脂無端ベルトの説明においても記載したように、カラーレジ等の画像欠陥が生じにくい。尚ここで、主成分とは、無端ベルトの全固形分中65質量%以上含有されている成分をさす。
ポリイミド樹脂は、ポリイミド前駆体を加熱しイミド化反応させることによって得られる。ポリイミド前駆体は、通常、略等モルのテトラカルボン酸二無水物或いはその誘導体と、ジアミンとを溶媒中で重合反応させてポリアミド酸溶液として得られる。
また、より高弾性率を得る材料として、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物等がより好ましく用いられる。
また、より好ましくは、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、1,5−ジアミノナフタレン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン等が挙げられ、特には、p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルが好ましく用いられる。
上記より得たポリイミド前駆体溶液を、円筒成形管の外周面又は内周面に塗布することにより、ポリイミド前駆体塗膜を形成する。該塗布の方法としては、例えば、ポリイミド前駆体溶液を円筒成形管の内周面に塗布する方式や、更に遠心成型をおこなう方式、或いは、外周面に浸漬する方式などの適宜な方式で行うことができる(特開昭61−95361号公報、特開昭64−22514号公報、特開平3−180309号公報等参照)。
一方、円筒成形管の外周面に塗布を行う場合には、上記と同様にポリイミド樹脂無端ベルトの内周面の粗さを決定するため、該円筒成形管の外周面の表面粗さRaは、0.2μm以下であることが好ましい。
図2において、円筒成形管21を矢印Aの方向に回転させながら、ポリイミド前駆体溶液26を容器24から、ノズル25を通して流下させる。このとき加圧装置27によってポリイミド前駆体溶液26に吐出圧力が掛けられる。加圧装置27の方式には特に制限はなく、具体的には、圧縮空気や高粘度液対応のモーノポンプ等が用いられる。ノズル25は、容器24に取り付けてもよいが、両者を離して管で連結し、容器24を別置きに固定してもよい。また、ノズル25の吐出口の大きさ・形状にも制限はなく、所定粘度のポリイミド前駆体溶液を、所定圧力のもとで、所定速度で吐出できるものとする。ノズル25はポリイミド前駆体溶液26を吐出しながら矢印Bの方向に進み、らせん状の塗布をおこなう。ノズル25と円筒成形管21の距離は任意でよく、0.5mm〜100mm程度が好ましい。
このように円筒成形管の内周面にポリイミド前駆体溶液を塗布した場合は、円筒成形管21を高速回転させる遠心成形法によって塗膜の膜厚を平坦化させることが可能である。また、高速回転させなくても、ポリイミド分子をさらに円周方向に配向させる目的を兼ねて、ヘラ28で、塗布面表面を円周方向にらせん状に擦りながらせん断力を与え、膜厚を平坦化させることも可能である。へら28は、ポリイミド前駆体溶液26に侵されない材料、例えば、ポリエチレンやフッソ樹脂等のプラスチックや真鍮、ステンレス等の金属の薄い板から成ることが好ましく、弾力性を有することが好ましい。ヘラ28を通過した直後は筋が残ることがあるが、円筒成形管21を回転させ続けると、液の流動性により、筋は時間と共に消滅する。ノズル25とヘラ28は連動させて塗布することもできる。
流下したポリイミド前駆体溶液46は、へら48により平坦化される。へら48の材質としては、前記図2の説明におけるものと同様のものが挙げられる。これを、例えば幅10〜50mm程度に成形し、軽く円筒成形管41外周に押し当てる。ポリイミド前駆体溶液が通過すれば、へら48は円筒成形管41からある隙間をもって離れ、その際にポリイミド前駆体溶液を押し広げるのである。このとき、ポリイミド前駆体溶液の厚みを制御する。
本発明のポリイミド樹脂無端ベルトにおいては、ベルト中に残留する溶媒量を1.5質量%〜5.0質量%とする必要があり、また、第2のポリイミド樹脂無端ベルトにおいては更に、ベルト外周表面から膜厚方向へ3μm以内の領域に存在する溶媒量を0.1質量%以下とする必要がある。そのためには、ポリイミド樹脂の種類によって詳細は異なるものの、イミド化反応開始温度(240℃〜280℃)まで急速に加熱し、短時間でイミド化反応を終了させた後、急速に冷却する必要がある。
このようにして得られたポリイミド皮膜を、必要な幅にカットして、本発明のポリイミド樹脂無端ベルトを得ることができる。
本発明の画像形成装置は、前記本発明のポリイミド樹脂無端ベルトを有することを特徴とする。
また第2の形態として、上記高弾性率と、可撓性と、を兼ね備え、また、高速適用性、耐久性、強度に優れると共に、中間転写ベルト等に用いた場合に、カラーレジの発生を防止し、高品質な画像を得ることができる第2のポリイミド樹脂無端ベルトを、例えば、中間転写ベルト、転写搬送ベルト等として用いているため、上記同様該ベルトの寿命が長く、且つ、高品質な画像が得られる画像形成装置を低コストで提供することができる。
前記本発明のポリイミド樹脂無端ベルトは、例えば、電子写真方式の画像形成装置の中間転写ベルト、転写搬送ベルト等に用いることができる。また、それらの中でも中間転写ベルトとして用いた場合には、特に、その効果を有効に発揮することができる。
前記画像形成装置は、各色(本例では4色)毎に設けられた感光体ドラム(潜像担持体)69と、この感光体ドラム69からトナー像を転写させるために各感光体ドラム69に接触する中間転写ベルト76とを有する。
感光体ドラム69は光の照射によって抵抗値が低下する感光層を備えたものであり、各感光体ドラム69の周囲には、感光体ドラム69を帯電する帯電装置73と、帯電された感光体ドラム69上に各色成分の静電潜像を書込む露光装置68と、感光体ドラム69上に形成された各色成分潜像を各色成分トナーにて可視像化する現像装置75と、前記中間転写ベルト76と、感光体ドラム69上の残留トナーを除去するクリーニング装置(感光体クリーナー)74とが配設されている。
また、露光装置68は感光体ドラム69上に光によって像を書込めるものであればよく、本例では、例えばLEDを用いたプリントヘッドが用いられるが、これに限られるものではなく、ELを用いたプリントヘッドでも、レーザビームをポリゴンミラーでスキャンするスキャナなど適宜選定して差し支えない。
更に、現像装置75は各色成分トナーが収容された現像器を搭載したものであり、例えば感光体ドラム69上で露光によって電位が低下した部分に各色成分トナーを付着させるものであれば適宜選定して差し支えなく、使用するトナーも形状、粒径など特に制限はなく、感光体ドラム69上の静電潜像上に正確にのるものであればよい。
更にまた、クリーニング装置74については、感光体ドラム69上の残留トナーを除去するものであれば、ブレードクリーニング方式を採用したもの等適宜選定して差し支えない。但し、転写率の高いトナーを使用する場合にはクリーニング装置74を使用しない態様もあり得る。
更に、中間転写ベルト76のバックアップロール63に対向した部位には、二次転写装置としての二次転写ロール65が対向配置されており、例えば二次転写ロール65に所定の二次転写バイアスが印加され、バックアップロール63が接地されている。
更にまた、中間転写ベルト76の駆動ロール71に対向した部位には、ベルト上に残留したトナーを除去するクリーニング装置(転写クリーナー)72が配設されており、このクリーニング装置72には所定のクリーニングバイアスが印加され、駆動ロール71が接地されている。
また、用紙などの記録媒体66は、供給トレイ67に収容されており、そこから二次転写部位に供給されて二次転写され、その後定着ロール62へ搬送されて定着され、画像形成装置外へ排出されるようになっている。
(実施例1)
[ポリイミド樹脂無端ベルトの作製]
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とp−フェニレンジアミンとをN−メチル−2−ピロリドン中で合成した18%濃度のポリイミド前駆体溶液を用意し、その中にカーボンブラック(SPECIAL BLACK 4、Degussa社製)の所定量を、サンドミルを用いて室温で6時間分散させ、カーボンブラックが分散しているポリイミド前駆体溶液を調製した。該ポリイミド前駆体溶液の粘度は、室温で30Pa・sであった。
その後、−8℃/分で円筒成形管41を急速冷却させ、110℃になったところでオーブンから取り出し、そのまま室温まで放置した。
円筒成形管41から外したカーボンブラック分散ポリイミド皮膜の幅を350mmに切り揃え、ポリイミド樹脂製の半導電性無端ベルトとした。
また、得られたベルトの外周面(転写面)と内周面(裏面)の表面粗さRaを、前述した方法で測定したところ、外周面、内周面ともに0.05μmであった。
また、得られたベルトの可撓性を評価するため、前述のMIT試験法による耐折回数を測定したところ、3085回であった。
また、得られたベルトの表面抵抗率を前述の方法により測定したところ、その常用対数値は、10.6LogΩ/□であった。
上記より得られたベルトを、図4に示すタンデム型画像形成装置に中間転写ベルトとして取り付け、以下の評価を行った。
−カラーレジ評価−
テスト画像を繰り返しプリントし、以下の基準より評価を行った。
○:繰り返しのプリントに対してもカラーレジ(色ズレ)が発生しない。
×:繰り返しのプリントに対してカラーレジ(色ズレ)が発生した。
テスト画像をプリントし、以下の基準よりプロセス方向細線部分の転写性の評価を、目視観察にて行った。
○:プロセス方向細線の転写性に問題はなく、良好なプリント画像が得られた。
×:プロセス方向細線部分が転写不良を起こし、破線となった。
得られたベルトを取り付けた上記画像形成装置を10℃、15%RHの温湿度環境下に置き、葉書サイズの用紙を用いて、連続30000枚のハーフトーン画像のプリントを行った。そして、ベルト上の用紙接触(通過)部分と非接触(非通過)部分の表面抵抗率の測定を行い、その差分を計算したところ、0.4LogΩ/□であった。
[ポリイミド樹脂無端ベルトの作製]
ポリイミド前駆体溶液(18%濃度)の成分として3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルとをN−メチル−2−ピロリドン中で合成したものを用いたこと以外は、実施例1と同様に、ポリイミド樹脂製の半導電性無端ベルトを作製した。
また、得られたベルトの外周面(転写面)と内周面(裏面)の表面粗さRaを、前述した方法で測定したところ、外周面、内周面ともに0.05μmであった。
また、MIT試験法による耐折回数を測定したところ4320回であり、表面抵抗率は11.9LogΩ/□であった。
得られたベルトについて実施例1と同様に評価を行ったところ、カラーレジは発生せず、また転写性も良好であった。また、抵抗低下試験を行ったところ、その値は0.2LogΩ/□であった。
[ポリイミド樹脂無端ベルトの作製]
円筒成形管の外周表面をガラスビーズによってブラスト加工し、表面粗さRa1.5μmとした以外は、実施例1と同様にポリイミド樹脂製の半導電性無端ベルトを作製した。
また、得られたベルトの外周面(転写面)と内周面(裏面)の表面粗さRaを、前述した方法で測定したところ、外周面は0.14μmであり、内周面は1.5μmであった。
また、MIT試験法による耐折回数を測定したところ3050回であり、表面抵抗率は10.5LogΩ/□であった。
得られたベルトについて実施例1と同様に評価を行ったところ、カラーレジは発生せず、また転写性も良好であった。
また、抵抗低下試験を行ったところ、その値は0.8LogΩ/□であり、用紙接触部分の抵抗値が若干悪化していた。試験終了後にハーフトーン画像をプリントしたところ、試験で用いた用紙が走行した部分(用紙接触部分)のプロセス方向の濃度が、試験用紙の幅に合わせて若干低下していた。
[ポリイミド樹脂無端ベルトの作製]
実施例1と同様のカーボンブラック分散ポリイミド前駆体溶液を用意した。該ポリイミド前駆体溶液を、図2に示すように、軸方向を水平にして20rpmで回転させている円筒成形管21の内周面に、容器24から口径3mmのノズル25を通して、エア圧0.6MPaにて、15ml/分の流量で押出し、次いで、ノズル25とへら28を60mm/分の速度で、矢印Bの方向に移動させて塗布した。尚、塗布の際には、円筒成形管21の両端に10mmずつの不塗布部分を設けた。そして、円筒成形管21の両端部に蓋をし、水平のまま、600rpmで20分間遠心成形をおこなうことによって、ポリイミド前駆体塗膜を形成した。
塗布終了後は、実施例1と同様に加熱、冷却をおこない、ポリイミド樹脂製の半導電性無端ベルトを作製した。
また、得られたベルトの外周面(転写面)と内周面(裏面)の表面粗さRaを、前述した方法で測定したところ、外周面、内周面ともに0.05μmであった。
また、MIT試験法による耐折回数を測定したところ3210回であり、表面抵抗率は10.5LogΩ/□であった。
得られたベルトについて実施例1と同様に評価を行ったところ、カラーレジは発生せず、また転写性も良好であった。
しかし、抵抗低下試験を行ったところ、その値は1.5LogΩ/□であり、用紙接触部分の抵抗値が非常に悪化していた。試験終了後にハーフトーン画像をプリントしたところ、試験で用いた用紙が走行した部分(用紙接触部分)のプロセス方向の濃度が、試験用紙の幅に合わせて低下していた。
[ポリイミド樹脂無端ベルトの作製]
比較例1と同様に作製したベルトを、実施例1で用いた円筒成形管に差込み、8℃/分の速度で340℃まで再加熱し、10分間加熱保持した後、−8℃/分で室温まで急速冷却させた。
得られたベルトの外周面(転写面)と内周面(裏面)の表面粗さRaを、前述した方法で測定したところ、外周面、内周面ともに0.05μmであった。
得られたベルトのMIT試験法による耐折回数を測定したところ120回であり、表面抵抗率は9.8LogΩ/□であった。
得られたベルトについて実施例1と同様に評価を行ったところ、カラーレジは発生しなかったが、転写性評価においては、プロセス方向細線の一部が転写不良をおこし破線となった。
また、抵抗低下試験を行ったところ、その値は0.2LogΩ/□であった。
[ポリイミド樹脂無端ベルトの作製]
3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とp-フェニレンジアミンとをN−メチル−2−ピロリドン中で合成した18%濃度のポリイミド前駆体溶液を用意し、その中にカーボンブラック(SPECIAL BLACK 4、Degussa社製)の所定量を、サンドミルを用いて室温で6時間分散させ、カーボンブラックが分散しているポリイミド前駆体溶液を調製した。該ポリイミド前駆体溶液の粘度は、室温で30Pa・sであった。
さらに水平のままオーブンに入れ、6rpmで回転させながら8℃/分の速度で250℃まで加熱し、そのまま20分間保温した後、回転を止め、1.5℃/分の速度で320℃まで再加熱し、320℃に達したところで10分間保持して、カーボンブラック分散ポリイミド樹脂皮膜を形成した。
円筒成形管21から外したカーボンブラック分散ポリイミド樹脂皮膜の幅を350mmに切り揃え、ポリイミド樹脂製の半導電性無端ベルトとした。
得られたベルトについて、JIS K7127(1999年)に規定される引張り弾性率を、前述した方法によって測定したところ7.2GPaであった。
また、MIT試験法による耐折回数を測定したところ、3320回であった。
得られたベルトから、幅25.4mm、長さ210mm(測定長さ149mm)の試験片を切り出し、前述した方法で、吸湿膨張率を測定したところ、14.5ppm/%RHであった。
また、表面抵抗率は11.4LogΩ/□であった。
上記より得られたベルトを、図4に示すタンデム型画像形成装置に中間転写ベルトとして取り付け、以下の評価を行った。
−カラーレジ評価−
実施例1と同様の方法、及び基準より評価を行った。
実施例1と同様の方法、及び基準より評価を行った。
得られたベルトの端部に意識的にキンクを作り(ベルト端部を図5のように摘んでベルト周方向と平行する5mm程度のキンクを発生させる)、そのベルトを上記と同様に図4に示すタンデム型の画像形成装置に中間転写ベルトとして取り付け、下記の基準よりベルト割れ評価を行った。
○:連続して1000枚のテストプリントをした後も、問題なく良好なプリント画像を得ることができた。
×:連続して1000枚のテストプリントをしたところ、キンクの部分からベルト割れが観察された。
××:キンクを作ろうとしたところ、その場でベルトが割れた。
得られたベルトを20mm角に切り取り、有機感光体上にセロテープ(登録商標)で貼り付け、35℃で48時間放置し、以下の基準よりブリード評価を行った。
○:感光体上に、特に変質等は認められない。
×:感光体上に、試験片の形状に沿って目視で観察できる変質が認められた。
イミド化のための加熱工程において、最終到達温度320℃で40分間加熱を保持した以外は、実施例4と同様にポリイミド樹脂製の半導電性無端ベルトを作製した。
得られたベルトについて実施例4と同様に評価を行ったところ、カラーレジは発生せず、また転写性も良好であった。更に、ベルト割れは発生せず良好なプリント画像が得られ、ブリード評価における感光体上の変質等も認められなかった。
イミド化のための加熱工程において、最終到達温度を330℃とし60分間加熱を保持した以外は、実施例4と同様にポリイミド樹脂製の半導電性無端ベルトを作製した。
得られたベルトについて実施例4と同様に評価を行ったところ、カラーレジは発生しなかったが、転写性評価においては、プロセス方向細線の一部が転写不良をおこし破線となった。更に、ベルト割れ評価においては、連続1000枚プリントしたところ、プリント終了後に、キンクの部分からベルトが割れ始めていることが観察できた。尚、ブリード評価における感光体上の変質等は認められなかった。
イミド化のための加熱工程において、最終到達温度を350℃とし120分間加熱を保持した以外は、実施例4と同様にポリイミド樹脂製の半導電性無端ベルトを作製した。
得られたベルトについて実施例4と同様に評価を行ったところ、カラーレジは発生しなかったが、転写性評価においては、プロセス方向細線が転写不良をおこし破線となった。更に、ベルト割れ評価においては、キンクを作ろうとした段階でベルト割れが発生した。尚、ブリード評価における感光体上の変質等は認められなかった。
イミド化のための加熱工程において、最終到達温度を300℃とし、300℃での加熱保持をおこなわず、即冷却を開始した以外は、実施例4と同様にポリイミド樹脂製の半導電性無端ベルトを作製した。
得られたベルトについて実施例4と同様に評価を行ったところ、繰り返しのプリントに対してカラーレジの発生が顕著であった。また転写性は良好であり、ベルト割れも発生しなかったが、ブリード評価において、感光体上に、試験片の形状に沿って目視で観察できる変質が認められた。
尚、ブリードテストに使用した感光体を図4に示すタンデム型画像形成装置に取り付けてハーフトーンのテスト画像をプリントしたところ、感光体上の変質部分と同一形状の白抜けが発生した。
4 折曲げ装置取り付け面
6 折曲げ装置
8 プランジャー
10 つかみ具
21 円筒成形管
24 容器
25 ノズル
26 ポリイミド前駆体溶液
27 加圧装置
28 ヘラ
41 円筒成形管
44 容器
45 ノズル
46 ポリイミド前駆体溶液
47 加圧装置
48 ヘラ
61 トナーカートリッジ
62 定着ロール
63 バックアップロール
64 テンションロール
65 二次転写ロール
66 記録媒体
67 供給トレイ
68 露光装置
69 感光体ドラム(潜像担持体)
70 一次転写ロール
71 駆動ロール
72 クリーニング装置(転写クリーナー)
73 帯電装置
74 クリーニング装置(感光体クリーナー)
75 現像装置
76 中間転写ベルト
Claims (6)
- ベルト内部全体に残留する溶媒が1.5質量%〜5.0質量%であり、且つベルト外周表面から膜厚方向へ3μm以内の領域に存在する溶媒が0.1質量%以下であることを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルト。
- ベルト外周表面及び内周表面の、JIS B0601(2001)に規定される表面粗さRaが0.2μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリイミド樹脂無端ベルト。
- ベルト内部全体に残留する溶媒が1.5質量%〜5.0質量%であり、且つJIS K7127(1999)に規定される引張弾性率が6.0GPa以上であることを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルト。
- 35℃の温度下で、ベルトに39.2Nの張力をかけたときのベルト周長方向の吸湿膨張率が20ppm/%RH以下であることを特徴とする請求項3に記載のポリイミド樹脂無端ベルト。
- 9.8Nの荷重をかけて行うMIT試験法による耐折回数が3000回以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリイミド樹脂無端ベルト。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリイミド樹脂無端ベルトを有することを特徴とする画像形成装置。
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