JP2006049148A - 導電性ペースト - Google Patents

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Abstract

【課題】 接着性や、被膜強度を低下させることなく、極めて導電性の高い導電性被膜を形成し得る、加熱硬化型導電性ペーストを提供する。
【解決手段】 脂肪酸および/または脂肪酸無水物で表面処理された導電性金属粉末と、アルカリ金属イオンと、熱硬化性樹脂を含むバインダ樹脂とを含み、アルカリ金属イオンの量が、導電性金属粉末の重量に対して10〜3000ppmであることを特徴とする導電性ペースト。前記導電性ペーストにおいて、特定比率で制御されたアルカリ金属イオンの配合により、電気特性、信頼性を低下させることなく高導電性の導電性皮膜を100〜300℃程度の加熱処理により形成できる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、導電性金属粉末とバインダ樹脂を主成分とし、バインダ樹脂を加熱硬化させることにより導電性被膜または導電性接合を形成しうる、加熱硬化型導電性ペーストに関するものである。
加熱硬化型の導電性ペーストは、導電性粉末を、バインダ樹脂、および必要に応じて配合される硬化剤、触媒、溶剤その他の添加剤と混合し、均一に分散させ、ペースト状または塗料状としたものであり、一般に、スクリーン印刷、刷毛塗り、ディスペンサーによる塗布等の手段で基体に塗布し、100〜300℃程度、通常は200℃以下の低温で熱処理することにより、バインダ樹脂を硬化させて、導電性の樹脂被膜を形成する。
導電性粉末としては、銀、金、パラジウム、白金、銅、ニッケル等の金属粉末、これらの金属を含む合金粉末、無機質または有機質の粒子にこれらの金属を被覆した粉末、カーボン、もしくはITO等の導電性金属酸化物粉末等が使用されている。またバインダ樹脂としては、通常、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等の、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂が使用されている。
このような加熱硬化型導電性ペーストは、高温での焼付け処理が不要であるため、プラスチックやアモルファスシリコン等の耐熱性の乏しい基体上に、導電性被膜を形成することが可能である。このため、従来、半導体素子や電子部品を基板に実装するための導電性接着剤として、またプリント回路基板のジャンパー回路やスルーホール導体を含む導体回路の形成、タッチパネルの導体回路の形成、抵抗器やコンデンサ等各種電子部品の電極の形成、各種表示素子の電極の形成、電磁波シールド用導電性被膜の形成等に用いられている。特に最近は、環境汚染の原因となる鉛を多量に含有するはんだに代わる、環境負荷が小さい接合材料として、導電性接着剤の需要が高まっている。さらに太陽電池の電極材料、特に耐熱性の低いアモルファスシリコン半導体を用いた太陽電池の電極材料としても注目されている。また、樹脂被膜は可撓性が大きいため、従来高温焼成型の導電性ペーストが用いられていた積層セラミックコンデンサ、積層セラミックインダクタ、積層セラミックアクチュエータ等チップ型セラミック電子部品の外部電極についても、低温硬化型導電性ペーストで代替する動きがある。
近年、回路基板や電子部品の小型化、高密度化の要求から、より膜厚が薄い、微細な導体回路を形成した場合でも良好な導通が維持されるよう、極めて高い導電性を示す導電性ペーストが求められている。しかし、従来の低温硬化型の導電性ペーストは、導電性を改善する目的で導電性粉末の量を増加させると、樹脂の比率が減少するため接着性や被膜強度が大きく低下する。また、硬化後の導電性は導電性粒子同士の接触で実現されるので、導電性粉末の量を多くしても、導電性粒子同士の接触が最適でないと導電性の向上につながらない。
また、加熱硬化型の導電性ペーストにおいては、導電性金属粉末は、通常分散性やリーフィング性向上のため、さらに卑金属粉末の場合は酸化防止の目的で、ステアリン酸等の高級脂肪酸やこれらの金属塩等で表面被覆処理してペーストに配合されることが多い(特許文献1、2)。これらの導電性ペーストにおいて、粉末表面に付着した脂肪酸類は、ペーストの塗布性、分散性を改善し、さらに加熱硬化させることにより、高い導電性、接着性、膜強度を示す硬化被膜を形成することができる。更に、特許文献3には、耐酸化性、高導電性、長期安定性を目的に、表面が銀で被覆された銅粉末と、熱硬化性樹脂と、脂肪酸又はその金属塩と、アミン化合物よりなる導電性ペーストが開示されている。
しかしながら、従来の導電性ペーストにおいて更に導電性を向上させようとしても限界があり、例えば導電性粉末として高導電性の銀粉末を用いた場合でも、2×10−5Ω・cmより低い比抵抗値を有する導電性ペーストを製造することは、極めて困難であった。
特開昭47−16989号公報 特開2002−332502号公報 特開平3−67402号公報
本発明は、接着性や、被膜強度を低下させることなく、極めて導電性の高い導電性被膜を形成し得る、加熱硬化型導電性ペーストを提供することを目的とする。特に、樹脂の比率の減少による接着強度の低下を招くことなく、電子回路や電子部品の導体に要求される機械的・電気的特性を十分に満足する高導電性の加熱硬化型導電性ペーストを提供することを目的とする。
また本発明の他の目的は、100〜300℃程度の低温での加熱処理、特に200℃以下での加熱処理により高導電性の被膜が形成でき、従って耐熱性の乏しいポリエチレンテレフタレート等の樹脂基板やアモルファスシリコン等の基体にも適用することが可能な、加熱硬化型導電性ペーストを提供することを目的とする。
本発明は、脂肪酸および/または脂肪酸無水物で表面処理された導電性金属粉末と、アルカリ金属イオンと、熱硬化性樹脂を含むバインダ樹脂とを含み、アルカリ金属イオンの量が、導電性金属粉末の重量に対して10〜3000ppmであることを特徴とする導電性ペーストを要旨とするものである。
本発明の導電性ペーストは、脂肪酸および/または脂肪酸無水物(以下「脂肪酸類」と言うこともある。)で表面処理された導電性金属粉末と、熱硬化性のバインダ樹脂を含む導電性ペーストに、アルカリ金属イオンを特定量配合することにより、
・ 硬化後、極めて高導電性の導電性被膜が得られる、
・ バインダ樹脂の量を低減することなく、従って基体に対する接着強度や膜強度を低下させることなく、導電性を向上させることができる、
・ 100〜300℃程度、特に200℃以下の低温での加熱処理により、高導電性の被膜が形成できるので、樹脂基板やアモルファスシリコン等の耐熱性の低い基体にも適用することができる。
従来、加熱硬化型の導電性ペーストにおいては、アルカリ金属イオンはプリント回路基板や電子部品、半導体素子等の電気特性、信頼性に悪影響を与えるものとして忌避されており、アルカリ金属系の不純物成分を極力減らすことが望まれていたが、本発明者らは特定比率の制御された量のアルカリ金属イオンを、特定の成分と組み合わせて配合することにより、電気特性、信頼性を低下させることなく導電性の向上を達成できることを見出したものである。
アルカリ金属イオンを配合することにより導電性が向上するメカニズムは、必ずしも明らかではないが、本発明者等は次のように考えた。
導電性金属粉末を脂肪酸類で表面処理する場合、粉末表面に付着した脂肪酸類は、ペースト中において、分散剤、滑剤、酸化防止剤、耐マイグレーション防止剤、安定化剤、あるいはリーフィング剤として作用し、導電性を向上させるものの、脂肪酸類が導電性金属粒子表面に残り、導電性金属粒子同士の接触を阻害する。
アルカリ金属イオンは、ペーストの硬化処理時、導電性金属粒子表面から脂肪酸類を除去する作用を有するが、この際アルカリ金属イオンが電荷を失い、場の電荷バランスを保つために導電性金属がイオン化されて溶出するのを促進する効果を有していると考えられる。溶出した金属イオンは所謂イオンマイグレーション現象を起こし、導電性金属粒子間で還元されて活性な金属微粒子を析出し、これが導電性粒子間の隙間を埋めたり、あるいは導電性粒子同士を融着させる。これにより、硬化被膜の導電性が格段に向上する。
特に、アルカリ金属イオンが、導電性金属粉末の重量に対して30〜1000ppm配合される場合、最も優れた導電性向上効果を奏し、かつ電子部品や半導体素子に対して悪影響を与えることがない。
また導電性金属粉末として、銀を含む金属粉末を用いた場合は特に効果が高く、極めて低抵抗の導電性被膜が得られる。
(脂肪酸および/または脂肪酸無水物で表面処理された導電性金属粉末)
導電性金属粉末としては、導電性金属を含むものであれば限定はなく、例えば、貴金属や卑金属の粉末、これらの金属成分を含む合金粉末が使用される。また、本発明の導電性金属粉末は、貴金属、卑金属またはこれらの合金を、金属、金属化合物、ガラス、セラミック、カーボン等の無機質粉末や樹脂等の有機質粉末の表面に被覆した複合粉末も含むものである。これらの導電性金属粉末は、単独で使用しても、また2種以上を混合して用いてもよい。
特に銀、金、パラジウム、白金、銅、ニッケル、またはこれらの金属を含む合金の粉末や複合粉末が好ましく、なかでも、比抵抗の低い銀系の導電性金属粉末、即ち銀、銀−銅合金、銀−パラジウム−銅合金、銀−銅−ニッケル合金の粉末や銀被覆粉末等を用いることが望ましい。
導電性金属粉末の粒径は、特に限定されないが、ペースト中での分散性、塗布性、および導電性の点から平均粒径0.1〜30μmであることが望ましい。しかし、粒径100nmより小さい超微粉末が少量存在していると、より導電性が向上する傾向があるので、好ましい。
導電性金属粉末の形状にも制限はなく、球状、フレーク状、樹枝状、繊維状等種々の形状のものが、目的、塗布方法、要求特性に応じて使用される。
導電性金属粉末は、通常の方法により脂肪酸および/または脂肪酸無水物で表面処理される。脂肪酸、脂肪酸無水物としては、例えば総炭素数が6〜24の脂肪酸やこれらの酸無水物が使用される。具体例には、オクチル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪酸、ネオノナン酸、ネオデカン酸等の三級脂肪酸、アジピン酸、ピメリン酸、アルキル置換コハク酸、水素添加フタル酸等の多価カルボン酸や、これらの酸無水物等が金属粉末との付着性、および分散性向上効果の点から好ましい。この中でも特に総炭素数が8〜20のものが好ましく使用される。
これら脂肪酸類の量は、導電性金属粉末の粒径や形状、脂肪酸類の種類によっても異なり、特に限定されるものではないが、通常、導電性金属粉末の重量に対し0.05〜2重量%程度である。
(アルカリ金属イオン)
本発明のペーストに配合されるアルカリ金属イオンは特に限定はなく、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、ルビジウムイオン、セシウムイオンの1種または2種以上が使用される。特に、化学的活性が高く、かつ硬化後は導電性被膜中に安定に存在し、溶出しにくいものが好ましい。この点で、特にナトリウムイオン、カリウムイオンが好ましい。中でもカリウムイオンは、硬化被膜中でのイオン移動度が小さいため、エレクトロニクス用には適していると考えられる。
アルカリ金属イオンの添加形態に制限はなく、例えばアルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、水酸化物、カルボン酸塩、β−ジケトン錯体、スルホン酸塩、アルコキシド等、各種の無機化合物または有機化合物の形で、ペーストに添加、混合される。特に、アルカリ金属がペースト中でイオン化しやすい化合物を用いることが望ましい。中でもアルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、シュウ酸塩、β−ジケトン錯体、アルコキシド、カルボン酸塩等は、アルカリ金属がイオン化しやすく、かつ電子部品や半導体素子に悪影響を与える元素を含まないので、最も好ましく使用される。
アルカリ金属イオンは、導電性金属粉末の重量に対して、合計で10〜3000ppm配合される。このように制御された量の金属イオンを配合することにより、信頼性を低下させることなく、極めて高い導電性を得ることができる。このような範囲より低い配合割合では、前記の効果が十分でない。また、このような範囲よりも高い配合割合では、接着強度が低下し、さらに導電性も低下する。また、電子部品や半導体素子に対して悪影響を与える恐れがある。特に30〜1000ppmの範囲が好ましい。更には30〜500ppmの範囲で配合されるのが最も好ましい。
(バインダ樹脂)
本発明のバインダ樹脂は、少なくとも1種の熱硬化性樹脂を含むものであれば特に制限はない。熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ユリア樹脂、アミノ樹脂、キシレン樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル・ポリオール樹脂、アクリル樹脂、これらの変性樹脂等が、用途、要求特性に応じて適宜選択して用いられる。 特に接着性、硬化性、導電性の点で、エポキシ樹脂や変性エポキシ樹脂、フェノール樹脂が好ましい。本発明者等が先に出願した特願2004−167681に記載されたフタル酸系グリシジルエステル型エポキシ樹脂も、好ましく使用される。
これらの熱硬化性樹脂は、単独であるいは2種以上を混合して使用してもよい。また、熱可塑性樹脂を併用してもよい。熱可塑性樹脂としては、例えば、ブチラール樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ノボラック型フェノール樹脂、アクリルスチレン樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、熱可塑性のキシレン樹脂、ヒドロキシスチレン系重合体、セルロース誘導体等が挙げられる。
バインダ樹脂の配合割合は、樹脂の種類、要求特性等により適宜決定される設計事項であるが、最適範囲は、導電性金属粉末100重量部に対して5〜30重量部である。30重量部を越えると抵抗値が高くなる傾向がある。また、5重量部より少ないと被膜の強度、接着性が不十分となるとともに、これに起因して抵抗値も増大する傾向がある。
(その他の添加成分)
本発明の導電性ペーストには、上記成分のほか、さらに通常必要に応じて添加されることのある溶媒、硬化剤等を、適宜配合することができる。
バインダ樹脂が常温で液状の場合は、溶剤を用いることは必須ではないが、粘度や塗布性等を調節するために、必要に応じて溶剤が配合される。溶剤としては、例えばアルコール系溶剤、エステル系溶剤、エーテル系溶剤、ケトン系溶剤、炭化水素系溶剤、脂肪酸系溶剤、反応性希釈剤等、公知のものが使用される。具体的には、例えば、ベンゼン、トルエン、ヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトール、ブチルセロソルブ、ブチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、イソホロン、テルピネオール等の有機溶剤が挙げられるが、これらに限定されない。
硬化剤としては、前記熱硬化性樹脂の硬化剤として通常使用されるものであればよく、硬化時間や硬化温度に合わせて適宜選択される。例えばエポキシ樹脂の硬化剤としては、酸無水物系硬化剤、イミダゾール系硬化剤、アミン系硬化剤、フェノール樹脂等が挙げられる。配合量は、バインダ樹脂100重量部に対して1〜100重量部程度である。硬化促進剤、硬化触媒を併用することもできる。
この他、界面活性剤、消泡剤、可塑剤、揺変剤、分散剤、還元剤、紫外線吸収剤、キレート剤、カップリング剤、無機フィラー等を適宜添加してもよい。これらにより、ペーストの塗布性や形成される導電性被膜の耐熱性、耐水性、耐環境性、可撓性、はんだ付け性、はんだ耐熱性等の特性を適切に調整することができ、種々の用途に適用することが可能となる。
(導電性ペーストの製造)
本発明の導電性ペーストは、前記の成分を、常法に従って混合し、ロールミル等を用いて均一に分散させてペースト状とすることにより製造される。
(導電性被膜の形成)
本発明の導電性ペーストは、スクリーン印刷、転写印刷、ディッピング、刷毛塗り、ディスペンサーを用いた塗布等、種々の手段で基体に塗布される。基体としては、樹脂基板、セラミック基板、ガラス基板、セラミック電子部品、シリコン半導体や化合物半導体等、種々のものに適用できる。基体上に塗布された導電性ペーストは、公知の方法で加熱処理され、樹脂を硬化させることにより、導電性被膜を得る。最適な硬化条件は、樹脂や硬化剤により異なるが、通常100〜300℃程度、好ましくは200℃以下の温度で、数十秒〜2時間程度で硬化処理を行う。
(用途)
本発明の導電性ペーストは、様々な用途に使用することができる。代表的な用途例としては、プリント回路基板のジャンパー回路やスルーホール導体、アディティブ回路、タッチパネルの導体回路、タンタルコンデンサの電極、フィルムコンデンサの電極、抵抗端子、太陽電池の電極、チップ型セラミック電子部品の外部電極や内部電極等の形成、電磁波シールドとしての使用等が挙げられる。また、はんだの代替として、半導体素子や電子部品を基板に実装するための導電性接着剤としての使用のほか、太陽電池の高温焼成した銀電極の表面をはんだで被覆するタイプのグリッド電極の、はんだ部分の代替として使用することもできる。
以下に実施例を示してより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1
ネオデカン酸で表面処理された平均粒径2μmのフレーク状銀粉末100重量部、炭酸カリウム0.03重量部(カリウムイオン換算でフレーク状銀粉末に対し170ppm)、バインダ樹脂、硬化剤、および溶剤を混合し、三本ロールミルにより混練して導電性ペーストを得た。なお、表面処理剤の付着量は銀粉末に対して約0.4重量%であった。バインダ樹脂としては、銀粉末100重量部に対してジメチルグリシジルフタレート系エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業(株)製エピクロン200)9.4重量部とブチラール樹脂(積水化学工業(株)製エスレックBL3)の28%エチルカルビトールアセテート溶液2.6重量部の混合物を用いた。硬化剤としては酸無水物系硬化剤0.5重量部とフェノール樹脂系硬化剤3.1重量部を併用した。溶剤としてはエチルカルビトールアセテートを適宜配合して、粘度調整を行った。
得られた導電性ペーストを、ガラス基板上にスクリーン印刷法で塗布し、200℃で60分間熱処理し、樹脂を硬化させて導電性銀被膜を形成した。得られた銀被膜の比抵抗値を四端子法で測定した。また、JIS−K5400 8.5.2碁盤目試験に準じてクロスカット試験を行って接着性を評価し、結果を表1に併せて示した。
実施例2〜5、比較例1、2
カリウムイオンの配合量を表1に示すとおりとする以外は、実施例1と同様にして導電性ペーストを作製した。同様に硬化処理を行い、得られた導電性銀被膜の特性を調べた。結果を表1に併せて示した。
Figure 2006049148
実施例6〜18、比較例3
ネオデカン酸で表面処理された平均粒径2μmのフレーク状銀粉末100重量部に対し、アルカリ金属イオン換算で表2に示す量の炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、ナトリウム−t−ブトキシド、オレイン酸ナトリウムまたは炭酸リチウムと、バインダ樹脂、溶剤を混合し、三本ロールミルにより混練し、次いで硬化剤を混合して導電性ペーストを得た。なお表面処理剤の付着量は銀粉末に対して約0.4重量%であった。バインダ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン(株)製エピコート1001)を銀粉末100重量部に対して15重量部配合した。硬化剤としてはイミダゾール系硬化剤を1.5重量部、溶剤としてはエチルカルビトールアセテートを使用した。
得られた導電性ペーストを、ガラス基板上にスクリーン印刷法で塗布し、150℃で30分間熱処理し、樹脂を硬化させて導電性銀被膜を形成した。実施例1と同様にして得られた銀被膜の比抵抗値を測定した、またクロスカット試験を行って接着性を評価した。結果を表2に併せて示した。
Figure 2006049148
実施例19〜24、比較例4〜9
表3に示す表面処理剤を用いて表面処理された平均粒径2μmのフレーク状銀粉末100重量部に対し、アルカリ金属イオン換算で表3に示す量の炭酸カリウムと、バインダ樹脂、溶剤を混合し、三本ロールミルにより混練し、次いで硬化剤を混合して導電性ペーストを得た。なお、表3中、「不飽和脂肪酸(C=18)」とあるのは、日本油脂(株)製商品名「20号脂肪酸」である。表面処理剤の付着量は、銀粉末に対しておよそ0.3〜0.5重量%であった。バインダ樹脂としては、シリコーン変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂を銀粉末100重量部に対して15重量部配合した。硬化剤としてはイミダゾール系硬化剤を1.5重量部、溶剤としてはエチルカルビトールアセテートを使用した。
実施例6と同様に、導電性ペーストをガラス基板上に塗布し、150℃で30分間硬化処理を行って導電性銀被膜を形成した。得られた銀被膜の比抵抗値と接着性を表3に併せて示した。表3において、比較例10以外は、アルカリ金属イオンの配合した本発明の各実施例の試験結果後に、アルカリ金属イオンを配合しない以外はそれぞれの実施例と同様の比較例の試験結果を配列した。比較例10は表面処理剤として芳香族カルボン酸である無水フタル酸を用いたものである。
Figure 2006049148

Claims (1)

  1. 脂肪酸および/または脂肪酸無水物で表面処理された導電性金属粉末と、アルカリ金属イオンと、熱硬化性樹脂を含むバインダ樹脂とを含み、アルカリ金属イオンの量が、導電性金属粉末の重量に対して10〜3000ppmであることを特徴とする導電性ペースト。
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