JP2006046569A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 掛け換えダウンシフト変速の解放側の摩擦締結要素の発熱による耐久性の悪化を抑制して信頼性を確保する。
【解決手段】 高負荷高回転領域で、掛け換えダウンシフト変速の解放側摩擦締結要素となる3−4クラッチのフェーシング温度が高温状態(HITEMP=1)であれば、3−2ダウンシフトラインを低車速側に変更して、3-2ダウンシフトの発生を抑制あるいは禁止することにより、掛け換えダウンシフト変速(4−2および3−2のダウンシフト変速)を制限し、発熱を抑制する。その際、例えば、掛け換えダウンシフト変速である4−2ダウンシフト変速あるいは3−2ダウンシフト変速の変速終了時点からの経過時間を見て、経過時間が所定時間内にあるときは3−4クラッチフェーシング温度が高温状態にあると判定する。
【選択図】 図4
【解決手段】 高負荷高回転領域で、掛け換えダウンシフト変速の解放側摩擦締結要素となる3−4クラッチのフェーシング温度が高温状態(HITEMP=1)であれば、3−2ダウンシフトラインを低車速側に変更して、3-2ダウンシフトの発生を抑制あるいは禁止することにより、掛け換えダウンシフト変速(4−2および3−2のダウンシフト変速)を制限し、発熱を抑制する。その際、例えば、掛け換えダウンシフト変速である4−2ダウンシフト変速あるいは3−2ダウンシフト変速の変速終了時点からの経過時間を見て、経過時間が所定時間内にあるときは3−4クラッチフェーシング温度が高温状態にあると判定する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、自動車に搭載される自動変速機の変速制御装置、特に、所定のダウンシフト変速時に所定の摩擦締結要素を解放すると同時に他の摩擦締結要素を締結する掛け換えダウンシフト変速を行う自動変速機の変速制御装置に関する。
一般に、自動車に搭載される自動変速機は、トルクコンバータと、プラネタリギヤ等からなる変速歯車機構と、クラッチやブレーキ等の複数の摩擦締結要素とを有し、摩擦締結要素を選択的に締結して変速歯車機構の動力伝達経路を切り換えることにより、予め設定された変速特性に基づいて変速段が自動的に切り換わり、目標変速段が実現されるように構成されている。目標変速段は、車速やエンジン負荷(例えばスロットル開度)をパラメータとして予め設定された変速特性に従って求められ、その目標変速段が実現するように各摩擦締結要素に対する供給油圧がデュティーソレノイドバルブ等で制御される。
また、最近では、ワンウェイクラッチを介さずに二つの摩擦締結要素の一方を解放する同時に他方を締結する、所謂、掛け換えダウンシフト変速を行う自動変速機が多く、その掛け換えダウンシフト変速では、通常、まず解放側の摩擦締結要素をスリップ状態に移行させて、トルクコンバータの出力回転であるタービン回転を変速終了時の回転に向けて上昇させ、一方、締結側の摩擦締結要素は締結用油圧を上昇させて、トルク伝達が行われる直前の状態にしておく。そして、タービン回転が変速終了時のタービン回転に所定の範囲まで近づいたときに、締結側の摩擦締結要素の供給油圧をさらに上昇させ、該供給油圧が所定油圧(締結側の摩擦締結要素がトルク伝達可能となる油圧)まで上昇したタイミングで、解放側の摩擦締結要素をスリップ状態から完全解放状態に移行させる。こうして、解放側と締結側の二つの摩擦締結要素の同時締結によるインターロックを防止し、逆に二つの摩擦締結要素の同時解放によるエンジン吹き上がりを防止する。
また、それとは別に、自動変速機の変速制御装置として、摩擦締結要素係合部の耐久性向上等を図るために、摩擦締結要素が高温の時にはシフトアップ変速ラインを低速側に変更することは従来から知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
特許第2817851号公報
ところで、ワンウェイクラッチを介さずに二つの摩擦締結要素の一方を解放すると同時に他方を締結する掛け換えダウンシフト変速を行う自動変速機では、その掛け換えダウンシフト変速の期間中、解放側の摩擦締結要素はほとんどスリップ状態のままで、その間の発熱量が大きいため、耐久性に問題が生じる。そして、エンジンの出力トルクが大きい高負荷高回転時にその問題が一層顕著となる。
本発明は、こうした問題を解決するためのもので、掛け換えダウンシフト変速の解放側の摩擦締結要素の発熱による耐久性の悪化を抑制して信頼性を確保することを目的とする。
本発明は、エンジン出力が入力されるトルクコンバータと、変速歯車機構と、該変速歯車機構の動力伝達経路を切り換える複数の摩擦締結要素を有し、所定のダウンシフト変速時に所定の摩擦締結要素を解放すると同時に他の摩擦締結要素を締結する掛け換えダウンシフト変速を行う自動変速機の変速制御装置であって、前記エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記自動変速機の作動状態を検出する作動状態検出手段と、前記エンジンの運転状態が所定の高負荷高回転領域にあるか否かを判定する領域判定手段と、前記自動変速機の作動状態から前記所定の摩擦締結要素が所定の高温状態にあるか否かを判定する高温判定手段と、前記エンジンの運転状態が前記所定の高負荷高回転領域にあると判定するとともに前記所定の摩擦締結要素の温度が前記所定の高温状態にあると判定したときは前記掛け換えダウンシフト変速を制限する掛け換えダウンシフト変速制限手段とを備えたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置を提供するものである。
この自動変速機の変速制御装置は、所定のダウンシフト変速時に所定の摩擦締結要素を解放すると同時に他の摩擦締結要素を締結する掛け換えダウンシフト変速を行うが、その際、エンジンの所定高負荷高回転領域で当該摩擦締結要素の温度が所定の高温状態にあるときは、掛け換えダウンシフト変速が制限され、それにより、特にエンジンの出力トルクが大きくて発熱量が大きくなるエンジン高負荷高回転時の掛け換えダウンシフト変速の解放側の摩擦締結要素の発熱が抑制される。そのため、当該摩擦締結要素の信頼性を確保できる。また、そのような高負荷高回転で掛け換えダウンシフト変速の開放側の摩擦締結要素が高温状態にあるというのは、頻度として少ないため、通常時はそうした制限が加えられることはなく、車両走行性を確保できる。
この自動変速機の変速制御装置は、また、前記掛け換えダウンシフト変速の変速終了時点を検出する変速終了時点検出手段と、前記変速終了時点からの経過時間を測定する経過時間測定手段とを備え、前記高温判定手段は、前記経過時間が所定時間内にあるときは前記所定の高温状態にあると判定することとするのがよく、そうすることにより、所定の摩擦締結要素が所定の高温状態にあるか否かの判定を的確に行え、特に、短時間に連続して掛け換えダウンシフトが発生した場合の信頼性を確保することができる。
そして、この自動変速機の変速制御装置は、変速終了時点からの経過時間が所定時間内にあるときに高温状態にあると判定する場合に、掛け換えダウンシフト変速における変速前の変速段位と変速後の変速段位との変速段差が大きいと高温状態が長く続くことから、前記掛け換えダウンシフト変速における変速前の変速段位と変速後の変速段位との変速段差を検出する変速段差検出を備え、前記変速段差が大きい程前記所定時間を長くすることとするのがよく、そうすることにより、解放側摩擦締結要素の温度上昇が大きい2段以上の飛び越しダウンシフト時の信頼性を確保することができる。
また、この自動変速機の変速制御装置は、変速終了時点からの経過時間が所定時間内にあるときに高温状態にあると判定する場合に、当該自動変速機の作動油の温度を検出する油温検出手段を備え、前記作動油の温度が高い程前記所定時間を長くすることとするのがよく、そうすることにより、作動油の温度を開放側摩擦締結要素が高温状態にあるか否かの判定のパラメータに加えて判定精度を向上させることができ、掛け換えダウンシフト変速の不必要な制限を防止できる。
また、この自動変速機の変速制御装置は、前記所定の摩擦締結要素の作動変換に関係する変速(関係する全てのダウンシフト変速およびアップシフト変速)の変速開始時の自動変速機の作動油の温度を検出する油温検出手段と、前記変速の変速中の前記所定の摩擦締結要素の発熱による温度上昇を算出する温度上昇算出手段と、前記変速の変速開始時の自動変速機の作動油の温度と、前記変速の変速中の前記所定の摩擦締結要素の発熱による温度上昇と、前記変速の変速終了後の温度減衰特性とから前記所定の摩擦締結要素の温度を遂次推定する温度推定手段とを備え、前記高温判定手段は、前記推定した温度が所定値以上にあるとき所定の高温状態にあると判定することとしてもよく、そうすることにより、開放側摩擦締結要素が高温状態にあるか否かの判定精度を向上させることができ、掛け換えダウンシフト変速の不必要な制限を防止できる。
また、この自動変速機の変速制御装置は、前記掛け換えダウンシフト変速制限手段による前記掛け換えダウンシフト変速の制限態様として、前記所定の摩擦締結要素の温度が前記所定の高温状態の中で比較的低温と判定される場合には変速段差が1段の掛け換えダウンシフト変速は許容するが変速段差が2段以上の掛け換えダウンシフト変速を禁止する制限態様と、前記所定の摩擦締結要素の温度が所定の高温状態の中で比較的高温と判定される場合には全ての掛け換えダウンシフト変速を禁止する制限態様とを備えることとしてもよく、そのように掛け換えダウンシフト変速の制限態様を温度によって細かく分けることで、摩擦締結要素の信頼性と車両走行性の両立を一層確実なものとすることができる。
また、この自動変速機の変速制御装置は、当該自動変速機は、複数の変速段の切り換えを予め設定された変速特性に基づいて行うオートモードと該変速段の切り換えを運転者の手動操作に基づいて行うマニュアルモードとを備え、変速段差が2段以上の場合の前記掛け換えダウンシフト変速制限手段による前記掛け換えダウンシフト変速の制限態様として、オートモード選択時には前記2段以上の掛け換えダウンシフト変速を禁止する制限態様と、マニュアルモード選択時には前記2段以上の変速段差を1段ずつ変速させる制限態様とを備えることとするのがよく、そうすることにより、オートモード選択時に車両走行性を確保しつつ摩擦締結要素の信頼性を確保するための変速制御を行う一方、マニュアルモード選択時には飛び越し変速を選択したドライバーの意思を尊重した変速制御を行うことができる。
以上のとおり、本発明の自動変速機の変速制御装置は、エンジンの所定高負荷高回転領域で当該摩擦締結要素の温度が所定の高温状態にあるときに、掛け換えダウンシフト変速を制限することにより、掛け換えダウンシフト変速の解放側の摩擦締結要素の発熱を抑制して信頼性を確保するようにでき、しかも、その掛け換えダウンシフト変速の制限が頻度として少ないことにより、車両走行性を確保できる。
以下、図1〜5を参照して本発明の実施の形態の一例を説明する。図1は自動変速機の全体構造を示す模式図、図2は変速パターン図、図3は3−4クラッチのフェーシング温度特性を説明する参考図、図4は掛け換えダウンシフト変速制限制御のフローチャート、図5は3−4クラッチフェーシング温度判定のフローチャートである。
図1に示すように、この実施の形態の自動変速機1は、エンジン2の出力が入力されるトルクコンバータ3と、第1および第2の2つのプラネタリギヤ(遊星歯車機構)4,5を有する変速歯車機構6とを備えている。
トルクコンバータ3は、エンジン出力軸7に連結されたコンバータケース8内に固設されたインペラポンプ9と、該インペラポンプ9に対向するように配置されて該インペラポンプ9により作動油を介して駆動されるタービンランナ10と、上記インペラポンプ9とタービンランナ10との間に介設されて変速機ケース11にワンウェイクラッチ12を介して支持されたステータ13と、コンバータケース8とタービンランナ10との間に設けられてエンジン出力軸7とタービンランナ10とを直結するロックアップクラッチ14とを有する。
エンジン2の出力はエンジン出力軸7からトルクコンバータ3に入力され、トルク変換されて、タービン軸15を介して変速歯車機構6に出力される。また、オイルポンプ16がトルクコンバータ3の反エンジン側に配置され、コンバータケース8およびポンプインペラ9を介してエンジン出力軸7により駆動される。
変速歯車機構6は、タービン軸15と第1のプラネタリギヤ4のサンギヤ20との間にフォワードクラッチ21を備え、タービン軸15と第2のプラネタリギヤ5のサンギヤ22との間にリバースクラッチ23を備え、また、タービン軸15と第2のプラネタリギヤ5のピニオンキャリヤ24との間に3−4クラッチ25を備え、また、第2のプラネタリギヤ5のサンギヤ22を固定する2−4ブレーキ26を備えている。そして、第1のプラネタリギヤ4のリングギヤ27と第2のプラネタリギヤ5のピニオンキャリヤ24とが連結され、これらと変速機ケース11との間にローリバースブレーキ29とワンウェイクラッチ30とが並列に配置されている。また、第1のプラネタリギヤ4のピニオンキャリヤ31と第2のプラネタリギヤ5のリングギヤ32とが連結され、これらに出力ギヤ33が接続されている。
また、出力ギヤ33に常時噛み合う第1中間ギヤ40と、この第1中間ギヤ40が固定されたアイドルシャフト41と、該アイドルシャフトの他側に固定された第2中間ギヤ42とで構成された中間伝動機構が設けられ、その第2中間ギヤ42がデファレンシャル装置50の入力ギヤ51と噛み合っている。それにより、変速歯車機構6の出力がデファレンシャルケース52に伝達され、デファレンシャル装置50を介して左右の駆動軸53,54に伝達される。
この自動変速機1は以上のとおり構成され、オートモード選択時には、図2に示すように車速とエンジンのスロットル開度とをパラメータとして予め設定されている変速特性(変速パターン)に基づいて変速が自動的に行われ、変速歯車機構6の摩擦締結要素であるフォワードクラッチ21、リバースクラッチ23、3−4クラッチ25、2−4ブレーキ26、ローリバースブレーキ29、ワンウェイクラッチ30の選択的作動により、前進4速、後退1速が得られる。また、マニュアルモード選択時には運転者の手動操作によるシフトアップおよびシフトダウンが行われる。
この自動変速機1において、4−2ダウンシフト変速および3−2のダウンシフト変速は、ワンウェイクラッチを介さずに二つの摩擦締結要素の一方を解放すると同時に他方を締結する、いわゆる掛け換えダウンシフト変速であって、3-4クラッチ25(所定の摩擦締結要素)の解放とフォワードクラッチ21(他の摩擦締結要素)の締結とが同時に行われる。
この掛け換えダウンシフト変速では、まず解放側の摩擦締結要素である3−4クラッチ25をスリップ状態に移行させて、トルクコンバータ3の出力回転であるタービン回転を変速終了時の回転に向けて上昇させ、一方、締結側の摩擦締結要素であるフォワードクラッチ21の締結用油圧を上昇させ、トルク伝達が行われる直前の状態にしておく。そして、タービン回転が変速終了時のタービン回転に所定の範囲まで近づいたときに、締結側の摩擦締結要素であるフォワードクラッチ21の供給油圧をさらに上昇させ、該供給油圧が所定油圧(フォワードクラッチ21がトルク伝達可能となる油圧)まで上昇したタイミングで、解放側の摩擦締結要素である3−4クラッチ25をスリップ状態から完全解放状態に移行させる。こうして、解放側摩擦締結要素である3−4クラッチ25と締結側摩擦締結要素であるフォワードクラッチ21の同時締結によるインターロックを防止し、逆にこれら二つの摩擦締結要素の同時解放によるエンジン吹き上がりを防止する。
しかし、この掛け換えダウンシフト変速の期間中、解放側の摩擦締結要素である3−4クラッチ25はほとんどスリップ状態のままで、その間の発熱量が大きく、例えば4−2ダウンシフト変速により、図3に示すように3−4クラッチ25の温度(フェーシング温度)が急上昇する。3−2ダウンシフト変速の場合も同様で、変速時間が短い分だけ緩和はされるが、3−4クラッチ25の温度(フェーシング温度)はやはり急上昇する。また、これら4−2ダウンシフト変速および3−2のダウンシフト変速が行われると、変速終了後、車速が上がることによって直ぐに2−3アップシフト変速が発生するのが普通で、それによって、図3に示すように3-4クラッチ25のフェーシング温度がさらに上昇し、熱的に一層厳しい状況となる。そして、その3-4クラッチ25のフェーシング温度は、エンジンの出力トルクが大きい高負荷高回転時に一層高温となる。
そこで、この実施の形態では、所定の高負荷高回転領域で、3−4クラッチ25のフェーシング温度が所定の高温状態にあるときには、掛け換えダウンシフト変速である4−2および3−2のダウンシフト変速(所定のダウンシフト変速)を制限することにより、3-4クラッチ25の発熱を抑制する掛け換えダウンシフト変速制限制御を実行する。具体的には、例えば、図2の変速パターン図において3−2ダウンシフトラインを低車速側に変更することにより、3-2ダウンシフトの発生を抑制する。あるいは3−2ダウンシフトを禁止する。
その際、3−4クラッチ25のフェーシング温度が所定の高温状態にあるか否かの判定は、掛け換えダウンシフト変速ある4−2ダウンシフト変速あるいは3−2ダウンシフト変速の変速終了時点からの経過時間を見て、経過時間が所定時間内にあるときは高温状態(所定の高温状態)にあると判定する。また、その高温状態と判定する時間(所定時間)は、掛け換えダウンシフト変速における変速前の変速段位と変速後の変速段位との変速段差が大きい程を長くする。つまり、4−2ダウンシフト変速(変速段差が2)の時は3−2ダウンシフト変速(変速段差が1)のときよりも高温状態と判定する時間(所定時間)を長くする。また、さらに判定精度を向上させるため、高温状態と判定する時間(所定時間)の判定パラメータに自動変速機の作動油の温度を加え、作動油の温度が高い程所定時間を長くする。
この実施の形態の掛け換えダウンシフト変速制限制御のフローチャートは、図4に示すとおりで、スタートして、3−4クラッチ解放の掛け換えダウンシフト変速か否かを判定し(ステップS101)、掛け換えダウンシフト変速でないときはそのままリターンする。
そして、掛け換えダウンシフト変速のときは、所定の高負荷高回転領域か否かを判定し(ステップS102)、所定の高負荷高回転領域でなければそのままリターンする。
そして、所定の高負荷高回転領域であるときは、3−4クラッチ25のフェーシング温度が所定の高温状態にあるか否かのフラグHITEMPが立っている(HITEMP=1)か否かを見て(ステップS103)、HITEMPが立っていなければ(HITEMP=0)、そのままリターンし、HITEMPが立っていれば(HITEMP=1)、3−2ラインを所定の幅だけ低車速側に変更する(ステップS104)。その際、車速下げ幅は、後述の3−4クラッチ25のフェーシング温度(TEMPC)や前回の掛け換え変速終了後の経過時間(T)によって変更してもよい(例えば、TEMPCが大きい程、また、Tが大きい程、車速下げ幅を大きくする。)。
また、3−4クラッチフェーシング温度判定のフローチャートは、図5に示すとおりで、スタートして、3−4クラッチ解放の掛け換えダウンシフト変速が終了したか否かを判定し(ステップS201)、終了していなければ(変速中)、何もせず、終了したら、自動変速機の作動油の温度(油温)を検出する(ステップS202)。
そして、終了した3−4クラッチ解放の掛け換えダウンシフト変速の変速段差(つまり、4−2ダウンシフト変速か3−2ダウンシフト変速か)を判定し(ステップS203)、変速段差が1(つまり、3−2ダウンシフト変速)のときは、タイマー値TをT1 にセットし(ステップS204)、変速段差が2(つまり、4−2ダウンシフト変速)のときは、タイマー値TをT1 より大きいT2 にセットする(ステップS205)。その際、T1 およびT2 は、油温が高い程長い設定とする。
そして、タイマー値Tを1カウントずつダウンカウントし(ステップS206)、タイマー値Tが残っているか否かを判定して(ステップS207)、タイマー値が残っていれば(T>0)、高温判定フラグHITEMPを1にセットし(ステップS208)、タイマー値Tが0になれば、HITEMPを0にリセットする(ステップS209)。
図6は、本発明の実施の形態に係る掛け換えダウンシフト変速制限制御のための3−4クラッチフェーシング温度判定の他の例を示すフローチャートである。この例は、3−4クラッチ25(所定の摩擦締結要素)の作動変換に関係する2−3アップシフト変速、2−4アップシフト変速、3−2ダウンシフト変速および4−2ダウンシフト変速の全てについて、変速開始時の自動変速機の作動油の温度と、変速中の3−4クラッチ25の発熱による温度上昇の算出値と、変速終了後の温度減衰特性とから、3−4クラッチ25の温度(フェーシング温度)を遂次推定し、その推定した温度が所定値以上にあるとき所定の高温状態にあると判定するもので、これにより、3−4クラッチ25が高温状態にあるか否かの判定精度を向上させることができ、掛け換えダウンシフト変速の不必要な制限を防止できる。
図6のフローチャートによる3−4クラッチフェーシング温度判定では、スタートすると、3−4クラッチ関係の変速中か否かを判定する(ステップS301)する。
そして、3−4クラッチ関係の変速中であれば、油温を検出し(ステップS302)、次いで、タービントルクから換算して求められるクラッチ入力トルクと、タービン回転数と変速機出力回転数とから求まるクラッチすべり回転数とを掛けた値(損失仕事率)に、単位サンプリング時間(例えば25ms)を掛けることによって、サンプリング時間毎の発熱量を算出し(ステップS303)、次いで、毎回のサンプリング時間毎の発熱量を加算して総発熱量を算出し(ステップS304)、その算出した総発熱量を実験的に求まる熱容量で割ることによって、3-4クラッチフェーシング温度の上昇温度ΔTEMPCを算出する(ステップS305)。
そして、変速が終了したか否かを判定し(ステップS306)、変速終了となるまで、サンプリング時間毎発熱量算出から温度上昇算出までの処理(ステップS303〜305)を繰り返す。
そして、変速が終了したら、3−4クラッチフェーシング温度TEMPCに上昇温度ΔTEMPCを加算する(ステップS307)。
また、3−4クラッチ関係の変速中でなくなれば、その変速終了からの経過時間TIMSを算出し(ステップS308)、TIMSが所定時間T1 (変速終了から時間経過により3−4クラッチフェーシング温度TEMPCが油温TEMOと一致するまでの時間)内である(TIMS<T1 )か否かを判定し(ステップS309)、所定時間T1 内であれば(TIMS<T1 )、TEMPCとTEMOとの差から、TIMSのマイナス値をフェ−シング温度減衰時の時定数TCOM(アップシフト変速とダウンシフト変速とで異なる)で割った値を変数とする減衰関数EXPを使用して3−4クラッチフェーシング温度TEMPCを算出し(ステップS310)、所定時間T1 以上経過すれば、油温TEMOをそのまま3−4クラッチフェーシング温度TEMPCの算出値とする(ステップS311)。
そして、算出した3-4クラッチフェーシング温度TEMPCが所定温度TLIMITを超えている(TEMPC>TLIMIT)か否かを判定し(ステップS312)、越えているときは(TEMPC>TLIMIT)、高温判定フラグHITEMPを1にセットし(ステップS313)、越えていなければ、HITEMPを0にリセットする(ステップS314)。
図7は、本発明の実施の形態に係る掛け換えダウンシフト変速制限制御の他の例を示すフローチャートである。この例は、掛け換えダウンシフト変速の制限態様として、3−4クラッチ25(所定の摩擦締結要素)の温度(フェーシング温度)が所定の高温状態の中で比較的低温と判定される場合には、変速段差が1段の掛け換えダウンシフト変速(3−2ダウンシフト変速)は許容するが、変速段差が2段以上の掛け換えダウンシフト変速(4−2ダウンシフト変速)を禁止する制限態様と、3−4クラッチ25(所定の摩擦締結要素)の温度(フェーシング温度)が所定の高温状態の中で比較的高温と判定される場合には、全ての掛け換えダウンシフト変速(4−2ダウンシフト変速および3−2ダウンシフト変速)を禁止する制限態様とを備えるものであって、掛け換えダウンシフト変速の制限態様をこのように温度によって細かく分けることにより、信頼性と車両走行性の両立を一層確実なものとすることができる。
図7のフローチャートによる掛け換えダウンシフト変速制限制御は、スタートすると、3−4クラッチ解放の掛け換えダウンシフト変速か否かを判定し(ステップS401)、掛け換えダウンシフト変速でないときはそのままリターンする。
そして、掛け換えダウンシフト変速のときは、所定の高負荷高回転領域か否かを判定し(ステップS402)、所定の高負荷高回転領域でなければそのままリターンする。
そして、所定の高負荷高回転領域であるときは、3−4クラッチ25のフェーシング温度が所定の高温状態にあるか否かのフラグHITEMPが立っている(HITEMP=1)か否かを見て(ステップS403)、HITEMPが立っていなければ(HITEMP=0)、そのままリターンし、HITEMPが立っていれば(HITEMP=1)、3−4クラッチフェーシング温度TEMPCが所定温度TEMPCAを超えている(TEMPC>TEMPCA)か否かを判定し(ステップS404)、TEMPCがTEMPCA以下のときは、所定の高温状態の中で比較的低温であるということで、2段以上の掛け換えダウンシフト変速(4−2ダウンシフト変速)のみ禁止する(ステップS405)。また、TEMPCがTEMPCAを越えているときは、所定の高温状態の中で比較的高温であるということで、全掛け換えダウンシフト変速(4−2ダウンシフト変速および3−2ダウンシフト変速)を禁止する(ステップS406)。
図7のフローチャートは、また、3−4クラッチフェーシング温度TEMPCが所定温度TEMPCAを超えている(TEMPC>TEMPCA)か否かの判定(ステップS404)に代えて、タイマー値による判定を用いてもよい。その場合、タイマー値が所定値以下のときは、所定の高温状態の中で比較的低温であるということで、2段以上の掛け換えダウンシフト変速(4−2ダウンシフト変速)のみ禁止する。また、タイマー値が所定値を越えているときは、所定の高温状態の中で比較的高温であるということで、全掛け換えダウンシフト変速(4−2ダウンシフト変速および3−2ダウンシフト変速)を禁止する。
図8は、本発明の実施の形態に係る掛け換えダウンシフト変速制限制御のさらに他の例を示すフローチャートである。この例は、3−4クラッチ25に関係する変速段差が2段以上の掛け換えダウンシフト変速(4−2ダウンシフト変速)の場合の制限態様として、オートモード選択時にはその2段以上の掛け換えダウンシフト変速(4−2ダウンシフト変速)を禁止する制限態様と、マニュアルモード選択時にはその2段以上の変速段差を4−3ダウンシフトと3−2ダウンシフトの順で1段ずつ変速させる制限態様とを備えるもので、これにより、オートモード選択時に車両走行性を確保しつつ信頼性確保のための変速制御を行う一方、マニュアルモード選択時には飛び越し変速を選択したドライバーの意思を尊重した変速制御を行うことができる。
図8のフローチャートによる掛け換えダウンシフト変速制限制御は、スタートすると、3−4クラッチ解放の掛け換えダウンシフト変速か否かを判定し(ステップS501)、掛け換えダウンシフト変速でないときはそのままリターンする。
そして、掛け換えダウンシフト変速のときは、所定の高負荷高回転領域か否かを判定し(ステップS502)、所定の高負荷高回転領域でなければそのままリターンする。
そして、所定の高負荷高回転領域であるときは、変速段差が2段以上の掛け換えダウンシフト変速(4−2ダウンシフト変速)か否かを判定し(ステップS503)、変速段差が2段以上の掛け換えダウンシフト変速でないときはそのままリターンし、変速段差が2段以上の掛け換えダウンシフト変速であるときは、3−4クラッチ25のフェーシング温度が所定の高温状態にあるか否かのフラグHITEMPが立っている(HITEMP=1)か否かを見て(ステップS504)、HITEMPが立っていなければ(HITEMP=0)、そのままリターンし、HITEMPが立っていれば(HITEMP=1)、マニュアルモードか否かを判定する(ステップS505)。
そして、マニュアルモードでないときは(オートモード)、その2段以上の掛け換えダウンシフト変速(4−2ダウンシフト変速)を禁止する(ステップS506)。また、マニュアルモードであるときは、その2段以上の変速段差を4−3ダウンシフトと3−2ダウンシフトの順で1段づつ変速させるステップ変速を実行する(ステップS507)。
なお、上記実施の形態は、4−2ダウンシフト変速および3−2ダウンシフト変速が掛け換えダウンシフト変速で、3-4クラッチが解放側の摩擦締結要素となる自動変速機の場合であるが、本発明は、4−2ダウンシフト変速、3−2ダウンシフト変速以外の掛け換えダウンシフト変速にも適用でき、また、3-4クラッチ以外の解放側摩擦締結要素にも適用できることはいうまでもない。
1 自動変速機
2 エンジン
3 トルクコンバータ
6 変速歯車機構
21 フォワードクラッチ
23 リバースクラッチ
25 3−4クラッチ
26 2−4ブレーキ
29 ローリバースブレーキ
30 ワンウェイクラッチ
2 エンジン
3 トルクコンバータ
6 変速歯車機構
21 フォワードクラッチ
23 リバースクラッチ
25 3−4クラッチ
26 2−4ブレーキ
29 ローリバースブレーキ
30 ワンウェイクラッチ
Claims (7)
- エンジン出力が入力されるトルクコンバータと、変速歯車機構と、該変速歯車機構の動力伝達経路を切り換える複数の摩擦締結要素を有し、所定のダウンシフト変速時に所定の摩擦締結要素を解放すると同時に他の摩擦締結要素を締結する掛け換えダウンシフト変速を行う自動変速機の変速制御装置であって、前記エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記自動変速機の作動状態を検出する作動状態検出手段と、前記エンジンの運転状態が所定の高負荷高回転領域にあるか否かを判定する領域判定手段と、前記自動変速機の作動状態から前記所定の摩擦締結要素が所定の高温状態にあるか否かを判定する高温判定手段と、前記エンジンの運転状態が前記所定の高負荷高回転領域にあると判定するとともに前記所定の摩擦締結要素の温度が前記所定の高温状態にあると判定したときは前記掛け換えダウンシフト変速を制限する掛け換えダウンシフト変速制限手段とを備えたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
- 前記掛け換えダウンシフト変速の変速終了時点を検出する変速終了時点検出手段と、前記変速終了時点からの経過時間を測定する経過時間測定手段とを備え、前記高温判定手段は、前記経過時間が所定時間内にあるときは前記所定の高温状態にあると判定することを特徴とする請求項1記載の自動変速機の変速制御装置。
- 前記掛け換えダウンシフト変速における変速前の変速段位と変速後の変速段位との変速段差を検出する変速段差検出を備え、前記変速段差が大きい程前記所定時間を長くすることを特徴とする請求項2記載の自動変速機の変速制御装置。
- 当該自動変速機の作動油の温度を検出する油温検出手段を備え、前記作動油の温度が高い程前記所定時間を長くすることを特徴とする請求項2または3記載の自動変速機の変速制御装置。
- 前記所定の摩擦締結要素の作動変換に関係する変速の変速開始時の自動変速機の作動油の温度を検出する油温検出手段と、前記変速の変速中の前記所定の摩擦締結要素の発熱による温度上昇を算出する温度上昇算出手段と、前記変速の変速開始時の自動変速機の作動油の温度と、前記変速の変速中の前記所定の摩擦締結要素の発熱による温度上昇と、前記変速の変速終了後の温度減衰特性とから前記所定の摩擦締結要素の温度を遂次推定する温度推定手段とを備え、前記高温判定手段は、前記推定した温度が所定値以上にあるとき所定の高温状態にあると判定することを特徴とする請求項1記載の自動変速機の変速制御装置。
- 前記掛け換えダウンシフト変速制限手段による前記掛け換えダウンシフト変速の制限態様として、前記所定の摩擦締結要素の温度が前記所定の高温状態の中で比較的低温と判定される場合には変速段差が1段の掛け換えダウンシフト変速は許容するが変速段差が2段以上の掛け換えダウンシフト変速を禁止する制限態様と、前記所定の摩擦締結要素の温度が所定の高温状態の中で比較的高温と判定される場合には全ての掛け換えダウンシフト変速を禁止する制限態様とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の自動変速機の変速制御装置。
- 当該自動変速機は、複数の変速段の切り換えを予め設定された変速特性に基づいて行うオートモードと該変速段の切り換えを運転者の手動操作に基づいて行うマニュアルモードとを備え、変速段差が2段以上の場合の前記掛け換えダウンシフト変速制限手段による前記掛け換えダウンシフト変速の制限態様として、オートモード選択時には前記2段以上の掛け換えダウンシフト変速を禁止する制限態様と、マニュアルモード選択時には前記2段以上の変速段差を1段ずつ変速させる制限態様とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の自動変速機の変速制御装置。
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