JPH02217660A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH02217660A
JPH02217660A JP1033804A JP3380489A JPH02217660A JP H02217660 A JPH02217660 A JP H02217660A JP 1033804 A JP1033804 A JP 1033804A JP 3380489 A JP3380489 A JP 3380489A JP H02217660 A JPH02217660 A JP H02217660A
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宗藤 孝慈
Junichi Yamamoto
順一 山本
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高椋 清美
Kazuji Kurokawa
黒川 和司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は自動変速機の変速制御装置に関し、詳しくは
、変速機内部に使われる摩擦要素の耐久性の向上と走行
フィーリングの確保の改良に関する。
[従来の技術] 自動変速機は、その内部に複数の変速段選択用のクラッ
チやブレーキ等の摩擦部材を内蔵しており、各変速段選
択用摩擦部材の作動を適宜に制御。
することにより所定の変速段が得られるようになってい
る。このような自動変速機において、複数の変速段選択
用の摩擦部材が同時に逆作動することによってシフトダ
ウン若しくはシフトアップが行われるようになったもの
がある。例えば、D(ドライブ)レンジ(1速〜4速)
での3速から2速へのシフト時の場合には、それまで3
速においてフロントクラッチが締結し、てセカンドブレ
ーキが解放されていたものが、フロント・クラッチを解
放しセカンドブレーキを締結することにより2速へシフ
トダウンされる9 このように、複数の変速段選択用の摩擦部材が同時に逆
作動することによってシフトダウン若しくはシフトアッ
プを行う場合、摩擦熱を効率良く放熱させ、摩擦部材を
保護する必要がある。
一方、摩擦部材の保護という観点ではないものの、自動
変速機内のトルクコンバータの作動流体の加熱化を防止
することにより作動流体の保護を目的とする技術に、特
公昭48−217がある。
これは、作動流体の温度を検出し、それが高温にある時
は、変速ラインをより高速側にシフトさせることにより
、換言すれば、加速しても変速を遅らせることにより、
駆動力を増大し、トルクコンバータ内のずべりを抑え、
そのために発熱の増加が抑制されるというものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この特公昭48−217号では、作動流
体が高温時であれば変速ラインを全域に亙って高速側に
シフトしているために、低速側で変速されたときに変速
ショックが大きくなる傾向となり、走行フィーリングが
悪化するという問題を内包している。
そこで、本発明の目的は、流体温度が摩擦要素の耐久性
に影響を与えるような温度にあるときは、走行フィーリ
ングを悪化させない範囲で、自動変速機内の流体温度の
上昇を抑えることのできる変速制御装置を提案すること
にある。
(課題を達成するための手段及び作用)上記課題を達成
するための本発明の構成は第1A図に示すように、摩擦
要素の係合若しくは解除により変速を自動的に行なう自
動変速機のための変速制御装置において、動力系に流れ
る流体の温度を検出する温度検出手段と、エンジン負荷
を検出する負荷検出手段と、動力系の回転数を検出する
回転数検出手段、これら検出手段の出力を受けて、検出
された流体温度が所定値以上であって、且つ、検出され
たエンジン負荷及び回転数の少なくとも一方が所定値以
上であることを判定する判定手段と、この判定手段の出
力を受け、上記条件が満足するときのみに、変速ライン
を、発生摩擦熱の熱量が低下する方向に変更する変速ラ
イン変更手段とを備えた事を特徴とする。
また、上記課題を達成するための他の構成は、第1B図
に示すように、摩擦要素の係合若しくは解除により変速
を自動的に行なう自動変速機のための変速制御装置にお
いて、動力系に流れる流体の温度を検出する温度検出手
段と、エンジン負荷を検出する負荷検出手段と、動力系
の回転数を検出する回転数検出手段と、これら検出手段
の出力を受けて、検出された流体温度が所定値以上であ
って、且つ、検出されたエンジン負荷及び回転数の少な
くとも一方が所定値以上であることを判定する判定手段
と、この判定手段の出力を受け、上記条件が満足すると
きのみに、エンジン出力を低下方向に制御する出力低下
手段とを備えた事を特徴とする。
(実施例) 以下添付図面を参照して、本発明を、FF式自動車の前
進4段、後進1段、そしてロックアツプ機構を備えた変
速機に適用した実施例を詳細に説明する。この実施例は
、自動変速機内の発生熱量を、オイル温度が高いときに
、低く抑えるという観点から構成されており、この発生
熱量の抑制のために、変速ラインを低速、高負荷側にシ
フトさせるもの(第1実施例)と、エンジンの出力を低
下方向に制御するもの(第2実施例)という2つの実施
例を含む。
く第1実施例〉 第2図に第1実施例システムの全体を示す。図中、10
0は電子式自動変速機(以下、AT)であり、1.01
はATiO3内を流れ、トルクコンバータから流出する
オイルを冷却するクーラである。クーラ101で冷却さ
れたオイルはA、 T 1.00内を通り、また、トル
クコンバータを通って再びクーラ101にリターンする
。102はATloo内の各種ブレーキ、クラッチを作
動させる油圧回路、103は油圧回路内の各種制御弁の
パイロット圧等を制御するためのソレノイド群である。
120はATlooの制御回路(以下、ATCPU)で
ある。このCPU120は後述の変速パターンを内蔵し
、主に、スロットルセンサ111から得るスロットル開
度信号TVO1車速センサ112から得る車速信号v等
に基づいて、ギア位置を現在の位置から変更する必要が
あるかを判断する。ギア位置はCPU120からソレノ
イド群103に出ツノされる信号SQLによって決まる
。即ち、周知のように、ある変速位置にあるためには、
所定のブレーキとクラッチが作動しなければならないが
、これらのブレーキとクラッチを駆動するための油圧回
路102内の制御弁(この制御弁は上記クラッチ、ブレ
ーキに対応する)のパイロット圧等を制御するために、
上記信号SOL、が所定のソレノイドのデユーティ比を
変えるようにソレノイド群103に入力される。
また、CPU120は、油温度センサ110が検知した
温度Toを入力し、この温度T。が高いか低いかで変速
パターンを変更するようになっている。尚、変速パター
ンについては、第5図で詳細に説明する。
第3図は、ATlooの動力伝達機構のスケルトン図で
ある。第3図に示されたAr1.OOの伝達機構はFF
式エンジンのための周知のものであり、その説明は省略
する。
次の表は、ギア位置(GP)やレンジとの関連において
各種クラッチやブレーキの作動状態を表わしたものであ
る。尚、表中、○はその摩擦要素が「作動状態」にある
ことを示し、■は作動状態にあるが、動力伝達には関与
していないことを示す。また、表中、摩擦要素として表
わした記号と第3図との対応を示すと、 C1;フォワードクラッチ11、 C2:コーステイングクラッチ12、 Cs:3−4クラツチ13、 C4:リバースクラッチ14、 B 、:2−4ブレーキ15、 B2:ロー&リバースブレーキ16、 OWC+ワンウェイクラッチ1.18 第4図は実施例に係る変速制御の手順である。
ステップS1ではスロットル開度TVOを読み込み、ス
テップS2では車速■を読み込み、ステップS3では油
温度T0を読み込む。ステップS4では、油温度T。と
所定の基準温度値α(=120’C:実験例)とを比較
する。この温度は、クラッチ、ブレーキ等の摩擦要素の
耐久性に影響を与えると考えられる温度として設定され
る。ステップ84〜ステツプS6では、油温T0とαと
の大小関係により、即ち、AT内をαよりも高い温度の
オイルが流れているか否かで、第5図に示したパターン
A(実線)とパターンB(点線)のいずれか一方の変速
ラインを選択する。即ち、油温が高ければパターンBを
、低ければパターンAを選択する。このように、パター
ンA若しくはBを選択してステップS8.S9でSQL
信号を夫々のソレノイドに送り、この信号SQLに従っ
て夫々ソレノイドを駆動する。
第5図には、1速中2速、2速e33速、3速φ4速の
3組の変速パターンが示されている。そして、これらの
各組においては、夫々、パターンAとBとの2種類が設
定されている。各組についての、シフトパターンAとB
とを比較すると、変速ライン上のある点(例えば、TV
O+ 、V+ )を境にして低スロツトル開度(低負荷
)である(又は低車速である)領域(このような領域を
、以下、「低負荷等領域」と称す)ではAとBとは同じ
ライン上にのっているが、高スロットル開度(高負荷)
である(または高車速)領域(このような領域を、以下
、「高負荷等領域」と称す)では、パターンBの方が低
車速且つ高負荷側(以下、「低車速等方向」と略す)に
シフトしている。換言すれば、この第5図に示されたパ
ターンの特徴は次の2点に集約される。即ち、■二上記
の変速ライン上のある点を境にして、「低負荷等領域」
では、高油温時であっても、変速パターンに実質上の変
更はない。
■:逆に、上記点を境にして、「高負荷等領域」では、
変速ラインは「低車速等方向」にシフトしているので、
高油温時に早目にシフトアップされることになる。
先ず、■による効果について説明する。■に示された高
温時に変速ラインを「低車速等方向jにシフトするよう
なパターンによると、アクセル操作に対して、変速動作
が、より高回転域のより低回転側で行なわれ、また、高
負荷領域でのさらに高負荷側で行なわれるようになり、
その結果、変速前後における摩擦要素間の係合部分間の
回転差が低回転側にシフトした分だけ小さくなり、その
結果、回転差に比例する発生熱量が減少し、高油温時の
クラッチ係合部のピーク温度を低く抑えることができる
のである。一方、■のような変速ラインの「低車速等方
向」へのシフトを「低負荷等領域」でも行なうこと、即
ち、変速ライン全体を「低車速等方向」にシフトするよ
うにすることは好ましくない。何故ならば、「低負荷等
領域」ではもともとエンジン回転数は低回転であるから
変速前後の回転差は少ないものであり、さらに変速ライ
ンを低回転方向にシフトする必要性は乏しく、逆に、動
力性や走行フィーリングの悪化の方が却って顕著になっ
てしまうからである。従って、「低負荷等領域」では良
好な動力性や走行フィーリングを維持するためにも、油
温の如何を問わず、変速ラインの「低車速等方向」への
シフトは行なわない方がよいのである。
尚、第5図には、シフトアップのラインが示されている
が、シフトダウンについても同じように「低車速等方向
」への変速ラインのシフトが行なわれるようにする。
次の表は、上述の変速ラインのシフトを実験して得た結
果をまとめたものである。ここで、実験は、高油温(T
、=120°C)時のスロットル全開時において、2速
から3速へ変速するときに、摩擦クラッチ(第3図の3
−4クラツチ13)の摩擦プレートに測温素子を埋め込
み、クラッチ板温度Tcを測定する形で行なわれた。尚
、Toはオイルクーラ101からの出口での循環回路中
の油温であり、T、1.8はクラッチ板温度の最高値で
ある。また、表中の比較例とは、油温が基準値(=12
0°C)以下で、通常の変速を行なつた状態を言う。
表 I この実験結果からも分るように、油温が高温時に、変速
ラインを「低車速等方向」にシフトしないパターンで変
速を行なった時、即ち、高油温時にパターンAで変速を
行なったときは、クラッチ板温度T C,axは243
°Cにも上昇したが、本実施例の変速ラインを「低車速
等方向」へのシフトを行なうようにすると、T Cma
xは208°Cという低温に維持された。上記表中の「
制御無し」と「比較例」とを比較すると、油iN+ T
 oの上昇分300Cがそのまま、Tc、−の上昇分に
なっている。ところが、「本実施例」と「比較例」とを
比較すると′、Toが30’C上昇しているのに対し、
T Caaxは逆に低下している。この結果は次のよう
に考察することができる。実験に使われたベーパ摩擦材
(この材料は現在汎用されている)からなる摩擦クラッ
チの係合時には、内部に浸透しているオイルかにじみ出
て失われたオイルを補給するかたちとなり、摩擦要素の
オイルによる冷却効果は余り望めない。しかしながら、
摩擦要素の係合時の部材の最高温度T C5axは、係
合前のオイル温度T0と温度上昇代の和ΔTと T Cmax = T O+△T という関係にあるから、温度上昇代△Tを低く抑えるこ
とが肝要であり、変速ラインの「低車速等方向」へのシ
フトは、この温度上昇代△Tの低下に大きく寄与するの
である。そして、この温度上昇防止が、摩擦要素の耐久
性向上に大きく寄与するのである。
〈第2実施例〉 第1実施例は、高油温時には、変速ラインを「低車速等
方向」にシフトすることにより、変速前後の摩擦要素間
の回転差を減らして、温度上昇代△Tを低下させるとい
うものであった。この第2実施例は、高油温時には、点
火時期をより遅角側にシフトすることにより、エンジン
出力をより低下側に制御して、温度上昇代△Tを低下さ
せ摩擦要素の耐久性を高めるようにしている。
第6図はこの第2実施例のシステムのブロック図である
。第6図において、第1図と同じ要素には同じ番号を付
しである。第6図と第1図で異なる部分は、エンジン出
力を低下させるために、点火時期を制御するための手段
であるエンジン制御CPU 121とIGタイミング発
生回路122並びにディストリビュータ201が付加さ
れていることである。また、CPU120の制御手順は
第1実施例では第4図に示したものであったが、第2実
施例では第7A図に示したものとなる。
第7A図及び第7B図に、この第2実施例のエンジン出
力を点火時期制御により制御するための制御手順が示さ
れている。
第7A図はATCPU120の制御である。ステップS
20では、スロットル間度TVO1車速■を読み込み、
ステップS21では現在の運転領域が変速が必要な領域
内にあるかを調べる。これは、例えば、TVOと■とを
、第5図のパターンAとを比較することにより行なわれ
る。変速が必要であれば、ステップS22で変速を行な
うために、所定のソレノイドを駆動する。
第7B図はCPU121による点火時期制御の手順を示
す。ステップS30では、変速が開始されようとしてい
るかを調べる。これは、ATCP0120からの変速開
始信号をもらうことにより判断できる。変速が開始され
ようとしていると判断されたならば、ステップS31で
、現在の油温T0と基準油温αとを比較する。もし、油
温が低ければ、エンジン出力を低下させる必要がないの
で、ステップS34に進み、点火時期IGは所定値IG
Oとする。
IG=IG。
一方、油温T0が高いときはステップS32に進む。こ
こで、運転領域が「高負荷等領域」にあるかを調べる。
即ち、 (外υデT V O。
を調べる。「高負荷等領域」にあるときは、ステップS
33に進み、点火時期をより遅角側にするために、 I G= I G、+δ とする。ここで、δは遅角補正量であり、油温To、車
速Vの関数であることが望ましい。この場合、油温T。
が高いほど、また車速Vが高いほど、温度上昇代△Tが
大きくなる可能性があるので、δを点火時期がより遅角
側となるような値とする。ステップS35.S36では
、遅角量から、エンジンの回転信号に同期した点火信号
を演算出力する。このような動作を、ステップS37に
より、変速動作が完了するまで繰返す。
第8図は第2実施例による効果を図示したものである。
横軸はスロットル開度を、縦軸はクラッチプレート温度
T CIIIIKを示している。この結果によると、油
温の高低に関わらず、プレート温度T Cmawは摩擦
要素の耐久性に悪影響がでない温度以下に抑えられてい
る。これは、「高負荷等領域」 (ステップS32でY
ES)において特にT c+maxが高くなる傾向が現
われる筈のところを、この第2実施例では、点火時期を
遅角側にして、エンジン出力を抑えたことによる寄与が
大きい。
第8図で、斜線部分がエンジン出力低下によるT cm
axの低下分である。
また、第8図にも示すように、「低負荷等領域」では、
Tc、□自体が低いためにエンジン出力低下は必要でな
いから行なわないで、動力性能、運転フィーリングの確
保の維持を重視した。これにより、摩擦要素の耐久性の
向上と走行フィーリングの確保が両立する。
〈変形例) 本発明はその主旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であ
る。
例えば、上記2つの実施例では、流体を自動変速機内の
油として説明してきたが、エンジン及び自動変速機を含
む動力系の温度に影響を与久る流体であれば、全ての流
体を含む。例えば、エンジン冷却水等である。何故なら
ば、これらの流体の高温化は、結果的に変速機内の流体
温度に影響しひいては、摩擦要素の高温化に影響するか
らである。
また、上記2つの実施例では、領域判定に、車速■を検
出していたが、エンジン回転数であってもよい。
例えば、第1実施例では、変速ラインのシフトを「低車
速等方向」、即ち、低車速且つ高負荷方向に行なってい
たが、高車速側にシフトするようにしても、本発明の課
題である摩擦要素の温度上昇防止と走行フィーリングの
悪化防止は図れる。
何故なら、高車速側にシフトすると、変速前後の摩擦要
素間の回転差は上昇して温度上昇代△Tが大きくなるが
、トルクコンバータにおけるスリップが減少して油温T
0自体が低下し、上述の式%式% におけるT CIIIIIXが低いことが期待されるか
らである。しかしながら、TOと△Tの両者の低下が期
待できると共に、その結果として摩擦要素の温度T (
、、axがより大きく低下する第1実施例のような、変
速ラインの「低車速等方向」へのシフトが、この変形例
より望ましいことは言うまでもない。
また、第2実施例では、エンジントルクの低下制御を点
火時期制御により行なっていたが、この他に、燃料供給
制御、吸気量制御によって行なってもよい。また、失火
等による気筒数制御と組合せても効果を得ることができ
る。
また、本発明の適用範囲は、第3図に示された形式の変
速機に限定されるものではないことは言うまでもない。
[発明の効果コ 請求項第1項に係る発明の構成は、摩擦要素の係合若し
くは解除により変速を自動的に行なう自動変速機のため
の変速制御装置において、動力系に流れる流体の温度を
検出する温度検出手段と、エンジン負荷を検出する負荷
検出手段と、動力系の回転数を検出する回転数検出手段
と、これら検出手段の出力を受けて、検出された流体温
度が所定値以上であって、且つ、検出されたエンジン負
荷及び回転数の少なくとも一方が所定値以上であること
を判定する判定手段と、この判定手段の出力を受け、上
記条件が満足するときのみに、変速ラインを、発生摩擦
熱の熱量が低下する方向に変更する変速ライン変更手段
とを備えた事を特徴とする。
また、第2項の発明の構成は、摩擦要素の係合若しくは
解除により変速を自動的に行なう自動変速機のための変
速制御装置において、動力系に流れる流体の温度を検出
する温度検出手段と、エンジン負荷を検出する負荷検出
手段と、動力系の回転数を検出する回転数検出手段と、
これら検出手段の出力を受けて、検出された流体温度が
所定値以上であって、且つ、検出されたエンジン負荷及
び回転数の少なくとも一方が所定値以上であることを判
定する判定手段と、この判定手段の出力を受け、上記条
件が満足するときのみに、エンジン出力を低下方向に制
御する出力低下手段とを備えた事を特徴とする。
従って、流体温度が所定値以上であって、且つ、検出さ
れたエンジン負荷及び回転数の少なくとも一方が所定値
以上であるときは、変速ラインが発生摩擦熱が低下する
方向に変更されるか、又は、エンジン出力が低下方向に
制御されるので、摩擦要素の耐久性は向上する。
一方、流体温度が所定値未満であるか、若しくは、流体
温度が所定値以上であるものの、検出されたエンジン負
荷及び回転数の少なくとも一方が所定値未満であるとき
は、変速ラインの変更も、エンジン出力の低下もないの
で、走行性の悪化は防止される。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図は夫々、本発明の構成を示す図、 第2図は第1実施例に係る制御システムの全体ブロック
図、 第3図は第1.第2実施例に用いられたATのスケルト
ン図、 第4図は第1実施例の制御に係る手順のフローチャート
、 第5図は第1実施例に用いられる変速パターンを示した
図、 第6図は第2実施例に係る制御システムの全体ブロック
図、 第7A図1第7B図は第2実施例の制御に係る手順のフ
ローチャート、 第8図は第2実施例の効果を説明した図である。 図中、 1・・・クランク・シャフト、2・・・ドライブ・プレ
ート、3・・・ポンプ・インペラ、4・・・タービン・
ランナ、5・・・ステータ、6・・・ワンウェイ・クラ
ッチ、7・・・ダンパ・ピストン、8・・・タービン・
シャフト、9・・・オイル・ポンプ・シャフト、10・
・・オイル・ポンプ、11・・・フォワード・クラッチ
、12・・・コーステイング・クラッチ、13・・・3
−4クラツチ、14・・・リバース・クラッチ、15・
・・2−4ブレーキ、16・・・ロールリバース・ブレ
ーキ、17・・・ワンウェイ・クラッチ 1.18・・
・ワンウェイ・クラッチ 2.19・・・ラージ・サン
・ギヤ、20・・・スモール・サン・ギヤ、21・・・
ロング・ビニオン、22・・・ショート・ビニオン、2
3・・・インターナル・ギヤ、24・・・パーキング・
ギヤ、25・・・アウトプット・ギヤ、26・・・アイ
ドル・ギヤ、27・・・リング・ギヤ、100・・・自
動変速機、01・・・オイルクーラ、102・・・油圧
回路、103・・・ソレノイド群、120・・・油温セ
ンサ、111・・・スロットルセンサ、112・・・車
速センサ、120・・・変速制御回路(ATCPU)、
l 21・・・エンジンCPU、122・・・点火時期
信号発生回路、200・・・エンジン、201・・・デ
ィストリビュータである。 第 2図 ご1 第3図 第4図 TVO 第5図 第7Δ図 第7B図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)摩擦要素の係合若しくは解除により変速を自動的
    に行なう自動変速機のための変速制御装置において、 動力系に流れる流体の温度を検出する温度検出手段と、 エンジン負荷を検出する負荷検出手段と、 動力系の回転数を検出する回転数検出手段と、これら検
    出手段の出力を受け、検出された流体温度が所定値以上
    であつて、且つ、検出されたエンジン負荷及び回転数の
    少なくとも一方が所定値以上であることを判定する判定
    手段と、 この判定手段の出力を受け、上記条件が満足するときの
    みに、変速ラインを、発生摩擦熱の熱量が低下する方向
    に変更する変速ライン変更手段とを備えた事を特徴とす
    る自動変速機の変速制御装置。
  2. (2)摩擦要素の係合若しくは解除により変速を自動的
    に行なう自動変速機のための変速制御装置において、 動力系に流れる流体の温度を検出する温度検出手段と、 エンジン負荷を検出する負荷検出手段と、 動力系の回転数を検出する回転数検出手段と、これら検
    出手段の出力を受け、検出された流体温度が所定値以上
    であつて、且つ、検出されたエンジン負荷及び回転数の
    少なくとも一方が所定値以上であることを判定する判定
    手段と、 この判定手段の出力を受け、上記条件が満足するときの
    みに、エンジン出力を低下方向に制御する出力低下手段
    とを備えた事を特徴とする自動変速機の変速制御装置。
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Cited By (7)

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