JP2006023699A - 多層体、レジストパターン形成方法、微細加工パターンを有する装置の製造方法および電子装置 - Google Patents

多層体、レジストパターン形成方法、微細加工パターンを有する装置の製造方法および電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 レジスト保護膜の影響によるパターニング不良を解消し、安定した微細レジストパターンを形成するための技術を提供する。
【解決手段】 基板上にレジストよりなる層(レジスト層)を形成し、レジスト層上に制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護膜を形成し、レジスト保護膜に対し選択的に活性エネルギー線を照射し、レジストを現像し、レジストパターンを形成する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、半導体装置、マスク、磁気ヘッド等の製造における微細加工に適用した場合に好結果が得られるレジスト保護用組成物およびこのレジスト保護用組成物を使用した、多層体、レジストパターン形成方法、微細加工パターンを有する装置の製造方法および電子装置に関するものである。
LSIの集積度の向上に伴い、パターン解像度は0.1μm以下の領域に突入して微細化されている。そのため、これに対応した微細加工技術を確立することは必須であり、リソグラフィー分野では、その要求の解決策として、露光光源の短波長化、さらには電子線やX線等を使用する、より微細なパターン形成が検討されるに至っている。特に電子線リソグラフィー、X線リソグラフィーは次世代露光技術として位置付けられ、これに対応するべく、感度が良好でかつ高解像性を有するレジスト技術、パターン形成技術の開発が急務となっている。
電子線リソグラフィー、X線リソグラフィーに対応するレジストとしては、光酸発生剤を含有する化学増幅レジスト(たとえば、特許文献1,非特許文献1〜3参照。)が有望視されている。この化学増幅型レジストは、前記の文献から容易に理解されるように、紫外線、電子線、X線、集束イオンビーム等の照射によって光酸発生剤から酸が生じ、露光後のベークにて触媒反応を利用し、露光部をアルカリ可溶(ポジ型)または不溶(ネガ型)物質に変化させるものである。このため、見かけの量子収率を向上させて、高感度化を図ることができる。化学増幅型レジストは、一般的に、基材樹脂、光酸発生剤、各種添加剤、溶媒からなり、ネガ型レジストではさらに架橋剤が添加される。
なお、電子線による露光では、レジストが絶縁物であるため、露光の際に電荷の蓄積すなわちチャージアップ現象がおこり、レジストパターンの位置ずれ(パターニング不良)が生じるという問題が発生する。この問題を防ぐには、レジスト上に導電性樹脂や制電性樹脂からなる膜、すなわちレジスト保護膜を形成し、電荷の蓄積を防止する手法がとられる(特許文献2,3参照。)。
米国特許第4,491,628号明細書(クレーム) 特開平4−32848号公報(特許請求の範囲) 特開平8−109351号公報(特許請求の範囲) J.M.J.Frechetら、「プロシーディングオブマイクロサーキットエンジニアリング(Proc.Microcircuit Eng.)」,1982年,p.260 H.Itoら、「ダイジェスト オブ テクニカル ペーパーズ オブ 1982 シンポジウム オン VLSI テクノロジー(Digest of Technical Papers of 1982 Symposium on VLSI Technology),1983年,p.86 H.Itoら、「ポリマーズ イン エレクトロニクス(Polymers in Electronics)」,ACS Symposium Series 242,ACS,1984年,p.11
このレジスト保護膜を形成する樹脂は、製造方法等の理由から一般的に塩基性を示し、化学増幅型レジストの層上にレジスト保護膜を形成した場合、この界面付近においてレジストから発生した酸を中和し、ポジ型レジストでは解像不良、ネガ型レジストでは減膜を生じるという問題があった。この様子を、基板上に化学増幅型レジスト層とレジスト保護膜を有してなる多層体の横断面図を模式的に示す、図1,2,3,4を使用して説明する。図1,2はポジ型レジストの例、図3,4はネガ型レジストの例である。
図1は、電子線を照射したときの多層体11で、酸の水素イオン(H+)が、基板1上のポジ型レジスト層2中に発生した様子を示す。この場合、レジスト保護膜3中に存在する塩基(X-で表示してある)がこの水素イオンを中和するように作用するため、特にレジスト保護膜との界面4近くでは水素イオン量が不足し、現像時にその部分が充分な溶解性を示さず、この結果、図2に示すように、現像後の多層体12では、不溶部分5の端6が、図2のTの字で示すように、T型となる解像不良(T−トップ)を生じる。なお、符号7はレジストが溶解し除去された空間を表す。
これに対し、図3では、電子線を照射したときの多層体31で、酸の水素イオン(H+)がネガ型レジスト層2中に発生した様子を示す。この場合、レジスト保護膜3中に存在する塩基(X-で表示してある)がこの水素イオンを中和するように作用するため、特にレジスト保護膜との界面8近くでは水素イオン量が不足し、現像時にその部分が充分な不溶性を示さず、この結果、図4に示すように、現像後の多層体32では、角が丸くなり、レジスト層の膜厚が薄くなるという減膜部分9(ラウンドトップ)を生じることになる。
この問題を解決すべく、レジスト保護膜に酸性の化合物を添加する方法がとられているが、酸性の化合物は、レジスト保護膜とレジスト層との界面付近において逆にレジストの反応を促進し、ネガ型レジストでは解像不良、ポジ型レジストでは減膜を引き起こすことになる。この様子を、基板上に化学増幅型レジスト層とレジスト保護膜を有してなる多層体の横断面図を模式的に示す、図5,6,7,8を使用して説明する。図5,6はポジ型レジストの例、図7,8はネガ型レジストの例である。
図5では、電子線を照射したときの多層体51で、酸の水素イオン(H+)がポジ型レジスト層2中に発生した様子を示す。この場合、レジスト保護膜3中に存在する酸性の化合物の水素イオン(H+で表示してある)が、電子線の照射を受けた部分ではレジスト層中の水素イオンの作用に付加する作用を与え、電子線の照射を受けなかった部分についてさえ、レジスト層の反応を生ぜしめるため、現像時にその部分が過剰な溶解性を示し、この結果、図6に示すように、現像後の多層体52では、角が丸くなり、レジスト層の膜厚が薄くなるという減膜部分9を生じることになる。
これに対し、図7は、電子線を照射したときの多層体71で、酸の水素イオン(H+)がネガ型レジスト層2中に発生した様子を示す。この場合、レジスト保護膜3中に存在する酸性の化合物の酸性イオン(H+で表示してある)が、電子線の照射を受けなかった部分についてさえレジスト層の反応を生ぜしめるため、現像時にその部分が不溶化し、この結果、図8に示すように、現像後の多層体12では、不溶部分5の端6がT型となる解像不良を生じる。
このためレジストパターンの正常な形成に影響を与えずに、電荷の蓄積を防止できるレジスト保護膜(本明細書では単に「保護膜」とも呼称する)のパターン形成方法の開発が望まれていた。
本発明の目的は、このようなパターニング不良問題を解決し、微細なパターンを安定して得られる技術を提供することを目的としている。本発明のさらに他の目的および利点は、以下の説明から明らかになるであろう。
本発明の一態様によれば、制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護用組成物が提供される。
本発明の他の一態様によれば、基板上にレジスト層および、制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護膜を有してなる多層体が提供される。
本発明の他の一態様によれば、基板上にレジストによりなる層(レジスト層)を形成し、レジスト層上に制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護膜を形成し、レジスト保護膜上から選択的に活性エネルギー線を照射し、レジストを現像する、レジストパターン形成方法が提供される。
本発明の他の一態様によれば、基板上にレジストよりなる層(レジスト層)を形成し、レジスト層上に制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護膜を形成し、レジスト保護膜に対し選択的に活性エネルギー線を照射し、レジストを現像し、レジストパターンを形成することを含む、微細加工パターンを有する装置の製造方法が提供される。
本発明の他の一態様によれば、上記製造方法を用いた電子装置等の微細加工パターンを有する装置が提供される。
本発明により、レジスト保護膜の影響によるパターニング不良が解消され、安定した微細パターンの形成が実現される。
レジストが化学増幅型ポジ型レジストまたは化学増幅型ネガ型レジストであること、制電性樹脂が水溶性ポリマーを含むこと、光酸発生剤が、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、スルホン酸エステル、オキサチアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ジスルホン誘導体、イミド化合物、オキシムスルホネート、ジアゾナフトキノンおよびベンゾイントシレートからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含むこと、特にジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムパーフルオロブタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムパーフルオロブタンスルホネート、1−フェニル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ−1−ベンゾイルメタン、1,2,3−トリスルホニルオキシメチルベンゼン、1,3−ジニトロ−2−(4−フェニルスルホニルオキシメチル)ベンゼン、1−フェニル−1−(4−メチルフェニルスルホニルオキシメチル)−1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルメタンからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含むこと、制電性樹脂が、下記一般式で表される構造単位を含む物質を少なくとも一つ含むこと、
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(式中および式の説明中、AはNHまたはOを表し、Rは、R1またはOR1を表し、X1およびX2はSO3またはCOOを表し、Z1およびZ2は、OR13−Hまたは電子供与基(X3はSO3またはCOOまたは直接結合を表す)を表し、R1は直鎖状または分岐状の、エーテル結合を含んでいてもよい、二価の炭化水素基を表し、M1およびM2は、水素イオン、アンモニウムイオン、炭素数1から8のアルキルアンモニウムイオン、芳香族アンモニウムイオンまたは芳香族複素環の四級イオンを表す。なお、各符号は、各式および式の説明において互いに独立に定めることができる。)
光酸発生剤が水溶性であること、光酸発生剤の感度が、レジスト層中に含まれる光酸発生剤の感度と同等かそれより高いこと、レジスト保護膜中の光酸発生剤の濃度が、レジスト層中の光酸発生剤の濃度と同等かそれより高いこと、活性エネルギー線が荷電粒子線であること、レジスト保護膜の厚さが、0.01〜0.2μmの範囲にあること、微細加工パターンを有する装置が、半導体装置、マスクまたは磁気ヘッドであることが好ましい。
本発明により、レジスト保護膜の影響によるパターニング不良が解消され、安定した微細パターンの形成が実現される。また、従来はレジスト毎にレジスト保護膜の酸性度を調整していたが、本発明により複数種のレジストに適用可能となり、より汎用性を高めることができる。
以下に、本発明の実施の形態を図、表、式、実施例等を使用して説明する。なお、これらの図、表、式、実施例等および説明は本発明を例示するものであり、本発明の範囲を制限するものではない。本発明の趣旨に合致する限り他の実施の形態も本発明の範疇に属し得ることは言うまでもない。図中、同一符号は同一要素を表す。
本発明に係る保護膜は、制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護用組成物を使用することによって実現する。なお、このレジスト保護用組成物は制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでいる限りどの様な形状を有していてもよく、膜状であってもよい。たとえば、本発明の保護膜そのものを本発明に係るレジスト保護用組成物と考えてもよい。溶媒等他の成分を含んでいてもよい。
また、本発明に係る光酸発生剤は、露光により発生できる物質であればどのようなものでもよく、複数の物質から成り立っていてもよい。
本発明における「レジスト」には、電子装置等に使用されるどのようなレジストも含まれるが、特にパターニングの高解像度を必要とする、半導体装置、マスクまたは磁気ヘッドを製造するためのものである場合に適する。
本発明に係るレジストパターン形成には、基板上にレジストを塗布すること等により、レジスト層を形成し、レジスト層上に制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなる保護膜を形成して、基板上にレジスト層および、制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなる保護膜を有してなる多層体を形成し、保護膜上から選択的に活性エネルギー線を照射し、必要に応じて基板をベーキングし、現像する工程を経る。もちろん、その他の工程を含んでいてもよい。このとき、本発明に係るレジスト保護用組成物を使用して、制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなる保護膜を作製することができる。なお、上記多層体には、基板とレジスト層の間や、基板の下に他の層が含まれていてもよい。
本発明に係るレジストパターンを形成する場合、レジスト層や保護膜の形成には公知のどのような方法を用いてもよいが、スピンコーティングが実用的で好ましい。「選択的に」活性エネルギー線を照射することは、たとえばマスクを使用して活性エネルギー線を照射することにより実現できる。ベーキングや現像には公知の方法を採用することができる。保護膜の厚さは、0.01〜0.2μmの範囲が好ましい。
保護膜に予め光酸発生剤を添加しておき、保護膜においても活性エネルギー線の照射部分にのみに酸を発生させることで、活性エネルギー線の照射時に、活性エネルギー線の照射部においては、保護膜中に発生した酸により、保護膜中の塩基を中和することにより、レジスト層中の光酸発生剤から発生した酸がこの塩基で失活されるのを防止でき、パターニング不良を抑制することができる。
この様子を、基板上に化学増幅型レジスト層と保護膜を有してなる多層体の横断面図を模式的に示す、図9,10,11,12を使用して説明する。図9,10はポジ型レジストの例、図11,12はネガ型レジストの例である。
図9は、活性エネルギー線を照射したときの多層体91で、酸の水素イオン(H+)がポジ型レジスト層2中および保護膜中に発生した様子を示す。この場合、保護膜3中に存在する塩基(X-で表示してある)が保護膜中に発生した酸(H+で示してある)により中和されるため、保護膜との界面4近くでもレジスト層中の水素イオン量が不足せず、この結果、図10の多層体92に示すように、現像時に、好ましい角張ったパターンを得ることが可能となる。
また、図11では、活性エネルギー線を照射したときの多層体111で、酸の水素イオン(H+)がネガ型レジスト層2中および保護膜中に発生した様子を示す。この場合、保護膜3中に存在する塩基(X-で表示してある)が保護膜中に発生した酸(H+で示してある)により中和されるため、保護膜との界面8近くでも水素イオン量が不足せず、現像時にその部分が充分な不溶性を示し、この結果、図12の多層体112に示すように、現像時に、好ましい角張ったパターンを得ることが可能となる。
なお、これまでの説明では、酸としてH+を使用し、塩基としてX-を使用して説明したが、本発明はこの説明に限定されることなく、本発明の目的に合致する限り、酸および塩基が、ブレーンステッドの酸・塩基であっても、ルイスの酸・塩基であってもよい。たとえば、上記の光酸発生剤における酸を電子対受容体に置き換えて考えることもできる。
本発明の効果が期待されるレジストは特に限定されず、公知の材料を使用できる。たとえば基材樹脂と感光剤で構成される2成分型のレジストを好適に使用することができる。特に、高感度で外部環境の影響を受けやすい化学増幅型レジストにおいて極めて高い効果が発揮される。化学増幅型レジストは、ポジ型とネガ型とのいずれであってもよい。
本発明における「制電生樹脂」とは導電性樹脂や導電性までには至らぬもののレジスト層の静電気の帯電を防止または除去できる樹脂である。より具体的には、シート抵抗が1×108Ω/cm2以下の樹脂を挙げることができる。
制電性樹脂としては、特に制限はなく、ポリアニリン、ポリパラフェニレン、ポリチオフェン、ポリピロール、ポリ−p−フェニレンオキシド、ポリフラン、ポリフェニレン、ポリアジン、ポリセレノフェン、ポリフェニレンスルフィド、ポリアセチレン等やこれに添加剤を加えたもの等、目的に応じて適宜選択することができるが、簡便にレジスト層上に膜を形成でき、また現像時の前処理で、水等を使用して簡便に剥離ができる点で水溶性ポリマーが好ましい。制電性樹脂としては、より具体的には、下記一般式で表される構造単位を含む物質を少なくとも一つ含むことが好ましい。この中でも、式(2)〜(6)の構造単位を含む物質がより好ましく、特に、式(6)に示す構造単位を含む物質を本発明に好適に使用することができる。なお、この物質はモノマーでもオリゴマーでもよいが、ポリマーであることが好ましい。ポリマーの場合、その他の構造単位を有していてもよい。また、その重合度は、実際に使用する場合の粘度等の要求条件に応じて適宜定めることができる。
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(式中および式の説明中、AはNHまたはOを表し、Rは、R1またはOR1を表し、X1およびX2はSO3またはCOOを表し、Z1およびZ2は、OR13−Hまたは電子供与基(X3はSO3またはCOOまたは直接結合を表す)を表し、R1は直鎖状または分岐状の、エーテル結合を含んでいてもよい、二価の炭化水素基を表し、M1およびM2は、水素イオン、アンモニウムイオン、炭素数1から8のアルキルアンモニウムイオン、芳香族アンモニウムイオンまたは芳香族複素環の四級イオンを表す。なお、各符号は、各式および式の説明において互いに独立に定めることができる。)
このような制電性樹脂としては、具体的には、3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸ポリマーや、フラン−3−(2−エタンスルホン酸)、フラン−3−(3−プロパンスルホン酸)、フラン−3−(4−ブタンスルホン酸)、フラン−3−(5−ペンタンスルホン酸)、フラン−3−(6−ヘキサンスルホン酸)、ピロール−3−(2−エタンスルホン酸)、ピロール−3−(3−プロパンスルホン酸)、ピロール−3−(4−ブタンスルホン酸)、ピロール−3−(5−ペンタンスルホン酸)、ピロール−3−(6−ヘキサンスルホン酸)、2−メトキシ−5−(プロピルオキシ−3−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、2−エトキシ−5−(プロピルオキシ−3−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、2−プロピルオキシ−5−(プロピルオキシ−3−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、2−ブチルオキシ−5−(プロピルオキシ−3−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、2,5−ビス(プロピルオキシ−3−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、2,5−ビス(エチルオキシ−2−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、2,5−ビス(ブチルオキシ−4−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、5−(プロピルオキシ−3−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、5−(エチルオキシ−2−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、5−(ブチルオキシ−4−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、5−(ペンチルオキシ−4−スルホン酸)−1,4−フェニレンビニレン、アニリン−3−(2−エタンスルホン酸)、アニリン−3−(3−プロパンスルホン酸)、アニリン−3−(4−ブタンスルホン酸)、アニリン−3−(5−ペンタンスルホン酸)、アニリン−3−(6−ヘキサンスルホン酸)、アニリン−3−(7−ヘプタンスルホン酸)、アニリン−3−(2−メチル−3−プロパンスルホン酸)、アニリン−3−(2−メチル−4−ブタンスルホン酸)、アニリン−3−スルホン酸、アニリン−N−(2−エタンスルホン酸)、アニリン−N−(3−プロパンスルホン酸)、アニリン−N−(4−ブタンスルホン酸)、アニリン−N−(5−ペンタンスルホン酸)、アニリン−N−(6−ヘキサンスルホン酸)、アニリン−N−(7−ヘプタンスルホン酸)、アニリン−N−(2−メチル−3−プロパンスルホン酸)、アニリン−N−(2−メチル−4−ブタンスルホン酸)、2−アミノアニソール−3−スルホン酸,2−アミノアニソール−4−スルホン酸,2−アミノアニソール−5−スルホン酸,2−アミノアニソール−6−スルホン酸,3−アミノアニソール−2−スルホン酸,3−アミノアニソール−4−スルホン酸,3−アミノアニソール−5−スルホン酸,3−アミノアニソール−6−スルホン酸,4−アミノアニソール−2−スルホン酸,4−アミノアニソール−3−スルホン酸、2−アミノ−4−エトキシベンゼンスルホン酸,3−アミノ−4−エトキシベンゼンスルホン酸,2−アミノ−4−ブトキシベンゼンスルホン酸,3−アミノ−5−ブトキシベンゼンスルホン酸,2−アミノ−4−プロポキシベンゼンスルホン酸,3−アミノ−6−プロポキシベンゼンスルホン酸,2−アミノ−4−イソブトキシベンゼンスルホン酸,3−アミノ−4−イソブトキシベンゼンスルホン酸,3−アミノ−4−t−ブトキシベンゼンスルホン酸,2−アミノ−4−t−ブトキシベンゼンスルホン酸,2−アミノ−4−ヘプトキシベンゼンスルホン酸,3−アミノ−5−ヘプトキシベンゼンスルホン酸,2−アミノ−4−ヘキソオキシベンゼンスルホン酸,3−アミノ−5−オクトキシベンゼンスルホン酸,2−アミノ−4−ナノキシベンゼンスルホン酸,3−アミノ−5−デカノキシベンゼンスルホン酸,2−アミノ−4−ウンデカノキシベンゼンスルホン酸,3−アミノ−5−ドデカノキシベンゼンスルホン酸などをモノマー単位とするポリマーを例示することができる。
保護膜に添加する光酸発生剤としては、目的に応じて適宜選択することができ、たとえば、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩(たとえば、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムパーフルオロブタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェートなど)、スルホニウム塩(たとえば、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムパーフルオロブタンスルホネートなど)、スルホン酸エステル、たとえば、1−フェニル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ−1−ベンゾイルメタン、1,2,3−トリスルホニルオキシメチルベンゼン、1,3−ジニトロ−2−(4−フェニルスルホニルオキシメチル)ベンゼン、1−フェニル−1−(4−メチルフェニルスルホニルオキシメチル)−1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルメタンなどの他、オキサチアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ジスルホン誘導体(ジフェニルジスルホンなど)、イミド化合物、オキシムスルホネート、ジアゾナフトキノン、ベンゾイントシレートなどが挙げられる。これらの剤は単独使用でも複数使用してもよい。また、レジストに使用する光酸発生剤と同一であっても異なっていてもよい。
光酸発生剤が、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムパーフルオロブタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムパーフルオロブタンスルホネート、1−フェニル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ−1−ベンゾイルメタン、1,2,3−トリスルホニルオキシメチルベンゼン、1,3−ジニトロ−2−(4−フェニルスルホニルオキシメチル)ベンゼン、1−フェニル−1−(4−メチルフェニルスルホニルオキシメチル)−1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルメタンからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含むことが特に好ましい。
なお、保護膜に使用する制電性樹脂が水溶性の場合は、これに添加する光酸発生剤も水溶性であることが、簡便にレジスト層上に膜を形成でき、また現像時の前処理で、水等を使用して簡便に剥離ができる点で好ましい。上述の光酸発生剤の中ではイオン結合性化合物が特に好ましい。
また、保護膜中の塩基を効果的に中和するには、保護膜に添加する光酸発生剤としては、レジスト層に添加されている光酸発生剤と同等かそれよりも高感度であることが好ましい。この場合の感度は、所定のパターン量(パターン幅等)を得るための露光量をたとえばクーロン/cm2の単位で比較した場合にこの値が小さい方をより高感度であるとして評価することができる。また、量子収率で比較してもよい。なお、いずれにしても感度の比較は同一条件で行う。具体的には、いずれの光酸発生剤についてもレジスト中に添加した場合の効果を評価する方法が好ましい。
また、保護膜中の光酸発生剤の濃度が、前記レジスト層中の光酸発生剤の濃度と同等かそれより高いことが好ましい。なお、本発明において「光酸発生剤の濃度」とは、単位体積あたりのモル濃度を意味する。
上記要求を満たす光酸発生剤としては、たとえば、トリフェニルスルフォニウム塩(TPS+)やジフェニルヨードニウム塩(DPI+)があり、光の量子収率はTPS+よりもDPI+の方が高い(すなわち、DPI+の方がTPS+よりも感度が高い)ことから、レジスト層中にTPS+が含まれる場合は、保護膜にDPI+を添加することでより本発明の効果は高くなる。
また、レジスト層と保護膜で同一の光酸発生剤を使用する場合は、レジスト層よりも保護膜に対して添加する光酸発生剤の濃度を増やすことで本発明の効果がより発揮される。
また、保護膜とレジスト層の親和性を向上させ、光酸発生剤添加の効果をより高めるべく、保護膜に界面活性剤を添加してもよい。
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、金属イオンを含有しない点で非イオン性界面活性剤が好ましい。
前記非イオン性界面活性剤としては、アルコキシレート系界面活性剤、脂肪酸エステル系界面活性剤、アミド系界面活性剤、アルコール系界面活性剤、及びエチレンジアミン系界面活性剤から選択されるものが好適に挙げられる。なお、これらの具体例としては、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン縮合物化合物、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル化合物、ポリオキシエチレン誘導体化合物、ソルビタン脂肪酸エステル化合物、グリセリン脂肪酸エステル化合物、第1級アルコールエトキシレート化合物、フェノールエトキシレート化合物、ノニルフェノールエトキシレート系、オクチルフェノールエトキシレート系、ラウリルアルコールエトキシレート系、オレイルアルコールエトキシレート系、脂肪酸エステル系、アミド系、天然アルコール系、エチレンジアミン系、第2級アルコールエトキシレート系、などが挙げられる。
前記カチオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルキルカチオン系界面活性剤、アミド型4級カチオン系界面活性剤、エステル型4級カチオン系界面活性剤などが挙げられる。
前記両性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アミンオキサイド系界面活性剤、ベタイン系界面活性剤などが挙げられる。
前記界面活性剤の前記保護膜における含有量としては、前記制電性樹脂等の種類・含有量等により異なり一概に規定することができないが、目的に応じて適宜決定することができる。
また、保護膜を適用するレジストがネガ型の場合、レジストの架橋反応を促進すべく、保護膜に架橋剤を添加することで本発明の形状改善の効果をより高めることができる。
前記架橋剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、熱又は酸によって架橋を生じる水溶性のものが好ましく、その中でも、アミノ系架橋剤がより好ましい。
前記アミノ系架橋剤としては、例えば、メラミン誘導体、ユリア誘導体、ウリル誘導体などが好適に挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ユリア誘導体としては、例えば、尿素、アルコキシメチレン尿素、N-アルコキシメチレン尿素、エチレン尿素、エチレン尿素カルボン酸、これらの誘導体などが挙げられる。
前記メラミン誘導体としては、例えば、アルコキシメチルメラミン、これらの誘導体などが挙げられる。
前記ウリル誘導体としては、例えば、ベンゾグアナミン、グリコールウリル、これらの誘導体などが挙げられる。
前記架橋剤の前記保護膜における含有量としては、前記制電性樹脂等の種類・含有量等により異なり一概に規定することができないが、目的に応じて適宜決定することができる。
一般に、保護膜の保護については、第一の機能である帯電防止に加え、第二の機能としてレジスト層表面の化学的保護および物理的保護が挙げられる。すなわち、化学増幅型レジスト層は、その露光された部分に触媒としての酸を発生するが、特にレジスト層の表層付近では、発生した酸が大気中の塩基性不純物により中和されて失活するためパターニング不良(ポジ型レジスト層ではT−トップ、ネガ型レジスト層ではラウンドトップ)が生じやすい。また、電子線リソグラフィー等ではその照射源の特性上、レジスト層の露光を真空中で行うが、基板上に形成したレジスト層を真空中に放置すると、レジスト層構成成分のうち昇華性の高い物質が表面より飛散し、レジスト層のパターニング性能の劣化(たとえば塩基性添加剤の飛散消失による表層付近の過度の露光感度向上や、架橋剤や残留溶媒の飛散による露光感度の低下)を引き起こすとともに露光装置を汚染するという問題が生じる。このようなレジスト層の構成成分の飛散は活性エルギー線照射時に発生する熱や衝撃によっても生ずる場合がある。
本発明における保護膜は、膜自体がレジスト層に影響を与えることなく、このような問題を解決する保護膜としても機能する。すなわち、本発明における保護膜は、活性エネルギー線照射前においてもレジスト層を保護するのに役立つ。また、本発明に係る制電性樹脂が活性エネルギー線の照射前には塩基性を示すことが多いことから、緩衝作用により外気中の塩基性の遮断等の作用を果たし得る。従って、レジスト層における電荷の蓄積を防止する必要がないケース(たとえば、レジスト層下地が導電性物質からなる場合や荷電粒子線を使用しない場合)においても本発明は極めて有用な手段となり得る。
本発明における露光の照射源は特に限定されないが、真空中での露光または露光時にレジスト層中に電荷が発生するという観点では、紫外線、X線、電子線、エキシマレーザ線、収束イオンビーム等の活性エネルギー線が好ましい。紫外線の場合は、波長160nm以下のものがより好ましい。チャージアップによりパターンの位置ずれが生じ、制電性樹脂の効果が出やすいという観点からは、電子線、収束イオンビーム等の荷電粒子線が特に好ましい。
本発明に係るレジスト保護用組成物を使用しまたは本発明に係る多層体を利用して、本発明に係る方法によりレジストパターンを形成し、選択的な蒸着やエッチング等により、線幅の一定したごく狭い、金属やその他の材料からなる微細加工パターンを有する装置を製造することができる。たとえば線間幅が100nm程度の配線を有する半導体装置を作成することができる。このような用途としては、半導体装置以外に、磁気記録装置の磁気ヘッド等の微細加工パターンを有する装置を挙げることができる。また、本発明に係るレジストパターンは、このようなレジストパターンやその他のパターンを作製するためのマスクのパターンとしても有用である。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明する。なお、「部」は特に断らない限り重量部である。
(1)レジストの調製
下記物質を混合し、ポジ型レジスト(レジスト1)を調製した。
基材樹脂 :ポリ(ビニルフェノール/t−ブチルアクリレート)共重合体(ビニルフェノール単位とt−ブチルアクリレート単位のモル比が60/40)、100部
光酸発生剤:トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート、5部
添加剤 :N−メチルピロリドン、0.5部
溶媒 :プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、700部
また、下記物質を混合し、ネガ型レジスト(レジスト2)を調製した。
基材樹脂 :ポリビニルフェノール、100部
架橋剤 :ヘキサメトキシメチルメラミン、10部
光酸発生剤:トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート、5部
添加剤 :N−メチルピロリドン、0.5部
溶媒 :プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、750部
(2)レジスト保護用組成物(以下、「保護用組成物」とも称する)の調製
下記の各物質を、水/IPA(イソプロパノール)(重量比95/5)1000部に溶解させて溶液を調製した。
保護用組成物1:3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸ポリマー(制電性樹脂)100部
保護用組成物2:3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸ポリマー100部+ドデシルベンゼンスルホン酸(酸性化合物)0.1部
保護用組成物3:3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸ポリマー100部+ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート(光酸発生剤)5部
保護用組成物4:3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸ポリマー100部+ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート(光酸発生剤)7.5部
保護用組成物5:3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸ポリマー100部+ドデシルベンゼンスルホン酸(酸性化合物)0.2部
保護用組成物6:3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸ポリマー100部+トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート(光酸発生剤)5部
保護用組成物7:3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸ポリマー100部+トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート(光酸発生剤)7.5部
保護用組成物8:3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸ポリマー100部+トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート(光酸発生剤)5部 + 多核フェノールエトキシレート系界面活性剤(非イオン系界面活性剤)0.0005部
保護用組成物9:3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸ポリマー100部+トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート(光酸発生剤)5部 + テトラメトキシメチルグリコールウリル 3部
(3)パターン形成試験
パターン形成に関する本発明の効果を把握するための下記のモデル試験を行った。すなわち、Si基板上にレジスト1または2をスピンコートし、110℃で120秒間ベークした。ついで、これらのサンプルのレジスト層上に、保護用組成物1〜7をスピンコートし、110℃、60秒でベークして、0.4μm厚の保護膜を作製した。その後、加速電圧50keVの電子線露光機にて、0.1μmのライン&スペースを描画した。露光後、110℃で120秒間ベーク(ポストエクスポージャーベーク、PEB)し、2.38重量%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液で60秒間現像した。得られたパターンの高さと断面形状を電子顕微鏡にて観察した結果を表1に示す。なお、保護膜なしの条件のサンプルも作製した。
上記プロセスにおける結果を表1に示す。表1中、番号4,5,7,8,9,10が実施例、その他が比較例である。なお、パターン高さとは図2,4,6,8,10,12のHを意味し、矩形とは、図10,12のような好ましい角張った形状を意味し、Tトップとは図2,8のようにレジスト層の残余部分の断面がTの字に似た形状であることを意味し、丸トップとは図4,6のようにレジスト層の残余部分の断面が丸みを帯びた形状であることを意味する。
これらの結果より、導電性樹脂のみからなる保護膜(番号2)、または導電性樹脂と酸性添加剤からなる保護膜(番号3,6)ではレジスト層表層付近に形状不良が生じたが、本発明に係る導電性樹脂と光酸発生剤からなる保護膜では、矩形のパターンが得られた。なお、保護膜無しの場合(番号1)では帯電によりウエハ基準位置より10〜100nmの位置ずれが生じたが、導電性の保護膜では位置ずれが5nm以下であった。
なお、表1の結果から、本発明のレジスト保護膜は、酸性度を調整することなく、複数種のレジストに適用可能となることが理解されよう。
Figure 2006023699
[実施例2]
図13に多層配線実施例の一形態を示す。まず、素子間分離膜132で分離され、ソース拡散層135aとドレイン拡散層135b、サイドウォール絶縁膜133、ゲート電極134を有するトランンジスタ層が形成されたSiウエハ131に層間絶縁膜136、ストッパ膜137を形成し、電極取り出し用のコンタクトホールを形成する。
このコンタクトホ−ルにスパッタ法でTiN(窒化チタン)138aを25nm形成した後にWF6と水素を混合し還元することでブランケットW139aを埋め込み、化学的機械研磨法(CMP)によりビア以外の部分を除去する。続いて、低誘電率絶縁膜(多孔質シロキサン樹脂)1310aを、Siウエハ上の高さが200nmとなる条件で成膜した後に、キャップ膜としてTEOS−SiO21311aを25nm積層する。この膜に対し、実施例1のレジスト1を用いて幅100nmの1層目配線パターンを施し、このレジスト層をマスクとしてCF4/CHF3ガスを原料としたFプラズマにより加工した。
この配線溝に、Cuの絶縁層への拡散バリアとして働くTiN138bを25nmと、電解メッキの際に電極として働くシード層Cu25nmをスパッタにより形成した。さらに、電解メッキによりCuを250nm積層した後、CMPにより配線パターン部以外のメタルを除去し、1層目の配線層1313aを形成した。
次に、ビア層と配線層を同時に形成するデュアルダマシン法について説明する。第1層目配線層1313a上にCu拡散防止を目的としてシランとアンモニアガスを用いてプラズマCVDにより拡散防止膜としてSiN膜1312aを25nm、低誘電率絶縁膜1310bを300nm積層する。配線層部分に、シランとアンモニアガスを用いてプラズマCVDによりストッパ膜としてSiN膜1312bを25nmと低誘電率絶縁膜1310cをSiウエハ上の高さが350nmとなる条件で成膜を行った後にキャップ膜としてTEOS−SiO21311bを25nm積層する。ここで実施例1のレジスト1を用いて100nm径のビアパターンを形成し、これをマスクとして絶縁層にCF4/CHF3ガスを原料としたFプラズマによりガス組成を変えることでSiO2/低誘電率絶縁膜/SiN/低誘電率絶縁膜/SiNの順に加工した。つづいて、実施例1のレジスト1を用いて幅100nmの第2層目配線パターンを施し、このレジスト層をマスクにCF4/CHF3ガスを原料としたFプラズマにより加工した。このビアと配線溝に、Cuの絶縁層への拡散バリアとして働くTiN138cを25nmと電解メッキの際に電極として働くシード層Cuを25nmスパッタにより形成した。さらに、電解メッキによりCuを700nm積層した後、CMPにより配線パターン部以外のメタルを除去し、配線層1313bとビア層139bを形成した。以下、上記工程を繰り返し、3層配線を形成した。試作した多層配線においてレジスト1のパターニングの際に、レジスト保護膜を用いなかった場合は、位置ずれのため100万個の連続ビアの歩留まりが1%以下であった。また、実施例1の保護用組成物1を用いた場合は、レジストの形状不良により、上記歩留まりが60%以下であったが、本発明の保護用組成物3、4、7を用いた場合は、95%以上の歩留まりを得ることができた。
なお、上記に開示した内容から、下記の付記に示した発明が導き出せる。
(付記1)
制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護用組成物。
(付記2)
前記制電性樹脂が水溶性ポリマーを含む、付記1に記載のレジスト保護用組成物。
(付記3)
前記光酸発生剤が、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、スルホン酸エステル、オキサチアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ジスルホン誘導体、イミド化合物、オキシムスルホネート、ジアゾナフトキノンおよびベンゾイントシレートからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、付記1または2に記載のレジスト保護用組成物。
(付記4)
前記光酸発生剤が、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムパーフルオロブタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムパーフルオロブタンスルホネート、1−フェニル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ−1−ベンゾイルメタン、1,2,3−トリスルホニルオキシメチルベンゼン、1,3−ジニトロ−2−(4−フェニルスルホニルオキシメチル)ベンゼン、1−フェニル−1−(4−メチルフェニルスルホニルオキシメチル)−1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルメタンからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、付記1〜3のいずれかに記載のレジスト保護用組成物。
(付記5)
前記制電性樹脂が、下記一般式で表される構造単位を含む物質を少なくとも一つ含む、付記1〜4のいずれかに記載のレジスト保護用組成物。
Figure 2006023699
Figure 2006023699
Figure 2006023699
Figure 2006023699
Figure 2006023699
Figure 2006023699
(式中および式の説明中、AはNHまたはOを表し、Rは、R1またはOR1を表し、X1およびX2はSO3またはCOOを表し、Z1およびZ2は、OR13−Hまたは電子供与基(X3はSO3またはCOOまたは直接結合を表す)を表し、R1は直鎖状または分岐状の、エーテル結合を含んでいてもよい、二価の炭化水素基を表し、M1およびM2は、水素イオン、アンモニウムイオン、炭素数1から8のアルキルアンモニウムイオン、芳香族アンモニウムイオンまたは芳香族複素環の四級イオンを表す。なお、各符号は、各式および式の説明において互いに独立に定めることができる。)
(付記6)
前記光酸発生剤が水溶性である、付記1〜5のいずれかに記載のレジスト保護用組成物。
(付記7)
基板上にレジスト層および、制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護膜を有してなる多層体。
(付記8)
半導体装置、マスクまたは磁気ヘッドを製造するためのものである、付記7に記載の多層体。
(付記9)
前記レジスト層用のレジストが化学増幅型ポジ型レジストまたは化学増幅型ネガ型レジストである、付記7または8に記載の多層体。
(付記10)
前記制電性樹脂が水溶性ポリマーを含む、付記7〜9のいずれかに記載の多層体。
(付記11)
前記光酸発生剤が、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、スルホン酸エステル、オキサチアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ジスルホン誘導体、イミド化合物、オキシムスルホネート、ジアゾナフトキノンおよびベンゾイントシレートからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、付記7〜10のいずれかに記載の多層体。
(付記12)
前記光酸発生剤が、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムパーフルオロブタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムパーフルオロブタンスルホネート、1−フェニル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ−1−ベンゾイルメタン、1,2,3−トリスルホニルオキシメチルベンゼン、1,3−ジニトロ−2−(4−フェニルスルホニルオキシメチル)ベンゼン、1−フェニル−1−(4−メチルフェニルスルホニルオキシメチル)−1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルメタンからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、付記7〜11のいずれかに記載の多層体。
(付記13)
前記制電性樹脂が、下記一般式で表される構造単位を含む物質を少なくとも一つ含む、付記7〜12のいずれかに記載の多層体。
Figure 2006023699
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(式中および式の説明中、AはNHまたはOを表し、Rは、R1またはOR1を表し、X1およびX2はSO3またはCOOを表し、Z1およびZ2は、OR13−Hまたは電子供与基(X3はSO3またはCOOまたは直接結合を表す)を表し、R1は直鎖状または分岐状の、エーテル結合を含んでいてもよい、二価の炭化水素基を表し、M1およびM2は、水素イオン、アンモニウムイオン、炭素数1から8のアルキルアンモニウムイオン、芳香族アンモニウムイオンまたは芳香族複素環の四級イオンを表す。なお、各符号は、各式および式の説明において互いに独立に定めることができる。)
(付記14)
前記光酸発生剤が水溶性である、付記7〜13のいずれかに記載の多層体。
(付記15)
前記光酸発生剤の感度が、前記レジスト層に含まれる光酸発生剤の感度と同等かそれより高い、付記7〜14のいずれかに記載の多層体。
(付記16)
前記中の光酸発生剤の濃度が、前記レジスト層中の光酸発生剤の濃度と同等かそれより高い、付記7〜15のいずれかに記載の多層体。
(付記17)
基板上にレジスト層および、制電性樹脂と光酸発生剤と界面活性剤とを含んでなるレジスト保護膜を有してなる、付記7〜16のいずれかに記載の多層体。
(付記18)
基板上にレジスト層および、制電性樹脂と光酸発生剤と架橋剤とを含んでなるレジスト保護膜を有してなる、付記7〜17のいずれかに記載の多層体。
(付記19)
前記レジスト保護膜の厚さが、0.01〜0.2μmの範囲にある、付記7〜18のいずれかに記載の多層体。
(付記20)
基板上にレジストによりなる層(レジスト層)を形成し、
当該レジスト層上に制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護膜を形成し、
当該レジスト保護膜上から選択的に活性エネルギー線を照射し、
当該レジストを現像する、
レジストパターン形成方法。
(付記21)
前記レジストが化学増幅型ポジ型レジストまたは化学増幅型ネガ型レジストである、付記20に記載のレジストパターン形成方法。
(付記22)
前記制電性樹脂が水溶性ポリマーを含む、付記20または21に記載のレジストパターン形成方法。
(付記23)
前記光酸発生剤が、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、スルホン酸エステル、オキサチアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ジスルホン誘導体、イミド化合物、オキシムスルホネート、ジアゾナフトキノンおよびベンゾイントシレートからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、付記20〜22のいずれかに記載のレジストパターン形成方法。
(付記24)
前記光酸発生剤が、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムパーフルオロブタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムパーフルオロブタンスルホネート、1−フェニル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ−1−ベンゾイルメタン、1,2,3−トリスルホニルオキシメチルベンゼン、1,3−ジニトロ−2−(4−フェニルスルホニルオキシメチル)ベンゼン、1−フェニル−1−(4−メチルフェニルスルホニルオキシメチル)−1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルメタンからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、付記20〜23のいずれかに記載のレジストパターン形成方法。
(付記25)
前記制電性樹脂が、下記一般式で表される構造単位を含む物質を少なくとも一つ含む、付記20〜24のいずれかに記載のレジストパターン形成方法。
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(式中および式の説明中、AはNHまたはOを表し、Rは、R1またはOR1を表し、X1およびX2はSO3またはCOOを表し、Z1およびZ2は、OR13−Hまたは電子供与基(X3はSO3またはCOOまたは直接結合を表す)を表し、R1は直鎖状または分岐状の、エーテル結合を含んでいてもよい、二価の炭化水素基を表し、M1およびM2は、水素イオン、アンモニウムイオン、炭素数1から8のアルキルアンモニウムイオン、芳香族アンモニウムイオンまたは芳香族複素環の四級イオンを表す。なお、各符号は、各式および式の説明において互いに独立に定めることができる。)
(付記26)
前記光酸発生剤が水溶性である、付記20〜25のいずれかに記載のレジストパターン形成方法。
(付記27)
前記光酸発生剤の感度が、前記レジスト層中に含まれる光酸発生剤の感度と同等かそれより高い、付記20〜26のいずれかに記載のレジストパターン形成方法。
(付記28)
前記レジスト保護膜中の光酸発生剤の濃度が、前記レジスト層中の光酸発生剤の濃度と同等かそれより高い、付記20〜27のいずれかに記載のレジストパターン形成方法。
(付記29)
前記活性エネルギー線が荷電粒子線である、付記20〜28のいずれかに記載のレジストパターン形成方法。
(付記30)
前記レジスト保護膜の厚さが、0.01〜0.2μmの範囲にある、付記20〜29のいずれかに記載のレジストパターン形成方法。
(付記31)
基板上にレジストよりなる層(レジスト層)を形成し、
当該レジスト層上に制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護膜を形成し、
当該レジスト保護膜に対し選択的に活性エネルギー線を照射し、
当該レジストを現像し、
レジストパターンを形成する
ことを含む、微細加工パターンを有する装置の製造方法。
(付記32)
前記微細加工パターンを有する装置が、半導体装置、マスクまたは磁気ヘッドである、付記31に記載の製造方法。
(付記33)
前記レジストが化学増幅型ポジ型レジストまたは化学増幅型ネガ型レジストである、付記31または32に記載の製造方法。
(付記34)
前記制電性樹脂が水溶性ポリマーを含む、付記31〜33のいずれかに記載の製造方法。
(付記35)
前記光酸発生剤が、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、スルホン酸エステル、オキサチアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ジスルホン誘導体、イミド化合物、オキシムスルホネート、ジアゾナフトキノンおよびベンゾイントシレートからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、付記31〜34のいずれかに記載の製造方法。
(付記36)
前記光酸発生剤が、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムパーフルオロブタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムパーフルオロブタンスルホネート、1−フェニル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ−1−ベンゾイルメタン、1,2,3−トリスルホニルオキシメチルベンゼン、1,3−ジニトロ−2−(4−フェニルスルホニルオキシメチル)ベンゼン、1−フェニル−1−(4−メチルフェニルスルホニルオキシメチル)−1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルメタンからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、付記31〜35のいずれかに記載の製造方法。
(付記37)
前記制電性樹脂が、下記一般式で表される構造単位を含む物質を少なくとも一つ含む、付記31〜36のいずれかに記載の製造方法。
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(式中および式の説明中、AはNHまたはOを表し、Rは、R1またはOR1を表し、X1およびX2はSO3またはCOOを表し、Z1およびZ2は、OR13−Hまたは電子供与基(X3はSO3またはCOOまたは直接結合を表す)を表し、R1は直鎖状または分岐状の、エーテル結合を含んでいてもよい、二価の炭化水素基を表し、M1およびM2は、水素イオン、アンモニウムイオン、炭素数1から8のアルキルアンモニウムイオン、芳香族アンモニウムイオンまたは芳香族複素環の四級イオンを表す。なお、各符号は、各式および式の説明において互いに独立に定めることができる。)
(付記38)
前記光酸発生剤が水溶性である、付記31〜37のいずれかに記載の製造方法。
(付記39)
前記光酸発生剤の感度が、前記レジスト層中に含まれる光酸発生剤の感度と同等かそれより高い、付記31〜38のいずれかに記載の製造方法。
(付記40)
前記レジスト保護膜中の光酸発生剤の濃度が、前記レジスト層中の光酸発生剤の濃度と同等かそれより高い、付記31〜39のいずれかに記載の製造方法。
(付記41)
前記活性エネルギー線が荷電粒子線である、付記31〜40のいずれかに記載の製造方法。
(付記42)
前記レジスト保護膜の厚さが、0.01〜0.2μmの範囲にある、付記31〜41のいずれかに記載の製造方法。
(付記43)
付記31〜42のいずれかに記載の製造方法を用いた電子装置。
(付記44)
付記31〜42のいずれかに記載の製造方法を用いた半導体装置。
(付記45)
付記31〜42のいずれかに記載の製造方法を用いたマスク。
(付記46)
付記31〜42のいずれかに記載の製造方法を用いた磁気ヘッド。
電子線を照射したときの多層体で、酸の水素イオンがレジスト層中に発生した様子を示す模式的断面図である。 現像後の多層体の様子を示す模式的断面図である。 電子線を照射したときの多層体で、酸の水素イオンが型レジスト層中に発生した様子を示す、他の模式的断面図である。 現像後の多層体の様子を示す、他の模式的断面図である。 電子線を照射したときの多層体で、酸の水素イオンが型レジスト層中に発生した様子を示す、他の模式的断面図である。 現像後の多層体の様子を示す、他の模式的断面図である。 電子線を照射したときの多層体で、酸の水素イオンが型レジスト層中に発生した様子を示す、他の模式的断面図である。 現像後の多層体の様子を示す、他の模式的断面図である。 電子線を照射したときの多層体で、酸の水素イオンが型レジスト層中に発生した様子を示す、他の模式的断面図である。 現像後の多層体の様子を示す、他の模式的断面図である。 電子線を照射したときの多層体で、酸の水素イオンが型レジスト層中に発生した様子を示す、他の模式的断面図である。 現像後の多層体の様子を示す、他の模式的断面図である。 多層配線の模式的断面図である。
符号の説明
1 基板
2 レジスト層
3 保護膜
4 界面
5 不溶部分
6 不溶部分の端
7 レジストが溶解し除去された空間
8 界面
9 角が丸くなり減膜した部分
11 電子線照射時の層体
12 現像後の多層体
31 多層体
32 現像後の多層体
51 多層体
52 現像後の多層体
71 多層体
72 現像後の多層体
91 多層体
92 多層体
111 現像後の多層体
112 現像後の多層体

Claims (10)

  1. 制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護用組成物。
  2. 前記制電性樹脂が水溶性ポリマーを含む、請求項1に記載のレジスト保護用組成物。
  3. 前記光酸発生剤が、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、スルホン酸エステル、オキサチアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ジスルホン誘導体、イミド化合物、オキシムスルホネート、ジアゾナフトキノンおよびベンゾイントシレートからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、請求項1または2に記載のレジスト保護用組成物。
  4. 前記光酸発生剤が、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムパーフルオロブタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルフォニウムパーフルオロブタンスルホネート、1−フェニル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ−1−ベンゾイルメタン、1,2,3−トリスルホニルオキシメチルベンゼン、1,3−ジニトロ−2−(4−フェニルスルホニルオキシメチル)ベンゼン、1−フェニル−1−(4−メチルフェニルスルホニルオキシメチル)−1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルメタンからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、請求項1〜3のいずれかに記載のレジスト保護用組成物。
  5. 前記制電性樹脂が、下記一般式で表される構造単位を含む物質を少なくとも一つ含む、請求項1〜4のいずれかに記載のレジスト保護用組成物。
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    (式中および式の説明中、AはNHまたはOを表し、Rは、R1またはOR1を表し、X1およびX2はSO3またはCOOを表し、Z1およびZ2は、OR13−Hまたは電子供与基(X3はSO3またはCOOまたは直接結合を表す)を表し、R1は直鎖状または分岐状の、エーテル結合を含んでいてもよい、二価の炭化水素基を表し、M1およびM2は、水素イオン、アンモニウムイオン、炭素数1から8のアルキルアンモニウムイオン、芳香族アンモニウムイオンまたは芳香族複素環の四級イオンを表す。なお、各符号は、各式および式の説明において互いに独立に定めることができる。)
  6. 前記光酸発生剤が水溶性である、請求項1〜5のいずれかに記載のレジスト保護用組成物。
  7. 基板上にレジストによりなる層(レジスト層)を形成し、
    当該レジスト層上に制電性樹脂と光酸発生剤とを含んでなるレジスト保護膜を形成し、
    当該レジスト保護膜上から選択的に活性エネルギー線を照射し、
    当該レジストを現像する、
    レジストパターン形成方法。
  8. 前記光酸発生剤が、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、スルホン酸エステル、オキサチアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ジスルホン誘導体、イミド化合物、オキシムスルホネート、ジアゾナフトキノンおよびベンゾイントシレートからなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含む、請求項7に記載のレジストパターン形成方法。
  9. 前記光酸発生剤の感度が、前記レジスト層中に含まれる光酸発生剤の感度と同等かそれより高い、請求項7または8に記載のレジストパターン形成方法。
  10. 前記レジスト保護膜中の光酸発生剤の濃度が、前記レジスト層中の光酸発生剤の濃度と同等かそれより高い、請求項7〜9のいずれかに記載のレジストパターン形成方法。
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