JP2006013436A - 窒化物半導体レーザ装置、その製造方法およびその組み立て装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 窒化物半導体レーザ素子の共振器端面での黒色化を防止するとともに、黒色化による窒化物半導体レーザ素子の発光強度の低下または寿命の低下を抑制すること
【解決手段】 本発明は、共振器端面を有しかつ420nm以下の波長を発光させることができる窒化物半導体レーザ素子と、窒化物半導体レーザ素子を備えるステムと、を含む窒化物半導体レーザ装置において、窒化物半導体レーザ素子は、ステムに接合したキャップ内部に封入されており、キャップ内部の雰囲気は、露点−30℃以下であり、かつ該雰囲気内の酸素濃度は100ppm以下であることを特徴とする窒化物半導体レーザ装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、窒化物半導体レーザ装置に関し、より詳細には、窒化物半導体レーザ素子がキャップ内に封止された雰囲気に特徴を有する窒化物半導体レーザ装置、その製造方法およびその組み立て装置に関する。
従来、真空環境下または高圧環境下において設置可能な半導体レーザ装置が、下記特許文献1に開示されている。下記特許文献1に記載の半導体レーザ装置よれば、次のとおりである。すなわち、図4を参照して、特許文献1に記載の半導体レーザ光源は、レーザ光を出射する半導体レーザチップ41と、半導体レーザチップ41を端部に備えるヒートシンク42、ヒートシンク42の底面が接合されたステム43、半導体レーザチップ41から出射したレーザ光強度をモニタするためにステム43上に配置された光検出素子44などから成る。ステム43の反対側の面にはGND用、半導体レーザ駆動用、光検出素子用の電極リード線47が取り付けられており、GND用電極はステムに、半導体レーザ駆動用と光検出素子用電極は、非図示のワイヤーボンディングによって各々半導体レーザチップ4と光検出素子44に接合され導通している。
当該半導体レーザ光源において、図4に示した半導体レーザ光源では、半導体レーザチップ41、ヒートシンク42、光検出素子44、および電極リード線47を除くステム43の全部が合成樹脂等の光透過性可塑性物質49でモールディングした構造となっている。このようなパッケージング形態にすれば、パッケージング形態における、キャップ、カバーガラス等の強度的に脆弱な部分が無いため、半導体レーザチップ41を、真空環境下、あるいは高圧環境下に設置することができるようになる旨記載されている。
また、下記特許文献1の半導体レーザ装置において、上記光透過性可塑性物質によるキャップの内部雰囲気を、不活性ガス雰囲気でキャップにより封止されていることが記載され、これにより、半導体レーザ装置を、真空環境下、あるいは高圧環境下に設置することができるようになる旨記載されている。
しかしながら、上記特許文献1の半導体レーザ装置において、半導体レーザ素子として窒化物半導体レーザ素子を用いた場合、当該レーザ素子における共振器端面で黒色化し、当該黒色化が窒化物半導体レーザ素子の発光強度の低下または寿命の低下をもたらし、問題である。
特開平10−313147号公報
本発明は、上記従来の技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、窒化物半導体レーザ素子の共振器端面での黒色化を防止するとともに、黒色化による窒化物半導体レーザ素子の発光強度の低下または寿命の低下を抑制することができる半導体レーザ装置、その製造方法およびその組み立て装置を提供することである。
本発明の1つの局面によれば、共振器端面を有しかつ420nm以下の波長を発光させることができる窒化物半導体レーザ素子と、窒化物半導体レーザ素子を備えるステムと、を含む窒化物半導体レーザ装置において、窒化物半導体レーザ素子は、ステムに接合したキャップ内部に封入されており、キャップ内部の雰囲気は、露点−30℃以下であり、かつ該雰囲気内の酸素濃度は100ppm以下であることを特徴とする窒化物半導体レーザ装置が提供される。
好ましくは、雰囲気が1.3kPa以下である。
好ましくは、雰囲気中に、ヘリウムが含有されている。
好ましくは、雰囲気中に、窒素が含有されている。
好ましくは、雰囲気の圧力が100kPaよりも高い。
好ましくは、キャップは窓を備え、窓の厚さが0.5mm以上1.0mm以下である。
好ましくは、キャップと前記ステムとの接合が、金属を介して接合されている。
好ましくは、窒化物半導体レーザ装置は、窒化物半導体レーザ素子を備えたヒートシンクがキャップ内部にさらに設けられている。
好ましくは、窒化物半導体レーザ装置は、窒化物半導体レーザ素子からのレーザ光を検出するための光検出素子がキャップ内にさらに設けられている。
本発明の別の局面によれば、上記のいずれかの窒化物半導体レーザ装置の組み立て装置であって、組み立て装置は、組み立て装置の内部を大気開放せずに、組み立て装置の内部に投入された窒化物半導体レーザ装置を組み立てることができる機構と、組み立て装置の内部を真空にするための真空機構と、組み立て装置の内部を所定の雰囲気ガスに置換するためのガス導入機構と、ガスを組み立て装置の内部から外部に排気するためのパージ機構とを、備え、組み立て装置の内部の酸素濃度および露点濃度を検出するための計測機構が設けられていることを特徴とする組み立て装置が提供される。
好ましくは、組み立て装置の内部の圧力、雰囲気ガスの種類、酸素濃度または露点濃度は、窒化物半導体レーザ装置の封入圧力、封入雰囲気ガスの種類、酸素濃度または露点温度とそれぞれ同一である。
好ましくは、組み立て装置の内部の圧力は、窒化物半導体レーザ装置の仕様値の封入圧力よりも陰圧または陽圧である。
好ましくは、組み立て装置の内部の酸素濃度は、窒化物半導体レーザ装置に封入される酸素濃度よりも低い。
好ましくは、組み立て装置の内部の露点温度は、窒化物半導体レーザ装置に封入される露点温度よりも低い。
本発明のさらに別の局面によれば、上記のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法であって、窒化物半導体レーザ装置の組み立て装置を用いて、窒化物半導体レーザ装置を組み立て装置の内部に取り込み、組み立て装置の内部を大気開放せずに窒化物半導体レーザ装置を組み立てる工程を包含する、窒化物半導体レーザ装置の製造方法が提供される。
好ましくは、組み立て装置の内部を真空にする工程と、組み立て装置の内部の圧力、雰囲気ガスの種類、酸素濃度または露点濃度を、窒化物半導体レーザ装置の封入圧力、封入雰囲気ガスの種類、酸素濃度または露点温度とそれぞれ同一にする工程をさらに含む。
好ましくは、組み立て装置の内部を真空にする工程と、組み立て装置の内部の圧力を、窒化物半導体レーザ装置の仕様値の封入圧力よりも陰圧または陽圧にする工程をさらに含む。
好ましくは、組み立て装置の内部の酸素濃度を、窒化物半導体レーザ装置に封入される酸素濃度よりも低くする工程をさらに含む。
好ましくは、組み立て装置の内部の露点温度を、窒化物半導体レーザ装置に封入される露点温度よりも低くする工程をさらに含む。
好ましくは、組み立て装置の内部の酸素濃度および露点濃度を測定する工程をさらに含む。
本発明の窒化物半導体レーザ装置によれば、420nm以下の短波長の光を発光する窒化物半導体レーザ素子(レーザチップおよびスーパールミネッセントダイオード)の共振器端面において、時経変化に伴って共振器端面が黒色化するのを防止し、前記黒色化による窒化物半導体レーザ素子の発光強度の低下あるいは寿命の低下を抑制することができる。
本発明の窒化物半導体レーザ装置によれば、共振器端面を有しかつ420nm以下の波長を発光させることができる窒化物半導体レーザ素子と、窒化物半導体レーザ素子を備えるステムと、を含む窒化物半導体レーザ装置において、窒化物半導体レーザ素子は、前記ステムに接合した前記キャップ内部に封入されており、キャップ内部の雰囲気は、露点−30℃以下であり、かつ該雰囲気内の酸素濃度は100ppm以下であることを特徴とする窒化物半導体レーザ装置が提供される。
以下、本発明の窒化物半導体レーザ装置について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の窒化物半導体レーザ装置の模式図である。なお、本発明の窒化物半導体レーザ素子は、共振器端面を有しかつ420nm以下の波長を発光させることができる窒化物半導体レーザ素子と、窒化物半導体レーザ素子を備えるステムとを基本的に含むものであるが、より好ましくは図1に示す態様とすることができる。
図1において、本発明の窒化物半導体レーザ装置10は、レーザ光を出射する窒化物半導体レーザ素子11と、該窒化物半導体レーザ素子を端部に備えるヒートシンク12と、該ヒートシンク12の底面と接合したステム14と、該ステム14上に設置された、前記窒化物半導体レーザ素子11から出射したレーザ光の強度を観察するための光検出素子13と、前記窒化物半導体レーザ素子11、前記ヒートシンク12および前記光検出素子13をその中に封止するためのキャップ15とを含み、当該キャップ15内部の空間には、封入雰囲気18が封止されている。
なお、図1においては、ヒートシンク12とステム14とが別個になっているが、これらが一緒になって一体型となっていてもよい。しかし、窒化物半導体レーザの高出力化に伴ってさらに高い放熱性が望まれており、図1のように熱が溜まりやすい窒化物半導体レーザ素子近傍にのみ熱伝導性の高い材料からなるヒートシンク部を設けることによって、コストを下げながらかつ放熱性の向上を図ることが可能である。この目的において、ヒートシンク12はステム14と異なる材料で、かつ、Cu、SiC、Si、Al、AlNまたはFeからなる材料のうち少なくとも1つ以上の材料を含有することが好ましい。
また、図1において窒化物半導体レーザ素子とヒートシンクとが直接接合されるが、窒化物半導体レーザ素子とヒートシンクとの間にサブマウントを介して接合されてもよい。当該サブマウントとしては熱伝導性の良好なSiC、AlNを含有するものが好ましい。たとえば、SiCの微結晶にバインダベリリウム酸化物を加えて焼結したものを用いることができる。
また、光検出素子13は、キャップ内部に存在しても存在しなくてもよいが、キャップ内部に存在していることが好ましい。
また、前記ステム14には、電極リード線17が取り付けられており、前記キャップ15には、前記窒化物半導体レーザ素子から出射されたレーザ光を取り出すための窓16が設けられている。
本発明において、窒化物半導体レーザ素子11は、共振器端面を有し、さらに420nm以下の波長のレーザ光を発光させることができるものであれば、特に限定されないが、具体的には窒化物半導体レーザダイオードまたは窒化物半導体スーパールミネッセントダ
イオードなどを用いることができる。
本発明において、上記窒化物半導体レーザ素子11は、従来の技術において説明したような半導体レーザ装置の環境において使用する場合において、所望の駆動電圧および駆動電流を設定して駆動させると、時間の変化とともに、当該窒化物半導体レーザ素子11の共振器端面が黒色化してしまう。この現象は、長波長(たとえば、650nmまたは780nm)の波長を発光する高出力のレーザで生じる端面の劣化(たとえば、瞬時光学損傷(COD))とは異なり、端面劣化が問題とされないはずの低出力(30mW以下)において生じている。また、当該黒色化の原因は、詳細には明らかになってはいないが、当該黒色化の部分を本発明者らが調査したところ、酸素、シリコンおよび炭素などの元素が検出され、この結果から、420nm以下の短波長の光が出射される共振器端面の部分において、封入雰囲気中に存在していた水分または酸素がイオン化され、周囲に存在する不純物が前記イオンにより共振器端面に吸着させられて、発生したと推定される。
また、黒色化された部分において検出されたシリコンは、上記イオンが、窒化物半導体レーザ素子を形成している物質、たとえば、SiOなどのSi原子を解離させ、これにより生じたSi原子が不純物として発生し、上述したようにイオンにより共振器端面に吸着させられたものであると考えられる。
このような窒化物半導体レーザ素子の共振器端面における黒色化により、発光強度の低下および装置の寿命の低下をもたらしてしまうものである。
本発明において、上記共振器端面における黒色化の問題を解決するために、キャップ内の封入雰囲気18について、露点を−30℃以下にし、かつ酸素濃度を雰囲気全体に対して100ppm以下にすることにより、上記黒色化の問題を解決することができたものである。ここで、露点が−30℃を超えると、上記黒色化が問題となる水分濃度がキャップ内に充満してしまうという理由のため好ましくない。より好ましくは、露点が−40℃以下であり、さらに好ましくは−60℃以下である。
また、本発明において、酸素濃度が100ppmを超えると、黒色化に影響を与える程度の酸素濃度がキャップ内に充満してしまうという理由のため好ましくない。より好ましくは、10ppm以下である。
本発明において、このように露点および酸素濃度を設定することにより、窒化物半導体レーザ素子から出射される短波長の光によってイオン化される水分および酸素の量が減少され、共振器端面における黒色化を防止することができる。さらに、黒色化が防止されることにより、窒化物半導体レーザ素子における発光強度の劣化および寿命の短命化を防止することができる。
本発明において、キャップ内の封入雰囲気を、露点−40℃以下にし、かつ酸素濃度100ppm以下にすると、(黒色化数/全レーザ素子数)×100の値が、約15%低下し、また、露点を−60℃以下にし、かつ酸素濃度を10ppm以下にすると、上記値は約10%程度に低減することができ、これにより発光強度の劣化防止と装置の長寿命化を達成することができる。
ここで、上記黒色化数とは、窒化物半導体レーザ素子のレーザ出射側共振器端面が黒く変色して、頓死してしまった素子のことであり、初期不良を選別する目的で行われるエージング試験で不良になった素子の端面を光学顕微鏡で観察することにより測定することができる。また、全レーザ素子数とは、前記エージング試験に投入した全素子の数のことである。また、上記式(黒色化数/全レーザ素子数)×100の値は、窒化物半導体レーザ
素子の共振器端面が黒色化により不良になった割合という技術的意義を有する。
本発明において、封入雰囲気18を1.3kPa以下、より好ましくは130Pa以下の真空にすることが好適である。このような圧力に設定することによって、短波長の光によってイオン化される媒体が共振器端面の周りに存在し得なくなるために、より顕著に共振器端面の黒色化を防止することができる。その際、窓16の厚みが従来の0.3mmでは耐久性に乏しいため、0.5mm以上にすることが好ましい。これより、十分な耐久性を確保することができる。なお、窓での光の吸収により、窓16の厚みは1.0mm以下であることが好ましい。
また、キャップ15の内側は外側に比べて減圧であるため、気密が保てるようなパッケージ機構が必要となる。たとえば、図2に示すようにキャップ15の穴20よりも窓16を大きくし、かつキャップ15の外側から窓16を設置させる。また、ステム14とキャップ15との間に金属を介入させることによってより機密性を向上させることができる。このとき金属はステム14とキャップ15との間の隙間を埋めるように変形させられる。そのため、当該金属は変形が容易なニッケルが好ましい。なお、図2は、窓付近のキャップの構造を示す概略断面図である。
また、本発明において、封入雰囲気18を、露点−30℃以下、かつ酸素濃度100ppm以下にすることに加えて、ヘリウム、アルゴンまたは窒素などで封入することが好ましい。これによって、共振器端面の黒色化を防止することができる。ヘリウムやアルゴンは不活性ガスであるためにイオン化されにくい特徴があるからである。また、ヘリウムは熱伝導率が非常に良く、窒化物半導体レーザ素子の放熱媒体としても作用するため非常に好ましい。これは、共振器端面部分で発生する熱を放熱し、熱劣化を防止する作用がある。加えて、封入雰囲気がヘリウムであるかまたは上述のような真空であると、従来の大気または窒素の雰囲気と比較して、窒化物半導体レーザ素子が発する短波長の光の吸収が小さいため、発光強度が多少強くなるので好適である。
また、図1に示すようにヒートシンクとステムとが別個に形成されている場合において、封入雰囲気18としてヘリウムを用いると、放熱に関して当該別個の形成と封入雰囲気として用いるヘリウムとが相乗効果を発揮し、より放熱性が効果的となる。
本発明において、キャップ内の封入雰囲気を、窒素で封入する利点は安価である点である。ただし、窒素は吸湿性があることから露点に十分注意する必要があり、本発明において記載しているように露点を−30℃以下、より好ましくは−40℃以下、さらに好ましくは−60℃以下に設定することが重要である。
本発明において、封入雰囲気18をヘリウム、アルゴンまたは窒素のいずれか1つ以上とする際、封入雰囲気18中の圧力は100kPa以上にすることが好ましい。これによって、キャップ15内にこれらのガスを封入する際、意図しない不純物やガスがキャップ15内に流れ込むことを防止することができる。100kPa未満であると、キャップ15内の圧力が外気に比べて負圧になるため、外気をキャップ15内に引き込む可能性があるため好ましくない。
その際、キャップ15の内側は外側に比べて加圧であるため、気密が保てるようなパッケージ機構が必要となる。たとえば、図3に示すように、キャップの穴20よりも窓16を大きくしかつキャップ15の内側から窓16を設置させる。図3は、窓付近のキャップの構造を示す概略断面図である。あるいは、ステム14とキャップ15との間に金属を介入させることによって機密性を向上させることができる。このとき金属はステム14とキャップ15との間の隙間を埋めるように変形可能である。このような金属としてはニッケルが好ましい。
本実施形態において、窒化物半導体レーザ素子11とヒートシンク12とが直接接合させる旨の模式図が図1に示されているが、窒化物半導体レーザ素子11とヒートシンク1
2との間にサブマウントを介して接合されていてもよい。
本発明において、窒化物半導体レーザ装置を組み立てるための組み立て装置について説明する。図8は本発明の窒化物半導体レーザ装置の組み立て装置の概略断面図である。まず、窒化物半導体レーザ装置10を投入口82を介してその組み立て装置内部に投入する。前記組み立て装置は、組み立て機構81を有し、当該組み立て機構81は、たとえば、グローブボックスのような組み立て装置内部を大気開放せずとも前記組み立て装置内部に投入された窒化物半導体レーザ装置10を組み立てることができる機構である。また、前記組み立て装置は、その内部が所望の圧力、所望の雰囲気ガスの種類、所望の酸素濃度および所望の露点温度に到達できるように、当該組み立て装置内部を真空にひくための真空機構83と、所望の雰囲気ガスに装置内部を充填するためのガス導入機構84とそのガスを装置内部から外部に排気するためのパージ機構85を備える。真空機構83の例としては真空ポンプを用いることができるがこれに限定されない。図8の矢印は当該ガス導入機構84とパージ機構とによって調節されるガスの流れ方向を示している。また、本発明の組み立て装置は、当該装置内部の酸素濃度および露点温度を検出するための計測機構86が少なくとも備えられている。当該計測機構86は、酸素濃度計87、露点計88、圧力計89を含む。なお、図8において説明してない符号は上述と同一である。
次に、前記組み立て装置内部の圧力、雰囲気ガスの種類、酸素濃度または露点温度は、上記で述べられた窒化物半導体レーザ装置の封入圧力、封入雰囲気ガスの種類、酸素濃度または露点温度と同一にすることができる。このことによって、前記組み立て装置内部で窒化物半導体レーザ装置を組み立てるだけで、上述したキャップ内の雰囲気を達成することができる。
また、前記組み立て装置内部の圧力は、窒化物半導体レーザ装置が図2で示す機構を含む場合、窒化物半導体レーザ装置の仕様値の封入圧力よりも陰圧にすることが好ましい。これにより、本発明の窒化物半導体レーザ装置のキャップ内の圧力が仕様値を満足せずに不良品となる数を減らすことができる。また、窒化物半導体レーザ装置において図3で示す機構を望む場合、窒化物半導体レーザ装置の仕様値よりも加圧にすることが好ましい。このことによって、本発明の窒化物半導体レーザ装置のキャップ内の圧力が仕様値を満足せずに不良品となる数を減らすことができる。
また、前記組み立て装置内部の酸素濃度は、製造する窒化物半導体レーザ装置に所望される封入酸素濃度よりも低く設定することが好ましい。このことによって、窒化物半導体レーザ装置において所望の酸素濃度を満足して確実に組み立てることができる。
さらに好ましくは、前記組み立て装置内部の露点温度は、製造する窒化物半導体レーザ装置に所望される封入露点温度よりも低く設定することが好ましい。このことによって、窒化物半導体レーザ装置において所望の露点温度を満足して確実に組み立てることができる。
(実施例1)
窒化物半導体レーザ素子として、410nmの発振波長を有するInGaN系の半導体レーザを用い、上述の図1に記載のとおりに窒化物半導体レーザ装置を作製した。このとき、封入雰囲気を、露点−40℃、酸素濃度100ppmとした。なお、封入ガスとして窒素を102660Paの圧力で封入した。上記の条件で黒色化率を測定したところ、約20%以下であった。
なお、比較のために、図1のように光検出素子がキャップの内部に封止されている場合でなく、窒化物半導体レーザ装置の外部に光検出素子が設けられた場合を検討すと、窒化物半導体レーザ装置から発せられた強い光が集中する光検出素子の表面において、その表面が曇るという現象が生じた。光検出素子の表面が曇ると窒化物半導体レーザ装置より発せられたレーザ光を正確に検出できないという問題が発生する。
この原因は、おそらく、前記共振器端面で生じた黒色化と類似した現象だと考えている。このような曇るという現象は、長波長(たとえば、650nmまたは780nm)の波長を発光するレーザでは見かけないことから、短波長(420nm以下)の光を発する窒化物半導体レーザ装置に固有の問題であると考えられる。
しかしながら、上記実施例1に記載されているように、本発明によれば、このような光検出素子の表面の曇りについては、窒化物半導体レーザ装置のキャップ内部に、窒化物半導体レーザ素子と本発明に従う封入雰囲気とともに光検出素子も封止することによって防止することができる。
(実施例2)
実施例2は、実施例1(図1)の窒化物半導体レーザ装置において、ヒートシンク12をステム14と一体型とした構成の場合またはステム14に突起の部位を設けてその部位に窒化物半導体レーザ素子を支持される構成の場合を図5に示し、その他の構成およびその効果は、図1と同様である。
ヒートシンクとステムとが一体型となった場合、または、ステムの突起に部位を設け、その部位に窒化物半導体レーザ素子を支持させた場合(以後、一体型のステムと称す)、ヒートシンクとステムとは同じ材料から構成されるため、図5に示すように、ヒートシンクとステムの部位およびそれらの機能を区別することはできない。したがって図1のように、ヒートシンク12とステム14という区別はなく、図5に示すように、ヒートシンクとステムとを1つのステム14としてみることができる。本実施例においてはこのような一体型ステムを用いた例について示すものである。
一体型ステム14はステムの製造工程が簡略化できるためコストの削減に寄与できる効果がある。また、一体型ステムはその各部位毎にその機能を区別することはできないが、ステム全体をヒートシンクとして機能させるために、すなわち、放熱性を高めるために、ステムの材料をCu、Al、Feなどから選択することができる。
以下、この一体型ステムを用いた本発明の窒化物半導体レーザ装置について、図5を用いて説明する。図5は、一体型ステムを用いた本発明の窒化物半導体レーザ装置の模式図である。図5において、本発明の窒化物半導体装置10は、レーザ光を出射する窒化物半導体レーザ素子11と、該窒化物半導体レーザ素子を備えるステム14と、該ステム14上に設置された、前記窒化物半導体レーザ素子11から出射したレーザ光の強度を観察するための光検出素子13と、前記窒化物半導体レーザ素子11および前記光検出素子13をその中に封止するためのキャップ15とを含み、当該キャップ15内部の空間には、封入雰囲気18が封止されている。また、前記ステム14には、電極リード線17が取り付けられており、前記キャップ15には、前記窒化物半導体レーザ素子から出射されたレーザ光を取り出すための窓16が設けられている。
なお、図5において窒化物半導体レーザ素子11とステム14とが直接接合されているが、窒化物半導体レーザ素子11とステム14との間にサブマウントを介して接合されてもよい。当該サブマウントとしては熱伝導性のよいSiC、AlNを含有するものが好ましい。たとえば、SiCの微結晶にバインダベリリウム酸化物を加えて焼結したものを用いることができる。
(実施例3)
実施例3は、実施例1(図1)の窒化物半導体レーザ装置において、光検出素子が無い場合の例を示し、その他の本発明の構成および効果は、実施例1または実施例2と同様である。
以下、実施例3の本発明の窒化物半導体レーザ装置について、図6を用いて説明する。図6は、光検出素子がない場合の本発明の窒化物半導体レーザ装置の模式図である。図6において、本発明の窒化物半導体装置10は、レーザ光を出射する窒化物半導体レーザ素子11と、該窒化物半導体レーザ素子を端部に備えるヒートシンク12と、該ヒートシンク12の底面と接合したステム14と、前記窒化物半導体レーザ素子11および前記ヒートシンク12をその中に封止するためのキャップ15とを含み、当該キャップ15内部の空間には、封入雰囲気18が封止されている。また、前記ステム14には、電極リード線17が取り付けられており、前記キャップ15には、前記窒化物半導体レーザ素子から出射されたレーザ光を取り出すための窓16が設けられている。なお、窒化物半導体レーザ素子11とヒートシンク12が直接接合される構成の模式図が図6に示されているが、窒化物半導体レーザ素子11とヒートシンク12との間にサブマウントを介して接合されても構わない。サブマウントとしては熱伝導性の良いSiC、AlNを含有するものが好ましい。例えば、SiCの微結晶にバインダベリリウム酸化物を加えて焼結したものを用いることができる。
本実施例3のような構成とした場合であっても、実施例1および2と同様の窒化物半導体レーザ素子としての効果を奏することができる。
(実施例4)
実施例4は、実施例1(図1)の窒化物半導体レーザ装置において、光検出素子が無い場合であって、かつ実施例2の一体型ステムを用いた実施例であり、その他の本発明に係わる構成および効果は、上記実施例1および2と同様である。
以下、実施例4の本発明の窒化物半導体レーザ装置について、図7を用いて説明する。
図7は、本発明の窒化物半導体レーザ装置の模式図である。図7において、本発明の窒化物半導体装置10は、レーザ光を出射する窒化物半導体レーザ素子11と、該窒化物半導体レーザ素子を備えるステム14と、前記窒化物半導体レーザ素子11を中に封止するためのキャップ15とを含み、当該キャップ15内部の空間には、封入雰囲気18が封止されている。また、前記ステム14には、電極リード線17が取り付けられており、前記キャップ15には、前記窒化物半導体レーザ素子から出射されたレーザ光を取り出すための窓16が設けられている。前記ステム14の材料としては、Cu、Al、Feなどが好ましい。なお、窒化物半導体レーザ素子11とステム14が直接接合される構成の模式図が図7に示されているが、窒化物半導体レーザ素子11とステム14との間にサブマウントを介して接合されても構わない。サブマウントとしては熱伝導性の良いSiC、AlNを含有するものが好ましい。例えば、SiCの微結晶にバインダベリリウム酸化物を加えて焼結したものを用いることができる。
本実施例にかかる窒化物半導体レーザ素子は、実施例1または実施例2と同様の効果を奏することができる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の窒化物半導体レーザ装置の模式図である。 本発明の窒化物半導体レーザ装置のキャップにおける窓付近の構造を示す概略断面図である。 本発明の窒化物半導体レーザ装置のキャップにおける窓付近の構造を示す概略断面図である。 従来の半導体レーザ装置の模式図である。 本発明の窒化物半導体レーザ装置の一実施形態を示す模式図である。 本発明の窒化物半導体レーザ装置の一実施形態を示す模式図である。 本発明の窒化物半導体レーザ装置の一実施形態を示す模式図である。 本発明の窒化物半導体レーザ装置の組み立て装置の概略断面図である。
符号の説明
10 窒化物半導体レーザ装置、11 窒化物半導体レーザ素子、12,42 ヒートシンク、13,44 光検出素子、14,43 ステム、15 キャップ、16 窓、17,47 電極リード線、18 封入雰囲気、20 キャップの穴、41 半導体レーザチップ、49 光透過性可塑性物質、81 組み立て機構、82 投入口、83 真空機構、84 ガス導入機構、85 パージ機構、86 計測機構、87 酸素濃度計、88 露点計、89 圧力計。

Claims (20)

  1. 共振器端面を有しかつ420nm以下の波長を発光させることができる窒化物半導体レーザ素子と、該窒化物半導体レーザ素子を備えるステムと、を含む窒化物半導体レーザ装置において、
    前記窒化物半導体レーザ素子は、前記ステムに接合した前記キャップ内部に封入されており、
    該キャップ内部の雰囲気は、露点−30℃以下であり、かつ該雰囲気内の酸素濃度は100ppm以下であることを特徴とする、窒化物半導体レーザ装置。
  2. 前記雰囲気が1.3kPa以下であることを特徴とする、請求項1に記載の窒化物半導体レーザ装置。
  3. 前記雰囲気中に、ヘリウムが含有されていることを特徴とする、請求項1に記載の窒化物半導体レーザ装置。
  4. 前記雰囲気中に、窒素が含有されていることを特徴とする、請求項1に記載の窒化物半導体レーザ装置。
  5. 前記雰囲気の圧力が100kPaよりも高いことを特徴とする、請求項3または4に記載の窒化物半導体レーザ装置。
  6. 前記キャップは窓を備え、該窓の厚さが0.5mm以上1.0mm以下であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置。
  7. 前記キャップと前記ステムとの接合が、金属を介して接合されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置。
  8. 前記窒化物半導体レーザ装置は、前記窒化物半導体レーザ素子を備えたヒートシンクが前記キャップ内部にさらに設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置。
  9. 前記窒化物半導体レーザ装置は、前記窒化物半導体レーザ素子からのレーザ光を検出するための光検出素子が前記キャップ内にさらに設けられていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置の組み立て装置であって、該組み立て装置は、
    前記組み立て装置の内部を大気開放せずに、該組み立て装置の内部に投入された窒化物半導体レーザ装置を組み立てることができる機構と、
    前記組み立て装置の内部を真空にするための真空機構と、
    前記組み立て装置の内部を所定の雰囲気ガスに置換するためのガス導入機構と、
    前記ガスを前記組み立て装置の内部から外部に排気するためのパージ機構とを、備え、
    前記組み立て装置の内部の酸素濃度および露点濃度を検出するための計測機構が設けられていることを特徴とする、組み立て装置。
  11. 前記組み立て装置の内部の圧力、雰囲気ガスの種類、酸素濃度または露点濃度は、前記窒化物半導体レーザ装置の封入圧力、封入雰囲気ガスの種類、酸素濃度または露点温度とそれぞれ同一であることを特徴とする、請求項10に記載の組み立て装置。
  12. 前記組み立て装置の内部の圧力は、前記窒化物半導体レーザ装置の仕様値の封入圧力よりも陰圧または陽圧であることを特徴とする、請求項10に記載の組み立て装置。
  13. 前記組み立て装置の内部の酸素濃度は、前記窒化物半導体レーザ装置に封入される酸素濃度よりも低いことを特徴とする、請求項10に記載の組み立て装置。
  14. 前記組み立て装置の内部の露点温度は、前記窒化物半導体レーザ装置に封入される露点温度よりも低いことを特徴とする、請求項10に記載の組み立て装置。
  15. 請求項1〜9のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法であって、該窒化物半導体レーザ装置の組み立て装置を用いて、前記窒化物半導体レーザ装置を前記組み立て装置の内部に取り込み、該組み立て装置の内部を大気開放せずに該窒化物半導体レーザ装置を組み立てる工程を包含する、窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  16. 前記組み立て装置の内部を真空にする工程と、
    前記組み立て装置の内部の圧力、雰囲気ガスの種類、酸素濃度または露点濃度を、前記窒化物半導体レーザ装置の封入圧力、封入雰囲気ガスの種類、酸素濃度または露点温度とそれぞれ同一にする工程をさらに含むことを特徴とする、請求項15に記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  17. 前記組み立て装置の内部を真空にする工程と、
    前記組み立て装置の内部の圧力を、前記窒化物半導体レーザ装置の仕様値の封入圧力よりも陰圧または陽圧にする工程をさらに含むことを特徴とする、請求項15に記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  18. 前記組み立て装置の内部の酸素濃度を、前記窒化物半導体レーザ装置に封入される酸素濃度よりも低くする工程をさらに含むことを特徴とする、請求項15に記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  19. 前記組み立て装置の内部の露点温度を、前記窒化物半導体レーザ装置に封入される露点温度よりも低くする工程をさらに含む、請求項15に記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  20. 前記組み立て装置の内部の酸素濃度および露点濃度を測定する工程をさらに含むことを特徴とする、請求項16、18または19のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
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