JP2007173434A - 半導体レーザ装置及び組立装置 - Google Patents

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茂稔 伊藤
Kunihiro Takatani
邦啓 高谷
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大介 花岡
Yuzo Tsuda
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Abstract

【課題】 本発明は、キャップによって封止する封入雰囲気のH2O濃度を制限することで半導体レーザ素子の寿命の安定性を良好にした半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 側面の端部に窒化物半導体レーザ素子1が設置されたヒートシンク2と、窒化物半導体レーザ素子1から出射されたレーザ光強度を検出する光検出素子4とが搭載されたステム3に対して、キャップ5を溶着する際、キャップ5によって封止されるガス雰囲気を十分に水分除去されたものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体レーザ素子を備えた半導体レーザ装置及びこの半導体レーザ装置を組み立てる組立装置に関するもので、特に、III−V族の窒化物半導体より成る窒化物半導体レーザ素子を備えた半導体レーザ装置及びこの半導体レーザ装置を組み立てる組立装置に関する。
近年、光ディスクなどにおける記録容量の大容量化が要求され、隣接トラック間の距離の短い高密度の光ディスクが提供されつつある。この高密度光ディスクを対象とした情報の読み出しや書き込みを行うための短波長光源技術として、III−V族系窒化物半導体レーザ素子が注目されている。又、このIII−V族系窒化物半導体レーザ素子は、可視光を発光することができるため、照明やバックライトなどの可視光源としても要求されている。
又、光源として半導体レーザ素子を備えた半導体レーザ装置として、半導体レーザ素子をステム上に設置した半導体レーザ装置が提供されている(特許文献1参照)。この半導体レーザ装置は、図9に示すように、レーザ光を出射する半導体レーザ素子41と、半導体レーザ素子41が側面の端部に設置されるヒートシンク42と、その表面上にヒートシンク42の底面が接合されるステム43と、ステム43の表面上に設置されて半導体レーザ素子41から出射されたレーザ光強度を検出する光検出素子44と、ステム43の表面をモールディングして覆う合成樹脂などの光透過性可塑性物質45と、を備える。
特開平10−313147号公報
この特許文献1の半導体レーザ装置では、光透過性可塑性物質45をモールディングしたパッケージング構造とされることにより、キャップ及びカバーガラスなどの強度的に脆弱な部分がないので、真空環境下や高圧環境下においても利用可能な半導体レーザ装置とすることができる。しかしながら、このようなモールディング構造とする場合、光透過性可塑性物質45として光透過性の良好な材料を使用したとしても、その結晶構造により多少の光の散乱などが生じ、キャップやカバーガラスと比べて、レーザ光の指向性が悪くなる。又、キャップやカバーガラスのように、ステム上に設置して取り付けられる工程だけで良いことに比べ、モールディング構造するための型が必要となるとともに、モールディング後にも成形する工程も必要となり、その製造工程が煩雑化する。
それに対して、キャップやカバーガラスをステム上に設置した半導体レーザ装置としたとき、半導体レーザ素子として窒化物半導体レーザ素子を適用した場合、半導体レーザ装置の電極及び半導体レーザ素子に10kA/cm2以上の高い電流密度の電流が注入される。このように高い電流密度の電流が注入されると、半導体レーザ装置内の半導体レーザ素子に印加される電圧が初期状態を維持することができず、その寿命特性が不安定なものとなるという問題が生じる。
このような問題を鑑みて、本発明は、キャップによって封止する封入雰囲気のH2O濃度を制限することで半導体レーザ素子の寿命の安定性を良好にした半導体レーザ装置を提供することを目的とする。又、本発明は、この半導体レーザ装置を組み立てるための組立装置を提供することを別の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の半導体レーザ装置は、窒化物半導体層が積層されて構成される窒化物半導体レーザ素子と、該窒化物半導体レーザ素子が積載されるステムと、該ステム上にガスとともに前記窒化物半導体レーザ素子を封入するキャップと、を備える半導体レーザ装置において、前記キャップにより封入されるガスの水分濃度が400ppm以下であることを特徴とする。
このような半導体レーザ装置において、更に、記キャップにより封入されるガスの水分濃度が100ppm以下とすることが好ましい。
又、前記封入されるガス雰囲気中に酸素が含まれるものであっても構わない。このとき、更に、前記封入されるガス雰囲気中に窒素が含まれるものであっても構わない。又、前記封入されるガスが空気であっても構わない。
又、前記窒化物半導体レーザ素子が、該窒化物半導体レーザ素子の電流注入領域における電流密度を10kA/cm2以上の状態で駆動するものであっても構わない。
更に、前記封入されるガス雰囲気の圧力が、0.1Pa以上200kPa以下の範囲であるものとする。
本発明の組立装置は、その室内で、窒化物半導体層が積層されて構成される窒化物半導体レーザ素子が積載されるステム上に、ガスとともに前記窒化物半導体レーザ素子を封入するキャップが接着される組立工程が行われる、外気から密閉可能な組立室と、該組立室内のガス雰囲気の水分濃度を400ppm以下とする水分濃度調整部と、を備え、前記水分濃度調整部によって400ppm以下とされたガス雰囲気を備えた前記組立室において、前記ステム上に前記キャップが接着される組立工程が行われることを特徴とする。
このとき、前記組立室内の圧力を調整する第1圧力調整部を備えるものとしても構わない。そして、前記第1圧力調整部を真空ポンプとし、前記組立室の内部圧力を0.1Pa以上200kPa以下の範囲とするものとしても構わない。
又、前記組立室と隣接して構成される外気から密閉可能なロードロック室と、前記組立室と前記ロードロック室との間を開放/閉鎖可能な第1密閉扉と、前記ロードロック室と外気との間を開放/閉鎖可能な第2密閉扉と、を備え、前記水分濃度調整部が、前記ロードロック室内のガス雰囲気の水分濃度をも400ppm以下とするものとしても構わない。
このとき、前記組立室において、前記水分濃度調整部による水分濃度の調整が行われた状態とし、前記第1密閉扉を閉鎖した状態で前記第2密閉扉を開放して前記ステムと前記キャップを前記ロードロック室に投入し、前記第2密閉扉を閉鎖して前記ロードロック室の水分濃度を調整した後、前記第1密閉扉を開放して、前記ステムと前記キャップとを前記組立室に移動させると、前記第1密閉扉を閉鎖する。このようにすることで、前記組立室を大気と遮断した状態のまま、前記ステムと前記キャップを前記組立室に搬送することができる。
又、前記ロードロック室内の圧力を調整する第2圧力調整部を備えるものとしても構わない。そして、前記第2圧力調整部を真空ポンプとし、前記ロードロック室の内部圧力を0.1Pa以上200kPa以下の範囲とするものとしても構わない。更に、前記ロードロック室内に、前記ステム及び前記キャップに対して熱を与える加熱装置が設置されるものとしても構わない。
又、これらの組立装置において、前記水分濃度調整部が、外部で生成されたガスを前記組立室及び前記ロードロック室の室内に供給して各室内のガスと置換させるものであっても構わないし、各室内のガスを循環させるものであっても構わない。
本発明によると、キャップにより封入されるガスの水分濃度を400ppm以下とすることにより、キャップにより封止される窒化物半導体レーザ素子の窒化物半導体結晶に取り込まれる水素の量を抑制し、この水素によるドーパントの補償効果を防ぐことができる。即ち、高温下で高密度電流を窒化物半導体レーザ素子に流した場合においても、窒化物半導体結晶に取り込まれる水素量を抑制し、この水素によるドーパントの補償効果を防ぎ、素子電圧以上を防ぐことができる。よって、半導体レーザ装置のドーパントの高電流密度の駆動条件において、長期動作時においても、安定した電圧特性を得ることができる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<半導体レーザ装置の構成>
まず、本実施形態の半導体レーザ装置の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態の半導体レーザ装置の概略構成を示す断面図である。
図1の半導体レーザ装置は、レーザ光を出射する窒化物半導体レーザ素子1と、窒化物半導体レーザ素子1が側面の端部に設置されるヒートシンク2と、その表面上にヒートシンク2の底面が接合されるステム3と、ステム3の表面上に設置されて窒化物半導体レーザ素子1から出射されたレーザ光強度を検出する光検出素子4と、ステム3の表面上に設置されて窒化物半導体レーザ素子1及びヒートシンク2及び光検出素子4を封止するキャップ5と、ステム3の裏面上に設置された3本の電極リード線6a〜6cと、を備える。
そして、電極リード線6aが、ステム3と電気的に接続されたグランド用電極であり、電極リード線6bが、ステム3と絶縁されるとともに窒化物半導体レーザ素子1と電気的に接続された半導体レーザ駆動用電極であり、電極リード線6cが、ステム3と絶縁されるとともに光検出素子4と電気的に接続された光検出素子用電極である。又、窒化物半導体レーザ素子1がヒートシンク2及びステム3を通じて電極リード線6aと電気的に接続されるとともに、窒化物半導体レーザ素子1のヒートシンク2との接触面と逆側の面と電極リード線6bとが不図示のワイヤでワイヤボンディングされる。更に、光検出素子4がステム3を通じて電極リード線6aと電気的に接続されるとともに、光検出素子4のステム3との接触面と逆側の面と電極リード線6cとが不図示のワイヤでワイヤボンディングされる。
又、窒化物半導体レーザ素子1の共振器方向がステム3と垂直な方向に設置される。そして、窒化物半導体レーザ素子1において、その劈開端面のうちステム3との距離が遠い側の劈開端面1aをレーザ出射端面とし、このレーザ出射端面と反対側の劈開端面1bから漏れるレーザ光がステム3の表面に設置された光検出素子に照射される。又、キャップ5は、窒化物半導体レーザ素子1のレーザ出射端面1aと対向する面に、窒化物半導体レーザ素子1から出謝されるレーザ光を外部に透過するための窓7が設けられる。
更に、ステム3とキャップ5によって封止された空間には、封入雰囲気8が封止されている。この封入雰囲気8は、窒化物半導体レーザ素子1及びヒートシンク2及び光検出素子4が表面上に設置されるステム3に対してキャップ5を取り付ける際の組立装置内の雰囲気によって決まる。キャップ5がステム3に取り付けられる際、組立装置内の雰囲気は、H2O濃度400ppm以下の範囲にある空気であり、その圧力が0.1Pa以上200kPa以下の範囲にあればよい。即ち、封入雰囲気8は、その圧力が0.1Pa以上200kPa以下であるとともにH2O濃度400ppm以下となる空気である。尚、封入雰囲気8のH2O濃度については、より好ましくは、100ppm(露点約−40℃)以下であれば良い。
<窒化物半導体レーザ素子>
次に、図1の半導体レーザ装置に設置される窒化物半導体レーザ素子の構成にいて、図面を参照して説明する。尚、図2は、図1の半導体レーザ装置に設置される窒化物半導体レーザ素子の概略構成を示す断面図である。
まず、この窒化物半導体レーザ素子1に用いられる「窒化物半導体層」は、AlxGayInzN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)の式で表わされる窒化物半導体結晶を含む。ここで、「Al」はアルミニウムを、「Ga」はガリウムを、「In」はインジウムを、「N」は窒素を示す。又、「x」はアルミニウムの含有比率を、「y」はガリウムの含有比率を、「z」はインジウムの含有比率を示す。又、窒化物半導体層を構成する窒化物半導体結晶が六方晶である場合には、窒化物半導体層中の窒素元素のうち10%以下の窒素元素がヒ素、リンおよびアンチモンのうち少なくとも1種の元素に置換されていてもよい。
更に、以下において、AlxGayN(0<x<1、0<y<1、x+y=1)の式で表わされる窒化物半導体結晶からなる窒化物半導体層を「AlGaN層」と略記する。又、窒化物半導体層には、例えば、ケイ素、酸素、塩素、硫黄、セレン、炭素、ゲルマニウム、亜鉛、カドミウム、マグネシウムおよびベリリウムのうち少なくとも1種がドーピングされることで、窒化物半導体層はP型又はN型のいずれかの導電型を有するものとしていてもよい。特に、P型不純物としては、マグネシウムを用いるものがよい。このような窒化物半導体結晶からなる窒化物半導体層を備えた窒化物半導体レーザ素子1の一構成例を、図2の断面図を参照にして説明する。
図2の窒化物半導体レーザ素子1は、n型GaN基板100上に、厚さ0.5μmのn−GaN層101、厚さ2μmのn−Al0.05Ga0.95N下部クラッド層102、厚さ0.1μmのn−GaNガイド層103、厚さ20nmのGaN下部隣接層104、アンドープのIn0.15Ga0.85N井戸層(厚さ:4nm)とアンドープのGaN障壁層(厚さ:8nm)とを備えた活性層105、厚さ50nmのGaN上部隣接層106、厚さ20nmのp−Al0.2Ga0.8N層107、厚さ0.6μmのp−Al0.1Ga0.9N上部クラッド層108、0.1μmのp−GaNコンタクト層109が順次形成されている。そして、基板裏面には、n側電極120、p−GaNコンタクト層109に接してp側電極121が形成されている。
このように各層が積層されて構成されるとき、上部クラッド層108とコンタクト層109は、共振器方向に延伸したストライプ状に形成されており、リッジストライプ型導波路を構成している。この上部クラッド層108とコンタクト層109におけるストライプ状に形成された部分を、以下、「リッジストライプ」とする。そして、上部クラッド層108とコンタクト層109におけるリッジストライプ以外の部分は、絶縁膜122で埋め込まれ、電流狭窄を実現している。更に、上部クラッド層108とコンタクト層109におけるリッジストライプの幅を約1.6μmとし、窒化物半導体レーザ素子1の共振器長600μmとする。
このリッジストライプを備えた窒化物半導体レーザ素子1のレーザ出射端面1aに、アルミナによるARコーティングを施すとともに、レーザ出射端面1aの反対側の劈開端面1bに、アルミナとチタニアの交互積層膜によるHRコーティングを施す。又、上記のように積層された各相において、P型の層には、pドープ不純物として、マグネシウム(Mg)が1×1019〜1×1020/cm3濃度で含有されている。このマグネシウムの含有量は、例えば、上部クラッド層108とコンタクト層109において、代表的には、4×1019/cm3である。
又、活性層105は、アンドープのIn0.15Ga0.85N井戸層(厚さ:4nm)とアンドープのGaN障壁層(厚さ:8nm)とが、井戸層、障壁層、井戸層、障壁層、井戸層の順で形成された多重量子井戸構造(井戸数3)である。この活性層105を構成する井戸層及び障壁層をこのように構成することで、障壁層は井戸層よりもバンドギャップエネルギーが大きくなるような組成とする。
又、p側電極121は、p−GaNコンタクト層109に接する側から順番に積層された、第1層131(Pd層/Mo層)、第2層132(バリア層)、第3層133(パッド)の3層から成る。ここで、バリア層より上の層となる第2層132及び第3層133は、絶縁膜122上にも形成される。バリア層となる第2層132は、絶縁膜122に対して密着性がよく、密着改善のための機能も有することが良い。又、第1層131の内のPd層は、P型窒化物半導体にオーミック接触するための層である。このp側電極121を構成する各層131〜133は、電子ビーム(EB)真空蒸着法のほか、高周波スパッタリング法などの製膜法によって製膜される。
このような構成の窒化物半導体レーザ素子1は、公知の窒化物半導体の結晶成長方法で作製できる。即ち、各窒化物半導体層は、有機金属気相成長法(MOCVD法:Metal Organic Chemical Vapor Deposition method)により積層され、ドライエッチングを用いたエッチング処理により、上部クラッド層108とコンタクト層109におけるリッジストライプ構造が形成される。このように窒化物半導体層を積層する際の窒化物半導体結晶の成長方法として、MOCVD法を用いた場合、キャリアガスやV族原料ガスに水素が含まれるため、窒化物半導体結晶内にも水素が取り込まれる。それに対して、窒化物半導体結晶の成長方法として、分子ビームエピタキシ法(MBE法:Molecular Beam Epitaxy method)が用いられることもあるが、この場合もV族原料としてアンモニアなどが使用されると、やはり窒化物半導体結晶内に水素が取り込まれる。
又、窒化物半導体レーザ素子1の発振波長は、300nm以上550nm以下の波長範囲にあるものとする。更に、本実施形態では、半導体レーザ装置に搭載する発光素子として、図2に示すIII族窒化物半導体レーザ素子を用いて説明したが、窒化物半導体レーザダイオードの他、窒化物半導体スーパールミネッセントダイオードや窒化物半導体LEDに置換することができる。
尚、図2の構成の窒化物半導体レーザ素子1は、一例であり、各窒化物膜半導体層の膜圧、リッジストライプの幅、及び共振器長についても、上述の値に限るものではない。又、例えば、p−GaNコンタクト層109を省略して、上部クラッド層108がコンタクト層を兼ねるようにしてもよい。又、活性層105を構成する井戸層および障壁層を、InxGa1-xN(0≦x<1)、AlxGa1-xN(0≦x<1)、InGaAlN、GaN1-xAsx(0<x<1)、GaN1-xx(0<x<1)、又は、これらの化合物などの窒化物半導体で形成するものとしても構わない。但し、障壁層は井戸層よりもバンドギャップエネルギーが大きくなるような組成とする。又、窒化物半導体素子1の発振閾値を引き下げる目的から、活性層を井戸数が2〜4の多重量子井戸構造(MQW(Multiple Quantum Well)構造)とすることが好ましいが、単一量子井戸構造(SQW(Single Quantum Well)構造)としても構わない。この場合、上述した構成例における井戸層に挟まれる障壁層は存在しない。
<組立装置の第1例>
上述のような窒化物半導体レーザ素子1を搭載したステム3にキャップ5を設置するように組立を行う組立装置の第1例について、図面を参照して説明する。尚、図3は、本例の組立装置の内部構成を示すブロック図である。
図3の組立装置は、ステム3にキャップ5を設置する組立工程を行う組立室51と、組立室51を大気に開放しないために組立室51に隣接して設けられたロードロック室52と、組立室51とロードロック室52との間におけるステム3とキャップ5との搬送を行う搬送部53と、組立室51とロードロック室52との間を開閉する密閉扉54と、ロードロック室52に対する搬入及び搬出を行う密閉扉55と、組立室51及びロードロック室52に水分除去した空気を供給する供給ガス生成部56と、を備える。
そして、組立室51は、組立室51内の空気を外部に排出する真空ポンプ57aが接続されるとともに、供給ガス生成部56からの水分除去された空気が供給されるガス供給路58aが接続される。又、このガス供給路58aに、組立室51に供給する空気の流量を決定する流量制御弁59aが設けられるとともに、組立室51に、組立室51内のH2O濃度を検出する水分センサ60aと、組立室51内の圧力を検出する圧力センサ61aとが設置される。
又、ロードロック室52は、組立室51と同様、ロードロック室52内の空気を外部に排出する真空ポンプ57bが接続されるとともに、供給ガス生成部56からの水分除去された空気が供給されるガス供給路58bが接続される。又、このガス供給路58bにロードロック室52に供給する空気の流量を決定する流量制御弁59bが設けられるとともに、ロードロック室52に、ロードロック室52内のH2O濃度を検出する水分センサ60bと、ロードロック室52内の圧力を検出する圧力センサ61bとが設置される。
このように構成されるとき、真空ポンプ57a,57bについては、例えば、高圧時における減圧動作を行うロータリーポンプと、低圧時における減圧動作を行うターボ分子ポンプとを組み合わせる構成としても構わない。又、水分センサ60a,60bとして、セラミック湿度センサ、高分子湿度センサ、塩化リチウム湿度センサ、露点センサ、熱伝導式湿度センサなどを使用することで、H2O濃度を検出することができる。更に、供給ガス生成部56には、シリカゲルやゼオライトなどの水分吸着剤を備えられ、この水分吸着剤に空気を接触させることで、空気中の水分除去が成される。
この組立装置は、組立室51及びロードロック室52内の圧力及びH2O濃度を表示するモニタ62と、組立装置の各部の制御を行う制御部63と、作業者によって操作が行われる操作部64と、を備える。即ち、制御部63は、水分センサ60a,60b及び圧力センサ61a,61bで検出された検出値が入力され、搬送部53、密閉扉54,55、供給ガス生成部56、真空ポンプ57a,57b、及び、流量制御弁59a,59bを駆動制御する。又、不図示であるが、組立装置は、組立室51内に、ステム3にキャップ5を溶着させる組立用機械を備え、この組立用機械が制御部63によって駆動制御される。又、制御部63は、操作部64からの操作を確認して各部の動作制御を行うとともに、モニタ62への表示動作も制御する。
以下に、この組立装置による組立動作について、説明する。
まず、制御部63によって供給ガス生成部56からガス供給路58a,58bへ排出する空気のH2O濃度を検出し、供給ガス生成部56が水分吸着剤によって水分除去する空気流量を設定することで、供給ガス生成部56からガス供給路58a,58bに与える空気のH2O濃度が調整される。このとき、例えば、ガス供給路58a,58bより供給する空気のH2O濃度が10ppm以下程度になるように、供給ガス生成部56で調整するものとする。
又、組立室51では、制御部63によって、密閉扉54が閉じられて大気から遮断された状態とされ、制御部63によって真空ポンプ57aが動作し、圧力センサ61aによって確認される内部圧力が所定の圧力となるまで減圧する。このとき、流量制御弁59aを閉じた状態とし、ガス供給路58aを通じて供給ガス生成部56からの空気の供給が禁止される。このようにして、例えば、この真空ポンプ57aによって、内部圧力を0.1Pa以上200kPa以下の範囲まで低くする。又、圧力センサ61aによって計測された圧力値が制御部63で確認されると、モニタ62に、計測された組立室51の内部圧力が表示される。
そして、組立室51の内部圧力が所定の圧力の状態で維持するように、真空ポンプ57aが駆動したままの状態で、制御部63によって流量制御弁59aが開けられ、水分除去された空気が供給ガス生成部56より組立室51に供給される。このとき、水分センサ60aによって組立室51内の空気のH2O濃度が検出されるとともに、圧力センサ61aによって組立室51の内部圧力が検出される。
この水分センサ60a及び圧力センサ61aそれぞれの検出値が制御部63に与えられることで、組立室51の内部圧力及びH2O濃度それぞれが所定値となるように、流量制御弁59aの開度と真空ポンプ57aによる減圧量とが制御される。上述の動作を行うことによって、例えば、組立室51の内部圧力を0.1Pa以上200kPa以下の範囲に保持しながら、組立室51内の空気のH2O濃度を100ppm以下とすることができる。又、水分センサ60a及び圧力センサ61aそれぞれの検出値によって、モニタ62に、組立室51の内部圧力及びH2O濃度が表示される。
このようにして、組立室51の内部圧力及びH2O濃度をそれぞれ所定値に保持した状態であるとき、作業者が、モニタ62の表示により組立室51の内部圧力及びH2O濃度を認識して、ステム3へのキャップ5の溶着組立が可能であることを確認する。そして、作業者が組立装置に窒化物半導体レーザ装置の部品を投入するために、操作部64を操作すると、制御部63によってロードロック室52の密閉扉55が開かれる。よって、作業者は、ロードロック室52内の搬送部53に、窒化物半導体レーザ素子1及びヒートシンク2及び光検出素子4を搭載したステム3とキャップ5とを、載置する。
このとき、組立室51とロードロック室52との間の密着扉54は閉じた状態であるとともに、組立室51の内部圧力及びH2O濃度をそれぞれ所定値に保持した状態とするために、流量制御弁59aの開度と真空ポンプ57aによる減圧量とが制御される。又、モニタ62には、水分センサ60a及び圧力センサ61aそれぞれで検出された組立室51の内部圧力及びH2O濃度が表示されている。その後、ステム3とキャップ5とをロードロック室52内に投入すると、作業者によって操作部64が操作されて、ステム3へのキャップ5の溶着組立を開始するように指示されることで、制御部63によってロードロック室52の密閉扉55が閉じられる。
密閉扉55が閉じられて、ロードロック室52が大気から遮断されると、まず、制御部63によって真空ポンプ57bが駆動されて、ロードロック室52が減圧されて、組立室51と同等の内部圧力とされる。このとき、圧力センサ61bで検出された値が制御部63に与えられ、ロードロック室52の圧力がモニタ62に表示される。よって、例えば、組立室51と同様、真空ポンプ57bで減圧を行うことによって、ロードロック室52の内部圧力を0.1Pa以上200kPa以下の範囲まで低くする。
そして、制御部63において、圧力センサ61bで検知されたロードロック室52の内部圧力が、圧力センサ61aで検知される組立室51と同じ内部圧力となったことを確認すると、流量制御弁59bが開けられ、水分除去された空気が供給ガス生成部56よりロードロック室52に供給される。このとき、水分センサ60bによってロードロック室52内の空気のH2O濃度が検出されるとともに、圧力センサ61bによってロードロック室52の内部圧力が検出される。
この水分センサ60b及び圧力センサ61bそれぞれの検出値が制御部63に与えられることで、ロードロック室52の内部圧力及びH2O濃度それぞれが所定値となるように、流量制御弁59bの開度と真空ポンプ57bによる減圧量とが制御される。上述の動作を行うことによって、例えば、ロードロック室52の内部圧力を0.1Pa以上200kPa以下の範囲に保持しながら、ロードロック室52内の空気のH2O濃度を100ppm以下とすることができる。又、水分センサ60b及び圧力センサ61bそれぞれの検出値によって、モニタ62に、ロードロック室52の内部圧力及びH2O濃度が表示される。
そして、制御部63において、水分センサ60b及び圧力センサ61bで検知されたロードロック室52のH2O濃度及び内部圧力が、水分センサ60a及び圧力センサ61aで検知される組立室51と同じH2O濃度及び内部圧力となったことを確認すると、制御部63によって密閉扉54が開かれる。尚、上述のようにして、窒化物半導体レーザ装置部品を投入して密閉扉55を閉じた後、組立室51の内部圧力及びH2O濃度をそれぞれ所定値に保持した状態とするため、流量制御弁59aの開度と真空ポンプ57aによる減圧量とが制御されたままである。又、モニタ62には、水分センサ60b及び圧力センサ61bそれぞれで検出されたロードロック室52のH2O濃度及び内部圧力とともに、水分センサ60a及び圧力センサ61aそれぞれで検出された組立室51のH2O濃度及び内部圧力も表示されている。
その後、搬送部53が制御部63によって駆動されることで、ロードロック室52内に投入されているステム3及びキャップ5が組立室51内に搬送され、位置センサなどで搬送完了したことを制御部63で確認すると、密閉扉54を閉じる。このようにして、組立室51内への窒化物半導体装置部品の搬送が終了すると、制御部63は、水分センサ60a及び圧力センサ61aで検知される組立室51のH2O濃度及び内部圧力それぞれが、所定範囲内の値であることを確認する。そして、組立室51の内部圧力及びH2O濃度それぞれが所定範囲内であることが確認されると、制御部63によって組立用機械を駆動して、キャップ5をステム3に溶着させる。
尚、このようにして、窒化物半導体レーザ装置部品を組立室51に搬送して密閉扉54を閉じた後、ロードロック室52の内部圧力及びH2O濃度をそれぞれ所定値に保持した状態とするため、流量制御弁59bの開度と真空ポンプ57bによる減圧量とが制御されたままである。又、モニタ62には、水分センサ60a及び圧力センサ61aそれぞれで検出された組立室51のH2O濃度及び内部圧力とともに、水分センサ60b及び圧力センサ61bそれぞれで検出されたロードロック室52のH2O濃度及び内部圧力も表示されている。
組立室51におけるステム3へのキャップ5の溶着工程が終了すると、密閉扉54が開かれた後、組立室51でキャップ5が溶着された窒化物半導体装置が搬送部53によってロードロック室52に搬送される。そして、組立後の窒化物半導体装置がロードロック室52に搬送されたことを制御部63が位置センサなどによって確認すると、密閉扉54を閉じて、組立室51が大気から遮断されるようにする。
その後、制御部63により真空ポンプ57bを徐々に停止することによって、ロードロック室52の内部気圧を大気圧まで加圧する。このとき、圧力センサ61bによってロードロック室52の内部圧力が検出され、圧力センサ61bの検出値が制御部63に与えられる。この圧力センサ61bによって検出されたロードロック室52の内部圧力が大気圧近傍に近い値となると、流量制御弁59bを閉じるとともに密閉扉55を開いた後、ロードロック室52内の組立後の窒化物半導体装置が作業者によって取り出される。
尚、上述のようにして、窒化物半導体レーザ装置をロードロック室52に搬送して密閉扉54を閉じた後においても、組立室51の内部圧力及びH2O濃度をそれぞれ所定値に保持した状態とするため、流量制御弁59aの開度と真空ポンプ57aによる減圧量とが制御されたままである。又、モニタ62には、圧力センサ61bで検出されたロードロック室52の内部圧力とともに、水分センサ60a及び圧力センサ61aそれぞれで検出された組立室51のH2O濃度及び内部圧力も表示されている。
<組立装置の第2例>
上述のような窒化物半導体レーザ素子1を搭載したステム3にキャップ5を設置するように組立を行う組立装置の第2例について、図面を参照して説明する。尚、図4は、本例の組立装置の内部構成を示すブロック図である。又、図4の組立装置において、図3の組立装置と同一の部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図4の組立装置は、図3の組立装置と異なり、供給ガス生成部56、ガス供給路58a,58b、及び、流量制御弁59a,59bの代わりに、組立室51において、組立室51内のH2O濃度を調節するための循環経路71aが設置されるとともに、ロードロック室52内のH2O濃度を調節するための循環経路71bが設置される。
そして、循環経路71aが、組立室51内の空気を排出して循環経路71aに導出する循環ポンプ72aと、循環ポンプ72aによって循環経路71aに流れてきた空気を除湿する除湿部73aと、除湿部73aをバイパスするバイパス路74aと、除湿部73aへ供給される空気の流量制御を行う流量制御弁75aと、バイパス路74aを流れる空気の流量制御を行う流量制御弁76aと、を備える。
又、循環経路71bが、循環経路71aと同様、ロードロック室52内の空気を排出して循環経路71bに導出する循環ポンプ72bと、循環ポンプ72bによって循環経路71bに流れてきた空気を除湿する除湿部73bと、除湿部73bをバイパスするバイパス路74bと、除湿部73bへ供給される空気の流量制御を行う流量制御弁75bと、バイパス路74bを流れる空気の流量制御を行う流量制御弁76bと、を備える。
このように構成されるとき、除湿部73a,73bには、シリカゲルやゼオライトなどの水分吸着剤を備えられ、この水分吸着剤に空気を接触させることで、空気中の水分除去が成される。又、循環ポンプ72a,72bについては、低圧となる空気を循環させる低圧用の循環ポンプが使用される。
この組立装置の制御部63は、水分センサ60a,60b及び圧力センサ61a,61bで検出された検出値が入力され、搬送部53、密閉扉54,55、真空ポンプ57a,57b、循環ポンプ72a,72b、及び、流量制御弁75a,75b,76a,76bを駆動制御する。又、この組立装置において、除湿部73aと、バイパス路74aと、流量制御弁75a,76aと、水分センサ60aと、制御部63とによって、組立室51内の空気のH2O濃度を調整する水分濃度調整部が構成されるとともに、除湿部73bと、バイパス路74bと、流量制御弁75b,76bと、水分センサ60bと、制御部63とによって、ロードロック室52内の空気のH2O濃度を調整する水分濃度調整部が構成される。
このように構成することによって、本例の組立装置は、第1例の組立装置と異なり、外部からH2O濃度の低い空気が組立室51及びロードロック室52に供給されるのではなく、組立室51及びロードロック室52内の空気を循環させて、H2O濃度の低い空気とすることができる。
以下に、この組立装置による組立動作について、説明する。
まず、制御部63によって、組立室51において、密閉扉54が閉じられて大気から遮断された状態とされ、制御部63によって真空ポンプ57aが動作し、圧力センサ61aによって確認される内部圧力が所定の圧力となるまで減圧する。このとき、循環ポンプ72aを停止するとともに流量制御弁75a,76aを閉じた状態とし、循環経路71aによる組立室51の空気の循環が禁止される。このようにして、例えば、この真空ポンプ57aによって、内部圧力を0.1Pa以上200kPa以下の範囲まで低くする。又、圧力センサ61aによって計測された組立室51の内部圧力が、モニタ62に表示される。
そして、組立室51の内部圧力が所定の圧力となると、この所定の圧力の状態で維持するように真空ポンプ57aが駆動したままの状態で、流量制御弁75aを開くとともに循環ポンプ72aを駆動させて、循環経路71aによる組立室51内の空気の循環を開始する。このとき、流量制御弁76aが閉じたままであるため、バイパス路74aへ空気が流れることなく、循環ポンプ72aによって組立室51から排出された空気が除湿部73a
に供給され、空気の水分除去が行われる。よって、除湿部73aで水分除去された空気が、組立室51に供給されることとなり、組立室51のH2O濃度を低くする。
このようにして、組立室51のH2O濃度を低くするように循環経路71aを動作させているとき、水分センサ60aによって組立室51内の空気のH2O濃度が検出されるとともに、圧力センサ61aによって組立室51の内部圧力が検出され、この水分センサ60a及び圧力センサ61aそれぞれの検出値が制御部63に与えられる。このとき、圧力センサ61aで検出された組立室51の内部圧力が所定値のままで維持されるように、真空ポンプ57aの動作が制御部63によって制御される。又、水分センサ60a及び圧力センサ61aそれぞれの検出値によって、モニタ62に、組立室51の内部圧力及びH2O濃度が表示される。
更に、このとき、水分センサ60aで検出された組立室51のH2O濃度が所定値とであるか否かが制御部63で確認され、組立室51のH2O濃度が所定値となると、組立室51のH2O濃度が所定値で保持されるように、流量制御弁75a,76aそれぞれの開度が制御部63により制御される。即ち、流量制御弁75a,76aの開度が制御されることにより、除湿部73aに供給されて除湿する空気の流量を制御し、組立室51のH2O濃度を所定値で保持させる。尚、このとき、圧力センサ61aで検出された組立室51の内部圧力が所定値のままで維持されるように、真空ポンプ57aが駆動制御される。上述の動作を行うことによって、例えば、組立室51の内部圧力を0.1Pa以上200kPa以下の範囲に保持しながら、組立室51内の空気のH2O濃度を100ppm以下とすることができる。
このようにして、組立室51の内部圧力及びH2O濃度をそれぞれ所定値に保持した状態であるとき、作業者が、モニタ62の表示よりステム3へのキャップ5の溶着組立が可能であることを確認する。そして、まず、作業者が組立装置に窒化物半導体レーザ装置の部品を投入するために、操作部64を操作すると、制御部63によってロードロック室52の密閉扉55が開かれる。このとき、密閉扉54が閉じられた状態であるため、組立室51は大気と遮断された状態である。そして、作業者が、ロードロック室52内の搬送部53にステム3とキャップ5とを載置し、操作部64を操作することで、制御部63によってロードロック室52の密閉扉55が閉じられて、ステム3へのキャップ5の溶着組立が開始される。
溶着組立が開始すると、まず、制御部63によって真空ポンプ57bが駆動されて、ロードロック室52が減圧される。このとき、圧力センサ61bで検出された値が制御部63に与えられ、ロードロック室52の圧力がモニタ62に表示される。このように真空ポンプ57bでロードロック室52が減圧されるとき、制御部63において、ロードロック室52の内部圧力が所定圧力まで減圧されたことを確認すると、循環ポンプ72bを駆動する。よって、ロードロック室52の内部圧力が、例えば、0.1Pa以上200kPa以下の範囲まで減圧される。
このように循環ポンプ72bの駆動を開始すると、循環経路71bを通じた空気の水分除去を行うために、制御部63によって、流量制御弁75bが開かれるとともに、流量制御弁76bが閉じられる。これにより、循環ポンプ72bによってロードロック室52から循環経路71bに排出された空気が、除湿部73bに供給されることとなる。よって、除湿部73bで水分除去された空気が、ロードロック室52に供給されることとなり、ロードロック室52のH2O濃度が低下する。このとき、水分センサ60bによってロードロック室52内の空気のH2O濃度が検出されるとともに、圧力センサ61bによってロードロック室52の内部圧力が検出される。
そして、水分センサ60bで検出去られたロードロック室52のH2O濃度が所定値とであるか否かが制御部63で確認され、ロードロック室52のH2O濃度が所定値となると、ロードロック室52のH2O濃度が所定値で保持されるように、流量制御弁75b,76bそれぞれの開度が制御部63により制御される。このとき、圧力センサ61bで検出されたロードロック室52の内部圧力が所定値のままで維持されるように、真空ポンプ57bが駆動制御される。上述の動作を行うことによって、例えば、ロードロック室52の内部圧力を0.1Pa以上200kPa以下の範囲に保持しながら、ロードロック室52内の空気のH2O濃度を100ppm以下とすることができる。
尚、上述のようにして、窒化物半導体レーザ装置部品を投入して密閉扉55を閉じた後も、組立室51の内部圧力及びH2O濃度をそれぞれ所定値に保持した状態とするため、真空ポンプ57aによる減圧量と流量制御弁75a,76aの開度とが制御されたままである。又、モニタ62には、水分センサ60b及び圧力センサ61bそれぞれで検出されたロードロック室52のH2O濃度及び内部圧力とともに、水分センサ60a及び圧力センサ61aそれぞれで検出された組立室51のH2O濃度及び内部圧力も表示されている。
その後、第1例の組立装置と同様、組立室51及びロードロック室52それぞれの内部圧力及びH2O濃度が略等しくなったことが確認されると、密閉扉64が開かれて、搬送部53によってロードロック室52内に投入されているステム3及びキャップ5が組立室51内に搬送される。搬送終了後、密閉扉54が閉じられて、ステム3及びキャップ5が搬入された組立室51が大気と遮断される。そして、水分センサ60a及び圧力センサ61aで検知される組立室51のH2O濃度及び内部圧力それぞれが所定範囲内の値であることを確認されると、組立室51内の組立用機械によってキャップ5をステム3に溶着させる。この溶着工程が終了すると、密閉扉54が開かれた後、組み立てられた窒化物半導体装置が搬送部53によりロードロック室52に搬送され、密閉扉54が閉じられる。
そして、制御部63により、循環ポンプ72bが停止されるとともに、流量制御弁75b,76bが閉じられて循環経路71bによる循環動作を停止し、又、真空ポンプ57bを徐々に停止することによって、ロードロック室52の内部気圧を大気圧まで加圧する。その後、圧力センサ61bによって検出されたロードロック室52の内部圧力が大気圧近傍に近い値となると、密閉扉55が開かれて、ロードロック室52内の組立後の窒化物半導体装置が作業者によって取り出される。
このように、上述の各例における組立装置によると、まず、窒化物半導体レーザ装置をその組立装置内部に投入する。そして、この組立装置が、少なくとも、ロードロック室と組立室とを備えるため、組立室内部を大気開放せずとも組立装置内部に窒化物半導体レーザ装置の部品を投入し、組立室内部において制御された雰囲気で封止組み立てすることができる。
尚、上述の各例における組立装置において、組立前の窒化物半導体装置部品であるステム3およびキャップ5に付着したH2Oやその他の付着物を除去するために、ロードロック室52内に加熱装置を設け、ロードロック室52に投入された組立前のステム3やキャップ5をベークするものとしても構わない。又、第2例における組立装置において、循環経路71bにおいて、バイパス経路74b及び流量制御弁76bを省略した構成とし、ロードロック室52内の空気のH2O濃度が所定値以下となった後も、ロードロック室52内の空気が全て除湿部73に循環されるものとしても構わない。
尚、本実施形態では、組立装置内の雰囲気として、H2O濃度が100ppm以下となる空気を用いた例をあげたが、H2O濃度が400ppm以下であれば良く、又、H2O濃度が400ppm以下であれば、空気以外のガスとしても構わない。
<半導体レーザ装置の通電試験結果>
上述の組立装置によって構成されるとともに、上述の例で示す図2の構成の窒化物半導体レーザ素子1を備えた半導体レーザ装置に対して、通電試験を行った際の結果について、以下に説明する。尚、キャップ5により封入したガス雰囲気を空気とするとともに、このキャップ5内に封入された空気のH2O濃度を、約100ppm、約400ppm、約1000ppm、約3000ppmとした4種類の半導体レーザ装置を構成する。
そして、各H2O濃度条件の異なる4種類の半導体レーザ装置に対する試験条件を、70℃の高温下で、DC120mAの一定電流駆動とし、各条件に対して5つの試料となる半導体レーザ装置を用いて試験を行い、それぞれの半導体レーザ装置内の窒化物半導体レーザ素子1の動作電圧を検出する。又、約100ppm、約400ppm、約1000ppm、約3000ppmのH2O濃度となる空気が封入された4種類の半導体レーザ装置それぞれにおける結果を、図5〜図8に示し、この図5〜図8を比較することにより、本願発明における半導体レーザ装置の優位性について説明する。
上述の通電試験の結果、約1000ppm、約3000ppmのH2O濃度となる空気が封入された半導体レーザ装置はそれぞれ、図7及び図8のグラフに示すように、試料のうちの複数において、通電開始後、数10時間で駆動電圧が急激に上昇する現象が見られた。それに対して、約100ppm、約400ppmのH2O濃度となる空気が封入された半導体レーザ装置はそれぞれ、図5及び図6のグラフに示すように、全ての試料において、通電開始後1000時間以上経過しても、一定の素子電圧(約5.2V)で安定して駆動し続けている。
このように、約100ppm、約400ppmのH2O濃度となる空気が封入された半導体レーザ装置では、約1000ppm、約3000ppmのH2O濃度となる空気が封入された半導体レーザ装置で見られるような電圧特性の劣化が生じることなく、長期動作時における電圧特性における安定性が補償される結果となった。又、約100ppmのH2O濃度となる空気が封入された半導体レーザ装置では、約13kA/cm2という高電流密度の駆動条件においても安定した電圧特性を示した。
この半導体レーザ装置のチップにより封止されるガスのH2O濃度を約400ppmの以下の範囲に規定することで、電圧の劣化が防止される物理的なメカニズムについては、現段階では不明であるが、次のとおり推測している。
上述したように、窒化物半導体レーザ素子1において、MOCVD法やMBE法等で成長を行ったIII族窒化物半導体結晶は、キャリアガスやV族原料ガスに水素が含まれるため、その結晶内に水素が含まれる。又、窒化物半導体レーザ素子1の素子構造の一部として形成されている絶縁膜にも、同様に水素が含まれる。p型ドーパントが添加されたIII族窒化物半導体結晶において、結晶中の水素によるドーパントの補償が生じることによって、p型半導体層のp型キャリアが減少して膜抵抗が増大することがある。
又、この窒化物半導体レーザ素子1に対して、その電流注入領域中に10kA/cm2以上というような高密度の電流を注入し続けた場合、半導体中における外部からの水素の取り込みが発生する。そのため、取り込まれた水素による上述のドーパントの補償効果により、窒化物半導体レーザ素子1の抵抗が増大して素子電圧異常を引き起こしていることが考えられる。このことから、窒化物半導体レーザ素子1を備える半導体レーザ装置において、チップ5により封止された雰囲気中のH2Oが窒化物半導体レーザ素子1内に取り込まれるように作用し、この雰囲気中のH2Oにおける水素原子が作用することで、ドーパントの補償効果による素子電圧異常現象を増大させるものと思われる。よって、チップ5により封止された雰囲気中のH2O濃度が高い場合は、これらの現象を促進することになり、素子電圧異常が発生しやすくなると考えられる。
本発明は、窒化物半導体レーザ素子を用いた窒化物半導体レーザ装置、特に、高出力を発する窒化物半導体レーザ装置、例えば、単一横モードタイプにおいて、100mW以上の光出力が得られる窒化物半導体レーザ装置に応用できる。このような窒化物半導体レーザ装置は、13kA/cm2を超えるような、高電流密度での駆動を必要とすることが一般的である。又、例えば、単体の半導体レーザ装置、ホログラム素子を備えたホログラムレーザ装置、駆動もしくは信号検出等の処理のためのICチップと一体化してパッケージされたオプトエレクトロニクスIC装置、導波路あるいは微小光学素子と一体化してパッケージされた複合光学装置などに応用可能である。又、本発明は、これらの半導体レーザ装置を備えた、光記録システム、光ディスクシステムや、紫外から緑色領域の光源システムなどに応用可能である。
は、本発明の実施形態における半導体レーザ装置の構成を示す概略図である。 は、図1の半導体レーザ装置に組み込まれる窒化物半導体レーザ素子の一構成例を示す断面模式図である。 は、図1の半導体レーザ装置におけるキャップの溶着組立を行う組立装置の一構成例を示すブロック図である。 は、図1の半導体レーザ装置におけるキャップの溶着組立を行う組立装置の別の構成例を示すブロック図である。 は、H2O濃度が約100ppmとなるガスを封止した半導体レーザ装置の通電試験の結果を示すグラフである。 は、H2O濃度が約400ppmとなるガスを封止した半導体レーザ装置の通電試験の結果を示すグラフである。 は、H2O濃度が約1000ppmとなるガスを封止した半導体レーザ装置の通電試験の結果を示すグラフである。 は、H2O濃度が約3000ppmとなるガスを封止した半導体レーザ装置の通電試験の結果を示すグラフである。 は、従来の半導体レーザ装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
1,41 窒化物半導体レーザ素子
2,42 ヒートシンク
3,43 ステム
4,44 光検出素子
5 キャップ
6a〜6c 電極リード線
7 窓
45 光透過性可塑性物質
51 組立室
52 ロードロック室
53 搬送部
54,55 密閉扉
56 供給ガス生成部
57a,57b 真空ポンプ
58a,58b ガス供給路
59a,59b,75a,75b,76a,76b 流量制御弁
60a,60b 水分センサ
61a,61b 圧力センサ
62 モニタ
63 制御部
64 操作部
71a,71b 循環経路
72a,72b 循環ポンプ
73a,73b 除湿部
74a,74b バイパス路

Claims (13)

  1. 窒化物半導体層が積層されて構成される窒化物半導体レーザ素子と、該窒化物半導体レーザ素子が積載されるステムと、該ステム上にガスとともに前記窒化物半導体レーザ素子を封入するキャップと、を備える半導体レーザ装置において、
    前記キャップにより封入されるガスの水分濃度が400ppm以下であることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 前記キャップにより封入されるガスの水分濃度が100ppm以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 前記封入されるガス雰囲気中に酸素が含まれることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体レーザ装置。
  4. 前記封入されるガス雰囲気中に窒素が含まれることを特徴とする請求項3に記載の半導体レーザ装置。
  5. 前記封入されるガスが空気であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体レーザ装置。
  6. 前記窒化物半導体レーザ素子が、該窒化物半導体レーザ素子の電流注入領域における電流密度を10kA/cm2以上の状態で駆動することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の半導体レーザ装置。
  7. その室内で、窒化物半導体層が積層されて構成される窒化物半導体レーザ素子が積載されるステム上に、ガスとともに前記窒化物半導体レーザ素子を封入するキャップが接着される組立工程が行われる、外気から密閉可能な組立室と、
    該組立室内のガス雰囲気の水分濃度を400ppm以下とする水分濃度調整部と、
    を備え、
    前記水分濃度調整部によって400ppm以下とされたガス雰囲気を備えた前記組立室において、前記ステム上に前記キャップが接着される組立工程が行われることを特徴とする組立装置。
  8. 前記組立室内の圧力を調整する第1圧力調整部を備えることを特徴とする請求項7に記載の組立装置。
  9. 前記第1圧力調整部が真空ポンプであることを特徴とする請求項8に記載の組立装置。
  10. 前記組立室と隣接して構成される外気から密閉可能なロードロック室と、
    前記組立室と前記ロードロック室との間を開放/閉鎖可能な第1密閉扉と、
    前記ロードロック室と外気との間を開放/閉鎖可能な第2密閉扉と、
    を備え、
    前記水分濃度調整部が、前記ロードロック室内のガス雰囲気の水分濃度をも400ppm以下とすることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載の組立装置。
  11. 前記ロードロック室内の圧力を調整する第2圧力調整部を備えることを特徴とする請求項10に記載の組立装置。
  12. 前記第2圧力調整部が真空ポンプであることを特徴とする請求項11に記載の組立装置。
  13. 前記ロードロック室内に、前記ステム及び前記キャップに対して熱を与える加熱装置が設置されることを特徴とする請求項10〜請求項12のいずれかに記載の組立装置。
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