JP4401337B2 - 窒化物半導体レーザ光源の製造方法および窒化物半導体レーザ光源の製造装置 - Google Patents

窒化物半導体レーザ光源の製造方法および窒化物半導体レーザ光源の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4401337B2
JP4401337B2 JP2005255356A JP2005255356A JP4401337B2 JP 4401337 B2 JP4401337 B2 JP 4401337B2 JP 2005255356 A JP2005255356 A JP 2005255356A JP 2005255356 A JP2005255356 A JP 2005255356A JP 4401337 B2 JP4401337 B2 JP 4401337B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
laser light
nitride semiconductor
atmosphere
semiconductor laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005255356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006128629A (ja
Inventor
善彦 谷
淳 小河
真也 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005255356A priority Critical patent/JP4401337B2/ja
Priority to US11/237,946 priority patent/US7833834B2/en
Publication of JP2006128629A publication Critical patent/JP2006128629A/ja
Priority to US11/889,767 priority patent/US7691729B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4401337B2 publication Critical patent/JP4401337B2/ja
Priority to US12/656,758 priority patent/US7939433B2/en
Priority to US13/064,534 priority patent/US20110174288A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

本発明は、長寿命な窒化物半導体レーザ光源の製造方法、およびこのレーザ光源の製造装置に関する。
近紫外や紫外の短波長域の半導体レーザ光源は、一般に、窒化物半導体レーザチップを、レーザ光を透過するキャップの内部空間に封入することで製造されるが、製造時にキャップの内部空間へ汚染物質が侵入し、レーザチップの共振器端面に付着してレーザ特性を劣化させるという問題がある。
上記汚染物質とは炭化水素化合物やシロキサンなどを意味するものであり、大気中に含まれていたり、レーザ光源の製造過程で発生して雰囲気中に放散されたりする。このため、レーザ光源の製造中にレーザチップやキャップへ汚染物質が付着してしまい、たとえレーザチップのキャップ内への封入時に新鮮な雰囲気を用いたとしても、汚染物質がキャップ内に侵入することを避けられない。
また、レーザの駆動時には熱が発生するが、この駆動熱により、封入雰囲気中での汚染物質の対流が引き起こされるため、レーザ光、特に短波長のレーザ光を浴びてイオン化される汚染物質が多くなる。そして、イオン化された汚染物質は、レーザチップの共振器端面に集中的かつ強固に吸着して当該端面を黒色化させるため、レーザ光源の発光強度が経時的に低下する。
ここで、封入雰囲気中に浮遊する汚染物質を除去して共振器端面の黒色化を防止するため、図4で示すように、レーザ光源47のキャップ43内にゼオライト吸着剤48を設ける技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−14820号公報(第2頁)
しかしながら、本発明者らが検討したところ、この特許文献1に記載の技術を用いても、封入雰囲気中の汚染物質を十分に吸着除去することができず、長期的に作動させると、レーザチップの共振器端面が黒色化してしまうことが判った。
本発明は、長期的に使用してもその発光強度が低下しにくい、長寿命型の窒化物半導体レーザ光源の製造方法、およびその窒化物半導体レーザ光源の製造装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するための本発明にかかる窒化物半導体レーザ光源の製造方法は、窒化物半導体レーザチップと、前記レーザチップを搭載するステムと、前記レーザチップを覆うキャップとを有し、前記ステムと前記キャップとからなる密閉容器内に前記レーザチップが封入されてなる窒化物半導体レーザ光源の製造方法であって、前記レーザチップ、前記ステムまたは前記キャップを第1の雰囲気中で加熱し、当該レーザチップ、ステムまたはキャップの表面を清浄化処理するベーキング工程と、前記ベーキング工程後に、第2の雰囲気中で、前記レーザチップを、前記ステムとキャップとからなる密閉容器内に封入するキャッピング工程と、を備え、前記第1の雰囲気と前記第2の雰囲気とが同一であり、且つ、不活性ガス、不活性ガスと酸素との混合ガス、あるいは水分濃度1000ppm以下の大気であり、前記ベーキング工程は、新鮮な前記第1の雰囲気を連続的に供給しつつ、加熱により発生したガスを排出する工程であり、前記ベーキング工程から前記キャッピング工程が終了するまでの間に、清浄化処理された部材が大気に暴露されることがないことを特徴とする。
上記構成であると、キャッピング工程に先んじてベーキング工程を行うことにより、ステムとキャップとからなる密閉容器の内側やレーザチップの表面から汚染物質を除去できる。しかる後、密閉容器内へレーザチップが封入されるため、レーザ光源の製造時における密閉容器内への汚染物質の混入量を顕著に削減することができる。これにより、高温下で長期的に使用した場合にも、汚染物質の重合や分解に起因したレーザチップの共振器端面の黒色化が発生しにくく発光強度の経時劣化が抑制されるため、窒化物半導体レーザ光源を長寿命化できる。
また、この構成であると、レーザ光源の製造工程を通じて同一種類の雰囲気を用いるため、ガスの供給作業を簡略化でき、また複数種のガスを使い分けることに比べて安価にレーザ光源を製造することができる。
また、第1の雰囲気及び第2の雰囲気が不活性ガスであれば、第1の雰囲気及び第2の雰囲気が、ベーキング、キャッピングに悪影響を与えない。
また、レーザチップを、ステムとキャップから成る密閉容器内に封入する封入ガスである第2の雰囲気に、酸素ガスが添加されていると、レーザ光源を長期動作した場合に電気的特性などの素子特性を安定化できる。第2の雰囲気中の酸素ガス濃度は、好ましくは100ppm以上80%以下とし、更に好ましくは0.1%以上40%以下とし、もっとも好ましくは1%以上18%以下とする。酸素ガス濃度が低すぎると、特性安定化の効果を十分に得ることができず、高すぎると酸素ガスが素子特性に悪影響を及ぼすおそれがある。また、ベーキング工程に用いる第1の雰囲気に、上記範囲内の酸素ガスが含まれていても、レーザ光源に悪影響を及ぼすことはない。
また、水分濃度1000ppm以下の大気は、主に、約78%の窒素ガス(不活性ガス)と、約21%の酸素ガスと、約1%のアルゴンガス(不活性ガス)とからなるため、不活性ガスと酸素ガスとを用いたものと同様の効果を得ることができるとともに、不活性ガスや、不活性ガスと酸素ガスとの混合ガスを用いる場合に比べて、製造コストを引き下げることができる。
また、上記本発明にかかる窒化物半導体レーザ光源の製造方法は、前記第1の雰囲気が、不活性ガス、または不活性ガスと酸素ガスとからなり、前記第2の雰囲気が、不活性ガスと酸素ガスとからなる構成とすることができる。
上記本発明にかかる窒化物半導体レーザ光源の製造方法は、さらに、前記不活性ガスが、窒素ガスまたはヘリウムガスである構成とすることができる。
この構成であると、ヘリウムガスの高い熱伝導率を利用して、放熱媒体として活用することで窒化物半導体レーザチップの駆動時の熱ダメージを顕著に軽減することができる。他方、窒素ガスは他の不活性ガスと比較して安価であるため、不活性ガスにこれを使用して、レーザ光源の製造コストを下げることができる。
上記本発明にかかる窒化物半導体レーザ光源の製造方法は、さらに、前記第2の雰囲気圧が、760×133.322Pa以下である構成とすることができる。
この構成であると、キャッピング部の内部にガスを760×133.322Pa(760 Torr)以下の圧力で充填することにより、完成後のレーザ光源における密閉容器内の圧力が大気圧以下となり、封止後のキャップの密着性を高めることができる。
上記本発明にかかる窒化物半導体レーザ光源の製造方法は、さらに、前記窒化物半導体レーザチップの発光波長が420nm以下である構成とすることができる。
レーザ光源内部に汚染物質が混入している場合には、レーザ光源の発光波長が短波長であるほどレーザチップの共振器端面の黒色化が生じやすいが、この構成であるとレーザ光源の製造時に密閉容器内へ汚染物質が混入しにくいため、青色から紫外域の発光波長である420nm以下の極短波長系のレーザチップを用いつつも、レーザチップの共振器端面の黒色化を抑制することができる。
ここで、雰囲気温度が100℃未満であると、有機化合物やシロキサンが十分に分解蒸発せず、レーザ光源の各構成部材表面を清浄化できない。他方、雰囲気温度が500℃を超えると、半田窒化物半導体レーザチップに熱ダメージが発生したり、キャップやステムが熱変形したりしてしまうため、ベーキング工程では、レーザチップ、ステムまたはキャップを100℃以上500℃以下の範囲で加熱することが好ましい。ここで、雰囲気温度が350℃を超える場合には、各構成部材を接合する半田が熱溶融してレーザ光源が破損する危険性が高くなる。また、雰囲気温度を200℃以上とすると、有機化合物やシロキサンを確実に分解蒸発させることができる。よって、ベーキング工程での加熱温度は、200℃以上350℃以下とすることがさらに好ましい。
なお、ベーキングの時間は、10分以上24時間以下の範囲で任意に選択することができるが、例えば温度を500℃とする場合には10分で、350℃とする場合には30分で、200℃とする場合には2時間で、100℃とする場合には24時間でというように、処理温度と処理時間とがトレードオフの関係を満たすように調整する必要がある。
上記課題を解決するための本発明にかかる窒化物半導体レーザ光源の製造方法は、窒化物半導体レーザチップ、前記レーザチップを搭載するステムまたは前記レーザチップを覆うキャップを第1の雰囲気中で加熱し、当該レーザチップ、ステムまたはキャップの表面を清浄化処理するベーキング炉と、第2の雰囲気中で、前記表面が清浄化されたレーザチップを、前記表面が清浄化されたステムとキャップとからなる密閉容器内に封入するキャッピング部と、前記ベーキング炉と前記キャッピング炉とを収容する主幹部と、前記主幹部内に前記第1の雰囲気を導入する導入口と、前記主幹部内のガスを排出する導出口と、を備え、前記第1の雰囲気と前記第2の雰囲気とが同一であり、且つ、不活性ガス、不活性ガスと酸素との混合ガス、あるいは水分濃度1000ppm以下の大気であることを特徴とする。
上記構成の製造装置を用いると、本発明の製造方法を容易に実現できる。
本発明によると、レーザ光源の製造時における密閉容器内への汚染物質の混入量が顕著に削減されるため、レーザチップの共振器端面の黒色化を抑制してレーザ光源を長寿命化させることができる。
本発明の窒化物半導体レーザ光源の製造方法にかかる最良の形態について、以下、実施の形態1および2を例として説明する。また、あわせて、本発明の窒化物半導体レーザ光源の製造装置にかかる最良の形態についても説明する。
〔実施の形態1〕
図1は、本発明の第1の態様にかかる窒化物半導体レーザ光源の製造方法によって作製された窒化物半導体レーザ光源の概略構造を示す断面模式図である。図1で示すように、この窒化物半導体レーザ光源17は、発光波長420nm以下の窒化物半導体レーザチップ15と、このレーザチップ15を搭載するステム10と、釣鐘状のキャップ13とを有しており、キャップ13とステム10とが密着してなる密閉容器内に、レーザチップ15が封入されてなるものである。なお、この実施の形態では、第1の雰囲気及び第2の雰囲気として、ともに不活性ガスを用いた例を説明する。よって、密閉容器の内部には不活性ガス(窒素ガスまたはヘリウムガス)が充填されている。
上記窒化物半導体レーザチップは、窒化物半導体レーザ素子または窒化物半導体スーパールミネッセントダイオードをいう。
キャップ13の頭頂部には窓部14が設けられており、この窓部14を透過して、レーザチップ15の前方出射レーザ光が光源外部へと射出される。また、ステム10には光検出素子16が設けられており、この光検出素子16によってレーザチップ15の後方出射レーザ光の発光量が検出され、レーザ光の射出量が一定となるようにレーザチップの駆動電圧がフィードバック調節される。
レーザチップ15は、ステム10から延出したチップ搭載部11により担持されている。なお、この窒化物半導体レーザチップは、サブマウントに固定されつつステムに搭載されていてもよい。また、ステム10を貫通して電極リード線12が設けられており、この電極リード線12と、レーザチップ15や光検出素子16とが、接続ワイヤー(図示せず)を介して導通されている。
このような窒化物半導体レーザ光源17を、以下のようにして作製した。
まず、レーザ光源17の構成部材である、例えば金線からなる電極リード線12がその主面を貫通する、例えば表面が金コートされた鉄からなるステム10と、公知の方法で作製された、共振器端面を有する発光波長420nm以下の窒化物半導体レーザチップ15と、レーザ光を透過するガラスからなる窓部14がその頭頂部に設けられた、金属製の釣鐘状のキャップ13と、CCD素子等の光検出素子16と、接続ワイヤーとを準備した。なお、上記ステムでは、動作時にチップで発生する熱の放熱性を高めるため、レーザチップ15が直接搭載される部分に、熱伝導性の高い銅を用いてもよい。
上述したレーザ光源の各構成部材を、図2の概念図で示すような、キャッピング部21とベーキング炉22とを内包する主幹部20と、この主幹部20に隣接した搬入部23と搬出部24とを主に備えたレーザ光源の製造装置における、ベーキング炉22の内部に配置した後、後述するようにして各構成部材の表面を清浄化処理した(ベーキング工程)。
ここで、このレーザ光源の製造装置のさらに詳しい構造について説明する。図3で示すように、キャッピング部31とベーキング炉32とを収容する主幹部30には、不活性ガス35を主幹部内に供給する不活性ガス導入口36と、主幹部内の雰囲気を外気へ排出する主幹部内雰囲気導出口37とが設けられている。なお、不活性ガス導入口36の経路上には不純物除去フィルター38が設けられており、主幹部内への供給前に不活性ガス35中の不純物が除去される。
主幹部30に隣接して、一方の側面に搬入部33が、反対側の側面には搬出部34が設けられており、搬入部33には搬入部内と主幹部内との導通、隔離を開閉により制御する扉33bが、搬出部34には搬出部内と主幹部内との導通、隔離を制御する扉34bが設けられている。さらに、搬入部33には外部と搬入部内との導通、隔離を制御する扉33aが、搬出部34には外部と搬出部内との導通、隔離を制御する扉34aが設けられている。
また、搬入部33には、不活性ガス35を搬入部内に供給する不活性ガス導入口33cと、搬入部内の雰囲気を外気へ排出する搬入部内雰囲気導出口33dとが設けられ、搬出部34には、不活性ガス35を搬入部内に供給する不活性ガス導入口34cと、搬入部内の雰囲気を外気へ排出する搬入部内雰囲気導出口34dとが設けられている。なお、不活性ガス導入口33c、34cの経路上には不純物除去フィルター38が設けられており、不活性ガス35中の不純物が除去される。
以下に、上記清浄化処理について説明する。上述したように、このベーキングによる清浄化処理とは、対象物の表面を加熱することにより、その表面に付着したシロキサン、有機化合物、水分等の汚染物をガス状に分解除去することをいう。
まず、発光波長420nm以下の窒化物半導体レーザチップ15と、このレーザチップが搭載されたステム10と、キャップ13とを含む上記レーザ光源の各構成部材を、扉33aから搬入部33の内部に入れた後、扉33aと扉33bを閉めた密閉状態にて不活性ガス導入口33cから不活性ガス35を供給し、搬入部内の大気成分を導出口33dから外気へと排出して搬入部内に不活性ガス35を充満させた。
また、これと並行して、扉33bと扉34bとを閉めた密閉状態の主幹部30の内部に不活性ガス導入口36から不活性ガス35を供給し、主幹部内の大気成分を導出口37から外気へと排出して主幹部内に不活性ガス35を充満させた。
次に、搬入部33と主幹部30との間の扉33bを開け、レーザ光源の各構成部材を搬入部からベーキング炉32へと移動させた後、不活性ガス下にて各構成部材を300℃で24時間加熱し、部材表面に付着した汚染物質をガス状に分解除去して清浄化した(ベーキング工程)。ここで、ベーキング工程中の主幹部内では、新鮮な不活性ガスの供給が連続的に行われており、またガス化した汚染物質が含まれた雰囲気は速やかに主幹部外へと排出されているため、飛散した汚染物質が主幹部内で部材表面に再付着することはない。
なお、ベーキング時の加熱温度は、100℃以上500℃以下の範囲で任意に選択することができる。この理由としては、雰囲気温度が100℃未満であると、有機化合物やシロキサンが十分に分解蒸発せず、レーザ光源の各構成部材表面を清浄化できないことがあげられる。他方、雰囲気温度が500℃を超えると、窒化物半導体レーザチップに熱ダメージが発生することや、キャップやステムが熱変形することがあげられる。ここで、雰囲気温度が350℃を超える場合には、各構成部材を接合する半田が熱溶融してレーザ光源が破損する危険性が高くなるため、ベーキング工程での加熱温度は、100℃以上350℃以下とすることがさらに好ましい。
また、ベーキングの時間は、10分以上24時間以下の範囲で任意に選択することができるが、例えば温度を500℃とする場合には10分で、350℃とする場合には30分で、200℃とする場合には2時間で、100℃とする場合には24時間でというように、処理温度と処理時間とがトレードオフの関係を満たすように調整する必要がある。
また、不活性ガスとしては上述したようにヘリウムガスや窒素ガスを用いることが好ましい。この理由としては、ヘリウムガスは熱伝導率が非常に高く、放熱媒体として活用することで窒化物半導体レーザチップの駆動中の熱ダメージを顕著に軽減できることや、窒素ガスは他の不活性ガスと比較して安価であるため、不活性ガスにこれを使用するとレーザ光源の製造コストが引き下がることがあげられる。
また、レーザチップ、ステムまたはキャップのいずれか1つを、ベーキング工程における清浄化処理の対象とするだけでも、装置製造時における密閉容器内への汚染物質の混入を一定程度に防止することができるが、汚染物質のレーザ光源内への混入を顕著に防止するには、上述のようにレーザチップ、ステムおよびキャップの全てを清浄化処理することが好ましく、密閉容器内に封入する全ての部材の表面を清浄化しておくことがさらに好ましい。なお、レーザチップをサブマウントに固定してステムに搭載する場合には、サブマウントも清浄化しておくことが好ましいのは勿論である。
上記ベーキング工程にて表面を清浄化処理したレーザ光源の各構成部材を、キャッピング部22に移動させ、不活性ガス下にて、釣鐘状のキャップ13の内部へ窒化物半導体レーザチップ15を収納するようにして、キャップ13とステム10とを不活性ガスと共に密着封止し、図1で示すような窒化物半導体レーザ光源17を組み上げた(キャッピング工程)。
なお、予めステム上にレーザチップを実装させたものを清浄化処理に供すると、このキャッピング工程においてレーザチップをステム上に実装する必要がなくなり、密閉容器内へのレーザチップの封入作業を単純化できるため好ましい。
また、このキャッピング工程では、主幹部内部の不活性ガスのガス圧を大気圧(760×133.322Pa(760Torr))以下に調整しておくと、密閉容器内の封入ガス圧が大気圧以下となり、封止後のキャップの密着性を高めることができるため好ましい。
次に、主幹部30と搬出部34との間の扉34bを開け、組み上げたレーザ光源を搬出部34の内部へと移動させた。最後に、扉34bと扉34aとを閉めた密閉状態にて不活性ガス導入口34cから不活性ガス35を供給し、搬出部内の圧力を大気圧と同等に調整した後、扉34aを開いてレーザ光源を取り出した。
このようにして作製した窒化物半導体レーザ光源17を用いて、レーザを連続駆動させる長期エージング試験を行った。ここで、エージングを加速度的に観察するため、雰囲気温度を60℃以上に設定した。光出力を30mWとして連続駆動させたところ、3000時間以上の駆動によっても、一定出力にてレーザ発光し続けることとともに、レーザチップの共振器端面には、レーザ特性の経時劣化の主要因である黒色化が発生していないことが見出された。一方、従来型のレーザ光源では、上記駆動条件において3000時間も連続動作させることができず、レーザチップの共振器端面が図5で示すように黒色化110していることを確認した。
なお、本発明者らが検討したところ、ゼオライト吸着剤を備えた従来型のレーザ光源では、連続駆動に伴う発熱によって、一旦吸着した炭化水素化合物およびシロキサンの一部が、再度ゼオライト吸着剤から封入雰囲気中に浮遊してしまうことに加え、ゼオライト吸着剤に吸着される前にレーザ端面に付着する汚染物質が存在しているため、長寿命化が阻害されていると考えられる。
このような本実施の形態1にかかるレーザ光源の製造方法では、ステムとキャップとからなる密閉容器内へレーザチップを封入する上記キャッピング工程に先んじて、上記ベーキング工程を行うことにより、密閉容器の内側やレーザチップの表面から汚染物質が除去され、キャッピング時に密閉容器内へ封入される汚染物質量を顕著に削減することができるため、上述したような長寿命型の窒化物半導体レーザ光源を提供することができる。
また、本実施の形態1にかかるレーザ光源の製造方法では、ベーキング工程からキャッピング工程が終了するまでの間に、レーザ光源の各構成部材が大気中へ暴露されることがなく、常に気密状態の不活性ガス下に保たれるため、清浄化された部材表面に汚染物質が再付着してしまうことがない。よって、装置製造時における密閉容器内への汚染物質の混入が確実に防止される。
ところで、キャッピング工程中に供給する不活性ガス(第2の雰囲気)としては、上記ベーキング時に供給した不活性ガス(第1の雰囲気)と種類の異なる不活性ガスを用いてもよいが、レーザ光源の製造工程を通じて同一種類の不活性ガスを用いる方が、不活性ガスの供給作業を簡略化でき、また複数種の不活性ガスを使い分けることに比べて安価にレーザ光源を製造できるため好ましい。
また、供給する不活性ガス35としては、上述したヘリウムガスや窒素ガスに限るものではない。
以上説明したように、レーザ光源内部に汚染物質が混入している場合には、レーザ光源の発光波長が短波長であるほどレーザチップの共振器端面の黒色化が顕著に生じるが、本実施の形態1にかかるレーザ光源の製造方法であると、製造時における密閉容器内への汚染物質の混入量が顕著に削減されるため、青色から紫外域の発光波長である420nm以下の極短波長系のレーザチップを用いつつも、レーザ光源を長寿命化することができる。
なお、レーザチップをステムとキャップから成る密閉容器内に封入する、封入ガスである第2の雰囲気に、酸素ガスが添加されていてもよい。封入ガスに酸素ガスが添加されていると、長期動作における電気的特性などの素子特性を安定化できる。第2の雰囲気中の酸素ガス濃度は、好ましくは100ppm以上80%以下とし、更に好ましくは0.1%以上40%以下とし、もっとも好ましくは1%以上18%以下とする。酸素濃度が小さすぎると、素子特性安定化の効果を十分に得ることができず、高すぎると酸素ガスによりレーザ素子特性を劣化させるおそれがある。
また、その封入ガスは、水分濃度に関しては、水分濃度が高いと、封入雰囲気内の水分により素子特性が劣化しやすい傾向にあるため、水分濃度が低いことが好ましい。具体値としては、好ましくは水分濃度が1000ppm以下であり、更に好ましくは400ppm以下であり、もっとも好ましくは100ppm以下である。これは、水分濃度が上記範囲にある不活性ガスを用いることにより、レーザ光源を通常使用する環境において密閉容器内に液相で存在する水分媒体量を削減して、短波長レーザ光の照射によってイオン化された水分に起因して生じることが知られている共振器端面の黒色化を防止できるためである。
これらのことを合わせて、第2の雰囲気は、不活性ガスとして窒素ガスまたはヘリウムガスを含み、酸素ガスが上記比率で混合されており、水分濃度が上記値以下であることが好ましい。
なお、上記ベーキング時に供給した不活性ガス(第1の雰囲気)および、キャッピング工程中に供給する不活性ガス(第2の雰囲気)の代わりに、ともに水分濃度が1000ppm以下の大気(不純物を除去したもの)を用いても同様の効果が得られた。これは、水分濃度が1000ppm以下の大気が、主に、不活性ガス(約78%の窒素ガスと約1%のアルゴンガス)と、約21%の酸素ガスからなることによるものと考えられる。この場合、不活性ガス、もしくは酸素と不活性ガスの混合ガスを用いる上記実施の形態と比較して、製造コストを引き下げることができる。
参考の形態2〕
参考の形態2は、レーザ光源の各構成部材を主幹部30へ移動させる直前の搬入部33と、主幹部30との内部を真空状態とする(第1の雰囲気及び第2の雰囲気を、ともに真空とする)こと以外は上記実施の形態1と同様である。よって、実施の形態1と共通する事項に関してはその説明を省略する。なお、ここでいう真空とは、雰囲気圧が1×133.322Pa(1Torr))以下である雰囲気中を意味する。また、製造されたレーザ光源の密閉容器内は真空となる。
搬入部33の内部の真空化は、レーザ光源の各構成部材を扉33aから搬入部33の内部に入れた後、扉33aと扉33bを閉めた密閉状態にて搬入部内の大気成分を導出口33dから外気へ排出して行った。また、これと並行して、扉33bと扉34bとを閉めた密閉状態にて主幹部内の大気成分を導出口39から外気へと排出して、主幹部30の内部を真空化した。
参考の形態2にかかる窒化物半導体レーザ光源では、上記実施の形態1と同様に、製造時における密閉容器内への汚染物質の混入量が顕著に削減されるため、紫外域の発光波長である420nm以下の極短波長系のレーザチップを用いつつも、レーザ光源を長寿命化することができる。さらに、密閉容器内が真空となるため、封止後のキャップの密着性が顕著に高まる。
以上説明したように、本発明によると、製造時にレーザ光源内へ汚染物質が混入しにくく、レーザチップの共振器端面の黒色化防止にも利用できるので、その産業上の利用可能性は大きい。
図1は、本発明の製造方法により製造される窒化物半導体レーザ光源の一例を示す断面模式図である。 図2は、本発明のレーザ光源の製造装置の概略構成を示す模式図である。 図3は、図2で示されたレーザ光源の製造装置におけるより詳しい構成を示す模式図である。 図4は、従来の技術にかかる窒化物半導体レーザ光源の一例を示す断面模式図である。 図5は、レーザ光射出端面が黒色化した窒化物半導体レーザチップを示す断面模式図である。
符号の説明
10 ステム
11 チップ搭載部
12 電極リード線
13 キャップ
14 窓部
15 半導体レーザチップ
16 光検出素子
17 レーザ光源
20 主幹部
21 キャッピング部
22 ベーキング炉
23 搬入部
24 搬出部
30 主幹部
31 キャッピング部
32 ベーキング炉
33 搬入部
33a 外部と搬入部とをつなぐ扉
33b 搬入部と主幹部とをつなぐ扉
33c 不活性ガス導入口
33d 搬入部内雰囲気の導出口
34 搬出部
34a 外部と搬出部とをつなぐ扉
34b 搬出部と主幹部とをつなぐ扉
34c 不活性ガス導入口
34d 搬出部内雰囲気の導出口
35 不活性ガス
36 不活性ガス導入口
37 主幹部内雰囲気の導出口
38 不純物除去フィルター
39 主幹部内雰囲気
40 ステム
41 チップ搭載部
42 電極リード線
43 キャップ
44 窓部
45 半導体レーザチップ
46 光検出素子
47 レーザ光源
48 ゼオライト吸着剤
100 基板
101 窒化物半導体層
102 活性層
103 窒化物半導体層
104 絶縁層
105 正電極
106 負電極
110 黒色化したレーザ光出射領域

Claims (12)

  1. 窒化物半導体レーザチップと、前記レーザチップを搭載するステムと、前記レーザチップを覆うキャップとを有し、前記ステムと前記キャップとからなる密閉容器内に前記レーザチップが封入されてなる窒化物半導体レーザ光源の製造方法であって、
    前記レーザチップ、前記ステムまたは前記キャップを第1の雰囲気中で加熱し、当該レーザチップ、ステムまたはキャップの表面を清浄化処理するベーキング工程と、
    前記ベーキング工程後に、第2の雰囲気中で、前記レーザチップを、前記ステムとキャップとからなる密閉容器内に封入するキャッピング工程と、
    備え、
    前記第1の雰囲気と前記第2の雰囲気とが同一であり、且つ、不活性ガス、不活性ガスと酸素との混合ガス、あるいは水分濃度1000ppm以下の大気であり、
    前記ベーキング工程は、新鮮な前記第1の雰囲気を連続的に供給しつつ、加熱により発生したガスを排出する工程であり、
    前記ベーキング工程から前記キャッピング工程が終了するまでの間に、清浄化処理された部材が大気に暴露されることがない
    ことを特徴とする窒化物半導体レーザ光源の製造方法。
  2. 前記不活性ガスが、窒素ガスまたはヘリウムガスである
    ことを特徴とする請求項に記載の窒化物半導体レーザ光源の製造方法。
  3. 前記第2の雰囲気圧が、760×133.322Pa以下である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の窒化物半導体レーザ光源の製造方法。
  4. 前記窒化物半導体レーザチップの発光波長が420nm以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体レーザ光源の製造方法。
  5. 前記ベーキング工程において、前記レーザチップ、ステムまたはキャップを100℃以上500℃以下に加熱する
    ことを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体レーザ光源の製造方法。
  6. 前記ベーキング工程中の雰囲気温度が200℃以上350℃以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体レーザ光源の製造方法。
  7. 前記ベーキング工程において、前記レーザチップ、ステムまたはキャップを10分以上24時間以下加熱する
    ことを特徴とする請求項に記載の窒化物半導体レーザ光源の製造方法。
  8. 前記ベーキング工程において、前記レーザチップ、ステムまたはキャップを30分以上2時間以下加熱する
    ことを特徴とする請求項に記載の窒化物半導体レーザ光源の製造方法。
  9. 窒化物半導体レーザチップ、前記レーザチップを搭載するステムまたは前記レーザチップを覆うキャップを第1の雰囲気中で加熱し、当該レーザチップ、ステムまたはキャップの表面を清浄化処理するベーキング炉と、
    第2の雰囲気中で、前記表面が清浄化されたレーザチップを、前記表面が清浄化されたステムとキャップとからなる密閉容器内に封入するキャッピング部と、
    前記ベーキング炉と前記キャッピング炉とを収容する主幹部と、
    前記主幹部内に前記第1の雰囲気を導入する導入口と、
    前記主幹部内のガスを排出する導出口と、
    備え、
    前記第1の雰囲気と前記第2の雰囲気とが同一であり、且つ、不活性ガス、不活性ガスと酸素との混合ガス、あるいは水分濃度1000ppm以下の大気である
    ことを特徴とする窒化物半導体レーザ光源の製造装置。
  10. 前記不活性ガスが、窒素ガスまたはヘリウムガスである
    ことを特徴とする請求項に記載の窒化物半導体レーザ光源の製造装置。
  11. 前記第2の雰囲気圧が、760×133.322Pa以下である
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の窒化物半導体レーザ光源の製造装置。
  12. 前記窒化物半導体レーザチップの発光波長が420nm以下である
    ことを特徴とする請求項に記載の窒化物半導体レーザ光源の製造装置。
JP2005255356A 2004-09-30 2005-09-02 窒化物半導体レーザ光源の製造方法および窒化物半導体レーザ光源の製造装置 Active JP4401337B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005255356A JP4401337B2 (ja) 2004-09-30 2005-09-02 窒化物半導体レーザ光源の製造方法および窒化物半導体レーザ光源の製造装置
US11/237,946 US7833834B2 (en) 2004-09-30 2005-09-29 Method for producing nitride semiconductor laser light source and apparatus for producing nitride semiconductor laser light source
US11/889,767 US7691729B2 (en) 2004-09-30 2007-08-16 Method for producing nitride semiconductor laser light source and apparatus for producing nitride semiconductor laser light source
US12/656,758 US7939433B2 (en) 2004-09-30 2010-02-16 Method for producing nitride semiconductor laser light source and apparatus for producing nitride semiconductor laser light source
US13/064,534 US20110174288A1 (en) 2004-09-30 2011-03-30 Method for producing nitride semiconductor laser light source and apparatus for producing nitride semiconductor laser light source

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004286719 2004-09-30
JP2005255356A JP4401337B2 (ja) 2004-09-30 2005-09-02 窒化物半導体レーザ光源の製造方法および窒化物半導体レーザ光源の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006128629A JP2006128629A (ja) 2006-05-18
JP4401337B2 true JP4401337B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=36722928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005255356A Active JP4401337B2 (ja) 2004-09-30 2005-09-02 窒化物半導体レーザ光源の製造方法および窒化物半導体レーザ光源の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4401337B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008159806A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Sharp Corp 半導体発光装置およびその製造方法
JP2008171971A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Sharp Corp 半導体光源装置の実装方法及び実装装置
JP2009088066A (ja) 2007-09-28 2009-04-23 Panasonic Corp 半導体装置
JP5722553B2 (ja) * 2010-05-21 2015-05-20 シャープ株式会社 半導体レーザ装置およびその製造方法
JP2012079827A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Panasonic Corp 半導体発光装置及び光源装置
JP6624899B2 (ja) * 2015-11-18 2019-12-25 住友電気工業株式会社 光モジュール及び光モジュールの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006128629A (ja) 2006-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7691729B2 (en) Method for producing nitride semiconductor laser light source and apparatus for producing nitride semiconductor laser light source
JP4401337B2 (ja) 窒化物半導体レーザ光源の製造方法および窒化物半導体レーザ光源の製造装置
CN102668140B (zh) 光电子器件和用于制造光电子器件的方法
JP3452214B2 (ja) パッケ−ジされた半導体レ−ザおよびその作成方法
JP5036308B2 (ja) 半導体レーザ装置およびその製造方法
JP2007533160A (ja) 真空または不活性ガスパッケージled用集積ゲッター
CN101222117B (zh) 半导体发光器件及其制造方法
CN100420110C (zh) 制造激光器件的方法
WO2018105327A1 (ja) 光半導体装置の製造方法
US6396023B1 (en) Airtight sealing method and airtight sealing apparatus for semiconductor laser element
US7790484B2 (en) Method for manufacturing laser devices
KR20070069036A (ko) 반도체 레이저 장치 및 그 제조 방법
CN1973355A (zh) 用于真空或者不活泼气体封装的led的集成的吸气剂
JP4629843B2 (ja) 半導体レーザモジュール及びその製造方法並びにシステム
KR20070069033A (ko) 반도체 레이저 장치 및 그 제조 방법
KR101014148B1 (ko) 발광 장치의 조립 방법
JP2007095931A (ja) 半導体レーザ装置の製造方法および製造装置
JP2008171971A (ja) 半導体光源装置の実装方法及び実装装置
JP2006140441A (ja) 窒化物半導体レーザ光源の製造方法および窒化物半導体レーザ光源の製造装置
JP4740030B2 (ja) レーザ装置の製造方法
JP7499019B2 (ja) 発光装置及びその製造方法
JP2007173434A (ja) 半導体レーザ装置及び組立装置
US20220293825A1 (en) Method of manufacturing optical semiconductor device and optical semiconductor device
JP2009070847A (ja) 半導体レーザの製造方法および組立装置
TW202304013A (zh) 光半導體裝置及光半導體裝置的製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4401337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350