JP2006001623A - バリア口栓およびバリア口栓付袋状容器 - Google Patents

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【課題】ガスバリア性に優れ、利便性を向上させるバリア口栓およびそのバリア口栓を備えたバリア口栓付袋状容器において、内容物との接触の危惧がなく、衛生性と安全性(溶出物に対する)に優れ、かつ味覚の変化などのないバリア材が注出口内壁に挿着されたバリア口栓およびそのバリア口栓を備えたバリア口栓付袋状容器の提供にある。
【解決手段】合成樹脂の射出成形でなる筒状注出口10の内面10aの一部にガスバリア性を有する筒状体30が挿着されていて、その筒状体30は、PP等でなる内外層32、34とEVOH等のバリア樹脂でなる中間層36からなる多層チューブでなり、該内外層は前記筒状注出口10と同一の材料もしくは材質で溶着可能な樹脂層でなるバリア口栓2とするものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスバリア性に優れ、利便性を向上させるバリア口栓およびそのバリア口栓を備えたバリア口栓付袋状容器に関するものである。
近年、フィルムからなる袋状容器は環境問題やその取り扱いの利便性から種類、数量とも大幅に増えている。食品・飲料用容器およびトイレタリー用容器、医療用容器に関しても同様で、廃棄物の削減、廃棄性、携帯性、割れないということなど取り扱いの利便性などから、プラスチック製フィルムからなる袋状容器が増加するようになってきた。さらに消費者に使いやすいもの(取り出し易さや再封性のあるもの)とするために、筒状注出口とそれに冠するキャップとでなる口栓を有する袋状容器も多く見受けられるようになった。例えば、飲料用の袋状容器や医療用の輸液バッグなどが口栓を有する袋状容器の1例である。これら飲料用、医療用等内容物は、極度に酸素を嫌うものもあり、この袋状容器を構成するフィルムとしてアルミニウム箔の積層や、酸化珪素、アルミナ、ダイアモンドライクカーボンなどのコーティング(蒸着)によるバリア層の形成で酸素や水蒸気のガスバリア性を向上させている積層材料を使うことが多く見られる。
このように、これらバリア層が施された包装材(フィルム)を用いた袋状容器では、容器全体のバリア性をある程度向上することができるが、これらの袋状容器に設けられた口栓においては、ガスバリアに対する施策がなされていないので、内容物へのガス透過の大部分がこの口栓を介して成されており、ガス透過を極度に嫌う上記飲料用、医療用等内容物に対しては、この口栓からのガス透過が無視できないものとなっていた。
上記口栓からのガス透過の問題に対し、その解決策として、例えば図5(a)の積層側断面図に示すように、外層(53)と内層(54)とにポリプロピレン等でなるフィルムを配し、中間層(56)にはエチレン−ビニルアルコール共重合体等でなるフィルムや、ポリエステルフィルムに酸化珪素やアルミナ等が蒸着されたフィルムあるいはアルミニウム箔などのフィルムを配し、これら各フィルムをポリウレタン系のドライラミネーション用接着剤など接着剤層(55)でラミネートした積層バリアフィルム(50)とし、この積層バリアフィルム(50)を、図5(b)の斜視図に示すように、合掌シールして筒状の遮断体(52)とし、この筒状の遮断体(52)を筒状の注出口(図示せず)内壁に挿着した注出具がある(例えば、特許文献1参照。)。
以下に、上記先行技術文献を示す。
特開2001−213455号公報(段落0016、0017、図5等)
しかし、上記の従来技術(注出口内壁に合掌シールされた筒状の遮断体を挿着した注出具)においては、図5(b)に示すその合掌シールされた筒状の遮断体(52)の上下端縁面(52a、52b)が内容物と接触する危惧があり、衛生性に欠けることに加え、特に接着剤からの溶出物による安全性に欠け、食品(飲料)の場合は味覚の変化なども発生するという問題点があった。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、ガスバリア性に優れ、利便性を向上させるバリア口栓およびそのバリア口栓を備えたバリ
ア口栓付袋状容器において、内容物との接触の危惧がなく、衛生性と安全性(溶出物に対する)に優れ、かつ味覚の変化などのないバリア材が注出口内壁に挿着されたバリア口栓およびそのバリア口栓を備えたバリア口栓付袋状容器を提供することにある。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、合成樹脂の射出成形でなる筒状注出口の内面全面にもしくは一部にガスバリア性を有する筒状体が挿着されていることを特徴とするバリア口栓としたものである。
また、請求項2の発明では、前記筒状体は、少なくとも内層と中間層と外層とからなる多層チューブでなり、該外層は前記筒状注出口と同一の材料もしくは材質で溶着可能な樹脂層でなり、該中間層にはバリア材が積層されていることを特徴とする請求項1記載のバリア口栓としたものである。
また、請求項3の発明では、前記筒状体の中間層および/または他の内層に酸素吸収剤が含有していることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のバリア口栓としたものである。
さらにまた、請求項4の発明では、ガスバリア性を有するプラスチックフィルムを主体とした軟包装材が貼り合わされてなる袋状容器の端縁部に、前記請求項1乃至3のいずれかに記載のバリア口栓を構成する筒状注出口が挟み込まれ、シールされていることを特徴とするバリア口栓付袋状容器としたものである。
上記請求項でいう口栓とは、筒状注出口にキャップを冠したものをいう。
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項1に係る発明によれば、合成樹脂の射出成形でなる筒状注出口の内面全面にもしくは一部にガスバリア性を有する筒状体が挿着されていることによって、筒状注出口にガスバリア性を有し、筒状体の端面が内容物に接触する危惧がないので、衛生性と安全性(接着剤などからの溶出物に対する)に欠けることがなく、さらに食品における味覚の変化などがないバリア口栓とすることができる。
また、上記請求項2に係る発明によれば、前記筒状体を、少なくとも内層と中間層と外層とからなる多層チューブでなるものとすることによって、接着剤等を使用していないので筒状体の端部からの溶出物がなく安全性に優れ、味覚の変化がなく、かつこの外層を前記筒状注出口と同一の材料もしくは材質で溶着可能な樹脂層とすることによって、筒状注出口に筒状体を挿着するに際し、インサート成形で溶着一体化され、さらに中間層にはバリア材が積層されているので、バリア性に優れるバリア口栓とすることができる。
また、上記請求項3に係る発明によれば、前記筒状体の中間層(バリア材)および/または他の内層に酸素吸収剤が含有していることによって、前記筒状体が挿着されている筒状注出口等から透過してくる酸素を吸収し、内容物とその酸素との接触を極限まで下げることができる。
さらにまた、上記請求項4に係る発明によれば、ガスバリア性を有するプラスチックフィルムを主体とした軟包装材が貼り合わされてなる袋状容器の端縁部に、上記バリア口栓を構成する筒状注出口を挟み込み、シールしてバリア口栓付袋状容器とすることによって、ガスバリア性に優れ、かつ衛生性と溶出物に対する安全性を保持できるバリア口栓付袋
状容器を提供できる。
従って本発明は、ガス透過を極度に嫌う食品(飲料)や医薬品等医療用内容物を収納するガスバリア性と利便性に優れ、衛生性と安全性を保持できるバリア口栓およびバリア口栓付袋状容器として、優れた実用上の効果を発揮する。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて詳細に説明する。
本発明は、例えば図1の正面図に示すように、内面にバリア層を有する筒状注出口(10)とそれに冠するキャップ(12)で構成されるバリア口栓(2)、およびこのバリア口栓(2)が袋状容器本体(20)の上端縁シール部(21)に挟み込まれているバリア口栓付袋状容器(1)に関するもので、外気の酸素等ガス透過を極度に嫌う食品(飲料)や医薬品等医療用内容物を収納する袋状容器として使用されるものである。
まず、上記請求項1に係る発明は、例えば図2(a)の側断面図に示すように、プラスチックの射出成形品からなる筒状注出口(10)の内面(10a)の一部にバリア性を有する筒状体(30)がインサート成形で挿着されていて、その筒状注出口(10)の頂部にキャップ(12)が螺着されているバリア口栓(2)である。
また、上記請求項1に係る発明では、例えば図3の側断面図に示すように、プラスチックの射出成形品からなる筒状注出口(10)の口元および台座(10b)を含めた内面(10a)全面にバリア性を有する筒状体(31)がインサート成形で挿着されているバリア口栓(2)とすることもできる。
また、上記請求項2に係る発明は、例えば図2(a)のB−B面を表す図2(b)の断面図に示すように、筒状注出口(10)の内面に挿着されている筒状体(30)は、内層(32)と外層(34)と中間層(36)の3層でなり、これら3層間に接着樹脂層(33)を介して多層チューブでなり、この内層(32)と外層(34)は、押出しブロー成形など製造上からも含め、これを挿着する筒状注出口(10)と同種の材料(樹脂)でなるようにして、筒状注出口(10)とのインサート成形で容易に溶着できるようにしたものである。
さらに、上記請求項2に係る発明では、図2(b)に示す筒状注出口(10)の内面に溶着される筒状体(30)として、中間層(36)にはバリア性に優れる樹脂を用い、これら3層(32、34、36)間に接着樹脂層(33)を介して多層チューブとしたものである。
また、上記請求項3に係る発明では、例えば図2(b)に示す中間層(36)のバリア性樹脂層に、あるいは他の樹脂層(図示せず)に酸素吸収剤が含有している層とするもので、筒状注出口(10)等から透過してくる酸素を吸収し、内容物とその酸素との接触を極限まで下げるようにしたバリア口栓(2)としたものである。
また、上記請求項1、2に係る発明の、例えば図2(a)に示す筒状注出口(10)の内面(10a)の一部に溶着される筒状体(30)は、厚み500μm程度の比較的薄手の筒状体(30)をインサート成形で溶着するもので、従ってこの成形時の筒状体(30)の上下端縁面(30a、30b)は筒状注出口(10)の内面(10a)に食い込むようになり、内容物との接触も微々たるものとなる。
また、上記請求項1、2に係る発明の、例えば図3(a)に示すように、筒状注出口(
10)の口元および台座(10b)を含めた内面(10a)全面に溶着される筒状体(31)は、厚み1000μm程度の比較的厚手の筒状体(30)をインサート成形で溶着するもので、この筒状体(30)は、図3(b)の拡大模式図に示すように、ブロー成形時のバリア性を有する樹脂でなる中間層(36)の押出しを中断した形として、その上下端縁(31a、31b)では内外層(32、34)で中間層(36)が覆われるようにするもので、これにより、中間層(36)を含め他の層に内容物が接触する危惧がなくなるものとすることもでき、さらに口元までバリア層を有するのでより高いバリア性を現出できるバリア口栓(2)とすることができる。
さらにまた、上記請求項4に係る発明は、例えば図1に示すように、ガスバリア性を有するプラスチックフィルムを主体とした軟包装材が貼り合わされた袋状容器本体(40)の上端縁シール部(41)に、バリア口栓(2)を構成する筒状注出口(10)の台座(10a)を挟み込みシールされたバリア口栓付袋状容器(1)であり、ガスバリア性に優れ、かつ衛生性と溶出物に対する安全性を保持できるバリア口栓付袋状容器(1)とするものである。
以下に、本発明のバリア口栓(2)およびバリア口栓付袋状容器(1)の材料や製造方法等について説明する。
本発明のバリア口栓(2)を構成する筒状注出口(10)およびそれに冠するキャップ(12)の材料としては、射出成形性に優れ、かつ衛生性と安全性(溶出物質のない)が保持される汎用樹脂が挙げられ、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンなどが使用され、内容物や用途等に応じて適宜選定され、これら樹脂を射出成形で筒状注出口(10)およびそれに冠するキャップ(12)とすることができる。
また、本発明のバリア口栓(2)を構成する筒状体(30、31)で、その内外層(32、34)に使用する樹脂としては、上記筒状注出口(10)と同一あるいは同種の樹脂を用いて、その他の層(中間層(36)等を含めた層)とともに押出しブロー成形法で多層チューブでなる筒状体(30、31)とするものである。
また、本発明のバリア口栓(2)を構成する筒状体(30、31)で、その中間層(36)に使用するバリア樹脂としては、押出しブロー成形に適したエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリメタキシリレンアジバミド:MXD6(東洋紡社製)などが挙げられる。
また、上記内外層(32、34)および中間層(36)を接着せしめる接着性樹脂層(33)としては、接着性と押出しブロー成形性を有する

等が挙げられる。
また、本発明のバリア口栓(2)を構成する筒状体(30、31)の中間層(36)等に含有させる酸素吸収物質としては、例えば第一鉄塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜ニチン酸塩、ヒドロキノン、カテコール、レゾルシン、ピロガロール、没食子酸、ロンガリット、アスコビル酸および/またはその塩、イソアスコルビン酸および/またはその塩、ソルボース、グルコース、リグニン、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールあるいは金属粉などが挙げられるが、酸素吸収能力があるものであればどのような種類のものを使用しても良い。これにより筒状注出口(10)や袋状容器本体(30)を透過してくる酸素を吸収することができ、内容物と酸素の接触を極限まで下げることができる。
上記多層チューブでなる筒状体(30、31)を筒状注出口(10)の内面に溶着するには、例えば例えば図2(b)に示すように、射出成形物である筒状注出口(10)の成形時に、射出成形用金型(図示せず)のコアに、バリア性を有する多層チューブでなる筒状体(30)を仮着し、金型のキャビティ部(図示せず)にポリプロピレン等の溶融樹脂を射出して筒状注出口(10)の内面(10a)に接着せしめる、いわゆるインサート成形方式で溶融接着せしめて、図2(a)に示すようなバリア口栓(2)とすることができる。
本発明のバリア口栓付袋状容器(1)を構成する袋状容器本体(20)の形態としては、図1に示すような4方シール袋,あるいは図示しないが3方シール袋,ガゼット袋、ガゼットタイプの自立するスタンディングパウチなど様々な形態が挙げられ、内容物の密封性が保たれ、かつ口栓(3)が挟み込みできる形態のものであれば、このバリア口栓付袋状容器(1)として適用できる。
また、図1に示す本発明の袋状容器本体(20)を構成するもので、図4(a)に示すバリア性積層フィルム(3)としては、例えば基材フィルム(60a)/接着剤層/バリア層(62)/接着剤層/シーラント層(60b)でなるものが一般的で、その基材フィルム(60a)には、ポリエチレンテレフタレートや二軸延伸ナイロン等が挙げられ、またバリア層(62)には、9〜14μm程度のアルミニウム箔が用いられる。また、図4(b)に示すように、例えば厚さ12μm程度のポリエチレンテレフタレート、二軸延伸ナイロン等の基材(62b)に酸化珪素(SiO2 、SiO)や金属酸化物(Al2 O3 )のPVD蒸着、CVD蒸着あるいはスパッタ法等の蒸着で得られる蒸着層(62a)を施したものをバリア層(62)とすることもできる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
〈実施例1〉
図1に示すように、100mm×70mmの2枚のバリア性積層フィルム(12μmのポリエチレンテレフタレート/接着剤層/9μmのアルミニウム箔/接着剤層/40μmの直鎖低密度ポリエチレン)のシーラント層同士の4方を貼り合わせてなる袋状容器本体(20)とし、その上端縁シール部(21)の中央部にポリエチレン製の筒状注出口(10)を溶着した。
この筒状注出口(10)は、図2(a)および図2(b)に示すように、径が15mmでその肉厚を2mm、長さを50mmとし、その内面(10a)に溶着せしめる筒状体(30)は、図2(b)に示すように、200μmのポリプロピレン/接着樹脂層/30μmのエチレン−ビニルアルコール共重合体/200μmのポリプロピレンの総厚み500μmの多層チューブを用いた。
上記筒状注出口(10)の内面(10a)に上記多層チューブでなる筒状体(30)を溶着せしめるには、射出成形用金型(図示せず)のコアに、筒状体(30)を載置し、注出口用樹脂を射出成形する、いわゆるインサート成形方式で溶融接着せしめた。さらに図1に示すように筒状注出口(10)にポリエチレン製のキャップ(12)を冠してバリア口栓付袋状容器(1)を作製した。
上記実施例1で得られたバリア口栓付袋状容器(1)の酸素透過量をモコン法で測定すると5.0fmol/m2 ・s・Paであった。
また以下に、本発明の比較例について説明する。
〈比較例1〉
図2(a)に示すような筒状注出口(10)の内面(10a)に施すバリア性の筒状体(30)を施さないこと以外は、実施例1と同様にして口栓付袋状容器(図示せず)を得た。
上記比較例1で得られた口栓付袋状容器の酸素透過量をモコン法で測定すると13.2fmol/m2 ・s・Paであった。
以上実施例1のように、筒状注出口の内面にバリア性の多層チューブでなる筒状体を溶着したバリア口栓付袋状容器とすることによって、衛生性と安全性の保持とともに筒状注出口からのガス透過をも抑制できるバリア性に優れたバリア口栓付袋状容器とすることができる。
本発明のバリア口栓付袋状容器の一実施の形態を示す正面図である。 本発明のバリア口栓の一事例を説明するもので、(a)は、その側断面図であり、(b)は、(a)のB−B面を表す断面図である。 本発明のバリア口栓の他の一事例を説明するもので、(a)は、その側断面図であり、(b)は、それを構成する筒状体の拡大断面図である。 本発明のバリア口栓付袋状容器を構成する袋状容器本体の一事例を説明するもので、(a)は、その積層バリアフィルムの側断面図であり、(b)は、他の積層バリアフィルムの側断面図である。 従来のバリア口栓付を構成する筒状の遮断体の一事例を説明するもので、(a)は、その積層断面図であり、(b)は、その斜視図である。
符号の説明
1‥‥バリア口栓付袋状容器
2‥‥バリア口栓
3‥‥袋状容器本体のバリア性積層フィルム
10‥‥筒状注出口
10a‥‥筒状注出口の内面
10b‥‥筒状注出口の台座
12‥‥キャップ
20‥‥袋状容器本体
21‥‥袋状容器本体の上端縁シール部
30‥‥筒状体
31‥‥厚手の筒状体
31a‥‥厚手の筒状体の上端縁面
31b‥‥厚手の筒状体の下端縁面
32‥‥筒状体の内層
33‥‥接着樹脂層
34‥‥筒状体の外層
36‥‥筒状体の中間層
50‥‥積層バリアフィルム
52‥‥筒状の遮断体
52a‥‥筒状の遮断体の上端縁面
52b‥‥筒状の遮断体の下端縁面
53‥‥筒状の遮断体の外層
54‥‥筒状の遮断体の内層
55‥‥接着剤層
56‥‥筒状の遮断体の中間層
60a‥‥バリア性フィルムの基材フィルム
60b‥‥バリア性フィルムのシーラント層
62‥‥バリア層
62a‥‥蒸着層
62b‥‥基材

Claims (4)

  1. 合成樹脂の射出成形でなる筒状注出口の内面全面にもしくは一部にガスバリア性を有する筒状体が挿着されていることを特徴とするバリア口栓。
  2. 少なくとも内層と中間層と外層とからなる多層チューブでなり、該外層は前記筒状注出口と同一の材料もしくは材質で溶着可能な樹脂層でなり、該中間層にはバリア材が積層されていることを特徴とする請求項1記載のバリア口栓。
  3. 前記筒状体の中間層および/または他の内層に酸素吸収剤が含有していることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のバリア口栓。
  4. ガスバリア性を有するプラスチックフィルムを主体とした軟包装材が貼り合わされてなる袋状容器の端縁部に、前記請求項1乃至3のいずれかに記載のバリア口栓を構成する筒状注出口が挟み込まれ、シールされていることを特徴とするバリア口栓付袋状容器。
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