JP2005532112A - 歯科用アタッチメント装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

歯科用アタッチメント装置は、歯根、インプラント、隣接歯、又はバーに取り付けるアバットメント部材と、歯科用器具に固定されたキャップにヒンジ式に係合する保持部材と、を有する。キャップの一端からスカート部が、アバットメント部材の外周位置決め面に取り外し可能にスナップ式に係合するように突出している。外周位置決め面は、少なくとも2つの軸方向に間隔をおいて配置された保持面を有し、この保持面は、キャップの内側面に間隔をおいて配置された対応するスナップ式係合用構造物とはめ合わさり、スナップ式に係合し、アバットメント部材と保持部材との間で積み重なった外部保持を提供するためのものである。

Description

本発明は、総義歯、オーバーデンチャー、部分義歯等のような歯科用器具を残存失活歯根、隣接歯、又は骨内インプラントに取り付けるための歯科用アタッチメント又は固定構造に関するものである。
歯科用固定装置は、雌部品が歯根、インプラント、又は隣接歯へ取り付けられるようになっており、雄部品が歯科用器具の凹部に係合しており、雄部品を雌部品に取り外し可能に固定するために、雄部品及び雌部品がはめ合わさってスナップ式に係合できる構造物を有するものが知られている。例えば、ツェストの米国特許第5,417,570号では、雌部品がソケットを有し、雄部品がそのソケットにスナップ式に係合するヘッドを有している。しかし、利用者は、場合によっては雄のヘッドが雌のソケットの周縁に当たることがあるというように、ヘッドをソケットに適切に位置決めすることが難しいと感じることがある。この種の衝撃を繰り返すと、雄の保持ヘッドに損傷を与え、雄がその保持能力をいくらか失うことがある。
ツェストらの米国特許第6,030,219号及び第6,299,447号には、歯科用アタッチメント装置が記載されており、この歯科用アタッチメント装置では、雌又はアバットメント部材の外周位置決め面に被さってスナップ式に係合するスカート部を雄部品が有している。雄部品は、雌部品のソケットにスナップ式に係合する中央軸をも有し、内側保持面及び外側保持面の両方を提供し、そしてそれ故に大きな保持力を提供することもある。雄部品を雌部品の上に適切に配置することもまたより簡単である。しかし、これらの部品は比較的直径が大きく、この比較的大きな直径は、前歯、すなわち義歯における最も小さい歯に対応する場所には適さない。
(発明の開示)
本発明の目的は、新規で改善された歯科用アタッチメント装置及び方法を提供することである。
本発明のある面によれば、歯科用アタッチメント装置が提供され、この装置は、歯根、インプラント、又は隣接歯に取り付けるアバットメント部材であって、中央軸と、第1端部と、第1端部から離れるように突出している外周位置決め面とを有し、その外周位置決め面が少なくとも2つの軸方向に間隔をおいて配置された保持部を有しているアバットメント部材と、第1端部及び第1端部から延びるスカート部を有する保持部材であって、スカート部がアバットメント部材の外周位置決め面に係合する内側面を有し、スカート部の内側面が少なくとも2つの軸方向に間隔をおいて配置された、スナップ式に係合する構造部であってアバットメント部材のそれぞれの保持部と取り外し可能にスナップ式に係合する構造部を有する保持部材と、を備えている。
アバットメント部材は、間隔をおいて設けられた保持部が配置されたヘッドを有していていてもよく、このヘッドは、歯根又はインプラントのソケットに係合するためにヘッドから軸方向に延びている軸部を備えている。あるいは、アバットメント部材は、隣接する歯に固定するようにデザインされていても良く、この場合には、アバットメント部材が隣接する歯に固定するための放射方向伸張部を有している。2つ以上の間隔をおいて配置された保持部を設けることができる。ある実施形態では、アバットメント部材の外周位置決め面又はヘッドにある間隔をおいて配置された保持部が略丸い環状突出部を備えており、一方、保持部のスカート部の内側面は、対応する間隔で配置された環状凹部又は環状溝部を備える。この環状凹部又は環状溝部は、突出部とスナップ式に係合するためのものである。あるいは、アバットメント部材のヘッドが間隔をおいて配置された溝部を有する一方で、スカート部の内側面が溝部にスナップ式に係合するための、間隔をおいて配置されて内側を向いた環状突出部又はリブを有してもよい。
複数の積み重ねられた保持面をアバットメント部材又は「雄」部材と、保持部材又は「雌」部材との間に設けたことにより、内側及び外側保持部の両方を有していた従来のアタッチメントで必要であったのより全体の直径を小さくした状態で、保持摩耗面面積を大きくすることができる。したがって、積み重ねられた外部保持面を設けることで同様な保持力を提供しつつ、歯又はインプラントに取り付けた部材にソケットを設け、そのソケットにスナップ式に係合するように、義歯に取り付ける部材に対応する軸を設ける必要をなくすことができる。これにより、アタッチメントの義歯部分がスカート部と内部軸の両方を有していた従来の構造で必要であったのよりもアタッチメント装置の全体の直径を小さくすることができる。したがって、この装置は、より小さい前歯に対応する義歯部分に使用することができる。
保持部材又は雌部材は、典型的な実施形態では、ほぼカップを逆さまにしたような形状をしており、スカート部は丸くした下側リムを有する。この下側リムは、雌部をアバットメント部材上に押し下げるときに適切に位置を合わせるのに役立つ。これは、保持部材が平坦又は方形の下側端部又はリムを有していた従来構造に対する改良である。平坦又は方形の下側端部又はリムは、アバットメント部材に引っ掛かり、内側に巻き込む傾向があり、ときとして、保持部材が適切に取り付けられるのを妨げる。
保持部は、直径が同じであってもよい。しかし、本発明の典型的な実施形態では、雄部材の第1端部に最も近い最も上の保持部は、下側の保持部よりもわずかに小さい直径を有する。これにより、雌部材をより小さな力で第1リブにパチンと嵌めることができ、患者がアタッチメントをより簡単に取り付けることができる。最も下のリブ又は保持部は、それより上にあるリブ又は各リブよりも大きな保持力で保持し、これにより誤って外れないようによりしっかりと所定位置に義歯を保持するために、直径がわずかに大きい。この構造により、義歯を挿入又は配置することが取り去るよりも簡単になる。
本発明の典型的な実施形態では、歯科用器具に固定されたキャップ又はハウジングが雌部材又は保持部材上で旋回する。このキャップは、湾曲した内側面を有し、この内側面は、雌部材又は保持部材の外側面にスナップ式に係合し、雌部材を保持し、義歯を取り外すときに雌部材が誤って出てしまうことを防ぐ。湾曲は、雌部材をキャップに比較的簡単に挿入できるが、いったん挿入したら、誤って取り外されないように雌部材がきつく保持されるようになっている。
本発明の一実施形態では、雄部材又はアバットメント部材は、基礎をなす歯根又はインプラントに同軸に取り付けるのではなく、隣接する歯から遠位に取り付けるようにデザインされている。この装置では、雄部材又はアバットメント部材が、その外周位置決め面の一側面からの放射方向伸張部又は遠位伸張部と、隣接する歯の表面に固定するために伸張部の外側端部にあるプレートと、を有する。雌部材又は保持部材及びキャップは、いずれも、遠位伸張部に被さるように係合して保持部材のスカート部が外周位置決め面に被さるように係合できるようにする溝穴(スロット)を有する。雌部材又は保持部材は、平坦でほぼ水平な上面部分を溝穴の上に有し、一方で、キャップは、下方を向いており、ほぼ水平な面部分をその溝穴の上側端部に有する。これらの面部分は、いっしょになって水平止め部を形成し、部分義歯が持ち上がるのを防ぐ。対向する面部分は、旋回するキャップのハウジングが雌部材の対向する面に接触して止まり、これにより義歯がこれ以上に旋回することと、持ち上がる可能性とを防止する。このような止め部構造は、旋回するキャップがアバットメント歯に接触することをも防止する。
本発明の歯科用アタッチメント装置は、歯、歯根又はインプラントに取り付けられた雄部分又はアバットメント部分と、歯科用器具に取り付けられた雌部分又は保持部分との間に積み重ねられた保持面を使用している。これにより直径がより小さい状態で保持摩耗面面積がより大きくなり、より小さな前歯と共に使用でき、装置の有効寿命も延び、保持力の損失が減る。
本発明は、本発明のある典型的な実施形態に関する下記の詳細な説明から、添付の図面を合わせて考慮すれば、よりよく理解できるであろう。添付の図面では、同様な参照符号が同様な部分を示している。
図1から3は、部分義歯のような歯科用器具を残存失活歯根に固定する歯科用アタッチメント装置又は固定装置10を示す。装置10は、基本的に、雄部材又はアバットメント部材12、雌部材又は保持部材14、及び義歯の適当な凹部に固定するためのキャップ15を有する。雄部材12は、窒化チタンでコーティングしたステンレススチールのような適当な高強度金属材料からなり、一方、雌部材はナイロン等のいくらか弾性のある材料からなり、キャップはステンレススチールのような金属からなる。
雄部材又はアバットメント部材12は、広がったヘッド16と、ネジが切ってあるシャフト又は軸18を有する。シャフト又は軸18は、従来の方法で歯根に用意された穴に取り付けるようにヘッドから延びている。従来の方法とは、例えば出願人の先の米国特許第6,299,447号に記載したようなものであり、この米国特許第6,299,447号は、引用することにより本明細書に導入したものとする。ヘッド16は、上端部20と、外周位置決め面とを有している。この外周位置決め面は、間隔をおいて配置された第1及び第2の環状保持リム又はリブ22、24を有しており、この第1及び第2の環状保持リム又はリブ22、24は、環状溝部25によって隔てられている。他の実施形態において、ヘッドに、間隔をおいて配置された環状保持リブを3つ以上設けることができることは理解されるであろう。リブは直径が同じであってもよい。しかし、図示の実施形態では、最も上のリブ22の直径が最も下のリブ24よりわずかに小さい。図3に最も良く示されるように、最も下のリブ24は、ほぼ湾曲した又は丸くした上面及び下面を有し、この上面及び下面は、平坦な環状外側リムへと滑らかに移行している。
雌部材又は保持部材14は、ほぼカップ状の形状であり、上側端部26と、その上側端部から突出するスカート部28と、を有する。スカート部28は、外側に湾曲した又は膨らんだ外側面と、アバットメント部材12の間隔をおいて配置された保持リブ22、24に取り外し可能にスナップ式に係合するように設計された形状の内側面とを有する。スカート部は、丸くした下端34と、下端近傍の内側面にある第1の環状の凹部領域又は溝35と、内側に突出した環状リブ36と、リブ36の上にある第2のほぼ凹部状の領域38と、を有する。領域38は、領域35より直径がわずかに小さい。図3に最も良く示されるように、凹部領域35及び38は、それぞれ、ヘッド16の対応する保持リブ又は保持面24,22とスナップ式に係合する一方で、リブ36が溝25に嵌るように設計されている。雌部材の弾性により、雌部材は伸びて、雄部材又はアバットメント部材12の積み重なった保持面にパチンと嵌ることができ、その後、しっかりと且つ取り外し可能に所定位置に保持される。上側リブ22をわずかに小さい直径とすることにより、最も下の凹部領域35を上側リブ22に簡単にパチンと嵌ることができ、患者がアタッチメントを配置することがより容易となる。
金属キャップ15は、この分野で公知のように、外側リブ49を有し、部分義歯又は他の義歯器具の適当な場所に固定されている。キャップ15は、開口端部42を有し、この開口端部42は、雌部材又は保持部材14を入れるための湾曲した内部空洞へと続いている。空洞の側壁の内側面44の曲率は、部材14を保持し、義歯を口から取り出したときに誤って部材14が出てしまわないように設計されている。同時に、キャップは、雄部材14と旋回可能に係合している。よって、保持力のあるナイロン雌部材14は、アバットメント部材12と不動に接触したままであり、一方、金属製の義歯キャップ15は、部材14の上で全範囲の回転運動をする。これにより、結果として保持力を全く損なうことなく、義歯に弾性のある連結をもたらす。
雄部材又はアバットメント部材12は、従来の方法で、患者口内の所望の位置に配置される。歯根は、始めに軸18を入れるように処理される。なお、特定の義歯では、その大きさによってはこのようなアバットメントが2つ以上必要なことがある。全ての歯根の準備ができたら、各雄部材の外周位置決め面の大部分が組織又は歯茎の高さより上に広がった状態で全ての雄アバットメント部材12が所定位置に接着される。この結果、対応する雌部材又は保持部材を干渉することなく所定位置にパチンと嵌めることができる。
図4は、現存失活歯根よりむしろインプラントに固定するための改良型雄部材又はアバットメント部材45を示す。このアバットメント部材は、図1から3に示したのと同じ雌部材又は保持部材14及びキャップ15とともに用いることができる。アバットメント45は、先の実施形態のヘッド16と同様な外周位置決め面を有するヘッド46と、ネジが切ってある軸48と、を有する。軸48は、インプラントの対応するネジ穴との係合用である。ヘッド46の下側端面50には(不図示の)凹部を設ける。この凹部は、ヘッド46を固定すべきインプラントの例えば六角突出部のような嵌め合う突出部に係合させるためのものである。凹部の形状及び大きさがインプラントの種類に依存することは理解されるであろう。歯根保持型の部材12の場合のように、インプラント保持型の部材45のヘッド46は、ほぼ平坦な上端面52と、一対の間隔をおいて配置され、突出している環状保持面又はリブ53,54とを有する。環状保持面又はリブ53,54は、環状凹部55によって隔てられており、面53,54及び凹部55の形状及び大きさは、図1から3のリブ22,24及び凹部25のそれと同様又は同一である。したがって、同じ保持部材14を図1及び3に示したのと同じ方法でヘッド45にスナップ式に係合させることができる。
図1から4に示した雄部材又はアバットメント部材には、内側保持部を必要とすることなく保持面面積をより大きくする2つの積み重なった保持面を有する同じヘッドを備えた状態で、前述した米国特許第6,030,219号及び6,299,447号で説明したような異なる(ダイバージェント)歯根又はインプラント配置に適応するための角度補償を設けることができることは理解されるであろう。真っ直ぐなアバットメント部材及び角度補償がされたアバットメント部材のいずれの場合でも、内側保持ソケット及び外側保持構造部の両方を備えた従来の雌部材よりも、ヘッドを小さな直径に作ることができる。このことにより、部分義歯又はオーバーデンチャーが顎の前方領域に広がる場合に、アバットメント部材をこのような領域に設置することができる。
図5から7は、歯根又はインプラントではなく、隣接する歯に取り付ける歯科用アタッチメント装置60を示す。装置60は、基本的に、雄部材又はアバットメント部材62と、雌部材又は保持部材64と、旋回キャップ65と、を備えている。アバットメント部材又は固定部材62は、ほぼ円筒形のヘッド66と、遠位伸張部(distal extension)又は接続アーム67と、を有する。接続アーム67は、ヘッド66から放射状に伸び、隣接歯又はアバットメント歯に設けられた適当な溝穴に固定されているプレート部分68で終端している。雌部材64及びキャップ65は、先の実施形態のそれと同様な形状をしているが、それぞれに下方に開口している溝穴又は凹部70、72を有している。この溝穴又は凹部70,72は、一方の側に切られており、図6及び7に示すように部品を1つに固定したときに固定部材62の遠位伸張部又はアーム67に被せて係合させるのに十分な幅がある。
図5及び7に最も良く示されるように、ヘッド66は、先の実施形態のときのように、平坦な上端74と、一対の積み重ねられ、間隔をおいて配置された環状突出面又はリブ75,76と、を有しており、この環状突出面又はリブ75,76は、環状凹部78によって隔てられている。他の実施形態では、保持力増大のために、重ねられた環状突出面を3つ以上設けることもある。雌部材又は保持部材64は、平坦な上端面80を有し、この上端面80には下方に垂れ下がった環状スカート部82があり、環状スカート82は、丸い外側面83と、一対の間隔をおいて配置された環状凹部又は溝84,85がある内側面と、を有する。環状凹部又は溝84,85は、ヘッド66のリブ75,76にそれぞれ被さってスナップ式に係合するためのものである。溝84,85は、環状稜部又はリブ86によって隔てられており、この環状稜部又はリブ86は、図7に示すように、部品を1つに固定したときに、ヘッドの溝又は凹部78と係合する。
キャップ65は、先の実施形態のときのように、雌部材又は保持部材64の外側面83に係合する内側凹部又は空洞を有し、この内側凹部又は空洞は、保持部材64を保持しつつ、保持部材とキャップとの間の回転運動を許容するように湾曲した内側面88を備えている。溝穴72は、キャップの上端面89に達しないで終っており、溝穴72の上端に平坦な内側面部分90を残している。この内側面部分90は、保持部材の上端面80の対向する平坦部分に対する止め部として作用する。
図8は、組織又は骨がより多量に侵食されている場合に使用する改良型雄部材又はアバットメント部材92を示す。部材92は、図5から7と同じ雌部材又は保持部材64及びキャップ65と共に使用する。部材92のいくつかの部分は、部材62の部分と同一であり、同様の参照符号が適宜使用されている。しかし、部材92のヘッド66は、アバットメント歯に取り付けるプレート部分68から下へより長い距離の間隔をおいて配置され、必要な時に設置位置をより低くできるようにしている。アバットメント部材は、通常、少なくとも3つの異なる降下高さで提供される。したがって、ヘッド66をプレート部分68に接続している接続フランジ又は遠位伸張部94は、図5から7の遠位伸張部67よりも長く、急に傾斜した接続部95を有している。
図5から7の実施形態では、雄部材又はアバットメント部材62を適切に位置決めして、プレート部分68を介して隣接歯に取り付け、キャップと雄部材を義歯の適当な位置にある凹部に固定した後に、適宜、アバットメント部材62、及び患者の口内の他のどこかへ配置した他のアバットメント部材に義歯を取り外し可能に係合させることができる。義歯は、溝穴70及び72が遠位伸張部又は接続アーム67の上に位置合わせされた状態で、保持部材64の丸い下端96がヘッド66の頂部に係合するように押し下げられる。このことは、保持部材の中心をヘッドの上に合わせるのに役立つ。次に保持部材のスカート部が外へと動かされ、凹部84がリブ75からパチンと外れ、その後に内側凹部85がリブ75にパチンと嵌るのと同時に下側リブ76にパチンと嵌る。上側リブ75の直径が小さくなっているために、より大きな直径の凹部84は簡単にリブ75にパチンと嵌り、次に噛み合うリブ76にパチンと嵌る。次に溝穴70の上側端部を遠位伸張部67の上に設置し、その一方で、溝穴72の上端面90を保持部材の平坦な上端面80に設置する。
キャップ65と保持部材又は雌部材64との間の水平止め部は、部分義歯又はオーバーデンチャーが持ち上がってしまうのを防ぐ。金属キャップ65は、先の実施形態に関して前述したように、雌部材64上で旋回できる。しかし、旋回している金属製ハウジングは、雄部材64の上側水平端面で接触し止まり、これにより、デンチャーフランジが持ち上がることを防ぐ。
この機構では、金属キャップがアバットメント部材62の縦プレート又は壁部68又はアバットメント歯の隣接面に接触する可能性はない。同時に、ナイロン雌部材は、鋳造アバットメント又は雄部材62と確実な静止接触をしたままでいて、ナイロン雌部材とアバットメント部材との両方の摩耗を低減する。これは、咀嚼中にこれらの部品の間で常に回転しているということがないからである。そして、唯一の摩耗は、義歯の取り外し及び再挿入から生じる。部分義歯の「フィッシュテール」を防止するために、また、噛む力をアバットメント歯から遠ざけ、部分義歯の後方フランジ下の粘膜組織の支持部に分配するために、金属キャップの旋回動作を調節された遠位方向へ向けている。
図9は、インプラント保持型鋳造バー100の一部を示しており、このインプラント保持型鋳造バー100は、本発明の他の実施形態による義歯アタッチメント装置の一部を形成している。バー100は、公知の方法により、患者の顎にあるインプラントに固定され、患者の上顎又は下顎の形状に沿うように曲げられている。雄部材又はアバットメント部材102は、バーの上の間隔をあけた位置に鋳造されている。各アバットメント部材102は、第1実施形態のヘッド12と形状が同一であり、同様の参照符号が同様の部分に適宜使用されている。さらに、図5から7に示したタイプのアバットメント部材がバー100の各端部に固定されている。各部材は、先の実施形態のヘッド62と同一のヘッド105と、放射方向かつ上方へ延びている遠位伸張アーム106とを有している。この遠位伸張アーム106は、ヘッド105をバーの各端部に固定している。
部材105は、他の点では部材62と同一であり、各ヘッドは、縦に積み重ねられた保持面又はリブ75及び76を有しており、このリブ75及び76は、溝78によって隔てられている。前述したように、他の実施形態において、積み重ねられた保持面が3つ以上設けられてもよい。遠位伸張アーム106は、顎の各位置における歯茎又は顎の退縮(くぼみ)に従って適切に降下しているものを選択する。バー100に取り付けるオーバーデンチャーには、適当に配置したキャップ15と、ヘッド102にスナップ式に係合する保持部材又は雌部材14と、が設けられ、また、キャップ65と、ヘッド105にスナップ式に係合する雌部材64と、が両端に設けられている。キャップ65と雌部材64は、アーム106に被さるように係合するよう適切に配置された溝穴を備えている。
上記の各実施形態では、アバットメント部材又は雄部材と、保持部材又は雌部材との間に積み重ねられた保持面を設けたので、必要なだけの保持力を有する外部保持が可能になり、雄部材のソケット又は凹部と、そのソケットにスナップ式に係合する雌部材の軸とによる部材間の内部保持は必要なくなっている。これにより、アバットメント部材及び保持部材を、そしてそれ故に装置全体を従来可能であったのより小さな直径で作ることが可能になり、より小さな前歯の位置への配置が可能になった。図1から3に示したような歯根アタッチメント装置の一例では、装置全体の直径(すなわち、キャップの外径)が0.10から0.20インチ(0.254から0.508cm)のオーダーであり、アバットメント部材の軸の直径は、0.050から0.070インチ(0.127から0.178cm)のオーダーであり、組織の高さより上の装置の高さは、0.080から0.090インチ(0.203から0.229)のオーダーであった。同様の大きさは、図4のアバットメント部材を用いたインプラント・アタッチメント装置、及び図9の鋳造可能バーの実施形態でも可能である。図5から8に示したような遠位伸張式アタッチメント装置の一例では、装置全体の直径(すなわちキャップ65の外径)が0.10から0.20インチ(0.254から0.508cm)のオーダーであり、図7に示したような装置全体の高さ、すなわち部材66の下面からキャップ65の上面は、0.070から0.085インチ(0.178から0.216cm)のオーダーであり、0.079インチ(0.201cm)前後が適切であった。エンドプレート68の高さは、図7の装置全体の高さとほぼ同じである。
このように、装置全体、すなわち、アバットメント部材又は雄部材、雌部材、及びキャップの直径は、例えば、前述した先の特許第6,030,219号及び6,299,447号に記載されているような、雌部材と雄部材の間に内側保持部と外側保持部の両方がある装置よりもずっと小さい。このことは、アタッチメント装置を歯、歯根、及びこのような歯と置き換えられる人工歯の大きさがより小さくなる口内の前方の位置及び対応する義歯又は歯科用器具に取り付けることができることを意味する。複数積み重ねた保持面は、保持摩耗面面積がより大きく、従来のアタッチメント装置で使用されていたような内側/外側二重保持よりも直径が小さい。
直径が小さいことに加え、複数の保持面により保持面面積がより大きくなり、それに応じて保持面の喪失が減る。したがって、有効な保持力が失われるまでの装置の寿命を伸ばすことができる。2つの積み重ねられた保持面と、雌部材における対応する数の環状凹部を図示したが、他の実施形態で、積み重ねられた保持面及び嵌り合う凹部の数をより多くすることができることは分かるであろう。保持リブの直径は同じであってもよいが、前述した例示的な実施形態における最も上の又は最も外のリブの直径は、外側リブよりもわずかに小さい。これにより、義歯を患者がより簡単に取り付けることができる。なぜならば、雌部材の直径がより大きな第1の凹部が第1のリブに容易にパチンと嵌るからである。その後に、両方の凹部が噛み合うリブにパチンと嵌る。これにより、最も下のリブは、より大きな保持力を持って保持することができ、義歯は、取り外すより設置する方が容易になる。これは、誤って取り外されることの危険を減らす。保持力は、製造中にリブと対応する凹部の直径を変えるだけで調整することができる。
下側リブは、湾曲した上面及び下面を有し、この上面及び下面は、リブの外側の「平坦な」環状リムへ滑らかに移行している。これで、雌部材をパチンと嵌めたり外したりする際に雌部材のプラスチックナイロン製の面をすり減らす可能性のある鋭い縁部がなくなる。
本発明のいくつかの代表的な実施形態をほんの一例として説明したが、添付の特許請求の範囲で定義する本発明の範囲から逸脱することなく開示した実施形態を改良できることを当業者は理解できるであろう。
図1は、本発明の第1実施形態による歯科用アタッチメントを組み立てたものの側面図である。 図2は、アタッチメントの分解した部品の側面図である。 図3は、図1の線3−3に沿った拡大断面図である。 図4は、インプラント用アバットメントネジ構造物の側面図である。 図5は、本発明の他の実施形態による歯科用アタッチメント装置の分解した部品の側面図である。 図6は、図5の部品を組み立てたものの平面図である。 図7は、図6の線7−7に沿った断面図である。 図8は、伸張型固定部品の側面図である。 図9は、多固定部鋳造バーの斜視図である。

Claims (18)

  1. 歯根、インプラント、又は隣接する歯に取り付けるアバットメント部材であって、中央軸と、第1端部と、前記第1端部から離れるように突出している外周位置決め面とを有し、前記外周位置決め面が少なくとも2つの軸方向に間隔をおいて配置された保持部を有するアバットメント部材と、
    第1端部及び前記第1端部から延びるスカート部を有する保持部材であって、前記スカート部が前記アバットメント部材の外周位置決め面に係合する内側面を有し、前記スカート部の前記内側面が軸方向に間隔をおいて配置されたスナップ式に係合する構造部であって前記アバットメント部材のそれぞれの保持部と取り外し可能にスナップ式に係合する構造部を有する保持部材と
    を備える歯科用アタッチメント装置。
  2. 前記アバットメント部材は、前記間隔をおいて配置された保持部が配置されたヘッドと、歯根又はインプラントのソケットに係合するために前記ヘッドから軸方向に離れるように延びている軸部と、を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記アバットメント部材は、隣接する歯に固定するための放射方向伸張部を有する、請求項1に記載の装置。
  4. 前記アバットメント部材の前記外周位置決め面にある前記間隔をおいて配置された保持部は、概ね丸い環状突出部を備えており、前記保持部材の前記スカート部の前記内側面は、前記突出部とスナップ式に係合する、間隔をおいて配置された環状溝部を有する、請求項1に記載の装置。
  5. 前記アバットメント部材は、中実構造であり、貫通孔を有していない、請求項1に記載の装置。
  6. 歯科用器具の凹部に固定するキャップを含み、前記キャップは、前記保持部材に取り外し可能にスナップ式に係合する空洞を有し、前記キャップ及び前記保持部材は、前記キャップが前記雄部材の上で回転できるように、それぞれ丸い内側面と外側面とを有する、請求項1に記載の装置。
  7. 前記スカート部は、前記保持部材が前記アバットメント部材に係合したときに前記アバットメント部材と対向する下側端部を有し、前記下側端部は、丸い形状をしている、請求項1に記載の装置。
  8. 前記アバットメント部材は、前記アバットメント部材の前記外周位置決め面の一方の側からの放射方向の伸張部と、前記伸張部の外側端部にあるプレートであって、隣接する歯の表面の空洞に固定するためのプレートと、を有する、請求項1に記載の装置。
  9. 歯科用器具の凹部に固定するキャップを含み、前記キャップは、前記保持部材に取り外し可能にスナップ式に係合する空洞を有し、前記キャップ及び前記保持部材は、前記キャップが前記雄部材の上で回転できるように、それぞれ丸い内側面と外側面とを有する、請求項8に記載の装置。
  10. 前記保持部材は、第1の溝穴を有し、前記キャップは第2の溝穴を有し、前記第1の溝穴及び前記第2の溝穴は、前記遠位伸張部に被さって係合して、前記保持部材のスカート部が前記アバットメント部材の前記外周位置決め面に被さって係合できるようにする、請求項9に記載の装置。
  11. 前記保持部材は、上側の平坦で概ね水平な面部分を前記第1の溝穴の上に有し、前記第2の溝穴は、上側端部を有し、前記キャップは、前記第2の溝穴の前記上側端部に、下方に面した概ね水平な面部分を有し、前記キャップの溝穴の前記水平な面部分及び前記保持部材の前記水平な面部分は、合わせて水平な止め部を形成して、前記キャップが固定された部分義歯が持ち上がるのを防止する、請求項10に記載の装置。
  12. 前記水平な止め部は、旋回しているキャップが前記プレート又は前記プレートが固定されている前記アバットメント歯に接触することを防止する、請求項11に記載の装置。
  13. 患者の口の少なくとも一部の湾曲に沿うように湾曲しているバーを含み、前記バーは、対向する面を有し、前記バーは、複数の間隔をおいて配置された固定装置と、複数の前記アバットメント部材と、複数の前記保持部材とを有し、前記固定装置は、複数の歯根又はインプラントに前記バーを固定するために、前記バーの1つの面から第1方向に突出しており、複数の前記アバットメント部材は、前記バーの反対側の面に間隔をおいて固定され、前記第1の方向と反対の第2の方向へ突出しており、複数の前記保持部材は、前記アバットメント部材のそれぞれと取り外し可能にスナップ式に係合する、請求項1に記載の装置。
  14. 前記バーは、患者の顎の周りに伸びるように予め定められた形状と大きさをしており、対向する端部と、前記バーの各端部から突出している遠位伸張部と、各遠位伸張部に固定されている補足的なアバットメント部材と、を有し、前記装置は、前記補足的なアバットメント部材のそれぞれと取り外し可能にスナップ式に係合する2つの補足的な保持部材をさらに備えており、各補足的な保持部材は、前記補足的な保持部材が前記補足的なアバットメント部材にパチンと嵌るときに、前記遠位伸張部に被さって係合する溝穴を有する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記保持部は直径が等しい、請求項1に記載の装置。
  16. 前記保持部は、前記アバットメント部材の前記第1端部の近傍にある最も上の保持部と、少なくとも1つの下側保持部と、を備えており、前記最も上の保持部は、前記下側保持部よりも直径が小さく、前記スナップ式係合部は、それぞれの保持部の直径に実質的に合う直径を有する、請求項1に記載の装置。
  17. 前記保持部の少なくとも1つは、実質的に平坦な外側リムと、上側湾曲部と、下側湾曲部とを有する、前記湾曲部は、滑らかに前記外側リムに続いており、鋭利な縁がない
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  18. 患者の口内に歯科用器具を固定する方法において、
    アバットメント部材を患者の口内の予め定められた位置にヘッドを患者の顎と反対に向け、前記ヘッドの予め定められた部分が歯肉線の上に突出した状態で固定するステップであって、前記予め定められた部分は外周位置決め面を有し、前記外周位置決め面は、軸方向に間隔をおいて配置された少なくとも2つの保持面を有するステップと、
    歯科用器具の凹部にキャップを固定するステップであって、前記キャップは空洞を有し、前記空洞には丸い凹状の内側面部分があるステップと、
    雄保持部材の一端を前記キャップの前記空洞に取り外し可能にパチンと嵌めるステップであって、前記キャップの係合端部は、前記空洞とスナップ式の係合をする丸い凸状の外側面を有し、前記保持部材のスカート部が前記器具から離れるように延びており、前記キャップが前記保持部材上で回転できるようにする回転連結部が前記キャップと前記雄保持部材との間に設けられており、前記スカート部は、軸方向に間隔をおいて配置されたスナップ式係合部分を有する内側面を有し、前記スナップ式係合部分は、前記アバットメント部材の保持面のそれぞれとスナップ式に係合するステップと、
    前記器具を口の中で位置決めし、前記スカート部を前記アバットメント部材に向けて下方に動かし、前記スカート部を前記アバットメント部材の外周位置決め面に係合させるステップと、
    前記アバットメント部材に被さった前記スカート部を、スナップ式係合部分が前記アバットメント部材のそれぞれの保持面にパチンと嵌るように動かし続けるステップと、
    を含む方法。
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