JP2010512975A - 歯科用アタッチメントアッセンブリ及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯科用アタッチメントシステムを提供する。
【解決手段】本発明の歯科用アタッチメントシステムは、歯根、インプラント、又は隣接した歯に取り付けられるように形成されたアバットメント部材を備えている。このアバットメント部材は、ヘッドと、このヘッドと隣接した環状座部とを有している。アバットメント部材の座部に取り外し自在に係合するように形成されたエラストマーリングが保持リングに保持されており、この保持リングは、義歯や部分義歯等の歯科用器具の凹部に固定されるキャップ内のキャビティの凹状の内面と旋回可能に係合している。

Description

本発明は、全体として、総義歯、オーバーデンチャー、部分義歯、等の取り外し自在の歯科用器具を、残る非生体歯根、隣接した歯、又は骨内インプラントに取り付けるための歯科用アタッチメント又は固定構造に関する。
歯科用器具を一つ又はそれ以上の歯根やインプラントに、又は隣接した歯に取り外し自在に固定するための多くの様々な種類の歯科用アタッチメントがある。多くの場合において、これらのアタッチメントは、互いに噛み合うスナップ係合可能な雄部品及び雌部品を含む。これらの部品のうちの一方が義歯に取り付けられ、これらの部品のうちの他方が歯根、インプラント、又は隣接した歯に取り付けられる。一つの知られたアタッチメントは、インプラントに固定されたキャップに枢動自在に係合する第1部品と、インプラントや歯根等に固定された第2部品とを有している。この一般的な種類の幾つかのアタッチメントが、例えば、米国特許第5,417,570号、米国特許第6,030,219号、及び米国特許第6,229,447号に記載されている。
別の知られたアタッチメントは、インプラントのアバットメント又はポストの端部のボールに被せて係合するO−リングを使用している。一例では、O−リングは、義歯に取り付けられた保持部と係合している。O−リング又は同様の弾性リングアタッチメントと関連した一つの問題点は、これらが完全に直線状になっている場合に最良に作用するということである。アバットメントが傾くと、噛み合い力が不均一になるため、リングが磨耗したり外れたりしてしまう。
本発明は、歯根、インプラント、又は隣接した歯に歯科用プロテーゼを取り付けるためのシステム及び方法を提供する。ある実施の形態では、アタッチメントシステムは、歯根、インプラント、又は隣接した歯に取り付けるためのアバットメント部材と、このアバットメント部材に設けられた溝と係合するためのエラストマーリングと、このエラストマーリングに被せられて係合する、丸みを帯びた外面を有する保持リングと、歯科用器具又はプロテーゼの凹部に固定するためのキャップとを備えている。このうちキャップは、保持リングの丸みを帯びた外面に被せられて旋回可能に係合する、丸みを帯びた凹状の内面を有している。
このような構成により、エラストマーリングによる垂直方向の弾性作用並びに不一致の(divergent)インプラントを補償することができる枢動作用が提供される。アバットメント部材は、非生体歯根(non-vital)又は歯根に結合されたインプラントの噛み合うボアと係合するように形成されたテール端部分を有していてもよく、又は隣接した歯、歯冠、又はバーの端部に固定するための遠心側延長部を有していてもよい。別の実施の形態では、一つ又はそれ以上のアバットメント部材は、二つ又はそれ以上のインプラントに固定された細長いバーに鋳造により形成されている。キャップ、保持リング、及びエラストマーリングは、O−リングアタッチメント用の現存のアバットメントとは別個に使用されるように構成して、このような現存のアバットメントを枢動又は旋回キャップアタッチメントに改造することができる。
ある実施の形態では、アバットメント部材は、ねじ山が形成されたシャフト又は患者の顎骨に予め形成されたボアに直接埋め込まれるテール部分を持つミニインプラント又は小径インプラントであってもよい。追加の安定性を提供するため、一連のこのような小さなアバットメント部材が、断面寸法が比較的小さいバーによって互いにスプリント支持(splint)されていてもよい。
本発明のこの他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明および添付図面を参照することにより、当業者に更に容易に明らかになるであろう。
図1は、最初の実施の形態による歯科用アタッチメントアッセンブリを、その部品を分離した状態で示す断面図である。 図2は、図1の歯科用アタッチメントアッセンブリを、その部品を互いに組み立てた状態で示す断面図である。 図3は、キャップの枢動作用を示す、図2と同様の断面図である。 図4は、キャップをアッセンブリの残りの部分に対してずれた状態で枢動させた、組み立てられた状態の図1乃至図3の歯科用アタッチメントアッセンブリの側面図である。 図5は、図1乃至図4のアタッチメントアッセンブリのアバットメント部材の側面図である。 図6は、隣接した歯又は歯冠に取り付けられるように構成された、別の実施の形態の歯科用アタッチメントアッセンブリの遠心側延長部を、その部品を分離した状態で示す断面図である。 図7は、図6の歯科用アタッチメントアッセンブリを、その部品を互いに組み立てた状態で示す断面図である。 図8は、キャップの枢動作用を示す、図7と同様の断面図である。 図9は、別の実施の形態の歯科用アタッチメントバーの斜視図である。 図10は、図9のバーの平面図である。 図11は、図9及び図10のバーの正面図である。 図12は、別の実施の形態による歯科用ミニインプラント及び分離されたカラー又はコーピングの側面図である。 図13は、バーによって図12のいくつかのインプラントが支持された状態を示す斜視図である。 図14は、図13の14−14線における断面図である。 図15は、他のバー構造を示す、図13と同様の斜視図である。 図16は、図1乃至図5の歯科用アタッチメントアッセンブリの変形例を、アッセンブリの部品を分離した状態で示す分解断面図である。 図17は、図16の歯科用アタッチメントアッセンブリを、その部品を互いに組み立てた状態で示す断面図である。 図18は、キャップの枢動作用を示す、図17と同様の断面図である。 図19は、図16乃至図18のアタッチメントアッセンブリのアバットメント部材の側面図である。 図20は、キャップをアッセンブリの残りの部分に対してずれた状態で枢動させた、組み立てられた状態の図16乃至図19の歯科用アタッチメントアッセンブリの側面図である。 図21は、変形されたアバットメント部材を示す、図17と同様の断面図である。 図22は、枢動作用の範囲を示す、図21のアッセンブリの断面図である。 図23は、他の実施の形態によるO−リングアタッチメントアッセンブリ用の角度補正アバットメント部材の二つの部品を示す分解斜視図である。 図24は、図23の角度補正アバットメント部材を使用する組み立てられた状態のO−リングアタッチメントアッセンブリの断面図である。 図25は、異なる角度調節を提供するための他の角度補正アバットメント部材を有するO−リングアタッチメントアッセンブリを示す、図24と同様の断面図である。 図26は、他の実施の形態によるアタッチメントアッセンブリ用角度補正インプラント部材の二つの部品を示す分解斜視図である。 図27は、図26の角度補正インプラント部材を使用する組み立てられた状態のO−リングアタッチメントアッセンブリの断面図である。 異なる角度調節を提供するアタッチメントアッセンブリを示す、図27と同様の断面図である。
本発明の詳細は、構造及び作用の両方に関し、同様の部分に同じ参照番号を付した添付図面を検討することによって明らかになるであろう。
本明細書中に開示した実施の形態により、総義歯、オーバーデンチャー、部分義歯等の歯科用器具を患者の口内に取り外し自在に取り付けるためのシステム及び方法が提供される。例えば、本明細書中に開示した一つの方法によれば、キャップ内に枢動自在に取り付けられた弾性リング及びリング状の外側保持部とともにキャップを器具にセメントで固定することができ、このキャップを、患者の口内の適切な位置に固定されたアバットメントのヘッドに被せてスナップ係合することができる。
本発明を様々な実施の形態及び別の用途で実施する方法について、当業者は、本明細書を読むことにより明らかになるであろう。しかしながら、本発明の様々な実施の形態を本明細書中で述べるが、これらの実施の形態は単なる例として呈示されたものであって、限定ではないということは理解されるべきである。このように、様々な他の実施の形態の詳細な説明は、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を限定するものと解釈されてはならない。
図1乃至図5は、最初の実施の形態による歯科用アタッチメントアッセンブリ10を示す。図1に最もよく示すように、アッセンブリ10は、四つの部品を備え、詳細には、非生体歯根やインプラント等に取り付けるためのアバットメント部材12と、O−リング等を用いることができるエラストマーリング14と、このエラストマーリング14用の外側保持リング15と、義歯又は部分義歯のインデントに固定するためのキャップ16とを有している。義歯の大きさに応じて、一つ又はそれ以上のこのようなアッセンブリを義歯に固定してもよい。
アバットメント部材12を図5に単独で示す。このアバットメント部材12は、ヘッド18と、ヘッド18と隣接した環状座部又は溝20と、六角形部分22と、六角形部分と隣接した環状フランジ24と、部材12のヘッドから離れる方向にフランジ24から延びるテール部又はシャフト25とを有している。アバットメント部材は、チタニウム、チタニウム合金、窒化チタンコーティングを施したステンレス鋼等の適切な強い材料からなっている。シャフト25は、図2に一点鎖線で示されているように、歯根に予め形成されたボア又はインプラント28のボアに取り付けられるため、ねじ山が形成された端部分26を有している。ヘッド18は、外周が丸みを帯び、又は凸状に形成された平らな上端30を含んでいる。六角形部分は、部材12を歯根又はインプラントのボアにねじ込むために使用される適切な工具が係合可能な平面を含んでいる。変形例では、正方形や八角形等のように適切な工具が係合するための平面を含む他の非円形形状又は多角形形状部分を工具係合部分23として使用してもよい。
エラストマーリング14は、エラストマー材料からなるO−リング又は同様の環状部材であってもよい。リング14についての適切な材料の例としては、ジュロメータ硬度が70乃至90であるブナ(Buna)又はシリコーンゴム等の天然ゴム材料又は合成ゴム材料が挙げられる。O−リングは、所望の硬度又はジュロメータ硬度を有していてもよい。リング14は、図2及び図3に示すように、ヘッド30を覆うように拡げて環状座部又は溝20に係合するようになっている。O−リングを保持する保持リング15は、O−リングよりも硬いステンレス鋼やチタニウム、又はE.I.デュポン社が製造しているデルリン(デルリン(Delrin)は登録商標である)等の硬質プラスチック等の材料で形成された環状部材である。この環状部材は、エラストマーリング14を保持するための適切な寸法からある丸みを帯びた凹状の内面32と、全体的に丸みを帯びた凸状の外面34とを有している。
キャップ16は、ステンレス鋼やチタニウム等の硬質材料からなっており、開放端と、保持リング15及びエラストマーリング14を受け入れるための内部キャビティ35とを有している。キャビティ35は、図2及び図3に示すように、保持リング15の丸みを帯びた外面34に被せられて枢動係合又は旋回係合するため、全体的に丸みを帯びた凹状の内環状面36を有している。キャップ16の外面には、図4に示すようにローレットを形成したり、又は粗面化して、義歯の凹部内に確実に保持させるようにしてもよい。
以下、作用について述べる。アバットメント部材12がインプラント又は歯根の適切なボアに設置される。一つ又はそれ以上のアバットメント部材が患者の口内の適切な位置に設置され、対応するキャップ16が義歯に取り付けられる。保持リング15及びこの保持リング内に囲まれたリング14がキャップ内に保持され、整合したアバットメント部材のヘッドに被せてスナップ嵌めされ、義歯が設置される。図2及び図3は、アタッチメントアッセンブリを設置状態で示している。弾性リング14により、図3及び図4に示すようにキャップが保持リング15上で枢動しながら、垂直方向移動が提供され、アバットメント間の任意のずれた角度が補償される。従って、この構成により、移動量を大きくすることができ、応力をインプラント及びアバットメントから分散することができる。キャップが枢動することにより、O−リング14を撓ませることなく、枢動が可能になる。アバットメント部材に平らな端部30が設けられているため、義歯を、球形又はボール形状のヘッドを有するアバットメントよりも低い位置でアバットメント上に配置することができる。
アタッチメントアッセンブリは、様々な体格の患者及び様々な大きさの歯科用インプラントに対し、所定範囲の様々な大きさで形成することができる。ある実施の形態では、アバットメント部材のヘッドは、1.8mm乃至6.0mmの直径の範囲内で、及び7mm乃至18mmの長さの範囲内で形成される。座部20の直径は、1.0mm乃至3.0mmの範囲内である。これに対してO−リング14は、この座部20に噛み合いスナップ係合する適切な寸法からなっている。キャップ、弾性リング、及び保持部は、任意のO−リングボールアバットメントに装着するため、別々に販売されていてもよい。
図6乃至図8は、歯根又はインプラントでなく隣接した歯や歯冠に取り付けるように構成された変形例のアタッチメントアッセンブリ40を示している。このアッセンブリは、アバットメント部材42を除き、上述の実施の形態のアッセンブリと同様となっており、同様の部分に対して同じ参照番号が使用されている。アバットメント部材42は、ヘッド44と、このヘッド44と隣接した環状座部又は溝45と、ヘッド及び溝と整合したシャフト部分46と、シャフト部分46から半径方向に延びる遠心側延長部又は連結アーム48とを有している。このうち連結アーム48は、隣接した歯又は歯冠の側部に設けられた適切なスロットに固定されたプレート部分50で終端している。上述の実施の形態と同様に、ヘッド44には、高さを低くするための平らな端部52が設けられている。
上述の実施の形態と同様に、弾性リング14は、図7及び図8に示すように、ヘッド44を覆って溝45内にスナップ係合するようになっており、保持リング15はリング14に被さって係合している。保持リング15及び弾性リング14は、キャップ16間のキャビティ35と枢動自在に係合している。上述の実施の形態と同様に、保持部及び弾性リングは、アバットメント部材42のヘッド44と軸線方向で整合した状態に保持され、キャップ16は、不一致の歯根又はインプラントの配置に対して調節するため、図8に示すように保持リング15上で枢動又は旋回できるようになっている。
図7及び図8は、インプラントアッセンブリを設置した状態又は組み立てた状態を示している。保持リング15及びO−リング又はエラストマーリング14を収容したキャップが義歯の凹部に適切に処理(結合)されている。次いで義歯が所定位置に押し込まれる。この際、O−リング14がヘッド44を覆うように延び、次いで溝45にスナップ嵌めされ、ここに取り外し自在に保持される。これと同時に、キャップ16は、図8に示すように、直線状でないインプラント又は歯根を、O−リングを撓ませることなく受け入れて、旋回可能になっている。この実施の形態における構成要素の寸法は、上述の実施の形態と同様となっている。
図9乃至図11は、インプラントに保持された、他の実施の形態による義歯アタッチメントアッセンブリの部分を形成するキャストバー60を示す。バー60は、このバーに沿って間隔を置いて鋳造により形成された多数のアバットメント部材62を有している。更に、遠心側延長アバットメント部材64がバー60の両端に固定されている。各アバットメント部材62、64は、上述の実施の形態のアバットメント部材のヘッド及び環状座部又は溝部分と同じ又は同様の形状を有している。
各キャストアバットメント部材62は、バーの長さに沿って、上述の実施の形態のヘッド18及び44と同じ形状のヘッド65と、ヘッド65に隣接して設けられた平らな端部66、及び環状座部又は溝68とを有し、溝68と隣接した位置でバーに連結されている。末端アバットメント部材又は遠心側延長アバットメント部材もヘッド65をそれぞれ有し、このヘッドと隣接して平らな端部66及び溝68が設けられている。溝68からポスト70が延びており、ポスト70から延びる遠心側延長部72を介してバー60と一体に鋳造されている。遠心側延長部72には、患者の顎のそれぞれの位置において歯肉及び顎の後退に対応する適切な降下部(drop down)が選択的に設けられている。
バーには、ゼスト等に付与された米国特許第5,630,717号に記載の方法で、間隔を置いたインプラント又は歯根にバーを固定するため、締結装置が間隔を置いて設けられている。この出願の内容は、これを参照することにより本明細書に組み込まれる。締結ねじ装置(図示せず)は、取り付けの目的のため、バー60に対してアバットメント部材62とは反対側の面に設けられたソケット74に固定されている。
バー60に設けられたアバットメント部材62、64は、この実施の形態と関連して述べたように、上述の実施の形態のエラストマーリング14と取り外し自在にスナップ係合するようになっている。ヘッド及び座部は、上述の実施の形態と同様の寸法であってもよい。バー60に取り付けるためのオーバーデンチャー(overdenture)には、適切に位置決めされたキャップ16が設けられている。これらのキャップは、各ヘッド65に被さってスナップ係合するため、旋回保持リング15と、この保持リングに囲まれたエラストマーリング14とをそれぞれ含んでいる。
図12乃至図14は、本発明の別の実施の形態によるアタッチメントアッセンブリ80を示している。この実施の形態では、アタッチメントアッセンブリは、バー84によって互いに支持された複数のミニインプラント又は小径インプラント82を有している。図14に示すように各インプラントと整合するため、キャップ85がオーバーデンチャー86内に適切に位置決めされている。各キャップは、旋回保持リング90を含み、保持リング86内に、ミニインプラント82のヘッド上にスナップ係合するために適切な寸法からなるエラストマーリング88が保持される。保持リング90、エラストマーリング88、及びキャップ85は、形状及び作用が上述の実施の形態の対応する構成要素と同じであるが、ミニインプラント82の小さな寸法と対応して寸法がそれぞれ小さくなっている。
ミニアバットメント部材又はミニインプラント82を図12に更に詳細に示している。このインプラントは、平らな端部94を持つヘッド92と、このヘッド92と隣接したエラストマーリング88を受け入れるための環状座部又は溝95と、六角形状又は他の多角形の断面形状からなる工具係合部分96と、滑らかな環状インターフェース部分97と、この部分97からインプラント82の端部まで延びる、ねじ山が形成されたテーパ状のシャフト98とを有している。インプラント82は、適切な高強度の材料、代表的には、チタニウムやチタニウムと他の金属との合金等の金属、又は窒化チタンコーティングが施されたステンレス鋼からなっている。ねじ山が形成されたシャフト98は、図14に示すように、骨内(endosseous bone) 100に予め形成されたボアと螺合するように構成されている。インプラントのヘッドの直径は、一例として、約1.5mm乃至4.0mmであり、座部95の直径は、約1.0mm乃至3.0mmであり、インプラントの長さは約7.0mm乃至22.0mmである。
図12Aに示すように、コーピング(coping)又はカラー102は六角形状のボア104と、テーパ状の外面105とを有し、バー84の鋳造を可能にするために、インプラント82の六角形部分96に被さって緩く嵌合するように構成されている。バー84を形成するため、先ず最初に所望数のインプラント82が患者の顎の所望の位置に適切に固定される。次いで、顎におけるインプラントの位置の印象が取られ、この印象は、歯科ラボラトリー(dental laboratory)で使用され、対応する相対的配向によりインプラントの位置に設けられたインプラントアナログ(implant analog)を含む患者の顎のモデルが製造される。次いで、コーピング又はカラー102が各インプラントアナログと係合し、ワックスバー材が一対の隣接したカラー102の間に固定される。これにより形成された鋳造可能な骨組みが患者の顎に装着され、必要に応じて再形成されて適切に装着される。最後に、装着されたプラスチック製又はワックスバーによる骨組みを使用して、対応する金属製のバーが鋳造される。このバーは、インプラントの六角形部分97に被さって係合するための適切な位置及び配向に六角形状のボア106を有している。次いで、バーが患者の顎の全てのインプラントと係合し、所定の位置にセメントで固定される。
この構成により、負荷の分散を補助するスプリント支持体(splint)がインプラント間に提供される。図14に示すように、義歯86は、バー84によって連結されたインプラント82のヘッド92に設置したとき、従来のバー支持構成におけるようにバー上で浮動状態にあるのとは異なり、組織上で浮動状態にある。例示の実施の形態では、義歯は、バーと接触しない。その代わり、バーの上方に間隔が空けられたO−リングアタッチメント上に支持される。バーは、この実施の形態では、単にスプリント支持の目的で使用される。
図12乃至図14のインプラントのヘッドの平らな頂点94は、スペースを節約し、歯肉又は組織の上方のインプラントの高さを低減している。バーの寸法は比較的小さく、バーの厚さは、幾つかの実施の形態において、2.0mm程度であってもよい。
図15は、図12乃至図14と同様の構成の変形例のバーアタッチメントアッセンブリ120を示している。同様の部品に対し、同様の参照番号を適切に使用している。この実施の形態における変形点は、バー84の両端に遠心側延長部122が追加されたこと、及び各延長部の外端に一体化されたポスト124が追加されたことである。各ポスト124は、各インプラント82の頂部に設けられたヘッド92と同一の拡大ヘッド125と、一つのインプラントのヘッドに関して図14に示すように、保持リング90のO−リング88を受け入れるため、ヘッド125とポスト124との間に設けられた環状座部又は溝126とを含んでいる。これにより、インプラントを導入する上で十分なスペース又は骨の深さがない場合に、義歯を顎の領域上に設置するための取り付け点が提供される。
図16乃至図20は、図1乃至図6の最初の実施の形態の変形例の歯科用アタッチメントアッセンブリ150を示している。同様の部品に対し、同様の参照番号を適切に使用している。アッセンブリは、六角形部分154が短いことを除き、図1乃至図4のアバットメント部材と同様のアバットメント部材152と、エラストマーリング14と、このエラストマーリング又はO−リング14を保持するための外側保持リング155と、義歯又は部分義歯のインデントに固定するためのキャップ156とを有している。アッセンブリ150の構成要素の材料は、最初の実施の形態と関連して上述した材料と同じ又は同様の材料であってもよい。
アバットメント部材152を図19に別に示す。アバットメント部材152は、ヘッド18と、このヘッド18と隣接した環状座部又は溝20と、六角形状又は他の多角形形状からなる工具係合部分154と、フランジ24と、ねじ山が形成された端部分26を含むシャフト25とを有している。上述のように、部材152の工具係合部分154は、図1乃至図6のアバットメント部材の六角形部分又は工具係合部分22よりも短く、このことによりアッセンブリの全高が低減されている。
保持リング155は、O−リング14の外面に係合してこのリングを保持する丸みを帯びた内面158を有している。この実施の形態では、保持リングの外面が変形されている。この実施の形態の保持リング155は、上述の実施の形態のように丸みを帯びた連続した外面を有する代わりに、円弧状の又は丸みを帯びた中央部分160と、上下のノッチ又は窪み162を有している。保持リング155の全高は、0.050インチ程度であり、丸みを帯びた中央部分の高さは約0.030インチである。
この実施の形態では、キャップ156もまた変形されている。上述の実施の形態のようにローレットが形成された外面を設ける代わりに、キャップの外面に溝164が形成されている。内側キャビティ35は上述の実施の形態のキャップのキャビティと同様又は同一であり、同じ参照番号を適切に使用した。
図16乃至図20のアタッチメントアッセンブリの作用は、図1乃至図6のアタッチメントアッセンブリの作用と同様である。アバットメント部材152のねじ山が形成された部分26が、歯根又はインプラントと係合する。保持リング155及びO−リング14を含むキャップ156が、義歯又は他の歯科用器具のインデントに結合される。この場合、図17及び図18に示されるように、O−リングはアバットメント部材152のヘッド18に、及び座部20に被さってスナップ嵌めすることができる。ひとたび設置されると、図18に示すように、キャップは保持リングに対して枢動可能になっている。図3及び図18を比較することによってわかるように、保持リングの上端のノッチにより、キャップを、リング156の上縁部と接触する前に大きな角度に亘って枢動することができる。例示の実施の形態では、最大枢動角度は15°程度になっている。
図21及び図22は、図16乃至図18のアバットメント部材152の代わりに、工具係合部分22が比較的長い図1のアバットメント部材12を使用した変形例を示している。この他の全ての部品は図16乃至図20に示すのと同じであり、同様の参照番号を適切に使用している。図18及び図22を比較することによってわかるように、保持リング155とフランジ24との間の間隔を大きくすることにより、キャップは、上述の実施の形態よりも大きな角度に亘って枢動することができる。図17及び図21に示すキャップがアバットメント部材と整合したとき、フランジ24の下面とキャップ156の上面との間の間隔Lは、図17では約0.141インチ(3.6mm)であり、図21では0.154インチ(3.9mm)となっている。これにより、比較的長いアバットメントを使用した場合、フランジに当たる前に、キャップを図22に示すように約20°に亘って枢動することができる。
図6乃至図15の変形例のうちのいずれかの実施の形態で使用された保持リング15及びキャップ16の代わりに、図16乃至図22の変形例の保持リング及びキャップを使用してもよい。
図23及び図24は、大幅に不一致なインプラントにより、大きな角度補正を必要とする場合に使用するための変形例のアタッチメントアッセンブリを示している。この実施の形態における枢動キャップ156、保持リング155、及びO−リング14は、図24に示すように、図16乃至図22の実施の形態と同一であり、同様の部品に対し同様の参照番号を適切に使用している。しかしながら、この実施の形態では、図16乃至図22の軸線方向に整合した一部品アバットメント部材152の代わりに、不一致の歯根又はインプラントと係合するためのねじ山が形成されたシャフト204を含む第1部品202と、角度をなした第2調節部品205とを有する二部品アバットメント装置200を使用している。このうち第2調節部品205は、第1ヘッド部分206とこのヘッド部分206に対して所定角度で延びる第2部分208とを含んでいる。
第1部品202のシャフト204は、ねじ山が形成された端部分210と、環状フランジ212と、アバットメントの第2部品205と係合するため、フランジ212から上方に突出した噛み合い部分又はポスト214とを有している。図23及び図24に示す実施の形態では、第2部品のヘッド部分206は、中央軸線215と、平らな端部218を含むヘッド216と、O−リングを受け入れるため、ヘッドと隣接して設けられた環状溝220と、この溝と隣接して設けられた、六角形状又は他の多角形形状からなる工具係合部分222とを有している。角度をなした部分208は、角度をなした平らな端面225と、第1アバットメント部品202のポスト214と係合するように構成され、端面225に設けられたボア226とを有している。図24でわかるように、ボア226は、ヘッド部分の軸線215に対して所定の角度をなし且つ端面225に対して直交する中央軸線を有している。かくして、ボア226がポスト214と同軸上で被さって係合した場合、ヘッド部分206は、シャフト204の軸線に対して所定の角度で延びる。このため、所定の角度をなした連結を提供し、垂直でないインプラント配置又は歯根に対して少なくともある程度の補償を提供することができる。例示の実施の形態では、ボア226及びポスト214は、噛み合う六角形形状からなるが、変形例では、他の多角形形状であってもよい。この実施の形態では、ヘッド部分206は、角度をなした部分208のボアの軸線224に対して約20°の角度をなしているが、ヘッド部分には、変形例として、図25に示す10°等の異なる角度が設けられていてもよい。
この実施の形態では、先ず最初に、ねじ山が形成された端部分210を使用して、不一致の歯根又はインプラントに部品202が固定される。アバットメントの第1部品202を設置するため、適切な六角形工具をポスト214に係合する。この場合、ポスト214は、不一致の歯根又はインプラントと同じ角度で軸線224に沿って延びている。次に、不一致の歯根又はインプラントの角度に基づいて適切な角度の第2部品205が選択される。次いで、インプラント又は歯根のずれ角度に関わらず、ヘッド部分の軸線215が顎内で実質的に垂直方向に配向されるように第2部品205がポスト214に被さって係合する。その後、ボア226がポスト214に被さってセメントで固定される。
設置されたアバットメント装置200は、上述の実施の形態と同様に、図24に示すように、キャップ内の同一の枢動O−リング又は弾性リングと取り外し自在に噛み合い係合するように構成されている。この実施の形態のキャップ156、保持リング155、及びO−リング14は、図16乃至図22と同じであるが、装置は、変形例のO−リングアタッチメントアッセンブリにおける図1乃至図15のうちのいずれかのアタッチメントアッセンブリのキャップ、保持リング、及びO−リングを使用してもよい。先ず最初に、枢動保持リング155及びO−リング14を含むキャップ156が義歯又は他の歯科用器具のインデントに結合される。次いで、図24に示すように、O−リング14がアバットメントデバイスのヘッド216にスナップ嵌めされ、溝220と係合する。次いで、キャップ156をアバットメントデバイスのヘッドに対して枢動させ、角度のずれたインプラント及び垂直方向からのヘッド部分206の何らかのずれを更に大きく補償する。枢動キャップを含む角度をなしたアバットメントデバイスにより、キャップを、アバットメントデバイスの第1部品の中央軸線224に対して、及びかくしてインプラントデバイスが固定される歯根又はインプラントの軸線に対して最大40°枢動することができる。
図25のアタッチメントアッセンブリは、アバットメントデバイスの第2部品230のボアの軸線224が、第1部品に対し、上述の実施の形態におけるように20°でなく10°の角度をなしていることを除き、上述した実施の形態と同様の二部品アバットメントデバイスを有している。図25のアッセンブリは、その他の点では図23及び図24のアッセンブリと同一であり、同様の方法で設置され、同様の部品に対して同様の参照番号を適切に使用している。
図23乃至図25のアバットメント部材の二つの部品間に設けられた互いに噛み合う非回転構造部214、226は、第1部品に設けられた多角形ポストと第2部品に設けられた噛み合いボアとを有しているが、この構成は、変形例として、逆の構成にしてもよく、部品202の端部にボアが設けられ、これと噛み合う角度をなしたポストが部品205、230に設けられていてもよい。
図26乃至図28は、第1部品252と第2の角度調節部品254とを含む別の角度をなしたアバットメント又はインプラント装置250を含むアタッチメントアッセンブリを示している。このうち第2の角度調節部品254は、適切な配向が決定された後、第1部品に固定される。この実施の形態における枢動キャップ156、保持リング155、及びO−リング14は上述の実施の形態と同一であり、同様の参照番号を、同様の部品に対し、適切に使用している。ミニインプラント装置200の第1部品252は、図12乃至図14のミニインプラント82のシャフトと同様の、ねじ山が形成されたテーパ状のシャフト255を有している。このシャフト255は、骨内に予め形成されたボアと螺合するように構成されており、直径が比較的大きい方の端部にねじ山が形成されていない部分256を有している。六角形状又は他の非回転ポスト258がシャフトのねじ山が形成されていない部分から突出している。
角度をなしたアバットメント又はインプラント250の第1部品252は、図23乃至図25のアバットメント装置の第1部品と同様であり、中央軸線260を形成するヘッド部分253と、このヘッド部分から延び、角度をなした部分261とを有している。このうち角度をなした部分261は、軸線260に対して直交することなく、角度をなした平らな端面262と、この端面262に設けられたボア264とを有している。このうちボア264は、図27で最もよくわかるように、軸線260に対して所定の角度をなしており、端面262に対して垂直な中央軸線265を含んでいる。ヘッド部分253は、平らな端部267を持つ丸みを帯びたヘッド266と、O−リングを受け入れるため、ヘッドと隣接して形成された環状溝268と、この溝と隣接した、六角形状又は他の多角形形状からなる工具係合部分270とを有している。
ボア264は、第1アバットメント部品252のポスト258と噛み合い、非回転係合するように構成されている。例示の実施の形態では、ボア264及びポスト258は互いに噛み合う六角形形状からなっているが、変形例では、この他の多角形形状からなっていてもよい。図26及び図27に示す実施の形態では、ボア264は、ヘッド部分253の軸線260に対して約10°の角度で(平らな端面262が軸線260に対して80°の角度をなすように)延びているが、他の実施の形態では、図28に示すように例えば20°の角度等の異なる角度で形成されていてもよい。図28のアタッチメントアッセンブリは、その他の点では、図26及び図27に示すアタッチメントアッセンブリを同一であり、同様の参照番号を適切に使用している。
インプラント又はアバットメントデバイス250の角度調節部品254は、工具係合部分270が工具係合部分222よりも長く、角度をなした部分261が角度をなした部分208よりも長いことを除き、上述の実施の形態の部品205と同様である。
アタッチメントアッセンブリを設置するため、先ず最初に、骨内に予め形成されたボアにミニインプラントデバイス250の第1部品252が、ねじ山が形成されたシャフト255を使用して固定される。アバットメントの第1部品252を設置するため、適切な六角形工具をポスト258と係合させる。この場合、ポスト258は不一致のボアと同じ角度で延びている。次いで、適切な角度の第2部品254が不一致のボアの角度及びかくしてポスト258の角度に基づいて選択される。ポスト258の角度を補償する、即ちヘッド部分が顎内で実質的に垂直方向に延びるように正しい角度になるまで第2部品254を回転し、次いでポスト258に被せて係合させ、所定位置にセメントで固定される。
設置されたアバットメント装置250は、図27及び図28に示すように、上述の実施の形態と同じように、キャップ内の同じ枢動O−リング又は弾性リングと取り外し自在に噛み合い係合するように構成されている。この実施の形態のキャップ156、保持リング155、及びO−リング14は、図16乃至図22に示すものと同一であるが、デバイスは、他のアッセンブリでは、図1乃至図15のうちのいずれかのキャップ、保持リング、及びO−リングとともに使用してもよい。先ず最初に、枢動保持リング155及びO−リング14を含むキャップ156が義歯又は他の歯科用器具のインデントに結合される。次いで、図27に示すようにO−リング14が装置250のヘッド266に被さってスナップ嵌めされ、溝268に係合する。次いで、キャップ156がアバットメント又はインプラントデバイスのヘッドに対して枢動し、角度がずれたインプラント及び垂直配向からのヘッド部分253のずれが更に大きく補償される。図26の角度をなしたアバットメント又はインプラントデバイス250は、キャップを枢動することにより、キャップをねじ山が形成されたミニインプラント252の中央軸線265及びインプラントデバイスの第1部品のボア264、及びかくしてインプラント装置が固定されるボアの軸線に対して最大30°枢動させることができる。
図28のアタッチメントアッセンブリは、設置時に、アバットメントデバイスのヘッド部分が、第1部品252の軸線265及びボア264に対し、上述の実施の形態のように10°の角度をなすのでなく、20°の角度をなすことを除き、上述の実施の形態と同様の二部品ミニインプラント又はアバットメントデバイスを有している。図28のアタッチメントアッセンブリは、不一致のインプラント配置に対して更に大きな補正角度が所望の場合に使用される。このアッセンブリにより、図28に示すように、キャップをインプラントの軸線265に対して最大40°枢動させることができる。図28のアッセンブリは、それ以外は図26及び図27のアッセンブリと同一であり、同じ方法で設置され、同様の参照番号を、同様の部品に対し、適切に使用している。
キャップ内の枢動O−リング又は弾性リングは、上述の実施の形態のアバットメント又はインプラントとは別に販売されていてもよく、必要な場合には、ボール状のヘッドを含む現存のアバットメント部材に適合する様々な大きさで提供されてもよい。これにより、O−リングに取り付けられるように構成された現存のインプラント又はインプラントの組を旋回キャップアタッチメントに改造することができ、取り付けられた義歯の旋回並びに垂直方向移動が可能となる。
O−リングの弾性により可能となる垂直方向移動、及び上述の実施の形態の各々の外側保持部を覆うキャップの旋回又は枢動移動の組み合わせにより義歯を更に大きく移動することができる。枢動移動は、角度がずれたインプラント配置を補償することができる。アバットメント部分のヘッドには、アバットメントの全高を低減するため、丸みを帯びたボールではなく、平らな頂部が設けられている。
開示の実施の形態の以上の説明は、当業者が本発明を使用できるようにするために提供されたものである。これらの実施の形態に対する様々な変形は当業者には容易に明らかであろう。本明細書中に説明された包括的な原理は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の実施の形態に適用することができる。かくして、以上の説明及び添付図面は本発明の現在の好ましい実施の形態を提供するものであって、従って、本発明で広く考えられている対象のうちの代表的なものである。更に、本発明の範囲は、当業者に明らかなこの他の実施の形態を十分に含み、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって制限されるということは理解することができる。

Claims (21)

  1. 歯根、インプラント、又は隣接した歯に取り付けられるように形成され、ヘッドと、このヘッドと隣接した環状座部とを有するアバットメント部材と、
    前記アバットメント部材の前記座部に取り外し自在に係合するように形成されたエラストマーリングと、
    前記エラストマーリングに被せられて係合し、前記エラストマーリングよりも硬い材料で形成され、丸みを帯びた外面を有する保持リングと、
    歯科用器具又はプロテーゼの凹部に固定されるキャップであって、前記保持リングの丸みを帯びた外面に被せられて旋回可能に係合する丸みを帯びた凹状の内面を有するキャップと、を備えた歯科用アタッチメントシステム。
  2. 前記アバットメント部材は、前記環状座部から同軸上に延びるシャフトを有し、このシャフトは、非生体歯根又は骨内にねじ込まれたインプラントの噛み合いボアと係合するように形成されたテール端部分を含む、請求項1に記載のアッセンブリ。
  3. 前記シャフトは、前記環状座部と隣接して設けられ、多角形断面を有する工具係合部分を含む、請求項2に記載のアッセンブリ。
  4. 前記工具係合部分と前記テール端部分との間に設けられた環状フランジを更に含む、請求項3に記載のアッセンブリ。
  5. 前記テール端部分には、その長さの少なくとも一部に沿ってねじ山が形成されている、請求項2に記載のアッセンブリ。
  6. 前記ヘッドは、丸みを帯びた周囲形状を有し、少なくとも実質的に平らな頂面を含む、請求項1に記載のアッセンブリ。
  7. 前記アバットメント部材は、このアバットメント部材を隣接した歯又は歯冠に固定するように形成された遠心側延長部を有する、請求項1に記載のアッセンブリ。
  8. バーと、このバーに間隔を置いて固定された少なくとも二つのアバットメント部材とを更に備え、前記バーは少なくとも二つのインプラントに固定されるように形成されている、請求項1に記載のアッセンブリ。
  9. 前記アバットメント部材はミニインプラントを含み、前記シャフトは、患者の顎に予め形成されたボアに直接埋め込まれ、ねじ山が形成されたテール部分を含む、請求項2に記載のアッセンブリ。
  10. 複数のミニインプラントと、これらのミニインプラント間に延びるバーとを更に備えた、請求項9に記載のアッセンブリ。
  11. 前記エラストマーリングは、丸みを帯びた外面を有し、前記保持リングは、前記エラストマーリングの外面に被せられて噛み合い係合するように形成された凹状の内面を有する、請求項1に記載のアッセンブリ。
  12. 前記エラストマーリングは円形断面を有するO−リングである、請求項11に記載のアッセンブリ。
  13. 前記保持リングの前記外面には、前記リングの軸線方向両側にノッチが設けられている、請求項1に記載のアッセンブリ。
  14. 前記アバットメント部材は、非生体歯根の噛み合いボア又は骨内にねじ込まれたインプラントに係合するように形成されたシャフトを有する第1部品と、前記第1部品に対して所定角度で延びる第2部品とを有し、前記ヘッド及び環状座部は前記アバットメント部材の前記第2部品に配置されており、これによって、前記キャップは、前記シャフトに対して所定角度で固定される、請求項1に記載のアッセンブリ。
  15. 前記第1部品は前記第2部品とは別個に形成され、前記第1及び第2の部品は、前記第1部品を顎に設置した後、前記第2部品を前記第1部品と係合するように形成された噛み合い非回転構造部を有する、請求項14に記載のアッセンブリ。
  16. 前記第1部品は、前記ヘッド及び前記環状座部を含むヘッド部分と、前記噛み合い非回転構造部とを含む第2の部分とを有し、前記非回転構造部は、前記ヘッド部分に対して所定角度で延びており、前記非回転構造部は、前記アバットメント部材の前記第2部品の前記噛み合い非回転構造部と係合するとき、前記シャフトと整合し、これによって、前記ヘッド部分は前記シャフトに対して当該所定の角度で延びている、請求項15に記載のアッセンブリ。
  17. 患者の口に固定されたアバットメント部材又はインプラントのヘッドに被せられて取り外し自在にスナップ係合するためのアタッチメントアッセンブリにおいて、
    歯科用器具の凹部に固定するように形成されたキャップであって、前記歯科用器具から離れる方向に向く開放端と、丸みを帯びた凹状の内面とを含むキャビティを有する、キャップと、
    前記キャビティと係合する保持リングであって、前記キャビティの前記丸みを帯びた凹状の内面と枢動自在に係合する丸みを帯びた外面と、凹状の内面とを有する保持リングと、
    前記保持リングに保持され、患者の口に固定されたアバットメント部材又はインプラントのヘッドに被せられてスナップ係合するように形成された、エラストマーリングと、を備えた、アタッチメントアッセンブリ。
  18. 前記エラストマーリングはO−リングである、請求項17に記載のアッセンブリ。
  19. 歯科用器具を患者の口に固定する方法において、
    アバットメント部材を、ヘッドを患者の顎から離れる方向に向けて、患者の口に固定する工程と、
    保持リングと旋回可能に係合する丸みを帯びた凹状の内面を含むキャビティを有するキャップを、歯科用器具の凹部に固定する工程と、
    前記キャップが前記アバットメント部材の前記ヘッドと実質的に整合した状態で前記歯科用器具を口内に配置し、前記歯科用器具を、前記保持リングに保持された弾性リングが前記ヘッドと係合するまで、前記アバットメント部材に向けて移動する工程と、
    前記保持リングに保持された前記弾性リングを前記アバットメント部材の前記ヘッドに被せてスナップ嵌めし、前記ヘッドと隣接した環状座部と係合させる工程と、を備え、
    前記エラストマーリングにより、前記歯科用器具を前記アバットメント部材に対して垂直方向に移動可能とし、前記歯科用器具を前記アバットメント部材に取り外し自在に保持し、前記保持リングと前記キャップとの間の旋回可能な係合により、前記歯科用器具を前記アバットメント部材に対して旋回することができる、方法。
  20. 前記アバットメント部材を患者の口に固定する前記工程は、バーによって間隔を置いて互いに固定された複数のアバットメント部材を患者の口に固定する工程を含み、
    キャップを歯科用器具に固定する工程は、複数のキャップを、前記バーに固定された前記アバットメント部材間の間隔と対応する所定の間隔で歯科用器具に固定する工程を含み、
    前記歯科用器具を口に配置する工程は、前記キャップを各々のアバットメント部材と実質的に整合する工程と、各キャップと係合した弾性リングが各々のアバットメント部材のヘッドに被せられてスナップ嵌めするまで、前記歯科用器具を前記アバットメント部材に向けて移動する工程とを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記アバットメント部材を患者の口内に固定する工程は、インプラントを含む複数のアバットメント部材を、患者の口内に所定の間隔で固定する工程と、顎内でのインプラントの位置の印象を取る工程と、前記インプラントの位置におけるインプラントアナログとともに患者の顎の模型を製造する工程と、ボアを含むコーピングを各インプラントアナログに被せて係合する工程と、バーをコーピングの各対の間に固定してバーの骨組みを形成する工程と、前記骨組みを患者の顎に装着する工程と、前記コーピングのボアと対応するボアを有する金属バーを前記バー骨組みから鋳造する工程と、前記バーを患者の顎の前記インプラントに被せて係合する工程と、前記バーを所定位置に固定する工程とを含み、前記インプラントは互いに支持される、請求項19に記載の方法。
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