JP3297435B2 - 調整可能な歯移植システム - Google Patents
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- A61C8/00—Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
- A61C8/0048—Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
- A61C8/005—Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、骨内移植片アセンブリに関し、より詳細に
は、１本以上の義歯又は歯科矯正装置を、復原物の挿入
経路に対して、所望の向きに調整可能に支持するための
新規な支台／アンカー（以下、「アンカー」という。）
に関するものである。本発明は、限定されるものではな
いが、患者の取外し式義歯について使用するのに特に適
している。
は、１本以上の義歯又は歯科矯正装置を、復原物の挿入
経路に対して、所望の向きに調整可能に支持するための
新規な支台／アンカー（以下、「アンカー」という。）
に関するものである。本発明は、限定されるものではな
いが、患者の取外し式義歯について使用するのに特に適
している。
2.従来の発明の背景 １本以上の抜けた歯を交換するための義歯は、１つ以
上の移植片の顎骨への配置、並びに、これに対応する数
の、義歯が固定されるアンカーの設置によって行われ
る。アンカーは通常、移植片にねじ込まれ又は移植片に
接着される。移植片は一般に、チタニウム合金、あるい
は、人体組織や体液と反応しない他の硬い材料で作られ
る。
上の移植片の顎骨への配置、並びに、これに対応する数
の、義歯が固定されるアンカーの設置によって行われ
る。アンカーは通常、移植片にねじ込まれ又は移植片に
接着される。移植片は一般に、チタニウム合金、あるい
は、人体組織や体液と反応しない他の硬い材料で作られ
る。
歯のアンカーの角度を、復原物の挿入経路の意図した
角度と整列させなければならないことは周知であり、ま
た、多数の移植片を使用する場合には、歯のアンカーの
角度を、取外し式又は固定式の歯科矯正装置が、円滑に
且つ人体に傷をつけずに、挿入され、機能しやすくされ
るように、支台から支台まで維持しなければならないこ
とも周知である。歯科矯正装置の最も好適な挿入経路
は、隣接する歯の位置、閉鎖部の弧弓、リッジの形状、
患者の敏感さのような因子によって左右される。義歯を
調整可能に整列させる従来の発明としては、例えば、リ
ンコー（Linkow）等に付与された米国特許第4,713,004
号、ドリスケル（Driskel）に付与された同第4,738,623
号、ハリス（Haris）に付与された同第4,780,080号、リ
ンデン（Linden）に付与された同第4,832,601号、デッ
チ（Detsch）に付与された同第4,854,872号、ウォード
（Ward）に付与された同第4,907,969号、リンコー（Lin
kow）等に付与された同第4,932,868号およびエドワーズ
（Edwards）に付与された同第4,934,935号がある。
角度と整列させなければならないことは周知であり、ま
た、多数の移植片を使用する場合には、歯のアンカーの
角度を、取外し式又は固定式の歯科矯正装置が、円滑に
且つ人体に傷をつけずに、挿入され、機能しやすくされ
るように、支台から支台まで維持しなければならないこ
とも周知である。歯科矯正装置の最も好適な挿入経路
は、隣接する歯の位置、閉鎖部の弧弓、リッジの形状、
患者の敏感さのような因子によって左右される。義歯を
調整可能に整列させる従来の発明としては、例えば、リ
ンコー（Linkow）等に付与された米国特許第4,713,004
号、ドリスケル（Driskel）に付与された同第4,738,623
号、ハリス（Haris）に付与された同第4,780,080号、リ
ンデン（Linden）に付与された同第4,832,601号、デッ
チ（Detsch）に付与された同第4,854,872号、ウォード
（Ward）に付与された同第4,907,969号、リンコー（Lin
kow）等に付与された同第4,932,868号およびエドワーズ
（Edwards）に付与された同第4,934,935号がある。
特に、顎骨に移植片を配置することは本発明の分野で
は周知であり、骨が、骨質一体化プロセスにより、移植
片の周囲に緊密に成長し、移植片を顎骨内に恒久的に一
体化する。不適当に整列した移植片についての挿入経路
に関して、アンカーに適当に整列させ、アンカー上に形
成しようとする義歯を隣接する歯と適当に整列させよう
とする種々の試みが、過去においてなされてきた。従来
の技術の一例が、リンコー（Linkow）等に付与された米
国特許第4,713,004号に開示されている。この例では、
移植片が骨内に配置され、角度の付けられたねじ付きシ
ャフトが移植片にねじ込まれ、回転されて適当な向きに
される。角度の付けられた上面を備えたウェッジ状カラ
ーが、ねじ付きシャフトのまわりに置かれ、シャフトの
自由端が、角度の付けられた面から直角に延びるよう
に、上面を位置決めして、シャフトの角度に一致させ
る。カラーを所定の向きに固定するように、義歯のアン
カーがシャフトの自由端に螺合される。リンコーの特許
は又、義歯を整列させる別の実施例を開示しているが、
この実施例では、角度の付けられたシャフトとカラーの
代わりに、玉継手を備えた中間アンカーが移植片にねじ
込まれる。整列が達成されると、ソケットに対する玉の
位置を固定するように、義歯のアンカーに取付けられる
ボルトが、玉を貫通してねじ込まれる。
は周知であり、骨が、骨質一体化プロセスにより、移植
片の周囲に緊密に成長し、移植片を顎骨内に恒久的に一
体化する。不適当に整列した移植片についての挿入経路
に関して、アンカーに適当に整列させ、アンカー上に形
成しようとする義歯を隣接する歯と適当に整列させよう
とする種々の試みが、過去においてなされてきた。従来
の技術の一例が、リンコー（Linkow）等に付与された米
国特許第4,713,004号に開示されている。この例では、
移植片が骨内に配置され、角度の付けられたねじ付きシ
ャフトが移植片にねじ込まれ、回転されて適当な向きに
される。角度の付けられた上面を備えたウェッジ状カラ
ーが、ねじ付きシャフトのまわりに置かれ、シャフトの
自由端が、角度の付けられた面から直角に延びるよう
に、上面を位置決めして、シャフトの角度に一致させ
る。カラーを所定の向きに固定するように、義歯のアン
カーがシャフトの自由端に螺合される。リンコーの特許
は又、義歯を整列させる別の実施例を開示しているが、
この実施例では、角度の付けられたシャフトとカラーの
代わりに、玉継手を備えた中間アンカーが移植片にねじ
込まれる。整列が達成されると、ソケットに対する玉の
位置を固定するように、義歯のアンカーに取付けられる
ボルトが、玉を貫通してねじ込まれる。
従来技術において使用される別の技術が、ハリスに付
与された米国特許第4,780,080号に開示されている。ハ
リスの特許は、普通の移植片を骨内に置き、中間アンカ
ーを移植片に固定するものである。移植片とアンカーの
不適当な向きを正すために、非対称の截頭円錐形の義歯
アンカーが、中間アンカーと同延に配置されている。非
対称形状のアンカーを、移植片の長さ方向軸線を中心と
して回転させることによって、種々の整列を達成するこ
とができる。適当な配置が確認されると、中間アンカー
を移植片に恒久的に固定した状態で、截頭円錐形のアン
カーは中間アンカーに接着される。
与された米国特許第4,780,080号に開示されている。ハ
リスの特許は、普通の移植片を骨内に置き、中間アンカ
ーを移植片に固定するものである。移植片とアンカーの
不適当な向きを正すために、非対称の截頭円錐形の義歯
アンカーが、中間アンカーと同延に配置されている。非
対称形状のアンカーを、移植片の長さ方向軸線を中心と
して回転させることによって、種々の整列を達成するこ
とができる。適当な配置が確認されると、中間アンカー
を移植片に恒久的に固定した状態で、截頭円錐形のアン
カーは中間アンカーに接着される。
先行技術に採用された更に別の技術が、リンデン（Li
nden）に対して付与された米国特許第4,832,601号に開
示されている。リンデンは、六角形状の中間アンカーを
利用し、この中間アンカーは、歯科移植片に形成された
相補的な六角ボアに固定されている。義歯アンカーが、
中間アンカーにねじで調節自在に取付けられる。中間ア
ンカーと義歯アンカーは、ねじを緩めたときには、玉継
手のように機能する。すなわち、義歯アンカーは、中間
アンカー内で、自在に移動することができる。一旦、適
切な整合がなされると、次いで、中間アンカー及び義歯
アンカーを、全体的に移植片から取り除く。さらに、ね
じを締めて、義歯支持アンカーを中間アンカーに対して
固定する。次いで、義歯及び中間アンカーを備えた義歯
支持アンカーを、移植片内に戻し、接着などの慣用手段
によって、或いは、機械的手段によって移植片に固定す
る。
nden）に対して付与された米国特許第4,832,601号に開
示されている。リンデンは、六角形状の中間アンカーを
利用し、この中間アンカーは、歯科移植片に形成された
相補的な六角ボアに固定されている。義歯アンカーが、
中間アンカーにねじで調節自在に取付けられる。中間ア
ンカーと義歯アンカーは、ねじを緩めたときには、玉継
手のように機能する。すなわち、義歯アンカーは、中間
アンカー内で、自在に移動することができる。一旦、適
切な整合がなされると、次いで、中間アンカー及び義歯
アンカーを、全体的に移植片から取り除く。さらに、ね
じを締めて、義歯支持アンカーを中間アンカーに対して
固定する。次いで、義歯及び中間アンカーを備えた義歯
支持アンカーを、移植片内に戻し、接着などの慣用手段
によって、或いは、機械的手段によって移植片に固定す
る。
最後に、エドワーズ（Edwards）に対して付与された
米国特許第4,934,935号はまた、移植片を顎骨にセット
するための慣用的な移植片技術を採用している。中間ア
ンカーが、移植片に一時的に差し込まれ、所定の角度に
セットされたアンカーを回転させることによって、適切
に位置決めされる。次いで、適切に位置決めされたら、
アンカーを移植片に接着する。さらに、義歯を支持する
義歯アンカーを、角度が付けられた中間アンカーにねじ
込む。
米国特許第4,934,935号はまた、移植片を顎骨にセット
するための慣用的な移植片技術を採用している。中間ア
ンカーが、移植片に一時的に差し込まれ、所定の角度に
セットされたアンカーを回転させることによって、適切
に位置決めされる。次いで、適切に位置決めされたら、
アンカーを移植片に接着する。さらに、義歯を支持する
義歯アンカーを、角度が付けられた中間アンカーにねじ
込む。
これら従来の発明は、義歯を隣接する歯に整合させる
ための対策を行っているが、多数の欠点がある。これら
の欠点には、実際の歯科治療状況において実行不可能な
位に、きわめて複雑であること、ブリッジ、又は、単一
の歯冠などの固定され、恒久的にセメントで固められた
義歯にしか適しないように、その応用が制限されてお
り、患者の取り外し可能な義歯に適用できないことと、
（近年の文献では「スイスチーズ」効果として説明され
ている）人口歯の咀嚼面のねじアクセス穴が必要とされ
ること、義歯の支台、或いは、アンカーの便利さ及び回
復の容易さが制限されることが含まれる。要するに、従
来の発明は、患者の取り外し可能な義歯用の移植片支持
回復可能なアンカーを、独立して、整合させることので
きる簡単で実用的な方法を提供してはいない。
ための対策を行っているが、多数の欠点がある。これら
の欠点には、実際の歯科治療状況において実行不可能な
位に、きわめて複雑であること、ブリッジ、又は、単一
の歯冠などの固定され、恒久的にセメントで固められた
義歯にしか適しないように、その応用が制限されてお
り、患者の取り外し可能な義歯に適用できないことと、
（近年の文献では「スイスチーズ」効果として説明され
ている）人口歯の咀嚼面のねじアクセス穴が必要とされ
ること、義歯の支台、或いは、アンカーの便利さ及び回
復の容易さが制限されることが含まれる。要するに、従
来の発明は、患者の取り外し可能な義歯用の移植片支持
回復可能なアンカーを、独立して、整合させることので
きる簡単で実用的な方法を提供してはいない。
発明の概要 近年、歯科移植片の使用が非常に増加している。移植
片を顎骨に位置決めする技術は洗練され、成功率が高ま
っている。歯がない、すなわち、歯茎が残った人に関し
ては、移植編は感動的な処置選択を示す。本発明は、処
置者の処置を簡単かつより効果的にさせ、更に、患者に
対する成功率を高める意図をもって考案されたものであ
る。特に、簡単な接合方法及び整合把持部を備えた独特
で調節可能な二部品からなるアンカーにより、患者に対
して、移植片支持義歯を取り外し可能に保持するための
手段として、正確に整合され、簡単、経済的、且つ、極
めて効果的なアンカーを供給することが可能である。本
発明では、アンカーを独立して調節して、容易に整合さ
せることができるから、移植片を、正確に位置決めする
必要はなく、及び／または、歯科器具を挿入する所望の
経路と整合させる必要がない。更に、アンカーは、使用
者が、義歯をアンカーから完全に外し、アンカーに戻し
て設置することができるように形成されている。
片を顎骨に位置決めする技術は洗練され、成功率が高ま
っている。歯がない、すなわち、歯茎が残った人に関し
ては、移植編は感動的な処置選択を示す。本発明は、処
置者の処置を簡単かつより効果的にさせ、更に、患者に
対する成功率を高める意図をもって考案されたものであ
る。特に、簡単な接合方法及び整合把持部を備えた独特
で調節可能な二部品からなるアンカーにより、患者に対
して、移植片支持義歯を取り外し可能に保持するための
手段として、正確に整合され、簡単、経済的、且つ、極
めて効果的なアンカーを供給することが可能である。本
発明では、アンカーを独立して調節して、容易に整合さ
せることができるから、移植片を、正確に位置決めする
必要はなく、及び／または、歯科器具を挿入する所望の
経路と整合させる必要がない。更に、アンカーは、使用
者が、義歯をアンカーから完全に外し、アンカーに戻し
て設置することができるように形成されている。
本発明は、移植片を顎骨にしっかりと固定するための
従来の骨同化技法を利用した移植片と、二部品からなる
アンカーを備えている。一つの部品は、一つ又はそれ以
上の義歯を取り外し可能に支持するための義歯支持体と
して形作られ、第二の部品は、移植片に半永久的に取り
付けられるねじが切られた基部として形作られる。更に
詳しくは、支持体は、ねじが切られた基部内で、このね
じが切られた基部の長手軸まわりに回転することができ
るように、ねじが切られた基部内に取り外し可能で、且
つ、調節可能に置かれる。支持体は、支持体の下側部分
に対して角度が付けられている上側突出部を有してい
る。ねじが切られた基部に対して、支持体を回転させる
ことによって、複数の整列を達成することができる。支
持体は、種々の予め選択された角度をとり、それによっ
て、予め角度を付けた支持体を種々選択することによっ
て、種々の整列を達成することができる。更に、独特の
整列把持部を用いることによって、二つ又はそれ以上の
アンカーの間の機能的整列の口内評価が容易にされる。
整列把持部は又、移植片アセンブリの把持および取扱い
を容易にする延長面を提供することによって、移植片へ
の移植片アセンブリの挿入を簡単にする。整列把持部
は、支持体をその基部を支持体にスナップ嵌めした状態
で口内の移植片まで運ぶ目的に、或いは、支持体を口内
に既に置かれた移植片まで単独で運ぶ目的のいずれにも
用いることができる。
従来の骨同化技法を利用した移植片と、二部品からなる
アンカーを備えている。一つの部品は、一つ又はそれ以
上の義歯を取り外し可能に支持するための義歯支持体と
して形作られ、第二の部品は、移植片に半永久的に取り
付けられるねじが切られた基部として形作られる。更に
詳しくは、支持体は、ねじが切られた基部内で、このね
じが切られた基部の長手軸まわりに回転することができ
るように、ねじが切られた基部内に取り外し可能で、且
つ、調節可能に置かれる。支持体は、支持体の下側部分
に対して角度が付けられている上側突出部を有してい
る。ねじが切られた基部に対して、支持体を回転させる
ことによって、複数の整列を達成することができる。支
持体は、種々の予め選択された角度をとり、それによっ
て、予め角度を付けた支持体を種々選択することによっ
て、種々の整列を達成することができる。更に、独特の
整列把持部を用いることによって、二つ又はそれ以上の
アンカーの間の機能的整列の口内評価が容易にされる。
整列把持部は又、移植片アセンブリの把持および取扱い
を容易にする延長面を提供することによって、移植片へ
の移植片アセンブリの挿入を簡単にする。整列把持部
は、支持体をその基部を支持体にスナップ嵌めした状態
で口内の移植片まで運ぶ目的に、或いは、支持体を口内
に既に置かれた移植片まで単独で運ぶ目的のいずれにも
用いることができる。
移植片およびアンカーの設置を行うには、先ず、一つ
又はそれ以上の移植片を顎骨に計画的に置く。移植片が
完全に同化したら、すなわち、顎骨が移植片のまわりに
完全に成長したら、義歯と整列把持部を着座させた、或
いは、着座させていない基部を各移植片にねじ込んで移
植片に完全に締めつけて固定する。所望の角度の義歯支
持体と整列把持部とが、各基部に予め着座されていない
場合には、整列把持部を、各角度を付けた義歯支持体に
スナップインさせ、次いで、角度を付けた義歯支持体の
付いた整列把持部を各基部に着座させる。各義歯支持体
を、その整列把持部により最も良い整列が達成されるま
で、基部の長手軸まわりに回転させる。義歯支持体を調
節したとしても、アンカーにスナップインされた整列把
持部の相互整列の可視評価が満足のいく整列を示さない
ならば、種々の基部に異なる角度を付けた義歯支持体を
用いることによって、すべてのアンカーの満足のいく整
列を達成することができる。
又はそれ以上の移植片を顎骨に計画的に置く。移植片が
完全に同化したら、すなわち、顎骨が移植片のまわりに
完全に成長したら、義歯と整列把持部を着座させた、或
いは、着座させていない基部を各移植片にねじ込んで移
植片に完全に締めつけて固定する。所望の角度の義歯支
持体と整列把持部とが、各基部に予め着座されていない
場合には、整列把持部を、各角度を付けた義歯支持体に
スナップインさせ、次いで、角度を付けた義歯支持体の
付いた整列把持部を各基部に着座させる。各義歯支持体
を、その整列把持部により最も良い整列が達成されるま
で、基部の長手軸まわりに回転させる。義歯支持体を調
節したとしても、アンカーにスナップインされた整列把
持部の相互整列の可視評価が満足のいく整列を示さない
ならば、種々の基部に異なる角度を付けた義歯支持体を
用いることによって、すべてのアンカーの満足のいく整
列を達成することができる。
最も良い整列が達成されたなら、所望の向きを保存す
るように、基部に対する支持体の整列をマーキングす
る。マーキングおよび移植片からの取り外しに続いて、
支持体を基部から分離する。基部および支持体の汚れを
落とし、支持体を正しく配向させるように、マークを利
用して、支持体を基部に対して整列させて、在来の接着
技術を用いて接着する。接着剤が固まれば、支持体とね
じの切られた基部は、今や一部品として、移植片に再び
ねじ込まれる準備ができている。基部のねじに、医療用
のシリコーン接着剤を塗り、口内の流体から、ねじをシ
ールして、バクテリアの成長を抑え、又、アンカーが移
植片から緩むのを防ぐ。この種のシリコーン材料の接着
剤の特性は、交換が必要なときに、アンカーを移植片か
ら意図的に緩めることができる可能性を残すようなもの
である。アンカーを移植片に完全にねじ込んだときに
は、正確なねじ込みによって、マーキング段階中とちょ
うど同じ位置にアンカーを戻すことができるようにな
る。
るように、基部に対する支持体の整列をマーキングす
る。マーキングおよび移植片からの取り外しに続いて、
支持体を基部から分離する。基部および支持体の汚れを
落とし、支持体を正しく配向させるように、マークを利
用して、支持体を基部に対して整列させて、在来の接着
技術を用いて接着する。接着剤が固まれば、支持体とね
じの切られた基部は、今や一部品として、移植片に再び
ねじ込まれる準備ができている。基部のねじに、医療用
のシリコーン接着剤を塗り、口内の流体から、ねじをシ
ールして、バクテリアの成長を抑え、又、アンカーが移
植片から緩むのを防ぐ。この種のシリコーン材料の接着
剤の特性は、交換が必要なときに、アンカーを移植片か
ら意図的に緩めることができる可能性を残すようなもの
である。アンカーを移植片に完全にねじ込んだときに
は、正確なねじ込みによって、マーキング段階中とちょ
うど同じ位置にアンカーを戻すことができるようにな
る。
接着剤、完全に患者の口の外部でおこなわれるので、
この処置は容易に行うことができる。更に、適当に向け
られた基部及び支持部が、口の外部で接着されるので、
接着は乾いた環境で行われ、したがって、接着強度は、
患者の唾液に影響されない。更に、本発明では、支持体
は、米国特許第4,540,367号で開示されている形式に類
似する雌型アイレットを備え、これにより、一又はそれ
より以上の義歯を有する義歯が、一又はそれ以上の雌型
アイレットに着脱自在に取付けられる。特に、義歯が、
これに埋め込まれた一またはそれ以上のナイロン製雄型
キャップを有し、各雄型キャップは、米国特許第4,540,
367号に開示されているような雌型アイレットに着座し
ている。したがって、アンカーの金属製雌型アイレット
は、スナップ嵌めナイロン製雄型のナイロンと金属との
接触による摩耗から保護される。しかしながら、アイレ
ット或いはアンカーの他の部分が、摩耗或るいは損傷を
受けると、これは、義歯を外し、そして、移植片からア
ンカーをねじってはずすだけで、新しいアンカーと容易
に取り替えることができる。新しいアンカーは、上述の
整列技術を用いて整列させられる。
この処置は容易に行うことができる。更に、適当に向け
られた基部及び支持部が、口の外部で接着されるので、
接着は乾いた環境で行われ、したがって、接着強度は、
患者の唾液に影響されない。更に、本発明では、支持体
は、米国特許第4,540,367号で開示されている形式に類
似する雌型アイレットを備え、これにより、一又はそれ
より以上の義歯を有する義歯が、一又はそれ以上の雌型
アイレットに着脱自在に取付けられる。特に、義歯が、
これに埋め込まれた一またはそれ以上のナイロン製雄型
キャップを有し、各雄型キャップは、米国特許第4,540,
367号に開示されているような雌型アイレットに着座し
ている。したがって、アンカーの金属製雌型アイレット
は、スナップ嵌めナイロン製雄型のナイロンと金属との
接触による摩耗から保護される。しかしながら、アイレ
ット或いはアンカーの他の部分が、摩耗或るいは損傷を
受けると、これは、義歯を外し、そして、移植片からア
ンカーをねじってはずすだけで、新しいアンカーと容易
に取り替えることができる。新しいアンカーは、上述の
整列技術を用いて整列させられる。
従って、本発明の目的は、骨の中に位置する移植片の
アンカーを整列させるための簡単で、更に効果的な手段
及び方法を提供することにある。
アンカーを整列させるための簡単で、更に効果的な手段
及び方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、骨の中に位置する移植片に対し
て、容易に取り外し可能で、且つ、交換可能であるアン
カーを提供することにある。
て、容易に取り外し可能で、且つ、交換可能であるアン
カーを提供することにある。
本発明の他の目的は、対応する数の骨の中に位置する
移植片の一又はそれ以上のアンカーから、容易に取り外
し可能であり、且つ、これらのアンカーに再度取付け可
能である義歯を提供することにある。
移植片の一又はそれ以上のアンカーから、容易に取り外
し可能であり、且つ、これらのアンカーに再度取付け可
能である義歯を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、義歯支持体の基部支持体へ
の接着を乾いた環境で行うことを可能にすることにあ
る。
の接着を乾いた環境で行うことを可能にすることにあ
る。
本発明の前述の及びその他の特徴は、以下の説明から
容易に明らかになるであろう。
容易に明らかになるであろう。
図面の簡単な説明 第１図は、分解された状態の本発明の歯科用移植ユニ
ットの斜視図である。
ットの斜視図である。
第２図は、組立て状態の歯科用アッセンブリユニット
の第１図の２−２線に沿った断面図である。
の第１図の２−２線に沿った断面図である。
第３図は、義歯取付用の角度が付けられた支持体の正
面図である。
面図である。
第４図は、角度が付けられた支持体のスロットを有す
る下方部を示す角度が付けられた支持体の斜視図であ
る。
る下方部を示す角度が付けられた支持体の斜視図であ
る。
第５図は、上方部分着脱可能なナイロン製キャップを
備えた角度が付けられた支持体の斜視図である。
備えた角度が付けられた支持体の斜視図である。
第６図は、第５図の６−６線に沿った正面断面図であ
る。
る。
第７図は、角度が付けられた支持体に着座した状態の
整列把持部の部分断面図である。
整列把持部の部分断面図である。
発明の詳細な説明 第１図は、分解した状態における歯移植ユニットを示
している。歯移植片は、移植片30と、基部20および角度
の付いた支持部10を有するアンカーを備えている。移植
片は、細長い本体31を有し、この本体31は、チタン合
金、或いは、人体の組織或い体液と反応しない他の適当
な材料により形成されるのが好ましい。開口部32が、移
植片の下方部分に形成されている。ねじが切られたキャ
ビティ33が、基部を取付けるため、移植片の上方部分か
ら形成されている。開口部32の目的は、顎の骨がその中
へ成長し、これとともに、強固な結合を形成することで
ある。基部は、ネジが切られたキャビティ33と噛み合う
ネジが切られたシャフト21と、平らにされた表面23を有
する上側本体部22とを含んでいる。平らにされた表面
は、例えば、移植片に基部を締め付けたり、或いは、移
植片から緩めたりする間、適当な道具のための把持可能
な領域を有している。上部本体は、角度が付けられた支
持体10のスロットを有する下方突出部11を、スナップ嵌
めして保持するためのキャビティ24を形成している。特
に、凸状輪郭のくびれ部11e及びキャビティ24に形成さ
れた相補的な表面形状により、スロットを有する下方突
起部がその中に保持され、一方、移植片アッセンブリの
長手軸２まわりの回転運動が可能になる。
している。歯移植片は、移植片30と、基部20および角度
の付いた支持部10を有するアンカーを備えている。移植
片は、細長い本体31を有し、この本体31は、チタン合
金、或いは、人体の組織或い体液と反応しない他の適当
な材料により形成されるのが好ましい。開口部32が、移
植片の下方部分に形成されている。ねじが切られたキャ
ビティ33が、基部を取付けるため、移植片の上方部分か
ら形成されている。開口部32の目的は、顎の骨がその中
へ成長し、これとともに、強固な結合を形成することで
ある。基部は、ネジが切られたキャビティ33と噛み合う
ネジが切られたシャフト21と、平らにされた表面23を有
する上側本体部22とを含んでいる。平らにされた表面
は、例えば、移植片に基部を締め付けたり、或いは、移
植片から緩めたりする間、適当な道具のための把持可能
な領域を有している。上部本体は、角度が付けられた支
持体10のスロットを有する下方突出部11を、スナップ嵌
めして保持するためのキャビティ24を形成している。特
に、凸状輪郭のくびれ部11e及びキャビティ24に形成さ
れた相補的な表面形状により、スロットを有する下方突
起部がその中に保持され、一方、移植片アッセンブリの
長手軸２まわりの回転運動が可能になる。
角度の付けられた支持体は、角度の付けられた上表面
12aを備えたウエッジ状の中間本体12を有する。スロッ
トを有する下方突出部11は、本体12の下表面から直角方
向に延びている。この下方突出部11は、砂時計形状を有
している。角度の付けられた上方雌型アイレット13は、
角度の付けられた表面12aから直角方向に延びている。
雌型アイレット13は、その最上表面に向けて僅かに先細
りとされて、雄型キャップ40を着座させる開口14を備え
た截頭円錐状の座を形成している。雌型アイレット13
は、雄型キャップ40の記述に関連して、以下に詳細に説
明する。
12aを備えたウエッジ状の中間本体12を有する。スロッ
トを有する下方突出部11は、本体12の下表面から直角方
向に延びている。この下方突出部11は、砂時計形状を有
している。角度の付けられた上方雌型アイレット13は、
角度の付けられた表面12aから直角方向に延びている。
雌型アイレット13は、その最上表面に向けて僅かに先細
りとされて、雄型キャップ40を着座させる開口14を備え
た截頭円錐状の座を形成している。雌型アイレット13
は、雄型キャップ40の記述に関連して、以下に詳細に説
明する。
第２図は、第１図の２−２線に沿って切断した断面図
であり、移植ユニット１を組立てた態様で示す。雌型ア
イレット13には、180゜離して設けられた一対の穴15が
形成され、唾液が、雌型アイレット13の開口14を通って
侵入したときに、唾液が排出できるようになっている。
雌型アイレットが、移植ユニットの長手軸２に対して、
α゜角度付けられている点に留意されたい。
であり、移植ユニット１を組立てた態様で示す。雌型ア
イレット13には、180゜離して設けられた一対の穴15が
形成され、唾液が、雌型アイレット13の開口14を通って
侵入したときに、唾液が排出できるようになっている。
雌型アイレットが、移植ユニットの長手軸２に対して、
α゜角度付けられている点に留意されたい。
第３図は、支持体10の側面図である。雌型アイレット
は、移植ユニットの長手軸に対して、角度αで示されて
いる。角度αは固定され、別の角度が必要なときには、
別の角度を付けた雌型アイレットが用いられる。雌型ア
イレットは、長手軸に対して、５゜、11゜、17゜の角度
αで形成されるのが好ましい。雌型アイレットを角度付
けしてあるために、支持体10が基部20の長手軸２まわり
に回転することにより、軸２の360゜まわりに、種々の
オフセットした位置をとることができる。
は、移植ユニットの長手軸に対して、角度αで示されて
いる。角度αは固定され、別の角度が必要なときには、
別の角度を付けた雌型アイレットが用いられる。雌型ア
イレットは、長手軸に対して、５゜、11゜、17゜の角度
αで形成されるのが好ましい。雌型アイレットを角度付
けしてあるために、支持体10が基部20の長手軸２まわり
に回転することにより、軸２の360゜まわりに、種々の
オフセットした位置をとることができる。
第４図は、支持体12の下方突出部11を示し、下方突出
部11は、基部20内に形成されたキャビテイ24の砂時計形
状に適合する形状を有する。特に、下方突出部11は本体
12から下方に延び、また突出部11は、直角に交差する一
対のスロットを有し、スロットは突出部の方向に延びて
いる。従って、４つの等しい形をした枝部11a、11b、11
c、11dを作る。スロットにより枝部は、基部20のキャビ
テイ20に挿入されて着座されるときに、突出部の方向と
直角である半径方向に弾発的に動くことができる。凸形
状のくびれ部11eと、キャビテイ24に形成された相補的
な輪郭表面と、突出部のクロスしたスロットとによっ
て、支持体10が長手軸２まわりに回転するのを許容しつ
つ、基部と容易にスナップ嵌め保持される。更に、その
カットは、結合段階中、満たすための接着剤用の空間を
提供し、支持体10と基部アンカー20との間に強力な結合
を作る。
部11は、基部20内に形成されたキャビテイ24の砂時計形
状に適合する形状を有する。特に、下方突出部11は本体
12から下方に延び、また突出部11は、直角に交差する一
対のスロットを有し、スロットは突出部の方向に延びて
いる。従って、４つの等しい形をした枝部11a、11b、11
c、11dを作る。スロットにより枝部は、基部20のキャビ
テイ20に挿入されて着座されるときに、突出部の方向と
直角である半径方向に弾発的に動くことができる。凸形
状のくびれ部11eと、キャビテイ24に形成された相補的
な輪郭表面と、突出部のクロスしたスロットとによっ
て、支持体10が長手軸２まわりに回転するのを許容しつ
つ、基部と容易にスナップ嵌め保持される。更に、その
カットは、結合段階中、満たすための接着剤用の空間を
提供し、支持体10と基部アンカー20との間に強力な結合
を作る。
第５図、第６図は、雌型アイレット13上に置かれた義
歯保持キャップ40を示す。特に、雌型アイレットは、実
質的に直立した側壁13bを有するキャップの形状を有す
る。このソケットの側壁の外表面は、一般的に、外形線
において、その最上面13aに向かって僅かに先細りとさ
れている。側壁の内表面は、下方への首を有する領域、
つまり、絞り部13cを凸の弓形形状に形成してある。雌
型アイレット13は、チタン或いは歯学の分野で慣用的に
使用されている他の金属材料で形成されるのが好まし
い。
歯保持キャップ40を示す。特に、雌型アイレットは、実
質的に直立した側壁13bを有するキャップの形状を有す
る。このソケットの側壁の外表面は、一般的に、外形線
において、その最上面13aに向かって僅かに先細りとさ
れている。側壁の内表面は、下方への首を有する領域、
つまり、絞り部13cを凸の弓形形状に形成してある。雌
型アイレット13は、チタン或いは歯学の分野で慣用的に
使用されている他の金属材料で形成されるのが好まし
い。
雄型キャップ40は、雌型アイレットとの反復的な連結
及び取り外しを許容するのに充分な強度と耐久性を備え
たプラスチック材料で作ることが好ましい。また、雄型
キャップの材料は、雌型アイレットとのスナップ嵌め保
持を許容するように、ある程度の弾性を与えるべきであ
る。加えて、雄型キャップの材料は、雄型キャップと義
歯とを保持るように、雄型キャップと雌型アイレットと
の間に保持摩擦を形成すべきである。義歯は、所望のと
き、雄型キャップを取り除き、また、再挿入できるよう
にしながら、積極的な方法で雄キャップ回りに形成され
る。従って、雄型キャップは、強力なナイロン、雌型ア
イレットの磨耗の問題を取り除くために見出された材料
で作ってもよい。これに関連して、雄型キャップは、全
ての磨耗を吸収し、また、大きく磨耗したときには、雄
型キャップは、新しい雄型キャップに取り替えられる。
雄部材を、他の雄部材に置き換える置き換えの技術は、
米国特許第4,540,367号に開示され、また、1990年９月
７日に出願された同時継続出願第07/578,396号に開示さ
れており、これを引用することにより、ここに組み込ま
れている。
及び取り外しを許容するのに充分な強度と耐久性を備え
たプラスチック材料で作ることが好ましい。また、雄型
キャップの材料は、雌型アイレットとのスナップ嵌め保
持を許容するように、ある程度の弾性を与えるべきであ
る。加えて、雄型キャップの材料は、雄型キャップと義
歯とを保持るように、雄型キャップと雌型アイレットと
の間に保持摩擦を形成すべきである。義歯は、所望のと
き、雄型キャップを取り除き、また、再挿入できるよう
にしながら、積極的な方法で雄キャップ回りに形成され
る。従って、雄型キャップは、強力なナイロン、雌型ア
イレットの磨耗の問題を取り除くために見出された材料
で作ってもよい。これに関連して、雄型キャップは、全
ての磨耗を吸収し、また、大きく磨耗したときには、雄
型キャップは、新しい雄型キャップに取り替えられる。
雄部材を、他の雄部材に置き換える置き換えの技術は、
米国特許第4,540,367号に開示され、また、1990年９月
７日に出願された同時継続出願第07/578,396号に開示さ
れており、これを引用することにより、ここに組み込ま
れている。
雄型キャップ40は又、実質的なカップ形状の構成に特
徴がある。そのため、雄型キャップは、基部43から延び
る壁42を有する。さらに、突出部44が壁42の軸線に沿っ
て、基部から延び、雌型アイレットの側壁13bの内面13c
の外形とほぼ相補する外形を有する。特に、外形は、実
質的に砂時計の形状になるよう、成形される。突出部
は、その長さのほぼ中央に、２つの凸状曲線形状が合わ
さって、くびれ部分45を形成する凹み部を有する。くび
れ部分によって、雌型アイレットの中で、スナップ嵌め
を可能にし、雄型キャップの外面に取り付けられた義歯
の実質的に自在な移動能力を許容する。
徴がある。そのため、雄型キャップは、基部43から延び
る壁42を有する。さらに、突出部44が壁42の軸線に沿っ
て、基部から延び、雌型アイレットの側壁13bの内面13c
の外形とほぼ相補する外形を有する。特に、外形は、実
質的に砂時計の形状になるよう、成形される。突出部
は、その長さのほぼ中央に、２つの凸状曲線形状が合わ
さって、くびれ部分45を形成する凹み部を有する。くび
れ部分によって、雌型アイレットの中で、スナップ嵌め
を可能にし、雄型キャップの外面に取り付けられた義歯
の実質的に自在な移動能力を許容する。
リッジ41は、雄型キャップの外周のまわりに形成さ
れ、義歯は、雄型キャップの外面のまわりに形成されて
おり、リッジは、雄型キャップを義歯の中に固定的に保
持している。最上側面13aと基部43の下側との間にギャ
ップが形成され、上側傾斜面12aと雄型キャップの最下
側との間に他のギャップ46が形成されて、それによっ
て、まわりに形成された義歯に力が加わる時に、雄部材
が突出部の方向に沿って移動することを可能にする。義
歯を、雄型キャップに固定する方法と雄型キャップを突
出部の方向に沿って弾性的に移動させる方法についての
より詳細な説明は、米国特許第4,540,367号と1990年９
月７日に出願された同時継続出願SN−07/578,396号に開
示されており、これらを、引用することにより、組み込
まれる。
れ、義歯は、雄型キャップの外面のまわりに形成されて
おり、リッジは、雄型キャップを義歯の中に固定的に保
持している。最上側面13aと基部43の下側との間にギャ
ップが形成され、上側傾斜面12aと雄型キャップの最下
側との間に他のギャップ46が形成されて、それによっ
て、まわりに形成された義歯に力が加わる時に、雄部材
が突出部の方向に沿って移動することを可能にする。義
歯を、雄型キャップに固定する方法と雄型キャップを突
出部の方向に沿って弾性的に移動させる方法についての
より詳細な説明は、米国特許第4,540,367号と1990年９
月７日に出願された同時継続出願SN−07/578,396号に開
示されており、これらを、引用することにより、組み込
まれる。
それぞれの基部20の中に着座された２又はそれ以上の
支持体10の間の機能的整列の可視内評価を可能にするた
めに、整列把持部50が設けられている。図７は、把持部
の部分断面図を示す。把持部50は、例えば、ナイロンの
ようなキャップ40と同一のプラスチック材料から作ら
れ、細長い円筒本体51と、一端に形成された拡大された
円筒状フランジ52と、他端に形成された突出部53とを有
する。特に、突出部53は、キャップ40に形成された突出
部44と実質的に同じように形成され、同じ方法で、突出
部53は、雌型アイレット13に形成されたキャビティ14に
スナップ嵌めされる。突出部53は、図７に明瞭に示され
るように、砂時計形状の外形を有し、最も狭い箇所を形
成するくびれ部分53aを備えている。しかし、突出部が
キャビティ14の中に固定的に把持され、かつ、雌型アイ
レット13の傾斜αで示した向きで維持される限り、突出
部を、従来の方法で形成することが可能であることは言
うまでもない。突出部53の他端部に位置した拡大された
円筒状のディスク形状のフランジ52は、挿入中および雌
型アイレットから把持部を取り除く間、把持するための
場所を提供する。
支持体10の間の機能的整列の可視内評価を可能にするた
めに、整列把持部50が設けられている。図７は、把持部
の部分断面図を示す。把持部50は、例えば、ナイロンの
ようなキャップ40と同一のプラスチック材料から作ら
れ、細長い円筒本体51と、一端に形成された拡大された
円筒状フランジ52と、他端に形成された突出部53とを有
する。特に、突出部53は、キャップ40に形成された突出
部44と実質的に同じように形成され、同じ方法で、突出
部53は、雌型アイレット13に形成されたキャビティ14に
スナップ嵌めされる。突出部53は、図７に明瞭に示され
るように、砂時計形状の外形を有し、最も狭い箇所を形
成するくびれ部分53aを備えている。しかし、突出部が
キャビティ14の中に固定的に把持され、かつ、雌型アイ
レット13の傾斜αで示した向きで維持される限り、突出
部を、従来の方法で形成することが可能であることは言
うまでもない。突出部53の他端部に位置した拡大された
円筒状のディスク形状のフランジ52は、挿入中および雌
型アイレットから把持部を取り除く間、把持するための
場所を提供する。
整列把持部50は、角度の付けられた義歯要素の整列軸
線を、十分に延ばすことによって、アンカー整列の正確
な可視口内評価を可能にするという重要な機能を果たし
ている。このことは、二又はそれ以上のアンカーを、歯
科矯正装置（appliance）を保持するのに用いるとき
に、本質的な重要性を持つ。円滑かつ損傷のない挿入と
歯科矯正装置の取外しを達成するために、すべてのアン
カーを同一の経路に沿って整列させなければならない。
線を、十分に延ばすことによって、アンカー整列の正確
な可視口内評価を可能にするという重要な機能を果たし
ている。このことは、二又はそれ以上のアンカーを、歯
科矯正装置（appliance）を保持するのに用いるとき
に、本質的な重要性を持つ。円滑かつ損傷のない挿入と
歯科矯正装置の取外しを達成するために、すべてのアン
カーを同一の経路に沿って整列させなければならない。
移植片を備えた取り付け部を用いる異なる部分は、移
植片アセンブリの平行整列に、アセンブリによって保持
される義歯の所望の挿入経路を提供している。この移植
片アセンブリユニットは、移植アセンブリのアンカー部
分を取り付け、かつ、整列させ、義歯を保持する簡単か
つ新規な方法を有している。二又はそれ以上の移植片
を、顎骨の中で、互いに適当に平行に置くとき、移植片
の中に置かれるすべての要素が、互いに、正確に整列さ
れるであろう。この場合、従来の０゜の一部品のアンカ
ーを用いることができる。しかし、０゜のアンカーを用
いることによって所望の整列を達成できない場合、ま
た、移植片が平行でない場合、この５゜、11゜、又は17
゜の二部品からなるアンカーを、所望の整列を達成する
のに用いることができる。
植片アセンブリの平行整列に、アセンブリによって保持
される義歯の所望の挿入経路を提供している。この移植
片アセンブリユニットは、移植アセンブリのアンカー部
分を取り付け、かつ、整列させ、義歯を保持する簡単か
つ新規な方法を有している。二又はそれ以上の移植片
を、顎骨の中で、互いに適当に平行に置くとき、移植片
の中に置かれるすべての要素が、互いに、正確に整列さ
れるであろう。この場合、従来の０゜の一部品のアンカ
ーを用いることができる。しかし、０゜のアンカーを用
いることによって所望の整列を達成できない場合、ま
た、移植片が平行でない場合、この５゜、11゜、又は17
゜の二部品からなるアンカーを、所望の整列を達成する
のに用いることができる。
操作に際して、一またはそれ以上の移植片30を、計画
的に、顎骨内に面一に置いた後で、骨の成長により、移
植片が完全に顎骨に一体化した後に、所定の角度が付け
られた支持体10を有する或いは有しない基部20及びそこ
に着座した整列把持部50を、各々の移植片にねじ込ん
で、そこに締め付ける。予め行われなかった場合には、
整列把持部50を備えた所定の角度が付けられた支持体10
を各基部に着座させる。
的に、顎骨内に面一に置いた後で、骨の成長により、移
植片が完全に顎骨に一体化した後に、所定の角度が付け
られた支持体10を有する或いは有しない基部20及びそこ
に着座した整列把持部50を、各々の移植片にねじ込ん
で、そこに締め付ける。予め行われなかった場合には、
整列把持部50を備えた所定の角度が付けられた支持体10
を各基部に着座させる。
次いで、角度が付けられた支持体10の各々を、最も良
い整列を達成されるまで、長手軸まわりに回転させる。
角度が付けられた支持体10を、長手軸２まわりに回転さ
せることによって、図３の２重の矢印で図示するよう
に、長手軸まわりの360゜の方向のうちの任意の方向
に、種々のオフセットを実現できる。
い整列を達成されるまで、長手軸まわりに回転させる。
角度が付けられた支持体10を、長手軸２まわりに回転さ
せることによって、図３の２重の矢印で図示するよう
に、長手軸まわりの360゜の方向のうちの任意の方向
に、種々のオフセットを実現できる。
アンカーの雌型アイレット13にスナップ嵌めされた把
持部50の相互の整列を可視検査した後に、支持体を調整
しても、把持部が満足できる相互の整列を示さないな
ら、異なる角度が付けられた義歯支持体を、種々の基部
20に用いて、義歯の意図した挿入経路に対して、及び、
相互に、全てのアンカーの満足できる整列を達成するこ
ともできる。
持部50の相互の整列を可視検査した後に、支持体を調整
しても、把持部が満足できる相互の整列を示さないな
ら、異なる角度が付けられた義歯支持体を、種々の基部
20に用いて、義歯の意図した挿入経路に対して、及び、
相互に、全てのアンカーの満足できる整列を達成するこ
ともできる。
最も良い整列を達成されると、基部20まわりの角度が
付けられた支持体10の相対位置をマークする。次いで、
基部を、患者の顎の移植片からねじを緩めてはずす。基
部及び支持体を分離して洗浄し、患者の口の外部の乾い
た外部環境において、整列させた後、接着する。事前に
設定されたマークは、事前に整列した支持体及び基部位
置を把握するために使用される。一旦、接着をしたら、
基部のねじが切られた軸を、医療用グレードのシリコン
接着剤で被覆し、角度が付けられた支持体が接着された
基部20を、患者の顎内に、予めセットされた移植片内
に、再び、ねじ込む。基部を、移植片内に完全にねじ込
んだとき、正確なねじ切りによって、アンカーは、マー
キングステップにおけるのと完全に同じ位置に戻され、
歯科矯正装置の所定の挿入経路及び他の移植片アセンブ
リの正確な方向付けが実現されることが保証される。
付けられた支持体10の相対位置をマークする。次いで、
基部を、患者の顎の移植片からねじを緩めてはずす。基
部及び支持体を分離して洗浄し、患者の口の外部の乾い
た外部環境において、整列させた後、接着する。事前に
設定されたマークは、事前に整列した支持体及び基部位
置を把握するために使用される。一旦、接着をしたら、
基部のねじが切られた軸を、医療用グレードのシリコン
接着剤で被覆し、角度が付けられた支持体が接着された
基部20を、患者の顎内に、予めセットされた移植片内
に、再び、ねじ込む。基部を、移植片内に完全にねじ込
んだとき、正確なねじ切りによって、アンカーは、マー
キングステップにおけるのと完全に同じ位置に戻され、
歯科矯正装置の所定の挿入経路及び他の移植片アセンブ
リの正確な方向付けが実現されることが保証される。
次いで、一またはそれ以上の歯を有する義歯を、支持
体10の一またはそれ以上の雌型アイレット13にスナップ
嵌めする。義歯は、雄型キャップを有しており、これら
はそれぞれ、対応する雌型アイレット位置ににある。こ
の技術を用いることによって、ユーザは、単に、義歯を
雌型アイレットから引き抜くことによって、義歯全体を
取り外し、次いで、再挿入することができる。多くの場
合、永久的にセメント付けされた義歯ではなく、患者が
取り外し可能なことが、より望ましいか、或いは、部分
的に或いは完全に歯を失った患者の回復のための唯一の
選択となる。前述の方法は、この技術を移植片に使用す
ることを、単純かつ効率的なものとする。さらに、おそ
らく磨耗により、異なるアンカーが、後に必要となるの
であれば、義歯を容易に取り外し、支持体10に接着され
た基部20を移植片30からねじを緩めてはずすことができ
る。古い基部及び角度が付けられた支持体を、新しい基
部及び適当に角度が付けられた支持体に容易に取り換え
ることができる。同じ（古い）移植片を使用して、新し
い基部及び角度が付けられた支持体を前述のように整列
させる。
体10の一またはそれ以上の雌型アイレット13にスナップ
嵌めする。義歯は、雄型キャップを有しており、これら
はそれぞれ、対応する雌型アイレット位置ににある。こ
の技術を用いることによって、ユーザは、単に、義歯を
雌型アイレットから引き抜くことによって、義歯全体を
取り外し、次いで、再挿入することができる。多くの場
合、永久的にセメント付けされた義歯ではなく、患者が
取り外し可能なことが、より望ましいか、或いは、部分
的に或いは完全に歯を失った患者の回復のための唯一の
選択となる。前述の方法は、この技術を移植片に使用す
ることを、単純かつ効率的なものとする。さらに、おそ
らく磨耗により、異なるアンカーが、後に必要となるの
であれば、義歯を容易に取り外し、支持体10に接着され
た基部20を移植片30からねじを緩めてはずすことができ
る。古い基部及び角度が付けられた支持体を、新しい基
部及び適当に角度が付けられた支持体に容易に取り換え
ることができる。同じ（古い）移植片を使用して、新し
い基部及び角度が付けられた支持体を前述のように整列
させる。
前述の説明は本発明の原理を例示したものにすぎな
い。本発明は、ここに例示し、記述したような構造その
ものに限定されないことを理解すべきである。従って、
本発明の範囲及び精神の範囲内でなしうるあらゆる好ま
しい変形は、ここに包含される。例えば、移植片タイプ
の実施例は、単純化のために、一つだけ説明している
が、この調整可能アンカーシステムは、アンカーのねじ
切り部を受け入れるためのねじ切り開口を一端に有する
あるゆるタイプの移植片に使用可能なことを理解すべき
である。
い。本発明は、ここに例示し、記述したような構造その
ものに限定されないことを理解すべきである。従って、
本発明の範囲及び精神の範囲内でなしうるあらゆる好ま
しい変形は、ここに包含される。例えば、移植片タイプ
の実施例は、単純化のために、一つだけ説明している
が、この調整可能アンカーシステムは、アンカーのねじ
切り部を受け入れるためのねじ切り開口を一端に有する
あるゆるタイプの移植片に使用可能なことを理解すべき
である。
Claims (25)
- 【請求項１】義歯を顎骨に取付けるための、ある角度で
整列可能な義歯移植片取付けシステムであって、 顎骨内に形成されたキャビティに永久的に取付けられ、
固定手段付きの穴を有する移植片手段と、 この移植片手段の穴に固定するための相補的な固定手段
と、義歯支持手段を着座させる着座手段と、を有するア
ンカー手段と、を有し、 前記義歯支持手段は、義歯とカップリングするための角
度付き上部アイレットと、前記アンカー手段の着座手段
とカップリングする下部カップリング手段と、を備え、
前記角度付き上部アイレットは、前記下部カップリング
手段の長手軸まわりに角度が付けられており、 前記義歯支持手段は、前記アンカー手段の長手軸まわり
に回転可能であり、それにより、前記義歯支持手段は、
それを回転させることによって前記アンカー手段に対し
て所望の向きに整列可能であり、 前記角度付き上部アイレットは、凹部を有する雌型カッ
プリングジョイントを構成することを特徴とする、ある
角度で整列可能な義歯移植片取付けシステム。 - 【請求項２】前記角度付き上部アイレットの角度が、５
度、11度および17度の何れかである請求項１に記載のあ
る角度で整列可能な義歯移植片取付けシステム。 - 【請求項３】前記義歯は、前記雌型カップリングジョイ
ントにスナップ嵌めする相補的なナイロン雄型カップリ
ング手段を用いて前記角度付き上部アイレットに取付け
られ、且つ、前記義歯は、前記相補的なナイロン雄型カ
ップリング手段のまわりに形成されている請求項１に記
載のある角度で整列可能な義歯移植片取付けシステム。 - 【請求項４】前記相補的なナイロン雄型カップリング手
段は、前記雌画カップリングジョイントに取り外し可能
に取付けられ、それにより、前記義歯は、前記義歯支持
手段から容易に取り外し可能で且つそれに容易に取付け
可能である請求項３に記載のある角度で整列可能な義歯
移植片取付けシステム。 - 【請求項５】前記移植片手段の固定手段に固定される前
記アンカー手段の相補的な固定手段は、ねじカップリン
グ手段である請求項１に記載のある角度で整列可能な義
歯移植片取付けシステム。 - 【請求項６】前記アンカー手段は、それを前記移植片手
段に締めつけ或いはそれから緩めている間、前記アンカ
ー手段を強固に把持する手段を備えている請求項５に記
載のある角度で整列可能な義歯移植片取付けシステム。 - 【請求項７】義歯を顎骨に取付けるための、ある角度で
整列可能な義歯移植片取付けシステムであって、 顎骨内に形成されたキャビティに永久的に取付けられ、
固定手段付きの穴を有する移植片手段と、 この移植片手段の穴に固定するための相補的な固定手段
と、義歯支持手段を着座させる着座手段と、を有するア
ンカー手段と、を有し、 前記義歯支持手段は、義歯とカップリングする角度付き
上部アイレットと、前記アンカー手段の着座手段とカッ
プリングする下部カップリング手段と、を備え、前記角
度付き上部アイレットは、前記下部カップリング手段の
長手軸まわりに角度が付けられており、 前記義歯支持手段は、前記アンカー手段の長手軸まわり
に回転可能であり、それにより、前記義歯支持手段は、
それを回転させることによって前記アンカー手段に対し
て所望の向きに整列可能であり、 前記義歯支持手段の下部カップリング手段は、その長手
軸の方向に形成された突出部と、その長手軸の方向に形
成され且つ該長手軸と直交する半径方向に前記突出部を
変形させる十字形状スロットと、を備えていることを特
徴とする、ある角度で整列可能な義歯移植片取付けシス
テム。 - 【請求項８】前記アンカー手段の着座手段は、前記突出
部を着座させるための相補的な凹部を有し、前記突出部
は、前記凹部にスナップ嵌めし、且つ、前記義歯支持手
段を前記長手軸まわりに自由に回転させる間、前記義歯
支持手段を前記アンカー手段内に保持する請求項７に記
載のある角度で整列可能な義歯移植片取付けシステム。 - 【請求項９】義歯移植片手段とともに使用される義歯用
の、ある角度で整列可能なアンカーであって、 基部アンカー手段と、 義歯支持手段と、を有し、 前記基部アンカー手段は、前記移植片手段に取外し可能
に取付けられる一端部と、前記義歯支持手段を取付け且
つ着座させるための雌型カップリング手段を有する他端
部と、を備え、 前記義歯支持手段は、義歯を着座させるための角度付き
上部アイレット部分と、前記基部アンカー手段の雌型カ
ップリング手段と回転可能にカップリングする下部雄型
カップリング手段と、を備え、前記角度付き上部アイレ
ット部分は、前記下部雄型カップリング手段の長手軸ま
わりに角度が付けられ、 前記義歯支持手段は、前記下部雄型カップリング手段の
長手軸まわりに回転可能であり、この長手軸は、前記基
部アンカー手段の長手軸と同軸であり、それにより、前
記義歯支持手段は、それを回転させることによって、前
記基部アンカー手段に対して所望の向きに整列可能であ
り、 前記角度付き上部アイレット部分は、凹部を有する雌型
カップリングジョイントを構成することを特徴とする、
ある角度で整列可能なアンカー。 - 【請求項１０】前記角度付き上部アイレット部分の角度
が、５度、11度および17度の何れかである請求項９に記
載のある角度で整列可能なアンカー。 - 【請求項１１】前記義歯は、前記雌型カップリングジョ
イントにスナップ嵌めする相補的なナイロン雄型カップ
リング手段を用いて前記義歯支持手段に取付けられ、且
つ、前記義歯は、前記相補的な雄型カップリング手段の
まわりに形成される請求項９に記載のある角度で整列可
能なアンカー。 - 【請求項１２】前記相補的な雄型カップリング手段は、
前記雌型カップリングジョイントに取り外し可能に取付
けられ、前記義歯は、前記義歯支持手段から容易に取り
外し可能で且つそれに容易に取付け可能である請求項11
に記載のある角度で整列可能なアンカー。 - 【請求項１３】前記移植片手段に取付けられる前記基部
アンカー手段の一端部は、ねじカップリング手段である
請求項９に記載のある角度で整列可能なアンカー。 - 【請求項１４】前記基部アンカー手段は、それを前記移
植片手段に締めつけ或いはそれから緩めている間、前記
基部アンカー手段を強固に把持する手段を備えている請
求項13に記載のある角度で整列可能なアンカー。 - 【請求項１５】義歯移植片手段とともに使用される義歯
用の、ある角度で整列可能なアンカーであって、 基部アンカー手段と、 義歯支持手段と、を有し、 前記基部アンカー手段は、前記移植片手段に取外し可能
に取付けられた一端部と、前記義歯支持手段を取付け且
つ着座させるための雌型カップリング手段を有する他端
部と、を備え、 前記義歯支持手段は、義歯を着座させるための角度付き
上部アイレット部分と、前記基部アンカー手段の雌型カ
ップリング手段と回転可能にカップリングする下部雄型
カップリング手段と、を備え、前記角度付き上部アイレ
ット部分は、前記下部雄型カップリング手段の長手軸ま
わりに角度が付けられ、 前記義歯支持手段は、前記下部雄型カップリング手段の
長手軸まわりに回転可能であり、この長手軸は、前記基
部アンカー手段の長手軸と同軸であり、それにより、前
記義歯支持手段は、それを回転させることによって、前
記基部アンカー手段に対して所望の向きに整列可能であ
り、 前記義歯支持手段の下部雄型カップリング手段は、前記
長手軸の方向に形成された突出部と、前記長手軸の方向
に形成され且つ前記突出部を前記長手軸と直交する半径
方向に変形させる十字形状スロットと、を備えることを
特徴とする、ある角度で整列可能なアンカー。 - 【請求項１６】前記基部アンカー手段の雌型カップリン
グ手段は、前記突出部を着座させるための相補的な凹部
を有し、前記突出部は、前記凹部にスナップ嵌めし、且
つ、前記義歯支持手段を前記長手軸まわりに自由に回転
させる間、前記義歯支持手段を前記基部アンカー手段内
に保持する請求項15に記載のある角度で整列可能なアン
カー。 - 【請求項１７】前記相補的な雄型カップリング手段は、
ナイロンにより形成されている請求項12に記載のある角
度で整列可能なアンカー。 - 【請求項１８】義歯を顎骨に取付けるための、ある角度
で整列可能な義歯移植片取付けシステムであって、 顎骨内に形成されたキャビティに永久的に取付けられ、
固定手段付きの穴を有する移植片手段と、 この移植片手段の穴に固定するための相補的な固定手段
と、義歯支持手段を着座させる着座手段と、を有するア
ンカー手段と、を有し、 前記義歯支持手段は、義歯とカップリングする角度付き
上部アイレットと、前記アンカー手段の着座手段とカッ
プリングする下部カップリング手段と、を備え、前記角
度付き上部アイレットは、前記下部カップリング手段の
長手軸まわりに角度が付けられており、 前記義歯支持手段は、前記アンカー手段の長手軸まわり
に回転可能であり、それにより、前記義歯支持手段は、
それを回転させることによって前記アンカー手段に対し
て所望の向きに整列可能であり、 更に、前記角度付き上部アイレットにスナップ嵌めし且
つ前記義歯支持手段の整列状態を可視的に評価可能とす
る整列把持部を有する、ある角度で整列可能な義歯移植
片取付けシステム。 - 【請求項１９】前記整列把持部は、前記各角度付き上部
アイレットにスナップ嵌めし、２またはそれ以上の各義
歯支持手段の間の機能的な整列の口内評価を容易にする
請求項18に記載のある角度で整列可能な義歯移植片取付
けシステム。 - 【請求項２０】前記整列把持部は、細長い円柱形本体を
備え、この円柱形本体は、一端部に形成されたディスク
状の拡張フランジと、他端部に形成された突出部と、を
有し、この突出部は、前記角度付き上部アイレットに取
り外し可能にスナップ嵌めする請求項18に記載のある角
度で整列可能な義歯移植片取付けシステム。 - 【請求項２１】前記他端部に形成された突出部は、その
輪郭が実質的に砂時計形状である請求項20に記載のある
角度で整列可能な義歯移植片取付けシステム。 - 【請求項２２】更に、前記角度付き上部アイレット部分
にスナップ嵌めし且つ前記義歯支持手段の整列状態を可
視的に評価可能とする整列把持部を有する請求項９に記
載のある角度で整列可能なアンカー。 - 【請求項２３】前記整列把持部は、前記各角度付き上部
アイレット部分にスナップ嵌めし、２またはそれ以上の
各義歯支持手段の間の機能的な整列の口内評価を容易に
する請求項22に記載のある角度で整列可能なアンカー。 - 【請求項２４】前記整列把持部は、細長い円柱形本体を
備え、この円柱形本体は、一端部に形成されたディスク
状の拡張フランジと、他端部に形成された突出部と、を
有し、この突出部は、前記角度付き上部アイレット部分
に取り外し可能にスナップ嵌めする請求項22に記載のあ
る角度で整列可能なアンカー。 - 【請求項２５】前記他端部に形成された突出部は、その
輪郭が実質的に砂時計形状である請求項24に記載のある
角度で整列可能なアンカー。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US623,135 | 1990-12-06 | ||
| US07/623,135 US5195891A (en) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | Adjustable dental implant system |
| PCT/US1991/009119 WO1992010145A1 (en) | 1990-12-06 | 1991-12-05 | Adjustable dental implant system |
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|---|---|
| JPH06505645A JPH06505645A (ja) | 1994-06-30 |
| JP3297435B2 true JP3297435B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=24496916
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50157892A Expired - Fee Related JP3297435B2 (ja) | 1990-12-06 | 1991-12-05 | 調整可能な歯移植システム |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5195891A (ja) |
| EP (1) | EP0560889B1 (ja) |
| JP (1) | JP3297435B2 (ja) |
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