JP2005530934A - 被印刷基体および印刷方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ヒートセットオフセット印刷に使用する表面処理紙である被印刷基体からなる。本発明はまた、表面処理被印刷基体がヒートセットオフセット印刷法で印刷される印刷方法も含む。本発明による被印刷基体はまたグラビア印刷法により印刷することができる。
1)30s遅延時間におけるIGTインクセットオフ値は0.60より大きく、かつ
2)Gurley-Hill空気透過試験値が5000s/100mlより大きい。セットオフ値は用紙表面の毛細管吸込みに対する基準である。IGT測定の結果は、用紙表面の有孔度に関係するインクセッティング速度の値を与える。Gurley-Hill値は有孔度の基準である。
2 用紙
本発明の用紙の原紙は、12%の灰分、および40%の化学パルプと60%の機械パルプ(TMP)の繊維混合物を有する代表的なLWC原紙であった。坪量は、約36g/m2であり、密度は約660kg/m3であった。この紙は下記の成分から成るコーティングレシピによりコーティングされた。
カオリン(Supragloss95) 顔料
スチレンブタジェンラテックス(Rhodopas 388) ラテックスバインダ
でんぷん(Raisamyl 302) バインダ
無水マレイン酸スチレン
(Raisaprint D100またはD200) 表面化学特性の調整
ステアリン酸カルシウム(Raisacoat 50) カレンダ掛け用添加剤
オプチブランクNF(Optiblank NF) 光学光沢剤
グリオキサール 架橋剤
塗料の固体含有量は58%であり、pHは7.5であった。Rhodopas 288のTg値は0oCであり、これはヒートセットオフセット法の塗料に通常使用されるラテックスよりも低いTg値である。5oCより低いTg値により表面の閉鎖性を改善することができる。
温度
高: 120oC
中: 110oC
低: 90oC
ニップ荷重: 320kN/m
速度: 500m/min
ニップ数: 9
最終の両面コーテッドペーパの諸特性を表2に示す。番号は、塗料の番号とそれに対応するサンプル番号を表わす。
SCO UPM Max 56g/m2
LWCO UPM Cote 60g/m2
LWCO UPM Ultra 70g/m2
LWCO UPM Ultra M 70g/m2
MWC UPM Star 100g/m2
WFC UPM Art 100g/m2
SCOは、ヒートセットオフセット用スーパカレンダ掛け用紙であり、LWCOはヒートセットオフセット印刷法用軽量コーテッドペーパであり、MWC はヒートセットオフセット用中量コーテッドペーパであり、WFCはヒートセットオフセット法で使用される無木材質コーテッドペーパである。公知の用紙の諸特性は下記の方法により分析された。
試験法の意義は、紙の嵩または厚さまたは表面の粗さとは無関係に紙の表面有孔度特性を特徴付けることができることにある。吸収と有孔度とは互いに関連があるので、吸収度法は、紙の表面特性を特徴付けるには最適である。IGT印刷性試験機による30秒遅延時間セットオフ、ISITタック増大法およびK&Nインク吸収度試験は毛細管吸収に基づくものであり、紙の嵩の効果は除かれる。表面の粗さはK&N試験結果に影響するので、この試験結果は左右される。Gurley-Hill空気透過試験は紙の有孔度を測定する。多孔性非コーテッドペーパと本発明の閉鎖性のある表面コーテッドペーパとを区別するために、Gurley-Hill空気透過試験値が、30s遅延時間におけるIGTセットオフ値とともに使用される。
セットオフは、用紙上へのインクセッティング速度の基準である。インクのセッティング中に、紙表面の細孔に起因する毛細管力がオフセットインクの溶剤成分を吸収するにつれて、紙上のインク皮膜が硬化する。インクのセッティング速度は微細孔用紙のコーティングされた表面に対しては速く、閉鎖性のある非多孔性用紙表面に対しては低くなり、また孔のサイズがより大きな非コーテッドペーパに対しては、大きい毛細管力を生じ得ないために低くなる。
この方法は、用紙に印刷するためにIGT型印刷性試験機を使用する場合に採用される手順を記述する。IGT印刷性試験機はオランダ国アムステルダムのIGT Testing Systems b.v.によって製造されている。下記の被印刷用紙の特性は本方法により測定されたものである:
a) インクセッティング速度および表面有孔度に関係する30s遅延時間時のセットオフ
b) ある印刷濃度を得るために必要なインク量を意味するインク所要量(3.1節参照)
c) あるインク量で測定されたインクの光沢である印刷光沢
注意 さまざまな研究機関から、あるいはさまざまな印刷試験機から得られた印刷結果を比較する場合は慎重を期すること、10節参照。
この方法は、Scan Test Secretariatにより開発された下記のスカンジナビアSCAN試験法を参考にしている。
SCAN-P2 紙および板紙‐試験サンプルの条件(EN 20187, ISO 187)
SCAN-P8 紙および板紙‐不透明度およびY‐値、光散乱および光吸収(C/2°)係数(ISO 2471)
SCAN-P9 紙および板紙‐機械方向および横方向の同定
SCAN-P10 紙および板紙‐ワイヤ側の同定
SCAN-P36 紙および板紙‐試験印刷の評価
3.1.3 定義
この方法の目的のために下記の定義が適用される。
プラスチックコーティングされたゴムで覆われたディスクからなるシリンダ形印刷版はインクユニットからインクを受ける。印刷される紙または板紙はシリンダ形のセクタに装着される。印刷は標準的条件下で行われる。
3.1.5.1 二つの調整可能な印刷ニップを有する印刷ユニットからなる印刷性試験機。
3.1.7.1 試験条件
3.1.7.1.1 温度 機器に内部温度制御器があれば、試験機、インクユニット、印刷ディスクおよび試験材料が正しい温度に保たれていることを確認すること(23□0.5□C)。
3.1.8.1 紙上のインク量の決定
各テストピースに転写されたインクの単位面積当りの質量を次式により計算すること。
ここで
Wは、平方メートル当りのグラム数で表わした転写インク量であり;
G1は、0.1グラムに最も近いところまでグラム数で表わした印刷前の印刷ディスクの質量であり;
G2は、0.1グラムに最も近いところまでグラム数で表わした印刷後の印刷ディスクの質量であり;
Aは、平方メートルで表わした印刷面積であり、印刷面積は、印刷ディスクの表面積に等しい。
結果は、X軸を紙上のインク量、Y軸を印刷された紙の印刷濃度とする図上に描かれる。4つのインク量とそれぞれに対応する印刷濃度により1本の曲線が描かれる。紙上のインク量が、1.50の場合、その点におけるインク所要量は曲線から補間により求められる。
結果は、X軸を紙上のインク量、Y軸をキャストコートセットオフ紙のセットオフ印刷濃度とする図上に描かれる。4つのインク量と、キャストコート紙から測定されたそれぞれに対応するセットオフ印刷濃度により、1本の曲線が描かれる。インク量が1.50g/m2の場合、その点における30s遅延時間のセットオフは曲線から補間により求められる。
結果は、X軸を紙上のインク量、Y軸をサンプルの印刷光沢とする図上に描かれる。4つの印刷濃度と、それぞれに対応する印刷光沢値により1本の曲線が描かれる。インク量が1.50g/m2の場合、その点における印刷光沢は曲線から補間により求められる。
試験報告書は、このSCAN試験法を参照したこと、ならびに下記の事項を含まなければならない。
(b) 試験材料の識別;
(c) 印刷プレスの製造元とタイプ;
(d) 使用した印刷インクのタイプと名称。製造者とバッチ番号を含む;
(e) 各テストピースに転写された単位面積当りのインク量、0.01g/m2に最も近いところまで表わす;
(f) 使用したセットオフ紙のタイプと坪量;
(g) セットオフ前の遅延時間;
(h) テストピース毎の印刷実施時刻;
(i) 結果に影響を及ぼすこの方法との相違点;
3.1.10 再現性
Setting Test Ink 520068の特性はバッチにより変る可能性がある。研究機関およびインクのバッチ間で比較可能な結果を得るために、試験条件に対し下記の補正がなされるべきである。
3.2.1 原理
インクセッティング速度に関係するインクタック増大時間を与えるISIT法により、用紙は試験された。インクタックは、インク皮膜を分裂させるのに必要な力を示す。この値は英国SeGam Ltd製のインク/表面相互作用試験機ISIT装置(「ISIT装置」)を用いて得られる。最初に調整されたインク量がテスト紙上に転写され、規定の時間を経過後にインクタックが測定される。インク転写後のインクタックの増大速度は、表面細孔構造に依存するインクセッティング速度に関係する。インクセッティング速度は非多孔性表面では遅く、微細多孔性紙コーティング面では速くなる。
試験結果は、インクタック(Y軸は紙上のタック)対インクセッティング時間(X軸は時間)の関数であり、タック増大時間(s)は、図1に見られるようにインクの紙上への転写時点から最大タック値に達する時点までの時間である。実際上、タック値は、接触ディスクを被印刷基体上のインク層から分離するのに必要な力である。本方法は、同じインクをさまざまな紙に使用する場合に、さまざまな紙の表面特性を区別するのに用いることができる。同じインクでも表面の非多孔性(閉鎖性)が大きいほど、最大タックまでの時間が長くなる。図1
3.2.1 ISITタック増大法における試験条件
ISITタック増大法における試験条件は下記の通りであった。
転写インク量 1.4g/m2 Sun Challenge
1.5g/m2 Sipca Mediatech Ultra Fast
インクレべリング時間 ローラ中で5sに加えて、ディスク中で5s
インクレベリング速度 0.7m/s
1回の印刷とローラ洗浄
インク転写圧 15kN/m
印刷ディスク 20mm、ゴム表面
接触ディスクの時間 0.5s
接触ディスクの圧 8(無次元)
接触ディスクの分離速度 5(無次元)
印刷と接触の時間間隔 1.9s、7.6s、13.3s、19.0s、39.6s、60.3s、80.9s、121.6s、162.3s、203.0s、303.6s、404.2s、504.8s。
用紙はK&Nインク吸収試験により試験された。本方法を以下に記述する。
3.4.1 原理
テストインクを規定の時間で紙上に塗布する。カラー濃度は、紙の吸収能力の基準である。反射率値を測定する。
最初に紙の表面をカバーするテストインク層が紙上に塗布される。紙中に吸収されなかったインク部分を除去してから、インクを塗布された紙の反射率値がエルレホカラー測定装置で測定される。用紙の両面の吸収特性を別々に、1面当り2回の試験で測定する。テストインクを、試験する面に塗布する。
K&Nインクは、主としてコーテッドペーパの等級(インク吸収時間2分)で使用される。
‐サンプルは、長辺が機械方向になるように8×25cmの4枚にカットする。
‐テスト紙片を、紙片のうちの2枚は紙の上面が上になるように、2枚は紙の底面が上になるようにガラス板上に設置する。
‐インクを紙の約5×8cmの大きさの領域に塗布し、テスト紙の残りの部分は清浄なままとする。テスト紙の清浄領域の上に保護紙を使用するとよい。
‐K&Nインクは、かん中で入念に混ぜ合せる。用紙表面をカバーするインク層を紙上に塗布すると、ただちにタイマーをスイッチオンする。
‐2分間のインク吸収後に、用紙表面の余剰なインクは、まずこてで、続いて布で拭き取る。拭き取りは、インクを塗られた領域の明度の変化がなくなるまで、通常5〜6回続ける。
‐インクが全部紙中に吸収されてしまわないように、インクの量は十分多くするべきである。
‐テスト紙を移動し、インクの乾燥上支障のないように、一列に並べて吊り下げる。反射率測定は2時間後に行う。測定時間を記録する。
1. 電源を入れる。
2. 測定が開始できるまで、5分のランプ予熱時間が必要である。
3. グレイフィルタの装着をチェックすること:蓋上にサインが見える。
1. ゲージのゼロ較正
‐フィルタスイッチを位置12にする。
‐ゼロポテンショメータにより、指示器がゼロを示すように調整する。調整ボタンを押してゼロ点を再調整する。
2. フィルタセレクタでフィルタ10に切替える。
‐内部標準を移す。
3. テスト印刷物の清浄領域で100を示すようにゲージを調整する。
‐テスト用紙を積み上げたものを搬送プレート上に、上の用紙がインク塗布された紙であるように設置する。用紙を積み上げたものとテスト用紙は、常に同じ側にある。
‐テスト紙の清浄領域を測定開口の下に置き、測定ドラムの値を100に調整する。
‐ゲージは、最初に測定ドラムだけを回してゼロに調整し、その後に調整ボタンで再調整する。
4. インク塗布領域の反射率値測定
‐テスト片のインク塗布領域を測定開口の下に置く。
‐指示器は、最初に測定ドラムだけを回してゼロを示すように調整し、その後、調整ボタンで再調整する。
K&N値=100.0%−測定された反射率値%
3.5 Gurley-Hil空気透過試験
Gurley-Hill値は標準T536om-88に基づいて測定する。この値が高いことは、用紙を通じて100mlのガスを透過させるのに必要な時間が長く、用紙が非多孔性であることを意味する。
このインクは、用紙の有孔度および安定度の値に関して最もよく特徴付けられる。安定度の値は、印刷インク産業では公知の方法であるTack-O-Scopeタック測定法により得られる。Tack-O-Scope測定法においては、インク層を分裂させるために必要な力に対する基準であるインクタックは、インク溶剤が蒸発し始める開始時点から、最大値に達するまで増大し、その最大値以降はインクが乾燥し始めるためにタックは減少する。本発明のヒートオフセット印刷法に対して好ましい速乾性のインクでは、Tmax値が低い。
インク量 0.4g
安定化時間 30s
安定化速度 100m/min
試験速度 200m/min
温度 25oC
5. 結果
結果については、2. 用紙の節で説明した塗料とサンプル番号を参照する。
IGT 30s遅延時間セットオフの結果を表3に示す。
Gurley-Hil空気透過の測定結果(G‐H)は下記の通りである:
本発明の特性の用紙:
G‐H
s/100ml
塗料3/サンプル12 31690
塗料5/サンプル8 13990
塗料6/サンプル10 40260
公知の用紙
G‐H
s/100ml
UMP Cote 60 gsm (LWCO) 3140
UMP Max 56 gsm (SCO) 360
UMP Star 100 gsm (MWC) 3430
UMP Ultra 70 gsm (LWCO) 2370
UMP Art 100 gsm (WFC) 2240
本発明の用紙は非常に低い空気透過性を有する。
公知の用紙3種と本発明の用紙の1種(塗料3/サンプル12)に対してSun Challengeインクを用いた場合のISITタック増大曲線およびISITタック増大時間を図2に示す。本発明の用紙のISITタック増大時間は400sより長く、公知の用紙では、その値は50sより短い。
本発明の用紙の4種および公知の用紙に対するK&Nインク吸収度およびGurley-Hillの結果は下記の通りである。
塗料3/サンプル12 1.5
塗料5/サンプル8 1.3
塗料6/サンプル10 1.3
UPM Cote 60 gsm 7.7
UPM Ultra 70 gsm 15.5
本発明の用紙は、非常に低いインク吸収度を有する。
1. Sun Challenge
Sun ChallengeインクのTmax値は286sであり、SICPA Mediatech Ultra Fastの値は100〜150sの間であった。
本発明の用紙は、公知の用紙よりも明らかに、より閉鎖性のある表面を有する。SICPA Mediatech Ultra Fastは、Sun Challengeより非常に早く溶剤を失うので、低温でヒートオフセット乾燥するのに適する。
本発明の用紙のためのヒートオフセット法の概念の例を下記に説明する:
印刷機: Albert Frankenthal A101-S
印刷速度: 6.2m/s
印刷インク: SICPA Mediatech Ultra Fast
ファウンテン溶液: SICPA Sol Alcofree 添加剤3%、水道水97%
乾燥: ウェブ端温度 95oC
ドライヤ長: 8m
その他の印刷条件下で類似の印刷インクを用いて、また印刷工程中で他の原材料を使用することによっても印刷物を印刷することができる。
タルク(C10XO) 60部
カオリン(Supergloss 95) 40部
CMC(FinnFix 10) 0.8部
マレイン酸スチレン(Raiprint D200) 1部
ステアリン酸カルシウム(Raisacoat 50) 0.5部
光沢剤(Optiblanc NF) 0.2部
塗料の固体含有量は59%であり、pHは8.0であった。目標のコーティング重量は10+10g/m2であった。カレンダ掛け前の目標水分含有量は5.5%であった。原紙は、化学パルプ40%および機械パルプ(砕木パルプ)60%を含むLWC原紙であり、坪量は43および41g/m2であった。より平滑な面(上面)が最初にコーティングされた。カレンダ掛け温度(高/中/低)は100oC、90oCおよび80oCであった。
SB‐ラテックス(Rhodopas SB388) 100部
タルク(C10XO) 100部
塗料の固体含有量は20.0%であり、pHは7.8であり、コーティング法は、2面Sym Sizerであった。目標のコーティング重量は2+2g/m2であった。カレンダ掛け前での目標水分含有量は5.3%であった。原紙は、灰分含有量30%と、化学パルプ20%および機械80%の繊維混合物とを含む代表的なSC紙であった。坪量は56g/m2であった。カレンダ掛け温度(高/中/低)は100oC、90oCおよび80oCであった。
Claims (15)
- Gurley-Hill透過値が5000s/100mlより大きい親油性表面を有する基体と、30s遅延時間において0.60印刷濃度単位より大きいIGTインクセットオフ値を有する前記基体上に印刷されたインクとを含むことを特徴とする被印刷基体。
- 請求項1に記載の被印刷基体において、Tack-O-Scopeタック測定における安定度の値が270〜300sの間にあるインクに対するISITタック増大時間は100sより長いことを特徴とする被印刷基体。
- 請求項1または2に記載の被印刷基体において、前記インクに対するタック増大時間は200sより長く、好ましくは250sより長いことを特徴とする被印刷基体。請求項1に記載の前記30s遅延時間におけるIGTセットオフ値は好ましくは0.70印刷濃度単位より大きい。
- 請求項1から3までのいずれかに記載の被印刷基体において、コーティングされているか、または表面処理されている紙または板紙であることを特徴とする被印刷基体。
- 請求項4に記載の被印刷基体において、前記コーティングは顔料材料から成ることを特徴とする被印刷基体。
- 請求項5に記載の被印刷基体において、前記顔料は板状であることを特徴とする被印刷基体。
- 請求項6に記載の被印刷基体において、前記顔料のアスペクト比(直径対厚さの関係)は2より大きく、好ましくは4より大きいことを特徴とする被印刷基体。
- 請求項7に記載の被印刷基体において、前記顔料は純粋のタルクであるか、またはタルクとカオリンの混合物であることを特徴とする被印刷基体。
- 請求項1から8までのいずれかに記載の被印刷基体において、ヒートセットオフセット印刷材料であることを特徴とする被印刷基体。
- 少なくとも1つの印刷ユニットにおいて、以下の基体とインクの組合せを用いて行う印刷方法であって:
‐該基体は親油性表面を有し、かつ非多孔性である、すなわち5000s/100mlより大きいGurley-Hill透過値を有し、
‐前記顔料担体/インクは、30s遅延時間において0.60印刷濃度単位より大きいIGTインクセットオフ値を有することを特徴とする印刷方法。 - 請求項10に記載の印刷方法において、前記基体は、少なくとも1つの印刷ユニットを通して供給される表面処理紙または板紙のウェブであることを特徴とする印刷方法。
- 請求項10または11に記載の印刷方法において、Tack-O-Scopeタック測定における安定度値が270〜300sの間にあるインクに対する前記被印刷基体のISITタック増大時間が100秒より長いことを特徴とする印刷方法。
- 請求項10、11または12に記載の印刷方法において、印刷方法としてヒートセットオフセット印刷またはグラビア印刷を用いることを特徴とする印刷方法。
- 請求項10から13までのいずれかに記載の印刷方法において、前記印刷機のドライヤ後の前記ウェブ端温度が115oCより低く、好ましくは100oCより低いことを特徴とする印刷方法。
- 請求項10から14までのいずれかに記載の印刷方法において、Tack-O-Scopeタック測定における前記インク安定度の値が200sより小さいことを特徴とする印刷方法。
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