JPH02169798A - 新聞印刷用紙 - Google Patents

新聞印刷用紙

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JPH02169798A
JPH02169798A JP63321984A JP32198488A JPH02169798A JP H02169798 A JPH02169798 A JP H02169798A JP 63321984 A JP63321984 A JP 63321984A JP 32198488 A JP32198488 A JP 32198488A JP H02169798 A JPH02169798 A JP H02169798A
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健 石黒
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新聞印刷用紙、特にコールドセット型高速新聞
輪転印刷機による多色カラー印刷に適した新聞印刷用紙
に関する。
〔従来の技術] 近年、各種印刷技術の進歩により印刷機の印刷速度は一
層高速化し、又多色印刷の割合も増えてきている。新聞
印刷においてもその例外ではない。
新聞紙の多色印刷は、新聞印刷という即時大量印刷の必
要性とコストの要請上通常の印刷条件即ち通常の新聞用
紙上に浸透乾燥型インクをコールドセット型高速輪転印
刷機で印刷するという条件で行なわざるを得ない現状で
ある。
[発明が解決すべき問題点コ しかし、上記の如き通常の新聞印刷の条件で多色印刷し
たものの色や鮮明性等がコート紙等に比べ著るしく劣る
ものであり、見た目に訴える力に欠けるものであった。
そのため、新聞社においては新聞の中の特に秀麗な印刷
仕上げを要求されるカラー面、多色刷り折り込み広告あ
るいはちらしなどの印刷はコールドセット型高速輪転機
を使用できず別印刷に頼っており、その分軸転機は停止
している現状である。
印刷品質を改良する方法の一つとして、浸透乾燥型イン
クをヒートセット型印刷インクに替え、コールドセット
型輪転機をドライヤー設備のあるヒートセット型印刷機
に変更し、新聞紙に印刷することが考えられる。この場
合は設備コストを要し、印刷コストも高くなるという問
題がある。
次に、浸透型乾燥インクとコールドセット型高連輪転機
を使用して印刷用紙を変更して印刷品質を改良する方法
が考えられる。印刷用紙として第1に上質紙又は中質紙
の上に顔料塗工層を設けた通常のコート紙を使用すると
、低速で印刷すれば印刷効果は上るが、コールドセット
型即ちアフタードライヤーを持たない輪転機による印刷
ではインキが乾燥せず事実上印刷不可能である。
第2に、サイズプレス等により、顔料を使用せずサイズ
剤や水溶性高分子物質のみ塗工するいわゆるクリアーコ
ートを原紙上に施し、印刷品質を改善する方法が考えら
れる。この場合もサイズ度があがるにつれ、インク吸収
性が著るしく低下してくるため、やはり浸透型インクを
コールドセット型輪転機で印刷することはできない。
第3に、新聞紙以外の非塗工紙、例えば上質紙のような
白色度の極めて高い紙を使用すればどうかというと、た
とえ、サイズ度を新聞紙皿みにおさえて、セットを同等
にしても、色が白いだけでは単色の再現性とコントラス
トは上るが、混合色の色再現性や鮮明性はほとんど向上
せず、バルブ配合を変えた非塗工紙を使用しても改善さ
れることはなく目的の紙は得られない。印刷光沢を得る
ために、カレンダー掛けした上質紙を使用して高速輪転
印刷すると、インクセットが悪く結局印刷速度を低下さ
せざるを得ない。
更に、現状の新聞紙上に上記第1又は第2の塗工即ち、
コート紙用顔料塗工あるいは顔料を含有しないクリアー
コートを施したとしても、表面性はほとんど塗工層で決
まるので、一般のコート原紙の上に塗工層を設けた場合
と同様、インクのセットが著しく悪く、浸透乾燥型イン
クをコールドセット型高速輪転機で塗工して仕上りの良
い多色印刷物を得ることができなかった。
以上のような理由から、既存の技術及び容易に考えられ
る既存技術の組み合せては、高速性と美麗な多色印刷を
満足するような紙はなく、新製品が強く要望されてきた
そこで本発明は、浸透乾燥型インクとコールドセット型
高速輪転機を用いて従来の新聞紙皿みの敏速なインキセ
ット性、表面強度、不透明性、折り適性等現状のコール
ドセット型輪転印刷に必要な諸性質を損わずに、コート
紙皿みの鮮明性と色再現性が得られる印刷仕上げが可能
な紙を得ることを目的とする。
L問題点を解決するための手段] 上記目的を達する発明として、先に筆者らが提出した特
願昭62−333938がある。その主旨はメカニカル
パルプを主体とする原紙の表面に吸油量が65cc/1
00g以上の顔料を含有する塗工層を設けた新聞印刷用
紙を用いるというものであったが、その後更に研究の結
果、平均吸油Q65cc/100g以上の顔料に針状形
態の顔料を含有させることにより、インクセット性を損
うことなく一層印刷光沢が向上することを見出した。
本発明に使用する原紙は、メカニカルパルプを主体とす
るバルブに必要に応じて通常の製紙用填料や小量の紙力
増強剤、歩留り向上剤などの水溶性高分子を配合し、坪
量40〜52 g/rr?程度に抄造したものである。
この原紙の物性は浸透乾燥型インクをコールドセット型
高速輪転機で印刷できるに足るものである必要があり、
一般の新聞紙皿の引張り強度、引裂き強度、伸び等の物
理的強度を有するものであれば良い。
メカニカルパルプとしては、例えばグランドバルブ、サ
ーモメカニカルパルプ、セミケミカルバルブ、及びこれ
らのバルブを含む新聞、雑誌故紙を脱墨して得た脱墨バ
ルブや、抄紙工程からの損紙を離解して得られる回収バ
ルブ等の再生メカニカルパルプなどがあげられる。これ
らは単独でまたは任意の比率で混合して使用することも
できるが、原紙の物理的、光学的性質を調整するため、
これらバルブの特性を損なわない範囲で、少量のケミカ
ルバルブを併用しても良い。
上記における填料としては、公知の各種のものをいずれ
も使用できる。代表的な例としては例えばクレー タル
ク、酸化チタン、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム、
尿素樹脂微粉末などが挙げられ、これらの使用量はバル
ブの乾燥重量に対して通常0.5〜10%程度とくに5
96未満とするのが好ましい。使用量が0.5%よりあ
まりに少なすぎると所望の不透明度や吸油度が不充分と
なり、逆に10%を越えあまりに多量となると成紙の引
張強度や引裂強度が低下する傾向がある。
塗工層に含有する針状顔料とは、長径と短径の比が3:
1以上好ましくは5:1以上のものを言い、単独でも2
種以上を混合しても良い。針状以外の顔料と組み合わせ
る場合は全体の20重量%以上、好ましくは30重量%
を針状の顔料とすることが望ましい。
塗工層に含有する全顔料の平均吸油量は65cc/10
0g以上であり、好ましくは75cc/100g乃至1
50 cc/ 100 gである。吸油量65 cc/
 100 g以下ではコールドセット型高速輪転機で浸
透乾燥型インクを印刷した場合インタのセットオフが著
しく高速印刷ができない。吸油量が150 cc/ 1
00 g以上では一般的に塗料の流動性が悪くブレード
コータやゲートロールコータでの塗工が難しくなる傾向
がある。顔料は単独でも2種以上を組合せて使用しても
良い。単独での吸油量が65 cc/ 100 g以下
の顔料と65cc/100g以上の顔料を組み合せて使
用する場合は、顔料全体の吸油量が65cc/100g
以上になるよう配合するとともに吸油量が65cc/1
00g以上の顔料の配合率が全顔料の15重量%以上好
ましくは20重量%以上とすることが好ましい。高吸油
性顔料の配合率が15重量%以下では部分的にセットオ
フあるいはラブオフ(インクが重なった部分が十分乾燥
せず取扱時インク落ちすること)が起こる可能性が生ず
る。
使用可能な顔料としては、各種二酸化珪素、活性白土、
焼成りレー、微細炭酸マグネシウム、各種珪酸塩、珪藻
土、尿素樹脂粉末等を代表例とする高吸油性顔料とカオ
リン、タルク、各種炭酸カルシウム、二酸化チタン、亜
鉛華等を代表例とする低吸油性顔料がある。低吸油性顔
料は単独で使用されることはなく必ず高吸性顔料と組み
合せて使用する。低吸油性顔料の配合は高吸油性顔料を
含有する塗料の塗布適性が一般に良くないので、塗料の
塗布適性を調整することが主目的である。
又針状の顔料としては、サチンホワイト、針状軽質炭酸
カルシウム、香港カオリンなどがあげられ、吸油量は、
高低様々である。これらの顔料はバインダーとともに塗
料となし原紙上に塗工される。
バインダーはSBRラテックス、澱粉及び澱粉誘導体、
ポリビニルアルコール、セルロース誘導体等が好ましく
使用されるが、これらに限定されるものでなく一般的に
紙用バインダーとして使用されているものを一種又は二
種以上組合せて使用することができる。バインダーの種
類や使用割合は、顔料の吸油性をできるだけ損わず、少
量で高い表面強度が得られるものを決めることが重要で
ある。
この基準に合い入手し易いものとしてはポリビニルアル
コールおよびSBRラテックスがある。
顔料とバインダーからなる塗料中に、耐水化剤、分散剤
、滑剤など紙塗工用塗料を作製する際、ごく一般的に使
用されているものを適当量配合してなんらさしつかえな
い。
塗工機としてはゲートロールコータ、ブレードコータ、
エアーナイフコータ等一般的に製紙工業に於て使用され
ているものはすべて使用できる。
これら塗工機の使用は、コストの点から見てオンマシン
で使用することが適当である。
塗工機により原紙上に設ける塗工層は片面あるいは両面
である。両面印刷用として使用する場合は当然両面に塗
工層を設ける必要がある。片面印刷用とする場合は印刷
面のみ塗工した片面塗工紙を使用すれば良いが、印刷面
と反対側の面にも少量の塗工層を設けることもある。そ
うすることにより紙の表裏差が緩和され、印刷時の紙の
取扱い及び印刷後の保存、取扱いがし易すくなる。
印刷面となる塗工層の塗布量は通常1〜12g/ゴ好ま
しくは3〜8g/r&程度であって、原紙との総坪量が
60g/dを越えないほうが望ましい。塗工層が1 g
/rn”以下では印刷面の仕上りが十分満足できない場
合があり、12g/+vf以上では新聞印刷用紙として
の腰が弱くなったり、塗工層の表面強度を維持するため
にバインダーを多量に要しインクセット性が悪化するの
で好ましくない。
ニーのようにして得た新聞印刷用紙は、要求される印刷
面品質に応じスーパーカレンダー、マシンカレンダー等
で平滑化処理を施しても良い。しかし平滑度を余り高く
するとかえって白色度が落ちたり、インクセットが悪く
なったり、紙力時に紙のこわさが低下し、折り機のとこ
ろで折曲ったり、うまく折れなかったりするので好まし
くない。
[発明の作用及び効果] 本発明のメカニカルパルプを主体とする原紙の表面に、
針状顔料を含みかつ平均吸油量が65cc/100g以
上の顔料を含有する塗工層を設けた新聞印刷用紙上に浸
透乾燥型インクをコールドセット型高速輪転機で印刷し
た場合、インクは塗工層の高吸油性の顔料により速かに
吸収及び吸着される。顔料の吸収あるいは吸着されなか
ったインクはメカニカルパルプを主体とする原紙に到達
する。原紙は一般新聞用紙の吸油性があるから、全体と
して吸油性が極めて高く且つ急速に吸収あるいは吸着さ
れるので同一点に多量のインクを印刷する多色印刷を高
速で行うことができる。
通常使用されるコート紙の塗工層は大部分がカオリンを
主体とするものである。カオリンの形状はいわゆる六角
平板状構造であって平滑化処理を行うと紙表面に平行に
配向し高い紙面光沢が得られるが、このような表面構造
を有する塗工層上に浸透乾燥型インクを高速印刷すれば
塗工層内部にインクが浸透し難くいわゆるセットオフを
起す。
更に多色印刷しようとすれば、各色インクがコート層内
への浸透が遅い公表面方向への流動が生じ、各色の混じ
り合いが生じて印刷色の再現性が悪ろくなる。
これに対し本発明の高吸油性顔料を使用する時はインク
がコート層に急速にセットされ、表面方向への流動拡散
が少ないから、多色のインクを印刷しても各色の混じり
合いが殆んどないので各色の独立性が保たれ色再現性が
良いものが得られる。
更に、平均吸油ff165cc/ 100 g以上の顔
料中に、針状形態の顔料を含有させることによって、塗
工層表面は滑らかでしっとりとし、白紙光沢、印刷光沢
とも一般コート紙皿に高くなり、多色印刷した各色が明
瞭に認識される結果印刷仕上りの色再現性、鮮明度が良
く、一般商業多色印刷に要求される印刷品質を満足させ
ることができる。
以下本発明の効果を実施例により説明するが、本発明は
これにより限定されるものではない。
尚、以下の実施例において諸物性値を得る方法及び評価
基準は次のようである。
(1)顔料の吸油ffi : JIS K5101の方
法による。数種の顔料を併用する場合は、予め顔料配合
に従って顔料を均一に混合したしのを試料とする。
顔料がはじめからスラリーの場合は、周囲を囲ったIM
程度のガラス板上に、純水で十分希釈した試料スラリー
を固型分換算で1〜10gとなるように流し込み、ゴミ
が入らぬように覆をつけて、20℃60%REの恒温恒
室中で乾燥した後、ガラス板表面を掻き取って得られる
粉末を試料とする。
(2)ベック平滑度:原紙及び塗工紙の平滑度はJIS
 P8L19の方法により測定する。
(3〉塗工層の表面強度:コールドセット型高速輪転印
刷機(住友重工■製、ケーバウBB型印刷機)を使用し
、毎分500mの印刷速度で印刷テストパターンを10
00m印刷した後の印刷機のブランケットの汚れ具合で
判定した。
一般新聞紙を同条件で印刷したときのブランケットの汚
れ具合をは準とし、それより著しく悪いものを×、若干
悪いものを△、同程度以上のものをOとした。
(4)インクのセット性;(3)と同じ条件で印刷終了
後ただちに500m付近のものを3枚抜きとり、上質紙
と重ね合わせ約50 g / cJの一定荷重を1時間
加えた後の上質紙面の汚れ具合を目視で判断した。
一般新聞用紙を同条件で印刷しテストしたときの上質紙
面の汚れ具合を標準とし、それより著しく悪いものを×
、若干悪いものを△、同等以上のものをOとした (5)インク着肉濃度:印刷テストパターンのべ夕印刷
部分の反射濃度を、マクベス濃度計(米国コルモーゲン
コーポレーション社製)で測定した。1.30以上あれ
ば良<、1.20以下では不十分である。
(6)白色度量紙面の白色度をハンター反射率計(デジ
タルハンター、東洋精機製作新製)で測定した。
(7)光沢度量紙面の光沢を光沢度計(村上色彩研究新
製)で測定した。
(8)網点再現性:印刷テストパターンの網点印刷部分
を拡大ルーペで網点の大きさ、形状、重なり具合を目視
観察し、一般新聞紙を×とし、若干良いものをΔ、原稿
とほぼ同等に再現できているものを0とした。
印刷面の仕上りは、インクの若向濃度が高く、網点再現
性が良く、且つ紙面白色度が高いもの程鮮明で且つ色再
現性が良く、見た目に訴える力が強いものである。
(9)ラブオフ:印刷直後の印刷面を指で軽く数回こす
り、インク落ちの程度で判別する。−般新聞紙をOとし
、若干汚れの出るものをΔ、−層汚れのひどいものを×
とした。×グレードのものは実用上好ましくないもので
ある。
以下の実施例及び比較例中、部は固型分重量部、%は重
量%を示す。
比較例1 グランドバルブ50部、新聞故紙を脱墨した再生バルブ
30部、クラフトバルブ20部の割合に混合離解し、フ
リーネスを200に調製した混合バルブをベルベフォー
マ型抄紙機にて毎分960mで抄紙し、坪m46 g/
rrF、白色度51、平滑度60秒、密度0.65の原
紙Aを抄造した。この原紙は一般新聞用紙と同等のもの
である。
実施例1 針状顔料としてサチン白(商品名 5W−BL。
白石カルシウム■製、吸油量100cc/100g。
30部と焼成りレー(吸油ff190cc/ 100 
g)40部と二級カオリン(吸油量45cc/ 100
 g)30部を顔料分散剤(商品名アロンF40、濃度
40%束亜合成■製)を含有する水に加え攪拌混合して
顔料スラリーを調製した。上記顔料混合物の吸油量は8
0 cc/ 100 gであった。
次にこのスラリーへSBRラテックス25部と酸化でん
ぷん15部を撹拌しながら添加し十分に混合し、濃度4
5%の塗布液とした。
ブレードコータでこの塗布液を原紙Aの両面に、片面5
g/dc絶乾重Q)づつ両面合計10g/rrl’塗彼
し新聞印刷用紙B1を得た。塗工面のベック平滑度は4
5秒であった。
次に、この紙を石川島播磨重工業■製スーパーカレンダ
ーで処理(温度60℃、線圧100kg/cm)して、
平滑度100秒に仕上げた新聞印刷用紙C1を作製した
これをコールドセット型高速輪転印刷機(ケーバウBB
型印刷機、住友重工■製)により、シアン及びマゼンタ
の新聞用浸透乾燥型インク(Newsvebmaste
r、プロセス紅M1プロセス藍M、f)−1阪田商会製
)を用い毎分500mの速度で印刷した。
印刷作業性、印刷品質に関する評価結果を第1表に示し
た。
実施例2 針状顔料として針状軽質炭酸カルシウムを用い、下記の
塗料配合で実施例1と同様に濃度30%の顔料スラリー
を作成し、比較例1で抄造した原紙A上にエアナイフコ
ーターで片面5g/lrrづつ塗工し新聞印刷用紙B2
を得た。
焼成りレー(吸油量95cc/100g)   50部
合成シリカ(吸/rhffi290cc / 100 
g )   10部針状軽質炭酸カルシウム     
    33部(吸油ff153cc/ 100 g)
湿式微粒重カル(吸油量30cc/ 100 g ) 
  20部顔料分散剤(ピロリン酸ソーダ)0.5部S
BRラテックス             15部PV
A                     to部
混合顔料の吸油ユは95cc/100gであった。
塗工面の平滑度は42秒であった。新聞印刷用紙B2の
塗工面をソフトカレンダーにより110秒の平滑度に仕
上げ新聞印刷用紙C2を得印刷評価を行った。評価結果
は同様に第1表に示した。
実施例3 針状顔料としてサチン白を用い、実施例−1の塗料配合
を以下のように変更して濃度45%の顔料スラリーを用
いた外は、実施例−1と全く同様にして平滑度43秒の
新聞印刷用紙B3を得、ついでスーパーカレンダにより
平滑度120秒の新聞印刷用紙C3とし、それぞれ印刷
評価を行なった。結果を第1表に示した。
サチン白(商品名 5W−BL       10部白
石カルシウム製 吸油量100cc/100g) 二級カオリン              15部焼成
りレー                 75部SB
Rラテックス             5部酸化でん
ぷん               6部顔料分散剤 
              0.5部二級カオリン及
び焼成りレーの吸油量はそれぞれ42cc/100g、
90cc/100gであり、混合顔料の吸油量は85 
cc/ 100 gであった。
比較例2 下記の塗料配合で実施例1と同様に濃度35%の顔料ス
ラリーを作成し、比較例1で抄造した原紙A上にエアナ
イフコーターで片面5 g / rrFづつ塗工し平滑
度42秒の新聞印刷用紙B4を得た。
焼成りレー                80部湿
式微粒重カル             18部顔料分
散剤(ビロリン酸ソーダ)0.5部SBRラテックス 
            10部PVA       
              10部焼成りレー及び湿
式微粒重カルの吸油量はそれぞれ95cc/100g、
30cc/100gであり、混合顔料のそれは75cc
/100gであった。
新聞印刷用紙B4の塗工面をソフトカレンダーにより1
00秒の平滑度に仕上げ新聞印刷用紙C4を得印刷評価
を行った。評価結果は第1表に示した。
第1表から明らかなように、原紙Aは白色度及び印刷光
沢が低く、網点再現性も悪いので原稿の色再現が不十分
であり商業的多色印刷に適さないものであった。針状顔
料を含まない吸油量が75cc/ 100 gの塗料を
塗布した比較例2の塗工紙B4、C4に比べ、針状顔料
を含有した塗工層を有する実施例の各新聞印刷用紙は、
平滑度に係らず印刷光沢が一層改善されている。印刷光
沢以外の表面強度、インクのセット、白色度、着肉濃度
、網点再現性及びラブオフも優れたものであり、コール
ドセット型高速輪転機での高速多色印刷に適した新聞印
刷用紙であることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メカニカルパルプを主体とする原紙の表面に、針状顔料
    を含みかつ平均吸油量が65cc/100g以上の顔料
    を含有する塗工層を設けたことを特徴とする、コールド
    セット型新聞輪転印刷機用の新聞印刷用紙
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