JP4600864B2 - オフセット輪転印刷用塗被紙 - Google Patents
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Description
しかし、オフ輪印刷には、印刷直後に熱風乾燥を行うために枚葉印刷には見られない幾つかの品質上の問題点がある。なかでも、最も重要で解決が困難な問題は、オフ輪じわが発生することである。オフ輪じわは、印刷後に紙の流れ方向に発生する筋状のしわであって、このオフ輪じわは特に良好な印刷仕上がりが要求される塗被紙で発生し易い。しわの程度がひどいものは、印刷物が波板のように波うち、その商品価値を大きく損なうものである。従って、オフ輪印刷においては、オフ輪じわの発生しない印刷用塗被紙が強く要望されている。
従来提案されているオフ輪じわの発生を抑制するための具体的手段の一つは、オフ輪印刷用塗被紙における原紙のパルプのフリーネスを特定範囲に保持すると共に、当該原紙の透気度をも特定の通気性がよい領域に規定してオフ輪じわの発生を抑制するものである(特許文献1参照)。しかし、オフ輪印刷用塗被紙は、パルプ調成、抄紙、塗工、キャレンダによる加圧仕上、および巻取り等の一連の工程を経て製品化するものであるから、単純にパルプのフリーネスや原紙の透気度を調整しただけでは、オフ輪じわの解消という点で満足できるような製品を得ることができていないのが現状である。
また、巻取り水分と原紙の内部層間強度を特定の関係式で規定することにより、オフ輪じわを解消若しくは軽減する技術が提案されている(特許文献3参照)。しかし、この関係式を満足するには、塗被紙水分を低くしておく必要があるが、水分低下はその後の折り工程で塗被紙の表面が割れてしまう現象、いわゆる「折り割れ」を発生させる虞れがある。
しかしながら、これらの文献には、オフ輪印刷後の乾燥工程で発生するオフ輪じわの改善方法については、具体的に開示されていない。
原紙を構成するパルプ成分のうち、機械パルプ以外の他のパルプ成分としては、広葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹晒クラフトパルプまたは古紙パルプの少なくとも1種が使用でき、機械パルプの配合割合に応じてパルプ成分の合計が100質量%となるように他のパルプ成分が配合される。
オフセット輪転印刷用塗被紙の品質として紙力も重視する場合には、他のパルプ成分として針葉樹晒クラフトパルプを、パルプ成分の45質量%以下の範囲で配合することができる。
環境保護などを目的として、他のパルプ成分として古紙パルプを配合する場合には、パルプ成分の30質量%以下の範囲で配合することができる。
かかる古紙パルプは、新聞古紙を主体とする古紙から製造されたパルプであるのが望ましい。
機械パルプのうち、サーモメカニカルパルプまたはケミサーモメカニカルパルプを使用する場合は、パルプ成分の8質量%以下の範囲に留めるのが望ましい。
また、印刷強度や紙力を付与する目的で、澱粉の乾燥塗布量が両面で1.0g/m2以下となるようにサイズプレス処理することもできる。
また、顔料として、かかるカオリンのみを使用する場合を除いて、他の白色顔料を最大60質量%まで併用することができるが、白色顔料として炭酸カルシウム原石を粉砕して製造される所謂、重質炭酸カルシウムを用いる場合には、多量に配合するとオフ輪じわの防止効果を阻害するので、顔料の25質量%以下に留める必要がある。
原紙の両面に形成される顔料塗被層が、表裏とも実質的に同じ乾燥塗布量で、表裏とも実質的に同じ組成の顔料塗被層が単層で形成されていると、同等の印刷仕上りとなり、カールも防止できるので望ましい。
顔料塗被層の乾燥塗布量は、片面当り6〜13g/m2の範囲が望ましい。
下記に定義する塗被紙の動的伸び量の値が1.1μm以上であると、オフ輪じわの抑制効果がより顕著なため好ましい。
動的伸び量(μm)=[0.2分後の最大伸び量(μm)]−[正弦波を描く荷重を与
えはじめて最初の最大伸び量(μm)]
前述の如く、本発明のオフセット輪転印刷用塗被紙においては、該原紙が、機械パルプをパルプ成分の15〜85質量%の範囲で含有するパルプスラリーから製造され、かつ原紙の密度が0.55〜0.70g/cm3であるところに重大な特徴がある。
なお、このような原紙構成がオフ輪じわの発生に対して顕著な抑制効果を発揮する理由については、必ずしも定かではないが、化学パルプに比べて比較的緩い繊維間結合を形成し得る機械パルプが特定の割合で配合されていることと、原紙密度とが相俟って、オフセット輪転印刷後の乾燥工程で発生した収縮(オフ輪じわ)が、乾燥工程を出たあと急速に緩和され平坦化するものと推測される。このような原紙構成を満足することで、オフ輪じわの発生を効率よく防止できることは、従来知られていなかったものである。
これらの機械パルプのうち、サーモメカニカルパルプ(TMP)およびケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)は、砕木パルプ(GP)や加圧式砕木パルプ(PGW)やリファイナ砕木パルプ(RGP)に比較してオフ輪じわの抑制効果が乏しいのみならず、却ってオフ輪じわを悪化させる場合もあるので、これらを使用する場合には、パルプ成分の8質量%以下、好ましくは5質量%以下の割合に留めるのが望ましい。また、ケミグランドパルプ(CGP又はCMP)も同様に、オフ輪じわに対する改善効果が乏しく、オフ輪じわを悪化させる場合もあるので、やはりパルプ成分の8質量%以下、好ましくは5質量%以下に留めるのが好ましい。
本発明においては、砕木パルプ(GP)、加圧式砕木パルプ(PGW)およびリファイナ砕木パルプ(RGP)から選ばれる1種または2種以上の機械パルプをパルプ成分の15〜85質量となるように配合するか、これに加えてサーモメカニカルパルプ(TMP)をパルプ成分の5質量%以下の範囲で併用してパルプ成分を構成するのがオフ輪じわの抑制効果に優れるため、より好ましい。
上記の如く、本発明では、砕木パルプ(GP)、加圧式砕木パルプ(PGW)およびリファイナ砕木パルプ(RGP)から選ばれる少なくとも1種の機械パルプをパルプ成分の15〜85質量%の範囲で配合する。因みに、かかる機械パルプの配合割合が15質量%未満ではオフ輪じわの抑制効果が発揮されず、一方、その配合割合が85質量%を超えると、オフ輪じわ抑制効果は発揮されるものの、平滑性が低下して印刷仕上りが悪化し、印刷用塗被紙としての性能を満足しなくなってしまう。
しかし、針葉樹晒クラフトパルプは、過度に配合するとオフ輪じわの抑制効果を損なうので、その配合割合はパルプ成分の45質量%以下、好ましくは40質量%以下とするのが望ましい。
本発明では、上記の如く、針葉樹晒クラフトパルプや脱墨古紙パルプは、広葉樹晒クラフトパルプに比べて、オフ輪じわの抑制効果を損なう傾向があるため、針葉樹晒クラフトパルプや脱墨古紙パルプを配合しない態様を含み、また例えば脱墨古紙パルプを配合する場合には針葉樹晒クラフトパルプを配合しない構成も好ましい態様である。勿論、機械パルプと針葉樹晒クラフトパルプのみでパルプ成分を構成することもできるし、機械パルプと広葉樹晒クラフトパルプのみでパルプ成分を構成することもでき、その場合、針葉樹晒クラフトパルプは40質量%以下とするのが好ましく、広葉樹晒クラフトパルプの配合割合の上限は85質量%である。
なお、カチオン化澱粉のほかにポリアクリルアミド系などの内添紙力増強剤を併用することもできるが、これらはカチオン化澱粉よりもオフ輪じわの発生を助長し易いので、その添加率はパルプ成分に対して0.2質量%以下、好ましくは0.12質量%以下の少量に留めるべきである。
紙料中には、さらにサイズ剤、定着剤、蛍光増白剤、着色染料等を必要に応じて適宜添加することができる。
本発明では、原紙の密度を0.55〜0.70g/cm3の範囲に収めることが極めて重要であって、そのためには湿紙のプレス条件を通常より軽度にすることが大切である。
その他の抄紙時の条件としては、ドローを弱めにするとオフ輪じわの抑制に対してよい傾向にある。また、原紙の繊維配向も低い方が、オフ輪じわの抑制に対してよい傾向にある。
また、顔料塗被層を形成する前の原紙を平滑化するために通常行われるカレンダー処理も、施さなくても施してもよい。勿論、カレンダー処理を施す場合には、原紙の密度が0.70g/cm3を超えないように、例えばマシンカレンダーの加圧条件を加圧なしのロール自重程度とするなど、通常より軽度な条件で処理するのが望ましい。
かかる顔料としては、例えば、クレー、カオリン、水酸化アルミニウム、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、サチンホワイト、硫酸カルシウム、タルク、プラスチックピグメント等の白色顔料の1種または2種以上を適宜選択して使用することができる。
これらの顔料のうちでも、X線透過式の粒度分布測定器(セディグラフ5100、マイクロメトリックス社製)で測定した平均粒子径が0.15〜0.5μmのカオリンを、顔料全体の40〜100質量%の範囲で含有せしめると、上記原紙によるオフ輪じわ抑制効果が一層高められるため望ましい。
上記特定の平均粒子径を有するカオリンのみで顔料成分を構成する場合以外は、他の白色顔料の1種以上を最大60質量%まで併用することになるが、重質炭酸カルシウム(炭酸カルシウム原石を粉砕処理したもの)を併用する場合には注意を要する。重質炭酸カルシウムの併用は、顔料塗被組成物の流動性を高めたりする効果を発揮するという点では好ましいものの、多量に配合すると、オフ輪じわの抑制効果を阻害することが明らかとなった。このため、上記特定のカオリンに重質炭酸カルシウムを併用する場合は、全顔料に占める重質炭酸カルシウムの割合を25質量%以下に留める必要がある。
本発明では、前記の如き、特定のパルプ配合に特定量のカチオン化澱粉が添加されたパルプスラリーから製造され、かつ澱粉のサイズプレスが施されていないか又は澱粉サイズプレスを施す場合には特定量以下の乾燥塗布量で澱粉サイズプレスが施され、しかも特定の密度を有する原紙上に、上記特定の平均粒子径を有するカオリンのみ或いは白色顔料として重質炭酸カルシウムを使用する場合にあっては、重質炭酸カルシウムが全顔料の25質量%を超えない範囲で併用された顔料塗被層を形成すると、オフ輪じわ発生がより一層顕著に防止されたオフセット輪転印刷用塗被紙が得られるため、特に好ましい。
なお、接着剤として澱粉を使用する場合には、顔料100質量部に対して8質量部以下の範囲に留めるのが、オフ輪じわを抑制する上で好ましい。また、澱粉には塗液の塗工適性を高める効果もあるので、接着剤として澱粉を使用する場合には顔料100質量部あたり0.1〜8質量部となるように使用するのが望ましい。
また、顔料と接着剤の配合比率は、一般に顔料100質量部に対して9〜25質量部の接着剤が使用される。
上記顔料と接着剤を主成分とする顔料塗被組成物には、必要に応じて、分散剤、耐水化剤、澱粉以外の流動性変性剤、着色剤、蛍光増白剤等の各種助剤を添加することができる。
塗工量は乾燥重量で片面当たり6〜13g/m2の範囲で選ばれる。ちなみに、塗工量が6g/m2未満では、原紙のカバーリングが不充分となって印刷仕上りが低下し、逆に13g/m2を超えて過剰に塗工すると、オフ輪じわの抑制効果を損なう虞がある。なお、塗工量においても原紙表裏面の差が1g/m2以下程度の実質的に同じ塗工量とすることが、印刷仕上りの表裏差を無くするのみならず、塗被紙のカールも防止できるので好ましい。
顔料塗被組成物の塗工層形成後は、通常、キャレンダに通紙して製品として仕上げられる。その際のキャレンダとしては、例えば、スーパーキャレンダ、グロスキャレンダ、ソフトコンパクトキャレンダ等の金属ロールまたは金属ドラムと弾性ロールよりなる各種キャレンダが、オンマシンまたはオフマシン仕様で、適宜使用される。なお、その際も塗被紙の密度が過度に高くならないように留意する必要があり、塗被紙の密度が1.0〜1.2g/cm3程度の範囲となるように処理するのが望ましい。
ISO 187(1990)に準拠して調湿(温度23±1℃、相対湿度50±2%)したオフセット輪転印刷用塗被紙のサンプルを、マシン流れ方向に直交するように4mm幅に切り取り、長さ2cmのスパンで熱機械分析機〔TMA/SS6000;セイコー電子工業株式会社製〕に掛け、当該分析機における端子プローブのPID制御の値として、P(比例)=1、I(積分)=30、D(微分)=5を使用し、予め50mNの荷重を与えてサンプルの弛みを除いた後、オフセット=500mNかつ振幅=200mNの荷重がかかる状態で、周波数=0.5Hzの正弦波を描くように設定し、伸長と緩和を繰り返す。次式によって動的伸び量(μm)を求める。
動的伸び量(μm)=[0.2分後の最大伸び量(μm)]−[正弦波を描く荷重を与
えはじめて最初の最大伸び量(μm)]
[オフ輪じわ評価方法]
オフセット輪転印刷機(三菱リソピアL−BT3−1100/三菱重工製)を用いて、両面が4色ベタ図柄と、一方の面が4色ベタ図柄で他方の面がピンクの淡い図柄とした組み合わせ図柄で、印刷速度600rpm、乾燥機出口での紙面温度は120℃とし、乾燥機通過後の冷却ロールには10℃の冷却水を通して印刷と連続して折り加工した。
[オフ輪じわ評価基準]
両面4色ベタ印刷部のオフ輪じわ発生レベルを以下の基準で評価した。
◎:オフ輪じわの発生が認められない。
○:軽度なオフ輪じわの発生が認められる。
△:オフ輪じわの発生が目立つが、実用上許容できるレベル。
×:きついオフ輪じわの発生が認められ、製本した場合など波うち状態になり実用に適
さない。
両面が4色ベタ図柄と、一方の面が4色ベタ図柄で他方の面がピンクの淡い図柄(組み合わせ図柄)の全体の印刷平滑性を目視で評価した。
[印刷仕上りの評価基準]
○:印刷の画線部のインキ転移が均一で表面が滑らかである。
×:印刷の画線部のインキ転移にむらがあり、表面ががさついていて実用に適さない。
ISO 187(1990)に準拠して調湿(温度23±1℃、相対湿度50±2%)したオフセット輪転印刷用塗被紙のサンプルを、マシン流れ方向に直交するように4mm幅に切り取り、長さ2cmのスパンで熱機械分析機〔TMA/SS6000;セイコー電子工業株式会社製〕に掛け、当該分析機における端子プローブのPID制御の値として、P(比例)=1、I(積分)=30、D(微分)=5を使用し、予め50mNの荷重を与えてサンプルの弛みを除いた後、オフセット=500mNかつ振幅=200mNの荷重がかかる状態で、周波数=0.5Hzの正弦波を描くように設定し、伸長と緩和を繰り返した。次式によって動的伸び量(μm)を求めた。
動的伸び量(μm)=[0.2分後の最大伸び量(μm)]−[正弦波を描く荷重を与
えはじめて最初の最大伸び量(μm)]
A.原紙の製造
LBKP(フリーネス550ml/csf)35%、NBKP(フリーネス570ml/csf)30%、GP(フリーネス120ml/csf)35%からなるパルプスラリーに、填料として軽質炭酸カルシウムを紙灰分が10%となるように添加し、さらにパルプ固形分に対して、内添サイズ剤としてAKD(アルキルケテンダイマー)サイズ剤(商品名:サイズパインK−902/荒川化学製)0.1%(固形分換算)、予め糊化したカチオン化澱粉(商品名:エースK/王子コーンスターチ製)0.3%(固形分換算)および硫酸アルミニウム0.5%(固形分換算)をそれぞれ添加して紙料を調成し、この紙料を用いて長網抄紙機にて抄紙した。なお、この際、サイズプレス後の原紙密度が0.68g/cm3となるように、抄紙機のプレス条件を調節した。続いて、抄紙機に付設された2本ロールサイズプレスで予め糊化した酸化澱粉(商品名:エースC/王子コーンスターチ製)を、両面合計の乾燥塗布量が0.7g/m2となるように塗布・乾燥して坪量46g/m2、密度0.68g/cm3、水分4.0%の原紙を得た。
(イ)顔料塗被組成物塗液の調製
重質炭酸カルシウム(商品名:FMT90/ファイマテック製)10部、カオリン(商品名:パラプリント/平均粒子径0.48μm/PPSA製)90部からなる顔料をコーレス分散機で水中に分散して顔料スラリーを得た。このスラリーにスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:PA−9000/日本エイアンドエル製)11部(固形分)、酸化澱粉(商品名:エースB/王子コーンスターチ製)0.5部(固形分)、消泡剤、蛍光増白染料、印刷適性向上剤を添加し、最終的に固形分濃度64%の顔料塗被組成物塗液を調製した。
上記顔料塗被組成物塗液を、上記で得た原紙に、ブレードコータで乾燥塗布量が片面あたり11g/m2になるように両面に塗工、乾燥して両面塗被紙を得た。次いで、この両面塗被紙を、金属ロールと樹脂ロールよりなるスーパーカレンダーで密度が1.16g/cm3となるように平滑化処理を施し、オフセット輪転印刷用塗被紙を得た。
実施例1の原紙の製造において、2本ロールサイズプレスで澱粉を使用せず、ポリアクリルアミド系樹脂(商品名:ポリマセットHP−710/荒川化学製)を両面で0.5g/m2となるようにサイズプレス処理を行った以外は、実施例1と同様な方法でオフセット輪転印刷用塗被紙を得た。なお、このときの原紙密度は0.67g/cm3で、オフセット輪転印刷用塗被紙の密度は1.15g/cm3であった。
実施例1の顔料塗被組成物塗液の調製において、顔料組成を軽質炭酸カルシウム(商品名:ブリリアントS−15/平均粒子径0.39μm/白石工業製)35部、カオリン(商品名:カピムDL/平均粒子径0.88μm/RCC製)65部とした以外は実施例1と同様な方法でオフセット輪転印刷用塗被紙を得た。なお、このときのオフセット輪転印刷用塗被紙の密度は1.17g/cm3であった。
A.原紙の製造
NBKP(フリーネス500ml/csf)35%、GP(フリーネス30ml/csf)20%、PGW(フリーネス30ml/csf)45%からなるパルプスラリーに、填料として軽質炭酸カルシウムを紙灰分が7%となるように添加し、さらにパルプ固形分に対して、内添サイズ剤としてAKDサイズ剤(商品名:サイズパインK−902/荒川化学製)0.08%(固形分換算)、予め糊化したカチオン化澱粉(商品名:エースK/王子コーンスターチ製)0.8%(固形分換算)および硫酸アルミニウム1.5%(固形分換算)をそれぞれ添加して得た紙料を調成し、この紙料を用いて長網抄紙機にて抄紙し、プレス条件を調節して坪量40g/m2、密度0.63/cm3、水分5.0%の原紙を調製した。
(イ)顔料塗被組成物塗液の調製
カオリン(商品名:ミラグロスJ/平均粒子径0.28μm/エンゲルハード製)100部をコーレス分散機で水中に分散して顔料スラリーを得た。このスラリーにスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:PA−9000/日本エイアンドエル製)12部(固形分)、予め糊化した酸化澱粉(商品名:エースA/王子コーンスターチ製)5.5部(固形分)、消泡剤、蛍光増白染料、印刷適性向上剤を添加し、最終的に固形分濃度62%の顔料塗被組成物塗液を調製した。
(ロ)顔料塗被組成物塗液の塗布および印刷用塗被紙への仕上げ
上記顔料塗被組成物塗液を、上記で得た原紙に、ブレードコータで乾燥塗布量が片面あたり9g/m2となるように両面に塗工、乾燥して両面塗被紙を得た。次いで、この両面塗被紙を、金属ロールと樹脂ロールよりなるスーパーカレンダーで密度が1.04g/cm3となるように平滑化処理を施し、オフセット輪転印刷用塗被紙を得た。
実施例4の原紙の製造において、内添するカチオン化澱粉量を1.1%(対パルプ固形分)とし、顔料塗被組成物塗液の調製において、顔料組成をカオリン(商品名:ミラグロスJ/平均粒子径0.28μm/エンゲルハード製)55部、軽質炭酸カルシウム(商品名:ブリリアントS−15/平均粒子径0.39μm/白石工業製)45部とし、接着剤としてスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:PA−9000/日本エイアンドエル製)を12部(固形分)と、予め糊化した酸化澱粉(商品名:エースA/王子コーンスターチ製)5.5部(固形分)とを使用し、さらに顔料塗被組成物塗液の乾燥塗布量を片面あたり8g/m2とした以外は実施例4と同様な方法でオフセット輪転印刷用塗被紙を得た。なお、原紙の密度は0.64g/cm3、塗被紙の密度は1.02g/cm3であった。
A.原紙の製造
LBKP(フリーネス470ml/csf)55%、RGP(フリーネス50ml/csf)17%、TMP(フリーネス100ml/csf)3%、新聞古紙を主体とするDIP(フリーネス190ml/csf)25%からなるパルプスラリーに、填料として軽質炭酸カルシウム4部とタルク1部の重量割合で紙灰分が5%となるように添加し、さらにパルプ固形分に対して、予め糊化したカチオン化澱粉(商品名:エースK/王子コーンスターチ)0.7%(固形分換算)および硫酸アルミニウム4.0%(固形分換算)をそれぞれ添加して得た紙料を調成し、この紙料を用いて長網抄紙機にて抄紙し、プレス条件を調節して坪量40g/m2、密度0.65g/cm3、水分5.0重量%の原紙を得た。
(イ)顔料塗被組成物塗液の調製
カオリン(商品名:ミラグロスOP/平均粒子径0.25μm/エンゲルハード製)50部、カオリン(商品名:センチュリーHC/平均粒子径0.70/PPSA)30部、軽質炭酸カルシウム(商品名:ブリリアントS−15/平均粒子径0.39μm/白石工業製)20部をコーレス分散機で水中に分散して顔料スラリーを得た。このスラリーにスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:PA−9000/日本エイアンドエル製)10部(固形分)、予め糊化した酸化澱粉(商品名:エースA/王子コーンスターチ製)5.5部(固形分)、消泡剤、蛍光増白染料、印刷適性向上剤を添加し、最終的に固形分濃度60%の顔料塗被組成物塗液を調製した。
(ロ)顔料塗被組成物塗液の塗布および印刷用塗被紙への仕上げ
顔料塗被組成物塗液を、上記で得た原紙に、両面合計の乾燥塗布量が16g/m2になるようにゲートロールコータで塗工、乾燥して両面塗被紙を得た。次いで、この両面塗被紙を、金属ロールと樹脂ロールよりなるスーパーカレンダーで密度が1.06g/cm3となるように平滑化処理を施し、オフセット輪転印刷用塗被紙を得た。
実施例6の原紙の製造において、LBKP(フリーネス470ml/csf)60%、RGP(フリーネス50ml/csf)20%、新聞古紙を主体とするDIP(フリーネス190ml/csf)20%からなるパルプスラリーを使用した以外は実施例1と同様の方法で、坪量40g/m2、密度0.66g/cm3、水分5.0重量%の原紙を得た。
得られた原紙を用いた以外は実施例5と同様に行って、密度が1.06g/cm3のオフセット輪転印刷用塗被紙を得た。
実施例1の印刷用塗被紙の製造において、以下の原紙を用いた以外は実施例1と同様な方法でオフセット輪転印刷用塗被紙を得た。なお、塗被紙の密度は1.13g/cm3であった。
(原紙の製造)
LBKP(フリーネス550ml/csf)40%、NBKP(フリーネス580ml/csf)30%、GP(フリーネス70ml/csf)30%からなるパルプスラリーに、填料として軽質炭酸カルシウムを紙灰分が8%となるように添加し、カチオン化澱粉を0.1%、ポリアクリルアミド系紙力剤(商品名:PS−1280/荒川化学工業社製)0.12%を添加した以外は実施例1と同様な方法で坪量46g/m2、密度0.69g/cm3、水分4.2%の原紙を得た。
実施例1の原紙の製造において、パルプ配合をNBKP40%、LBKP50%、GP10%とした以外は実施例1と同様な方法でオフセット輪転印刷用塗被紙を得た。このときの原紙の密度は0.72g/cm3、オフセット輪転印刷用塗被紙の密度は1.16g/cm3であった。
実施例6の原紙の製造において、パルプ配合をGP25%、PGW70%、NBKP5%とした以外は実施例6と同様な方法でオフセット輪転印刷用塗被紙を得た。このときの原紙緊度は0.61g/cm3、オフセット輪転印刷用塗被紙の密度は1.01g/cm3であった。
A.原紙の製造
NBKP(フリーネス560ml/csf)35%、PGW(フリーネス50ml/csf)45%、GP(フリーネス120ml/csf)20%からなるパルプスラリーに、填料として軽質炭酸カルシウムを紙灰分が7%となるように添加し、さらにパルプ固形分に対して、内添サイズ剤としてAKD(アルキルケテンダイマー)サイズ剤(商品名:サイズパインK−902/荒川化学製)0.1%(固形分換算)、予め糊化した両性澱粉(商品名:Cato3210/日本エヌエスシー社製)1.0%(固形分換算)および硫酸アルミニウム1.5%(固形分換算)をそれぞれ添加して紙料を調成し、この紙料を用いて長網抄紙機にて抄紙した。なお、この際、原紙密度が0.68g/cm3となるように、抄紙機のプレス条件を調節し、坪量46g/m2、密度0.68g/cm3、水分4.0%の原紙を得た。
(イ)顔料塗被組成物塗液の調製
カオリン(商品名:ミラグロスJ/平均粒子径0.28μm/エンゲルハード製)90部、軽質炭酸カルシウム(商品名を:TP−123/平均粒子径0.49μm/奥多摩工業)10部をコーレス分散機で水中に分散して顔料スラリーを得た。このスラリーにスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:PA−9000/日本エイアンドエル製)12部(固形分)、予め糊化した酸化澱粉(商品名:エースA/王子コーンスターチ製)6部(固形分)、消泡剤、蛍光増白染料、印刷適性向上剤を添加し、最終的に固形分濃度60%の顔料塗被組成物塗液を調製した。
(ロ)顔料塗被組成物塗液の塗布および印刷用塗被紙への仕上げ
上記顔料塗被組成物塗液を、上記で得た原紙に、ブレードコータで乾燥塗布量が片面あたり10g/m2となるように両面に塗工、乾燥して両面塗被紙を得た。次いで、この両面塗被紙を、金属ロールと樹脂ロールよりなるスーパーカレンダーで密度が1.08g/cm3となるように平滑化処理を施し、オフセット輪転印刷用塗被紙を得た。
実施例4の顔料塗被組成物塗液の調製において、カオリン(商品名:ミラグロスJ/平均粒子径0.28μm/エンゲルハード製)100部に代えて、カオリン(商品名:ミラグロスJ/平均粒子径0.28μm/エンゲルハード製)70部と重質炭酸カルシウム(商品名:FMT90/ファイマテック製)30部を用いた以外は実施例4と同様な方法で、密度1.04g/cm3のオフセット印刷用塗被紙を得た。
実施例1の原紙の製造方法において、パルプスラリーにカチオン化澱粉を配合せず、サイズプレスでの酸化澱粉(商品名:エースC/王子コーンスターチ製)の乾燥塗布量を両面で1.5g/m2となるようにした以外は、実施例1と同様な方法でオフセット輪転印刷用塗被紙を得た。なお、原紙の密度は0.68g/cm3、塗被紙の密度は1.16g/cm3であった。
実施例1の原紙の製造方法において、パルプスラリーにカチオン化澱粉を1.6%添加し、サイズプレスを施さなかった以外は実施例1と同様な方法でオフセット輪転印刷用塗被紙を得た。なお、原紙の密度は0.68g/cm3、塗被紙の密度は1.16g/cm3であった。
Claims (4)
- 原紙の両面に顔料および接着剤を主成分とする顔料塗被層を設けてなるヒートセット型オフセット輪転印刷用塗被紙において、該原紙が、パルプ成分として砕木パルプ、加圧式砕木パルプおよびリファイナ砕木パルプから選ばれる少なくとも1種の機械パルプ(A)15〜85質量%と、機械パルプ(A)以外のパルプ15〜85質量%とからなり、機械パルプ(A)以外のパルプがサーモメカニカルパルプ(B)、広葉樹晒クラフトパルプ(C)、針葉樹晒クラフトパルプ(D)および脱墨古紙パルプ(E)の1種又は2種以上から構成され、パルプ(B)、パルプ(C)、パルプ(D)及びパルプ(E)の1〜3種は含まれていなくてもよく、(B)を含有する場合はパルプ成分の5質量%以下、(C)を含有する場合はパルプ成分の85質量%以下、(D)を含有する場合はパルプ成分の40質量%以下、(E)を含有する場合はパルプ成分の30質量%以下の範囲で含有し、且つパルプ成分に対して0.05〜1.3質量%のカチオン化澱粉が添加されたパルプスラリーから製造され、澱粉のサイズプレスが施されていないか又は澱粉のサイズプレスを施す場合は澱粉の乾燥塗布量が両面で1.0g/m2以下となるようにサイズプレス処理された原紙であって、かつ原紙の密度が0.55〜0.70g/cm3であり、顔料塗被層に含まれる顔料が、平均粒子径0.15〜0.5μmのカオリン40質量%〜100質量%と、該カオリン以外の白色顔料60質量%〜0質量%とで構成されており、該白色顔料として重質炭酸カルシウムを含む場合は、重質炭酸カルシウムが顔料の25質量%以下であることを特徴とするヒートセット型オフセット輪転印刷用塗被紙。
- 顔料塗被層に含まれる接着剤のうち澱粉が、顔料100質量部に対して8質量部以下の割合で含有されている請求項1記載のヒートセット型オフセット輪転印刷用塗被紙。
- 顔料塗被層の乾燥塗布量が、片面当り6〜13g/m2の範囲である請求項1または2記載のヒートセット型オフセット輪転印刷用塗被紙。
- 塗被紙の密度が1.0〜1.2g/cm3である請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒートセット型オフセット輪転印刷用塗被紙。
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