JP2005528009A - データ受信器の適応調整方法及び装置 - Google Patents

データ受信器の適応調整方法及び装置 Download PDF

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Abstract

データ受信器で捕捉されるデータ信号のオフセット及びタイミングスキューを、データ受信器の移行しきい値を適応自在に調整することにより減少させる。データ補正器は、データ受信器の移行しきい値を調整するための1組の調整ベクトルを提供する。データ補正器は、差動クロック信号及び基準電圧を用いてデータ受信器に提供される1組の調整ベクトルを発生する。データ受信器は、データ補正器から1組の調整ベクトルを受けてそのトリップポイントを基準電圧に対して調整するトリップポイント調整器を組み込んだ改良型受信器である。

Description

本発明は、一般的に、メモリデバイスのような集積回路デバイスに関し、さらに詳細には、集積回路デバイスに用いるデータ受信器のパラメータ調整システム及び方法に関する。
集積回路デバイスは多種多様な用途に用いる部品として長く使用されている。集積回路の主要な用途の1つはデジタルコンピュータであり、集積回路の小型化によりデジタルコンピュータの大容量化及び汎用化が可能になっている。詳述すると、集積回路の発展により、記憶容量が増大し、多種多様なメモリデバイスが誕生している。かかるメモリデバイスの1つとして、DDR DRAMと呼ぶダブルデータレート・ダイナミックランダムアクセスメモリがある。
DDR DRAMは、データをクロック信号の立上りエッジの時だけ転送する伝統的なSDRAMとは異なり、クロック信号の立上りエッジと立下りエッジの両方でデータを転送する。動作については、DDR及び同様なメモリデバイスはデバイスパッケージのクロックピンにおけるクロック信号の差動作用を利用する。これらのクロック信号の差動作用により共通モード電圧に対する感受性が減少するため、安定な内部タイミング基準を発生することができる。通常、差動信号により信号の健全性が向上するが、それにより内部で良好なデューティーサイクルを維持する平衡型受信器を構成することができる。しかしながら、DDR及び同様なメモリデバイスは、データピンのデータ信号入力について非差動作用を利用する。受信されるデータ信号はシステムにより供給される電圧基準電圧と比較される。受信されるデータ信号の差動作用がないため、共通モード信号電圧と基準電圧レベルとの両方に対する感受性が導入される。その結果、受信されるデータ信号には、信号レベルが理想状態から離脱すると、受信されるクロック信号に対してタイミングスキューが生じる。
非差動信号及びシステム電圧基準VREFに対するそれらの感受性によりデータ信号オフセットが生じるが、メモリデバイスのような用途に用いる受信器を構成するにはある程度の妥協が必要である。これらの設計上の妥協の結果として、捕捉後の内部信号のデューティーサイクル健全性はシステムクロック信号のデューティーサイクル健全性と同じではない。デューティーサイクル健全性のこの減少は幾つかの理由によると考えられる。メモリバッファのインバランスは、ウェーハにより異なるp型チャンネルデバイスとn型チャンネルデバイスとの間の駆動強度のばらつきによりウェーハ処理時に生じる。n型の駆動強度に対するp型の駆動強度の比率は、常に、設計当初のような平衡状態にない。設計によるこのばらつきは、受信されたデータ信号をVREFに対して調べる時の1つのファクターである。
データ信号は、データ受信器のトリップポイントに対してチェックされる。トリップポイントは、本質的に、データ受信器が1か0へ移行する移行点または移行しきい値、即ち、入力が1つのレベルから別のレベルへ変化するとき出力が1つのレベルから別のレベルへ変化する点である。トリップポイントは、理想的には、VREFと正確に等しくなければならない。受信データ信号がVREFにより表される電圧レベルを通って変化すると、受信器の出力は1つの状態から別の状態へ移行する。従って、データ信号は、p型及びn型デバイス素子を用いるデータ受信器の回路ではVREFレベルに対して調べられる。n型の駆動強度に対するp型の駆動強度の比率に設計によるインバランスがあると、トリップポイントはVREFから幾分シフトしている。その結果、デューティーサイクルのインバランスが生じるか、あるいはデータ信号の立上り及び立下り時間、及びデータバッファの立上り及び立下り時間が所望のようにマッチしない。その結果、受信クロック信号に対してある程度のタイミングスキューが発生する。そうなると、一般的に、データがデータ受信器からデータラッチへ送られる際、データ受信器に生じる任意タイプのタイミングスキューによりセットアップとホールドのタイミングの問題が生じる。
一般的に、VREFは供給電圧の半分の値に設定される基準電圧である。データ信号がVSSからVDDへ揺れる場合、VREFは(VDD−VSS)/2でなければならない。VREFの理想レベルは信号の揺れ振幅の丁度中心にある。VREFが信号の揺れ振幅の中心にないと、データ受信器からの出力のデューティーサイクルが影響を受けることがある。さらに、受信器のVREF入力にノイズがあると、高速デバイスの出力信号のタイミングに影響が及ぶ可能性がある。高速デバイスの設計では、クロックが移行する点を基準として、クロックの移行前にデータが移行して落ち着くというある特定のセットアップタイム条件が満足されるように、ある特定のセットアップタイム及びホールドタイムを保証するように意図される。高い周波数では、セットアップタイム及びホールドタイムは短くなるため、チップダイ上において何らかのエラーまたは設計からのずれが生じると、セットアップタイム及びホールドタイムに悪い影響がでる。集積回路をできるだけ正確に作製するだけでなく、集積回路のトランジスタのインバランスを補正し、VREF信号の直流オフセットを補償する必要がある。
通常、集積回路が一旦作製されると、処理済み集積回路の動作時ではデータ信号オフセット及びタイミングスキューは補正されない。同時的クロック信号に対するデジタル信号のタイミングオフセットの調整に関する問題は、本願出願人へ譲渡された米国特許第6,029,250号(発明の名称:“Method and Apparatus for Adaptively Adjusting the Timing Offset Between a Clock Signal and Digital Signals Transmitted Coincident with that Clock Signal, and Memory Device and System Using the Same”)において扱われている。この特許では、タイミングオフセットをそれぞれ有する多数のデジタル信号が蓄積され評価されるが、蓄積される多数のデジタル信号からのタイミングオフセットの1つがそれらのデジタル信号のタイミングオフセットの調整に用いるために選択される。かかるアプローチは上述の問題に完全に対処しようとするものではない。データ受信器のデータ信号オフセット及びタイミングスキューを動作時に補正する必要性が依然として存在する。本発明は、この問題に対する解決法を提供するものである。
発明の概要
本発明は上述した問題に対する解決法を扱う。本発明によると、電子デバイスは、それに含まれるデータ受信器のトリップポイントを調整するための調整情報を与えるデータ補正器を含む。基準電圧VREFからのトリップポイントのオフセットについて、データ補正器は電子デバイスのデータ受信器のトリップポイントをVREFに対してシフトさせる調整信号を与える。データ補正器は、差動クロック信号とVREFとを使用して調整信号セットを発生する。
本発明の別の実施例において、データ受信器はトリップポイントを有する受信器と、トリップポイント調整器とより成る。トリップポイント調整器は、受信した調整ベクトルを用いて受信器のトリップポイントを調整するための信号を受信器に与える。
本発明の別の実施例において、データ補正器は、1対の補助データ受信器と、補助データ受信器に調整ベクトルを与える補正器コントローラとを有する。補正器コントローラはまた、調整ベクトルをデータ補正器の外部のデータ受信器へ供給する。補助データ受信器のデータポートに差動クロック信号が結合されると共に、電圧基準VREFが補助データ受信器へ結合される。補助データ受信器の出力信号は、信号の移行(高から低または低から高)につき零ポイントを同時に交差するか否かをチェックするために位相検知器により比較される。これらの出力信号が同時に交差しない場合、調整ベクトルが発生され、補助データ受信器に結合されてそれらのトリップポイントを(VCC/2)に対して調整する。調整ベクトルは2つの補助データ受信器へ引き続き供給され、それらの出力信号が同時に交差するようになるまでそれらのトリップポイントを調整する。補助データ受信器からの出力信号を同時に交差させる調整ベクトルは、補正器コントローラがデータ受信器の外部のデータ受信器へ供給する調整ベクトルとして選択される。
本発明の別の実施例において、位相検知器は2つの信号をバランスさせ、これら2つの信号の零交差を比較する回路を有する。位相検知器は、一方のクロック信号の立上りエッジをもう一方のクロック信号の立下りエッジと比較する。
本発明の別の実施例において、処理システムは、中央処理ユニットと、複数のメモリデバイスとを有し、メモリデバイスは調整ベクトルを各メモリデバイスに含まれるデータ受信器に供給するデータ補正器を有する。メモリデバイスは、差動システムクロックと電圧基準VREFとを受けて、メモリデバイスのデータ受信器のための調整ベクトルを発生する。
本発明の別の実施例において、データ補正器を作動させる方法は、2つのクロック信号を一対の補助データ受信器へ与え、補助データ受信器の出力信号間の差を求め、補助データ受信器の出力信号間の差と相関関係にある調整ベクトルを発生させるステップを含む。一方のクロック信号は一方の補助データ受信器のデータポートへ、また、もう一方のクロック信号はもう一方の補助データ受信器のデータポートへ結合される。
好ましい実施例の以下の詳細な説明において、本願の一部であり、本発明の特定の実施例を例示する添付図面を参照する。これらの実施例は、当業者が本発明を実施できるように十分に詳しく記載されており、他の実施例も可能であって、本発明の範囲から逸脱することなく、論理的、機械的及び電気的な変形又は設計変更を行うことができることを理解されたい。従って、以下の詳細な説明は限定的の捉えるべきではなく、本発明の範囲は頭書の特許請求の範囲及びその均等物のみにより規定されるべきものである。
用語「VCC」は、本発明に使用される電子素子に動作電圧を与えるための供給電圧を意味する。用語「VDD」及び「VSS」はそれぞれ、n型及びp型及びFET及びMOSトランジスタのドレイン及びソースへこれらのトランジスタの動作に必要な電圧を供給するための電圧を意味する。特定のトランジスタについて、そのVDD及び/またはVSSは、当業者であれば当然理解できるように、VCCがある負荷の両端間の電圧降下だけ減少されたものである。
図1はメモリデバイスの一部を示すブロック図であり、本発明のデータ補正器101を有するメモリデバイス100の構成要素を示す。メモリデバイス100はデータ信号をデータポート114a−114nで受ける。これらのデータポートにおけるデータ信号は、さらなる処理を受けるためにデータ受信器102a−102nに結合されている。通常、これらのデータポートは集積回路上のデータピンである。データ信号は、メモリアレイ107に記憶されるデータと、命令またはアドレス信号とを含む。他の種々のシステム信号については、メモリデバイス100がシステム信号ポート113で受けて、メモリデバイス100を外部システムと共に動作させる。システム信号ポート113は内部信号ユニット115へシステム信号を与えるが、この内部信号ユニットはBIAS信号、イネーブル信号EN、RESET信号及びVCCを含むメモリデバイス100を作動させるための内部システム信号の発生に用いられる。
メモリデバイスを介するデータの転送は、安定なタイミング信号に関連して実行される。例えば、データがデータ受信器からメモリデバイス100の他の機能部分に分配される際、そのデータは最初にデータラッチ105、106のようなデータラッチにクロックインされる。データラッチ105、106及び他のデータラッチは、クロック信号を受けてデータをラッチ内へ、またラッチ外へ移動させる。2つの安定なクロック信号CLKOUT0及びCLKOUT1は、メモリデバイス100内で使用するために内部クロックユニット109により与えられる。しかしながら、内部クロックユニット109からのクロック信号CLKOUT0及びCLKOUT1は、メモリデバイス100が外部システム、通常はメモリデバイスが結合されたシステムのマザーボード上のユニットから受ける差動クロック信号から発生される。差動システムクロック信号CLKIN0及びCLKIN1は、それぞれCLKIN0ポート110及びCLKIN1ポート111で受けて、内部クロックユニット109に結合される。差動システムクロック信号はまた、データ受信器102a−102nのトリップポイント調整用の調整ベクトルをデータ補正器101が発生するために使用される。データ補正器101は、差動システムクロック信号を受けるためにポート110及びポート111に結合されているだけでなく、データ補正器101の動作の基礎をなるシステム基準電圧VREFを受けるためにVREFポート112に結合されている。
データ補正器101の主要機能は、データ補正器101の内部でフィードバック方式で使用されデータ補正器101の外部のデータ受信器に供給される調整ベクトルを、データ補正器101内の作動パラメータが一旦満足されると発生することである。調整ベクトルは2つの4ビット対構成の8ビットのベクトルである。データ補正器101により外部へ供給される調整ベクトルは調整ベクトルハッチ108に保持されるが、この調整ベクトルハッチ108はデータ補正器101とデータ受信器102a−102nとの間において8本のラインで結合されている。調整ベクトルをデータ受信器に送る制御ロジックは、データ補正器101内に維持されている。あるいは、調整ベクトルハッチ108をデータ補正器101に組み込むことも可能である。
調整ベクトルの決定に際しては、受信した差動クロック信号CLKIN0及びCLKIN1を用いて、データ受信器102a−102nで行われる補正を決定する。CLKIN0及びCLKIN1は自励クロック信号、即ち、移行態様が一定の継続周期信号である。データ補正器101はVREFに対してクロック信号CLKIN0及びCLKIN1を調べる。クロック信号CLKIN0及びCLKIN1をデータ信号として用いることにより、データ補正器101はデータオフセットを調整するための(VREFを調整するためではなくてデータ受信器のトリップポイントを調整または変更するための)調整情報を決定する。データ補正器101は、その内部でトリップポイント(理想的にはデータ信号の50%のポイントに設定される)を(VCC/2)の方へ調整するために必要な調整量を一旦決定すると、データ受信器101a−nのトリップポイント調整用の情報信号を与える。データ補正器101及びその機能ユニットの詳細については以下の説明を参照されたい。
当業者は、図1のブロック図の構成要素はメモリデバイスの一部の機能要素であり、メモリデバイスの全部の要素が図示されているわけではないことを理解すべきである。図1は、本発明の実施に必要なそれらの機能要素を含む。本発明の1つの実施例において、メモリデバイス100は集積回路であり、110−114a−nとして表されたポートは集積回路のピンである。別の実施例において、メモリデバイス100は、110−114a−nとして表されるポートがダイに形成されたコンタクトパッドであるダイであり、メモリデバイスの機能ユニットは当業者に知られた標準の作製法でダイとして作製される。
有利なことに、本発明によると、メモリデバイス内のメモリバッファの機能が向上することが予想される。データ受信器のトリップポイントを適応調整してオフセット及びデータ信号のタイミングスキューを補償すると、これらのデータ受信器を用いるメモリデバイスの入力バッファのレンジ及びタイミング精度が増大する。
図2は、受信器202及びトリップポイント調整器203を有するデータ受信器102のブロック図である。受信器に202は基準レベルまたは移行ポイントであるトリップポイントを有し、入力が1つのレベルから別のレベルに変化すると出力が1つのレベルから別のレベルに変化する。このトリップポイントは、本質的に、使用するロジックのタイプに応じて入力が高か低と判定するための移行ポイントである。トリップポイントは(VCC/2)のレベルに設定するのが理想である。
データ受信器102の詳細な構造部分は図1のデータ受信器102a−102nの作製に用いられる。受信器202はデータを図1のメモリデバイス100のデータポート114a−114nのうちの1つから受ける。受信器202は、図1のラッチ105のようなラッチにDATAOUT信号を与える。受信器202のデータにオフセットが存在しない場合、DATAOUT信号は本質的に受信器202に入力されるデータである。トリップポイント調整器203の機能は、受信器202を補償してデータのオフセットを消滅させるか減少させることである。トリップポイント調整器203は図1のデータ補正器101から調整ベクトルを受ける。トリップポイント調整器203は受信器202に結合されて、受信した調整ベクトルの信号を受信器202に印加する。受信調整ベクトル信号を印加すると、トリップポイント調整器が受けた調整ベクトルに応じてトリップポイントレベルが引き下げられるかまたは引き上げられる。本質的に、調整ベクトル信号はトリップポイント調整器203の一組のトランジスタをオンにし、バイアス電圧を増減することにより受信器202のバイアス電圧を変化させる。
データ受信器102の受信器202は、当業者に知られた標準設計の受信器でよい。受信器202の設計に応じて、トリップポイント調整器203はこのトリップポイント調整器の受信器202への結合を可能にする設計のものであり、これによりトリップポイント調整器が受ける調整ベクトルに応じて受信器202のトリップポイントが変更される。かくして、トリップポイント調整器の設計はデータ受信器102の構成に用いる受信器202のトポロジーに依存する。差動対受信器を受信器202として用いてもよい。データ受信器102の1つの実施例では、データ受信器102の以下の詳細な説明に述べるように改良型Bazes受信器を用いられる。
用語「Bazes受信器」は、M. Bazesの論文、IEEE Journal of Solid-State Circuits, vol.26: no. 2, pp. 165-168 (1991)に記載された基本的トポロジーを用いる受信器を記述するために使用される。この受信器はまた、自己バイアス受信器と呼ぶこともできる。Bazes受信器はそのトリップポイントを調整する手段を備えていない。
図3は、図2の受信器102の一部であるトリップポイント調整器を具備しない受信器202を示す。受信器202は、上述の論文に述べられた自己バイアス増幅器の基本的構成要素を使用する。それは、2つの入力信号、即ち、図1のデータポート114のようなデータポートから受けるDATA信号と、図1のVREFポート112から受けるVREFとを使用する。EN信号は、受信器を本質的にアクティブな状態にするイネーブル信号である。それは、図1の内部信号ユニット115から得られる信号群のうちの1つである。BIAS信号もまた、図1の内部信号ユニット115からの信号群内で与えられる。BIAS信号は、p型MOSトランジスタ210のゲート及びn型MOSトランジスタ212のゲートに印加される直流電圧レベルである。BIASはp型MOSトランジスタ210をオンに、また、n型MOSトランジスタ212をオフにする低論理レベルに設定される。受信器202がイネーブル状態にあると、p型MOSトランジスタ210が引き続きオンでバイアス負荷を与え、接地トランジスタ212がオフになるようにBIASレベルが設定される。受信器をオフにすべき時は、BIASレベルは、トランジスタ210をオフに、また、トランジスタ212をオンにして、出力ノード271の信号を接地するように高論理レベルに設定される。BIAS信号及びEN信号は、受信器202をオフにするように協働する。
受信器202に用いるBazes受信器の基本的構成要素は、p型MOSトランジスタ211、214、216及びn型MOSトランジスタ213、215、217であり、これらはNAND246及びインバータ243、244と共に、適当な極性のDATAOUTを与えるように使用される。p型MOSトランジスタ210は、ノード271の出力を接地するためのn型MOSトランジスタ212のように、受信器202をオフにする時使用される。
上述したように、Bazes受信器は基本的に自己バイアス差動増幅器である。DATA信号はトランジスタ216及び217のゲートに印加されるが、これらのトランジスタ216及び217はノード271が出力となるインバータ255を形成する。VREF信号はトランジスタ214、215の結合ゲートに印加されるが、これらのトランジスタ214、215はノード270が出力となるインバータ256を形成する。インバータ265のノード270の出力信号は、トランジスタ211及び213のゲートに結合される。トランジスタ211及び213はインバータ255に結合されている。従って、インバータ265の出力は、トランジスタ対216−217のVDD及びVSSを調整することによりインバータ255をバイアスする。インバータ255がインバータ265に結合されているため、インバータ265へのフィードバックによりインバータ265の出力がVREF信号より制御されるが、これがDATA信号により制御されるインバータ255のバイアスを調整する。データ受信器102にインバータ243、NANDゲート246及びインバータ244を介して信号を供給するために、トランジスタ216と217とが結合されているノード271において出力を取る。202からのDATAOUT信号は、図1のデータラッチ105のようなラッチに結合されるデータ受信器102のDATAOUTである。
受信器202のトリップポイントはインバータ255のトリップポイントであり、これはインバータ255の出力が低と高との間で移行する時の入力レベルである。ノード271における電圧はインバータ255のゲートにおけるDATAにより制御されるが、この電圧は、上述したように、VREFにより制御されるインバータ265のノード270における出力による影響を受ける。VREF及びDATA信号以外にノード271の電圧を制御する手段は存在せず、これは受信器202が制御するものでない。従って、受信器202はVREFを変化させる以外にそのトリップポイントを調整する手段を持たない。
受信器202のトランジスタは当業者に知られたプロセスにより作製可能である。詳述すると、p型MOSトランジスタ214及びn型MOSトランジスタ215は、p型MOSトランジスタ216及びn型MOSトランジスタ217のようにCMOSトランジスタとして作製される。
図4は、図2に示すように結合された受信器202とトリップポイント調整器203とを含むデータ受信器102の基本的構成要素を示す。本発明の実施例のトリップポイント調整器は、8個のp型MOSトランジスタセット220−227と8個のn型MOSトランジスタセット230−237とを有する。1セット8個のトランジスタ2セットはノード270で結合されるが、このノードは受信器202のトランジスタ211、213−215に共通のノードでもある。従って、トリップポイント調整器のトランジスタを外部よりデータ受信器102から受ける信号により駆動すると、受信器202のノード270の電圧を引き上げるかまたは引き下げることによりデータ受信器102のトリップポイントに影響を与えることができる。
トリップポイント調整器のp型MOSトランジスタセット220−227は、ノード270とVCCとの間に結合されている。この8個のトランジスタセットは並列接続された4個のトランジスタ対として構成され、各トランジスタ対のトランジスタは直列結合されている。2つのトランジスタのうちの一方はスイッチトランジスタとして働く。2つのトランジスタのもう一方は負荷として用いられる。これらのトランジスタ対は、オフセットだけノード270の電圧レベルを上昇させるように設計されている。当業者は、抵抗または他の負荷回路を第2のトランジスタの代わりに使用できることが容易にわかるであろう。ノード270の電圧レベルをオフセットだけ上昇させると、受信器のインバータ255により決まるトリップポイントが減少する。スイッチトランジスタ221、223、225、227はSKEWDポート260に結合されている。このSKEWDポート260は、4ビットSKEWDベクトル<0:3>を受ける4つの入力より成る。各入力は、4つのスイッチトランジスタのうちの1つのゲートに1対1の関係で結合されるため、SKEWDベクトルの1つの成分が各トランジスタ対に印加される。例えば、SKEWD<0>はトランジスタ対220−221のトランジスタ221のゲートに印加される。SKEWDベクトルは、トランジスタセット220−227を制御する電圧レベルを供給する1組の調整信号である。
トリップポイント調整器のn型MOSトランジスタセット230−237は、ノード270とアースとの間に結合されている。この8個のトランジスタセットは並列接続の4個のトランジスタ対として構成され、各トランジスタ対のトランジスタは直列結合されている。2つのトランジスタの一方はスイッチトランジスタとして働く。2つのトランジスタのうちのもう一方は負荷として使用される。これらのトランジスタ対はオフセットだけノード270の電圧レベルを減少させるように設計されている。当業者は、もう一方のトランジスタの代わりに抵抗または他の負荷回路を使用できることが容易にわかるであろう。ノード270の電圧レベルをオフセットだけ減少させると、受信器のインバータ255のより決まるトリップポイントが上昇する。スイッチトランジスタ231、233、235、237はSKEWUポート261に結合されている。SKEWUポート261は4ビットのSKEWUベクトル<0:3>を受ける4つの入力より成る。SKEWUポート261の各入力は4つのスイッチトランジスタのうちの1つのゲートに1対1の関係で結合されているため、SKEWUベクトルの1つの成分が各トランジスタ対に印加される。例えば、SKEWU<0>はトランジスタ対230−231のトランジスタ231のゲートに印加される。SKEWUベクトルは、トランジスタセット230−237を制御するための電圧レベルを供給する1組の調整信号である。
各トランジスタ対は、重み付きオフセットと呼ぶ異なる量のオフセットを印加するように設計されている。重み付け係数はトランジスタの長さLに対するトランジスタの幅Wの比率により決まるが、この比率はトランジスタがオンの時のトランジスタの抵抗に関連がある。各トランジスタ対の抵抗は、スイッチングトランジスタ及び負荷トランジスタの抵抗の和である。p型MOSトランジスタセット及びn型MOSトランジスタセットの両方の4対のトランジスタは並列接続の4つの抵抗として働くが、オフ状態にあるトランジスタ対の抵抗は無限抵抗として働き、トリップポイントを上下させるノード270の引き下げまたは引き上げに影響を与えない。
4対のp型MOSトランジスタセットについては、スイッチトランジスタ221、223、225、227は同一抵抗、即ち、同一のW/L比(20.0/1.0)を有する。負荷トランジスタ220、222、224、226は、同一の幅Wを有するが、それらの長さLに対して異なる相対的重み付けである。負荷トランジスタの相対的な幅Wは20.0に設定されている。負荷トランジスタの相対的な長さは、負荷トランジスタ226では4.0、224では8.0、222では16.0、また220では32.0である。かかる重み付けパターンにより、重み付けを二進重み付けとして考えることができる。これらの相対的長さは、作製プロセスの収縮係数に応じて実際の寸法にスケーリングされる。上述した相対的な寸法は、Wが2.0μmに設定され、負荷トランジスタの長さが負荷トランジスタ226では0.4μm、224では0.8μm、222では1.6μm、220では3.2μmであるプロセスにつき計算された。種々の組み合わせのp型MOSトランジスタ対をオンにすることにより、p型MOSトランジスタセットのノード270と電源VCCとの間の実効抵抗の変化を実現することができる。p型MOSトランジスタセットをオフび状態で、ノード270の電圧レベルが図3の受信器202により設定される。p型MOSトランジスタセットの1つまたはそれ以上のトランジスタがオンになると、ノード270の電圧は、オンになるp型MOSトランジスタの組み合わせに依存してオフセットだけ上昇し、トリップポイントが減少する。トランジスタ対220−221だけがオンの場合、VCCが1.8ボルトではノード270の電圧がオフセットの形で上昇する。オフセットはノード270の電圧を上昇させてノード270を引き上げるため、インバータ255により決まるトリップポイントが約10ミリボルトだけ減少する。従って、p型MOSトランジスタセットがオンであることによるこのオフセットはトリップポイントを引き下げる。p型MOSトランジスタセットにより与えられる引き下げ効果のオフセットは、0乃至約200ミリボルトの範囲内にある。0ミリボルトのオフセットはp型MOSトランジスタセットがオフの時発生するが、これはスイッチトランジスタ221、223、225、227のゲートがSKEWDベクトル<1,1,1,1>により高レベルに設定されると生じる。
上記の説明では、ノード270に結合されたn型MOSトランジスタセットは考慮されていない。n型及びp型MOSトランジスタに対する調整は1セットに適用されるにすぎない。p型MOSトランジスタがオンの場合、n型トランジスタはオフであり、その逆も真である。両セットをオンにできるが、そうなると過大な電流が流れる。
n型MOSトランジスタセットの重み付け係数はp型MOSトランジスタの重み付け係数と異なるが、その理由は、p型MOSトランジスタに対するn型MOSトランジスタの駆動強度が異なるからである。4対のn型MOSトランジスタセットでは、スイッチトランジスタ231、233、235、237は同一抵抗、即ち、同一のW/L比(1.2/0.2)を有する。負荷トランジスタ230、232、234、236は、同一の幅Wを有するが、それらの長さLに対して異なる相対的重み付けである。負荷トランジスタの相対的な幅Wは12.0に設定されている。負荷トランジスタの相対的長さは、負荷トランジスタ236では4.0、234では8.0、232では16.0、また230では32.0である。かかる重み付けパターンにより、重み付けを二進重み付けとして考えることができる。これらの相対的長さは、作製プロセスの収縮係数に応じて実際の寸法にスケーリングされる。上述した相対的な寸法は、負荷トランジスタのWが1.2μmに設定され、負荷トランジスタの長さが負荷トランジスタ226では0.5μm、224では0.9μm、222では1.3μm、220では3.1μmであるプロセスにつき計算された。種々の組み合わせのn型MOSトランジスタ対をオンにすることにより、n型MOSトランジスタセットのノード270とアースとの間の実効抵抗の変化を実現することができる。n型MOSトランジスタセットをオフ状態で、ノード270の電圧レベルが図3の受信器202により設定される。n型MOSトランジスタセットの1つまたはそれ以上のトランジスタがオンになると、ノード270の電圧は、オンになるn型MOSトランジスタの組み合わせに依存してオフセットだけ減少する。トランジスタ対230−231だけがオンの場合、VCCが1.8ボルトではノード270の電圧がオフセットの形で下降する。オフセットはノード270の電圧を下降させてノード270を引き下げるため、インバータ255により決まるトリップポイントが約10ミリボルトだけ上昇する。従って、n型MOSトランジスタセットがオンであることによるこのオフセットはトリップポイントを引き上げる。n型MOSトランジスタセットにより与えられる引き上げ効果のオフセットは、0乃至約200ミリボルトの範囲内にある。0ミリボルトのオフセットはn型MOSトランジスタセットがオフの時発生するが、これはスイッチトランジスタ221、223、225、227のゲートがSKEWUベクトル<0,0,0,0>により低レベルに設定されると生じる。
n型MOSトランジスタセットに関する上記説明については、ノード270に結合されたp型MOSトランジスタセットは考慮されていない。さらに、低ベクトル<0,0,0,0>はn型MOSトランジスタセットをオフにする1組の低電圧に対応し、一方、高ベクトル<1,1,1,1>はp型MOSトランジスタセットをオフにする1組の高電圧に対応することがわかる。さらに、SKEWDベクトル及びSKEWUベクトルは受信器102に入力されるため、一方のベクトルがそれが結合されたトランジスタセットの少なくとも1つのトランジスタ対を作動すると、もう一方のベクトルがその信号が印加された全てのトランジスタをオフにする。
SKEWDベクトル及びSKEWUベクトルは、それぞれp型MOSトランジスタ対及びn型MOSトランジスタ対のスイッチトランジスタを駆動する信号を供給する。これにより2組のトランジスタの一方または他方がノード270の電圧を調整するセットパターンで作動される。図2のトリップポイント調整器203は、受信調整ベクトルに基づき図2の受信器202についてスキューの調整を継続して行う。図4のデータ受信器102が始動時に(VCC/2)またはそれに近い値で動作している場合、供給中の調整ベクトルは、2組のスキュートランジスタが引き上げも引き下げもしない、即ち、調整ベクトルSKEWDがベクトル<1,1,1,1>の電圧レベルを、また調整ベクトルSKEWUがベクトル<0,0,0,0>の電圧レベルを有するようなものでなければならない。
図4の2組8個のスキュートランジスタの重み付け係数は、トリップポイント調整のほぼ±200ミリボルトの範囲が適用できるように選択される。各々が調整ベクトルSKEWD及びSKEWUの成分の一つにより制御されるゲートを有する2組4個のトランジスタ対を使用することによりこのオフセットが与えられる。しかしながら、対応する調整ベクトルの成分の数でもある各セットのトランジスタ対の数は、特定の用途にとって適当な1個から複数個の範囲にすることができる。1つのセットのトランジスタ対の数を増加させると、受信器のトリップポイントを調整するオフセットのきめの細かさが増加する。スキュートランジスタの数を増加させると、それに付随してかかるトリップポイント調整器を含むようにデータ受信器を作製するために使用するダイの大きさが増加する。重み付け係数、調整器ベクトルの成分数及びデータ受信器の他の特性は、当業者に知られているように標準のシミュレーション方法を用いて本発明により決定することが可能である。
図1のメモリデバイス100では、全てのデータ受信器は本発明に従い、上述したデータ受信器102について述べたように作製される。さらに、データ補正器101は、メモリデバイス100のデータ受信器102a−102nと本質的に同一である、図5で示すような、1対の補助データ受信器301、302を含む。図5において、補助データ受信器301、302の使用を以下のデータ補正器101の詳細な説明において述べる。
図5は1対の補助データ受信器301、302と、これら補助データ受信器301、302のトリップポイントに調整ベクトルを与えるために各補助データ受信器に結合された補正器コントローラ305とより成るデータ補正器101を示す。補助データ受信器301、302は上述したような本発明によるデータ受信器である。データ補正器101は、データ信号のオフセット及びタイミングスキューを補正するために使用される。しかしながら、データ信号は反復性を有しないため、データ補正器101にとって不適当な基準となる。有利なことに、データ補正器は受信した差動クロック信号をVREFと共に用いて補正ベクトルを発生させる。受信した1つのクロック信号CLKIN0は、図2においてDATAと呼ぶそのデータ入力で補助データ受信器301に結合される。受信したもう一方のクロック信号CLKIN1は、図2のDATAと呼ぶそのデータ入力で補助データ受信器302に結合される。図5に示すように、両方の補助データ受信器301、302は基準電圧VREFに結合されている。2つの補助データ受信器301、302のそれぞれの出力CLK0及びCLK1は位相検知器303に結合されている。位相検知器303は補助データ受信器と共にEN信号によりイネーブル状態にされる。位相検知器303は2つの出力信号CLK0及びCLK1の交差ポイントをチェックする。これら2つの信号が一方の信号については高から低への信号移行時に、またもう一方の信号については低から高への信号移行時に同時に交差しない場合、位相検知器303は、いずれの信号の移行が最初に検知器に到達するかに応じてUPパルスまたはDOWNパルスを発生する。2つのライン(一方にUPパルス、もう一方にDOWNパルス)は位相検知器303の出力をフィルタ304に結合する。サンプル時間フレームにおいて、位相検知器はUPパルスラインまたはDOWNパルスラインの何れかにパルスを与える。
フィルタ304は多数決フィルタであるが、これは多数のサンプルUPパルスまたは多数のサンプルDOWNパルスを受けるまで変化または補正をしないループフィルタである。サンプル数は多ければ多いほど多くのノイズがフィルタリングにより除去され、それにともなってループがスローダウンする。サンプルの数が大きいと、ループのスローダウンによりVREFの周りの高速変化に追従するデータ補正器101の能力が減少するが、その理由は、これらの変化がフィルタがパルスを補正器コントローラ305に到達させる前に起こるからである。サンプルの数が小さいとフィルタは高速移行に追従できるが、過補正が起こる可能性がある。ループフィルタが速すぎる値に設定されている(サンプル数が少なすぎる)場合、ループは不安定になる。フィルタ304のサンプルは4個のパルスである。あるいは、サンプルを8個のパルスにしてもよい。UPパルスまたはDOWNパルスを補正コントローラ305に与えるだけでなく、フィルタ304はまた、補正器コントローラ305が使用するクロック信号CNTRLCLKを与える。この信号CNTRLCLKは、補助データ受信器301、302によりCLK0及びCLK1から発生される。フィルタ304は、フィルタ304のカウントを0にするためにRESET信号を用いて初期状態に設定することが可能である。
位相検知器303からのUP及びDOWNパルスは、フィルタ304のサンプル条件をパスした補正器コントローラ305に結合されている。補正器コントローラ305へのUPパルスは、補助データ受信器301、302のトリップポイントをスキューアップまたは引き上げる要求である。同様に、補正器コントローラ305へのDOWNパルスは、補助データ受信器301、302のトリップポイントをスキューダウンまたは引き下げる要求である。補正器コントローラ305は、フィルタ304からの制御クロック信号CNTRLCLKを用いてフィルタ304からのUP及びDOWNパルスをカウントする。補正器コントローラ305は、そのカウントに基づき、調整ベクトル、SKEWU<0:3>及びSKEWD<0:3>を発生させるが、これらは補助データ受信器301、302に戻される。
調整ベクトルが補助データ受信器301、302に一旦戻されると、補助データ受信器301、302のトリップポイントは相互に修正されたそれらの出力により調整される。修正出力CLK0及びCLK1は再び位相検知器303により比較される。位相検知器303は新しいUPまたはDOWN要求を発生し、補正器コントローラ305は補助データ受信器301、302へ調整ベクトルの新しいセットを供給する。このサイクルは、位相検知器303がこれ以上の調整が不要である、即ち、CLK0及びCLK1電圧レベルが一方の信号の立上りエッジ移行時、また、もう一方の信号の立下りエッジ移行時に同時に交差すると判定するまで継続される。実際に、丁度VCC/2では交差しないため、サイクルは継続される。交差がVCC/2の所定の範囲内で生じると、補正器コントローラ305が同一セットの調整ベクトルを補助データ受信器301、302に送ってそれらのトリップポイントの状態を維持することにより、位相検知器がもはやUPパルスまたはDOWNパルスを要求しなくなるように、複雑な機構にすることが可能である。また、この状態になると、補正器コントローラ305は、データ補正器101の外部のデータ受信器が使用できるようにポート306に調整ベクトルを出力する。
図6は、図5の位相検知器303を詳細に示す。図6は、差動クロック信号をバランスさせてそれらの零交差を検知するための構成要素を有する位相検知器303を示す。2つの信号は、電圧の揺れまたはデューティーサイクルのようなそれらの対応特性が同一または等価の値または範囲を有する時はバランスした状態にある。2つのクロック信号も、それらの立上り時間及び立下り時間がほぼ等しくなるように調整することによりバランスさせることができる。低から高へ明確に移行する2つの信号の零交差は、各信号の低から高(または高から低)への移行点での2つの信号の同時交差に対応する。零交差はまた、一方の信号の立上りエッジの低から高への移行がもう一方の信号の立下りエッジの高から低への移行と同時に起こる時に生じる。
図6において、位相検知器303は、図5に示す補助データ受信器301から出力クロック信号CLK0を、また補助データ受信器302から出力クロック信号CLK1を受ける。その後、位相検知器303はこれら2つのクロック信号が位相検知器303内を伝搬する際にこれらの信号の立上り時間と立下り時間とをバランスさせる。バランスされたクロック信号はこれら2つの信号の零交差をチェックするために比較される。この場合の零交差は、一方のクロック信号の立上りエッジの移行がもう一方のクロック信号の立下りエッジの移行と同時である時に起こる。2つのクロック信号が零交差しなければ、一方のクロック信号の移行がもう一方のクロック信号の移行より先に起こる。位相検知器303は、CLK0信号が最初に移行すればUP出力にパルスを、またCLK1信号が最初に移行すればDOWN出力にパルスを与える。
2つのクロック信号は、2つのNANDゲート310、311、インバータ314、315及びキャパシタ316−320を用いてバランスされる。キャパシタ316−319はそれぞれソースとドレインが接続されたn型トランジスタとして作製されるn型キャパシタであり、キャパシタ320はソースとドレインが接続されたp型トランジスタとして作製されるp型キャパシタである。これらのキャパシタは当業者に知られている他の方法で作製することも可能である。所与のノードにおけるn型容量及びp型容量の大きさは、入力ゲート容量を含むその所与のノードのn型容量及びp型容量をマッチングさせることにより決定され、その結果、2つの信号CLK0及びCLK1の立上り及び立下り時間が回路を伝搬するにつれてマッチするようになる。図6に示す回路をシミュレーションすることにより、回路要素の駆動強度を求めることができる。当業者に知られた標準のシミュレーション方法を用いることができる。
通常、位相検知器は、1つの信号の立上りエッジを別の信号の立上りエッジと比較するか、または1つの信号の立下りエッジを別の信号の立下りエッジと比較する。本発明の位相検知器303は、クロック信号の立上りエッジを別のクロック信号の立下りエッジと比較する点が重要である。この比較は、NANDゲート312とNORゲート313とを用い、CLK0を位相検知器303のバランス回路を介してNANDゲート312に結合し、CLK1をそのバランス回路を介してNORゲート313に結合することにより行う。さらに、NANDゲート312の出力をインバータ330を介してNORゲート313の入力に結合し、同様に、NORゲート313の出力をインバータ331を介してNANDゲート312の入力に結合する。NANDゲート312の出力は、インバータ332、333を介してトランジスタ335−338により形成される伝送ゲートに結合する。NORゲート313の出力は、インバータ334を介してトランジスタ335−338により形成される伝送ゲートに結合する。トランジスタ335、337はp型MOSトランジスタであるが、トランジスタ336、338はn型MOSトランジスタである。2つの信号CLK0及びCLK1の零交差が生じたか否かの判定結果は、インバータ340−341及びインバータ342−343を介して外部に結合する。
位相検知器303は2つの出力UP及びDOWNを有する。UPまたはDOWNの何れかにパルス(高レベル信号)があると、位相検知器は2つの信号CLK0及びCLK1の立上りエッジ及び立下りエッジの移行が同時に起こらなかったと判定したことになる。高レベル信号は、2つの信号CLK0及びCLK1のうち何れの移行が最初に起こるかに従ってセットされる。図5に示すデータ補正器101の位相検知器303を使用すると、UP出力の高レベルはシフトアップの要求であり、DOWN出力の高レベルはシフトダウンの要求である。その要求は、これにより調整ベクトルを発生する補正器コントローラ305に与えられる。
図7は、補正器コントローラ305の基本的構成要素を示すブロック図である。補正器コントローラ305への入力は、図5の補助データ受信器301、302のトリップポイントを引き上げるための要求UPと、補助データ受信器301、302のトリップポイントを引き下げるための要求DOWNとを含む。補正器コントローラ305は、UPカウンタ回路501及びDOWNカウンタ回路502の要求を、それらの回路のカウンタをクロックするためにCNTRLCLKクロック信号を用いてカウントする。UPまたはDOWN要求が生じる度に、UPカウンタ回路501またはDOWNカウンタ回路502はそれに応じてカウントを増加させる。一時にただ1つのカウンタがカウントする。UPカウンタ回路501とDOWNカウンタ回路502との間にLOCKOUTを設けて、一方だけがカウントするようにする。両カウンタ回路501、502は、制御ロジック510により決定される補正器コントローラ305の出力を与える4つのカウンタを有する。UPカウンタ回路の4つのカウンタは、出力508に4ビットSKEWU<0:3>ベクトルを与える。DOWNカウンタ回路の4つのカウンタは、出力509に4ビットSKEWD<0:3>ベクトルを与える。
図5のデータ補正器101が最初にパワーアップされると、データ補正器101はカウンタ回路501、502の出力が図5の補助データ受信器301、302のオフセットを調整しないような状態でスタートする。データ補正器101をこの初期状態にする信号はRESET信号により与えられる。初期状態において、RESET信号はカウンタ回路501、502のカウンタを0にセットする。カウンタをこのように0にセットすると、SKEWUベクトルの信号が全て低、SKEWDベクトルの信号は全て高となる。その後、補助データ受信器301、302が(VCC/2)に対してデータオフセットがない状態で動作していない限り、図5の位相検知器303は補助データ受信器301、302のトリップポイントをシフトアップするかまたはシフトダウンする要求を決定する。補正器コントローラ305がUP要求を受けると仮定すると、この要求はUPカウンタ回路501のカウントを増加させる。補正器コントローラ305はUP要求を反映する調整ベクトルを発生する。その結果、出力508に生じるベクトルSKEWU及び出力509に生じるSKEWDベクトルは、以前の補正サイクルまたは調整サイクルから補助データ受信器301、302のトリップポイントを引き上げる方向に調整がスキューされることを反映する。
トリップポイントはこのように調整されると、差動クロック信号CLKIN0及びCLKIN1(図5の補助データ受信器301、302へのデータ信号のような入力)のデューティーサイクルが変化する。補助データ受信器の出力信号CLK0及びCLK1が再び図5の位相検知器303により比較される。以前の引き上げ調整が大きすぎる場合、補正器コントローラ305はDOWN要求を受け、また、以前の引き上げ調整が十分でない場合、補正器コントローラ305はUP要求を受ける。このサイクルは、CLK0及びCLK1の零交差が生じるまで、継続して補助データ受信器301、302のオフセットを追跡する。CLK0及びCLK1の移行部分が同時に交差すると、補正器コントローラ305は受信されるUPまたはDOWN要求に応じて同じ補正ベクトルを供給し続ける。補助データ受信器301、302のこの適応調整は、図5に示す構成でデータ補正器101において行われる。図1のデータ受信器102a−102nは補助データ受信器301、302と同じ態様では調整されない。補正器コントローラ305は、制御ロジック510により調整ベクトルがさらなる有意な変化を必要としないと判断する時に限り調整ベクトルをデータ受信器102a−102nへ供給する。
図8は、本発明に従ってデータ補正器を作動させるための図5のデータ補正器101の構成要素の一部を、図1のデータ受信器102a−102nに関連して示す。データ補正器101を作動させる方法は、差動クロック信号を1対の補助データ受信器301、302に与え、補助データ受信器301、302の出力信号間の差を求め、補助データ受信器の出力信号の差と相関関係のある補助ベクトルを発生させるステップを含む。1つの差動クロック信号CLKIN0は補助データ受信器301のデータポートに結合され、もう一方のクロック信号CLKIN1は補助データ受信器302のデータポートに結合される。補正器コントローラ305で発生される調整ベクトルは、1対の補助データ受信器301、302のトリップポイントを調整するためにそれらの補助データ受信器に再び結合される。
この方法は連続してクロック信号をサイクリングさせるため、移行に変化がないと、データ補正器101は補助データ受信器301、302に継続して調整ベクトルを供給する。実際には、位相検知器303は補助データ受信器301、302からの出力信号CLK0及びCLK1の完全な零交差は検知しない。従って、位相検知器303は継続してUPまたはDOWN要求を発生する。フィルタ304のカウントと補正器コントローラ305の制御ロジックとにより、補助データ受信器301、302に認識可能なオフセットが存在しなくなると、そう判断される。補助データ受信器301、302を調整したと判定された調整ベクトルの最終セットを、データ受信器102a−102nに与えることができる。データ受信器102a−102nは、データ信号のオフセットを補償する調整ベクトルのセットを決定するプロセスのためのデータとしてクロック信号を受けるデータ補正器101の補助データ受信器301、302とは異なり、データ受信器としてシステム中で機能する。
データ補正器101は、ラッチ108に最終的な調整ベクトルを維持し、そのラッチからデータ受信器102a−102nのような補正プロセスの外部のデータ受信器への補正ベクトルの転送を制御する。データ補正器101は、補助ベクトルを受けるデータ受信器102a−102nが静かな期間にあるか否かを判定する。例えば、静かな期間は、システムデータがデータ受信器内へ、または受信器外へ、転送中でない期間であろう。調整ベクトルは、データ受信器102a−102nへ転送されると、これらの静かな期間の間それらのトリップポイントを調整することにより、データ処理時のトリップポイントの変化に付随するグリッチが回避されるようにする。
データ受信器を有するシステムが動作すると、データ受信器102a−102nのようなデータ受信器は周期的なデータオフセットを経験することがある。データ補正器101は継続して動作中であるため、VREFのばらつきによるデータオフセットのようなデータオフセットが新しく発生するとデータ補正器101が検知し、調整ベクトル発生プロセスを継続する。データ補正器101は、この補正済み調整ベクトルがデータ補正器101の補助データ受信器301、302のオフセットを調整したことを一旦突き止めると補正済み調整ベクトルを補正器コントローラ306からデータ受信器102a−102nへ供給する。このようにして、データ補正器101はそれが結合されるデータ受信器102a−102nのトリップポイントの調整を適応自在に行う。
本発明のこの方法におけるデータ補正器101、補助データ受信器301、302並びにデータ受信器102a−102nについては上述した。データ受信器301、302及び補助データ受信器102a−102nは同一設計である。データ受信器102a−102nと、補助データ受信器301、302とは用途が異なるが、データ受信器102a−102nへのデータが実際のデータ信号であり、各データ受信器301、302へのデータがクロック信号である。本発明のこの方法により、VREFに関する任意のデータオフセットまたはデータ受信器それ自体のインバランスに対して補償された命令及びデータをデータ受信器が受けることができる。
電子デバイス、データ受信器、メモリデバイスまたはデータ信号のオフセットを補償するための調整を必要とする他のシステムの作動方法は、調整信号を発生するために用いるデータ信号及びクロック信号が同じソースから取り出される時は最良の結果が得られる。通常、共通のソースからのデータ信号及びクロック信号は電圧の揺れが同じレベルである。データ補正器回路への入力としてクロック信号を用いる場合、データ信号が調整すべきデータ受信ユニットにおいて揺れると同じ電圧レベル間でこれらのクロック信号が揺れることが予想される。データ信号及びクロック信号は同じチップセットから得るようにするのが好ましい。しかしながら、本発明はクロック信号及びデータが共通のソースを有する場合の用途に限定されない。
本発明の方法は、バスに接続される信号に関連して、電子デバイスの内部または外部の何れかで発生される基準信号を含む用途に使用可能である。さらに、デジタル信号(高、低電圧レベル)でなくて調整ベクトルは、電子デバイスのトリップポイントまたは移行しきい値を調整するアナログ制御電圧を構成する。明白なことであるが、アナログ信号の分配に関連するノイズの問題によりデジタル方式の方がより有利となる。
図9は、本発明のデータ補正器の動作及び設計のシミュレーションによる調整ベクトルの補正なしに動作するデータ補正器のタイミング図を示す。1つのタイミング図は、図5のデータ補正器101に結合されるシステム差動クロック信号CLKIN0 901及びCLKIN1 902を示す。CLKIN0は補助データ受信器301へのデータ入力に結合され、CLKIN1は補助データ受信器302へのデータ入力に結合される。両方の補助データ受信器は、電圧レベルが0.825ミリボルトであるVREF903に結合されている。CLKIN0及びCLKIN1は約0.225ミリボルトから約1.025ミリボルトの範囲内にある。第2のタイミング図は、図1のメモリデバイス100に用いる内部クロックユニット109においてCLKIN1及びCLKIN0から発生されるクロック信号CLKOUT1 904及びCLKOUT0 905を示す。CLKOUT0及びCLKOUT1は約0.0ミリボルトから約1.60ミリボルトの範囲内にある。第3のタイミング図は、そのデータ入力としてCLKIN1を有する補助データ受信器302の出力におけるクロック信号CLK1 906を示す。第3のタイミング図には、データ入力としてCLKIN0を有する補助データ受信器301の出力におけるクロック信号CLK0 907も示されている。CLK0及びCLK1も約0.0ミリボルトから約1.60ミリボルトの範囲内にある。認識可能なデータオフセットまたはタイミングスキューがない場合、CLK1/CLK0のパターンはCLKOUT1/CLKOUT0パターンに似ていなければならない。図9に示すパターンは、補助データ受信器301、302の出力が約0ミリボルトで交差する時のデータオフセット及びタイミングスキューの存在を指示する。このCLK1/CLK0パターンは(VCC/2)909の近くで交差しなければならない。
図10は、本発明のデータ補正器の動作及び設計のシミュレーションから得られる調整ベクトル補正を行うデータ補正器のタイミング図を示す。1つのタイミング図は、図5に示すデータ補正器101に結合されたシステム差動クロック信号CLKIN0 901及びCLKIN1 902を示す。CLKIN0信号は補助データ受信器301のデータ入力に結合されている。CLKIN1信号は補助データ受信器302のデータ入力に結合されている。CLKIN0及びCLKIN1は約0.225ミリボルトから約1.025ミリボルトの範囲内にある。両方の補助データ受信器は電圧レベルが0.825ミリボルトのVREF903に結合されている。第2のタイミング図は、図1のメモリデバイス100に用いる内部クロックユニット109においてCLKIN1及びCLKIN0から発生されるクロック信号CLKOUT1 904及びCLKOUT0 905を示す。CLKOUT0及びCLKOUT1は約0.0ミリボルトから約1.60ミリボルトの範囲内にある。第3のタイミング図は、そのデータ入力としてCLKIN1を有する補助データ受信器302の出力におけるクロック信号CLK1 1002を示す。第3のタイミング図には、データ入力としてCLKIN0を有する補助データ受信器301の出力におけるクロック信号CLK0 1001も示されている。CLK0及びCLK1も約0.0ミリボルトから約1.60ミリボルトの範囲内にある。認識可能なデータオフセットまたはタイミングスキューがない場合、CLK1/CLK0のパターンはCLKOUT1/CLKOUT0パターンに似ていなければならない。このパターンは、データ補正器が補助データ受信器301、302トリップポイントを調整中であることを指示するが、それはCLK1/CLK0のパターンが(VCC/2)999の近くで交差するからである。トリップポイントは数サイクルに亘って適応調整されるため、各タイムフレームにおけry交差点は正確に同じレベルにない。しかしながら、交差点は(VCC/2)909の近くに移動している。
図11は、とりわけプロセッサ601、データバス602及び1組のメモリデバイス100(a)−100(n)を含む本発明の処理システム600を示す。プロセッサ601及びメモリバス602は、当業者に知られた標準の方法により設計製作され、作動される。メモリデバイスセット100(a)−100(n)は本発明に従って作製され作動される。メモリデバイス100(a)−100(n)のデータ受信器のトリップポイントは、これらのデータ受信器へのデータ信号のオフセット及びタイミングスキューを補正するよう適応調整される。処理システム600はまた、メモリデバイスと同じ態様で作製されずまた作動されない他のメモリデバイスを含むことがある。プロセッサ601はまた本発明を包含するものである。
図示の実施例は、種々のタイプの回路及び構成を用いて変形及び/または実現することができる。当業者は、上述した実施例に厳格に従わずに、また特許請求の範囲に示される本発明の真の思想及び範囲から逸脱することなく、かかる変形及び設計変更が可能であることが容易にわかるであろう。
本発明のデータ補正器を備えたメモリデバイスの構成要素を示すメモリデバイスのブロック図である。 本発明のトリップポイント調整器を備えたデータ受信器のブロック図である。 トリップポイント調整器のないデータ受信器の受信器部分を示す。 本発明のトリップポイント調整器を備えたデータ受信器の一例を示す概略図である。 本発明のデータ補正器の構成要素を示すブロック図である。 本発明に従って信号をバランスさせ信号の零交差を検知する位相検知器の一例を示す概略図である。 本発明に従って調整ベクトルを与える補正器コントローラのブロック図である。 データ受信器セットのトリップポイントの調整に用いるデータ補正器の構成要素の一部を示すブロック図である。 調整ベクトルの補正なしで動作するデータ補正器のタイミング図である。 本発明に従って調整ベクトルを補正するデータ受信器のタイミング図である。 本発明によるメモリデバイスを備えた処理システムを示す。

Claims (64)

  1. トリップポイント調整器を有するデータ受信器と、
    データ受信器に結合されてトリップポイント調整器へのトリップポイント調整情報を適応自在に提供するデータ補正器とより成る電子デバイス。
  2. データ補正器とデータ受信器との間に結合されてトリップポイント調整情報をデータ受信器のトリップポイント調整器に条件付で提供するラッチをさらに備えた請求項1の電子デバイス。
  3. トリップポイント調整情報はアナログ制御電圧である請求項1の電子デバイス。
  4. 各々がトリップポイント調整器を有する複数のデータ受信器と、
    各データ受信器に結合されて各データ受信器のトリップポイント調整器へのトリップポイント調整情報を適応自在に提供するデータ補正器とより成り、データ補正器は、
    第1のトリップポイント調整器を有する第1の補助データ受信器と
    第2のトリップポイント調整器を有する第2の補助データ受信器と
    第1の補助データ受信器の第1のトリップポイント調整器に結合され、また、第2の補助データ受信器の第2のトリップポイント調整器に結合されて、トリップポイント調整ベクトルを適応自在に提供する補正器コントローラとより成る電子デバイス。
  5. データ補正器と複数のデータ受信器の各データ受信器との間に結合されて複数のデータ受信器の各データ受信器のトリップポイント調整器へのトリップポイント調整情報を条件付で提供するラッチをさらに備えた請求項4の電子デバイス。
  6. トリップポイント調整情報は、多数の調整サイクルについて変更なしに第1及び第2の補助データ受信器へ提供されているトリップポイント調整ベクトルより成る請求項5の電子デバイス。
  7. トリップポイント調整器を有するデータ受信器と、
    データ受信器に結合されてトリップポイント調整器へのトリップポイント調整情報を適応自在に提供するデータ補正器とより成る集積回路。
  8. 第1のp型MOSトランジスタと第1のn型MOSトランジスタとが第1のノードで結合され、第1のp型MOSトランジスタのゲートが第1のn型MOSトランジスタのゲートに結合された第1のトランジスタ対と、
    第2のp型トランジスタと第2のn型MOSトランジスタとが第2のノードで結合され、第2のp型MOSトランジスタのゲートが第2のn型MOSトランジスタのゲートに結合され、第2のp型MOSトランジスタと第1のトランジスタ対の第1のp型MOSトランジスタとが第3のノードで結合され、第2のn型MOSトランジスタと第1のトランジスタ対の第1のn型MOSトランジスタとが第4のノードで結合された第2のトランジスタ対と、
    第3のノードに結合された第3のp型MOSトランジスタと、
    第4のノードとアースとの間に結合され、ゲートが第1のノードで第3のp型MOSトランジスタのゲートに結合された第3のn型MOSトランジスタと、
    第1のノードとアースとの間に結合された複数の直列構成n型MOSトランジスタ対と、
    第1の電圧と第1のノードとの間に結合された複数の直列構成p型MOSトランジスタ対とより成り、複数の直列構成n型MOSトランジスタ対と複数の直列構成p型MOSトランジスタ対とを作動して第1のノードの電圧を調整する集積回路。
  9. 第1のトランジスタ対の第1のp型MOSトランジスタのゲートに結合され、電圧基準信号を提供可能な電圧基準ポートと、
    第2のトランジスタ対の第2のp型MOSトランジスタのゲートに結合され、データ信号を提供可能なデータポートとより成る請求項8の集積回路。
  10. トリップポイント調整器を有するデータ受信器と、
    データ受信器に結合されてトリップポイント調整器へのトリップポイント調整情報を適応自在に提供するデータ補正器とより成るメモリデバイス。
  11. データ補正器とデータ受信器との間に結合されてトリップポイント調整情報をデータ受信器のトリップポイント調整器に条件付で提供するラッチをさらに備えた請求項10のメモリデバイス。
  12. 各々がトリップポイント調整器を有する複数のデータ受信器と、
    各データ受信器に結合されて各データ受信器のトリップポイント調整器へのトリップポイント調整情報を適応自在に提供するデータ補正器とより成り、データ補正器は、
    第1のトリップポイント調整器を有する第1の補助データ受信器と
    第2のトリップポイント調整器を有する第2の補助データ受信器と
    第1の補助データ受信器の出力と第2の補助データ受信器の出力とに結合されて、第1の補助データ受信器の出力信号を第2の補助データ受信器の出力信号と比較する位相検知器と、
    位相検知器に結合されて比較情報を受ける補正器コントローラとより成り、補正器コントローラは第1の補助データ受信器の第1のトリップポイント調整器と第2の補助データ受信器の第2のトリップポイント調整器とに結合されてトリップポイント調整ベクトルを適応自在に提供するメモリデバイス。
  13. トリップポイントを有する受信器と、
    受信器に結合されて受信器のトリップポイントを適応自在に調整するトリップポイント調整器とより成るデータ受信器。
  14. 第1のp型MOSトランジスタと第1のn型MOSトランジスタとが第1のノードで結合され、第1のp型MOSトランジスタのゲートが第1のn型MOSトランジスタのゲートに結合された第1のトランジスタ対と、
    第2のp型トランジスタと第2のn型MOSトランジスタとが第2のノードで結合され、第2のp型MOSトランジスタのゲートが第2のn型MOSトランジスタのゲートに結合され、第2のp型MOSトランジスタと第1のトランジスタ対の第1のp型MOSトランジスタとが第3のノードで結合され、第2のn型MOSトランジスタと第1のトランジスタ対の第1のn型MOSトランジスタとが第4のノードで結合された第2のトランジスタ対と、
    第3のノードに結合された第3のp型MOSトランジスタと、
    第4のノードとアースとの間に結合され、ゲートが第1のノードで第3のp型MOSトランジスタのゲートに結合された第3のn型MOSトランジスタとより成る請求項13のデータ受信器。
  15. 受信器は差動対の受信器より成る請求項13のデータ受信器。
  16. 受信器は、
    差動増幅器と、
    差動増幅器の入力に結合された電圧基準ポートと、
    差動増幅器の別の入力に結合されたデータポートとより成る請求項13のデータ受信器。
  17. トリップポイント調整器は、
    差動増幅器のノードに結合された複数の直列構成n型MOSトランジスタ対と、
    前記ノードにおいて差動増幅器と結合された複数の直列構成p型MOSトランジスタ対とより成り、複数のn型MOSトランジスタ対と複数のp型MOSトランジスタ対とを作動して前記ノードの電圧を調整する請求項16のデータ受信器。
  18. トリップポイント調整器はさらに2組構成の複数の調整ポートを有し、一方の組は複数の直列構成n型MOSトランジスタ対に1対1の関係で結合され、もう一方の組は複数の直列構成p型MOSトランジスタ対に1対1の関係で結合され、複数の直列構成n型MOSトランジスタ対は複数の直列構成p型構成MOSトランジスタ対に等しく、2組の調整ポートは複数のn型MOSトランジスタと複数のp型MOSトランジスタ対とを作動する信号を提供可能である請求項17のデータ受信器。
  19. 複数の直列構成n型MOSトランジスタ対は4個あり、複数の直列構成p型MOSトランジスタは4個ある請求項17のデータ受信器。
  20. 前記ノードの電圧は約−200ミリボルトから正の約200ミリボルトの範囲で調整される請求項17のデータ受信器。
  21. 複数の直列構成n型MOSトランジスタ対は直列構成n型MOSトランジスタ対の重み付きセットより成り、複数の直列構成p型MOSトランジスタ対は直列構成p型MOSトランジスタ対の重み付きセットより成る請求項17のデータ受信器。
  22. 直列構成n型MOSトランジスタ対の重み付きセットと直列構成p型MOSトランジスタ対の重み付きセットとは、直列構成n型MOSトランジスタ対の負荷トランジスタとして働く各n型MOSトランジスタ及び直列構成p型MOSトランジスタ対の負荷トランジスタとして働く各p型MOSトランジスタの幅と長さの比率に基づき重み付けされる請求項21のデータ受信器。
  23. 第1のp型MOSトランジスタと第1のn型MOSトランジスタとが第1のノードで結合され、第1のp型MOSトランジスタのゲートが第1のn型MOSトランジスタのゲートに結合された第1のトランジスタ対と、
    第2のp型トランジスタと第2のn型MOSトランジスタとが第2のノードで結合され、第2のp型MOSトランジスタのゲートが第2のn型MOSトランジスタのゲートに結合され、第2のp型MOSトランジスタと第1のトランジスタ対の第1のp型MOSトランジスタとが第3のノードで結合され、第2のn型MOSトランジスタと第1のトランジスタ対の第1のn型MOSトランジスタとが第4のノードで結合された第2のトランジスタ対と、
    第3のノードに結合された第3のp型MOSトランジスタと、
    第4のノードとアースとの間に結合され、ゲートが第1のノードで第3のp型MOSトランジスタのゲートに結合された第3のn型MOSトランジスタと、
    第1のノードとアースとの間に結合された複数の直列構成n型MOSトランジスタ対と、
    第1の電圧と第1のノードとの間に結合された複数の直列構成p型MOSトランジスタ対とより成り、複数の直列構成n型MOSトランジスタ対と複数の直列構成p型MOSトランジスタ対とを作動して第1のノードの電圧を調整するデータ受信器。
  24. 複数の直列構成n型MOSトランジスタ対は直列構成n型MOSトランジスタ対の重み付きセットより成り、複数の直列構成p型MOSトランジスタ対は直列構成p型MOSトランジスタ対の重み付きセットより成る請求項23のデータ受信器。
  25. 直列構成n型MOSトランジスタ対の重み付きセットと直列構成p型MOSトランジスタ対の重み付きセットとは、直列構成n型MOSトランジスタ対の負荷トランジスタとして働く各n型MOSトランジスタ及び直列構成p型MOSトランジスタ対の負荷トランジスタとして働く各p型MOSトランジスタの幅と長さの比率に基づき重み付けされる請求項24のデータ受信器。
  26. ノードとアースとの間に結合された複数の直列構成n型MOSトランジスタ対と、
    第1の電圧と前記ノードとの間に結合された複数の直列構成p型MOSトランジスタ対とより成り、複数の直列構成n型MOSトランジスタ対と複数の直列構成p型MOSトランジスタ対とを作動して前記ノードの電圧を調整するトリップポイント調整器。
  27. 複数の直列構成n型MOSトランジスタ対は4個あり、複数の直列構成p型MOSトランジスタは4個ある請求項26のトリップポイント調整器。
  28. 複数の直列構成n型MOSトランジスタ対は直列構成n型MOSトランジスタ対の重み付きセットより成り、複数の直列構成p型MOSトランジスタ対は直列構成p型MOSトランジスタ対の重み付きセットより成る請求項26のトリップポイント調整器。
  29. 直列構成n型MOSトランジスタ対の重み付きセットと直列構成p型MOSトランジスタ対の重み付きセットとは、直列構成n型MOSトランジスタ対の負荷トランジスタとして働く各n型MOSトランジスタ及び直列構成p型MOSトランジスタ対の負荷トランジスタとして働く各p型MOSトランジスタの幅と長さの比率に基づき重み付けされる請求項28のトリップポイント調整器。
  30. 第1の補助データ受信器と、
    第2の補助データ受信器と、
    第1の補助データ受信器と第2の補助データ受信器とに結合されて、第1の補助データ受信器及び第2の補助データ受信器への調整ベクトルを適応自在に提供する補正器コントローラとより成るデータ補正器。
  31. 補正器コントローラは、調整ベクトルが多数の調整サイクルについて変化なしに第1及び第2の補助データ受信器へ提供されたことが確認された後に調整ベクトルをデータ補正器の外部のデータ受信器へ送る制御ロジックを有する請求項30のデータ補正器。
  32. 第1の補助データ受信器及び第2の補助データ受信器への調整ベクトルは、第1の補助データ受信器及び第2の補助データ受信器のトリップポイントを調整する信号を与える請求項30のデータ補正器。
  33. 第1の補助データ受信器は第1のクロック信号を受けるように構成されたデータポートを有し、第2の補助データ受信器は第2のクロック信号を受けるように構成されたデータポートを有し、第1の補助データ受信器は第2の補助データ受信器と基準信号を提供可能な電圧基準ポートで結合されている請求項30のデータ補正器。
  34. データ補正器はさらに、第1の補助データ受信器の出力と、第1の補助データ受信器の出力とに結合された位相検知器を有し、位相検知器は第1の補助データ受信器の出力信号を第2の補助データ受信器の出力信号と比較する請求項30のデータ補正器。
  35. データ補正器はさらに、データ検知器と補正器コントローラとの間に結合されたフィルタを有し、フィルタは位相検知器から補正器コントローラへの出力信号の送信を所定の設定に基づき制御する請求項34のデータ補正器。
  36. フィルタは、位相検知器の出力が複数のクロックパルスの間一定レベルを維持していたか否かを判定するカウンタを有する請求項35のデータ補正器。
  37. 複数のクロックパルスは4個である請求項36のデータ補正器。
  38. 第1のトリップポイント調整器を有する第1の補助データ受信器と
    第2のトリップポイント調整器を有する第2の補助データ受信器と
    第1の補助データ受信器の出力と第2の補助データ受信器の出力とに結合されて、第1の補助データ受信器の出力信号を第2の補助データ受信器の出力信号と比較する位相検知器と、
    位相検知器に結合されて比較情報を受ける補正器コントローラとより成り、補正器コントローラは第1のトリップポイント調整器及び第2のトリップポイント調整器に結合されて第1のトリップポイント調整器及び第2のトリップポイント調整器へのトリップポイント調整ベクトルを適応自在に提供するデータ補正器。
  39. 第1の補助データ受信器は第1のクロック信号を受けるように構成されたデータポートを有し、第2の補助データ受信器は第2のクロック信号を受けるように構成されたデータポートを有し、第1の補助データ受信器は第2の補助データ受信器と基準信号を提供可能な電圧基準ポートで結合されている請求項38のデータ補正器。
  40. データ補正器はさらに、データ検知器と補正器コントローラとの間に結合されたフィルタを有し、フィルタは位相検知器から補正器コントローラへの出力信号の送信を所定の設定に基づき制御する請求項38のデータ補正器。
  41. 補正器コントローラは、調整ベクトルが多数の調整サイクルについて変化なしに第1及び第2の補助データ受信器へ提供されたことが確認された後に調整ベクトルをデータ補正器の外部のデータ受信器へ送る制御ロジックを有する請求項38のデータ補正器。
  42. 2つの信号をバランスさせる手段と、
    2つの信号の零交差を比較する手段とより成り、2つの信号をバランスさせる手段は2つの信号の零公差を比較する手段と結合されている位相検知器。
  43. 2つの信号の零交差の比較は、一方の信号の立上りエッジの移行がもう一方の信号の立下りエッジの移行と同時であることをチェックすることにより行う請求項42の位相検知器。
  44. 2つの信号をバランスさせる手段は、
    出力を有する第1のNANDゲートと、
    出力を有する第2のNANDゲートと、
    アースと第1のNANDゲートの出力との間に結合された第1のn型キャパシタと、
    アースと第2のNANDゲートの出力との間に結合された第2のn型キャパシタと、
    第1のNANDゲートの出力に結合された第1のインバータと、
    第2のNANDゲートの出力に結合された第2のインバータと、
    アースと第1のインバータの出力との間に結合された第3のn型キャパシタと、
    アースと第2のインバータの出力との間に結合された第4のn型キャパシタと、
    電圧と第1のインバータの出力との間に結合されたp型キャパシタとより成り、n型及びp型キャパシタは、第1のNANDゲートの入力に第1のクロック信号が、また第2のNANDゲートの入力に第2のクロック信号が印加されると第1のインバータの出力における第1のクロック信号の立上り時間及び立下り時間が第2のインバータの出力における第2のクロック信号の立上り時間及び立下り時間にほぼ等しくなるような容量を有する請求項42の位相検知器。
  45. 2つの信号の零交差を比較する手段は、
    出力が第1のインバータに結合されたNANDゲートと、
    出力が第2のインバータに結合されたNORゲートとより成り、第2のインバータの出力はNANDゲートの入力に結合され、NORゲートの入力は第1のインバータの出力に結合されている請求項42の位相検知器。
  46. 2つの信号の零交差を比較する手段はさらに、
    NANDゲートの出力に結合された第3のインバータと、
    第3のインバータの出力に直列結合された第4のインバータと、
    NORゲートの出力に結合された第5のインバータと、
    第4のインバータの出力に直列結合された第1のp型MOSトランジスタと、
    第1のp型MOSトランジスタとノードとの間に結合され、ゲートが第1のp型MOSトランジスタのゲートに結合され、その第1のp型MOSトランジスタのゲートが第5のインバータの出力に結合されている第1のn型MOSトランジスタと、
    第5のインバータの出力に直接結合された第2のp型MOSトランジスタと、
    第2のp型MOSトランジスタと前記ノードとの間に結合され、ゲートが第2のp型MOSトランジスタのゲートに結合され、その第2のp型MOSトランジスタのゲートが第4のインバータの出力に結合された第2のn型MOSトランジスタとより成る請求項45の位相検知器。
  47. 出力を有する第1のNANDゲートと、
    出力を有する第2のNANDゲートと、
    アースと第1のNANDゲートの出力との間に結合された第1のn型キャパシタと、
    アースと第2のNANDゲートの出力との間に結合された第2のn型キャパシタと、
    第1のNANDゲートの出力に結合された第1のインバータと、
    第2のNANDゲートの出力に結合された第2のインバータと、
    アースと第1のインバータの出力との間に結合された第3のn型キャパシタと、
    アースと第2のインバータの出力との間に結合された第4のn型キャパシタと、
    電圧と第1のインバータの出力との間に結合されたp型キャパシタとより成り、n型及びp型キャパシタは、第1のNANDゲートの入力に第1のクロック信号が、また第2のNANDゲートの入力に第2のクロック信号が印加されると第1のインバータの出力における第1のクロック信号の立上り時間及び立下り時間が第2のインバータの出力における第2のクロック信号の立上り時間及び立下り時間にほぼ等しくなるような容量を有する、2つの信号をバランスさせるバランス回路。
  48. 出力が第1のインバータに結合されたNANDゲートと、
    出力が第2のインバータに結合されたNORゲートとより成り、第2のインバータの出力はNANDゲートの入力に結合され、NORゲートの入力は第1のインバータの出力に結合されている、2つの信号の零交差を比較する位相検知回路。
  49. プロセッサと、
    プロセッサに結合されたメモリデバイスとより成り、メモリデバイスは、
    各々がトリップポイント調整器を有する複数のデータ受信器と、
    各データ受信器に結合されて各データ受信器のトリップポイント調整器へのトリップポイント調整情報を適応自在に提供するデータ補正器とより成る処理システム。
  50. データオフセット調整機能を有するデータ受信器の作動方法であって、
    データ信号をデータ受信器へ与え、
    クロック信号をデータ補正器へ与え、
    データ補正器において受信したクロック信号と関連する調整情報を発生させ、
    調整情報をデータ受信器へ条件付きで送るステップより成るデータ受信器の作動方法。
  51. クロック信号は差動クロック信号である請求項50の方法。
  52. データ受信器及びデータ補正器に基準電圧を与えることにより、データ受信器において第1のトリップポイントを、またデータ補正器において複数のトリップポイントを発生させるための基準レベルを与えるステップをさらに含む請求項50の方法。
  53. クロック信号及びデータ信号は共通のソースから発する請求項50の方法。
  54. 共通のソースは共通のチップセットより成る請求項53の方法。
  55. データ補正器の作動方法であって、
    第1のクロック信号を第1の補助データ受信器のデータポートへ送ることにより第1の補助データ受信器が第1のクロック信号に関連する出力信号を発生するようにし、
    第2のクロック信号を第2の補助データ受信器のデータポートへ送ることにより第2の補助データ受信器が第2のクロック信号に関連する出力信号を発生するようにし、
    第1と第2の補助データ受信器の出力信号間の差を求め、
    第1及び第2の補助データ受信器の出力信号間の差と相関関係にある調整ベクトルを発生させるステップより成るデータ補正器の作動方法。
  56. 第1及び第2のクロック信号として差動クロック信号を与え、
    電圧基準を第1の補助データ受信器及び第2の補助データ受信器に与えることにより、第1の補助データ受信器の第1のトリップポイント及び第2の補助データ受信器の第2のトリップポイントの基準レベルを設定するステップをさらに含む請求項55の方法。
  57. 第1及び第2の補助データ受信器の出力信号間の差を求めるステップは、補助データ受信器の出力信号の零交差を検知するステップより成る請求項55の方法。
  58. 調整ベクトルを第1の補助データ受信器及び第2の補助データ受信器へ与えるステップをさらに含む請求項55の方法。
  59. 補助ベクトルをデータ補正器の外部のデータ受信器が条件付きで利用できるようにするステップをさらに含む請求項58の方法。
  60. 補助ベクトルをデータ補正器の外部のデータ受信器が条件付きで利用できるようにするステップは、
    第1の補助データ受信器及び第2の補助データ受信器に与えられる補助ベクトルが所定数の調整サイクルの間一定値を維持していたか否かを判定し、
    データ補正器の外部の各データ受信器がその補助ベクトルを利用できるようにするステップより成る請求項59の方法。
  61. データオフセット調整機能を有するデータ受信器を備えたメモリデバイスの作動方法であって、
    データ信号をデータ受信器に与え、
    第1のクロック信号を第1のトリップポイントを有する第1の補助データ受信器のデータポートに与えて、第1の補助データ受信器が第1のクロック信号に関連する出力信号を発生するようにし、
    第2のクロック信号を第2のトリップポイントを有する第2の補助データ受信器のデータポートに与えて、第2の補助データ受信器が第2のクロック信号に関連する出力信号を発生するようにし、
    第1と第2の補助データ受信器の出力信号間の差を求め、
    第1と第2の補助データ受信器の出力信号間の差と相関関係にある調整ベクトルを発生させ、
    調整ベクトルを第1及び第2のデータ受信器へ与えて第1及び第2の補助データ受信器のトリップポイントを調整し、
    調整ベクトルをデータ受信器に条件付きで送るステップより成るメモリデバイスの作動方法。
  62. 第1及び第2のクロック信号として差動クロック信号を与え、
    電圧基準を第1の補助データ受信器及び第2の補助データ受信器に与えることにより、第1の補助データ受信器の第1のトリップポイント及び第2の補助データ受信器の第2のトリップポイントの基準レベルを設定するステップをさらに含む請求項61の方法。
  63. データ受信器へ調整ベクトルを条件付きで送るステップは、
    第1の補助データ受信器及び第2の補助データ受信器へ与えられた調整ベクトルが所定数の調整サイクルの間一定値を維持していたか否かを判定し、
    データ受信器が静かな期間にあるか否かを判定し、
    データ受信器が静かな期間にあることが判明すると調整ベクトルをデータ受信器へ与えるステップより成る請求項61の方法。
  64. データ受信器の静かな期間は、データ受信器がデータを転送しない時間周期を含む請求項63の方法。
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