JP2005527522A - マイクロカプセルをベースとした徐放性錠剤 - Google Patents

マイクロカプセルをベースとした徐放性錠剤 Download PDF

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Abstract

【課題】
【解決手段】本発明の目的は、圧縮による放出プロファイルの変化を伴わずに(特別に圧縮のために調合されていない微粒子)、APの持続的放出を可能とする活性成分AP(結晶、顆粒)の力学的に変形不能なコアを含む多(微)粒子錠剤を提案することである。この目的は、APを持続的に放出するリザーバマイクロカプセルをベースとした本発明の錠剤であって、インビボでのAPの持続的放出を制御する少なくとも1つのフィルムコーティングで各々が被覆され、APを備えた変形不能なコアから構成されており、50ないし1000μmの粒径を有し、40℃ないし120℃の融点を有する少なくとも1つの変形可能な有機成分をベースとした少なくとも1つの外側オーバーコーティングエンベロープ(ポリエチレングリコール)を備えた錠剤によって達成される。本発明は、さらに、圧縮耐性を有するオーバーコートされたマイクロカプセルそれ自体にも関する。

Description

発明の背景
本発明は、多(微)粒子の分野に関し、好ましくは、活性成分(AP)を好ましくは大量に投与することを可能とする経口分散性錠剤の分野に関する。
特に、本発明は、インビボで少なくとも1つの医学的及び/又は栄養学的活性成分(AP、active principle)を長時間放出させることができるリザーバタイプのマイクロカプセルをベースとした、好ましくは経口分散性の錠剤に関し、これらの錠剤を形成するマイクロカプセルには、以下のタイプのものがある。
・インビボでのAPの持続的放出を制御する少なくとも1つのフィルムコーティングで各々が被覆されたAPの硬いコアから構成され、且つ
・50ないし1000ミクロン、好ましくは、100ないし750ミクロン、特に好ましくは200ないし500ミクロンの粒径と、特定の保護コーティングを有する。
本発明は、さらに、持続性放出錠剤を形成するこのようなマイクロカプセルであって、前記錠剤が好ましくは迅速に経口分散可能であり、大量の活性成分を含有するマイクロカプセルに関する。
薬物投与のための持続性放出多粒子系は周知である。
特に、フランス特許出願FR−A−2,725,623号(FLAMEL TECHNOLOGIES)は、APを持続的に放出するための多微粒子薬剤系(multimicroparticulate galenical system)に関する。この系は、少なくとも1つの活性成分(アセチルサリチル酸を除く)を持続的に経口投与するためのマイクロカプセルからなる。これらのマイクロカプセルは、例えば、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ひまし油、及びステアリン酸マグネシウムをベースとしたコーティングで被覆された活性成分のコアから構成されている。これらのマイクロカプセルは、インビボでのAPの持続的放出に関しては完璧に作用する。
しかし、このコーティングが持続的放出機能を完璧に果たしたとしても、このようなマイクロカプセルの圧縮性に関しては改良の余地がある。事実、APの持続的放出を制御するためにこのコーティング中で用いられている賦形剤は、圧縮時に加えられる機械的な圧力に対する対抗力が優れていない。その結果、前記コーティングが崩壊してしまい、APの持続的放出を制御するというその機能を全うすることができなくなる。
同様のことが、異議申立手続で修正された欧州特許EP−B−0,548,356号の主題を形成する発明にも当てはまり、この発明は、素早く崩壊する多粒子錠剤であって、(例えば、味を隠すために)コーティングが施された微結晶又は微顆粒の形態の活性物質と、発泡性物質、有機酸、水と接触したときに粘度が高くなる物質を欠いた賦形剤の混合物とを備え、前記賦形剤の混合物が不溶性の架橋されたポリビニリピロリドン又はカルボキシメチルセルロース等の1以上の崩壊剤と、1以上の膨張剤又は可溶性物質とを備え、前記膨張剤がデンプン、加工デンプン又は微結晶性セルロースなどであり、前記錠剤が口腔内に入ると、噛む動作を行わなくても60秒未満で崩壊し、唾液と交じり合って、嚥下しやすい懸濁物を生成する、多粒子錠剤に及ぶ。
EP−B−0,548,356号に対応する特許US−A−5,464,632号は、水を用いなくても、口腔内で迅速に崩壊することができる錠剤であって、
−活性物質と非発泡性賦形剤の混合物とを含み、
−消化管内のpHに対する影響を減少させるとともに、粘度の影響を軽減し、
前記活性物質はコートされた微結晶又は微顆粒の形態の多粒子であり、前記賦形剤の混合物は口腔中の唾液により前記錠剤を崩壊させて、嚥下が容易な懸濁物を60秒以内に与えるのに必要な崩壊剤と膨張剤とを含む。
前記特許に係る経口分散性錠剤は、APの持続的放出機能の保持及び/又は圧縮に際する味のマスキングに関して、望ましい性質を全て与えるとは限らない。
APのコートされた微粒子における圧縮性という課題は、従来技術においても周知である。特に、「International Journal of Pharmaceutics, no.143,13-23(1996)」やPCT国際特許出願WO99/26608号に詳しく記載されている。これらの文書は、コートされた顆粒を圧縮すると、亀裂(cracking)又は裂け目(rupture)によってフィルムコーティングの構造に変化が生じ、フィルムコーティングの特性が部分的に又は完全に失われることになる。とりわけ、亀裂は、顆粒中に含有される活性成分の放出プロファイルを不可逆的に変化させる。
従来技術である前記特許出願WO99/26608号に記載されている発明は、相当な割合の補助物質を加えずに(すなわち、5重量%未満、好ましくは1重量%未満)、そのまま圧縮可能な1以上の活性成分(チアガビンを除く)を含有する圧縮可能な楕円体(spheroid)を与えることによって、この問題を克服することを提案している。
これらの楕円体は、コーティング層で覆われたコアを備えている。該コア及び/又はコーティング層は少なくとも1つの活性成分と、20℃の温度で半固体状の稠度になる粘性および25℃ないし100℃の融点を有する少なくとも1つの熱可塑性賦形剤とが含有されている。
活性成分を含有する全体が、30℃以下のガラス転移温度を有するポリマー性物質をベースとした変形可能な柔軟なフィルムで被覆されており、前記フィルムは、保護を与えるか、または味をマスキングするか、または活性成分の放出を改変若しくは調節する役割を果たす。
WO−A−99/26608号の実施例2には、
−糖からできている中性のコア
−ポリエチレングリコールPEG 6000、蝋、界面活性剤TWEEN(登録商標) 80、dl−α−トコフェロールおよび滑石粉を混合した活性成分(コデイン)の変形可能な層
−ポリアクリル酸塩(eudragit(登録商標) NE30D)とポリエチレングリコールPEG6000とをベースとした透過性膨張フィルムをベースとする変形可能なコーティング(eudragit(登録商標) NE30Dはポリアクリル酸又はポリメタクリル酸の中性エステルである)
−OPADRY(登録商標) II(ポリマーと多糖の組み合わせ)とポリエチレングリコールPEG6000を備えた変形可能な外層
を備えた楕円体の調製が記載されている。
これらの楕円体は、数個の柔らかな層を有するように特別の設計が為されているので、溶液中で分散可能な錠剤(EP−B−0,548,356号に記載されているタイプの経口分散性の錠剤を除く)の製造により適したものとなっている。
さらに、前記外層の目的は、補助物質を加えずに錠剤を製造できるようにすることであり、その役割は、前記楕円体の相互凝集を確保すること、錠剤の硬度を確保すること、及び溶液中に浸したときに分解できるようにすることである。
これらの楕円体には、8.2重量%の活性成分コデインしか含有されておらず、20Nの硬度を有する錠剤に変換することができる。
さらに、WO−A−99/22608号に記載の楕円体中に存在する活性成分の割合は極めて限られていることに留意しなければならない。このことは、これらの楕円体から得られる錠剤中にAPが大量に存在しなければならない場合に、患者の服薬(用量の遵守)に関して大きなハンデとなる。実際、APの含有量が少量である錠剤により処方量を実現するためには、高齢者及び/又は体力の弱った患者には特に嚥下が困難である極端に巨大な錠剤を製造しなければならない。このような状態では、治療の成功は極めて不確実である。
最後に、前記楕円体の溶解が全く分解しないか、僅かに分解するだけの錠剤を製造するためには、前記楕円体とそれらのコーティングには特別な調剤が必要とされ、使用するマイクロカプセルが必要な柔軟特性を本来的に備えていなければ、このような錠剤を想定することはできない。
このように技術水準を俯瞰すると、「圧縮されたマイクロカプセル」型と「圧縮されていないマイクロカプセル」型の間でのAPの放出プロファイルの安定性と、圧縮性を与えるマイクロカプセルの力学的性質の維持とをともに確保する技術的な調和点を見出すのが困難であることを示している。既に提案されている解決策は、変形可能な数個の層を有するマイクロカプセルを構築することである。この方法では、放出プロファイルを最適化することが困難であり、活性成分が極めて希薄な生成物(すなわち、AP含量が少ない)が得られる。
さらに、現在の知識とは逆に、この課題に対する望ましいアプローチは、マイクロカプセル系を一体的に設計するより、あらゆるマイクロカプセル又はマイクロスフェアに適用できる単純な技術的解決策を提案することであろう。
このような技術水準の下で、本発明の重要な目的の1つは、大量に存在し得る1以上の活性成分を備えた、好ましくは経口分散性の多(微)粒子錠剤であって、前記活性成分をインビボで持続的に放出させることができ、その放出プロファイルが圧縮により顕著に変化せず、活性成分と溶解を制御するコーティング剤とを含有する一部として、前記微粒子なしに、圧縮のために特別に調合されている。
本発明の別の重要な目的は、リザーバタイプのマイクロカプセルをベースとした好ましくは経口分散性の錠剤であって、インビボにおける活性成分の持続的放出を可能とする力学的に変形しない活性成分のコア(結晶、顆粒)を備え、該コアの放出プロファイルが圧縮によって著しく変化しない、錠剤を提供することである。
本発明の別の重大な目的は、リザーバタイプのマイクロカプセルをベースとした好ましくは経口分散性の錠剤であって、力学的に変形しない活性成分の硬いコア(結晶、顆粒)を備え、該コアの放出プロファイルが圧縮によって著しく変化しない、錠剤を提供することである。
本発明の別の重要な目的は、リザーバタイプのマイクロカプセルをベースとした好ましくは経口分散性の錠剤であって、インビボにおける活性成分の持続的放出を可能とする力学的に変形しない活性成分のコア(結晶、顆粒)を備え、該コアの放出プロファイルが圧縮によって著しく変化せず、前記コアが好ましくは20Nを超える適切な硬度を有する、錠剤を提供することである。
本発明の別の重要な目的は、経口投与可能な少なくとも1つのAPを含むリザーバタイプのマイクロカプセルであって、インビボにおけるAPの持続的放出を可能とし、放出プロファイルを変化させずに、直接圧縮することができる力学的に変形しない活性成分のコアをさらに備えた、マイクロカプセルを提供することである。
本発明の別の重要な目的は、薬学用又は食餌療法用剤形(好ましくは、錠剤、例えば、崩壊性又は経口分散性の錠剤)を調製するための、上記目的において記載された前記マイクロカプセルの使用を提案することである。
これら及びその他の目的は、1つの同じマイクロカプセル内で、徐放機能と圧縮強度機能を切り離すという原理に立脚した本発明によって達成される。換言すれば、本発明は、有利には、専ら治療のための放出プロファイルを与えることを目的として開発されたマイクロカプセルを、そのまま、出発素材として使用し、圧縮操作による力学的圧力を吸収するための保護層でマイクロカプセルをコートすることを提案する。このアプローチによって、以下の諸点が実現される。
−極めて特異的な放出プロファイルが得られる可能性
−マイクロカプセルの安定性とマイクロカプセルを圧縮した後の特性の保持が最適化される
−活性成分を大量投与できる可能性
従って、本発明は、第一に、少なくとも1つの医学及び/又は栄養学的活性成分(AP)をインビボで持続的に放出させることができるリザーバタイプのマイクロカプセルをベースとした好ましくは経口分散性の錠剤であって、錠剤を形成するこれらのマイクロカプセルは、
・各々が、APを備えた変形しないコアから構成され且つインビボでのAPの持続的放出を制御する少なくとも1つのフィルムコーティングで被覆されており、
・50ないし1000ミクロン、好ましくは100ないし750ミクロン、特に好ましくは200ないし500ミクロンの粒径を有し、
これらのマイクロカプセルが、40℃ないし120℃、好ましくは45℃ないし110℃の融点を有する少なくとも1つの変形可能な有機成分をベースとした少なくとも1つの外側オーバーコーティングエンベロープを備えていることを特徴とする。
限定を意図するものではないが、この好ましくは経口分散性の錠剤によって形成されたこの新規持続的放出製剤系は、大量投与される活性成分の場合にとりわけ有用である。
本発明の錠剤を形成するマイクロカプセルによって、とりわけ、昼夜単回投与する多数のAPが大量に含有された錠剤を得るためのツールが調剤師に与えられることになる。
実際に、本発明の錠剤に用いられるマイクロカプセルにとって不可欠な構造的特徴の1つであるオーバーコーティングによって、圧縮時に力学的な強度が与えられ、前記マイクロカプセルのAPのコアのコーティングによって付与される持続的放出特性が影響を受けなくなる。
マイクロカプセルの異なる層内にあるAPの放出を保護する機能と制御する機能を分離することは、圧縮時の前記マイクロカプセルの安定性にとって1つの重要なポイントである。
本発明において、
−APを含む粒子に関して「変形不能な(non-deformable)」又は「硬い(hard)」という限定語が用いられたときには、特定の圧縮テスト(Tc)における挙動を表し、圧縮テストを行わなかった同じ粒子に対して観察された場合に比べて、圧縮テストを行った粒子の放出/溶解された重量パーセントが少なくとも20%を超えることを意味する。
−テストTcの定義は、実施例の部の序論に記載されている。
−「経口分散性(orally dispersible)」は、錠剤の特性を表し、唾液の力だけで、口腔内において迅速に崩壊して、容易に嚥下できる懸濁物を形成し得ることを意味する。
−「マイクロカプセル」という用語は、ミリメートル未満のフィルムにコートされたリザーバタイプの粒子を表し、マトリックスタイプのマイクロスフェアに対する語である。これらのマイクロカプセルは、小腸の消化窓内で1以上のAPの輸送及び放出を可能とするビヒクルに連結することができる。
硬いコアのフィルムコーティングを行った後に得られたマイクロカプセルは、先験的に、変形不能である(すなわち、圧縮耐性がない)。この硬度と変形不能特性は、これらのマイクロカプセルを圧縮した後に、ある時点で放出されたAPの量が実質的に増加しているという事実により、圧縮テストTc中に現れる(実施例の序論参照)。
本発明の1つの好ましい特性によれば、オーバーコーティング中の変形可能な有機成分
の濃度は、10重量%以上、好ましくは、20ないし100重量%である。
本発明の錠剤に用いられるマイクロカプセルに属する外側オーバーコーティングエンベロープは、その起源の一部が、40ないし120℃の融点を有する有機化合物から得られる変形可能な成分を注意深く選択することによって得られ、これらの化合物は、
・アルキレングリコール、とりわけ、ポリエチレングリコール、特に、6,000ないし20,000Dの分子量を有するポリエチレングリコールをベースとするポリマーおよびコポリマーから、
・及び/又は、硬化植物油、脂肪酸、脂肪アルコール、脂肪酸及び/又は脂肪アルコールエステル、ポリオレフィンおよびミネラル、植物、動物又は合成蝋から、本発明において特に好ましい、ジグリセリド、トリグリセリド、及びそれらの混合物等の脂肪酸エステル、ベヘン酸グリセロール、硬化油、硬化ひまし油、大豆油、綿実油、ヤシ油から、
選択される。
有利には40ないし120℃の融点を有する前記有機オーバーコーティング成分は、有利には単独で使用してもよいし、あるいは互いに混合してもよく、必要に応じて、
・ミネラル充填剤(filler)、例えば、シリカ若しくは二酸化チタン、又は有機充填剤、例えば、微結晶性セルロース、
・及び/又は少なくとも1つの潤滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム又は安息香酸ナトリウム、
・及び/又は少なくとも1つのヒドロキシプロピルセルロース又はヒドロキシプロピルメチルセルロースのような水溶性セルロース誘導体などの親水性ポリマー、ポリビニルピロリドン若しくはポリビニルアルコール(PVA)などの合成ポリマー、又はアクリル酸及びメタクリル酸誘導体、例えば、EUDRAGIT(登録商標)、
・及び/又は、界面活性剤、例えば、ポリエトキシル化されたソルビタン(登録商標)エステル、
を加えてもよい。
この可塑性のある変形可能なオーバーコーティングは、幾つかの点で優れている。
第一に、これは、好ましくは、慣用的な薬学的賦形剤又はかかる賦形剤の混合物である。
本発明のオーバーコーティングには、粘膜をあらゆる刺激から保護するという利点と、製造が簡単で安価であるという利点もある。
本発明の錠剤に用いられるマイクロカプセルは、生物、特に胃が完全な耐用性を示し、製薬業界で慣用的に用いられている方法によって調製することができるので、より一層大きな価値がある。
本発明の1つの好ましい特徴によれば、前記外側オーバーコーティングエンベロープは、前記マイクロカプセルの総重量に対して、5ないし50乾燥重量%、好ましくは10ないし30乾燥重量%、特に20%台の乾燥重量%である。
本発明の1つの好ましい特徴によれば、APの粒子は、力学的に変形不能なAPの硬いコアから選択され、これらのコアは、好ましくは、結晶及び顆粒を含む群から選択される。
フィルムコーティングの定性及び定量的な組成は、特に以下のとおりとすることができる。
1−管腔液(tract fluid)の中で不溶性であり、コーティング組成物の総重量に対して、50ないし90乾燥重量%、好ましくは50ないし80乾燥重量%の量で存在し、少なくとも1つのフィルム形成ポリマー(P1)、少なくとも1つの水不溶性セルロース誘導体からなり、エチルセルロース及び/又は酢酸セルロースが特に好ましい。
2−コーティング組成物の総重量に対して、2ないし25乾燥重量%、好ましくは5ないし15乾燥重量%の量で存在する少なくとも1つの窒素含有ポリマー(P2)、少なくとも1つのポリアクリルアミド及び/又はポリ−N−ビニルアミド及び/又はポリ−N−ビニルラクタムからなり、ポリアクリルアミド及び/又はポリビニルピロリドンが特に好ましい。
3−コーティング組成物の総重量に対して、2ないし20乾燥重量%、好ましくは4ないし15乾燥重量%の量で存在する少なくとも1つの可塑化剤、以下の化合物、グリセロールエステル、フタル酸エステル、クエン酸エステル、セバシン酸エステル、セチルアルコールエステル、ひまし油、サリチル酸、クチンのうち少なくとも1つからなり、ひまし油が特に好ましい。
4−コーティング組成物の総重量に対して、2ないし20乾燥重量%、好ましくは4ないし15乾燥重量%の量で存在し、陰イオン性界面活性剤、好ましくは、脂肪酸(ステアリン酸及び/又はオレイン酸が好ましい)のアルカリ金属又はアルカリ土類金属から、及び/又は非イオン性界面活性剤(好ましくは、ポリエトキシル化されたソルビタンエステル及び/又はポリエトキシル化されたひまし油誘導体)から、及び/又はステアリン酸塩(好ましくは、ステアリン酸カルシウム、マグネシウム、アルミニウム又は亜鉛、ステアリルフマル酸塩(好ましくは、ステアリルフマル酸ナトリウム)、及び/又はベヘン酸グリセロール)などの潤滑剤から選択される少なくとも1つの界面活性剤及び/又は潤滑剤であり、前記物質は上記産物を1つだけ又はそれらの混合物を含むことが可能である。
実際には、前記マイクロカプセルのフィルムコーティングの組成物は、例えば、60ないし80%のエチルセルロース、5ないし10%ポリビニルピロリドン、5ないし10%のひまし油、2ないし8%のステアリン酸マグネシウムを含むことができる。APの持続的放出を制御するための該コーティングについては、参考文献FR−A−2,725,623号に記載されており、その内容は、本開示の一部として援用される。
しかしながら、本発明は、有利には、極めて多様な組成のマイクロカプセル、とりわけ、特別に圧縮を考慮して調合されていないマイクロカプセルを用いて、例えば、経口分散性の錠剤の形態で実施可能であることを指摘しなければならない。
本発明の1つの好ましい実施形態では、前記マイクロカプセルは、以下の重量組成(乾燥重量%)を有する。
−APをベースとする粒子:50ないし80、好ましくは55ないし65、
−フィルムコーティング:10ないし30、好ましくは15ないし25、
−オーバーコーティングエンベロープ:10ないし30、好ましくは15ないし25
本発明のある有利な変形例では、前記オーバーコートされるマイクロカプセルは、総重量に対して50乾燥重量%以上の量でAPを含むことができる。
活性成分をこのように充填することによって、嚥下が容易な適宜のサイズを有し、患者に必要な大量の一日用量のAPを各ユニット中に含んだ錠剤の製造を想定することができる。これにより、患者は規定どおりの服薬を行いやすくなり、治療が成功する可能性も増大する。
本発明の前記オーバーコートされたマイクロカプセルの圧縮特性は、例えば、20N以上の硬度Dを有する粘着性で脆弱でない錠剤を与えるので、その価値がより一層高くなる。
本発明の錠剤を調製するために用いられるAPは、以下に記載の様々な活性物質のうち少なくとも1つから選択できるが、これは限定を加えることを意図したものではない。抗潰瘍薬、抗糖尿病薬、抗凝固剤、抗血栓薬、脂質低下薬、抗不整脈物質、血管拡張物質、抗狭心症薬、抗高血圧薬、血管保護物質、受胎促進物質(fertility promoter)、陣痛誘導物質と阻害剤、避妊薬、抗生物質、抗真菌物質、抗ウイルス物質、抗癌剤、抗炎症物質、鎮痛薬、抗てんかん薬、抗パーキンソン薬、神経安定薬、睡眠薬、抗不安薬、精神刺激薬、抗片頭痛薬、抗鬱病、鎮咳薬、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー薬。
本発明の好ましい医薬APとしては、ペントキシフィリン、プラゾシン、アシクロビル、ニフェジピン、ジルチアゼム、ナプロキセン、イブプロフェン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、フェノプロフェン、インドメタシン、ジクロフェナク、フェンチアザック、吉草酸エストラジオール、メトプロロール、スルピリド、カプトプリル、シメチジン、ジドブジン、ニカルジピン、テルフェナジン、アテノロール、サルブタモール、カルバマゼピン、ラニチジン、エナラプリル、シムバスタチン、フルオキセチン、アルプラゾラム、ファモチジン、ガンシクロビル、ファムシクロビル、スピロノラクトン、5−asa、キニジン、ペリンドプリル、モルフィン、ペンタゾシン、パラセタモール、オメプラゾール、メトクロプラミド、アスピリン、メトフォルミン、及びこれらの混合物を挙げることができる。
本発明が関する他の活性成分は、栄養及び/又は食事的補充物質及びそれらの混合物、例えば、ビタミン、アミノ酸、抗酸化物質、微量元素、及びそれらの混合物から選択することができる。
一般的には、本発明の錠剤中で使用されるマイクロカプセルを与える力学的に変形可能なオーバーコーティングは、慣用的な技術、例えば、流動化されたエアベッド若しくはフィルムコーティングタービンなどのフィルムコーティング装置中で、溶液中、懸濁液中、エマルジョン中若しくは溶融状態にあるオーバーコーティングの成分を噴霧することによって、又は、例えば、スフェロナイザー(spheronizer)又はニーダー(kneader)などの適切な装置内で、粉体形態で採取されたオーバーコーティングの成分と前記微粒子を加熱混合することによって、又は、例えば、コアセルベーション及び/又は相分離技術によって、製造される。これらの技術のうち幾つかは、C.DUVERNEYとJ.P.BENOITの文献「L’actualite chimique」、1986年12月に要約されている。
本発明の錠剤を形成するオーバーコートされたマイクロカプセルは、大量のAPの場合でも、圧縮後に放出プロファイルが維持されるのを可能とする技術的な特徴を有している。従って、それら自体が本発明の主題を形成する。これらのオーバーコートされたマイクロカプセルは、錠剤の説明に関して上述されている。
実施例の導入部に記載されている硬くて変形不能な微粒子をコーティングした後に得られる、本発明のオーバーコートされたマイクロカプセルは、圧縮に対して完全に耐性がある。この耐性は、この種のオーバーコートされたマイクロカプセルに対して行われた圧縮テストTcから明らかであり、このテストによれば、ある時点において放出されるAPの量はこれらのマイクロカプセルの圧縮後に変化しないことが明確に示されている。
本発明のさらなる主題は、薬学的又は食事的フォーム(有利には口腔内で分解される錠剤(口腔分散性)、フィルムコートされた錠剤、分散性錠剤又は発泡性錠剤が好ましい)を調製するために、上述のオーバーコートされたマイクロカプセルを使用することである。
有利には、本発明の経口分散性錠剤は、口腔内で錠剤を急速に分解させる機能を果たす賦形剤として、分解剤のみを含み、あらゆる膨張剤が排除されているという特徴を有している。
このような錠剤は、好ましくは、一日に一度服用することによって、経口から投与することができる。
同じ1つの錠剤中に少なくとも2つの異なるタイプのAP(APのうち少なくとも1つが本発明のオーバーコートされたマイクロカプセルの形態で存在する)を混合することが有益であり得ることを指摘しなければならない。
その差としては、活性成分の性質及び/又はコーティングによって規定される放出プロファイルがあり得る。
単に例示として記載されている以下の実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが、これにより、本発明とその変形例のほか、様々な利点についての理解が深まるであろう。
以下に掲げる実施例は本発明を説明するためのものであり、本発明に限定を加えることを意図したものではない。
コントロール錠剤と比較した本発明の錠剤の特性を明らかにするために用いた溶解試験Tcについて以下に述べる。
本発明によるオーバーコーティングが施された、又は施されていない徐放性(PR)マイクロカプセルを70%w/wの崩壊剤(crospovidone(登録商標))と混合し、手動プレスを用いて徐々に圧縮力を上げていき、その混合物を錠剤に加工する。金型を通して生成物に伝達される圧力は、圧縮力を正確に調節可能な気圧ジャッキを用いて調節する。用いた金型は、扁平で端が面取りされており、粉末に伝達される圧力に応じて、5−20mmの直径を有する。このようにして各混合物に6−150MPaの範囲の圧力をかける。製造した錠剤の溶解プロファイルを調べて(ヨーロッパ薬局方装置)、溶解から1時間後に、放出される活性成分量の変化を、圧縮の際に加えた圧力の関数として、非オーバーコーティングPRマイクロカプセルと本発明によるオーバーコーティングPRマイクロカプセルとについて比較する。圧縮中にマイクロカプセル同士がお互いに凝集し、その結果、溶解プロファイルを妨害するような変化が起こり得るが、混合物中にcrospovidone(登録商標)を加えることにより、この凝集を防ぐことができるということを指摘しなければならない。
実施例1及び2により、予め本発明によるオーバーコーティングが施されていない場合には、本発明の中で使用し得るマイクロカプセルが圧縮に耐えられないことを実証することができる。
実施例3から19では、本来圧縮に耐えることができない徐放性(PR)マイクロカプセルを調製し、本発明によるオーバーコーティングの非存在又は存在下で、基本的に経口分散可能であり、さらに嚥下可能なタイプの錠剤に加工する。SUPAC−MR、CMC 8、1997年9月に記載されている比較方法を用いて、溶解プロファイルの類似性又は相違を明らかにする。これは、相似因子f2の式を導く最小2乗計算法であり、これによりf2の値が50より大きい場合は基準プロファイルと試験プロファイルが同一であり、f2因子が50より小さい場合は異なるという事ができる。
実施例3から19では、予め本発明によるオーバーコーティングを施すことにより、本来圧縮に耐えられない粒子を錠剤に加工することが可能であること示す。
実施例1:
湿式造粒法により、3% providone(登録商標)K30の存在下でアシクロビルの顆粒を調製する。得られた粒を分級し、流動エアベッド中で乾燥させる。アセトン/イソプロピルアルコールの60/40混合溶液中にエチルセルロース/ステアリン酸マグネシウム/ひまし油/PVPを73.1/9.86/7.90/7.90の割合で含む混合物から成り、活性成分の徐放を可能にするFR−A−2,725,623に記載の組成物によって、200−500μmの粒子サイズ画分のアシクロビル乾燥顆粒4500gにフィルムコートを施す。
これらの30% w/wのPRマイクロカプセルを、70% w/wの割合のcrospovidone(登録商標)(Kollidon(登録商標)CL)と混合する。1500−4500Nの範囲で力を調節できるジャッキを用いて、直径10.5mmの金型を備える手動プレスによりこの混合物を圧縮した後、直径6.5mmの金型を備える手動プレスで圧縮する。この過程で、調製錠剤には18−150MPaの圧力がかけられる。金型を変える際に圧力を継続的にかけ続けるために、錠剤の重量を金型の直径の2乗に比例するようにしておく。
様々な圧力で錠剤を製造する。これらの様々な錠剤に対して溶解試験を行い、1時間後の溶解速度の変化を圧縮中にかけた圧力の関数として測定する。(溶解試験:Pharm.Eur.,パドルミキサー、速度:100rpm、pH6.8の緩衝液1000ml中)
記録した結果を下表に示す。
Figure 2005527522
圧縮力が強まるにつれて溶解速度が上昇することが示され、このようなマイクロカプセルは圧縮に弱いことが分かる。
添付の図1は、得られた溶解プロファイルを示している。
実施例2:
流動エアベッド中で、300gのイソプロピルアルコール溶液中に25gの硬化ひまし油(Cutina(登録商標)HR)及び25gのポリビニルピロリドン(Plasdone(登録商標)K29−320)から構成される混合物を用いて、フィルムコートを施すことにより、実施例1で述べたPRコーティング粒子200gをオーバーコートする。フィルムコート処理に関する条件は次のとおりである。
装置:Niro Combi−CoataCC1
フィルムコート溶液温度:70℃
流動空気の流速:15m/h
製造温度:38℃
噴霧圧力:0.7bar
噴霧気体温度:70℃
噴霧溶液の流速:3g/min
実施例1のように、これらのオーバーコーティングPR粒子を70% w/w のcrospovidone(登録商標)と混合し、次に様々な圧力で圧縮する。
記録した結果を下表に示す。
Figure 2005527522
添付の図2には、得られた溶解プロファイルが示されている。
圧縮力の増加につれて溶解速度が上昇しないことが明らかになり、このことから、本発明のオーバーコーティングを施した場合には、本来圧縮に耐えられないマイクロカプセル(実施例1参照)が圧縮に耐えられるようになることが示される。
実施例3:
本来十分な圧縮強度を持たないPRマイクロカプセルの製造
これらの粒子は、硬くて脆い単結晶の形態のコアを有する。
3717gのアセトンと2476gのイソプロピルアルコールとの混合溶液中に398.46gのエチルセルロース(Ethocel(登録商標) 7 premium)、43.08gのポリビニルピロリドン(Plasdone(登録商標) K29−32)、43.08gのひまし油、及び53.85gのステアリン酸マグネシウムを懸濁させた混合物から成り、活性成分の徐放を可能にするFR−A−2,725,623の特許による組成物により、粒子サイズが200−500ミクロンの塩酸メトフォルミン結晶1000gにフィルムコートを施す。
コーティングは流動エアベッド中において、次の条件下で行う。
装置:Aeromatic(登録商標)MP1
フィルムコート溶液温度:室温
流動空気の流速:65m/h
製造温度:40℃
噴霧圧力:2.3bar
噴霧気体温度:室温
噴霧溶液の流速:30g/min
速度:100rpmのパドルミキサー、pH6.8の緩衝液1000ml中でヨーロッパ薬局方の方法により測定した溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
添付図3は、得られた溶解プロファイルを示している。
実施例4:
本発明によるオーバーコーティングが存在しない条件下における圧縮が及ぼす溶解プロファイルの変化を示す、否定的結果の実施例
直径18mmの扁平な金型を備えたKorsch alternating pressを用いて下記で述べる賦形剤と混合して直接圧縮することにより、実施例3のPRコーティング粒子を経口分散性錠剤に加工する。
錠剤には500mgのメトフォルミンHClが含有される。
Figure 2005527522
最初の粒子に対して用いた条件と同条件下で測定した、該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
図3に、得られた溶解プロファイルを示す。
実施例3のマイクロカプセルと実施例4の錠剤とを比較した溶解類似性検定において得られたf2係数が50未満であるため、溶解プロファイルが変化していると言える。
実施例5:
本発明によるオーバーコーティング及びオーバーコーティングを施したPRマイクロカプセルの圧縮の実施例
機械的攪拌器を備えた1リットルの反応装置中で高温(およそ65−70℃)にて、実施例3で得たPRコーティング粒子200gを粉末状ポリエチレングリコールPEG6000、50gと混合してオーバーコーティングする。その混合物を加熱し、PEGを融解させ、硬い流動性粉末が得られるまで攪拌しながら徐々に冷却する。
オーバーコーティング後のマイクロカプセルの溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
次に直径18mmの扁平な金型を備えたKorsch alternating pressを用いて下記で述べる賦形剤と混合して直接圧縮することにより、これらのオーバーコーティング粒子を経口分散性錠剤に加工する。
上記錠剤には500mgのメトフォルミンHClが含有される。
Figure 2005527522
最初の粒子と同条件下で調べた、該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
オーバーコーティングマイクロカプセルの該錠剤から得られた溶解プロファイルを図3に示す。
実施例3のマイクロカプセルと実施例5の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数は50より大きい。溶解プロファイル変化は有意ではない。
実施例6:
本来十分な圧縮強度を持たないPRマイクロカプセルの製造
これらの粒子は、硬く脆い単結晶の形態のコアを有する。
9700gのアセトン及び6464gのイソプロピルアルコールの混合溶液中に懸濁させた1040.0gのエチルセルロース(Ethocel(登録商標) 7 premium)、112.4gのポリビニルピロリドン(Plasdone(登録商標) K29−32)、112.4gのひまし油、及び140.6gのステアリン酸マグネシウム混合物から成り、活性成分の徐放を可能にするFR−A−2,725,623の特許による組成物により、粒子サイズが200−500ミクロンの塩酸メトフォルミン結晶4000gにフィルムコートを施す。
コーティングは流動エアベッド中において、次の条件下で行う。
装置:AeromaticMP2
フィルムコート溶液温度:室温
流動空気の流速:250m/h
製造温度:40℃
噴霧圧力:2.5bar
噴霧気体温度:室温
噴霧溶液の流速:150g/min
100rpmのパドルミキサー、pH6.8の緩衝液1000ml中でヨーロッパ薬局方の方法により測定した溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
得られた溶解プロファイルを図4に示す。
実施例7:
圧縮の影響による溶解プロファイルの変化を示す、否定的結果の実施例
直径18mmの扁平な金型を備えたKorsch alternating pressを用いて、以下に記載の賦形剤と混合して直接圧縮することにより、実施例6のPRコーティング粒子を経口分散性錠剤に加工する。
錠剤には500mgのメトフォルミンHClが含有される。
Figure 2005527522
最初の粒子と同条件下で測定した、該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
添付の図4は、得られた溶解プロファイルを示している。
実施例6のマイクロカプセルと実施例7の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数が50未満である。溶解プロファイルが変化したといえる。
実施例8:
本発明によるオーバーコーティング及び、オーバーコーティングされたPRマイクロカプセルの圧縮の実施例
流動エアベッド中で300gのイソプロピルアルコール溶液中に添加された25gの硬化ひまし油(Cutina(登録商標)HR)及び25gのポリビニルピロリドン(Plasdone(登録商標)K29−320)から成る混合物でフィルムコートを施すことにより、実施例6で述べたPRコーティング粒子200gをオーバーコーティングする。フィルムコート処理に関する条件は次のとおりである。
装置:Niro Combi−CoataCC1
フィルムコート溶液温度:70℃
流動空気の流速:15m/h
製造温度:38℃
噴霧圧力:0.7bar
噴霧気体温度:70℃
噴霧溶液の流速:3g/min
該オーバーコーティングマイクロカプセルの溶解プロファイルは、次のとおりである。
Figure 2005527522
直径18mmの扁平な金型を備えたKorsch alternating pressを用いて、以下に記載の賦形剤と混合して直接圧縮することにより、これらのオーバーコーティング粒子を経口分散性錠剤に加工する。
該錠剤には500mgのメトフォルミンHClが含有される。
Figure 2005527522
最初の粒子と同条件下で測定した、該錠剤が有する溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
添付の図4は、オーバーコーティングマイクロカプセルの該錠剤に対して得た溶解プロファイルを示している。
実施例6のマイクロカプセルと実施例8の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数が50より大きい。溶解プロファイルの変化は有意ではない。
実施例9:
本発明によるオーバーコーティング、及びオーバーコーティングされたPRマイクロカプセル圧縮の実施例
流動エアベッド中で、300gのイソプロピルアルコール溶液中に含有される25gのトリパルミチン酸グリセロール(Dynasan(登録商標)116)及び25gのポリビニルピロリドン(Plasdone(登録商標)K29−320)から成る混合物でフィルムコートを施すことにより、実施例6で述べたPRコーティング粒子200gをオーバーコーティングする。フィルムコート処理条件は実施例8と同様である。
該オーバーコーティングマイクロカプセルの溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
これらのオーバーコーティング粒子を、500mgのメトフォルミンHClを含有するように、実施例8で述べた方法と組成を用いて、経口分散性錠剤に加工する。
最初の粒子と同条件下で測定した該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
添付の図4は、オーバーコーティングマイクロカプセルのこれらの錠剤に対して得られた溶解プロファイルを示している。
実施例6のマイクロカプセルと実施例9の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数が50より大きい。溶解プロファイル変化は有意ではない。
実施例10:
本発明によるオーバーコーティング、及びオーバーコーティングされたPRマイクロカプセル圧縮の実施例
流動エアベッド中で、88%のイソプロピルアルコール、35gのPEG6000溶液中に懸濁させた15gのステアリン酸マグネシウムでフィルムコートを施すことにより、実施例6で述べたPRコーティング粒子200gをオーバーコーティングする。
フィルムコート処理条件は実施例8と同様である。
該オーバーコーティングマイクロカプセルの溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
これらのオーバーコーティング粒子を、500mgのメトフォルミンHClを含有するように、実施例8で述べた方法及と組成により経口分散性錠剤に加工する。
最初の粒子と同条件下で測定した該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
添付の図4は、オーバーコーティングマイクロカプセルのこれらの錠剤に対して得られた溶解プロファイルを示している。
実施例6のマイクロカプセルと実施例10の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数が50より大きい。溶解プロファイルの変化は有意ではない。
実施例11:
本来十分な圧縮強度を持たないPRマイクロカプセルの製造
これらの粒子は、硬く脆い単結晶形態のコアを有する。
15,746gのアセトン及び10,519gのイソプロピルアルコールの混合液中に懸濁させた1365.1gのエチルセルロース(Ethocel(登録商標) 7 premium)、77gのポリビニルピロリドン(Plasdone(登録商標) K29−32)、115.2gのひまし油、187.9gの酒石酸及び97.9gのステアリン酸マグネシウム混合物から成り、活性成分の徐放を可能にするFR−A−2.704.146(出願番号:93
04560)特許に記載の組成で、粒子サイズが300−500ミクロンのアセチルサリチル酸(ASA)結晶18、000gにフィルムコートを施す。
フィルムコーティングは次の条件下で行う。
装置:Aeromatic(登録商標)MP2
フィルムコート溶液温度:室温
流動空気の流速:350m/h
製造温度:40℃
噴霧圧力:3.5bar
噴霧気体温度:室温
噴霧溶液の流速:250g/min
100rpmのパドルミキサー、pH7.4の緩衝液1000ml中でヨーロッパ薬局方の方法により測定した溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
添付の図5は、オーバーコーティングされていないマイクロカプセルのこれらの錠剤に対して得られた溶解プロファイルを示している。
実施例12:
圧縮の影響による溶解プロファイルの変化を示す否定的結果の実施例
直径18mmの扁平な金型を備えたKorsch alternating pressを用いて下記で述べる賦形剤と混合して直接圧縮することにより、実施例11のPRコーティング粒子を経口分散性錠剤に加工する。
該錠剤には500mgのASAが含有される。
Figure 2005527522
最初の粒子と同条件下で測定した、該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
添付の図5は、オーバーコーティングされていないマイクロカプセルのこれらの錠剤に対して得た溶解プロファイルを示している。
実施例11のマイクロカプセルと実施例12の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数が50未満である。溶解プロファイルが変化したといえる。
実施例13:
本発明によるオーバーコーティング、及びオーバーコーティングPRマイクロカプセルの圧縮の実施例
流動エアベッド中で300gのイソプロピルアルコール溶液中に添加された30gの硬化ひまし油(Cutina(登録商標)HR)及び20gのポリビニルピロリドン(Plasdone(登録商標)K29−320)から成る混合物でフィルムコートを施すことにより、実施例11で述べたPRコーティング粒子200gをオーバーコーティングする。
フィルムコート処理条件は実施例8と同様である。
該オーバーコーティングマイクロカプセルが有する溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
直径18mmの扁平な金型を備えたKorsch alternating pressを用いて下記で述べる賦形剤と混合して直接圧縮することにより、これらのオーバーコーティング粒子を経口分散性錠剤に加工する。
該錠剤には500mgのASAが含有される。
Figure 2005527522
最初の粒子と同条件下で測定した、該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
添付の図5は、オーバーコーティングマイクロカプセルのこの錠剤に対して得られた溶解プロファイルを示している。
実施例11のマイクロカプセルと実施例13の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数が50より大きい。溶解プロファイルの変化は有意ではない。
実施例14:
嚥下錠剤に対する圧縮の影響による溶解プロファイルの変化が示された否定的結果の実施例
19x9.5mmの長方形の金型を備えたKorsch alternating pressを用いて下記で述べる賦形剤と混合して直接圧縮することにより、実施例6のPRコーティング粒子を嚥下錠剤に加工する。
該錠剤には500mgの塩酸メトフォルミンが含有される。
Figure 2005527522
最初の粒子と同条件下で測定した、該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
オーバーコーティングされていないマイクロカプセルのこれらの錠剤に対して得られた溶解プロファイルを図6に示す。
実施例6のマイクロカプセルと実施例14の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数が50未満である。溶解プロファイルが変化したといえる。
実施例15:
本発明によるオーバーコーティングを施されたPRマイクロカプセル圧縮の実施例
19x9.5mmの長方形の金型を備えたKorsch alternating pressを用いて下記で述べる賦形剤と混合して直接圧縮することにより、実施例9のオーバーコーティング粒子を嚥下錠剤に加工する。
該錠剤には500mgのメトフォルミンHClが含有される。
Figure 2005527522
最初の粒子と同条件下で測定した、該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
オーバーコーティングマイクロカプセルの該錠剤に対して得た溶解プロファイルを図6に示す。
実施例6のマイクロカプセルと実施例15の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数が50より大きい。溶解プロファイルの変化は有意ではない。
実施例16:
本来十分な圧縮強度を持たないPRマイクロカプセルの製造
これらの粒子は、APの硬く脆い単結晶形態のコアを有する。
Fielder(登録商標)PMA65顆粒製造機を用いて湿式造粒法によりアシクロビルの顆粒を調製する。これを目的として、微細な粉末にしたアシクロビル11,640gを、360gのポリビニルピロリドンK30と混合し、精製水を加えて顆粒化し造粒する。湿った顆粒を流動エアベッド中で乾燥させ分級する。
粒子サイズが200−500ミクロンの分級したこれらのアシクロビル顆粒4500gに対して、アセトン/イソプロピルアルコールの60/40混合溶液中にエチルセルロース/ステアリン酸マグネシウム/ひまし油/PVPを73.1/9.86/7.90/7.90の割合で添加した混合物により、流動エアベッド中でフィルムコートを施す。
フィルムコート処理条件は以下のとおりである。
装置:AeromaticMP2
フィルムコート溶液温度:室温
流動空気の流速:200m/h
製造温度:40℃
噴霧圧力:2bar
噴霧気体温度:室温
噴霧溶液の流速:100g/min
溶解プロファイルは次のとおりである。
Figure 2005527522
添付の図7は、このオーバーコーティングされていないマイクロカプセルにより得られた溶解プロファイルを示している。
実施例17:
本発明によるオーバーコーティングが施されていない条件下での圧縮の影響により溶解プロファイルが変化を示した否定的結果の実施例
18mmの扁平な金型を備えたKorsch alternating pressを用いて下記で述べる賦形剤と混合して直接圧縮することにより、実施例16のPRコーティング粒子を経口分散性錠剤に加工する。
該錠剤には500mgのアシクロビルが含有される。
Figure 2005527522
最初の粒子と同条件下で測定した、該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
非オーバーコーティングマイクロカプセルのこれらの錠剤に対して得られた溶解プロファイルを図7に示す。
実施例16のマイクロカプセルと実施例17の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数が50より小さい。溶解プロファイルが変化したといえる。
実施例18:
本発明によるオーバーコーティング、及び該オーバーコーティングPRマイクロカプセル圧縮の実施例
300gのイソプロピルアルコール溶液中の25gの硬化ひまし油(Cutina(登録商標)HR)及び25gのポリビニルピロリドン(Plasdone(登録商標)K29−320)から成る混合物でフィルムコートを施すことにより、実施例16で述べたPRコーティング粒子200gを流動エアベッド中でオーバーコーティングする。フィルムコート処理法は実施例8と同様である。
該オーバーコーティングマイクロカプセルが有する溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
直径18mmの扁平な金型を備えたKorsch alternating pressを用いて下記で述べる賦形剤と混合して直接圧縮することにより、これらのオーバーコーティング粒子を経口分散性錠剤に加工する。
該錠剤には500mgのアシクロビルが含有される。
Figure 2005527522
最初の粒子と同条件下で測定した、該錠剤の溶解プロファイルは以下のとおりである。
Figure 2005527522
添付の図7は、該オーバーコーティングマイクロカプセルに対して得られた溶解プロファイルを示している。
実施例16のマイクロカプセルと実施例18の錠剤とを比較した溶解類似性検定において、得られたf2係数が50より大きい。溶解プロファイルの変化は有意ではない。
図1は、本発明によるオーバーコーティングを施していないPRマイクロカプセルにかけられた圧力の関数として、溶解変化(1時間の溶解後のAPの放出速度)を示す(実施例1)。 図2は、予め本発明によるオーバーコーティングを施したPRマイクロカプセルにかけられた圧力の関数として、溶解変化を示す(実施例2)。 図3ないし7は、PRマイクロカプセル及び、本発明によるオーバーコーティングが施された錠剤及び施されていない錠剤の溶解プロファイルを示す。図3は、「遅い」徐放性を示す塩酸メトフォルミンのマイクロカプセルをベースとした経口分散性の錠剤である。
−○− マイクロカプセル(実施例3)
−●− オーバーコーティングされていないマイクロカプセルの錠剤(実施例4)
---○--- オーバーコーティングされたマイクロカプセルの錠剤(実施例5)
「速い」徐放性を示す塩酸メトフォルミンのマイクロカプセルをベースとした経口分散性の錠剤 −○− マイクロカプセル(実施例6) −●− オーバーコーティングされていないマイクロカプセルの錠剤(実施例7) ---○--- オーバーコーティングされたマイクロカプセルの錠剤(実施例8) ---◇--- オーバーコーティングされたマイクロカプセルの錠剤(実施例9) ---△--- オーバーコーティングされたマイクロカプセルの錠剤(実施例10) 徐放性を示すアスピリンのマイクロカプセルをベースとした経口分散性の錠剤 −○− マイクロカプセル(実施例11) −●− オーバーコーティングされていないマイクロカプセルの錠剤(実施例12) ---○--- オーバーコーティングされたマイクロカプセルの錠剤(実施例13) 徐放性を示す塩酸メトフォルミンのマイクロカプセルをベースとした嚥下錠剤 −○− マイクロカプセル(実施例6) −●− オーバーコーティングされていないマイクロカプセルの錠剤(実施例14)---○--- オーバーコーティングされたマイクロカプセルの錠剤(実施例15) 徐放性を示すアシクロビルのマイクロカプセルをベースとした経口分散性の錠剤 −○− マイクロカプセル(実施例16) −●− オーバーコーティングされていないマイクロカプセルの錠剤(実施例17) ---○--- オーバーコーティングされたマイクロカプセルの錠剤(実施例18)

Claims (17)

  1. インビボで少なくとも1つの医学的及び/又は栄養学的活性成分(AP)を持続的に放出させることができるリザーバタイプのマイクロカプセルをベースとした、好ましくは経口分散性の錠剤であって、これらの錠剤を形成するマイクロカプセルが、
    ・インビボでのAPの持続的放出を制御する少なくとも1つのフィルムコーティングで各々が被覆されたAPを含む変形不能なコアから構成され、
    ・50ないし1000ミクロン、好ましくは、100ないし750ミクロン、特に好ましくは200ないし500ミクロンの粒径を有するタイプのものであり、
    これらのマイクロカプセルが、40℃ないし120℃、好ましくは45℃ないし100℃の融点を有する少なくとも1つの変形可能な有機成分をベースとした少なくとも1つの外側オーバーコーティングエンベロープを備えていることを特徴とする、錠剤。
  2. 前記マイクロカプセルの前記外側オーバーコーティングエンベロープが、少なくとも10重量%の変形可能な有機成分を含むことを特徴とする、請求項1に記載の錠剤。
  3. 前記マイクロカプセルをオーバーコートするための前記変形可能な有機成分が、ポリアルキレングリコールから選択されることを特徴とし、6000ないし20,000Dの分子量を有するポリエチレングリコールが特に好ましい、請求項1に記載の錠剤。
  4. 前記マイクロカプセルをオーバーコートするための前記変形可能な有機成分が、脂肪又は脂肪の混合物であることを特徴とする、請求項1に記載の錠剤。
  5. 前記マイクロカプセルをオーバーコートするための前記変形可能な有機成分が、硬化植物油、脂肪酸、脂肪アルコール、脂肪酸及び/又は脂肪アルコールエステル、ポリオレフィンおよびミネラル、植物、動物又は合成蝋を含む脂肪の群から選択されることを特徴とし、ジグリセリド、トリグリセリド、及びそれらの混合物等の脂肪酸エステル、ベヘン酸グリセロール、硬化油、硬化ひまし油、大豆油、綿実油、ヤシ油が特に好ましい、請求項4に記載の錠剤。
  6. 請求項1ないし5の何れか1項に記載の錠剤であって、前記オーバーコーティングが、
    ・ミネラル充填剤、例えば、シリカ若しくは二酸化チタン、又は有機充填剤、例えば、微結晶性セルロース、
    ・及び/又は、少なくとも1つの潤滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム又は安息香酸ナトリウム、
    ・及び/又は、水溶性セルロース誘導体などの親水性ポリマー、合成ポリマー、好ましくは、ポリビニルピロリドン、アクリル酸及びメタクリル酸誘導体、又はポリビニルアルコール(PVA)、
    ・及び/又は、少なくとも1つの界面活性剤、
    を備えることを特徴とする錠剤。
  7. 請求項1ないし6の何れか1項に記載の錠剤であって、前記外側オーバーコーティングエンベロープが、前記マイクロカプセルの総重量に対して、5ないし50乾燥重量%、好ましくは10ないし30乾燥重量%、特に好ましくは20%台の乾燥重量%であることを特徴とする錠剤。
  8. 前記マイクロカプセルの前記フィルムコーティングが以下の組成、
    1−管腔液の中で不溶性であり、コーティング組成物の総重量に対して、50ないし90乾燥重量%、好ましくは50ないし80乾燥重量%の量で存在し、少なくとも1つのフィルム形成ポリマー(P1)、少なくとも1つの水不溶性セルロース誘導体からなり、エチルセルロース及び/又は酢酸セルロースが特に好ましく、
    2−コーティング組成物の総重量に対して、2ないし25乾燥重量%、好ましくは5ないし15乾燥重量%の量で存在する少なくとも1つの窒素含有ポリマー(P2)、少なくとも1つのポリアクリルアミド及び/又はポリ−N−ビニルアミド及び/又はポリ−N−ビニルラクタムからなり、ポリアクリルアミド及び/又はポリビニルピロリドンが特に好ましく、
    3−コーティング組成物の総重量に対して、2ないし20乾燥重量%、好ましくは4ないし15乾燥重量%の量で存在し、以下の化合物、グリセロールエステル、フタル酸エステル、クエン酸エステル、セバシン酸エステル、セチルアルコールエステル、ひまし油、サリチル酸、クチンのうち少なくとも1つからなる少なくとも1つの可塑化剤であって、ひまし油が特に好ましく、
    4−コーティング組成物の総重量に対して、2ないし20乾燥重量%、好ましくは4ないし15乾燥重量%の量で存在し、陰イオン性界面活性剤、好ましくは、脂肪酸(ステアリン酸及び/又はオレイン酸が好ましい)のアルカリ金属又はアルカリ土類金属から、及び/又は非イオン性界面活性剤(好ましくは、ポリエトキシル化されたソルビタンエステル及び/又はポリエトキシル化されたひまし油誘導体)から、及び/又はステアリン酸塩(好ましくは、ステアリン酸カルシウム、マグネシウム、アルミニウム若しくは亜鉛、又はステアリルフマル酸塩(好ましくは、ステアリルフマル酸ナトリウム)、及び/又はベヘン酸グリセロール)などの潤滑剤から選択される少なくとも1つの界面活性剤及び/又は潤滑剤であり、前記物質は上記産物を1つだけ又はそれらの混合物を含むことが可能である、ことを特徴とする錠剤。
  9. 前記マイクロカプセルのフィルムコーティングの組成物が、60ないし80%のエチルセルロース、5ないし10%ポリビニルピロリドン、5ないし10%のひまし油、2ないし8%のステアリン酸マグネシウムを含むことを特徴とする、請求項1ないし8の何れか1項に記載の錠剤。
  10. 請求項1ないし9の何れか1項に記載の錠剤であって、前記マイクロカプセルが以下の重量組成(乾燥重量%)、
    −APをベースとする粒子:50ないし80、好ましくは55ないし65、
    −フィルムコーティング:10ないし30、好ましくは15ないし25、
    −オーバーコーティングエンベロープ:10ないし30、好ましくは15ないし25、
    を有することを特徴とする錠剤。
  11. 前記オーバーコートされるマイクロカプセルが、総重量に対して50乾燥重量%以上の量でAPを含むことを特徴とする、請求項1ないし10の何れか1項に記載の錠剤。
  12. 20N以上の硬度Dを有することを特徴とする、請求項1ないし11の何れか1項に記載の錠剤。
  13. 使用するAPが、以下に記載の活性物質群、抗潰瘍薬、抗糖尿病薬、抗凝固剤、抗血栓薬、脂質低下薬、抗不整脈物質、血管拡張物質、抗狭心症薬、抗高血圧薬、血管保護物質、受胎促進物質(fertility promoter)、陣痛誘導物質と阻害剤、避妊薬、抗生物質、抗真菌物質、抗ウイルス物質、抗癌剤、抗炎症物質、鎮痛薬、抗てんかん薬、抗パーキンソン薬、神経安定薬、睡眠薬、抗不安薬、精神刺激薬、抗片頭痛薬、抗鬱病、鎮咳薬、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー薬のうち少なくとも1つに属することを特徴とする、請求項1ないし12の何れかに記載の錠剤。
  14. 前記APが、ペントキシフィリン、プラゾシン、アシクロビル、ニフェジピン、ジルチアゼム、ナプロキセン、イブプロフェン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、フェノプロフェン、インドメタシン、ジクロフェナク、フェンチアザック、吉草酸エストラジオール、メトプロロール、スルピリド、カプトプリル、シメチジン、ジドブジン、ニカルジピン、テルフェナジン、アテノロール、サルブタモール、カルバマゼピン、ラニチジン、エナラプリル、シムバスタチン、フルオキセチン、アルプラゾラム、ファモチジン、ガンシクロビル、ファムシクロビル、スピロノラクトン、5−asa、キニジン、ペリンドプリル、モルフィン、ペンタゾシン、パラセタモール、アスピリン、メトフォルミン、オメプラゾール、メトクロプラミド、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1ないし13の何れか1項に記載の錠剤。
  15. 前記APが、好ましくは、ビタミン、アミノ酸、微量元素、抗酸化物質、及びそれらの混合物から選択される、少なくとも1つの栄養及び/又は食事的補充物質からなることを特徴とする、請求項1ないし14の何れか1項に記載の錠剤。
  16. 請求項1ないし11及び13ないし15の何れか1項に記載のマイクロカプセル。
  17. 薬学的又は食事的フォーム、好ましくは、有利には口腔内で分散する錠剤を調製するための請求項16に記載のマイクロカプセルの使用。
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