JP2005511727A5 - - Google Patents

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Claims (40)

  1. 以下の工程を含むキラル的に純粋なα−アミノ酸またはその塩の生産方法:
    (a)アルデヒドおよびシアン化物塩をキラルなα−メチルベンジルアミンまたはその塩と反応させ、ろ過して生成物(a)を得る工程;
    (b)無機強酸と生成物(a)を反応させる工程;
    (c)(b)の反応の酸を中和する工程;
    (d)生成物(b)を中和された酸から抽出する工程;
    (e)生成物(b)を触媒の存在下で水素化して生成物(c)を得る工程;および、
    (f)強酸水溶液中で生成物(c)を加水分解してキラル的に純粋なα−アミノ酸の塩を得る工程。
  2. さらに、キラル的に純粋なα−アミノ酸の塩を中和してキラル的に純粋なα−アミノ酸を得る工程を含む、請求項1の方法。
  3. 反応工程(a)を12から24時間続ける請求項1の方法。
  4. 反応工程(a)の結果、沈殿を含む懸濁液を得、さらに該懸濁液をろ過し、ろ過物を水で洗浄して粉末を得る工程を含む請求項1の方法。
  5. シアン化物塩が、シアン化ナトリウムおよびシアン化カリウムから選択される請求項1の方法。
  6. 無機強酸が硫酸である請求項1の方法。
  7. 硫酸が生成物(a)の添加時に0℃である請求項6の方法。
  8. 中和工程(c)に用いる無機強塩基が水酸化アンモニウムである請求項1の方法。
  9. 抽出工程に酢酸エチルを抽出溶媒として用い、該工程がさらに乾燥、ろ過、および濃縮により生成物(b)を得る工程を含む請求項1の方法。
  10. 水素化工程(e)において触媒がパラジウムである請求項1の方法。
  11. 水素化工程(e)において混合物に圧力をかけて3atmとする請求項1の方法。
  12. 加水分解工程(f)を温度100℃で行う請求項1の方法。
  13. 水素化工程(e)がさらに混合物をろ過し溶媒を除去する工程を含む請求項1の方法。
  14. 加水分解工程(f)を16時間行う請求項1の方法。
  15. 加水分解工程(f)がさらに結果として得られる反応混合物を濃縮してアミノ酸塩酸塩と1当量の塩化アンモニウムからなる生成物を得る工程を含む請求項1の方法。
  16. さらにアミノ酸塩酸塩と1当量の塩化アンモニウムからなる生成物を水に溶解し、水酸化ナトリウムを添加して溶液を形成させる工程を含む請求項15の方法。
  17. キラルなα−アミノ酸が式(R)CH(CHCH(COH)NHR’で表され、ここで、nが0から約10であり、Rが低級アルキル、置換された低級アルキル、低級アルケニル、置換された低級アルケニル、低級アルキニル、置換された低級アルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、フェニル、置換されたフェニル、ベンジル、置換されたベンジル、CHシクロアルキル、CH−3−インドール、CH(低級アルキル)−2−フラン、CH(低級アルキル)−4−メトキシフェニル、CH(低級アルキル)フェニル、およびCH(OH)−4−SCH−フェニルからなる群から選択され;R’がH、低級アルキル、置換された低級アルキル、低級アルケニル、置換された低級アルケニル、低級アルキニル、置換された低級アルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、複素環、置換された複素環、フェニル、置換されたフェニル、ベンジル、および置換されたベンジルからなる群から選択される請求項1の方法。
  18. 以下の工程を含むキラルな2−アミノアルコールの調製方法:
    請求項1に従ってキラルなα−アミノ酸を調製する工程;
    α−アミノ酸を2−アミノアルコールへと還元する工程;および、
    2−アミノアルコールを再結晶させてキラル的に純粋な2−アミノアルコールを得る工程。
  19. 以下の工程を含むキラル的に純粋なN−スルホニルα−アミノ酸の調製に使用するためのβ−分枝アルキル置換基を有するN−スルホニルα−アミノ酸の分割方法:
    (a)エタノール中にモル比1:1のキラル的に純粋なエフェドリン半水化物とN−スルホニルα−アミノ酸の混合物を形成する工程(ここで、N−スルホニルα−アミノ酸は、N−スルホニルβ−エチルノルバリン、N−スルホニルバリン、およびN−スルホニルβ−n−プロピルノルロイシンからなる群から選択される);
    (b)(a)の混合物を約80℃に加熱して固体を溶解させる工程;
    (c)混合物を冷却して沈殿を形成させる工程;
    (d)沈殿をろ過してジアステレオマーの塩を得る工程;
    (e)ジアステレオマーの塩を再結晶させる工程;
    (f)有機溶媒および強酸水溶液に再結晶した塩を溶解し、層を分離して有機抽出物を得る工程;
    (g)有機抽出物を洗浄する工程;および、
    (h)有機抽出物を乾燥および濃縮してキラル的に純粋なN−スルホニルα−アミノ酸を得る工程。
  20. N−スルホニルエチルノルバリンがN−[(5−クロロ−2−チエニル)スルホニル]−3−エチルノルバリンであり;工程(d)において、沈殿をエタノールと酢酸エチルで洗浄してジアステレオマーの塩を得る、請求項19の方法。
  21. 冷却工程を5℃で18時間行う請求項19の方法。
  22. 冷却を室温で行う請求項19の方法。
  23. 冷却工程の後に、さらに形成された懸濁液をろ過する工程を含む請求項19の方法。
  24. 再結晶工程を沸騰した酢酸エチル中で行う請求項19の方法。
  25. さらに再結晶した塩をろ過する工程を含む請求項19の方法。
  26. 有機抽出物をHClで洗浄する請求項19の方法。
  27. 有機抽出物をNaSOで乾燥させる請求項19の方法。
  28. 以下の工程を含むキラルなN−スルホニル2−アミノアルコールの調製方法:
    請求項19にしたがってキラルなN−スルホニルα−アミノ酸を調製する工程、
    N−スルホニルα−アミノ酸をN−スルホニル2−アミノアルコールへと還元する工程;および、
    N−スルホニル2−アミノアルコールを再結晶させてキラル的に純粋なN−スルホニル2−アミノアルコールを得る工程。
  29. N−スルホニルα−アミノアルコールが式(I)で表されるものであるか、またはその医薬上許容される塩であり、式(I)が以下の構造を有する請求項28の方法:
    Figure 2005511727
    [式中:
    およびRは独立に以下からなる群から選択される:水素、アルキル、置換されたアルキル、CF、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、フェニル、置換されたフェニル、および(CH(1,3)ジオキサン(nは2〜5);
    は以下からなる群から選択される:水素、アルキル、および置換されたアルキル;
    は以下からなる群から選択される:水素、アルキル、置換されたアルキル、アルキルシクロアルキル、置換されたアルキルシクロアルキル、フェニル(置換された)アルキル、アルキルOH、置換されたアルキルOH、アルキルOBn、置換されたアルキルOBn、アルキルピリジル、置換されたアルキルピリジル、アルキルフラニル、置換されたアルキルフラニル、CH(OH)フェニル、CH(OH)置換されたフェニル、アルケニル、置換されたアルケニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、N−置換されたピペリジニル、ピペリジニル、置換されたピペリジニル、テトラヒドロチオピラン、置換されたテトラヒドロチオピラン、2−インダン、置換された2−インダン、フェニル、置換されたフェニル、アルキルNHR、および置換されたアルキルNHR
    (ただし、RとRの両方が水素であることはない);
    はアルキル、置換されたアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ベンジル、置換されたベンジル、アルキルOH、置換されたアルキルOH、アルキルSR、または置換されたアルキルSR
    はアルキル、置換されたアルキル、ベンジル、または置換されたベンジル;
    あるいはRとRはともに環を形成してもよい;
    は以下からなる群から選択される:水素、低級アルキル、置換された低級アルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、CHシクロアルキル、置換されたCHシクロアルキル、ベンジル、置換されたベンジル、およびCHCHQR
    QはO、NHまたはS;
    は低級アルキル、置換された低級アルキル、フェニル、または置換されたフェニル;
    は以下からなる群から選択される:水素、ハロゲンおよびCF
    Tは以下からなる群から選択される:
    Figure 2005511727
    W、YおよびZは独立に以下からなる群から選択される:C、CR10およびN;
    10は以下からなる群から選択される:水素およびハロゲン;
    (ただし、W、YおよびZの少なくも1つはCでなければならない);
    Xは以下からなる群から選択される:O、S、SO、およびNR11
    11は以下からなる群から選択される:水素、低級アルキル、置換された低級アルキル、ベンジル、置換されたベンジル、フェニル、および置換されたフェニル;
    ただし、化合物が1または複数のキラル中心を含む場合、少なくともα−アミノ酸由来のキラル中心はS−立体化学でなければならない]。
  30. がハロゲンである請求項29の方法。
  31. が塩素または臭素である請求項29の方法。
  32. TがC(OH)RでありRおよびRがそれぞれ水素である請求項29の方法。
  33. WとZの両方がCである請求項29の方法。
  34. がS−立体化学の低級アルキルである請求項29の方法。
  35. XがS、WがC、ZがC、Rがハロゲン、RがS−立体化学の低級アルキル、Rが水素、Rが水素、そしてRおよびRがそれぞれ水素である請求項29の方法。
  36. CRがシクロヘキシルである請求項29の方法。
  37. CRがピペリジンまたはN−置換されたピペリジンである請求項29の方法。
  38. XがS、そしてW、YおよびZが独立にCまたはCR10である請求項29の方法。
  39. 以下の工程を含むキラル的に純粋なα−アミノ酸の調製に使用するためのキラル的に純粋なN−[(5−クロロ−2−チエニル)スルホニル]−3−エチルノルバリンの分割方法:
    (a)エタノール中にモル比1:1の(+)−エフェドリン半水化物とN−[(5−クロロ−2−チエニル)スルホニル]−3−エチルノルバリンの混合物を形成する工程;
    (b)最低でも80℃に加熱して固体を溶解させる工程;
    (c)混合物を冷却して沈殿を形成させる工程;
    (d)沈殿をエタノールと酢酸エチルで洗浄してジアステレオマーの塩を得る工程;
    (e)ジアステレオマーの塩を再結晶させる工程;
    (f)再結晶したジアステレオマーの塩を抽出し、有機抽出物を得る工程;
    (g)有機抽出物を洗浄する工程;および、
    (h)有機抽出物を乾燥および所望により濃縮してキラル的に純粋なN−[(5−クロロ−2−チエニル)スルホニル]−3−エチルノルバリンを得る工程。
  40. 以下の工程を含むキラル的に純粋なα−アミノ酸の生産方法:
    (a)アルデヒドおよびシアン化カリウムをα−メチルベンジルアミンまたはその塩酸塩と反応させ、ろ過して生成物(a)を得る工程;
    (b)硫酸と生成物(a)を反応させる工程;
    (c)(b)の反応の酸を中和する工程;
    (d)生成物(c)を中和された酸から抽出する工程;
    (e)生成物(d)を触媒の存在下で水素化する工程;
    (f)生成物(e)を塩酸中にて混合し、キラル的に純粋なα−アミノ酸の塩を得る工程;および、
    (g)キラル的に純粋なα−アミノ酸の塩を中和してキラル的に純粋なα−アミノ酸を得る工程。
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