JP2005508987A6 - 3−アミド−1,2−ベンゾイソオキサゾール誘導体、その塩の製造方法及び使用 - Google Patents

3−アミド−1,2−ベンゾイソオキサゾール誘導体、その塩の製造方法及び使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2005508987A6
JP2005508987A6 JP2003542159A JP2003542159A JP2005508987A6 JP 2005508987 A6 JP2005508987 A6 JP 2005508987A6 JP 2003542159 A JP2003542159 A JP 2003542159A JP 2003542159 A JP2003542159 A JP 2003542159A JP 2005508987 A6 JP2005508987 A6 JP 2005508987A6
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
formula
butoxycarbonyl
amide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003542159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005508987A (ja
Inventor
イ、ジンス
アン、ソクホン
ジン、ユンク
ジン、サンミ
ク、セカン
レ、チェイマン
チャン、ヨンホ
キム、ユンジュ
チョ、スンキ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dong Wha PharmIndCo ltd
Original Assignee
Dong Wha PharmIndCo ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1020010069013A external-priority patent/KR100789567B1/ko
Application filed by Dong Wha PharmIndCo ltd filed Critical Dong Wha PharmIndCo ltd
Publication of JP2005508987A publication Critical patent/JP2005508987A/ja
Publication of JP2005508987A6 publication Critical patent/JP2005508987A6/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

本発明は、下記の化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール(3-amido-1,2-benzoisoxazole)誘導体及びその塩の製造方法及び用途に関するもので、3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾールのアミン基にアミノ酸残基を導入して生物学的利用率を改善する方法に関するものである。本発明の化合物は、ルコトリエン-B-4 (Leukotriene-B-4)の受容体拮抗剤、骨変性抑制作用及び骨形成促進作用をする骨粗鬆症の抑制または治療に有用に使用される。
【化9】

Figure 2005508987

(式中、R1及びR2は、明細書内に定義したのと同様である。)

Description

本発明は、下記の化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール(3-amido-1,2-benzoisoxazole)誘導体、その塩の製造方法及び使用に関するものである。より詳細には、3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾールのアミン基にアミノ酸残基を導入して生物学的利用率を改善する方法に関するものである。
Figure 2005508987
(式中、R1は水素、ヒドロキシメチル基、C1 〜 C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基で、
R2は水素または-COC(NH2)R3で、及び
R3は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基である。)
本発明者らは、LTB-4 (Leukotriene-B-4、以下LTB-4と略称する)と関連した各種疾病治療の目的で、多様な構造の化合物を合成してLTB-4受容体に対して拮抗剤としての効能と骨形成促進効果を確認する作業中、下記の化学式2の3-アミノ-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体を合成し、下記の化学式2の化合物は、LTB-4受容体に対して拮抗作用を示すと同時に骨形成を促進する効果があることを確認した(特許文献1、特許文献2)。
Figure 2005508987
(式中、nは3〜5の整数である)
大韓民国特許公開公報第1998-71076号 米国特許第6,150,390号

しかし、生物学的利用率が良くなく薬物として使用するには不適合な欠点があった。

そこで、本発明者らは、前記化学式2の生物学的利用率の低さを克服するために、3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾールのアミン基にアミノ酸残基を導入して本発明の化学式1で示される新しい3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体を合成した。また、本発明の化合物は、LTB-4受容体に対する拮抗作用と骨変性抑制及び骨形成を促進する効果を示すだけではなく、水に対する溶解度が増加して生体への吸収率も良く生物学的利用率が改善されたことを確認し、薬効が増進したことを見つけ出し本発明を完成した。
本発明の目的は、3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾールのアミン基にアミノ酸残基を導入して生物学的利用率が改善された化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体またはその製薬的に許容可能な酸付加塩を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体またはその製薬的に許容可能な酸付加塩の製造方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体または製薬的に許容可能な酸付加塩を有効成分として含む、LTB-4受容体拮抗用製薬組成物を提供することである。
また、本発明のさらに別の目的は、化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体または製薬的に許容可能な酸付加塩を有効成分として含む、骨粗鬆症の抑制または治療用製薬組成物を提供することである。
(発明の構成)
本発明は、3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾールのアミン基にアミノ酸残基を導入して生物学的利用率を改善するために、下記の化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体の化合物を提供する。
Figure 2005508987
(式中、R1は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基で、
R2は水素または-COC(NH2)R3で、及び
R3は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基である)
本発明は、化学式1においてR1及びR2の種類により下記の化合物が得られる。
I. R2が水素で、R1が水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基の場合、
1)N,N-ジイソプロピル-4-{4-[3-(2-アミノ-1-オキソエチル)アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ]ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド (1a)、
2)N,N-ジイソプロピル-4-{4-[3-(2-アミノ-1-オキソプロピル)アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ]ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1b)、
3)N,N-ジイソプロピル-4-{4-[3-(2-アミノ-3-フェニル-1-オキソプロピル)アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ]ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1c)、
4)N,N-ジイソプロピル-4-{4-[3-(2-アミノ-3-メチル-1-オキソブチル)アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ]ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1d)、
5)N,N-ジイソプロピル-4-{4-[3-(2-アミノ-4-チオメチル-1-オキソブチル)アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ]ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1e)がある。
II. R2が-COC(NH2)R3で、
R1が水素またはC1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基で、好ましくは水素で(出発物質は化合物1a)、
R3が水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基の場合、
6)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-1-オキソエチル)アミノ-1-オキソエチル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1f)、
7)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-1-オキソプロピル)アミノ-1-オキソエチル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1g)、
8)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-3-フェニル-1-オキソプロピル)アミノ-1-オキソエチル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1H)、
9)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-3-メチル-1-オキソブチル)アミノ-1-オキソエチル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1i)、
10)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-4-チオメチル-1-オキソブチル)アミノ-1-オキソエチル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1j)、
III. R2が-COC(NH2)R3で、
R1がC1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基で、好ましくはメチル基で(出発物質は化合物1b)、
R3が水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基の場合、
11)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-1-オキソエチル)アミノ-1-オキソプロピル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1k)、
12)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-1-オキソプロピル)アミノ-1-オキソプロピル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1l)、
13)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-3-フェニル-1-オキソプロピル)アミノ-1-オキソプロピル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1m)、
14)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-3-メチル-1-オキソブチル)アミノ-1-オキソプロピル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1n)、
15)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-4-チオメチル-1-オキソブチル)アミノ-1-オキソプロピル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1o)、
IV. R2が-COC(NH2)R3で、
R1がベンジル基で(出発物質は化合物1c)、
R3が水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基の場合、
16)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-1-オキソエチル)アミノ-3-フェニル-1-オキソプロピル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1p)、
17)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-1-オキソプロピル)アミノ-3-フェニル-1-オキソプロピル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1q)、
18)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-2-フェニル-1-オキソプロピル)アミノ-3-フェニル-1-オキソプロピル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1r)、
19)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-3-メチル-1-オキソブチル)アミノ-3-フェニル-1-オキソプロピル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1s)、
20)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-4-チオメチル-1-オキソブチル)アミノ-3-フェニル-1-オキソプロピル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1t)、
V. R2が-COC(NH2)R3で、
R1がC1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基で、好ましくはイソプロピル基で(出発物質は化合物1d)、
R3が水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基の場合、
21)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-1-オキソエチル)アミノ-3-メチル-1-オキソブチル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1u)、
22)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-1-オキソプロピル)アミノ-3-メチル-1-オキソブチル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1v)、
23)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-3-フェニル-1-オキソプロピル)アミノ-3-メチル-1-オキソブチル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1w)、
24)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-3-メチル-1-オキソブチル)アミノ-3-メチル-1-オキソブチル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1x)、
25)N,N-ジイソプロピル-4-{4-{3-[2-(2-アミノ-4-チオメチル-1-オキソブチル)アミノ-3-メチル-1-オキソブチル]アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ}ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1y)、
下記の1a及び1bで示される化合物がさらに好ましい。
1)N,N-ジイソプロピル-4-{4-[3-(2-アミノ-1-オキソエチル)アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ]ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド (1a)、
2)N,N-ジイソプロピル-4-{4-[3-(2-アミノ-1-オキソプロピル)アミノベンゾ[d]イソオキサゾール-6-イル-オキシ]ブトキシ}-3-メトキシベンズアミド(1b)。
前記化学式1で示される本発明の3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体は、鏡像異性体または製薬的に許容可能な塩の形態で使用できる。塩としては、製薬的に許容可能な遊離酸(free acid)で形成された酸付加塩が有用である。遊離酸には無機酸と有機酸を使用できる。無機酸としては、塩酸、臭素酸、硫酸、リン酸等を使用でき、有機酸としては、クエン酸、酢酸、乳酸、酒石酸、マレイン酸、ウマリン酸(umaric acid)、グルコン酸、コハク酸、4-トルエンスルホン酸、ガラクツロン酸、エンボン酸、グルタミン酸、メタンスルホン酸またはアスパラギン酸等を使用できる。
また、本発明は、下記のスキーム1〜2に示したように化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体またはその製薬的に許容可能な酸付加塩の製造方法を提供する。
より詳細には、本発明は下記のスキーム1により
1)化学式2の化合物を化学式3aの化合物と縮合反応させて化学式4の化合物を製造し、
2)前記化学式4の化合物の保護基(Boc)をHXで脱保護して、前記化学式1でR2が水素である3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体(1a)またはその製薬的に許容可能な酸付加塩を製造する方法を提供する。
Figure 2005508987
(式中、R1は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基で、HXは塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、またはマレイン酸である)
また、本発明は下記のスキーム2により、
1)出発物質は、前記スキーム1から得られた化学式1aの化合物である。化学式3bの化合物と前記の出発物質を縮合反応させ化学式5の化合物を製造し、
2)前記化学式5の化合物の保護基(Boc)をHXで脱保護して、前記化学式1でR2が-COC(NH2)R3である3-アミノ-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体(1b)またはその製薬的に許容可能な酸付加塩を製造する方法を提供する。
Figure 2005508987
(式中、R1は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基で、R3は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基で、HXは塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、またはマレイン酸である。)
本発明の各段階の製造方法を詳細に説明する。
前記化学式2の化合物は、本発明者が公知した方法で製造できる(大韓民国特許出願番号第 1998-003138号)。
前記化学式3aまたは3bの化合物は、N-(t-ブトキシカルボニル)グリシン、N-(t-ブトキシカルボニル)-L-アラニン、N-(t-ブトキシカルボニル)-L-フェニルアラニン、N-(t-ブトキシカルボニル)-L-バリン及びN-(t-ブトキシカルボニル)-L-メチオニンからなる群れから選択する。
本発明で3-アミド-1,2-イソオキサゾール誘導体で多様なアミノ酸残基を付けることによって経口吸収度が増加して最終的に生体内の利用率を向上させられる。また、前記スキーム1で製造した化学式1aの化合物を出発物質にして同様の製造方法を通じて連続的に長鎖のアミノ酸残基を含む標識化合物を得られる。
本発明は、前記化学式1で示される化合物を有効成分として含むLTB-4受容体拮抗用製薬組成物を提供する。
また、本発明は、前記化学式1で示される化合物を有効成分として含む骨粗鬆症抑制または治療用製薬組成物を提供する。
本発明のLTB-4受容体拮抗用製薬組成物及び骨粗鬆症治療及び抑制用製薬組成物は、各種の投与経路を通じて有効な量で投与できる。好ましくは、LTB-4受容体拮抗用製薬組成物、骨粗鬆症抑制または治療用組成物は、化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体中の1種と薬剤学的に許容される担体を共に含有する。
より詳細には、薬剤学的に許容される担体としては、滅菌溶液、錠剤、コーティング錠及びカプセルのような公知された剤形に使用できる標準の薬剤学的担体であればどれでも可能で、通常的に担体としては、澱粉、ミルク、糖、特定種類のクレイ、ゼラチン、ステアリン酸、タルク、植物性油またはオイル、ガム、グリコール類等の賦形剤またはその他の異なる公知の賦形剤を含むことができ、また風味剤、色素添加剤及び他の成分を含むことがでる。
本発明の化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体を含有するLTB-4受容体拮抗用製薬組成物、骨粗鬆症抑制または治療用組成物は通常的な方法で経口、静脈内、筋肉内、経皮投与の方法により投与できるが、これらの方法だけに限定されるものではない。その一例として、本発明の3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体は、実際の臨床投与時に経口または非経口の色々な剤形で投与できる。製剤化する場合には、普通に使用する充填剤、増量剤、結合剤、崩解剤、界面活性剤または賦形剤のような添加剤を使用して調剤する。経口投与のための固形製剤には、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤及びカプセル剤等が含まれる。このような固形製剤は一つ以上の化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体に少なくても一つ以上の賦形剤、例えば、澱粉、炭酸カルシウム(calcium carbonate)、スクロース(sucrose)またはラクトース(lactose)、ゼラチン等を混ぜて調剤する。また、ステアリン酸マグネシウム、タルクのような潤滑剤も単純希釈剤と共に使用される。
経口のための液状製剤としては、懸濁剤、内用液剤、乳剤、シロップ剤等が挙げられる。液状製剤としてよく使用される単純稀釈剤の水、リキッドパラフィン以外に色々な賦形剤、例えば湿潤剤、甘味剤、芳香剤及び保存剤が含まれる。
また、本発明の製薬組成物は、非経口で投与できる。非経口投与は、皮下注射、静脈注射または筋肉内注射により行なう。非経口投与用剤形として製剤化するためには、3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体を安定剤または緩衝剤と共に水に混合して溶液または懸濁液に製造し、それをアンプルまたはバイアルの単位投与形に製剤する。
本発明の化学式1で示される3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体の量は、非常に広範囲な製薬組成物に含有される。本発明による有効成分の投与量は体内での活性成分の吸収度、活性化率及び排泄速度、患者の年齢、性別及び状態、治療する疾病の症状の程度により適切に選択できる。一般的には、1日に1回乃至数回に分けて投与でき、好ましくは10〜1000mgである。前記製剤の正確な量、投与経路及び回数は製剤の特性、投与対象の体重及び状態、そして使用しようとする特定誘導体の特性により容易に決定できる。
本発明の実施例により、LTB-4受容体拮抗用製薬組成物及び骨粗鬆症抑制または治療用製薬組成物は、薬動力学実験、破骨細胞数及び海綿骨の面積比率に対する実験結果を通して、LTB-4受容体に対する拮抗効果が優秀で、骨変性を起す破骨細胞の数を減少させるだけではなく骨形成促進効果が卓越していることが分かった。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
但し、下記の実施例は本発明を例示するもので本発明の内容が実施例により限定されるものではない。
本発明では、核磁気共鳴スペクトル及び液体クロマトグラフィー法等を利用して物質の純度及び分子構造を確認した。
{5-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
(工程1): t-ブトキシカルボニル({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバメートの製造
塩化メチレン200mlに溶解しているN-(t-ブトキシカルボニル)グリシン21.5g(122.9mmol)にN-メチルモルホリン13.5ml(122.9mmol)とイソブチルクロロホルマート15.9ml(122.9mmol)を0℃で添加して5分間撹拌した。前記混合物に化合物2(大韓民国特許第1998-003138号の公知方法)14.0g(30.7mmol)を添加して常温で15時間撹拌した。炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄後に得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を除去して13.5g(72%)のt-ブトキシカルボニル({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバメート化合物を得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン = 2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.33だった。
(工程2):{5-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
前記で製造した13.3g(21.7mmol)の化合物を塩化メチレン100mlに溶解してそこにメタンスルホン酸7.0ml(108mmol)を徐々に添加して15分間撹拌した。ジエチルエ-テルを徐々に添加して沈殿物を形成させた後、減圧ろ過して固体残渣を得た。該残渣を塩化メチレン:メタノール=8:1を展開液にしてカラムクロマトグラフィー法で精製して9.5g(71%)の標題化合物を得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.03だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.20〜1.40(m,12H), 1.90(m,4H), 3.63(br,2H), 3.74(s,3H), 3.93(s,2H), 4.10(m,4H), 6.77〜7.27(m,5H), 7.89(d,1H)
(1S)-1-{5-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-エチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-アラニンを使用することを除いて前記実施例1と同様の方法で実施して71%の収率で標題化合物を得た。この時、塩化メチレン:メタノール=5:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.45だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.00〜1.50(m,15H), 1.89(m,4H), 3.58〜3.75(m,6H), 4.02〜4.24(m,4H), 6.76〜7.20(m,5H), 7.92(d,1H)
(1S)-1-{5-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-2-フェニル-エチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-フェニルアラニンを使用することを除いて、前記実施例1と同様の方法で実施して65%の収率で標題化合物を得た。この時、塩化メチレン:メタノール=8:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.57だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.23(m,12H), 1.90(m,4H), 2.77〜3.05(m,2H), 3.30〜3.78(m,6H), 4.02〜4.14(m,4H), 6.77〜6.96(m,4H), 7.19〜7.26(m,6H), 7.84(d,1H)
(1S)-1-{5-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-2-メチル-プロピル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-バリンを使用することを除いて、前記実施例1と同様の方法で実施して73%の収率で標題化合物を得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.02だった。
1H-NMR(CDCl3):δ0.76〜0.95(m,6H), 1.24(m,12H), 1.89(m,5H), 3.06(m,1H), 3.56〜3.83(m,5H), 4.03〜4.14(m,4H), 6.76〜6.96(m,4H), 7.20(s,1H), 7.89(d,1H)
(1S)-1-{5-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-3-メチルスルファニル-プロピル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-メチオニンを使用することを除いて、前記実施例1と同様の方法で実施して75%の収率で標題化合物を得た。この時、塩化メチレン:メタノール=8:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.68だった。
1H-NMR(CDCl3):δ0.78〜1.11(m,12H), 1.77〜2.49(m,11H), 2.80〜3.63(m,5H), 3.7〜4.04(m,5H), 6.67〜6.86(m,4H), 7.12(s,1H), 7.77(d,1H)
[({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバモイル]-メチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
(工程1): t-ブトキシカルボニル{[({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバモイル]-メチル}-カルバメートの製造
塩化メチレン20mlに溶解しているN-(t-ブトキシカルボニル)グリシン172 mg(0.984mmol)にN-メチルモルホリン288ml(2.624mmol)とイソブチルクロロホルマート127ml(0.984mmol)を0℃で添加して15分間撹拌した。前記混合物に500mg(0.82mmol)の前記実施例1の化合物を添加して常温で1時間撹拌した。撹拌後、塩化メチレンで稀釈して蒸留水で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させて溶媒を除去して13.5g(72%)のt-ブトキシカルボニル{[({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバモイル]-メチル}-カルバメートを得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.40だった。
(工程2): [({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバモイル]-メチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
前記工程1で得た化合物を塩化メチレン12mlに溶解してそこにメタンスルホン酸 0.16ml(2.42mmol)を徐々に添加して15分間撹拌した。撹拌後、ジエチルエ-テルを徐々に添加して沈殿物を形成させた後、減圧ろ過して固体残渣を得た。該残渣を塩化メチレン:メタノール=8:1展開液を使用してカラムクロマトグラフィーして精製し、400 mg(50%)の標題化合物を得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.04だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.10〜1.40(m,12H), 1.89(m,4H), 3.66〜3.74(m,5H), 3.90〜4.15(m,8H), 6.77〜7.22(m,5H), 7.87(d,1H)
(1S)-1-[({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバモイル]-エチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-アラニンを使用することを除いて、前記実施例6と同様の方法で実施して71%の収率で標題化合物を得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.02だった。
1H-NMR(CDCl3):δ0.84(d,3H), 1.10〜1.40(m,12H), 1.88(m,4H), 3.61〜3.73(m,5H), 3.82(m,1H), 4.02〜4.13(m,6H), 6.77〜7.19(m,5H), 7.88(d,1H)
(1S)-1-[({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバモイル]-2-フェニル-エチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-( t-ブトキシカルボニル)-L-フェニルアラニンを使用することを除いて、前記実施例6と同様の方法で実施して78%の収率で標題化合物を得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.01だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.10〜1.40(m,12H), 1.89(m,4H), 2.96〜3.13(m,2H), 3.74〜3.92(m,6H), 4.06〜4.13(m,6H), 6.77〜7.30(m,10H), 7.87(d,1H)
(1S)-1-[({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバモイル]-2-メチル-プロピル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-バリンを使用することを除いて、前記実施例6と同様の方法で実施して25%の収率で標題化合物を得た。この時、塩化メチレン:メタノール=8:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TL C)を実施した結果、Rfが0.13だった。
1H-NMR(CDCl3):δ0.80(d,3H), 0.89(d,3H), 1.10〜1.40(m,12H), 1.90(m,5H), 3.03(d,1H), 3.72(br,2H), 3.75(s,3H), 4.03〜4.15(m,6H), 6.77〜6.97(m,4H), 7.21(s,1H), 7.86(s,1H)
(1S)-1-[({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバモイル]-3-メチルスルファニル-プロピル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-メチオニンを使用したことを除いて、前記実施例6と同様の方法で実施して(1S)-1-[({6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル)-カルバモイル]-3-メチルスルファニル-プロピル-アンモニウムメタンスルホン酸塩を製造した。この時、塩化メチレン:メタノール=8:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.20だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.10〜1.40(m,12H), 1.91〜2.07(m,6H), 2.30〜2.70(m,5H), 3.40〜3.78(m,6H), 4.00〜4.26(m,6H), 6.83〜7.23(m,5H), 7.87(d,1H)
((1S)-1-{6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-エチル-カルバモイル)-メチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
前記実施例6で使用した{5-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の代りに前記実施例2の化合物である(1S)-1-{5-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-エチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩を出発物質にした。N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンを使用する前記実施例6と同様の方法で実施して72%の収率で標題化合物を製造した。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.02だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.10〜1.38(m,12H), 1.39(d,3H), 1.89(m,4H), 3.63〜3.74(m,7H), 4.03〜4.15(m,4H), 4.60(m,1H), 6.77〜7.22(m,5H), 7.84(d,1H)
(1S)-1-((1S)-1-{6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-エチル-カルバモイル)-エチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-アラニンを使用することを除いて、前記実施例11と同様の方法で実施して69%の収率で標題化合物を得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.02だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.05〜1.40(m,18H), 1.89(m,4H), 3.70(m,2H), 3.74(s,3H), 3.87(q,1H), 4.03〜4.15(m,4H), 4.56(m,1H), 6.76〜6.97(m,4H), 7.21(s,1H), 7.84(d,1H)
(1S)-1-((1S)-1-{6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-エチル-カルバモイル)-2-フェニル-エチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-フェニルアラニンを使用することを除いて、前記実施例11と同様の方法で実施して76%の収率で標題化合物を得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.05だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.00〜1.40(m,15H), 1.84(m,4H), 2.95〜3.10(m,2H), 3.56(m,2H), 3.69(s,3H), 3.97〜4.09(m,5H), 4.57(m,1H), 6.76〜7.50(m,10H), 7.81(d,1H)
(1S)-1-((1S)-1-{6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-エチル-カルバモイル)-2-メチル-プロピル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-バリンを使用することを除いて、前記実施例11と同様の方法で実施して87%の収率で目的化合物を得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.02だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.31〜1.79(m,21H), 2.27(m,4H), 2.49(m,1H), 3.56(m,1H), 3.96〜4.09(m,5H), 4.42(m,4H), 4.70〜4.95(m,1H), 7.15〜7.32(m,5H), 8.10(d,1H)
(1S)-1-((1S)-1-{6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-エチル-カルバモイル)-3-メチルスルファニル-プロピル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-( t-ブトキシカルボニル)-L-メチオニンを使用することを除いて、前記実施例11と同様の方法で実施して48%の収率で目的化合物を得た。この時、エチルアセテート:ヘキサン=2:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.03だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.00〜1.40(m,15H), 1.80〜2.00(m,6H), 2.33〜2.53(m,5H), 3.56(m,2H), 3.69(s,3H), 3.87〜4.09(m,5H), 4.51(m,1H), 6.70〜7.15(m,5H), 7.77(d,1H)
((1S)-1-{6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-2-フェニル-エチル-カルバモイル)-メチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
前記実施例6で使用した{5-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-メチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の代りに前記実施例3の化合物である(1S)-1-{5-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-2-フェニル-エチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩を出発物質に使用した。N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンを使用する前記実施例6と同様の方法で実施して80%の収率で目的化合物を得た。この時、塩化メチレン:メタノール= 8:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.18だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.09〜1.39(m,12H), 1.92(m,4H), 3.03(m,2H), 3.65〜3.89(m,5H), 4.04〜4.15(m,6H), 4.91(m,1H), 6.79〜7.34(m,10H), 7.82(d,1H)
(1S)-1-((1S)-1-{6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-2-フェニル-エチル-カルバモイル)-エチル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-アラニンを使用することを除いて、前記実施例16と同様の方法で実施して47%の収率で目的化合物を得た。この時、塩化メチレン:メタノール=8:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.09だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.24〜1.37(m,15H), 1.89(m,4H), 2.98〜3.15(m,2H), 3.15〜3.84(m,6H), 4.03〜4.15(m,4H), 4.68(m,1H), 6.77〜7.37(m,10H), 7.77(d,1H)
(1S)-1-((1S)-1-{6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-2-フェニル-エチル-カルバモイル)-2-メチル-プロピル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-バリンを使用することを除いて、前記実施例16と同様の方法で実施して68%の収率で目的化合物を得た。この時、塩化メチレン:メタノール=8:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.54だった。
1H-NMR(CDCl3):δ0.78〜0.89(m,6H), 1.09〜1.39(m,12H), 1.83〜1.90(m,5H), 3.00〜3.17(m,2H), 3.59〜3.74(m,2H), 3.76〜3.84(m,4H), 4.03〜4.15(m,4H), 4.91(m,1H), 6.78〜7.33(m,10H), 7.79(d,1H)
(1S)-1-((1S)-1-{6-[4-(4-ジイソプロピルカルバモイル-2-メトキシ-フェノキシ)-ブトキシ]-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イルカルバモイル}-2-フェニル-エチル-カルバモイル)-3-メチルスルファニル-プロピル-アンモニウムメタンスルホン酸塩の製造
N-(t-ブトキシカルボニル)グリシンの代りにN-(t-ブトキシカルボニル)-L-メチオニンを使用することを除いて、前記実施例16と同様の方法で実施して73%の収率で目的化合物を得た。この時、塩化メチレン:メタノール=8:1の条件で薄層クロマトグラフィー(TLC)を実施した結果、Rfが0.60だった。
1H-NMR(CDCl3):δ1.10〜1.40(m,12H), 1.80〜2.02(m,6H), 2.50〜2.80(m,7H), 3.60〜4.12(m,10H), 6.76〜7.39(m,10H), 7.76(d,1H)
製剤例1:注射液剤の製造
有効成分10mgを含む注射液剤は、下記の方法で製造した。
前記実施例1の化合物1g、塩化ナトリウム0.6g及びアスコルビン酸0.1gを蒸留水に溶解させて100mlを作った。この溶液をビンに入れて20℃で30分間加熱して滅菌した。
前記注射液剤の構成成分を下記に記す。
実施例1の化合物 1.0g
塩化ナトリウム 0.6g
アスコルビン酸 0.1g
蒸留水 定量
製剤例2:錠剤の製造方法
有効成分15mgを含んだ錠剤は、下記の方法で製造した。
実施例1化合物・塩酸塩250gをラクトース175.9g、ジャガイモ澱粉180g及びコロイド性硅酸32gと混合した。この混合物に10%ゼラチン溶液を添加した。該混合物を粉砕して14メッシュ篩を通過させ、乾燥させた。そこにジャガイモ澱粉160g、滑石50g及びステアリン酸マグネシウム5gを添加して得られる混合物を錠剤にした。
前記錠剤の構成成分を下記に記す。
実施例1化合物・塩酸塩 250g
ラクトース 175.9g
ジャガイモ澱粉 180g
コロイド性硅酸 32g
10%ゼラチン溶液
ジャガイモ澱粉 160g
滑石 50g
ステアリン酸マグネシウム 5g
本発明の化学式1の化合物に対して、下記の実験を行い多様な薬理効果を調査した。
実験例1:薬動力学試験
実験動物は、体重が230〜260gのSD系ラットのオスを使用した。各薬物に対する動物数は、3〜4匹ずつ設定した。全ての実験動物は、薬物投与前18〜20時間絶食させて実験当日に体重を測定して各薬物を用量別に経口投与した。薬物投与後、ラットをジエチルエ-テル(dietHyl etHer)で軽く痲酔し、一定時間間隔で(投与前、0.17、0.5、1.0、1.5、3.0、5.0、8.0時間)毛細管を利用して眼窩静脈から採血した。血液は遠心分離して血漿を分離した。血漿内の薬物の濃度を決定するために、HPLCを次の方法で行なった。各薬物の内部標準物質が含まれたアセトニトリルと分離した血漿を同量混和した後、12,000rpmで遠心分離した。上澄み液をHPLCで分析して血中の化学式2の化合物濃度を定量化して実施例の化合物の生物学的利用率を評価した。
薬動力学パラメータは、ウイノリン(WinNolin:ver. 1.0 Scientific Consulting Inc., USA)を利用してノンコンパートメンタル分析法(noncompartmental analysis)により測定した。血中最高濃度と時間は、観察された数値で示し、半減期は最終消失期(terminal elimination phase)から線形回帰分析で計算した。実験結果は表1に記載した。
Figure 2005508987
前記表1の結果によると、前記化学式2の3-アミノ-1,2-ベンゾイソオキサゾール 誘導体(大韓民国特許公開公報第1998-71076号)と比較すると、本発明で3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾールのアミン基にアミノ酸残基を導入して得た化学式1の3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体または製薬的に許容可能な酸付加塩の実施例の化合物は、体内吸収度が化学式2の化合物に比べて優秀だった。
化学式2の化合物を50ミリグラム/kgの容量で蒸留水及びツイーン80の混合溶液に溶解して投与したとき、ラットにほとんど吸収されなかった。ジメチルスルホキシド溶媒に溶解してラットに同量投与した時、投与後0.17時間に最高血中濃度(Cmax:0.47μg/ml)で非常に低い血中濃度を示した。実施例1の化合物を同量、ラットに経口投与した時、投与後0.5時間に最高血中濃度(Cmax:1.53μg/ml)で化学式2に比べて血中濃度が非常に増加したことが分かる。また、有機溶媒のジメチルスルホキシドではない蒸留水に溶かして投与できるので、生体利用に有利である。また、化学式2の化合物の場合、生物学的利用率の指標である半減期(T1/2)と総AUCは各々0.32時間と0.19μg・H r/mlだった。しかし、実施例1の化合物の場合は、半減期(T1/2)と総AUCは各々2.29時間と5.72μg・Hr/mlだった。したがって、本発明の化合物は薬物の生物学的利用率を大きく改善した結果を示した。実施例1の化合物の投与量を2倍の100mg/kgに高めた時、半減期が5.58時間、総AUCも11.08μg・Hr/mlに2倍以上増加した。実施例1の化合物の媒介変数は全て2倍に増加し、薬物の体内分布度も容量増加に比例して増加した。
実施例2の化合物の場合も、実施例1の化合物と類似な薬動力学結果を示した。表1に因ると、投与後0.5時間に血中最高濃度を示し(1.83μg/ml)半減期と総AUCは、各々1.27時間及び8.75μg・Hr/mlだった。実施例2の化合物は、実施例1の化合物に比べて体内吸収が多少優秀であることを示した。
反面、実施例6及び実施例11の化合物は、50mg/kgをラットに投与した時、血中最高濃度が各々0.16及び0.96で、化学式2の場合と比較すると有意的な差を示した。しかし、総AUCは各々0.38μg・Hr/ml及び1.70μg・Hr/mlで化学式2の化合物より高い。また、本発明の実施例の全ての場合において、総AUCが化学式2の化合物より効果的であることが分かった。
全ての本発明の実施例は、経口吸収度の増加だけではなく、最高血中濃度(Cmax)、半減期(T1/2)及び総AUC値も既存の化学式2の化合物より増加し、体内吸収率が改善されたことが分かった。したがって、本発明の化合物は、アミン基にアミノ酸残基を導入することによって既存の化学式2の化合物より向上した生物学的利用率の結果を示した。
実験例2:卵巣摘出したラットに対する骨粗鬆症治療効果実験
卵巣摘出したラットに対して骨粗鬆症治療効果を観察するために、破骨細胞(osteoclast cell)の数と海綿骨(trabecular bone)が占める面積の比率(volume %)の変化を観察した。
25匹のメスのハツカネズミをチャールズリバー(Charles River:日本)から購入して20〜25℃の温度及び30〜35%の相対湿度条件下で新しい実験室環境に適応させた。実験動物は、オリに5匹ずつ位置するようにして、飼料(三養社)と水は自由に供給した。この中で20匹は、卵巣を摘出し、5匹は腹腔を切開した後、再び縫合する擬似(Sham)手術を実施して擬似手術対照群として使用した。
また、化学式2の化合物との効果を比較するために卵巣摘出したネズミ5匹を実験群として使用した。化学式2の化合物は、注射用滅菌蒸留水に溶解して経口用ゾンデを利用して100mg/kgの濃度で卵巣摘出または擬似手術10週後から毎日40日間経口投与した。投与量は5ml/kgにした。前記実施例1の化合物または実施例2の化合物は、前記化学式2との効果を比較するために、化学式2の化合物と同一濃度で準備して、PEG 100溶液(PEG 100:ツイーン80:蒸留水 = 2:3:15)に溶解して筋肉注射した。投与量は5ml/kgにした。
投与終了後、ハツカネズミを犠牲にして、大腿骨と脛骨を摘出して10%中性ホルマリンに固定した。固定した組織は脱灰液(24.4%ホルム酸と0.5N水酸化ナトリウムを混合した液)で5日間脱灰させた後、パラフィン包埋を経て3〜4μmの組織切片を製作した。前記製作した組織切片は、ヘマトシリン-エオシン(Hematoxylin-eosin)染色を実施した。
実施例1の化合物と実施例2の化合物が骨粗鬆症に及ぼす影響を観察するために、組織内に存在する破骨細胞の数と海綿骨が占める面積の比率の変化を観察した。破骨細胞の数的変化は、1mm2内に存在する破骨細胞の数を10ヵ所の部位で計算した後、平均±標準偏差で計算した。薬物投与群と薬物を投与していない対照群及び擬似手術群と比較検討した。その結果を表2に示した。
また、海綿骨の面積比率は、大腿骨と脛骨の一定部分で計算して下記の数式を利用して計算して表3に示した。
(数1)
海綿骨の面積比率=海綿骨面積/全骨組織面積×100
Figure 2005508987
Figure 2005508987
前記表2と表3から分かるように、卵巣摘出により骨粗鬆症が誘発されたラットに対して、実施例1の化合物と実施例2の化合物を投与した時、薬物投与群で骨変性を起す破骨細胞数が顕著に減少し、海綿骨の面積も対照群に比べて相当に増加している様子を観察できた。前記実施例1の化合物と実施例2の化合物が卵巣摘出により骨粗鬆症が誘発されたラットに対して相当な治療効果を示すことが分かった。また、前記表3に示されたように実施例1の化合物と実施例2の化合物は、化学式2の化合物に比べて骨の面積が相当に増加し、骨粗鬆症に対する効果がさらに優秀であることが分かった。
前記で詳しく見たように、本発明は、3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾールのアミン基にアミノ酸残基を導入して得られる化学式1の3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体またはその製薬的に許容可能な酸付加塩は、水に対する溶解度が増加しただけではなく、投与後最高血中濃度が増加し、半減期及び総AUC値が増加した結果を示すことによって生物学的利用率が改善された。また、LTB-4受容体に対する拮抗作用が優秀で、骨変性を起す破骨細胞の数が顕著に減少した。また、骨の面積が増加することにより骨粗鬆症抑制または治療用製薬組成物として効果的である。

Claims (6)

  1. 下記の化学式1で示され、
    Figure 2005508987
    式中、R1は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基で、
    R2は水素または-COC(NH2)R3で、及び
    R3は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基である、3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体または製薬的に許容可能な酸付加塩。
  2. R1は水素、メチル基、イソプロピル基、イソブチル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基であることを特徴とする、請求項1に記載の3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体または製薬的に許容可能な酸付加塩。
  3. 1)化学式2の化合物を化学式3aの化合物と縮合反応させ化学式4の化合物を製造し、
    2)前記化学式4の化合物の保護基をHXで脱保護して化学式1の3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体(1a)またはその製薬的に許容可能な酸付加塩を製造する方法。
    Figure 2005508987
    (式中、R1は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基で、HXは塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、またはマレイン酸である。)
  4. 1)請求項3で得られた3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体(1a)と化学式3bの化合物を縮合反応させて化学式5の化合物を製造し、
    2)前記化学式5の化合物の保護基をHXで脱保護して3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体(1b)またはその製薬的に許容可能な酸付加塩を製造する方法。
    Figure 2005508987
    (式中、R1は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基で、R3は水素、ヒドロキシメチル基、C1〜C6の直鎖または分鎖状のアルキル基、ベンジル基または2-メチルチオエチル基で、HXは塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、またはマレイン酸である。)
  5. 前記化学式3a及び3bの化合物は、N-(t-ブトキシカルボニル)グリシン、N-(t-ブトキシカルボニル)-L-アラニン、N-(t-ブトキシカルボニル)-L-フェニルアラニン、N-(t-ブトキシカルボニル)-L-バリン及びN-(t-ブトキシカルボニル)-L-メチオニンからなる群れから選択されることを特徴とする、請求項3または請求項4に記載の3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体またはその製薬的に許容可能な酸付加塩の製造方法。
  6. 請求項1の3-アミド-1,2-ベンゾイソオキサゾール誘導体または製薬的に許容可能な酸付加塩を有効成分として含む骨粗鬆症抑制または治療用製薬組成物。
JP2003542159A 2001-11-06 2002-11-05 3−アミド−1,2−ベンゾイソオキサゾール誘導体、その塩の製造方法及び使用 Pending JP2005508987A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020010069013A KR100789567B1 (ko) 2001-11-06 2001-11-06 3-아미도-1,2-벤조이소옥사졸 유도체, 그 염, 제조방법 및 용도
KR2001/69013 2001-11-06
PCT/KR2002/002058 WO2003040113A1 (en) 2001-11-06 2002-11-05 3-amido-1,2-benzoisoxazole derivatives, process for preparation, and use thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005508987A JP2005508987A (ja) 2005-04-07
JP2005508987A6 true JP2005508987A6 (ja) 2005-08-04

Family

ID=19715763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003542159A Pending JP2005508987A (ja) 2001-11-06 2002-11-05 3−アミド−1,2−ベンゾイソオキサゾール誘導体、その塩の製造方法及び使用

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7291638B2 (ja)
EP (1) EP1451163B1 (ja)
JP (1) JP2005508987A (ja)
KR (1) KR100789567B1 (ja)
CN (1) CN1309711C (ja)
AT (1) ATE457981T1 (ja)
DE (1) DE60235396D1 (ja)
ES (1) ES2338102T3 (ja)
WO (1) WO2003040113A1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ555725A (en) * 2004-11-23 2008-07-31 Dong Wha Pharmaceuticals Ind C N-hydroxy-4-{5-[4-(5-isopropyl-2-methyl-1,3-thiazol-4-yl)phenoxy]pentoxy}benzamidine 2 methansulfonic acid salt
DE102005038947A1 (de) 2005-05-18 2006-11-30 Grünenthal GmbH Substituierte Benzo[d]isoxazol-3-yl-amin-Verbindungen und deren Verwendung in Arzneimitteln
DE102005026194A1 (de) * 2005-06-06 2006-12-07 Grünenthal GmbH Substituierte N-Benzo[d]isoxazol-3-yl-amin-Derivate und deren Verwendung zur Herstellung von Arzneimitteln
JP2009504776A (ja) * 2005-08-18 2009-02-05 アクセラロクス, インコーポレイテッド アラキドン酸代謝経路またはシグナル伝達経路を調節することによる骨を処置するための方法
AU2006292224B2 (en) 2005-09-19 2013-08-01 Histogenics Corporation Cell-support matrix and a method for preparation thereof
WO2009105723A2 (en) * 2008-02-22 2009-08-27 Accelalox, Inc. Novel methods for bone treatment by modulating an arachidonic acid metabolic or signaling pathway
KR20140105445A (ko) 2011-10-31 2014-09-01 제논 파마슈티칼스 인크. 비아릴 에테르 술폰아미드 및 치료제로서의 그의 용도
EP2773637B1 (en) 2011-10-31 2016-06-08 Xenon Pharmaceuticals Inc. Benzenesulfonamide compounds and their use as therapeutic agents
IN2014MN02574A (ja) 2012-05-22 2015-07-24 Genentech Inc
BR112015000187A2 (pt) 2012-07-06 2017-06-27 Genentech Inc benzamidas substituídas com n e métodos de uso das mesmas
JP6096370B2 (ja) 2013-03-14 2017-03-15 ジェネンテック, インコーポレイテッド 置換トリアゾロピリジンとその使用方法
CN105492430B (zh) * 2013-03-15 2017-10-10 基因泰克公司 取代的苯并噁唑及其使用方法
BR112015023397A2 (pt) * 2013-03-15 2017-07-18 Genentech Inc benzoxazois substituídos e métodos de uso dos mesmos
MX2016006936A (es) 2013-11-27 2016-10-05 Genentech Inc Benzamidas sustituidas y metodos para usarlas.
JP2017525677A (ja) 2014-07-07 2017-09-07 ジェネンテック, インコーポレイテッド 治療用化合物及びその使用方法
US10077420B2 (en) 2014-12-02 2018-09-18 Histogenics Corporation Cell and tissue culture container
EP3297989A1 (en) 2015-05-22 2018-03-28 Genentech, Inc. Substituted benzamides and methods of use thereof
EP3341353A1 (en) 2015-08-27 2018-07-04 Genentech, Inc. Therapeutic compounds and methods of use thereof
KR20180067561A (ko) 2015-09-28 2018-06-20 제넨테크, 인크. 치료 화합물 및 그의 사용 방법
JP2018535234A (ja) 2015-11-25 2018-11-29 ジェネンテック, インコーポレイテッド ナトリウムチャネル遮断薬として有用な置換ベンズアミド
JP2019513714A (ja) 2016-03-30 2019-05-30 ジェネンテック, インコーポレイテッド 置換ベンズアミド及びその使用方法
CN109997116A (zh) * 2016-09-09 2019-07-09 沃尔玛阿波罗有限责任公司 用于监视现场的装置和方法
EP3526205A4 (en) 2016-10-17 2020-05-27 Genentech, Inc. THERAPEUTIC CONNECTIONS AND METHOD FOR USE THEREOF
WO2018175707A1 (en) 2017-03-24 2018-09-27 Genentech, Inc. 4-piperidin-n-(pyrimidin-4-yl)chroman-7-sulfonamide derivatives as sodium channel inhibitors
US11028075B2 (en) 2018-02-26 2021-06-08 Genentech, Inc. Therapeutic compounds and methods of use thereof
WO2019191702A1 (en) 2018-03-30 2019-10-03 F. Hoffmann-La Roche Ag Substituted hydro-pyrido-azines as sodium channel inhibitors

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2737213B2 (ja) * 1989-03-10 1998-04-08 日産化学工業株式会社 ロイコトリエンb▲下4▼誘導体
JP3457669B2 (ja) * 1992-10-28 2003-10-20 富山化学工業株式会社 新規な1,2−ベンゾイソオキサゾール誘導体またはその塩,それらからなる脳保護剤
PL314481A1 (en) * 1993-11-19 1996-09-16 Janssen Pharmaceutica Nv Microencapsulated substituted 3-piperidinyl 1,2-benzoisoxazoles and 1,2-benzoisothiazoles
JP3191943B2 (ja) * 1997-02-04 2001-07-23 ドン ワ ファーマシューティカル インダストリアル カンパニー リミテッド 3−アミノ−1,2−ベンゾイソオキサゾール誘導体類とその製造方法及び用途

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005508987A6 (ja) 3−アミド−1,2−ベンゾイソオキサゾール誘導体、その塩の製造方法及び使用
JP2005508987A (ja) 3−アミド−1,2−ベンゾイソオキサゾール誘導体、その塩の製造方法及び使用
TW397825B (en) Aroyl-piperidine derivatives
RU2232760C2 (ru) Ингибитор сериновых протеаз и фармацевтическая композиция на его основе
JP2019527717A (ja) アミノピリミジンssao阻害剤
WO2018023054A1 (en) Protease transition state inhibitor prodrugs
HU220866B1 (en) Carboxamide derivatives as substituted piperazinyl-hiv protease inhibitors useful for the treatment of aids, process for producing them and pharmaceutical compositions containing them
JPH05246968A (ja) ケトン誘導体
PT86024B (pt) Processo para a preparacao de polipeptidos de nor-estatina e nor-cicloestatina
US20150105387A1 (en) Substituted diketopiperazines and their use as oxytocin antagonists
JP2004534008A (ja) 新規なアムロジピンカンファースルホン酸塩及びその製造方法
UA73530C2 (uk) Сполука з властивостями вивільнювати гормон росту
CA3152264A1 (en) Pyrazole compounds, formulations thereof, and a method for using the compounds and/or formulations
EP2168947A1 (en) Novel compound having secretase inhibitory activity
FR2533564A1 (fr) Derives de la piperazine presentant une activite anticholinergique et/ou antihistaminique
JP6275644B2 (ja) N−[2−({2−[(2S)−2−シアノピロリジン−1−イル]−2−オキソエチル}アミノ)−2−メチルプロピル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボキサミドの結晶
JPH06192199A (ja) ケトン誘導体
FR2751650A1 (fr) Nouveaux composes de n-benzenesulfonyl-l-proline, procede de preparation et utilisation en therapeutique
CN108558760B (zh) 一类芳香酰胺化合物及其制备方法和用途
JP2010509309A (ja) 3−ベンジル−2−メチル−2,3,3a,4,5,6,7,7a−オクタヒドロベンゾ[d]イソオキサゾール−4−オンの塩
JP2018527387A (ja) 2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−アミン誘導体
CA2164296C (en) Heterocyclic chemistry
DE3850818T2 (de) Fluor enthaltende Renin-Inhibitoren.
Suryawanshi A Novel Route for the Synthesis of Impurities C and G of Antihypertensive Drug Timolol Maleate: Synthesis of impurity C and G of Timolol Maleate
Suryawanshi et al. A novel route for the synthesis of impurities C and G of antihypertensive drug timolol maleate