用語「ヘテロアルキル」は、それ自体または別の用語と組み合わせで、他に明記されていない限り、安定した直鎖または分岐鎖炭化水素ラジカルを意味し、規定数の炭素原子およびO、N、Si、およびSから成る群から選択される1〜3個のヘテロ原子から成り、窒素および硫黄原子は酸化されてもよく、窒素ヘテロ原子は四級化されてもよい。ヘテロ原子O、N、Sは、ヘテロアルキル基の任意の内部の位置に配置することができる。ヘテロ原子Siは、アルキル基が分子の残りの部分に結合される位置を含むヘテロアルキル基の任意の位置に配置することができる。「ヘテロアルキル」は、最大3単位の不飽和を含むことができ、モノおよびポリハロゲン化変異体、またはその組み合わせも含む。例として、−CH2−CH2−O−CH3、−CH2−CH2−O−CF3、−CH2−CH2−NH−CH3、−CH2−CH2−N(CH3)−CH3、−CH2−S−CH2−CH3、−S(O)−CH3、−CH2−CH2−S(O)2−CH3、−CH=CH−O−CH3、−Si(CH3)3、−CH2−CH=N−OCH3、および−CH=CH=N(CH3)−CH3が挙げられる。例えば、−CH2−NH−OCH3および−CH2−O−Si(CH3)3等、最大2つのヘテロ原子が連続することができる。
用語「アルコキシ」、「アルキルアミノ」および「アルキルチオ」は、その従来の意味で使用され、酸素原子(「オキシ」)、アミノ基(「アミノ」)またはチオ基を介して、分子の残り部分に結合されるアルキル基を指し、さらにそのモノ−およびポリ−ハロゲン化変異体を含む。さらに、ジアルキルアミノ基について、アルキル部分は、同じであっても異なっていてもよい。
用語「ハロ」または「ハロゲン」は、それ自体または別の置換基の一部として、他に明記されない限り、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子を意味する。用語「(ハロ)アルキル」は、「アルキル」と「ハロアルキル」置換基の両方を含むことを意味する。さらに、用語「ハロアルキル」は、モノハロアルキルとポリハロアルキルを含むことを意味する。例えば、用語「C1−4ハロアルキル」は、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、4−クロロブチル、3−ブロモプロピル、ジフルオロメチル等を含むことを意味する。
用語「ヘテロアリール」は本明細書で使用するとき、環の中に炭素以外の少なくとも1つの原子を有する単一の芳香族環を指し、原子は、酸素、窒素および硫黄から成る群から選択され、「ヘテロアリール」は、また、少なくとも1つの当該芳香環を有する複数縮合環系を含み、複数縮合環系をさらに以下に記載する。したがって、「ヘテロアリール」は、約1〜6個の炭素原子および酸素、窒素および硫黄から成る群から選択される約1〜4個のヘテロ原子の単一の芳香環を含む。硫黄および窒素原子は、環が芳香族である場合に、酸化型で存在することもあり得る。例示的なヘテロアリール環系として、限定されないが、ピリジル、ピリミジニル、オキサゾリルまたはフリルが挙げられる。「ヘテロアリール」は、また、複数縮合環系(例えば、2、3または4個の環を含む環系)を含み、上で定義したように、ヘテロアリール基は、ヘテロアリール(例えば、1,8−ナフチリジニル等のナフチリジニルを形成する)、複素環(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジニル等の1,2,3,4−テトラヒドロナフチリジニルを形成する)、炭素環(例えば、5,6,7,8−テトラヒドロキノリルを形成する)、およびアリール(例えば、インダゾリルを形成する)から選択される1つ以上の環と縮合し、複数縮合環系を形成する。したがって、ヘテロアリール(単一の芳香族環または複数縮合環系)は、ヘテロアリール環の中に、約1〜20個の炭素原子および1〜6個のヘテロ原子を有する。当該複数縮合環系は、縮合環の炭素環または複素環部分に、1つ以上(例えば、1、2、3または4個)のオキソ基で置換されてもよい。複数縮合環系の環は、原子価要件によって許容される場合、縮合、スピロおよび架橋結合を介して互いに結合することができる。複数縮合環系の個々の環が、互いに対して任意の順序で結合され得ることを理解されたい。また、複数縮合環系(ヘテロアリールについて上に定義したように)の結合点は、複数縮合環系のヘテロアリール、複素環、アリールまたは炭素環部分を含む複数縮合環系の任意の位置にあることができることも理解されたい。また、ヘテロアリールまたはヘテロアリールの複数縮合環系の結合点は、炭素原子およびヘテロ原子(例えば、窒素)を含むヘテロアリールまたはヘテロアリール縮合環系の任意の適切な原子にあることができることも理解されたい。例示的なヘテロアリールとして、限定されないが、ピリジル、ピロリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラゾリル、チエニル、インドリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、フリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、インダゾリル、キノキサリル、キナゾリル、5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリニル ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、チアナフテニル、ピロロ[2,3−b]ピリジニル、キナゾリニル−4(3H)−オン、トリアゾリル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾールおよび3b,4,4a,5−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ[3,4]シクロ−ペンタ[1,2−c]ピラゾールが挙げられる。
上述の用語(例えば、「アルキル」、「アリール」および「ヘテロアリール」)は、いくつかの実施形態では、示されているラジカルの置換と非置換の両方の形態が含まれる。ラジカルの種類ごとの好ましい置換基を以下に示す。
アルキルラジカル(しばしばアルキレン、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、炭素環、およびヘテロシクリルと呼ばれる基を含む)の置換基は、0〜(2m’+1)の範囲の数で、限定されないが、−ハロゲン、−OR’、−NR’R’’、−SR’、−SiR’R’’R’’’、−OC(O)R’、−C(O)R’、−CO2R’、−CONR’R’’、−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−NR’’’C(O)NR’R’’、−NR’’C(O)2R’、−NHC(NH2)=NH、−NR’C(NH2)=NH、−NHC(NH2)=NR’、−NR’’’C(NR’R’’)=N−CN、−NR’’’C(NR’R’’)=NOR’、−NHC(NH2)=NR’、−S(O)R’、−S(O)2R’、−S(O)2NR’R’’、−NR’S(O)2R’’、−NR’’’S(O)2NR’R’’、−CN、−NO2、−(CH2)1−4−OR’、−(CH2)1−4−NR’R’’、−(CH2)1−4−SR’、−(CH2)1−4−SiR’R’’R’’’、−(CH2)1−4−OC(O)R’、−(CH2)1−4−C(O)R’、−(CH2)1−4−CO2R’、−(CH2)1−4CONR’R’’を含む様々な基であることができ、ここでm’は、当該基の炭素原子の総数である。R’、R’’およびR’’’はそれぞれ独立して、とりわけ、例えば、水素、非置換C1−6アルキル、非置換ヘテロアルキル、非置換アリール、1〜3ハロゲンで置換されるアリール、非置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシまたはC1−6チオアルコキシ基、または非置換アリール−C1−4アルキル基、非置換へテロアリール、置換へテロアリールを含む基を指す。R’とR’’が同じ窒素原子に結合される場合、それらは窒素原子と結合して、3員、4員、5員、6員、または7員の環を形成することができる。例えば、−NR’R’’は、1−ピロリジニルおよび4−モルホリニルを含むことを意味する。ヘテロアルキル、アルキレンを含むアルキルラジカルの他の置換基として、例えば、=O、=NR’、=N−OR’、=N−CN、=NHが挙げられ、R’は上述の置換基を含む。
同様に、アリールおよびヘテロアリール基の置換基は様々あり、0から芳香族環系の開放原子価の総数の範囲の数で、一般的に、限定されないが、−ハロゲン、−OR’、−OC(O)R’、−NR’R’’、−SR’、−R’、−CN、−NO2、−CO2R’、−CONR’R’’、−C(O)R’、−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−NR’’C(O)2R’、−NR’C(O)NR’’R’’’、−NHC(NH2)=NH、−NR’C(NH2)=NH、−NHC(NH2)=NR’、−S(O)R’、−S(O)2R’、−S(O)2NR’R’’、−NR’S(O)2R’’、−N3、ペルフルオロ−C1−4アルコキシ、およびペルフルオロ−C1−4アルキル、−(CH2)1−4−OR’、−(CH2)1−4−NR’R’’、−(CH2)1−4−SR’、−(CH2)1−4−SiR’R’’R’’’、−(CH2)1−4−OC(O)R’、−(CH2)1−4−C(O)R’、−(CH2)1−4−CO2R’、−(CH2)1−4CONR’R’’を含む基から選択され、ここで、R’、R’’およびR’’’は独立して、水素、C1−6アルキル、C3−6炭素環、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、非置換アリールおよびヘテロアリール、(非置換アリール)−C1−4アルキル、および非置換アリールオキシ−C1−4アルキルから選択される。その他の適切な置換基として、1〜4個の炭素原子のアルキレンテザーによって環原子に結合されている上記のアリール置換基のそれぞれが挙げられる。アリールまたはヘテロアリール基の置換基がアルキレンリンカー(例えば、−(CH2)1−4−NR’R’’)を含む場合、アルキレンリンカーはハロ変異体も含む。例えば、リンカー「−(CH2)1−4−」は、置換基の一部として使用される場合、ジフルオロメチレン、1,2−ジフルオロエチレン等を含むことを意味する。
「ジアステレオマー」は、2つ以上のキラリティーの中心を持つ立体異性体を指し、その分子は互いの鏡像ではない。ジアステレオマーは、例えば、融点、沸点、スペクトル特性、および反応性といった異なる物理的特性を有する。ジアステレオマーの混合物は、電気泳動およびクロマトグラフィー等の高解像度分析法の下で分けることができる。
本明細書で使用される立体化学の定義および規則は、一般的に、S.P.Parker、Ed.、McGraw−Hill Dictionary of Chemical Terms(1984)McGraw−Hill Book Company、New York;およびEliel,E.およびWilen,S.、‘‘Stereochemistry of Organic Compounds’’、John Wiley&Sons,Inc.、New York、1994に従っている。本発明の化合物は、不斉またはキラル中心を含み得、したがって、異なる立体異性体の形態で存在することができる。限定されないが、ジアステレオマー、エナンチオマー、およびアトロプ異性体ならびにラセミ混合物等のその混合物を含む本発明の化合物の全ての立体異性体の形態は、本発明の一部を形成する。多くの有機化合物は、光学活性な形態、すなわち、平面偏光面を回転させる能力を有する。光学活性化合物を記述する場合、接頭辞DとL、またはRとSは、そのキラル中心の周りでの、分子の絶対配置を示すために使用される。接頭辞dおよびlまたは(+)および(−)は、化合物による平面偏光の回転の符号を指定するために使用され、(−)またはlは、化合物が左旋性であることを意味する。(+)またはdを接頭辞に持つ化合物は右旋性である。所与の化学構造について、これらの立体異性体は、それらが互いの鏡像であることを除いて同一である。特定の立体異性体は、エナンチオマーと呼ぶこともでき、当該異性体の混合物はエナンチオマー混合物と呼ぶことが多い。エナンチオマーの50:50の混合物は、ラセミ混合物またはラセミ体であることを指し、化学反応またはプロセスで立体選択または立体特異性のない場所で起こる可能性がある。用語「ラセミ混合物」および「ラセミ体」は、光学活性を欠いている、2つのエナンチオマー種の等モル混合物を指す。
本明細書で使用するとき、用語「互変異性体」または「互変異性体形態」は、低エネルギーの障壁を介して相互転換できる異なるエネルギーの構造異性体を指す。例えば、プロトン互変異性体(プロトトロピー互変異性体としても知られている)は、ケト−エノールおよびイミン−エナミン異性化反応等のプロトンの移行を介した相互変換を含む。原子価互変異性体は、結合性電子のいくつかの再編成によって、相互変換を含む。
本明細書で使用するとき、用語「溶媒和物」は、1つ以上の溶媒分子と本発明の化合物の会合または複合体を指す。溶媒和物を形成する溶媒の例として、限定されないが、水、イソプロパノール、エタノール、メタノール、DMSO、酢酸エチル、酢酸、およびエタノールアミンが挙げられる。用語「水和物」が溶媒分子が水である複合体を指す。
本明細書で使用するとき、用語「保護基」は、化合物上の特定の官能基をブロックまたは保護するために使用されることが多い置換基を指す。例えば、「アミノ保護基」は、化合物内のアミノ官能性をブロックまたは保護するアミノ基に結合される置換基である。適切なアミノ保護基として、アセチル、トリフルオロアセチル、t−ブトキシカルボニル(BOC)、ベンジルオキシカルボニル(CBZ)、および9−フルオレニルメチレノキシカルボニル(Fmoc)が挙げられる。同様に、「ヒドロキシ保護基」は、ヒドロキシ官能性をブロックまたは保護するヒドロキシ基の置換基を指す。適切な保護基として、アセチルとシリルが挙げられる。「カルボキシ保護基」は、カルボキシ官能性をブロックまたは保護するカルボキシ基の置換基を指す。共通のカルボキシ保護基として、フェニルスルホニルエチル、シアノエチル、2−(トリメチルシリル)エチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル、2−(p−トルエンスルホニル)エチル、2−(p−ニトロフェニルスルフェニル)エチル、2−(ジフェニルホスフィノ)−エチル、ニトロエチル等が挙げられる。保護基およびその使用の一般的な説明については、P.G.M.WutsおよびT.W.Greene、Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis 4th edition、Wiley−Interscience、New York、2006を参照されたい。
本明細書で使用するとき、「薬学的に許容される塩」は、本明細書に記載の化合物に認められる特定の置換基に依存して、比較的、無毒の酸または塩基で調製される活性化合物の塩を含むことを意味する。本発明の化合物が、比較的、酸性の官能性を含む場合、塩基付加塩は、当該化合物の中性の形態を、そのまままたは適切な不活溶媒中のいずれかで、十分な量の所望の塩基と接触させることによって、得ることができる。薬学的に許容される無機塩基に由来する塩の例として、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、三価マンガン、二価マンガン、カリウム、ナトリウム、亜鉛等が挙げられる。薬学的に許容される有機塩基から由来する塩として、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミン等の置換アミン、環状アミン、天然に存在するアミン等を含む、一級、二級および三級アミンの塩が挙げられる。本発明の化合物は、比較的、塩基性の官能性を含む場合、酸付加塩は、当該化合物の中性形態を、そのまままたは適切な不活溶媒中のいずれかで、十分な量の所望の酸と接触させることによって、得ることができる。薬学的に許容される酸付加塩の例として、塩酸、臭化水素酸、硝酸、炭酸、モノヒドロゲン炭酸、リン酸、モノヒドロゲンリン酸、ジヒドロゲンリン酸、硫酸、モノヒドロゲン硫酸、ヨウ化水素酸、または亜リン酸等の無機酸に由来するもの、ならびに酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、スベリン酸、フマル酸、マンデル酸、フタル酸、ベンゼンスルホン酸、p−トリルスルホン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸等の比較的無毒の有機酸に由来する塩等が挙げられる。また、アルギン酸塩等のアミノ酸の塩、およびグルクロン酸またはガラクツノリ酸(galactunoric acid)等の有機酸の塩も挙げられる(例えば、Berge,S.M.ら、“Pharmaceutical Salts”、Journal of Pharmaceutical Science、1977、66、1−19を参照のこと)。本発明のある特定の化合物は、化合物を塩基付加塩または酸付加塩のいずれかに変換することを可能にする塩基性および酸性官能基の両方を含む。
化合物の中性形態は、塩を塩基または酸と接触させ、従来の方法で親化合物を単離することによって再生することができる。化合物の親形態は、極性溶媒中の溶解度等のある特定の物理特性において様々な塩形態と異なるが、その他の点では、塩は、本発明の目的のための化合物の親形態と同等である。
塩形態の他に、本発明は、プロドラッグ形態である化合物を提供する。本明細書で使用される用語「プロドラッグ」は、本発明の化合物を提供するために、生理学的条件下で容易に化学変化する化合物を指す。さらに、プロドラッグは、ex vivo環境において化学的または生化学的方法により本発明の化合物に変換することができる。例えば、適切な酵素または化学試薬と共に経皮パッチリザーバ内に配置されたとき、プロドラッグはゆっくりと本発明の化合物に変換することができる。
本発明のプロドラッグは、アミノ酸残基、または二つ以上(例えば2つ、3つまたは4つ)のアミノ酸残基のポリペプチド鎖が、アミドまたはエステル結合を介して、本発明の化合物の遊離アミノ、ヒドロキシまたはカルボン酸基に共有結合的に結合される化合物を含む。アミノ酸残基として、限定されないが、一般に3文字の記号によって指定される20個の天然に存在するアミノ酸が挙げられ、また、ホスホセリン、ホスホトレオニン、ホスホチロシン、4−ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、デモシン、イソデモシン、ガンマ−カルボキシグルタミン酸塩、馬尿酸、オクタヒドロインドール−2−カルボン酸、スタチン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン酸、ペニシラミン、オルニチン、3−メチルヒスチジン、ノルバリン、β−アラニン、γ−アミノ酪酸、シトルリン、ホモシステイン、ホモセリン、メチル−アラニン、パラ−ベンゾイルフェニルアラニン、フェニルグリシン、プロパルギルグリシン、サルコシン、メチオニンスルホンおよびtert−ブチルグリシンも挙げられる。
プロドラッグの追加の種類もまた包含される。例えば、本発明の化合物の遊離カルボキシル基は、アミドまたはアルキルエステルとして誘導体化することができる。別の例として、遊離ヒドロキシ基を含む本発明の化合物は、限定されないが、リン酸エステル、ヘミスクシネート、ジメチルアミノ酢酸、またはホスホリルオキシメチルオキシカルボニル基等の基にヒドロキシ基を変換することによってプロドラッグとして誘導体化することができ、このことはFleisher,D.ら、(1996)Improved oral drug delivery:solubility limitations overcome by the use of prodrugs Advanced Drug Delivery Reviews、19:115に概説されている。ヒドロキシ基のカルバミン酸プロドラッグ、スルホン酸エステルおよび硫酸エステルが含まれるように、ヒドロキシおよびアミノ基のカルバメートプロドラッグも含まれる。(アシルオキシ)メチルおよび(アシルオキシ)エチルエーテルとしてのヒドロキシ基の誘導体化であって、アシル基が、限定されないが、エーテル、アミンおよびカルボン酸官能基を含む基で置換されてもよいアルキルエステルであることができ、またはアシル基が上記のようにアミノ酸エステルである、誘導体化が包含される。この種類のプロドラッグは、J.Med.Chem.、(1996)、39:10に記載されている。より具体的な例として、(C1−6)アルカノイルオキシメチル、1−((C1−6)アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−((C1−6)アルカノイルオキシ)エチル、(C1−6)アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C1−6)アルコキシカルボニルアミノメチル、スクシノイル、(C1−6)アルカノイル、α−アミノ(C1−4)アルカノイル、アリールアシルおよびα−アミノアシル、またはα−アミノアシル−α−アミノアシル等の基で、アルコール基の水素原子を置換することが挙げられ、各α−アミノアシル基は、独立して天然に存在するL−アミノ酸、P(O)(OH)2、−P(O)(O(C1−6)アルキル)2またはグリコシルから選択される(炭水化物のヘミアセタール形態のヒドロキシル基の除去から生じるラジカル)。
プロドラッグ誘導体の追加の例については、a)Design of Prodrugs、H.Bundgaard編、(Elsevier、1985)およびMethods in Enzymology、Vol.42、p.309−396、K.Widderら編(Academic Press、1985)、b)A Textbook of Drug Design and Development、Krogsgaard−LarsenおよびH.Bundgaard編、Chapter 5 “Design and Application of Prodrugs,”by H.Bundgaard p.113−191(1991)、c)H.Bundgaard、Advanced Drug Delivery Reviews、8:1−38(1992);d)H.Bundgaardら、Journal of Pharmaceutical Sciences、77:285(1988)、ならびにe)N.Kakeyaら、Chem.Pharm.Bull.、32:692(1984)を参照されたく、それぞれ参照により本明細書に具体的に組み込まれる。
さらに、本発明は、本発明の化合物の代謝産物を提供する。本明細書で使用するとき、「代謝産物」は、特定の化合物またはその塩で、代謝により生成される生成物を指す。当該生成物は、例えば、投与される化合物の酸化、還元、加水分解、アミド化、脱アミド化、エステル化、脱エステル化、酵素的切断等から生じることができる。
本発明のある特定の化合物は、非溶媒和形態ならびに溶媒和形態で存在することができ、水和形態を含む。一般に、溶媒和形態は非溶媒和形態と同等であり、本発明の範囲内に包含されるものとする。本発明のある特定の化合物は、複数の結晶または非晶質形態で存在することができる。一般に、すべての物理的形態は、本発明によって企図される使用について等価であり、本発明の範囲内であることが意図される。
本発明のある特定の化合物は、不斉炭素原子(光学中心)または二重結合を有し、ラセミ体、ジアステレオマー、幾何異性体、位置異性体および個々の異性体(例えば、別々のエナンチオマー)は全て本発明の範囲内に包含されるものとする。
本発明の化合物はまた、当該化合物を構成する一つ以上の原子で原子同位体の不自然な比率を含むことができる。例えば、本発明はまた、本発明の同位体標識された変異体を包含し、通常自然界で原子に認められる優勢な原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子によって、1つ以上の原子が置換されるという事実以外は、本明細書に記載されたものと同等である。指定された任意の特定の原子または元素の同位体はすべて、本発明の化合物、およびその使用の範囲内であることが企図される。本発明の化合物に組み込むことができる例示的な同位体として、2H(「D」)、3H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、32P、33P、35S、18F、36Cl、123Iおよび125I等の水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、塩素、ヨウ素の同位体が挙げられる。本発明のある特定の同位体標識化合物(例えば、3Hまたは14Cで標識されたもの)は、化合物および/または基質組織分布アッセイに有用である。トリチウム化(3H)および炭素−14(14C)同位体は、調製および検出が容易であるため有用である。重水素(すなわち、2H)等のより重い同位体でさらに置換することによって、より大きい代謝安定性から得られるある特定の治療上の利点をもたらすことができ(例えば、in vivo半減期の延長または必要な投与量の減少)、したがって、いくつかの状況で好ましいことがある。15O、13N、11C、および18F等の陽電子放出同位体は、基質受容体占有率を調べるために、陽電子放出断層撮影(PET)試験に有用である。本発明の同位体標識化合物は一般に、非同位体標識試薬を同位体標識試薬に置き換えることによって、本明細書の以下のスキームおよび/または実施例に開示されたものと類似の手順に従うことによって調製することができる。
用語「治療する」および「治療」は、治療処置および/または予防処置または防止対策の両方を指し、その目的は、例えば、癌の発症または広がり等の望ましくない生理学的変化または障害を予防するまたは緩徐化(軽減)することである。本発明の目的のために、有益または望ましい臨床結果として、限定されないが、症状の緩和、疾患もしくは障害の程度の減少、疾患または障害の安定した(すなわち、悪化していない)状態、疾患の進行の遅延または減速、病状および障害の回復または緩和、および寛解(部分的または完全)が挙げられる。「治療」はまた、治療を受けない場合に予想される生存と比較して生存期間を延長することを意味することもできる。治療を必要とする者として、すでに疾患もしくは障害を患っている者、ならびに疾患もしくは障害を有する傾向にある者、または疾患もしくは障害を予防すべき状態にある者が挙げられる。
語句「治療有効量」または「有効量」は、(i)特定の疾患、病態、または障害を治療または予防し、(ii)特定の疾患、病態、または障害の1つ以上の症状を軽減し、緩和または除去し、または(iii)本明細書に記載の特定の疾患、病態、または障害の1つ以上の症状の発現を予防または遅延させる本発明の化合物の量を意味する。癌治療について、効果は、例えば、疾患の進行までの期間(TTP)を評価し、および/または応答速度(RR)を決定することによって測定することができる。
用語「生物学的利用能」は、患者に投与された一定量の薬物の全身の有効性(すなわち、血液/血漿レベル)を指す。生物学的利用脳は、投与された剤形から全身循環に到達する薬物の時間(速度)と総量(程度)の両方の測定値を示する絶対値である。
スキーム1に示すように、式VIのピリジン化合物は、例えば、mCPBAの酸化条件下で処理すると、式Vの化合物に変換される。式Vの化合物は、ハロゲン化試薬(例えば、POCl3)で処理すると、式(IV)のクロロ化合物に変換することができる。式(IV)のハロゲン化物は、ヒドラジンで処理すると、置換され、式(III)のヒドラジンを提供し、ハロゲン化シアンで処理すると、環化され、RNがHである化合物(II)のトリアゾロピリジンを産生することができる。
上に提供した1つ以上の化合物(またはその立体異性体、幾何異性体、互変異性体、溶媒和物、代謝産物、同位体、薬学的に許容される塩、またはプロドラッグ)の他に、本発明はまた、式Iの化合物またはその実施形態および少なくとも1つの薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤を含む組成物および医薬を提供する。本発明の組成物は、患者(例えば、ヒト)のNaV1.7を選択的に阻害するために使用することができる。
本明細書で使用される用語「組成物」は、特定の成分を特定の量で含む生成物、ならびに特定の量の特定の成分の組合せから、直接的または間接的に生じる任意の生成物を包含することが意図される。「薬学的に許容される」とは、担体、希釈剤または賦形剤が、製剤の他の成分と適合しなければならず、そのレシピエントに有害であってはならないことを意味する。
一実施形態において、本発明は、式Iの化合物またはその実施形態(またはその立体異性体、幾何異性体、互変異性体、溶媒和物、代謝産物、同位体、薬学的に許容される塩、またはそのプロドラッグ)および薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤を含む医薬組成物(または医薬品)を提供する。別の実施形態では、本発明は、本発明の化合物を含む組成物(または医薬品)を調製することを提供する。別の実施形態では、本発明は、式Iの化合物またはその実施形態、および式Iの化合物またはその実施形態を含む組成物をそれを必要とする患者(例えば、ヒトの患者)に投与することを提供する。
組成物は、医学的実用性に合わせた様式で処方され、投薬され、投与される。ここで考慮する要因として、治療される特定の障害、治療される特定の哺乳動物、個々の患者の臨床条件、障害の原因、薬剤の送達部位、投与方法、投与スケジュール、および医師に周知の他の要因が挙げられる。投与される化合物の有効量は、このような考慮によって影響され、例えば、疼痛等の望ましくない疾患または障害を予防または治療するために、必要に応じてNaV1.7の活性を阻害するのに必要な最小量である。例えば、当該量は、正常細胞、または全体として哺乳動物に対して毒性がある量以下であることができる。
一例では、用量当たりの非経口投与される本発明の化合物の治療有効量は、一日あたり、患者の体重の約0.01〜100mg/kg、あるいは例えば0.1〜20mg/kgの範囲であり、使用される化合物の典型的な初期範囲は0.3〜15mg/kg/日である。ある特定の実施形態では、一日量は、単一の一日量として、または1日2〜6回の分割された用量、または持続放出形態で投与される。70kgの成人の場合、一日量の合計は、一般に約7mg〜約1,400mgである。この投与計画は、最適な治療反応を提供するように調整することができる。化合物は、好ましくは、1日あたり1〜4回の投与計画、好ましくは1日に1回または2回投与してもよい。
本発明の化合物は、例えば、錠剤、散剤、カプセル剤、溶液、分散液、懸濁液、シロップ、スプレー、坐薬、ゲル、エマルション、パッチ等の任意の便利な投与可能形態で投与されてもよい。当該組成物は、薬剤に、従来の成分、例えば希釈剤、担体、pH調整剤、甘味料、増量剤、およびさらなる活性剤を含んでもよい。
本発明の化合物は、経口、局所(口腔および舌下を含む)、直腸、膣内、経皮、非経口、皮下、腹腔内、肺内、皮内、髄腔内および硬膜外および鼻腔内、ならびに所望であれば局所治療については、病巣内投与を含む、任意の適切な手段によって投与してもよい。非経口注入として、筋肉内、静脈内、動脈内、腹腔内、脳内、眼内、病巣内または皮下投与が挙げられる。
式Iの化合物またはその実施形態を含む組成物は、医薬組成物として標準的な薬務に従って通常は処方される。典型的な製剤は、本発明の化合物および希釈剤、担体または賦形剤を混合することによって調製される。適切な希釈剤、担体および賦形剤は、当業者に周知であり、例えば、Ansel,Howard C.ら、Ansel’s Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems.Philadelphia:Lippincott、Williams&Wilkins、2004;Gennaro、Alfonso R.ら Remington:The Science and Practice of Pharmacy.Philadelphia:Lippincott、Williams&Wilkins、2000;およびRowe,Raymond C.Handbook of Pharmaceutical Excipients.Chicago、Pharmaceutical Press、2005に詳細に記載されている。製剤はまた、1つ以上の緩衝剤、安定化剤、界面活性剤、湿潤剤、潤滑剤、乳化剤、懸濁化剤、保存剤、抗酸化剤、不透明化剤、流動促進剤、加工助剤、着色剤、甘味剤、芳香剤、香味剤、希釈剤およびその他の周知の添加剤を含み、薬物(すなわち、本発明の化合物またはその医薬組成物)の見栄えを良くし、または医薬品(すなわち薬剤)の製造を補助することができる。
適切な担体、希釈剤および賦形剤は当業者に周知であり、炭水化物、ワックス、水溶性および/または膨潤性ポリマー、親水性または疎水性材料、ゼラチン、油、溶媒、水等の材料を含む。使用される特定の担体、希釈剤または賦形剤は、本発明の化合物が適用される手段および目的に依存する。溶媒は、一般的に哺乳動物に投与するために、安全(GRAS)であると当業者によって認識される溶媒に基づいて選択される。一般に、安全な溶媒は、水および水に可溶性または混和性である他の非毒性溶媒等の非毒性水性溶媒である。適切な水性溶媒として、水、エタノール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール(例えば、PEG 400、PEG 300)等およびこれらの混合物が挙げられる。製剤はまた、1つ以上の緩衝剤、安定化剤、界面活性剤、湿潤剤、潤滑剤、乳化剤、懸濁化剤、保存剤、抗酸化剤、不透明化剤、流動促進剤、加工助剤、着色剤、甘味剤、芳香剤、香味剤、およびその他の周知の添加剤を含み、薬物(すなわち、本発明の化合物またはその医薬組成物)の見栄えを良くし、または医薬品(すなわち薬剤)の製造を補助することができる。
許容可能な希釈剤、担体、賦形剤、安定剤は、使用される投与量と濃度でレシピエントにとって無害であり、リン酸、クエン酸、その他有機酸等の緩衝液、アスコルビン酸およびメチオニンを含む酸化防止剤、(塩化アンモニウムオクタデシルジメチルベンジル、塩化ヘキサメトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、フェノール、ブチルまたはベンジルアルコール、メチル、プロピルパラベン等のアルキルパラベン、カテコール、レゾルシノール、シクロヘキサノール、3−ペンタノール、m−クレゾール等の)保存剤、低分子量(約10残基未満)のポリペプチド、血清アルブミン、ゼラチン、または免疫グロブリン等のタンパク質、ポリビニルピロリドン等の親水性ポリマー、グリシン、グルタミン、アスパラギン、ヒスチジン、アルギニンまたはリジン等のアミノ酸、単糖類、二糖類、およびグルコース、マンノース、またはデキストリンを含む他の炭水化物、EDTA等のキレート剤、ショ糖、マンニトール、トレハロースまたはソルビトール等の糖類、ナトリウム等の造塩対イオン、金属錯体(例えば、亜鉛−タンパク質複合体)、および/またはTWEEN(商標)、PLURONICS(商標)、ポリエチレングリコール(PEG)等の非イオン性界面活性剤が挙げられる。本発明の活性医薬成分(例えば、式Iの化合物またはその実施形態)はまた、例えば、コアセルベーション技術または界面重合によって調製されたマイクロカプセルに(例えば、それぞれ、ヒドロキシメチルセルロースまたはゼラチン−マイクロカプセルおよびポリ−(メチルメタシレート)マイクロカプセルに)、コロイド状薬物送達系(例えば、リポソーム、アルブミンミクロスフェア、マイクロ乳剤、ナノ粒子およびナノカプセル)に、またはマクロ乳剤中に、捕捉することもできる。当該技術は、Remington:The Science and Practice of Pharmacy:Remington the Science and Practice of Pharmacy(2005)21st Edition、Lippincott Williams&Wilkins、Philidelphia、PAに開示されている。
本発明の化合物(例えば、式Iの化合物またはその実施形態)の徐放性調製物を調製することができる。徐放性調製物の適切な例として、式Iの化合物またはその実施形態を含有する固体疎水性ポリマーの半透性マトリックスが挙げられ、マトリックスは造形品、例えばフィルム、またはマイクロカプセルの形態である。徐放性マトリックスの例として、ポリエステル、ヒドロゲル(例えば、ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)、またはポリ(ビニルアルコール))、ポリラクチド(米国特許第3,773,919号)、L−グルタミン酸とγ−エチル−Lグルタメートの共重合体(Sidmanら、Biopolymers 22:547、1983)、非分解性エチレン−ビニルアセテート(Langerら、J.Biomed.Mater.Res.15:167、1981)、LUPRON DEPOT(商標)等の分解性乳酸−グリコール酸コポリマー(乳酸−グリコール酸コポリマーおよび酢酸ロイプロリドから構成される注射可能なミクロスフィア)およびポリ−D−(−)−3−ヒドロキシ酪酸(EP 133,988A)が挙げられる。徐放性組成物は、リポソームに捕捉された化合物も含み、それ自体周知の方法により調製することができる(Epsteinら、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.82:3688、1985;Hwangら、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.77:4030、1980;米国特許第4,485,045号および同第4,544,545号、およびEP102,324A)。通常、リポソームは、脂質含量が約30mol%コレステロール超である小さな(約200〜800オングストローム)単層型であり、最適な治療のために、選択される比率は調節される。
製剤は、本明細書に詳述の投与経路に適したものを含む。製剤は、好都合に単位剤形で提供することができ、薬学の分野に周知の任意の方法によって調製することができる。技術および製剤は、概して、Remington:The Science and Practice of Pharmacy:Remington the Science and Practice of Pharmacy(2005)21st Edition、Lippincott Williams&Wilkins、Philidelphia、PAに認められる。当該方法は、活性成分を、1つ以上の補助成分を構成する担体と会合させるステップを含む。
一般に、製剤は、活性成分を、液体担体、希釈剤または賦形剤または微粉化した固体担体、希釈剤または賦形剤、またはその両方と均一かつ密接に会合させ、必要であれば生成物を成形することによって調製される。典型的な製剤は、本発明の化合物および希釈剤、担体または賦形剤を混合することによって調製される。製剤は、従来の溶解および混合手順を使用して調製することができる。例えば、バルク薬物物質(すなわち、本発明の化合物または化合物の安定化形態(例えば、シクロデキストリン誘導体または他の周知の錯化剤との複合体)は、上述の1つ以上の賦形剤の存在下で、適当な溶媒に溶解させる。本発明の化合物は、典型的には、医薬剤形に製剤化され、容易に制御可能な薬物用量を提供し、所定のレジメンで患者コンプライアンスを可能にする。
一例では、式Iの化合物またはその実施形態は、周囲温度で、適切なpHで、および所望の純度で、生理学的に許容される担体、すなわち、使用される用量および濃度でレシピエントに無毒な担体を混合することによって、生薬の投与形態に製剤化してもよい。製剤のpHは、化合物の特定の用途および濃度に主に依存するが、好ましくは、約3〜約8の範囲である。一例では、式Iの化合物(またはその実施形態)は、pH5で、酢酸塩緩衝液中に製剤化される。別の実施形態では、式Iの化合物またはその実施形態は無菌である。化合物は、例えば、固体または非晶質の組成物として、凍結乾燥製剤として、または水溶液として、保存されてもよい。
経口投与に適した本発明の化合物(例えば、式Iの化合物またはその実施形態)の製剤は、丸剤、カプセル剤、カシェ剤または錠剤等の個別の単位として調製することができ、それぞれ、所定量の本発明の化合物を含有する。
圧縮錠剤は、適切な機械で、必要に応じて結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤、保存剤、界面活性剤または分散剤等と混合して、粉末または顆粒等の自由流動形態に活性成分を圧縮することによって、調製することができる。成形錠剤は、適切な機械で、不活性液体希釈剤で湿らせた粉末の活性成分の混合物を成形することによって作製することができる。錠剤は、そこから活性成分を徐放または制御放出するために、コーティングまたは分割し、製剤化してもよい。
錠剤、トローチ、ロゼンジ、水性もしくは油性懸濁液、分散性粉末または顆粒、乳剤、硬もしくは軟カプセル剤、例えばゼラチンカプセル、シロップまたはエリキシル剤は、経口使用のために調製することができる。経口使用を意図する本発明の化合物(例えば、式Iの化合物またはその実施形態)は、医薬組成物の製造のために、当該技術分野に周知の方法にしたがって調製することができ、当該組成物は、口当たりのよい製剤を提供するために、甘味剤、香味剤、着色剤および保存剤を含む1つ以上の薬剤を含むことができる。錠剤の製造に適した非毒性の薬学的に許容される賦形剤と混合した活性成分を含有する錠剤は、許容可能である。これらの賦形剤は、例えば、炭酸カルシウムまたは炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウム等の不活性希釈剤、トウモロコシデンプン、またはアルギン酸等の粒剤および崩壊剤、デンプン、ゼラチンまたはアカシア等の結合剤、およびステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルク等の潤滑剤であってもよい。錠剤はコーティングされていなくても、消化管での崩壊および吸収を遅らせるためにマイクロカプセル化を含む周知の技術によってコーティングされてもよく、それによって、より長い期間にわたって持続作用を提供する。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリル等の時間遅延材料を、単独でまたはワックスと共に用いることができる。
適切な経口投与形態の例は、約90〜30mgの無水ラクトース、約5〜40mgのクロスカルメロースナトリウム、約5〜30mgのポリビニルピロリドン(PVP)K30、および約1〜10mgのステアリン酸マグネシウムと調合された、約1mg、5mg、10mg、25mg、30mg、50mg、80mg、100mg、150mg、250mg、300mgおよび500mgの本発明の化合物を含有する錠剤である。粉末成分は、最初に一緒に混合し、次にPVPの溶液と混合する。得られた組成物は、乾燥させ、ステアリン酸マグネシウムと混合し、造粒し、ステアリン酸マグネシウムと混合し、従来の装置を使用して錠剤の形態に圧縮することができる。エアロゾル製剤の例は、適切な緩衝液、例えばリン酸緩衝液に、例えば、5〜400mgの本発明の化合物を溶解し、必要に応じて等張化剤、例えば、塩化ナトリウム等の塩を添加することによって調製することができる。溶液は、不純物および汚染物質を除去するために、例えば、0.2ミクロンのフィルターを使用して、濾過することができる。
眼または他の外部組織、例えば口および皮膚の治療のために、製剤は、好ましくは、例えば、0.075%〜20%w/wの量の活性成分を含有する局所軟膏またはクリームとして適用される。軟膏に製剤する場合、活性成分はパラフィン系または水混和性軟膏基剤と共に用いることができる。あるいは、活性成分は、水中油型クリーム基剤と共にクリームに製剤化することができる。所望であれば、クリーム基剤の水相は、多価アルコール、すなわち、プロピレングリコール、ブタン−1,3−ジオール、マンニトール、ソルビトール、グリセロールおよびポリエチレングリコール(PEG 400を含む)およびその混合物等の2つ以上のヒドロキシル基を有するアルコールを含むことができる。局所製剤は、望ましくは、皮膚または他の患部を通して活性成分の吸収または浸透を増強する化合物を含むことができる。当該皮膚浸透促進剤の例として、ジメチルスルホキシドおよび関連の類似体が含まれる。
本発明の乳剤の油相は、周知の方法で周知の成分から構成することができる。相は単に乳剤を含み得るが、望ましくは、脂肪もしくは油または脂肪と油の両方と、少なくとも一つの乳剤の混合物を含む。好ましくは、親水性乳剤は、安定剤として作用する親油性乳剤と一緒に含まれる。また、油と脂肪の両方を含むことが好ましい。一緒に、安定剤を伴うまたは伴わない乳剤は、いわゆる乳化ワックスを構成し、油および脂肪と一緒にワックスは、クリーム製剤の油性分散相を形成するいわゆる乳化軟膏基剤を構成する。本発明の製剤に使用するのに適した乳化剤および乳化安定剤として、Tween(登録商標)60、Span(登録商標)80、セトステアリルアルコール、ベンジルアルコール、ミリスチルアルコール、グリセリルモノステアレートおよびラウリル硫酸ナトリウムが挙げられる。
局所適用の一態様では、例えば、治療されるべき末梢ニューロンに隣接している皮膚表面、粘膜等の標的領域に、有効量の本発明の医薬組成物を投与することが望ましい。この量は、一般的に治療されるべき領域、使用が診断用、予防用または治療用であるかどうか、症状の重症度、および使用される局所ビヒクルの性質に依存して、適用ごとに、約0.0001mg〜約1gの本発明の化合物の範囲である。好ましい局所製剤は軟膏であり、約0.001〜約50mgの活性成分が、軟膏基剤の1ccあたりに使用される。医薬組成物は、経皮組成物または経皮送達デバイス(「パッチ」)として処方することができる。当該組成物は、例えば、バッキング、活性化合物リザーバ、制御膜、ライナーおよび接触接着剤を含む。当該経皮パッチは、所望される本発明の化合物の連続的拍動またはオンデマンド送達を提供するために使用してもよい。
本発明の化合物の水性懸濁液(例えば、式Iの化合物またはその実施形態)は、水性懸濁液の製造に適した賦形剤と混合して活性物質を含む。当該賦形剤として、カルボキシメチルセルロースナトリウム、クロスカルメロース、ポビドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴムおよびアカシアゴム等の懸濁化剤、および天然に存在するホスファチド(例えば、レシチン)等の分散剤または湿潤剤、脂肪酸とアルキレンオキシドの縮合生成物(例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレン)、エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールの縮合生成物(例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール)、脂肪酸およびヘキシトール無水物に由来する部分エステルとエチレンオキシドの縮合生成物(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート)が挙げられる。水性懸濁液はまた、エチルまたはn−プロピルp−ヒドロキシベンゾエート等の1つ以上の保存剤、1つ以上の着色剤、1つ以上の香味剤およびスクロースまたはサッカリン等の1つ以上の甘味剤を含むことができる。
本発明の化合物(例えば、式Iの化合物またはその実施形態)の製剤は、滅菌注射用水性または油性懸濁液等の滅菌注射用製剤の形態であってもよい。当該懸濁液は、上述した適切な分散剤または湿潤剤および懸濁剤を用いて、当該技術分野に従って配合することができる。滅菌注射用製剤はまた、1,3−ブタンジオール中溶液等の、非毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の滅菌の注射可能な溶液または懸濁液であってもよく、または凍結乾燥粉末として調製されてもよい。使用することができる許容されるビヒクルおよび溶媒の中には、水、リンゲル液および等張塩化ナトリウム溶液がある。さらに、滅菌固定油は、溶媒または懸濁媒体として通常使用することができる。この目的のために、合成モノグリセリドまたはジグリセリドを含む任意の無刺激固定油を使用することができる。さらに、オレイン酸等の脂肪酸も同様に注射剤の調製に使用することができる。
単一剤形を作製するために担体材料と組み合わせることができる活性成分の量は、治療される宿主および特定の投与様式に依存して変化する。例えば、ヒトへの経口投与を意図した徐放性製剤は、適切で都合の良い量の担体物質と配合された約1〜1000mgの活性物質を含むことができ、全組成物の約5〜約95%に変化させることができる(重量:重量)。医薬組成物は、投与のために容易に測定可能な量を提供するように調製することができる。例えば、静脈内注入のために意図された水溶液は、約30mL/時間の速度で適切な体積の注入が起こり得るように、溶液1mLあたり約3〜500μgの活性成分を含むことができる。
非経口投与に適した製剤は、抗酸化剤、緩衝剤、静菌剤および意図するレシピエントの血液と等張にする溶質を含むことができる非水性滅菌注射溶液、ならびに懸濁化剤および増粘剤を含んでいてもよい水性および非水性滅菌注射溶液を含む。
眼への局所投与に適した製剤はまた、活性成分が適切な担体、特に活性成分のための水性溶媒中に溶解または懸濁された点眼剤を含む。活性成分は、好ましくは、約0.5〜20%w/w、例えば約0.5〜10%w/w、例えば、約1.5%w/wの濃度で、当該製剤中に存在する。
口内の局所投与に適した製剤には、風味付け基材、通常はスクロースおよびアカシアまたはトラガカントに活性成分を含むトローチ剤、ゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアカシア等の不活性基剤に活性成分を含む錠剤、ならびに適切な液体担体中に活性成分を含む洗口剤を含む。
肺内または経鼻投与に適した製剤は、粒径が例えば、0.1〜500ミクロン(0.5、1、30ミクロン、35ミクロン等の増分ミクロンで0.1〜500ミクロンの範囲の粒径を含む)であり、肺胞嚢に達するように、鼻腔を通って急速に吸入または口を通って吸入することによって投与される。適当な製剤は、活性成分の水性または油性溶液を含む。エアロゾルまたは乾燥粉末の投与に適した製剤は、従来の方法に従って調製することができ、例えば、下記の障害の治療に使用される化合物等の他の治療剤と共に送達することができる。
製剤は、単位用量または複数回の用量容器、例えば密封アンプルおよびバイアルに包装することができ、注射用に使用直前に、滅菌液体担体、例えば水だけを添加すればよいフリーズドライ(凍結乾燥)状態で保存することができる。即席の注射溶液および懸濁液を、前述した種類の滅菌粉末、顆粒および錠剤から調製する。好ましい単位投与製剤は、活性成分の本明細書に上記した一日用量または一日単位の副用量、またはその適切な画分を含むものである。
結合標的が脳に位置する場合、本発明のある特定の実施形態は、血液脳関門を横断する式Iの化合物(またはその実施形態)を提供する。ある神経変性疾患は、式Iの化合物(またはその実施形態)が容易に脳に導入することができるように、血液脳関門の透過性の増大と関連している。血液脳関門が無傷のままである場合には、いくつかの当該技術分野で周知の手法が、それを横切って分子を輸送するために存在し、限定されないが、物理的方法、脂質に基づく方法、ならびに受容体およびチャネルに基づく方法が挙げられる。
血液脳関門を横切って、式Iの化合物(またはその実施形態)を輸送する物理的方法は、限定されないが、完全に血液脳関門を回避する、または血液脳関門に開口部を作成することが挙げられる。
回避方法として、限定されないが、脳への直接注射(例えば、Papanastassiouら、Gene Therapy 9:398−406、2002を参照)、間質性注入/対流増加送達(例えば、Boboら、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.91:2076−2080、1994を参照)、および脳に送達デバイスを移植すること(例えば、Gillら、Nature Med.9:589−595、2003;およびGliadel Wafers(商標)、Guildford.Pharmaceuticalを参照)が挙げられる。関門の開口部を作成する方法として、限定されないが、超音波(例えば、米国特許出願公開第2002/0038086号)、浸透圧(例えば、高張マンニトールの投与による(Neuwelt,E.A.、Implication of the Blood−Brain Barrier and its Manipulation、Volumes 1 and 2、Plenum Press、N.Y.、1989))、および、例えば、ブラジキニンまたは透過剤A−7による透過化(例えば、米国特許第5,112,596号、同第5,268,164号、同第5,506,206号、および同第5,686,416号を参照)が挙げられる。
血液脳関門を横切って、式Iの化合物(またはその実施形態)を輸送する脂質ベースの方法として、限定されないが、血液脳関門の血管内皮上の受容体に結合する抗体結合フラグメントに結合されたリポソーム中に式Iの化合物(またはその実施形態)をカプセル化すること(例えば、米国特許出願公開第2002/0025313号を参照)、および低密度リポタンパク質粒子(例えば、米国特許出願公開第2004/0204354号を参照)中にまたはアポリポタンパク質E(例えば、米国特許出願公開第2004/0131692号を参照)中に式Iの化合物(またはその実施形態)をコーティングすることが挙げられる。
血液脳関門を横切って式Iの化合物(またはその実施形態)を輸送する受容体およびチャネルに基づく方法として、限定されないが、血液脳関門の透過性を増加させる糖質コルチコイド遮断剤を使用すること(例えば、米国特許出願公開第2002/0065259、同第2003/0162695号、および同第2005/0124533号を参照)、カリウムチャネルを活性化すること(例えば、米国特許出願公開第2005/0089473号を参照)、ABC薬物トランスポーターの阻害(例えば、米国特許出願公開第2003/0073713号を参照)、式Iの化合物(またはその実施形態)をトランスフェリンでコーティングし、一つ以上のトランスフェリン受容体の活性を調節すること(例えば、米国特許出願公開第2003/0129186号を参照)、ならびに抗体のカチオン化(例えば、米国特許第5,004,697号を参照)が挙げられる。
脳内使用のために、ある特定の実施形態では、化合物は、ボーラス注射が許容可能であり得るが、CNSの流体リザーバに注入することによって連続的に投与することができる。阻害剤は、脳の脳室に投与することができ、またはさもなければCNSもしくは髄液内に導入することができる。投与は、留置カテーテル、ポンプ等の連続的な投与方法を用いて行うことができ、または、例えば、持続放出ビヒクルの脳内注入等の注入によって投与することができる。より具体的には、阻害剤は、慢性的に移植カニューレを通して注入され得るか、または浸透圧ミニポンプの助けを借りて慢性的に注入することができる。脳室に小さな管を通してタンパク質を送達する皮下ポンプが利用できる。極めて精巧なポンプは、皮膚を介して補充することができ、その送達速度は外科的介入なしに設定することができる。皮下ポンプ装置または完全に埋め込まれた薬物送達系によって連続的な脳室内注入を伴う好適な投与プロトコルおよび送達系の例は、Harbaugh,J.Neural TransmSuppl.24:271、1987;およびDeYebenesら、Mov.Disord.2:143、1987に記述があるように、アルツハイマー病患者、パーキンソン病の動物モデルに、ドーパミン、ドーパミンアゴニストおよびコリン作動性アゴニストを投与するために使用されているものである。
本発明で使用される式Iの化合物(またはその実施形態)は、医学的実用性に合わせた様式で製剤化され、投薬され、投与される。ここで考慮する要因として、治療される特定の障害、治療される特定の哺乳動物、個々の患者の臨床条件、障害の原因、薬剤の送達部位、投与方法、投与スケジュール、および医師に周知の他の要因が挙げられる。式Iの化合物(またはその実施形態)は、問題の障害を予防または治療するために現在使用されている1つ以上の薬剤と共に製剤化してもよいが、そうする必要はない。当該他の薬剤の有効量は、製剤に存在する本発明の化合物の量、障害または治療の種類、および上述のその他の要因に依存する。
これらは、一般的に、同じ用量および本明細書に記載の投与経路、本明細書に記載の約1〜99%の用量、または任意の用量で、経験的/臨床的に適切であると判断された任意の経路で使用される。
疾患の予防または治療のために、式Iの化合物(またはその実施形態)の好適な用量は(単独で、または他の薬剤と組み合わせて使用される場合)、治療される疾患の種類、化合物の特性、疾患の重症度および経過、化合物は予防または治療目的で投与されるのか、以前の治療、患者の病歴および化合物に対する反応、および主治医の裁量に依存する。化合物は、患者に、一回でまたは一連の治療にわたって患者に適切に投与される。疾患の種類および重症度に応じて、約1μg/kg〜15mg/kg(例えば、0.1mg/kg〜10mg/kg)の化合物を、例えば、1回または複数の別個の投与による、または連続注入による、患者への投与の最初の候補用量とすることができる。1つの典型的な一日の投与量は、上記の要因に応じて、約1μg/kg〜100mg/kg以上の範囲にある。数日間以上にわたる繰り返し投与について、疾患の症状に望まれる抑制が生じるまで、条件に応じて、治療が一般的に持続される。式Iの化合物(またはその実施形態)の一つの例示的な用量は、約0.05mg/kg〜10mg/kgの範囲にある。したがって、約0.5mg/kg、2.0mg/kg、4.0mg/kg、または10mg/kg(またはそれらの任意の組み合わせ)の一つ以上の用量を患者に投与してもよい。当該用量は、(例えば、化合物を約2〜約20回、または例えば6回、患者に投与するように)例えば、毎週または3週間毎に間欠的に投与することができる。最初のより高い負荷用量の投与後に1回以上の低用量を投与してもよい。典型的な投与計画は、約4mg/kgの初期負荷用量を投与し、次に毎週の維持用量の約2mg/kgの化合物を投与することを含む。しかし、他の投薬レジメンも有用であり得る。この治療の進行は従来の技術およびアッセイによって容易にモニターされる。
他の典型的な一日用量は、上記の要因に応じて、例えば、約1g/kg〜最大100mg/kg以上(例えば、約1μg/kg〜1mg/kg、約1μg/kg〜約5mg/kg、約1mg/kg〜10mg/kg、約5mg/kg〜約200mg/kg、約50mg/kg〜約150mg/mg、約100mg/kg〜約500mg/kg、約100mg/kg〜約400mg/kg、および約200mg/kg〜約400mg/kg)の範囲にあってもよい。典型的には、投与によって治療される疾患または病態の1つ以上の症状が改善される、または最適には取り除かれるまで、臨床医が化合物を投与する。この治療の進行は、従来のアッセイによって容易にモニターされる。本明細書に提供される1つ以上の薬剤を、一緒にまたは異なる時間に投与されてもよい(例えば、1つの薬剤は、第二の薬剤の投与前に投与される)。1つ以上の薬剤が、異なる技術を用いて対象に投与されてもよい(例えば、1つの薬剤は経口投与され、第二の薬剤は、筋肉内注射または鼻腔内に投与される)。1つ以上の薬剤が対象に同時に薬理学的効果を有するように、1つ以上の薬剤を投与することができる。あるいは、1つ以上の第二の投与剤(例えば、1、2、3、または4つの第二の投与される薬剤)の投与の前に、最初に投与された薬剤の薬理学的活性が切れているように、1つ以上の薬剤を投与することができる。
本発明の化合物は、哺乳動物(例えば、ヒト)の電位依存性ナトリウムチャネルを通るイオン流出を制御し、好ましくは、阻害する。任意の当該制御は、イオン流出を部分的または完全に阻害または予防するかにかかわらず、本明細書では、「ブロッキング」を指すことがあり、対応する化合物が「遮断薬」または「阻害剤」を指すことがある。一般に、本発明の化合物は、ナトリウムチャネルの電位依存性活性を阻害することによって、ナトリウムチャネルの活性を下方に調節し、および/またはイオン流出等のナトリウムチャネル活性を防ぐことによって、細胞膜を横切るナトリウムイオンの流出を低減または防ぐ。
本発明の化合物は、電位依存性ナトリウムチャネルを通るイオン流出を阻害する。一態様では、化合物は、ナトリウムチャネルの状態または周波数に依存した調整剤であり、静止/閉状態については低い親和性を、不活性状態については高い親和性を有する。いかなる特定の理論に拘束されるものではないが、これらの化合物は、他の状態依存性ナトリウムチャネル遮断薬について記載されたもの(Cestele,S.ら、前掲)と同様のチャネルのナトリウムが伝導している孔の内部空洞に位置する重畳領域と相互作用する可能性があることが考えられる。これらの化合物はまた、内部空洞の外側の部位と相互作用し、チャネルの孔を通るナトリウムイオン伝導性にアロステリックな効果を有する可能性も高い。
したがって、本発明の化合物は、ナトリウムチャネル遮断薬であり、異常な電位依存性ナトリウムチャネルの生物学的活性の結果であり、または電位依存性ナトリウムチャネルの生物学的活性の調節によって改善され得るすべての疾患を含む、哺乳動物、例えばヒト、およびその他の生物の疾患および病態を治療するのに有用である。特に、本発明の化合物、すなわち、式(I)の化合物および実施形態(またはその立体異性体、幾何異性体、互変異性体、溶媒和物、代謝産物、同位体、薬学的に許容される塩、またはプロドラッグ)は、哺乳動物、例えばヒトの疾患および病態の治療に有用であり、当該疾患および病態は異常な電位依存NaV1.7生物活性の結果であり、またはNaV1.7生物活性を調整、好ましくは阻害することによって、改善され得る。ある特定の態様では、本発明の化合物は、NaV1.5よりNaV1.7を選択的に阻害する。
本明細書で定義されるように、ナトリウムチャネル媒介性疾患または病態は、哺乳動物、好ましくはヒトの疾患または病態を指し、ナトリウムチャネルの調節時に改善され、それらには、限定されないが、疼痛、てんかん、不安症、うつ病および双極性疾患等の中枢神経の病態、不整脈、心房細動および心室細動等の心血管の病態、むずむず脚症候群および筋肉の麻痺または破傷風等の神経筋の病態、脳卒中、神経外傷および多発性硬化症に対する神経保護、肢端紅痛症(erythromyalgia)および家族性直腸痛症候群等のチャネル病が挙げられる。
一態様では、本発明は、治療を必要とする哺乳動物、例えばヒトに、有効量のナトリウムチャネル遮断薬、特に阻害剤を投与することによって、哺乳動物、好ましくはヒトのナトリウムチャネル媒介性疾患、好ましくは、疼痛、てんかん、不安症、うつ病および双極性疾患等の中枢神経病態、不整脈、心房細動および心室細動等の心血管の病態、むずむず脚症候群および筋肉の麻痺または破傷風等の神経筋の病態、脳卒中、神経外傷および多発性硬化症に対する神経保護、ならびに肢端紅痛症(erythromyalgia)および家族性直腸痛症候群等のチャネル病に関係する疾患および病態を治療するための化合物、医薬組成物および化合物および医薬組成物の使用方法に関する。
ナトリウムチャネルを媒介する疾患または病態として、HIVに関連した疼痛、HIV治療による神経障害、三叉神経痛、舌咽神経痛、転移性浸潤に続発する神経障害、有痛脂肪症、視床病変、高血圧、自己免疫疾患、喘息、薬物中毒(例えば、あへん剤、ベンゾジアゼピン、アンフェタミン、コカイン、アルコール、ブタン吸入)、アルツハイマー病、認知症、加齢に伴う記憶障害、コルサコフ症候群、再狭窄、排尿障害、尿失禁、パーキンソン病、脳虚血、神経症、胃腸の疾患、鎌状赤血球貧血、移植拒絶反応、心不全、心筋梗塞、再灌流障害、間欠性跛行、狭心症、痙攣、呼吸障害、脳や心筋性虚血、QT延長症候群、カテコラミン作動性(Catecholeminergic)多形性心室頻拍、眼疾患、痙性、痙性対麻痺、筋障害、重症筋無力症、先天性異常筋強直症、高カリウム性周期性四肢麻痺、低カリウム性周期性四肢麻痺、脱毛症、不安障害、精神病性障害、躁病、妄想病、季節性情動障害、パニック障害、強迫性障害(OCD)、恐怖症、自閉症、アスペルガー症候群、レット症候群、崩壊性障害、注意欠陥障害、攻撃性、衝動制御障害、血栓症、子癇前症(pre clampsia)、うっ血性心不全、心停止、フリードライヒ失調症、脊髄小脳失調症、脊髄症、神経根障害、全身性エリテマトーデス、肉芽腫性疾患、オリーブ橋小脳変性症、脊髄小脳失調、発作性運動失調症、筋波動症、進行性淡蒼球萎縮症、進行性核上性麻痺および痙縮、脳外傷、脳浮腫、水頭症損傷(hydrocephalus injury)、脊髄損傷、神経性無食欲症、過食症、プラダー・ウィリー症候群、肥満症、視神経炎、白内障、網膜出血、虚血性網膜症、網膜色素変性症、急性および慢性緑内障、黄斑変性症、網膜動脈閉塞症、舞踏病、ハンチントン舞踏病、脳浮腫、直腸炎、帯状疱疹後神経痛、ユージニア(eudynia)、熱感受性、サルコイドーシス、過敏性大腸症候群、トゥーレット症候群、レッシュ・ナイハン症候群、ブルガダ(Brugado)症候群、リドル症候群、クローン病、多発性硬化症および多発性硬化症(MS)に関連した疼痛、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、散在性硬化症、糖尿病性神経障害、末梢神経障害、シャルコー‐マリー‐ツース症候群、関節炎、関節リウマチ、変形性関節症、軟骨石灰症、アテローム性動脈硬化症、発作性ジストニア、筋無力症候群、筋緊張症、筋強直性ジストロフィー、筋ジストロフィー、悪性高熱症、嚢胞性線維症、偽アルドステロン症、横紋筋融解症、精神障害、甲状腺機能低下症、双極性うつ病、不安症、統合失調症、ナトリウムチャネル毒関連疾病、家族性肢端紅痛症、原発性肢端紅痛症、直腸痛、癌、てんかん、部分的および全般的強直性発作、熱性痙攣、欠神発作(小発作)、筋けいれん、脱力発作、間代発作、レノックス・ガストー(Lennox Gastaut)、ウェスト症候群(点頭てんかん)、多耐性発作(multiresistant seizure)、発作予防(抗てんかん)、家族性地中海熱、痛風、むずむず脚症候群、不整脈、線維筋痛症、脳卒中または神経性外傷に起因する虚血性条件下での神経保護、頻脈性不整脈、心房細動および心室細動および全般的または局所的麻酔薬も挙げられる。
本明細書で使用される用語「疼痛」はすべてのカテゴリの痛みを指し、限定されないが、神経因性疼痛、炎症性疼痛、侵害受容性疼痛、特発性の痛み、神経痛様疼痛、口腔顔面痛(orofacial pain)、やけどの痛み、口腔灼熱症候群、体の痛み、内臓痛、口腔顔面痛(myofacial pain)、歯痛、癌性疼痛、化学療法による疼痛、外傷による疼痛、手術の痛み、手術後の痛み、出産の痛み、陣痛、慢性局所疼痛症候群(CRPS)、反射性交感神経性ジストロフィー、腕神経叢引き抜き、神経因性膀胱、急性疼痛(筋骨格系と術後の痛み等)、慢性的疼痛、持続性疼痛、末梢神経を介した疼痛、中枢神経を介した疼痛、慢性頭痛、片頭痛、家族性片麻痺性片頭痛、頭部の痛みに関連付けられる状態、副鼻腔炎性頭痛、緊張型頭痛、幻肢痛、末梢神経損傷、発作後の痛み、視床病変、神経根障害、HIVの痛み、帯状疱疹後疼痛、非心臓性胸痛、過敏性腸症候群、腸疾患および消化不良に関連付けられる疼痛、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
さらに、ナトリウムチャネル遮断薬は、疼痛の他に、臨床用途を有する。したがって、本発明はまた、化合物、医薬組成物、および、癌およびそう痒症(かゆみ)等の疾患または病態を治療するための化合物および医薬組成物の使用方法に関する。
一般的にかゆみとして知られているそう痒症は、一般的な皮膚病態である。そう痒症の正確な原因は複雑であり、完全には理解されていないが、長い間、かゆみは、疼痛を媒介するものと同様の感覚ニューロン、特にC線維が関与しているという証拠があった(Schmelz,M.ら、J.Neurosci.(1997)、17:8003−8)。特に、電位開口型ナトリウムチャネルを通るナトリウム流入は、皮膚からのかゆみの感覚の伝播に必須であると考えられている。かゆみの刺激の伝達が、結果として、掻きたい欲求または反射作用を生み出す不快な感覚となる。
かゆみを誘発する複数の原因と電気経路が知られている。ヒトでは、そう痒症は、異なる集団のC線維を活性化するムクナイン(mucunain)等のヒスタミンまたはPAR−2アゴニストによって誘発される可能性がある(Namer,B.ら、J.Neurophysiol.(2008)、100:2062−9)。多様な神経栄養ペプチドが動物モデルにおいてかゆみを媒介することが知られている(Wang,H.およびYosipovitch,G.、International Journal of Dermatology(2010)、49:1:11)。かゆみはまた、オピオイドによっても誘発される可能性があり、疼痛反応とは異なる薬理学の証拠である。
皮膚からの重複感覚入力から部分的に生じるかゆみと痛みの反応との間に複雑な相互作用が存在し(Ikoma,A.ら、Arch.Dermatol.(2003)、139:1475−8)、このかゆみと痛みの反応は痛みやかゆみの両方の多様な病因からも生じる。疼痛反応は、中枢性感作を増強することによってかゆみを悪化させる可能性があるか、痛みを伴う引掻きの抑制につながる可能性がある。特に、帯状疱疹後かゆみの場合のように、疼痛反応が不在の場合に慢性的なかゆみの重症の形態が発生する(Oaklander,A.L.ら、Pain(2002)、96:9:12)。
本発明の化合物はまた、そう痒症の治療に有用であり得る。電位開口型ナトリウムチャネル、特にNaV1.7の阻害剤でかゆみを治療するための理論的根拠は以下である。
NaV1.7はC線維およびヒトの皮膚のケラチノサイト(kerotinocyte)に発現する(Zhao,P.ら、Pain(2008)、139:90−105)。
肢端紅痛症を引き起こすNaV1.7(L858F)の機能獲得型変異は、また、慢性的なかゆみも引き起こす(Li,Y.ら、Clinical and Experimental Dermatology(2009)、34:e313−e4)。
局所麻酔薬リドカイン等のナトリウムチャネル遮断薬による治療で、慢性的なかゆみを軽減することができる(Oaklander,A.L.ら、Pain(2002)、96:9−12;Villamil,A.G.ら、The American Journal of Medicine(2005)、118:1160−3)。これらの報告では、リドカインは静脈内投与または局所に投与すると有効であった(リドダームパッチ)。リドカインは、達成、全身投与したときに達成される血漿中濃度で複数の作用を有することができるが、局所的に投与すると、血漿中濃度は約1μMにしかならない(Center for Drug Evaluation and Research NDA 20−612)。これらの濃度では、リドカインは、ナトリウムチャネルブロックに選択的であり、動物モデルのC線維の自発的電気活動および痛みの反応を阻害する(Xiao,W.H.およびBennett,G.J..Pain(2008)、137:218−28)。かゆみまたは皮膚の炎症の種類として、限定されないが、
乾癬性そう痒症、血液透析によるかゆみ、水性(aguagenic)そう痒症および皮膚障害によるかゆみ(例えば、接触性皮膚炎)、全身性障害、神経障害、心因性の要因またはその組み合わせ、
アレルギー反応、虫刺され、過敏症(例えば、乾燥肌、にきび、湿疹、乾癬)、炎症性病態または傷害によるかゆみ、
外陰部前庭炎に関連するかゆみ、ならびに
例えば、抗生物質、抗ウイルス剤や抗ヒスタミン薬等別の治療薬の投与からの皮膚刺激や炎症作用が挙げられる。
本発明の化合物は、また、哺乳類、好ましくはヒトの、前立腺癌(腺癌)、乳癌、卵巣癌、精巣癌、および甲状腺腫瘍等の、ホルモン感受性癌等の、ある特定の癌の治療に有用である。電位開口型ナトリウムチャネルは、前立腺癌および乳癌細胞に発現されることが実証されている。新生児のNaV1.5の増加は、ヒトの乳癌の転移プロセスの不可欠な部分として発生し、転移性の表現型の新規のマーカーと治療標的の両方として役立つことができる(Clin.Cancer Res.(2005)、Aug.1;11(15):5381−9)。電位開口型ナトリウムチャネルα−サブユニット、特にNaV1.7の機能的発現は、in vitroの前立腺癌(CaP)の強い転移能に関連する。電位開口型ナトリウムチャネルα−サブユニットの免疫染色は、ナトリウムチャネルαサブユニットに特異的な抗体を使用して、前立腺組織で明らかであり、非CaP患者に対しCaP患者で顕著に強かった(Prostate Cancer Prostatic Dis.、2005;8(3):266−73)。Diss,J.K.J.ら、Mol.Cell.Neurosci.(2008)、37:537−547およびKis−Toth,K.ら、The Journal of Immunology(2011)、187:1273−1280も参照。
一実施形態では、上記を考慮して、本発明は、哺乳動物の、ナトリウムチャネルを媒介する疾患、特に疼痛の治療またはその発症から哺乳動物を保護する方法であって、その必要のある哺乳動物、特にヒトに、本発明の治療有効量の化合物または治療有効量の本発明の化合物を含む医薬組成物を投与することを含み、化合物は、1つ以上の電位依存性ナトリウムチャネルの活性を調節する、方法を提供する。
本発明の別の実施形態では、哺乳動物、好ましくはヒトの疾患または病態を治療する方法であり、疾患または病態は、疼痛、うつ病、心血管疾患、呼吸器疾患、精神疾患、およびその組み合わせから成る群から選択され、方法は、治療を必要とする哺乳動物に、治療有効量の本発明の化合物の実施形態を、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物として、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒もしくはプロドラッグとして投与すること、または治療有効量の本発明の化合物を、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物として、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒もしくはプロドラッグとして含み、ならびに薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物を投与することを含む。
当該実施形態の1つの実施形態は、疾患または病態が、神経因性疼痛、炎症性疼痛、内臓痛、癌性疼痛、化学療法による疼痛、外傷による疼痛、手術の痛み、手術後の痛み、出産の痛み、陣痛、神経因性膀胱、潰瘍性大腸炎、慢性的疼痛、持続性疼痛、末梢神経を介した疼痛、中枢神経を介した疼痛、慢性頭痛、片頭痛、副鼻腔炎性頭痛、緊張型頭痛、幻肢痛、末梢神経損傷、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
当該実施形態の別の実施形態は、疾患または病態は、HIVに関連した疼痛、HIV治療による神経障害、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛、ユージニア(eudynia)、熱感受性、トサルコイドーシス(tosarcoidosis)、過敏性腸症候群、クローン病、多発性硬化症(MS)に関連した疼痛、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、糖尿病性神経障害、末梢神経障害、関節炎、関節リウマチ、変形性関節症、アテローム性動脈硬化症、発作性ジストニア、筋無力症候群、筋緊張症、悪性高熱症、嚢胞性線維症、偽アルドステロン症、横紋筋融解症、甲状腺機能低下症、双極性うつ病、不安症、統合失調症、ナトリウムチャネル毒関連疾病、家族性肢端紅痛症、原発性肢端紅痛症、家族性直腸痛、癌、てんかん、部分的および全般的強直性発作、むずむず脚症候群、不整脈、線維筋痛症、脳卒中または神経外傷に起因する虚血性条件下での神経保護、頻脈性不整脈、心房細動および心室細動から成る群から選択される。
本発明の別の実施形態は、哺乳動物の疼痛を予防するのではなく治療する方法であり、方法は、治療を必要とする哺乳動物に、治療有効量の本発明の化合物を、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物として、またはその薬剤的に許容可能な塩、溶媒またはプロドラッグとして投与すること、または治療有効量の本発明の化合物を、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物として、またはその薬剤的に許容可能な塩、溶媒またはプロドラッグとして含み、ならびに薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物を投与することを含む。
当該実施形態の一実施形態は、疼痛は、神経因性疼痛、炎症性疼痛、内臓痛、癌性疼痛、化学療法による疼痛、外傷による疼痛、手術の痛み、手術後の痛み、出産の痛み、陣痛、歯痛、慢性的疼痛、持続性疼痛、末梢神経を介した疼痛、中枢神経を介した疼痛、慢性頭痛、片頭痛、副鼻腔炎性頭痛、緊張型頭痛、幻肢痛、末梢神経障害、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛、ユージニア(eudynia)、家族性肢端紅痛症、原発性肢端紅痛症、家族性直腸痛または線維筋痛症、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される。
当該実施形態の別の実施形態は、方法であって、疼痛はHIV、HIV治療による神経障害、熱感受性、トサルコイドーシス(tosarcoidosis)、過敏性腸症候群、クローン病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、糖尿病性神経障害、末梢神経障害、関節リウマチ、変形性関節症、アテローム性動脈硬化症、発作性ジストニア、筋無力症候群、筋緊張症、悪性高熱症、嚢胞性線維症、偽アルドステロン症、横紋筋融解症、甲状腺機能低下症、双極性うつ病、不安症、統合失調症、ナトリウムチャネル毒関連疾病、神経因性膀胱、潰瘍性大腸炎、癌、てんかん、部分的および全般的強直性発作、むずむず脚症候群、不整脈、脳卒中または神経外傷に起因する虚血条件下での神経保護、頻脈性不整脈、心房細動および心室細動から選択される疾患または病態に関連する、方法である。
本発明の別の実施形態は、哺乳動物、好ましくはヒトの疼痛を、哺乳動物の電位依存性ナトリウムチャネルを通るイオン流束を阻害することによって治療する方法であり、方法は、治療を必要とする哺乳動物に、治療有効量の本発明の化合物の実施形態を、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物として、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒またはプロドラッグとして投与すること、または治療有効量の本発明の化合物を、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物として、またはその薬剤的に許容可能な塩、溶媒またはプロドラッグとして含み、ならびに薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物を投与することを含む。
本発明の別の実施形態は、哺乳動物、好ましくはヒトのそう痒症を治療する方法であり、方法は、治療を必要とする哺乳動物に、治療有効量の本発明の化合物の実施形態を、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物として、またはその薬学的に許容可能な塩、溶媒またはプロドラッグとして投与すること、または治療有効量の本発明の化合物を、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物として、またはその薬剤的に許容可能な塩、溶媒またはプロドラッグとして含み、ならびに薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物を投与することを含む。
本発明の別の実施形態は、哺乳動物、好ましくはヒトの癌を治療する方法であり、方法は、治療を必要とする哺乳動物に、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物として、またはその薬剤的に許容可能な塩、溶媒またはプロドラッグとして投与すること、または治療有効量の本発明の化合物を、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物として、またはその薬剤的に許容可能な塩、溶媒またはプロドラッグとして含み、ならびに薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物を投与することを含む。
本発明の別の実施形態は、哺乳動物の細胞内の電位依存型ナトリウムチャネルを通るイオン流出を減少させる方法であり、方法は、細胞を、本発明の化合物の実施形態であって、上述のように、その立体異性体、エナンチオマーもしくは互変異性体、またはその混合物、またはその薬剤的に許容可能な塩、溶媒またはプロドラッグとしての実施形態に接触させることを含む。
本発明の別の実施形態は、哺乳動物の第二の電位開口型ナトリウムチャネルより、第一の電位開口型ナトリウムチャネルを選択的に阻害する方法であり、方法は、哺乳動物に、阻害量の式(I)の化合物、または式(I)の化合物の実施形態を投与することを含む。
本発明の別の実施形態は、NaV1.5と比較して、哺乳動物または哺乳動物のNaV1.7を選択的に阻害する方法であり、方法は、それを必要とする哺乳動物に、阻害量の式(I)の化合物、またはその実施形態の実施形態を、投与することを含む。
哺乳動物の疾患および病態の治療に関連して記載される上記実施形態のそれぞれについて、本発明は、また、当該疾患および病態の治療に医薬品として使用する式Iの化合物またはその実施形態を関連して企図する。
哺乳動物の疾患および病態の治療に関連して記載される上記実施形態のそれぞれについて、本発明はまた、当該疾患および病態を治療する医薬品の製造のために、式Iの化合物またはその実施形態を関連して企図する。
本発明の別の実施形態は、電位依存性ナトリウムチャネルを調節する際に試験化合物の効果を決定するときにin vitroまたはin vivoアッセイの標準または対照として、式(I)の化合物を使用する方法である。
本発明の別の実施形態は、式(I)の化合物は、原子質量または質量数が異なる原子によって置き換えられる1つ以上の原子をその中に有することによって同位体標識される。当該同位体標識(すなわち、放射性標識)された式(I)の化合物は、本発明の範囲内にあるものとする。式(I)の化合物に組み込むことができる同位体の例として、限定されないが、それぞれ、2H、3H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、31P、32P、35S、18F、36Cl、123I、および125I等の水素、炭素、窒素、酸素、リン酸、硫黄、フッ素、塩素、およびヨウ素の同位体が挙げられる。これらの同位体標識化合物は、例えば、ナトリウムチャネルの活動部位または様式、またはナトリウムチャネル、特にNaV1.7の活動の薬理学的に重要な部位との結合親和性を特徴付けることによって、化合物の有効性の決定または測定を補助するのに有用である。例えば、放射性同位体を組み込む、ある特定の式(I)の同位体標識化合物は、薬物および/または基質組織分布の研究に有用である。放射性同位元素トリチウム、すなわち3H、および炭素−14、すなわち14Cは、組込みの容易さおよび検出法が既にあるという観点から、当該目的に特に有用である。
特にナトリウムチャネルのイオン流出を媒介すること、特に阻害する場合に、本発明の化合物の評価は、以下に記載のアッセイを使用して決定することができる。あるいは、ヒトの病態および疾患を治療する化合物の評価は、疼痛を治療する化合物の有効性を示すために業界標準の動物モデルで確立することができる。ヒトの神経因性疼痛病態の動物モデルが開発されており、官能試験によって評価することができる持続時間にわたる再現可能な感覚消失(異痛症、痛覚過敏、および自発痛)になる。存在する、機械、化学、および温度誘発性アロディニアおよび痛覚刺激の程度を確立することによって、ヒトに観察されるいくつかの生理病理学条件をモデル化し、薬物療法の評価を可能にすることができる。
末梢神経損傷のラットのモデルでは、損傷した神経の異所性活動は、疼痛の行動的兆候に対応する。これらのモデルでは、ナトリウムチャネル遮断薬および局所麻酔薬リドカインの静脈内の適用によって、異所性活動を抑制し、一般的な行動および運動機能に影響しない濃度で触覚異痛症を逆転させることができる(Mao,J.およびChen,L.L、Pain(2000)、87:7−17)。これらのラットモデルに有効な用量の相対スケーリングにより、ヒトに有効であることが示された類似の用量になる(Tanelian,D.L.およびBrose,W.G.、Anesthesiology(1991)、74(5):949−951)。さらに、皮膚パッチの形で適用されるリドカインであるリドダーム(登録商標)は現在、帯状疱疹後神経痛の治療にFDAの認証を受けている(Devers,A.およびGlaler,B.S.、Clin.J.Pain(2000)、16(3):205−8)。
本発明により、治療薬として有用なナトリウムチャネル調節剤を識別するためのさまざまな手段が簡単に得られる。ナトリウムチャネルのモジュレーターの識別は、様々なin vitroおよび in vivoアッセイ、例えば、電流測定、膜電位測定、イオン流出の測定(例えば、ナトリウムまたはグアニジニウム)、ナトリウム濃度の測定、第二のメッセンジャーおよび転写レベルの測定を使用して、ならびに例えば電位感受性色素、放射性トレーサーおよびパッチ・クランプの電気生理学を使用して評価することができる。
Beanら、J.General Physiology(1983)、83:613−642、およびLeuwer,M.ら、Br.J.Pharmacol(2004)、141(1):47−54に記載の典型的なアッセイは、パッチ・クランプ技術を使用してチャネルの行動を研究する。当該技術は、当業者に周知であり、現在の技術を使用して、ナトリウムチャネル遮断薬を調節する能力について、化合物を評価するための低または中程度のスループットアッセイに発展し得る。
試験混合物のスループットは、使用されるスクリーニングアッセイの選択に重要な考慮事項である。数十万の化合物を試験するいくつかの戦略では、低いスループット方法を使用することは望ましくない。いくつかの場合では、限られた数の化合物間の重要な差を識別するのに低スループットでも十分である。特定のナトリウムチャネル調節化合物を識別するために、いくつかのアッセイの種類を組み合わせることが必要であることが多いであろう。
パッチクランプ法を使用した電気生理学的アッセイは、Beanら、前掲およびLeuwerら、前掲に記載のように、ナトリウムチャネル化合物の相互作用の詳細な特徴化のゴールドスタンダードとして受け入れられている。1日あたり2〜10個の化合物を比較することができる手動の低スループットスクリーニング(LTS)方法、1日あたり20〜50個のパッチ(すなわち化合物)の現在開発されている自動培地スループットスクリーニング(MTS)、および1日あたり1000〜3000個のパッチ(すなわち化合物)の自動高スループットスクリーニング(HTS)を可能にするMolecular Devices Corporation(カリフォルニア州サニーベール)の技術がある。
ある自動パッチ・クランプシステムは、創薬を加速させる平面電極技術を使用する。平面電極は、高抵抗の細胞付着シール、次に従来の記録に匹敵する安定した低ノイズホールセル記録によって達成することができる。適切な計測器はPatchXpress 7000A(Axon Instruments Inc、カリフォルニア州ユニオンシティ)である。様々な細胞系および培養技術は、付着細胞ならびに懸濁液で自発的に成長する細胞を含み、シール成功率および安定性に位置している。高いレベルの関連するナトリウムイオンチャネルを安定的に発現する不死化細胞(例えばHEKおよびCHO)は、高密度の懸濁培養に適用することができる。
研究者が、開口状態、閉状態または静止状態等のチャネルの特定の状態をブロックする、または開から閉へ、閉から静止もしくは静止から開への移行をブロックする化合物を同定することができるその他のアッセイを選択することができる。当業者は当該アッセイを一般的に知っている。
結合アッセイも利用可能である。伝統的な放射フィルターに基づく結合アッセイまたはEvotec OAIグループ会社(ドイツ、ハンブルグ)から市販されている共焦点に基づく蛍光システムが設計に含まれ、両方ともHTSである。
放射性流出アッセイを使用することもできる。当該アッセイでは、チャネルを刺激して、ベラトリジンまたはアコニチンで開き、毒素で安定した開状態に保持し、チャネル遮断薬を、そのイオン流出を防ぐ能力によって識別する。アッセイでは、放射性22[Na]および14[C]グアニジニウムイオンをトレーサーとして使用できる。生きている細胞のFlashPlateとCytostar−Tプレートは分離ステップを回避し、HTSに適している。シンチレーションプレート技術は、また、HTS適合性に対して当該方法を向上させている。アッセイの機能的側面のため、情報量はまずまずである。
別の形式は、Molecular Dynamics(Amersham Biosciencesの一社、ニュージャージー州ピスカタウェイ)から市販されているFLIPRシステム膜電位キット(HTS)を使用して、膜電位の再分布を測定する。当該方法は、遅い膜電位変化に限定される。化合物の蛍光バックグラウンドでいくつかの問題が生じる可能性がある。試験混合物は、細胞膜の流動性に直接影響を与え得、細胞内色素濃度の増加につながる。それでもアッセイの機能的側面のため、情報量はまずまずである。
ナトリウム染料を使用して、チャネルを通るナトリウムイオン流入の速度または量を測定できる。当該タイプのアッセイは、潜在的なチャネル遮断薬に関する非常に高度な情報量を提供する。アッセイは機能的で、Na+流入を直接測定する。CoroNa Red、SBFIおよび/またはナトリウム緑(Molecular Probes、Inc. オレゴン州ユージーン)を使用して、Naの流入を測定することができ、すべてNa反応染料である。それらはFLIPR計測器と組み合わせで使用できる。スクリーン内でのこれらの染料の使用は、以前は文献に記載されていない。カルシウム染料は、また、この形式において可能性を有し得る。
別のアッセイでは、FRETに基づく電位センサーを使用して、試験化合物のNa流入を直接ブロックする能力を測定する。市販のHTSシステムとして、VIPR(商標)II FRETシステム(Life Technologies、またはAurora Biosciences Corporation、カリフォルニア州サンディエゴ、Vertex Pharmaceuticals、Inc.の一社)が挙げられ、同様にAurora Biosciencesから市販されているFRET染料と組み合わせて使用することができる。当該アッセイは、電位変化に対する秒以下の応答を測定する。チャネル機能の修飾因子についての要件はない。アッセイは、脱分極および過分極を測定し、定量化のためのレシオメトリック出力を提供する。当該アッセイのいくらか安価なMTSバージョンは、Aurora BiosciencesのFRET染料と組み合わせて、FLEXstation(商標)(Molecular Devices Corporation)を使用することができる。本明細書に開示された化合物を試験する他の方法もまた、当業者に容易に知られており、使用可能である。
痛み、特に慢性的疼痛や、最小限の有害事象で癌およびそう痒症(かゆみ)等の他の病態を緩和するかどうかを判断するために、そのように同定された調節剤に、その後、in vivoモデルの様々な試験を行う。生物学的アッセイの項で以下に記載のアッセイは、本発明の化合物の生物学的活性を評価するのに有用である。
典型的には、本発明の化合物の有効性は、そのIC50値(「50%阻害濃度」)によって表され、特定の期間にわたって標的ナトリウムチャネルの活性の50%阻害を達成するのに必要な化合物の量の測定値である。例えば、本発明の代表的な化合物は、本明細書に記載のパッチ電位クランプNaV1.7の電気生理学アッセイで、100ナノモル未満〜10マイクロモル未満のIC50の範囲を実証している。
本発明の別の態様では、本発明の化合物はまた、または本明細書に開示される種々の疾患の治療または保護に有用でもある他の化合物を見出すために、比較する目的のための例示的な薬剤として、in vitroまたはin vivo試験に使用することができる。
本発明の別の態様は、生体試料または哺乳動物、好ましくはヒトのNaV1.1、NaV1.2、NaV1.3、NaV1.4、NaV1.5、NaV1.6、NaV1.7、NaV1.8、またはNaV1.9活性、好ましくは、NaV1.7活性を阻害することに関し、方法は、哺乳動物、好ましくはヒトに、式(I)の化合物または式Iの化合物を含む医薬組成物を投与すること、または生体試料をそれと接触させることを含む。本明細書で使用する用語「生体試料」は、限定されないが、細胞培養物またはその抽出物、哺乳動物から得られた生検材料またはその抽出物、血液、唾液、尿、糞便、精液、涙、または他の体液またはその抽出物を含む。
生体試料のNaV1.1、NaV1.2、NaV1.3、NaV1.4、NaV1.5、NaV1.6、NaV1.7、NaV1.8、またはNaV1.9活性の阻害は、当業者に周知の様々な目的のために有用である。当該目的の例として、限定されないが、生物学的および病理学的現象でのナトリウムイオンチャネルの研究、および新しいナトリウムイオンチャネル阻害剤の比較評価が挙げられる。
本発明の化合物(またはその立体異性体、幾何異性体、互変異性体、溶媒和物、代謝産物、同位体、薬学的に許容される塩、またはプロドラッグ)および/または薬学的に許容される賦形剤および本発明の一つ以上の化合物を含む本明細書に記載の医薬組成物は、哺乳動物のナトリウムチャネル媒介性疾患または病態の治療のための医薬品の調製に使用することができる。
本発明の化合物は、ナトリウムチャネル媒介性の疾患および病態の治療で、本発明の1つ以上の他の化合物または1つ以上の他の治療薬またはそれらの任意の組み合わせと有用に併用してもよい。例えば、本発明の化合物は、限定されないが、以下を含む他の治療薬と併用して同時に、逐次的に、または別々に投与することができる:
麻薬性鎮痛薬、例えば、モルヒネ、ヘロイン、コカイン、オキシモルヒネ、レボルファノール、レバロルファン、オキシコドン、コデイン、ジヒドロコデイン、プロポキシフェン、ナルメフェン、フェンタニル、ヒドロコドン、ヒドロモルフォン、メリピジン(meripidine)、メタドン、ナロルフィン、ナロキソン、ナルトレキソン、ブプレノルフィン、ブトルファノール、ナルブフィンおよびペンタゾシン、
非麻薬性鎮痛薬、例えば、アセトメニフェン(acetomeniphen)およびサリチル酸塩(例えば、アスピリン)、
非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、例えば、イブプロフェン、ナプロキセン、フェノプロフェン、ケトプロフェン、セレコキシブ、ジクロフェナク、ジフルシナル、エトドラク、フェンブフェン、フェノプロフェン、フルフェニサル、フルルビプロフェン、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、ケトロラク、メクロフェナム酸、メフェナム酸、メロキシカム、ナブメトン、ナプロキセン、ニメスリド、ニトロフルルビプロフェン、オルサラジン、オキサプロジン、フェニルブタゾン、ピロキシカム、スルファサラジン、スリンダク、トルメチンおよびゾメピラク、
抗けいれん薬、例えば、カルバマゼピン、オクスカルバゼピン、ラモトリジン、バルプロ酸、トピラメート、ガバペンチンおよびプレガバリン、
三環系抗うつ薬等の抗うつ薬、例えば、アミトリプチリン、クロミプラミン、デスプラミン(despramine)、イミプラミンおよびノルトリプチリン、
COX−2選択的阻害剤、例えば、セレコキシブ、ロフェコキシブ、パレコキシブ、バルデコキシブ、デラコキシブ、エトリコキシブ、およびルミラコキシブ、
α−アドレナリン作動薬、例えば、ドキサゾシン、タムスロシン、クロニジン、グアンファシン、デクスメタトミジン(dexmetatomidine)、モダフィニル、および4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノール−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン、
バルビツール酸系鎮静剤、例えば、アモバルビタール、アプロバルビタール、ブタバルビタール、ブタビタール(butabital)、メフォバルビタール、メタルビタール、メトヘキシタール、ペントバルビタール、フェノバルチタール(phenobartital)、セコバルビタール、タルブタール、テアミラル(theamylal)およびチオペンタール、
タキキニン(NK)アンタゴニスト、特にNK−3、NK−2またはNK−1アンタゴニスト、例えば、(αR,9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル)]−8,9,10,−11テトラヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−7H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]−ナフチリジン−6−13−ジオン(TAK−637)、5−[[2R,3S)−2−[(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチルフェニル]エトキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−モルホリニル]−メチル]−1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(MK−869)、アプレピタント、ラネピタント、ダピタントおよび3−[[2−メトキシ5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−メチルアミノ]−2−フェニルピペリジン(2S,3S)、
コールタール鎮痛剤、特にパラセタモール、
セロトニン再取り込み阻害剤、例えば、パロキセチン、セルトラリン、ノルフルオキセチン(フルオキセチンデスメチル代謝産物)、代謝産物デメチルセルトラリン、’3フルボキサミン、パロキセチン、シタロプラム、シタロプラム代謝産物デスメチルシタロプラム、エスシタロプラム、d,l−フェンフルラミン、フェモキセチン、イフォキセチン、シアノドチエピン、リトキセチン、ダポキセチン、ネファゾドン、セリクラミン、トラゾドンおよびフルオキセチン、
ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)再取り込み阻害剤、例えば、マプロチリン、ロフェプラミン、ミルタゼピン(mirtazepine)、オキサプロチリン、フェゾールアミン、トモキセチン、ミアンセリン、ブプロプリオン、ブプロプリオン代謝産物ヒドロキシブプロプリオン、ノミフェンシンおよびビロキサジン(Vivalan(登録商標))、特に、レボキセチン等の選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、特に(S,S)−レボキセチン、およびベンラファキシン、デュロキセチンの神経弛緩薬の鎮静剤/抗不安薬、
ベンラファキシン、ベンラファキシン代謝産物O−デスメチルベンラファキシン、クロミプラミン、クロミプラミン代謝産物デスメチルクロミプラミン、デュロキセチン、ミルナシプランおよびイミプラミン等のデュアルセロトニン−ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、
ドネペジル等のアセチルコリンエステラーゼ阻害剤、
オンダンセトロン等の5−HT3拮抗薬、
代謝調節型グルタミン酸受容体(mGluR)アンタゴニスト、
メキシレチンおよびリドカイン等の局所麻酔薬、
デキサメタゾン等のコルチコステロイド、
抗不整脈薬、例えば、メキシレチンおよびフェニトイン、
ムスカリンアンタゴニスト、例えば、トルテロジン、プロピベリン、塩化tトロプシウム、ダリフェナシン、ソリフェナシン、テミベリンおよびイプラトロピウム、
カンナビノイド、
バニロイド受容体アゴニスト(例えば、レシンフェラトキシン(resinferatoxin))またはアンタゴニスト(例えば、カプサゼピン)、
鎮静剤、例えば、グルテチミド、メプロバメート、メタカロン、およびジクロラールフェナゾン、
ベンゾジアゼピン等の抗不安薬、
ミルタザピン等の抗うつ薬、
局所薬(例えば、リドカイン、カプサシン(capsacin)およびレシンフェロトキシン(resiniferotoxin))、
ベンゾジアゼピン、バクロフェン、カリソプロドール、クロルゾキサゾン、シクロベンザプリン、メトカルバモールおよびオルフェナジン(orphrenadine)等の筋弛緩薬、
抗ヒスタミン薬またはH1アンタゴニスト、
NMDA受容体アンタゴニスト、
5−HT受容体アゴニスト/アンタゴニスト、
PDEV阻害剤、
Tramadol(登録商標)、
コリン作動性(ニコチン性(nicotinc))鎮痛薬、
α−2−デルタリガンド、
プロスタグランジンE2サブタイプアンタゴニスト、
ロイコトリエンB4アンタゴニスト、
5−リポキシゲナーゼ阻害剤、ならびに
5−HT3拮抗薬。
当該組み合わせを用いて治療および/または予防することができるナトリウムチャネル媒介性の疾患および病態として、限定されないが、疼痛、中枢および末梢媒介、急性、慢性、神経障害性、ならびに関連する疼痛を有する他の疾患、てんかん、不安症、うつ病や双極性疾患等の他の中枢神経障害、または不整脈、心房細動や心室細動等の心血管障害、むずむず脚症候群および筋肉の麻痺または破傷風等の神経筋疾患、脳卒中、神経外傷および多発性硬化症に対する神経保護、肢端紅痛症および家族性直腸痛症候群等のチャネル病が挙げられる。
本明細書で使用される「併用」は、本発明の1つ以上の化合物および本発明の他の1つ以上の化合物、または、1つ以上の追加の治療薬の任意の混合または順列を意味する。文脈によって他に明らかしていない限り、「併用」は、1つ以上の治療薬と本発明の化合物の同時または逐次送達を含むことができる。文脈によって他に明らかにしていない限り、「併用」は、別の治療薬と本発明の化合物の剤形を含むことができる。文脈によって他に明らかにしていない限り、「併用」は、別の治療薬と本発明の化合物の投与の経路を含むことができる。文脈によって他に明らかにしていない限り、「併用」は、別の治療薬と本発明の化合物の製剤を含むことができる。剤形、投与経路および医薬組成物として、限定されないが、本明細書に記載のものが挙げられる。
これらの実施例は、本発明の化合物、組成物および方法を調製および使用するための、当業者への指針を提供するのに役に立つ。本発明の特定の実施形態が記載されているが、当業者は様々な変更および修正が、本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされ得ることを理解する。
記載の実施例の化学反応は容易に、いくつかの本発明の他の化合物を調製するために容易に適合させることができ、本発明の化合物を調製するための代わりの方法は、本発明の範囲内であるものとする。当業者に明らかな修正、例えば、当該技術分野に周知のその他の適切な試薬を使用することにより干渉する(interferring)基を適切に保護することによって、例えば、記載のもの以外の当該技術分野に周知の他の適切な試薬を使用することによって干渉する(interferring)基を適切に保護することによって、および/または反応条件のルーチンの変更を行うことによって、本発明に記載の例示されていない化合物の合成に成功することができる。
特記しない限り、以下の実施例では、全ての温度は摂氏で記載する。市販の試薬は、Aldrich Chemical Company、Lancaster、TCIまたはMaybridge等の供給業者から購入し、特に断りのない限り、さらに精製することなく使用した。以下に記載する反応は、一般的に、無水溶媒中、(特に明記しない限り)窒素またはアルゴンの正圧下または乾燥管を用いて行われ、反応フラスコは、典型的には、シリンジを介して基質および試薬を導入するためのゴム隔膜を取り付けた。ガラス製品はオーブンで乾燥および/または加熱乾燥した。1H NMRスペクトルは、参照標準として、トリメチルシラン(TMS)または残留の非重水素化溶媒のピークを使用して、重水素化CDCl3、d6−DMSO、CH3ODまたはd6−アセトン溶媒溶液(ppmで報告)内に得た。ピーク多重度を報告する場合、以下の略記を使用する、s(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、Q(四重線)、M(多重線、br(幅広線)、dd(二重の二重線)、dt(三重の三重線)。カップリング定数は、与えられた時、Hz(ヘルツ)で報告する。
試薬、反応条件または機器を記述するために使用されるすべての略語は、「標準略記および頭字語のリスト」に記載された定義と一致するように意図される。本発明の個別の化合物の化学名は、ChemDraw命名プログラムの構造命名機能を使用して得た。
分析条件
LCMS分析手法
最終的な化合物は、214nmおよび254nmのUV検出器モニタリングといくつかのLC/MSの条件、およびESI+イオン化モードの質量分析走査110〜800原子質量単位(amu)を使用して分析した。
LC/MS方法A:カラム:XBridge C18、4.6X50mm、3.5um、移動相:水(10mMの炭酸水素アンモニウム)、B CH3CN、勾配:8.0分で5%〜95%B、流速:1.2mL/分、オーブン温度40℃。
LC/MS方法B:カラム:XBridge C18、4.6X50mm、3.5um、移動相:水(0.1%アンモニア)、B CH3CN、勾配:8.0分で5%〜95%B、流速:1.2mL/分、オーブン温度40℃。
LC/MS方法C:カラム:XBridge C18、4.6X50mm、3.5um、移動相:水(0.1%TFA)、B CH3CN、勾配:8.0分で5%〜95%B、流速:1.2mL/分、オーブン温度40℃。
略語
MeCN アセトニトリル
EtOAc 酢酸エチル
DCE ジクロロエタン
DCM ジクロロメタン
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DME エチレングリコールジメチルエーテル
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
HCl 塩酸
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
LCMS 液体クロマトグラフィー質量分析
MeOH メタノール
NMP N−メチル−2−ピロリドン
RPHPLC 逆相高速液体クロマトグラフィー
RT 保持時間
sat. 飽和
SGC シリカゲルカラムクロマトグラフィー
SCX−2 化学結合したプロピルスルホン酸官能基を有するIsolute(登録商標)シリカベースの吸着剤
NH2カートリッジ 化学結合したアミノプロピル官能基を有するIsolute(登録商標)シリカベースの吸着剤
THF テトラヒドロフラン
実施例1
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)−シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンの調製
無水ジメチルスルホキシド(800mL)中の1−アダマンタンメタノール(87.6g、527mmol)の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(59.4g、529mmol)を、周囲温度で添加した。反応混合物を45分間撹拌し、無水ジメチルスルホキシド(100mL)中の3−ブロモ−4−クロロピリジン(101.3g、527mmol)の溶液を周囲温度で添加した。得られた混合物を3時間撹拌し、氷冷水(2L)に注いだ。形成された沈殿物を濾過し、水(2L)で洗浄し、ハウスバキューム下で乾燥させ、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(159g、収率94%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.55(s、1H)、8.35(d、J=5.6Hz、1H)、6.77(d、J=5.6Hz、1H)、3.60(s、2H)、2.04(s、3H)、1.82−1.65(m、12H);MS(ES+)m/z 322.1、324.1(M+1)。
ステップ2:4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドの調製
ジクロロメタン(325mL)中の4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン(50.0g、156mmol)の溶液中に、周囲温度で10分間にわたって、m−クロロペルオキシ安息香酸(29.6g、171mmol)を分けて添加した。得られた反応混合物を2時間撹拌し、さらにm−クロロペルオキシ安息香酸(10g、58mmol)を添加した。反応混合物をさらに1.5時間攪拌し続け、別のm−クロロペルオキシ安息香酸の一部(10g、58mmol)を添加した。このとき、全ての出発物質が消費された。反応物を0℃で1N水酸化ナトリウム水溶液(300mL)をゆっくり添加することによってクエンチし、ジエチルエーテル(200mL)で希釈した。反応混合物を0℃で0.5時間攪拌し、無色の沈殿物を形成した。固体を濾過し、水(2L)で洗浄し、ハウスバキューム下で乾燥させ、無色固体として表題化合物を得た(48.5g、収率94%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.35(d、J=2.2Hz、1H)、8.09(dd、J=7.2、2.2Hz、1H)、6.73(d、J=7.2Hz、1H)、3.58(s、2H)、2.09−1.99(m、3H)、1.82−1.64(m、12H);MS(ES+)m/z 338.1、340.1(M+1)。
ステップ3:4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンの調製
オキシ塩化リン(225mL)中の4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシド(50.0g、148mmol)の黄色の溶液を3時間還流した。反応混合物を周囲温度に冷却し、真空濃縮した。残渣をトルエン(100mL)に溶解し真空濃縮した。このプロセスを2回繰り返し、任意の残留したオキシ塩化リンを除去した。残渣に0℃の水(約1L)を添加し、次に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(約300mL)を添加した。固体を濾過し、水(約1L)で洗浄し、ハウスバキューム下で乾燥させた。固体をトルエンから結晶化し、無色固体として表題化合物を得た(46.2g、収率88%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.78(s、1H)、3.60(s、2H)、2.08−2.01(m、3H)、1.85−1.64(m、12H);MS(ES+)m/z 356.0、358.0(M+1)。
ステップ4:4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンの調製
6つのマイクロ波バイアルに、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジン(3.55g、10mmol)、ジオキサン(6mL)およびヒドラジン一水和物(4mL)をそれぞれ添加した。各反応バイアルに蓋をし、160℃で3時間マイクロ波で別々に加熱した。各反応バイアルを氷冷水(約1L)に注ぎ、0.5時間攪拌した。固体を濾過し、水(約1L)で洗浄し、ハウスバキューム下で乾燥させ、無色固体として表題化合物を得た(19.5g、収率92%)。MS(ES+)m/z 354.1、352.1(M+1)。
ステップ5:7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
オルトギ酸トリエチル(100mL)中の4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン(19.5g、55.6mmol)の懸濁液を1時間還流した。反応混合物を0.5時間加熱すると透明な溶液になり、沈殿物を形成した。反応混合物を周囲温度に冷却し、固体を濾過した。残留物を冷たいジエチルエーテルで洗浄し、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(16.8g、収率84%)。MS(ES+)m/z 364.1、362.1(M+1)。
ステップ6:7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
1,4−ジオキサン(500mL)中、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(26.1g、72.2mmol)、シクロプロピルボロン酸(37.8、434mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(16.7g、14.5mmol)および三リン酸カリウム(61.2g、288mmol)の混合物を10分間脱気した。反応混合物を7時間還流し、熱いうちに、珪藻土のパッドに通して濾過し、熱いジオキサンで洗浄した。溶媒を濃縮し、残渣をシリカゲル(1kg)に通して流し、酢酸エチル(約4L)で洗浄し、非極性の不純物を除去し、ジクロロメタン中10%メタノールで溶出し、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(24.4g、収率64%)。MS(ES+)m/z 325.2、324.2(M+1)。
ステップ7:7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル
[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
ジクロロメタン(500mL)中の7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(24.4g、75.5mmol)の透明な淡黄色の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(14.8g、83.0mmol)を添加した。溶液を周囲温度で、2.5時間撹拌し、有機層を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(100mLを3回)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mLを3回)、ブライン(300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し乾燥させた。残渣を酢酸エチルから結晶化し、淡黄色固体として表題化合物を得た(23.2g、78%)。MS(ES+)m/z 402.1、404.1(M+1)。
ステップ8:N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
すべての固体が溶解するまで、トルエン(21mL)およびジメチルスルホキシド(2mL)中のシクロプロパンスルホンアミド(1.52g、12.5mmol)を含むフラスコを攪拌した。これに、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(4.2g、10mmol)および炭酸セシウム(7.45g、22.9mmol)を添加した。反応懸濁液を周囲温度で5分間撹拌し、トランス−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.44g、3.12mmol)を添加した。反応フラスコを5分間脱気し、窒素を充填した。当該反応混合物に銅(I)トリフルオロメタンスルホナートベンゼン錯体(0.74g、1.56mmol)を添加し、フラスコを5分間脱気した。反応フラスコに窒素を充填し、反応混合物をさらに10分間、周囲温度で撹拌し続けた。反応混合物を、5時間還流し、周囲温度に冷却し、水酸化アンモニウム(40mL)およびトルエン(40mL)を添加した。反応混合物を20分間周囲温度で撹拌し、水層を分離した。有機層をトルエン(100mL)および6%の水性EDTA(75mL)で希釈し、溶液を周囲温度で0.5時間撹拌した。有機層をメタノール(20mL)で希釈し、短いシリカカラムに通した。生成物をトルエン(300mL)中の10%メタノールで溶出した。濾液を沈殿するまで真空濃縮した。沈殿物を濾過し、無色固体として表題化合物を得た(3.90g、収率78%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.28(s、1H)、7.42(s、1H)、6.71(s、1H)、3.68(s、2H)、2.70−2.56(m、1H)、2.04−1.95(m、3H)、1.93−1.82(m、1H)、1.80−1.55(m、12H)、1.03−0.78(m、6H)、0.71−0.62(m、2H);MS(ES+)m/z 443.2(M+1)。
実施例2
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
無水エタノール(60mL)およびジクロロメタン(5mL)中の4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン(実施例1、ステップ4)(1.04g、2.96mmol)の混合物に、臭化シアン(0.33g、3.0mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、15分間還流した。反応混合物を周囲温度に冷却後、臭化シアンの別の一部(0.063g、0.59mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、0.5時間還流した。反応混合物を周囲温度に冷却し、真空濃縮した。残渣をジエチルエーテル中で粉砕し、無色固体として表題化合物を得た(1.12g、定量的収率)。MS(ES+)m/z 377.1、379.1(M+1)。
ステップ2:N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
ジクロロメタン(13mL)中、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3a]ピリジン−3−アミン(0.25g、0.66mmol)およびトリエチルアミン(0.28mL、2.0mmol)の混合物に、塩化メタンスルホニル(0.08mL、1mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を周囲温度で0.5時間撹拌し、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液(15mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残査をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、1M水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を添加した。反応混合物を周囲温度で0.5時間攪拌し、1M塩酸でpH6に酸性化し、酢酸エチル(80mL)で希釈し、水(20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をジクロロメタン中0%〜5%のメタノールの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.09g、収率29%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.50(s、1H)、8.21(s、1H)、6.89(s、1H)、3.71(s、2H)、2.96(s、3H)、2.04−1.96(m、3H)、1.78−1.61(m、12H);MS(ES+)m/z 455.1、457.1(M+1)。
実施例3
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
マイクロ波バイアルに、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例2、ステップ1)(0.40g、1.1mmol)、シクロプロピルボロン酸(0.55g、6.4mmol)、三リン酸カリウム(0.90g、4.2mmol)および1,4−ジオキサン(7mL)を充填した。反応混合物を、アルゴンで10分間パージし、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.25g、0.22mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波で160℃で0.5時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、酢酸エチル(150mL)および飽和塩化アンモニウム水溶液(40mL)で希釈した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(50mLを2回)で抽出した。1つに合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮した。残渣をジクロロメタン(2%トリエチルアミンを含む)中の10%メタノールで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色の固体として表題化合物を得た(0.24g、収率67%)。MS(ES+)m/z 339.3(M+1)。
ステップ2:N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例2(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン7を7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.13g、収率27%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.85(s、1H)、7.50−7.45(m、1H)、6.36−6.33(m、1H)、3.56(s、2H)、3.07(s、3H)、2.09−2.01(m、3H)、1.94−1.64(m、13H)、1.01−0.91(m、2H)、0.68−0.59(m、2H);MS(ES+)m/z 417.3(M+1)。
実施例4
N−(7−((3r,5r,7R)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)ピロリジン−1−スルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロパンスルホンアミドをピロリジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.13g、収率27%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.63(s、1H)、7.47(s、1H)、6.32(s、1H)、3.54(s、2H)、3.34−3.20(m、4H)、2.11−1.94(m、4H)、1.91−1.83(m、3H)、1.80−1.57(m、12H)、1.31−1.22(m、1H)、0.97−0.88(m、2H)、0.64−0.55(m、2H);MS(ES+)m/z 427.1(M+1)。
実施例5
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ビニル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ6)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロピルボロン酸(1.5当量)をビニルボロン酸ピナコールエステルに置き換え、三リン酸カリウムを2M炭酸ナトリウム水溶液(8.9mL)に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.40g、定量的収率)。MS(ES+)m/z 310.2(M+1)。
ステップ2:7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
メタノール(60mL)中の7−(−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ビニル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(1.80g、5.80mmol)の溶液を脱気し、1気圧の水素ガスを充填した。反応混合物を3時間撹拌し、HPLCは、出発物質が消費されたことを示した。溶液を濾過し、真空濃縮し、7−(−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを得た。(1.0g、収率55%):MS(ES+)m/z 312.1(M+1)。
ステップ3:7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.30g、収率75%)。MS(ES+)m/z 390.1、392.1(M+1)。
ステップ4:N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.001g、収率1%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.63(s、1H)、6.37(s、1H)、3.52(s、2H)、2.63−2.50(m、3H)、2.08−1.97(m、3H)、1.82−1.59(m、12H)、1.28−1.15(m、5H)、0.98−0.89(m、2H);MS(ES+)m/z 497(M+1)。
実施例6
N−(6−ブロモ−7−(シクロヘキシルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)の合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ1)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールをシクロヘキシルメタノールに置き換え、3−ブロモ−4−クロロピリジンを3−ブロモ−4−フルオロピリジンに置き換えて、油状物として表題化合物を得た(0.77g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.53(s、1H)、8.36−8.27(m、1H)、6.74(d、J=5.5Hz、1H)、3.84(d、J=5.9Hz、2H)、1.92−1.60(m、6H)、1.38−0.81(m、5H);MS(ES+)m/z 270.0、272.0(M+1)。
ステップ2:3−ブロモ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例1(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンを3−ブロモ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(3.49g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.53−8.30(m、1H)、8.10−8.04(m、1H)、6.71(d、J=7.3Hz、1H)、3.82(d、J=6.0Hz、2H)、1.93−1.63(m、6H)、1.37−0.97(m、5H);MS(ES+)m/z 286.0、288.0(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、油状物として表題化合物を得た(2.60g、収率70%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.30(s、1H)、6.77(s、1H)、3.83(d、J=6.1Hz、2H)、1.92−1.64(m、6H)、1.38−0.99(m、5H);MS(ES+)m/z 304.0、306.0(M+1)。
ステップ4:5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメトキシ)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
マイクロ波バイアルに、5−ブロモ−2−クロロ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジン(2.60g、8.54mmol)、1,4−ジオキサン(12mL)およびヒドラジン一水和物(8.3mL、170.8mmol)を添加し、バイアルを密封した。得られた混合物をマイクロ波反応器中で160℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mLを2回)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、白色固体として表題化合物を得た(1.74g、収率68%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.86(s、1H)、7.47(s、1H)、6.35(s、1H)、4.15(br s、2H)、3.79(d、J=6.1Hz、2H)、1.83−1.55(m、6H)、1.30−0.93(m、5H);MS(ES+)m/z 300.1、302.1(M+1)。
ステップ5:6−ブロモ−7−(シクロヘキシルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例2(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンに置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(2.04g、収率77%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.41(s、1H)、6.79(s、1H)、6.28(s、2H)、3.82(d、J=5.8Hz、2H)、1.83−1.53(m、6H)、1.29−0.91(m、5H);MS(ES+)m/z 325.1、327.1(M+1)。
ステップ6:N−(6−ブロモ−7−(シクロヘキシルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例2(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(シクロヘキシルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.016g、収率3%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 11.16(br s、1H)、8.09(s、1H)、6.44(s、1H)、3.83(d、J=6.3Hz、2H)、3.07(s、3H)、1.95−1.65(m、6H)、1.40−1.01(m、5H);MS(ES+)m/z 403.0、405.0(M+1)。
実施例7
N−(7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−6−ビニル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ1)の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールを(1−メチルシクロヘキシル)メタノールに置き換えて、無色油状物として表題化合物を得た(8.07g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.52(s、1H)、8.31(d、J=5.4Hz、1H)、6.74(d、J=5.5Hz、1H)、3.71(s、2H)、1.54−1.17(m、10 H)、1.05(s、3H);MS(ES+)m/z 284.2、286.2(M+1)。
ステップ2:3−ブロモ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例1(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンを3−ブロモ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(6.15g、収率72%)。MS(ES+)m/z 300.0、302.0(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(5.86g、収率65%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.29(s、1H)、6.77(s、1H)、3.72(s、2H)、1.57−1.26(m、10H)、1.06(s、3H);MS(ES+)m/z 318.0、320.0、322.0(M+1)。
ステップ4:5−ブロモ−2−ヒドラジニル−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例6(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−シクロヘキシルメトキシ)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(2.67g、収率94%)。MS(ES+)m/z 314.1、316.1(M+1)。
ステップ5:6−ブロモ7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例2(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−2−ヒドラジニル−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(2.07g、収率62%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.39(s、1H)、6.83(s、1H)、6.25(s、2H)、3.76(s、2H)、1.53−1.17(m、10H)、0.99(s、3H);MS(ES+)m/z 339.1、341.1(M+1)。
ステップ6:N−(6−ブロモ−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例2(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.17g、収率39%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 11.02(br s、1H)、8.10(s、1H)、6.45(s、1H)、3.72(s、2H)、3.07(s、3H)、1.59−1.22(m、10H)、1.07(s、3H);MS(ES+)m/z 417.0、419.0(M+1)。
ステップ7:N−(7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−6−ビニル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
無水トルエン(12mL)中のN−(6−ブロモ−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.17g、0.41mmol)およびトリブチル(ビニル)スタンナン(0.30mL、1.0mmol)の脱気した混合物を、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(0.094g、0.081mmol)で処理した。得られた混合物を窒素下で2時間還流した。反応混合物を真空濃縮し、残渣をヘキサン中に粉砕した。残渣をさらに、逆相HPLCにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.035g、収率24%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.87(br s、1H)、7.93(s、1H)、6.70(dd、J=17.7、11.1Hz、1H)、6.43(s、1H)、5.79(d、J=17.6Hz、1H)、5.40(d、J=11.2Hz、1H)、3.71(s、2H)、3.09(s、3H)、1.60−1.34(m、10H)、1.06(s、3H);MS(ES+)m/z 365.2(M+H)。
実施例8
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの合成
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロピルボロン酸を2−イソプロペニルボロン酸、ピナコールエステルに置き換えて、黄色がかった固体として表題化合物を得た(0.35g、収率78%)。MS(ES+)m/z 339.3(M+1)。
ステップ2:N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例2(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、粗物質を逆相HPLCにより精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.050g、28%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.40(br s、1H)、7.57(s、1H)、6.74(s、1H)、5.21(s、1H)、5.15(s、1H)、3.64(s、2H)、2.92(s、3H)、2.05(s、3H)、1.99−1.91(m、3H)、1.74−1.53(m、12H);MS(ES+)m/z 417.2(M+1)。
実施例9
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)モルホリン−4−スルホンアミド)の合成
窒素下、0℃の無水テトラヒドロフラン(20mL)中の4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン(実施例1、ステップ4)(0.56g、1.59mmol)の溶液をイソシアン酸クロロスルホニル(0.15mL、1.75mmol)で処理した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌し、モルホリン(2.0mL、23mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物をテトラヒドロフラン(50mL)および酢酸エチル(80mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mLを2回)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮した。残渣を逆相HPLCにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.020g、収率2%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.34(br s、1H)、8.22(s、1H)、6.83(s、1H)、3.67(s、2H)、3.63−3.54(m、4H)、3.02−2.91(m、4H)、2.01−1.92(m、3H)、1.76−1.56(m、12H);MS(ES+)m/z 526.1、528.1(M+1)。
実施例10
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(2−メトキシピリジン−3−イル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
マイクロ波バイアルに、1,4−ジオキサン(12mL)中の7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例2、ステップ1)(0.68g、1.8mmol)、(2−メトキシピリジン−3−イル)ボロン酸(0.55g、3.6mmol)、2M炭酸ナトリウム水溶液(3.6mL、7.20mmol)の混合物を窒素で脱気した。当該反応混合物にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.21g、0.18mmol)を添加した。マイクロ波管を密封し、マイクロ波に130℃で、50分間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(50mL)、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、珪藻土のパッドに通して真空濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(60mL)で溶解し、0℃に冷却し、2M水酸化ナトリウム水溶液(36.0mL、72.0mmol)および塩化メタンスルホニル(1.39mL、18.0mmol)で処理した。得られた混合物を2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(60mL)で希釈し、3M塩酸(75mL)、ブライン(50mLを2回)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。溶媒を真空濃縮し乾燥させた。残渣を逆相HPLCにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.15g、収率17%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.46(br s、1H)、8.21(dd、J=5.1、1.9Hz、1H)、7.77(s、1H)、7.65(dd、J=7.2、1.9Hz、1H)、7.04(dd、J=7.2、5.1Hz、1H)、6.76(s、1H)、3.77(s、3H)、3.55(s、2H)、2.92(s、3H)、1.86−1.79(m、3H)、1.64−1.55(m、3H)、1.47−1.38(m、3H)、1.35−1.28(m、6H);MS(ES+)m/z 484.2(M+1)。
実施例11
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−イソプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−イソプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
窒素下で10%のパラジウム炭(50%湿潤粉末、0.35g、0.16mmol)を含むフラスコを、テトラヒドロフラン(30mL)、メタノール(30mL)および酢酸(2mL)中の7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例8、ステップ1)(0.35g、1.03mmol)の脱気した溶液で処理した。水素ガスを混合物に通して1分間泡立て、反応物を水素ガス下1気圧で1.5時間撹拌した。反応混合物を窒素で脱気し、珪藻土のパッドに通して濾過した。濾液を真空濃縮し、油状物として表題化合物を得た(0.35g、定量的収率)。MS(ES+)m/z 341.3(M+1)。
ステップ2:N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)の調製
実施例2(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−イソプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、逆相HPLCにより精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.035g、収率8%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.59(s、1H)、6.38(s、1H)、3.53(s、2H)、3.07(s、3H)、2.09−1.99(m、3H)、1.84−1.61(m、13H)、1.23(s、6H)(注記:N−Hは観察されず)、MS(ES+)m/z 419.2(M+1)。
実施例12
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例3(ステップ1)に記載された手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロピルボロン酸を2−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2ジオキサボロランに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.54g、収率69%)。MS(ES+)m/z 365.3(M+1)。
ステップ2:N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例2(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、逆相HPLCにより精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.020g、収率5%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.69(s、1H)、6.58−6.52(m、1H)、6.43(s、1H)、3.58(s、2H)、3.07(s、3H)、2.73−2.61(m、2H)、2.60−2.51(m、2H)、2.09−1.92(m、5H)、1.82−1.58(m、12H)(注記:N−Hは観察されず)、MS(ES+)m/z 443.2(M+1)。
実施例13
N−(6−シクロプロピル−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ1)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールを((トランス)−4−(トリフルオロメチル)−シクロヘキシル)メタノールに置き換え、粗物をヘキサン中の30%酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色油状物として表題化合物を得た(5.52g、収率55%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.53(s、1H)、8.31(d、J=5.6Hz、1H)、6.72(d、J=5.7Hz、1H)、3.85(d、J=6.2Hz、2H)、2.06−1.93(m、5H)、1.91−1.77(m、1H)、1.45−1.26(m、2H)、1.24−1.07(m、2H);MS(ES+)m/z 338.1、340.1(M+1)。
ステップ2:3−ブロモ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例1(ステップ2)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンを、3−ブロモ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(5.78g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.35−8.31(m、1H)、8.11−8.06(m、1H)、6.71(d、J=7.1Hz、1H)、3.86(d、J=6.1Hz、2H)、2.09−1.93(m、5H)、1.92−1.79(m、1H)、1.47−1.28(m、2H)、1.25−1.08(m、2H);MS(ES+)m/z 354.0、356.0(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ3)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(2.34g、収率63%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.31(s、1H)、6.76(s、1H)、3.88(d、J=6.1Hz、2H)、2.08−1.95(m、5H)、1.93−1.80(m、1H)、1.46−1.30(m、2H)、1.24−1.09(m、2H);MS(ES+)m/z 372.0、374.0、376.0(M+1)。
ステップ4:5−ブロモ−2−ヒドラジニル−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例6(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(1.83g、収率79%)。MS(ES+)m/z 368.1、370.1(M+1)。
ステップ5:6−ブロモ−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例2(ステップ1)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−2−ヒドラジニル−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(1.51g、収率77%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.93(s、1H)、7.78(br s、2H)、7.18(s、1H)、4.05(d、J=6.0Hz、2H)、2.28−2.14(m、1H)、1.97−1.79(m、5H)、1.37−1.07(m、4H);MS(ES+)m/z 393.1、395.1(M+1)。
ステップ6:6−シクロプロピル−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例3(ステップ1)に記載された手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.57g、収率42%)。MS(ES+)m/z 355.2(M+1)。
ステップ7:N−(6−シクロプロピル−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例2(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを、6−シクロプロピル−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)−シクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、逆相HPLCにより精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.20g、収率29%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.28(br s、1H)、7.38(s、1H)、6.73(s、1H)、3.93(d、J=5.7Hz、2H)、2.91(s、3H)、2.31−2.14(m、1H)、1.95−1.77(m、6H)、1.63−1.09(m、4H)、0.91−0.82(m、2H)、0.66−0.58(m、2H);MS(ES+)m/z 433.19(M+1)。
実施例14
N−(6−シクロプロピル−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:6−シクロプロピル−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例3(ステップ1)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、粗物質を逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題の化合物を得た(0.088g、収率24%)。MS(ES+)m/z 301.2(M+1)。
ステップ2:N−(6−シクロプロピル−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例2(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−シクロプロピル−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、粗物質を逆相HPLCにより精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.008g、収率8%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.49(s、1H)、6.39(s、1H)、3.70(s、2H)、3.06(s、3H)、1.90−1.79(m、1H)、1.59−1.35(m、10H)、1.07(s、3H)、0.97−0.88(m、2H)、0.65−0.57(m、2H)(注記:N−Hスルホンアミドのピークは観察されず);MS(ES+)m/z 379.2(M+1)。
実施例15
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−3−フルオロアゼチジン−1−スルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドを3−フルオロアゼチジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.002g、収率1%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.70(br、s、1H)、8.07(s、1H)、7.63(s、1H)、5.34−5.03(m、1H)、4.20−3.90(m、4H)、3.53(s、2H)、2.64−2.50(m、2H)、2.10−1.92(m、3H)、1.84−1.52(m、12H)、1.28−1.18(m、3H);MS(ES+)m/z 464(M+1)。
実施例16
N−(6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:4−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンの調製
実施例1(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールをベンジルアルコールに置き換え、3−ブロモ−4−クロロピリジンを5−ブロモ−2,4−ジクロロピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(9.31g、収率78%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.46(s、1H)、7.49−4.38(m、5H)、5.36(s、2H);MS(ES+)m/z 298.1、300.1(M+1)。
ステップ2:4−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンの調製
実施例1(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを4−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(2.1g、収率53%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.03(s、1H)、7.83(br、s、1H)、7.59(br、s、1H)、7.49−4.36(m、5H)、6.97(s、1H)、6.54(br、s、1H)、5.19(s、2H);MS(ES+)m/z 296.1、294.1(M+1)。
ステップ3:7−(ベンジルオキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを4−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(4.26g、収率66%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.63(s、1H)、8.31(s、1H)、7.46−7.33(m、5H)、7.03(s、1H)、5.19(s、2H);MS(ES+)m/z 306.0、304.0(M+1)。
ステップ4:7−(ベンジルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジンを7−(ベンジルオキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.64g、80%)。MS(ES+)m/z 266.5(M+1)。
ステップ5:6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−オールの調製
メタノール(100mL)中の7−(ベンジルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(0.64mg、2.4mmol)の溶液に、10%Pd/C(0.20g、0.19mmol)を添加した。反応フラスコを窒素で流し、次に、1気圧で水素のバルーンを用いて充填した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、固体を珪藻土のパットに通して濾過し、ろ液を真空濃縮し乾燥させた。残渣をアセトニトリルから結晶化し、無色固体として表題化合物を得た(0.40g、収率95%)。1H NMR(300MHz、CDCl3 δ 8.79(s、1H)、8.04(s、1H)、6.71(s、1H)、1.90−1.78(m、1H)、0.89−0.79(m、2H)、0.66−0.47(m、2H);MS(ES+)m/z 176.3(M+1)。
ステップ6:6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中のスピロ[2.5]オクタン−6−イルメチルメタンスルホン酸(0.15g、0.69mmol)、6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−オール(0.12g、0.69mmol)および炭酸カリウム(0.095g、0.69mmol)の混合物を70℃に16時間加熱した。反応混合物を水(20mL)で処理し、酢酸エチル(20mLを2回)で抽出した。溶媒を真空濃縮し、残渣をヘキサン中の酢酸エチル、次にジクロロメタン中のメタノールで溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.17g、収率83%)。1H NMR(300MHz、CDCl3 δ 8.54(s、1H)、7.65(s、1H)、6.80(s、1H)、3.86(d、J=6.1Hz、2H)、1.94−1.66(m、6H)、1.37−1.24(m、2H)、0.96−0.83(m、4H)、0.62−0.48(m、2H)、0.28−0.11(m、4H);MS(ES+)m/z 298.2(M+1)。
ステップ7:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.12g、収率56%)。1H NMR(300MHz、CDCl3 δ 7.46(s、1H)、6.85(s、1H)、3.87(d、J=6.1Hz、2H)、2.04−1.63(m、5H)、1.39−1.11(m、3H)、1.00−0.81(m、4H)、0.66−0.55(m、2H)、0.30−0.05(m、4H);MS(ES+)m/z 378.1、376.1(M+1)。
ステップ8:N−(6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.015g、収率11%)。1H NMR(300MHz、CDCl3 δ 8.05(br s、1H)、7.91(s、1H)、6.98(s、1H)、4.00(d、J=6.1Hz、2H)、2.02−1.70(m、5H)、1.43−1.18(m、5H)、1.11−0.87(m、7H)、0.76−0.66(m、2H)、0.35−0.14(m、4H);MS(ES+)m/z 417.2(M+1)。
実施例17
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)エタンスルホンアミドの合成
実施例2(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、塩化メタンスルホニルを塩化エタンスルホニルに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.076g、20%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.91(s、1H)、7.50−7.46(m、1H)、6.34(s、1H)、3.56(s、2H)、3.20−3.10(m、2H)、2.10−2.01(m、3H)、1.94−1.65(m、13H)、1.44−1.34(m、3H)、1.00−0.91(m、2H)、0.68−0.59(m、2H);MS(ES+)m/z 431.2(M+1)。
実施例18
N−[6−シクロプロピル−7−(トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イルメトキシ)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル]−N’−メチル硫酸ジアミドの合成
実施例2(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、塩化メタンスルホニルを塩化メチルスルファモイルに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.046g、収率12%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.83(br s、1H)、7.59(s、1H)、6.44(s、1H)、5.30−5.27(m、1H)、3.57(s、2H)、2.75(s、3H)、2.03(s、3H)、1.93−1.63(m、12H)、1.01−0.89(m、2H)、0.70−0.59(m、2H);MS(ES+)m/z 432.2(M+1)。
実施例19
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロパンスルホンアミドを1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.042g、収率19%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.15(s、1H)、7.42(s、1H)、6.69(s、1H)、3.67(s、2H)、2.00(s、3H)、1.94−1.82(m、1H)、1.79−1.60(m、12H)、1.42(s、3H)、1.26−1.17(m、2H)、0.96−0.86(m、2H)、0.74−0.62(m、4H);MS(ES+)m/z 457.3(M+1)。
実施例20
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロブタンスルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロパンスルホンアミドを塩化シクロブタンスルホニルに置き換えて(PCT国際出願、2008112851)、無色固体として表題化合物を得た(0.033g、収率12%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.26(s、1H)、7.38(s、1H)、6.66(s、1H)、3.91−3.74(m、1H)、3.63(s、2H)、2.35−2.05(m、4H)、2.01−1.91(m、3H)、1.90−1.75(m、3H)、1.73−1.54(m、12H)、0.92−0.80(m、2H)、0.66−0.57(m、2H);MS(ES+)m/z 457.3(M+1)。
実施例21
N−(7−(2−(アダマンタン−2−イル)エトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド7)の合成
ステップ1:4−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン−N−オキシドの調製
実施例1(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールを2−アダマンタン−1−イル)エタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(4.73g、2ステップで収率46%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.36(d、J=1.9Hz、1H)、8.12−8.09(m、1H)、6.76(d、J=7.4Hz、1H)、4.13(t、J=7.0Hz、2H)、1.98−1.52(m、17H)。
ステップ2:4−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンの調製
4−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン−N−オキシド(4.73g、13.4mmol)をオキシ塩化リン(200mL、2.15mol)にゆっくりと溶解し、反応混合物を4.5時間還流した。反応混合物を周囲温度に冷却し、さらに16時間撹拌した。混合物を真空濃縮し、残渣をジクロロメタン(100mL)で希釈した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(100mLを2回)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をヘキサン中0〜100%の酢酸エチルの勾配で溶出したカラムクロマトグラフィーによって精製し、無色固体として表題化合物を得た(3.15g、収率63%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.80(s、1H)、4.14(t、J=7.0Hz、2H)、2.01−1.96(m、2H)、1.75−1.59(m、15H);MS(ES+)m/z 370.2、372.2(M+1)。
ステップ3:7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例(ステップ4とステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを4−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.78g、2ステップで収率25%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.61(s、1H)、8.27(s、1H)、6.97(s、1H)、4.16(t、J=6.9Hz、2H)、2.01−1.96(m、2H)、1.76−1.60(m、15H)。
ステップ4:7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.40g、収率57%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.55(s、1H)、7.62(s、1H)、6.90(s、1H)、4.14(t、J=6.7Hz、2H)、2.01−1.96(m、3H)、1.76−1.61(m、15H)、0.99−0.93(m、2H)、0.64−0.58(m、2H);MS(ES+)m/z 338.3(M+1)。
ステップ5:7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.50g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.47(s、1H)、6.86(s、1H)、4.14(t、J=6.7Hz、2H)、2.02−1.96(m、3H)、1.76−1.61(m、15H)、1.02−0.96(m、2H)、0.69−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 416.1、418.2(M+1)。
ステップ6:N−(7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3イル)メタンスルホンアミドの調製
マイクロ波バイアルに7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(0.21g、0.49mmol)、炭酸セシウム(0.36g、1.1mmol)、メタンスルホンアミド(0.063g、0.67mmol)、トランス−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.027g、0.19mmol)および無水トルエン(5mL)を充填した。懸濁液を5分間アルゴンで脱気し、銅(I)トリフルオロメタンスルホナートベンゼン複合体(0.049g、0.098mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で15分間攪拌し、110℃に16時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)に注ぎ、ジクロロメタン(30mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層を、5%のエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩水溶液(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮した。残渣を逆相HPLCにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.11g、収率50%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.35(br s、1H)、7.39(s、1H)、6.82(s、1H)、4.15(t、J=6.7Hz、2H)、2.94(s、3H)、1.93−1.81(m、4H)、1.70−1.58(m、14H)、0.90−0.84(m、2H)、0.68−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 431.2(M+1)。
実施例22
N−(7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例21(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.11g、収率47%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.27(br s、1H)、7.39(s、1H)、6.80(s、1H)、4.15(t、J=6.7Hz、2H)、2.68−2.60(m、1H)、1.93−1.81(m、4H)、1.70−1.58(m、14H)、0.99−0.79(m、6H)、0.69−0.64(m、2H);MS(ES+)m/z 457.2(M+1)。
実施例23
N−(7−アダマンタン−2−イルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:4−(アダマンタン−2−イルオキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンの調製
実施例1(ステップ1〜ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールをアダマンタン−2−オールに置き換え、粗物質をヘキサン中0〜30%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色固体として表題化合物を得た(3.25g、3つのステップで収率53%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.34(s、1H)、6.77(s、1H)、4.59−4.56(m、1H)、2.22−2.15(m、4H)、1.98−1.90(m、4H)、1.82−1.78(m、4H)、1.64−1.60(m、2H);MS(ES+)m/z 342.2、344.1(M+1)。
ステップ2:7−(アダマンタン−2−イルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ4とステップ5)および実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを4−(アダマンタン−2−イルオキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンに置き換え、粗物質をジクロロメタン中0〜30%のメタノールの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.76g、収率55%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.54(s、1H)、7.68(s、1H)、6.91(s、1H)、4.61−4.56(m、1H)、2.31−2.26(m、2H)、2.15−2.11(m、2H)、1.98−1.91(m、2H)、1.86−1.79(m、3H)、1.71−1.58(m、6H)、1.02−0.96(m、2H)、0.67−0.61(m、2H);MS(ES+)m/z 310.3(M+1)。
ステップ3:7−(アダマンタン−2−イルオキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−(アダマンタン−2−イルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、粗物質をヘキサン中0〜100%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.67g、収率71%)。MS(ES+)m/z 388.2、390.2(M+1)。
ステップ4:N−(7−アダマンタン−2−イルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例21(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−(アダマンタン−2−イルオキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.19g、収率52%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.46(s、1H)、6.84(s、1H)、4.81−4.77(m、1H)、2.94(s、3H)、2.20−2.14(m、2H)、2.09−2.05(m、2H)、1.98−1.85(m、7H)、1.75−1.71(m、2H)、1.59−1.55(m、2H)、0.94−0.87(m、2H)、0.70−0.65(m、2H);MS(ES+)m/z 403.3(M+1)。
実施例24
N−(7−(アダマンタン−2−イルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例21(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−(アダマンタン−2−イルオキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.056g、29%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.25(br s、1H)、7.45(s、1H)、6.81(s、1H)、4.80−4.76(m、1H)、2.67−2.59(m、1H)、2.18(br s、2H)、2.09−2.05(m、2H)、1.98−1.84(m、7H)、1.74(br s、2H)、1.59−1.55(m、2H)、0.99−0.80(m、6H)、0.71−0.66(m、2H);MS(ES+)m/z:429.3(M+1)。
実施例25
N−(6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例1(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールをオクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(6.48g、(2ステップで収率64%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.36(s、1H)、8.11(d、J=7.3Hz、1H)、6.74(d、J=7.2Hz、1H)、3.98−3.74(m、2H)、2.54−2.14(m、5H)、1.69−1.61(m、7H)、1.54−1.47(m、3H);MS(ES+)m/z 338.1、340.2(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−2−クロロ−4−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例21(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン−N−オキシドを3−ブロモ−4−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)ピリジン1−オキシド(6.47g、19.1mmol)に置き換えて、固体として表題化合物を得た(4.03g、収率59%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.78(s、1H)、3.92−3.76(m、2H)、2.55−2.09(m、6H)、1.69−1.43(m、9H);MS(ES+)m/z 338.1、340.2(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ4とステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.09g、収率27%)。MS(ES+)m/z 362.2、364.2(M+1)。
ステップ4:6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.35g、収率39%)。MS(ES+)m/z 324.3(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.41g、収率94%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.50(s、1H)、6.85(s、1H)、3.91−3.74(m、2H)、2.57−2.13(m、5H)、2.04−1.89(m、2H)、1.73−1.60(m、9H)、1.03−0.95(m、2H)、0.70−0.65(m、2H);MS(ES+)m/z 402.2、404.2(M+1)。
ステップ6:N−(6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例21(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.021g、収率12%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.35(br s、1H)、7.41(s、1H)、6.73(s、1H)、3.94−3.82(m、2H)、2.93(s、3H)、2.23−2.10(m、3H)、1.93−1.80(m、2H)、1.70−1.37(m、9H)、1.27−1.20(m、2H)、0.92−0.82(m、2H)、0.71−0.62(m、2H);MS(ES+)m/z 417.3(M+1)。
実施例26
N−(6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例21(ステップ6))に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.071g、収率38%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.28(br s、1H)、7.43(s、1H)、6.73(s、1H)、3.96−3.80(m、2H)、2.31−2.06(m、4H)、1.92−1.81(m、1H)、1.77−1.30(m、10H)、1.11−1.01(m、1H)、1.00−0.79(m、7H)、0.74−0.64(m、2H);MS(ES+)m/z 443.3(M+1)。
実施例27
N−(6−シクロプロピル−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)アゼチジン−1−スルホンアミドの合成
実施例21(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをアゼチジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.005g、収率5%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.48(s、1H)、6.72(s、1H)、3.98−3.81(m、2H)、3.67(t、J=7.5Hz、4H)、2.23−1.98(m、6H)、1.91−1.82(m、1H)、1.67−1.38(m、11H)、0.89−0.85(m、2H)、0.73−0.65(m、2H);MS(ES+)m/z 456.4(M+1)。
実施例28
N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例1(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールを((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(9.33g、収率77%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.34(d、J=2.1Hz、1H)、8.12−8.08(m、1H)、6.75(d、J=7.3Hz、1H)、3.90−3.81(m、2H)、2.59−2.50(m、1H)、2.17−2.09(m、1H)、1.95−1.73(m、5H)、1.46−1.38(m、2H)、1.25(s、3H)、0.89(s、3H)。
ステップ2:5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S、2S、5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例21(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン−N−オキシドを3−ブロモ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(6.68g、収率68%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.79(s、1H)、3.91−3.82(m、2H)、2.60−2.50(m、1H)、2.16−2.09(m、1H)、1.97−1.72(m、5H)、1.50−1.39(m、2H)、1.25(s、3H)、0.90(s、3H);MS(ES+)m/z 344.1、346.1(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
3つのマイクロ波バイアルに5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジン(1.07g、3.09mmol)、無水1,4−ジオキサン(12mL)およびヒドラジン一水和物(6.00mL、124mmol)を添加した。各反応バイアルに蓋をし、マイクロ波で160℃で1時間加熱した。各反応のバイアルを、水(100mL)に注ぎ、水層を酢酸エチル(50mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣を無水エタノール(200mL)に溶解し、臭化シアン(1.25g、11.8mmol)と共に、周囲温度で72時間撹拌した。溶媒を真空濃縮した。残渣をジエチルエーテル中に粉砕し、無色固体として表題化合物を得た(2.17g、2ステップで収率62%)。MS(ES+)m/z 365.1、367.1(M+1)。
ステップ4:N−(6−シクロプロピル−7−(((1S、2S、5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例3(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.020g、2ステップで収率6%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.37(br s、1H)、7.40(s、1H)、6.75(s、1H)、3.98−3.88(m、2H)、2.93(s、3H)、2.12−2.05(m、1H)、1.96−1.67(m、7H)、1.55−1.41(m、2H)、1.22(s、3H)、0.91−0.84(m、5H)、0.67−0.62(m、2H);MS(ES+)m/z 405.2(M+1)。
実施例29
N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]−ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:6−ブロモ−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ4とステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジンに置き換え、オルトギ酸トリエチルをギ酸に置き換え、マイクロ波リアクターで180℃で11分間加熱して、無色固体として表題化合物を得た(0.87g、2ステップで収率24%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.60(s、1H)、8.26(s、1H)、6.95(s、1H)、3.94−3.85(m、2H)、2.64−2.54(m、1H)、2.18−2.11(m、6H)、1.52−1.41(m、2H)、1.26(s、3H)、0.90(s、3H);MS(ES+)m/z 350.1、352.1(M+1)。
ステップ2:6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]−ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.44g、収率57%)。MS(ES+)m/z 312.3(M+1)。
ステップ3:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]−ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.40g、収率72%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.49(s、1H)、6.87(s、1H)、3.93−3.83(m、2H)、2.62−2.53(m、1H)、2.18−2.11(m、1H)、1.99−1.75(m、6H)、1.51−1.42(m、2H)、1.25(s、3H)、1.03−0.97(m、2H)、0.90(s、3H)、0.69−0.64(m、2H);MS(ES+)m/z 390.1、392.2(M+1)。
ステップ4:N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例21(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.10g、収率72%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.29(br s、1H)、7.41(s、1H)、6.74(s、1H)、3.98(m、2H)、2.74−2.55(m、2H)、2.12−1.69(m、8H)、1.52−1.44(m、2H)、1.22(s、3H)、0.99−0.93(m、2H)、0.90−0.81(m、6H)、0.69−0.64(m、2H);MS(ES+)m/z 431.3(M+1)。
実施例30
N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]−ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド)の合成
実施例21(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをアゼチジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.04g、収率14%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.21(br s、1H)、7.46(s、1H)、6.73(s、1H)、3.97−3.87(m、2H)、3.67(t、J=7.5Hz、4H)、2.15−1.66(m、10H)、1.55−1.42(m、2H)、1.22(s、3H)、0.87−0.83(m、5H)、0.73−0.62(m、2H);MS(ES+)m/z 446.3(M+1)。
実施例31
N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ−[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]−ヘプタン−2−イル)オキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例1(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールを(1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(8.27g、2ステップで収率67%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.36(d、J=2.2Hz、1H)、8.10−8.07(m、1H)、6.63(d、J=7.3Hz、1H)、4.40−4.35(m、1H)、2.45−2.23(m、2H)、1.85−1.78(m、2H)、1.47−1.37(m、1H)、1.33−1.27(m、1H)、1.13−1.08(m、1H)、0.97(s、3H)、0.94(s、6H);MS(ES+)m/z 326.2、328.1(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ−[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)ピリジンの調製
実施例21(ステップ2))に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン−N−オキシドを3−ブロモ−4−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(5.74g、収率66%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.64(s、1H)、4.43−4.38(m、1H)、2.48−2.26(m、2H)、1.82−1.78(m、2H)、1.46−1.36(m、1H)、1.29−1.22(m、1H)、1.12−1.07(m、1H)、0.96(s、6H)、0.94(s、3H);MS(ES+)m/z 344.1、346.1(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]−ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例28(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.05g、2ステップで収率35%)。MS(ES+)m/z 365.1、367.1(M+1)。
ステップ4:6−シクロプロピル−7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ−[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ−[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.57g、収率58%)。MS(ES+)m/z 327.2(M+1)。
ステップ5:N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ−[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例3(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−シクロプロピル−7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.11g、収率16%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.43(s、1H)、6.73(s、1H)、4.52−4.49(m、2H)、2.94(s、3H)、2.62−2.55(m、1H)、2.24−2.15(m、1H)、1.92−1.72(m、3H)、1.41−1.13(m、3H)、0.98(s、3H)、0.93(s、3H)、0.90−0.86(m、5H)、0.68−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 405.2(M+1)。
実施例32
N−(6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ1)の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールを(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(15.1g、収率93%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.30(s、1H)、6.76(s、1H)、3.85(d、J=6.1Hz、2H)、1.88−1.72(m、5H)、1.41−1.25(m、1H)、1.16−0.88(m、8H)。
ステップ2:5−ブロモ−2−クロロ−4−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ2とステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンを3−ブロモ−4−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(6.21g、収率59%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.79(s、1H)、3.87(d、J=6.1Hz、2H)、1.91−1.74(m、5H)、1.42−1.30(m、1H)、1.18−0.90(m、7H);MS(ES+)m/z 318.1、320.1、322.1(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例28(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.19g、2ステップで収率40%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.93(s、1H)、7.77(br s、2H)、7.19(s、1H)、4.06(d、J=6.0Hz、2H)、1.86−1.70(m、5H)、1.38−1.26(m、1H)、1.19−0.87(m、7H);MS(ES+)m/z 339.0、341.1(M+1)。
ステップ4:N−(6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例3(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、30%の水酸化アンモニウム水溶液を1Mの水酸化ナトリウム水溶液に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.07g、収率6%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.52(br s、1H)、8.21(s、1H)、6.90(s、1H)、3.95(d、J=6.1Hz、2H)、2.96(s、3H)、1.85−1.70(m、5H)、1.36−1.27(m、1H)、1.18−0.87(m、7H);MS(ES+)m/z 417.0、419.0(M+1)。
実施例33
N−(6−シクロプロピル−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:6−シクロプロピル−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例32、ステップ3)に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.01g、63%)。MS(ES+)m/z 301.3(M+1)。
ステップ2:N−(6−シクロプロピル−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例3(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−シクロプロピル−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、30%の水酸化アンモニウム水溶液を1Mの水酸化ナトリウム水溶液に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.04g、収率15%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.42(br s、1H)、7.41(s、1H)、6.74(s、1H)、3.94(d、J=5.9Hz、2H)、2.94(s、3H)、1.90−1.70(m、6H)、1.38−1.26(m、1H)、1.01−0.87(m、9H)、0.69−0.63(m、2H);MS(ES−)m/z 379.2(M−1)。
実施例34
N−(6−(2−メトキシピリジン−3−イル)−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)の合成
ステップ1:6−(2−メトキシピリジン−3−イル)−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、シクロプロピルボロン酸を(2−メトキシピリジン−3−イル)ボロン酸に置き換えて、無色固体として化合物を得た(0.79g、収率73%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.24−8.21(m、1H)、7.95(s、1H)、7.68−7.65(m、1H)、7.09−7.05(m、1H)、6.74(s、1H)、6.18(br s、2H)、3.80−3.77(m、5H)、1.62−1.55(m、5H)、1.23−1.12(m、1H)、0.97−0.74(m、7H);MS(ES+)m/z 368.3(M+1)。
ステップ2:N−(6−(2−メトキシピリジン−3−イル)−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例3(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−(2−メトキシピリジン−3−イル)−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、30%の水酸化アンモニウム水溶液を1M水酸化ナトリウム水溶液に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.07g、収率11%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.24−8.22(m、1H)、7.78(s、1H)、7.69−7.66(m、1H)、7.09−7.05(m、1H)、6.82(s、1H)、3.86(d、J=5.6Hz、2H)、3.80(s、3H)、2.95(s、3H)、1.62−1.51(m、5H)、1.23−1.09(m、1H)、0.99−0.81(m、7H);MS(ES+)m/z 446.2(M+1)。
実施例35
N−(6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールをスピロ[5.5]ウンデカン−3−オール(2.0g、12mmol)に置き換え、粗物質をヘキサン中0〜30%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、無色固体として表題化合物を得た(2.19g、収率56%)。MS(ES+)m/z 324.2、326.2(M+1)。
ステップ2:3−ブロモ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジン1−オキシドの調製
ジクロロメタン(12mL)中の3−ブロモ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジン(2.19g、6.75mmol)の溶液に3−クロロ過安息香酸(2.17g、純度約70%、8.78mmol)を分けて添加した。混合物を周囲温度で2時間攪拌し、ジクロロメタン(100mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mLを3回)で洗浄した。有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。残渣をジエチルエーテル中に粉砕し、無色固体として表題化合物を得た(2.05g、89%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.40(d、J=2.0Hz、1H)、8.16(dd、J=2.0、7.3Hz、1H)、6.79(d、J=7.3Hz、1H)、4.46−4.37(m、1H)、1.92−1.59(m、7H)、1.50−1.21(m、9H);MS(ES+)m/z 340.2、342.2(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジンの調製
実施例21(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン−N−オキシドを3−ブロモ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジン1−オキシド(2.05g、6.02mmol)に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.32g、収率61%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.33(s、1H)、6.78(s、1H)、4.49−4.39(m、1H)、1.92−1.62(m、6H)、1.50−1.23(m、12H);MS(ES+)m/z 358.1、360.1(M+1)。
ステップ4:6−ブロモ−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ4とステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.40g、2ステップで55%)。MS(ES+)m/z 364.2、366.2(M+1)。
ステップ5:6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.22g、収率77%)。MS(ES+)m/z 326.3(M+1)。
ステップ6:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(0.14g、0.43mmol)に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.13g、収率76%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.51(s、1H)、6.84(s、1H)、4.48−4.41(m、1H)、2.01−1.72(m、6H)、1.71−1.59(m、2H)、1.43−1.26(m、11H)、1.01−0.95(m、2H)、0.68−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 404.2、406.2(M+1)。
ステップ7:N−(6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例21(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.036g、収率51%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.45(s、1H)、6.81(s、1H)、4.72−4.62(m、1H)、2.71−2.56(m、1H)、1.94−1.74(m、3H)、1.74−1.60(m、2H)、1.60−1.47(m、2H)、1.46−1.21(m、12H)、1.01−0.92(m.2H)、0.92−0.78(m、4H)、0.71−0.63(m、2H);MS(ES−)m/z 443.3(M−1)。
実施例36
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1,1−ジフルオロメタンスルホンアミドの合成
無水テトラヒドロフラン(5mL)中の7((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例3、ステップ1)(0.34g、1.0mmol)とトリエチルアミン(0.84mL、6.0mmol)の混合物に、塩化ジフルオロメタンスルホニル(0.45g、3.0mmol)を0℃で添加した。反応混合物を周囲温度に温め、5時間撹拌した。反応混合物に、1N水酸化ナトリウム(10mL)、およびメタノール(2mL)を添加し、16時間撹拌し続けた。反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、1N塩酸でpH2〜3に調整した。有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、残渣を逆相HPLCによって精製し、オフホワイトの固体として表題化合物を得た(0.041g、収率9%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.59(s、1H)、6.91(s、1H)、6.75(t、JH−F=53.8Hz、1H)、3.74(s、2H)、2.05−1.87(m、4H)、1.80−1.60(m、12H)、0.99−0.90(m、2H)、0.74−0.67(m、2H)、{NHは観察されず};MS(ES−)m/z 451.3(M−1)。
実施例37
N−(6−シクロプロピル−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)の合成
ステップ1:(1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メタノールの調製
テトラヒドロフラン(200mL)中の水素化アルミニウムリチウム(2.08g、54.9mmol)の懸濁液に、1−トリフルオロメチルシクロペンタンカルボン酸(5.0g、28mmol)を0℃で添加した。反応混合物を周囲温度に温め、16時間撹拌した。反応混合物に水(2.1mL)を0℃で滴下し、10分間攪拌した。15%の水酸化ナトリウム(2.1mL)をゆっくりと添加し、次に水(6.1mL)を添加した。反応混合物を周囲温度で攪拌し、白色の懸濁液を形成した。反応混合物はジエチルエーテル(200mL)で希釈し、有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、無色油状物として表題化合物を得た(3.94g、収率85%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 3.61(s、2H)、1.89−1.57(m、9H);19F NMR(282MHz、CDCl3)δ −73.0(s、1F)。
ステップ2:3−ブロモ−4−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例1(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールを1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(4.40g、2ステップで収率55%)。MS(ES+)m/z 340.1、342.1(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)−メトキシ)ピリジンの調製
実施例21(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン−N−オキシドを3−ブロモ−4−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換え、粗物質をヘキサン中0〜30%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(2.2g、収率48%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.33(s、1H)、6.79(s、1H)、4.04(s、2H)、2.08−1.67(m、8H);19F NMR(282MHz、CDCl3)δ −73.9(s、1F);MS(ES+)m/z 358.1、360.1(M+1)。
ステップ4:6−ブロモ−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例6(ステップ4)および実施例2(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((1−トリフルオロメチル)シクロペンチル)−メトキシ)ピリジンに置き換えて、淡黄色固体として表題化合物を得た(0.59g、定量的収率)。MS(ES+)m/z 379.1、381.1(M+1)。
ステップ5:6−シクロプロピル−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、淡褐色固体として表題化合物を得た(0.36g、収率68%)。MS(ES+)m/z 341.3(M+1)。
ステップ6:N−(6−シクロプロピル−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)の合成
実施例36に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−シクロプロピル−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、塩化ジフルオロメタンスルホニルを塩化メタンスルホニルに置き換えて、オフホワイトの固体として表題化合物を得た(64mg、収率15%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.44(br s、1H)、7.43(s、1H)、6.89(s、1H)、4.16(s、2H)、2.95(s、3H)、1.97−1.63(m、9H)、0.91−0.82(m、2H)、0.69−0.62(m、2H);MS(ES−)m/z 417.3(M−1)。
実施例38
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドおよびN−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロブチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(実施例2、ステップ2)(0.19g、0.41mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.009g、0.004mmol)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジイソプロポキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(RuPhos、0.039g、0.083mmol)の混合物に、テトラヒドロフラン(4.1mL、2.05mmol)中の0.5Mのシクロブチル亜鉛臭化物溶液を添加した。反応混合物を、周囲温度で1時間攪拌し、1N 塩酸(5mL)で処理し、酢酸エチル(100mL)で希釈した。有機相をブライン(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。ろ液を真空濃縮し、残渣を逆相HPLCにより精製し、表題化合物を得た。最初に溶出した化合物、N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)のデータ、オフホワイトの固体として得た(0.018g、収率12%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.76(d、J=7.7Hz、1H)、6.45(dd、J=7.7、2.2Hz、1H)、6.36(d、J=2.0Hz、1H)、3.51(s、2H)、3.06(s、3H)、2.07−1.97(m、3H)、1.80−1.59(m、12H)、{NHは観察されず};MS(ES−)m/z 375.3(M−H)。二番目に溶出した化合物、N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロブチル−[1,2,4]トリアゾロ[[4,3−a]ピリジン−3−イル]メタンスルホンアミド)のデータ、ベージュ色の固体として得た(0.010g、収率6%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.57(s、1H)、6.33(s、1H)、3.66−3.51(m、1H)、3.49(s、2H)、3.07(s、3H)、2.42−2.28(m、2H)、2.13−1.99(m、7H)、1.82−1.56(m、12H);{NHは観察されず};MS(ES−)m/z 429.3(M−1)。
実施例39
N−(6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミド)の合成
ステップ1:メチル5−ブロモ−2−クロロイソニコチン酸塩の調製
メタノール(200mL)中、5−ブロモ−2−クロロイソニコチン酸(50.0g、211mmol)の溶液に、塩化チオニル(50mL)を0℃で添加した。反応物を周囲温度に温め、4時間還流した。周囲温度に冷却後、溶媒を真空濃縮した。残渣をジエチルエーテル(100mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mLを3回)、ブライン(50mLを3回)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空に置き、淡黄色の液体として表題化合物を得た(50.2g、収率95%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.55(s、1H)、7.59(s、1H)、3.93(s、1H);MS(ES+)m/z 249.5、251.4(M+1)。
ステップ2:(5−ブロモ−2−クロロピリジン−4−イル)メタノールの調製
テトラヒドロフラン(600mL)中のメチル5−ブロモ−2−クロロイソニコチン酸(50.2g、200mmol)の溶液に、テトラヒドロフラン(62.5mL、250mmol)中のメタノール(10.1mL、250mmol)および水素化ホウ素リチウムの4M溶液を0℃で添加した。反応溶液を周囲温度で4時間撹拌し、0℃でメタノール(200mL)をゆっくり添加することによりクエンチした。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、ブライン(100mLを3回)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、無色固体として表題化合物を得た(35.2g、収率79%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.45(s、1H)、7.48(s、1H)、5.79(t、J=5.4Hz、1H)、4.47(d、J=4.5Hz、2H);MS(ES+)m/z 222.1、224.2(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンの調製
無水テトラヒドロフラン(150mL)中の(5−ブロモ−2−クロロピリジン−4−イル)メタノール(6.49g、29.2mmol)の溶液に、N,Nジイソプロピルエチルアミン(12.7mL、72.9mmol)、塩化メタンスルホニル(4.5mL、58.0mmol)を0℃で添加した。反応混合物を同温度で1.5時間攪拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液と水(3:1比)の混合物で洗浄し(300mLを2回)、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮した。残渣を無水酢酸エチルと無水N、N−ジメチルホルムアミド(1:1比、80mL)の混合物に溶解し、その後、3,4−ジクロロフェノール(6.43g、39.4mmol)と炭酸カリウム(8.07g、58.4mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で17時間攪拌し、酢酸エチル(400mL)で希釈した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と水(3:1)の混合物で洗浄し(400mLを2回)、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮した。残渣をメタノール(70mL)中に粉砕し、無色固体として表題化合物を得た(9.03g、収率84%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.47(s、1H)、7.52(s、1H)、7.36(d、J=8.9Hz、1H)、7.08(d、J=2.9Hz、1H)、6.83(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.01(s、2H);MS(ES+)m/z 365.9、367.9、369.9(M+1)。
ステップ4:5−ブロモ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
無水1,4−ジオキサン(30mL)中の5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジン(2.03g、5.54mmol)の溶液に、ヒドラジン水和物(20mL)を添加した。反応混合物を21時間還流し、周囲温度に冷却し、激しく攪拌しながらゆっくりと水(200mL)を添加した。得られたスラリーを濾過し、固体を水(100mL)で洗浄し、無色固体として表題化合物を得た(1.86g、収率93%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.04(s、1H)、7.73(s、1H)、7.52(d、J=8.9Hz、1H)、7.30(d、J=2.9Hz、1H)、6.99(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、6.86(s、1H)、5.03(s、2H)、4.14(s、2H);MS(ES+)m/z 361.9、363.9、365.9(M+1)。
ステップ5:6−ブロモ−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、淡褐色固体として表題化合物を得た(2.84g、収率75%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.16(s、1H)、8.99(s、1H)、7.99(s、1H)、7.54(d、J=8.9Hz、1H)、7.42(d、J=2.9Hz、1H)、7.10(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.17(s、2H);MS(ES+)m/z 372.0、374.0、376.0(M+1)。
ステップ6:6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物に置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(0.28g、収率55%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.06(s、1H)、8.32(s、1H)、7.78(s、1H)、7.54(d、J=8.9Hz、1H)、7.45(d、J=2.9Hz、1H)、7.13(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.34(s、2H)、2.00−1.90(m、1H)、0.92−0.85(m、2H)、0.68−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 334.1、336.1(M+1)。
ステップ7:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(0.48g、1.40mmol)に置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.58g、収率97%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.85(s、1H)、7.82(s、1H)、7.55(d、J=8.9Hz、1H)、7.47(d、J=2.9Hz、1H)、7.14(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.37(s、2H)、2.04−1.95(m、1H)、0.94−0.88(m、2H)、0.79−0.74(m、2H);MS(ES+)m/z 412.0、414.0、416.0(M+1)。
ステップ8:N−(6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要な変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)−メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、粗物質をジクロロメタン中0〜10%のメタノールの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、次にジエチルエーテル中に粉砕して、無色固体として表題化合物を得た(0.016g、収率7%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.62(br s、1H)、7.57−7.45(m、4H)、7.13(dd、J=2.8、8.9Hz、1H)、5.31(s、2H)、2.68−2.61(m、1H)、1.95−1.86(m、1H)、0.95−0.82(m、6H)、0.70−0.65(m、2H);MS(ES−)m/z 451.2、453.2(M−1)。
実施例40
N−(6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要な変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.026g、収率12%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.71(br s、1H)、7.57−7.45(m、4H)、7.13(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.32(s、2H)、2.94(s、3H)、1.95−1.86(m、1H)、0.91−0.85(m、2H)、0.69−0.64(m、2H);MS(ES−)m/z 425.1、427.1(M−1)。
実施例41
N−(6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)アゼチジン−1−スルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをアゼチジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.038g、収率13%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.56(br s、1H)、7.57−7.46(m、4H)、7.14(dd、J=2.9、9.0Hz、1H)、5.32(s、2H)、3.66(t、J=7.5Hz、4H)、2.06−1.87(m、3H)、0.92−0.85(m、2H)、0.72−0.67(m、2H);MS(ES−)m/z 466.2、468.2(M−1)。
実施例42
N−(7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロ−4−((3−クロロ−5−(トリフルオロ−メトキシ)フェノキシ)メチル)ピリジンの調製
実施例39(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要な変更を行い、3,4−ジクロロフェノールを3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.17g、収率77%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.50(s、1H)、7.53(s、1H)、6.93−6.92(m、2H)、6.76(s、1H)、5.03(s、2H);MS(ES+)m/z 415.9、417.9、419.9(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−4−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)−メチル)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
実施例1(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要な変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)ピリジンに置き換えて、反応、無色固体として表題化合物を得た(1.04g、収率91%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.05(s、1H)、7.75(s、1H)、7.20−7.18(m、1H)、7.13(br s、1H)、7.03(br s、1H)、6.88(s、1H)、5.08(s、2H)、4.16(s、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.9(s、3F);MS(ES+)m/z 411.9、413.9、415.8(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)−メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.72g、収率68%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.17(s、1H)、9.00(s、1H)、8.05(s、1H)、7.31(s、1H)、7.17−7.15(m、2H)、5.21(s、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.9(s、3F);MS(ES+)m/z 422.0、424.0、426.0(M+1)。
ステップ4:7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)−フェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物に置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(0.43g、収率69%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.07(s、1H)、8.33(s、1H)、7.83(s、1H)、7.34−7.33(m、1H)、7.19(br s、1H)、7.13(br s、1H)、5.37(s、2H)、2.00−1.92(m、1H)、0.92−0.86(m、2H)、0.68−0.63(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.9(s、3F);MS(ES+)m/z 384.1、386.1(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.55g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.91(s、1H)、7.83(s、1H)、7.36−7.35(m、1H)、7.21(br s、1H)、7.14(br s、1H)、5.41(s、2H)、2.04−1.96(m、1H)、0.95−0.89(m、2H)、0.79−0.74(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.8(s、3F);MS(ES+)m/z 461.9、463.9、465.9(M+1)。
ステップ6:N−(7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.032g、収率15%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.61(br s、1H)、7.57−7.51(m、2H)、7.35−7.34(m、1H)、7.20−7.14(m、2H)、5.35(s、2H)、2.66−2.59(m、1H)、1.96−1.87(m、1H)、0.95−0.82(m、6H)、0.70−0.65(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.8(s、3F);MS(ES−)m/z 501.0、503.0(M−1)。
実施例43
N−(7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、粗物質を逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.16g、収率40%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.71(br s、1H)、7.57−7.50(m、2H)、7.35−7.34(m、1H)、7.20−7.14(m、2H)、5.35(s、2H)、2.94(s、3H)、1.96−1.87(m、1H)、0.92−0.85(m、2H)、0.69−0.64(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.8(s、3F);MS(ES−)m/z 475.0、477.0(M−1)。
実施例44
N−(7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド)の合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)−フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをアゼチジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.026g、収率15%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.58(br s、1H)、7.57(br s、2H)、7.36−7.34(m、1H)、7.20(br s、1H)、7.14(br s、1H)、5.35(s、2H)、3.66(t、J=7.4Hz、4H)、2.07−1.88(m、3H)、0.92−0.86(m、2H)、0.72−0.67(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.8(s、3F);MS(ES−)m/z 516.1、518.1(M−1)。
実施例45
N−(7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロ−4−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−フェノキシ)メチル)ピリジンの調製
実施例39(ステップ3)に記載の手順に従い、重要な変更を行い、3,4−ジクロロフェノールを4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.89g、収率86%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.62(s、1H)、7.75(s、1H)、7.65(d、J=8.9Hz、1H)、7.56(d、J=3.0Hz、1H)、7.40(dd、J=3.0、8.9Hz、1H)、5.23(s、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.4(s、3F);MS(ES+)m/z 399.9、401.9、403.9(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−4−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−2ヒドラジニルピリジンの調製
実施例39(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.68g、収率91%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.05(s、1H)、7.73(s、1H)、7.63(d、J=8.8Hz、1H)、7.41(d、J=3.0Hz、1H)、7.30(dd、J=3.0、8.8Hz、1H)、6.88(s、1H)、5.10(s、2H)、4.15(s、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.4(s、3F);MS(ES+)m/z 396.0、398.0、399.9(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの合成
実施例1(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(1.33g、収率77%)。MS(ES+)m/z 406.0、408.0、409.9(M+1)。
ステップ4:7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−フェノキシ)メチル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物に置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.82g、収率69%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.07(s、1H)、8.33(s、1H)、7.83(s、1H)、7.65(d、J=8.9Hz、1H)、7.56(d、J=2.9Hz、1H)、7.44(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.40(s、2H)、2.01−1.92(m、1H)、0.92−0.85(m、2H)、0.69−0.64(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.3(s、3F);MS(ES+)m/z 368.1、370.1(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、オレンジ色の固体として表題化合物を得た(0.98g、収率98%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.91(s、1H)、7.83(s、1H)、7.66(d、J=8.9Hz、1H)、7.58(d、J=2.9Hz、1H)、7.45(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.44(s、2H)、2.05−1.96(m、1H)、0.94−0.88(m、2H)、0.80−0.74(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.3(s、3F);MS(ES+)m/z 446.0、448.0、450.0(M+1)。
ステップ6:N−(7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]135リアゾール[4,3−a]135リアゾール−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例1、ステップ8に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.031g、収率11%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.71(br s、1H)、7.66(d、J=8.9Hz、1H)、7.57−7.51(m、3H)、7.44(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.38(s、2H)、2.94(s、3H)、1.96−1.87(m、1H)、0.91−0.85(m、2H)、0.70−0.65(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.3(s、3F);MS(ES+)m/z 461.0、463.0(M+1)。
実施例46
N−(7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、オフホワイトの固体として表題化合物を得た(0.84g、収率29%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ ・13.62(br s、1H)、7.66(d、J=8.8Hz、1H)、7.58−7.51(m、3H)、7.44(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.38(s、2H)、2.65−2.59(m、1H)、1.96−1.87(m、1H)、0.98−0.82(m、6H)、0.71−0.66(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.3(s、3F);MS(ES−)m/z 485.2、487.2(M−1)。
実施例47
N−(7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロ−4−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)ピリジンの調製
実施例39(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、3,4−ジクロロフェノールを3−クロロ−5−メチルフェノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.36g、収率78%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.60(s、1H)、7.65(s、1H)、6.97−6.96(m、1H)、6.88−6.87(m、2H)、5.11(s、2H)、2.25(s、3H);MS(ES+)m/z 346.0、348.0、350.0(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−4−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
実施例39(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.48g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.04(s、1H)、7.72(s、1H)、6.87−6.85(m、3H)、6.79(br s、1H)、4.99(s、2H)、4.14(s、2H)、2.25(s、3H);MS(ES+)m/z 342.0、344.0、346.0(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(0.95g、収率70%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.16(s、1H)、8.99(s、1H)、7.96(s、1H)、6.98−6.97(m、1H)、6.88−6.87(m、2H)、5.13(s、2H)、2.26(s、3H);MS(ES+)m/z 352.0、354.0、356.0(M+1)。
ステップ4:7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物に置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.58g、収率71%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.06(s、1H)、8.32(s、1H)、7.75(s、1H)、7.01−7.00(m、1H)、6.90(br s、1H)、6.86(br s、1H)、5.30(s、2H)、2.26(s、3H)、2.00−1.91(m、1H)、0.92−0.86(m、2H)、0.69−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 314.8(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、オレンジ色の固体として表題化合物を得た(0.89g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.83(s、2H)、7.02−7.01(m、1H)、6.92(s、1H)、6.87(s、1H)、5.34(s、2H)、2.26(s、3H)、2.05−1.96(m、1H)、0.95−0.89(m、2H)、0.80−0.74(m、2H);MS(ES+)m/z 392.0、394.0、396.0(M+1)。
ステップ6:N−(7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例1、ステップ8に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−メチル−フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製し、ジエチルエーテル(5mL)中に粉砕して、無色固体として表題化合物を得た(0.037g、収率13%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ・13.70(br s、1H)、7.51−7.49(m、2H)、7.01(s、1H)、6.91(s、1H)、6.87(s、1H)、5.28(s、2H)、2.94(s、3H)、2.26(s、3H)、1.96−1.87(m、1H)、0.92−0.85(m、2H)、0.70−0.64(m、2H);MS(ES−)m/z 405.2、407.2(M−1)。
実施例48
N−(7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.014g、収率5%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ13.62(br s、1H)、7.50−7.48(m、2H)、7.01(s、1H)、6.91(s、1H)、6.87(s、1H)、5.28(s、2H)、2.69−2.58(m、1H)、2.26(s、3H)、1.95−1.87(m、1H)、0.95−0.82(m、6H)、0.70−0.65(m、2H);MS(ES−)m/z 431.2、433.2(M−1)。
実施例49
N−(7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)−フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドを1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.10g、収率45%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.51(br s、1H)、7.56−7.51(m、2H)、7.35−7.34(m、1H)、7.20(s、1H)、7.14(s、1H)、5.34(s、2H)、1.96−1.87(m、1H)、1.41(s、3H)、1.20−1.17(m、2H)、0.92−0.86(m、2H)、0.70−0.65(m、4H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.8(s、3F);MS(ES−)m/z 515.2、517.2(M−1)。
実施例50
N−(6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンの調製
実施例39(ステップ3)に記載の手順に従い、重要ではない変更を行い、3,4−ジクロロフェノールを3,5−ジクロロフェノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(7.40g、収率69%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.64(s、1H)、7.74(s、1H)、7.28−7.26(m、2H)、7.24−7.22(m、1H)、5.22;MS(ES+)m/z 365.0、367.1(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−4−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジン
実施例39(ステップ4)に記載の手順に従い、重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(7.72g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.05(s、1H)、7.73(br、s、2H)、7.15(dd、J=1.7、1.7Hz、1H)、7.07(d、J=1.7Hz、2H)、6.88(br s、1H)、5.03(s、2H);MS(ES+)m/z 362.1、364.0、366.0(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(5.10g、収率64%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.21(s、1H)、9.03(s、1H)、8.05(s、1H)、7.26(d、J=1.7Hz、2H)、7.22(dd、J=1.7、1.7Hz、1H)、5.23(s、2H);MS(ES+)m/z 371.9、373.9、375.9(M+1)。
ステップ4:6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物に置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.76g、収率65%)。MS(ES+)m/z 334.2(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.66g、収率70%)。MS(ES+)m/z 412.1、414.1 (M+1)。
ステップ6:N−(6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドを1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.025g、収率9%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ13.51(br s、1H)、7.52−7.51(m、2H)、7.26−7.25(m、2H)、7.20−7.19(m、1H)、5.33(s、2H)、1.96−1.87(m、1H)、1.41(s、3H)、1.18−1.14(m、2H)、0.92−0.86(m、2H)、0.68−0.64(m、4H);MS(ES−)m/z 465.2、467.2(M−1)。
実施例51
N−(6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換えて、白色固体として表題化合物を得た(0.03g、収率10%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.75(s、1H)、7.58−7.55(m、2H)、7.30−7.30(m、2H)、7.24−7.23(m、1H)、5.37(s、2H)、2.98(s、3H)、1.99−1.91(m、1H)、0.95−0.89(m、2H)、0.73−0.67(m、2H);MS(ES+)m/z 427.0(M+1)。
実施例52
N−(6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミド)の合成
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、白色固体として表題化合物を得た(0.02g、収率20%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 13.70(br s、1H)、7.62−7.51(m、2H)、7.34−7.28(m、2H)、7.26−7.22(m、1H)、5.37(s、2H)、2.75−2.60(m、1H)、2.02−1.88(m、1H)、1.03−0.80(m、6H)、0.75−0.66(m、2H);MS(ES+)m/z 454.0(M+1)。
実施例53
N−(6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、1−アダマンタンメタノールを4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)−メタノールに置き換えて、黄色のゴムとして表題化合物を得た(6.86g、94%)。MS(ES+)m/z 320.07(M+1)。
ステップ2:3−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例1(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンを3−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色のゴムとして表題化合物を得た(5.62g、78%)。MS(ES+)m/z 336.0、338.0(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例1(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.74g、35%)。MS(ES)m/z:354.0、356.0(M+1)。
ステップ4:5−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
実施例1(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要な変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、黄色のゴムとして表題化合物を得た(0.67g、92%)。MS(ES+)m/z 350.1、352.0(M+1)。
ステップ5:6−ブロモ7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(0.24g、34%)。MS(ES+)m/z 360.1、362.1(M+1)。
ステップ6:6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、黄色固体として、表題化合物を得た(0.074g、83%)。MS(ES+)m/z 322.3(M+1)。
ステップ7:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例1(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.111g、65%)。MS(ES+)m/z 400.1、402.1(M+1)。
ステップ8:N−(6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例1(ステップ8)に記載の手順に従い、重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.020g、17%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.34(s、1H)、7.44(s、1H)、6.79(s、1H)、3.93(s、2H)、2.68−2.60(m、1H)、2.04−1.82(m、5H)、1.78−1.69(m、2H)、1.58−1.49(m、2H)、1.11(s、3H)、0.99−0.94(m、2H)、0.92−0.81(m、4H)、0.69−0.64(m、2H);MS(ES+)m/z 441.1(M+1)。
実施例54
N−(7−(シクロヘキシルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−(シクロヘキシルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの合成
実施例3(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(シクロヘキシルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例6、ステップ5)に置き換えて、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(0.76mg、収率43%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.66(s、1H)、6.63(s、1H)、6.10(s、2H)、3.85(d、J=5.4Hz、2H)、1.91−1.59(m、7H)、1.35−1.03(m、5H)、0.90−0.81(m、2H)、0.63−0.55(m、2H);MS(ES+)m/z 287.3(M+1)。
ステップ2:N−(7−(シクロヘキシルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例36に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−(シクロヘキシルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(0.055mg、収率23%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.33(br s、1H)、7.41(s、1H)、6.75(s、1H)、3.93(d、J=5.5Hz、2H)、2.94(s、3H)、1.93−1.59(m、7H)、1.37−1.02(m、5H)、0.93−0.84(m、2H)、0.70−0.62(m、2H);MS(ES−)m/z 363.3(M−1)。
実施例55
N−(6−ブロモ−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−メタンスルホンアミドの合成
ジクロロメタン(3mL)中の6−ブロモ−7−[(3,4−ジクロロフェノキシ)メチル]−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−アミン(53mg、0.136mmol、1.00当量)の懸濁液に、トリエチルアミン(0.047mL、0.3415mmol、2.5当量)を添加し、次に塩化メタンスルホニル(0.013mL、0.1639mmol、1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物のLCMS分析は、所望の生成物の形成を示した。溶媒を除去し、残渣をDMF(0.5mL)で希釈し、rHPLCにより精製し、白色粉末として所望の生成物を得た(6.5mg、10%)。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 8.23(s、1H)、7.70(s、1H)、7.58(d、J=8.6Hz、1H)、7.45(d、J=2.5Hz、1H)、7.13(dd、J=8.9、2.9Hz、1H)、5.14(s、2H)、2.98(s、3H)。m/z:466.9[M]+。
中間体6−ブロモ−7−[(3,4−ジクロロフェノキシ)メチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを以下のように調製した。
ステップ1:(5−ブロモ−2−クロロピリジン−4−イル)メタノールの調製
メタノール(20mL、494mmol、100質量%)中の5−ブロモ−2−クロロ−ピリジン−4−カルバルデヒド(A、100質量%)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(1.00当量、9.75mmol、100質量%)を添加した。反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物のLCMS分析は出発物質を示さず、所望の生成物の形成を示した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcとNH4Cl飽和水溶液とに分配して、酢酸エチルで3回抽出した。1つに合わせた有機層をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、白色固体として所望の生成物を得た。粗混合物を、さらに精製することなく次のステップで使用した。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 8.51(s、1H)、7.54(s、1H)、5.79(t、J=5.6Hz、1H)、4.52(d、J=4.8Hz、2H)。m/z:223.0[M−H]+。
ステップ2:5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンの調製
0℃で、酢酸エチル(10mL)中の(5−ブロモ−2−クロロ−4−ピリジル)メタノール(500mg、2.25mmol)の懸濁液に、トリエチルアミン(0.47mL、3.37mmol、1.50当量)を添加し、塩化メタンスルホニル(0.19mL、2.47mmol、1.10当量)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)で希釈し、次に、3,4−ジクロロフェノール(439mg、2.6970mmol、1.20当量)および炭酸カリウム(621mg、4.49mmol、2.00当量)を添加した。反応混合物を80℃に加熱し、一晩攪拌した。反応混合物のLCMS分析は、所望の生成物の形成を示した。反応混合物を水で希釈し、得られた沈殿物を濾過し、シリカゲル(0→20%のEtOAc/ヘプタン)で精製し、白色固体として所望の生成物を得た(658mg、80%)0。1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ 8.50(s、1H)、7.54(s、1H)、7.39(d、J=8.8Hz、1H)、7.11(d、J=2.8Hz、1H)、6.85(dd、J=8.8、2.9Hz、1H)、5.04(s、2H).m/z:368.0[M−H]+。
ステップ3:5−ブロモ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
エタノール(8mL)とヒドラジン一水和物(8mL)中の5−ブロモ−2−クロロ−4−[(3,4−ジクロロフェノキシ)メチル]ピリジン(175mg、0.476mmol)の懸濁液を70℃に16時間加熱した。反応混合物のLCMS分析は、所望の生成物の形成を示した。溶媒を部分的に除去し、残渣を濾過し、水で洗浄し、高真空下で乾燥させた。1H NMRは、所望の生成物と未反応の出発物質の混合物を示し、さらに精製することなく次のステップで使用した。m/z:223[M]+。
ステップ4:6−ブロモ7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−アミンの調製
2−プロパノール(5mL)中の[5−ブロモ−4−[(3,4−ジクロロフェノキシ)メチル]−2−ピリジル]ヒドラジン(245mg、0.674mmol)の懸濁液に、ジクロロメタン(0.22mL、0.674mmol、1.00当量)中の臭化シアン(3mol/L)を添加した。反応混合物を70℃に3時間加熱した。LCMS分析は、出発物質と所望の生成物の混合物を示した。ジクロロメタン中の(3.37mmol、5当量)より多くの臭化シアン(3mol/L)を添加し、反応混合物を70℃で15時間撹拌した。反応混合物のLCMS分析は出発物質は示さず、所望の生成物への完全な転換を示した。溶媒を除去し、残渣をシリカゲル(0→10%のMeOH/DCM)で精製し、淡黄色の固体(55mg、21%)として所望の生成物を得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ 8.52(s、1H)、7.69(s、1H)、7.57(d、J=8.7Hz、1H)、7.42(d、J=3.0Hz、1H)、7.11(dd、J=9.1、2.9Hz、1H)、6.51(br s、2H)、6.27(s、1H)、5.11(s、2H)。m/z:389.0[M−H]+。
実施例56
N−(7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンの調製
無水ジメチルスルホキシド(800mL)中の((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノール(87.6g、527mmol)の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(59.4g、529mmol)を、周囲温度で添加した。反応混合物を45分間撹拌し、無水ジメチルスルホキシド(100mL)中の3−ブロモ−4−クロロピリジン(101.3g、527mmol)の溶液を周囲温度で添加した。得られた混合物を3時間撹拌し、氷冷水(2L)に注いだ。形成された沈殿物を濾過し、水(2L)で洗浄し、ハウスバキューム下で乾燥させ、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(159g、収率94%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.55(s、1H)、8.35(d、J=5.6Hz、1H)、6.77(d、J=5.6Hz、1H)、3.60(s、2H)、2.04(s、3H)、1.82−1.65(m、12H);MS(ES+)m/z 322.1、324.1(M+1)。
ステップ2:4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドの調製
ジクロロメタン(325mL)中の4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン(50.0g、156mmol)の溶液に、周囲温度で10分間にわたって、m−クロロペルオキシ安息香酸(29.6g、171mmol)を分けて添加した。得られた反応混合物を2時間攪拌し、さらにm−クロロペルオキシ安息香酸の一部(10g、58mmol)を添加した。反応混合物をさらに1.5時間攪拌し続け、別のm−クロロペルオキシ安息香酸の一部(10g、58mmol)を添加した。このとき、全ての出発物質が消費された。反応物を0℃で1N水酸化ナトリウム水溶液(300mL)をゆっくり添加することによってクエンチし、ジエチルエーテル(200mL)で希釈した。反応混合物を0℃で0.5時間攪拌し、無色の沈殿物を形成した。固体を濾過し、水(2L)で洗浄し、ハウスバキューム下で乾燥させ、無色固体として表題化合物を得た(48.5g、収率94%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.35(d、J=2.2Hz、1H)、8.09(dd、J=7.2、2.2Hz、1H)、6.73(d、J=7.2Hz、1H)、3.58(s、2H)、2.09−1.99(m、3H)、1.82−1.64(m、12H);MS(ES+)m/z 338.1、340.1(M+1)。
ステップ3:4−((1S,3S)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンの調製
オキシ塩化リン(225mL)中の4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシド(50.0g、148mmol)の黄色溶液を3時間還流した。反応混合物を周囲温度に冷却し、真空濃縮した。残渣をトルエン(100mL)に溶解し、真空濃縮した。このステップを2回繰り返し、残りのオキシ塩化リンを除去した。残渣に0℃の水(約1L)を添加し、次に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(約300mL)を添加した。固体を濾過し、水(約1L)で洗浄し、ハウスバキューム下で乾燥させた。固体をトルエンから結晶化し、無色固体として表題化合物を得た(46.2g、収率88%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.78(s、1H)、3.60(s、2H)、2.08−2.01(m、3H)、1.85−1.64(m、12H);MS(ES+)m/z 356.0、358.0(M+1)。
ステップ4:4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンの調製
6つのマイクロ波バイアルに、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジン(3.55g、10mmol)、ジオキサン(6mL)およびヒドラジン一水和物(4mL)をそれぞれ添加した。各反応バイアルに蓋をし、160℃で3時間マイクロ波で別々に加熱した。各反応バイアルを氷冷水(約1L)に注ぎ、0.5時間攪拌した。固体を濾過し、水(約1L)で洗浄し、ハウスバキューム下で乾燥させ、無色固体として表題化合物を得た(19.5g、収率92%)。MS(ES+)m/z 354.1、352.1(M+1)。
ステップ5:7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
オルトギ酸トリエチル(100mL)中の4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン(19.5g、55.6mmol)の懸濁液を1時間還流した。反応混合物を0.5時間加熱すると透明な溶液になり、沈殿物を形成した。反応混合物を周囲温度に冷却し、固体を濾過した。残渣を冷たいジエチルエーテルで洗浄し、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(16.8g、収率84%)。MS(ES+)m/z 364.1、362.1(M+1)。
ステップ6:7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
1,4−ジオキサン(500mL)中の7−(((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(26.1g、72.2mmol)、シクロプロピルボロン酸(37.8、434mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(16.7g、14.5mmol)および三リン酸カリウム(61.2g、288mmol)の混合物を10分間脱気した。反応混合物を7時間還流し、熱いうちに、珪藻土のパッドに通して濾過し、熱いジオキサンで洗浄した。溶媒を濃縮し、残渣をシリカゲル(1kg)のパッドに通して流し、酢酸エチル(約4L)で洗浄し、非極性の不純物を除去し、ジクロロメタン中10%メタノールで溶出し、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(24.4g、収率64%)。MS(ES+)m/z 325.2、324.2(M+1)。
ステップ7:7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
ジクロロメタン(500mL)中の7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(24.4g、75.5mmol)の透明な淡黄色の溶液にN−ブロモスクシンイミド(14.8g、83.0mmol)を添加した。溶液を周囲温度で2.5時間撹拌し、有機層を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(100mLを3回)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mLを3回)、ブライン(300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮して乾固させた。残渣を酢酸エチルから結晶化し、淡黄色固体として表題化合物を得た(23.2g、収率78%)。MS(ES+)m/z 402.1、404.1(M+1)
ステップ8:N−(7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
すべての固体が溶解するまで、トルエン(21mL)およびジメチルスルホキシド(2mL)中のシクロプロパンスルホンアミド(1.52g、12.5mmol)を含むフラスコを攪拌した。これに、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(4.2g、10mmol)および炭酸セシウム(7.45g、22.9mmol)を添加した。反応懸濁液を周囲温度で5分間撹拌し、トランス−N、N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.44g、3.12mmol)を添加した。反応フラスコを5分間脱気し、窒素を充填した。
当該反応混合物に銅(I)トリフルオロメタンスルホナートベンゼン錯体(0.74g、1.56mmol)を添加し、フラスコを5分間脱気した。反応フラスコに窒素を充填し、反応混合物をさらに10分間、周囲温度で撹拌し続けた。反応混合物を、5時間還流し、周囲温度に冷却し、水酸化アンモニウム(40mL)およびトルエン(40mL)を添加した。反応混合物を20分間周囲温度で撹拌し、水層を分離した。有機層をトルエン(100mL)および6%のエチレンジアミン四酢酸ナトリウム水溶液(75mL)で希釈し、溶液を周囲温度で0.5時間撹拌した。有機層をメタノール(20mL)で希釈し、短いシリカカラムに通した。生成物をトルエン(300mL)中の10%メタノールで溶出した。濾液を沈殿するまで真空濃縮した。沈殿物を濾過し、無色固体として表題化合物を得た(3.90g、収率78%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.28(s、1H)、7.42(s、1H)、6.71(s、1H)、3.68(s、2H)、2.70−2.56(m、1H)、2.04−1.95(m、3H)、1.93−1.82(m、1H)、1.80−1.55(m、12H)、1.03−0.78(m、6H)、0.71−0.62(m、2H);MS(ES+)m/z 443.2(M+1)。
実施例57
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
無水エタノール(60mL)およびジクロロメタン(5mL)中の4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニル(実施例56、ステップ4)(1.04g、2.96mmol)の混合物に、臭化シアン(0.33g、3.0mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、15分間還流した。反応混合物を周囲温度に冷却後、臭化シアンの別の一部(0.063g、0.59mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、0.5時間還流した。反応混合物を周囲温度に冷却し、真空濃縮した。残渣をジエチルエーテル中で粉砕し、無色固体として表題化合物を得た(1.12g、定量的収率)。MS(ES+)m/z 377.1、379.1(M+1)。
ステップ2:N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
ジクロロメタン(13mL)中、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−アミン(0.25g、0.66mmol)およびトリエチルアミン(0.28mL、2.0mmol)の混合物に、塩化メタンスルホニル(0.08mL、1mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を周囲温度で0.5時間撹拌し、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液(15mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、1M水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を添加した。反応混合物を周囲温度で0.5時間攪拌し、1M塩酸でpH6に酸性化し、酢酸エチル(80mL)で希釈し、水(20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をジクロロメタン中0%〜5%のメタノールの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.09g、収率29%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.50(s、1H)、8.21(s、1H)、6.89(s、1H)、3.71(s、2H)、2.96(s、3H)、2.04−1.96(m、3H)、1.78−1.61(m、12H);MS(ES+)m/z 455.1、457.1(M+1)。
実施例58
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
マイクロ波バイアルに、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例57、ステップ1)(0.40g、1.1mmol)、シクロプロピルボロン酸(0.55g、6.4mmol)、三リン酸カリウム(0.90g、4.2mmol)および1,4−ジオキサン(7mL)を充填した。反応混合物を、アルゴンで10分間パージし、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.25g、0.22mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波で160℃で0.5時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、酢酸エチル(150mL)および飽和塩化アンモニウム水溶液(40mL)で希釈した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(50mLを2回)で抽出した。1つに合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過した。ろ液を真空濃縮した。残渣をジクロロメタン(2%トリエチルアミンを含む)中の10%メタノールで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色の固体として表題化合物を得た(0.24g、収率67%)。MS(ES+)m/z 339.3(M+1)。
ステップ2:N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例57(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.13g、収率27%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.85(s、1H)、7.50−7.45(m、1H)、6.36−6.33(m、1H)、3.56(s、2H)、3.07(s、3H)、2.09−2.01(m、3H)、1.94−1.64(m、13H)、1.01−0.91(m、2H)、0.68−0.59(m、2H);MS(ES+)m/z 417.3(M+1)。
実施例59
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)ピロリジン−1−スルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロパンスルホンアミドをピロリジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.13g、収率27%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.63(s、1H)、7.47(s、1H)、6.32(s、1H)、3.54(s、2H)、3.34−3.20(m、4H)、2.11−1.94(m、4H)、1.91−1.83(m、3H)、1.80−1.57(m、12H)、1.31−1.22(m、1H)、0.97−0.88(m、2H)、0.64−0.55(m、2H);MS(ES+)m/z 427.1(M+1)。
実施例60
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ビニル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロピルボロン酸(1.5当量)をビニルボロン酸ピナコールエステルに置き換え、三リン酸カリウムを2M炭酸ナトリウム水溶液(8.9mL)に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.40、定量的収率)。MS(ES+)m/z 310.2(M+1)。
ステップ2:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
メタノール(60mL)中の7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ビニル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(1.80g、5.80mmol)を脱気し、1気圧の水素ガスを充填した。反応混合物を3時間撹拌し、HPLCは、出発物質が消費されたことを示した。溶液を濾過し、真空濃縮し、7−(−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(1.0g、収率55%)を得た。MS(ES+)m/z 312.1(M+1)。
ステップ3:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.30g、収率75%)。MS(ES+)m/z 390.1、392.1(M+1)。
ステップ4:N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.001g、収率1%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.63(s、1H)、6.37(s、1H)、3.52(s、2H)、2.63−2.50(m、3H)、2.08−1.97(m、3H)、1.82−1.59(m、12H)、1.28−1.15(m、5H)、0.98−0.89(m、2H);MS(ES+)m/z 497(M+1)。
実施例61
N−(6−ブロモ−7−(シクロヘキシルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)の合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールをシクロヘキシルメタノールに置き換え、3−ブロモ−4−クロロピリジンを3−ブロモ−4−フルオロピリジンに置き換えて、油状物として表題化合物を得た(0.77g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.53(s、1H)、8.36−8.27(m、1H)、6.74(d、J=5.5Hz、1H)、3.84(d、J=5.9Hz、2H)、1.92−1.60(m、6H)、1.38−0.81(m、5H);MS(ES+)m/z 270.0、272.0(M+1)。
ステップ2:3−ブロモ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例56(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンを3−ブロモ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(3.49g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.53−8.30(m、1H)、8.10−8.04(m、1H)、6.71(d、J=7.3Hz、1H)、3.82(d、J=6.0Hz、2H)、1.93−1.63(m、6H)、1.37−0.97(m、5H);MS(ES+)m/z 286.0、288.0(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、油状物として表題化合物を得た(2.60g、収率70%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.30(s、1H)、6.77(s、1H)、3.83(d、J=6.1Hz、2H)、1.92−1.64(m、6H)、1.38−0.99(m、5H);MS(ES+)m/z 304.0、306.0(M+1)。
ステップ4:5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメトキシ)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
マイクロ波バイアルに、5−ブロモ−2−クロロ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジン(2.60g、8.54mmol)、1,4−ジオキサン(12mL)およびヒドラジン一水和物(8.3mL、170.8mmol)を添加し、バイアルを密封した。得られた混合物をマイクロ波反応器中で160℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mLを2回)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、無色固体として表題化合物を得た(1.74g、収率68%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.86(s、1H)、7.47(s、1H)、6.35(s、1H)、4.15(br s、2H)、3.79(d、J=6.1Hz、2H)、1.83−1.55(m、6H)、1.30−0.93(m、5H);MS(ES+)m/z 300.1、302.1(M+1)。
ステップ5:6−ブロモ−7−(シクロヘキシルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例57(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンに置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(2.04g、収率77%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.41(s、1H)、6.79(s、1H)、6.28(s、2H)、3.82(d、J=5.8Hz、2H)、1.83−1.53(m、6H)、1.29−0.91(m、5H);MS(ES+)m/z 325.1、327.1(M+1)。
ステップ6:N−(6−ブロモ−7−(シクロヘキシルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例57(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(シクロヘキシルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−アミンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.016g、収率3%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 11.16(br s、1H)、8.09(s、1H)、6.44(s、1H)、3.83(d、J=6.3Hz、2H)、3.07(s、3H)、1.95−1.65(m、6H)、1.40−1.01(m、5H);MS(ES+)m/z 403.0、405.0(M+1)。
実施例62
N−(7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−6−ビニル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ1)の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを(1−メチルシクロヘキシル)メタノールに置き換えて、無色油状物として表題化合物を得た(8.07g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.52(s、1H)、8.31(d、J=5.4Hz、1H)、6.74(d、J=5.5Hz、1H)、3.71(s、2H)、1.54−1.17(m、10 H)、1.05(s、3H);MS(ES+)m/z 284.2、286.2(M+1)。
ステップ2:3−ブロモ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例56(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンを3−ブロモ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(6.15g、収率72%)。MS(ES+)m/z 300.0、302.0(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(5.86g、収率65%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.29(s、1H)、6.77(s、1H)、3.72(s、2H)、1.57−1.26(m、10H)、1.06(s、3H);MS(ES+)m/z 318.0、320.0、322.0(M+1)。
ステップ4:5−ブロモ−2−ヒドラジニル−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例61(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−シクロヘキシルメトキシ)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(2.67g、収率94%)。MS(ES+)m/z 314.1、316.1(M+1)。
ステップ5:6−ブロモ−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例57(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−2−ヒドラジニル−4−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(2.07g、収率62%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.39(s、1H)、6.83(s、1H)、6.25(s、2H)、3.76(s、2H)、1.53−1.17(m、10H)、0.99(s、3H);MS(ES+)m/z 339.1、341.1(M+1)。
ステップ6:N−(6−ブロモ−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例57(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.17g、収率39%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 11.02(br s、1H)、8.10(s、1H)、6.45(s、1H)、3.72(s、2H)、3.07(s、3H)、1.59−1.22(m、10H)、1.07(s、3H);MS(ES+)m/z 417.0、419.0(M+1)。
ステップ7:N−(7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−6−ビニル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
無水トルエン(12mL)中のN−(6−ブロモ−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.17g、0.41mmol)およびトリブチル(ビニル)スタンナン(0.30mL、1.0mmol)の脱気した混合物をテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.094g、0.081mmol)で処理した。得られた混合物を窒素下で2時間還流した。反応混合物を真空濃縮し、残渣をヘキサン中に粉砕した。残渣をさらに、逆相HPLCにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.035g、収率24%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.87(br s、1H)、7.93(s、1H)、6.70(dd、J=17.7、11.1Hz、1H)、6.43(s、1H)、5.79(d、J=17.6Hz、1H)、5.40(d、J=11.2Hz、1H)、3.71(s、2H)、3.09(s、3H)、1.60−1.34(m、10H)、1.06(s、3H);MS(ES+)m/z 365.2(M+H)。
実施例63
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの合成
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロピルボロン酸を2−イソプロペニルボロン酸、ピナコールエステルに置き換えて、黄色がかった固体として表題化合物を得た(0.35g、収率78%)。m/z 339.3(M+1)。
ステップ2:N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例57(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、粗物質を逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.050g、収率28%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.40(br s、1H)、7.57(s、1H)、6.74(s、1H)、5.21(s、1H)、5.15(s、1H)、3.64(s、2H)、2.92(s、3H)、2.05(s、3H)、1.99−1.91(m、3H)、1.74−1.53(m、12H);MS(ES+)m/z 417.2(M+1)。
実施例64
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)モルホリン−4−スルホンアミドの合成
無水テトラヒドロフラン(20mL)中の4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン(実施例56、ステップ4)(0.56g、1.59mmol)の溶液を0℃で窒素下でクロロスルホニルイソシアネートで処理した(0.15mL、1.75mmol)。得られた混合物を0℃で1時間撹拌し、モルホリン(2.0mL、23mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物をテトラヒドロフラン(50mL)および酢酸エチル(80mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mLを2回)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮した。残渣を逆相HPLCにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.020g、収率2%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.34(br s、1H)、8.22(s、1H)、6.83(s、1H)、3.67(s、2H)、3.63−3.54(m、4H)、3.02−2.91(m、4H)、2.01−1.92(m、3H)、1.76−1.56(m、12H);MS(ES+)m/z 526.1、528.1(M+1)。
実施例65
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(2−メトキシピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
マイクロ波バイアル中、1,4−ジオキサン(12mL)中の7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例57、ステップ1)(0.68g、1.8mmol)、(2−メトキシピリジン−3−イル)ボロン酸(0.55g、3.6mmol)、2M炭酸ナトリウム水溶液(3.6mL、7.20mmol)の混合物を窒素で脱気した。当該反応混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.21g、0.18mmol)を添加した。マイクロ波管を密封し、130℃で50分間、マイクロ波で加熱した。反応混合物を酢酸エチル(50mL)、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、珪藻土のパッドに通して濾過し、真空濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(60mL)で溶解し、0℃で冷却し、2M水酸化ナトリウム水溶液(36.0mL、72.0mmol)および塩化メタンスルホニル(1.39mL、18.0mmol)で処理した。得られた混合物を2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(60mL)で希釈し、3M塩酸(75mL)、ブライン(50mLを2回)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。溶媒を真空濃縮して乾固させた。残渣を逆相HPLCにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.15g、収率17%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.46(br s、1H)、8.21(dd、J=5.1、1.9Hz、1H)、7.77(s、1H)、7.65(dd、J=7.2、1.9Hz、1H)、7.04(dd、J=7.2、5.1Hz、1H)、6.76(s、1H)、3.77(s、3H)、3.55(s、2H)、2.92(s、3H)、1.86−1.79(m、3H)、1.64−1.55(m、3H)、1.47−1.38(m、3H)、1.35−1.28(m、6H);MS(ES+)m/z 484.2(M+1)。
実施例66
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
窒素下で10%のパラジウム炭(50%湿潤粉末、0.35g、0.16mmol)を含むフラスコを、テトラヒドロフラン(30mL)、メタノール(30mL)および酢酸(2mL)中の7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例63、ステップ1)(0.35g、1.03mmol)の脱気した溶液で処理した。水素ガスを混合物に通して1分間泡立て、反応物を水素ガス下、1気圧で1.5時間撹拌した。反応混合物を窒素で脱気し、珪藻土のパッドに通して濾過した。濾液を真空濃縮し、油状物として表題化合物を得た(0.35g、定量的収率)。MS(ES+)m/z 341.3(M+1)。
ステップ2:N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例57(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.035g、収率8%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.59(s、1H)、6.38(s、1H)、3.53(s、2H)、3.07(s、3H)、2.09−1.99(m、3H)、1.84−1.61(m、13H)、1.23(s、6H)(注記:N−Hは観察されず)、MS(ES+)m/z 419.2(M+1)。
実施例67
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例58(ステップ1)に記載された手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロピルボロン酸を2−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2ジオキサボロランに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.54g、収率69%)。MS(ES+)m/z 365.3(M+1)。
ステップ2:N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例57(ステップ2)に記載された手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.020g、収率5%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.69(s、1H)、6.58−6.52(m、1H)、6.43(s、1H)、3.58(s、2H)、3.07(s、3H)、2.73−2.61(m、2H)、2.60−2.51(m、2H)、2.09−1.92(m、5H)、1.82−1.58(m、12H)(注記:N−Hは観察されず)、MS(ES+)m/z 443.2(M+1)。
実施例68
N−(6−シクロプロピル−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ1)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い(1s,3s)−アダマンタン1−イルメタノールを((トランス)−4−(トリフルオロメチル)−シクロヘキシル)メタノールに置き換え、粗物をヘキサン中の30%酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色油状物として表題化合物を得た(5.52g、収率55%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.53(s、1H)、8.31(d、J=5.6Hz、1H)、6.72(d、J=5.7Hz、1H)、3.85(d、J=6.2Hz、2H)、2.06−1.93(m、5H)、1.91−1.77(m、1H)、1.45−1.26(m、2H)、1.24−1.07(m、2H);MS(ES+)m/z 338.1、340.1(M+1)。
ステップ2:3−ブロモ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例56(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンを、3−ブロモ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(5.78g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.35−8.31(m、1H)、8.11−8.06(m、1H)、6.71(d、J=7.1Hz、1H)、3.86(d、J=6.1Hz、2H)、2.09−1.93(m、5H)、1.92−1.79(m、1H)、1.47−1.28(m、2H)、1.25−1.08(m、2H);MS(ES+)m/z 354.0、356.0(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ3)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを、3−ブロモ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た。(2.34g、収率63%)1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.31(s、1H)、6.76(s、1H)、3.88(d、J=6.1Hz、2H)、2.08−1.95(m、5H)、1.93−1.80(m、1H)、1.46−1.30(m、2H)、1.24−1.09(m、2H);MS(ES+)m/z 372.0、374.0、376.0(M+1)。
ステップ4:5−ブロモ−2−ヒドラジニル−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例61(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−(シクロヘキシルメトキシ)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.83g、収率79%)。MS(ES+)m/z 368.1、370.1(M+1)。
ステップ5:6−ブロモ−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例57(ステップ1)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−2−ヒドラジニル−4−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.51g、収率77%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.93(s、1H)、7.78(br s、2H)、7.18(s、1H)、4.05(d、J=6.0Hz、2H)、2.28−2.14(m、1H)、1.97−1.79(m、5H)、1.37−1.07(m、4H);MS(ES+)m/z 393.1、395.1(M+1)。
ステップ6:6−シクロプロピル−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例58(ステップ1)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.57g、収率42%)。MS(ES+)m/z 355.2(M+1)。
ステップ7:N−(6−シクロプロピル−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例57(ステップ2)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−シクロプロピル−7−(((トランス)−4−(トリフルオロメチル)−シクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.20g、収率29%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.28(br s、1H)、7.38(s、1H)、6.73(s、1H)、3.93(d、J=5.7Hz、2H)、2.91(s、3H)、2.31−2.14(m、1H)、1.95−1.77(m、6H)、1.63−1.09(m、4H)、0.91−0.82(m、2H)、0.66−0.58(m、2H);MS(ES+)m/z 433.19(M+1)。
実施例69
N−(6−シクロプロピル−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:6−シクロプロピル−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例58(ステップ1)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.088g、収率24%)。MS(ES+)m/z 301.2(M+1)。
ステップ2:N−(6−シクロプロピル−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例57(ステップ1)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−シクロプロピル−7−((1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、粗物質を逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.008g、収率8%)。H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.49(s、1H)、6.39(s、1H)、3.70(s、2H)、3.06(s、3H)、1.90−1.79(m、1H)、1.59−1.35(m、10H)、1.07(s、3H)、0.97−0.88(m、2H)、0.65−0.57(m、2H)(注記:N−Hスルホンアミドのピークは観察されず);MS(ES+)m/z 379.2(M+1)。
実施例70
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−3−フルオロアゼチジン−1−スルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドを3−フルオロアゼチジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.002g、収率1%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.70(br、s、1H)、8.07(s、1H)、7.63(s、1H)、5.34−5.03(m、1H)、4.20−3.90(m、4H)、3.53(s、2H)、2.64−2.50(m、2H)、2.10−1.92(m、3H)、1.84−1.52(m、12H)、1.28−1.18(m、3H);MS(ES+)m/z 464(M+1)。
実施例71
N−(6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミド)の合成
ステップ1:4−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンの調製
実施例56(ステップ1)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールをベンジルアルコールに置き換え、3−ブロモ−4−クロロピリジンを5−ブロモ−2,4−ジクロロピリジンに置き換えて、無色固体(として表題化合物を得た9.31g、収率78%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.46(s、1H)、7.49−4.38(m、5H)、5.36(s、2H);MS(ES+)m/z 298.1、300.1(M+1)。
ステップ2:4−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンの調製
実施例56(ステップ4)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを4−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(2.1g、収率53%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.03(s、1H)、7.83(br、s、1H)、7.59(br、s、1H)、7.49−4.36(m、5H)、6.97(s、1H)、6.54(br、s、1H)、5.19(s、2H);MS(ES+)m/z 296.1、294.1(M+1)。
ステップ3:7−(ベンジルオキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ5)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを4−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(4.26g、収率66%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.63(s、1H)、8.31(s、1H)、7.46−7.33(m、5H)、7.03(s、1H)、5.19(s、2H);MS(ES+)m/z 306.0、304.0(M+1)。
ステップ4:7−(ベンジルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ6)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジンを7−(ベンジルオキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.64g、収率80%)。MS(ES+)m/z 266.5(M+1)。
ステップ5:6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−オールの調製
メタノール(100mL)中の7−(ベンジルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(0.64mg、2.4mmol)の溶液に10%Pd/C(0.20g、0.19mmol)を添加した。反応フラスコを窒素で流し、1気圧で水素のバルーンを用いて充填した。反応混合物を周囲温度で16時間攪拌した。珪藻土のパッドに通して固体を濾過し、ろ液を真空濃縮して乾固させた。残渣をアセトニトリルから結晶化し、無色固体として表題化合物を得た(0.40g、収率95%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.79(s、1H)、8.04(s、1H)、6.71(s、1H)、1.90−1.78(m、1H)、0.89−0.79(m、2H)、0.66−0.47(m、2H);MS(ES+)m/z 176.3(M+1)。
ステップ6:6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中のスピロ[2.5]オクタン−6−イルメチルメタンスルホン酸(0.15g、0.69mmol)、6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−オール(0.12g、0.69mmol)および炭酸カリウム(0.095g、0.69mmol)の混合物を70℃に16時間加熱した。反応混合物を水(20mL)で処理し、酢酸エチル(20mLを2回)で抽出した。溶媒を真空濃縮し、残渣をヘキサン中の酢酸エチル、次に、ジクロロメタン中のメタノールで溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.17g、収率83%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.54(s、1H)、7.65(s、1H)、6.80(s、1H)、3.86(d、J=6.1Hz、2H)、1.94−1.66(m、6H)、1.37−1.24(m、2H)、0.96−0.83(m、4H)、0.62−0.48(m、2H)、0.28−0.11(m、4H);MS(ES+)m/z 298.2(M+1)。
ステップ7:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.12g、収率56%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.46(s、1H)、6.85(s、1H)、3.87(d、J=6.1Hz、2H)、2.04−1.63(m、5H)、1.39−1.11(m、3H)、1.00−0.81(m、4H)、0.66−0.55(m、2H)、0.30−0.05(m、4H);MS(ES+)m/z 378.1、376.1(M+1)。
ステップ8:N−(6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例56(ステップ8)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(スピロ[2.5]オクタン−6−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.015g、収率11%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.05(br s、1H)、7.91(s、1H)、6.98(s、1H)、4.00(d、J=6.1Hz、2H)、2.02−1.70(m、5H)、1.43−1.18(m、5H)、1.11−0.87(m、7H)、0.76−0.66(m、2H)、0.35−0.14(m、4H);MS(ES+)m/z 417.2(M+1)。
実施例72
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)エタンスルホンアミドの合成
実施例57(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、塩化メタンスルホニルを塩化エタンスルホニルに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.076g、収率20%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.91(s、1H)、7.50−7.46(m、1H)、6.34(s、1H)、3.56(s、2H)、3.20−3.10(m、2H)、2.10−2.01(m、3H)、1.94−1.65(m、13H)、1.44−1.34(m、3H)、1.00−0.91(m、2H)、0.68−0.59(m、2H);MS(ES+)m/z 431.2(M+1)。
実施例73
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−N’−メチル硫酸ジアミド)の合成
実施例57(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、塩化メタンスルホニルを塩化メチルスルファモイルに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.046g、収率12%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.83(br s、1H)、7.59(s、1H)、6.44(s、1H)、5.30−5.27(m、1H)、3.57(s、2H)、2.75(s、3H)、2.03(s、3H)、1.93−1.63(m、12H)、1.01−0.89(m、2H)、0.70−0.59(m、2H);MS(ES+)m/z 432.2(M+1)。
実施例74
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロパンスルホンアミドを1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.042g、収率19%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.15(s、1H)、7.42(s、1H)、6.69(s、1H)、3.67(s、2H)、2.00(s、3H)、1.94−1.82(m、1H)、1.79−1.60(m、12H)、1.42(s、3H)、1.26−1.17(m、2H)、0.96−0.86(m、2H)、0.74−0.62(m、4H);MS(ES+)m/z 457.3(M+1)。
実施例75
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロブタンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、シクロプロパンスルホンアミドを塩化シクロブタンスルホニルに置き換えて(PCT国際出願、2008112851)、無色固体として表題化合物を得た(0.033g、収率12%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.26(s、1H)、7.38(s、1H)、6.66(s、1H)、3.91−3.74(m、1H)、3.63(s、2H)、2.35−2.05(m、4H)、2.01−1.91(m、3H)、1.90−1.75(m、3H)、1.73−1.54(m、12H)、0.92−0.80(m、2H)、0.66−0.57(m、2H);MS(ES+)m/z 457.3(M+1)。
実施例76
N−(7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:4−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドの調製
実施例56(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(4.73g、2ステップで収率46%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.36(d、J=1.9Hz、1H)、8.12−8.09(m、1H)、6.76(d、J=7.4Hz、1H)、4.13(t、J=7.0Hz、2H)、1.98−1.52(m、17H)。
ステップ2:4−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンの調製
4−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン−1−オキシド(4.73g、13.4mmol)を、オキシ塩化リン(200mL、2.15mol)にゆっくりと溶解し、反応混合物を4.5時間還流した。反応混合物を周囲温度に冷却し、さらに16時間攪拌した。混合物を真空濃縮し、残渣をジクロロメタン(100mL)で希釈した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mLを2回)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をヘキサン中0〜100%の酢酸エチルの勾配で溶出したカラムクロマトグラフィーによって精製し、無色固体として表題化合物を得た(3.15g、収率63%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.80(s、1H)、4.14(t、J=7.0Hz、2H)、2.01−1.96(m、2H)、1.75−1.59(m、15H);MS(ES+)m/z 370.2、372.2(M+1)。
ステップ3:7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ4とステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを4−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.78g、2ステップで収率25%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.61(s、1H)、8.27(s、1H)、6.97(s、1H)、4.16(t、J=6.9Hz、2H)、2.01−1.96(m、2H)、1.76−1.60(m、15H)。
ステップ4:7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−aピリジン−3−アミンを7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.40g、収率57%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.55(s、1H)、7.62(s、1H)、6.90(s、1H)、4.14(t、J=6.7Hz、2H)、2.01−1.96(m、3H)、1.76−1.61(m、15H)、0.99−0.93(m、2H)、0.64−0.58(m、2H);MS(ES+)m/z 338.3(M+1)。
ステップ5:7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.50g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.47(s、1H)、6.86(s、1H)、4.14(t、J=6.7Hz、2H)、2.02−1.96(m、3H)、1.76−1.61(m、15H)、1.02−0.96(m、2H)、0.69−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 416.1、418.2(M+1)。
ステップ6:N−(7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
マイクロ波バイアルに7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(0.21g、0.49mmol)、炭酸セシウム(0.36g、1.1mmol)、メタンスルホンアミド(0.063g、0.67mmol)、トランス−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.027g、0.19mmol)および無水トルエン(5mL)を充填した。懸濁液を5分間アルゴンで脱気し、銅(I)トリフルオロメタンスルホナートベンゼン複合体(0.049g、0.098mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、110℃に16時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)に注ぎ、ジクロロメタン(30mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層を、5%のエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩水溶液(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮した。残渣を逆相HPLCにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.11g、収率50%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.35(br s、1H)、7.39(s、1H)、6.82(s、1H)、4.15(t、J=6.7Hz、2H)、2.94(s、3H)、1.93−1.81(m、4H)、1.70−1.58(m、14H)、0.90−0.84(m、2H)、0.68−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 431.2(M+1)。
実施例77
N−(7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例021(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.11g、収率47%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.27(br s、1H)、7.39(s、1H)、6.80(s、1H)、4.15(t、J=6.7Hz、2H)、2.68−2.60(m、1H)、1.93−1.81(m、4H)、1.70−1.58(m、14H)、0.99−0.79(m、6H)、0.69−0.64(m、2H);MS(ES+)m/z 457.2(M+1)。
実施例78
N−(7−((1r,3r,5r,7r)−アダマンタン−2−イルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:4−((1r,3r,5r,7r)−アダマンタン−2−イルオキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンの調製
実施例56(ステップ1〜ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールをアダマンタン−2−オールに置き換え、粗物質をヘキサン中0〜30%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(3.25g、3ステップで収率53%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.34(s、1H)、6.77(s、1H)、4.59−4.56(m、1H)、2.22−2.15(m、4H)、1.98−1.90(m、4H)、1.82−1.78(m、4H)、1.64−1.60(m、2H);MS(ES+)m/z 342.2、344.1(M+1)。
ステップ2:7−((1r,3r,5r,7r)−アダマンタン−2−イルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ4とステップ5)および実施例58(ステップ1)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを4−((1r,3r,5r,7r)−アダマンタン−2−イルオキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンに置き換え、粗物質をジクロロメタン中0〜30%のメタノールの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.76g、収率55%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.54(s、1H)、7.68(s、1H)、6.91(s、1H)、4.61−4.56(m、1H)、2.31−2.26(m、2H)、2.15−2.11(m、2H)、1.98−1.91(m、2H)、1.86−1.79(m、3H)、1.71−1.58(m、6H)、1.02−0.96(m、2H)、0.67−0.61(m、2H);MS(ES+)m/z 310.3(M+1)。
ステップ3:7−((1r,3r,5r,7r)−アダマンタン−2−イルオキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((1r,3r,5r,7r)−アダマンタン−2−イルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、粗物質をヘキサン中0〜100%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.67g、収率71%)。MS(ES+)m/z 388.2、390.2(M+1)。
ステップ4:N−(7−((1r,3r,5r,7r)−アダマンタン−2−イルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例021(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((1r,3r,5r,7r)−アダマンタン−2−イルオキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.19g、収率52%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.46(s、1H)、6.84(s、1H)、4.81−4.77(m、1H)、2.94(s、3H)、2.20−2.14(m、2H)、2.09−2.05(m、2H)、1.98−1.85(m、7H)、1.75−1.71(m、2H)、1.59−1.55(m、2H)、0.94−0.87(m、2H)、0.70−0.65(m、2H);MS(ES+)m/z 403.3(M+1)。
実施例79
N−(7−アダマンタン−2−イルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例021(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((1r,3r,5r,7r)−アダマンタン−2−イルオキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.056g、収率29%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.25(br s、1H)、7.45(s、1H)、6.81(s、1H)、4.80−4.76(m、1H)、2.67−2.59(m、1H)、2.18(br s、2H)、2.09−2.05(m、2H)、1.98−1.84(m、7H)、1.74(br s、2H)、1.59−1.55(m、2H)、0.99−0.80(m、6H)、0.71−0.66(m、2H);MS(ES+)m/z:429.3(M+1)。
実施例80
N−(6−シクロプロピル−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3ブロモ−4−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例56(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールをオクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(6.48g、(2ステップで収率64%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.36(s、1H)、8.11(d、J=7.3Hz、1H)、6.74(d、J=7.2Hz、1H)、3.98−3.74(m、2H)、2.54−2.14(m、5H)、1.69−1.61(m、7H)、1.54−1.47(m、3H);MS(ES+)m/z 338.1、340.2(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−2−クロロ−4−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例021(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)ピリジン1−オキシド(6.47g、19.1mmol)に置き換えて、固体として表題化合物を得た(4.03g、収率59%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.78(s、1H)、3.92−3.76(m、2H)、2.55−2.09(m、6H)、1.69−1.43(m、9H);MS(ES+)m/z 338.1、340.2(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ4とステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.09g、収率27%)。MS(ES+)m/z 362.2、364.2(M+1)。
ステップ4:6−シクロプロピル−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを、6−ブロモ−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.35g、収率39%)。MS(ES+)m/z 324.3(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.41g、収率94%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.50(s、1H)、6.85(s、1H)、3.91−3.74(m、2H)、2.57−2.13(m、5H)、2.04−1.89(m、2H)、1.73−1.60(m、9H)、1.03−0.95(m、2H)、0.70−0.65(m、2H);MS(ES+)m/z 402.2、404.2(M+1)。
ステップ6:N−(6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例021(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを、3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.021g、収率12%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.35(br s、1H)、7.41(s、1H)、6.73(s、1H)、3.94−3.82(m、2H)、2.93(s、3H)、2.23−2.10(m、3H)、1.93−1.80(m、2H)、1.70−1.37(m、9H)、1.27−1.20(m、2H)、0.92−0.82(m、2H)、0.71−0.62(m、2H);MS(ES+)m/z 417.3(M+1)。
実施例81
N−(6−シクロプロピル−7−(オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例021(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.071g、収率38%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.28(br s、1H)、7.43(s、1H)、6.73(s、1H)、3.96−3.80(m、2H)、2.31−2.06(m、4H)、1.92−1.81(m、1H)、1.77−1.30(m、10H)、1.11−1.01(m、1H)、1.00−0.79(m、7H)、0.74−0.64(m、2H);MS(ES+)m/z 443.3(M+1)。
実施例82
N−(6−シクロプロピル−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)アゼチジン−1−スルホンアミドの合成
実施例76(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(((2s,3aR,4S,7R,7aS)−オクタヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをアゼチジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として、表題化合物を得た(0.005g、収率5%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.48(s、1H)、6.72(s、1H)、3.98−3.81(m、2H)、3.67(t、J=7.5Hz、4H)、2.23−1.98(m、6H)、1.91−1.82(m、1H)、1.67−1.38(m、11H)、0.89−0.85(m、2H)、0.73−0.65(m、2H);MS(ES+)m/z 456.4(M+1)。
実施例83
N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例56(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(9.33g、収率77%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.34(d、J=2.1Hz、1H)、8.12−8.08(m、1H)、6.75(d、J=7.3Hz、1H)、3.90−3.81(m、2H)、2.59−2.50(m、1H)、2.17−2.09(m、1H)、1.95−1.73(m、5H)、1.46−1.38(m、2H)、1.25(s、3H)、0.89(s、3H)。
ステップ2:5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]−ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例021(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジン 1−オキシドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(6.68g、収率68%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.79(s、1H)、3.91−3.82(m、2H)、2.60−2.50(m、1H)、2.16−2.09(m、1H)、1.97−1.72(m、5H)、1.50−1.39(m、2H)、1.25(s、3H)、0.90(s、3H);MS(ES+)m/z 344.1、346.1(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
3つのマイクロ波バイアルに、5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]−ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジン(1.07g、3.09mmol)、無水1,4−ジオキサン(12mL)およびヒドラジン一水和物(6.00mL、124mmol)を添加した。各反応バイアルに蓋をし、マイクロ波で160℃で1時間加熱した。各反応のバイアルを、水(100mL)に注ぎ、水層を酢酸エチル(50mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣を無水エタノール(200mL)に溶解し、臭化シアン(1.25g、11.8mmol)と共に、周囲温度で72時間攪拌した。溶媒を真空濃縮した。残渣をジエチルエーテル中に粉砕し、無色固体として表題化合物を得た(2.17g、2ステップで収率62%)。MS(ES+)m/z 365.1、367.1(M+1)。
ステップ4:N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例58(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを、6−ブロモ−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.020g、2ステップで収率6%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.37(br s、1H)、7.40(s、1H)、6.75(s、1H)、3.98−3.88(m、2H)、2.93(s、3H)、2.12−2.05(m、1H)、1.96−1.67(m、7H)、1.55−1.41(m、2H)、1.22(s、3H)、0.91−0.84(m、5H)、0.67−0.62(m、2H);MS(ES+)m/z 405.2(M+1)。
実施例84
N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:6−ブロモ−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ4とステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを、5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジンに置き換え、オルトギ酸トリエチルをギ酸に置き換え、マイクロ波反応器中で180℃で11分間加熱して、無色固体として表題化合物を得た(0.87g、2ステップにわたって収率24%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.60(s、1H)、8.26(s、1H)、6.95(s、1H)、3.94−3.85(m、2H)、2.64−2.54(m、1H)、2.18−2.11(m、6H)、1.52−1.41(m、2H)、1.26(s、3H)、0.90(s、3H);MS(ES+)m/z 350.1、352.1(M+1)。
ステップ2:6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを、6−ブロモ−7−(((1S,2S,5S)−6,6ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.44g、収率57%)。MS(ES+)m/z 312.3(M+1)。
ステップ3:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを、6シクロプロピル7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.40gを収率72%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.49(s、1H)、6.87(s、1H)、3.93−3.83(m、2H)、2.62−2.53(m、1H)、2.18−2.11(m、1H)、1.99−1.75(m、6H)、1.51−1.42(m、2H)、1.25(s、3H)、1.03−0.97(m、2H)、0.90(s、3H)、0.69−0.64(m、2H);MS(ES+)m/z 390.1、392.2(M+1)。
ステップ4:N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]−ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例021(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを、3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.10g、収率72%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.29(br s、1H)、7.41(s、1H)、6.74(s、1H)、3.98(m、2H)、2.74−2.55(m、2H)、2.12−1.69(m、8H)、1.52−1.44(m、2H)、1.22(s、3H)、0.99−0.93(m、2H)、0.90−0.81(m、6H)、0.69−0.64(m、2H);MS(ES+)m/z 431.3(M+1)。
実施例85
N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)アゼチジン−1−スルホンアミドの合成
実施例021(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを、3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをアゼチジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.04g、収率14%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.21(br s、1H)、7.46(s、1H)、6.73(s、1H)、3.97−3.87(m、2H)、3.67(t、J=7.5Hz、4H)、2.15−1.66(m、10H)、1.55−1.42(m、2H)、1.22(s、3H)、0.87−0.83(m、5H)、0.73−0.62(m、2H);MS(ES+)m/z 446.3(M+1)。
実施例86
N−(6−シクロプロピル−7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]−ヘプタン−2−イル)オキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例56(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従って、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを、(1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(8.27g、2ステップで収率67%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.36(d、J=2.2Hz、1H)、8.10−8.07(m、1H)、6.63(d、J=7.3Hz、1H)、4.40−4.35(m、1H)、2.45−2.23(m、2H)、1.85−1.78(m、2H)、1.47−1.37(m、1H)、1.33−1.27(m、1H)、1.13−1.08(m、1H)、0.97(s、3H)、0.94(s、6H);MS(ES+)m/z 326.2、328.1(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ−[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)ピリジンの調製
実施例021(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(5.74g、収率66%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.64(s、1H)、4.43−4.38(m、1H)、2.48−2.26(m、2H)、1.82−1.78(m、2H)、1.46−1.36(m、1H)、1.29−1.22(m、1H)、1.12−1.07(m、1H)、0.96(s、6H)、0.94(s、3H);MS(ES+)m/z 344.1、346.1(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ−[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例028(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.05g、2ステップで収率35%)。MS(ES+)m/z 365.1、367.1(M+1)。
ステップ4:6−シクロプロピル−7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ−[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ−[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.57g、収率58%)。MS(ES+)m/z 327.2(M+1)。
ステップ5:N−(6−シクロプロピル7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例58(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを、6−シクロプロピル−7−(((1S,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.11g、収率16%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.43(s、1H)、6.73(s、1H)、4.52−4.49(m、2H)、2.94(s、3H)、2.62−2.55(m、1H)、2.24−2.15(m、1H)、1.92−1.72(m、3H)、1.41−1.13(m、3H)、0.98(s、3H)、0.93(s、3H)、0.90−0.86(m、5H)、0.68−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 405.2(M+1)。
実施例87
N−(6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(15.1g、収率93%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.30(s、1H)、6.76(s、1H)、3.85(d、J=6.1Hz、2H)、1.88−1.72(m、5H)、1.41−1.25(m、1H)、1.16−0.88(m、8H)。
ステップ2:5−ブロモ−2−クロロ−4−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ2とステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを、3−ブロモ−4−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(6.21g、収率59%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.32(s、1H)、6.79(s、1H)、3.87(d、J=6.1Hz、2H)、1.91−1.74(m、5H)、1.42−1.30(m、1H)、1.18−0.90(m、7H);MS(ES+)m/z 318.1、320.1、322.1(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例028(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−(((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビシクロ−[3.1.1]ヘプタン−2−イル)メトキシ)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.19g、2ステップで収率40%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.93(s、1H)、7.77(br s、2H)、7.19(s、1H)、4.06(d、J=6.0Hz、2H)、1.86−1.70(m、5H)、1.38−1.26(m、1H)、1.19−0.87(m、7H);MS(ES+)m/z 339.0、341.1(M+1)。
ステップ4:N−(6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例58(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、30%水酸化アンモニウム水溶液を1Mの水酸化ナトリウム水溶液に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.07g、収率6%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.52(br s、1H)、8.21(s、1H)、6.90(s、1H)、3.95(d、J=6.1Hz、2H)、2.96(s、3H)、1.85−1.70(m、5H)、1.36−1.27(m、1H)、1.18−0.87(m、7H);MS(ES+)m/z 417.0、419.0(M+1)。
実施例88
N−(6−シクロプロピル−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:6−シクロプロピル−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを、6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例032、ステップ3)に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.01g、収率63%)。MS(ES+)m/z 301.3(M+1)。
ステップ2:N−(6−シクロプロピル−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例58(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−シクロプロピル−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、30%の水酸化アンモニウム水溶液を1Mの水酸化ナトリウム水溶液に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.04g、収率15%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.42(br s、1H)、7.41(s、1H)、6.74(s、1H)、3.94(d、J=5.9Hz、2H)、2.94(s、3H)、1.90−1.70(m、6H)、1.38−1.26(m、1H)、1.01−0.87(m、9H)、0.69−0.63(m、2H);MS(ES−)m/z 379.2(M−1)。
実施例89
N−(6−(2−メトキシピリジン−3−イル)−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)の合成
ステップ1:6−(2−メトキシピリジン−3−イル)−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、シクロプロピルボロン酸を(2−メトキシピリジン−3−イル)ボロン酸に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.79g、収率73%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.24−8.21(m、1H)、7.95(s、1H)、7.68−7.65(m、1H)、7.09−7.05(m、1H)、6.74(s、1H)、6.18(br s、2H)、3.80−3.77(m、5H)、1.62−1.55(m、5H)、1.23−1.12(m、1H)、0.97−0.74(m、7H);MS(ES+)m/z 368.3(M+1)。
ステップ2:N−(6−(2−メトキシピリジン−3−イル)−7−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)メトキシ)[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)の調製
実施例58(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを、6−(2−メトキシピリジン−3−イル)−7−(トランス−4−メチル−シクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、30%水酸化アンモニウム水溶液を1Mの水酸化ナトリウム水溶液に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.07g、収率11%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.24−8.22(m、1H)、7.78(s、1H)、7.69−7.66(m、1H)、7.09−7.05(m、1H)、6.82(s、1H)、3.86(d、J=5.6Hz、2H)、3.80(s、3H)、2.95(s、3H)、1.62−1.51(m、5H)、1.23−1.09(m、1H)、0.99−0.81(m、7H);MS(ES+)m/z 446.2(M+1)。
実施例90
N−(6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ1)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールをスピロ[5.5]ウンデカン−3−オール(2.0g、12mmol)に置き換え、ヘキサン中0〜30%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーを使用して粗物質を精製して、無色固体として表題化合物を得た(2.19g、収率56%)。MS(ES+)m/z 324.2、326.2(M+1)。
ステップ2:3−ブロモ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジン1−オキシドの調製
ジクロロメタン(12mL)中の3−ブロモ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジン(2.19g、6.75mmol)の溶液に、3−クロロ過安息香酸(2.17g、約70%の純度、8.78mmol)を分けて添加した。混合物を周囲温度で2時間攪拌し、ジクロロメタン(100mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mLを3回)で洗浄した。有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をジエチルエーテル中に粉砕し、無色固体として表題化合物を得た(2.05g、89%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.40(d、J=2.0Hz、1H)、8.16(dd、J=2.0、7.3Hz、1H)、6.79(d、J=7.3Hz、1H)、4.46−4.37(m、1H)、1.92−1.59(m、7H)、1.50−1.21(m、9H);MS(ES+)m/z 340.2、342.2(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジンの調製
実施例021(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを、3−ブロモ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジン1−オキシド(2.05g、6.02mmol)に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.32g、収率61%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.33(s、1H)、6.78(s、1H)、4.49−4.39(m、1H)、1.92−1.62(m、6H)、1.50−1.23(m、12H);MS(ES+)m/z 358.1、360.1(M+1)。
ステップ4:6−ブロモ−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ4とステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.40g、2ステップで55%)。MS(ES+)m/z 364.2、366.2(M+1)。
ステップ5:6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.22g、収率77%)。MS(ES+)m/z 326.3(M+1)。
ステップ6:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(0.14g、0.43mmol)に置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.13g、収率76%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.51(s、1H)、6.84(s、1H)、4.48−4.41(m、1H)、2.01−1.72(m、6H)、1.71−1.59(m、2H)、1.43−1.26(m、11H)、1.01−0.95(m、2H)、0.68−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 404.2、406.2(M+1)。
ステップ7:N−(6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例021(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(スピロ[5.5]ウンデカン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.036g、収率51%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.45(s、1H)、6.81(s、1H)、4.72−4.62(m、1H)、2.71−2.56(m、1H)、1.94−1.74(m、3H)、1.74−1.60(m、2H)、1.60−1.47(m、2H)、1.46−1.21(m、12H)、1.01−0.92(m.2H)、0.92−0.78(m、4H)、0.71−0.63(m、2H);MS(ES−)m/z 443.3(M−1)。
実施例91
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1,1−ジフルオロメタンスルホンアミドの合成
無水テトラヒドロフラン(5mL)中の7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミン(実施例58、ステップ1)(0.34g、1.0mmol)とトリエチルアミン(0.84mL、6.0mmol)の混合物に、塩化ジフルオロメタンスルホニル(0.45g、3.0mmol)を0℃で添加した。反応混合物を周囲温度に温め、5時間撹拌した。1N水酸化ナトリウム(10mL)、およびメタノール(2mL)を添加し、反応混合物を16時間撹拌し続けた。反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、1N塩酸でpH2〜3に調整した。有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、残渣を逆相HPLCによって精製し、オフホワイトの固体として表題化合物を得た(0.041g、収率9%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.59(s、1H)、6.91(s、1H)、6.75(t、JH−F=53.8Hz、1H)、3.74(s、2H)、2.05−1.87(m、4H)、1.80−1.60(m、12H)、0.99−0.90(m、2H)、0.74−0.67(m、2H)、{NHは観察されず};MS(ES−)m/z 451.3(M−1)。
実施例92
N−(6−シクロプロピル−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:(1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メタノールの調製
テトラヒドロフラン(200mL)中の水素化アルミニウムリチウム(2.08g、54.9モル)の懸濁液に、1−トリフルオロメチルシクロペンタンカルボン酸(5.0g、28mmol)を0℃で添加した。反応混合物を周囲温度に温め、16時間撹拌した。反応混合物に水(2.1mL)を0℃で滴下し、10分間攪拌した。15%の水酸化ナトリウム(2.1mL)をゆっくりと添加し、次に水(6.1mL)を添加した。反応混合物を周囲温度で攪拌し、無色の懸濁液を形成した。反応混合物はジエチルエーテル(200mL)で希釈し、有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、無色油として表題化合物を得た(3.94g、収率85%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 3.61(s、2H)、1.89−1.57(m、9H);19F NMR(282MHz、CDCl3)δ −73.0(s、1F)。
ステップ2:3−ブロモ−4−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例56(ステップ1とステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(4.40g、2ステップで収率55%)。MS(ES+)m/z 340.1、342.1(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)−メトキシ)ピリジンの調製
実施例021(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換え、ヘキサン中0〜30%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、無色固体として表題化合物を得た(2.2g、収率48%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.33(s、1H)、6.79(s、1H)、4.04(s、2H)、2.08−1.67(m、8H);19F NMR(282MHz、CDCl3)δ −73.9(s、1F);MS(ES+)m/z 358.1、360.1(M+1)。
ステップ4:6−ブロモ−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例61(ステップ4)および実施例57(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−シクロヘキシルメトキシ)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((1−トリフルオロメチル)シクロペンチル)−メトキシ)ピリジンに置き換えて、淡黄色固体として表題化合物を得て(0.59g、定量的収率)、さらに精製せずに使用した。MS(ES+)m/z 379.1、381.1(M+1)。
ステップ5:6−シクロプロピル−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例58(ステップ1)の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(0.36g、収率68%)。MS(ES+)m/z 341.3(M+1)。
ステップ6:N−(6−シクロプロピル−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例036に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−シクロプロピル−7−((1−(トリフルオロメチル)シクロペンチル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換え、塩化ジフルオロメタンスルホニルを塩化メタンスルホニルに置き換えて、オフホワイトの固体として表題化合物を得た(64mg、収率15%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.44(br s、1H)、7.43(s、1H)、6.89(s、1H)、4.16(s、2H)、2.95(s、3H)、1.97−1.63(m、9H)、0.91−0.82(m、2H)、0.69−0.62(m、2H);MS(ES−)m/z 417.3(M−1)。
実施例93
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドおよびN−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロブチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(実施例57、ステップ2)(0.19g、0.41mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.009g、0.004mmol)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジイソプロポキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(RuPhos、0.039g、0.083mmol)の混合物に、テトラヒドロフラン(4.1mL、2.05mmol)中シクロブチル亜鉛臭化物の0.5M溶液を添加した。反応混合物を、周囲温度で1時間攪拌し、1N塩酸(5mL)で処理し、酢酸エチル(100mL)で希釈した。有機相をブライン(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。ろ液を真空濃縮し、残渣を逆相HPLCにより精製し、表題化合物を得た。最初に溶出した化合物、オフホワイトの固体として得られた(0.018g、収率12%)、N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)のデータ。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.76(d、J=7.7Hz、1H)、6.45(dd、J=7.7、2.2Hz、1H)、6.36(d、J=2.0Hz、1H)、3.51(s、2H)、3.06(s、3H)、2.07−1.97(m、3H)、1.80−1.59(m、12H)、{NHは観察せず};MS(ES−)m/z 375.3(M−H)。2番目に溶出した化合物、ベージュ色の固体として得られた(0.010g、収率6%)、N−(7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロブチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドのデータ:1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.57(s、1H)、6.33(s、1H)、3.66−3.51(m、1H)、3.49(s、2H)、3.07(s、3H)、2.42−2.28(m、2H)、2.13−1.99(m、7H)、1.82−1.56(m、12H);{NHは観察されず};MS(ES−)m/z 429.3(M−1)。
実施例94
N−(6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミド)の合成
ステップ1:メチル5−ブロモ−2−クロロイソニコチン酸塩の調製
メタノール(200mL)中、5−ブロモ−2−クロロイソニコチン酸(50.0g、211mmol)の溶液に、塩化チオニル(50mL)を0℃で添加した。反応物を周囲温度に温め、4時間還流した。周囲温度に冷却後、溶媒を真空濃縮した。残渣をジエチルエーテル(100mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mLを3回)、ブライン(50mLを3回)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、淡黄色の固体として表題化合物を得た(50.2g、収率95%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.55(s、1H)、7.59(s、1H)、3.93(s、1H);MS(ES+)m/z 249.5、251.4(M+1)。
ステップ2:(5−ブロモ−2−クロロピリジン−4−イル)メタノールの調製
テトラヒドロフラン(600mL)中のメチル5−ブロモ−2−クロロイソニコチン酸(50.2g、200mmol)の溶液に、テトラヒドロフラン(62.5mL、250mmol)中のメタノール(10.1mL、250mmol)および水素化ホウ素リチウムの4M溶液を0℃で添加した。反応溶液を周囲温度で4時間撹拌し、0℃でメタノール(200mL)をゆっくり添加することによりクエンチした。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、ブライン(100mLを3回)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、無色固体として表題化合物を得た(35.2g、収率79%)。H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.45(s、1H)、7.48(s、1H)、5.79(t、J=5.4Hz、1H)、4.47(d、J=4.5Hz、2H);MS(ES+)m/z 222.1、224.2(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンの調製
無水テトラヒドロフラン(150mL)中の(5−ブロモ−2−クロロピリジン−4−イル)メタノール(6.49g、29.2mmol)の溶液にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(12.7mL、72.9mmol)、塩化メタンスルホニル(4.5mL、58.0mmol)を0℃で添加した。反応混合物を同温度で1.5時間攪拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液と水(3:1比)の混合物で洗浄し(300mLを2回)、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮した。残渣を無水酢酸エチルおよびN、N−ジメチルホルムアミド(1:1比、80mL)の混合物に溶解し、3,4−ジクロロフェノール(6.43g、39.4mmol)と炭酸カリウム(8.07g、58.4mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で17時間攪拌し、酢酸エチル(400mL)で希釈した。有機層を飽和炭酸水素アンモニウム水溶液と水(3:1比)の混合物で洗浄し(400mLを2回)、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮した。残渣をメタノール(70mL)中に粉砕し、無色固体として表題化合物を得た(9.03g、収率84%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.47(s、1H)、7.52(s、1H)、7.36(d、J=8.9Hz、1H)、7.08(d、J=2.9Hz、1H)、6.83(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.01(s、2H);MS(ES+)m/z 365.9、367.9、369.9(M+1)。
ステップ4:5−ブロモ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
無水1,4−ジオキサン(30mL)中の5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジン(2.03g、5.54mmol)の溶液に、ヒドラジン水和物(20mL)を添加した。反応混合物を21時間還流し、周囲温度に冷却し、激しく攪拌しながらゆっくりと水(200mL)を添加した。得られたスラリーを濾過し、固体を水(100mL)で洗浄し、無色固体として表題化合物を得た(1.86g、収率93%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.04(s、1H)、7.73(s、1H)、7.52(d、J=8.9Hz、1H)、7.30(d、J=2.9Hz、1H)、6.99(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、6.86(s、1H)、5.03(s、2H)、4.14(s、2H);MS(ES+)m/z 361.9、363.9、365.9(M+1)。
ステップ5:6−ブロモ−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、淡褐色固体として表題化合物を得た(2.84g、収率75%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.16(s、1H)、8.99(s、1H)、7.99(s、1H)、7.54(d、J=8.9Hz、1H)、7.42(d、J=2.9Hz、1H)、7.10(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.17(s、2H);MS(ES+)m/z 372.0、374.0、376.0(M+1)。
ステップ6:6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジンに置き換え、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)をビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)二塩化物に置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(0.28g、収率55%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.06(s、1H)、8.32(s、1H)、7.78(s、1H)、7.54(d、J=8.9Hz、1H)、7.45(d、J=2.9Hz、1H)、7.13(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.34(s、2H)、2.00−1.90(m、1H)、0.92−0.85(m、2H)、0.68−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 334.1、336.1(M+1)。
ステップ7:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(0.48g、1.40mmol)に置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.58g、収率97%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.85(s、1H)、7.82(s、1H)、7.55(d、J=8.9Hz、1H)、7.47(d、J=2.9Hz、1H)、7.14(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.37(s、2H)、2.04−1.95(m、1H)、0.94−0.88(m、2H)、0.79−0.74(m、2H);MS(ES+)m/z 412.0、414.0、416.0(M+1)。
ステップ8:N−(6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミド)の合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、粗物質をジクロロメタン中0〜10%のメタノールの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、次にジエチルエーテル中に粉砕し、無色固体として表題化合物を得た(0.016g、収率7%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.62(br s、1H)、7.57−7.45(m、4H)、7.13(dd、J=2.8、8.9Hz、1H)、5.31(s、2H)、2.68−2.61(m、1H)、1.95−1.86(m、1H)、0.95−0.82(m、6H)、0.70−0.65(m、2H);MS(ES−)m/z 451.2、453.2(M−1)。
実施例95
N−(6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.026g、収率12%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.71(br s、1H)、7.57−7.45(m、4H)、7.13(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.32(s、2H)、2.94(s、3H)、1.95−1.86(m、1H)、0.91−0.85(m、2H)、0.69−0.64(m、2H);MS(ES−)m/z 425.1、427.1(M−1)。
実施例96
N−(6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)アゼチジン−1−スルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをアゼチジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.038g、収率13%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.56(br s、1H)、7.57−7.46(m、4H)、7.14(dd、J=2.9、9.0Hz、1H)、5.32(s、2H)、3.66(t、J=7.5Hz、4H)、2.06−1.87(m、3H)、0.92−0.85(m、2H)、0.72−0.67(m、2H);MS(ES−)m/z 466.2、468.2(M−1)。
実施例97
N−(7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロ−4−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)−フェノキシ)メチル)ピリジンの調製
実施例39(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、3,4−ジクロロフェノールを3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.17g、収率77%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.50(s、1H)、7.53(s、1H)、6.93−6.92(m、2H)、6.76(s、1H)、5.03(s、2H);MS(ES+)m/z 415.9、417.9、419.9(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−4−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)−メチル)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
実施例56(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.04g、収率91%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.05(s、1H)、7.75(s、1H)、7.20−7.18(m、1H)、7.13(br s、1H)、7.03(br s、1H)、6.88(s、1H)、5.08(s、2H)、4.16(s、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ−56.9(s、3F);MS(ES+)m/z 411.9、413.9、415.8(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.72g、収率68%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.17(s、1H)、9.00(s、1H)、8.05(s、1H)、7.31(s、1H)、7.17−7.15(m、2H)、5.21(s、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.9(s、3F);MS(ES+)m/z 422.0、424.0、426.0(M+1)。
ステップ4:7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)−フェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物に置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(0.43g、収率69%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.07(s、1H)、8.33(s、1H)、7.83(s、1H)、7.34−7.33(m、1H)、7.19(br s、1H)、7.13(br s、1H)、5.37(s、2H)、2.00−1.92(m、1H)、0.92−0.86(m、2H)、0.68−0.63(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.9(s、3F);MS(ES+)m/z 384.1、386.1(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.55g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.91(s、1H)、7.83(s、1H)、7.36−7.35(m、1H)、7.21(br s、1H)、7.14(br s、1H)、5.41(s、2H)、2.04−1.96(m、1H)、0.95−0.89(m、2H)、0.79−0.74(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.8(s、3F);MS(ES+)m/z 461.9、463.9、465.9(M+1)。
ステップ6:N−(7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.032g、収率15%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.61(br s、1H)、7.57−7.51(m、2H)、7.35−7.34(m、1H)、7.20−7.14(m、2H)、5.35(s、2H)、2.66−2.59(m、1H)、1.96−1.87(m、1H)、0.95−0.82(m、6H)、0.70−0.65(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.8(s、3F);MS(ES−)m/z 501.0、503.0(M−1)。
実施例98
N−(7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.16g、収率40%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.71(br s、1H)、7.57−7.50(m、2H)、7.35−7.34(m、1H)、7.20−7.14(m、2H)、5.35(s、2H)、2.94(s、3H)、1.96−1.87(m、1H)、0.92−0.85(m、2H)、0.69−0.64(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.8(s、3F);MS(ES−)m/z 475.0、477.0(M−1)。
実施例99
N−(7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)アゼチジン−1−スルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをアゼチジン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.026g、収率15%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.58(br s、1H)、7.57(br s、2H)、7.36−7.34(m、1H)、7.20(br s、1H)、7.14(br s、1H)、5.35(s、2H)、3.66(t、J=7.4Hz、4H)、2.07−1.88(m、3H)、0.92−0.86(m、2H)、0.72−0.67(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.8(s、3F);MS(ES−)m/z 516.1、518.1(M−1)。
実施例100
N−(7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロ−4−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−フェノキシ)メチル)ピリジンの調製
実施例39(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、3,4−ジクロロフェノールを4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.89g、収率86%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.62(s、1H)、7.75(s、1H)、7.65(d、J=8.9Hz、1H)、7.56(d、J=3.0Hz、1H)、7.40(dd、J=3.0、8.9Hz、1H)、5.23(s、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.4(s、3F);MS(ES+)m/z 399.9、401.9、403.9(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−4−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−2ヒドラジニルピリジンの調製
実施例039(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.68g、収率91%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.05(s、1H)、7.73(s、1H)、7.63(d、J=8.8Hz、1H)、7.41(d、J=3.0Hz、1H)、7.30(dd、J=3.0、8.8Hz、1H)、6.88(s、1H)、5.10(s、2H)、4.15(s、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.4(s、3F);MS(ES+)m/z 396.0、398.0、399.9(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの合成
実施例56(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、淡褐色の固体として表題化合物を得た(1.33g、収率77%)。MS(ES+)m/z 406.0、408.0、409.9(M+1)。
ステップ4:7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−フェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物に置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.82g、収率69%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.07(s、1H)、8.33(s、1H)、7.83(s、1H)、7.65(d、J=8.9Hz、1H)、7.56(d、J=2.9Hz、1H)、7.44(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.40(s、2H)、2.01−1.92(m、1H)、0.92−0.85(m、2H)、0.69−0.64(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.3(s、3F);MS(ES+)m/z 368.1、370.1(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、オレンジ色固体として表題化合物を得た(0.98g、収率98%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.91(s、1H)、7.83(s、1H)、7.66(d、J=8.9Hz、1H)、7.58(d、J=2.9Hz、1H)、7.45(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.44(s、2H)、2.05−1.96(m、1H)、0.94−0.88(m、2H)、0.80−0.74(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.3(s、3F);MS(ES+)m/z 446.0、448.0、450.0(M+1)。
ステップ6:N−(7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]216リアゾール[4,3−a]216リアゾール−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.031g、収率11%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.71(br s、1H)、7.66(d、J=8.9Hz、1H)、7.57−7.51(m、3H)、7.44(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.38(s、2H)、2.94(s、3H)、1.96−1.87(m、1H)、0.91−0.85(m、2H)、0.70−0.65(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.3(s、3F);MS(ES+)m/z 461.0、463.0(M+1)。
実施例101
N−(7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、オフホワイトの固体として表題化合物を得た(0.84g、収率29%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.62(br s、1H)、7.66(d、J=8.8Hz、1H)、7.58−7.51(m、3H)、7.44(dd、J=2.9、8.9Hz、1H)、5.38(s、2H)、2.65−2.59(m、1H)、1.96−1.87(m、1H)、0.98−0.82(m、6H)、0.71−0.66(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −61.3(s、3F);MS(ES−)m/z 485.2、487.2(M−1)。
実施例102
N−(7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロ−4−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)ピリジンの調製
実施例039(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、3,4−ジクロロフェノールを3−クロロ−5−メチルフェノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.36g、収率78%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.60(s、1H)、7.65(s、1H)、6.97−6.96(m、1H)、6.88−6.87(m、2H)、5.11(s、2H)、2.25(s、3H);MS(ES+)m/z 346.0、348.0、350.0(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−4−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
実施例039(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(1.48g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.04(s、1H)、7.72(s、1H)、6.87−6.85(m、3H)、6.79(br s、1H)、4.99(s、2H)、4.14(s、2H)、2.25(s、3H);MS(ES+)m/z 342.0、344.0、346.0(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、淡褐色固体として表題化合物を得た(0.95g、収率70%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.16(s、1H)、8.99(s、1H)、7.96(s、1H)、6.98−6.97(m、1H)、6.88−6.87(m、2H)、5.13(s、2H)、2.26(s、3H);MS(ES+)m/z 352.0、354.0、356.0(M+1)。
ステップ4:7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物に置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.58g、収率71%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.06(s、1H)、8.32(s、1H)、7.75(s、1H)、7.01−7.00(m、1H)、6.90(br s、1H)、6.86(br s、1H)、5.30(s、2H)、2.26(s、3H)、2.00−1.91(m、1H)、0.92−0.86(m、2H)、0.69−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 314.8(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、オレンジ色固体として表題化合物を得た(0.89g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.83(s、2H)、7.02−7.01(m、1H)、6.92(s、1H)、6.87(s、1H)、5.34(s、2H)、2.26(s、3H)、2.05−1.96(m、1H)、0.95−0.89(m、2H)、0.80−0.74(m、2H);MS(ES+)m/z 392.0、394.0、396.0(M+1)。
ステップ6:N−(7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、ジエチルエーテル(5mL)中に粉砕し、無色固体として表題化合物を得た(0.037g、収率13%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.70(br s、1H)、7.51−7.49(m、2H)、7.01(s、1H)、6.91(s、1H)、6.87(s、1H)、5.28(s、2H)、2.94(s、3H)、2.26(s、3H)、1.96−1.87(m、1H)、0.92−0.85(m、2H)、0.70−0.64(m、2H);MS(ES−)m/z 405.2、407.2(M−1)。
実施例103
N−(7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−メチルフェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.014g、収率5%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.62(br s、1H)、7.50−7.48(m、2H)、7.01(s、1H)、6.91(s、1H)、6.87(s、1H)、5.28(s、2H)、2.69−2.58(m、1H)、2.26(s、3H)、1.95−1.87(m、1H)、0.95−0.82(m、6H)、0.70−0.65(m、2H);MS(ES−)m/z 431.2、433.2(M−1)。
実施例104
N−(7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−7−((3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドを1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.10g、収率45%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.51(br s、1H)、7.56−7.51(m、2H)、7.35−7.34(m、1H)、7.20(s、1H)、7.14(s、1H)、5.34(s、2H)、1.96−1.87(m、1H)、1.41(s、3H)、1.20−1.17(m、2H)、0.92−0.86(m、2H)、0.70−0.65(m、4H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −56.8(s、3F);MS(ES−)m/z 515.2、517.2(M−1)。
実施例105
N−(6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンの調製
実施例039(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、3,4−ジクロロフェノールを3,5−ジクロロフェノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(7.40g、収率69%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.64(s、1H)、7.74(s、1H)、7.28−7.26(m、2H)、7.24−7.22(m、1H)、5.22;MS(ES+)m/z 365.0、367.1(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−4−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジン
実施例039(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(7.72g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.05(s、1H)、7.73(br、s、2H)、7.15(dd、J=1.7、1.7Hz、1H)、7.07(d、J=1.7Hz、2H)、6.88(br s、1H)、5.03(s、2H);MS(ES+)m/z 362.1、364.0、366.0(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、淡褐色固体として表題化合物を得た(5.10g、収率64%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.21(s、1H)、9.03(s、1H)、8.05(s、1H)、7.26(d、J=1.7Hz、2H)、7.22(dd、J=1.7、1.7Hz、1H)、5.23(s、2H);MS(ES+)m/z 371.9、373.9、375.9(M+1)。
ステップ4:6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物に置き換えて、固体として表題化合物を得(0.76g、収率65%)た。MS(ES+)m/z 334.2(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.66g、収率70%)。MS(ES+)m/z 412.1、414.1(M+1)。
ステップ6:N−(6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドを1−メチルシクロプロパン−1−スルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.025g、収率9%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.51(br s、1H)、7.52−7.51(m、2H)、7.26−7.25(m、2H)、7.20−7.19(m、1H)、5.33(s、2H)、1.96−1.87(m、1H)、1.41(s、3H)、1.18−1.14(m、2H)、0.92−0.86(m、2H)、0.68−0.64(m、4H);MS(ES−)m/z 465.2、467.2(M−1)。
実施例106
N−(6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.03g、収率10%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.75(s、1H)、7.58−7.55(m、2H)、7.30−7.30(m、2H)、7.24−7.23(m、1H)、5.37(s、2H)、2.98(s、3H)、1.99−1.91(m、1H)、0.95−0.89(m、2H)、0.73−0.67(m、2H);MS(ES+)m/z 427.0(M+1)。
実施例107
N−(6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミド)の合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.02g、収率20%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 13.70(br s、1H)、7.62−7.51(m、2H)、7.34−7.28(m、2H)、7.26−7.22(m、1H)、5.37(s、2H)、2.75−2.60(m、1H)、2.02−1.88(m、1H)、1.03−0.80(m、6H)、0.75−0.66(m、2H);MS(ES+)m/z 454.0(M+1)。
実施例108
N−(6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ1)の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メタノールに置き換えて、黄色ゴムとして表題化合物を得た(6.86g、収率94%)。MS(ES+)m/z 320.1(M+1)。
ステップ2:3−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドの調製
実施例56(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジンを3−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色ゴムとして表題化合物を得た(5.62g、収率78%)。MS(ES+)m/z 336.0、338.0(M+1)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモピリジン1−オキシドを3−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジン1−オキシドに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.74g、収率35%)。MS(ES+)m/z:354.0、356.0(M+1)。
ステップ4:5−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−2−ヒドラジニルピリジンの調製
実施例56(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、黄色ゴムとして表題化合物を得た(0.67g、収率92%)。MS(ES+)m/z 350.1、352.0(M+1)。
ステップ5:6−ブロモ7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−4−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(0.24g、収率34%)。MS(ES+)m/z 360.1、362.1(M+1)。
ステップ6:6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチル−シクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.074g、収率83%)。MS(ES+)m/z 322.3(M+1)。
ステップ7:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(0.11g、収率65%)。MS(ES+)m/z 400.1、402.1(M+1)。
ステップ8:N−(6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4,4−ジフルオロ−1−メチルシクロヘキシル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.02g、収率17%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.34(s、1H)、7.44(s、1H)、6.79(s、1H)、3.93(s、2H)、2.68−2.60(m、1H)、2.04−1.82(m、5H)、1.78−1.69(m、2H)、1.58−1.49(m、2H)、1.11(s、3H)、0.99−0.94(m、2H)、0.92−0.81(m、4H)、0.69−0.64(m、2H);MS(ES+)m/z 441.1(M+1)。
実施例109
N−(7−(シクロヘキシルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−(シクロヘキシルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−(シクロヘキシルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−アミン(実施例61、ステップ5)に置き換えて、ベージュ色の固体(0.76g、収率43%)として表題化合物を得た。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.66(s、1H)、6.63(s、1H)、6.10(s、2H)、3.85(d、J=5.4Hz、2H)、1.91−1.59(m、7H)、1.35−1.03(m、5H)、0.90−0.81(m、2H)、0.63−0.55(m、2H);MS(ES+)m/z 287.3(M+1)。
ステップ2:N−(7−(シクロヘキシルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例036に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−(シクロヘキシルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−アミンに置き換えて、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(0.055g、収率23%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.33(br s、1H)、7.41(s、1H)、6.75(s、1H)、3.93(d、J=5.5Hz、2H)、2.94(s、3H)、1.93−1.59(m、7H)、1.37−1.02(m、5H)、0.93−0.84(m、2H)、0.70−0.62(m、2H);MS(ES−)m/z 363.3(M−1)。
実施例110
N−(6−シクロプロピル−7−((1−(3,5−ジクロロベンジル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−カルボン酸エチルの合成
無水テトラヒドロフラン中のN,N−ジイソプロピルアミン(8.4mL、60mmol)の−78℃の溶液に、ヘキサン(37.5mL、60mmol)中のn−ブチルリチウムの1.6M溶液を添加した。溶液を−78℃で10分間撹拌し、15分間、0℃に温め、−78℃に冷却した。この溶液に、無水テトラヒドロフラン(30mL)中の1−ベンジルピペリジン−4−カルボン酸エチル(8.74g、35.4mmol)を10分かけて滴下した。溶液を−78℃で0.5時間撹拌し、30分間0℃に温め、−78℃に冷却した。これに無水テトラヒドロフラン(20mL)中のヨードメタン(3.7mL、59mmol)の溶液を添加した。溶液を周囲温度に18時間かけて温め、飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)でクエンチした。溶液を酢酸エチル(300mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液と水の3:1の混合物で洗浄し(400mLを2回)、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、淡褐色油状物として表題化合物を得た(8.21g、収率89%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.29−7.22(m、5H)、4.13(q、J=7.1Hz、2H)、3.44(s、2H)、2.66−2.60(m、2H)、2.13−2.07(m、4H)、1.52−1.42(m、2H)、1.22(t、J=7.1Hz、3H)、1.15(s、3H);MS(ES+)m/z 262.5(M+1)。
ステップ2:(1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−イル)メタノールの合成
ジエチルエーテル(250mL)中の水素化アルミニウムリチウム(3.57g、94.1mmol)の懸濁液に、ジエチルエーテル(40mL)中の1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−カルボン酸エチル(8.21g、31.4mmol)を0℃で20分かけて滴下した。2.5時間後、反応物を水(3.6mL)をゆっくりと添加することによってクエンチし、15%水酸化ナトリウム水溶液(3.6mL)と水(10mL)を添加した。得られた懸濁液を、珪藻土のパッドに通して濾過し、酢酸エチル(200mL)ですすいだ。濾液を真空濃縮し、淡褐色のゴムとして表題化合物を得た(7.09g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.30−7.21(m、5H)、3.49(s、2H)、3.33(s、2H)、2.56−2.49(m、2H)、2.30−2.22(m、2H)、2.10(br s、1H)、1.58−1.49(m、2H)、1.34−1.29(m、2H)、0.92(s、3H);MS(ES+)m/z 220.1(M+1)。
ステップ3:4−((1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンの合成
実施例56(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを(1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−イル)メタノールに置き換えて、ヘキサン中0〜35%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、黄色ゴムとして表題化合物を得た(1.81g、収率30%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.31(s、1H)、7.31−7.25(m、5H)、6.78(s、1H)、3.77(s、2H)、3.54(s、2H)、2.57−2.53(m、2H)、2.41−2.34(m、2H)、1.73−1.64(m、2H)、1.56−1.50(m、2H)、1.11(s、3H);MS(ES+)m/z 409.0、411.0(M+1)。
ステップ4:4−((1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンの合成
実施例039(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,4−ジクロロフェノキシ)メチル)ピリジンを4−((1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンに置き換えて、無色ゴムとして表題化合物を得た(9.59g、収率90%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.01(s、1H)、7.31−7.26(m、5H)、6.27(s、1H)、5.90(s、1H)、3.73(s、2H)、3.61(br s、2H)、3.53(s、2H)、2.57−2.52(m、2H)、2.41−2.34(m、2H)、1.73−1.64(m、2H)、1.56−1.50(m、2H)、1.10(s、3H);MS(ES+)m/z 405.0、407.0(M+1)。
ステップ5:7−((1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの合成
実施例56(ステップ5)の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを、4−((1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンに置き換えて、ヘキサン中10%のイソプロパノールおよび10%のトリエチルアミンを含む0〜100%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、ピンク色固体として表題化合物を得た(3.48g、収率35%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.60(s、1H)、8.26(s、1H)、7.33−7.26(m、5H)、6.93(s、1H)、3.80(s、2H)、3.58(br s、2H)、2.62−2.56(m、2H)、2.47−2.40(m、2H)、1.79−1.72(m、2H)、1.60−1.56(m、2H)、1.14(s、3H);MS(ES+)m/z 415.0、417.0(M+1)。
ステップ6:7−((1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの合成
実施例58(ステップ1)の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを7−((1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、ヘキサン中10%のイソプロパノールおよび10%のトリエチルアミンを含む0〜100%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して、淡褐色の固体として化合物を得た(1.79g、収率57%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.54(s、1H)、7.64(s、1H)、7.34−7.29(m、5H)、6.84(s、1H)、3.78(s、2H)、3.59(br s、2H)、2.66−2.55(m、2H)、2.50−2.41(m、2H)、1.95−1.71(m、3H)、1.58−1.53(m、2H)、1.12(s、3H)、0.98−0.92(m、2H)、0.60−0.55(m、2H);MS(ES+)m/z 377.2(M+1)。
ステップ7:6−シクロプロピル−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの合成
無水メタノール(100mL)中の7−((1−ベンジル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(1.79g、4.76mmol)の溶液に、10%w/wのパラジウム炭素、50%湿潤粉末(2.09g、0.98mmol)、ギ酸アンモニウム(3.07g、48.6mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下で還流した。2時間後、混合物を周囲温度まで冷却し、珪藻土のパッドに通して濾過し、メタノール(150mL)ですすいだ。濾液を真空濃縮し、淡黄色のゴムとして表題化合物を得た(1.32g、収率97%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 8.84(s、1H)、8.15(s、1H)、6.98(s、1H)、3.81(s、2H)、3.30(br s、1H)、2.77−2.62(m、4H)、1.92−1.83(m、1H)、1.57−1.48(m、2H)、1.35−1.28(m、2H)、1.05(s、3H)、0.89−0.83(m、2H)、0.61−0.56(m、2H);MS(ES+)m/z 287.2(M+1)。
ステップ8:4−(((6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
無水ジクロロメタン(40mL)中の6−シクロプロピル−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(1.30g、4.54mmol)の溶液に二炭酸ジ−tertブチル(1.13g、5.18mmol)を添加した。溶液を70分間、周囲温度で攪拌し、ジクロロメタン(250mL)で希釈し、水(200mLを2回)で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、淡黄色の泡として表題化合物を得た(1.56g、収率89%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.57(s、1H)、7.69(s、1H)、6.87(s、1H)、3.77−3.71(m、4H)、3.22−3.13(m、2H)、1.94−1.81(m、1H)、1.71−1.57(m、2H)、1.50−1.44(m、11H)、1.16(s、3H)、0.98−0.92(m、2H)、0.62−0.57(m、2H);MS(ES+)m/z 387.2(M+1)。
ステップ9:4−(((3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを4−(((6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルに置き換えて、淡黄色の泡として表題化合物を得た(2.05g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.51(s、1H)、6.83(s、1H)、3.81−3.72(m、4H)、3.22−3.13(m、2H)、1.97−1.87(m、1H)、1.70−1.58(m、4H)、1.45(s、9H)、1.17(s、3H)、1.02−0.95(m、2H)、0.67−0.62(m、2H);MS(ES+)m/z 465.1、467.1(M+1)。
ステップ10:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの合成
無水ジクロロメタン(50mL)中の4−(((3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.05g、4.05mmol)の溶液に、1,4−ジオキサン(4.8mL、19mmol)中の4M塩酸を添加した。溶液を周囲温度で5時間攪拌し、1M水酸化ナトリウム水溶液(250mL)で希釈し、ジクロロメタン(200mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、固体を濾過した。濾液を真空濃縮し、淡褐色の固体として表題化合物を得た(1.37g、収率85%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.75(s、1H)、7.18(s、1H)、5.06(br s、2H)、3.97(s、2H)、3.12−3.05(m、4H)、2.04−1.95(m、1H)、1.92−1.83(m、2H)、1.60−1.55(m、2H)、1.11(s、3H)、0.96−0.90(m、2H)、0.75−0.70(m、2H);MS(ES+)m/z 365.0、367.0(M+1)。
ステップ11:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(3,5−ジクロロベンジル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの合成
無水N,N−ジメチルホルムアミド(8mL)中の3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(0.38g、0.96mmol)の溶液に、3,5−ジクロロベンジルクロリド(0.25g、1.3mmol)、炭酸カリウム(0.37g、2.7mmol)およびヨウ化ナトリウム(0.22g、1.4mmol)を添加した。懸濁液を窒素雰囲気下、周囲温度で1.5時間攪拌し、75℃で20分間加熱した。反応混合物を冷却し、水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(100mLを2回)で抽出した。1つに合わせた有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、固体を濾過した。濾液を真空濃縮し、褐色のシロップとして表題化合物を得て、次のステップに進んだ。MS(ES+)m/z 523.0、525.0、527.0(M+1)。
ステップ12:N−(6−シクロプロピル−7−((1−(3,5−ジクロロベンジル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(3,5−ジクロロベンジル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.021g、2ステップで7%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.37(br s、1H)、9.61(br s、1H)、7.74(s、1H)、7.56(s、2H)、7.42−7.40(m、1H)、6.75(s、1H)、4.34−4.29(m、2H)、4.09−3.83(m、2H)、3.29−3.13(m、4H)、2.91(s、3H)、1.94−1.58(m、5H)、1.16−1.09(m、3H)、0.87−0.84(m、2H)、0.64−0.59(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −73.8(s、3F);MS(ES+)m/z 538.0、540.0(M+1)。
実施例111
N−(6−シクロプロピル−7−((1−(3,5−ジクロロベンジル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(3,5−ジクロロベンジル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.058g、2ステップで収率17%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.27(br s、1H)、9.66(br s、1H)、7.74(s、1H)、7.57(s、2H)、7.43−7.40(m、1H)、6.74(s、1H)、4.35−4.29(m、2H)、4.09−3.83(m、2H)、3.30−3.13(m、4H)、2.64−2.56(m、1H)、1.94−1.58(m、5H)、1.16−1.08(m、3H)、0.93−0.78(m、6H)、0.65−0.60(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −74.1(s、3F);MS(ES+)m/z 564.0、566.0(M+1)。
実施例112
(R)−N−(7−((1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:3−((5−ブロモ−2−クロロピリジン−4−イル)オキシ)−ピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチルの調製
実施例56(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチルに置き換え、ヘキサン中0〜70%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって、表題化合物を得た(4.27g、収率72%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.35(s、1H)、6.83(s、1H)、4.46−4.40(m、1H)、3.78−3.29(m、4H)、2.01−1.92(m、2H)、1.78−1.68(m、1H)、1.65−1.51(m、1H)、1.48−1.30(br s、9H);MS(ES+)m/z 391.0、393.0(M+1)。
ステップ2:3−((6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチルの調製
無水1,4−ジオキサン(6mL)中の3−((5−ブロモ−2−クロロピリジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチル(0.99g、2.57mmol)を含むマイクロ波バイアルに、ヒドラジン一水和物(4.90mL、101mmol)を添加した。混合物を120℃〜160℃に2分かけて加熱し、マイクロ波リアクターで48分間、160℃で攪拌し続けた。反応混合物は、炭酸水素ナトリウム(75mL)の飽和水溶液に注ぎ、水層を酢酸エチル(30mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層を蒸留水(50mLを1回)、ブライン(50mLを1回)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。粗物質をオルトギ酸トリエチル(8.4mL、51mmol)に溶解し、4時間加熱還流した。混合物を周囲温度に冷却し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製し、ジクロロメタン中0〜30%のメタノール(0.4%水酸化アンモニウムと共に)の勾配で溶出し、表題化合物を得た(0.13g、2ステップで収率13%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.67(s、1H)、8.37(s、1H)、7.00(s、1H)、4.52−4.41(m、1H)、3.90−3.48(m、4H)、3.36−3.17(m、1H)、1.99−1.92(m、2H)、1.62−1.48(m、1H)、1.47−1.24(br s、9H);MS(ES+)m/z 397.2、399.2(M+1)。
ステップ3:3−((6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチルの調製
実施例58(ステップ1)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−アミンを3−((6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)−オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチルに置き換え、ジクロロメタン中の0〜30%のメタノールの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して、ゴムとして表題の化合物を得た(0.175g、定量的収率)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.64(s、1H)、7.77(s、1H)、7.00(s、1H)、4.58−4.48(m、1H)、3.93−3.50(m、3H)、3.39−3.17(m、1H)、2.80−2.59(m、2H)、2.01−1.91(m、2H)、1.67−1.52(m、1H)、1.50−1.28(br s、9H)、1.01−0.93(m、2H)、0.75−0.52(m、2H);MS(ES+)m/z 359.3(M+1)。
ステップ4:3−((3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチルの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]]ピリジンを3−((6−シクロプロピルl−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチルに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.750g、収率61%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.55(s、1H)、7.05(br.s、1H)、4.62−4.60(m、1H)、3.98−3.87(m、1H)、3.82−3.50(m、2H)、3.34−3.20(m、1H)、2.75−2.60(m、2H)、2.02−1.91(m、2H)、1.68−1.52(m、1H)、1.45−1.28(br s、9H)、1.08−0.95(m、2H)、0.80−0.57(m、2H);MS(ES+)m/z 437.2、439.1(M+1)。
ステップ5:(R)−3−ブロモ−7−((1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
3−((3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸(R)−tert−ブチル(0.75g、1.72mmol)を含むフラスコに、1,4−ジオキサン(2.4mL)中の4M塩酸溶液を添加した。透明反応溶液を攪拌し沈殿物を形成した。蒸留水(1mL)を沈殿物を溶解するために添加し、周囲温度で1時間撹拌し続けた。反応混合物は炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液で中和し、水層をジクロロメタン(50mLを2回)で抽出した。1つに合わせた有機層をブライン(25mLを1回)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。得られた残渣を無水ジメチルホルムアミド(18mL)に再溶解し、無水DMF(4mL)中の炭酸カリウム(0.44g、3.21mmol)と1−(ブロモメチル)−2−クロロ−4−フルオロベンゼン(0.36g、1.60mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で40分間攪拌し、蒸留水(100mL)に注ぎ、酢酸エチル(25mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層をブライン(25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製し、ジクロロメタン中0〜10%のメタノール(0.4%水酸化アンモニウムと共に)の勾配で溶出し、表題化合物を得た(0.35g、2ステップで収率50%)。(ES+)m/z 479.1、481.1(M+1)。
ステップ6:(R)−3−ブロモ−7−((1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを(R)−3−ブロモ−7−((1−2−クロロ−4−フルオロベンジル)−ピペリジン−3−イル)オキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.075g、収率42%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.77−7.72(m、1H)、7.62−7.59(m、1H)、7.46(br s、1H)、7.39−7.33(m、1H)、6.91(s、1H)、4.91(br s、1H)、4.50(s、2H)、3.60−3.18(m、4H)、2.12−1.72(m、5H)、0.98−0.80(m、2H)、0.72−0.55(m、2H)(N−Hを失い、D2Oと交換);MS(ES+)m/z 494.1、496.1(M+1)。
実施例113
(R)−N−(7−((1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを(R)−3−ブロモ−7−((1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.10g、収率53%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.78−7.73(m、1H)、7.62−7.58(m、1H)、7.46(s、1H)、7.39−7.33(m、1H)、6.90(s、1H)、4.93(br s、1H)、4.51(s、2H)、3.61−3.17(m、4H)、2.69−2.58(m、1H)、2.14−1.72(m、5H)、0.99−0.79(m、6H)、0.69−0.59(m、2H)(N−Hを失い、D2Oと交換);MS(ES+)m/z 520.2、522.2(M+1)。
実施例114
N−(6−シクロプロピル−7−((6−メチルスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロ−4−((6−メチルスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを(6−メチルスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(2.27g、収率75%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.33(s、1H)、6.82(s、1H)、3.80(s、6H)、1.69−1.43(m、6H)、1.17−1.04(m、2H)、1.13(s、3H)、0.34−0.18(m、4H);MS(ES+)m/z 344.1、346.1(M+1)。
ステップ2:6−ブロモ−7−((6−メチルスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
20mLのマイクロ波バイアルに、5−ブロモ−2−クロロ−4−((6−メチルスピロ−[2.5]オクタン−6−イル)メトキシ)ピリジン(0.50g、1.45mmo)および無水1,4−ジオキサン(5mL)を充填した。これに、ヒドラジン一水和物(2.71mL、58.0mmol)を添加した。反応物をマイクロ波リアクターに、160℃に1時間加熱した。反応物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(75mL)と水(25mL)で希釈した。水層を分離し、酢酸エチル(30mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣(0.58g)をさらに精製せずに使用した。MS(ES+)m/z 340.2、342.2(M+1)。
粗残渣を、オルトギ酸トリメチル(14mL、130mmol)に溶解した。反応物を2時間加熱還流した。周囲温度に冷却後、溶液を真空濃縮し、残渣を酢酸エチル中0%〜10%のメタノールの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、表題化合物を得た(0.46g、2ステップで収率53%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.61(s、1H)、8.27(s、1H)、6.96(s、1H)、3.82(s、2H)、1.72−1.40(m、6H)、1.17−1.05(m、2H)、1.16(s、3H)、0.34−0.17(m、4H);MS(ES+)m/z 350.1、352.1(M+1)。
ステップ3:6−シクロプロピル−7−((6−メチルスピロ[2.5]オクタン−6−イル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((6−メチルスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、ゴムとして、表題化合物を得た(0.28g、収率74%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.56(s、1H)、7.67(s、1H)、6.87(s、1H)、3.78(s、2H)、2.01−1.88(m、1H)、1.73−1.41(m、6H)、1.17−1.07(m、2H)、1.14(s、3H)、1.02−0.91(m、2H)、0.66−0.58(m、2H)、0.34−0.17(m、4H);MS(ES+)m/z 312.2(M+1)。
ステップ4:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((6−メチルスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−((6−メチルスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、ヘキサン中0〜60%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.31g、収率95%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.53(s、1H)、6.87(s、1H)、3.80(s、2H)、2.04−1.91(m、1H)、1.77−1.44(m、6H)、1.18−1.07(m、2H)、1.14(s、3H)、1.07−0.96(m、2H)、0.72−0.63(m、2H)、0.34−0.19(m、4H);MS(ES+)m/z 390.2、392.2(M+1)。
ステップ5:N−(6−シクロプロピル−7−((6−メチルスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例021(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((6−メチルスピロ[2.5]−オクタン−6−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.012g、収率17%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 10.86(br s、1H)、7.52(s、1H)、6.39(s、1H)、3.76(s、2H)、2.65−2.55(m、1H)、1.92−1.82(m、1H)、1.71−1.41(m、7H)、1.27−1.20(m、2H)、1.16−1.04(m、4H)、1.02−0.90(m.4H)、0.67−0.60(m、2H)、0.34−0.18(m、4H);MS(ES+)m/z 431.2(M+1)。
実施例115
N−(6−シクロプロピル−7−((4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸メチルの調製
無水クロロホルム(12mL)中の4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸メチル(2.0g、10.9mmol)と無水メタノール(0.080mL、1.63mmol)の冷却(0℃)溶液に、2−クロロ−N,N−ジエチル−1,1,2−トリフルオロエタンアミン(2.59mL、16.3mmolを滴下し、内部の熱を最小限にした。冷浴を除去し、溶液を24時間60℃に加熱した。溶液を周囲温度に冷却し、ジクロロメタン(50mL)と水(50mL)で希釈した。水層を分離し、ジクロロメタン(50mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をヘキサン中0%〜10%の酢酸エチルの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(1.67g、収率83%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 3.64(s、3H)、2.05−1.96(m、6H)、1.86−1.79(m、6H)。
ステップ2:(4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メタノールの調製
無水ジエチルエーテル(50mL)中の水素化アルミニウムリチウム(1.34g、35.9mmol)の冷却した(0℃)懸濁液に、無水ジエチルエーテル(30mL)中の4−フルオロビシクロ[2.2.2]−オクタン−1−カルボン酸メチル(1.67g、8.97mmol)の溶液を添加した。反応物をゆっくりと周囲温度に温め、一晩撹拌した。反応物を0℃に冷却し、水(1.4mL)で注意深くクエンチし、ジエチルエーテル(50mL)で希釈した。沈殿物を吸引濾過によって除去し、濾液を真空濃縮し、表題化合物を得た(1.33g、収率93%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 3.28(s、2H)、1.88−1.78(m、6H)、1.68−1.56(m、6H)、1.56−1.37(br s、1H)。
ステップ3:5−ブロモ−2−クロロ−4−((4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを(4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メタノール(950mg、6.0mmol)に置き換えて、無色のゴムとして表題化合物を得た(1.0g、収率48%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.33(s、1H)、6.75(s、1H)、3.68(s、2H)、1.95−1.73(m、12H);MS(ES+)m/z 348.1、350.1(M+1)。
ステップ4:6−ブロモ−7−((4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
無水1,4−ジオキサン(17mL)中の5−ブロモ−2−クロロ−4−((4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メトキシ)ピリジン(1.7g、4.88mmol)とヒドラジン一水和物(9.13mL、195.2mmol)の溶液を、3つの20mLマイクロ波バイアルに分けた。反応物をマイクロ波リアクターで150℃に0.5時間加熱した。1つに合わせた溶液を凝縮し、残渣を酢酸エチル(100mL)と水(50mL)で希釈した。水層を分離し、酢酸エチル(100mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣(3.0g)をさらに精製せずに使用した。MS(ES+)m/z 344.1、346.1(M+1)。粗残渣をオルトギ酸トリメチル(48mL、437mmol)に溶解した。反応物を5時間加熱還流し、周囲温度に冷却した。溶液を真空濃縮し、残渣をジクロロメタン中0%〜5%のメタノールの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、無色固体として表題化合物を得た(1.10g、2ステップで収率64%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.62(s、1H)、8.28(s、1H)、6.91(s、1H)、3.69(s、2H)、1.99−1.75(m、12H);MS(ES+)m/z 354.1、356.1(M+1)。
ステップ5:6−シクロプロピル−7−((4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例58(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−アミンを6−ブロモ−7−((4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メトキシ)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、ゴムとして表題化合物を得た(0.10g、収率28%)。MS(ES+)m/z 316.2(M+1)。
ステップ6:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−((4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、ゴムとして表題化合物を得た(0.11g、収率90%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.51(s、1H)、6.80(s、1H)、3.68(s、2H)、2.01−1.75(m、12H)、1.74−1.64(m、1H)、1.07−0.97(m、2H)、0.71−0.61(m、2H);MS(ES+)m/z 394.1、396.1(M+1)。
ステップ7:N−(6−シクロプロピル−7−((4−フルオロビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例021(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(2−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イル)エトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−フルオロビシクロ−[2.2.2]オクタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、メタンスルホンアミドをシクロプロパンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.028g、収率24%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.54(br s、1H)、6.36(br s、1H)、3.65(s、2H)、2.66−2.52(m、1H)、1.97−1.69(m、12H)、1.31−1.16(m、3H)、1.04−0.90(m.4H)、0.71−0.58(m、2H)、0.34−0.18(m、4H);MS(ES+)m/z 435.2(M+1)。
実施例116
N−(7−((1−ベンズヒドリル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:7−((1−ベンズヒドリル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの合成
無水N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン塩酸塩(実施例55、ステップ10)(0.23g、0.58mmol)の溶液に臭化ベンズヒドリル(0.18g、0.73mmol)と炭酸カリウム(0.24g、1.7mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、周囲温度で1.5時間攪拌し、さらに1.5時間、70℃に加熱した。さらなる量の臭化ベンズヒドリル(0.06g、0.24mmol)を添加し、さらに2時間70℃で加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却、し、水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(100mLを2回)で抽出した。1つに合わせた有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、褐色のシロップとして表題化合物を得て、さらに精製せず次のステップに使用した。MS(ES+)m/z 531.2、533.1(M+1)。
ステップ2:N−(7−((1−ベンズヒドリル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((1−ベンズヒドリル−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.061g、2ステップで収率15%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.34(br s、1H)、10.17−10.07(m、1H)、7.65−7.63(m、4H)、7.47−7.34(m、7H)、6.77−6.74(m、1H)、5.72−5.56(m、1H)、4.10−3.84(m、2H)、3.19−3.12(m、4H)、2.92−2.91(m、3H)、1.95−1.68(m、5H)、1.19−1.10(m、3H)、0.86−0.79(m、2H)、0.62−0.57(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −73.8(s、3F);MS(ES+)m/z 546.1(M+1)。
実施例117
(S)−N−(6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:(R)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エタノールの合成
無水テトラヒドロフラン(75mL)に、トルエン(3.7mL、3.7mmol)中の(S)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロールの1M溶液とボランジメチルスルフィド複合体(2.1mL、22mmol)を添加した。溶液を窒素雰囲気下、周囲温度で75分間撹拌した。当該溶液に、無水テトラヒドロフラン(15mL)中の3,5−ジクロロアセトフェノン(3.39g、17.9mmol)の溶液を1.5時間かけて滴下した。溶液を周囲温度で2時間撹拌し、メタノール(10mL)でクエンチした。溶液を元の体積の半分まで真空濃縮し、水(100mL)で希釈し、ジクロロメタン(100mLを3回)で希釈した。1つに合わせた有機層を1M塩酸(150mL)と水(150mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、無色固体として表題化合物を得た(3.31g、収率97%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.24(s、3H)、4.84(q、J=6.5Hz、1H)、1.79(br s、1H)、1.46(d、J=6.5Hz、3H)。
ステップ2:(R)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナートの合成
無水ジクロロメタン(10mL)中の(R)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エタノール(0.49g、2.5mmol)の溶液に、塩化p−トルエンスルホニル(0.58g、3.0mmol)、トリエチルアミン(1.8mL、13mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(0.032g、0.26mmol)を添加した。溶液を窒素雰囲気下、周囲温度で4時間撹拌した。溶液をジクロロメタン(100mL)で希釈し、水(100mL)、ブライン(100mL)
で希釈し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をヘキサン中0〜10%の酢酸エチルの勾配で溶出したカラムクロマトグラフィーによって精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.56g、収率64%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.62−7.59(m、2H)、7.24−7.17(m、3H)、6.97−6.96(m、2H)、5.42(q、J=6.6Hz、1H)、2.39(s、3H)、1.55(d、J=6.6Hz、3H);MS(ES+)m/z 173.0、175.0(M−171)。
ステップ3:(S)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの合成
無水N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン塩酸塩(0.21g、0.58mmol)の溶液に(R)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル 4−メチルベンゼンスルホンナート(0.24g、0.69mmol)と炭酸カリウム(0.20g、1.46mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、18時間90℃に加熱し、周囲温度に冷却した。混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(100mLを2回)で抽出した。1つに合わせた有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、褐色のシロップを得て、次のステップに進んだ。MS(ES+)m/z 536.9、538.9、540.9(M+1)。
ステップ4:(S)−N−(6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを(S)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.047g、2ステップで収率12%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.36(br s、1H)、9.62(br s、1H)、7.72(s、1H)、7.60−7.57(m、2H)、7.40(br s、1H)、6.75(s、1H)、4.57−4.45(m、1H)、4.05(br s、1H)、3.83(s、1H)、3.68−3.56(m、1H)、2.99(br s、3H)、2.91(s、3H)、2.00−1.60(m、8H)、1.11−1.08(m、3H)、0.88−0.84(m、2H)、0.64−0.59(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −73.8(s、3F);MS(ES+)m/z 552.1、554.1(M+1)。
実施例118
(R)−N−(6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:(S)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エタノールの合成
実施例63(ステップ1)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(S)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]−オキサザボロールを(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(3.32g、収率97%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.24(s、3H)、4.83(q、J=6.4Hz、1H)、1.89(br s、1H)、1.45(d、J=6.5Hz、3H)。
ステップ2:(S)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナートの合成
実施例63(ステップ2)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(R)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エタノールを(S)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エタノールに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.62−7.59(m、2H)、7.24−7.17(m、3H)、6.97−6.96(m、2H)、5.42(q、J=6.6Hz、1H)、2.39(s、3H)、1.55(d、J=6.6Hz、3H);MS(ES+)m/z 173.0、175.0(M−171)。
ステップ3:(R)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの合成
実施例63(ステップ3)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(R)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナートを(S)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナートに置き換えて、褐色のシロップとして表題化合物を得て、次のステップに進んだ。MS(ES+)m/z 536.9、538.9、540.9(M+1)。
ステップ4:(R)−N−(6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを(R)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体表題化合物を得た(0.049g、2ステップで収率16%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 13.36(br s、1H)、9.57(br s、1H)、7.72(s、1H)、7.60−7.57(m、2H)、7.41−7.40(m、1H)、6.75(s、1H)、4.57−4.45(m、1H)、4.05(br s、1H)、3.83(s、1H)、3.68−3.56(m、1H)、2.99(br s、3H)、2.91(s、3H)、2.00−1.59(m、8H)、1.11−1.08(m、3H)、0.88−0.82(m、2H)、0.64−0.59(m、2H);19F NMR(282MHz、DMSO−d6)δ −74.0(s、3F);MS(ES+)m/z 552.1、554.1(M+1)。
実施例119
(R)−N−(6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:4−(((5−ブロモ−2−クロロピリジン−4−イル)オキシ)メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製
4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.08g、5.0mmol)およびカリウムtert−ブトキシド(0.56g、5.0mmol)を周囲温度で20分間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、5−ブロモ,2,4−ジクロロピリジン(1.13g、5.0mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、酢酸エチルおよび水で希釈した。有機層を分離し、真空濃縮した。残渣をヘキサン中、酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製し、ガムとして表題化合物を得た(1.00g、収率50%)。MS(ES+)m/z 407.2、405.2(M+1)。
ステップ2:4−(((5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン−4−イル)オキシ)メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製
実施例56(ステップ4)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを4−(((5−ブロモ−2−クロロピリジン−4−イル)オキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルに置き換え、3時間の反応時間を50分に置き換えて、ゴムとして表題化合物を得て(0.70g、定量的収率)、さらに精製せず次のステップに使用した。MS(ES+)m/z 403.4、401.4(M+1)。
ステップ3:4−(((6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製
オルトギ酸トリエチル(20mL)中の4−(((5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン−4−イル)オキシ)メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの粗溶液を100℃に16時間加熱した。溶液を真空濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製し、ゴムとして表題化合物を得た(0.56g、2ステップで収率76%)。MS(ES+)m/z 413.3、411.3(M+1)。
ステップ4:4−(((6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)−メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製
実施例58(ステップ1)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−3−アミンを4−(((6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルに置き換えて、無色のゴムとして表題化合物を得た(0.40g、収率83%)。MS(ES+)m/z 373.4(M+1)。
ステップ5:4−(((3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製
実施例56(ステップ7)に記載した手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]−トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを4−(((6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルに置き換えて、ゴムとして表題化合物を得た(0.40g、収率83%)。MS(ES+)m/z 453.0、451.0(M+1)。
ステップ6:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(ピペリジン−4−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例055(ステップ10)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(((3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを4−(((3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルに置き換えて、無色固体として表題化合物を得て、さらに精製せずに次のステップに使用した。MS(ES+)m/z 353.0、351.0(M+1)。
ステップ7:(R)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−ピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例055(ステップ11)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン塩酸塩を3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(ピペリジン−4−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、3,5−ジクロロベンジルクロリドを(S)−1,3−ジクロロ−5−(1−クロロエチル)ベンゼンに置き換えて、ゴムとして表題化合物を得た(0.055g、2ステップで収率62%)。MS(ES+)m/z 525.1、523.1(M+1)。
ステップ8:(R)−N−(6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−エチル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを(R)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.008g、収率15%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 9.70(br s、1H)、7.71−7.64(m、2H)、6.78(s、1H)、7.41(s、1H)、4.55(s、1H)、4.09−3.89(m、2H)、3.41−3.26(m、2H)、2.94(s、3H)、2.90−2.75(m、2H)、2.56−2.52(m、2H)、2.18−1.81(m、4H)、1.72−1.59(m、4H)、1.28−1.17(m、1H)、0.92−0.83(m、2H)、0.70−0.61(m、2H);MS(ES+)m/z 540.1、538.1(M+1)。
実施例120
(S)−N−(6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:(S)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−ピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例055(ステップ10)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)−メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン塩酸塩を3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−(ピペリジン−4−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、3,5−ジクロロベンジルクロリドを(R)−1,3−ジクロロ−5−(1−クロロエチル)ベンゼンに置き換えて、ゴムとして表題化合物を得た(0.025g、2ステップで収率62%)。MS(ES+)m/z 525.1、523.1(M+1)。
ステップ2:(S)−N−(6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを(S)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロ−フェニル)エチル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換えて、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.069g、収率27%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.60(s、1H)、7.77(t、J=1.8、1.8Hz、1H)、7.66(d、J=1.8Hz、2H)、7.42(s、1H)、6.78(s、1H)、4.70−4.43(m、2H)、4.07−3.94(m、2H)、3.75−3.63(m、1H)、3.43−3.30(m、1H)、2.94(s、3H)、2.90−2.76(m、2H)、2.17−1.93(m、3H)、1.92−1.78(m、1H)、1.74−1.58(m、4H)、0.94−0.81(m、2H)、0.71−0.61(m、2H);MS(ES+)m/z 525.1、523.1(M+1)。
実施例121
(S)−N−(6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの合成
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを(S)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−エチル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(実施例63、ステップ1)に置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.017g、収率63%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.63(s、1H)、7.77(t、J=1.8、1.8Hz、1H)、7.66(d、J=1.8Hz、2H)、7.42(s、1H)、6.76(s、1H)、4.65−4.47(m、1H)、4.00(d、J=5.5Hz、2H)、3.77−3.61(m、1H)、3.45−3.29(m、1H)、2.96−2.74(m、2H)、2.70−2.58(m、1H)、2.17−1.93(m、3H)、1.91−1.78(m、1H)、1.73−1.51(m、5H)、1.02−0.91(m、2H)、0.92−0.79(m、4H)、0.72−0.62(m、2H);MS(ES+)m/z 566.1(M+1)。
実施例122
N−(6−シクロプロピル−7−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ1)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、(1s,3s)−アダマンタン−1−イルメタノールを(3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メタノールに置き換えて、オフホワイトの固体として表題化合物を得た(3.0g、収率39%)。MS(ES+)m/z 400.0、402.0(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−2−ヒドラジニル−4−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)ピリジンの調製
実施例56(ステップ4)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−クロロピリジンを5−ブロモ−2−クロロ−4−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.62g、収率52%)。MS(ES+)m/z 394.2、396.2(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ7−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ5)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−2−ヒドラジニル−4−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)ピリジンに置き換えて、ベージュ色の固体として表題化合物を得た(0.20g、収率70%)。MS(ES+)m/z 404.1、406.1(M+1)。
ステップ4:6−シクロプロピル7−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ6)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−ブロモ−7−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.15g、収率20%)。MS(ES+)m/z 366.3(M+1)。
ステップ5:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−シクロプロピル−7−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.18g、収率99%)。MS(ES+)m/z 444.2、446.2(M+1)。
ステップ6:N−(6−シクロプロピル−7−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例56(ステップ8)に記載の方法に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((3,5,7−トリメチルアダマンタン−1−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換えて、無色固体として表題化合物を得た(0.07g、収率34%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 7.43(s、1H)、6.72(s、1H)、4.52(br、1H)、3.74(s、2H)、2.94(s、3H)、1.90−1.81(m、1H)、1.23(s、6H)、1.08(s、6H)、0.93−0.87(m、2H)、0.84(s、9H)、0.68−0.63(m、2H);MS(ES+)m/z 459.2(M+1)。
実施例123
N−(7−(((1R,3S,5S)−8−ベンズヒドリル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)メトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド)の合成
ステップ1:(1R,3S,5S)−ベンジル3−(((6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラートの調製
ジクロロメタン(20mL)中の(1R,3S,5S)−ベンジル 3−(ヒドロキシメチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラート(0.37g、1.30mmol)の0℃の溶液に、トリエチルアミン(0.13g、1.30mmol)と塩化メタンスルホニル(0.15g、1.30mmol)を添加した。溶液を10分間攪拌し、水(20mL)を添加した。有機層を分離し、真空濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶解し、この溶液に、6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−オール(実施例016、ステップ5)(0.15g、1.3mmol)および炭酸カリウム(0.08g、1.3mmol)を添加した。反応混合物を70℃に16時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、水(10mL)を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した(20mLを2回)。1つに合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をヘキサン中0〜10%の酢酸エチル(10%イソプロパノールおよび10%のトリエチルアミンと共に)の勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.12g、収率21%)。MS(ES+)m/z 433.6(M+1)。
ステップ2:7−((1R,3S,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルメトキシ)−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例016(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−(ベンジルオキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを(1R,3S,5S)−ベンジル 3−(((6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラートに置き換えて、固体として表題化合物を得た(0.07g、収率87%)。MS(ES+)m/z 299.4(M+1)。
ステップ3:(1R,3S,5S)−tert−ブチル 3−(((6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラートの調製
実施例055(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、6−シクロプロピル−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−((1R,3S,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色ゴムとして表題化合物を得た(0.05g、収率54%)。MS(ES+)m/z 399.6(M+1)。
ステップ4:(1R,3S,5S)−tert−ブチル 3−(((3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラートの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを、(1R,3S,5S)−tert−ブチル 3−(((6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラートに置き換えて、無色ゴムとして表題化合物を得て、さらに精製することなく次のステップに使用した。MS(ES+)m/z 479.0、477.0(M+1)。
ステップ5:7−((1R,3S,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例055(ステップ10)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−(((3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを(1R,3S,5S)−tert−ブチル3−(((3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)オキシ)メチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラートに置き換えて、固体として表題化合物を得て(0.050g、2ステップで収率50%)、さらに精製することなく次のステップに使用した。MS(ES+)m/z 379.1、377.1(M+1)。
ステップ6:7−(((1R,3S,5S)−8−ベンズヒドリル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)メトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例055(ステップ11)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン塩酸塩を7−((1R,3S,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換えて、無色ゴムとして表題化合物を得て(0.030g、収率42%)、さらに精製せずに次のステップに使用した。MS(ES+)m/z 545.2、543.2(M+1)。
ステップ7:N−(7−(((1R,3S,5S)−8−ベンズヒドリル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)メトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの調製
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−(((1R,3S,5S)−8−ベンズヒドリル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)メトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.002g、収率7%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 7.76−7.64(m、4H)、7.46(s、1H)、7.38−7.27(m、6H)、6.45(s、1H)、4.76(s、1H)、3.80−4.0(m、2H)、2.95(s、3H)、2.49−2.31(m、6H)、2.03−1.92(m、3H)、1.83−1.66(m、4H)、1.25−1.12(m、1H)、0.84−0.70(m、2H)、0.55−0.47(m、2H);MS(ES+)m/z 558.3(M+1)。
実施例124
N−(6−シクロプロピル−7−((4−(3,5−ジクロロフェノキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルシクロプロパンスルホンアミドの合成
ステップ1:5−ブロモ−2−クロロイソニコチン酸tert−ブチルの調製
テトラヒドロフラン中の5−ブロモ−2−クロロイソニコチン酸(40.0g、169mmol)の溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(75.4g、346mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(4.13g、33.8mmol)を添加した。混合物を周囲温度で16時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(100mLを3回)と1M塩酸(50mLを3回)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製し、酢酸エチルで溶出し、無色固体として表題化合物を得た(36.8g、収率75%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.73(s、1H)、7.83(s、1H)、1.56(s、9H);MS(ES+)m/z 290.1、288.1(M+1)。
ステップ2:5−ブロモ−2−ヒドラジニルイソニコチン酸tert−ブチルの調製
イソプロパノール(30mL)中の5−ブロモ−2−クロロイソニコチン酸tert−ブチル(2.91g、10.0mmol)、ヒドラジン一水和物(4.0g、80.0mmol)、およびトリエチルアミン(3.04g、30.0mmol)の混合物を3日間加熱還流した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水(10mLを3回)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、残渣をさらに精製せずに次のステップに使用した。MS(ES+)m/z 290.1、288.1(M+1)。
ステップ3:6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−カルボン酸tert−ブチルの調製
実施例56(ステップ5)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、4−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンを5−ブロモ−2−ヒドラジニルイソニコチン酸tert−ブチルに置き換えて、黄色固体として表題化合物を得た(3.5g、収率50%)。1H NMR(300MHz、CDCl3)δ 8.31(s、1H)、8.21(s、1H)、7.63(s、1H)、1.52(s、9H);MS(ES+)m/z 300.1、298.1(M+1)。
ステップ4:6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−カルボン酸tert−ブチルの調製
実施例56(ステップ6)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを6−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−カルボン酸tert−ブチルに置き換えて、固体(2.0g、収率70%)として表題化合物を得た。MS(ES+)m/z 260.2(M+1)。
ステップ5:(6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)メタノールの調製
ジクロロメタン(5mL)中の6−シクロプロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−カルボン酸tert−ブチル(0.89g、3.44mmol)の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸(3mL)を添加した。溶液を3時間撹拌し、溶媒を真空濃縮した。残渣(0.7g、3.4mmol))をテトラヒドロフラン(8mL)に溶解し、カルボニルジイミダゾール(1.18g、7.0mmol)を添加した。混合物を70℃に1時間加熱し、周囲温度に冷却した。溶液をテトラヒドロフラン(5mL)中の水素化ホウ素ナトリウム(0.67g、17.5mmol)の混合物に滴下した。混合物を周囲温度で16時間撹拌し、1M塩酸(5mL)を添加した。混合物をさらに0.5時間撹拌し続け、1M水酸化ナトリウム(5mL)で塩基化し、ジクロロメタン(5mLを3回)で抽出した。1つに合わせた有機層を真空濃縮し、残渣をヘキサン中酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、固体として表題化合物を得た(0.24g、収率38%)。MS(ES+)m/z 190.4(M+1)。
ステップ6:7−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
ジクロロメタン(10mL)中の(6−シクロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)メタノール(0.25g、1.32mmol)およびトリエチルアミン(0.56mL、3.9mmol)の溶液にtert−ブチルクロロジメチルシラン(0.36g、2.4mmol)を、周囲温度で添加した。反応混合物を2時間撹拌し、真空濃縮し、残渣をヘキサン中の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製し、無色ゴムとして表題化合物を得た(0.39g、収率97%)。MS(ES+)m/z 303.2(M+1)。
ステップ7:7−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
実施例56(ステップ7)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((1s,3s)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを7−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、ヘキサン中の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して、無色ゴムとして表題化合物を得た(0.38g、収率80%)。MS(ES+)m/z 384.2、382.2(M+1)。
ステップ8:(3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)メタノールの調製
テトラヒドロフラン(10mL)中の7−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの溶液に、テトラヒドロフラン(4mL、4mmol)中のテトラ−n−ブチルアンモニウムフッ化物の1.0Mの溶液を0℃で添加した。溶液を周囲温度で2時間撹拌し、溶媒を真空濃縮した。残渣をヘキサン中酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製し、固体として表題化合物を得た(0.24g、収率89%)。
ステップ9:3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−(3,5−ジクロロフェノキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製
ジクロロメタン(2mL)中の(3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)メタノール(0.24g、1.00mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.15mL、2.00mmol)と塩化メタンスルホニル(0.07mL、1.5mmol)を0℃で添加した。溶液を0.5時間撹拌し、真空濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶解し、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の4−(3,5−ジクロロフェノキシ)ピペルジン(0.25g、1.00mmol)と炭酸カリウム(0.40g、2.9mmol)の懸濁液に0℃で添加した。混合物を70℃に16時間加熱した。混合物を冷却し、濾過した。残渣を逆相HPLCにより精製し、無色固体として表題化合物を得た(0.025g、収率5%)。MS(ES+)m/z 497.2、495.2(M+1)。
ステップ10:N−(6−シクロプロピル−7−((4−(3,5−ジクロロフェノキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
実施例56(ステップ8)に記載の手順に従い、必要に応じて重要ではない変更を行い、7−((3r,5r,7r)−アダマンタン−1−イルメトキシ)−3−ブロモ−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンを3−ブロモ−6−シクロプロピル−7−((4−(3,5−ジクロロフェノキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンに置き換え、シクロプロパンスルホンアミドをメタンスルホンアミドに置き換え、逆相HPLCによって精製して、無色固体として表題化合物を得た(0.003g、収率11%)。1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ 9.80(br、s、1H)、8.09(s、1H)、7.13,(s、1H)、7.09(s、2H)、6.56(s、1H)、3.77−3.57(m、1H)、3.51−3.35(m、2H)、3.24−3.03(m、4H)、2.85−2.51(m、4H)、2.07−1.86(m、2H)、1.66−1.42(m、2H)、1.39−1.21(m、2H)、0.99−0.79(m、4H)。
上記と同様の手順を用いて、実施例125〜128の化合物も調製した。これらの化合物のデータを以下の表1に示す。
実施例125
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド
実施例126
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド
実施例127
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)アゼチジン−1−スルホンアミド
実施例128
N−(7−(アダマンタン−1−イルメトキシ)−6−ビニル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]−ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド
実施例129
電気生理学的アッセイ(EP)(in vitroアッセイ)
パッチ電位固定電気生理学は、電位開口型ナトリウムチャネル(NaV)のブロックを直接的に測定および定量化することができ、ナトリウムチャネルの静止、開口および不活性状態に対する示差的結合として解釈されたブロックの時間および電位依存性を決定することができる(Hille,B.、Journal of General Physiology(1977)、69:。497−515)。
以下のパッチ電位固定電気生理学的研究は、ヒト胚性腎細胞(HEK)を用いて、本発明の代表的な化合物に対して行い、当該ヒト胚性腎細胞は、所望のヒトナトリウムチャネルα−サブユニットをコードする全長cDNAを含む発現ベクターを恒久的に形質移入され、37℃で5%のCO2と共に10%FBS、1%PSG、および0.5mg/mLのG418を含む培養培地で増殖した。電気生理学(EP)記録に使用されたHEK細胞は、全試験について40未満の継代数を有し、播種から3日以内に使用した。NaV1.7およびNaV1.5cDNA(それぞれNM_002977およびAC137587;SCN5A)は、HEK−293細胞に安定的に発現した。β1サブユニットはNaV1.7とNaV1.5細胞株の両方で共発現した。
ナトリウム電流は、PatchXpress自動電位クランプを使用して、またはAxopatch 200B(Axon Instruments)またはModel 2400(A−Mシステムズ)増幅器を手動で使用して、全細胞構成にパッチクランプ技術を用いて測定した。手動電位固定プロトコールは以下である:ホウケイ酸ガラスのマイクロピペットには、作業溶液に2〜4Mohmの抵抗をもたらす先端径に先端熱加工をした。ピペットに以下から成る溶液を充填し、5mM NaCl、10mM CsCl、120mM CsF、0.1mM CaCl2、2mM MgCl2、10mM HEPES、10mM EGTA;ならびにCsOHでpH7.2に調整した。外液は以下の組成、140mM NaCl、5mM KCl、2mM CaCl2、1mM MgCl2、10mM HEPESを有し、NaOHでpH7.4に調整した。いくつかの試験では、外部のナトリウムをコリンと等モルに置換することによって還元した。CsF内部およびNaCl外液の浸透圧を、それぞれ、グルコースで300mOsm/kgおよび310Osm/kgに調整した。全ての記録は、150μLの容量の浴チャンバー内で、周囲温度で行った。対照のナトリウム電流は、0.5%DMSO中で測定した。対照と、本発明の代表的な化合物を、ALA Scientific Instruments製の4ピンチまたは8ピンチの弁浴灌流システムを介して記録チャンバーに適用した。
電流は、40kHzのサンプリング周波数で記録され、5Hzで濾過し、pClampソフトウェア(Axon Instruments)と共に、Digidata−1322Aのアナログ/デジタルインタフェースを使用して保存した。直列抵抗補償は、を適用した(60〜80%)。(段階的に活性化中のIV関係によって判断されるように)電流が不十分な電位制御を示した場合に細胞は拒絶された。当該試験のすべての統計情報は、平均±SDとして示す。
膜電位は、チャネルの不活性化が完了したときの電位に維持された(NaV1.7とNaV1.5の両方について−60mV)。電位を20ミリ秒間、かなりネガティブな電位(Vhold=150mV)に後退させ、試験パルスを化合物のブロックを定量化するために適用する。20ミリ秒の短い再分極は、化合物がないチャネルが速い不活性化から復帰するのに十分な長さであるが、化合物が結合したチャネルは、この間隔中に無視できる復帰が起こるくらいもっとゆっくりと回復した。化合物のウォッシュオン後のナトリウム電流の下落率は、ナトリウムチャネルのブロック率とみなした。
当該モデルで試験した場合の実施例55の化合物は、0.0026μMのNaV1.7の不活性状態に対する親和性を示した。
実施例130
hNav1.7とβ1サブユニットを異種性に発現する細胞から単離された膜に対するトリチウム標識されたスルホンアミドの結合
組換え発現されたナトリウムチャネルを含む膜の調製:凍結した組換え細胞ペレットを氷上で解凍し、氷冷の50mMのトリスHCl、pH7.4の緩衝液で、細胞ペレットの重量の4倍に希釈した。細胞懸濁液を、電動ガラス製dounceホモジナイザーを用いて氷上でホモジナイズした。ホモジネートをさらに氷冷の50mMトリスHCl、pH7.4の緩衝液で8.4倍に希釈し、15分間4℃で200×gで遠心分離した。上清を回収し、50分間、4℃で10000×gで遠心分離した。ペレットはその後、100mMのNaCl、20mMのトリスHCl、1%v/vのプロテアーゼ阻害剤を含有するpH7.4の緩衝液(Calbiochem社)に再懸濁し、氷上で再度ホモジナイズした。均質化された膜は、その後、26ゲージの針を備えた注射器によって処理した。タンパク質濃度はブラッドフォードアッセイにより測定し、膜を−80℃で保存した。
放射性リガンド結合試験:飽和実験。メチル基を有する式(I)の代表的な化合物をトリチウム標識した。3つのトリチウムをメチル水素の代わりに組み込み、[3H]化合物を生成した。当該放射性リガンドの結合は、室温で5mLのホウケイ酸ガラス試験管中で行った。100mMのNaCl、20mMのトリスHCl、0.01%w/vのウシ血清アルブミン(BSA)を含むpH7.4緩衝液中で、18時間、増加した濃度の[3H]化合物に膜を加えることによって結合を開始した。非特異的結合は1μMの非標識化合物の存在下で測定した。18時間後、0.5%w/vのポリエチレンイミンに予浸されたGF/Cガラス繊維フィルターを通して、反応物を濾過した。フィルターを15mLの氷冷100mMのNaCl、20mMのトリスHCl、0.25%BSAを含有するpH7.4の緩衝液で洗浄し、遊離リガンドから結合を分離した。フィルターに結合した[3H]の化合物を、液体シンチレーション計数によって定量した。
競合結合実験:結合反応物を、室温で18時間、96ウェルポリプロピレンプレートで前もって形成した。360μLの中に、100pMの[3H]の化合物および増加した濃度の試験化合物でインキュベートした。非特異的結合を1μMの非標識化合物の存在下で定めた。反応物を移し、0.5%ポリエチレンイミンで予浸した96ウェルガラスファイバー/Cフィルタープレートで濾過した。濾過反応物を0.25%BSAを含有する200μLの氷冷緩衝液で5回洗浄した。結合した放射能を液体シンチレーション計数によって決定した。
データ分析:飽和実験のために、非特異的結合を全結合から差し引き、特異的結合を得、これらの値を、mgタンパク質あたりの結合したピコモルリガンドの点から再計算した。飽和曲線を構築し、解離定数は、以下の単一部位のリガンド結合モデルを用いて計算した:Beq=(Bmax*X)/(X+Kd)、式中、Beqは平衡状態で結合したリガンドの量であり、Bmaxは最大受容体密度であり、Kdは、リガンドの解離定数であり、Xは、遊離リガンドの濃度である。競合試験について、阻害パーセントを決定し、IC50値は、XLfitを使用して、4パラメータロジスティックモデルを用いて計算し(%阻害=(A+((B−A)/(1+((x/C)^D))))、式中、AとBは、それぞれ、最大と最小の阻害であり、Cは、IC50濃度であり、Dは(Hill)勾配である。
本発明の化合物は、当該モデルで試験した場合、(表1に記載するように)NaV1.7膜結合の不活性状態に親和性を示した。
実施例131
ナトリウムチャネル遮断薬によって誘導される鎮痛
熱誘導されたテイルフリック潜時試験
この試験では、本発明の化合物を投与することによって生じる鎮痛効果は、マウスの熱誘導テールフリックによって観察することができる。試験は、試験されるマウスの尾の一点に集束し、向けられた光ビームを伴うプロジェクターランプからなる熱源を含む。薬物治療の前および有害な熱刺激に反応したときに評価される、すなわち、尾の背側表面に放射熱を当ててから、テールフリックが発生するまでの応答時間である、テイルフリック潜時を40、80、120、および160分に測定して記録する。
当該試験の最初の部分では、65例の動物に、連続した2日にわたって、一日一回、テイルフリック潜時のベースラインの評価を行う。これらの動物を、ビヒクル対照、モルヒネ対照を含む11の異なる治療群の一つに無作為に割当て、9つの化合物を筋肉内に30mg/kg投与する。用量投与後、震えまたは発作、多動性、浅い、急速なまたは抑圧された呼吸およびグルーミングの失敗を含む毒性の徴候について、動物を注意深くモニターする。各化合物の最適なインキュベーション時間は、回帰分析によって決定される。試験化合物の鎮痛活性を、最大可能効果(%MPE)のパーセントとして表し、以下の式を用いて計算し、
ここで、
投与後潜時=薬物投与後、熱源から尾を遠ざける(フリックする)までにかかった各個別の動物の潜時。
投与前潜時=薬物投与前、熱源から尾をフリックするまでにかかった各個別の動物の潜時。
カットオフ時間(10秒)=熱源に曝される最大時間。
急性疼痛(ホルマリン試験)
ホルマリン試験は、急性疼痛の動物モデルとして使用される。ホルマリン試験では、実験日の前日に、動物を20分間、プレキシガラス試験室に短時間慣れさせる。試験日、動物に無作為に試験品を注射する。薬物投与から30分後、10%ホルマリンの50μLを、ラットの左後足の足底表面に皮下注射する。ホルマリン投与直後に、90分継続してビデオデータを取り始める。
画像は*.llii拡張子でファイルを保存し、その後MPEG−4コーディングに変換するActimetrix Limelightソフトウェアを使用してキャプチャーされる。ビデオは、行動分析ソフトウェア「The Observer 5.1」、(バージョン5.0、Noldus Information Technology、ワーゲニンゲン、オランダ)を用いて分析する。ビデオ分析は、動物の行動を観察し、種類に応じてそれぞれスコアリングし、行動の長さを定めることによって行う(DubuissonおよびDennis、1977)。スコアを付けた行動は、以下である:(1)正常な行動、(2)足に体重をかけない、(3)足を挙げる、(4)足をなめる/噛むまたは引っ掻く。注射を受けた足の持ち上げ、いたわり、または過剰に舐めること、噛むことおよび引っ掻くことは、痛みの応答を示す。注射を受けた足を明らかにいたわること、過剰に舐めること、噛むことまたは引っ掻くことなく両足を床に置いている場合、化合物から鎮痛反応または保護が示されている。
ホルマリン試験データの分析は、2つの要因に応じて行われる:(1)最大可能阻害効果パーセント(Percent Maximal Potential Inhibitory Effect)(%MPIE)および(2)疼痛スコア。%MPIEは、一連のステップによって算出され、最初に、各動物の非正常行動(行動1、2、3)の長さを合計する。ビヒクル群のための単一の値は、ビヒクル治療群内のすべてのスコアを平均することによって得られる。以下の計算は、各動物のMPIE値を算出する。
MPIE(%)=100−[(治療合計/平均ビヒクル値)×100%]
疼痛スコアは、上記のように加重尺度から計算される。行動の持続時間は、重み(反応の重症度の評価)を乗じて、観察の全長で割り、各動物の痛みの評価を決定する。計算は、下記式で表される。
痛みの評価=[0(To)+1(T1)+2(T2)+3(T3)]/(To+T1+T2+T3)
CFA誘発性慢性炎症性疼痛
当該試験では、触覚異痛症を較正フォンフレイフィラメントを用いて評価する。まる一週間の飼育施設への順化の後、150μLの「フロイント完全アジュバント」(CFA)乳状液(0.5mg/mLの濃度の油/食塩水(1:1)乳状液に懸濁されたCFA)を、軽いイソフルラン麻酔下で、ラットの左後足の足底表面に皮下注射する。動物は麻酔から回復し、すべての動物のベースラインの熱的および機械的侵害受容閾値を、CFAの投与1週間後に評価する。全動物を、実験開始前日に20分間実験装置に慣らす。試験および対照品を動物に投与し、薬物投与後の所定の時点に侵害受容閾値を測定し、6つの利用可能な治療のそれぞれの鎮痛応答を決定する。各試験化合物について最も高い鎮痛効果を示すよう使用される時点が予め決定されている。
動物の熱侵害受容閾値を、ハーグリーブス試験を使用して評価する。動物を、加熱ユニットを備えた高いガラスのプラットフォームの上部に設定されたプレキシグラスの囲いの中に配置する。ガラスのプラットフォームは全試験についてサーモスタットで約30℃の温度に制御される。動物を20分間適応させ、探査動作が完全に停止するまで囲いに配置する。Model 226 Plantar/Tail Stimulator Analgesia Meter(IITC、カリフォルニア州ウッドランドヒルズ)を使用して、ガラスプラットフォームの下から放射熱ビームを後足の足底表面に当てる。全試験の間、熱源のアイドリング強度および活性強度を、それぞれ1と45に設定し、組織の損傷を防ぐためにカットオフ時間を20秒にする。
触覚刺激に対する動物の作用閾は、ハーグリーブス試験後にModel 2290 Electrovonfrey触覚計(IITCLife Science、カリフォルニア州ウッドランドヒルズ)を用いて測定する。動物をワイヤメッシュ(mire mesh)面上に設定された高いプレキシグラス囲いに配置する。10分間の適応の後、予め較正されたフォン・フライの毛を、毛が足に対してわずかに折れ曲がるような十分な力で、0.1gの毛から始まる昇順で、動物の両足の足底表面に対して垂直に当てる。毛が、最低の力で、足に速いフリッキングを引き起こすまで、または約20gのカットオフ力に達するときに、試験を続ける。このカットオフ力は、動物の体重の約10%を示すため使用され、刺激の性質を変えてしまうほどの硬い毛を使用することにより、手足全体が持ち上がらないようにするために使用する。
痛覚の術後モデル
当該モデルでは、足にイントラプレーナ切開によって引き起こされる痛覚鈍麻を、動物が適用刺激から足を引っ込めるまで、増加した触覚刺激を足に印加することによって測定する。ノーズコーンを介して送達される3.5%イソフルラン下で動物に麻酔をかけ、皮膚および筋膜を通って、かかとの近位縁から0.5cmからつま先に向かって延びて、左後足の足底の側面に10番の外科用メスを使用して、縦1cmに切開する。切開後、2、3−0滅菌絹縫合糸を使用して皮膚を並置する。損傷部位をポリスポリンとベタジンで覆う。一晩、回復のために動物をホームケージに戻す。
手術をした(同側)と手術をしていない(反対側)両方の足について、触覚刺激に対する動物の引っ込み閾値は、Model 2290 Electrovonfrey触覚計(IITCLife Science、ウッドランドヒルズ、カリフォルニア州)を用いて測定することができる。動物をワイヤメッシュ(mire mesh)面上に設定された高いプレキシグラス囲いに配置する。10分間の適応の後、予め較正されたフォン・フライの毛を、毛が足に対してわずかに折れ曲がるような十分な力で、10gの毛から始まる昇順で、動物の両足の足底表面に対して垂直に当てる。毛が、最低の力で、足に速いフリッキングを引き起こすまで、または約20gのカットオフ力に達するときに、試験を続ける。このカットオフ力は、動物の体重の約10%を示し、刺激の性質を変えてしまうほどの硬い毛を使用することにより、手足全体が持ち上がらないようにするために使用する。
神経因性疼痛モデル、慢性狭窄傷害
端的には、10番の外科用メスを使用して、動物の左後肢の中大腿レベルで、皮膚および筋膜を通って、約3cm切開する。左坐骨神経を、大腿二頭筋を通って、出血を最小限にするために注意して鈍的切開によって露出する。1〜2mmの間隔で4−0非分解滅菌絹縫合糸を用いて、坐骨神経に沿って、4つの緩い結紮糸で結ぶ。緩い結紮糸の張力は、4倍の倍率で解剖顕微鏡下で見たときに坐骨神経のわずかな収縮を誘発するくらいに硬く結ばれる。偽手術された動物では、左の坐骨神経は、さらに操作されることなく露出している。抗菌軟膏を創傷に直接適用し、筋肉を滅菌縫合糸を使用して閉じる。ベタジンを筋肉およびその周辺に塗布し、外科用クリップで皮膚を閉じる。
触覚刺激に対する動物の作用閾は、ハーグリーブス試験後にModel 2290 Electrovonfrey触覚計(IITCLife Science、カリフォルニア州ウッドランドヒルズ)を用いて測定する。動物をワイヤメッシュ(mire mesh)面上に設定された高いプレキシグラス囲いに配置する。10分間の適応の後、予め較正されたフォン・フライの毛を、毛が足に対してわずかに折れ曲がるような十分な力で、0.1gの毛から始まる昇順で、動物の両足の足底表面に対して垂直に当てる。毛が、最低の力で、足に速いフリッキングを引き起こすまで、または約20gのカットオフ力に達するときに、試験を続ける。このカットオフ力は、動物の体重の約10%を示すため使用され、刺激の性質を変えてしまうほどの硬い毛を使用することにより、手足全体が持ち上がらないようにするために使用する。
動物の熱侵害受容閾値を、ハーグリーブス試験を使用して評価する。触覚閾値の測定後、動物を、加熱ユニットを備えた高いガラスのプラットフォームの上部に設定されたプレキシグラスの囲いの中に配置する。ガラスのプラットフォームは全試験についてサーモスタットで約24〜26℃の温度に制御される。動物を10分間適応させ、探査動作が完全に停止するまで囲いに配置する。Model 226 Plantar/Tail Stimulator Analgesia Meter(IITC、カリフォルニア州ウッドランドヒルズ)を使用して、ガラスプラットフォームの下から放射熱ビームを後足の足底表面に当てる。全試験の間、熱源のアイドリング強度および活性強度を、それぞれ1と55に設定し、組織の損傷を防ぐためにカットオフ時間を20秒にする。
神経因性疼痛モデル:脊髄神経結紮
脊髄神経結紮(SNL)神経因性疼痛モデルは、動物(すなわち、ラット)神経因性疼痛のモデルとして使用される。SNL試験では、脊髄神経のL5およびL6の腰椎根をしっかりと結紮し、神経損傷を引き起こし、機械的痛覚過敏、機械的異痛および熱過敏症の発症を生じさせる。動物に疼痛状態を完全に発症させるために、手術を試験日の二週間前に行う。いくつかの脊髄神経結紮変動を、本発明の化合物の鎮痛特性を特徴付けるために使用する。
L5脊髄神経の結紮、
L5およびL6脊髄神経の結紮、
L5脊髄神経の結紮および離断、
L5およびL6脊髄神経の結紮および離断、または
上記(1)〜(4)のいずれかと組み合わせて、L4脊髄神経の軽度の炎症。
ノーズコーンを介して送達される3.5%イソフルラン下で動物に麻酔をかけ、切開の中間点として後部腸骨稜のレベルを使用して、背側正中線のすぐ横の皮膚に、10番の外科用メスを使用して、縦に約2.5cmに切開する。切開後、イソフルランを、保守レベル(1.5%〜2.5%)に再調整する。中央仙骨部では、外科用メスの刃で、刃が仙骨に当たるまで(矢状面で)脊柱の側面に沿って刃をスライドさせて、切開する。はさみの先端を、切開部を通って導入し、筋肉および靭帯を脊柱から切り離し、脊柱を2〜3cm露出させる。神経が椎骨から出るポイントを見つけるために、筋肉および筋膜を脊椎の椎骨から切り離す。小さなガラスフックを脊髄神経に内側に配置し、脊髄神経を周囲の組織から穏やかに上昇させる。脊髄神経が単離されたら、短い長さの非分解性6−0滅菌絹糸を、ガラスフックの先端のボールの周りに2回巻き、神経の下に戻す。結び目を作ることによって、脊髄神経を堅く結紮し、神経が結紮糸の両側に突き出るようにする。必要に応じて手順を繰り返してもよい。いくつかの動物では、神経因性疼痛の発症を最大にするために、L4脊髄神経を小さなガラスフックで軽く擦って(最大20回)もよい。抗菌軟膏を切開部に直接塗布し、筋肉を滅菌縫合糸を使用して閉じる。ベタジンを、筋肉とその周辺に塗布し、外科用ステープルまたは滅菌非吸収性モノフィラメント5−0ナイロン縫合糸で、皮膚を閉じる。
本発明の化合物を動物に局所投与することによって生じる鎮痛効果は、その後、機械的触覚刺激に対する動物の足引っ込め閾値を測定することによって観察することができる。機械的異痛の手順または以下に記載の機械的痛覚過敏の手順のいずれかを用いて測定することができる。いずれかの方法により、適切なベースライン測定値を確立した後、本発明の化合物の局所製剤を、同側の足首と足に塗布する。治療領域をなめて化合物を除去するのを防ぐために、動物を15分間プラスチックトンネル内に配置する。以下に記載のいずれかの方法により同側の足を試験する前に15分間、動物をアクリル筐体に配置し、治療から0.5、1.0および2.0時間後に反応を記録する。
機械的異痛法
手術を受けた動物と対照動物の両方について、以下のようにマニュアルの較正されたvon Freyフィラメントを用いて、機械的異痛に対する動物の痛覚閾値を、手術約14日後、測定することができる。動物をワイヤメッシュ(mire mesh)面上に設定された高いプレキシグラス囲いに配置する。動物を20〜30分間順応させる。予め較正されたフォン・フライ毛を、ベースライン測定値を確立するために、足に対して毛髪のわずかに折れ曲がるような十分な力で、2.0gの毛から開始して、動物の同側の足底表面に対して垂直に当てる。反応に最初の変化が認められるまで、刺激を昇順または降順のいずれかで、連続した方法で与え、全部で6つの反応について、4つの追加の反応を記録する。グラムで測定される6つの反応を、Chaplan,S.R.ら、J.Neurosci.Methods、1994 Jul;53(1):55−63によって記述された式に入力し、50%の引っ込め閾値を算出する。これが、機械的異痛の値を構成する。
B.機械的痛覚過敏方法
触覚刺激に対する動物の作用閾は、Model 2290 Electrovonfrey触覚計(IITCLife Science、カリフォルニア州ウッドランドヒルズ)を用いて測定した。動物をワイヤメッシュ面上に設定された高いプレキシグラス囲いに配置した。当該囲いに適応してから15分後、十分な力で、動物の同側後足の足底表面に、フォン・フレイ毛を垂直に当て、グラムで測定し、足の鮮明な反応を引き出した。反応は、痛みを伴う刺激からの撤退を示し、有効性エンドポイントを構成した。データはグラムで測定されたベースライン閾値からのパーセント変化として表した。
実施例132
そう痒症の治療のためのin vivoアッセイ
本発明の化合物は、齧歯類モデルを使用したin vivo試験によって、止痒剤としての活性について評価することができる。末梢性に誘発されたそう痒症の一つの確立されたモデルは、無毛ラットの吻側背面領域(首)にセロトニンを注射することによる。セロトニン注射の前(例えば、2mg/mL、50μL)、ある用量の本発明の化合物を、経口投与、静脈内投与または腹腔内経路を介して、全身に投与し、または円形の領域の固定直径(例えば18mm)に局所的に投与することができる。投与後、セロトニン注射を局所投与の領域に行う。セロトニン注射後、動物の行動を20分〜1.5時間ビデオ録画するこによってモニターし、この時点の引っ掻き回数をビヒクル治療された動物と比較する。したがって、本発明の化合物の適用は、ラットのセロトニン誘導性の引っ掻きを抑制することができた。
本明細書で言及した米国特許、米国特許出願公開、米国特許出願、外国特許、外国特許出願および非特許刊行物の全ては、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
前述の発明は、理解を容易にするために、ある程度詳細に説明してきたが、ある特定の変更および改変が、添付の特許請求の範囲内で実施され得ることは明らかである。したがって、記載された実施形態は例示であり、限定するものではないと考えられるべきであり、本発明は、本明細書に与えられた詳細に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲および均等物内で改変することができる。