JP2005344878A - ポンプ用軸受構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポンプのドライ運転時に優れた摺動特性を発揮し、スラリー水に晒される運転条件下でも優れた摺動特性を発揮して、耐久性を向上させることができるポンプ用軸受構造を提供する。
【解決手段】 軸受21を複数のセグメント20で構成し、各セグメント20を超硬合金からなる基材20Aと、この基材20A上に形成されたダイヤモンド焼結体層20Bとで構成する。そして、ダイヤモンド焼結体層20Bの内面(表面)を、ポンプ主軸(回転軸)24に固着された超硬合金からなる摺動面をもつスリーブ25に摺動する摺動面としてある。
【選択図】 図1

Description

本発明はポンプ用軸受構造に関し、特に、軸受への負荷が大きい場合や先行待機運転ポンプの揚水遮断運転時のようなドライ運転される場合、さらにはスラリー水に晒される運転条件を伴う場合でも優れた摺動特性を発揮するポンプ用軸受構造に関する。
従来より、先行待機運転ポンプの先行待機運転時のようなドライ運転に適するポンプ用軸受構造として、図5に示すものがある。このポンプ用軸受構造Bは、金属製の軸受ケース1と、この軸受ケース1に金属製のバックシェル3を介して嵌合されたゴム製の緩衝材2と、この緩衝材2に嵌合される窒化珪素などのセラミックからなる軸受6とを有し、この軸受6の内周面が主軸4と同時に回転する超硬合金製の軸スリーブ5に摺動するように構成されている。なお、図中、8はキー結合、9は軸受カバー、10は軸受止め板、11は中間軸受台を示す(特許文献1)。
前記構成のポンプ用軸受構造Bは、たとえば、図6に示す立軸ポンプPに適用される。すなわち、吐出しボウル12に収容した羽根車13が固着されている主軸4は、複数のポンプ用軸受構造Bによって吐出しボウル12の内部および該吐出しボウル12の上側に設けた揚水管14の内部で回転自在に支持される。
特開2002−317814号公報(P7、図7)
軸受の摺動面が窒化珪素などのセラミックで構成され、スリーブの摺動面が超硬合金で構成されている特許文献1記載のポンプ用軸受構造では、両者ともに硬質のために摩耗速度は小さい。しかし、軸受の摺動面とスリーブの摺動面との間の大気中の自己潤滑性が低い。このため、先行待機運転ポンプの先行待機運転時のドライ運転のように、大気中で両者が摺動すると両者間の摩擦係数が上昇し、摺動面の温度が大幅に上昇して、ポンプ用軸受構造の耐久性が低下する。また、摺動面にDLC(ダイヤモンドライクカ−ボン)と称する非晶質炭素膜を用いることも考えられるが、ケイ砂やアルミナ粒子などを含むスラリー水に晒されると、短時間で摺動面を構成するDLC膜が摩滅してしまうという問題点がある。
本発明は、このような問題を解決するものであって、その目的とするところは、軸受への負荷が大きい場合や先行待機運転ポンプの先行待機運転時のようなドライ運転時に優れた摺動特性を発揮し、スラリー水に晒される運転条件下でも優れた摺動特性を発揮して、耐久性を向上させることができるポンプ用軸受構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係るポンプ用軸受構造は、回転軸または回転軸に固着されたスリーブと、前記回転軸または前記スリーブと対向する軸受とで摺動面が構成されるポンプ用軸受において、前記回転軸または前記スリーブと前記軸受の少なくとも一方の摺動面がダイヤモンドを含む焼結体層で構成されていることを特徴とするものである。
このように、回転軸または回転軸に固着されたスリーブと軸受の少なくとも一方を構成している摺動面を硬度が高く、かつ大気中の自己潤滑性が高いダイヤモンド焼結体層としているので、大気中で回転軸または回転軸に固着されたスリーブと軸受との両者が摺動するドライ運転がなされても、両者間の摩擦係数が上昇しない。このため、ポンプ用軸受構造の耐久性を向上させることができる。また、硬度が高いダイヤモンド焼結体層の表面を摺動面としていることにより、スラリー水に晒される運転条件下における摺動面の摩滅を防止して、ポンプ用軸受構造の耐久性を向上させることができる。
本発明においては、ダイヤモンド焼結体層のダイヤモンド含有率を50Vol%〜97Vol%の範囲内で、かつダイヤモンドの粒径を0.5μm〜70μmの範囲内にすることが好ましい。これによると、ダイヤモンド焼結体層の高い自己潤滑性が保持されることで、摩擦係数の上昇を避けて、耐摩耗性が高められ、ポンプ用軸受構造の耐久性を向上させることができるとともに、割れや欠けあるいは剥離などの弊害を回避して、基材上にダイヤモンド焼結体層を確実に形成することができる。
また、本発明においては、ダイヤモンド焼結体層の層厚が30μm〜7000μmの範囲内であり、かつ表面粗さRmaxを16μm以下にすることが好ましい。これによると、ダイヤモンド焼結体層の耐摩耗性が高められてポンプ用軸受構造の耐久性を向上させ、かつダイヤモンド焼結体層の加工性を良くすることができるとともに、ダイヤモンド焼結体層に摺動する相手側部材の摩耗を抑えて、ポンプ用軸受構造の耐久性を向上させることができる。
さらに、本発明においては、ダイヤモンド焼結体層のダイヤモンド含有率が55Vol%〜95Vol%の範囲内で、かつダイヤモンド焼結体層の層厚が70μm〜5500μmの範囲内で、かつ表面粗さRmaxが10μm以下であるとともに、ダイヤモンドの粒径を0.8μm〜50μm範囲内にすることがさらに好ましい。
これによると、ダイヤモンド焼結体層の高い自己潤滑性の保持がより確実になって、摩擦係数の上昇を確実に避けて、耐摩耗性を高め、ポンプ用軸受構造の耐久性をさらに向上させ、かつダイヤモンド焼結体層の加工性をさらに良くすることができるとともに、割れや欠けあるいは剥離などの弊害を回避して、基材上にダイヤモンド焼結体層をより一層確実に形成することができる。
さらに、本発明においては、前記ダイヤモンド焼結体層を形成する基材が、超硬合金またはサーメットからなり、ダイヤモンド焼結体層に前記基材と同じ成分を含有している構造が好ましい。
また、本発明は、前記スリーブまたは前記軸受の少なくとも一方を複数のセグメントで構成し、このセグメントが前記基材と前記ダイヤモンド焼結体層とで構成されているとともに、該ダイヤモンド焼結体層の表面を摺動面とした構造であってもよい。
また、本発明においては、スリーブの摺動面が超硬合金であり、前記軸受が複数のセグメントで構成され、このセグメントが前記基材と前記ダイヤモンド焼結体層とで構成され、該ダイヤモンド焼結体層の表面を軸受の摺動面とした構造にすることが好ましい。
本発明によれば、硬度が高く、かつ大気中の自己潤滑性が高いダイヤモンド焼結体層の表面を摺動面としているので、軸受への負荷が大きい場合や大気中でスリーブと軸受との両者が摺動するドライ運転がなされても、両者間の摩擦係数が上昇しないので、耐摩耗性が高められ、ポンプ用軸受構造の耐久性を向上させることができる。さらに、スラリー水に晒される運転条件下においても摺動面の摩滅を防止して、耐久性を向上させるといった優れた摺動特性を発揮することができる。
また、スリーブまたは軸受の少なくとも一方を複数のセグメントで構成し、このセグメントを基材とダイヤモンド焼結体層とで構成した場合は、上記効果に加えて、摺動面を構成する1つの部材の表面積が小さくなるため、硬質のダイヤモンド焼結体層の表面仕上げなどの加工性が向上し、凹凸の少ない良質の摺動面を経済的に形成できるようになる。
図1は本発明の実施形態を示す縦断面図、図2は図1のA−A線断面図である。これらの図において、ポンプ用軸受構造Bは、複数のセグメント20によって構成された軸受21と、この軸受21の外周にたとえば接着剤(図示省略)を介して一体に結合されたNBR(ニトリルゴム)からなる筒状の緩衝部材22と、この緩衝部材22を嵌合して外周に配置されるステンレス(SUS304)製で筒状のハウジング23と、ポンプ主軸24の外周に固着されたスリーブ25とを備え、環状のハウジング23は軸受台(図示省略)を介してポンプ側に固定される。
軸受21を構成している各セグメント20は、図3に示すように、タングステンカーバイトを含むコバルト基合金などの超硬合金からなる基材20Aと、この基材20A上に形成されたダイヤモンド焼結体層20Bとで構成され、前記スリーブ25は基材20Aと同様のタングステンカーバイトを含むコバルト基合金などの超硬合金によって構成されている。そして、軸受21の摺動面であるダイヤモンド焼結体層20Bの表面は、スリーブ25の外周摺動面にすべり接触し得る曲率半径を有する断面内向きの円弧状に形成してある。なお、図中、27は、スリーブ25にHIPにより形成した超硬合金層であり、その表面が摺動面となっている。
前記実施形態におけるダイヤモンド焼結体層20Bは、たとえば粒径が7μmのダイヤモンド粒子を92Vol%含有し、ダイヤモンド焼結体層20Bの層厚が500μmで、かつダイヤモンド焼結体層20Bの表面粗さRmaxが0.4μm以下のものである。
前記構成のポンプ用軸受構造Bを図6に示す立軸ポンプPに適用した場合には、硬度[ビッカース硬さ(GPa)]が高く、かつ大気中の自己潤滑性が高いダイヤモンド焼結体層20Bの表面を摺動面としているので、大気中でスリーブ25の外周摺動面27とダイヤモンド焼結体層20Bの両者が摺動するドライ運転がなされても、両者27,20B間の摩擦係数が上昇しない。このため、耐摩耗性が高められ、ポンプ用軸受構造Bの耐久性を向上させることができる。また、硬度が高いダイヤモンド焼結体層20Bの表面を摺動面としていることにより、スラリー水に晒される運転条件下における摺動面(ダイヤモンド焼結体層20Bの表面)の摩滅を防止して、ポンプ用軸受構造Bの耐久性を向上させることができる。
ここで、ダイヤモンド焼結体層20Bのダイヤモンド含有率が50Vol%未満であると、ダイヤモンド粒子が少なくなって、自己潤滑性が低くなり、摩擦係数が高くなって、ポンプ用軸受構造Bの耐久性が低下する。また、ダイヤモンド含有率が97Vol%を超えると、ダイヤモンド粒子が多くなりすぎて、焼結し難くなり、割れや欠けあるいは剥離などが生じて、ダイヤモンド焼結体層20Bの形態が損なわれる。したがって、ダイヤモンド含有率は50Vol%〜97Vol%、望ましくは55Vol%〜95Vol%、さらに望ましくは60Vol%〜92Vol%の範囲内に設定するのがよい。
また、ダイヤモンド粒子の粒径が0.5μm未満であると細かくなりすぎて耐摩耗性が低くなり、ポンプ用軸受構造Bの耐久性が低下する。そして、粒径が70μmを超えると大きくなりすぎて、ワイヤーカット加工がし難くなり、加工性が悪くなる。したがって、ダイヤモンド粒子の粒径は0.5μm〜70μm、望ましくは0.8μm〜50μm、さらに望ましくは1μm〜36μmの範囲内に設定するのがよい。これらダイヤモンド粒子の粒径範囲と、前記ダイヤモンド含有率の範囲を組み合わせることで、ダイヤモンド焼結体層20Bのビッカース硬度は30GPa以上になる。
さらに、ダイヤモンド焼結体層20Bの層厚が30μm未満であると薄くなりすぎて耐摩耗性が低くなり、ポンプ用軸受構造Bの耐久性が低下する。そして、層厚が7000μmを超えると厚くなりすぎて、加工時間が著しく増大し、加工性が悪くなる。したがって、ダイヤモンド焼結体層20Bの層厚は30μm〜7000μm、望ましくは70μm〜5500μm、さらに望ましくは100μm〜4000μmの範囲内に設定するのがよい。
ダイヤモンド焼結体層20Bの表面粗さRmaxが16μmを超えると粗くなりすぎて、超硬合金によって構成されているスリーブ25が短時間で摩耗するので、ポンプ用軸受構造Bの耐久性が低下する。したがって、ダイヤモンド焼結体層20Bの表面粗さRmaxは16μm以下、望ましくは10μm以下、さらに望ましくは6.3μm以下に設定するのがよい。
本発明に係るポンプ用軸受構造Bの実施例1〜8と、比較例1〜7におけるダイヤモンド焼結体層20B(硬質層)の「加工性」、「硬質層の割れ、欠け,剥離」,「耐久時間」、「スラリー試験後の硬質層の状態」の試験結果を表1に示す。なお、表1において、耐久時間(h)※は、図6に示した立軸ポンプPにポンプ用軸受構造B適用して、ドライ運転した際にポンプ用軸受構造Bの摩擦係数が0.8を超えた時間で示している。
Figure 2005344878
前記表1において、本発明に係るポンプ用軸受構造Bの実施例1〜8は、硬質層の「加工性」は全て良く、「硬質層の割れ、欠け,剥離」は全てにおいて発生せず、耐久時間は全て50時間を超えており、かつ「スラリー試験後の硬質層の状態」は全て摩滅しないといった優れた特性を示している。しかし、比較例1〜7において、比較例1では、硬質層のダイヤモンド含有率が50Vol%未満(40Vol%)であるため、ダイヤモンドよりも他の成分が多いため、ダイヤモンド特有の自己潤滑性が低くなり、摩擦係数が高くなって、ポンプ用軸受構造Bの耐久性が低下し(注1)、比較例2では、硬質層のダイヤモンド含有率が97Vol%を超えている(98Vol%)ため、焼結し難くなり、割れや欠けあるいは剥離などが生じる(注2)。また、比較例3では、ダイヤモンド粒子の粒径が0.5μm未満(0.1μm)であるため、細かくなりすぎて耐摩耗性が低くなり、スラリー試験後の硬質層に摩滅が生じ(注3)、比較例4では、ダイヤモンド粒子の粒径が70μmを超えている(100μm)ため、粒子が大きくなりすぎて、ワイヤーカット加工がし難くなり、硬質層の加工性が悪くなり(注4)、比較例5では、硬質層の表面粗さRmaxが16μmを超えている(25μm)ため、硬質層の表面が粗くなりすぎて、超硬合金によって構成されているスリーブ25の摺動面が短時間で摩耗するので、ポンプ用軸受構造Bの耐久性が低下する(注5)。さらに、比較例6では、硬質層の層厚が30μm未満(20μm)であるため、薄くなりすぎて耐摩耗性が低くなり、スラリー試験後の硬質層に摩滅が生じ(注6)、比較例7では、硬質層の層厚が7000μmを超えている(10000μm)ため、厚くなりすぎて、加工時間が著しく増大し、硬質層の加工性が悪くなったり(注7)、硬質層の応力歪みが大きくなって、割れや欠けあるいは剥離などを生じる(注8)ことがわかる。
なお、前記図1、図2で説明した実施形態では、図3に示すように、軸受21の各セグメント20の基材20Aを、タングステンカーバイトを含むコバルト基合金などの超硬合金で構成しているが、チタンカーバイトを主体にした焼結物のサーメットで基材20Aを構成してもよい。また、ダイヤモンド焼結体層20Bに基材20Aの金属成分であるコバルト基合金、あるいはサーメットなどの、使用した基材と同じ成分が含まれている構造であることが好ましい。
また、図4に示すように、複数のセグメント20を軸方向に分割してもよい。このような分割構造であれば、1枚の板からセグメントを切り出して加工する際の歩止まりが向上するほか、軸受21の軸線に対してポンプ主軸24の軸線が僅かに傾いても、軸方向に分割されている複数のセグメント20と、これらセグメント20の外周側に配置される筒状の緩衝部材22との協働によって、前記ポンプ主軸24の傾きを吸収することができる。
さらに、前記図1、図2で説明した実施形態では、ポンプ主軸24に固着したスリーブ25上に超硬合金層27を形成し、この超硬合金層27と対向する軸受21の摺動面を、ダイヤモンド焼結体層20Bを有する複数のセグメント20で構成しているが、軸受21の摺動面を筒状の超硬合金や窒化珪素などのセラミックによって構成し、この軸受21と対向するスリーブ25の外周摺動面25Aを、ダイヤモンド焼結体層20Bを有する複数のセグメント20で構成してもよい。また、回転軸24にスリーブ25を固着した構成とせずに、回転軸24の表面を摺動面としてもよい。さらに、ダイヤモンド焼結体層20Bをセグメント上に形成せずに、回転軸24やスリーブ25、軸受21の表面に直接形成してもよい。
本発明の実施形態を示す縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。 セグメントの一例を示す斜視図である。 セグメントの変形使用例を示す縦断面図である。 従来例の縦断面図である。 ポンプ用軸受構造の適用例を示す縦断面図である。
符号の説明
20 セグメント
20A 基材
20B ダイヤモンド焼結体層
21 軸受
24 ポンプ主軸(回転軸)
25 スリーブ

Claims (7)

  1. 回転軸または回転軸に固着されたスリーブと、前記回転軸または前記スリーブと対向する軸受とで摺動面が構成されるポンプ用軸受において、前記回転軸または前記スリーブと前記軸受の少なくとも一方の摺動面がダイヤモンドを含む焼結体層で構成されていることを特徴とするポンプ用軸受構造。
  2. 請求項1に記載のポンプ用軸受構造において、
    前記ダイヤモンド焼結体層のダイヤモンド含有率が50Vol%〜97Vol%の範囲内であり、かつダイヤモンドの粒径が0.5μm〜70μmの範囲内であることを特徴とするポンプ用軸受構造。
  3. 請求項2に記載のポンプ用軸受構造において、
    前記ダイヤモンド焼結体層の層厚が30μm〜7000μmの範囲内であり、かつ表面粗さRmaxが16μm以下であることを特徴とするポンプ用軸受構造。
  4. 請求項3に記載のポンプ用軸受構造において、
    前記ダイヤモンド焼結体層のダイヤモンド含有率が55Vol%〜95Vol%の範囲内であり、かつダイヤモンド焼結体層の層厚が70μm〜5500μmの範囲内であり、かつ表面粗さRmaxが10μm以下であるとともに、ダイヤモンドの粒径が0.8μm〜50μm範囲内であることを特徴とするポンプ用軸受構造。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のポンプ用軸受構造において、
    前記ダイヤモンド焼結体層を形成する基材が、超硬合金またはサーメットからなり、前記ダイヤモンド焼結体層に前記基材と同じ成分を含有していることを特徴とするポンプ用軸受構造。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のポンプ用軸受構造において、
    前記スリーブまたは前記軸受の少なくとも一方が複数のセグメントで構成され、このセグメントが前記基材と前記ダイヤモンド焼結体層とで構成されているとともに、該ダイヤモンド焼結体層の表面を摺動面としたことを特徴とするポンプ用軸受構造。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載のポンプ用軸受構造において、
    前記スリーブの摺動面が超硬合金であり、前記軸受が複数のセグメントで構成され、このセグメントが前記基材と前記ダイヤモンド焼結体層とで構成され、該ダイヤモンド焼結体層の表面を軸受の摺動面としたことを特徴とするポンプ用軸受構造。
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