JP2005339904A - 燃料電池セルスタック及び燃料電池 - Google Patents

燃料電池セルスタック及び燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2005339904A
JP2005339904A JP2004155197A JP2004155197A JP2005339904A JP 2005339904 A JP2005339904 A JP 2005339904A JP 2004155197 A JP2004155197 A JP 2004155197A JP 2004155197 A JP2004155197 A JP 2004155197A JP 2005339904 A JP2005339904 A JP 2005339904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
current collecting
fuel
collecting member
cell stack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004155197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5051969B2 (ja
Inventor
Kenji Shimazu
健児 島津
Yuichi Hori
雄一 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2004155197A priority Critical patent/JP5051969B2/ja
Publication of JP2005339904A publication Critical patent/JP2005339904A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5051969B2 publication Critical patent/JP5051969B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】集電部材とセルとを強固に接合することができ、長期使用による集電抵抗増大を抑制し、出力低下を有効に回避できる燃料電池セルスタック及び燃料電池を提供する。
【解決手段】固体電解質68の両側に酸素極70と燃料極66が形成され、酸素極70又は燃料極66に接続されるインターコネクタ72を有する複数の固体電解質形燃料電池セル62を、集電部材76を介して電気的に接続してなる燃料電池セルスタック60であって、燃料電池セル62と集電部材76とを導電性セラミックスからなる導電性接合材120で接合してなるとともに、燃料電池セル62と集電部材76との接合強度が0.08MPa以上である。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数の固体電解質形燃料電池セルを、集電部材を介して電気的に接続してなる燃料電池セルスタック及び燃料電池に関するものである。
次世代エネルギーとして、近年、燃料電池が種々提案されている。このような燃料電池には、固体高分子形、リン酸形、溶融炭酸塩形、固体電解質形など、各種のものが知られているが、中でも固体電解質形の燃料電池は、作動温度が800〜1000℃と高いものの、発電効率が高く、また排熱利用ができるなどの利点を有しており、その研究開発が推し進められている。
固体電解質型燃料電池は、燃料極と酸素極とを固体電解質を間に挟んで構成されたセルの複数を、金属、合金製、或いはセラミック製の集電部材によって電気的に接続することにより電流を取り出す構造となっている。
ところで、上記のような構造の燃料電池では、燃料極には燃料ガスが供給され、酸素極には空気等の酸素含有ガスが供給されるため、集電部材は酸化又は還元に対する耐性の良好なものでなければならない。このような燃料電池として、集電部材が容易に酸化されないように、この集電部材の表面を銀で被覆し、この集電部材を燃料電池セルの電極に接合した燃料電池が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−282127号
特許文献1の燃料電池では、燃料電池セルの電極と集電部材とを銀ペーストにより接合するため、燃料電池セルと集電部材との電気的接続信頼性を向上できるものの、燃料極や酸素極は多孔質であるため、集電部材表面に銀ペーストを塗布して接合するだけでは、集電部材表面に塗布された銀ペーストが多孔質である燃料極や酸素極に吸われるという現象が生じ、未だ充分な接合強度が得られておらず、さらなる高い接合強度が要求されている。
また、銀ペーストを用いて接合した場合、理由は明確ではないが(おそらく銀のマイグレーションと思われる)、長期発電により燃料極と酸素極との間の絶縁性が経時的に低下し、発電性能が低下していく傾向があった。
本発明は、集電部材とセルとを強固に接合することができ、長期使用による集電抵抗増大を抑制し、出力低下を有効に回避できる燃料電池セルスタック及び燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池は、固体電解質の両側に酸素極と燃料極が形成され、前記酸素極又は前記燃料極に接続されるインターコネクタを有する複数の燃料電池セルを、集電部材を介して電気的に接続してなる燃料電池セルスタックであって、前記燃料電池セルと前記集電部材とを導電性セラミックスからなる導電性接合材で接合してなるとともに、前記燃料電池セルと前記集電部材との接合強度が0.08MPa以上であることを特徴とする。
このような燃料電池セルスタックでは、燃料電池セルと導電性セラミックスからなる集電部材との接合強度が0.08MPa以上であるため、集電部材とセルとの接合強度が大きく、長期使用による集電抵抗増大を抑制し、出力低下を有効に回避できる。また、導電性セラミックスからなる集電部材を用いるため、銀を用いる場合のようなマイグレーションが生じることがない。
また、本発明の燃料電池セルスタックは、集電部材は、金属又は合金からなる板状であることを特徴とする。このような燃料電池セルスタックでは、集電部材が板状であり、燃料電池セルと面で接合されるため、燃料電池セルとの接合強度を向上できる。
さらに、本発明の燃料電池セルスタックは、集電部材が導電性接合材で被覆されていることを特徴とする。このような燃料電池セルスタックでは、被覆した導電性接合材により集電部材の酸化、還元を抑制できるとともに、燃料電池セルに集電部材を導電性接合材を用いて接合した場合、被覆された導電性接合材とともに、集電部材が導電性接合材中に取り込まれるように燃料電池セルに接合され、より接合強度を向上できる。
さらに、本発明の燃料電池セルスタックは、集電部材の一方側が一方の燃料電池セルの酸素極又は燃料極に接続され、他方側が他方の燃料電池セルのインターコネクタに接続されていることを特徴とする。このような燃料電池セルスタックでは、複数の燃料電池セルを直列に接続でき、大きな電圧を得ることができる。
また、本発明の燃料電池セルスタックは、導電性接合材が、La、Sr、Co及びFeを含有するペロブスカイト型酸化物であることを特徴とする。特に、導電性接合材が、モル比による組成式(La0.6Sr0.4A(Co1−yFe(0.2≦y≦0.8)で表される組成物からなることが望ましい。このような燃料電池セルスタックでは、導電性接合材が、La、Sr、Co及びFeを含有するペロブスカイト型酸化物であるため、600〜1000℃の作動温度での電気伝導性が高く、しかも導電性の劣化を小さくできる。
また、本発明の燃料電池セルスタックは、集電部材が燃料電池セルの酸素極に接合されており、該酸素極は、La、Sr、Co及びFeを含有するペロブスカイト型酸化物であることを特徴とする。このような燃料電池セルスタックでは、酸素極の導電性を高くできる。また、酸素極が導電性接合材の成分と同じ成分を含有する場合には、接合強度を向上できる。
さらに、本発明の燃料電池セルスタックは、燃料電池セルのインターコネクタ表面には、La、Sr、Co及びFeを含有するペロブスカイト型酸化物からなる集電膜が形成されており、集電部材が、前記集電膜に接合されていることを特徴とする。本発明の燃料電池セルスタックは、集電膜は、酸素極材料と同一材料からなることを特徴とする。このような燃料電池セルスタックでは、例えば、酸素極と同様のペロブスカイト型酸化物で集電膜を作製するため、集電部材による酸素極とインターコネクタ上の集電膜との接合条件がほぼ等しくなり、両者の接合強度を同じ程度とできる。
また、本発明の燃料電池セルスタックは、燃料電池セルは中空平板型であり、対向する平坦部の一方側に酸素極又は燃料極が形成され、他方側の表面にインターコネクタが形成されていることを特徴とする。このような燃料電池セルスタックでは、燃料電池セル間に集電部材を介装し、接合する際に、集電部材を平坦な燃料電池セルの面に接合できるため、接合強度を向上できる。
さらに、本発明の燃料電池セルスタックは、上記燃料電池セルスタックをハウジング内に収納してなることを特徴とする。このような燃料電池では、集電部材と燃料電池セル間の接合強度が大きいため、長期使用による集電抵抗増大を抑制することができ、出力低下を有効に回避できる。
本発明の燃料電池セルスタックでは、燃料電池セルと集電部材との接合強度が0.08MPa以上であるため、集電部材とセルとの接合強度が大きく、長期使用による集電部材の燃料電池セルとの接触不良を減少させ、集電抵抗を低減し、電池の出力低下を抑制できる。また、銀ペーストを用いて接合しないため、銀のマイグレーション等を考慮する必要がない。
以下、本発明の燃料電池を図面を参照して詳述する。図1及び図2を参照して説明すると、図示の燃料電池は略直方体形状のハウジング2を具備している。このハウジング2の6個の壁面には適宜の断熱材料から形成された断熱壁、即ち上断熱壁4、下断熱壁6、右側断熱壁8、左側断熱壁10、前断熱壁(図示していない)及び後断熱壁(図示していない)が配設されている。ハウジング2内には発電・燃焼室12が規定されている。
前断熱壁及び/又は後断熱壁は着脱自在或いは開閉自在に装着されており、前断熱壁及び/又は後断熱壁を離脱或いは開動せしめることによって発電・燃焼室12内にアクセスすることができる。所望ならば、各断熱壁の外面に金属板製でよい外壁を配設することができる。
ハウジング2内の下端部には下部ガス室14が配置され、上端部には上部ガス室16が配設されている。下部ガス室14は上下方向寸法が比較的小さい直方体形状のケース15内に規定されており、同様に上部ガス室16も上下方向寸法が比較的小さい直方体形状のケース17内に規定されている。ハウジング2内の左右両側部には上下方向に延在する連通ガス室18が配設されている。かかる連通ガス室18は横方向(図1において左右方向)寸法が比較的小さい直方体形状のケース19内に規定されている。
連通ガス室18の各々の上面には前後方向に間隔をおいて3個の連通筒20が付設されており、かかる連通筒20を介して連通ガス室18の各々が上部ガス室16の下面両側部に連通されている。連通ガス室18の各々の下端部内側は下部ガス室14の両側面に直接的に連結されている。
従って、上部ガス室16の両側部は連通ガス室18を介して下部ガス室14の両側部に連通せしめられている。下部ガス室14の上面には横方向(図1において左右方向)に間隔をおいて上方に突出する5個の中空ガス噴出板22が配設されている。かかるガス噴出板22の下端は下部ガス室14内に連通せしめられており、上部にはガス噴出孔(図示していない)が形成されている。
ハウジング2の両側部、更に詳しくは右側断熱壁8の内側及び左側断熱壁10の内側には、全体として平板形状である熱交換器24が配設されている。熱交換器24の各々は実質上鉛直に延在する中空平板形態のケース26から構成されている。
かかるケース26内にはその横方向中間に位置する仕切板28が配設されており、ケース26内は内側に位置する排出路30と外側に位置する流入路32とに区画されている。排出路30内には上下方向に間隔をおいて5枚の仕切壁34及び36が配置されている。更に詳述すると、排出路30内には、その前縁はケース26の前壁(図示していない)から後方に離隔して位置するがその後縁はケース26の後壁(図示していない)に接続されている形態の仕切壁34と、その前縁はケース26の前壁に接続されているがその後縁はケース26の後壁から前方に離隔して位置せしめられている仕切壁36とが交互に配置されており、かくして燃焼ガス排出路30はジグザグ形態にせしめられている。
同様に、流入路32内にも上下方向に間隔をおいて5枚の仕切壁38及び40、即ちその前縁はケース26の前壁(図示していない)から後方に離隔して位置するがその後縁はケース26の後壁(図示していない)に接続されている形態の仕切壁38と、その前縁はケース26の前壁に接続されているがその後縁はケース26の後壁から前方に離隔して位置せしめられている仕切壁40とが交互に配置されており、かくして流入路32もジグザグ形態にせしめられている。
ケース26の内側壁の上端部には排出開口42が形成されており、排出路30は排出開口42を介して発電・燃焼室12と連通せしめられている。図示の実施形態においては、熱交換器24の各々と上記連通ガス室18との間及び連通ガス室18の内面にも断熱部材44及び46が配設されているが、かかる断熱部材44及び46の上端は排出開口42の下縁と実質上同高乃至これより幾分下方に位置せしめられており、排出開口42は断熱部材44及び46の上方に残留せしめられている空間並びに連通ガス室18の上端に配設された3個の連通筒20間の空間を通して発電・燃焼室12に連通せしめられている。
ケース26の上壁における外側部には流入開口48が形成されており、流入路32はかかる流入開口48を介して上部ガス室16に連通せしめられている。熱交換器24の各々の後方には上下方向に細長く延びる二重筒体50(図1にその上端部のみを図示している)が配設されており、かかる二重筒体50は外側筒部材52と内側筒部材54とから構成されている。排出路30の下端部は外側筒部材52と内側筒部材54との間に規定されている排出路の下端部に接続されており、流入路32の下端部は内側筒部材54内に規定されている流入路に接続されている。
而して、図示の燃料電池における上述したとおりの構成は、本出願人の出願にかかる特願2003−295790の明細書及び図面に開示されている燃料電池組立体と実質上同一であるので、上述した構成の詳細については上記特願2003−295790の明細書及び図面に委ね、本明細書においては説明を省略する。
上述した下部ガス室14の上面上には4個の発電ユニット56a、56b、56c及び56dが配置されている。発電ユニット56a、56b、56c及び56dは、夫々、上述したガス噴出板22間に位置せしめられている。図1及び図2と共に、図3を参照して説明を続けると、発電ユニット56aは前後方向(図1において紙面に垂直な方向)に細長く延びる直方体形状の燃料ガスマニホールド58aを具備している。
燃料ガス室59aを規定している燃料ガスマニホールド58aの上面上にはセルスタック60aが装着されている。セルスタック60aは上下方向に細長く延びる直立セル62を燃料ガスマニホールド58aの長手方向(即ち前後方向)に複数個縦列配置して構成されている。図4に明確に図示する如く、セル62の各々は電極支持基板64、内側電極層である燃料極66、固体電解質層68、外側電極層である酸素極70、及びインターコネクタ72から構成されている。
電極支持基板64は上下方向に細長く延びる板状片であり、平坦な両面と半円形状の両側面を有する。電極支持基板64にはこれを鉛直方向に貫通する複数個(図示の場合は4個)の燃料ガス通路74が形成されている。セル62の各々は、後述するように、燃料ガスマニホールド58aの上壁(天板)に、例えば耐熱性に優れたガラスによって接合され、セル62の燃料ガス通路74は、燃料ガス室59aに連通せしめられる。
インターコネクタ72は電極支持基板64の片面(図4のセルスタック60aにおいて上面)上に配設されている。燃料極66は電極支持基板64の他面(図4のセルスタック60aにおいて下面)及び両側面に配設されており、その両端はインターコネクタ72の両端に接合せしめられている。固体電解質層68は燃料極66の全体を覆うように配設され、その両端はインターコネクタ72の両端に接合せしめられている。酸素極70は、固体電解質層68の主部上、即ち電極支持基板64の他面を覆う部分上に配置され、電極支持基板板64を挟んでインターコネクタ72に対向して位置せしめられている。
セルスタック60aにおける隣接するセル62間には集電部材76が配設されており、一方のセル62のインターコネクタ72と他方のセル62の酸素極70とを、導電性セラミックスからなる導電性セラミックスにより接合されている。セルスタック60aの両端、即ち図4において上端及び下端に位置するセル62の片面及び他面にも、後述するように端部側集電部材109が配設されており、この端部側集電部材109が、インタコネクタ72又は酸素極に導電性セラミックスからなる導電性接合材により接合されている。
セル62について更に詳述すると、電極支持基板64は燃料ガスを燃料極66まで透過させるためにガス透過性であること、そしてまたインターコネクタ72を介して集電するために導電性であることが要求され、かかる要求を満足する多孔質の導電性セラミック(若しくはサーメット)から形成することができる。
燃料極66及び/又は固体電解質層70との同時焼成により電極支持基板64を製造するためには、鉄属金属成分と特定希土類酸化物とから電極支持基板64を形成することが好ましい。所要ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35乃至50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は300S/cm以上、特に440C/cm以上であるのが好ましい。
燃料極66は多孔質の導電性セラミックス、例えば希土類元素が固溶しているZrO(安定化ジルコニアを称されている)とNi及び/又はNiOとから形成することができる。
固体電解質層68は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有するものであることが必要であり、通常、3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrOから形成されている。
酸素極70は所謂ABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電セラミックスから形成することができる。酸素極70はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。
酸素極70は、La、Sr、Co及びFeを含有するペロブスカイト型酸化物であることが望ましく、(La0.6Sr0.4A(Co1−yFe(0.2≦y≦0.8)で表される組成物からなることが望ましい。
インターコネクタ72は導電性セラミックから形成することができるが、水素ガスでよい燃料ガス及び空気でよい酸素含有ガスと接触するため、耐還元性及び耐酸化性を有することが必要であり、このためにランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)が好適に使用される。インターコネクト72は電極支持基板64に形成された燃料ガス通路74を通る燃料ガス及び電極支持基板64の外側を流動する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが望まれる。
インターコネクタ72の外面(上面)には、遷移金属ペロブスカイト型酸化物等からなる集電膜を設けることが好ましい。即ち、インターコネクタ72には、導電性の集電部材76が接続されるが、集電部材76をインターコネクタ72に直接接続すると、非オーム接触により、電位降下が大きくなってしまい、集電性能が低下してしまう。
しかるに、集電部材76を、集電膜を介してインターコネクタ72に接続させることにより、両者の接触がオーム接触となり、電位降下を少なくし、集電性能の低下を有効に回避することが可能となる。集電膜としては、インターコネクタ72を構成するLaCrO系酸化物よりも電子伝導性が大きいもの、例えば、BサイトにMn、Fe、Coなどが存在するLaMnO系酸化物、LaFeO系酸化物、LaCoO系酸化物などの少なくとも一種からなるものを用いることができるが、特には、La、Sr、Co及びFeを含有するペロブスカイト型酸化物からなることが望ましい。さらには、集電膜は、酸素極材料と同一材料からなることが望ましい。集電膜の厚みは、30乃至100μmの範囲にあることが好ましい。この集電膜に集電部材76が接合され、インターコネクタ72に集電部材76が接合されている。
図1乃至図3を参照して説明を続けると、発電ユニット56aは、セルスタック60aの上方を前後方向に細長く延びる長方体形状(或いは円筒形状)であるのが好都合である改質ケース78aも具備している。改質ケース78aの前端部下面には燃料ガス送給管80aの一端即ち上端が接続されている。
燃料ガス送給管80aは下方に延び、次いで湾曲して後方に延び、燃料ガス送給管80aの他端は上記燃料ガスマニホールド58aの前面に接続されている。改質ケース78aの後面には被改質ガス供給管82aの一端が接続されている。被改質ガス供給管82aは実質上垂直に延び、ハウジング2の後壁(図示していない)を通ってハウジング2外に延出している。
被改質ガス供給管82aは都市ガス等の炭化水素ガスでよい被改質ガス供給源(図示していない)に接続されており、被改質ガス供給管82aを介して改質ケース78aに被改質ガスが供給される。改質ケース78a内には燃料ガスを水素リッチな燃料ガスに改質するための適宜の改質触媒が収容されている。
図示の実施形態においては、改質ケース78aは燃料ガス送給管80aを介して燃料ガスケース58aに接続され、これによって所要位置に保持されているが、所要ならば、図3に二点鎖線で図示する如く、例えば上記被改質ガス供給管82aの下面と燃料ガスマニホールド58aの後端部上面或いは後面との間に適宜の支持部材84aを付設することもできる。
発電ユニット56cは上述した発電ユニット56aと実質上同一である。発電ユニット56b及び56dは、発電ユニット56a及び56cに対して前後方向が逆に配置されていること、従って改質ケース78b及び78dと燃料ガスマニホールド58b及び58dとを接続する燃料ガス送給管(図示していない)が後側に配置され、被改質ガス供給管82b及び82dが改質ケース78b及び78dの前面からハウジング2の前壁(図示していない)を通って延出せしめられていることを除いて発電ユニット56a及び56cと同一である。
発電ユニット56a、56b、56c及び56dの各々は、図1及び図2を参照することによって明確に理解されるとおり、ガス噴射板22間にて下部ガス室14を規定するケース15の上面上に載置され、ボルトの如き適宜の固定手段(図示していない)によって所定位置に固定される。
さらに、本発明の燃料電池では、上記したように、又、図5、6に示すように、複数の燃料電池セル62が所定間隔をおいて立設した状態で、その下端部が燃料ガスマニホールド58に接合固定されており、隣設する燃料電池セル62間には集電部材76を介装してなるセルスタック60を具備している。
セルスタック60の両側にはセルスタック保持部材93が設けられ、セルスタック保持部材93の下端部が、燃料ガスマニホールド58に設けられた挿入孔95に挿入固定されている。尚、図2、図3では、セルスタック保持部材、集電部材、端部側集電部材を省略した。
燃料電池セル62の下端部は、セル支持板97に設けられたセル挿入孔99に挿入され、固定されており、このセル支持板97が、燃料ガスマニホールド58の天板を構成している。この場合には構造を簡略化でき、製造が容易となる。尚、燃料ガスマニホールドの上面にセル支持板を固定してもよい。この場合には、燃料ガスマニホールド内のガス気密性を高めることができる。この場合、燃料ガスマニホールドの天板には貫通孔が形成されており、この貫通孔とセルの燃料ガス通路74とが連通している。尚、マニホールド58と記載する場合があるが、この場合には、マニホールド58a〜58dを包含する意味である。
尚、複数の燃料電池セルを一列に配列させ、この状態で下端部を一体的に接合固定し、セルをセル支持板に立設させてもよい。この場合には、例えば、複数の整列した燃料電池セルの下端部を型枠内に収容し、この型枠内にガラスペースとを流し込み、加熱硬化させ、型枠を除去することにより作製できるため、セルスタックを容易に形成できる。
セルスタック保持部材93及び燃料電池セル62は、ガラス、セラミック等の絶縁材料により燃料ガスマニホールド58の挿入孔95,99内に接合固定されている。接合は、セルスタック保持部材93及び燃料電池セル62を挿入孔95,99に挿入した状態で、その隙間に、ガラスペースト等を充填し、加熱することにより作製できる。
セルスタック保持部材93と燃料電池セル62との間には、端部側集電部材109が配置されている。この端部側集電部材109は、溶接等の接合部がない一体物から構成されており、その引出部がハウジング2の外部まで延設されている。
即ち、燃料電池セル間の集電部材76は、図7(a)(b)に示すように、U字状をなしており、その平坦状の櫛歯76aが燃料電池セル62の平坦部に導電性接合材120により接合している。
また、端部側集電部材109は、図8に示すように、燃料電池セル62側の弾性部109aと、セルスタック保持部材93側に形成された枠状の固定部109bとから構成されている。端部側集電部材109の枠状の固定部109bには、電流を引き出すための引出部109cが形成されており、弾性部109a、固定部109b、引出部109cは、接合部のない一体構造物からなり、例えば、導電性板材に切り込みを形成し、弾性部を形成する集電片をく字状に折曲し、図8(a)に示すように、弾性部109aの平坦部に燃料電池セル62の平坦部が導電性接合材120により接合されている。端部側集電部材109はK字状に形成されている。固定部109bは、格子状に形成された枠状であり、その格子部分がセルスタック保持部材93の内面側に全体的に当接するように構成されている。
また、固定部109bの一方側端部には、図8(c)に示したように、引出部109cが一体的に設けられている。尚、引出部109cは、図8(d)に示すように、燃料電池セル62の立設方向中央部における固定部109bに設けられていることが望ましい。これにより、燃料電池セル62の立設方向の両端部からの電流の電流経路が最短となり、セルスタック60からの電流を有効に最短距離で引き出すことができる。
集電部材76の全周面は導電性接合材120で被覆されており、図7(a)(d)に示したように、一方側の櫛歯76aが右側の燃料電池セル62の酸素極70と、他方側の櫛歯76aが左側の燃料電池セルのインターコネクタ72に、導電性セラミックスからなる導電性接合材120により接合されている。この導電性接合材120は、La、Sr、Co及びFeを含有するペロブスカイト型酸化物とされている。導電性接合材120は、モル比による組成式(La0.6Sr0.4A(Co1−yFe(0.2≦y≦0.8)で表される組成物からなることが望ましい。また、端部側集電部材109も、集電部材76と同様に形成されている。
本発明の燃料電池に用いられる集電部材76,109は、燃料電池セル62間、もしくは燃料電池セル62とセルスタック保持部材93間に両者を接続するように配置され、集電ロスを低減させるために板状集電部材であることが重要で、図7(b)、図8(c)に示すような櫛歯形状の板状の集電部材を用いることが望ましい。また、板状の集電部材76.109の厚みは0.2〜2.0mmの範囲であることが望ましく。さらに、0.5〜1.0mmの範囲とすることが望ましい。
また、集電部材76は燃料電池セル62間を接続する導電部材として機能することから、集電部材76の酸素極70に対する接触面積比が30%以上とすることで、導通経路としての集電部材76の面積を確保でき、集電部材76の抵抗が減少するため、集電ロスを低減でき、高い発電性能を有する燃料電池を提供できる。集電部材76は、酸素極70と接合する面積よりも、インターコネクタ72と接合する面積が大きいことが望ましい。これは、インターコネクタ72はガスを通過させる必要がないため、接合面積を大きくすることができ、接合強度を高くできるからである。
集電部材76,109は、金属、合金、又は、セラミックスからなるものであり、導電性接合材120で表面が覆われている。金属乃至合金としては、導電性の高いものであれば特に制限されないが、一般的には、Ni,Fe−Cr,SUS等が好適に使用される。
そして、本発明の燃料電池は、燃料電池セル62と集電部材76、109との接合強度が0.08MPa以上とされている。このような燃料電池は、例えば、集電部材76で説明すると、図7(c)に示すように、集電部材76の表面を導電性接合材120aで被覆するとともに、集電部材76の櫛歯76aに導電性接合材を含有するペースト120bを塗布し、また、集電部材76が接合される燃料電池セル62の例えば酸素極70の表面部分に、上記ペースト120cを塗布し、1050℃で加熱処理することにより、図7(d)に示すように、集電部材76の櫛歯76aが導電性接合材120により取り巻かれるようにして燃料電池セルに接合でき、高い接合強度を得ることができる。
これは、単に、導電性接合材のペーストを集電部材76の表面、又は燃料電池セル62の表面に塗布しただけでは、例えば、燃料電池セル62の接合部分は酸素極又はインターコネクタ表面の集電膜であり、多孔質であるため、ペーストが吸われて、接合強度が低いが、集電部材76の表面、及び燃料電池セル62の表面に塗布することにより、ペーストが多孔質体に吸われたとしても、多量のペーストが存在するため、接合強度を高くできるとともに、被覆したペースト120aにより集電部材76の櫛歯76aが、図7(d)に示すように埋設され、これにより接合強度を向上できる。また、導電性接合材のペーストを形成するための(La0.6Sr0.4A(Co1−yFe原料粉末の平均粒径は0.6μm以下を用いることにより、多孔質体への吸い込み量は多くなる傾向にあるが、焼結性を向上できるため、接合強度を高めることができる。さらに、導電性接合材120の熱膨張係数は、酸素極70、集電膜の熱膨張係数とほぼ同一であることが望ましい。
以上のように構成された燃料電池においては、被改質ガスが被改質ガス供給管(図2に2本の被改質ガス供給管82b及び828dを図示し、図3に1本の被改質ガス供給管82aを図示している)を介して改質ケース78a、78b、78c及び78dに供給され、改質ケース78a、78b、78c及び78d内において水素リッチな燃料ガスに改質された後に、燃料ガス送給管(図2に2本の燃料ガス送給管80a及び80cを図示している)を通して燃料ガスケース58a、58b、58c及び58d内に規定されている燃料ガス室59a、59b、59c及び59dに供給され、次いでセルスタック60a、60b、60c及び60dに供給される。
一方、空気でよい酸素含有ガスは二重筒体50の内側筒部材54内に規定されている流入路を通して熱交換器24の流入路32に供給され、次いで上部ガス室16及び連通ガス室18を通して下部ガス室14に供給され、そしてガス噴出板22の噴出孔からセルスタック60a、60b、60c及び60dに向けて噴射される。
セルスタック60a、60b、60c及び60dの各々においては、酸素極において、
1/2O+2e→O2−(固体電解質)
の電極反応が生成され、燃料極において、
2−(固体電解質)+H→HO+2e
の電極反応が生成されて発電される。
発電に使用されることなくセルスタック60a、60b、60c及び60dから上方に流動した燃料ガス及び酸素含有ガスは、起動時に発電・燃焼室12内に配設されている点火手段(図示していない)によって点火されて燃焼される。周知の如く、セルスタック60a、60b、60c及び60dにおける発電に起因して、そしてまた燃料ガスと酸素含有ガスとの燃焼に起因して発電・燃焼室12内は例えば1000℃程度の高温になる。改質ケース78a、78b、78c及び78dは発電・燃焼室12内に配設され、セルスタック60a、60b、60c及び60dの直ぐ上方に位置せしめられており、燃焼炎によって直接的にも加熱され、かくして発電・燃焼室12内に生成される高温が被改質ガスの改質に効果的に利用される。
発電・燃焼室12内に生成された燃焼ガスは熱交換器24に形成されている排出開口42から排出路30に流入し、ジグザグ状に延在する排出路30を流動した後に二重筒体50の外側筒部材52と内側筒部材54との間に規定されている排出路を通して排出される。燃焼ガスが二重筒体50における排出路を流動する際には、二重筒体50における流入路を酸素含有ガスが流動し、燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で熱交換が行われる。
そしてまた、燃焼ガスが熱交換器24の排出路30をジグザグ状に流動せしめられる際には、酸素含有ガスが熱交換器24の流入路32をジグザグ状に流動せしめられる。かくして燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で効果的に熱交換されて酸素含有ガスが余熱される。酸素含有ガスは上部ガス室16、連通ガス室18及び下部ガス室14を通る際にも発電・燃焼室12内の高温によって加熱される。
長期間に渡って発電を遂行することによってセルスタック60a、60b、60c及び60dの一部或いは全部が劣化した場合には、ハウジング2の前壁(図示していない)或いは後壁(図示していない)を離脱或いは開動せしめ、発電ユニット56a、56b、56c及び56dの一部或いは全部をハウジング2内から取り出す。
そして、発電ユニット56a、56b、56c及び56dの一部或いは全部を新しいものに交換して、或いは発電ユニット56a、56b、56c及び56dの一部或いは全部におけるセルスタック60a、60b、60c及び60dのみを新しいものに交換して、再びハウジング2内の所要位置に装着すればよい。発電ユニット56a、56b、56c及び56dの一部或いは全部における改質ケース78a、78b、78c及び78d内に収容されている改質触媒を交換することが必要な場合にも、発電ユニット56a、56b、56c及び56dの一部或いは全部をハウジング2内から取り出し、発電ユニット56a、56b、56c及び56dの一部或いは全部における改質ケース78a、78b、78c及び78d自体を新しいものに或いは改質ケース78a、78b、78c及び78d内の改質触媒のみを新しいものに交換すればよい。
改質ケース78a、78b、78c及び78d内の改質触媒の交換を充分容易に遂行し得るようになすために、所望ならば改質ケース78a、78b、78c及び78dの一部を開閉自在な扉にせしめることができる。
そして、本発明の燃料電池では、バネ性を有する板状の集電部材76が燃料電池セル62間を押し広げるようにして対向する燃料電池セル62の平坦な側面間を機械的に接続することにより、燃料電池セル62とは面接触となり、従来のようなフェルト状の集電部材よりも燃料電池セル62に当接する面積が大きくなり、集電特性を向上できる。また、集電部材76は板状であるため弾性力も大きく、集電部材76は導電性接合材120により接合されているため、振動等が生じたとしても燃料電池セル62との十分な接触を長期間確保できる。また、集電部材76、109と燃料電池セル62との接合強度が0.08MPa以上であるため、接合強度が大きく、振動等による接合解除が防止され、集電部材とセルとを強固に接合することができ、長期使用による集電抵抗増大を抑制し、出力低下を有効に回避できる。
また、集電部材76は板状であるため、ハウジング2内が高温となった場合でも、従来のフェルト状の集電部材よりも焼結しにくく、また、燃料電池セル62との十分な接触を長期間確保できる。さらに、集電部材76が板状であるため、一方の燃料電池セル62のインターコネクタ72と他方の燃料電池セル62の酸素極70との間に板状集電部材76を容易にかつ確実に介装できる。
さらに、セルスタック60における燃料電池セル62の配列方向両側に、一端部が、燃料ガスマニホールド58に設けられた挿入孔95に挿入固定されたセルスタック保持部材93が設けられているため、集電部材76の弾性力で燃料電池セル62の側面を押し広げるような力が作用したとしても、セルスタック保持部材93によりセル62の倒れを防止し、セル62の広がりを阻止してセル62の変形が抑制され、セル62の折損を確実に防止できるとともに、セルスタック60の口開きが抑制され、これにより集電部材76によるセル62間の電気的な接続を長期にわたって維持できる。
また、セルスタック保持部材93に集電部材76の弾性力により大きな力が作用したとしても、セルスタック保持部材93の一端部は、マニホールド58の挿入孔95に挿入固定されているので、セルスタック保持部材93が強固にマニホールド58に固定され、セル62間の電気的な接続を長期にわたって維持できる。
以上、添付図面を参照して本発明の好適実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能であることは多言するまでもない。例えば、上記形態では、図4に示したような扁平状で、複数の燃料ガス通過孔74を有する燃料電池セル62を用いて説明したが、燃料電池セルは燃料ガス通路が一つであっても良く、特に限定されるものではない。さらに、上記例では、燃料極66を内側電極としたが、酸素極70を内側電極としても良い。
先ず、平均粒径0.5μmのNiO粉末と、平均粒径0.8μmのY粉末を、焼成後におけるNi換算の体積比率がそれぞれ50%になるように混合した。この混合粉末に、増孔剤、PVAからなる有機バインダーと、水からなる溶媒とを混合して形成した支持基板材料を押出成形し、扁平状の支持基板成形体を作製し、これを乾燥し、1000℃まで昇温し、脱脂、仮焼し、支持基板成形体を作製した。
次に、平均粒径0.8μmの8モル%Yを含有するZrO(YSZ)粉末と、上記したNiO粉末と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合した燃料極となるスラリーを作製した。
上記YSZ粉末と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合した固体電解質材料を用いてシート状成形体を作製し、このシート状成形体の片面に上記燃料極用のスラリーを印刷し、これを、固体電解質のシート状成形体が外側になるように、かつ支持基板成形体の平坦部で所定間隔をおいて離間するように、支持基板成形体にまき付け、乾燥した。
また、平均粒径0.9μmのLa(MgCr)O系材料と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合したインターコネクタ材料を用いてシート状成形体を作製し、このインターコネクタシート状成形体を、露出した支持基板成形体の表面に積層し、支持基板成形体に燃料極成形体、固体電解質成形体、インターコネクタ成形体が積層された積層成形体を作製した。
次に、この積層成形体を脱脂処理し、さらに、大気中にて1500℃で同時焼成した。この後、平均粒径が0.5μmである(La0.6Sr0.4(Co0.6Fe0.4、m/n比1の粉末50質量%と、IPAからなる溶媒を50質量%含有するスラリーを作製し、このスラリーを、固体電解質表面から高さ30cmに配置された市販のスプレーガン装置で噴霧し、落下中に粒子を形成し、この粒子を、上記焼結体の固体電解質表面に堆積させた。
次いで同様に、インターコネクタ表面に上記スラリーを高さ30cmに配置された市販のスプレーガン装置で噴霧し、この粒子を、上記焼結体のインターコネクタ表面に堆積させた。その後、大気中で1050℃、2時間で焼き付け(加熱処理)、酸素極層の厚み70μm、集電膜の厚み50μmの燃料電池セルを作製した。焼結後の酸素極、及び集電膜の気孔率は、23乃至38%であった。
表1に示す導電性接合材である(La1−xSr(Co1−yFeの平均粒径が0.5μm、m/n比が0.97の粒子、アクリル系樹脂からなる有機バインダーと、トルエンを添加して、接合材のスラリーを作製し、このスラリー中に、フェライト系の金属板をU字状に成形した図7(b)に示す集電部材を浸漬し、集電部材の表面に導電性接合材を厚み50μmで塗布した。
また、上記で作製した導電性接合材のペースト(上記と樹脂量が異なる)を、集電部材の櫛歯に50μmの厚さで塗布するとともに、一方の燃料電池セルの酸素極、他方の燃料電池セルのインターコネクタの集電膜の表面に50μmで塗布し、導電性接合材の塗布された集電部材を、一方の燃料電池セルの酸素極、他方のインターコネクタの集電膜との間に介装し、大気中において1050℃、2時間熱処理し、集電部材を一方の酸素極、他方の集電膜を有するインターコネクタに導電性接合材を介して接合した。
この後、両隣のあるセル2本をマニホールドの付け根で裁断して取りだし、一方のセルの両脇と他方のセルの両脇をそれぞれ引っ張り試験機の治具に挟み込み、引っ張り速度0.5mm/minで引っ張り、燃料電池セルと集電部材の接合強度を測定した。接合強度は、U字状集電部材と燃料電池セルとの接合面積を測定し、接合が解除された状態の荷重を、接合面積で割ることにより算出した。
比較例として、集電部材の櫛歯表面に接合材のペーストを塗布し、上記で作製した接合材のペーストを一方の燃料電池セルの酸素極、他方のインターコネクタ表面に塗布しなかった場合(試料No.1)集電部材の櫛歯表面に接合材のペーストを塗布せず、接合材のペーストを一方の燃料電池セルの酸素極、他方のインターコネクタの集電膜表面に50μmで塗布した場合(試料No.2)を作製し、上記と同様に燃料電池セルと集電部材の接合強度を測定した。その結果を表1に記載した。
Figure 2005339904
この表1から、集電部材表面を導電性接合材で被覆するものの、集電部材の櫛歯のみに導電性接合材のペーストを塗布した試料No.1、集電部材表面を導電性接合材で被覆するものの、集電部材の酸素極のみに導電性接合材のペーストを塗布した試料No.2では、導電性接合材が多孔質体である酸素極の内部に吸われてしまい、接合部に隙間ができ、集電部材と酸素極及び集電膜界面での接点が減ることで0.06MPa以下と接合強度が低下した。
これに対して、本発明の試料においては、接合部に隙間ができず、接合点が多く、集電部材と電極との接合強度が0.08MPa以上と高くなった。
本発明の燃料電池の好適実施形態を示す断面図。 図1の燃料電池を、一部を省略して示す斜面図。 図1の燃料電池に使用されている発電ユニットを示す斜面図。 図3の発電ユニットにおけるセルスタックを示す断面図。 セルスタックの両側にセルスタック保持部材が設けられている状態を示す斜視図。 燃料ガスマニホールドに設けられたセルスタックを示すもので、(a)は上方から見た平面図、(b)は(a)の一部を切り欠いて示す側面図。 (a)は燃料電池セル同士をU字状の集電部材を用いて、導電性接合材で接合した状態を示す平面図、(b)は(a)の集電部材を示す斜視図、(c)は集電部材の櫛歯を燃料電池セルの空気極に接合する方法を示す説明図、(d)はU字状の櫛歯が燃料電池セルの空気極に接合している状態を示す断面図。 (a)はセルスタック保持部材と燃料電池セル間に端部側集電部材が配置されている状態を示す平面図、(b)は、端部側集電部材の櫛歯が導電性接合材で被覆されている状態を示す断面図、(c)は端部側集電部材を示す斜視図、(d)は枠体の中央部に引出部が形成された端部側集電部材を示す斜視図。
符号の説明
58(58a、68b、58c及び58d):燃料ガスマニホールド
60(60a、60b、60c及び60d):セルスタック
62:燃料電池セル
66:燃料極
70:酸素極
72:インターコネクタ
76:集電部材
109:端部側集電部材
120:導電性接合材

Claims (10)

  1. 固体電解質の両側に酸素極と燃料極が形成され、前記酸素極又は前記燃料極に接続されるインターコネクタを有する複数の固体電解質形燃料電池セルを、集電部材を介して電気的に接続してなる燃料電池セルスタックであって、前記燃料電池セルと前記集電部材とを導電性セラミックスからなる導電性接合材で接合してなるとともに、前記燃料電池セルと前記集電部材との接合強度が0.08MPa以上であることを特徴とする燃料電池セルスタック。
  2. 集電部材は、金属又は合金からなる板状であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池セルスタック。
  3. 集電部材が導電性接合材で被覆されていることを特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池セルスタック。
  4. 集電部材の一方側が一方の燃料電池セルの酸素極又は燃料極に接続され、他方側が他方の燃料電池セルのインターコネクタに接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載の燃料電池セルスタック。
  5. 導電性接合材が、La、Sr、Co及びFeを含有するペロブスカイト型酸化物であることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれかに記載の燃料電池セルスタック。
  6. 集電部材が燃料電池セルの酸素極に接合されており、該酸素極は、La、Sr、Co及びFeを含有するペロブスカイト型酸化物であることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれかに記載の燃料電池セルスタック。
  7. 燃料電池セルのインターコネクタ表面には、La、Sr、Co及びFeを含有するペロブスカイト型酸化物からなる集電膜が形成されており、集電部材が、前記集電膜に接合されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかに記載の燃料電池セルスタック。
  8. 集電膜は、酸素極材料と同一材料からなることを特徴とする請求項7記載の燃料電池セルスタック。
  9. 燃料電池セルは中空平板型であり、対向する平坦部の一方側に酸素極又は燃料極が形成され、他方側にインターコネクタが形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれかに記載の燃料電池セルスタック。
  10. 請求項1乃至9のうちいずれかに記載の燃料電池セルスタックをハウジング内に収納してなることを特徴とする燃料電池。
JP2004155197A 2004-05-25 2004-05-25 燃料電池セルスタック及び燃料電池並びにその燃料電池セルスタックの製造方法 Expired - Fee Related JP5051969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004155197A JP5051969B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 燃料電池セルスタック及び燃料電池並びにその燃料電池セルスタックの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004155197A JP5051969B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 燃料電池セルスタック及び燃料電池並びにその燃料電池セルスタックの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005339904A true JP2005339904A (ja) 2005-12-08
JP5051969B2 JP5051969B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=35493235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004155197A Expired - Fee Related JP5051969B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 燃料電池セルスタック及び燃料電池並びにその燃料電池セルスタックの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5051969B2 (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227203A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Kyocera Corp 燃料電池セルスタック及び集電部材
JP2007317610A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Kyocera Corp セルスタック及び燃料電池
JP2007317611A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Kyocera Corp セルスタック及び燃料電池
JP2009110739A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Kyocera Corp 燃料電池セルスタックおよび燃料電池
EP2224516A1 (en) 2009-02-04 2010-09-01 NGK Insulators, Ltd. Electrochemical device
JP2011029112A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Kyocera Corp 燃料電池セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置
EP2302719A1 (en) 2009-08-26 2011-03-30 NGK Insulators, Ltd. Bonding agent
EP2320507A1 (en) 2009-11-09 2011-05-11 NGK Insulators, Ltd. Bonding member
EP2328218A1 (en) 2009-11-09 2011-06-01 NGK Insulators, Ltd. Coating body
WO2011126289A2 (ko) * 2010-04-07 2011-10-13 한국과학기술원 평관형 고체산화물 연료전지 스택
WO2012086541A1 (ja) 2010-12-20 2012-06-28 日本碍子株式会社 固体酸化物形燃料電池
US8419866B2 (en) 2009-02-04 2013-04-16 Ngk Insulators, Ltd. Method of manufacturing transition metal oxide having spinel structure
KR101274592B1 (ko) * 2010-05-03 2013-06-13 두산중공업 주식회사 혼합 활성 산화물이 코팅된 용융탄산염 연료전지용 공기극
JP2013159542A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Kyocera Corp 導電体および固体酸化物形燃料電池セルならびにセルスタック、燃料電池装置
WO2013172451A1 (ja) 2012-05-17 2013-11-21 京セラ株式会社 導電部材およびセルスタックならびに電気化学モジュール、電気化学装置
JP2014072035A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kyocera Corp セルスタックおよび燃料電池モジュール並びに燃料電池装置
WO2014118866A1 (ja) * 2013-01-31 2014-08-07 日本特殊陶業株式会社 燃料電池セル及び燃料電池スタック
JP2015183252A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 京セラ株式会社 セルスタックおよび電解モジュールならびに電解装置
EP2879217A4 (en) * 2012-07-27 2016-03-23 Ngk Spark Plug Co FUEL CELL AND FUEL CELL STACK
JP2016175802A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 日本碍子株式会社 複合体、ハニカム構造体及び複合体の製造方法
EP3211703A1 (en) 2016-02-29 2017-08-30 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Fuel cell
JP2018098186A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 日本碍子株式会社 セルスタック
JP2019096467A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 日本特殊陶業株式会社 集電部材−電気化学反応単セル複合体および電気化学反応セルスタック
JP7050214B1 (ja) * 2020-11-26 2022-04-07 京セラ株式会社 導電部材、セル、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112403185B (zh) * 2020-05-11 2022-05-03 中冶长天国际工程有限责任公司 一种利用烧结烟气回收亚硫酸亚铁铵的方法
CN112403184B (zh) * 2020-05-11 2022-05-03 中冶长天国际工程有限责任公司 一种利用烧结烟气回收多种硫资源的方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06215778A (ja) * 1993-01-18 1994-08-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体電解質型燃料電池
JPH09106824A (ja) * 1995-10-12 1997-04-22 Fujikura Ltd 導電性サーメット及びこれを用いる固体電解質型燃料電池及びインターコネクタ
JP2002231271A (ja) * 2001-02-01 2002-08-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体電解質型燃料電池
JP2002289248A (ja) * 2001-01-17 2002-10-04 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池用単セル及び固体電解質型燃料電池
JP2003282101A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Kyocera Corp 燃料電池
JP2003303603A (ja) * 2002-02-07 2003-10-24 Kyocera Corp 燃料電池セル及びセルスタック並びに燃料電池

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06215778A (ja) * 1993-01-18 1994-08-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体電解質型燃料電池
JPH09106824A (ja) * 1995-10-12 1997-04-22 Fujikura Ltd 導電性サーメット及びこれを用いる固体電解質型燃料電池及びインターコネクタ
JP2002289248A (ja) * 2001-01-17 2002-10-04 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池用単セル及び固体電解質型燃料電池
JP2002231271A (ja) * 2001-02-01 2002-08-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体電解質型燃料電池
JP2003303603A (ja) * 2002-02-07 2003-10-24 Kyocera Corp 燃料電池セル及びセルスタック並びに燃料電池
JP2003282101A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Kyocera Corp 燃料電池

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227203A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Kyocera Corp 燃料電池セルスタック及び集電部材
JP2007317610A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Kyocera Corp セルスタック及び燃料電池
JP2007317611A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Kyocera Corp セルスタック及び燃料電池
JP2009110739A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Kyocera Corp 燃料電池セルスタックおよび燃料電池
US8354198B2 (en) 2009-02-04 2013-01-15 Ngk Insulators, Ltd. Electrochemical device including a binding layer having a spinel-type crystal structure
EP2224516A1 (en) 2009-02-04 2010-09-01 NGK Insulators, Ltd. Electrochemical device
EP3159306A1 (en) 2009-02-04 2017-04-26 NGK Insulators, Ltd. Method of manufacturing transition metal oxide having spinel structure
US8419866B2 (en) 2009-02-04 2013-04-16 Ngk Insulators, Ltd. Method of manufacturing transition metal oxide having spinel structure
JP2011029112A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Kyocera Corp 燃料電池セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置
EP2302719A1 (en) 2009-08-26 2011-03-30 NGK Insulators, Ltd. Bonding agent
US8486328B2 (en) 2009-08-26 2013-07-16 Ngk Insulators, Ltd. Bonding agent comprising spherical sintered metal oxide powder
EP2328218A1 (en) 2009-11-09 2011-06-01 NGK Insulators, Ltd. Coating body
EP2320507A1 (en) 2009-11-09 2011-05-11 NGK Insulators, Ltd. Bonding member
US8617769B2 (en) 2009-11-09 2013-12-31 Ngk Insulators, Ltd. Coating body
US20110111324A1 (en) * 2009-11-09 2011-05-12 Ngk Insulators, Ltd. Bonding member
WO2011126289A2 (ko) * 2010-04-07 2011-10-13 한국과학기술원 평관형 고체산화물 연료전지 스택
JP2013524459A (ja) * 2010-04-07 2013-06-17 コリア アドバンスト インスティテュート オブ サイエンス アンド テクノロジー フラットチューブ型固体酸化物燃料電池スタック
WO2011126289A3 (ko) * 2010-04-07 2012-02-02 한국과학기술원 평관형 고체산화물 연료전지 스택
US9356301B2 (en) 2010-04-07 2016-05-31 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Flat tubular solid oxide fuel cell stack
KR101274592B1 (ko) * 2010-05-03 2013-06-13 두산중공업 주식회사 혼합 활성 산화물이 코팅된 용융탄산염 연료전지용 공기극
US8574784B2 (en) 2010-12-20 2013-11-05 Ngk Insulators, Ltd. Solid oxide fuel cell including electrode containing dense bonding portions and porous non-bonding portions
JP2012146628A (ja) * 2010-12-20 2012-08-02 Ngk Insulators Ltd 固体酸化物形燃料電池
WO2012086541A1 (ja) 2010-12-20 2012-06-28 日本碍子株式会社 固体酸化物形燃料電池
JP2013159542A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Kyocera Corp 導電体および固体酸化物形燃料電池セルならびにセルスタック、燃料電池装置
WO2013172451A1 (ja) 2012-05-17 2013-11-21 京セラ株式会社 導電部材およびセルスタックならびに電気化学モジュール、電気化学装置
US9786927B2 (en) 2012-05-17 2017-10-10 Kyocera Corporation Conductive member, cell stack, electrochemical module, and electrochemical device
EP2879217A4 (en) * 2012-07-27 2016-03-23 Ngk Spark Plug Co FUEL CELL AND FUEL CELL STACK
JP2014072035A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kyocera Corp セルスタックおよび燃料電池モジュール並びに燃料電池装置
CN104969393A (zh) * 2013-01-31 2015-10-07 日本特殊陶业株式会社 燃料电池单元和燃料电池堆
WO2014118866A1 (ja) * 2013-01-31 2014-08-07 日本特殊陶業株式会社 燃料電池セル及び燃料電池スタック
US9935321B2 (en) 2013-01-31 2018-04-03 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Fuel cell and fuel cell stack
JP2015183252A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 京セラ株式会社 セルスタックおよび電解モジュールならびに電解装置
JP2016175802A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 日本碍子株式会社 複合体、ハニカム構造体及び複合体の製造方法
US10538058B2 (en) 2015-03-20 2020-01-21 Ngk Insulators, Ltd. Composite body, honeycomb structure, and method for producing composite body
EP3211703A1 (en) 2016-02-29 2017-08-30 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Fuel cell
JP2018098186A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 日本碍子株式会社 セルスタック
JP2019096467A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 日本特殊陶業株式会社 集電部材−電気化学反応単セル複合体および電気化学反応セルスタック
JP7050214B1 (ja) * 2020-11-26 2022-04-07 京セラ株式会社 導電部材、セル、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置
US11799095B2 (en) 2020-11-26 2023-10-24 Kyocera Corporation Conductive member, cell, cell stack device, module, and module housing device

Also Published As

Publication number Publication date
JP5051969B2 (ja) 2012-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5051969B2 (ja) 燃料電池セルスタック及び燃料電池並びにその燃料電池セルスタックの製造方法
US8993189B2 (en) Heat-resistant alloy, alloy member for fuel cell, fuel cell stack device, fuel cell module, and fuel cell device
JP5132878B2 (ja) 燃料電池セル、燃料電池セルスタック及び燃料電池
JP5175527B2 (ja) セルスタック及び燃料電池
JP4623994B2 (ja) 燃料電池
JP4146738B2 (ja) 燃料電池セル及びセルスタック並びに燃料電池
JP5653435B2 (ja) 燃料電池バンドルおよびこれを備えた燃料電池モジュール
JP5207729B2 (ja) 燃料電池セルスタック装置、燃料電池モジュールならびに燃料電池装置
JP5192723B2 (ja) 横縞型燃料電池セル及び燃料電池
JP5618849B2 (ja) セルスタックおよび燃料電池モジュール
JP4192017B2 (ja) セルスタック及び燃料電池
JP5377271B2 (ja) セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置
JP5155362B2 (ja) 集電部材、燃料電池セルスタック及び燃料電池
JP4758074B2 (ja) 燃料電池組立体及び燃料電池
JP2007173115A (ja) セルスタック及び燃料電池
JP4798947B2 (ja) 燃料電池セル及びセルスタック並びに燃料電池
JP5734125B2 (ja) セルスタックおよび燃料電池モジュール
JP2012014850A (ja) 横縞型固体酸化物形燃料電池セルスタック、横縞型固体酸化物形燃料電池バンドルおよび燃料電池
JP4859413B2 (ja) セルスタック及び燃料電池
JP4130135B2 (ja) 集電部材の表面処理方法
JP5717559B2 (ja) 被覆膜付部材および集電部材ならびに燃料電池セル装置
JP4814497B2 (ja) 燃料電池
JP4707985B2 (ja) 燃料電池セル及びセルスタック
JP3966950B2 (ja) 電気化学セル用支持体、電気化学セルおよびその製造方法
JP2005190980A (ja) 燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5051969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees