JP2002231271A - 固体電解質型燃料電池 - Google Patents
固体電解質型燃料電池Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 固体電解質型燃料電池において、十分な発電
効率を確保する一方で強度を向上させる。 【解決手段】 固体電解質膜14の上下面に燃料電極1
5、酸素電極16をそれぞれ形成すると共に、円柱形状
をなすピン17,18を上下に対向して同位置に複数格
子状に固定して発電膜11を形成し、この発電膜11の
上面側及び下面側にインタコネクタ12,13を配設す
る。
効率を確保する一方で強度を向上させる。 【解決手段】 固体電解質膜14の上下面に燃料電極1
5、酸素電極16をそれぞれ形成すると共に、円柱形状
をなすピン17,18を上下に対向して同位置に複数格
子状に固定して発電膜11を形成し、この発電膜11の
上面側及び下面側にインタコネクタ12,13を配設す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質型燃料
電池に関し、特に、発電に利用する他、水電解やCO2
電解等の電解セルにも使用可能なSOFC(Solid Oxid
e Fuel Cell )に関する。
電池に関し、特に、発電に利用する他、水電解やCO2
電解等の電解セルにも使用可能なSOFC(Solid Oxid
e Fuel Cell )に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この固体電解質型燃料電池は、
固体電解質の両側に酸素電極と燃料電極を接合し、これ
ら3層からなる発電膜の両面側にインタコネクタを配設
して構成されている。
固体電解質の両側に酸素電極と燃料電極を接合し、これ
ら3層からなる発電膜の両面側にインタコネクタを配設
して構成されている。
【0003】このような固体電解質型燃料電池として
は、例えば、特開平7−73887号公報に開示された
ものがある。この公報に開示された固体電解質型燃料電
池は、固体電解質膜の両面に全域にディンプルを形成
し、この固体電解質膜の片面に酸素電極を形成して他面
に燃料電極を形成し、発電膜の両面側にインタコネクタ
を配置したものである。
は、例えば、特開平7−73887号公報に開示された
ものがある。この公報に開示された固体電解質型燃料電
池は、固体電解質膜の両面に全域にディンプルを形成
し、この固体電解質膜の片面に酸素電極を形成して他面
に燃料電極を形成し、発電膜の両面側にインタコネクタ
を配置したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の固体電
解質型燃料電池にあっては、発電効率を向上させるため
に固体電解質膜をディンプル形状として、酸素電極側及
び燃料電極側での反応面積(表面積)を増大させるよう
にしている。
解質型燃料電池にあっては、発電効率を向上させるため
に固体電解質膜をディンプル形状として、酸素電極側及
び燃料電極側での反応面積(表面積)を増大させるよう
にしている。
【0005】ところが、固体電解質膜をディンプル形状
とする場合、一般的には、平板形状の固体電解質膜をプ
レス加工によりディンプルを形成している。そのため、
ディンプル形状の固体電解質膜はその厚さが不均一とな
りやすく、動作時に作用する熱応力や曲げ応力に対して
強度が十分であるとは言えない。
とする場合、一般的には、平板形状の固体電解質膜をプ
レス加工によりディンプルを形成している。そのため、
ディンプル形状の固体電解質膜はその厚さが不均一とな
りやすく、動作時に作用する熱応力や曲げ応力に対して
強度が十分であるとは言えない。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、十分な発電効率を確保する一方で強度を向上さ
せることができる固体電解質型燃料電池を提供すること
を目的とする。
あって、十分な発電効率を確保する一方で強度を向上さ
せることができる固体電解質型燃料電池を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の固体電解質型燃料電池は、燃料電
極と固体電解質と酸素電極の3層からなる発電膜の両面
側にインタコネクタが配設された固体電解質型燃料電池
において、前記発電膜の各平面部に同一の材料からなる
複数の突起部をそれぞれ対向して設けたことを特徴とす
るものである。
めの請求項1の発明の固体電解質型燃料電池は、燃料電
極と固体電解質と酸素電極の3層からなる発電膜の両面
側にインタコネクタが配設された固体電解質型燃料電池
において、前記発電膜の各平面部に同一の材料からなる
複数の突起部をそれぞれ対向して設けたことを特徴とす
るものである。
【0008】請求項2の発明の固体電解質型燃料電池で
は、前記突起部は、円柱形状をなすピンを前記発電膜の
平面部に固着して設けられたことを特徴としている。
は、前記突起部は、円柱形状をなすピンを前記発電膜の
平面部に固着して設けられたことを特徴としている。
【0009】請求項3の発明の固体電解質型燃料電池で
は、前記突起部は、前記発電膜の平面部に千鳥格子状に
設けられたことを特徴としている。
は、前記突起部は、前記発電膜の平面部に千鳥格子状に
設けられたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1に本発明の第1実施形態に係る固体電
解質型燃料電池の分解斜視概略、図2に図1のII−II断
面を示す。
解質型燃料電池の分解斜視概略、図2に図1のII−II断
面を示す。
【0012】本実施形態の固体電解質型燃料電池は、図
1及び図2に示すように、発電膜11の上面側及び下面
側にインタコネクタ12,13が配設され、この発電膜
11及びインタコネクタ12,13の組み合わせが10
段程度積層されて構成されている。
1及び図2に示すように、発電膜11の上面側及び下面
側にインタコネクタ12,13が配設され、この発電膜
11及びインタコネクタ12,13の組み合わせが10
段程度積層されて構成されている。
【0013】この発電膜11は、固体電解質膜14の上
面に燃料電極15が形成される一方、下面に酸素電極1
6が形成された3層構造の平板形状であり、その上面及
び下面に突起部としての円柱形状をなすピン17,18
が上下に対向して同位置に複数格子状に固定されてい
る。そして、この発電膜11は外周部にシール部材19
が固着されており、このシール部材19の上面がインタ
コネクタ12とのシール面となり、対向する位置に燃料
入口20及び燃料出口21が切り欠かれて形成される一
方、下面がインタコネクタ13とのシール面となり、対
向する位置に空気入口22及び空気出口23が切り欠か
れて形成されており、燃料用流路と空気用通路が互いに
交差するように設けられている。
面に燃料電極15が形成される一方、下面に酸素電極1
6が形成された3層構造の平板形状であり、その上面及
び下面に突起部としての円柱形状をなすピン17,18
が上下に対向して同位置に複数格子状に固定されてい
る。そして、この発電膜11は外周部にシール部材19
が固着されており、このシール部材19の上面がインタ
コネクタ12とのシール面となり、対向する位置に燃料
入口20及び燃料出口21が切り欠かれて形成される一
方、下面がインタコネクタ13とのシール面となり、対
向する位置に空気入口22及び空気出口23が切り欠か
れて形成されており、燃料用流路と空気用通路が互いに
交差するように設けられている。
【0014】一般的に、発電膜11を形成する固体電解
質14の材料にはYSZが、燃料電極15の材料にはN
i/YSZやNiCeO2 /YSZ等が、酸素電極16
の材料にはLaSrMnO3 もしくは、LaCoO3 等
が用いられ、発電膜11の燃料電極15側に接合される
ピン17の材料はこの燃料電極15と同材料を用い、発
電膜11の酸素電極16側に接合されるピン18の材料
はこの酸素電極16と同材料を用いることが好ましい。
また、インタコネク12,13の材料としてはLaMg
CrO3 かNi基耐熱合金といったものが用いられる。
質14の材料にはYSZが、燃料電極15の材料にはN
i/YSZやNiCeO2 /YSZ等が、酸素電極16
の材料にはLaSrMnO3 もしくは、LaCoO3 等
が用いられ、発電膜11の燃料電極15側に接合される
ピン17の材料はこの燃料電極15と同材料を用い、発
電膜11の酸素電極16側に接合されるピン18の材料
はこの酸素電極16と同材料を用いることが好ましい。
また、インタコネク12,13の材料としてはLaMg
CrO3 かNi基耐熱合金といったものが用いられる。
【0015】そして、発電膜11の燃料電極15に接合
された各ピン17の先端部は、上部のインタコネクタ1
2と導電性接着材により電気的接続がなされると共に、
酸素電極16に接合された各ピン18の先端部は、下部
のインタコネクタ13と導電性接着材により電気的接続
がなされている。この導電性接着材はシール部材19の
上下のシール面を除いたインタコネクタ12,13の全
面にわたって塗布するか、あるいは各ピン17,18に
対応した一部に塗布するかは、燃料電池の持つ性能によ
って設計的に選択されるものであり、全面に塗布すれ
ば、電気的な横流れがほぼ全て吸収されて電気抵抗は減
るが、材料コストが増す。また、この導電性接着材は、
それぞれ燃料電極15あるいは酸素電極16と共材を用
いることが望ましい。
された各ピン17の先端部は、上部のインタコネクタ1
2と導電性接着材により電気的接続がなされると共に、
酸素電極16に接合された各ピン18の先端部は、下部
のインタコネクタ13と導電性接着材により電気的接続
がなされている。この導電性接着材はシール部材19の
上下のシール面を除いたインタコネクタ12,13の全
面にわたって塗布するか、あるいは各ピン17,18に
対応した一部に塗布するかは、燃料電池の持つ性能によ
って設計的に選択されるものであり、全面に塗布すれ
ば、電気的な横流れがほぼ全て吸収されて電気抵抗は減
るが、材料コストが増す。また、この導電性接着材は、
それぞれ燃料電極15あるいは酸素電極16と共材を用
いることが望ましい。
【0016】このように本実施形態の固体電解質型燃料
電池にあっては、固体電解質膜14の上下面に燃料電極
15、酸素電極16をそれぞれ形成すると共に、円柱形
状をなすピン17,18を上下に対向して同位置に複数
格子状に固定して発電膜11を形成し、この発電膜11
の上面側及び下面側にインタコネクタ12,13を配設
して構成している。
電池にあっては、固体電解質膜14の上下面に燃料電極
15、酸素電極16をそれぞれ形成すると共に、円柱形
状をなすピン17,18を上下に対向して同位置に複数
格子状に固定して発電膜11を形成し、この発電膜11
の上面側及び下面側にインタコネクタ12,13を配設
して構成している。
【0017】従って、燃料電極15側及び酸素電極16
側での反応面積(表面積)が増大し、十分な発電効率を
確保することができる一方、従来のように発電膜をディ
ンプル形状とした場合に比べて、発電膜11の製作が容
易で低コストなものとなる。また、発電膜11自体は平
板形状となり、且つ、上下同一位置にてピン17,18
を設けて発電膜11とインタコネクタ12,13とを支
持しており、動作時に作用する熱応力や曲げ応力に対し
て十分な強度を有し、固体電解質型燃料電池として剛性
を向上できる。
側での反応面積(表面積)が増大し、十分な発電効率を
確保することができる一方、従来のように発電膜をディ
ンプル形状とした場合に比べて、発電膜11の製作が容
易で低コストなものとなる。また、発電膜11自体は平
板形状となり、且つ、上下同一位置にてピン17,18
を設けて発電膜11とインタコネクタ12,13とを支
持しており、動作時に作用する熱応力や曲げ応力に対し
て十分な強度を有し、固体電解質型燃料電池として剛性
を向上できる。
【0018】なお、上述した固体電解質型燃料電池にお
いて、突起部としてのピン17,18の配列や形状等は
この実施形態に限定されるものではない。図3及び図4
に本発明の第2、第3実施形態に係る固体電解質型燃料
電池の発電膜を表す斜視概略を示す。ここで、前述した
実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。
いて、突起部としてのピン17,18の配列や形状等は
この実施形態に限定されるものではない。図3及び図4
に本発明の第2、第3実施形態に係る固体電解質型燃料
電池の発電膜を表す斜視概略を示す。ここで、前述した
実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0019】第2実施形態の固体電解質型燃料電池にお
いて、図3に示すように、発電膜31は、固体電解質膜
14の上下面に燃料電極15、酸素電極16が形成され
た3層構造の平板形状であり、その上面及び下面に突起
部としての円柱形状をなすピン17,18が上下に対向
して同位置に複数千鳥格子状に固定されている。従っ
て、燃料入口20から入った水素等の燃料は千鳥格子状
の複数のピン17により十分に拡散され、燃料電極15
の全面に行きわたり、同様に、空気入口22から入った
空気(酸素)は千鳥格子状の複数のピン18により十分
に拡散され、酸素電極16の全面に行きわたることとな
り、反応を促進させて発電効率を向上できる。
いて、図3に示すように、発電膜31は、固体電解質膜
14の上下面に燃料電極15、酸素電極16が形成され
た3層構造の平板形状であり、その上面及び下面に突起
部としての円柱形状をなすピン17,18が上下に対向
して同位置に複数千鳥格子状に固定されている。従っ
て、燃料入口20から入った水素等の燃料は千鳥格子状
の複数のピン17により十分に拡散され、燃料電極15
の全面に行きわたり、同様に、空気入口22から入った
空気(酸素)は千鳥格子状の複数のピン18により十分
に拡散され、酸素電極16の全面に行きわたることとな
り、反応を促進させて発電効率を向上できる。
【0020】また、第3実施形態の固体電解質型燃料電
池において、図4に示すように、発電膜41は、固体電
解質膜14の上下面に燃料電極15、酸素電極16が形
成された3層構造の平板形状であり、その上面及び下面
に突起部としての角柱形状をなすピン42,43が上下
に対向して同位置に複数千鳥格子状に固定されている。
従って、燃料入口20から入った水素等の燃料は角柱形
状をなす複数のピン42によりその流れ方向が変わって
十分に拡散され、燃料電極15の全面に行きわたり、同
様に、空気入口22から入った空気(酸素)は角柱形状
をなす複数のピン43によりその流れ方向が変わって十
分に拡散され、酸素電極16の全面に行きわたることと
なり、反応を促進させて発電効率を向上できる。
池において、図4に示すように、発電膜41は、固体電
解質膜14の上下面に燃料電極15、酸素電極16が形
成された3層構造の平板形状であり、その上面及び下面
に突起部としての角柱形状をなすピン42,43が上下
に対向して同位置に複数千鳥格子状に固定されている。
従って、燃料入口20から入った水素等の燃料は角柱形
状をなす複数のピン42によりその流れ方向が変わって
十分に拡散され、燃料電極15の全面に行きわたり、同
様に、空気入口22から入った空気(酸素)は角柱形状
をなす複数のピン43によりその流れ方向が変わって十
分に拡散され、酸素電極16の全面に行きわたることと
なり、反応を促進させて発電効率を向上できる。
【0021】なお、上述したように、燃料入口20から
入った水素等の燃料は各ピン17,42で拡散されて燃
料出口21側へ至り、同様に、空気入口22から入った
空気(酸素)は各ピン18,43で拡散されて空気出口
23側に至る。このような構成において、一定の容積で
発電膜11の表面積、つまり、燃料電極15及び酸素電
極16の反応面積をいかに拡げることが重要であり、且
つ、ガスを拡散し易くするかが重要である。
入った水素等の燃料は各ピン17,42で拡散されて燃
料出口21側へ至り、同様に、空気入口22から入った
空気(酸素)は各ピン18,43で拡散されて空気出口
23側に至る。このような構成において、一定の容積で
発電膜11の表面積、つまり、燃料電極15及び酸素電
極16の反応面積をいかに拡げることが重要であり、且
つ、ガスを拡散し易くするかが重要である。
【0022】この要件として、各ピン17,18,4
2,43の間隔(隙間)、直径、高さ、配列などのの相
互関係が最重要なものとなる。そのため、各ピン17,
18,42,43の直径を小さくしてその間隔(隙間)
を小さくすることで、発電膜11の表面積が大きくな
る。また、各ピン17,18,42,43の配列にあっ
ては、入口20,22でピン同志の隙間を狭く、中間部
でやや広くすることで、ガスの拡散性が向上する。
2,43の間隔(隙間)、直径、高さ、配列などのの相
互関係が最重要なものとなる。そのため、各ピン17,
18,42,43の直径を小さくしてその間隔(隙間)
を小さくすることで、発電膜11の表面積が大きくな
る。また、各ピン17,18,42,43の配列にあっ
ては、入口20,22でピン同志の隙間を狭く、中間部
でやや広くすることで、ガスの拡散性が向上する。
【0023】このように各ピン17,18,42,43
の間隔(隙間)、直径、高さ、配列などのは各実施形態
に限るものではなく、形状にあっても、楕円、三角、星
型など多種多様に考えられるものである。また、この突
起部としてのピン17,18,42,43を円柱あるい
は角柱形状としたが、中空の円筒形状として角筒形状と
してもよい。
の間隔(隙間)、直径、高さ、配列などのは各実施形態
に限るものではなく、形状にあっても、楕円、三角、星
型など多種多様に考えられるものである。また、この突
起部としてのピン17,18,42,43を円柱あるい
は角柱形状としたが、中空の円筒形状として角筒形状と
してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の固体電解質型燃料電池によれ
ば、燃料電極と固体電解質と酸素電極の3層からなる発
電膜の両面側にインタコネクタが配設して構成し、発電
膜の各平面部に同一の材料からなる複数の突起部をそれ
ぞれ対向して設けたので、発電膜の上下面での反応面積
が増大し、十分な発電効率を確保することができる一
方、製作を容易として低コスト化を図ることができ、ま
た、発電膜自体を平板形状として上下同一位置にて突起
部により発電膜及びインタコネクタを支持しており、強
度を向上することができる。
ように請求項1の発明の固体電解質型燃料電池によれ
ば、燃料電極と固体電解質と酸素電極の3層からなる発
電膜の両面側にインタコネクタが配設して構成し、発電
膜の各平面部に同一の材料からなる複数の突起部をそれ
ぞれ対向して設けたので、発電膜の上下面での反応面積
が増大し、十分な発電効率を確保することができる一
方、製作を容易として低コスト化を図ることができ、ま
た、発電膜自体を平板形状として上下同一位置にて突起
部により発電膜及びインタコネクタを支持しており、強
度を向上することができる。
【0025】請求項2の発明の固体電解質型燃料電池に
よれば、突起部として円柱形状をなすピンを発電膜の平
面部に固着して設けたので、構造を簡素化して容易に製
造することができ、製造コストを低減することができ
る。
よれば、突起部として円柱形状をなすピンを発電膜の平
面部に固着して設けたので、構造を簡素化して容易に製
造することができ、製造コストを低減することができ
る。
【0026】請求項3の発明の固体電解質型燃料電池に
よれば、突起部を発電膜の平面部に千鳥格子状に設けた
ので、各入口から入った燃料あるいは空気が千鳥格子状
の複数の突起部により十分に拡散されて表面全域に行き
わたることとなり、反応を促進させて発電効率を向上す
ることができる。
よれば、突起部を発電膜の平面部に千鳥格子状に設けた
ので、各入口から入った燃料あるいは空気が千鳥格子状
の複数の突起部により十分に拡散されて表面全域に行き
わたることとなり、反応を促進させて発電効率を向上す
ることができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る固体電解質型燃料
電池の分解斜視図である。
電池の分解斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る固体電解質型燃料
電池の発電膜を表す斜視図である。
電池の発電膜を表す斜視図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る固体電解質型燃料
電池の発電膜を表す斜視図である。
電池の発電膜を表す斜視図である。
11,31,41 発電膜 12,13 インタコネクタ 14 固体電解質膜 15 燃料電極 16 酸素電極 17,18,42,43 ピン(突起部) 19 シール部材
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料電極と固体電解質と酸素電極の3層
からなる発電膜の両面側にインタコネクタが配設された
固体電解質型燃料電池において、前記発電膜の各平面部
に同一の材料からなる複数の突起部をそれぞれ対向して
設けたことを特徴とする固体電解質型燃料電池。 - 【請求項2】 請求項1記載の固体電解質型燃料電池に
おいて、前記突起部は、円柱形状をなすピンを前記発電
膜の平面部に固着して設けられたことを特徴とする固体
電解質型燃料電池。 - 【請求項3】 請求項1記載の固体電解質型燃料電池に
おいて、前記突起部は、前記発電膜の平面部に千鳥格子
状に設けられたことを特徴とする固体電解質型燃料電
池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001025144A JP2002231271A (ja) | 2001-02-01 | 2001-02-01 | 固体電解質型燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001025144A JP2002231271A (ja) | 2001-02-01 | 2001-02-01 | 固体電解質型燃料電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002231271A true JP2002231271A (ja) | 2002-08-16 |
Family
ID=18890184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001025144A Withdrawn JP2002231271A (ja) | 2001-02-01 | 2001-02-01 | 固体電解質型燃料電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002231271A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005339904A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Kyocera Corp | 燃料電池セルスタック及び燃料電池 |
JP2006310038A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Nissan Motor Co Ltd | 固体酸化物形燃料電池用電極及びその製造方法 |
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