JP2006147258A - セパレータ及び燃料電池スタック - Google Patents

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雅則 岩本
Takayuki Hirao
隆行 平尾
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剛史 山口
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安栄 田中
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Abstract

【課題】 少なくともディフューザ領域において、シール部材を確実に高分子電解質膜及びセパレータに密着させて燃料ガス、酸化剤ガス及び冷媒の漏れを防止する。
【解決手段】 膜電極接合体14の両面にアノードセパレータ15Aとカソードセパレータ15Bを配置してなる燃料電池単セル2の複数個を積層することで構成される燃料電池スタックにおいて、アノードセパレータ15Aとカソードセパレータ15Bが積層される部分であって、アノードセパレータ15Aまたはカソードセパレータ15Bに形成された燃料ガス用マニホールド21、酸化剤ガス用マニホールド23及び冷媒用マニホールド22から発電領域に形成された燃料ガス流路18、酸化剤ガス流路19及び冷媒流路20に至るディフューザ領域に、一方のセパレータに形成された流路形成用シール部材と対応する近傍位置に、該流路形成用シール部材の受けとなる第1凸部31及び第2凸部32を設けた。
【選択図】 図6

Description

本発明は、セパレータ及び燃料電池スタックに関し、詳細には、シール技術の改良に関する。
例えば、高分子電解質膜の両面に水素と酸素を供給して起電力を発生させる燃料電池では、単位体積当たりの起電力をより一層高めるために、金属製の薄板をプレス加工してガス流路を形成する、いわゆる薄板金属セパレータの開発がなされている。そして、この薄板金属セパレータで高分子電解質膜を挟み込むことにより燃料電池単セルを形成し、これら燃料電池単セルの複数個を積層(スタック)した構造の燃料電池が知られている(例えば、特許文献1など参照)。
かかる薄板金属セパレータを用いた燃料電池では、アノードセパレータと高分子電解質膜、高分子電解質膜とカソードセパレータ、カソードセパレータとアノードセパレータはそれぞれマニホールド外周縁及びセパレータ外周縁を圧縮シール(シール部材)でシールされ、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷媒などがスタックから外部へ漏れ出ないようになされている。
特開2004−152498号公報(第4頁から第8頁、第1図から第9図)
ところで、圧縮シールの当たる対象物は、何れも高分子電解質膜、金属セパレータなどの薄板状の部品である。そのため、金属セパレータの外周縁部に設けられたシール部材は、スタックされたときに積層方向において直線上に重なるが、マニホールド部分は流体種類の違いにより圧縮シールパターン(圧縮シール形状)が異なるため、積層方向において圧縮シールの重なりが無いエリアが存在する。
したがって、圧縮シールの重なりが無いエリアでは、圧縮シールの相手である高分子電解質膜及び金属セパレータが当該圧縮シールに押されて変形し、圧縮シールが充分に潰れることができない。その結果、シール不良となり、燃料ガスや酸化剤ガス或いは冷媒の漏れの原因となる。
そこで、本発明は、少なくとも各マニホールドからそれぞれに対応する流路に至るディフューザ領域において、シール部材を確実に高分子電解質膜及びセパレータに密着させて燃料ガス、酸化剤ガス及び冷媒の漏れを防止することのできるセパレータ及び燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係るセパレータは、各マニホールドからそれぞれに対応する燃料ガス流路、酸化剤ガス流路及び冷媒流路へと至る領域であって、燃料電池単セルの複数個を積層したときにアノードセパレータとカソードセパレータの積層部分において一方のセパレータに形成された流路形成用シール部材と対応する近傍位置に、該流路形成用シール部材の受けとなる凸部を有する。
本発明によれば、一方のセパレータに形成された流路形成用シール部材と対応する近傍位置に、流路形成用シール部材の受けとなる凸部を設けたので、この凸部が流路形成用シール部材を支えることになるから、当該流路形成用シール部材が高分子電解質膜またはセパレータに密着し、それらの間を確実にシールする。
したがって、本発明によれば、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷媒などの漏れを防止することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、燃料電池スタックの全体構成について簡単に説明する。図1は燃料電池スタックの全体構成を示す斜視図、図2は燃料電池スタックの積層構造を示す斜視図、図3は燃料電池スタックの積層構造の一部を示す要部拡大断面図、図4は燃料電池スタックをアノードセパレータの位置から分離して示したときのアノードセパレータの要部拡大平面図、図5は燃料電池スタックをカソードセパレータの位置から分離して示したときのカソードセパレータの要部拡大平面図である。
燃料電池スタック1は、図1に示すように、燃料ガスと酸化剤ガスの反応により起電力を生じる単位電池としての燃料電池単セル2を所定数だけ積層した積層体3とされ、その積層体3の両端に集電板4、絶縁板5およびエンドプレート6を配置し、該積層体3の内部に貫通した貫通孔(図示は省略する)にタイロッド7を貫通させ、そのタイロッド7の端部にナット(図示は省略する)を螺合させることで構成されている。
この燃料電池スタック1では、燃料ガス、酸化剤ガスおよび冷却水(冷媒)をそれぞれ各燃料電池単セル2のセパレータ(図示は省略する)に形成された各流路に流通させるための燃料ガス導入口8、燃料ガス排出口9、酸化剤ガス導入口10、酸化剤ガス排出口11、冷却水導入口12および冷却水排出口13を、一方のエンドプレート6に形成している。
かかる構成の燃料電池スタック1においては、燃料ガスは、燃料ガス導入口8より導入されてセパレータに形成された燃料ガス流路を流れ、燃料ガス排出口9より排出される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス導入口10より導入されてセパレータに形成された酸化剤ガス流路を流れ、酸化剤ガス排出口11より排出される。冷却水は、冷却水導入口12より導入されてセパレータに形成された冷却水流路(冷媒流路)を流れ、冷却水排出口13より排出される。
燃料電池単セル2は、図2及び図3に示すように、膜電極接合体(MEA:membrane electrode assembly)14と、この膜電極接合体14の両面にそれぞれ配置されるセパレータ15とから構成される。膜電極接合体14のアノード側に配置されるセパレータ15を、アノードセパレータ15Aと称し、カソード側に配置されるセパレータ15をカソードセパレータ15Bと称する。
膜電極接合体14は、例えば水素イオンを通す高分子電解質膜である固体高分子電解質膜と、アノード触媒とガス拡散層からなるアノード電極と、カソード触媒とガス拡散層からなるカソード電極(何れも図示は省略する)とからなる。かかる膜電極接合体14は、アノード電極とカソード電極によって、固体高分子電解質膜をその両側から挟み込んだ積層構造とされている。
アノードセパレータ15A及びカソードセパレータ15Bは、板厚の薄い金属板を金型で所定形状に成形することにより形成される。例えば、これらアノードセパレータ15A及びカソードセパレータ15Bの厚みは、0.1mmから0.2mm程度とされる。そして、これらアノードセパレータ15A及びカソードセパレータ15Bは、発電に寄与するアクティブ領域(高分子電解質膜と接する中央部分の領域)に、凹条部16と凸条部17を交互に形成した凹凸形状(いわゆるコルゲート形状)を形成している。
膜電極接合体14のアノード側に接して配置される凹条部16は、膜電極接合体14との間に燃料ガス(水素H)を流通させる燃料ガス流路18を形成する。一方、膜電極接合体14のカソード側に接して配置される凹条部16は、膜電極接合体14との間に酸化剤ガス(酸素O)を流通させる酸化剤ガス流路19を形成する。そして、アノードセパレータ15Aとカソードセパレータ15Bが積層された凸条部17,17で囲まれた空間部は、冷媒である冷却水(LLC)を流通させる冷媒流路20を形成する。
また、これらアノードセパレータ15A及びカソードセパレータ15Bには、前記した燃料ガス導入口8、燃料ガス排出口9、酸化剤ガス導入口10、酸化剤ガス排出口11、冷却水導入口12および冷却水排出口13と連通するそれぞれのマニホールド21、22、23、24、25、26が形成されている。例えば、図2で示すセパレータ15の左側奥から手前へ順次、燃料ガス導入用マニホールド21、冷却水導入用マニホールド22、酸化剤ガス導入用マニホールド23とされている。また、セパレータ15の右側奥から手前へ順次、酸化剤ガス排出用マニホールド24、冷却水排出用マニホールド25、燃料ガス排出用マニホールド26とされている。
また、アノードセパレータ15A及びカソードセパレータ15Bには、流路を構成する凹条部16及び凸条部17を取り囲むようにしてその外周縁部に沿って設けられた外周シール部材27が形成されている。アノードセパレータ15Aには、外周シール部材27がその両面に形成され、カソードセパレータ15Bには、膜電極接合体14と接する側の面にのみ外周シール部材27が形成されている。
また、アノードセパレータ15Aの膜電極接合体14と接する面には、図4に示すように、前記燃料ガス導入用マニホールド21から燃料ガス流路18へと燃料ガスを流通させるための燃料ガス流路形成用シール部材28Aが形成されている。また、かかるアノードセパレータ15Aの反対側の面には、冷却水導入用マニホールド22から冷媒流路20へと冷却水を流通させるための冷却水流路形成用シール部材28Bが形成されている。
なお、図示は省略するが、このアノードセパレータ15Aには、燃料ガス流路18から燃料ガス排出用マニホールド26へと燃料ガスを流通させるための燃料ガス流路形成用シール部材と、冷媒流路20から冷却水排出用マニホールド25へと冷却水を流通させるための冷却水流路形成用シール部材も同様に形成されている。
一方、カソードセパレータ15Bの膜電極接合体14と接する面には、図5に示すように、酸化剤ガス導入用マニホールド23から酸化剤ガス流路19へと酸化剤ガスを流通させるための酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cと、燃料ガス導入用マニホールド21と冷却水導入用マニホールド22を分離する流路分離シール部材28Dが形成されている。なお、カソードセパレータ15Bの反対側の面には、流路形成用シール部材は形成されていない。
このように構成された膜電極接合体14とセパレータ15とからなる燃料電池単セル2は、アノードセパレータ15Aとカソードセパレータ15Bで膜電極接合体14をその両側から挟み込むようにして積層され、当該膜電極接合体14の外周縁部に沿って設けられた外周シール部材27と各流路形成用シール部材28A〜28Dを介して上下のセパレータ15、15同士を接合一体化することで構成されている。
そして特に本実施の形態では、燃料電池単セル2の複数個を積層したときにアノードセパレータ15Aとカソードセパレータ15Bの積層部分において一方のセパレータ15に形成された流路形成用シール部材と対応する近傍位置に、該流路形成用シール部材の受けとなる凸部が形成されている。
この凸部について、以下に説明する。図6は、図4及び図5の各位置におけるそれぞれの断面図を示し、(A)はA−A線断面図、(B)はB−B線断面図、(C)はC−C線断面図である。
図6の各線位置の断面図に示すように、積層されたアノードセパレータ15Aとカソードセパレータ15Bの外周縁部にそれぞれ設けた外周シール部材27は、何れも積層方向において直線上に重なる。そのため、積層される上下の外周シール部材27の一方が他方の受けとなり、スタック時の加圧によって外周シール部材27が充分に潰れ、当該外周縁部が確実にシールされる。
この一方、アノードセパレータ15Aとカソードセパレータ15Bが積層される部分において、燃料ガス導入用マニホールド21、冷却水導入用マニホールド22及び酸化剤ガス導入用マニホールド23からそれぞれに対応する燃料ガス流路18、酸化剤ガス流路19及び冷媒流路20に至る領域(以下、この領域をディフューザ領域という)では、各線位置の断面図で示すように、燃料ガス流路形成用シール部材28A、冷却水流路形成用シール部材28B、酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cの重なりが生じない。
このままでは、図7に示すように、これらアノードセパレータ15A、膜電極接合体14及びカソードセパレータ15Bを加圧して積層すると、厚みの薄いアノードセパレータ15A及びカソードセパレータ15Bがこれら流路形成用シール部材28A、28B、28Cによって押されて変形し、当該流路形成用シール部材28A、28B、28Cを充分に潰すことができずシール不良となる。
そこで例えば、アノードセパレータ15Aのディフューザ領域に、図8に示すように、燃料ガス流路形成用シール部材28Aと酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cに対するそれぞれの重なりとなる受け部29、30を、これら燃料ガス流路形成用シール部材28A及び酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cと同一パターンに形成した場合、これら受け部29、30が各マニホールド21、22、23からアクティブ領域への流路を遮断することになる。
本実施の形態では、前記受け部29、30を連続して形成するのではなく、前記各流路形成用シール部材に沿って突起部である第1凸部31と第2凸部32を、所定間隔を置いて複数形成する。
例えば、アノードセパレータ15Aには、図4及び図6に示すように、カソードセパレータ15Bに形成した酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cの受けとなる第1凸部31を、当該酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cに沿って所定間隔を置いて複数形成する。具体的には、第1凸部31は、例えば先端が円弧状とされた円錐体(或いは球体)として形成し、積層されるカソードセパレータ15Bに向かって突出(図4の紙面に対して上向きに突出)して設け、冷却水導入用マニホールド22から冷媒流路20へと流れる冷却水の流れを阻止しないように所定間隔を置いて配置する。
第2凸部32は、第1凸部31の両側近傍部にそれぞれ所定間隔を置いて複数形成する。具体的には、第2凸部32は、第1凸部31と同様、先端が円弧状とされた円錐体或いは球体として形成し、積層されるカソードセパレータ15Bとは反対側に向かって突出(図4の紙面に対して下向きに突出)して設ける。
一方、カソードセパレータ15Bには、図5及び図6に示すように、アノードセパレータ15Aに形成された燃料ガス流路形成用シール部材28Aの受けとなる第1凸部31と、この第1凸部31の両側近傍部に第2凸部32をそれぞれ所定間隔を置いて複数形成する。このカソードセパレータ15Bでは、第1凸部31は、積層されるアノードセパレータ15Aに向かって突出(図5の紙面に対して下向きに突出)して設け、第2凸部32は、この第1凸部31とは反対側に向かって突出(図5の紙面に対して上向きに突出)させている。そのため、アノードセパレータ15Aに形成された第1凸部31とカソードセパレータ15Bに形成された第1凸部31、及び、アノードセパレータ15Aに形成された第2凸部32とカソードセパレータ15Bに形成された第2凸部32とは、その突出する方向を異にしている。
このように、本実施の形態によれば、燃料ガス流路形成用シール部材28A及び酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cの受けとなる第1凸部31と、この第1凸部31の両側近傍部に反対方向に突出する第2凸部32を設けることで、当該第1凸部31及び第2凸部32がこれら燃料ガス流路形成用シール部材28Aと酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cの受け(支え)となり、スタック加圧時に厚みの薄いアノードセパレータ15A及びカソードセパレータ15Bを変形させることなく、これら燃料ガス流路形成用シール部材28A及び酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cを充分に潰すことができる。
したがって、本実施の形態によれば、アノードセパレータ15Aとカソードセパレータ15B間を確実にシールすることができ、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却水の漏れを無くすことができる。また、これら燃料ガス流路形成用シール部材28A及び酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cの反発力を第1凸部31及び第2凸部32が受け止めることになるからアノードセパレータ15Aとカソードセパレータ15Bの変形を防止できる。
また、本実施の形態によれば、第1凸部31及び第2凸部32を所定間隔を置いて形成しているので、ディフューザ領域において燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却水の流れる道(流路)を確保することができ、発電及び冷却効率を妨げることがない。
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、本実施の形態は、上述の実施の形態に制限されることなく種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施の形態では、第1凸部31及び第2凸部32の形状を円錐体または球体としたが、流路の妨げにならない形状であれば、図9及び図10に示すように、台形状であっても同様の効果が得られる。
また、上述の実施の形態では、第1凸部31の両側近傍部に、この第1凸部31とは反対方向に突出する第2凸部32を設けることにより、燃料ガス流路形成用シール部材28A及び酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cの反発力に対する抗力をより一層強いものとしたが、第2凸部32が無くても第1凸部31だけでもこれら燃料ガス流路形成用シール部材28A及び酸化剤ガス流路形成用シール部材28Cの潰れを充分に確保することができ、シール性を高めることができる。
燃料電池スタックの全体構成を示す斜視図である。 燃料電池スタックの積層構造を示す斜視図である。 燃料電池スタックの積層構造の一部を示す要部拡大断面図である。 燃料電池スタックをアノードセパレータの位置から分離して示したときのアノードセパレータの要部拡大平面図である。 燃料電池スタックをカソードセパレータの位置から分離して示したときのカソードセパレータの要部拡大平面図である。 図4及び図5の各位置におけるそれぞれの断面図を示し、(A)はA−A線断面図、(B)はB−B線断面図、(C)はC−C線断面図である。 第1凸部及び第2凸部を設けなかった場合において、シール部材の反発力によってセパレータが変形した状態を示す断面図である。 ディフューザ領域に燃料ガス流路形成用シール部材と酸化剤ガス流路形成用シール部材に対する重なり部を形成したアノードセパレータの要部拡大平面図である。 第1凸部及び第2凸部を台形状としたときの燃料電池スタックの一部を示す断面図である。 第1凸部及び第2凸部を台形状としたときの斜視図である。
符号の説明
1…燃料電池スタック
2…燃料電池単セル
14…膜電極接合体
15…セパレータ
15A…アノードセパレータ
15B…カソードセパレータ
16…凹条部
17…凸条部
18…燃料ガス流路
19…酸化剤ガス流路
20…冷媒流路
21…燃料ガス導入用マニホールド
22…冷却水導入用マニホールド
23…酸化剤ガス導入用マニホールド
27…外周シール部材
28A…燃料ガス流路形成用シール部材
28B…冷却水流路形成用シール部材
28C…酸化剤ガス流路形成用シール部材
31…第1凸部
32…第2凸部

Claims (5)

  1. 発電に寄与する領域に形成された凹凸形状からなる燃料ガス流路、酸化剤ガス流路及び冷媒流路と、
    少なくとも前記各流路に燃料ガス、酸化剤ガス及び冷媒を供給する燃料ガス用マニホールド、酸化剤ガス用マニホールド及び冷媒用マニホールドと、
    外周縁部に沿って設けられた外周シール部材と、
    前記燃料ガス用マニホールド、酸化剤ガス用マニホールド及び冷媒用マニホールドからそれぞれの燃料ガス流路、酸化剤ガス流路及び冷媒流路へと燃料ガス、酸化剤ガス及び冷媒を流通させるための流路形成用シール部材と、
    前記各マニホールドからそれぞれに対応する燃料ガス流路、酸化剤ガス流路及び冷媒流路へと至る領域であって、燃料電池単セルの複数個を積層したときにアノードセパレータとカソードセパレータの積層部分において一方のセパレータに形成された流路形成用シール部材と対応する近傍位置に、該流路形成用シール部材の受けとなる凸部とを備えた
    ことを特徴とするセパレータ。
  2. 高分子電解質膜の両面にアノードセパレータとカソードセパレータを配置してなる燃料電池単セルの複数個を積層することで構成される燃料電池スタックにおいて、
    前記アノードセパレータと前記カソードセパレータが積層される部分であって、アノードセパレータまたはカソードセパレータに形成された燃料ガス用マニホールド、酸化剤ガス用マニホールド及び冷媒用マニホールドから発電に寄与する領域に形成された燃料ガス流路、酸化剤ガス流路及び冷媒流路に至る領域に、一方のセパレータに形成された流路形成用シール部材と対応する近傍位置に、該流路形成用シール部材の受けとなる第1凸部を設けた
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項2に記載の燃料電池スタックであって、
    前記第1凸部を前記流路形成用シール部材に沿って所定間隔を置いて複数形成した
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項2または請求項3に記載の燃料電池スタックであって、
    前記第1凸部の近傍部に、前記第1凸部の突出方向と反対方向に突出する第2凸部を設けた
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
  5. 少なくとも請求項2から請求項4の何れか一つに記載される燃料電池スタックであって、
    前記第1凸部間または第2凸部間を、燃料ガス、酸化剤ガス、冷媒の何れかが流れる
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
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