JP4623994B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に関するもので、特に、電気的に連結された複数の燃料電池セルの集電特性が良好な燃料電池に関するものである。
次世代エネルギーとして、近年、燃料電池が種々提案されている。このような燃料電池には、固体高分子、リン酸、溶融炭酸塩、固体電解質など、各種のものが知られているが、中でも固体電解質の燃料電池は、作動温度が800〜1000℃と高いものの、発電効率が高く、また排熱利用ができるなどの利点を有しており、その研究開発が推し進められている。
そして、固体電解質燃料電池に用いられる燃料電池セルは、平板型燃料電池セル(特許文献1参照)と環状燃料電池セル(特許文献2参照)とに大別され、さらに環状燃料電池セルは、円筒型燃料電池セルと円筒平板型燃料電池セルとに分類され、これらのうち、環状燃料電池は、内側電極、固体電解質、外側電極とが一体化されており、熱衝撃に強いという利点がある。
いずれの形態においても、燃料電池では、一般的に、これらの燃料電池セルを複数、電気的に連結して発電装置を形成している。
これらの燃料電池セルの連結には、導電材からなる集電体が用いられ、一方の燃料電池セルの外側電極と、他方の燃料電池セルの内側電極に連結されたインターコネクタとが集電体を介して電気的に連結されている。
平板型燃料電池セルの場合には、熱衝撃に弱いという欠点はあるものの、酸素極、燃料極ともにガスを流通させる流路が形成されており、十分に電極にガスが供給できるため、集電体は、ガスの供給を特別に考慮したものではなく、また、その必要もなかった。
一方、環状燃料電池セルの場合には、熱衝撃に強いという利点はあるものの、外側電極の周辺に十分なガスを供給することが難しく、外側電極と集電体が接触する部分にもガスを供給するため、例えば、金属繊維を編み込んだフェルト状の集電体を用いることが一般的であった。
特開2001−068132号公報 特開2002−367633号公報
しかしながら、集電体として金属フェルトを用いた場合には、集電体の電気的な抵抗が高いために、集電ロスが生じ、燃料電池セルの発電量の総和よりも、燃料電池としての性能が極端に低くなるという問題があった。
また、金属フェルトは、ガスの流通性が低く、外側電極に十分にガスを供給することも困難であった。
また、外側電極が酸素極である場合には、比表面積の大きいフェルトが容易に酸化され、集電体の寿命が極端に短くなるという問題があった。
本発明は、燃料電池セル間の集電抵抗が低く、ガスの流通性に優れた燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池は、内部にガス通路を有する内側電極を兼ねた電極支持基板上に固体電解質と外側電極とをこの順に積層してなるとともに、該外側電極と電気的に遮断され、前記内側電極と電気的に接続されたインターコネクタとを具備してなる燃料電池セルの複数個、または内部にガス通路を有する電極支持基板上に内側電極と固体電解質と外側電極とをこの順に積層してなるとともに、該外側電極と電気的に遮断され、前記内側電極と電気的に接続されたインターコネクタとを具備してなる燃料電池セルの複数個を、収納容器内に収納してなるとともに、隣接する一方の前記燃料電池セルの前記外側電極と隣接する
他方の前記燃料電池セルの前記インターコネクタとを板状集電部材を介して電気的に接続してなる燃料電池であって前記板状集電部材が、前記燃料電池セルの前記ガス通路に沿って伸びている基部を備え、該基部より延びて隣接する一方の前記燃料電池セルの前記外側電極に接触している複数の集電部と、前記基部より延びて隣接する他方の前記燃料電池セルの前記インターコネクタに接触している複数の集電部とが交互に設けられてなる櫛歯形状であるとともに、他方の前記燃料電池セルの前記インターコネクタに接触しているそれぞれの前記集電部の接触面積が、一方の前記燃料電池セルの前記外側電極と接触しているそれぞれの前記集電部の接触面積よりも大きいことにより、
前記板状集電部材と前記インターコネクタとの接触面積が、前記板状集電部材と前記燃料電池セルの前記外側電極との接触面積よりも大きくなっていることを特徴とする。
本発明の燃料電池では、板状集電部材が、燃料電池セルのガス通路に沿って伸びている基部を備え、基部より延びて隣接する一方の燃料電池セルの外側電極に接触している複数の集電部と、基部より延びて隣接する他方の燃料電池セルのインターコネクタに接触している複数の集電部とが交互に設けられてなる櫛歯形状であるとともに、他方の燃料電池セルのインターコネクタに接触しているそれぞれの集電部の接触面積が、一方の燃料電池セルの外側電極と接触しているそれぞれの集電部の接触面積よりも大きくすることにより、板状集電部材とインターコネクタとの接触面積を、板状集電部材と燃料電池セルの外側電極との接触面積よりも大きくすることで、外側電極にガスを供給するとともに、必要なガスの供給量が外側電極よりも少ないインターコネクタと板状集電部材との界面の電気的抵抗の増大を抑制でき、集電ロスを小さくすることができるため、発電性能に優れた燃料電池となる。また、板状集電部材が、ガス通路に沿って伸びる基部を備え、該基部より延びて隣接する一方の燃料電池セルの外側電極に接触している複数の集電部と、基部より延びて隣接する他方の燃料電池セルのインターコネクタに接触している複数の集電部とが交互に設けられてなる櫛歯形状であることから、燃料電池セル間に板状集電部材を容易に配置することができる。
本発明を、以下、添付図面に示す具体例に基づいて説明する。
本発明の燃料電池は、例えば、図1に示すような円筒平板型の燃料電池セル1を複数連結して構成される燃料電池セルスタックを収納容器に収納したものである。
本発明の燃料電池では、燃料電池セルとして、図2に示すような円筒型燃料電池セルや、図3に示すような円筒平板型燃料電池セルのような環状燃料電池セルを用いることが重要で、特に、燃料電池セルあたりの発電量を増加させるために、円筒平板型燃料電池セルを用いることが望ましい。
そして、セルスタックは、これらの燃料電池セル1が複数集合して、上下に隣接する一方の燃料電池セル1aと他方の燃料電池セル1bとの間に、板状集電部材20を介在させ、両者を互いに直列に接続することにより構成されている。即ち、一方の燃料電池セル1の電極支持基板10は、インターコネクタ14及び板状集電部材20を介して、他方の燃料電池セル1bの酸素極13に電気的に接続されている。また、このようなセルスタックは、サイドバイサイドに配置されており、隣接するセルスタック同士は、導電部材22によって直列に接続されている。この導電部材22としては、通常、強度等を考慮して、金属製のプレートなどが使用される。尚、図1では、板状集電部材20を簡略化して記載した。
燃料電池セル1は、図2の円筒型燃料電池セルや、図3の円筒平板型燃料電池セルに示すように、電極支持基板10と、内側電極11である燃料極11と、固体電解質12と、外側電極13である酸素極13と、インターコネクタ14と、必要により接合層15及びP型半導体17とから形成されている。
電極支持基板10は、図3に示すような円筒平板型燃料電池セルの場合には、フラットな平坦部10aを有しており、その内部には、複数のガス通路16が形成されている。
また、インターコネクタ14は、電極支持基板10の一方の平坦部10aの表面に設けられており、燃料極11は、電極支持基板10の他方の平坦部10aの表面に積層されており、反対側表面に形成されているインターコネクタ14の両側端部にまで延びている。さらに、固体電解質12は、燃料極11を覆うように設けられるものであり、燃料極11の全面に積層されており、インターコネクタ14の両側端部に接合されている。酸素極13は、固体電解質12上に積層され、燃料極11と対面すると同時に、インターコネクタ14と対面するように、電極支持基板10の平坦部10aのインターコネクタ14が形成されていない側の表面上に位置している。
かかる燃料電池セルでは、電極支持基板10内のガス通路16内に燃料ガス(水素)を供給し、且つ酸素極13の外側に空気等の酸素含有ガスを供給し、所定の作動温度まで加熱することにより発電が行われる。即ち、酸素極13で下記式(1)の電極反応を生じ、また燃料極11では、下記式(2)の電極反応を生じることによって発電する。
酸素極: 1/2O+2e → O2− (固体電解質) …(1)
燃料極: O2− (固体電解質)+ H → HO+2e…(2)
かかる発電によって生成した電流は、電極支持基板10に設けられているインターコネクタ14を介して集電される。
一方、上記の燃料電池セル間に設けられる板状集電部材20は、一方のセル1aのインターコネクタ14と他方の燃料電池セル1bの外側電極13である酸素極13に接続され、かかる板状集電部材20を介して他方の燃料電池セル1bから一方の燃料電池セル1aに電流が流れる。
上記のようなセルスタックを、所定の収納容器内に収容することにより燃料電池が構成される。この収納容器には、外部から水素等の燃料ガスを燃料電池セル1に導入する導入管、及び空気等の酸素含有ガスを燃料電池セル1の外部空間に導入するための導入管が設けられており、燃料電池セルが所定温度(例えば600乃至900℃)に加熱されることにより発電し、使用された燃料ガス、酸素含有ガスは、収納容器外に排出される。
板状集電部材20:
そして、本発明の燃料電池に用いられる板状集電部材20は、燃料電池セル間に両者を電気的に接続するように配置され、集電ロスを低減させるために板状集電部材20であることが重要で、例えば、図4に示すように櫛歯形状の板状集電部材20を用いることが望ましい。
また、板状集電部材の厚みは0.2〜2.0mmの範囲であることが望ましく。さらに、0.5〜1.0mmの範囲とすることが望ましい。
また、板状集電部材20は、一方の燃料電池セルのインターコネクタと、外側電極とに接続されており、外側電極の面積のうち19〜60%を被覆するように接続されることが重要である。
即ち、板状集電部材20は燃料電池セル間を接続する導電部材として機能することから、板状集電部材20の酸素極13に対する接触面積比を19〜60%の範囲とすることで、導通経路としての板状集電部材20の面積を十分確保でき、板状集電部材20の抵抗が減少するため、集電ロスを低減でき、高い発電性能を有する燃料電池を提供できる。
また、接触面積比を19〜60%の範囲とすることで、外側電極と、外側電極に供給されるガスとが接触できる領域を十分に確保することができ、発電効率を向上させることができる。
この接触面積比は特に30%以上とすることが望ましく、さらに、32%以上とすることが、外側電極と板状集電部材との界面の電気抵抗を小さくする点から望ましい。また、接触面積比は特に50%以下とすることが望ましく、さらに、45%以下とすることが、外側電極へガスを供給する点から望ましい。
また、板状集電部材とインターコネクタとの接触面積を、板状集電部材と燃料電池セルの外側電極との接触面積よりも大きくすることで、外側電極にガスを供給するとともに、必要なガスの供給量が外側電極よりも少ないインターコネクタと板状集電部材との電気抵抗を小さくすることができるため、発電性能に優れた燃料電池となる。
さらに、板状集電部材20の形状を、図4に示すように、矩形状板の一端部に複数のスリットを略平行に形成し、上記スリット間の集電片20aを板状集電部材20の両側に交互に突出させ、基部20bの一端部に複数の集電片20aが形成された櫛歯形状とした場合には、燃料電池セル1の平坦部に集電片20aが当接しているため確実に当接し、電気的接続を確実に行うことができる。
このような燃料電池は板状集電部材20が板状でバネ性を有する集電片により燃料電池セル1間を機械的に接続しているため、燃料電池セル1とは面接触となり、従来のようなフェルト状の集電部材よりも燃料電池セル1に当接する面積が大きくなり、集電特性を向上できる。さらに、板状集電部材20の集電片が両側に交互に突出しており、集電片間に形成された隙間へガスを供給でき、発電特性を向上できる。また、集電片は板状であるため弾性力も大きく、振動等が生じたとしても燃料電池セルとの十分な接触を長期間確保できる。さらに、集電片は板状であるため、収納容器内が高温となった場合でも、従来のフェルト状の集電部材よりも焼結しにくく、また、燃料電池セルとの十分な接触を長期間確保できる。
これらの板状集電部材20に用いる金属や合金は、導電性の高いものであれば特に制限されないが、一般的には、Ni、Fe−Cr、SUS等が好適に使用される。
また、これらの板状集電部材20の表面には、導電性の高いものであれば特に制限されないが、一般的には、Ag、Pdなどの貴金属、或いは導電性セラミックスなどからなる耐酸化性物質(図示せず)で被覆して用いることが望ましい。
電極支持基板10:
上記の燃料電池セル1において、電極支持基板10は、燃料ガスを燃料極11まで透過させるためにガス透過性であること、及びインターコネクタ14を介しての集電を行うために導電性であることが要求され、このような要求を満足する多孔質の導電性セラミック(もしくはサーメット)から形成されるが、燃料極11や固体電解質12との同時焼成により電極支持基板10を製造する上では、鉄属金属成分と特定の希土類酸化物とから電極支持基板10を形成することが好ましい。
上記の鉄族金属成分は、電極支持基板10に導電性を付与するためのものであり、鉄族金属単体であってもよいし、また鉄族金属酸化物、鉄族金属の合金もしくは合金酸化物であってもよい。鉄族金属には、鉄、ニッケル及びコバルトがあり、何れをも使用することができるが、安価であること及び燃料ガス中で安定であることからNi及び/またはNiOを鉄族成分として含有していることが好ましい。
また鉄族金属成分と共に使用される希土類酸化物成分は、電極支持基板10の熱膨張係数を、固体電解質12と近似させるために使用されるものであり、高い導電率を維持し且つ固体電解質12等への元素の拡散を防止し、また元素拡散による影響をなくすために、Y、Lu、Yb、Tm、Er、Ho、Dy、Gd、Sm、Prからなる群より選ばれた少なくとも1種の希土類元素を含む酸化物が好適である。このような希土類酸化物の例としては、Y、Lu、Yb、Tm、Er、Ho、Dy、Gd、Sm、Prを挙げることができ、特に安価であるという点で、Y、Ybが好適である。
上述した鉄族成分は、電極支持基板10中に35〜65体積%の量で含まれ、希土類酸化物は、電極支持基板10中に35〜65体積%の量で含まれていることが好適である。勿論、電極支持基板10中には、要求される特性が損なわれない限りの範囲で他の金属成分や酸化物成分を含有していてもよい。
上記のような鉄族金属成分と希土類酸化物とから構成される電極支持基板10は、燃料ガス透過性を有していることが必要であるため、通常、開気孔率が30%以上、特に35乃至50%の範囲にあることが好適である。また、その導電率は、300S/cm以上、特に440S/cm以上であることが好ましい。
上記電極支持基板10は、通常、15〜35mmの幅と、2.5〜5mm程度の厚みを有している。また、その両端部には、成形時の破損等を防止し、且つ機械的強度を高めるために、曲率部が形成されているのがよい。
燃料極11:
内側電極である燃料極11は、前述した式(2)の電極反応を生じせしめるものであり、それ自体公知の多孔質の導電性セラミックスから形成される。例えば、希土類元素が固溶しているZrOと、Ni及び/またはNiOとから形成される。この希土類元素が固溶しているZrO(安定化ジルコニア)としては、以下に述べる固体電解質12の形成に使用されているものと同様のものを用いることが望ましい。
燃料極11中の安定化ジルコニア含量は、35乃至65体積%の範囲にあるのが好ましく、またNi或いはNiO含量は、65乃至35体積%であるのがよい。さらに、この燃料極11の開気孔率は、15%以上、特に20乃至40%の範囲にあるのがよく、その厚みは、1〜30μmであることが望ましい。例えば、燃料極11の厚みがあまり薄いと、集電性能が低下するおそれがあり、またあまり厚いと、固体電解質12と燃料極11との間で熱膨張差による剥離等を生じるおそれがある。
固体電解質12:
燃料極11上に設けられている固体電解質12は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有するものでなければならず、一般に3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrO(通常、安定化ジルコニアと呼ばれる)から形成されている。この希土類元素としては、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luを例示することができるが、安価であるという点からY、Ybが望ましい。
この固体電解質12を形成する安定化ジルコニアセラミックスは、ガス透過を防止するという点から、相対密度(アルキメデス法による)が93%以上、特に95%以上の緻密質であることが望ましく、且つその厚みが10〜100μmであることが望ましい。
酸素極13:
酸素極13は、所謂ABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成される。かかるペロブスカイト型酸化物としては、遷移金属ペロブスカイト型酸化物、特にAサイトにLaを有するLaMnO系酸化物、LaFeO系酸化物、LaCoO系酸化物の少なくとも1種が好適であり、600〜1000℃程度の作動温度での電気伝導性が高いという点からLaFeO系酸化物が特に好適である。尚、上記ペロブスカイト型酸化物においては、AサイトにLaと共にSrなどが存在していてもよいし、さらにBサイトには、FeとともにCoやMnが存在していてもよい。
また、酸素極13は、ガス透過性を有していなければならず、従って、上記の導電性セラミックス(ペロブスカイト型酸化物)は、開気孔率が20%以上、特に30乃至50%の範囲にあることが望ましい。また、酸素極13の厚みは、集電性という点から30〜100μmであることが望ましい。
インターコネクタ14:
上記の酸素極13に対面するように、電極支持基板10の平板部10aの一方の表面に、必要により接合層15を介して設けられているインターコネクタ14は、導電性セラミックスからなるが、燃料ガス(水素)及び酸素含有ガスと接触するため、耐還元性、耐酸化性を有していることが必要である。このため、かかる導電性セラミックスとしては、一般に、ランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)が使用される。また、電極支持基板10の内部を通る燃料ガス及び電極支持基板10の外部を通る酸素含有ガスのリークを防止するため、かかる導電性セラミックスは緻密質でなければならず、例えば93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好適である。
かかるインターコネクタ14は、ガスのリーク防止と電気抵抗という点から、10〜200μmであることが望ましい。即ち、この範囲よりも厚みが薄いと、ガスのリークを生じやすく、またこの範囲よりも厚みが大きいと、電気抵抗が大きく、電位降下により集電機能が低下してしまうおそれがあるからである。
また、インターコネクタ14の外面(上面)には、P型半導体層17が設けられていてもよい。即ち、この燃料電池セル1から組み立てられるセルスタックでは、図1に示されているように、インターコネクタ14には、本発明の板状集電部材20が接続されるが、板状集電部材20を直接インターコネクタ14に接続すると、非オーム接触により、電位降下が大きくなり、集電性能が低下するおそれがある。しかるに、板状集電部材20を、P型半導体層17を介してインターコネクタ14に接続させることにより、両者の接触がオーム接触となり、電位降下を少なくし、集電性能の低下を有効に回避することが可能となる。このようなP型半導体としては、遷移金属ペロブスカイト型酸化物を例示することができる。具体的には、インターコネクタ14を構成するLaCrO系酸化物よりも電子伝導性が大きいもの、例えば、BサイトにMn、Fe、Coなどが存在するLaMnO系酸化物、LaFeO系酸化物、LaCoO系酸化物などの少なくとも一種からなるP型半導体セラミックスを使用することができる。このようなP型半導体17の厚みは、一般に、30乃至100μmの範囲にあることが好ましい。
上述した燃料電池セル1は、図1に示す構造に限定されるものではなく、種々の構成を採り得る。例えば、上述した燃料極11と酸素極13との位置関係を逆にすることができる。即ち、内側電極として酸素極を設け、側電極として燃料極を設けることができる。この場合には、電極支持基板10に形成されているガス通路16内には、空気等の酸素含有ガスが供給され、セル1の外側(燃料極の外側)に燃料ガスが供給されて発電されることとなり、電流の流れは、図1の構造の燃料電池セルとは逆になる。また、図1に示されている燃料電池セル1では、電極支持基板10と内側電極(燃料極11)とが別個に形成されているが、電極支持基板10そのものを内側電極として用いることもできる。この場合には、図1において、内側電極に相当する燃料極11を省略することができる。さらには、電極支持基板10は、平板形状のものに限定されず、例えば円筒型形状を有していてもよい。
このようにして得られたセルスタックは、導電部材22により互いに接続され、所定の収納容器に収納されて燃料電池として使用される。
以下のようにして燃料電池セルを作製した。先ず、平均粒径0.5μmのNiO粉末と、平均粒径0.8μmのY粉末を、焼成後におけるNi換算の体積比率がそれぞれ50%になるように混合した。この混合粉末に、ポアー剤、PVAからなる有機バインダーと、水からなる溶媒とを混合して形成した支持基板材料を押出成形し、扁平状の支持基板成形体を作製し、これを乾燥し、1000℃まで昇温し、脱脂、仮焼し、支持基板成形体を作製した。
次に、平均粒径0.8μmの8モル%Yを含有するZrO(YSZ)粉末と、上記したNiO粉末と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合した燃料極となるスラリーを作製した。
上記YSZ粉末と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合した固体電解質材料を用いてシート状成形体を作製し、このシート状成形体の片面に上記燃料極用のスラリーを印刷し、これを、固体電解質のシート状成形体が外側になるように、かつ支持基板成形体の平坦部で所定間隔をおいて離間するように、支持基板成形体にまき付け、乾燥した。
また、平均粒径0.9μmのLa(MgCr)O系材料と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合したインターコネクタ材料を用いてシート状成形体を作製し、このインターコネクタシート状成形体を、露出した支持基板成形体の表面に積層し、支持基板成形体に燃料極成形体、固体電解質成形体、インターコネクタ成形体が積層された積層成形体を作製した。
次に、この積層成形体を脱脂処理し、さらに、大気中にて1500℃で同時焼成した。この後、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8粉末と、IPAからなる溶媒を50質量%含有するスラリーを作製し、このスラリーを、固体電解質表面から高さ30cmに配置された市販のスプレーガン装置で噴霧し、落下中に粒子を形成し、この粒子を、上記焼結体の固体電解質表面に堆積させた。
次いで同様に、インターコネクタ表面に上記スラリーを高さ30cmに配置された市販のスプレーガン装置で噴霧し、この粒子を、上記焼結体のインターコネクタ表面に堆積させた。その後、大気中で1150℃、2時間で焼き付け(加熱処理)、酸素極の厚みを70μmとし、燃料電池セルを作製した。焼結後の酸素極、及びP型半導体の気孔率は、23乃至38%であった。
なお、焼成後のセル外寸は幅25mm、長さ130mm、外部電極とインターコネクタを含むセル厚みが3.2mm、燃料の通る支持体の孔径はΦ1.6mmで6つの穴が形成され、また、上記外側電極の形状は、95×24.5mmであった。
板状集電部材20として、図4に示すようなFe、Crを主成分とするフェライト系ステンレス製の櫛歯状の集電部材20の寸法を表1に示す範囲で変化させて用いた。
そして、図に示したように燃料電池セル1間に櫛歯状の集電部材20を配置した。
また、比較例としてNi金属繊維からなる厚み2mmのNiフェルトを用いた。
なお、いずれの集電部材の場合も長さは95mm、幅は24.5mmとした。
そして、一対の燃料電池セルを配列させ、一方の燃料電池セルのインターコネクタと他方の燃料電池セルの空気側電極との間に、以上説明した3種類の集電部材を、Agペーストを介在させて配置した。
この後、燃料電池セルの内部に水素を、外部に空気を導入して850℃で、電流密度0.5A/cmの条件での発電試験を行い、その結果を表1、2に記載した。
Figure 0004623994
隣接する他方の燃料電池セルのインターコネクタに接触する集電片の幅(接触面積)を、一方の燃料電池セルの外側電極と接触している集電片の幅(接触面積)よりも大きくすることにより、板状集電部材と外側電極との接触面積比よりも、板状集電部材とインターコネクタとの接触面積比の方が大きくなっている試料No.13では、板状集電部材と外側電極との接触面積比と、板状集電部材とインターコネクタとの接触面積比とが等しく、外側電極側の集電片の幅と間隔が等しい試料No.2よりも高い出力が得られた。
本発明の燃料電池に収納される燃料電池セルスタックの代表的な構造を示す断面図である。 円筒型燃料電池セルを示す断面図である。 円筒平板型燃料電池セルを示す断面図である。 基部の一端部に複数の集電片が形成された櫛歯形状の板状集電部材を示す斜視図である。 基部の一端部に複数の集電片が形成された櫛歯形状の板状集電部材を用いて、燃料電池セル同士を接続した状態を示すもので、板状集電材の側面図である。
符号の説明
1:燃料電池セル
10:電極支持基板
10a:電極支持基板10の平担部
11:内側電極、燃料極
12:固体電解質
13:外側電極、酸素極
14:インターコネクタ
15:接合層
16:ガス通路
17:P型半導体
20:板状集電部材
20a:板状集電材の集電片
20b:板状集電材の基部
20c:凸部
20d:凹部
22:導電部材

Claims (1)

  1. 内部にガス通路を有する内側電極を兼ねた電極支持基板上に固体電解質と外側電極とをこの順に積層してなるとともに、該外側電極と電気的に遮断され、前記内側電極と電気的に接続されたインターコネクタとを具備してなる燃料電池セルの複数個、または内部にガス通路を有する電極支持基板上に内側電極と固体電解質と外側電極とをこの順に積層してなるとともに、該外側電極と電気的に遮断され、前記内側電極と電気的に接続されたインターコネクタとを具備してなる燃料電池セルの複数個を、収納容器内に収納してなるとともに、隣接する一方の前記燃料電池セルの前記外側電極と隣接する他方の前記燃料電池セルの前記インターコネクタとを板状集電部材を介して電気的に接続してなる燃料電池であって、
    前記板状集電部材が、前記燃料電池セルの前記ガス通路に沿って伸びている基部を備え、該基部より延びて隣接する一方の前記燃料電池セルの前記外側電極に接触している複数の集電部と、前記基部より延びて隣接する他方の前記燃料電池セルの前記インターコネクタに接触している複数の集電部とが交互に設けられてなる櫛歯形状であるとともに、他方の前記燃料電池セルの前記インターコネクタに接触しているそれぞれの前記集電部の接触面積が、一方の前記燃料電池セルの前記外側電極と接触しているそれぞれの前記集電部の接触面積よりも大きいことにより、
    前記板状集電部材と前記インターコネクタとの接触面積が、前記板状集電部材と前記燃料電池セルの前記外側電極との接触面積よりも大きくなっていることを特徴とする燃料電池。
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