JP2005335623A - モータの部品およびその取り付け構造 - Google Patents

モータの部品およびその取り付け構造 Download PDF

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【課題】 車輪の操舵時に、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッドとの干渉を回避する。
【解決手段】 冷却フィン410は、車輪内に設けられ、車輪の駆動力を発生するインホイールモータ70のケース60に取り付けられる。車輪は、車輪を回転可能に支持するナックル180を含む。車輪は、操舵時にナックル180が操舵方向に回転する操舵輪である。インホイールモータ70の軸長は、車輪の幅よりも長い。冷却フィン410は、車輪の操舵時の回転中心となるキングピン軸を基準とした予め定められた範囲内に収まる形状を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、モータの部品およびその取り付け構造に関し、特に車輪内に駆動力を発生するモータを有する車両におけるモータの部品およびその取り付け構造に関する。
従来のインホイールモータの駆動方式においては、モータは、外枠に収納され、モータの出力軸は、軸受部(ベアリング)によって外枠に回転可能に支持されている。そして、出力軸の一方端は、プラネタリギヤを介して車輪のホイールに連結されている。
また、モータを収納する外枠は、ボールジョイントを介してサスペンションアームに連結される。そして、サスペンションアームは、ショックアブソーバを介して車体に連結される。
上述のようなインホイールモータについて以下のような技術が開示される。たとえば、特開2002−247713号公報(特許文献1)は、駆動用モータの形状、構造と特性に関わりなく、車体に対し任意に駆動用モータの取り付けができ、駆動用モータを変えず減速歯車機構のギア比を選択できる電気自動車用インホイールモータを開示する。このインホイールモータは、駆動用モータと、減速歯車機構と、ホイールベアリングと、機械式ブレーキとを組み合わせて電気自動車の駆動装置を構成する。駆動用モータは、回転子と固定子を収容したケーシングを有する。減速歯車機構は、遊星歯車機構からなる。この遊星歯車機構の出力側に連結されるホイール軸を収容するハウジングは、端部外周にホイールベアリングを固定している。ケーシングの上下外側には、固着手段を有する台座が設けられる。この台座にはサスペンション機構に可動自在に固定されるジョイント機構に結合するアタッチメントが取り付けられる。
特許文献1に開示されたインホイールモータによると、取付手段がケーシングと別体であるので、モータを適宜変更しても、取付手段としてのアタッチメントの変更により取付が可能となる。
特開2002−247713号公報
しかしながら、インホイールモータにおいて、モータの高出力が要求されたり、また車両の乗り心地を改善するため、モータを弾性部材により支持するいわゆるダイナミックマスダンパ機構が設けられたりすると、インホイールモータの構造は大きくなる。そのため、車輪から車両の内側にモータの筐体が突出する可能性がある。そのため、車輪が操舵輪として操舵方向に回転する場合あるいは、車体が上下に振動する場合、モータの筐体が大きいとモータの筐体の回転半径も大きくなる。そのため、モータの筐体に設けられるコネクタ、冷却フィンあるいはオイルパン等のモータの部品は、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等に干渉する可能性がある。特許文献1に開示されたインホイールモータにおいては、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等との干渉を回避するモータの部品の形状、位置についての技術は開示されていない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車輪の操舵時のサスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッドとの干渉を回避するように設けられるモータの部品およびその取り付け構造を提供することである。
第1の発明に係るモータの部品は、車輪内に設けられ、車輪の駆動力を発生するモータの筐体に取り付けられる。車輪は、車輪を回転可能に支持する回転支持部材を含む。車輪は、操舵時に回転支持部材が操舵方向に回転する操舵輪である。部品は、車輪の操舵時の回転中心となるキングピン軸を基準とした予め定められた範囲内に収まる形状を有する。
第1の発明によると、モータの部品(たとえば、冷却フィン)は、車輪内に設けられ、車輪の駆動力を発生するモータの筐体に取り付けられる。車輪は、車輪を回転可能に支持する回転支持部材(たとえば、ナックル)を含む。車輪は、操舵時にナックルが操舵方向に回転する操舵輪である。冷却フィンは、車輪の操舵時の回転中心となるキングピン軸を基準とした予め定められた範囲(たとえば、キングピン軸から筐体までの最も長い距離の内側の範囲)に収まる形状を有する。モータの筐体は、車輪が操舵されたり、路面から受ける力により振動したりしても、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッドに干渉しないように設けられる。そのため、冷却フィンを予め定められた範囲内に収まる形状を有するように形成すると、車輪が操舵されてナックルがキングピン軸を中心に操舵方向に回転しても、モータの筐体の回転半径の増加が抑制されるため、冷却フィンとサスペンションあるいはステアリングタイロッド等との干渉を回避することができる。また、冷却フィンの形状を、キングピン軸から予め定められた範囲内で表面積が増加するように形成することにより、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等と干渉を回避するとともに、モータの冷却効率を向上させることができる。したがって、車輪の操舵時に、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッドとの干渉を回避するように設けられるモータの部品を提供することができる。
第2の発明に係るモータの部品においては、第1の発明の構成に加えて、予め定められた範囲は、キングピン軸から筐体までの最も長い距離の内側の範囲である。
第2の発明によると、モータの筐体は、車輪が操舵されたり、路面から受ける力により振動したりしても、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッドに干渉しないように設けられる。そのため、モータの部品(たとえば、冷却フィン)をキングピン軸から筐体までの最も長い距離の内側の範囲内に収まる形状を有するように形成する。これにより、車輪が操舵されてナックルがキングピン軸を中心に操舵方向に回転しても、モータの筐体の回転半径の増加が抑制される。そのため、冷却フィンとサスペンションあるいはステアリングタイロッド等との干渉を回避することができる。
第3の発明に係るモータの部品においては、第1または2の発明の構成に加えて、部品は、筐体の外周面に設けられ、車両の幅方向内側に突出した帯状の突出部を有する、冷却フィンである。
第3の発明によると、部品は筐体の外周面に設けられ、車両の幅方向内側に突出した帯状の突出部を有する。車両の幅方向内側に突出した帯状の突出部は、キングピン軸を基準とした予め定められた範囲(たとえば、キングピン軸から筐体までの最も長い距離の内側の範囲)内に収まる形状を有するように形成される。これにより、車輪が操舵されてモータの筐体がキングピン軸を中心として回転してもサスペンション、ステアリングタイロッド、ショックアブソーバ等と冷却フィンとの干渉を回避することができる。また、冷却フィンの形状は、キングピン軸から予め定められた距離の内側の範囲内で表面積が増加するように形成される。これにより、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等との干渉を回避するとともに、モータの冷却効率を向上させることができる。
第4の発明に係るモータの部品においては、第3の発明の構成に加えて、帯状の突出部は、水平面に対して予め定められた角度を有する。
第4の発明によると、帯状の突出部は、水平面に対して予め定められた角度を有する。これにより、車両の走行中おいて、水平方向すなわち車両の進行方向から流れてくる空気は、帯状の突出部が水平面に対して予め定められた角度を有するため、帯状の突出部全体に接触する。そのため、冷却フィンにおける冷却効率が向上する。
第5の発明に係るモータの部品においては、第1または2の発明の構成に加えて、部品は、筐体の外周面に設けられ、内部に前記モータ用のオイルを蓄積するオイルパンである。
第5の発明によると、部品は、筐体の外周面に設けられ、内部に前記モータ用のオイルを蓄積するオイルパンである。オイルパンは、キングピン軸を基準とした予め定められた範囲(たとえば、キングピン軸から筐体までの最も長い距離の内側の範囲)内に収まる形状を有する。そのため、車輪が操舵された場合においても、オイルパンとサスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等との干渉を回避することができる。
第6の発明に係るモータの部品においては、第1の発明の構成に加えて、車輪は、車体を懸架するサスペンションをさらに含む。サスペンションは、回転支持部材の上部に設けられるアッパーアームと、回転支持部材の下部に設けられるロアアームとを含む。モータは、アッパーアームとロアアームとの間に狭持される。部品は、アッパーアームとロアアームとの間の範囲内であって、筐体の最上端部を含む水平面と最下端部を含む水平面との間の範囲内であって、キングピン軸と筐体の最外周端部との範囲内に収まる形状を有する。
第6の発明によると、車体を懸架するサスペンションは、回転支持部材(たとえば、ナックル)の上部に設けられるアッパーアームと、ナックルの下部に設けられるロアアームとを含む。モータは、アッパーアームとロアアームとの間に狭持される。部品(たとえば、冷却フィン)は、アッパーアームとロアアームとの間の範囲内であって、筐体の最上端部を含む水平面と最下端部を含む水平面との間の範囲内であって、キングピン軸と筐体の最外周端部との範囲内に収まる形状を有する。モータの筐体は、車輪が操舵されたり、路面から受ける力により振動したりしても、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッドに干渉しないように設けられる。そのため、このように冷却フィンの形状を形成すると、車輪が操舵されたり、路面から受ける力により振動したりしても、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等との干渉を回避することができる。
第7の発明に係るモータの部品においては、第6の発明の構成に加えて、部品は、筐体の外周面に設けられた冷却フィンである。
第7の発明によると、部品は、筐体の外周面に設けられた冷却フィンである。冷却フィンは、キングピン軸を基準とした予め定められた範囲内(たとえば、アッパーアームとロアアームとの間の範囲内であって、筐体の最上端部をを含む水平面と最下端部を含む水平面との間の範囲内であって、キングピン軸と筐体の最外周端部との範囲内)に収まる形状を有する。冷却フィンの形状は予め定められた範囲内で表面積が増加するように形成されるため、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等との干渉を回避するとともに、モータの冷却効率を向上させることができる。
第8の発明に係るモータの部品においては、第6の発明の構成に加えて、筐体は、筐体内部を外部から遮蔽する外蓋を含む。部品は、外蓋を筐体に固定する鍔形状の取り付け部である。
第8の発明によると、筐体は、筐体内部を外部から遮蔽する外蓋を含む。部品は、外蓋を筐体に固定する鍔形状の取り付け部である。取り付け部は、キングピン軸を基準とした予め定められた範囲内(たとえば、アッパーアームとロアアームとの間の範囲内であって、筐体の最上端部をを含む水平面と最下端部を含む水平面との間の範囲内であって、キングピン軸と筐体の最外周端部との範囲内)に収まる形状を有する。そのため、車輪が操舵されてモータの筐体がキングピン軸を中心に回転したり、モータが回転支持部材(たとえば、ナックル)に対して相対的に振動しても、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等と鍔形状の取り付け部との干渉を回避することができる。
第9の発明に係るモータの部品においては、第1〜8のいずれかの発明の構成に加えて、車輪は、モータに取り付けられ、車輪およびモータの振動を減衰する弾性部材をさらに含む。弾性部材は、回転支持部材に取り付けられる。
第9の発明によると、車輪は、モータに取り付けられ、車輪およびモータの振動を減衰する弾性部材を含む。弾性部材は、回転支持部材(たとえば、ナックル)に取り付けられる。インホイールモータが、モータを弾性部材により支持する、いわゆるダイナミックマスダンパ機構を有する場合、モータの構造が大きくなる。そのため、キングピン軸を基準とした予め定められた範囲内に収まる形状を有するようにモータの部品(たとえば、冷却フィン)を設けることにより、車輪が操舵され、モータの筐体がキングピン軸を中心として回転しても、モータの筐体の回転半径の増加が抑制されるため、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等と冷却フィンとの干渉を回避することができる。
第10の発明に係るモータの部品の取り付け構造は、第1〜9のいずれかに発明に係るモータの部品の取り付け構造である。部品は、操舵時に回転支持部材が操舵方向に回転する際に、部品が部品以外の物体と干渉しない位置に取り付けられる。
第10の発明によると、部品(たとえば、冷却フィン)は、操舵時に回転支持部材(たとえば、ナックル)が操舵方向に回転する際に、部品が部品以外の物体(たとえば、アッパーアーム、ロアアーム、ショックアブソーバ、ステアリングタイロッド等)と干渉しない位置に取り付けられる。このようにモータの部品を取り付けることにより、操舵時のモータの部品と部品以外の物体との干渉を回避することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るモータの部品について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
本実施の形態に係るモータの部品を説明するにあたり、まず、本実施の形態に係るモータの部品が設けられ、車両の駆動力を発生するインホイールモータを有する電動輪および電動輪を支持する車輪支持装置の構成について説明する。
<第1の実施の形態>
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る車輪支持装置200が支持する電動輪100は、ホイールディスク10と、ホイールハブ20と、等速ジョイント30と、ブレーキロータ40と、ブレーキキャリパ50と、インホイールモータ70と、タイヤ250とから構成される。
インホイールモータ70は、ケース60と、モータ65と、プラネタリギヤ80と、オイルポンプ90と、シャフト110と、オイル通路(図示せず)とから構成される。
また、車輪支持装置200は、ダイナミックマスダンパ機構(図示せず)と、ボールジョイント160,170と、ナックル180と、アッパーアーム210と、ロアアーム220と、ショックアブソーバ(図示せず)とから構成される。
ホイールディスク10は、略カップ型形状を有し、ディスク部10Aとリム部10Bとからなる。そして、ホイールディスク10は、ホイールハブ20、ブレーキロータ40、ブレーキキャリパ50、およびインホイールモータ70を収納するようにしてもよい。ホイールディスク10は、ディスク部10Aをホイール取り付け部22において、ボルトあるいはナット(図示せず)によってホイールハブ20に締結することによりホイールハブ20と連結される。ホイールハブ20は、等速ジョイント30を内蔵し、その内蔵した等速ジョイント30を介してシャフト110に連結される。そして、ホイールハブ20は、ベアリング11,12によってナックル180に回転自在に支持される。タイヤ250は、ホイールディスク10のリム部10Bの外縁に固定される。
等速ジョイント30は、インナー31と、ボール32とを含む。インナー31は、シャフト110に嵌合される。ボール32は、シャフト110の回転軸方向に設けられたホイールハブ20の溝とインナー31の溝とに噛合っており、シャフト110の回転に伴ってホイールハブ20を回転させる。また、ボール32は、ホイールハブ20およびインナー31に設けられた溝に沿ってシャフト110の回転軸方向に移動可能である。なお、等速ジョイント30は、インホイールモータ70の動力をホイール10に伝達する動力伝達機構であれば特に限定されるものではないが、たとえば、複数の円盤等を用いてインホイールモータ側とホイール側とがどの方向にも偏心可能に結合される、いわゆるフレキシブルカップリングを用いてもよい。
ブレーキロータ40は、内周端がボルト24,26によってホイールハブ20の外周端に固定され、外周端がブレーキキャリパ50内を通過するように配置される。ブレーキキャリパ50は、ナックル180に固定される。そして、ブレーキキャリパ50は、ブレーキピストン51と、ブレーキパッド52,53とを含む。ブレーキパッド52,53は、ブレーキロータ40の外周端を挟み込む。
開口部50Aからブレーキオイルが供給されると、ブレーキピストン51は、図1において紙面右側へ移動し、ブレーキパッド52を紙面右側へ押す。ブレーキパッド52がブレーキピストン51によって紙面右側へ移動すると、それに応答してブレーキパッド53が紙面左側へ移動する。これにより、ブレーキパッド52,53は、ブレーキロータ40の外周端を挟み込み、電動輪100にブレーキがかけられる。
ケース60は、図1において、ホイールハブ20の紙面左側に配置される。そして、ケース60は、モータ65と、プラネタリギヤ80と、オイルポンプ90と、シャフト110と、オイル通路とを収納する。
モータ65は、ステータコア71と、ステータコイル72と、ロータ73とを含む。ステータコア71は、ケース60に固定される。ステータコイル72は、ステータコア71に巻回される。モータ65が三相モータである場合、ステータコイル72は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルからなる。ロータ73は、ステータコア71およびステータコイル72の内周側に配置される。
プラネタリギヤ80は、サンギヤ軸81と、サンギヤ82と、ピニオンギヤ83と、プラネタリキャリア84と、リングギヤ85と、ピン86とを含む。サンギヤ軸81は、モータ65のロータ73に連結される。そして、サンギヤ軸81は、ベアリング15,16により回転自在に支持される。サンギヤ82は、サンギヤ軸81に連結される。
ピニオンギヤ83は、サンギヤ82と噛合い、ピン86の外周に配設されたベアリングにより回転自在に支持される。プラネタリキャリア84は、ピニオンギヤ83に連結され、シャフト110に接続される。そして、プラネタリキャリア84およびプラネタリキャリア84に接続されるシャフト110は、ベアリング13,14により回転自在に支持される。リングギヤ85は、ケース60に固定される。ピン86は、プラネタリキャリア84に支持される。
オイルポンプ90は、インホイールモータ70のホイールハブ20側の端部に、シャフト110に接続されて設けられる。シャフト110は、上述したように等速ジョイント30のインナー31およびプラネタリキャリア84接続され、ベアリング13,14によって回転自在に支持される。
オイル通路は、一方端がオイルポンプ90に連結され、他方端がオイル溜(図示せず)に挿入される。
オイルポンプ90は、シャフト110の回転に伴なってオイル溜に溜まったオイルをオイル通路を介して汲み上げ、その汲み上げたオイルをケース60内で循環させる。
図2に示すように、ダイナミックマスダンパ機構300は、車両の上下方向に設けられる1対の弾性部材であるスプリング302,304から構成される。ダイナミックマスダンパ機構300の中央部306は、インホイールモータ70のケース60の外周側面に取り付けられる。本実施の形態において、たとえば、ダイナミックマスダンパ機構300の中央部306は、ケース60の車両の後方側でかつインホイールモータ70の回転軸と同じ高さになる位置に取り付けられる。そして、ダイナミックマスダンパ機構300の上部310は、ナックル180(180A)に接続される。上部310と中央部306とは、スプリング302を介して接続される。ダイナミックマスダンパ機構300の下部312は、ナックル180(180B)に接続される。下部312と中央部306とは、スプリング304を介して接続される。
また、下部312と中央部306とは、アブソーバ314を介して接続される。アブソーバ314は、シャフト316を含む。アブソーバ314は、シャフト316の上下の振動を抑制する。シャフト316の一方端336は、中央部306に接続される。中央部306を貫通するシャフト316は、ブッシュ308により水平方向の位置が制限される。また、アブソーバ314の下端は、ブッシュ326により水平方向の位置が制限される。なお、シャフト316の一方端336は、上部310に接続されてもよい。
ナックル180(180A)は、一方端がボールジョイント160に連結され、他方端がベアリング11,12を介してホイールハブ20に連結される。ナックル180(180B)の下部には、プレート182がボルトにより固定される。そして、プレート182には、ボールジョイント170が連結される。
図3に示すように、アッパーアーム210およびロアアーム220は、車両の上下方向に配置される。アッパーアーム210は、一方端がボールジョイント160に連結され、他方端が車両の上下方向に回動可能に車体に固定される。ロアアーム220は、一方端がボールジョイント170に連結され、他方端が車両の上下方向に回動可能に車体に固定される。また、ロアアーム220は、ショックアブソーバを介して車体に連結される。これにより、電動輪100は、車体に懸架される。
このように、アッパーアーム210およびロアアーム220は、車両の上下方向からそれぞれボールジョイント160,170を介してナックル180に連結される。
ナックル180には、ステアリングタイロッド(図示せず)の一方端が連結される。そして、ステアリングタイロッドは、車体のステアリング(ハンドル)からの回転力に応じて、車両の進行方向に対して右方向または左方向に電動輪100を回動する。
アッパーアーム210およびロアアーム220は、車両の上下方向に回動自在に車体に固定され、ロアアーム220は、ショックアブソーバを介して車体に連結されるので、アッパーアーム210、ロアアーム220およびショックアブソーバは、サスペンションとして機能する。
ダイナミックマスダンパ機構300は、インホイールモータ70のケース60に固定される。また、ダイナミックマスダンパ機構300は、ナックル180に連結される。そして、ボールジョイント160,170によってサスペンションアーム(アッパーアーム210およびロアアーム220)をナックル180に連結することにより、車輪支持装置200は、電動輪100を車体に支持する。
すなわち、車輪支持装置200は、アッパーアーム210、ロアアーム220およびナックル180によってホイールディスク10およびホイールハブ20を回転可能に支持し、アッパーアーム210、ロアアーム220およびダイナミックマスダンパ機構300によってインホイールモータ70を車両の上下方向に振動可能に支持する。
また、車両に搭載されたスイッチング回路(図示せず)によりステータコイル72に交流電流が供給されると、ロータ73が回転し、モータ65は、所定のトルクを出力する。そして、モータ65の出力トルクは、サンギヤ軸81を介してプラネタリギヤ80へ伝達される。プラネタリギヤ80は、サンギヤ軸81から受けた出力トルクをサンギヤ82およびピニオンギヤ83によって変更、つまり、変速(減速)してプラネタリキャリア84へ出力する。プラネタリキャリア84は、プラネタリギヤ80の出力トルクをシャフト110に伝達し、シャフト110は、等速ジョイント30を介して所定の回転数でホイールハブ20およびホイールディスク10を回転する。これにより、電動輪100は、所定の回転数で回転して、車両は走行する。
車両の走行中に、電動輪100が路面状態等に応じて車両の上下方向に振動を受けると、ダンパーマスとなるインホイールモータ70によってダイナミックマスダンパ機構300のスプリング302,304は、車両の上下方向に伸縮する。スプリング302,304の伸縮により、電動輪100が路面から受ける力による振動と位相がずれたインホイールモータ70の上下方向の振動が発生する。つまり、ダイナミックマスダンパ機構300は、電動輪100の振動をインホイールモータ70の振動に変換する。このとき、車体には、電動輪100の振動と、電動輪100の振動とは位相がずれたインホイールモータ70の振動とを合成した振動が伝達される。電動輪100の振動とインホイールモータ70の振動とは位相がずれているため、電動輪100の振動の振幅は、位相がずれたインホイールモータ70の振動の振幅により低減される。すなわち、電動輪100の振動は、インホイールモータ70の振動によりアッパーアーム210およびロアアーム220を介して車体に伝達されにくくなる。
インホイールモータ70は、等速ジョイント30を介して上下方向に振動する。具体的には、インホイールモータ70は、等速ジョイント30を回転中心として、車両の上下方向に円弧を描くように振動する。このとき、インホイールモータ70の水平方向の振動は、ダイナミックマスダンパ機構300に設けられるブッシュ308および326により吸収される。一方、スプリング304の伸縮により生じる、インホイールモータ70の上下方向の振動は、アブソーバ314により減衰される。
上述のようにして、タイヤ250からのバネ下入力が緩和される。すなわち、車両の走行中に電動輪100が路面状態等に応じて振動を受けると、サスペンションに設けられるショックアブソーバによって吸収し切れない振動がダイナミックマスダンパ機構300によって吸収される。ダイナミックマスダンパ機構300は、電動輪100が受けた振動によってインホイールモータ70を車両の上下方向に位相をずらせて振動させる。ダイナミックマスダンパ機構300は、結果的にバネ上である車体に大きな振動を伝えない。したがって、インホイールモータ70によって駆動される車輪を搭載した車両の乗り心地が向上する。
ここで、インホイールモータ70は、路面からの力を受けて車体が振動するときに、アッパーアーム210、ロアアーム220およびショックアブソーバに干渉しないように設けられる。また、インホイールモータ70は、運転者の操舵に基づいて電動輪100が操舵方向に回転するときに、アッパーアーム210、ロアアーム220、ショックアブソーバ、ステアリングタイロッドに干渉しないように設けられる。このとき、インホイールモータ70のケース60の外周に設けられる本実施の形態に係るモータの部品は、図4に示すように、キングピン軸402から予め定められた範囲内に収まる形状を有する。「予め定められた範囲」とは、本実施の形態において、キングピン軸402から位置404までの距離L(1)の内側の範囲である。位置404は、キングピン軸402からケース60までの距離が最も長くなる位置である。
本実施の形態に係るモータの部品は、キングピン軸402を中心として、位置404を通る円筒空間400の内側に収まる形状を有する。なお、モータの部品は、ケース60の外周面に設けられる部品であれば特に限定されるものではないが、本実施の形態において、たとえば、図5(A)および図5(B)に示すケース60の車両幅方向の中心側に一体的に設けられる冷却フィン410を想定する。なお、モータの部品は、冷却フィンの他にオイルパン、ケース60内部に設けられるセンサに接続されるコネクタ、あるいはブリーザ装置である。
車体には、ショックアブソーバ230の上端が連結される。一方、ショックアブソーバ230の下端は、ロアアーム220に連結される。ショックアブソーバ230は、車体が上下方向に振動したときに、車体の振動を減衰する機能を有する。
図5(A)に示すように、冷却フィン410は、車両幅方向内側に突出する帯状の突出部408が車両の上下方向に複数個形成されて構成される。このとき、帯状の突出部408は、キングピン軸402から予め定められた範囲内に収まる形状を有するように形成される。そのため、ケース60の下側に設けられる帯状の突出部408は、ケース60の上側と比較して突出部408の突出量が小さい形状となる。
また、図5(B)に示すように、ケース60の車両の幅方向内側の面においては、帯状の突出部408は、車両の前後方向に沿って形成される。
以上のような構造に基づく、本実施の形態に係るモータの部品の作用について説明する。
運転者のハンドル操作に応じて電動輪100が操舵されると、電動輪100は、ボールジョイント160,170を中心として、すなわち、キングピン軸402を中心として、操舵方向に回転する。電動輪100がキングピン軸402を中心として回転するとき、インホイールモータ70は、ショックアブソーバ230、ステアリングタイロッド、アッパーアーム210、ロアアーム220のいずれにも接触することなくキングピン軸402を中心に回転する。冷却フィン410は、キングピン軸からインホイールモータ70のケース60までの最も長い距離L(1)の内側の範囲内に収まる形状を有する。そのため、ケース60の回転半径L(1)よりも増加することがない。したがって、冷却フィン410も、電動輪100の操舵方向への回転により、ショックアブソーバ230、ステアリングタイロッド、アッパーアーム210、ロアアーム220に接触することなくキングピン軸402を中心に回転する。
以上のようにして、本実施の形態に係るモータの部品によると、インホイールモータのケースは、車輪が操舵されてもアッパーアーム、ロアアーム、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッドに干渉しないように設けられる。そのため、冷却フィンを予め定められた範囲内に収まる形状を有するように形成すると、車輪が操舵されてナックルがキングピン軸を中心に操舵方向に回転しても、モータの筐体の回転半径の増加が抑制されるため、冷却フィンとサスペンションあるいはステアリングタイロッド等との干渉を回避することができる。また、冷却フィンの形状を、キングピン軸から予め定められた範囲内で表面積が増加するように形成することにより、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等と干渉を回避するとともに、モータの冷却効率を向上させることができる。したがって、車輪の操舵時に、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッドとの干渉を回避するように設けられるモータの部品を提供することができる。
なお、本実施の形態において、帯状の突出部408は、車両の前後方向に沿って形成されるが特にこれに限定されるものではない。すなわち、図6(A)および図6(B)に示すように、水平面に対して予め定められた角度α(1)を有する帯状の突出部412が複数個平行に形成される冷却フィン414が設けられてもよい。これにより、車両の走行中おいて、車両の進行方向から流れてくる空気は、水平面に対して予め定められた角度α(1)を有する帯状の突出部412の全体に接触するように流れる。そのため、冷却フィン414における冷却効率が向上する。予め定められた角度α(1)は、突出部412において冷却効率が向上する角度であれば特に限定されるものではない。
また、本実施の形態において、モータの部品として、ケース60の車両幅方向の内側に突設される冷却フィン410,414について説明したが本発明は、これに限定されない。たとえば、図7に示すようにケース60の下部に一体的に設けられるオイルパン700に適用してもよい。すなわち、ケース60の下部に一体的に形成されるオイルパン700は、上述の円筒空間400の内側に収まる形状を有する。そのため、オイルパン700とアッパーアーム210、ロアアーム220、アブソーバ230およびステアリングタイロッド等との干渉を回避することができる。好ましくは、オイルパン700は、等速ジョイント30の回転中心からケース60までの最も長い距離よりも短い位置に設けることが望ましい。すなわち、オイルパン700は、球空間406の内部に位置するように形成されることが望ましい。このようにすると、等速ジョイント30を中心にインホイールモータ70が振動するときの回転半径の増加を抑制することができる。そのため、アッパーアーム210、ロアアーム220、アブソーバ230およびステアリングタイロッド等との干渉を回避することができる。
さらに、好ましくは、上述のようなモータの部品は、操舵時にナックルが操舵方向に回転する際に、部品が部品以外の物体(たとえば、アッパーアーム、ロアアーム、ショックアブソーバ、ステアリングタイロッド等)と干渉しない位置に取り付けることが望ましい。このようにすると、操舵時のモータの部品と部品以外の物体との干渉を回避することができる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係るモータの部品について説明する。本実施の形態に係るモータの部品が設けられるインホイールモータを搭載する車両は、上述の第1の実施の形態に係るモータの部品が設けられるインホイールモータを搭載する車両の構成と比較して、冷却フィン410に代えてインホイールモータ70の外周面に冷却フィン500が設けられる点と、ダイナミックマスダンパ機構300の取り付け角度とが異なる。それ以外の構成は、上述の第1の実施の形態に係るモータの部品が設けられるインホイールモータを搭載する車両の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
本実施の形態に係るモータの部品は、図8および図9に示すように、インホイールモータ70の回転軸周りの外周面に一体的に設けられる冷却フィン500である。
本実施の形態に係るインホイールモータ70のケース60に設けられる冷却フィン500は、アッパーアーム210とロアアーム220との間の範囲内であって、ケース60の最上端部600を含む水平面H(1)と最下端部602を含む水平面H(2)との間の範囲内に収まる形状を有する。さらに、冷却フィン500は、車両の前後方向においては、キングピン軸402を基準とした予め定められた範囲内に収まる形状を有する。キングピン軸402を基準とした予め定められた範囲とは、本実施の形態において、車両の前方向においては、キングピン軸402から、キングピン軸402とケース60の最外周端部604との距離L(2)の内側の範囲である。また、車両後方向において、予め定められた範囲とは、キングピン軸402から、キングピン軸402とケース60の最外周端部606との距離L83)の内側の範囲である。
また、ダイナミックマスダンパ機構300は、車両の水平面に対して予め定められた角度を有するように取り付けられる。「予め定められた角度」とは、ダイナミックマスダンパ機構300と冷却フィン500とが干渉しない角度である。本実施の形態において、「予め定められた角度」は、たとえば、車両の前後方向におけるキングピン軸と平行な角度α(2)である。
以上のような構造に基づく、本実施の形態に係るモータの部品の作用について説明する。
運転者のハンドル操作に応じて電動輪100が操舵されると、電動輪100は、ボールジョイント160,170を中心として、すなわち、キングピン軸402を中心として、操舵方向に回転する。電動輪100がキングピン軸402を中心として回転するとき、インホイールモータ70は、ショックアブソーバ230、ステアリングタイロッド、アッパーアーム210、ロアアーム220のいずれにも接触することなくキングピン軸402を中心に回転する。そして、冷却フィン500は、キングピン軸402から距離L(2),L(3)の内側の範囲内に収まる形状を有する。電動輪100の操舵角は、予め定められた範囲以上になることはない。予め定められた範囲とは、少なくとも180度以下の角度である。そのため、キングピン軸402よりも車両の前方側において、冷却フィン500を、キングピン軸から距離L(2)の内側の範囲内に収まる形状としたため、電動輪100の操舵時において、車両の前側の冷却フィン500がショックアブソーバ230、アッパーアーム210、ロアアーム220に接触することはない。また、キングピン軸402よりも車両の後方側において、キングピン軸402から距離L(3)の内側の範囲内に収まる形状としたため、電動輪100の操舵時において、車両の後側の冷却フィン500がショックアブソーバ230、アッパーアーム210、ロアアーム220、ステアリングタイロッド等に接触することはない。
以上のようにして、本実施の形態に係るモータの部品によると、冷却フィンは、アッパーアームとロアアームとの間の範囲内であって、筐体の最上端部を含む水平面と最下端部を含む水平面との間の範囲内であって、キングピン軸と筐体の最外周端部との範囲内に収まる形状を有する。モータの筐体は、車輪が操舵されたり、路面から受ける力により振動したりしても、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッドに干渉しないように設けられる。そのため、このように冷却フィンの形状を形成すると、車輪が操舵されたり、路面から受ける力により振動したりしても、サスペンション、ショックアブソーバあるいはステアリングタイロッド等との干渉を回避することができる。
なお、本実施の形態においては、冷却フィンについて説明したが、ケース60に設けられる鍔形状の取り付け部550に適用してもよい。取り付け部550は、ケース60内部を外部から遮蔽する外蓋をケース60にボルト等を用いて締結できるように形成される。取り付け部550は、アッパーアーム210とロアアーム220との間の範囲内であって、筐体の最上端部600を含む水平面H(1)と最下端部602を含む水平面H(2)との間の範囲内であって、キングピン軸402とケース60の最外周端部604,606の範囲内に収まる形状を有する。これにより、車輪が操舵されてナックルがキングピン軸を中心に回転しても取り付け部550がアッパーアーム、ロアアーム、ステアリングタイロッド、ショックアブソーバ等との干渉を抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施の形態における車輪支持装置の断面を示す図(その1)である。 第1の実施の形態における車輪支持装置の、モータの回転軸方向から見た外観を示す図である。 第1の実施の形態における車輪支持装置の断面を示す図(その2)である。 第1の実施の形態に係るモータの部品が設けられる領域を示す図である。 第1の実施の形態に係る冷却フィンが設けられる電動輪の外観を示す図(その1)である。 第1の実施の形態に係る冷却フィンが設けられる電動輪の外観を示す図(その2)である。 第1の実施の形態に係るオイルパンが設けられる電動輪の外観を示す図である。 第2の実施の形態に係る冷却フィンが設けられる電動輪の側面図である。 第2の実施の形態に係る冷却フィンが設けられる電動輪の正面図である。
符号の説明
10 ホイールディスク、10A ディスク部、10B リム部、11,12,13,14,15,16 ベアリング、20 ホイールハブ、22 ホイール取り付け部、24,26 ボルト、30 等速ジョイント、31 インナー、32 ボール、40 ブレーキロータ、50 ブレーキキャリパ、50A 開口部、51 ブレーキピストン、52,53 ブレーキパッド、60 ケース、65 モータ、70 インホイールモータ、71 ステータコア、72 ステータコイル、73 ロータ、80 プラネタリギア、81 サンギヤ軸、82 サンギヤ、83 ピニオンギヤ、84 プラネタリキャリア、85 リングギヤ、86 ピン、90 オイルポンプ、100 電動輪、160,170 ボールジョイント、180A,180B ナックル、182 プレート、200 車輪支持装置、210 アッパーアーム、220 ロアアーム、230 ショックアブソーバ、250 タイヤ、300 ダイナミックマスダンパ機構、302,304 スプリング、306 中央部、308,326 ブッシュ、310 上部、312 下部、314 アブソーバ、316 シャフト、336 一方端、400 円筒空間、402 キングピン軸、404 位置、406 球空間、408,412 突出部、410,414,500 冷却フィン、550 取り付け部、600 最上端部、602 最下端部、604,606 最外周端部、700 オイルパン。

Claims (10)

  1. 車輪内に設けられ、前記車輪の駆動力を発生するモータの筐体に取り付けられる部品であって、前記車輪は、前記車輪を回転可能に支持する回転支持部材を含み、操舵時に前記回転支持部材が操舵方向に回転する操舵輪であって、前記モータの筐体が車輪から突出し、
    前記部品は、前記車輪の操舵時の回転中心となるキングピン軸を基準とした予め定められた範囲内に収まる形状を有する、モータの部品。
  2. 前記予め定められた範囲は、前記キングピン軸から前記筐体までの最も長い距離の内側の範囲である、請求項1に記載のモータの部品。
  3. 前記部品は、前記筐体の外周面に設けられ、前記車両の幅方向内側に突出した帯状の突出部を有する、冷却フィンである、請求項1または2に記載のモータの部品。
  4. 前記帯状の突出部は、水平面に対して予め定められた角度を有する、請求項3に記載のモータの部品。
  5. 前記部品は、前記筐体の外周面に設けられ、内部に前記モータ用のオイルを蓄積するオイルパンである、請求項1または2に記載のモータの部品。
  6. 前記車輪は、車体を懸架するサスペンションをさらに含み、
    前記サスペンションは、
    前記回転支持部材の上部に設けられるアッパーアームと、
    前記回転支持部材の下部に設けられるロアアームとを含み、
    前記モータは、前記アッパーアームと前記ロアアームとの間に狭持され、
    前記部品は、前記アッパーアームと前記ロアアームとの間の範囲内であって、前記筐体の最上端部を含む水平面と最下端部を含む水平面との間の範囲内であって、前記キングピン軸と前記筐体の最外周端部との範囲内に収まる形状を有する、請求項1に記載のモータの部品。
  7. 前記部品は、前記筐体の外周面に設けられた冷却フィンである、請求項6に記載のモータの部品。
  8. 前記筐体は、前記筐体内部を外部から遮蔽する外蓋を含み、
    前記部品は、前記外蓋を前記筐体に固定する鍔形状の取り付け部である、請求項6に記載のモータの部品。
  9. 前記車輪は、前記モータに取り付けられ、前記車輪および前記モータの振動を減衰する弾性部材をさらに含み、
    前記弾性部材は、前記回転支持部材に取り付けられる、請求項1〜8のいずれかに記載のモータの部品。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載のモータの部品の取り付け構造であって、前記部品は、前記操舵時に前記回転支持部材が操舵方向に回転する際に、前記部品が前記部品以外の物体と干渉しない位置に取り付けられる、取り付け構造。
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