JP2005325505A - 繊維処理剤組成物 - Google Patents
繊維処理剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005325505A JP2005325505A JP2005118243A JP2005118243A JP2005325505A JP 2005325505 A JP2005325505 A JP 2005325505A JP 2005118243 A JP2005118243 A JP 2005118243A JP 2005118243 A JP2005118243 A JP 2005118243A JP 2005325505 A JP2005325505 A JP 2005325505A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- component
- carbon atoms
- water
- agent composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
【解決手段】 (a)ヒドロキシ基、カルボン酸基、4級アンモニウム基、アミノ基及びアミド基から選ばれる基を1つ以上有し、総炭素数が2〜20である構成単位(a1)(但し(a2)の構成単位は除く)、及び炭素数8〜22の炭化水素基を有する構成単位(a2)を、(a1)/(a2)=100/30〜1000/1のモル比で含有する高分子化合物、及び(b)シリコーン化合物を、(a)成分/(b)成分=1/150〜30/100の質量比で混合した混合溶液(A)に、攪拌下、(c)水を添加して乳化させることにより調製した水中油型乳化物を含有する繊維処理剤組成物。
【選択図】 なし
Description
本発明の(a)成分は、(a)ヒドロキシ基、カルボン酸基、4級アンモニウム基、アミノ基及びアミド基から選ばれる基を1つ以上有し、総炭素数が2〜20である構成単位(a1)(但し(a2)の構成単位は除く)、及び炭素数8〜22の炭化水素基を有する構成単位(a2)を、(a1)/(a2)=100/30〜1000/1のモル比で含有する高分子化合物である。
(i)一般式(1)で表されるモノマー単位(a1−1)及び一般式(2)で表されるモノマー単位(a2−1)を含有し、(a1−1)/(a2−1)がモル比で100/30〜150/1であり、分子中の全モノマー単位に対する(a1−1)と(a2−1)の合計モノマー単位の割合が50〜100モル%である高分子化合物。
(ii)単糖単位、又はヒドロキシアルキル(炭素数1〜3)化、カルボキシアルキル(炭素数1〜3)化、もしくはカチオン化された単糖単位(a1−2)、及び単糖単位又はヒドロキシアルキル(炭素数1〜3)化、カルボキシアルキル(炭素数1〜3)化、もしくはカチオン化された単糖単位のヒドロキシ基の水素原子の一部又は全てが、一般式(3)で表される基で置換されている単糖単位(a2−2)を有し、(a1−2)/(a2−2)がモル比で1000/100〜1000/1である多糖誘導体。
[式中、R3aはヒドロキシ基又はオキソ基で置換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖の2価の飽和炭化水素基を示し、R3bはヒドロキシ基又はオキソ基で置換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖の2価の飽和炭化水素基を示し、bは1〜300の数を示し、b個のR3bは同一又は異なっていてもよい。Eは−O−、−COO−又は−OCO−から選ばれる基を示し、R3cはヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示す。]
<(i)の高分子化合物>
(i)の高分子化合物は、重合可能な不飽和化合物をラジカル重合などの通常の方法で合成した合成高分子化合物である。
CH2=C(CH3)COO(C2H4O)d−R2d
CH2=CHCOOC2H4N+(CH3)2(R2d)・X-
CH2=C(CH3)COOC2H4N+(CH3)2(R2d)・X-
CH2=CHCONHC3H6N+(CH3)2(R2d)・X-
CH2=C(CH3)CONHC3H6N+(CH3)2(R2d)・X-
CH2=CHCOOR2d
CH2=C(CH3)COOR2d
(上記一連の式中、R2d、d及びX-は前記の意味を示す。)
また、単量体(a1’)と酢酸ビニルを共重合させた後、ケン価して得られるビニルアルコール単位のOHに、式(4)
で表されるグリシジルエーテル化合物を反応させて、モノマー単位(a2−1)を得ることも可能であり、単量体(a1’)とオキシエチレン基の平均付加モル数1〜300、好ましくは1〜100、より好ましくは1〜50のポリオキシエチレンビニルエーテルを共重合させた後、式(5)
で表される化合物を反応させて、モノマー単位(a2−1)を得ることも可能である。さらに単量体(a1’)と、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)アミン及び/又はN−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)アミンを共重合させた後、式R2d−Cl(R2dは前記の意味を示す)で表される化合物などのアルキル化剤を用いて4級化反応を行いモノマー単位(a2−1)を得ることも可能である。
(ii)の高分子化合物において、単糖単位(a1−2)を構成する単糖単位としては、グルコース、マンノース、フラクトース、ガラクトース、キシロース等を挙げることができ、グルコースが最も好ましい。また、高分子化合物に水溶性を付与する目的からヒドロキシアルキル(炭素数1〜3)化、好ましくはヒドロキシエチル化、カルボキシアルキル(炭素数1〜3)化、好ましくはカルボキシメチル化、もしくはカチオン化された単糖単位が好適である。
G−(OR3b)b−E−R3c (6)
(式中、Gは、ヒドロキシ基と反応してエーテル結合もしくはエステル結合を形成する基を示し、R3b、b,E及びR3cは前記の意味を示す。)
で表される化合物を上記(a1−2)/(a2−2)のモル比の範囲内に入るように反応させることで得られる。
また、多糖類がカルボキシアルキル化糖である場合には
R3c−O−(C2H4O)b−H
R3c−OCOCH2O−(C2H4O)b−H
(式中、b及びR3cは前記の意味を示す。)
などを利用することも可能である。
多糖類がヒドロキシアルキル化物の場合には、ヒドロキシアルキル基の導入率(単糖単位中のヒドロキシアルキル基の数)は、好ましくは0.01〜3.5、より好ましくは0.01〜3.0であり、多糖類がカルボキシアルキル化物の場合はカルボキシアルキル基の導入率(単糖単位中のヒドロキシアルキル基の数)は、好ましくは0.01〜3.0、より好ましくは0.1〜2.5であり、多糖類がカチオン化物の場合にはカチオン基の導入率は、好ましくは0.01〜3.0、より好ましくは0.1〜2.5である。
本発明の(b)成分はシリコーン化合物であり、水不溶性のシリコーン化合物が好適である。ここで水不溶性化合物とは20℃のイオン交換水1Lに溶解する量が1g以下の化合物である。具体的にはジメチルポリシロキサン、4級アンモニウム変性ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシロキサン、アミド変性ジメチルポリシロキサン、エポキシ変性ジメチルポリシロキサン、カルボキシ変性ジメチルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン、フッ素変性ジメチルポリシロキサン等のシリコーン化合物が挙げられる。
本発明の(c)成分は水であり、微量に存在する重金属などを取り除いたイオン交換水や蒸留水を用いることができる。また、塩素などで滅菌した滅菌水を用いることも可能である。
本発明の水中油型乳化物は、(a)成分〜(c)成分を必須成分とするが、乳化物の安定性を向上させる目的、及び油剤の対象表面への吸着を促進させる目的から(d)成分として界面活性剤を用いることができる。用いることができる界面活性剤としては非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤を挙げることができ、乳化物の安定性の点から非イオン界面活性剤(d1)が好適であり、対象表面への吸着促進の観点から陽イオン界面活性剤(d2)を併用することが好適である。
[式中、R7aは炭素数8〜32、好ましくは10〜28、より好ましくは10〜24、特に好ましくは10〜18のアルキル基又はアルケニル基、R7bは炭素数2又は3のアルキレン基である。R7cは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、Jは−O−、−COO− 、−CON<又は−N<から選ばれる連結基であり、Jが−O−又は−COO−の場合にはgは1であり、Jが−CON<又は−N<の場合にはgは2である。fは数平均で1〜150、好ましくは2〜80、特に好ましくは4〜50の値である。ここで、複数個のR7b及びR7cは同一でも異なっていても良い。]
一般式(7)において、R7aは炭素数10〜18のアルキル基が最も好ましく、R7bはエチレン基が最も好ましく、R7cは水素原子が最も好ましい。また、Jは−O−又は−COO−、特に−O−が好ましい。
[式中、R7a及びfは前記の意味を示す。]
陽イオン界面活性剤(d2)としては一般式(9)で表される化合物が対象表面への油剤の吸着促進の点から好適である。
一般式(9)で表される化合物において、R9aは好ましくは炭素数14〜18のアルキル基、又はアルケニル基が好適であり、hは1の数が好ましい。陽イオン界面活性剤(d2)としては、R9cがR9a−[W−R9b]h−である化合物(d2−2)、及びR9cがメチル基またはヒドロキシエチル基である化合物(d2−1)の混合物が好ましく、(d2−2)/(d2−1)の質量比が、100/1〜100/10、好ましくは100/2〜100/6の混合物が油剤の吸着性を促進させる目的から好適である。R9dはメチル基またはヒドロキシエチル基が好ましく、R9eは水素原子、又はメチル基が好適である。T-はハロゲンイオン(好ましくはクロルイオン)、炭素数1から3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオン、炭素数1〜3のアルキル基で置換されていてもよいベンゼンスルホン酸イオンが好適である。
本発明の繊維処理剤組成物中の、(a)成分の含有量は、0.01〜10質量%が好ましく、0.05〜8.0質量%がより好ましく、0.1〜5.0質量%が特に好ましい。(b)成分の含有量は、0.1〜50質量%が好ましく、1.0〜50質量%がより好ましく、3.0〜45質量%が特に好ましい。また(a)成分と(b)成分の配合比率は、(a)成分/(b)成分(質量比)=1/150〜30/100であるが、(a)成分が(i)の化合物の場合、1/150〜30/100が好ましく、1/100〜20/100がより好ましく、1/80〜10/100が特に好ましい。一方(a)成分が(ii)の化合物の場合、1/150〜30/100が好ましく、1/100〜15/100がより好ましく、1/80〜1/11が特に好ましい。本発明の繊維処理剤組成物中の(c)成分である水の含有量は、40〜95質量%が好ましく、50〜90質量%がより好ましく、60〜90質量%が特に好ましい。
本発明の組成物はO/W型の乳化形態が対象表面への(b)成分の吸着を促進できる点で好ましい。又(a)成分を外殻として(b)成分を内包するカプセル状の粒子が分散したO/W型乳化組成物がより好適である。これは(a)成分中のヒドロキシル基が被処理対象物と相互作用する為であるか、(a)成分中のアルキル基が(b)成分と相互作用し効率良く乳化する為であると考えられる。
・(a)成分
(a−1):ビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタクリレート及びジメチルアミノプロピルメタクリレートのラウリルクロライドによる4級アンモニウム塩の共重合体(スタイリーゼW−20、アイエスピー・ジャパン(株)製、(a1−1)/(a2−1)=90/10(モル比))
(a−2):合成例1で製造した高分子化合物(a−2)
(a−3):合成例2で製造した多糖誘導体(a−3)
(a−4):合成例3で製造した多糖誘導体(a−4)
(a−5):合成例4で製造した多糖誘導体(a−5)
(a−6):合成例5で製造した多糖誘導体(a−6)
・比較の化合物
(a’−1):ポリアクリル酸ナトリウム(日本触媒(株)製、アクアリックDL−384、重量平均分子量:8000)
(a’−2):ラウリルアルコールにエチレンオキサイドをアルコール1モル当たり平均12モル付加させた非イオン性界面活性剤
・(b)成分
(b−1):信越化学工業(株)製 KF−96A(5000mm2/s)
(b−2):信越化学工業(株)製 KF−96A(20万mm2/s)
(b−3):東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製 SH−200(10000mm2/s)
(b−4):東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製 SH−200(100万mm2/s)
(b−5):日本ユニカー(株)製 FZ−2203(5000mm2/s)
(b−6):日本ユニカー(株)製 FZ−2207(2500mm2/s)
(b−7):信越化学工業(株)製 KF−6025
(b−8):信越化学工業(株)製 KF−6016(150mm2/s)
(b−9):信越化学工業(株)製 KF−6013(400mm2/s)
・(c)成分:水
・(d)成分
(d1−1):ポリオキシエチレン(EO=21)ラウリルエーテル
(d2−2−1):N−ステアロイルアミノプロピル−N−ステアロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド
(d2−1−1):N−ステアロイルアミノプロピル−N−2−ヒドロキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド
・(e)成分
(e−1):グリセリン
合成例1:高分子化合物(a−2)の合成例
N,N−ジメチルアクリルアミド94.2g,ALE−900(日本油脂(株)製 ラウロキシポリエチレングリコール(EO=18)モノアクリレート)51.7g、エタノール200gを混合した。この溶液中に窒素ガスを吹き込み(20ml/min,1時間)、系内を脱気した後、60℃に昇温した。その後V−65(和光純薬工業(株)製、重合開始剤)エタノール溶液(3%)82.8gを60℃に保ちながら滴下した。滴下終了後60℃で12時間熟成を行った。反応終了後、得られた反応終了物をジイソプロピルエーテル2kg中に滴下した。得られた白色固体を濾別し、更にジイソプロピルエーテルで洗浄した(500g×2回)。減圧乾燥の後、式(10)で表される高分子化合物(a−2)を115g得た。得られた(a−2)のラウロキシポリエチレングリコールモノアクリレートの導入率[m2/(m1+m2)]をNMRより測定した結果、0.054であった。また、重量平均分子量は65000であった。
重量平均分子量20万、ヒドロキシエチル基の置換度2.5のヒドロキシエチルセルロース(NATROZOL250G,ハーキュレス社製)160g、含水80%イソプロピルアルコール1280g、48%水酸化ナトリウム水溶液9.8gを混合して、スラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分撹拌した。この溶液に次式(11)
重量平均分子量50万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエチルセルロース(HEC−QP4400H,ユニオンカーバイド社製)80g、含水80%イソプロピルアルコール640g、48%水酸化ナトリウム水溶液5.34gを混合して、スラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分撹拌した。この溶液に前記式(11)で表される化合物12.78gを加え80℃で8時間反応させてポリオキシアルキレン化を行った。反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物を濾別した。反応生成物をイソプロピルアルコール500gで2回洗浄後、減圧下60℃で一昼夜乾燥し、ポリオキシアルキレン化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体(多糖誘導体(a−4))73gを得た。
重量平均分子量150万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエチルセルロース(HEC−QP100MH,ユニオンカーバイド社製)80g、含水80%イソプロピルアルコール640g及び48%水酸化ナトリウム水溶液5.34gを混合してスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間攪拌した。この溶液に前記式(11)で表される化合物12.78gを加え、80℃で8時間反応させてポリオキシアルキレン化を行った。反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物をろ別した。反応生成物をイソプロピルアルコール500gで2回、減圧下60℃で1昼夜乾燥し、ポリオキシアルキレン化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体(多糖誘導体(a−5))72.0gを得た。
重量平均分子量20万、ヒドロキシエチル基の置換度2.5のヒドロキシエチルセルロース(NATROZOL250G,ハーキュレス社製)160g、含水80%イソプロピルアルコール1280g、48%水酸化ナトリウム水溶液9.8gを混合して、スラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分撹拌した。この溶液に次式(12)
表1に示す配合成分を用い、下記に記す方法で、表1に示す組成の繊維処理剤組成物を調製した。得られた組成物を水で500倍に希釈し、プレパラート上に適量のせ、デジタルマイクロスコープ(KEYENCE VH−8500)で乳化粒子の状態を観察した。その結果を表1に示す。
表1の(a)成分、1/5(質量比)の(b)成分及び(e)成分を、表1の組成にするのに必要な(c)成分の15%(25℃)に添加し、25℃にて1時間攪拌した後、(d)成分を添加し、更に20分攪拌した後、残りの(b)成分を添加する。次に、25℃で1時間攪拌した後、配合物の温度を60℃に上昇させ、1時間攪拌し、組成物を得る。上記の方法で得られた組成物を1時間かけて40℃まで冷却した後、残りの(c)成分(40℃)を添加し、30分攪拌し、pHを調整した後、1時間かけて25℃にまで配合物の温度を下げて、水中油型乳化物を含む繊維処理剤組成物を得た。尚、攪拌速度は全ての工程で400rpmである。
表2に示す(a)〜(e)成分を用い、下記に記す方法で、表2に示す組成の繊維処理剤組成物を調製した。得られた組成物を下記方法で衣料に処理し、その吸着量を測定した。結果を表2に示す。
表2の(a)成分、(b)成分の1/5(質量比)及び(e)成分を表2の組成にするのに必要な(c)成分の15%(25℃)に添加し、25℃にて1時間攪拌した後、(d1)成分を添加し、更に20分攪拌した後、残りの(b)成分を添加する。次に、25℃で1時間攪拌した後、配合物の温度を60℃に上昇させ、1時間攪拌し、組成物を得る。上記の方法で得られた組成物を30分かけて40℃まで冷却した後、残りの(c)成分から(d2)成分を30%含有する組成物を調製するのに必要な分を除いた量(40℃)を上記組成物に添加し、30分攪拌する。更に、この組成物に別に調製しておいた(d2)成分を30%含有する組成物(40℃)を添加し、30分攪拌し、pHを調整した後、1時間掛けて、25℃にまで配合物の温度を下げて、水中油型乳化物を含む繊維処理剤組成物を得た。尚、攪拌速度は全ての工程で400rpmである。
20℃,4度硬水2250ml中に各組成物を3g添加し(0.6gの(b)成分を添加)、1分間攪拌する(ミニ洗濯機使用)。その後、木綿メリヤス約16g×8枚(トータルで約150g)を加え5分間処理する。処理終了後脱水(3分)を行い一晩乾燥(風乾)させる。乾燥後、処理布から1gづつ切り取りヘキサン5mL(本発明品10の場合はイソプロピルアルコール(IPA)5ml)および内部標準を添加した後、バス式ソニケーターにて15分処理を行う。抽出液(ヘキサンまたはIPA)を用いキャピラリーGCにて定量を行う。
条件:100℃→10℃/min→340℃→340℃保持36min
Claims (5)
- (a)ヒドロキシ基、カルボン酸基、4級アンモニウム基、アミノ基及びアミド基から選ばれる基を1つ以上有し、総炭素数が2〜20である構成単位(a1)(但し(a2)の構成単位は除く)、及び炭素数8〜22の炭化水素基を有する構成単位(a2)を、(a1)/(a2)=100/30〜1000/1のモル比で含有する高分子化合物、及び(b)シリコーン化合物を、(a)成分/(b)成分=1/150〜30/100の質量比で混合した混合溶液(A)に、攪拌下、(c)水を添加して乳化させることにより調製した水中油型乳化物を含有する繊維処理剤組成物。
- 混合溶液(A)が、さらに(e)水溶性溶剤を含有する、請求項1記載の繊維処理剤組成物。
- (a)成分が、下記(i)又は(ii)から選ばれる少なくとも1種の高分子化合物である請求項1又は2記載の繊維処理剤組成物。
(i)一般式(1)で表されるモノマー単位(a1−1)及び一般式(2)で表されるモノマー単位(a2−1)を含有し、(a1−1)/(a2−1)がモル比で100/30〜150/1であり、分子中の全モノマー単位に対する(a1−1)と(a2−1)の合計モノマー単位の割合が50〜100モル%である高分子化合物。
(ii)単糖単位、又はヒドロキシアルキル(炭素数1〜3)化、カルボキシアルキル(炭素数1〜3)化、もしくはカチオン化された単糖単位(a1−2)、及び単糖単位又はヒドロキシアルキル(炭素数1〜3)化、カルボキシアルキル(炭素数1〜3)化、もしくはカチオン化された単糖単位のヒドロキシ基の水素原子の一部又は全てが、一般式(3)で表される基で置換されている単糖単位(a2−2)を有し、(a1−2)/(a2−2)がモル比で1000/100〜1000/1である多糖誘導体。
−R3a−(OR3b)b−E−R3c (3)
[式中、R3aはヒドロキシ基又はオキソ基で置換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖の2価の飽和炭化水素基を示し、R3bはヒドロキシ基又はオキソ基で置換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖の2価の飽和炭化水素基を示し、bは1〜300の数を示し、b個のR3bは同一又は異なっていてもよい。Eは−O−、−COO−又は−OCO−から選ばれる基を示し、R3cはヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示す。] - (a)成分を0.01〜10質量%、(b)成分を0.1〜50質量%、及び(c)水を40〜95質量%を含有し、(a)成分/(b)成分の質量比が1/300〜10/1である、請求項1〜3いずれかに記載の繊維処理剤組成物。
- (a)成分を外殻とし(b)成分を内包した粒径0.1〜50μmのカプセル状粒子を含むものである、請求項1〜4いずれかに記載の繊維処理剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005118243A JP4644027B2 (ja) | 2004-04-16 | 2005-04-15 | 繊維処理剤組成物 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004121302 | 2004-04-16 | ||
JP2005118243A JP4644027B2 (ja) | 2004-04-16 | 2005-04-15 | 繊維処理剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005325505A true JP2005325505A (ja) | 2005-11-24 |
JP4644027B2 JP4644027B2 (ja) | 2011-03-02 |
Family
ID=35472050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005118243A Expired - Fee Related JP4644027B2 (ja) | 2004-04-16 | 2005-04-15 | 繊維処理剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4644027B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314843A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Kao Corp | 繊維製品処理剤 |
JP2007284816A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Kao Corp | 繊維処理剤組成物 |
JP2007297751A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Kao Corp | 繊維製品しわ除去剤組成物 |
JP2007297563A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
JP2007297752A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Kao Corp | 繊維処理剤組成物 |
JP2008024917A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-02-07 | Kao Corp | シリコーン含有粒子 |
JP2008121151A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Kao Corp | 繊維製品処理剤 |
JP2008121148A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Kao Corp | 繊維製品処理剤 |
JP2008121149A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Kao Corp | 繊維製品処理剤 |
JP2008156764A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Kao Corp | 繊維処理剤組成物 |
JP2008291390A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Kao Corp | 繊維製品処理剤組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000073351A1 (fr) * | 1999-06-01 | 2000-12-07 | Kao Corporation | Derive de polysaccharide |
-
2005
- 2005-04-15 JP JP2005118243A patent/JP4644027B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000073351A1 (fr) * | 1999-06-01 | 2000-12-07 | Kao Corporation | Derive de polysaccharide |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314843A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Kao Corp | 繊維製品処理剤 |
JP4509641B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-07-21 | 花王株式会社 | 繊維製品処理剤 |
JP2007284816A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Kao Corp | 繊維処理剤組成物 |
JP2007297751A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Kao Corp | 繊維製品しわ除去剤組成物 |
JP2007297563A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
JP2007297752A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Kao Corp | 繊維処理剤組成物 |
JP2008024917A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-02-07 | Kao Corp | シリコーン含有粒子 |
JP2008121151A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Kao Corp | 繊維製品処理剤 |
JP2008121148A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Kao Corp | 繊維製品処理剤 |
JP2008121149A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Kao Corp | 繊維製品処理剤 |
JP2008156764A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Kao Corp | 繊維処理剤組成物 |
JP2008291390A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Kao Corp | 繊維製品処理剤組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4644027B2 (ja) | 2011-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4644027B2 (ja) | 繊維処理剤組成物 | |
US7670388B2 (en) | Fiber-treating composition | |
JP4846433B2 (ja) | 繊維製品しわ除去剤組成物 | |
JP4842002B2 (ja) | 繊維処理剤組成物 | |
JP4566828B2 (ja) | 柔軟剤組成物 | |
JP4980043B2 (ja) | 繊維製品の処理方法 | |
JP5154029B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP4602229B2 (ja) | 繊維処理剤組成物 | |
TW202419607A (zh) | 撥水劑組成物及纖維處理劑 | |
JP4712664B2 (ja) | 繊維処理剤組成物及びその製造法 | |
JP4509756B2 (ja) | 繊維処理剤組成物 | |
JP4364778B2 (ja) | 繊維処理剤組成物 | |
JP4712666B2 (ja) | 繊維処理剤組成物 | |
JP4813200B2 (ja) | 繊維処理剤組成物 | |
JP4275236B2 (ja) | 繊維製品処理剤 | |
EP1586694B1 (en) | Fiber treating composition | |
JP4509641B2 (ja) | 繊維製品処理剤 | |
JP3883944B2 (ja) | 衣料用易洗防汚処理剤 | |
KR20190018406A (ko) | 세정제 조성물 | |
JP4842008B2 (ja) | 繊維処理剤組成物 | |
JP2001295179A (ja) | 繊維製品処理剤 | |
JP2014177727A (ja) | 繊維製品柔軟化剤 | |
JPH0115625B2 (ja) | ||
JP5433467B2 (ja) | しわ除去剤組成物 | |
JP4503127B2 (ja) | スプレー用繊維製品処理剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071212 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101130 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101203 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4644027 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |