JP2005322632A - 誘電体バリア放電ランプ及び紫外線照射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 放電管の外面に第1電極及び第2電極を備えた誘電体バリア放電ランプにおいて、前記第1電極は、メッシュ状の導電体により形成され、前記第2電極は、ベタ状の導電体により形成されるとともに、その一部領域は導電体を欠いた透光窓とされ、前記透光窓には、メッシュ状の導電体が配されており、この導電体は、前記透光窓周りのベタ状の前記導電体と電気的に接続されている。
【選択図】 図2
Description
第2電極に、紫外線が透過するための透光窓(図6の符号40参照)が設けられたとすれば、この部分では放電を生じない。このため、透光窓と対向する第1電極側の位置(図6の位置B参照)では、放射される紫外線の強度が、その他の部分(図6の位置C,位置D参照)より小さくなる。また、紫外線強度の測定誤差が大きくなる。
しかし、本願発明においては、透光窓には、メッシュ状の導電体が配されており、且つ、この導電体は、透光窓周りの導電体と電気的に接続されている。したがって、透光窓部分においても放電が生じる。そのため、透光窓と対向する第1電極側の位置(図7の位置B参照)でも、紫外線強度がその他の部分(図7の位置C,位置D参照)とほぼ同じになる。また、透光窓部分でも放電が生じるから、透光窓から放射される紫外線の強度の低下が抑制され、測定誤差が抑えられる。
第2電極に、紫外線が透過するための透光窓(図6の符号40参照)が設けられたとすれば、この部分では放電を生じない。このため、透光窓と対向する第1電極側の位置(図6の位置B参照)では、放射される紫外線の強度が、その他の部分(図6の位置C,位置D参照)より小さくなる。また、紫外線強度の測定誤差が大きくなる。
しかし、本願発明においては、透光窓には、前記第2電極と電気的に接続された導電体が配されている。したがって、透光窓部分においても放電が生じる。そのため、透光窓と対向する第1電極側の位置(図7の位置B参照)でも、紫外線強度がその他の部分(図7の位置C,位置D参照)とほぼ同じになる。また、透光窓部分でも放電が生じるから、透光窓から放射される紫外線の強度の低下が抑制され、測定誤差が抑えられる。
この実験では、透光窓40から放射される紫外線強度、及び第1電極7A側から放射される紫外線の強度が、放電管3の管軸方向でどの程度ばらつくかを調べた。
また、上記いずれのタイプにおいても、放電管3は、約350mm×約40mm×約13mmのサイズとした。封入ガスとしては、キセノンが40KPaの圧力で封入された。点灯中に電極間に印加するピーク電圧(ランプピーク電圧)Vpは、6.5kVとされた。また、周波数fは30kHzで一定とされた。
また、タイプ2及びタイプ3において、透光窓40は、長さLa=18mm、幅Wa=8mmの長円形とされた。
タイプ3のメッシュを構成する素線部の線幅Wは0.4mmとし、メッシュの開口寸法Lは2mmとされた(図4参照)。
実験結果を以下の表1に示す。
タイプ3の場合に関して、開口寸法Lを変化させた実験を行った。その他の条件は実験1の場合と同様である。
実験結果を以下の表2に示す。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
さらに、下記以外の実施形態であっても、発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば、種々変更した形態が実施されうる。
(1)上記実施形態では、第1電極7A及び第2電極7Bは、ともにクロム/ニッケル電極とされた。しかし、電極を構成する導電体は特に限定されない。例えば、第1電極7A及び第2電極7Bには、金属のほかに、金属とセラミックとの中間の材料である「サーメット」等が用いられてもよい。
(2)上記実施形態では、透光窓40の形状は、長円形とされている。しかし、その形状は特に限定されない。
(3)上記実施形態では、放電管本体13を角筒とされた。しかし、その形状は特に限定されない。例えば、放電管本体13は、丸筒の形状とされてもよい。
(4)透光窓40の位置は特に限定されない。例えば、図8に示されるように、透光窓40の位置は第2電極7Bの端部に設けられてもよい。
(5)透光窓に配された導電体の形状は、メッシュ状に限定されない。たとえば、ストライプ状、渦巻き状、放射状などの形状にしてもよい。
(6)本願発明でいう透光窓の部分は、「小さな穴が複数形成された膜状導電体」によって構成されることもできる。この場合における第2電極は、第2電極の一部に小さな穴が複数密集して形成された部分(この部分では、紫外線強度が測定されうる。そして、この部分が、透光部として機能する。)を有する膜状導電体を意味する。このような実施の形態によっても、本願発明の効果は得られる。なお、この実施の形態において、膜状導電体の小さな穴は、丸、長円、四角等どのような形状で形成されていても良い。
3…放電管
7…電極
7A…第1電極
7B…第2電極
40…透光窓
43…金属膜
45…金属膜
Claims (6)
- 放電管の外面に第1電極及び第2電極を備えた誘電体バリア放電ランプにおいて、
前記第1電極は、メッシュ状の導電体により形成され、
前記第2電極は、ベタ状の導電体により形成されるとともに、その一部領域は導電体を欠いた透光窓とされ、
前記透光窓には、メッシュ状の導電体が配されており、
この導電体は、前記透光窓周りのベタ状の前記導電体と電気的に接続されていることを特徴とする誘電体バリア放電ランプ。 - 請求項1に記載の誘電体バリア放電ランプ、及び前記透光窓から照射される紫外線の強度を測定するセンサを備えたことを特徴とする紫外線照射装置。
- 放電管を備えた誘電体バリア放電ランプにおいて、
前記放電管の外面には、第1電極及び第2電極が備えられ、
前記第2電極は、透光窓を有する膜状導電体であり、
前記透光窓には、前記第2電極と電気的に接続された導電体が配されていることを特徴とする誘電体バリア放電ランプ。 - 前記第2電極と電気的に接続された前記導電体が、メッシュ状、ストライプ状、放射状、又は渦巻き状であることを特徴とする請求項3に記載の誘電体バリア放電ランプ。
- 前記第1電極は、メッシュ状の導電体により形成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の誘電体バリア放電ランプ。
- 請求項3から5のいずれかに記載の誘電体バリア放電ランプ、及び前記透光窓から照射される紫外線の強度を測定するセンサを備えたことを特徴とする紫外線照射装置。
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- 2005-04-07 JP JP2005111174A patent/JP4561448B2/ja active Active
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