JP2005320526A - 容器蓋用ポリエチレン系樹脂 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形性、高流動性、剛性と耐衝撃性とのバランス、耐ストレスクラック性、滑り性に優れ、比較的容易にカットでき、かつ高速成形性に優れるポリエチレン樹脂で、特にPETボトル等の飲料容器に用いられる容器蓋に好適な材料を提供する。
【解決手段】以下のa)〜f)の性状を有することを特徴とする容器蓋用ポリエチレン系樹脂。 a)MFR(温度190℃、荷重2.16Kgで測定)が0.5〜10g/10minであってHLMFR(温度190℃、荷重21.6Kgで測定)が100〜500g/10minであり、かつHLMFR/MFRが50〜200、 b)密度が0.958g/cm以上、 c)射出成形試料の曲げ弾性率が1000MPa以上、 d)射出成形試料の定ひずみESCRが10〜40時間、 e)引張破壊伸びが100%以下、 f)キャピラリーレオメーターによる200℃のせん断速度200sec−1の溶融粘度が400Pa・S以下。
【選択図】なし

Description

本発明は、清涼飲料等の液体を収容する容器の蓋用ポリエチレン系樹脂に関し、詳しくは成形性、高流動性、剛性と耐衝撃性とのバランス、耐ストレスクラック性、滑り性、低臭気性、食品安全性に優れ、かつ高温時においても比較的容易にカット出来るポリエチレン系樹脂に関する。特に、本発明のポリエチレン系樹脂は、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETともいう)製ボトル等の飲料容器に用いられる容器蓋に好適な材料であり、剛性が高く、易開封性に優れた容器蓋を提供できる。なおかつ、高速成形に優れ、内容物に異味を与えるような添加剤も含まず、内容物に異臭を与えるような炭化水素揮発分が少ない、容器蓋に好適な材料を提供するものである。
従来、清涼飲料水等の容器として、ポリエチレンテレフタレート製の容器(ボトル)が用いられ、その蓋としてアルミニウム金属製の蓋が用いられていたが、近年、リサイクル性等の環境保全の観点からポリオレフィン製の蓋(キャップ)が用いられるようになってきた。
さらに、ポリオレフィン製のキャップ成形サイクルを短縮し、生産効率を上げるため、高流動性のポリオレフィンにて射出成形および圧縮成形を行う試みがなされており、この中でポリエチレンはポリプロピレンに比べ融点が低いため、成形サイクルを短縮できる点で注目され、さらに、ポリエチレンはキャップ開閉時の滑り性も良好であるため、好ましい。
また、経済上の理由からキャップの肉厚を薄くすることも要求されているため、薄い肉厚による剛性低下で内圧によって変形しシール部から内容物が漏れないようにするため高い剛性が求められている。
最近では緑茶などの飲料入り容器を加温器にて加温し販売する態様が現れてきた。
この加温販売においては、加温時でも形状を保持できるよう更なる高剛性化および高温時のキャップ締め付けによる割れが発生しないことが要求される。
例えば2種類のポリエチレンを順次重合もしくはブレンドすることにより得られるポリエチレン組成物は耐ストレスクラック性、耐衝撃性等に優れており、コンテナー、ボトル、フィルム等に使用されているが、高速成形に対応しうる高流動性、高温時の切れ性の満足するものが得られず、加温販売用キャップには使用されていない。一方、近年の成形サイクル向上のための流動性を重視したポリエチレンでは一般に耐ストレスクラック性が不足する。また、単に剛性を重視した高密度のポリエチレンでも耐ストレスクラック性は同様に劣る。例えば、特許文献1に記載されたポリエチレン組成物では、耐ストレスクラック性は良いものの、高サイクル成形性および高剛性化の点では不十分である。
また、特許文献2および特許文献3で提案されているポリエチレン系樹脂組成物により容器および蓋の耐ストレスクラック性を向上させることが可能となったが、加温用の容器としては更なる高剛性が望まれており、切れ性、剛性、耐ストレスクラック性とのバランスが不十分で、加温販売容器の蓋には使用されていないのが現状である。さらに、一般的に成形サイクルが上がらず、高速成形できないことが問題となっている。
特開昭58−103542号公報 特開2000−248125号公報 特開2002−60559号公報
本発明の目的は、成形性、高流動性、剛性と耐衝撃性とのバランス、耐ストレスクラック性、滑り性に優れ、比較的容易にカットでき、また、添加剤無添加および低揮発性による低味低臭性に優れ、かつ高速成形性に優れるポリエチレン系樹脂で、特にPETボトル等の飲料容器に用いられる容器蓋に好適な材料を提供することにある。本発明のポリエチレン系樹脂を用いることにより、剛性が高く、加温(60℃程度)時の開栓でも易開口性があり、タンパーエビデント性付与のためのブリッジの切れが良く、割れず、また、高速成形性、成形ハイサイクル性に優れた容器蓋を提供することができる。
そこで本発明者らは成形性、高流動性、剛性、耐ストレスクラック性等の性能を有する容器蓋用ポリエチレン系樹脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、これらの特性を満足する容器蓋用ポリエチレン系樹脂を発明するに至った。
すなわち本発明の第1は、以下のa)〜f)の性状を有することを特徴とする容器蓋用ポリエチレン系樹脂である。
a)MFR(温度190℃において荷重2.16Kgで測定。以下同じ)が0.5〜10g/10minであってHLMFR(温度190℃において荷重21.6Kgで測定。以下同じ)が100〜500g/10minであり、かつHLMFR/MFRが50〜200である、
b)密度が0.958g/cm以上、
c)射出成形試料の曲げ弾性率が1000MPa以上、
d)射出成形試料の定ひずみESCRが10〜40時間、
e)引張破壊伸びが100%以下、
f)キャピラリーレオメーターによる200℃のせん断速度200sec−1の溶融粘度が400Pa・S以下。
本発明の第2は、前記ポリエチレン系樹脂が、本発明の第1に加えて、さらに下記要件g)〜h)の性状をも有することを特徴とする容器蓋用ポリエチレン樹脂である。
g)炭化水素揮発分が80ppm以下、
h)静摩擦係数が0.35以下。
本発明の第3は、前記ポリエチレン系樹脂が、
(A)HLMFRが0.1g/10minを越え10g/10min以下、密度が0.935g/cm以上のポリエチレン系樹脂を10質量部以上45質量部未満、および
(B)MFRが30g/10min以上、密度が0.961g/cm以上のポリエチレン系樹脂55質量部より多く90質量部以下(A+B=100質量部)
からなることを特徴とする本発明の第1または第2の容器蓋用ポリエチレン系樹脂である。
本発明の第4は、前記ポリエチレン系樹脂が、ポリエチレン重合触媒残渣失活剤以外の添加剤を含まないことを特徴とする本発明の第1乃至第3のいずれかの容器蓋用ポリエチレン系樹脂である。
本発明の第5は、前記容器が飲料用容器の容器であることを特徴とする本発明の第1乃至第4のいずれかの容器蓋用ポリエチレン系樹脂である。
本発明の第6は、本発明の第1乃至第5において、前記容器がポリエチレンテレフタレート製ボトルであることを特徴とする容器蓋用ポリエチレン系樹脂である。
本発明の第7は、前記ポリエチレン系樹脂が、多段重合又は混合により、
(A)HLMFRが0.1g/10minを越え10g/10min以下、密度が0.935g/cm以上のポリエチレン系樹脂を10質量部以上45質量部未満、および
(B)MFRが30g/10min以上、密度が0.961g/cm以上のポリエチレン系樹脂55質量部より多く90質量部以下(A+B=100質量部)
からなるポリエチレン系樹脂とすることを特徴とする本発明の第1乃至第6のいずれかの容器蓋用ポリエチレン系樹脂の製造方法である。
本発明の容器蓋用ポリエチレン系樹脂は、成形性、高流動性、剛性と耐衝撃性とのバランス、耐ストレスクラック性、滑り性、低臭気性、食品安全性に優れ、かつ高温時においても比較的容易にカットできるポリエチレン系樹脂である。特にPETボトル等の飲料容器に用いられる容器蓋に好適な材料であり、剛性が高く、易開封性に優れた容器蓋を提供できる。なおかつ、高速成形性に優れ、内容物に異臭を与えるような炭化水素揮発分が少ない、容器蓋に好適な材料を提供できる。
本発明におけるポリエチレン系樹脂は、チーグラー触媒、フィリップス触媒、メタロセン触媒等の公知の各種触媒を用いてエチレンを主として重合することにより得られる。例えば、一般的には、チタン、ジルコニウム等の遷移金属化合物、マグネシウム化合物からなるチーグラー触媒、酸化クロム系触媒を代表とするフィリップス触媒およびジルコニウム、ハフニウム、チタン等の遷移金属化合物に少なくとも1つのシクロペンタジエニル基または置換シクロペンタジエニル基を有するメタロセン系触媒を重合触媒として重合することにより得られる。重合に際しては、エチレンを単独で重合するか、またはエチレンと炭素数3〜18のα−オレフィンから選ばれる1種またはそれ以上のコモノマーを所定の密度になるよう共重合することにより得られる。共重合するα−オレフィンの代表例としては例えばプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−1ペンテン等が挙げられる。本発明のポリエチレンとしては、これらのエチレン単独重合体またはエチレン・α−オレフィン共重合体を単独で、または適宜に混合して使用することができる。
該ポリエチレン樹脂は、a)温度190℃、荷重2.16KgにおけるMFRが0.5〜10g/10min、好ましくは0.8〜6g/10min、さらに好ましくは0.7〜3.5g/10minの範囲である。さらに、温度190℃、荷重21.6KgにおけるHLMFRが100〜500g/10min、好ましくは110〜450g/10min、さらに好ましくは120〜320g/10min、かつHLMFR/MFRが50〜200、好ましくは55〜150、さらに好ましくは60〜110の範囲である。
HLMFRが100g/10min未満であると、MFRが0.5〜10g/10minの範囲であっても高速成形性が劣る。また、MFRが10g/10minを超えると、HLMFRが100〜500g/10minであっても、耐ストレスクラック性が劣り好ましくない一方、MFRが0.5g/10min未満では、HLMFRが100〜500g/10minを達成することは困難であり、その結果当然ながら高速成形性が劣る。HLMFR/MFRが50より小さいと耐ストレスクラック性とブリッジ切れ性のバランスが取れず好ましくない。HLMFR/MFRが200より大きいと、同様に耐ストレスクラック性とブリッジ切れ性のバランスが取れず好ましくない。
さらに本発明のポリエチレン系樹脂は、b)密度が0.958g/cm以上、好ましくは0.960cm以上である。密度を0.958g/10min以上とすることにより高レベルの剛性を有し、高温時でもキャップが変形しにくい。密度が0.958g/cmに達しないものは剛性が劣り、キャップが変形しやすく好ましくない。密度の上限値は特に限定されないが、通常0.980g/cm程度である。
前記ポリエチレン系樹脂は、c)射出成形試料の曲げ弾性率が1000MPa以上である。より好ましい曲げ弾性率は1100MPa以上、さらに好ましくは1300MPa以上である。曲げ弾性率が1000MPaに達しないものは剛性が劣り、特に高温時にキャップが変形しやすい。曲げ弾性率の上限値は特に限定されないが、通常は2000MPa程度である。
本発明において曲げ弾性率測定用試験片は射出成形にて210℃で4×10×80mmの試験片を作製し、JIS−K6922−2:1997準拠にて行った。
前記ポリエチレン系樹脂は、d)射出成形試料の定ひずみESCRが10〜40時間であり、物性バランス、キャップ要求性能から通常10〜20時間である。これは一定ひずみ下での耐ストレスクラック性であり、具体的にはJIS−K6922−2:1997に従うものである。試料は190℃にて射出成形された120×120×2mmの寸法の板から切り出した試料を用いるものである。
この定ひずみESCRが10時間未満では、応力によりキャップが破壊しやすく、内容物の液漏れ原因となる。また、40時間を超えるものでは、耐ストレスクラック性は良いものの、剛性と流動性のバランスが取れない。
本発明のポリエチレン系樹脂は、前記特性の他に、e)キャピラリーレオメーターによる200℃のせん断速度200sec−1の溶融粘度が400Pa・S以下であることが必要である。より好ましくは380Pa・S以下、さらに好ましくは350Pa・S以下である。これにより、高流動化が出来、高速成形が可能となるため、成形ハイサイクル化が可能となる。溶融粘度は、JIS−K−7199:1999に準拠して測定し、具体的には、インテスコ社製インテスコ全自動キャピラリーレオメーターを用い、200℃、d=1mm、L/D=30のキャピラリーを用いて測定を行う。
本発明のポリエチレン系樹脂は、酸化防止剤等の添加剤を含んでも良いが、ポリエチレン重合触媒残渣失活剤以外の添加剤を含まないことが望ましい。ポリエチレン重合触媒残渣失活剤としては金属石鹸等が挙げられ、特にステアリン酸カルシウム以外の添加剤を含まないものが好ましい。本発明の要件を満足することにより、添加剤またはその分解物が内溶液に抽出されることによる異味を防ぐことができる。特に容器の内容物が牛乳の場合には好ましい。また、添加剤に起因すると考えられる異物が成形機内に滞留し、製品に黒点として発生することが見受けられるが、本発明の要件を満足することにより、該黒点の発生を防止することが出来る。
本発明のポリエチレン系樹脂は、f)炭化水素揮発分が80ppm以下、好ましくは50ppm以下であることが望ましい。本発明にいう炭化水素とは、少なくとも炭素及び水素を含む化合物をいい、通常ガスクロマトグラフィーにて測定されるもので、本発明の要件を満足することにより、容器の内容物の異臭を防ぐことができる。具体的にはポリエチレン系樹脂1gを25mlのガラス密閉容器に入れ、130℃で60分加熱した際のへッドスペース中の空気をガスクロマトグラフィーにて揮発分を測定される。炭化水素揮発分は80ppm以下であることが望ましく、好ましくは70ppm以下、さらに好ましくは50ppm以下である。80ppmを越えると異臭感を防ぐことが難しくなる。本発明において、炭化水素揮発分を所定の値以下にするためには、重合したポリエチレン系樹脂を揮発分除去操作、例えばスチームストリッピング処理、真空処理、窒素パージ処理、温風脱臭等を実施することにより達成することができる。
本発明のポリエチレン系樹脂は、h)静摩擦係数が0.35以下、好ましくは0.30以下、更に好ましくは0.25以下であることが望ましい。本発明にいう静摩擦係数は、JIS−K−7125:1999に準拠して測定される。ただし、別法として、東芝機械製IS−150射出成形機を用いて190℃にて成形を行った120×120×2mmの平板を用い、新東科学社製トライポギア ミューズ94iにて両面測定することも可能である。この値が0.35を超えるものは、滑り性が悪く、キャップ開閉に支障がある。
本発明の容器蓋用ポリエチレン系樹脂は、上記a)〜f)、好ましくは上記a)〜h)の要件を満たすものであれば、単一のポリエチレン系重合体からなるものでもよい。もちろん、複数たとえば二種類またはそれ以上の異なる物性のポリエチレン系重合体からなるものでもよい。好ましいものとしては、以下に述べる(A)成分10質量部以上45質量部未満、好ましくは20質量部以上35質量部未満と、(B)成分55質量部より多く90質量部以下、好ましくは65質量部より多く80質量部以下からなるもので、各成分を別々に重合して後でブレンドしたものでもよく、さらに好ましくは各成分を順次重合して得られるものを使用することができる。
ここで、成分(A)を10質量部以上とすることにより耐ストレスクラック性が向上し、30質量部未満とすることにより成形性が向上する。成分(A)のポリエチレン樹脂10質量部未満の場合は耐ストレスクラック性が悪化、45質量部以上の場合は成形性が悪化し好ましくない。
上記成分(A)のポリエチレン系樹脂は、HLMFRが0.1g/10minを越え10g/10min以下、好ましくは1g/10minを越え10g/10min以下、密度が0.935g/cm以上、成分(B)のポリエチレン系樹脂は、MFRが30g/10min以上、密度が0.961g/cm以上である。
ここで成分(A)のポリエチレン系樹脂のHLMFRが0.1g/10min以下の場合は流動性が悪化し成形性が不良となり、10g/10minを超える場合は耐ストレスクラック性が悪化する。
また成分(A)のポリエチレン系樹脂の密度が0.935g/cmに達しない場合は剛性が不十分となる。成分(A)のポリエチレン系樹脂の密度の上限としては特に限定されないが、通常は0.955g/cm程度である。
上記成分(B)のポリエチレン系樹脂は、MFRが30g/10min未満の場合は流動性が悪化し、密度が0.961g/cm未満の場合は剛性が低下するおそれがある。成分(B)のポリエチレン系樹脂のMFRの上限は特に制限されないが、通常500g/10min以下である。成分(A)と成分(B)を混合した組成物のMFRが0.5〜10g/10min、HLMFRが100〜500g/10min、HLMFR/MFRが50〜200なる関係を満たす限度において、ポリエチレン系樹脂のMFRの上限は特に制限されない。また、このポリエチレン系樹脂の密度の上限値も特に制限されないが、通常は0.980g/cm程度である。
本発明のポリエチレン系樹脂は、成分(A)および成分(B)のポリエチレン系樹脂を連続的にまたは別個にそれぞれ重合し、それらをブレンドすることによっても本発明の容器蓋用ポリエチレン系樹脂とすることができる。重合操作の容易さや組成の均質性確保の容易さ等の理由から、好ましくは直列に接続した複数の重合反応器、たとえば2基の重合反応器で順次連続的に重合して得られるものが好適である。いずれにせよ重合用の触媒としては、前記したチーグラー触媒、フィリップス触媒、メタロセン触媒等のシングルサイト触媒等の各種触媒を用いることができる。重合は有機溶媒中、液状単量体中あるいは気相中で行うことができる。直列に接続した複数の重合反応器で順次連続的に重合する、いわゆる多段重合においては、たとえば一段目においてエチレンあるいはさらにα−オレフィンを加えて共重合させて第一段目では高分子量成分となるポリエチレン系樹脂(成分(A)に相当)を製造し、引き続き同じ重合系中にエチレンおよび水素を導入して、第二段で低分子量成分となるポリエチレン系樹脂(成分(B)に相当)を製造し、その結果高分子量成分と低分子量成分とを含むポリエチレン系樹脂を調製することができる。
なお、多段重合の場合、二段目以降の重合域で生成するポリエチレン系樹脂の量とその性状については、各段における樹脂生成量(未反応ガス分析等により把握できる)を求め、樹脂の物性は各段の後でそれぞれ抜出した樹脂の物性を測定し、物性の加成性から換算して求めることができる。
本発明のポリエチレン系樹脂には、各種公知の添加剤、充填材等を適宜の量で添加でき、添加剤としては例えば酸化防止剤(フェノール系、リン系、イオウ系)、滑剤、帯電防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、顔料、染料等を1種または2種以上適宜併用することができ、充填材としては例えばタルク、マイカ等を使用できるが、本発明の第2に基づく発明においては、本発明の要件を満たす限りにおいて上記各種添加剤は使用しない方が好ましい。
本発明に係るポリエチレン系樹脂はPETボトル等の容器の蓋として好適なものである。本発明の樹脂を用いる蓋の成形法は、特に限定されないが、射出成形、圧縮成形等の成形方法が好ましく用いられる。
得られる蓋は、PETボトル等の容器、特に加温して販売される温飲料の容器蓋として好適なものである。
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
下記実施例および比較例におけるポリエチレン系樹脂の物性測定法は以下の通りである。
MFR: JIS−K6922−2:1997
密度 : JIS−K6922−1,2:1997
曲げ弾性率: JIS−K6922−2:1997
引張破壊伸び:JIS−K7113:1995(2号型試験片)
定ひずみESCR:JIS−K6922−2:1997
摩擦係数:JIS−K−7125:1999
炭化水素揮発分:ポリエチレン系樹脂1gを25mlのガラス密閉容器に入れ、130℃で60分加熱した際のへッドスペース中の空気をガスクロマトグラフィーにて揮発分を測定する。
溶融粘度:JIS−K−7199:1999に準拠し、具体的には、インテスコ社製インテスコ全自動キャピラリーレオメーターを用い、200℃、d=1mm、L/D=30のキャピラリーを用いて測定を行う。
成形性:高速にて圧縮成形し、キャップ(500mlのPETボトル)を正常に成形できるかを評価した。キャップは市販キャップと同一形状(外形約3cm、長さ約2cm)のタンパーエビデント性付与のためのブリッジを有するものを一体成形した。良好に問題なく成形できるものは○、流動性が悪くそのため押出機のモーター負荷が大きくなり押出しが困難であったり、所定の形状(キャップ)に成形できないものを×とした。
キャップブリッジ切れ性:500mlのPETボトルに水を入れ、得られたキャップ(ブリッジ構造を有するもの)により閉栓し、65℃に加温した状態にて人力で螺合している栓を開栓した。そして、開栓時のブリッジの切断状況を観察した。
チーグラー触媒を用いてコモノマーとしてブテン−1を用いスラリー重合法により連続二段重合装置を用いて表1に示した成分(A)を重合後、成分(B)を重合してポリエチレン系樹脂を得た。それらの配合比、樹脂のMFR、HLMFRを各測定値とともに併せて示した。即ち、第一段目の重合ではモノマーとしてエチレンおよびブテン−1を供給し、第二段目の重合ではエチレンを供給して製造し、スチームストリッピング処理を施した。第二段目で製造される成分(B)の量(配合比)、その物性などは、各段の後の未反応ガス分析から各段の生産量をそれぞれ求め、さらに第一段目の後と第二段目の後で得られた樹脂成分の物性をそれぞれ測定し、加成性から換算して求めた。[実施例1]のポリエチレン系樹脂は、曲げ弾性率、耐ストレスクラック性(定ひずみESCR)、成形性(溶融粘度)、揮発分、キャップブリッジ切れ性のいずれも良好であった。
表1に示した各成分、コモノマーを用いて[実施例1]と同様に行なった。表1に示したように、得られたポリエチレン系樹脂は、曲げ弾性率、耐ストレスクラック性(定ひずみESCR)、成形性(溶融粘度)、揮発分、キャップブリッジ切れ性のいずれも良好であった。
表1に示した各成分、コモノマーを用いて[実施例1]と同様に行なった。表1に示したように、得られたポリエチレン系樹脂は、曲げ弾性率、耐ストレスクラック性(定ひずみESCR)、成形性(溶融粘度)、揮発分、キャップブリッジ切れ性のいずれも良好であった。
Figure 2005320526
[比較例1]
成分(B)のみから成るHLMFR/MFRが小さく、引張り伸びが大きいポリエチレン系樹脂を用いて[実施例1]と同様に試験した。その結果、表2に示すように耐ストレスクラック性および流動性が不良であった。
[比較例2]
表2に示す成分(A)、成分(B)の樹脂の配合比でヘンシェルミキサーで均一に混合後、押出機を用いて溶融混練してペレットを製造した。[実施例1]と同様に試験を行なった結果、HLMFR、HLMFR/MFRが小さく、耐ストレスクラック性、流動性が不良であった。
[比較例3]
[実施例1]の連続二段重合装置を用いて表2に示す成分(A)、成分(B)を重合して樹脂を得た。得られた樹脂は表2に示すように密度が低く剛性が低かった。剛性が低いため、キャップの変形が起きた。
Figure 2005320526

Claims (7)

  1. 以下のa)〜f)の性状を有することを特徴とする容器蓋用ポリエチレン系樹脂。
    a)MFR(温度190℃において荷重2.16Kgで測定。以下同じ)が0.5〜10g/10minであってHLMFR(温度190℃において荷重21.6Kgで測定。以下同じ)が100〜500g/10minであり、かつHLMFR/MFRが50〜200である、
    b)密度が0.958g/cm以上、
    c)射出成形試料の曲げ弾性率が1000MPa以上、
    d)射出成形試料の定ひずみESCRが10〜40時間、
    e)引張破壊伸びが100%以下、
    f)キャピラリーレオメーターによる200℃のせん断速度200sec−1の溶融粘度が400Pa・S以下。
  2. さらに下記要件g)〜h)の性状をも有することを特徴とする請求項1記載の容器蓋用ポリエチレン樹脂。
    g)炭化水素揮発分が80ppm以下、
    h)静摩擦係数が0.35以下。
  3. 前記ポリエチレン系樹脂が、
    (A)HLMFRが0.1g/10minを越え10g/10min以下、密度が0.935g/cm以上のポリエチレン系樹脂を10質量部以上45質量部未満、および
    (B)MFRが30g/10min以上、密度が0.961g/cm以上のポリエチレン系樹脂55質量部より多く90質量部以下(A+B=100質量部)
    からなることを特徴とする請求項1または2記載の容器蓋用ポリエチレン系樹脂。
  4. 前記ポリエチレン系樹脂が、ポリエチレン重合触媒残渣失活剤以外の添加剤を含まないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の容器蓋用ポリエチレン系樹脂。
  5. 前記容器が飲料用容器の容器であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の容器蓋用ポリエチレン系樹脂。
  6. 前記容器がポリエチレンテレフタレート製ボトルであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の容器蓋用ポリエチレン系樹脂。
  7. 前記ポリエチレン系樹脂が、多段重合又は混合により、
    (A)HLMFRが0.1g/10minを越え10g/10min以下、密度が0.935g/cm以上のポリエチレン系樹脂を10質量部以上45質量部未満、および
    (B)MFRが30g/10min以上、密度が0.961g/cm以上のポリエチレン系樹脂55質量部より多く90質量部以下(A+B=100質量部)
    からなるポリエチレン系樹脂としたものであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の容器蓋用ポリエチレン系樹脂の製造方法。
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