JP2002303963A - 包装体、詰替え容器及び詰替え方法 - Google Patents

包装体、詰替え容器及び詰替え方法

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JP2002303963A
JP2002303963A JP2001105663A JP2001105663A JP2002303963A JP 2002303963 A JP2002303963 A JP 2002303963A JP 2001105663 A JP2001105663 A JP 2001105663A JP 2001105663 A JP2001105663 A JP 2001105663A JP 2002303963 A JP2002303963 A JP 2002303963A
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Japan
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refill container
package
moisture
solid processing
opening
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Application number
JP2001105663A
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English (en)
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Shinichiro Suzuki
真一郎 鈴木
Michihide Murase
理英 村瀬
Tomohiro Uchida
智博 内田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新しい固形処理剤を供給するに当たり、固形
処理剤の収納容器の返却を必要としない、詰替え容器と
詰替え用の固形処理剤の包装体及び詰替え方法の提供。 【解決手段】 水蒸気透過度0〜1.0g/m2・25
℃・90%RH・24hの防湿性包装材料で作製された
防湿包装袋に、複数個の写真現像用固形処理剤を収納し
密封包装した包装体において、前記写真現像用固形処理
剤を縦列平置きで収納したことを特徴とする包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真現像用固形処
理剤(以下、固形処理剤ともいう)の詰替え用写真現像
用固形処理剤包装体と、該詰替え用写真現像用固形処理
剤包装体を使用する固形処理剤の詰替え容器及び固形処
理剤の詰替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料は、露光後、
現像、脱銀、洗浄、安定化等の工程を経て処理される。
処理は通常自動現像機で行なわれ、その場合は補充液を
補充する方式が一般に広く用いられ、処理槽内の処理液
の活性度を一定に保つ様にコントロールされている。近
年、急増しているミニラボ店においてはプリントの露光
制御技術開発が進み、誰でもプリントできるシステムが
導入されたため写真技術に乏しい人達がプリントする機
会が多くなっている。
【0003】これに対応して、近年、特開平7−199
443号、同11−231499号に記載されている如
き、固形処理剤を容器に収納し、自動現像機にセットす
る方式が進められている。この方式は、作業者が直接処
理薬品に触れることがなく、且つ、容器には自動現像機
への誤装填防止手段が設けられているため、処理液の取
り扱いに慣れていない作業員でも容易に自動現像機にセ
ットすることができる便利で安全な処理方式である。
【0004】この方式により、補充液の溶解調製作業が
なくなり、処理剤を間違えて溶解し補充してしまうとい
う極めて重大な誤りを避けることが可能となった。又、
固形処理剤の収納容器は、使用後は箱に入れ製造元に返
却し、製造元では収納容器を洗浄し、外側に貼られたラ
ベルを取り、容器の損傷の有無を確認した後、再度固形
処理剤を収納して供給している。これにより、産業廃棄
物として処分されていた、従来の液剤処理剤用の容器が
なくなり、大幅な環境対応が成された。
【0005】しかしながら、固形処理剤の収納容器の再
使用に際しては、収納容器の洗浄水の後処理、外側に貼
られたラベルの剥がし作業、容器の損傷の有無検査にコ
ストが掛かるため、固形処理剤の供給形態の更なる改良
が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
鑑みなされたものであり、その目的は、新しい固形処理
剤を供給するに当たり、固形処理剤の収納容器の返却を
必要としない、詰替え容器と詰替え用の固形処理剤の包
装体及び詰替え方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成された。
【0008】1)水蒸気透過度0〜1.0g/m2・2
5℃・90%RH・24hの防湿性包装材料で作製され
た防湿包装袋に、複数個の写真現像用固形処理剤を収納
し密封包装した包装体において、前記写真現像用固形処
理剤を縦列平置きで収納したことを特徴とする包装体。
【0009】2)防湿包装袋のどちらか一方の端部のシ
ール部と、縦列平置きで収納された最端の写真現像用固
形処理剤との間に開封用部位が設けられていることを特
徴とする1)に記載の包装体。
【0010】3)開封用部位と収納された開封用部位側
最端の写真現像用固形処理剤の間に弱接着部位を有して
いることを特徴とする2)に記載の包装体。
【0011】4)複数個の写真現像用固形処理剤を防湿
包装袋に収納し密封包装した包装体から、前記写真現像
用固形処理剤を移し替えて収納するための詰替え容器で
あって、前記包装体を前記詰替え容器に収納した後、前
記防湿包装袋を引き抜き、前記写真現像用固形処理剤を
前記詰替え容器に移し替えることを可能とする分離手段
が設けられていることを特徴とする詰替え容器。
【0012】5)詰替え容器は、複数個の写真現像用固
形処理剤を防湿包装袋に収納し密封包装した複数個の包
装体を各々独立して収納出来るように中仕切り壁を設け
て区画化した分室を有する中空状の一端が閉じられたほ
ぼ直方体をなす詰替え容器であって、他の一端に、周囲
にフランジが設けられた開口部を有し、該開口部には前
記フランジと係合し開口部と平行にスライド移動するシ
ャッタを有し、該シャッタに前記写真現像用固形処理剤
と防湿包装袋を分離する分離手段が設けられていること
を特徴とする4)に記載の詰替え容器。
【0013】6)開口部が包装体の挿入口及び収納され
た写真現像用固形処理剤の排出口を兼ねることを特徴と
する5)に記載の詰替え容器。
【0014】7)分離手段が詰替え容器内部に設けた複
数の分室に対応して、シャッタの閉方向側の先端近傍が
テーパ状に広がり開放されたガイド部を有し、一方が閉
じられた平行部分を有するスリットであることを特徴と
する4)又は5)に記載の詰替え容器。
【0015】8)詰替え容器は、複数個の写真現像用固
形処理剤を防湿包装袋に収納し密封包装した複数個の包
装体を各々独立して収納出来るように中仕切り壁を設け
て区画化した分室を有する中空状のほぼ直方体をなす詰
替え容器であって、直方体の一端に、前記包装体を挿入
及び収納された固形処理剤の排出口を兼ねる周囲にフラ
ンジが設けられた開口部を有し、該開口部には前記フラ
ンジと係合し開口部と平行にスライド移動するシャッタ
を有し、他の一端に、開閉蓋が設けられた前記防湿包装
袋の引き抜き用開口部を有し、該引き抜き用開口部近傍
の容器本体の内部に分離手段を有することを特徴とする
4)に記載の詰替え容器。
【0016】9)分離手段が各分室を形成している中仕
切り壁の両側及び中仕切り壁と平行な容器本体の側壁の
内側に各分室の内側に突き出して設けられた一対の凸状
部材により形成されていることを特徴とする8)に記載
の詰替え容器。
【0017】10)分離手段の防湿包装袋が当接する部
分は、防湿包装袋を引き抜く方向に対して30度から9
0度の傾斜角度を有していることを特徴とする4)〜
9)の何れか1項に記載の詰替え容器。
【0018】11)分離手段の防湿包装袋との静摩擦係
数が0.1〜0.35であることを特徴とする4)〜1
0)の何れか1項に記載の詰替え容器。
【0019】12)シャッタに詰替え容器内部に設けた
複数の分室に対応してシャッタの閉方向側の先端近傍が
テーパ状に広がり開放されたガイド部を有し、一方が閉
じられた平行部分を有するスリットが設けられているこ
とを特徴とする8)に記載の詰替え容器。
【0020】13)シャッタに包装体の開封手段が設け
られていることを特徴とする8)又は12)に記載の詰
替え容器。
【0021】14)シャッタの外側に硬度35〜70°
の弾性材を設けたことを特徴とする4)〜13)の何れ
か1項に記載の詰替え容器。
【0022】15)開閉蓋の内側周縁部に密閉用の厚さ
0.3〜6.0mmのパッキンを有することを特徴とす
る8)に記載の詰替え容器。
【0023】16)開閉蓋を閉じたときの水蒸気透過度
0.3g/週以下であることを特徴とする8)又は1
5)に記載の詰替え容器。
【0024】17)包装体が請求項1〜3の何れか1項
に記載の包装体であることを特徴とする4)〜16)の
何れか1項に記載の詰替え容器。
【0025】18)詰替え容器の外面色を、包装体の外
面色と合わせることを特徴とする4)〜16)のいずれ
か1項に記載の詰替え容器。
【0026】19)詰替え容器に記載されている文字
を、包装体の外面文字と合わせる事を特徴とする4)〜
16)のいずれか1項に記載の詰替え容器。
【0027】20)詰替え容器が帯電防止剤を含む材料
から構成されていることを特徴とする4)〜16)のい
ずれか1項に記載の詰替え容器。
【0028】21)写真現像用固形処理剤を防湿包装材
料で包装した包装体から前記写真現像用固形処理剤を詰
替え容器に移し替えて収納する詰替え方法であって、前
記詰替え容器が4)〜20)の何れか1項に記載の詰替
え容器であることを特徴とする詰替え方法。
【0029】22)包装体が請求項1〜3の何れか1項
に記載されている包装体であることを特徴とする21)
に記載の詰替え方法。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明に係わる形態の一例を図1
〜図10に基づいて説明するが、本発明はこの実施の形
態に限定されるものではない。
【0031】図1は包装体の概略図である。図1の
(a)は複数個の固形処理剤を入れ密封包装した包装体
の概略斜視図である。図1の(b)はA−A′に沿った
概略断面図である。図中1は複数個の固形処理剤を入れ
密封包装した包装体を示し、101は防湿性包装材料で
作られた防湿包装袋を示し、102は開封用部位を示
し、103a、103bは両端のシール部を示し、10
3cはセンターシール部を示す。両端のシール部103
a、103b及びセンターシール部103cの幅は特に
限定は無いが、安全性の面から10〜20mmが望まし
い。
【0032】104a、104bは防湿包装袋を形成し
ているマチを示しており、防湿包装袋101はガセット
袋の形状をしている。防湿包装袋の形状は特に限定はな
く、例えば最新 紙加工便覧864〜866に記載され
ている如き平袋、角底袋等であってもかまわないが、ガ
セット袋が取り扱い上から望ましい。105は縦列平置
きで収納されている固形処理剤を示す。固形処理剤10
5としては例えば扁平な錠剤形状の固形処理剤が挙げら
れる。
【0033】図2は図1のZで示される部分の拡大概略
図である。図中102aは開封部位102に設けられた
開封用の目印を示し、シール部103aと平行に設けら
れている。102bは開封部位102と縦列平置きで収
納されている開封部位102側の最端の固形処理剤10
5との間に設けた弱接着部を示す。開封用の目印102
aは、包装体1を詰め替え容器(図4を参照)に挿入し
た後に、ハサミ、カッタ等で開封する位置を示してお
り、弱接着部は、開封後開封口を下に向けても収納され
ている固形処理剤が落下しないようにするために設けら
れており、詰め替え容器から防湿包装袋101を引き抜
く力で弱接着部が剥がれ、固形処理剤が詰め替え容器内
に収納される。尚、収納方法に関しては図8、図9で詳
しく説明する。
【0034】シール部103aの両端は詰め替え容器
(図4の(b))への挿入を容易にするため及び挿入の
向きを判りやすくするためC面取りをするのが望まし
い。C面取りの大きさは、シール部103aの幅により
異なり、例えばシール部の幅が10mmの場合はC5の
面取り、20mmの場合はC10の面取りが望ましい。
【0035】尚、本図に示されていない図4の(a)に
示される詰め替え容器の場合は、包装体の挿入の向きは
シール部103b側となるので、シール部103bの両
端はシール部103aと同じようにC面取りをするのが
望ましい。
【0036】図3は固形処理剤の各種形状の概略断面図
である。固形処理剤105の形状は特に限定はなく、例
えば図3(A)〜(D)の形状が挙げられる。図3
(A)は上下の面の周縁部が面(r)を有した円柱状を
なす偏平な固体処理剤の断面図である。図3(B)は上
下面がそれぞれ平らで、胴部が凸面アール(R)を有し
た太鼓型の円柱状をなす偏平な固体処理剤の断面図であ
る。図3(C)は上下面がそれぞれ曲面である碁石状の
円柱状をなす偏平な固体処理剤の断面図である。図3
(D)は上下面がそれぞれ平らな円柱状をなす偏平な固
体処理剤の断面図である。
【0037】図4は詰め替え容器の概略斜視図である。
図4の(a)は中空状のほぼ直方体の容器本体の一端
に、包装体の挿入及び収納された固形処理剤の排出口を
兼ね、周囲にフランジが設けられた開口部を有し、他の
一端に開閉蓋が設けられた防湿包装袋の引き抜き用開口
部を有する詰替え容器の概略斜視図である。
【0038】図4の(b)は中空状の一端が閉じられた
ほぼ直方体の容器本体の他の一端に、包装体の挿入と、
防湿包装袋の引き抜き、及び収納された固形処理剤の排
出口を兼ね、周囲にフランジが設けられた開口部を有す
る詰替え容器の概略斜視図である。
【0039】図中2は両端に開口部を有する中空状のほ
ぼ直方体をなす詰替え容器を示す。21は詰替え容器2
の本体を示す。22は包装体の挿入及び収納された固形
処理剤の排出口を兼ね、周囲にフランジ221が設けら
れた開口部を示し、222は中空状のほぼ直方体の詰替
え容器の内部を区画化する中仕切り壁を示す。
【0040】詰替え容器2の本体21の内側には、3組
の突出した仕切り壁222が本体と一体に固定されてい
て、3組の仕切り壁222により、分室222a、22
2b、222c、222dが構成されている。そして、
各分室には、固形処理剤を縦列状態に収納することが可
能となっている。尚、分室の大きさ、数及び収納される
固形処理剤の数は処理剤の種類により変更される。
【0041】仕切り壁222は開口部22から防湿包装
袋の引き抜き用開口部24(詳細は図7を参照)まで連
続していなくてもよく、固形処理剤が各外円周を外接し
縦列で収納することが可能な程度の長さで仕切り壁があ
ればよい。
【0042】23はフランジ221と係合し、開口部2
2と平行にスライド移動するシャッタを示す。シャッタ
23には、フランジ221と係合する溝部(不図示)が
形成されており、これにより開口部22と平行にスライ
ド移動する様になっている。
【0043】231はシャッタの閉方向(図中矢印方
向)側が開放され、一方が閉じられた平行部分を有する
スリットを示し、232はスリット231の先端近傍に
設けられたテーパ状に広がりを有するガイド部を示す。
【0044】シャッタ23に設けられたスリット231
は、各分室222a、222b、222c、222dへ
包装体1を挿入した後、各分室から出ている包装体1の
開封部位102に設けられた開封用の目印102aに沿
ってカッタ、ハサミ等での開封を容易にするため、シャ
ッタ23を閉じた時(図中矢印方向)、各分室から出て
いる包装体の端部を、各スリットに整列させるために、
各分室222a、222b、222c、222dに対応
して配設されている。
【0045】尚、シャッタ23の内側にはカッタ233
(図5(a)を参照)を設けても良い。カッタ233を
設けた場合は、シャッタ23を閉じることで、スリット
231から出ている包装体1の開封用部位102を切断
することで包装体を開封することができる。
【0046】ガイド部232はシャッタ23を閉じる時
(図中矢印方向)、各分室222a、222b、222
c、222dから出ている包装体1の端部を各スリット
に導入し易くし且つシャッタを閉じ易くするために各ス
リットの先端に設けられている。
【0047】24は、詰替え容器2の本体21の他の一
端に設けられた防湿包装袋の引き抜き用開口部(図7を
参照)を示し、211は詰替え容器2の本体21の側壁
の頂端の周縁部を示す。25は防湿包装袋の引き抜き用
開口部24を密閉するための蓋を示す。蓋25は基材2
51と一体化し、基材251の周縁部から立ち上がる側
壁252からなる箱形形状をしており、蓋の内側寸法
は、防湿包装袋の引き抜き用開口部の外側寸法に合うよ
うに作製されている。
【0048】本図では、蓋25の形状を説明するため本
体と分離した図になっているが、本来は蓋25は蝶番
(不図示)で本体21に開閉可能に配設されており、更
に密閉性を高めるため止め具(不図示)で本体21に止
められている。253は詰替え容器2の本体21の側壁
の頂端の周縁部211と当接する蓋25の内側の位置に
設けられたパッキンを示す。
【0049】3は一端にのみ開口部を有する中空状のほ
ぼ直方体をなす詰替え容器を示す。31は詰替え容器3
の本体を示す。32は包装体の挿入と、防湿包装袋の引
き抜き及び収納された固形処理剤の排出口を兼ね、周囲
にフランジ321が設けられた開口部を示し、322は
中空状のほぼ直方体の詰替え容器の内部を区画化する中
仕切り壁を示す。
【0050】詰替え容器3の本体31の内側には、3組
の突出した仕切り壁322が本体と一体に固定されてい
て、3組の仕切り壁322により、分室322a、32
2b、322c、322dが構成されている。そして、
各分室には、固形処理剤を縦列状態に収納することがで
きる。尚、分室の大きさ、数及び収納される固形処理剤
の数は処理剤の種類により変更される。
【0051】仕切り壁322は開口部32から容器内部
の一方の端まで連続していなくてもよく、固形処理剤が
各外円周を外接し縦列で収納することが可能な程度の長
さで仕切り壁があればよい。
【0052】33はフランジ321と係合し、開口部3
2と平行にスライド移動するシャッタを示す。シャッタ
33には、フランジ321と係合する溝部(不図示)が
形成されており、これにより開口部32と平行にスライ
ド移動する様になっている。
【0053】331はシャッタの閉方向(図中矢印方
向)側が開放され、一方が閉じられた平行部分を有する
スリット形状の分離手段を示し、332は分離手段33
1の先端近傍に設けられたテーパ状に広がりを有するガ
イド部を示す。
【0054】シャッタ33に設けられたスリット形状の
分離手段331は、各分室322a、322b、322
c、322dへ包装体1を挿入した後、各分室から出て
いる包装体1の端部を引っ張り、防湿包装袋の引き抜き
を容易にするため、シャッタ33を閉じた時(図中矢印
方向)、各分室から出ている包装体の端部を、各スリッ
トに整列させるために、各分室322a、322b、3
22c、322dに対応して配設されている。
【0055】ガイド部332はシャッタ33を閉じる時
(図中矢印方向)、各分室322a、322b、322
c、322dから出ている包装体1の端部を各スリット
に導入し易くし且つシャッタを閉じ易くするために各ス
リット形状の分離手段331の先端近傍に設けられてい
る。
【0056】分離手段とは、包装体に収納されている固
形処理剤と防湿包装袋を分離する手段を指す。
【0057】本図に示されるシャッタ23、33には特
開平7−281388号の図8、図9、図10、図13
に示される移動開閉機構と同じ機構が設けられている。
【0058】図5はシャッタの概略拡大正面図である。
図5の(a)は図4の(a)に示す詰替え容器に使用す
るシャッタの概略拡大正面図である。図5の(b)は図
4の(b)に示す詰替え容器に使用するシャッタの概略
拡大正面図である。
【0059】図中233はシャッタ23の内側に設けら
れたカッタを示す。カッタ233は必要に応じて設けて
も、設けなくても良い。
【0060】C1はスリット231の幅を示し、幅C1
2〜8mmが望ましい。2mm未満では包装体の防湿包
装袋の厚さによっては入り難くなる場合があり、8mm
を越えた場合、防湿包装袋を抜き取り収納した固形処理
剤が落下する場合がある。
【0061】D1はスリット231の長さを示し、長さ
1はシャッタの長さに対して75〜85%が望まし
い。75%未満の場合、開封後の防湿包装袋とシャッタ
内面が擦れ、閉め難くなる場合がある。又、85%を越
えた場合は材質によってはシャッタの強度が弱くなる場
合がある。
【0062】Eはシャッタ先端からカッタ233の先端
までの距離を示し、距離Eは15〜17mmが望まし
い。15mm未満の場合、作業時に不注意で指を切る場
合があり、17mmを越えた場合は防湿包装袋の形によ
っては、切断不良になり、開封不良が発生する場合があ
る。
【0063】G1はスリット231の先端近傍に設けら
れたガイド部を形成するスリットの先端からのテーパ開
始位置の距離を示す。距離G1は15〜17mmが望ま
しい。15mm未満では防湿包装袋の形状により切り込
み部231に防湿包装袋が入り難くなり、シャッタが閉
め難くなる場合がある。17mmを越えた場合は、分室
より固形処理剤が形状によっては落下する場合がある。
【0064】C2はスリット形状の分離手段331の幅
を示し、幅C2は2〜8mmが望ましい。2mm未満で
は防湿包装袋の厚さによっては入り難くなる場合があ
り、8mmを越えた場合、防湿包装袋を抜き取り収納し
た固形処理剤が落下する場合がある。
【0065】D2はスリット形状の分離手段331の長
さを示し、長さD2はシャッタの長さに対して75〜8
5%が望ましい。75%未満の場合、包装体の形態によ
っては防湿包装袋を引き抜きが困難になる場合がある。
又、85%を越えた場合は材質によっては分離手段の強
度が弱くなる場合がある。
【0066】G2はスリット形状の分離手段331の先
端に設けられたガイド部を形成するのシャッタ先端から
のテーパ開始位置の距離を示す。距離G2は15〜17
mmが望ましい。15mm未満では防湿包装袋の形状に
より各分離手段に防湿包装袋が入り難くなり、シャッタ
が閉めにくくなる場合がある。17mmを越えた場合
は、分室より固形処理剤が形状により落下する場合があ
る。
【0067】θ1、θ2はテーパ状に広がったガイド部の
角度を示す。角度θ1、θ2は13〜14°が望ましい。
13°未満の場合及び14°を越えた場合は、防湿包装
袋の形によってはシャッタを閉じ難くなる場合がある。
他のガイド部の角度も全て同じである。角度は鋼製スケ
ールで測定し計算により求めた値である。
【0068】図6は外側に弾性部材を設けた図4の
(a)に示されるシャッタ23の概略正面図である。図
中234はシャッタの外側に設けた弾性部材を示し、2
35は弾性部材に付けられた切れ目を示す。切れ目23
5の位置はシャッタ23のスリット231のほぼ中央に
なるように設けられており、切れ目235は包装体1を
詰替え容器2の本体21の各分室に収納した後、シャッ
タ23を閉じ、防湿包装袋を引き抜き固形処理剤105
を収納したとき、切れ目235は閉じ、固形処理剤10
5より出る微粉末が詰め替え容器から外へ飛散するのを
防止するために設けられている。
【0069】弾性部材234の大きさは、開口部22の
前面を覆う大きさでも良いし、各スリット231を覆う
様に部分的に設けても良い。弾性部材の硬度は35〜7
0°が望ましい。35°未満では材質によっては耐久性
に不足する場合があり、70°を越えた場合は、防湿包
装袋の材質との関係からスリットに防湿包装袋が入り込
めなくてシャッタが閉まらなくなる場合がある。硬度は
(株)島津製作所製ゴム硬度計(針入法)により測定し
た値である。
【0070】弾性部材の厚さは0.3〜1.0mmが望
ましい。0.3mm未満の場合は材料により耐久性に欠
ける場合がある。1.0mmを越えた場合は防湿包装袋
の形状によってはシャッタを閉め難くなる場合がある。
弾性部材としては、シリコンゴム、ニトリルゴム(NB
R)、クロロプレンゴム(CR)等が挙げられる。
【0071】シャッタの外側に弾性部材234を配設す
ることで、詰め替え容器に固形処理剤を収納した後、詰
め替え容器を立てても収納された固形処理剤の粉末は、
シャッタの外側に設けられた弾性部材により外にこぼれ
落ちないため、作業者は手、衣服に付着することが無い
ため安心して作業をおこなうことができるようになっ
た。尚、本図には示していない図4の(b)に示される
シャッタ33にも全く同じ弾性部材を配設することが可
能である。
【0072】図7は図4の(a)に示される詰め替え容
器2の防湿包装袋の引き抜き用開口部24の概略図であ
る。図7の(a)は概略正面図である。図7の(b)は
図4の(a)のB−B′に沿った概略断面図である。図
中Jは仕切り壁222の頂端部222aと詰替え容器2
の本体21の側壁の頂端の周縁部211までの距離を示
し、距離Jは2〜3mmである。周縁部211から低い
位置に仕切り壁222の頂端部222aを配設すること
で、蓋25の内側の位置に設けられたパッキン253と
周縁部211の密着を良くしている。蓋25を閉じたと
き容器本体21の内部への水蒸気透過度は0.05〜
0.3g/週以下であることが望ましい。0.3g/週
を越えた場合は、固形処理剤の種類によっては変質する
場合がある。
【0073】尚、水蒸気透過度は蓋25を閉じ、他の開
口部よりシリカゲルを入れ、開口部をアルミ箔からなる
防湿材料で密封し、35℃・80%RHの条件で1週間
放置した後、次の式により計算で求めた値である。
【0074】水蒸気透過度=放置後のシリカゲルの質量
−放置前のシリカゲルの質量この様な水蒸気透過度にす
ることで、本図には示していない自動現像機へ取り付け
た時、収納されている固形処理剤の保存性が向上する。
【0075】241は分離手段を示す。分離手段241
は引き抜き用開口部24の各分室222a、222b、
222c、222dを形成している仕切り壁と、これら
仕切り壁と平行な詰替え容器2の本体21の側壁とから
各分室の内側に突き出した一対の凸状物241aから形
成されている。
【0076】分離手段241を形成している一対の凸状
物241aの配設位置は、仕切り壁222及び仕切り壁
と平行な詰替え容器2の本体21の側壁のほぼ中央であ
り、一対の凸状物241aの上面241bは図7(b)
に示す如く、仕切り壁222の頂端部223と同一面で
あり、仕切り壁222と一体に設けられており、傾斜角
度θ3を有する斜面241cを有する三角形の断面形状
を成している。
【0077】Hは分離手段241の幅を示し、幅Hは3
〜20mmが望ましい。3mm未満では防湿包装袋の材
質によっては破けてしまう場合がある。20mmを越え
た場合は防湿包装袋の形状によっては引抜き難くなる場
合がある。
【0078】Kは分室の幅を示し、分室の幅Kは10〜
20mmが望ましい。10mm未満では固形処理剤の形
状によっては、包装体の収納が困難になる場合がある。
20mmを越えた場合は、防湿包装袋を引き抜き、固形
処理剤を収納したとき、固形処理剤が重なり分室内で詰
まってしまい落下しなくなる場合がある。
【0079】Lは一対の凸状物241aの引き抜き方向
の長さを示し、長さLは1〜10mmが望ましい。1m
m未満の場合は防湿包装袋を引抜く時、凸状物が破損す
る場合がある。10mmを越える場合は、固形処理剤の
種類によっては一定量が収納出来なくなる場合がある。
【0080】Mは一対の凸状物241aの間の距離を示
し、距離Mは2〜8mmが望ましい。2mm未満では防
湿包装袋の材質によっては引抜き難くなる場合がある。
8mmを越えた場合は固形処理剤の形状によっては挟ま
ってしまう場合がある。図7の(b)に示す如く、一対
の凸状物241aは、分室内部では傾斜角度θ3を有す
る上面241bで広がっている。
【0081】一対の凸状物241aの傾斜角度θ3は防
湿包装材料を引き抜く方向(図中矢印方向)に対して3
0〜90°が望ましい。30°未満では防湿包装袋の材
質によっては引抜き難くなる場合がある。90°を越え
た場合は防湿包装袋の材質によっては引き抜き用開口部
から出てこなくなる場合がある。尚、傾斜角度θ3は鋼
製のスケールにより測定し計算で求めた値である。
【0082】一対の凸状物241aの防湿包装袋と接す
る傾斜面241cの静摩擦係数は、0.1〜0.35で
あることが望ましい。0.1未満の場合は防湿包装袋の
形態によっては取り扱い難くなる場合があり、0.35
を越えた場合は防湿包装袋の材質によっては引抜き難く
なる場合がある。静摩擦係数は(株)東洋精機製作所製
AN型静摩擦測定機により測定した値である。
【0083】図8は包装体より固形処理剤を図4の
(a)に示される詰め替え容器に収納する迄を段階的に
示す模式図である。包装体は図1に示される形態の防湿
包装袋を使用し、固形処理剤の数は簡略化してある。符
号は図1、図2、図4と同義である。次に、固形処理剤
を詰め替え容器2に収納する迄を説明する。
【0084】図8(1)は、収納された固形処理剤を使
用後、本図では示されていない自動現像機より取り外し
た詰め替え容器を示す。この段階では、開口部22はシ
ャッタ23で、防湿包装袋の引き抜き用開口部24は蓋
25で閉じられた状態となっている。図8(2)に示す
様に、シャッタ23と蓋25を開き、開口部22より、
各分室222a、222b、222c、222dに包装
体1を挿入する。この時、包装体1の向きはシール部1
03bの方から挿入し、図8(3)に示す様に防湿包装
袋の引き抜き用開口部24から包装体1のシール部10
3bを出し、開封部位102を開口部22より出した状
態で挿入を終了する。
【0085】詰め替え容器の各分室に包装体を収納後、
図8(4)に示す様にシャッタ23を閉じる。この時、
各分室に収納された包装体は図8(5)に示す様にシャ
ッタ23に付けられた各スリットに各包装体のシール部
103aが入った状態で閉じられる。この時、シャッタ
23にカッタが設けられていれば、シャッタを閉じると
一緒に包装体1の開封が行われる。カッタが設けられて
いないシャッタの場合は、図8(5)に示す様にハサミ
で開封部位102を切り取ることで包装体は開封され
る。この後、引き抜き用開口部24から出ている包装体
の先端部であるシール部103bを図8(6)に示す様
に引き抜くことで、固形処理剤と防湿包装袋が分離さ
れ、詰め替え容器の各分室に固形処理剤が収納される。
この後、図8(7)に示す様に、防湿包装袋の引き抜き
用開口部24を蓋25で密封することで詰め替え作業が
終了し、本図では示されていない自動現像機に取り付け
ることで現像処理を続けることができる。
【0086】図9は包装体より固形処理剤を図4の
(b)に示される詰め替え容器に収納する迄を段階的に
示す模式図である。包装体は図1に示される形態の防湿
包装袋を使用し、固形処理剤の数は簡略化してある。符
号は図1、図2、図4と同義である。次に、固形処理剤
を詰め替え容器3に収納する迄を説明する。
【0087】図9(1)は、収納された固形処理剤を使
用後、本図では示されていない自動現像機より取り外し
た詰め替え容器を示す。この段階では、開口部32はシ
ャッタ33で閉じられた状態となっている。図9(2)
に示す様に、シャッタ33を開き、各包装体の開封部位
102をハサミで切り取り、包装体を開封し、図9
(3)に示す様に、開口部32より、各分室322a、
322b、322c、322dに包装体1を開封部位を
先にして挿入する。図9(4)に示す様に、シール部1
03bを開口部32より出した状態で挿入を終了する。
【0088】詰め替え容器の各分室に包装体を収納後、
シャッタ33を閉じる。この時、各分室に収納された包
装体は先端部であるシール部103bを、図9(5)に
示す様にシャッタ33に付けられた各スリット形状の分
離手段に各々が入った状態で閉じられる。この後、分離
手段から出ている包装体の端部を図9(6)に示す様に
引き抜くことで、固形処理剤と防湿包装袋が分離され、
図9(7)に示す様に詰め替え容器の各分室に固形処理
剤が収納され、詰め替え作業が終了し、本図では示され
ていない自動現像機に取り付けることで現像処理を続け
ることができる。
【0089】次に本発明の防湿包装袋及び詰め替え容器
に使用する材料に付き説明する。防湿包装袋101の水
蒸気透過度は0〜1.0g/m2・25℃・90%RH
・24hであり、好ましくは0〜0.8g/m2・25
℃・90%RH・24hである。1.0g/m2・25
℃・90%RH・24hを越えた場合は固形処理剤が吸
湿してしまい性能が変化するため好ましくない。尚、水
蒸気透過度はJISZ0208に従い測定した値であ
る。防湿包装袋101の厚さは50〜120μmが望ま
しい。50μm未満の場合は、材質によっては引き抜き
時に破れる場合があり、120μmを越えた場合は、厚
くなり取り扱いが困難になる場合がある。
【0090】防湿包装袋101の引っ張り強さは、80
0〜2000Nが望ましく、800N未満の場合は、引
き抜く時に防湿包装袋101が切れて引き抜くことがで
きない場合がある。2000Nを越えた場合は防湿包装
袋101が厚くなり、取り扱い難くなる場合がある。引
っ張り強さは、(株)東洋精機製作所製 引っ張り試験
器ストログラフVE10Dで測定した値である。
【0091】本発明の防湿包装袋に使用するフレキシブ
ルな包装材料としては、例えば厚さ3〜20μmのAL
箔(アルミニウム箔)や、アルミナまたはシリカなどの
無機質を蒸着したPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、Ny(ナイロン)があり、この中ではAL箔(ア
ルミニウム箔)又はアルミナ蒸着PETを使用すること
が好ましい。又、必要とする強度を得るためには積層フ
ィルムが好ましい。積層フィルムの各層に用いられるフ
レキシブルシートとしては一般の包装材料として使用さ
れている高分子フィルムである低密度ポリエチレン(L
DPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密
度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン、
未延伸ポリプロピレン(CPP)、延伸ポリプロピレン
(OPP)、延伸ナイロン(ONy)、ポリエステル
(PET)、セロハン、ポリビニルアルコール(PV
A)、延伸ビニロン(OV)、エチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVOH)、塩化ビニリデン(PVDC)等が
使用できる。
【0092】又、これらフレキシブルシートは、必要に
応じて異種フィルムと共押し出しで作った積層フィル
ム、延伸角度を変えて張り合わせて作った積層フィルム
等も当然使用出来る。
【0093】更に必要とする包装材料の物性を得るため
に使用するフィルムの密度、分子量分布を組み合わせて
作る事も当然可能である。積層フィルムの最内層は熱融
着層とし、ヒートシールで密封出来るようにすることが
好ましい。熱融着性フィルムとしては、低密度ポリエチ
レン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)及びメタロセン触媒を使用して製造した低密度ポリ
エチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LL
DPE)、また、これらフィルムと高密度ポリエチレン
(HDPE)フィルムの混合使用したフィルムが好まし
い。
【0094】ポリエステル(PET)に酸化アルミ(A
23)又はシリカ(SIOX)の無機蒸着層を持った
フイルムを用いても良い。特開平6−95302号、特
開昭60−151045号、同60−189438号、
同61−54934号、同63−30842号、同63
−247033号、同63−272668号、同63−
283936号、同63−193144号、同63−1
83839号、同64−16641号、特開平1−93
348号、特開昭64−77532号、特開平1−25
1031号、同2−186338号、同1−26703
1号、同2−235048号、同2−278256号、
実開平1−152336号、同2−21645号、同2
−44738号に記載されている如き、アルミニウム箔
及びアルミニウム蒸着層を少なくとも一層有する材料が
挙げられる。
【0095】防湿包装袋には帯電防止剤を添加すること
が望ましく、使用する帯電防止剤としては、例えば特開
昭62−286042号、特開2000−98545号
に記載の帯電防止剤を含むことが好ましく、好ましい帯
電防止剤としては、各種界面活性剤を用いることができ
る。例えば、非イオン界面活性剤の代表例を以下に示
す。ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン脂肪族アルコールエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪族アミン、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、脂
肪酸ベンタエリスリット、脂肪アルコールのエチレンオ
キサイド付加物、脂肪酸のエチレンオキサイド付加物、
脂肪酸アミノまたは脂肪酸アミドのエチレンオキサイド
付加物、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加
物、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物、
多価アルコールの部分的脂肪酸エステルのエチレンオキ
サイド付加物、ポリオキシエチレンアルキルアマイド、
アルキルアミン誘導体、その他特公昭63−26697
号に記載の各種非イオン帯電防止剤等。アニオン界面活
性剤の代表例を以下に示す。リシノレイン酸硫酸エステ
ルソーダ塩、各種脂肪酸金属塩、シリノレイン酸エステ
ル硫酸エステルソーダ塩、硫酸化オレイン酸エチルアニ
リン、オレフィンの硫酸エステル塩類、オレイルアルコ
ール硫酸エステルソーダ塩、アルキル硫酸エステル塩、
脂肪酸エチルスルフォン酸塩、アルキルサルフェート、
アルキルホスフェート、アルキルスルフォン酸塩、アル
キルナフタレンスルフォン酸塩、アルキルベンゼンスル
フォン酸塩、コハク酸エステルスルフォン酸塩、リン酸
エステル塩等。陽イオン界面活性剤の代表例を以下に示
す。第1級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニ
ウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、ピリジ
ン誘導体等両性界面活性剤が挙げられる。また、プラス
チックデータハンドブック(KK工業調査会1984年
4月5日発行)の776〜778ページに開示された各
種帯電防止剤等から種類や添加量を選択して用いること
が可能である。
【0096】以上の界面活性剤の中で非イオン(ノニオ
ン)系界面活性剤を帯電防止剤として用いることが特に
好ましい。
【0097】帯電防止剤の含有量は、0.01〜20質
量%が好ましく、0.05〜10質量%がより好まし
く、0.10〜1.0質量%が最も好ましい。含有量が
0.01質量%未満であると、添加効果がなく、混練経
費が増すだけである。また、合計含有量が20質量%を
越えると、増量効果がなく、コストアップとなるだけで
ある。さらに、経時するとブリードアウト量が多くな
り、防湿包装袋がベトつく様になり好ましくない。又、
これら帯電防止剤を添加する方法は特に限定はないが、
使用する熱可塑性樹脂に練り込むことが好ましく、例え
ばコンバーテック1992.7 59〜61頁に記載の
方法で可能である。
【0098】防湿包装袋には詰め替え容器から引き抜き
易くするために滑剤を添加し、表面の静摩擦係数を0.
1〜0.35にするのが望ましく、滑剤としては、公知
の各種滑剤を使用することができる。例えばシリコーン
系、オレイン酸アミド系、エルカ酸アミド系、ステアリ
ン酸アミド系、ビス脂肪酸アミド系、アルキルアミン
系、炭化水素系、脂肪酸系、エステル系、金属石鹸系等
があり、これらはそれぞれ各社より各種滑剤が市販され
てしる。この滑剤の添加量は、0.03〜2質量%であ
ることが好ましい。
【0099】上記防湿材料を使用して袋を作製する方法
はプラスチック加工技術ハンドブック 高分子学会編1
252ページから1275ページに記載されている方法
で接着して作製することが可能である。作製した防湿包
装袋には、固形処理剤が図1の(a)に示す縦列平置き
の状態で内包され、密封されている。密封する手段は特
に限定無いが、ヒートシール方法が簡単で容易であるこ
とから、一般によく使用されている。
【0100】包装体の表面は意匠、固形処理剤に関する
情報を印刷してもかまわないし、ラベルを貼付してもか
まわない。又、詰め替える時に、間違って詰め替えない
様にするため詰め替え容器の外面色と合わせた色にする
が望ましい。
【0101】又、包装体の表面は意匠、収納物に関する
情報に使用している文字と詰め替え容器に記載してある
文字を合わせることも間違い防止策として望ましい。例
えばカラーフィルムの処理剤の場合は、現像処理剤、漂
白処理剤、定着処理剤、安定処理剤があるため、目視す
ることで各処理剤を識別できる様にしておくことが必要
である。
【0102】本発明の詰替え容器を構成している容器本
体、シャッタ、開閉蓋は特開平07−199442に記
載されている方法で作製することができ、使用する熱可
塑性樹脂としては、耐衝撃性に優れ、水蒸気透過量が3
0ml/m2・atm・24hrs(25℃)以下、好
ましくは10ml/m2・atm・24hrs(25
℃)以下であれば特に限定は無く、例えば、ポリエチレ
ン(高圧法,低圧法どちらでもよい)、ポリプロピレン
(無延伸,延伸どちらでもよい)、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ナイロン(延伸,無延伸)、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ビニロ
ン、エバール、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、その他のポリエステル、酢酸ゴム、アクリロニト
リルブタジエン共重合体、エポキシ−リン酸系樹脂を使
用できる。防湿性を持たせることにより、収納する写真
現像用固形処理剤の保存性が向上する。
【0103】詰替え容器本体、シャッタ、開閉蓋の厚さ
は、収納された固形処理剤の防湿性及び容器本体が破壊
され難いといった点から、50〜3000μmが望まし
く、、好ましくは200〜2000μmである。
【0104】詰替え容器本体及びシャッタに設けられた
分離手段の防湿包装袋との静摩擦係数は0.1〜0.3
5が望ましい。静摩擦係数の調整は滑剤の添加で可能で
ある。滑剤としては一般の滑剤が使用でき、一例を以下
に示す。
【0105】(1)シリコーン系滑剤:各種グレードの
ジメチルポリシロキサン(信越シリコーン、東レシリコ
ーン) (2)オレイン酸アミド滑剤:アーモスリップCP(ラ
イオン・アクゾ)、ニュートロン(日本精化)、ニュー
トロンE−18(日本精化)、アマイドO(日東化
学)、アルフロE−10(日本油脂)、ダイヤミッドO
−200(日本化成)、ダイヤミッドG−200(日本
化成)等 (3)エルカ酸アミド系滑剤:アルフローP−10(日
本油脂)等 (4)ステアリン酸アミド系滑剤:アルフローS−10
(日本油脂)、ニュートロン2(日本精化)、ダイヤミ
ッド200ビス(日本化成)等 (5)ビス脂肪酸アミド系滑剤:ビスアマイド(日本化
成)、ダイヤミッド200ビス(日本化成)、アーモワ
ックスEBS(ライオン・アクゾ)等 (6)アルキルアミン系滑剤:エレクトロストリッパー
TS−2(花王石鹸)等 (7)炭化水素系滑剤:流動パラフィン、天然パラフィ
ン、マイクロワックス、合成パラフィン、ポリエチレン
ワックス、ポリプロピレンワックス、塩素化炭化水素、
フルオロカーボン (8)脂肪酸系滑剤:高級脂肪酸(C12以上が好まし
い)、オキシ脂肪酸 (9)エステル系滑剤:脂肪酸の低級アルコールエステ
ル、脂肪酸の多価アルコールエステル、脂肪酸のポリグ
リコールエステル、脂肪酸の樹脂アルコールエステル (10)アルコール系滑剤:多価アルコール、ポリグリ
コール、ポリグリセロール (11)金属石けん:ラウリン酸、ステアリン酸、リシ
ノール酸、ナフテン酸、オレイン酸等の高 級脂肪酸と
Li、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cd、Al、S
n、Pb等の金属との化合物 これら滑剤の添加量としては、0.5〜3.0質量%で
あり、3質量%を越すと分散不良、浸み出し等膜表面物
性が変化し、0.4質量%以下の場合は効果がなくな
る。これらの滑剤の添加方法は一般的なコンパウンディ
ング方式、マスターバッチ方式何れも可能である。
【0106】詰替え容器本体の表面には、収納する写真
現像用固形処理剤を間違えないようにするために、包装
体と同じ色に着色しても良いし、表面に書く文字も包装
体に書かれている文字と同じにすることが望ましい。
【0107】本発明の詰替え容器を構成している容器本
体、シャッタ、開閉蓋を作製するときに一般的に使用さ
れている帯電防止剤、酸化防止剤等各種添加剤を添加す
ることが可能であり、添加可能な添加剤の一例を以下に
示す。
【0108】帯電防止剤。 1)非イオン界面活性剤(代表的成分ポリオキシエチレ
ングリコール類) 2)アニオン界面活性剤(代表的成分ポリオキシエチレ
ングリコール類) 3)陽イオン界面活性剤(代表的成分第4級アンモニウ
ム塩) 4)両性界面活性剤 5)アルキルアミン誘導体 6)脂肪酸誘導体 7)各種滑剤 8)カーボンブラック、グラファイト 9)金属表面被覆顔料 10)金属粉末、金属フレーク 11)炭素繊維 12)金属繊維 13)ウィスカー(チタン酸カリウム、窒化アルミナ、
アルミナ) 前記非イオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
【0109】ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族
アミン、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ペンタ
エリスリット、脂肪アルコールのエチレンオキサイド付
加物、脂肪酸のエチレンオキサイド付加物、脂肪酸アミ
ノまたは脂肪酸アミドのエチレンオキサイド付加物、ア
ルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物、アルキ
ルナフトールのエチレンオキサイド付加物、多価アルコ
ールの部分的脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加
物、その他特公昭63−26697号公報120頁記載
の各種非イオン帯電防止剤等。
【0110】前記アニオン界面活性剤の代表例を以下に
示す。リシノレイン酸硫酸エステルソーダ塩、各種脂肪
酸金属塩、硫酸化オレイン酸エチルアニリン、オレフィ
ンの硫酸エステル塩類、オレイルアルコール硫酸エステ
ルソーダ塩、アルキル硫酸エステル塩、脂肪酸エチルス
ルフォン酸塩、アルキルスルフォン酸塩、アルキルナフ
タレンスルフォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸
塩、コハク酸エステルスルフォン酸塩、リン酸エステル
塩前記陽イオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
【0111】第1級アミン塩、第3級アミン塩、第4級
アンモニウム塩、ピリジニウム誘導体前記両性界面活性
剤の代表例を以下に示す。
【0112】カルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体、
ベタイン誘導体 酸化防止剤を、フィッシュアイやブツ(固まり状の不均
一故障)の発生を防止するために添加することが好まし
い。この酸化防止剤の代表例を以下に示す。 (イ)フェノール系酸化防止剤 6−t−ブチル−3−メチルフェノール誘導体、2,6
−ジ−t−ブチル−P−クレゾール、t−ブチルフェノ
ール、2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−t−
ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデンビス(6−
t−ブチル−m−クレゾール)、4,4′−チオビス
(6−t−ブチル−m−クレゾール)、4,4−ジヒド
ロキシジフェニルシクロヘキサン、アルキル化ビスフェ
ノール、スチレン化フェノール、2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフェノール、n−オクタデシル−3−
(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート、2,2′−メチレンビス(4−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−チオ
ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,
4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、ステアリル−β(3,5−ジ−4−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,1,
3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブ
チルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン、テトラキス(メチレン−3−
(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート)メタン (ロ)ケトンアミン縮合系酸化防止剤 6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリンの重合物、トリメチルジヒドロキノリン誘
導体 (ハ)アリルアミン系酸化防止剤 フェニル−α−ナフチルアミン、N−フェニル−β−ナ
フチルアミン、N−フェニル−N′−イソプロピル−P
−フェニレンジアミン、N,N′−ジフェニル−P−フ
ェニレンジアミン、N,N′−ジ−β−ナフチル−P−
フェニレンジアミン、N−(3′−ヒドロキシブチリデ
ン)−1−ナフチルアミン (ニ)イミダゾール系酸化防止剤 2−メルカプトベンツイミダゾール、2−メルカプトベ
ンツイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベン
ツイミダゾール (ホ)ホスファイト系酸化防止剤 アルキル化アリルホスファイト、ジフェニルイソデシル
フォスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト亜リン酸ソーダ、トリノニルフェニルフォスファイ
ト、トリフェニルフォスファイト (ヘ)チオ尿素系酸化防止剤 チオ尿素誘導体、1,3−ビス(ジメチルアミノプロピ
ル)−2−チオ尿素 (ト)その他空気酸化に有用な酸化防止剤 チオジプロピオン酸ジラウリル 代表的な市販酸化防止剤を以下に示す。
【0113】(1)フェノール系酸化防止剤:SUMI
LIZERBHT(住友)、IRGANOX 1076
(チバガイギー)、MARK AO−50(アデカ・ア
ーガス)、SUMILIZER BP−76(住友)、
TOMINOX SS(吉富)、IRGANOX 56
5(チバガイギー)、NONOX WSP(ICI)、
SANTONOX(Monsanto)、SUMILI
ZER WX R(住友)、ANTAGECRYSTA
L(川口)、IRGANOX 1035(チバガイギ
ー)、ANTAGE W−400(川口)、NOCLI
ZER NS−6(大内新興)、IRGANOX 14
25 WL(チバガイギー)、MARKAO−80(ア
デカ・アーガス)、SUMILIZER GA−80
(住友)、TOPANOL CA(ICI)、MARK
AO−30(アデカ・アーガス)、MARK AO−
20(アデカ・アーガス)、IRGANOX 3114
(チバガイギー)、MARK AO−330(アデカ・
アーガス)、IRGANOX1330(チバガイギ
ー)、CYANOX 1790(ACC)、IRGAN
OX 1010(チバガイギー)、MARK AO−6
0(アデカ・アーガス)、SUMILIZER BP−
101(住友)、TO−MINOX TT(吉富) (2)燐系酸化防止剤:IRGAFOS 168(チバ
ガイギー)、MARK2112(アデカ・アーガス)、
WESTON 618(ボルグワーナー)、MARK
PEP−8(アデカ・アーガス)、ULTRANOX
626(ボルグ・ワーナー)、MARK PEP−24
G(アデカ・アーガス)、MARKPEP−36(アデ
カ・アーガス)、HCA(三光) (3)チオエーテル系酸化防止剤:DLTDP“YOS
HITOMI”(吉富)、SUMILIZER TPL
(住友)、ANTIOX L(日油)、DMTD“YO
SHITOMI”(吉富)、SUMILIZER TP
M(住友)、ANTIOX M(日油)、DSTP“Y
OSHITOMI”(吉富)、SUMILIZER T
PS(住友)、ANTIOX S(日油)、SEENO
X 412S(シプロ)、MARK AO−412 S
(アデカ・アーガス)、SUMILIZER TP−D
(住友)、MARK AO−23(アデカ・アーガ
ス)、SANDSTABP−EPQ(サンド)、IRG
AFOS P−EPQ FF(チバガイギー)、IRG
ANOX 1222(チバガイギー)、MARK 32
9K(アデカ・アーガス)、WES TON399(ボ
ルグ・ワーナー)、MARK 260(アデカ・アーガ
ス)、MARK 522A(アデカ・アーガス) (4)金属不活性化剤:NAUGARD XL−1(ユ
ニロイヤル)、MARKCDA−1(アデカ・アーガ
ス)、MARK CDA−6(アデカ・アーガス)、L
RGANOX MD−1024(チバガイギー)、CU
−NOX(三井東圧) 特に好ましい酸化防止剤はフェノール系の酸化防止剤で
あり、市販品としてはチバガイギー社のイルガノックス
各種と住友化学(株)のSumilizerBHT、S
umilizer BH−76、Sumilizer
WX−R、Sumilizer BP−101等であ
る。
【0114】また、2,6−ジ−tブチル−p−クレゾ
ール(BHT)、低揮発性の高分子量フェノール型酸化
防止剤(商品名 Irganox 1010、Irga
nox 1076、Topanol CA、Ionox
330 等)、ジラウリルチオジプロピオネート、ジ
ステアリルチオプロピオネート、ジステアリルチオプロ
ピオネート、ジアルキルフォスフェート等の1種以上、
特に2種以上を併用するのが効果的である。
【0115】その他プラスチックデータハンドブック
(KK工業調査会発行)の794〜799ページに開示
された各種酸化防止剤やプラスチック添加剤データー集
(KK化学工業社)の327〜329ページに開示され
た各種酸化防止剤やPLASTICS AGE ENC
YCLOPEDIA進歩編 1986(KKプラスチッ
ク・エージ)の211〜212ページに開示された各種
酸化防止剤等を選択して用いることが可能である。
【0116】これら添加剤の添加量としては、帯電防止
剤の場合2.0〜4.0質量%であり、4.0質量%を
越すとヒートシール、フィルムの滑り性に悪影響が出易
くなる。1.9質量%以下の場合は帯電防止効果が無く
なる。
【0117】酸化防止剤の場合は0.01〜1.0質量
%であり、1.0質量%越えると写真性能にカブリや感
光度の増減故障の異常が発生する場合があり、0.01
質量%以下では効果が殆どない。
【0118】
【実施例】以下に、本発明の効果を実施例で示すが、勿
論この実施例は一例を示すものであり、本発明が限定さ
れるものではない。
【0119】実施例1 〈防湿包装袋の準備〉防湿包装袋として、ONy(15
μm)/LDPE(12μm)/アルミニウム箔(7μ
m)/LDPE(12μm)/LLDPE(40μm)
の積層材料を使用し、表面がONy層になるようにヒー
トシールにより、図1に示すガセット袋を作製した。
尚、水蒸気透過度を調整するために作製した袋に針で穴
を空け、防湿包装袋101〜106を作製した。尚、防
湿包装袋の表面の静摩擦係数は滑剤としてステアリン酸
アミドを添加し0.2に調整した。
【0120】積層材料は押し出しラミネート法にて各層
を積層した。又、上層のONy及び最内層(ヒートシー
ル層)のLLDPEには下記の添加剤を加えた。尚、添
加量は質量%を示す。
【0121】 添加剤 添加量 酸化防止剤 IRGANOX 1010(チバガイギー社) 0.04% 帯電防止剤 ポリオキシエチレンアルキルアミン脂肪酸エステル0.05% 〈防湿包装袋への固形処理剤の収納〉固形処理剤とし
て、コニカ(株)製コニカカラーネガ用ケミカル タイ
プJを使用し、作製した防湿包装袋101〜106に図
1に示す如く固形処理剤を縦列平置で収納し、ヒートシ
ールで密封し、試料101〜106とし表1に示す。水
蒸気透過度はJISZ0208に従い測定した値であ
る。
【0122】〈評価〉各試料を30℃、80%RHの条
件で2週間放置した後、開封し固形処理剤の状態を目視
にて観察した結果を表1に示す。
【0123】尚、表中○は全く問題無い状態、×は固形
処理剤同士がくっついている状態を示す。
【0124】
【表1】
【0125】上表の結果より、本発明の有効性が確認さ
れた。 実施例2 〈詰め替え容器の作製〉図4の(a)に示す詰め替え容
器本体とシャッタ及び防湿包装袋の引き抜き用開口部の
蓋をLDPEを使用して射出成形にて作製した。本体の
肉厚は1.2mmとし、シャッタの肉厚は1.5mmと
し、蓋の肉厚は1.2mmとし、分室の幅Kは11mm
とした。
【0126】詰め替え容器を作製するとき、防湿包装袋
の引き抜き用開口部の内側に図7に示す分離手段を形成
する一対の凸状物の斜面の傾斜角度θ3を変化させ詰め
替え容器201〜204を作製した。角度の測定は鋼製
スケールにより測定し計算から求めた値を示す。
【0127】尚、一対の凸状物の幅Hを15mm、一対
の凸状物間の距離Mを5mm、引き抜き方向の長さLを
6mmとして配設した。一対の凸状物の防湿包装袋との
静摩擦係数は0.25になるように滑剤としてステアリ
ン酸アミドを添加し調整した。
【0128】詰め替え容器の材料には下記の添加剤を加
えた。尚、添加量は質量%を示す。 添加剤 添加量 耐電防止剤 カルボベタイングラフト共重合体 0.05% 酸化防止剤 IRGANOX 1010(チバガイギー社) 0.04% 〈試料の作製〉実施例1で作製した包装体の試料101
を使用し、作製した各詰替え容器に収納し、試料201
〜204とし表2に示す。
【0129】〈評価〉防湿包装袋の引き抜き性試験を各
10回行い、結果を表2に示す。尚、各引き抜き性試験
の度に新しい包装体を使用した。引き抜き性試験はモニ
ターとしてミニラボのパート作業員10人により、手で
引き抜きを行い、問題無く引き抜くことができた場合を
○とした。
【0130】
【表2】
【0131】上表の結果より、本発明の有効性が確認さ
れた。 実施例3 〈詰め替え容器の作製〉実施例2の試料203を作製す
るとき、滑剤としてステアリン酸アミドの添加量により
分離手段を形成している一対の凸状物の防湿包装袋との
静摩擦係数を変化させ、詰め替え容器301〜303を
作製した。静摩擦係数は(株)東洋精機製作所 AN型
静摩擦測定機により測定した値を示す。
【0132】〈試料の作製〉実施例1で作製した試料の
中で、試料101を使用し、作製した各詰替え容器に収
納し、試料301〜303とし表3に示す。
【0133】〈評価〉防湿包装袋の引き抜き性試験を行
い結果を表3に示す。引き抜き性試験は実施例2と同じ
方法で行い、問題無く引き抜くことができた場合を○と
した。
【0134】
【表3】
【0135】上表の結果より、本発明の有効性が確認さ
れた。 実施例4 〈詰め替え容器の作製〉実施例3の試料302を作製す
るとき、シャッタの外側に図6に示す様に硬度を変えた
弾性材を設け、詰め替え容器401〜403を作製し
た。弾性材としては厚さ0.3mmのシリコンゴムを使
用した。硬度は(株)島津製作所製 ゴム硬度計(針入
法)により測定した値を示す。
【0136】〈試料の作製〉実施例1で作製した試料1
01を使用し、図9に示す詰替え手順に従い詰替えを行
い、試料401〜403とし表4に示す。
【0137】〈評価〉シャッタの閉じ易さを評価した結
果を表4に示す。試験はモニターとしてミニラボのパー
ト作業員10人にて行い、問題無くシャッタを閉じるこ
とができた場合を○とした。
【0138】
【表4】
【0139】尚、詰替え作業を終了した後、自動現像機
に装着するため詰替え容器を縦にしても、弾性材の効果
により何れの試料から固形処理剤のかけらも外にこぼれ
でない結果、手に触れることが無く作業することでき、
安全性の向上が確認された。
【0140】実施例5 〈詰め替え容器の作製〉実施例2の試料202を作製す
るとき、防湿包装袋の引き抜き用開口部を密閉するため
の蓋の内側のパッキンの厚さを変え、詰め替え容器50
1〜504を作製した。パッキンとしてはニトリルゴム
(NBR)を使用した。厚さは1/100ノギスにより
測定した値を示す。
【0141】尚、蓋を閉じた時の水蒸気透過度は0.3
g/週以下であった。水蒸気透過度の測定は、蓋を閉
じ、他の開口部よりシリカゲルを入れた後、開口部をア
ルミ箔からなる防湿材料で密封し、35℃・80%RH
の条件で1週間放置した後、次の式により計算で求めた
値である。
【0142】水蒸気透過度=放置後のシリカゲルの質量
−放置前のシリカゲルの質量 〈試料の作製〉図8に示す手順で固形処理剤を収納し、
開口部を実施例1の試料101で使用した防湿材料で密
封し作製し、試料501〜504とし表5に示す。
【0143】〈評価〉各試料を35℃・80%RHの条
件で1週間放置した後、収納した固形処理剤の状態を目
視により観察した結果を表5に示す。
【0144】固形処理剤に変形、くっつき等の異常が無
い場合は○とした。
【0145】
【表5】
【0146】上表の結果より、本発明の有効性が確認さ
れた。 実施例6 〈詰め替え容器の作製〉実施例2の試料202に使用し
た詰替え容器を8個作製し、試料601〜608とし表
6に示す。これらの内、4個にはそれぞれ専用化するた
めに着色し、他の4個には着色せずそれぞれ専用化する
ためのラベル表示を行い作製した。
【0147】〈包装体の作製〉実施例1で作製した試料
101を8袋作製し、4袋には詰替え容器に合わせ着色
し、それぞれに該当する固形処理剤を収納し密封した。
他の4袋は収納する固形処理剤のラベル表示のみを施
し、それぞれ該当する固形処理剤を収納し密封した。
【0148】〈評価〉モニターとしてミニラボのパート
作業員10人により、それぞれの詰め替え容器に該当す
る包装体の詰替え作業性を試験した結果を表6に示す。
誤装填も無く、作業性にも問題が無い場合は○とし、誤
装填は無いが、作業性に問題がある場合は×とした。
【0149】
【表6】
【0150】試料No.601〜604の詰替え容器の
色と合わせ包装体も着色してある組み合わせでは、誤装
填もなく簡単に終了したが、試料No.605〜608
の文字による表示をした詰替え容器と包装体の組み合わ
せでは、着色した組み合わせに対して3〜4倍の時間を
要した。これらの結果から本発明の有効性が確認され
た。
【0151】
【発明の効果】収納容器の再使用に伴う洗浄水の処理が
無く、更に環境対応が進み、熟練の作業員でなくても容
易に安全に処理剤を自動現像機に補充すること可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装体の概略図である。
【図2】図1のZで示される部分の拡大概略図である。
【図3】固形処理剤の各種形状の概略断面図である。
【図4】詰め替え容器の概略斜視図である。
【図5】シャッタの概略拡大正面図である。
【図6】外側に弾性部材を設けた図4の(a)に示され
るシャッタ23の概略正面図である。
【図7】図4の(a)に示される詰め替え容器の防湿包
装袋の引き抜き用開口部の概略図である。
【図8】包装体より固形処理剤を図4の(a)に示され
る詰め替え容器に収納するまでを段階的に示す模式図で
ある。
【図9】包装体より固形処理剤を図4の(b)に示され
る詰め替え容器に収納する迄を段階的に示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 包装体 101 防湿包装袋 102 開封用部位 102a 目印 103a、103b シール部 103c センターシール部 104a、104b マチ 105 固形処理剤 2、3 詰替え容器 21、31 本体 22、32 開口部 221、321 フランジ 222、322 中仕切り壁 222a〜222d、322a〜322d 分室 23、33 シャッタ 231 スリット 232、332 ガイド部 233 カッタ 234 弾性部材 235 切れ目 24 引き抜き用開口部 241、331 分離手段 241b 上面 25 蓋 253 パッキン C1、C2、K、H 幅 D1、D2、L 長さ E、G1、G2、J、M 距離 θ1、θ2 角度 θ3 傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 33/00 B65D 33/00 C 3E067 47/06 47/06 F 3E084 47/28 47/28 F 81/24 81/24 F 83/04 83/04 Z 85/84 85/84 G03C 5/26 510 G03C 5/26 510 Fターム(参考) 2H016 AG00 2H112 BA01 EA02 EA12 EA19 3E035 AA20 BA01 BB01 BB08 BC02 BD02 BD10 CA07 DA10 3E062 AA01 AB07 BA01 BB02 DA02 EC05 FC03 FC05 3E064 AA13 BA22 BC07 EA12 FA01 HN01 HP10 3E067 AA12 AB96 AC03 BA12A BA20A BB14A BB15A BB16A CA05 EA06 EB01 FA01 FB07 FC01 3E084 AA05 AA14 AB10 CA03 FA01 GA08 GB12 JA17

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水蒸気透過度0〜1.0g/m2・25
    ℃・90%RH・24hの防湿性包装材料で作製された
    防湿包装袋に、複数個の写真現像用固形処理剤を収納し
    密封包装した包装体において、前記写真現像用固形処理
    剤を縦列平置きで収納したことを特徴とする包装体。
  2. 【請求項2】 防湿包装袋のどちらか一方の端部のシー
    ル部と、縦列平置きで収納された最端の写真現像用固形
    処理剤との間に開封用部位が設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の包装体。
  3. 【請求項3】 開封用部位と収納された開封用部位側最
    端の写真現像用固形処理剤の間に弱接着部位を有してい
    ることを特徴とする請求項2に記載の包装体。
  4. 【請求項4】 複数個の写真現像用固形処理剤を防湿包
    装袋に収納し密封包装した包装体から、前記写真現像用
    固形処理剤を移し替えて収納するための詰替え容器であ
    って、前記包装体を前記詰替え容器に収納した後、前記
    防湿包装袋を引き抜き、前記写真現像用固形処理剤を前
    記詰替え容器に移し替えることを可能とする分離手段が
    設けられていることを特徴とする詰替え容器。
  5. 【請求項5】 詰替え容器は、複数個の写真現像用固形
    処理剤を防湿包装袋に収納し密封包装した複数個の包装
    体を各々独立して収納出来るように中仕切り壁を設けて
    区画化した分室を有する中空状の一端が閉じられたほぼ
    直方体をなす詰替え容器であって、他の一端に、周囲に
    フランジが設けられた開口部を有し、該開口部には前記
    フランジと係合し開口部と平行にスライド移動するシャ
    ッタを有し、該シャッタに前記写真現像用固形処理剤と
    防湿包装袋を分離する分離手段が設けられていることを
    特徴とする請求項4に記載の詰替え容器。
  6. 【請求項6】 開口部が包装体の挿入口及び収納された
    写真現像用固形処理剤の排出口を兼ねることを特徴とす
    る請求項5に記載の詰替え容器。
  7. 【請求項7】 分離手段が詰替え容器内部に設けた複数
    の分室に対応して、シャッタの閉方向側の先端近傍がテ
    ーパ状に広がり開放されたガイド部を有し、一方が閉じ
    られた平行部分を有するスリットであることを特徴とす
    る請求項4又は5に記載の詰替え容器。
  8. 【請求項8】 詰替え容器は、複数個の写真現像用固形
    処理剤を防湿包装袋に収納し密封包装した複数個の包装
    体を各々独立して収納出来るように中仕切り壁を設けて
    区画化した分室を有する中空状のほぼ直方体をなす詰替
    え容器であって、直方体の一端に、前記包装体を挿入及
    び収納された固形処理剤の排出口を兼ねる周囲にフラン
    ジが設けられた開口部を有し、該開口部には前記フラン
    ジと係合し開口部と平行にスライド移動するシャッタを
    有し、他の一端に、開閉蓋が設けられた前記防湿包装袋
    の引き抜き用開口部を有し、該引き抜き用開口部近傍の
    容器本体の内部に分離手段を有することを特徴とする請
    求項4に記載の詰替え容器。
  9. 【請求項9】 分離手段が各分室を形成している中仕切
    り壁の両側及び中仕切り壁と平行な容器本体の側壁の内
    側に各分室の内側に突き出して設けられた一対の凸状部
    材により形成されていることを特徴とする請求項8に記
    載の詰替え容器。
  10. 【請求項10】 分離手段の防湿包装袋が当接する部分
    は、防湿包装袋を引き抜く方向に対して30度から90
    度の傾斜角度を有していることを特徴とする請求項4〜
    9の何れか1項に記載の詰替え容器。
  11. 【請求項11】 分離手段の防湿包装袋との静摩擦係数
    が0.1〜0.35であることを特徴とする請求項4〜
    10の何れか1項に記載の詰替え容器。
  12. 【請求項12】 シャッタに詰替え容器内部に設けた複
    数の分室に対応してシャッタの閉方向側の先端近傍がテ
    ーパ状に広がり開放されたガイド部を有し、一方が閉じ
    られた平行部分を有するスリットが設けられていること
    を特徴とする請求項8に記載の詰替え容器。
  13. 【請求項13】 シャッタに包装体の開封手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項8又は12に記載の詰
    替え容器。
  14. 【請求項14】 シャッタの外側に硬度35〜70°の
    弾性材を設けたことを特徴とする請求項4〜13の何れ
    か1項に記載の詰替え容器。
  15. 【請求項15】 開閉蓋の内側周縁部に密閉用の厚さ
    0.3〜6.0mmのパッキンを有することを特徴とす
    る請求項8に記載の詰替え容器。
  16. 【請求項16】 開閉蓋を閉じたときの水蒸気透過度
    0.3g/週以下であることを特徴とする請求項8又は
    15に記載の詰替え容器。
  17. 【請求項17】 包装体が請求項1〜3の何れか1項に
    記載の包装体であることを特徴とする請求項4〜16の
    何れか1項に記載の詰替え容器。
  18. 【請求項18】 詰替え容器の外面色を、包装体の外面
    色と合わせることを特徴とする請求項4〜16のいずれ
    か1項に記載の詰替え容器。
  19. 【請求項19】 詰替え容器に記載されている文字を、
    包装体の外面文字と合わせる事を特徴とする請求項4〜
    16のいずれか1項に記載の詰替え容器。
  20. 【請求項20】 詰替え容器が帯電防止剤を含む材料か
    ら構成されていることを特徴とする請求項4〜16のい
    ずれか1項に記載の詰替え容器。
  21. 【請求項21】 写真現像用固形処理剤を防湿包装材料
    で包装した包装体から前記写真現像用固形処理剤を詰替
    え容器に移し替えて収納する詰替え方法であって、前記
    詰替え容器が請求項4〜20の何れか1項に記載の詰替
    え容器であることを特徴とする詰替え方法。
  22. 【請求項22】 包装体が請求項1〜3の何れか1項に
    記載されている包装体であることを特徴とする請求項2
    1に記載の詰替え方法。
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JP2005320526A (ja) * 2004-04-06 2005-11-17 Nippon Polyethylene Kk 容器蓋用ポリエチレン系樹脂

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