JPS5882855A - 易開封性ライナ−付容器蓋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は易開封性ライナー付容器蓋に関するもので、よ
り詳Ｓ＋には、ポリオレフィン系樹脂ａｔイナー費間へ
の活性の移行が、広い温度範囲において有効な範１ｉ！
ＩＫ制御され、その結果開封操作を広い温度範囲内で容
易に行い得るライナー付各器量に関する・ 低密度ポリエチレンの如きオレフィン系樹脂は、適度の
クツシ璽ン性ち優れ九衛生性との組合せ【有し、容器蓋
の密封用ライナーとして広く使用されるに至っている。

しかしながら、オレフィン系樹脂ライナーｔ、容器蓋に
適用する場合には、種々のトラブル音生じることがわか
つ九。即ち、オレフィン系ｌ１ｌｌライナーを備えた容
器蓋を容器口部に締結し、長期にわ九って保存した場合
には、時間の経過と共に容器蓋の開封トルクが着しく増
大し、１！器の購入者が１１手で開封することが屡々困
難となるＯである・ 容器蓋の開封トルクを減少せしめる九めに、ライナーを
構成するオレフィン系樹脂中に滑剤上含有せしめること
が考えられるが、オレフィン系樹脂中に添加された滑剤
がライナー表面に移行（１畷りｒαｔ−）シすぎると、
容器蓋の密封初期のトルクを過度に小さくするという欠
点が生じる・即ち、ねじ付き容器蓋の密封初期のトルク
が過度に小さい場合には、締結初期において密封不良が
生じ、或いは密封容器の後処理工程や輸送中に容器蓋の
旋回等によるゆるみが生じて、内容物や外気醗素の漏洩
を生じることになる。

また、ライナーを構成するオレフィン系樹脂中に滑剤を
含有させることにより、開封トルクを減少させる場合に
生ずる最大の問題点は、滑剤のライナー異面への移行が
温度によって極めて大きく左右されるということでおる
。即ち、通常の滑剤、例えばオレフィン系樹脂用のアミ
ド系滑剤においては、温度が高い程ライナー表面への滑
剤の移行量が大きくなる傾向があり、その結果として常
温では満足すべき開封性が得られるとしても、低温では
開封トルクが増大して手による開封が困難となりえり、
また高温では開封トルクが過度に小さくなって、密封ｆ
ｌＩＩＩ性が損われたり、滑剤のライナーからＯｆｌれ
ｔ生ずる等のトラブルを生じ易いＯ かくして、本発明の目的は、広範な温度範囲内において
、ライナー表面への滑剤移行量が一定の有効な範囲内に
制御基れ、その結果広範な保存温度範囲Ｋかいて開封ト
ルクを一定の好適範囲に制御し得るオレフィン系樹脂ラ
イナーを備えた容器１會提供するＫある。

本発明の他の目的は、広範な温度範囲にシいて密封信Ｉ
Ｉ性と易開封との組合せが達成され、更に内容物ＯｆＦ
味（７レーバー）保持性や衛生的特性にも優れたテイナ
ー付ｖｉｓｉｉｔ−提供するにある。

本発明ｏ１に他の目的嬬、高温において滑剤のライナー
表面への急速乃至は多量の移行が抑制されると共に、低
温においても滑剤のライナー表面への移行が増進される
オレフィン樹脂の滑剤含有組成物音用−九ライナー付容
器蓋を提供するにめる。

本発明によれば、下記式 ％式％（ 式中、Ｒは飽和または不飽和の脂肪族畿化水素基でめり
、Ｘはカルボキシル基、水酸基、アミド基、アミノ基ま
たは水素原子であるで嵌わされる化合物（Ａ）の少なく
とも１種、及び下記式 ％式％） 式中、Ｒは前述した意味を有し、Ｙは前記Ｘと社員なる
という条件下に、カルボキシル基、水酸基、アミド基、
アミノ基または水素原子である、 で宍わされる化合物ＣＢ）の少なくとも１種の組合せを
、滑剤として、オレフィン系樹脂乃至祉オレフィン系樹
脂組成物に配合した組成物から成るライナーを備えてい
ることを特徴とする易開封性ライナー付容器蓋が提供さ
れる。

本発明の容器蓋を容器口部と共に示す第１図において、
この容器ｉ１殻体１は塗装金属板から形成され先日板状
の頂板部２と頂板部の周囲から一下している円筒状のス
カート部３とから成っている。

容器蓋殻体１の内側には、頂板部２の下側にオレフィン
系横書組成物から成る円板状のライナー４が接着剤層５
を介して設けられている。

ライナ−４０ｊｌｌｌｔｉ容器６０円周状ロ部７と係会
してＷ＊構造！形成しており、容器蓋殻体１のスカー）
ＩＩ墨には、容器首部のねじ８と係会するＲ封用及び再
密封用のねじ９が形成されている。

容器蓋のスカート部６には、下端縁に近接して、それ自
体周知の（シン１１１０から成るピルファープルーフ機
構が設けられていてもよい。

本発明は、このライナー４ｔ、前述した滑剤（Ａ）及び
ＣＢ）　ｔそれぞれ少なくとも１種類配合したオレフィ
ン系樹脂１九紘オレフイン系樹脂組成物から形成畜せた
ことＫＩ［著な特徴會有するものてめる。即ち、本発明
においては、（Ａ）及びＣＢ）Ｏ滑剤はそａ１１絽基の
種類が相互に異なるように選択されるのであり、例えば
第一の滑剤（Ａ）が脂肪酸アイド畢の滑剤でめる場合に
は、第二の滑剤ＣＢ）は高級アルコール、高級アミン、
脂肪酸、無極性滑剤となるように組合されるのであるＯ
しかして、本発明によれば、官能基の異なる２種以上の
滑剤を組合せでオレフィン、系樹脂等に配合することに
より、広い放置温度範Ｈにおいて、オレフィン系樹脂ラ
イナー表面への滑剤移行量（ブリード量）會一定の有効
範囲に維持し、その結果としてライナー光面の摩擦係数
を広い放置温度範囲において比較的低い一定レベルに保
つことが可能となる。

例えば、第２図はライナー形成用低密度ポリエチレンに
種々の滑剤を配合した組成物をシートに形成し友ものに
ついて、滑剤の表面へのブリード量と放置温度との関係
をプロットした線図で６９、第３図は同様のシートにつ
いてＪ１１擦係数と放置温度との関係をプロットした線
図である。

これらの第２及び３図の結果からは、像密度ポリエチレ
ンに滑剤としてエルカ酸アミドヲ０．３ＰＨＥ配合した
公知のライナー形成用組成物ビ）の場合には、高温側で
滑剤イリード量が過大でめる反面、低温側では滑剤ブリ
ード量が過小となって、摩擦係数が着しく増大するのに
対して、本願発明ニ従い、エルカ駿アミドとラウリル酸
とを３５：６５の重量比で、且つ全体として０．３ＰＨ
Ｍ低密度ポリエチレンに配合したライナー形成用組成物
（ロ）の場合には、高温側においても低温側においても
、！！面へＯ滑剤移行量がほぼ一定の範囲内に制御され
、その結果ライナー表面の摩擦係数も一定の低いレベル
に抑制されることが明らかである・本発明において、富
簡基Ｏ異なる２種以上の滑剤を組合せて使用することに
より、広い放置温度にわたって、滑剤の表面への移行量
が＃１ぼ一定の有効範囲に制御されることの理由は未だ
十分に明らかでなｉが、次のようなものと考えられる。

即ち、各種の滑剤は、オレフィン系樹脂に配合したとき
、最大ブリード量【示す温度が官能基等の種類によって
かなり相違している。従って、本発明により官能基の異
なる複数種の滑剤を組合せると、単一の滑剤音用いた場
合に比して、広い温度範囲にわたって滑剤の表面への移
行が生ずるものと認められる。つｔ９、官能基の異なる
複数種の滑剤を使用する場合には、低温側のブリード量
も高温側のブリード量も平均化されるという予想外の作
用効果が達成される。

本発明に用いる滑剤は、前記一般式から明らかな様に、
カルボキシ基、水酸基、７オド基、或いはアミノ基の特
定の官能基を有するか、或い、拡無極性（一般式（１）
及び■においでＸまたはＹが水素）のものでなければな
らない。例えば、従来滑剤として多くの脂肪酸のエステ
ルやグリセリド或いは金属石鹸が使用されているが、こ
れらのエステル類や金属石鹸は、オレフィン系樹脂に配
合したとき、０乃至５０℃の温度範囲において鉱、殆ん
どブリード（移行）を生じない丸め本発明の目的には不
都合である。

好適な脂肪酸系滑剤の例は、災素数６乃至２７、特に１
２乃至２２の脂肪酸；例えばラウリン酸、ミリスチン酸
、パルイチン酸；ステアリン酸、マーガリン酸、゛ステ
アリン酸、アラキシン酸、ベヘニン酸ｓｎ−トリデシレ
ン酸、３−ペンタデシレン酸、オレイン駿、ｖノール駿
、ｖルイン酸、エルカ酸等でＴｏ９、これらは動物また
紘植物油脂から得られる脂肪酸やそれらの水素添加−１
或いは合成脂肪酸（イソ脂肪酸やネオ脂肪酸を含む）で
６ってよい、更に大夏油脂肪酸や牛脂脂肪酸のように温
會脂訪駿でめってもよい。

アルコール系滑剤としては、炭素数８乃至３０、特に炭
素数１２乃至３０の高級アルコール；例えばラウリルア
ルコール、電リスチルアルプール、セチルアルコール、
ステアリルアルコール、アイコサノール等であり、これ
らは動物また拡植物油脂或いはそれらＯ脂肪酸エステル
會還元し、もしくは天然一つ會分解蒸留することにより
得られるものでも、或いは合成のアルコールで屯よい。

アミド系滑剤として拡、炭素数３乃至３１、特に１２乃
ｊ［２２の脂肪族アミド、例えに前述した令種脂肪獣ア
（ド、脂肪酸ジ立ノールアミド等を挙げることがで會る
・ フィン畢滑剤としては、縦素数８乃至２５０１級、２級
重良は３級のアルキル乃至はアルケニルアミン、例えば
ラウリルアミン、ミリスチルアミン、セチルアミン、ス
テアリルアミン等でろる〇無極性滑剤としては、炭素数
７乃至２５のパラフィン系膨化水素類、例えばデカン、
トリデカン、テトラデカン、アイコサン、２−メチルデ
カン等會挙げることができる。

上に示し良化合物は、単に例示の目的の九めのものであ
り、前述した要件を満足する範囲内で多くの化合物が使
用され、更に、これらは複数種の混合物の形でも使用さ
れることが理解されるべきである。

本発明においては、−万の滑剤（Ａ）としてアミド系滑
剤を用いるのがよく、特にアずド系滑剤と脂肪酸系滑剤
及び／または炭化水嵩系滑剤との組合せを用いるのが望
ましい。また、これに続くものとして、アミド系滑剤と
アルコール系滑剤との組合せｔ挙げることができる。ア
ミド系滑剤を用いな１組合せの例として、脂肪酸系滑剤
とアルコール系滑剤及び／または炭化水素系滑剤との組
合せがあり、更にアルコール系滑剤と膨化水素系滑剤と
の組合せも所望によって使用し得る。

不発１１！において、前述した滑剤（Ａ）と滑剤（Ｊ）
とは、 Ａｌ■５：９５乃至９５：５ 特に　２５ニア５乃至７５　：　２５ の重量比で組合せて使用することが望ましく、更に、こ
れらの滑剤は合計で、オレフィン系樹脂乃至はオレフィ
ン系樹脂組成物１００重量部轟り、０．０５乃至５重量
部、峙に０．１乃至５重食部で使用するのが望ましい。

即ち、両者（Ａ）及びＣＢ）の配合比が上記ＩｉＨ外で
は、低温から高温にわ九ってライナー表面への滑剤の移
行量を一足の範囲に制御するという本発明の目的を達成
することが困−となる傾向がある。

また、両者Ｏ合針配合量が上記範囲よりも少ない場合に
は、長期間の保存後にも開封トルクの低減に十分な量の
滑剤のブリード・アウトが困難となる傾向が６９、一方
上記範囲よりも多い場合には、初期の開封トルクが低す
ぎて、密封信頼性が低下する傾向がある。

本発明において、オレフィン系樹脂としては、低−１中
−或いは高密度ポリエチレン、アイツタクチイック・ポ
リプロピレン、結晶性エチレン−プロピレン共重合体、
或いはこれらのブレンド瞼勢のポリオレフィンが好適に
使用される。最も好適なオレフィン系樹脂は、前述し九
ポリエチレン、１乃至５モルーのプロピレン、ブテン−
１等の他のオレフィンを含有し、残余がエチレンから成
る結晶性エチレン共重合体でめる。このオレフィン系樹
脂は、オレフィン以外のエチレン系不飽和単量体を０．
５乃至５５モルーの量で含有していてもよく、例えばエ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共
電合体、イオン架橋エチレン共重合体（アイオノマー）
等も本発明の目的に使用し得る。オレフィン系樹脂の分
子量は、フィルムを形成し得る範囲内におればよく、特
にメルトインデックスＣＭＩ）が０．０１乃至１００の
範囲内におるものが使用される。

滑剤として、アミド系滑剤と他の滑剤との組合せｔ使用
した場合には、上記オレフィン系樹脂単独に滑剤會配合
し九だけで、広い温度範囲内にわたって、安定な開封ト
ルクの上昇の抑制作用が得られる。しかしながら、この
作用を一層有効に発現させる丸めに、また他の滑剤の組
合せｔ−使用するために、オレフィン系樹脂上組成物の
形で使用することができる。例えば、上記オレフィン系
樹脂には、仮結晶性乃至は非結晶性のエチレン系共重合
体中共役ジエン系重合体を単独乃至は組合せで配合して
使用し得る。低結晶性乃至は非結晶性のエチレン系共重
合体としては、結晶化度１〇−未満のエチレンとそれ以
外のオレフィンとの共重合体上使用し得る。。エチレン
以外のオレフィンの適当な例は、プロピレン、ブテン−
１等でるり、この共重合体は更に、１．４−へキサジエ
ン、エチリデンノルボルネン等の非共役ジエンを含有す
ることがで会る。エチレン系共重合体の適当な例は、９
５乃１ｉ４０モルーのエチレン、５乃至６０モルラＯプ
窒ピレン或いはブテン−１、或いは更に１乃至５４ル嘩
の非共役ジエン會含有して成る共重合体、轡にエチレン
−プロピレン共重合体・ゴム、エチレン−プロピレン−
ジエン三元共重合体・ゴムである。

これらの共重合体の分子量は通常５，０００乃至２．０
００，０００特に１０，０００〜１，０００，０００の
範囲にあるのがよい。

滑性持続剤として使用するジエン共重合体としては、共
役ジエンのホモポリマー或いは共役ジエンと他のエチレ
ン系不飽和単量体との共重合体上挙げることができる。

共役ジエンとしては、式％式％ 式中Ｒ１は水素原子、ハロゲン原子、或いは炭素数４以
下のアルキル基を表わす、 のジエン類、特にブタジェン、イソプレン、クロロフレ
ン等倉挙げることができる。エチレン系不飽和単量体と
しては、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレ
ン等のビニル芳香族単量体；アクリル酸、メタクリル酸
、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、無水イタコ
ン酸、クロトン酸、無水シトラコン酸等のエチレン系不
飽和カルボン酸威いはこれらのエステル類、アイド類、
ヒドロζ キシアルキルエステル類、アイノアルキルエステル類等
のアクリル系単量体；酢酸ビニル、ギ酸ビニル、フロピ
オン酸ビニル等のビニルエステル単量体：アタリロエト
リル、メタクリロニトリル等のエチレン系不飽和ニトリ
ル；メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル等の
ビニルエーテル類；塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハ
ロゲン化ビニル類の１種又は２種以上の組合せを挙げる
ことができる。

とのジエン共重合体は、共役ジエン単位を少なくとも１
０重量％、特に好適には２０重量−含有することも、前
述し九滑性持続性の上で望ましい。

ジエン共重合体の適当な例は、シス−１，４−ポリブタ
ジェン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジェン共重合
体・ゴム、ニトリル−ブタジェン共重合体・ゴム４ポリ
クａａプレン等の天然或いは脅威ゴム類や、熱可履性ブ
タジェン共重合体や一可璽性イソプレン共重金体である
。好適な鋒可履性ブタジェン共重合体重良は熱可履性イ
ソプレン共重合体は、ブタジェンｔたはインブレｙ単位
ｔ−１５乃至４０重量囁含有するスチレン−ブタジェン
（またはイソプレン）・ブロック共重合体、或いはスチ
レン−ブタジェン（またはイソプレン）−スチレン・ブ
ロック共重合体である。

これらのジエン共重合体の分子量は、一般に１０．００
０から１．０００，０００の範囲にあることが望ましい
。

前述した低結晶性乃至は非結晶性エチレン共重合体は、
ベースオレフィン系樹脂咄り１乃至７〇−１特に５乃至
６０９Ｉ＋の量で配合でき、ジエン含有共重合体は、ペ
ースオレフィン糸樹脂当り０乃至４５、特に５乃イ３０
％の量で配合できる。

ま友、ライナーを着色しシは不透明性を賦与するために
、二酸化チタン等の白色顔料や、カーボン・ブラック、
ベンガラ、タートラジンレーキ等の着色顔料、炭酸カル
シウム、タルク、クレイ、硫ｉ１；Ｊ”Ｊラム等の充填
剤を配合できる。ｔた、ブロッキングを防止するために
シリカ等めブロッキング防止剤會、ライナー加工時或い
は殺菌時の熱劣化等を防止する大めに立体障害性フェノ
ール類のような酸化防止剤を配合することができる。

上述したオレフィン系樹脂組成物のライナーへの成形は
任意の手段で行なうことができる。例えば、前述し九各
成分【熔ｌＩｌ混線した彼、容器蓋殻体の内側に、一定
量【Ｗ出し、この樹脂組成物を冷却下に−押しすること
により、その場でライナーに成形することができる。こ
の成形法によれば、容器口部と係合するライナー周辺部
に密封性の点で望まし一角の盛上った厚内部分を形成し
得るので有利で参る。勿論、滑剤配合オレフィン樹脂組
成物’ｔ、ｓｓ蓋蓋体体内直接熔融押出する代りに、該
組成物を円板或いは他の形状の予備成形物（プリフォー
ム）に成形し、このプリフォームを容器蓋殻体内に充填
し、これらを加熱した後ライナーへの成形を行ってもよ
い。

或いは更に１本発明のオレフィン系樹脂組成物會熔融押
聞或−は四−ル成形等によりシートの形ｅｃｇｓし、こ
のシート會ディスク状に打抜き、このダイス！【ライナ
ーとして容器蓋殻体内に一枚ずつ施こすことができる。

この場合、ライナー成形用シートは前述したオレフィン
系樹脂組成物の単層から成っていても、或いは容器口部
と係合されるべき表面が少なくとも前記オレフィン系樹
脂組成物の層から成る積層体でろってもよい。このよう
な積層体は、例えば紙、アルミ箔、発泡体シート、マイ
ラーの如きポリエステルフィルム等の基体と、オレフィ
ン系樹脂組成物から成る層とを。

ドライラミネーション、押出コート法、共押出法等の手
段で貼り合せることにより製造することができる。

′＃器蓋殻体を構成する金属素材は、例えばアルイニウ
ムのような騒金属板或いは錫メッキ鋼板、電解クロム酸
地理鋼板（ナイン・フリー・スチール）等のメッキ鋼板
や表面処理鋼板から成っていることができ、これらの金
属素材はそれ自体周知の保睦塗料、例えばエポキシ−フ
ェノール糸塗料等でｍｓされていることができる〇 塗装金属板の殻体への成形は、絞り加工、深絞り加工、
絞りしどき加工、プレス成形等の手段で容易で行うこと
ができる。容器蓋殻体内へのライナーの接着は１例えば
酸化ポリエチレンや賑変性オレフイｙ樹脂を含有する接
着塗料層を介して容易に行い得る。

本発明において、容器蓋殻体は勿論プラスチックで形成
されていてもよ−。

本発明は、容器蓋の開封上蓋と容器との相対的回転によ
′つて行う任意の１！器蓋に適用され、例えばスクリュ
ーキャップ、ピルファープルーフキャップ、ツｌキャッ
プ、プレスオン・ツイストオンキャップ、ツイスト王冠
等として用いることができ、１！器蓋の容器口屓部への
締結乃至は密封は、０−ｋ・オン（スレッド・ローラに
よるねじ付）、プレス・オン、スクリュー・オン等によ
り行うことがで會る。

不発ｌ！ｊＩｔ次の例で説明する。

実施例１゜ 低密度ポリエチレｙに対して対照品としてエルカ酸ア電
ド會０．３重量う、本発明品としてエルカ酸ア電ドとラ
ウリン蒙を１：２の割合で計０．３重量嘩を通常の方法
で混練し、ベレット化した。これらのペレットｔ−ホッ
トフレスｔ−用いて、１６０”Ｃ，１０ｋｇ／ａｍ”の
圧力で２分間予熱し、次いで１００　ｋｌｌ／ａｘ”の
圧力で２分間加熱圧縮して、厚さ１ｗＨのシート状に作
成した。所定の大きさに切断し、ブリード量と摩擦係数
測定用の試験片とした。

試験方法は次の通り。

■　シート表面への滑剤ブリード量測定試験片作成後、
エチルアルコールですばやく拭く。その後、所定の保存
条件下に貯蔵し一定期間毎に試験片の重量會精秤し、次
いでエチルアルコールで宍面會拭きとった後、再度精秤
する。拭き取り前後の重量差を滑剤のブリード量とした
。ブリード量はシート１犠１当りのミリグラム数で表わ
した。

■　シートの静摩擦係数測定 試験片作成後、エチルアルコールですばやく拭きとる。

その後、所定の保存条件下に貯蔵し一定期間毎に静摩擦
係数を測定した。測定方法はＡＳＴＭ　　Ｄ５２４Ｂに
従い、スレッドが０．０５鵡動い友ときの角度【もって
−とした。測定結果を表１に示−し友。対照品に較べて
本発明品は広い温度範囲にシいてブリード量、静摩擦係
数共に変動幅が狭ｔくかつ静摩擦係数は低いレベルにあ
った。

実施例２ 低密度ポリエチレンに対照品としてエルカ酸アミドｔＯ
，５ｐｋデ、本発明品としてエルカ酸アイドとラウリル
アルコールを１：２の割合で計０．３ｐｈデ配脅し、実
施例１の方法で所定の試験片とし、ブリード量と静摩擦
係数を測定した。測定結果を表２に示し良。対照品に対
して本発明品は広い温度範囲において、一定範囲のブリ
ード量、低い静摩擦係数を得られることが判った。

実施ｆｌ＆ 厚さ０．２５ｍのアル１＝ウム板に通常使用されている
塗料上ロールコートし九後、２００℃、１０分間加熱し
て塗装板を作りこの塗装面が内側になるようにキャップ
殻ｔプレス成形する。得られた殻を高周波加熱装置によ
り１５０℃に加熱し、表３に示す熱可璽性樹脂組成物會
押し出し機を用いて溶融押し出しをし、回転刃によって
前記キャップ殻内側に投入、直ちに型押してライナー付
キャップとした。このときのライナー樹脂の重さは０．
７５Ｊｊ？１つえ。これらのキャップｔＯ℃、１０℃、
２３℃、５０℃の各温度にて保存した。

この中ヤツプと接合する瓶口を有するガラス容＠Ｋｌ酸
飲ｆｐ？（ガス量：４容量）　１０００ＷＩｔ充填し、
製造後１週間経時保存した前記各ギャップで密封した・
密封後、加速度ＩＧ、振幅３關縦、機台３０分間振動し
、このもの管試験用充填瓶とした。０℃、１０℃、２３
℃、５０℃の各温度の貯蔵室内に正文状態で保存し、貯
蔵後の一定期間４ＩＫ）ルタ計を用いてキャップの開役
試験を行なった。

次に前記各保存温度下で１ヶ刀間正文保存の各試験瓶に
つ―で、パネル２５名で開栓性の難易を判定し良。上記
の測定結果１５２４に示した。本発明品は開栓性におい
て特に低温で、非常に嵐好でめつ九。

表　３　　　　組成表 −３７８−

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の容器蓋を容器口部とともに示す図で
あり、 第２図は、ライナー形成用低密度ポリエチレンに、対照
品としてエルカ酸アミド會、本発明に基づくものとして
エルカ酸ア２ミドとラウリン酸とを配合して成形された
シートについて滑剤成分のブリード量と貯薦温度との関
係全プロットし要因であり、 第３図は、同様のシートについて静摩擦係数と貯蔵温度
との関係ｔプロットした図である。 引照数字１は容器蓋殻体、２は頂板部、６はスカート部
、４はガスケット、５は接着剤層、６は容器、７は円周
状口部、８は容器貫部のねじ、９は開封用及び再密封用
のねじ、１０はンシン目を夫々示す。 第２及び３図中ビ）は対照品でめるエルカ酸アイドを配
合したもの、（ロ）は本発明に基づいて作成され九もの
についてのプロットである。 第１図 第２図 ！　ｉｉ　ｔａ泉（０Ｃ） 第３図 放置＠度（°Ｃ） 手続補正書（自発） 昭和５７年６月９日 特許庁長官　　島　１）春　樹　殿 ｌ　事件の表示 特願昭５６−１７６５７０号 ２　発明の名称 易開封性ライナー付容器着 ３　補正をする者 事件との関係　籍詐出願人 イ］逝　　神祭ノ１隊横浜市金沢区釜利谷町４４６９番
地の２６名称　　　　岸　　　本　　　　　　　　昭４
、　代　　理　　人　　〒１０５ 住所　　　東京都港区愛宕１丁目６番７号愛宕山弁護士
ビル氏名　　（６７１８）弁理士　鈴　　木　　郁　　
男電話（４３６）　３５２７ ５　補正命令の日付 なし ６、補正“の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄及び図面７、補正の内容 １０発明の詳細な説明の欄 （１）明細書第３頁６行に「活性」とあるを、「滑剤」
と訂正する。 （２）仝第３頁１１行に「クッション性ち」とあるを、
「クッション性と」と訂正する。 （３）仝第１１頁下から４行に「各種脂肪酸アミド」と
あるを、「各種脂肪酸のアミド」と訂正する。 １１図面 （１）第１図を別紙朱書の通り訂正する。 （２）第２図中、［ブリード蓋（３１９／ｃＲ”月とあ
るを添付第２図に示す如く「ブリード量（■／−）」と
訂正する。 第１因 第２′図 本漬差部（０Ｃ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （υ　下記式 ％式％（ 式中Ｉｉ紘飽１ａま九紘不飽和の脂肪族炭化水素基でる
   り、Ｘはカルボキシル基、水酸基、アミド基、アζ〕基
   または水素原子である、で嵌わされる化合物Ｏ少なくと
   も１種及び下記式８式％ 式中Ｂ紘前述し九意味ｔ−有し、Ｙは前記Ｘとは異なる
   という条件下に、カルボキシル基、水酸基、アミド基、
   アずノ基または水素原子である、 で嵌わされる化合物の少なくとも１種の組合せ【、滑剤
   として、オレフィン系樹脂乃至はオレフィン系樹脂組成
   物に配合した組成物から成るライナーを備えていること
   ｔ４１黴とする易開封性ライナー付容器蓋。 ■　一般式中の化合物と一般式（２）の化合物と會１０
   ：９０〜９０：１０ の電量比で官有し、これらの化合物を滑剤全体として、
   オレフィン系樹脂乃至はオレフィン系樹脂組成物１００
   重を部当り０．０５乃至５重量部の量で配合して成る特
   許請求の範囲第１項記載の容器蓋。 ■　一般式（１）の化合物がアずド系滑剤・であり、一
   般式Ｑ）の化合物が脂肪酸系、アルコール系、アイン系
   を九は炭化水素系の滑剤である特許請求の範囲第１項記
   載の容器蓋。 （４前記一般式（１）の化合物が炭素数３乃至３１の脂
   肪酸アミド系滑剤であり、前記一般式２）の化合物が炭
   素数６乃至２７の脂肪酸系滑剤及び／又は縦素数７乃至
   ２５の炭化水素系滑剤である特許請求の範囲第１項記載
   の各器蓋。 ■　前記オレフィン系樹脂組成物が結晶性ポリオレフィ
   ン９９乃至３０重量−、エチレン及び他のオレフィンか
   ら成る低結晶性乃至は非結晶性共重合体１〜７０重量−
   及びジエン共重合体０乃至２９重量囁から成る組成物で
   ある特許請求の範囲第１項記載の容器蓋。