JP2005320285A - ゲル状化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性が高く、使用性、使用感が良好で、肌に適用すると、肌のキメを整える等の保湿効果に優れ、さらには経時での安定性に優れたゲル状化粧料を提供すること。
【解決手段】成分(A)〜(C)、(A)水素添加リン脂質、(B)グリセリン骨格を有するノニオン性界面活性剤、(C)水を含有することを特徴とするゲル状化粧料に関するものである。更に成分(D)ポリオキシエチレンコレステリルエ−テル及び/又はポリオキシエチレンフィトステリルエーテル系ノニオン性界面活性剤を配合することを特徴とするゲル状化粧料に関するものである。

Description

本発明は、肌に保湿効果を与えるゲル状化粧料に関するものであり、更に詳しくは、肌への伸び広がりが均一で、べたつきが無く、肌のキメを整える等の保湿効果に優れ、さらには経時での安定性に優れるゲル状化粧料に関するものである。
リン脂質は生体膜の構成成分として知られており、皮膚への親和性が良好で、安全性の高い化粧品基材として利用されてきた。通常リン脂質を水に分散させると、リン脂質の親水基と親油基が配向するため球状(リポソーム)構造を取る。このため、少量のリン脂質では水に対してリン脂質が拡がって分散しないためゲル構造を取ることは出来ない。また、多量のリン脂質を使用すれば、ゲル構造を取ることが出来るが、膜厚感やべたつきが生じ、使用感上好ましくなかった。これに対して、水素添加リン脂質と特定のノニオン性界面活性剤及び水とを組み合わせたゲル状組成物が提案されている(特許文献1参照)。このゲル状組成物は、べたつきがなく、またしっとり感があり、使用感には優れている。
特開平1−261317号公報
ところがこのゲル組成物は、例えば化粧品基材の酸化防止剤として用いられるキレート剤やpH調整剤等の電解質を配合すると経時で液体が分離する排液現象が見られて経時安定性が優れなかったことが実情である。従って、肌への伸び広がりが均一で、べたつきが無く、肌のキメを整える等の保湿効果に優れ、さらには経時での安定性に優れるゲル状化粧料の開発が望まれていた。
かかる実情において、本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、水素添加リン脂質とグリセリン骨格を有するノニオン性界面活性剤と水を含有するゲル状化粧料は、安全性が高く、使用性、使用感が良好で、肌に適用すると、肌のキメを整える等の保湿効果に優れ、さらには経時での安定性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の成分(A)〜(C)、
(A)水素添加リン脂質
(B)グリセリン骨格を有するノニオン性界面活性剤
(C)水
を含有することを特徴とするゲル状化粧料に関するものである。また更に、成分(D)ポリオキシエチレンコレステリルエーテル及び/又はポリオキシエチレンフィトステリルエーテルを配合することを特徴とするゲル状化粧料に関するものである。
本発明のゲル状化粧料は、肌への伸び広がりが均一で、べたつきが無く、肌のキメを整える等の保湿効果に優れ、さらには経時での安定性に優れたものであった。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分(A)水素添加リン脂質は、肌のキメを整え、また化粧料の伸び広がりを均一にするといった使用感を良好なものにするため、また本発明の成分(B)、(C)とともにゲルを生成するために用いられる。
リン脂質は不飽和脂肪酸を多く含み、酸化や熱に対して不安定であるため、本発明においては、リン脂質に水素添加した水素添加リン脂質を用いる。本発明に用いられる成分(A)水素添加リン脂質は、酸化や熱に対する安定性の点で、ヨウ素価が0〜40のものが好ましく、例えば、大豆、卵黄等から抽出した天然レシチンを常法に従って水素添加したものの他、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、中性リン脂質等を水素添加したもの等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合わせて用いることが出来る。特にホスファチジルコリン(以下PCと略称する)の含有量が20質量%(以下、単に「%」と記す)以上のものを使用すると、ゲル生成、及び使用感の点で望ましい。
本発明に用いられる成分(A)の配合量は、特に限定されないが、ゲル生成の点から、化粧料中0.3〜10%が好ましく、経時安定性、また肌のキメを整え、化粧料の伸び広がりを均一にする、べたつきのなさといった使用感を良好なものとするために、1〜5%がより好ましい。
本発明の成分(B)グリセリン骨格を有するノニオン性界面活性剤は、成分(A)水素添加リン脂質及び成分(C)の水と組み合わせることにより、本発明のゲル状化粧料のゲル生成のために、用いられる。
本発明の成分(B)グリセリン骨格を有するノニオン性界面活性剤とは、グリセリン中の1または2の水酸基がエステル化あるいはエーテル化されているノニオン性界面活性剤を指し、化粧料に使用されるものであれば特に限定されない。
具体的には、グリセリン脂肪酸エステルとして、モノミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル等が挙げられる。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルとして、モノステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸テトラグリセリル、モノオレイン酸テトラグリセリル、トリイソステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸テトラグリセリル、ペンタオレイン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸ヘキサグリセリル、モノオレイン酸ヘキサグリセリル、トリステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタオレイン酸ヘキサグリセリル、ポリリシノール酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノリノール酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、ジステアリン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸デカグリセリル、トリステアリン酸デカグリセリル、トリオレイン酸デカグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ペンタオレイン酸デカグリセリル、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル、ヘプタステアリン酸デガグリセリル、ヘプタオレイン酸デカグリセリル、デカステアリン酸デカグリセリル、デカオレイン酸デカグリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル等が挙げられる。また、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルとして、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(5モル)グリセリル、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(15モル)グリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(5モル)グリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(15モル)グリセリル等が挙げられる。また、アルキルグリセリルエーテルとして、グリセリンモノステアリルエーテル、グリセリンモノセチルエーテル、グリセリンモノオレイルエーテル等が挙げられる。また、アルキルグリセリルエーテル脂肪酸エステルとして、ステアリン酸バチル、イソステアリン酸バチル等が挙げられる。これらのグリセリン骨格を有するノニオン性界面活性剤は必要に応じて1種、又は2種以上用いることができる。
本発明において、成分(B)グリセリン骨格を有するノニオン性界面活性剤はHLB値が11以下であると、経時安定性が良好となるためより好ましい。
上記のHLB値が11以下であるグリセリン骨格を有するノニオン性界面活性剤としては、具体的には、グリセリン脂肪酸エステルとして、モノミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル等が挙げられる。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルとして、モノステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸テトラグリセリル、モノオレイン酸テトラグリセリル、トリイソステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸テトラグリセリル、ペンタオレイン酸テトラグリセリル、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸ヘキサグリセリル、モノオレイン酸ヘキサグリセリル、トリステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタオレイン酸ヘキサグリセリル、ポリリシノール酸ヘキサグリセリル、ジステアリン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸デカグリセリル、トリステアリン酸デカグリセリル、トリオレイン酸デカグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ペンタオレイン酸デカグリセリル、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル、ヘプタステアリン酸デガグリセリル、ヘプタオレイン酸デカグリセリル、デカステアリン酸デカグリセリル、デカオレイン酸デカグリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル等が挙げられる。また、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルとして、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(5モル)グリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(5モル)グリセリル等が挙げられる。また、アルキルグリセリルエーテルとして、グリセリンモノステアリルエーテル、グリセリンモノセチルエーテル、グリセリンモノオレイルエーテル等が挙げられる。また、アルキルグリセリルエーテル脂肪酸エステルとして、ステアリン酸バチル、イソステアリン酸バチル等が挙げられる。これらのグリセリン骨格を有するノニオン性界面活性剤は必要に応じて1種又は2種以上用いることができる。
中でも、ゲル生成、及び経時安定性の観点から、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ペンタオレイン酸デカグリセリル、モノステアリン酸グリセリル、グリセリンモノステアリルエーテルが特に好ましい。
本発明に用いられる成分(B)の配合量は、特に限定されないが、ゲル形成、及び経時安定性の観点から、化粧料中0.1〜5%であり、べたつきがなく、なめらかな感触、伸び広がりの良さ等の使用感から、0.3〜3%がより好ましい。
本発明において、成分(A)と成分(B)の配合質量比(A)/(B)が0.5以上10以下であると,ラメラ液晶構造をとるため、経時安定性が良好となり、特に好ましい。
本発明に用いられる成分(C)の水は、通常の化粧料に使用されているものである。本発明のゲル状化粧料における、成分(C)の配合量は特には限定されないが、べたつきのない感触を得るためには、30〜99%が好ましい。
本発明において、さらに成分(D)ポリオキシエチレンコレステリルエーテル及び/又はポリオキシエチレンフィトステリルエーテルを配合すると本発明のゲル状化粧料の経時安定性がより良好なものとなる。
本発明に用いられる成分(D)ポリオキシエチレンコレステリルエーテル及び/又はポリオキシエチレンフィトステリルエーテルはノニオン性界面活性剤であり、通常化粧料に使用されるものであれば特には限定されない。例えば、ポリオキシエチレンコレステリルエーテルとして、ポリオキシエチレン(5モル)コレステリルエーテル、ポリオキシエチレン(10モル)コレステリルエーテル、ポリオキシエチレン(15モル)コレステリルエーテル、ポリオキシエチレン(20モル)コレステリルエーテル、ポリオキシエチレン(24モル)コレステリルエーテル、ポリオキシエチレン(30モル)コレステリルエーテル等が挙げられ、ポリオキシエチレンフィトステリルエーテルとして、ポリオキシエチレン(5モル)フィトステロール、ポリオキシエチレン(10モル)フィトステロール、ポリオキシエチレン(20モル)フィトステロール、ポリオキシエチレン(30モル)フィトステロール、ポリオキシエチレン(25モル)フィトスタノール等が挙げられる。これらを1種又は2種以上組み合わせて使用することができる。
本発明において、成分(D)の配合量は0.01〜3%であると経時安定性がより良好なものとなるため好ましく、0.05〜1%であるとべたつきが無く特に好ましい。
肌に美白効果を与える美白剤を本発明のゲル状化粧料に配合すると、美白効果がより高まり、また、美白剤の安定性も良好なものとなる。このため、美白剤を安定に配合する目的で、本発明のゲル状化粧料は好適である。具体的には、アスコルビン酸やその誘導体、ハイドロキノンやその誘導体、コウジ酸等が挙げられ、中でも、ハイドロキノンと糖の化合物であるアルブチンを用いると、べたつきが少なく、また肌への浸透性も高まり美白効果がより高まるため特に好ましい。本発明におけるアルブチンの配合量としては1〜7%であると美白剤としての効果が高く、特に1.5〜3%であると肌に塗布したときにべたつきが少ないためより好ましい。
本発明のゲル状化粧料には、従来のゲル状化粧料では配合が困難であったキレート剤やpH調整剤を配合しても、経時安定性が良好である。キレート剤やpH調整剤は、化粧品中に通常配合される美容剤の安定性を良好なものとするために用いられるものであり、特に美白剤を配合する場合に併用すると、美白剤が安定に配合できるため、好ましい。
キレート剤としては、具体的には、ヒドロキシエタンジホスホン酸、イミノジ酢酸、ニトリロトリ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、シクロヘキサン−1,2−ジアミンテトラ酢酸、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、エチレングリコールジエチルエーテルジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酸、およびこれらのナトリウム塩等が挙げられ、エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム塩、ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩を用いると美容剤を安定に配合できるため、特に好ましい。これらは必要に応じて、1種又は2種以上を用いることができる。
pH調整剤としては、具体的には、塩基性物質として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素二ナトリウムなどの無機の塩基性物質、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、乳酸ナトリウムなどの有機塩基性物質が挙げられ、酸性物質として、塩酸、リン酸二水素ナトリウムなどの無機酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、フタル酸などの有機酸などが挙げられる。これらは必要に応じて、1種又は2種以上を用いることができる。
キレート剤とpH調整剤は組み合わせてもよく、必要に応じてこれらの中から1種又は2種以上が適宜選択される。
本発明におけるキレート剤やpH調整剤の配合量は、特に限定されないが、経時安定性の点から、0.01〜1%がより好ましい。
本発明のゲル状化粧料には、肌にしっとり感を与えるため、油剤を配合することができる。本発明に用いられる油剤は、通常化粧料に用いられる油剤であれば特に限定されず、動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的に例示すれば、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャトロプスワックス等の炭化水素類;モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類;モンタンワックス、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類;セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類;ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ロジン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類;ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類;低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン類;パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類;ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類;等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
本発明における油剤の配合量は目的によって決められるが、特に0.5〜10%の範囲であるとラメラ液晶構造を安定化しやすいため好ましい。
本発明のゲル状化粧料には、上記成分に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲において、保湿剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、美容剤等の通常化粧料に汎用される成分の配合が可能である。
なお、本発明におけるゲル状とは、20℃において粘度値が1000mPa・s以上のことを意味する。
本発明のゲル状化粧料は、液晶ラメラ構造であることが好ましい。液晶ラメラ構造をとったゲル状化粧料であると、経時での安定性がより良好なものとなる。
また、本発明のゲル状化粧料は、水溶性高分子により粘性を付与した化粧料とは異なるものであり、本発明の成分を組み合わせることにより、特に水溶性高分子を配合せずともゲル状化粧料が容易に得られる。このため、本発明のゲル状化粧料は、水溶性高分子を特には必要としない。
本発明のゲル状化粧料の剤型は水系、可溶化、水中油型のいずれの剤型においても、適用できる。また、ゲル状化粧料としては、化粧水、美容液、乳液、クリーム、日焼け止め等の肌に直接適用する化粧料が好適に挙げられる。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜9及び比較例1〜3:美白用ゲル状美容液(水中油型乳化タイプ)
表1〜3に示す組成及び下記製法にて美白用ゲル状美容液(水中油型乳化タイプ)を調製し、肌への均一な伸び広がり、べたつきの無さ、キメを整える効果、経時安定性について、下記評価方法により評価し、併せて表1〜表3に示した。
(製法)
A.成分1〜4を75℃に加熱し、均一に混合溶解する。
B.成分5〜8を75℃に加熱し、均一に混合溶解する。
C.BにAを添加し、乳化する。
D.Cを冷却し成分9〜12を添加し美白用ゲル状美容液(水中油型乳化タイプ)を得る。
(評価方法)
10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の美白用ゲル状美容液(水中油型乳化タイプ)を使用試験し、各々に対して、「肌への均一な伸び広がり」、「べたつきの無さ」、「キメを整える効果」の各項目について、下記の評価基準に基づき7段階評価した。更に、その評点の全パネルの平均点より、下記判定基準により判定した。
評価基準
[評価結果] : [評点]
非常に良好 : 6
良好 : 5
やや良好 : 4
普通 : 3
やや不良 : 2
不良 : 1
非常に不良 : 0
判定基準
[評点の平均点] : [判定]
5.5点以上 : ◎
4.5点以上5.5点未満 : ○
2.5点以上4.5点未満 : △
2.5点未満 : ×
(経時安定性の評価)
実施例及び比較例の美白用ゲル状美容液(水中油型乳化タイプ)を、8号ガラス規格瓶容器に充填し、50℃の恒温下に1ヶ月間保管し、目視により状態を観察した。
状態に全く変化無し :◎
排液はほとんど観察されない :○
上層部に1ミリ以上5ミリ未満の排液あり :△
上層部に5ミリ以上の排液あり :×
表1〜3の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜9のゲル状美容液(美白タイプ)は、肌への伸び広がりが均一で、べたつきが無く、肌のキメを整える等の保湿効果に優れ、さらには経時での安定性に優れた美白用ゲル状美容液(水中油型乳化タイプ)であった。また、実施例1〜9はいずれも20℃での粘度値が1000mPa・S以上であった。一方、成分1、成分5を配合しない比較例1、2はゲルを形成しなかった(20℃での粘度値がそれぞれ500mPa・S、300mPa・Sであった)。また、成分1グリセリンモノステアリルエーテルの代わりにポリオキシエチレン(4)ステアリルエーテルを配合した比較例3は、ゲルは生成するものの、経時安定性が良好ではなかった。
実施例10:ゲル状化粧水
(成分) (%)
1.モノステアリン酸グリセリル 0.5
2.水素添加大豆リン脂質*1 0.5
3.グリセリン 10.0
4.1,3−ブチレングリコール 10.0
5.エタノール 10.0
6.香料 適量
7.精製水 残量
8.アルブチン 1.0
(製造方法)
A.成分1〜4を75℃に加熱し、均一に混合する。
B.成分5〜8を均一に混合する。
C.AにBを添加しゲル状化粧水を得た。
実施例10のゲル状化粧水は、肌への伸び広がりが均一で、べたつきが無く、肌のキメを整える等の保湿効果に優れ、さらには経時での安定性に優れたゲル状化粧水であった。
実施例11:美白用ゲル状乳液(水中油型乳化タイプ)
(成分) (%)
1.ペンタステアリン酸デカグリセリル 0.5
2.ポリオキシエチレン(10モル)コレステリルエーテル 0.2
3.ホホバ油 3.0
4.水素添加大豆リン脂質*2 2.5
5.グリセリン 5.0
6.ジプロピレングリコール 10.0
7.精製水 残量
8.アルブチン 7.0
9.エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム塩 0.1
10.コハク酸 0.1
11.エタノール 5.0
*2:レシノールS−10(日光ケミカルズ社製)
(製造方法)
A.成分1〜6を75℃に加熱し、均一に混合溶解する。
B.成分7〜10を75℃に加熱し、均一に混合溶解する。
C.AにBを添加し乳化する。
D.Cを冷却し、成分11を添加し、美白用ゲル状乳液(水中油型乳化タイプ)を得た。
実施例11の美白用ゲル状乳液(水中油型乳化タイプ)は、肌への伸び広がりが均一で、べたつきが無く、肌のキメを整える等の保湿効果に優れ、さらには経時での安定性に優れた美白用ゲル状乳液(水中油型乳化タイプ)であった。
実施例12:美白用ゲル状日焼け止め(水中油型乳化タイプ)
(成分) (%)
1.ペンタオレイン酸デカグリセリル 1.5
2.ポリオキシエチレン(10モル)コレステリルエーテル 1.0
3.水素添加大豆リン脂質*1 1.5
4.グリセリン 5.0
5.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5.0
6.ジプロピレングリコール 10.0
7.精製水 残量
8.アルブチン 3.0
9.ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩 0.1
10.リンゴ酸 0.2
11.エタノール 2.0
12.香料 適量
13.パラオキシ安息香酸メチル 適量
(製造方法)
A.成分1〜6を75℃に加熱し、均一に混合溶解する。
B.成分7〜10を75℃に加熱し、均一に混合溶解する。
C.AにBを添加し乳化する。
D.Cを冷却し、成分11〜13を添加し、ゲル状日焼け止め(美白タイプ)を得た。
実施例12の美白用ゲル状日焼け止め(水中油型乳化タイプ)は、肌への伸び広がりが均一で、べたつきが無く、肌のキメを整える等の保湿効果に優れ、さらには経時での安定性に優れた美白用ゲル状日焼け止め(水中油型乳化タイプ)であった。

Claims (2)

  1. 次の成分(A)〜(C)、
    (A)水素添加リン脂質
    (B)グリセリン骨格を有するノニオン性界面活性剤
    (C)水
    を配合することを特徴とするゲル状化粧料。
  2. 更に、成分(D)ポリオキシエチレンコレステリルエーテル及び/又はポリオキシエチレンフィトステリルエーテルを配合することを特徴とする請求項1に記載のゲル状化粧料。
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