JP2005320117A - カード処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パチンコ台の台間部に設置可能なカード処理装置を提供する。
【解決手段】カードスタッカから非接触型ICカードからなるカードを1枚ずつ繰出し、又はそのカードスタッカの下部側からそのカードスタッカにカードを収納させる繰出・収納機構と、前記カードスタッカ及びカード挿入口間に設けられた搬送路と、その搬送路で搬送されるカードの搬送位置を検出する検出手段と、前記搬送路の途中に設けられたアンテナと、前記繰出・収納機構を介して繰出されたカード、又は前記カード挿入口から挿入されたカードが前記アンテナの位置まで搬送されたときに、その搬送路の駆動を停止して所定のリードライトを行い、その所定のリードライトの終了したカードをそのカードスタッカまで搬送してそのカードスタッカに収納し、又はそのカードをカード挿入口へ排出する制御手段とを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】カードスタッカから非接触型ICカードからなるカードを1枚ずつ繰出し、又はそのカードスタッカの下部側からそのカードスタッカにカードを収納させる繰出・収納機構と、前記カードスタッカ及びカード挿入口間に設けられた搬送路と、その搬送路で搬送されるカードの搬送位置を検出する検出手段と、前記搬送路の途中に設けられたアンテナと、前記繰出・収納機構を介して繰出されたカード、又は前記カード挿入口から挿入されたカードが前記アンテナの位置まで搬送されたときに、その搬送路の駆動を停止して所定のリードライトを行い、その所定のリードライトの終了したカードをそのカードスタッカまで搬送してそのカードスタッカに収納し、又はそのカードをカード挿入口へ排出する制御手段とを有する。
【選択図】 図2
Description
本発明はカード処理装置に係り、特に、パチンコ店等の遊技場に好適なカード処理装置に関する。
近年、パチンコ店やスロットマシン等の遊技場では、顧客(遊技者)の利便向上を図るとともに、遊技場経営の効率化を図るために磁気券等からなるカードが採用されるようになってきており、そのためのカード処理装置も提案されている(特許文献1,2参照)。
上記提案に係るカード処理装置は、いずれもカードを積層して収納するカードスタッカと、そのカードスタッカの下部からカードを出入れする繰出機構が設けられている。したがって、カードスタッカ内のカードを繰返し使用することができ、また、そのカードスタッカ内にカードを収納することができる。
特許第3496429号公報
実開平7−4471号公報
しかしながら、上記提案に係るいずれのカード処理装置も、カードスタッカの下部からカードを出入れするという構成を有しているが、これらカード処理装置は、パチンコ台等の遊技台と異なる別の場所に設置されるもので、遊技台の台間の狭い場所にそのまま設置される構造とはなっていなかった。
また、遊技カードとしては、安全上の理由から磁気券ではなくICカードとすることが望まれているとともに、そのICカードを効率よく処理することのできるカード処理装置の出現が待たれていた。
そこで、本発明は、上記欠点を解決するとともに、上記要望に応えるためになされたものであって、その目的は、パチンコ台等の台間に設置することができるように実装密度が高く、しかも、高安全性のカード処理装置を提供することにある。
本発明に係るカード処理装置は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数枚の非接触型ICカードからなるカードを積層して収納するカードスタッカと、そのカードスタッカの下部に設けられ、そのカードスタッカからカードを1枚ずつ繰出し、又はそのカードスタッカの下部側からそのカードスタッカにカードを収納させる繰出・収納機構と、前記カードスタッカ及びそのカードスタッカから所定距離離れた位置に設けられているカード挿入口間に設けられたカードを搬送させる搬送路と、その搬送路で搬送されるカードの搬送位置を検出する検出手段と、前記搬送路の途中で、かつ、その搬送路に接近して設けられた前記カードと交信するためのアンテナと、前記カードスタッカから前記繰出・収納機構を介して繰出されたカード、又は前記カード挿入口から挿入されたカードが前記搬送路を介して前記アンテナに対向する所定位置まで搬送されたときに、その搬送路の駆動を停止してそのカードに対してそのアンテナを介して所定のリードライトを行い、その所定のリードライトの終了したカードをその搬送路を介してそのカードスタッカまで搬送するとともに、その繰出・収納機構を介してそのカードスタッカに収納し、又はその所定のリードライトの終了したカードをその搬送路を介してそのカード挿入口へ排出する制御手段と、を有することを特徴としている。
本発明の請求項2に記載のカード処理装置は、繰出・収納機構は、カードを載置するアイドリングローラ及びそのアイドリングローラと所定の間隔を保ち、かつ、搬送路側に位置してその載置されているカードを繰出す繰出ローラを有するとともに、そのアイドリングローラの支軸を回転軸としてその繰出ローラ側のカードを持上げることのできるソレノイドで駆動されるレバーを有していることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載のカード処理装置は、制御手段は、カードに対してアンテナを介して所定のリードライトを行う際、その所定のリードライトを行うための駆動電源以外はオフにされることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載のカード処理装置は、カード処理装置の本体は、並設されるパチンコ台等の遊技台の台間部に設置されるものであることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載のカード処理装置は、カードは、その平面形状は長方形を呈し、その長方形の短辺は、並設されるパチンコ台等の遊技台の台間部の間隔よりも少し小さく形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載のカード処理装置は、繰出・収納機構は、カードを載置するアイドリングローラ及びそのアイドリングローラと所定の間隔を保ち、かつ、搬送路側に位置してその載置されているカードを繰出す繰出ローラを有するとともに、そのアイドリングローラの支軸を回転軸としてその繰出ローラ側のカードを持上げることのできるソレノイドで駆動されるレバーを有していることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載のカード処理装置は、制御手段は、カードに対してアンテナを介して所定のリードライトを行う際、その所定のリードライトを行うための駆動電源以外はオフにされることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載のカード処理装置は、カード処理装置の本体は、並設されるパチンコ台等の遊技台の台間部に設置されるものであることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載のカード処理装置は、カードは、その平面形状は長方形を呈し、その長方形の短辺は、並設されるパチンコ台等の遊技台の台間部の間隔よりも少し小さく形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載のカード処理装置は、複数枚の非接触型ICカードからなるカードを積層して収納するカードスタッカと、そのカードスタッカの下部に設けられ、そのカードスタッカからカードを1枚ずつ繰出し、又はそのカードスタッカの下部側からそのカードスタッカにカードを収納させる繰出・収納機構と、前記カードスタッカ及びそのカードスタッカから所定距離離れた位置に設けられているカード挿入口間に設けられたカードを搬送させる搬送路と、その搬送路で搬送されるカードの搬送位置を検出する検出手段と、前記搬送路の途中で、かつ、その搬送路に接近して設けられた前記カードと交信するためのアンテナと、前記カードスタッカから前記繰出・収納機構を介して繰出されたカード、又は前記カード挿入口から挿入されたカードが前記搬送路を介して前記アンテナに対向する所定位置まで搬送されたときに、その搬送路の駆動を停止してそのカードに対してそのアンテナを介して所定のリードライトを行い、その所定のリードライトの終了したカードをその搬送路を介してそのカードスタッカまで搬送するとともに、その繰出・収納機構を介してそのカードスタッカに収納し、又はその所定のリードライトの終了したカードをその搬送路を介してそのカード挿入口へ排出する制御手段とを有するので、カードスタッカから繰出されたカード又はそのカードスタッカに収納されるカード、あるいはカード挿入口から挿入され又はカード挿入口に排出されるカードに対して、効率よく所定のデータのリードライトを行うことができる。
本発明の請求項2に記載のカード処理装置は、繰出・収納機構をカードを載置するアイドリングローラ及びそのアイドリングローラと所定の間隔を保ち、かつ、搬送路側に位置してその載置されているカードを繰出す繰出ローラと、そのアイドリングローラの支軸を回転軸としてその繰出ローラ側のカードを持上げることのできるソレノイドで駆動されるレバーとで構成しているので、繰出・収納機構を小型に、かつ、簡単に実施することができる。
本発明の請求項3に記載のカード処理装置は、制御手段は、カードに対してアンテナを介して所定のリードライトを行う際、その所定のリードライトを行うための駆動電源以外をオフにするので、ノイズや磁気の影響を排してカードのリードライトを正確に行うことができる。
本発明の請求項4に記載のカード処理装置は、カード処理装置の本体は、並設されるパチンコ台等の遊技台の台間部に設置されるので、カード処理を遊技台で効率よく行うことが可能となる。
本発明の請求項5に記載のカード処理装置は、カードは、その平面形状は長方形を呈し、その長方形の短辺は、並設されるパチンコ台等の遊技台の台間部の間隔よりも少し小さく形成されているので、台間部に効率よく実装することが可能となる。
本発明の請求項2に記載のカード処理装置は、繰出・収納機構をカードを載置するアイドリングローラ及びそのアイドリングローラと所定の間隔を保ち、かつ、搬送路側に位置してその載置されているカードを繰出す繰出ローラと、そのアイドリングローラの支軸を回転軸としてその繰出ローラ側のカードを持上げることのできるソレノイドで駆動されるレバーとで構成しているので、繰出・収納機構を小型に、かつ、簡単に実施することができる。
本発明の請求項3に記載のカード処理装置は、制御手段は、カードに対してアンテナを介して所定のリードライトを行う際、その所定のリードライトを行うための駆動電源以外をオフにするので、ノイズや磁気の影響を排してカードのリードライトを正確に行うことができる。
本発明の請求項4に記載のカード処理装置は、カード処理装置の本体は、並設されるパチンコ台等の遊技台の台間部に設置されるので、カード処理を遊技台で効率よく行うことが可能となる。
本発明の請求項5に記載のカード処理装置は、カードは、その平面形状は長方形を呈し、その長方形の短辺は、並設されるパチンコ台等の遊技台の台間部の間隔よりも少し小さく形成されているので、台間部に効率よく実装することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るカード処理装置を適用したパチンコ台の遊技島の一部の正面図であり、各パチンコ台P,P…の台間部P′,P′…の下部の内側には、カード処理装置の本体(以下、「装置本体」という。)a,a…がそれぞれ組込まれている。
各台間部P′,P′…の構成は同一なので、一つの台間部P′を例に説明すると、台間部P′には、上から下に向けて、順に、装置本体aの通信状態等の所定の稼動状態を表示する表示灯1、パチンコ玉の購入代金の紙幣を挿入する紙幣挿入口2、挿入金額や残額等の所定の内容を表示する表示画面3、後述するメンバーカードの識別情報等の所定の内容を入力するためのテンキー4、保守点検時に台間部P′を手前に引出し可能とするための図示しないロック機構を解錠するためのキーを挿入するためのキー穴5、パチンコ玉(図示せず)を上皿に排出する玉払出6、本発明に係るビジター用のカードC(後述の図2のC参照)を挿入するためのカード挿入口7及びパチンコ店の所定の会員に対して発行されている図示しないメンバーカードを挿入するためのカード挿入口8が設けられている。
図2は、装置本体aの概略構成図、図3は、図2のA−A線拡大断面図、図4は、図2のB−B線拡大断面図である。図中、Cは、非接触型ICカードからなるカードであって、無線通信機能を備えたICカードから構成され、その平面形状は、図2の右側上部に示されるように長方形(短冊形)を呈していて、その短辺の長さは、台間部P′の幅よりも少し小さく、例えば25mmに形成され、その長辺の長さは、例えば60mmに形成されている。そして、このカードCの内部には、後述する電気回路が内蔵されている。
図中、10は、装置本体aのフレームFに設けられたカードスタッカであって、上述のように、平面形状が長方形のカードCを複数枚(例えば50枚)積層して収納できる空間を有し、かつ、上部及び下部がそれぞれ開口して形成されている。このカードスタッカ10には、カードスタッカ10内の満杯を検出するセンサ11及びニアエンドを検出するセンサ12が設けられている。これらセンサ11,12は反射型センサ又は透過型センサ等の周知のセンサを用いることができる。
このカードスタッカ10は、カードスタッカ10内へのカードCの供給(補給)又は取出しを容易にするために、側壁面の一部(図2の例では正面側の側壁面)が一辺(例えば下辺)を回転軸として開閉できるように構成されている。したがって、台間部P′が図1において手前に引出されたときに、その側壁面を開けてカードCの補給又は取出しを容易に行うことができる。なお、図中、13は、カードスタッカ10内に積層されているカードCの浮き上がりを防止するための重り(ウエイト)である。また、このカードスタッカ10の下部の後述する搬送路側には、カードCを1枚ずつ繰出しができ、さらに、その搬送路側からのカードCを受入れることができる間隙が厚み規制プレート10aによって形成されている。
図中、14は、カード繰出・収納機構であって、上記カードスタッカ10の下部に設けられている。このカード繰出・収納機構14には、カードスタッカ10の下部の開口面に位置するアイドリングローラ15及び繰出ローラ16が設けられている。これら両ローラ15,16のローラ上面を結ぶ方向は、後述する搬送路の搬送方向と一致するように設けられ、さらに、これらローラ15,16のうち、アイドリングローラ15は、フレームFに設けられている支軸17に回動自在に設けられている。また、繰出ローラ16は、フレームFに設けられている支軸16aに回転自在に設けられていて、円周の一部が切欠かれた形状を呈し、アイドリングローラ15と所定の間隔を保ち、かつ、後述する搬送路側に設けられている。上述から明らかなように、これら両ローラ15,16は、カードスタッカ10内に収納されているカードCを載置するように、つまり、カードスタッカ10の底面を形成する働きを有している。
図中、18は、L字状を呈したレバーであって、上記アイドリングローラ15の支軸17に回転自在に軸支されている。そして、このレバー18の一方の片18aは、繰出ローラ16側まで伸びてその繰出ローラ16を中間に挟むように配置されているとともに(図3参照)、他方の片18bは、アイドリングローラ15の下方に伸びてフレームFに固定されているソレノイド19のロッド19aに接続されている。そして、このソレノイド19が駆動されてロッド19aが縮小したときに(図2の二点鎖線参照)、少なくともカードスタッカ10内の繰出ローラ16側(搬送路側)のカードCをカードCの1枚分の厚さ以上の距離、持上げることができるようにレバー18の大きさ及びソレノイド19のロッド19aの駆動長さが決められている。また、レバー18の他方の片18bの近くのフレームFには、このレバー18が作動したとき、すなわち、ソレノイド19が駆動したことを検知するリミットスイッチからなるスイッチ20が設けられている。
図中、21は、搬送路であって、この搬送路21は、上記カード挿入口7と上記アイドリングローラ15及び繰出ローラ16の上面位置とを結ぶ線上に形成され、カードCの長手方向の長さ(以下、この長さを「カード長さ」という。)よりも少し短い所定の間隔を保って設けられた一対のローラ21a,21bにより構成されている。また、これらローラ21a,21bには、カードCをローラ21a,21b側に押圧するピンチローラ22a,22bがそれぞれ設けられている。すなわち、これらピンチローラ22a,22bは、ローラ21a,21b側に向かってそれぞれ移動自在に軸支されているとともに、ばね23a,23bにより、常時、ピンチローラ22a,22bをローラ21a,21bに向けて付勢できるように構成されている。そして、これら一対のローラ21a,21b、カード挿入口7及び繰出ローラ16の配置関係は、一対のローラ21a,21b間は、上述したようにカードCのカード長さより短く決められている。そして、これら一対のローラ21a,21bのうち、カード挿入口7側のローラ21aとそのカード挿入口7との間隔は、カード長さよりも十分に近い間隔となるように決められているとともに、一対のローラ21a,21bのうちの繰出ローラ16側のローラ21bとその繰出ローラ16との間隔は、カード長さよりも短い所定の間隔となるように決められている。したがって、カード挿入口7及びアイドリングローラ15間にカードCが位置したときは、常時、いずれかのローラに位置することができる。
図中、Mはモータであって、ステッピングモータあるいはサーボモータ等の比較的精密な回転数の制御ができ、また、回転軸M′を時計方向に回転(以下、この回転を「正転」という。)させるとともに、その回転軸M′を反時計方向に回転(以下、この回転を「逆転」という。)させることができるモータにより構成されている。そして、このモータMの回転は、モータMの回転軸M′に設けられた歯車24及びこの歯車24に螺合されている歯車25を介してその歯車25と同軸で一体化されているプーリ26に伝達されるように構成されている。
プーリ26は、上記ローラ21aと同軸で、かつ、そのローラ21aと一体化されているプーリ27とタイミングベルトからなるベルト28を介して連結され、このプーリ27は、上記ローラ21bと同軸で、かつ、そのローラ21bと一体化されているプーリ29とタイミングベルトからなるベルト30を介して連結され、そして、このプーリ29は、上記繰出ローラ16と同軸で、かつ、その繰出ローラ16と一体化されているプーリ31とタイミングベルトからなるベルト32を介して接続されている。したがって、モータMが正転したときは、カードCをカード挿入口7側からカードスタッカ10側(カード繰出・収納機構14側)へ搬送することができ、他方、そのモータMが逆転したときは、カードCをカードスタッカ10側(カード繰出・収納機構14側)からカード挿入口7側へ向けて搬送することができる。なお、図3及び図4では、図面を簡略化するために、上述のプーリ及びベルトは省略されている。
図中、33a〜33cは、光電素子からなるセンサである。これらセンサ33a〜33cのうちセンサ33a,33cは、上記両ローラ21a,21bの外側にそれぞれ位置するように配置され、残りのセンサ33bは、両ローラ21a,21bのほぼ中間位置となるように配置されている。したがって、これらセンサ33a〜33cは、両ローラ21a,21bを介して搬送されるカードCが光線を遮光することによりカードCの搬送位置を検出することができる。
図中、34は、上記両ローラ21a,21b間、すなわち、搬送路の途中に設けられたアンテナであって、装置本体aとカードCとの間で非接触でデータ授受を行うときに用いられ、後述するリーダライタに接続されている。
図5は、装置本体aを統括的に制御するための、本発明の制御手段を担う制御器50(図2では省略されている。)及びカードCの電気的構成を示すブロック図である。先ず、制御器50側から説明すると、この制御器50は、ROM51に格納されているシステムプログラムデータ及びRAM52に格納されているワーキングデータを用いて所定の演算処理を行う中央処理部(CPU)53を有している。
上記CPU53は、I/Oユニット54を介してモータMを駆動制御するモータドライバ55と、ソレノイド19を駆動制御するソレノイドドライバ56と、センサ33a〜33cのセンサ出力を入力するセンサアンプ57と、上記アンテナ34を接続しているリーダライタ58とを接続している。このリーダライタ58は、カードCに記録されているカードIDや金額データ等の所定のカードデータを読取るとともに、そのカードCに対して新たなカードデータを記録(書込み)し、さらに、カードCに対して電力波を供給できるように構成されている。
なお、I/Oユニット54には、上述の他に、カードスタッカ10内のカードCを検出するためのセンサドライバやスイッチ20の信号を入力する入力ドライバ等も接続されているが、ここでは省略されているとともに、図示しない金銭処理ユニット、メンバーカードを処理するカード処理ユニット等も接続されているが、ここでは省略されている。
カードCは、周知の無線通信機能を有するICカードと同様に構成されている。すなわち、このカードCは、装置本体a側とアンテナ60を介して通信を行う通信制御部61と、所定の演算処理を行うCPU62と、カードID、金額データ及び所定のプログラムデータ等のカードデータを記録するメモリ63と、装置本体a側から電力波を受けてカードCの駆動電源を生成する電力生成回路64とを含んで構成されている。
以下、図6のフローチャートを用いて装置本体aの制御動作について説明する。今、遊技者が紙幣挿入口2に所定金額の紙幣を挿入したとする(ステップ100肯定。以下、ステップを「S」とする。)。その挿入された紙幣は、図示しない金銭処理ユニットにおいて真正な紙幣と判定されると(S102肯定)、遊技島内の図示しない所定の場所に搬送されて収納される。もちろん、挿入された紙幣が真正なものと判定されないときは返却される(S102否定、S103)。
真正な所定金額の紙幣が受入れられると、モータMが逆転を開始して繰出ローラ16が回転し、カードスタッカ10内から1枚のカードCが繰出され、その繰出されたカードCの搬送が開始される(S104)。この際、センサ33bがカードCを検出した時点でモータMが停止されるとともに、ソレノイド19が駆動されてレバー18が上昇させられる。これにより、2枚以上のカードCの繰出しが防止される。次いで、モータMの逆転が再度開始され、センサ33cがカードCを検出しなくなった時点でモータMが停止される。この時点でカードCは、センサ33bで検出され、センサ33a,33cで検出されない位置、すなわち、アンテナ34に最も接近した位置となり、これらセンサ33a〜33cのこのような検出条件の下に、カードCはアンテナ位置に位置したと判定されて(S106肯定)次のリードライト処理が開始される。なお、センサ33cがカードCを検出しなくなった時点でソレノイド19が駆動を停止し、レバー18は、積層されているカードC及び重り13により回動し、カードスタッカ10内のカードCの持上げは解消される。そして、レバー18が図2の実線位置に復帰したことがスイッチ20により確認される。
さて、カードCがアンテナ34に対向すると、カードCに対するリーダライタ、すなわち、カードCに対するカードデータの読取り及び新たなカードデータの書込みが行われるが、この際、リーダライタがノイズの影響を受けることなく正常に行われるようにするために、アンテナ34の近辺に位置する部材の電源はOFFとされる。したがって、モータM、ソレノイド19の電源はOFFとされる(S108)。
カードCに対する新たなカードデータの書込みは、カードCから読取られたカードIDを特定して紙幣挿入口2から挿入された紙幣の金額を所定の暗号化処理の下に行われる(S110)。この新たなカードデータは、カードCのメモリ63に書込まれるだけでなく、制御器50のRAM52及びこの制御器50を介してパチンコ店全体の制御器50,50…を管理する事務室等の所定の場所に設置されている図示しないホストコンピュータにも記憶される。したがって、図5では省略されているが、制御器50は、I/Oユニット54に設けられている図示しない通信制御部を介して上述のホストコンピュータと接続されている。
カードCに新たなカードデータが書込まれると、遊技者による遊技が可能となる。すなわち、テンキー4を介して所定の信号を入力することにより紙幣挿入口2から挿入した紙幣の金額の範囲内でパチンコ玉を排出して遊技することができる。この遊技においてカードCの金額が0になると(S112肯定)、カードCはカードスタッカ10へ回収される(S114)。この回収は、先ず、ソレノイド19が駆動してレバー18が持上げられ、これによりカードスタッカ10内のカードCの繰出ローラ16側が持上げられる。次いで、モータMが正転され、この正転は、カードCがセンサ33bで検出されなくなるまで続けられる。センサ33bがカードCを検出しなくなった時点におけるカードCの搬送方向側の先端位置は、カードスタッカ10の下部に位置した状態にある。したがって、モータMが停止し、ソレノイド19も駆動が停止させられると、アンテナ34側から搬送されてきたカードCの一部は、カードスタッカ10の積層状態のカードCの最も下側に食い込んだ状態に置かれる。次いで、モータMの正転が再び開始されてカードCが繰出ローラ16によりカードスタッカ10内に押込まれ、センサ33cがカードCを検出しなくなった時点でモータMの正転は停止される。このとき、センサ33a〜33cは、全てカードCを検出しない状態となり、センサ33a〜33cのこのような条件を基にカードCはカードスタッカ10内に回収されたと判定される。
ところで、カードCに残額が記憶されている状態で遊技者が他のパチンコ台Pに移動することを希望する場合がある。このときは、遊技者によってテンキー4からカードCの返却を希望する所定の信号が入力される。この所定の信号が入力されると(S112否定、S116肯定)、カードCは、カード挿入口7に排出されて返却される(S118)。すなわち、テンキー4から所定の信号が入力されると、先ず、ソレノイド19が駆動してレバー18が持上げられてモータMの逆転によるカードスタッカ10内からのカードCの繰出しを無効とした状態でモータMの逆転が開始され、この逆転はセンサ33bがカードCを検出しなくなるまで続けられる。センサ33bがカードCを検出しなくなった時点において、カードCの一部はカード挿入口7から突出した状態に置かれる。そして、遊技者がカード挿入口7からカードCを抜取ると、センサ33aがカードを検出しなくなるので、センサ33aがカードCを検出しなくなったことをもってカードCの返却が確認される。
次に、カードCの返却を受けた遊技者が他のパチンコ台Pで遊技する場合の制御動作について説明する。この場合は、紙幣挿入口2に紙幣が挿入されることなく、カード挿入口7にカードCが挿入される(S100否定、S200肯定)。カード挿入口7にカードCが挿入されると、センサ33aによりカードCが検出されるので、先ず、ソレノイド19が駆動し、次いで、モータMがそのカードCを取込むために正転が開始される(S202)。このモータMの正転は、センサ33aがカードCを検出しなくなるまで続けられる。そして、センサ33bがカードCを検出し、センサ33a,33cがカードCを検出しないことをもってカードCがアンテナ34の位置に位置したと判定されて(S204肯定)、上述したと同様にしてカードCに対するリードライト処理が行われる(S108、S110)。もちろん、このリードライト処理においては、新たな金額データの書込みは行われず、残額データの確認と、このカードCが挿入されたパチンコ台の号機データ等の所定のデータの書込みが行われる。
なお、図6のフローチャートでは省略されているが、カードCの残額が0になってカードCがカードスタッカ10へ回収された後も、同じパチンコ台Pで遊技しようとするときは、紙幣挿入口2に所定の金額の紙幣を挿入すると、カードスタッカ10からカードCが繰出されて、上述したと同様のカードCに対するリードライト処理が行われる。
また、上述の例では、遊技台としてパチンコ台の例を示したが、スロットマシン等の他の遊技台であってもよいことはもちろんである。
P パチンコ台
P′ 台間部
C カード
M モータ
F フレーム
1 表示灯
2 紙幣挿入口
3 表示画面
4 テンキー
5 キー穴
6 玉払出
7 カード挿入口
8 カード挿入口
10 カードスタッカ
11,12 センサ
15 アイドリングローラ
16 繰出ローラ
18 レバー
19 ソレノイド
21 搬送路
21a,21b ローラ
22a,22b ピンチローラ
33a〜33c センサ
34 アンテナ
50 制御器
P′ 台間部
C カード
M モータ
F フレーム
1 表示灯
2 紙幣挿入口
3 表示画面
4 テンキー
5 キー穴
6 玉払出
7 カード挿入口
8 カード挿入口
10 カードスタッカ
11,12 センサ
15 アイドリングローラ
16 繰出ローラ
18 レバー
19 ソレノイド
21 搬送路
21a,21b ローラ
22a,22b ピンチローラ
33a〜33c センサ
34 アンテナ
50 制御器
Claims (5)
- 複数枚の非接触型ICカードからなるカードを積層して収納するカードスタッカと、
前記カードスタッカの下部に設けられ、そのカードスタッカからカードを1枚ずつ繰出し、又はそのカードスタッカの下部側からそのカードスタッカにカードを収納させる繰出・収納機構と、
前記カードスタッカ及びそのカードスタッカから所定距離離れた位置に設けられているカード挿入口間に設けられたカードを搬送させる搬送路と、
前記搬送路で搬送されるカードの搬送位置を検出する検出手段と、
前記搬送路の途中で、かつ、その搬送路に接近して設けられた前記カードと交信するためのアンテナと、
前記カードスタッカから前記繰出・収納機構を介して繰出されたカード、又は前記カード挿入口から挿入されたカードが前記搬送路を介して前記アンテナに対向する所定位置まで搬送されたときに、その搬送路の駆動を停止してそのカードに対してそのアンテナを介して所定のリードライトを行い、その所定のリードライトの終了したカードをその搬送路を介してそのカードスタッカまで搬送するとともに、その繰出・収納機構を介してそのカードスタッカに収納し、又はその所定のリードライトの終了したカードをその搬送路を介してそのカード挿入口へ排出する制御手段と、
を有することを特徴とするカード処理装置。 - 請求項1に記載のカード処理装置において、繰出・収納機構は、カードを載置するアイドリングローラ及びそのアイドリングローラと所定の間隔を保ち、かつ、搬送路側に位置してその載置されているカードを繰出す繰出ローラを有するとともに、そのアイドリングローラの支軸を回転軸としてその繰出ローラ側のカードを持上げることのできるソレノイドで駆動されるレバーを有していることを特徴とするカード処理装置。
- 請求項1又は2に記載のカード処理装置において、制御手段は、カードに対してアンテナを介して所定のリードライトを行う際、その所定のリードライトを行うための駆動電源以外はオフにされることを特徴とするカード処理装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のカード処理装置において、カード処理装置の本体は、並設されるパチンコ台等の遊技台の台間部に設置されるものであることを特徴とするカード処理装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のカード処理装置において、カードは、その平面形状は長方形を呈し、その長方形の短辺は、並設されるパチンコ台等の遊技台の台間部の間隔よりも少し小さく形成されていることを特徴とするカード処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004139723A JP2005320117A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | カード処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004139723A JP2005320117A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | カード処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005320117A true JP2005320117A (ja) | 2005-11-17 |
Family
ID=35467671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004139723A Pending JP2005320117A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | カード処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005320117A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011017956A1 (zh) * | 2009-08-12 | 2011-02-17 | 广州市西埃斯智能系统科技有限公司 | 一种自动发卡机 |
CN104528420A (zh) * | 2014-12-21 | 2015-04-22 | 广州市明森机电设备有限公司 | 一种智能卡平印装置的卡片传送机构 |
-
2004
- 2004-05-10 JP JP2004139723A patent/JP2005320117A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011017956A1 (zh) * | 2009-08-12 | 2011-02-17 | 广州市西埃斯智能系统科技有限公司 | 一种自动发卡机 |
CN104528420A (zh) * | 2014-12-21 | 2015-04-22 | 广州市明森机电设备有限公司 | 一种智能卡平印装置的卡片传送机构 |
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