JP2005298643A - インクジェット記録用インク、記録方法及び記録装置 - Google Patents

インクジェット記録用インク、記録方法及び記録装置 Download PDF

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    • C09D11/38Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes

Abstract

【課題】 セルロースを含有する被記録媒体に水系インクを多量に付与しても被記録媒体のカールが問題とならず、高い駆動周波数吐出時における良好な応答性と記録ヘッドの耐固着性を与えるインクジェット記録用インクと、これを用いたインクジェット記録方法、インクジェット記録装置の提供。
【解決手段】 水及び色材を含有するインクジェット記録用インクにおいて、該インクがさらに式(I)で示されるエチレンジアミン化合物を含有することを特徴とするインクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置。
【化1】
Figure 2005298643

(式中、R、R、R及びRは、水素原子、アルキル基及びアルキレンオキサイド基からなる群から選ばれる。ただし、R及びRの少なくとも一方ならびにR及びRの少なくとも一方はアルキレンオキサイド基であり、1分子中のアルキレンオキサイドユニットの総数は2〜20個である。)
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット記録方法に適し、セルロースを含有する被記録媒体に水系インクを多量に付与しても被記録媒体のカールが問題とならず、高い駆動周波数吐出時における良好な応答性と記録ヘッドの耐固着性を与えるインクジェット記録用インク(以下「インク」と略す)と、これを用いたインクジェット記録方法、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録方法は、インクの小滴を飛翔させ、紙などの被記録媒体に付着させて記録を行うものである。吐出エネルギー供給手段として電気熱変換体を用い、熱エネルギーをインクに与えて気泡を発生させることにより液滴を吐出させるバブルジェット(登録商標)方式によれば、記録ヘッドの高密度マルチオリフィス化が容易に実現でき、高解像度、高品質の画像を高速で記録できる(例えば、特許文献1〜3参照)。
ところで、インクジェット記録に用いられるインクは、水を主成分とし、これに色材、さらには乾燥防止、記録ヘッドの耐固着性向上などの目的でグリコールなどの水溶性高沸点溶剤を含有したものが一般的で、このようなインクを用いて普通紙や、微量コート紙等に代表されるセルロースを含有する被記録媒体に記録を行った場合、一定の面積以上の領域に短時間に多量のインクを打ち込むと、カールが生じるという問題が発生する。この問題は、従来の主流であった文字中心の記録に際しては、インクの打ち込み量が少ないため問題とならなかったが、普通紙等にインターネットのホームページや写真画像のような多量のインクを打ち込む記録に際しては、大きな解決すべき課題となっている。
また、銀塩写真レベルの極めて高品位なインクジェット記録画像に対応する為に、単一の流路から吐出させるインクの液滴のサイズが小さくなってきており、現在では、インクの液滴量が約5pl(ピコリットル)以下のインクジェットプリンタが市販されている。また、記録速度に関しても、より一層の高速化を求められてきており、それに伴ってより高い駆動周波数への対応や耐固着性の向上が急務である。
こうした課題に際して、各種カール防止溶剤を含有する水性インク組成物が提案されている(例えば、特許文献4・5参照)が、耐カール性についてはある程度の効果は認められるものの、高い駆動周波数吐出時の応答性、耐固着性と耐カール性の両立については、更なる向上が望まれている。
本発明者らは、上記したように今後の技術トレンドを背景とした課題に対し、インクジェット記録用のインクとしての基本特性、具体的には、セルロースを含有する被記録媒体に対しても被記録媒体のカールが問題とならず、高い駆動周波数(具体的には10kHzを超えるような駆動周波数)吐出時における良好な応答性と記録ヘッドの耐固着性などを高いレベルで維持しつつ、高精細な画像記録に対応し得るインクジェット記録用プリンタについての精力的な検討を行い、特定の性質を有した化合物を含む組成のインクが、上記目的を極めて高いレベルで達成できることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
各課題の概要を以下に示す。
1.耐カール性
普通紙に代表されるセルロースを含有する被記録媒体に水系インクを多量に付与すると、いわゆるカールという現象が生じ、場合によっては、紙が筒状に丸まってしまう。
カール発生のメカニズムは、抄紙段階における紙を乾燥する工程において、一定方向にテンションが加わった状態で水が蒸発し、セルロース間での水素結合が形成されることに起因していると考えられる。この状態の紙に水系インクが付着すると水によりセルロース間の水素結合が壊れ、水によって結合部が置換されるが、その水が蒸発すると再びセルロース間の水素結合が形成される。再形成の際にはテンションが働いていないためインク付着面側に紙が収縮し、その結果カールが発生するものと考えられる。
文字中心のインク付与量が少ない記録では生じにくかったこの現象は、グラフィックの印刷頻度が増してきた昨今では、大きな問題となり、格段の耐カール性の向上が求められている。これは、記録面積が15cm2以上のセルロースを含有する被記録媒体に、水系インク打ち込み量が0.03〜30mg/cmの範囲において記録する条件の際にとりわけ要求が大きい。
2.周波数応答性
オンデマンド型インクジェット方式において、高い駆動周波数で連続して吐出させようとした場合、インクの物理的・化学的性質によってはインクの流路へのリフィルが間に合わなくなり、リフィルされる前に次の吐出が始まってしまうことがある。この結果、吐出不良を起こしたり、吐出量が極端に低下したりする状況となる。またこの現象は吐出させる液滴が小さいほどより顕著である。
3.耐固着性(流路目詰まり性)
また、流路先端で生じるインクの水分蒸発によって生じる別の問題としては、プリンタがある期間使用されないで放置されたとき、或いは、インクタンクとプリントヘッドが一体型の場合において、プリントヘッド自体がプリンタから外された状態で放置されたとき、或いは、インクタンクとプリントヘッドが分離可能な形態では、インクタンクがプリンタから外された状態で放置されたとき等、水分蒸発によって流路先端で生じる色材の固着による目詰まりの発生が挙げられる。
特公昭61−59911号公報 特公昭61−59912号公報 特公昭61−59914号公報 特開平6−157955号公報 特開平11−12520号公報
従って、本発明の目的は、セルロースを含有する被記録媒体に対してもカールが問題とならず、高い駆動周波数吐出時における良好な応答性と記録ヘッドの耐固着性を高いレベルで維持しつつ、高精細な画像記録に対応し得るインクジェット記録用のインクを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、高品位な画像を、安定に形成することのできるインクジェット記録方法を提供することである。
更に本発明の他の目的は、上記インクジェット記録方法に適用することのできるインクジェット記録装置を提供することである。
上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明は、水及び色材を含有するインクジェット記録用インクにおいて、該インクがさらに式(I)で示されるエチレンジアミン化合物を含有することを特徴とするインクジェット記録用インクを提供する。
Figure 2005298643
(式中、R、R、R及びRは、水素原子、アルキル基及びアルキレンオキサイド基からなる群から選ばれる。ただし、R及びRの少なくとも一方ならびにR及びRの少なくとも一方はアルキレンオキサイド基であり、1分子中のアルキレンオキサイドユニットの総数は2〜20個である。)
また、本発明は、かかるインクを用いたインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置である。
本発明のインクによれば、インクジェット記録に用いた場合に、セルロースを含有する被記録媒体に対してもカールが問題とならず、高い駆動周波数吐出時における良好な応答性と記録ヘッドの耐固着性などを高いレベルで維持しつつ、高精細な画像記録に対応することができる。
高駆動周波数吐出時の応答性については、とりわけバブルジェット(登録商標)方式を用いた場合にその効果が顕著である。
以下、好ましい実施の形態を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。本発明にかかるインクは、水、色材、式(I)で示されるエチレンジアミン化合物を含んでいることを特徴とする。
Figure 2005298643
(式中、R、R、R及びRは、水素原子、アルキル基及びアルキレンオキサイド基からなる群から選ばれる。ただし、R及びRの少なくとも一方ならびにR及びRの少なくとも一方はアルキレンオキサイド基であり、1分子中のアルキレンオキサイドユニットの総数は2〜20個である。)
式(I)で示されるエチレンジアミン化合物において、R、R、R及びRは水素原子、アルキル基及びアルキレンオキサイド基からなる群から選ばれる。本発明におけるアルキル基には、メチル基、エチル基、プロピル基などがあるが、特にこれらに限定されるわけではなく、インク(水+溶剤)に十分溶解する範囲で付加することが好ましい。アルキレンオキサイド基はアルキレンオキサイドユニットを有する基である。かかるアルキレンオキサイドユニットは、エチレンオキサイドユニット及びプロピレンオキサイドユニットの少なくとも一方であることが好ましく、具体的には下記の構造式で示される。
Figure 2005298643
本発明において用いられる式(I)で示される化合物は、かかるアルキレンオキサイドユニットを1分子中に2〜20個有する。アルキレンオキサイドユニットの付加数が20を越えるとカールはある程度抑制できるもののインクの粘度が高くなり、高い駆動周波数で連続吐出させたときにインクの流路へのリフィルが間に合わなくなり、リフィルされる前に次の吐出が始まってしまうことによる吐出不良が生じ、いわゆる高駆動周波数吐出時の応答性に劣る。また、アルキレンオキサイドユニットの付加数が2に満たないと、カールの抑制効果が得られない。
本発明に用いられる2〜20個のアルキレンオキサイドユニットが付加したエチレンジアミン化合物は常法によって各種合成可能であるが、例えば、下記式(I)における、R、R、R、Rが表1の(A)〜(H)に示されるような構造を有するものが挙げられる。具体的な化合物としては表2に示す化合物(1)〜(14)等が挙げられるが、これらに限定するものではない。
尚、本発明において、1分子中にアルキレンオキサイドユニットの総数が2〜20個であるというのは、式(I)のR〜Rが有するエチレンオキサイドユニットの合計が2〜20個であることを意味する。例えば、下記表2における化合物(1)は、R〜R夫々にエチレンオキサイドユニットとプロプレンオキサイドユニットが1個ずつ付加しているので、1分子中のアルキレンオキサイドユニットの総数は8個となる。
Figure 2005298643
Figure 2005298643
Figure 2005298643
本発明で使用する式(I)の化合物の含有量は、インク全質量に対し0.5〜40質量%、好ましくは1〜35質量%、より好ましくは2〜30質量%とする。
(水性媒体)
本発明にかかるインクは、水を必須成分とするが、インク中の水の含有量は、インク全質量に対して、30質量%以上であることが好ましく、また、95質量%以下であることが好ましい。また、水と水溶性溶剤が併用された水性媒体が使用される場合も多い。水と併用される構成材料としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、n−ペンタノール等の炭素数1〜5のアルキルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトンまたはケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のオキシエチレンまたはオキシプロピレン重合体;エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1、4−ブタンジオール、1、5−ペンタンジオール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;1、2、6−ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチロールプロパン等のトリオール類;エチレングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(またはエチル、ブチル)エーテル等のグリコールの低級アルキルエーテル類;トリエチレングリコールジメチル(またはエチル)エーテル、テトラエチレングリコールジメチル(またはエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキルエーテル類;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類;スルホラン、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、尿素、エチレン尿素、ビスヒドロキシエチルスルフォン、ジグリセリン等が挙げられる。中でも、エチレングリコール、ポリエチレングリコール(平均分子量200〜1,000)、グリセリン、1、2、6−ヘキサントリオール、エチレン尿素、トリメチロールプロパンを用いることが好ましく、特にエチレン尿素は、最も好適である。本発明にかかるインクにおいて、水と併用される水溶性溶剤の種類や含有量は特に限定されないが、インク全量に対して、例えば、3質量%以上であることが好ましく、また、60質量%以下であることが好ましい。
(界面活性剤)
本発明にかかるインクにおいて、よりバランスのよい吐出安定性を得るためには、インク中に界面活性剤を含有することが好ましい。中でもノニオン界面活性剤を併用することが好適である。ノニオン界面活性剤の中でもポリオキシエチレンアルキルエーテル、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物が特に好ましい。これらのノニオン系界面活性剤のHLB(Hydrophile−Lipophile Balance)値は、10以上である。こうして併用される界面活性剤の含有量は、インク全量に対して0.01〜5質量%、好ましくは0.05〜4質量%、より好ましくは0.1〜3質量%である。
(その他の添加剤)
また、本発明にかかるインクは、所望の物性値を有するインクとするために、上記した成分の他に必要に応じて、添加剤として、粘度調整剤、消泡剤、防腐剤、防カビ剤、酸化防止剤等を添加することができる。添加剤の選択はインクの表面張力が25mN/m以上、好ましくは28mN/m以上になるようにすることが好ましい。
(色材)
次に本発明に関するインクに含まれる色材については、染料及び顔料が使用できる。インク中への添加量は、この範囲に限定されるものではないが、インク全量に対して0.1〜15質量%、好ましくは0.2〜12質量%、より好ましくは、0.3〜10質量%である。
インクに用いられる染料としては、カラーインデックス(COLOR INDEX)に記載されている水溶性の酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応性染料はそのほとんど全てが使用できる。また、カラーインデックスに記載のないものでも、水溶性染料であれば使用できる。
本発明で使用する上記染料の具体例を以下に挙げる。イエローインクに使用される染料としては、例えば、C.I.ダイレクトイエロー173、142、144、86、132及びC.I.アシッドイエロー23、17等が挙げられ、マゼンタインクに使用される染料としては、例えば、C.I.アシッドレッド92、289、35、37、52等が挙げられ、シアンインクに使用される染料としては、例えば、C.I.アシッドブルー9、7、103、1、90、C.I.ダイレクトブルー86、87、199等が挙げられ、ブラックインクに使用される染料としては、例えば、C.I.フードブラック2、C.I.ダイレクトブラック52、154、195等が挙げられるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
また本発明においては、顔料を用いることもできる。
黒色インクに使用される顔料としてはカーボンブラックが好適に使用される。例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック顔料であり、一次粒子径が15〜40nm、BET法による比表面積が50〜300m/g、DBP吸油量が40〜150ml/100g、揮発分が0.5〜10質量%の特性を持つものが好ましく用いられる。
カラーインクに使用される顔料としては有機顔料が好適に使用される。具体的には、トルイジンレッド、トルイジンマルーン、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、ピラゾロンレッド等の不溶性アゾ顔料、リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマネントレッド2B等の水溶性アゾ顔料、アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルーン等の建染染料からの誘導体、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系顔料、キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタ等のキナクリドン系顔料、ペリレンレッド、ペリレンスカーレット等のペリレン系顔料、イソインドリノンイエロー、イソインドリノンオレンジ等のイソインドリノン系顔料、ベンズイミダゾロンイエロー、ベンズイミダゾロンオレンジ、ベンズイミダゾロンレッド等のイミダゾロン系顔料、ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジ等のピランスロン系顔料、チオインジゴ系顔料、縮合アゾ系顔料、チオインジゴ系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、フラバンスロンイエロー、アシルアミドイエロー、キノフタロンイエロー、ニッケルアゾイエロー、銅アゾメチンイエロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット等の顔料が例示できる。
また、有機顔料を、カラーインデックス(C.I.)ナンバーにて示すと、C.I.ピグメントイエロー12、13、14、17、20、24、55、74、83、86、93、97、98、109、110、117、120、125、128、137、138、139、147、148、150、151、153、154、155、166、168、180、185、C.I.ピグメントオレンジ16、36、43、51、55、59、61、71、C.I.ピグメントレッド9、48、49、52、53、57、97、122、123、149、168、175、176、177、180、192、202、209、215、216、217、220、223、224、226、227、228、238、240、254、255、272、C.I.ピグメントバイオレット19、23、29、30、37、40、50、C.I.ピグメントブルー15、15:1、15:3、15:4、15:6、22、60、64、C.I.ピグメントグリーン7、36、C.I.ピグメントブラウン23、25、26等が例示できる。上記のような顔料以外でも使用することができるが、特に、これらの顔料の中でも、C.I.ピグメントイエロー13、17、55、74、93、97、98、110、128、139、147、150、151、154、155、180、185、C.I.ピグメントレッド122、202、209、C.I.ピグメントブルー15:3、15:4が更に好ましい。
(分散剤)
顔料を分散する分散剤としては、水溶性であれば特に制約はないが、具体的には、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、α、β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマール酸、フマール酸誘導体、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、アクリルアミド、及びその誘導体等から選ばれた少なくとも2つ以上の単量体(このうち少なくとも1つは親水性単量体)からなるブロック共重合体、或いはランダム共重合体、グラフト共重合体、またはこれらの塩等が挙げられる。中でも、本発明を実施する上で特に好ましい分散剤は、ブロック共重合体である。特に熱エネルギーを用いたヘッドにて、高い駆動周波数、例えば、10KHz以上で駆動させた場合に、上記のブロック共重合体を本発明に用いることにより、吐出性の向上効果はより顕著になる。
また、好ましいインク中の分散剤量はインク全量に対して0.5〜10質量%、好ましくは0.8〜8質量%、より好ましくは、1〜6質量%の範囲である。もし、分散剤の含有量がこの範囲よりも高い場合、所望のインク粘度を維持するのが困難となる。
次に、本発明にかかるインクジェット記録装置について、インクジェットプリンタを具体例として説明する。図1は、吐出時に気泡を大気と連通する吐出方式の液体吐出ヘッドとしての液体吐出ヘッド及びこのヘッドを用いる液体吐出装置であるインクジェットプリンタの一例の要部を示す概略斜視図である。
図1において、インクジェットプリンタは、ケーシング1008内に長手方向に沿って設けられる記録媒体としての用紙1028を図中に示す矢印Pで示す方向に間欠的に搬送する搬送装置1030と、搬送装置1030による用紙1028の搬送方向Pに略直交する矢印S方向に、ガイド軸1014に沿って略平行に往復運動せしめられる記録部1010と、記録部1010を往復運動させる駆動手段としての移動駆動部1006とを含んで構成されている。
上記搬送装置1030は、互いに略平行に対向配置されている一対のローラユニット1022a及び1022bと、一対のローラユニット1024a及び1024bと、これらの各ローラユニットを駆動させるための駆動部1020とを備えている。かかる構成により、搬送装置1030の駆動部1020が作動状態とされると、用紙1028が、それぞれのローラユニット1022a及び1022bと、ローラユニット1024a及び1024bにより狭持されて、矢印P方向に間欠送りで搬送されることとなる。移動駆動部1006は、所定の間隔をもって対向配置される回転軸に配されるプーリ1026a、及び、プーリ1026bに巻きかけられるベルト1016、ローラユニット1022a、及び、ローラユニット1022bに略平行に配置され記録部1010のキャリッジ部材1010aに連結されるベルト1016を、順方向及び逆方向に駆動させるモータ1018とを含んで構成されている。
モータ1018が作動状態とされてベルト1016が矢印R方向に回転したとき、記録部1010のキャリッジ部材1010aは矢印S方向に所定の移動量だけ移動される。また、モータ1018が作動状態とされてベルト1016が図中に示した矢印R方向とは逆方向に回転したとき、記録部1010のキャリッジ部材1010aは矢印S方向とは反対の方向に所定の移動量だけ移動されることとなる。更に、移動駆動部1006の一端部には、キャリッジ部材1010aのホームポジションとなる位置に、記録部1010の吐出回復処理を行うための回復ユニット1026が記録部1010のインク吐出口配列に対向して設けられている。
記録部1010は、インクジェットカートリッジ(以下、単にカートリッジと記述する場合がある)1012Y、1012M、1012C及び1012Bが各色、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック毎にそれぞれ、キャリッジ部材1010aに対して着脱自在に備えられる。
図2は、上述のインクジェット記録装置に搭載可能なインクジェットカートリッジの一例を示す。図示した例におけるカートリッジ1012は、シリアルタイプのものであり、インクジェット記録ヘッド100と、インクを収容するインクタンク1001とで主要部が構成されている。
インクジェット記録ヘッド100には、インクを吐出するための多数の吐出口832が形成されており、インクは、インクタンク1001から図示しないインク供給通路を介して液体吐出ヘッド100の共通液室(不図示)へと導かれるようになっている。図2に示したカートリッジ1012は、インクジェット記録ヘッド100とインクタンク1001とを一体的に形成し、必要に応じてインクタンク1001内に液体を補給できるようにしたものであるが、この液体吐出ヘッド100に対し、インクタンク1001を交換可能に連結した構造を採用するようにしてもよい。尚、インクジェット記録ヘッドを備えたインクジェットカートリッジが記録ユニットである。
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。尚、文中「%」とあるのは特に断りのない限り、質量基準である。
<実施例1>
(顔料分散液1の調製)
先ず、ベンジルメタクリレートとメタクリル酸を原料として、常法により、酸価250、重量平均分子量3,000のAB型ブロックポリマーを作り、更に、水酸化カリウム水溶液で中和し、イオン交換水で希釈して均質な50質量%ポリマー水溶液を作成した。得られたポリマー水溶液を180g、C.I.ピグメントブルー15:3を100g及びイオン交換水220gを混合し、そして機械的に0.5時間撹拌した。次いで、マイクロフリュイダイザーを使用し、この混合物を液体圧力約10,000psi(約70MPa)下で相互作用チャンバ内に5回通すことによって処理した。更に、上記で得た分散液を遠心分離処理(12,000rpm、20分間)することによって、粗大粒子を含む非分散物を除去してシアン色の顔料分散液1とした。得られた顔料分散液1は、その顔料濃度が10質量%、分散剤濃度が10質量%であった。
(インク1の調製)
インク1の調製は、上記で得たシアン色の顔料分散液1を使用し、これに下記の成分を加えて所定の濃度にし、これらの成分を十分に混合撹拌した後、ポアサイズ2.5μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過し、顔料濃度2質量%、分散剤濃度2質量%のインク1を調製した。
・上記顔料分散液1 20質量%
・化合物(1) 20質量%
・エチレン尿素 2質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 0.5質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・ポリオキシエチレンセチルエーテル 1質量%
(エチレンオキサイド付加数30、HLB19.5)
・イオン交換水 56.5質量%
<実施例2>
(顔料分散液2の調製)
顔料分散液1の調製で使用したと同様のポリマー溶液を100g、C.I.ピグメントレッド122を100g、及びイオン交換水300gを混合し、そして機械的に0.5時間撹拌した。次いで、マイクロフリュイダイザーを使用し、この混合物を液体圧力約10,000psi(約70MPa)下で相互作用チャンバ内に5回通すことによって処理した。更に、上記で得た分散液を遠心分離処理(12,000rpm、20分間)することによって、粗大粒子を含む非分散物を除去してマゼンタ色の顔料分散液2とした。得られた顔料分散液2は、その顔料濃度が10質量%、分散剤濃度が5質量%であった。
(インク2の調製)
インク2の調製は、上記マゼンタ色の顔料分散液2を使用し、これに下記の成分を加えて所定の濃度にし、これらの成分を十分に混合撹拌した後、ポアサイズ2.5μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過し、顔料濃度4質量%、分散剤の濃度2質量%のインク2を調製した。
・上記顔料分散液2 45質量%
・化合物(4) 12質量%
・ポリエチレングリコール(平均分子量300) 6質量%
・エチレン尿素 2質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 0.5質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・イオン交換水 34.5質量%
<実施例3>
(顔料分散液3の調製)
先ず、ベンジルアクリレートとメタクリル酸を原料として、常法により、酸価300、重量平均分子量4,000のAB型ブロックポリマーを作り、更に、水酸化カリウム水溶液で中和し、イオン交換水で希釈して均質な50質量%ポリマー水溶液を作成した。上記のポリマー溶液を110g、C.I.ピグメントイエロー128を100g及びイオン交換水290gを混合し、そして機械的に0.5時間撹拌した。次いで、マイクロフリュイダイザーを使用し、この混合物を液体圧力約10,000psi(約70MPa)下で相互作用チャンバ内に5回通すことによって処理した。更に、上記で得た顔料分散液3を遠心分離処理(12,000rpm、20分間)することによって、粗大粒子を含む非分散物を除去して顔料分散液3とした。得られた顔料分散液3は、その顔料濃度が10質量%、分散剤濃度が6質量%であった。
(インク3の調製)
インク3の調製は、上記イエロー色の顔料分散液3を使用し、これに下記の成分を加えて所定の濃度にし、これらの成分を十分に混合撹拌した後、ポアサイズ2.5μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過し、顔料濃度5質量%、分散剤濃度3質量%のインク3を調製した。
・上記顔料分散液3 50質量%
・化合物(8) 10質量%
・1,2,6−ヘキサントリオール 10質量%
・エチレングリコール 1質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 0.5質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.5質量%
(エチレンオキサイド付加数30、HLB19.5)
・イオン交換水 28質量%
<実施例4>
(顔料分散液4の調製)
先ず、ベンジルメタクリレート、メタクリル酸及びエトキシエチレングリコールメタクリレートを原料として、常法により、酸価350、重量平均分子量5,000のABC型ブロックポリマーを作り、更に、水酸化カリウム水溶液で中和し、イオン交換水で希釈して均質な50質量%ポリマー水溶液を作成した。上記のポリマー溶液を60g、カーボンブラックを100g及びイオン交換水340gを混合し、そして機械的に0.5時間撹拌した。次いで、マイクロフリュイダイザーを使用し、この混合物を液体圧力約10,000psi(約70MPa)下で相互作用チャンバ内に5回通すことによって処理した。更に、上記で得た分散液を遠心分離処理(12,000rpm、20分間)することによって、粗大粒子を含む非分散物を除去して黒色の顔料分散液4とした。得られた顔料分散液4は、その顔料濃度が10質量%、分散剤濃度が3.5質量%であった。
(インク4の調製)
インク4の調製は、上記黒色の顔料分散液4を使用し、これに下記の成分を加えて所定の濃度にし、これらの成分を十分に混合撹拌した後、ポアサイズ2.5μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過し、顔料濃度3質量%、分散剤濃度1.05質量%のインク4を調製した。
・上記顔料分散液4 30質量%
・化合物(11) 8質量%
・トリメチロールプロパン 6質量%
・ポリエチレングリコール(平均分子量200) 4質量%
・ポリオキシエチレンセチルエーテル 2質量%
(エチレンオキサイド付加数30、HLB19.5)
・イオン交換水 50質量%
<実施例5>
(インク5の調製)
イオン希釈水と水性媒体の混合溶液に攪拌下でC.I.ダイレクトブルー199を加え、十分に混合撹拌した後、ポアサイズ2.5μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過し、インク5を調製した。
・C.I.ダイレクトブルー199 4質量%
・化合物(5) 10質量%
・ジグリセリン 10質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 0.7質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・イオン交換水 75.3質量%
<実施例6>
(インク6の調製)
イオン希釈水と水性媒体の混合溶液に攪拌下でC.I.アシッドレッド52を加え、十分に混合撹拌した後、ポアサイズ2.5μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過し、インク6を調製した。
・C.I.アシッドレッド52 3質量%
・化合物(9) 15質量%
・エチレン尿素 0.5質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 0.5質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・イオン交換水 81質量%
<実施例7>
(インク7の調製)
イオン希釈水と水性媒体の混合溶液に攪拌下でC.I.ダイレクトイエロー132を加え、十分に混合撹拌した後、ポアサイズ2.5μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過し、インク7を調製した。
・C.I.ダイレクトイエロー132 3質量%
・化合物(13) 4質量%
・ビスヒドロキシエチルスルフォン 9質量%
・ポリエチレングリコール(平均分子量300) 5質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 0.3質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・イオン交換水 78.7質量%
<実施例8>
(インク8の調製)
イオン希釈水と水性媒体の混合溶液に攪拌下でC.I.フードブラック2を加え、十分に混合撹拌した後、ポアサイズ2.5μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過し、インク8を調製した。
・C.I.フードブラック2 2.5質量%
・化合物(2) 25質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 1.0質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・イオン交換水 71.5質量%
<実施例9>
(インク9の調製)
実施例5のアセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物を取り除き、次の組成として実施例5と同様にインク9を得た。
・C.I.ダイレクトブルー199 4質量%
・化合物(5) 10質量%
・ジグリセリン 10質量%
・イオン交換水 76質量%
<比較例1>
(インク10の調製)
実施例1の化合物(1)をエチレンジアミンに置き換え、次の組成として実施例1と同様にインク10を得た。
・顔料分散液1 20質量%
・エチレンジアミン 20質量%
・エチレン尿素 2質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 0.5質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・ポリオキシエチレンセチルエーテル 1質量%
(エチレンオキサイド付加数30、HLB19.5)
・イオン交換水 56.5質量%
<比較例2>
(インク11の調製)
実施例2の化合物(4)を化合物(15)に置き換え、次の組成として実施例2と同様にインク11を得た。
・顔料分散液2 45質量%
・化合物(15) 12質量%
・ポリエチレングリコール(平均分子量300) 6質量%
・エチレン尿素 2質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 0.5質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・イオン交換水 34.5質量%
Figure 2005298643
<比較例3>
(インク12の調製)
実施例8の化合物(2)をトリメチロールプロパンに置き換え、次の組成として実施例8と同様にインク12を得た。
・C.I.フードブラック2 2.5質量%
・トリメチロールプロパン 25質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 1質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・イオン交換水 71.5質量%
<比較例4>
(インク13の調製)
実施例6の化合物(9)を化合物(16)に置き換え、次の組成として実施例6と同様にインク13を得た。
・C.I.アシッドレッド52 3質量%
・化合物(16) 15質量%
・エチレン尿素 0.5質量%
・アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物 0.5質量%
(商品名:アセチレノールEH;川研ファインケミカル製)
・イオン交換水 81質量%
Figure 2005298643
<評価>
実施例1〜8(インク1〜9)及び比較例1〜5(インク10〜13)で得られた各インクを、下記のようにして評価した。評価項目(2)及び(3)で使用されたインクジェット記録装置を図Xに示した。尚、ここで用いた記録ヘッドは、1,200dpiの記録密度を有し、1ドット当たりの吐出体積は4plであった。
[評価項目]
(1)周波数応答性
キヤノン製インクジェット記録用ヘッド評価装置を用いて、駆動周波数0.1kHzで吐出させ、徐々に駆動周波数を上げてゆき、吐出形状が主滴の存在しない形状の不安定な吐出になった時点で駆動周波数を測定し、判定した。
A:10KHzを超える
B:5〜10KHz
C:5KHz未満
(2)耐固着性
35℃、湿度10%環境下でプリンタに搭載しているヘッドを本体からはずして1週間放置した後、プリンタに装着して、通常の回復動作で印字が回復可能か否かをチェックした。評価基準は以下の通りである。評価結果を下記表3に示した。
A:1回の本体回復動作で回復する
B:数回の本体回復動作で回復する
C:本体回復動作で回復しない
(3)耐カール性
A4サイズのNSK紙に紙の上下左右2cmを残し、ベタ印字を行った。得られた記録物を25℃/55%環境下に置き、1時間後、1日後の状態を観察し、目視で評価した。評価基準は以下の通りである。評価結果を下記表3に示した。
A:ほぼ平らな状態を保っている
B:端の部分が立ち上がっている
C:筒状になっている
Figure 2005298643
上記表3の評価(1)〜(3)の結果より、実施例1〜8にかかるインク1〜8は何れも、良好なインクジェット吐出適性と耐カール性を備えたものであることが確認された。また、実施例9では、式(I)の化合物は含有するものの、界面活性剤を含有しないため、良好なカール特性を示すが、界面活性剤を含有した実施例1〜8のインクと比べ、高い駆動周波数吐出時の応答性はやや劣る。これに対して、比較例1、2の結果より、エチレンジアミンのアルキレンオキサイドユニットの付加が2個未満の化合物を含むインクは耐カール性が十分でないことが確認された。また、比較例4の結果より、アルキレンオキサイドユニットを20個以上付加した化合物を含むインクは良好なカール特性を示すものの、高駆動周波数吐出時の応答性に問題があることが確認された。
液体吐出ヘッドを搭載可能なインクジェットプリンタの一例の要部を示す概略斜視図である。 液体吐出ヘッドを備えたインクジェットカートリッジの一例を示す概略斜視図である。
符号の説明
100 インクジェット記録ヘッド
832 吐出口
1001 インクタンク
1006 移動駆動部
1008 ケーシング
1010 記録部
1010a キャリッジ部材
1012 カートリッジ
1012Y、M、C、B インクジェットカートリッジ
1014 ガイド軸
1016 ベルト
1018 モータ
1020 駆動部
1022a、1022b ローラユニット
1024a、1024b ローラユニット
1026 回復ユニット
1026a、1026b プーリ
1028 用紙
1030 搬送装置
P 用紙の搬送方向
R ベルトの回転方向
S 用紙の搬送方向と略直交する方向

Claims (11)

  1. 水及び色材を含有するインクジェット記録用インクにおいて、該インクがさらに式(I)で示されるエチレンジアミン化合物を含有することを特徴とするインクジェット記録用インク。
    Figure 2005298643
    (式中、R、R、R及びRは、水素原子、アルキル基及びアルキレンオキサイド基からなる群から選ばれる。ただし、R及びRの少なくとも一方ならびにR及びRの少なくとも一方はアルキレンオキサイド基であり、1分子中のアルキレンオキサイドユニットの総数は2〜20個である。)
  2. 前記アルキレンオキサイド基がエチレンオキサイドユニット及びプロピレンオキサイドユニットの少なくとも一方を有する請求項1に記載のインクジェット記録用インク。
  3. さらに界面活性剤を含有する請求項1または2に記載のインクジェット記録用インク。
  4. 前記界面活性剤がノニオン界面活性剤である請求項3に記載のインクジェット記録用インク。
  5. バブルジェット(登録商標)用である請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録用インク。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクをインクジェットヘッドを用いて記録面積15cm以上のセルロースを含有する被記録媒体に対して、打ち込み量0.03〜30mg/cmの範囲で記録する工程を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
  7. インク打ち込み量が0.1〜20mg/cmの範囲である請求項6に記載のインクジェット記録方法。
  8. 前記セルロースを含有する被記録媒体が普通紙である請求項6、7のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  9. インクジェットヘッドが、バブルジェット(登録商標)ヘッドである請求項6〜8のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクを収容しているインク収容部と、該インクを吐出させるインクジェットヘッドとを具備することを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 該インクジェットヘッドが、バブルジェット(登録商標)ヘッドである請求項10に記載のインクジェット記録装置。
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