JP2005295516A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナエレメントの展開状態によらず、通信に使用する方式を、複数のアンテナエレメントを使用する通信方式と複数のアンテナエレメントを使用しない通信方式とに切り替えることができる無線通信装置および無線通信方法を提供する。
【解決手段】第1信号処理部207の信号により第1の通信方式の信号を受信していないと判定し、第2信号処理部208の信号により第2の通信方式の信号を受信していると判定した場合、第2の通信方式で無線通信を行う。第1および第2の通信方式の信号を受信していると判定した場合、システム判断部206は、第1信号処理部207および第2信号処理部208からの信号に基づき、どちらの通信方式で無線通信を行うかを判定する。第1の通信方式で無線通信を行う場合、第1および第2のアンテナエレメント201、202でダイバーシチ受信あるいは送信を行う。
【選択図】図1


Description

本発明は、複数のアンテナを用いて複数の無線システムのサービスに対応する無線通信装置および無線通信方法に関する。
従来、無線通信装置におけるフェージング対策としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式の場合、図17に示すようにホイップアンテナ102と筐体101の内部に収納された内蔵アンテナ103とを切り替えるダイバーシチがよく用いられている。しかし、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の場合、RAKE受信によるパスダイバーシチを行うので、無線通信装置のアンテナは1本の構成になっている。
また、従来、無線通信装置は1つの無線通信方式に対応したものであったが、携帯電話だけでなく無線LAN等の他の無線通信方式も普及してきているので、これらの複数の無線通信方式に対応した無線通信装置が必要となってきている。
そこで、使用する無線通信方式に応じて使用するアンテナエレメントを切り替える無線通信装置として、例えば、複数のアンテナエレメントを切り替えて使用する無線通信方式と、それらの複数のアンテナエレメントの一部を使用して無線通信を行う無線通信方式とを備える場合に、アンテナエレメントの展開状態に基づいて自己の無線通信装置が有する機能の中から実際に実行する機能を自動的に選択することができる無線通信装置およびその無線通信方法について開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2には、W−CDMA方式とPDC方式の両方で使用可能なダイバーシチ方式のデュアルモード携帯電話機について開示されている。
図18はこのデュアルモード携帯電話機の構成を示すブロック図である。
図18において、デュアルモード携帯電話機は送受信アンテナ1501、受信アンテナ1502、W―CDMA方式の送信回路1511および受信回路1512、PDC方式の送信回路1513および受信回路1514、ならびにアンテナ1501、1502とW−CDMA方式の回路1511、1512またはPDC方式の回路1513、1514とを選択的に結合させるためのスイッチSW1乃至SW3および帯域分波器1503とを備える。そして、PDC方式で通信している場合におけるモニタ時は、SW1によりT2aとT3a間を導通することで、W−CDMA方式の受信回路1512はアンテナ1501とアンテナ1502で受信した信号に基づいてW−CDMAシステムの基地局からの情報をモニタし、また、W−CDMA方式で通信している場合におけるモニタ時は、SW1によりT1aとT3a間を導通し、SW2によりT2bとT3b間を導通することで、PDC方式の受信回路1514はアンテナ1501とアンテナ1502で受信した信号に基づいてPDCシステムの基地局からの情報をモニタし、現在受信中の信号レベルが低くなったときに、他方の方式に迅速に移行できるようにしている。
特開2003−32177号公報 国際公開第01/050636号パンフレット(第1図、9−13頁)
しかし、特許文献1に記載の従来の無線通信装置および無線通信方法では、アンテナエレメントの展開状態に基づいて複数のアンテナエレメントを使用するか、複数のアンテナエレメントの一部を使用するのかを切り替えるので、ユーザが無線通信方式に応じてアンテナエレメントを展開あるいは収納しなければならないという課題があった。
また、特許文献2に記載の従来の無線通信装置および無線通信方法では、一方の通信方式で通信中に他方の通信方式をモニタする際に、モニタする通信方式に対して送信が行えないという課題があった。
そこで、本発明は、アンテナエレメントの展開状態によらず、通信方式に応じて複数のアンテナエレメントを使用して通信を行うのか複数のアンテナエレメントを使用しないで通信を行うのかを自動的に随時切り替えることができ、また、モニタする通信方式に対して送受信が可能な無線通信装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線通信装置は、無線信号を受信する第1アンテナエレメントと第2アンテナエレメントと、第1アンテナエレメントと第2アンテナエレメントとの少なくともいずれか一方が受信した、第1の通信方式による第1の無線信号を受信処理する第1信号処理部と、第1アンテナエレメントと第2アンテナエレメントとのいずれか一方が受信した、第2の通信方式による第2の無線信号を受信処理する第2信号処理部と、第1信号処理部と第2信号処理部とからのそれぞれの出力信号に基づいて、第1の通信方式で通信するのか第2の通信方式で通信するのかを判断するシステム判断部と、第1アンテナエレメントによる通信と第2アンテナエレメントによる通信との切り替えを判断する切り替え判断部とを有し、切り替え判断部は、システム判断部から第1の通信方式を選択する通知を受けた場合は、第1アンテナエレメントと第2アンテナエレメントによるダイバーシチを行い、第2の通信方式を選択する通知を受けた場合は、第1アンテナエレメントあるいは、第2アンテナエレメントによる無線通信を行うものである。
この構成により、通信に使用する方式を、複数のアンテナエレメントを使用する通信方式と複数のアンテナエレメントを使用しない通信方式とに受信状況に応じて自動で切り替えることができ、通信に使用する方式に応じて、通信に使用するアンテナエレメントを自動で切り替えることができる。
また、本発明の無線通信装置は、切り替え判断部からの切り替え指示に基づいて、第1アンテナエレメントからの受信信号と第2アンテナエレメントからの受信信号との少なくともいずれか一方を第1信号処理部に出力するアンテナ切り替え部を有するものである。これにより、アンテナエレメントを切り替えるダイバーシチを行うことができる。
また、本発明の無線通信装置は、第1の通信方式は、PDC方式といった複数のアンテナエレメントによるダイバーシチを行う方式であり、第2の通信方式は、W−CDMA方式やGSM方式といった複数のアンテナエレメントによるダイバーシチを行わない方式である。これによって、複数のアンテナエレメントを使用する方式と複数のアンテナエレメントを使用しない方式との切り替えが可能になる。
さらに、本発明の無線通信装置は、第1アンテナエレメントの接続先を第1信号処理部と第2信号処理部とのいずれか一方に切り替えるシステム切り替え部を有し、第1アンテナエレメントと第2アンテナエレメントによるダイバーシチを行い、更に、システム判断部が、第1の通信方式による非通信期間を検出した場合に、システム判断部は、第1アンテナエレメントの接続先を第2信号処理部に変更する指示をシステム切り替え部に出力し、更に、第2信号処理部からの出力信号に基づいて第2の通信方式に切り替えるかどうかを判断するものである。
この構成により、第1の通信方式で通信を行いつつ、第2の通信方式の受信状況を検出し、第2の通信方式の受信状況の方がよいと判断した場合には、通信方式を切り替えることができる。
また、本発明の無線通信装置は、システム判断部が、非通信期間を検出し、システム切り替え部に第2信号処理部への変更を指示してから、第2の通信方式に切り替えるかどうかの判断を終了するまで、第1信号処理部に通信を禁止させるものである。
これにより、第2の通信方式での受信状況の検出中に第1の通信方式による通信を行ってしまうことを確実に防止できる。
また、本発明の無線通信装置は、第1信号処理部と第2信号処理部とが同期を行うタイミングを検出する同期タイミング検出部を有し、システム判断部は、第1の通信方式から第2の通信方式に切り替える場合に、同期タイミング検出部が第2の通信方式を用いて基地局からの無線リンクの確立を知らせる通知を受けるタイミングを検出するまで、第2の通信方式を用いて無線リンクを確立するための通信を行わないタイミングで、第1のアンテナエレメントの接続先を第1信号処理部へ変更する指示をシステム切り替え部に出力し、第1の通信方式を用いてダイバーシチによる通信を行うものである。
これにより、第1信号処理部が通信を行いつつ、第2の通信方式による受信状況のモニタを開始することができる。
また、本発明の無線通信装置は、第2の通信方式が、W−CDMA方式である場合に、システム判断部は、第2信号処理部による無線リンクの確立のためのセルサーチの期間では、第1信号処理部に通信を禁止させるものである。
これにより、W−CDMA方式でのセルサーチを、第1の通信方式による非通信期間を越えても継続することができるので、セルサーチを確実に短時間で行うことが可能になる。
また、本発明の無線通信装置は、システム判断部による第1の通信方式と第2の通信方式との受信状況を表示する表示部と、第1信号処理部と第2信号処理部との電源を、ユーザが受信状況に応じて操作することができるユーザ入力部とを備えるものである。
この構成により、表示内容に基づいて手動で無線通信装置の電源を操作することができ、ユーザの判断で無線通信装置の消費電力を削減することが可能になる。
本発明の無線通信方法は、第1のアンテナエレメントと第2のアンテナエレメントとによる第1の通信方式でのダイバーシチを行うステップと、第1の通信方式の非通信期間に第1のアンテナエレメントによる第2の通信方式での受信状況をモニタするステップと、第2の通信方式での受信状況を検出し、第1の通信方式での受信状況より好ましい場合、第1の通信方式を終了し、第2の通信方式に切り替えるステップとを有するものである。
これにより、通信に使用する方式を、複数のアンテナエレメントを使用する通信方式と複数のアンテナエレメントを使用しない通信方式とに受信状況に応じて自動で切り替えることができ、通信に使用する方式に応じて、通信に使用するアンテナエレメントを自動で切り替えることができる。
また、本発明の無線通信方法は、第2の通信方式による通信に切り替えた後に、並行して、第2アンテナエレメントにより第1の通信方式での受信状況をモニタするステップを
有するものである。
これにより、第2信号処理部に全く影響を与えることなしに、第1の通信方式をモニタすることが可能になる。
また、本発明の無線通信方法は、第1の通信方式は、PDC方式といった複数のアンテナエレメントによるダイバーシチを行う方式であり、第2の通信方式は、W−CDMA方式やGSM方式といった複数のアンテナエレメントによるダイバーシチを行わない方式である。
これによって、複数のアンテナエレメントを使用する方式と複数のアンテナエレメントを使用しない方式との切り替えが可能になる。
また、本発明の無線通信方法は、受信状況は、受信信号強度、BER(Bit Error Rate)、スループット、SNR(Signal to Noise Ratio)あるいはCNR(Carrier to Noise Ratio)である。これにより、受信状況を定量的に検出することができる。
また、本発明の無線通信方法は、第1の通信方式の非通信期間に第2の通信方式で通信を行う場合に、第1の通信方式による通信を禁止するステップをさらに有する。
これにより、第2の通信方式での受信状況の検出中に第1の通信方式による通信を行ってしまうことを確実に防止できる。
また、本発明の無線通信方法は、第2の通信方式が、W−CDMA方式であり、第2の通信方式での受信状況をモニタする場合に、セルサーチの期間は第1の通信方式による通信を禁止するステップを有するものである。
これにより、W−CDMA方式でのセルサーチを、第1の通信方式による非通信期間を越えても継続することができるので、セルサーチを確実に短時間で行うことが可能になる。
また、本発明の無線通信方法は、第1の通信方式の非通信期間を検出し、第2の通信方式でRACH(Random Access Channel)を基地局に送信するステップと、前記RACHに対する前記基地局からの応答時間の経過後に、第2の通信方式に対するモニタを中断し、第1の通信方式に戻すステップとをさらに有し、基地局からのAI(Acquisition Indicator)を受信するまで繰り返すものである。
これにより、W−CDMA方式での受信状況をモニタするために行う基地局との無線リンクの確立期間においても、第1信号処理部による通信を継続することができる。
本発明により、通信方式に応じて複数のアンテナエレメントを使用して通信を行うのか複数のアンテナエレメントを使用しないで通信を行うのかを、アンテナエレメントの展開状態の検出手段を必要とすることなしに自動的に随時切り替えることができる。さらに、モニタする通信方式での通信において送受信が可能になる。
以下、本発明の実施の形態の無線通信装置および無線通信方法について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における無線通信装置の構成を示すブロック図である。
図1において、無線通信装置は、第1のアンテナエレメント201と、第2のアンテナエレメント202と、使用する通信方式を第1の通信方式と第2の通信方式とで切り替えるシステム切り替え部203と、第1の通信方式に対して使用するアンテナエレメントを第1のアンテナエレメント201と第2のアンテナエレメント202とで切り替えるアンテナ切り替え部204と、アンテナ切り替え部204の切り替えを判断する切り替え判断部205と、第1の通信方式で通信するのか第2の通信方式で通信するのかを判断するシステム判断部206と、第1の通信方式の信号を処理する第1信号処理部207と、第2の通信方式の信号を処理する第2信号処理部208とを有している。
第1のアンテナエレメント201は、システム切り替え部203に接続され、第1の通信方式あるいは第2の通信方式のRF(Radio Frequency)信号を送信あるいは受信する。第2のアンテナエレメント202は、アンテナ切り替え部204に接続され、第1の通信方式のRF信号を送信あるいは受信する。システム切り替え部203は、システム判断部206に接続され、システム判断部206から入力される信号によって、第1のアンテナエレメント201の接続先を第2信号処理部208あるいはアンテナ切り替え部204に切り替える。アンテナ切り替え部204は、切り替え判断部205に接続され、切り替え判断部205から入力される信号によって、第1信号処理部207の接続先を第2のアンテナエレメント202あるいはシステム切り替え部203に切り替える。
第1信号処理部207は、第1の通信方式のRF信号がアンテナ切り替え部204から入力された場合、高周波処理あるいは搬送波処理、およびベースバンド処理までを行い、中間周波数信号あるいは復調信号、そして復号化された信号を出力する。また、第1信号処理部207は符号化された信号あるいは変調信号、そして中間周波数信号が入力された場合、ベースバンド処理あるいは搬送波処理、および高周波処理までを行い、第1の通信方式のRF信号をアンテナ切り替え部204に出力する。
第2信号処理部208は、第2の通信方式のRF信号がシステム切り替え部203から入力された場合、高周波処理あるいは搬送波処理、およびベースバンド処理までを行い、中間周波数信号あるいは復調信号、そして復号化された信号を出力する。また、第2信号処理部208は符号化された信号あるいは変調信号、そして中間周波数信号が入力された場合、ベースバンド処理あるいは搬送波処理、および高周波処理までを行い、第2の通信方式のRF信号をシステム切り替え部203に出力する。
システム判断部206は、第1信号処理部207と第2信号処理部208とに接続され、第1信号処理部207から出力される信号と第2信号処理部208から出力される信号の受信信号強度、BERなどを比較して、第1の通信方式と第2の通信方式のどちらを選択すべきかを判断し、システム切り替え部203の接続先を第2信号処理部208あるいはアンテナ切り替え部204に切り替える信号を出力する。また、システム判断部206はシステム切り替え部203がどちらに接続されているかを示す信号を切り替え判断部205に出力する。
切り替え判断部205は、システム判断部206から入力される信号により、システム切り替え部203が第2信号処理部208とアンテナ切り替え部204のどちらに接続されているかを知る。そして、切り替え判断部205は、システム切り替え部203がアンテナ切り替え部204に接続しているとき、第1アンテナエレメント201で受信された信号と第2アンテナエレメント202で受信された信号との受信信号強度、BERなどを比較して、第1アンテナエレメントと第2アンテナエレメントのどちらを選択すべきかを判定する。そして、切り替え判断部205はアンテナ切り替え部204に対し、第1信号処理部207の接続先をシステム切り替え部203(第1アンテナエレメント201)あるいは第2アンテナエレメント202に切り替える信号を出力する。
なお、本実施の形態においては、第1の通信方式は複数のアンテナエレメントによるダイバーシチを行うPDC方式であり、第2の通信方式は複数のアンテナエレメントによるダイバーシチを行わないW−CDMA方式である。
以上のように構成された無線通信装置について、図2を用いてその動作を説明する。
図2は、本発明の実施の形態1における無線通信装置の動作を示すフローチャートである。
まず、無線通信装置が待ち受け状態のときは、システム判断部206によりシステム切り替え部203と切り替え判断部205とを制御し、第1のアンテナエレメント201と第2信号処理部208とを接続し、第2のアンテナエレメント202と第1信号処理部207とを接続する。これにより、システム判断部206は、無線通信装置が第1の通信方式と第2の通信方式の両方の信号を受けることを可能にする(ステップS501)。
次に、システム判断部206は、第1信号処理部207から出力される信号に基づき、第1の通信方式の信号を受信しているかどうかを判定する(ステップS502)。ステップS502の判定結果がNOの場合、第2信号処理部208から出力される信号に基づき、第2の通信方式の信号を受信しているかどうかを判定する(ステップS508)。ステップS508の判定結果がNOの場合、システム判断部206は両方の通信方式に対して圏外に位置していると判定(ステップS510)し、処理を終了する。
一方、ステップS508の判定結果がYESの場合、システム判断部206は第2の通信方式でのみ通信可能と判断し、無線通信装置は第2の通信方式で通信を行う(ステップS509)。
また、ステップS502の判定結果がYESの場合、システム判断部206は、第2信号処理部208から出力される信号に基づき、第2の通信方式の信号を受信しているかどうかを判定する(ステップS503)。
ステップS503の判定結果がNOの場合、システム判断部206は第1の通信方式でのみ通信可能と判断し、処理をステップS506に進める。
一方、ステップS503の判定結果がYESの場合、システム判断部206は、第1信号処理部207および第2信号処理部208から出力される信号に基づき、第1の通信方式と第2の通信方式のどちらの通信方式で通信を行うかを判定する(ステップS504)。この判定は、第1の通信方式と第2の通信方式の受信状況を基に行い、システム判断部206が第1の通信方式で通信を行うと判定した場合(ステップS505のYES)、システム判断部206はシステム切り替え部203を制御し、第1のアンテナエレメント201の接続先をアンテナ切り替え部204に切り替え、第1のアンテナエレメント201と第2のアンテナエレメント202を使ったダイバーシチ受信あるいは送信を可能な構成にする(ステップS506)。そして、無線通信装置は第1の通信方式での通信を行う(ステップS507)。
なお、この受信状況としては、第1信号処理部207および第2信号処理部208から出力される信号の受信信号強度、BER(Bit Error Rate)、スループット、SNR(Signal to Noise Ratio)あるいはCNR(Carrier to Noise Ratio)などを用いる。例えば、システム判断部206は通話など固定の通信速度あるいはリアルタイム性が必要とされる通信を行う場合はBER特性が良いほうの通信方式を選択し、データ通信など通信速度が変化するあるいはリアルタイム性が必要とされない通信を行う場合はスループットが高い通信方式を選択する。また、電池の残りが少ない場合は消費電力が少ない通信方式に切り替える方法、あるいは料金がかからない通信方式に切り替える方法も可能である。
ステップ507において、第1の通信方式に対してダイバーシチを行っている場合、切り替え判断部205は、第1のアンテナエレメント201および第2のアンテナエレメント202で受信された信号の受信信号強度、BERなどを比較することにより第1のアンテナエレメント201で通信するのか、第2のアンテナエレメント202で通信するのかを判定する。
また、ステップS505において、システム判断部206が第2の通信方式で通信を行うと判定した場合(ステップS505のNO)、無線通信装置は第2の通信方式での通信を行う(ステップS509)。
次に、システム判断部206は第1の通信方式で通信を行っているときに(ステップS507)、システム切り替え部203と切り替え判断部205とを制御し、間欠的に第1のアンテナエレメント201の接続先を第2信号処理部208に切り替える。そして、システム判断部206は第2信号処理部208から出力される信号に基づき、第2の通信方式の信号を受信しているかどうかを判定する(ステップS511)。ステップS511の判定結果がYESの場合、ステップS504に戻り、システム判断部206が第1の通信方式と第2の通信方式の受信状況を基に、第1の通信方式のまま継続するかあるいは、第2の通信方式に切り替えるかの判定を行う。
また、ステップS511の判定結果がNOの場合、システム判断部206は、第1信号処理部207から出力される信号に基づき、第1の通信方式の信号を受信しているかどうかを判定する(ステップS512)。ステップS512の判定結果がYESの場合、ステップS507に戻り、第1の通信方式での通信を継続する。ステップS512の判定結果がNOの場合、システム判断部206は両方の通信方式に対して圏外に位置していると判定(ステップS510)し、処理を終了する。
また、システム判断部206は第2の通信方式で無線通信を行っているときに(ステップS509)、第1信号処理部207から出力される信号に基づき、第1の通信方式の信号を受信しているかどうかを判定する(ステップS513)。ステップS513の判定結果がYESの場合、ステップS504に戻り、システム判断部206が第1の通信方式と第2の通信方式の受信状況を基に、第2の通信方式のまま継続するかあるいは、第1の通信方式に切り替えるかの判定を行う。
また、ステップS513の判定結果がNOの場合、ステップS508に戻り、システム判断部206は第2信号処理部208から出力される信号に基づいて、第2の通信方式の信号を受信しているかどうかを判定する(ステップS508)。
なお、ステップS501の待ち受け時に、第2の通信方式の信号の受信状況の検出から開始することも可能である。ステップS511の判定結果がNOの場合、ステップS507に直接戻って第1の通信方式での通信を継続する、あるいは、ステップS513の判定結果がNOの場合、ステップS509に直接戻って第2の通信方式での通信を継続することも可能である。
ここで、ステップS511において間欠的に第1のアンテナエレメント201の接続先を第2信号処理部208に切り替え、第2の通信方式の信号をモニタする方法について以下に説明する。
図14は、第1の通信方式での通信を中断あるいは終了し、第2の通信方式の受信状況を確認するために第2の通信方式で無線リンクの確立を開始する際に、第1信号処理部207および第2信号処理部208が信号を送信あるいは受信するタイミングを示すものである。
PDC方式は、送信スロット2001のあとダイバーシチを行うために受信信号レベル測定信号2002(LM)を設定し、受信スロット2003を経て非通信期間2004(Idle)となる。この非通信期間2004の間に、アンテナ切り替え期間2005を経て第1のアンテナエレメントの接続先を第2信号処理部208に切り替え、第2の通信方式で無線リンクの確立を開始する。
ここで、W−CDMA方式で無線通信装置が基地局と無線リンクを確立する際、基地局間が基本的には非同期のシステムなので、初めにセルサーチを行い下りリンクを確立し、次に、RACH(Random Access Channel:ランダムアクセスチャネル)で上りリンクを確立する必要がある。ただし、無線通信装置がW−CDMA方式の通信エリア内に存在する場合、下りリンクは確立されているとみなし、上りリンクの確立から開始する場合について説明する。
図10はW−CDMA方式により基地局と上りリンクの確立を開始するときの動作を示すタイミングチャートである。W−CDMA方式では、RACHに対応する物理チャネルはPRACH(Physical Random Access Channel)である。無線通信装置は、PRACHのプリアンブルを基地局に送信し、基地局からプリアンブルを検出したことを示すAICH(Acquisition Indicator Channel)上のAI(Acquisition Indicator)を受信するまで複数回間欠的にプリアンブルを送信する。無線通信装置は、AIを受信すると、PRACHのメッセージ部を基地局に送信し、上りリンクが確立するという制御が行われる。
図10に示すように、第2信号処理部208は基地局との上りリンクを確立するためにPRACHのプリアンブル1001を送信して同期処理を開始する。
その後、第2信号処理部208はPRACHのプリアンブル1002を繰り返し送信し、基地局からプリアンブルを検出したことを示すAICH上のAIを受信するまで複数回間欠的にプリアンブルを送信する。第2信号処理部208はAIを受信(1003)すると、PRACHのメッセージ部(1004)を基地局に送信し、上りリンクを確立する。
そして、その後にシステム判断部206は第2の通信方式の受信状況の確認を開始することになる。
第1の通信方式において、時分割された非通信期間に第2の通信方式による受信状況の確認あるいは通信方式の切り替え判断が完了することが保証できる場合、システム判断部206はシステム切り替え部203を制御して、第1のアンテナエレメント201の接続先をアンテナ切り替え部204から第2信号処理部208に切り替える。そして、この非通信期間内にシステム判断部206が第2信号処理部208からの信号に基づいて、第2の通信方式の受信状況の確認あるいは通信方式の切り替え判断を行う。
なお、本実施の形態では、第1の通信方式がTDMA/FDD方式のひとつであるPDC方式の場合について説明したが、これに限らず、PHS(Personal Handyphone System)方式などのTDMA/TDD方式など時分割の通信方式であるとき、PDC方式と同様に時分割された非通信期間を利用することで、間欠的に第1のアンテナエレメント201の接続先をアンテナ切り替え部204から第2信号処理部208に切り替えることが可能である。また、第1の通信方式がIEEE802.11bなどのSS(スペクトラム拡散)方式、あるいはIEEE802.11aなどのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式など時分割ではない通信方式であるとき、通信の非通信期間を利用することで、間欠的に第1のアンテナエレメント201の接続先をアンテナ切り替え部204から第2信号処理部208に切り替えることが可能である。
一方、第1の通信方式の非通信期間内で第2の通信方式による受信状況の確認あるいは通信方式の切り替え判断を処理しきれないおそれがある場合、システム判断部206は第2の通信方式による無線リンクの確立を開始する前に第1信号処理部207に対して、第1の通信方式での通信を行わないように制御する。例えば、第1の通信方式がIEEE802.11aの場合、第2信号処理部208が第2の無線システムの基地局との無線リンクの確立を開始した後、システム判断部206は、第1信号処理部207がキャリアセンスを行わないように制御する。この場合、システム切り替え部203はシステム判断部206の制御により、第1のアンテナエレメント201の接続先をアンテナ切り替え部204から第2信号処理部208に切り替える。第2信号処理部208は、基地局との無線リンクを確立すると、第2の通信方式で通信を開始し、第2の通信方式に通信方式を切り替えるかどうかを判断する。
システム判断部206が第2の通信方式に切り替えないと判断した場合、この判断が終了した時点で、第1信号処理部207に対しキャリアセンスを行えるように制御する。第1信号処理部207はこれを受けて、キャリアセンスを開始し、第1の通信方式による通信を継続する。
なお、第1の通信方式での通信が、通話などリアルタイム性が必要で時間的な空きが発生しない場合は、例えば、その通信が終了するまでシステム切り替え部203の接続先が切り替わらないようにシステム判断部206が制御することにより、通話に影響を及ぼさないようにすることが可能である。第1の通信方式での通信状況が劣化した場合には、その通信が終了する前であっても、第1のアンテナエレメント201の接続先を強制的にアンテナ切り替え部204から第2信号処理部208に切り替えることで、通話途中での劣化に対しても対応が可能である。
また、本実施の形態は、図3に示すように、システム切り替え部203を省いた構成も可能である。この場合、アンテナ切り替え部304は2入力2出力を有する点が図1に示した2入力1出力のアンテナ切り替え部204と異なる。
図3において、第1のアンテナエレメント201は、アンテナ切り替え部304に接続され、第1の通信方式あるいは第2の通信方式のRF信号を送信あるいは受信する。第2のアンテナエレメント202は、アンテナ切り替え部304に接続され、第1の通信方式のRF信号を送信あるいは受信する。
システム判断部306は、第1信号処理部207と第2信号処理部208に接続され、第1信号処理部207と第2信号処理部208から出力される信号の受信信号強度、BERなどを比較し、第1の通信方式を使用して通信を行うのか第2の通信方式を使用して通信を行うのかを示す信号を切り替え判断部305に出力する。
切り替え判断部305は、システム判断部306に接続され、システム判断部306から入力される信号により、第1の通信方式と第2の通信方式のどちらを使用して無線通信を行うかを知る。そして、第1の通信方式を使用する場合、切り替え判断部305は第1のアンテナエレメント201で受信された信号と第2のアンテナエレメント202で受信された信号の受信信号強度、BERなどを比較する。そして、切り替え判断部305は第1信号処理部207の接続先を第1のアンテナエレメント201あるいは第2のアンテナエレメント202に切り替える信号をアンテナ切り替え部304に出力する。また、第2の通信方式を使用する場合、切り替え判断部305は第2信号処理部208の接続先を第1のアンテナエレメント201にし、第1信号処理部207の接続先を第2のアンテナエレメント202にする信号をアンテナ切り替え部304に出力する。
図3のように構成される場合、システム切り替え部203を省くことができるので、部品の削減とともに、図1と比較してスイッチを1つ減らすことにより、第1のアンテナエレメント201で送受信されるRF信号の減衰やノイズの重畳を低減することが可能になる。また、第1のアンテナエレメント201と同様に、第2のアンテナエレメント202も第1の通信方式のRF信号と第2の通信方式のRF信号を送受信する機能を持つものにすることにより、第1のアンテナエレメント201と第2のアンテナエレメント202とを比較して、感度の良いほうのアンテナを選択した上で第2の通信方式で通信することが可能になる。
なお、切り替え判断部205および切り替え判断部305は、図15に示すように第1信号処理部207の出力信号を入力するように構成することも可能である。このように構成される場合、切り替え判断部205は、第1のアンテナエレメント201を用いたときの第1信号処理部207の出力と第2のアンテナエレメント202を用いたときの第1信号処理部207の出力とを比較する。これにより、切り替え判断部205は、図1のように構成される場合と比較してRF信号を処理する必要がない。例えば、第1信号処理部207がRSSI(Received Signal Strength Indicator)など判断基準になる信号の出力機能を持つときは、その出力を比較することにより判定が可能である。
さらに、本実施の形態は、図4に示すように、第1信号処理部を複数有する構成にすることにより、アンテナ切り替え部204を省くことも可能である。
図4において、第1のアンテナエレメント201は、システム切り替え部403に接続され、第1の通信方式あるいは第2の通信方式のRF信号を送信あるいは受信する。第2のアンテナエレメント202は、第1信号処理部209に接続され、第1の通信方式のRF信号を送信あるいは受信する。
システム判断部406は、第1信号処理部210と第2信号処理部208とに接続され、第1信号処理部210と第2信号処理部208とから出力される信号の受信信号強度、BERなどを比較し、システム切り替え部403の接続先を第1信号処理部210あるいは第2信号処理部208に切り替える信号を出力する。また、システム判断部406はシステム切り替え部403がどちらに接続されているかを示す信号を切り替え判断部405に出力する。
切り替え判断部405は、システム判断部406から入力される信号により、システム切り替え部403が第1信号処理部210と第2信号処理部208のどちらに接続されているかを知る。そしてシステム切り替え部403が第1信号処理部210に接続されている場合、切り替え判断部405は第1信号処理部209から出力された信号と第1信号処理部210から出力された信号との受信信号強度、BERなどを比較し、第1の通信方式に対して、第1のアンテナエレメント201と第2のアンテナエレメント202のどちらを使用して通信を行うのかを判断する。また、第1信号処理部209、210がRSSIなどの判断基準になる信号の出力機能を持つ場合、切り替え判断部405はそれらを比較することにより、第1のアンテナエレメント201と第2のアンテナエレメント202のどちらを使用して通信を行うのかの判定をすることが可能である。図4のように構成される場合、図3と同様に、図1と比較してスイッチを1つ減らすことにより、第1のアンテナエレメント201で送受信されるRF信号の減衰やノイズの重畳を低減することが可能になる。また、切り替え判断部405は、図1のように構成される場合と比較してRF信号を処理する必要がない。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の通信方式に対しては、第1のアンテナエレメント201と第2のアンテナエレメント202を使ったダイバーシチ受信あるいは送信が可能であり、第2の通信方式に対しては、第1のアンテナエレメント201を使った通信が可能である。そして、通信遮断中に間欠的に他方の通信方式による通信状態を検出することにより、アンテナエレメントの展開状態によらず、異なる通信方式間で通信に使用するアンテナ数を自動で切り替えることができる。さらに、モニタする通信方式に対しても送受信が可能である。また、図3および図4の構成の場合、切り替え部を1つ減らすことによって、スイッチによる損失を減らすことが可能である。
なお、第1の通信方式はダイバーシチを行う方式であれば、PDC方式以外にPHS方式、IEEE802.11a、IEEE802.11bなどの無線LANの方式など特に問わず、第2の通信方式はダイバーシチを行わない方式であれば、W−CDMA方式以外にGSM(Global System for Mobile communications)方式など特に問わない。また、ダイバーシチに使用するアンテナは2本に限らない。第1及び第2信号処理部は、送信と受信で別の回路にする構成も可能であり、局部発振器、増幅器などの回路の共有化、DSP、FPGAなどを用いたベースバンド処理部の共有化、リコンフィグデバイスの使用などによる小型化が可能である。またRF回路部分に限定されることなく、IF回路部などの他の回路部を含んでいてもよい。アンテナエレメントは、第1の通信方式、第2の通信方式に応じたマルチバンドアンテナ、指向性アンテナなどを用いることも可能である。
(実施の形態2)
図5(a)は、本発明の第2の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図である。
図5(a)において、第1のアンテナエレメント201から第2信号処理部208までの構成は図1に示す構成および作用効果と同一であるため、詳細な説明を省略する。そして、図1の構成と異なる点は、システム判断部206からの信号に基づいて情報を表示するディスプレイ等の表示機能(表示部611)を有していることである。本実施の形態の無線通信装置が表示部611を備えることにより、図5(b)に示すように、図2のステップS510における圏外の表示マーク601、ステップS507における第1の通信方式の受信状況の表示マーク602、ステップS509における第2の通信方式の受信状況の表示マーク603、ステップS504における第1の通信方式および第2の通信方式の受信状況の表示マーク604を行うことが可能である。
また、本実施の形態における無線通信装置が、図16に示すように、さらにユーザ入力部612を有する場合について説明する。
ユーザ入力部612は、第1信号処理部207と、第2信号処理部208と、システム判断部206に接続されている。ユーザ入力部612は、無線通信装置のユーザが操作可能になっており、ユーザはユーザ入力部612を操作することによって、第1信号処理部207と、第2信号処理部208と、システム判断部206を操作することが可能である。具体的には、第1信号処理部207と第2の信号処理部208に対する電源のON、OFFの操作が可能である。システム判断部206に対しては、第1の信号処理部207の電源がOFFであれば、第1のアンテナエレメント201の接続先を第2信号処理部208にし、第2の信号処理部208の電源がOFFであれば、第1のアンテナエレメント201の接続先をアンテナ切り替え部204にするように制御する。
このような構成にすることにより、ユーザは表示部611の表示に基づいたユーザ入力部612の操作が可能である。例えば、図5(b)の表示マーク602の表示がされているときは第2の通信方式では通信を行うことができないので、第2信号処理部208の電源をOFFにし、図5(b)の表示マーク603の表示がされているときは第1の通信方式では通信を行うことができないので、第1信号処理部207の電源をOFFにすることによって、無線通信装置の省電力化が可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、複数の通信方式の受信状況を表示することにより、ユーザが表示内容に応じて無線通信装置の消費電力を減らす操作が可能である。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図である。第1の実施の形態では、通信に使用するアンテナエレメントを切り替える選択ダイバーシチの例を示したが、本実施の形態では合成ダイバーシチの例を示す。図6に示す本実施の形態における無線通信装置は、図4に示す第1の実施の形態における無線通信装置の切り替え判断部405に代わり、ビーム形成部712を有している点が異なる。
図6において、ビーム形成部712は、第1信号処理部209、210に接続され、第1信号処理部209、210から入力されるそれぞれの信号の位相および振幅を制御する機能を有しており、位相のみを調整する場合は等利得合成、位相および振幅を調整する場合は最大比合成が可能である。
また、位相および振幅を調整することにより、第1のアンテナエレメント201と第2のアンテナエレメント202とを用いたビーム形成が可能であり、アンテナパターンを変化させることが可能である。例えば、待ち受け時(図2のステップS501)は無指向性のアンテナパターンにすることにより受信確率を上げることが可能であり、第1の通信方式で通信しているとき(図2のステップS507)は人体方向にヌルを向けるアンテナパターンにすることにより人体の影響を受けにくい通信をすることが可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の通信方式に対しては、第1のアンテナエレメント201と第2のアンテナエレメント202を使った合成ダイバーシチを行うことが可能である。また、第1のアンテナエレメント201と第2のアンテナエレメント202を用いてアンテナパターンを変化させることにより効率の良い無線通信が可能である。
なお、ダイバーシチに使用するアンテナは2本に限定されない。
また、本実施の形態は第1の通信方式に対して2つの信号処理部を有しているので、ビーム形成部712の代わりにMIMO(Multiple Input Multiple Output)用の信号処理部を設けることによって、MIMOのシステムにも応用可能である。
(実施の形態4)
図7は、本発明の第4の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図である。
図7において、同期タイミング検出部701を有する点が第1の実施の形態における無線通信装置と異なる。この同期タイミング検出部701は第1信号処理部207と第2信号処理部208に接続され、第1信号処理部207から出力される第1の通信方式に対する送信、受信、同期のタイミングと、第2信号処理部208から出力される第2の通信方式に対する送信、受信、同期のタイミングに基づいて、システム判断部206に対して、システム切り替え部203と切り替え判断部205の制御のタイミングを知らせる機能を有している。すなわち、同期タイミング検出部701はシステム判断部206から第2の通信方式による通信の受信状況の確認を開始する通知を受けると、第2の通信方式による受信状況の確認が終了するまでに必要とされる通信のプロセスのタイミングをシステム判断部206に通知する。
本実施の形態における動作は基本的には実施の形態1と同一であるが、間欠的に第1のアンテナエレメント201の接続先を第2信号処理部208に切り替え、第2の通信方式の受信状況を確認する処理(ステップS511)の方法が異なるので、以下に説明する。
図8は第1の通信方式で通信中に、第2の通信方式の受信状況を確認する動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態では第1の通信方式がIEEE802.11a方式で、第2の通信方式がW−CDMA方式の場合について説明する。
なお、第1の通信方式で通信を行っているとき、第1のアンテナエレメント201および第2のアンテナエレメント202がアンテナ切り替え部204に接続されているので、第2信号処理部208は電源をオフにしておくことが可能である。
W−CDMA方式は、セルサーチを行う際、電源立ち上げ時、ハンドオーバ時、待ち受け時で無線通信装置の動作が異なるが、本実施の形態では他の通信方式からW−CDMA方式に切り替えることを想定しているので、電源立ち上げ時と待ち受け時の2つの場合について説明する。電源立ち上げ時は、基地局との下りリンクの確立、セルの特定という段階を経てセルを検出し、待ち受け時は一定時間ごとに最大受信レベルのセルを検出するというステップでセルサーチを実施する。
図8において、まず、第2の通信方式に切り替える動作が発生した場合、システム判断部206は第2信号処理部208の電源がオフかどうかを判定する(ステップS801)。
ステップS801の判定結果がNOの場合は、第2信号処理部208が第2の通信方式で待ち受け時の状態であるので、第2の通信方式で下りリンクがすでに確立されているとみなし、ステップS802に進む。ただし、最大受信レベルのセルを検出するステップが必要な場合は、ステップS802に進む前に、そのステップをはさむ必要がある。
図9は、ステップS802において、第2信号処理部208が第2の通信方式で上りリンクの確立を開始する際のタイミングを示すものである。IEEE802.11a方式は、自律分散制御の場合、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance:衝突回避機能付きキャリア感知多重アクセス)方式が用いられ、受信側でデータフレームを正しく受信したとき、IFS(Inter Frame Space:フレーム間隔)の時間待機したあと、ACKフレーム(ACKnowledgment frame:確認応答フレーム)を送信し通信を完了するという制御が行われる。また、データフレームを正しく送信した場合は、IFSの時間待機したあと、ACKフレームを受信し通信を完了するという制御が行われる。
ステップS802において、第2信号処理部208が第2の通信方式で上りリンクの確立を開始する前、第1信号処理部207は第1の通信方式で通信を行っているので、第1信号処理部207は、図9に示すように、第1の通信方式を提供する無線システムの基地局からデータフレーム901を正しく受信した場合、IFS時間(904)待機したあとに第1の通信方式を提供する無線システムの基地局にACKフレーム902を送信する。そして、第1信号処理部207は、ACKフレーム902を送信終了後IFS時間待機するので、IFS時間の間にシステム判断部206は第1のアンテナエレメント201の接続先をアンテナ切り替え部204から第2信号処理部208に切り替えるように、システム切り替え部203を制御する。
この第1のアンテナエレメント201の接続先の切り替え終了後、第2信号処理部208は、第2の通信方式を提供する無線システムの基地局との上りリンクの確立に使用するフレーム903を送信し、第2の通信方式を提供する無線システムの基地局との上りリンクの確立を開始する。
また、第2信号処理部208が第2の通信方式で上りリンクの確立を開始する前に、第1信号処理部207が第1の通信方式を提供する基地局にデータフレームを正しく送信した場合も、第1の通信方式を提供する基地局からデータフレームを正しく受信した場合と同じタイミングになり、第1の通信方式を提供する基地局からACKフレームを受信終了後、IFS時間の間に第1のアンテナエレメント201の接続先をアンテナ切り替え部204から第2信号処理部208に切り替え、第2の通信方式を提供する基地局との上りリンクの確立を開始する。
ステップS801の判定結果がYESの場合、システム判断部206は第2信号処理部208の電源をオンにする(ステップS807)。
次に、第2信号処理部208の電源がオンになると、第2信号処理部208は第2の通信方式で基地局との下りリンクの確立を開始する。ただし、下りリンクを開始するタイミングは同期タイミング制御部701からのタイミング情報に基づきシステム判断部206によって制御され、図9と同様のタイミングで動作する。
第2信号処理部208が、第2の通信方式を提供する無線システムの基地局との下りリンクの確立に使用するフレームを送信し、第2の通信方式を提供する無線システムの基地局との下りリンクの確立を開始すると、システム判断部206は、第1信号処理部207に対してキャリアセンスを行わないようにするなど、下りリンクが確立するまで第1の通信方式での通信を行わないように制御する(ステップS808)。次に、第2の通信方式で下りリンクが確立すると、第2信号処理部208はRACHによる上りリンクの確立(ランダムアクセス制御)を開始する(ステップS802)。
このとき、無線通信装置が基地局に送信するRACHは間欠的であるので、システム判断部206は、RACH未送信時に、第1のアンテナエレメント201の接続先を第2信号処理部208からアンテナ切り替え部204に切り替え、第1の通信方式で通信を行うことを可能にする。また、システム判断部206は、第1信号処理部207に対してキャリアセンスを行えるようするなど、再び第1の通信方式での通信を可能にさせる。
図11はRACH未送信時に第2の通信方式から第1の通信方式に切り替えるタイミングと、第1の通信方式から第2の通信方式に切り替えるタイミングを示すものである。
システム判断部206は同期タイミング検出部701から第2信号処理部208がランダムアクセス制御を実行するタイミングを知ることができる。システム判断部206は、第2信号処理部208がPRACHのプリアンブル1101を送信後、基地局からAI1105を受信するまでの間、第2信号処理部208がどのようなタイミングで信号を送信あるいは受信するかがわかる。システム判断部206は、このタイミングの通知を受けて第2の信号処理部208が信号を送信あるいは受信しないタイミングで、第1のアンテナエレメント201の接続先を第2信号処理部208からアンテナ切り替え部204に切り替える。第1のアンテナエレメント201の接続先が切り替わった後、第1信号処理部207は第1の通信方式のフレーム1102の送信あるいは受信およびACKフレーム1103の送信あるいは受信を行う。このとき、システム判断部206は同期タイミング検出部701から出力される情報に基づき、第2信号処理部208が次のPRACHのプリアンブル1104を送信するタイミングがわかるので、必要なタイミングで第1のアンテナエレメント201の接続先をアンテナ切り替え部204から第2信号処理部208に戻す制御を行う。
そして、第2信号処理部208は再びPRACHのプリアンブル1104を送信する。このような第1信号処理部207による第1の通信方式のフレームの送信あるいは受信と第2信号処理部208によるPRACHのプリアンブルの送信とが、第2の通信方式を提供する基地局からのAI1105を受信するまで繰り返される(ステップS803)。次に、第2信号処理部208は、図10に示すようにAIを受信(1003)すると、PRACHのメッセージ部1004を基地局に送信し、上りリンクが確立する(ステップS804)。
次に、第2信号処理部208は基地局と通信を行い(ステップS805)、システム判断部206が第2信号処理部208から出力される信号に基づき、第2の通信方式による受信状況と現在通信継続中の第1の通信方式の受信状況とを比較する。
以上が第1の通信方式による通信時における第2の通信方式の受信状況を確認する方法である。
なお、以降の処理は実施の形態1と同様に、システム判断部206が第2の通信方式に切り替えるべきと判断した場合は、第2信号処理部208に指示して第2の通信方式での通信を開始させる。また、システム判断部206は切り替え判断部205に指示して第1信号処理部207の接続先を第2のアンテナエレメント202にする制御を行う。これにより、以降は第1のアンテナエレメント201により第2の通信方式による通信を行い、それと並行して、第2のアンテナエレメント202により第1の通信方式による受信状況のモニタを行うことができる。
一方、第1の通信方式を継続すべきと判断したときは、再び図2のステップS505からの処理を繰り返す。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の通信方式から第2の通信方式に切り替える際に、第2の通信方式で無線リンクを確立するまでの時間を利用し、第2の通信方式で通信を行っていないタイミングで第1の通信方式で通信を行うことにより効率の良い無線通信が可能となる。
なお、IEEE802.11a方式が基地局からの集中制御によるアクセス制御を行う場合も、ビーコンのタイミングを図11のフレーム1102を送信できるタイミングにすることにより本実施の形態と同様の手法が適用できる。
また、第1の通信方式はCSMA/CA方式に限るものではなく、通信を行うタイミングを制御できる方式であれば構わない。さらに、無線通信装置の構成は、図3、図4、図5、図6で構成されるものにも適用できる。
また、本実施の形態では、セルサーチを第2信号処理部208の電源がオンでない場合に行うとしているが、これに限らず、無線通信装置が移動したことにより従来のセルからはずれたような場合(ハンドオーバ時)も、本実施の形態と同様に処理することにより、第1の通信方式での通信状態においてもセルサーチすることが可能である。
また、本実施の形態ではセルサーチの期間は第1信号処理部207が通信を行わないような制御をする例を説明したが、これに限らず、システム判断部206が同期タイミング検出部701からのタイミング情報に基づき所定の時間を管理し、間欠的にセルサーチを行うことも可能である。具体的には、システム判断部206がセルサーチを行う必要が有ると判断した場合、システム切り替え部203に第2の通信方式へ切り替える信号を出力すると同時に、同期タイミング検出部701が所定時間のタイミングをシステム判断部206に通知し、システム判断部206はセルサーチが終了していなくてもシステム切り替え部203に切り替えの信号を出力し、第1の通信方式に戻す。このときの所定の時間としては、第1の通信方式の非通信期間内の時間とすることで、第1信号処理部207が通信を行わないように制御しなくても第1の通信方式による通信を継続させながら、第2の通信方式をモニタすることが可能になる。
(実施の形態5)
図13は、本発明の第5の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図である。
図13において、電源スイッチ1301、1302を有し、システム判断部206がこれらを制御することにより第1信号処理部207と第2信号処理部208の電源オン、オフを制御できる点が実施の形態1と異なる。
本実施の形態における無線通信装置の動作は、通信の待ち受け時にこれらの電源オン、オフを制御する点が実施の形態1と異なる。以下に図面を用いて説明する。
図12は、本実施の形態における無線通信装置が待ち受け状態に有るときの電源制御動作を示すフローチャートである。この図12は、実施の形態1で示した図2のステップS501における第1の通信方式と第2の通信方式の両方の信号を受ける状態の場合に、省電力で動作する手順(省電力処理)を示している。
図12において、まず第1のアンテナエレメント201が第2信号処理部208に接続され、第2のアンテナエレメント202がアンテナ切り替え部204を介して第1信号処理部207に接続されている。そして、システム判断部206が第1信号処理部207から出力される信号に基づき、第1の通信方式の信号を受信しているかどうかを判定する(ステップS1201)。この判定結果がYESの場合、第2信号処理部208から出力される信号に基づき、第2の通信方式の信号を受信しているかどうかを次に判定する(ステップS1202)。
このステップS1202の判定結果がYESの場合、第1の通信方式の信号および第2の通信方式の信号を受信している状態なので、省電力処理を終了し、図2のステップ502へ移行する。以後の動作は、実施の形態1と同一である。
一方、ステップS1202の判定結果がNOの場合、第1の通信方式の信号を受信しているが第2の通信方式の信号を受信していない状態なので、第2信号処理部208の電源スイッチ1302をオフにする(ステップS1203)。
次に、システム判断部206は第1信号処理部207から出力される信号に基づき、第1の通信方式の信号を受信しているかどうかを所定時間毎に間欠的に確認する。例えば、システム判断部206は受信電力など、あらかじめ設定されたしきい値を下回ったと判定した場合、第2信号処理部208の電源スイッチ1302をオンにし(ステップS1205)、省電力処理を終了する。
また、ステップS1201の判定結果がNOの場合、ステップS1202と同様に、システム判断部206は第2信号処理部208から出力される信号に基づき、第2の通信方式の信号を受信しているかどうかを判定する(ステップS1206)。そして、この判定結果がNOの場合、第1の通信方式の信号と第2の通信方式の信号との両方を受信していない状態なので、省電力処理を終了する。
また、ステップS1206の判定結果がYESの場合、第2の通信方式の信号を受信しているが第1の通信方式の信号を受信していない状態なので、第1信号処理部207の電源スイッチ1301をオフにする(ステップS1207)。
次に、システム判断部206が第2信号処理部208から出力される信号に基づき、第2の通信方式の信号を受信しているかどうかを間欠的に確認する。そして、例えば、システム判断部206が受信電力など、あらかじめ設定されたしきい値を下回ったと判定した場合、第1信号処理部207の電源スイッチ1301をオンにし(ステップS1209)、省電力処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の通信方式で通信できない状況では第1信号処理部207の電源をオフにし、第2の通信方式で通信できない状況では第2信号処理部208の電源をオフにすることにより、無線通信装置の省電力化を図ることが可能である。
なお、第1の通信方式と第2の通信方式であらかじめ消費電力などのパラメータに基づき優先順位が定められている場合、ステップS1202の判定結果がYESのときに、その優先順位に応じてステップS1203あるいはステップS1207に進むようにすることも可能である。また、この省電力処理は図3、図4、図5、図6で構成される無線通信装置にも適用できる。
また、ステップS1201あるいはステップS1204のように第1の通信方式での受信を行う場合において、第1のアンテナエレメント201をアンテナ切り替え部204に接続し、第1のアンテナエレメント201および第2のアンテナエレメント202の両方を用いて第1の通信方式の受信状況を確認することもできる。これにより、システム判断部206による判定の精度を上げることが可能になる。
以上のように、本発明にかかる無線通信装置および無線通信方法は、複数の通信方式による通信が可能な無線通信装置に有用であり、複数のアンテナエレメントを使用する通信方式と複数のアンテナエレメントを使用しない通信方式とに切り替えて通信するのに適している。
本発明の第1の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態における無線通信装置の動作を示すフローチャート 本発明の第1の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図 (a)本発明の第2の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図(b)本発明の第2の実施の形態における無線通信装置の表示部での表示内容を示す図 本発明の第3の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の第4の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の第4の実施の形態における無線通信装置の動作を示すフローチャート 本発明の第4の実施の形態における無線通信装置の通信動作を示すタイミングチャート 本発明の第1の実施の形態における無線通信装置のW−CDMA通信動作を示すタイミングチャート 本発明の第4の実施の形態における無線通信装置の通信動作を示すタイミングチャート 本発明の第5の実施の形態における無線通信装置の動作を示すフローチャート 本発明の第5の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態における無線通信装置の通信動作を示すタイミングチャート 本発明の第1の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の第2の実施の形態における無線通信装置の構成を示すブロック図 従来の無線通信装置のアンテナエレメントの構成を示す概念図 従来の無線通信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
201 第1のアンテナエレメント
202 第2のアンテナエレメント
203、403 システム切り替え部
204、304 アンテナ切り替え部
205、305、405 切り替え判断部
206、306、406 システム判断部
207、209、210 第1信号処理部
208 第2信号処理部
611 表示部
612 ユーザ入力部
701 同期タイミング検出部
712 ビーム形成部
1301、1302 電源スイッチ

Claims (15)

  1. 無線信号を受信する第1アンテナエレメントと第2アンテナエレメントと、
    第1アンテナエレメントと第2アンテナエレメントとの少なくともいずれか一方が受信した、第1の通信方式による第1の無線信号を受信処理する第1信号処理部と、
    第1アンテナエレメントと第2アンテナエレメントとのいずれか一方が受信した、第2の通信方式による第2の無線信号を受信処理する第2信号処理部と、
    前記第1信号処理部と前記第2信号処理部とからのそれぞれの出力信号に基づいて、第1の通信方式で通信するのか第2の通信方式で通信するのかを判断するシステム判断部と、
    第1アンテナエレメントによる通信と第2アンテナエレメントによる通信との切り替えを判断する切り替え判断部とを有し、
    前記切り替え判断部は、
    前記システム判断部から前記第1の通信方式を選択する通知を受けた場合は、前記第1アンテナエレメントと前記第2アンテナエレメントによるダイバーシチを行い、
    前記第2の通信方式を選択する通知を受けた場合は、前記第1アンテナエレメントあるいは、前記第2アンテナエレメントによる無線通信を行う無線通信装置。
  2. 前記切り替え判断部からの切り替え指示に基づいて、第1アンテナエレメントからの受信信号と第2アンテナエレメントからの受信信号との少なくともいずれか一方を前記第1信号処理部に出力するアンテナ切り替え部を
    有する請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 第1の通信方式は、PDC方式といった複数のアンテナエレメントによるダイバーシチを行う方式であり、
    第2の通信方式は、W−CDMA方式やGSM方式といった複数のアンテナエレメントによるダイバーシチを行わない方式である請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1アンテナエレメントの接続先を前記第1信号処理部と前記第2信号処理部とのいずれか一方に切り替えるシステム切り替え部を有し、
    前記第1アンテナエレメントと前記第2アンテナエレメントによる前記ダイバーシチを行い、
    更に、前記システム判断部が、第1の通信方式による非通信期間を検出した場合に、
    前記システム判断部は、
    前記第1アンテナエレメントの接続先を前記第2信号処理部に変更する指示を前記システム切り替え部に出力し、
    更に、前記第2信号処理部からの出力信号に基づいて第2の通信方式に切り替えるかどうかを判断する請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記システム判断部が、前記非通信期間を検出し、前記システム切り替え部に第2信号処理部への前記変更を指示してから、第2の通信方式に切り替えるかどうかの判断を終了するまで、前記第1信号処理部に通信を禁止させる請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記第1信号処理部と前記第2信号処理部とが同期を行うタイミングを検出する同期タイミング検出部を有し、
    前記システム判断部は、
    前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切り替える場合に、
    前記同期タイミング検出部が前記第2の通信方式を用いて基地局からの無線リンクの確立を知らせる通知を受けるタイミングを検出するまで、
    前記第2の通信方式を用いて前記無線リンクを確立するための通信を行わないタイミングで、前記第1のアンテナエレメントの接続先を第1信号処理部へ変更する指示を前記システム切り替え部に出力し、前記第1の通信方式を用いて前記ダイバーシチによる通信を行う請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 第2の通信方式が、W−CDMA方式である場合に、
    前記システム判断部は、
    前記第2信号処理部による無線リンクの確立のためのセルサーチの期間では、前記第1信号処理部に通信を禁止させる請求項6記載の無線通信装置。
  8. 前記システム判断部による前記第1の通信方式と前記第2の通信方式との受信状況を表示する表示部と、
    前記第1信号処理部と前記第2信号処理部との電源を、ユーザが前記受信状況に応じて操作することができるユーザ入力部と
    を備える請求項4に記載の無線通信装置。
  9. 第1のアンテナエレメントと第2のアンテナエレメントとによる第1の通信方式でのダイバーシチを行うステップと、
    第1の通信方式の非通信期間に第1のアンテナエレメントによる第2の通信方式での受信状況をモニタするステップと、
    前記第2の通信方式での受信状況を検出し、前記第1の通信方式での受信状況より好ましい場合、前記第1の通信方式を終了し、前記第2の通信方式に切り替えるステップと
    を有する無線通信方法。
  10. 前記第2の通信方式による通信に切り替えた後に、並行して、第2アンテナエレメントにより第1の通信方式での受信状況をモニタするステップを有する請求項9に記載の無線通信方法。
  11. 第1の通信方式は、PDC方式といった複数のアンテナエレメントによるダイバーシチを行う方式であり、
    第2の通信方式は、W−CDMA方式やGSM方式といった複数のアンテナエレメントによるダイバーシチを行わない方式である請求項9または10に記載の無線通信方法。
  12. 前記受信状況は、受信信号強度、BER(Bit Error Rate)、スループット、SNR(Signal to Noise Ratio)あるいはCNR(Carrier to Noise Ratio)である請求項11に記載の無線通信方法。
  13. 第1の通信方式の非通信期間に前記第2の通信方式で通信を行う場合に、
    前記第1の通信方式による通信を禁止するステップをさらに有する請求項11に記載の無線通信方法。
  14. 第2の通信方式が、W−CDMA方式であり、第2の通信方式での受信状況をモニタする場合に、
    セルサーチの期間は第1の通信方式による通信を禁止するステップを有する請求項11に記載の無線通信方法。
  15. 第1の通信方式の非通信期間を検出し、第2の通信方式でRACH(Random Access Channel)を基地局に送信するステップと、
    前記RACHに対する前記基地局からの応答時間の経過後に、第2の通信方式に対する前記モニタを中断し、第1の通信方式に戻すステップと、
    をさらに有し、
    基地局からのAI(Acquisition Indicator)を受信するまで繰り返す請求項14に記載の無線通信方法。
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