本発明はアンテナ分野に関し、詳細には、サービス信号処理方法およびサービス信号処理装置、ならびに顧客構内設備に関する。
無線通信技術の急速な発展に伴い、ホットスポット信号とモバイルネットワーク信号の両方を受信/送信できるCPE(Customer Premise Equipment、顧客構内設備)が増えている。通常、ホットスポット信号とモバイルネットワーク信号の両方を受信/送信するには、ホットスポットアンテナとモバイルネットワークアンテナとがCPE内にそれぞれ配置される。CPEによってサポートされる様々なサービスのサービス信号を処理するために、関連技術におけるサービス信号処理時に、一般に用いられる方法は、CPEの現在のサービスが決定され、現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナが現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして用いられ、動作アンテナは、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御される、というものである。関連技術におけるサービス信号処理時には、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するように、現在のサービスアンテナをCPEの現在のサービスに関連した動作アンテナとして決定する必要がある。
関連技術には以下の欠点がある。
関連技術におけるサービス信号処理時には、現在のサービスアンテナはCPEの現在のサービスに関連した動作アンテナとして決定され、動作アンテナは現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御される。この場合、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法が柔軟性を欠くだけでなく、現在のサービスアンテナの信号強度が不十分であるためにサービス信号を正常に高速処理することができない。その結果、サービス処理が妨げられたり、サービス処理速度が遅くなったりすることになる。
先行技術に存在する問題を解決するために、本発明の実施形態は、サービス信号処理方法およびサービス信号処理装置、ならびに顧客構内設備を提供する。技術的解決策は以下のとおりである。
第1の態様によれば、サービス信号処理方法が提供され、本方法はCPEに適用され、
現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するステップと、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップと、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップと、
現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御するステップと、
別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御するステップと、
別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップと、
試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定するステップと、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するステップと、
動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するステップと、
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第2の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第3の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第4の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第5の可能な実施態様において、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するステップの前に、本方法は、
動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップ、
をさらに含む。
第1の態様の第5の可能な実施態様に関連して、第1の態様の第6の可能な実施態様において、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップの前に、本方法は、
動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定するステップと、
動作アンテナが切換え条件を満たす場合、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップを実行するステップと、
をさらに含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第7の可能な実施態様において、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するステップの後に、本方法は、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングし、ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するステップ、
をさらに含む。
第2の態様によれば、サービス信号処理装置がさらに提供され、本装置はCPEに適用され、
現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するように構成された、第1の獲得モジュールと、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するように構成された、第2の獲得モジュールと、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するように構成された、第3の獲得モジュールと、
現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御するように構成された、第1の制御モジュールと、
別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御するように構成された、第2の制御モジュールと、
別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御するように構成された、第3の制御モジュールと、
現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成された、第4の制御モジュールと、
試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定するように構成された、第1の決定モジュールと、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するように構成された、選択モジュールと、
動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するように構成された、第5の制御モジュールと、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、第2の獲得モジュールは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第1の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第2の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュールは、
第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第1の獲得部、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第2の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、第2の獲得モジュールは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第3の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第4の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュールは、
第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第1の探索部、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第3の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、第2の獲得モジュールは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第5の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第6の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュールは、
第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第2の探索部、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第4の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、第2の獲得モジュールは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第7の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第8の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュールは、
第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第9の決定部、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第5の可能な実施態様において、本装置は、
動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成された、第6の制御モジュール、
をさらに含む。
第2の態様の第5の可能な実施態様に関連して、第2の態様の第6の可能な実施態様において、本装置は、
動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定するように構成された、第2の決定モジュール、
をさらに含み、
第6の制御モジュールは、動作アンテナが切換え条件を満たすときに、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成されている。
第2の態様に関連して、第2の態様の第7の可能な実施態様において、本装置は、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングするように構成された、ポーリングモジュールと、
ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するように構成された、更新モジュールと、
をさらに含む。
第3の態様によれば、顧客構内設備がさらに提供され、本顧客構内設備は、プロセッサと、プロセッサの実行可能命令を記憶するように構成された、メモリとを含み、
プロセッサは、現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得し、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得し、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得し、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御し、別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御し、試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定し、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する、ように構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、プロセッサは、現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第2の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、プロセッサは、現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第3の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、プロセッサは、現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第4の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、プロセッサは、現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第5の可能な実施態様において、プロセッサは、動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する、ようにさらに構成されている。
第3の態様の第5の可能な実施態様に関連して、第3の態様の第6の可能な実施態様において、プロセッサは、動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定し、動作アンテナが切換え条件を満たす場合、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するようにさらに構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第7の可能な実施態様において、プロセッサは、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングし、ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するようにさらに構成されている。
本発明の実施形態で提供される技術的解決策の有益な効果は以下のとおりである。
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナが決定され、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って決定される動作アンテナは、現在のサービスアンテナになる場合もあり、別のサービスアンテナになる場合もあり、複数の動作アンテナが決定される場合、動作アンテナは同じサービスを処理してもよく、異なるサービスを処理してもよい。したがって、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法がより柔軟になるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして使用できることが保証され、そのためサービス処理速度が向上する。
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下で、これらの実施形態を説明するのに必要な添付の図面について簡単に述べる。明らかに、以下の説明における添付の図面は単に本発明の一部の実施形態を示しているにすぎず、当業者は、これら添付の図面から難なく他の図面をさらに導出することができる。
本発明の一実施形態によるCPEにおけるサービスアンテナのレイアウトの概略図である。
本発明の別の実施形態によるCPEにおけるWiFiアンテナとLTEアンテナとの関係の概略図である。
本発明の別の実施形態によるサービス信号処理方法の流れ図である。
本発明の別の実施形態によるサービス信号処理方法の流れ図である。
本発明の別の実施形態による信号フレーム構造の概略図である。
本発明の別の実施形態による信号フレーム構造の概略図である。
本発明の別の実施形態による信号フレーム構造の概略図である。
本発明の別の実施形態による信号フレーム構造の概略図である。
本発明の別の実施形態による、関連技術で提供される動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理するのに用いられる場合の指向性パターンの概略図である。
本発明の別の実施形態による、関連技術で提供される動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理するのに用いられる場合の指向性パターンの概略図である。
本発明の別の実施形態による、本発明の一実施形態で提供される動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理するのに用いられる場合の指向性パターンの概略図である。
本発明の別の実施形態による、本発明の一実施形態で提供される動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理するのに用いられる場合の指向性パターンの概略図である。
本発明の別の実施形態によるサービス信号処理装置の概略構造図である。
本発明の別の実施形態による顧客構内設備の概略構造図である。
本発明の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下で、添付の図面に関連して本発明の実施形態を詳細にさらに説明する。
図1に、本発明の一実施形態によるCPEにおけるサービスアンテナのレイアウトの概略図を示す。通常、CPEは少なくとも1つのホットスポットアンテナおよび少なくとも1つのモバイルネットワークアンテナを含むことができる。例えば、CPEは2つのWiFi(Wireless Fidelity、ワイヤレスフィデリティ)アンテナおよび2つのLTE(Long Term Evolution、ロング・ターム・エボルーション)アンテナを含む。説明を容易にするために、図1に示すように、本発明の本実施形態では、CPEが2つのWiFiアンテナおよび少なくとも2つのLTEアンテナを含んでいる場合を本発明の本実施形態を説明するための例として用いる。しかし、具体的実装時には、別の数の各種サービスアンテナが用いられてもよい。例えば、CPEは1つのWiFiアンテナおよび1つのLTEアンテナだけを含んでいてもよい。モバイル・ネットワーク・サービスはLTEサービスであってもよく、CDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)サービスやGSM(登録商標)(Global System For Mobile Communications、移動通信用グローバルシステム)サービスといった別のサービスであってもよい。
CPEが2つのLTEアンテナおよび2つのWiFiアンテナを含む場合には、プライマリ/セカンダリLTEアンテナ間の隔離、プライマリ/セカンダリWiFiアンテナ間の隔離、LTEアンテナとWiFiアンテナとの間の隔離、および各アンテナの指向性パターンのカバレッジを保証するために、通常は、図1に示すアンテナレイアウトが用いられる。 2つのLTEアンテナは互いに最大限分離され、ボードの左上隅と右上隅とにそれぞれ位置しており、2つのWiFiアンテナはボードの2つの側にそれぞれ位置しており、LTEアンテナから可能な限り遠ざけられている。アンテナの指向性パターン特性に関連して、CPEの実際の適用プロセスでは、あるときには現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナだけが動作アンテナとして用いられ、現在のサービスのサービス信号が現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて処理される場合には、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法が柔軟性を欠くだけでなく、現在のサービスアンテナの信号強度が不十分であるためにサービス信号を正常に高速処理することができず、その結果、サービス処理が妨げられ、またはサービス処理速度が遅くなることになる。加えて、動作アンテナとして用いられているときに、同じサービスのサービスアンテナの指向性パターンカバレッジが比較的低く、または隔離が比較的不十分である場合もあるしたがって、指向性が低い、壁貫通性能が低い、アンテナの近距離カバレッジといった問題を生じる可能性が高い。例えば、CPEに配置されたWiFiアンテナは垂直方向の指向性パターンが悪いため、WiFiアンテナの壁貫通性能は比較的低く、スキップフロアハウスやヴィラなどのネットワークカバレッジを満たすことができない。
前述の問題を解決するために、図2に本発明の一実施形態によるCPEにおけるWiFiアンテナとLTEアンテナとの関係の概略図を示す。図2に示すように、CPEでは、LTEアンテナの無線周波数チャネルとLTEアンテナとWiFiアンテナとの間にスイッチまたはコンバイナが配置され、WiFiアンテナの無線周波数チャネルとLTEアンテナとWiFiアンテナとの間にスイッチまたはコンバイナが配置される。したがって、現在の信号のサービス信号の処理時には、CPE内のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして良好な信号強度を有するサービスアンテナを選択することができる。各サービスアンテナは、1つの無線周波数チャネルに対応していてよい。
加えて、本発明の本実施形態では、各サービスのサービスアンテナの信号強度情報に従って選択される動作アンテナの数は、CPEに含まれる各サービスのサービスアンテナの数に関連する。例えば、CPE内の各サービスがただ1つのサービスアンテナを含む場合、動作アンテナ選択時に動作アンテナとして各サービスのサービスアンテナの中から1つのサービスアンテナが選択される。CPE内の各サービスが少なくとも2つのサービスアンテナを含む場合、動作アンテナ選択時に動作アンテナとして各サービスのサービスアンテナの中から少なくとも2つのサービスアンテナが選択される。少なくとも2つのサービスアンテナが動作アンテナとして選択される場合、動作アンテナは、同じサービスのサービスアンテナであってもよく、異なるサービスのサービスアンテナであってもよい。例えば、動作アンテナはWiFiアンテナであってもよく、LTEアンテナであってもよく、LTEアンテナとWiFiアンテナの両方を含んでいてもよい。動作アンテナが異なるサービスのサービスアンテナである場合には、配置されたスイッチまたはコンバイナを用いて動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御することができる。
さらに、CPE内の各サービスのサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するには、まずCPE内の各サービスのサービスアンテナの信号強度情報を獲得する必要がある。動作アンテナが選択された後で、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御することができる。具体的なサービス信号処理方法の詳細については、以下の実施形態を参照されたい。
図3には一例示的実施形態によるサービス信号処理方法の流れ図が示されており、本サービス信号処理方法はCPEに適用される。図1に示すCPEにおけるサービスアンテナのレイアウトの概略図、図2に示すCPEにおけるWiFiアンテナとLTEアンテナとの関係の概略図、および前述の内容に関連して、本発明の本実施形態で提供される方法手順は以下のステップを含む。
301.現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する。
302.現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する。
303.第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する。
304.現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御する。
305.別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御する。
306.別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する。
307.試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定する。
308.現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択する。
309.動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
任意選択で、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するステップの前に、本方法は、
動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップ、
をさらに含む。
任意選択で、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップの前に、本方法は、
動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定するステップと、
動作アンテナが切換え条件を満たす場合、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップを実行するステップと、
をさらに含む。
任意選択で、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するステップの後に、本方法は、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングするステップと、
ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するステップと、
をさらに含む。
本発明の本実施形態で提供される方法によれば、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナが決定され、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って決定される動作アンテナは、現在のサービスアンテナになる場合もあり、別のサービスアンテナになる場合もあり、複数の動作アンテナが決定される場合、動作アンテナは同じサービスを処理してもよく、異なるサービスを処理してもよい。したがって、現在のサービスのサービス信号を処理する方法がより柔軟になるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして使用できることが保証され、そのためサービス処理速度が向上する。
図4に、一例示的実施形態によるサービス信号処理方法の流れ図を示す。前述の実施形態の内容に関連して、本発明の本実施形態で提供される方法手順は以下のステップを含む。
401.現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する。
現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する方法として、現在のサービスアンテナを、現在のサービスのサービス信号を受信/送信するよう制御し、現在のサービスアンテナによって受信/送信された、現在のサービスのサービス信号の強度に従ってCPE内の現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得することができる。
信号強度情報の具体的内容について、信号強度情報は、それだけに限らないが、アンテナの受信レベルやアンテナの信号対雑音比を含む。現在のサービスは、ホットスポットサービスであってもよく、モバイル・ネットワーク・サービスであってもよい。現在のサービスがモバイル・ネットワーク・サービスである場合、現在のサービスには、それだけに限らないが、LTEサービス、CDMAサービス、あるいはGSMサービスが含まれる。
CPEが複数の現在のサービスアンテナを含む場合、次に動作アンテナとして各サービスのサービスアンテナの中から良好な信号強度を有するサービスアンテナを選択するために、まず各現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する必要があることに留意すべきである。各現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する際に、各現在のサービスアンテナが目下、現在のサービスのサービス信号を処理している場合には、すべての現在のサービスアンテナの信号強度情報を同時に獲得することができる。目下、現在のサービスアンテナの一部のみが現在のサービスのサービス信号を処理している場合には、その現在のサービスアンテナの一部の信号強度情報だけを獲得することができ、別の現在のサービスアンテナが現在のサービス信号を処理しているときに、その別の現在のサービスアンテナの信号強度情報が決定される。
例えば、現在のサービスがWiFiサービスであり、CPEが2つのWiFiアンテナを含む場合、目下、2つWiFiアンテナの両方がWiFiサービスのサービス信号を処理している場合には、2つのWiFiアンテナの信号強度情報を同時に獲得することができる。この事例で、WiFiアンテナ1のみがWiFiサービスのサービス信号を処理している場合には、WiFiアンテナ1の信号強度情報だけを獲得することができ、WiFiアンテナ2がWiFiサービスのサービス信号の処理に関与するときに、WiFiアンテナ2の信号強度情報がさらに決定される。
さらに、現在のサービスアンテナの信号強度情報が獲得された後で、さらにCPE内の別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する必要がある。別のサービスアンテナの信号強度情報の獲得は現在のサービスの助けを借りて実施することができる。具体的には、本発明の本実施形態では、各サービスアンテナと各サービスアンテナの無線周波数チャネルとの間にスイッチまたはコンバイナが配置される。したがって、別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するように、別のサービスアンテナを現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換えることができる。具体的には、別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する方法の詳細については、以下のステップ402〜ステップ404を参照されたく、ここでは詳細を述べない。
同様に、本発明の本実施形態では、別のサービスは限定されない。説明を容易にするために、本発明の本実施形態および後続の実施形態では、CPEがWiFiサービスおよびLTEサービスを含む場合を説明例として用いる。したがって、現在のサービスがWiFiサービスである場合には、別のサービスはLTEサービスであり、現在のサービスがLTEサービスである場合には、別のサービスはWiFiサービスである。
402.現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得し、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する。
切換えを行うために現在のサービスの信号フレーム構造のアイドルタイムスロットと別のサービスの信号フレーム構造のアイドルタイムスロットとの同期時が選択され、別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するために別のサービスアンテナが現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるときに、現在のサービスアンテナによる現在のサービスのサービス信号の処理が影響を受けないことが実現され、別のサービスアンテナによる別のサービスのサービス信号の処理が影響を受けないことが保証されるようにする。したがって、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットと、別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとを別々に獲得する必要がある。しかし、現在のサービスアンテナが、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロット内にあるときに必ず別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロット内にあるようにするには、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を決定して、別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御することができるようにする必要がある。
現在のサービスの信号フレーム構造が異なり、別のサービスの信号フレーム構造が異なる場合には、第1のアイドルタイムスロットの内容が異なり、第2のアイドルタイムスロットの内容が異なり、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する方法も異なる。具体的には、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得し、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する方法は、それだけに限らないが、以下のいくつかの事例を含む。
事例1: 現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定することができ、第1の受信・送信間隔は現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いられ、別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔が決定され、第2の受信・送信間隔は別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いられ、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得することができ、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時は第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いられる。
例えば、現在のサービスおよび別のサービスはそれぞれWiFiサービスおよびLTEサービスであり、図5(a)および図5(b)には信号フレーム構造の概略図が示されている。図5(a)にWiFi信号フレーム構造の概略図を示す。図5(a)において、斜線部のタイムスロットはWiFi信号を受信/送信するためのタイムスロットを示しており、空白のタイムスロットは、WiFi信号フレーム構造における受信・送信間隔を示している。図5(a)から、WiFi信号フレーム構造は受信・送信間隔を有することが分かる。LTEサービスでは、TDD(Time Division Duplexing、時分割複信)−LTE信号フレーム構造およびFDD(Frequency Division Duplexing、周波数分割複信)−LTE信号フレーム構造が存在しうる。図5(b)にTDD−LTE信号フレーム構造の概略図を示す。各TDD−LTE信号フレーム構造のフレーム長は10ms(ミリ秒)であり、20個のタイムスロットからなり、各ハーフフレームの長さは5msである。各ハーフフレームは1つの特別なタイムスロットを含み、特別なタイムスロットは、図5(b)の1#タイムスロットのように、受信・送信間隔として用いることができる。したがって、TDD−LTE信号フレーム構造も受信・送信間隔を有する。この場合、WiFi信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定することができ、第1の受信・送信間隔は第1のアイドルタイムスロットとして用いられ、TDD−LTE信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔が決定され、第2の受信・送信間隔は第2のアイドルタイムスロットとして用いられ、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時が獲得され、これにより続いて、TDD−LTEアンテナを、第2の受信・送信間隔と第1の受信・送信間隔との同期時にWiFiアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御することができる。第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得する際に、第2の受信・送信間隔との同期時の探索を、第1の受信・送信間隔の開始点で開始することができる。例えば、第1の受信・送信間隔の持続時間が9:23:20.25〜9:23:20.30である場合、第2の受信・送信間隔との同期時の探索は9:23:20.25から開始し、TDD−LTE信号フレーム構造が、探索が9:23:20.28に行われるときに正確に第2の受信・送信間隔内にある場合、9:23:20.28が、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時として用いられる。
事例2: 現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定することができ、第3の受信・送信間隔は現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いられ、別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームが決定され、第1のブランクサブフレームは別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いられ、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、それだけに限らないが、第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いること、が含まれる。
例えば、現在のサービスおよび別のサービスはそれぞれWiFiサービスおよびLTEサービスであり、図6(a)および図6(b)には、信号フレーム構造の概略図が示されている。図6(a)にWiFi信号フレーム構造の概略図を示す。図6(a)において、斜線部のタイムスロットはWiFi信号を受信/送信するためのタイムスロットを示しており、空白のタイムスロットは、WiFiフレーム構造における受信・送信間隔を示している。図6(b)にFDD−LTE信号フレーム構造の概略図を示す。各FDD−LTE信号フレーム構造のフレーム長は10msであり、20個のサブフレームからなり、10個のサブフレームをアップリンク伝送に用いることができ、10個のサブフレームをダウンリンク伝送に用いることができる。図6(b)から、FDD−LTE信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないことが分かる。しかし、FDD−LTE信号フレーム構造では、このフレーム構造の10個のサブフレームが同時にスケジュールされる可能性はきわめて低い。したがって、データサービスも制御情報もないブランクサブフレームを用いることができ、WiFi信号フレーム構造の受信・送信間隔との同期時を求めてFDD−LTE信号フレーム構造内のブランクサブフレームが探索されて、この同期時が第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いられる。WiFi信号フレーム構造の受信・送信間隔との同期時を求めてFDD−LTE信号フレーム構造のブランクサブフレームを探索する際には、ブランクサブフレームの開始時から探索を開始することもでき、FDD−LTE信号フレーム構造がブランクサブフレーム内にあるときにWiFiサービスの信号フレーム構造が正確にその受信・送信間隔内にあるときに探索が行われるまで探索が行われ、そのときが獲得された同期時として用いられる。
事例3: 現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定することができ、第2のブランクサブフレームは現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いられ、別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔が決定され、第4の受信・送信間隔は別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いられ、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、それだけに限らないが、第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いること、が含まれる。
例えば、現在のサービスがFDD−LTEサービスであり、別のサービスがWiFiサービスである場合、FDD−LTE信号フレーム構造には受信・送信間隔がないため、図6を参照してFDD−LTE信号フレーム構造のブランクサブフレームを決定することができ、FDD−LTE信号フレーム構造のブランクサブフレームは、WiFi信号フレーム構造の受信・送信間隔との同期時を求めて探索される。WiFi信号フレーム構造の受信・送信間隔との同期時を求めてFDD−LTE信号フレーム構造のブランクサブフレームを探索する際の原理は、前述の事例2におけるWiFi信号フレーム構造の受信・送信間隔との同期時を求めてFDD−LTE信号フレーム構造のブランクサブフレームを探索する際の原理と一致するものであり、詳細については前述の事例2の内容を参照されたく、ここでは詳細を繰り返さない。
事例4: 現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定することができ、第3のブランクサブフレームは現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いられ、別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームが決定され、第4のブランクサブフレームは別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いられ、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、それだけに限らないが、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いること、が含まれる。
この事例では、現在のサービスの信号フレーム構造にも別のサービスの信号フレーム構造にも受信・送信間隔がないが、サービス処理時には、現在のサービスの信号フレーム構造内のサブフレームと別のサービスの信号フレーム構造内のサブフレームのどちらもある瞬間にいかなるサービスデータまたは制御信号の送信にも用いられない可能性がある。したがって、現在のサービスの信号フレーム構造および別のサービスの信号フレーム構造を、第3のブランクサブフレームおよび第4のブランクサブフレームを求めてそれぞれ探索することができ、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時が獲得され、同期時は獲得された同期時として用いられる。第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を獲得する際には、第4のブランクサブフレームとの同期時の探索を第3のブランクサブフレームの開始時から開始することもでき、第3のブランクサブフレームとの同期時の探索を第4のブランクサブフレームの開始時から開始することもできる。
CPE内の現在のサービスアンテナの数と別のサービスアンテナの数の両方が少なくとも2つである場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、各現在のサービスアンテナおよび各別のサービスアンテナの信号強度情報を決定するために、各現在のサービスアンテナの現在のサービスの信号フレーム構造に対応する各第1のアイドルタイムスロット、および各別のサービスアンテナの別のサービスの信号フレーム構造に対応する各第2のアイドルタイムスロットを獲得する必要があることに留意すべきである。第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、各第1のアイドルタイムスロットと各第1のアイドルタイムスロットに対応する第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する必要がある。
前述の内容の説明を容易にするために、以下で具体例を用いて説明する。
例えば、図1に関して、CPEは2つのWiFiアンテナおよび2つのLTEアンテナを含み、現在のサービスはWiFiサービスであり、別のサービスはLTEサービスである。LTEアンテナ1はWiFiアンテナ1に対応しており、LTEアンテナ2はWiFiアンテナ2に対応している。加えて、この場合には、WiFiアンテナ1とWiFiアンテナ2の両方が現在のサービスのサービス信号の処理に関与する。通常、LTEアンテナ1はWiFiアンテナ1の無線周波数チャネルにのみに切り換わることができ、LTEアンテナ2はWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルにのみに切り換わることができる。この場合には、WiFi信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよびLTE信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、WiFiアンテナ1およびWiFiアンテナ2の信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロット1および第1のアイドルタイムスロット2と、LTEアンテナ1およびLTEアンテナ2の信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロット1および第2のアイドルタイムスロット2を別々に決定する必要がある。第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、第1のアイドルタイムスロット1と第2のアイドルタイムスロット1との同期時と、第1のアイドルタイムスロット2と第2のアイドルタイムスロット2との同期時とを獲得する必要がある。
403.現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御する。
現在のサービスのサービス信号の処理は、通常、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスアンテナによってまず実施される。したがって、別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するために別のサービスアンテナを現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換えるには、まず現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、次いで別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御し、別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて試験信号を受信/送信するよう引き続き制御することにより、試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定する必要がある。
試験信号の具体的ソースについて、試験信号は、サービスアンテナの信号強度情報の試験に特に用いられ、固定機器によって送信される信号とすることもでき、CPEのピアデバイスによって送信された、現在のサービスのサービス信号とすることもでき、以下同様である。
前述のプロセスの説明を容易にするために、以下で具体例を用いて説明する。例えば、CPEが1つのWiFiアンテナおよび1つのLTEアンテナを含み、現在のサービスがWiFiサービスである場合、LTEアンテナの信号強度情報を決定するには、WiFiアンテナは、WiFiアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御され、LTEアンテナは、試験信号の受信/送信結果に従ってLTEアンテナの信号強度情報を決定するように、WiFiアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、試験信号を受信/送信するよう制御される。
CPE内の現在のサービスアンテナの数と別のサービスアンテナの数の両方が少なくとも2つであり、各現在のサービスアンテナがこの事例での現在のサービスのサービス信号の処理に関与する場合には、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御する際に、各現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御する必要があることに留意すべきである。各現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御する際には、すべての現在のサービスアンテナを同時にすべての現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断してもよく、すべての現在のサービスアンテナを順にすべての現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断してもよく、これについては本発明の本実施形態では限定されない。別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御する際には、各別のサービスアンテナを、獲得された同期時に別のサービスアンテナに対応する現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御し、各別のサービスアンテナを、試験信号を受信/送信するよう制御する必要がある。加えて、各別のサービスアンテナを、獲得された同期時に別のサービスアンテナに対応する現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する際に、すべての現在のサービスアンテナが同時にすべての現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断される場合には、すべての別のサービスアンテナは、同時に、すべての別のサービスアンテナに対応する現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、すべての現在のサービスアンテナがすべての現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから連続して切断される場合には、各現在のサービスアンテナが現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるときに、各別のサービスアンテナが各別のサービスアンテナに対応する現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わる。
例えば、CPEが少なくとも2つのWiFiアンテナおよび少なくとも2つのLTEアンテナを含み、現在のサービスがWiFiサービスであり、別のサービスがLTEサービスであるものとし、図1に示すCPEにおけるアンテナの概略構造図を例に用いる。図1において、LTEアンテナ1はWiFiアンテナ1に対応しており、LTEアンテナ2はWiFiアンテナ2に対応している。したがって、まず、WiFiアンテナ1およびWiFiアンテナ2を、WiFiアンテナ1の無線周波数チャネルおよびWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルからそれぞれ切断されるよう制御し、LTEアンテナ1およびLTEアンテナ2を、獲得された同期時にWiFiアンテナ1の無線周波数チャネルおよびWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルにそれぞれ切り換わるよう制御する必要がある。この場合、LTEアンテナ1およびLTEアンテナ2は、WiFiアンテナ1の無線周波数チャネルおよびWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルをそれぞれ用いて試験信号を受信/送信するよう制御され、そのため、LTEアンテナ1の信号強度情報およびLTEアンテナ2の信号強度情報を、LTEアンテナ1およびLTEアンテナ2の試験信号の受信/送信結果に従って引き続き決定することができる。
404.別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御し、試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定する。
別のサービスアンテナが、別のサービスアンテナの信号強度情報の決定を完了するように、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御された後で、現在のサービスアンテナを用いた現在のサービスのサービス信号の処理が影響を受けないようにするために、さらに、別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御して、試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定する必要がある。現在のサービスアンテナによる現在のサービスのサービス信号の処理が影響を受けないようにするためには、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップをステップ402で決定された第1のアイドルタイムスロットで完了するようにする必要がある。
別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御する方法、および現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する方法は、別のサービスアンテナと現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルとの間のスイッチが切れるよう制御すること、および現在のサービスアンテナのスイッチを現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに接続されるよう制御すること、であってよい。
試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定する方法について、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するには、別のサービスアンテナの決定された信号強度情報の内容が、ステップ401で決定された、現在のサービスアンテナの信号強度情報の内容と整合性を有する必要がある。例えば、ステップ401で決定された現在のサービスアンテナの信号強度情報が受信・送信レベルである場合、このステップで決定される別のサービスアンテナの信号強度情報も受信・送信レベルである。
さらに、現在のサービスアンテナの数と別のサービスアンテナの数の両方が少なくとも2つである場合、少なくとも2つの別のサービスアンテナは、別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する際に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わる。この場合、別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する際に、各別のサービスアンテナを、各別のサービスアンテナに対応する現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、各現在のサービスアンテナを、再度各現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する必要がある。
CPEが2つのWiFiアンテナおよび2つのLTEアンテナを含む前のステップの例に関して、この場合には、LTEアンテナ1およびLTEアンテナ2を、WiFiアンテナ1の無線周波数チャネルおよびWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルからそれぞれ切断されるよう制御し、WiFiアンテナ1およびWiFiアンテナ2を、再度WiFiアンテナ1の無線周波数チャネルおよびWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルにそれぞれ切り換わるよう制御する必要がある。
前述の各ステップでは、現在のサービスアンテナの信号強度情報がまず獲得され、別のサービスアンテナの信号強度情報が次いで獲得される例のみを用いて本発明の本実施形態で提供される方法を説明していることに留意すべきである。しかし、具体的実装時には、代替として、別のサービスアンテナの信号強度情報がまず獲得されてもよく、現在のサービスアンテナの信号強度情報はその次に獲得される。
405.現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択する。
ステップ401〜ステップ404を行うことによって現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報が決定された後で、良好な信号強度を有するサービスアンテナを現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして使用できるようにするために、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択することができる。
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択する方法は、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従ってCPE内のすべてのサービスアンテナの信号強度情報をまずソートして、ソート結果に従って良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして選択すること、であってよい。
本発明の本実施形態は動作アンテナの特定の数を限定するものではない。具体的実装時には、動作アンテナの数は、CPE内の各サービスが含むサービスアンテナの総数および現在のサービスのトラフィックに照らして決定されてよい。例えば、CPEが1つのホットスポットアンテナおよび1つのモバイルネットワークアンテナを含む場合には、1つのサービスアンテナが動作アンテナとして選択される。別の例として、CPEが少なくとも2つのホットスポットアンテナおよび少なくとも2つのモバイルネットワークアンテナを含むが、現在のサービスのトラフィックが比較的緩やかである場合には、2つのサービスアンテナが、ホットスポットアンテナの信号強度情報およびモバイルネットワークアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして選択される。しかし、具体的実装時には、3つまたは4つのアンテナを、ホットスポットアンテナの信号強度情報およびモバイルネットワークアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして選択することもできる。
406.動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する
現在のサービスのサービス信号の処理は現在のサービスの無線周波数チャネルを用いて実施する必要がある。したがって、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する必要がある。
具体的には、CPEが1つのホットスポットアンテナおよび1つのモバイルネットワークアンテナを含み、現在のサービスがホットスポットサービスである場合、決定された動作アンテナがホットスポットアンテナである場合には、ホットスポットアンテナは、ホットスポットアンテナの無線周波数チャネルを用いてホットスポットサービスのサービス信号を処理するよう制御され、あるいは、決定された動作アンテナがモバイルネットワークアンテナである場合には、モバイルネットワークアンテナは、ホットスポットアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、ホットスポットアンテナの無線周波数チャネルを用いてホットスポットサービスのサービス信号を処理するよう制御される。
加えて、CPEが少なくとも2つのホットスポットアンテナおよび少なくとも2つのモバイルネットワークアンテナを含み、現在のサービスがホットスポットサービスであり、2つの動作アンテナが決定される場合、動作アンテナが2つのホットスポットアンテナである場合には、ホットスポットサービスのサービス信号を、2つのホットスポットアンテナの無線周波数チャネルを用いて処理することができ、動作アンテナが1つのホットスポットアンテナおよび1つのモバイルネットワークアンテナである場合には、ホットスポットアンテナは、ホットスポットアンテナに対応する無線周波数チャネルを用いてホットスポットサービスのサービス信号を処理するよう制御され、モバイルネットワークアンテナは、ホットスポットサービスのサービス信号を処理するように、モバイルネットワークアンテナに対応するホットスポットアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御され、あるいは、動作アンテナが2つのモバイルネットワークアンテナである場合には、2つのモバイルネットワークアンテナは、対応するホットスポットアンテナの無線周波数チャネルにそれぞれ切り換わり、ホットスポット・サービス・アンテナの無線周波数チャネルを用いてホットスポットサービスのサービス信号を処理することができる。
本発明の本実施形態では、動作アンテナがCPE内のすべてのサービスアンテナの信号強度情報に従って決定されるため、決定された動作アンテナが同じサービスに属さない場合、またはすべての決定された動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合が起こりうることに留意すべきである。したがって、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するステップの前に、動作アンテナが現在のサービスアンテナではないことが決定された場合には、動作アンテナに対応する現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるようまず制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する必要がある。
例えば、現在のサービスがWiFiサービスであり、2つの動作アンテナがすべてのサービスアンテナの信号強度情報に従って決定され、2つの決定された動作アンテナは1つのWiFiアンテナおよび1つのLTEアンテナであるとする。LTEアンテナは基本的にWiFiサービスアンテナには属さないため、LTEアンテナをWiFiアンテナの無線周波数チャネルに切り換える必要がある。例えば、図1に関連して、LTEアンテナがWiFiアンテナ1に対応している場合、LTEアンテナはWiFiアンテナ1の無線周波数チャネルに切り換わる。
動作アンテナが現在のサービスアンテナであるかどうかの決定を、現在のサービスをまず決定し、次いですべての動作アンテナを現在のサービスと比較することによって実施する必要がある。本発明の本実施形態に関与する現在のサービスおよび別のサービスがWiFiサービスおよびLTEサービスである場合には、現在のサービスがWiFiサービスであるかそれともLTEサービスであるか判定する際に、CPEのWiFiインターフェースにアクセスしているユーザがいないかどうか、ユーザがネットワークケーブルを用いてCPE製品に接続しているかどうか、およびデータチャネルがLTEからLAN(Local Area Network、ローカル・エリア・ネットワーク)までのものであるかどうかを検出することができる。CPEのWiFiインターフェースにアクセスしているユーザがなく、ユーザがネットワークケーブルを用いてCPE製品に接続しており、データチャネルがLTEからLANまでのものである場合には、現在のサービスはLTEサービスであると判定される。加えて、LTEにデータサービス要件があるかどうか、およびCPEがどのデータチャネルを用いてLANに接続しているかを検出することもでき、LTEにデータサービス要件がない場合、または顧客データチャネルがWiFiインターフェースを用いてLANに接続している場合には、現在のサービスはWiFiサービスであると判定され、そうでない場合にはLTEサービスであると判定される。
任意選択で、別のサービスアンテナが動作アンテナとして選択された後で、動作アンテナが現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるときに別のサービスアンテナによる別のサービスのサービス信号が影響を受けないようにするために、動作アンテナが現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わる前に、さらに、動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定する必要があり、動作アンテナが切換え条件を満たす場合、動作アンテナは現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わる。
切換え条件には、それだけに限らないが、別のサービスアンテナのサービスがアイドル状態であるかどうかや、別のサービスのトラフィックが事前設定閾値未満であるかどうかが含まれる。事前設定閾値の特定値は必要に応じて設定してよい。
前述の切換え条件の具体的内容に関連して、動作アンテナが切換え条件を満たすかどうかの決定には、それだけに限らないが、動作アンテナに対応するサービスがアイドルであるかどうかや、動作アンテナに対応するサービスのトラフィックが事前設定閾値未満であるかどうかを判定することによる実施が含まれる。
加えて、本発明の本実施形態で決定される動作アンテナにおいて、必要に応じて少なくとも2つの動作アンテナが決定される場合には、少なくとも2つの決定された動作アンテナのうちの少なくとも1つの動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合が起こりうる。すなわち、本発明の本実施形態で提供される方法によれば、現在のサービスのサービス信号をCPEにおける別のサービスアンテナの多重化によって処理することができる。この場合、動作アンテナが異なるサービスのサービスアンテナであるときに、アンテナ多重化を実施することができ、アンテナ多重化により動作アンテナの種類が多様化されるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして選択できることが保証され、そのためサービス信号のより十分なカバレッジ効果が実現される。
例えば、図7(a)および図7(b)には、関連技術が提供する動作アンテナを用いて現在のサービスのサービス信号を処理する場合の指向性パターンの概略図が示されている。動作アンテナは2つのWiFiアンテナである。図7(a)の不規則な曲線は、2つのWiFiアンテナによって合成された水平方向の指向性パターンを示し、図7(b)の不規則な曲線は、2つのWiFiアンテナによって合成された垂直方向の指向性パターンを示す。図7(a)および図7(b)から、2つのWiFiアンテナは水平面内では全方向性カバレッジを満たすことができるが、大きなカバレッジホールが存在する垂直面内ではカバレッジが比較的悪いことが分かる。
本発明の本実施形態で提供される方法を用いて動作アンテナが決定された後の、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する場合の水平方向の指向性パターンおよび垂直方向の指向性パターンの概略図を、図8(a)の不規則な曲線および図8(b)の不規則な曲線でそれぞれ示す。図8(a)および図8(b)から、本発明の本実施形態で提供される方法を用いて決定された動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する場合には、垂直面内のカバレッジ条件が大幅に改善されるだけでなく、水平面内のカバレッジ条件もさらに改善されることが分かる。加えて、図8(a)および図8(b)と図7(a)および図7(b)とをそれぞれ比較することにより、本発明の本実施形態で提供される動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する場合には、アンテナの利得値もある程度増加することも分かる。
異なるサービスのサービスアンテナの帯域幅範囲は一致しないため、決定された動作アンテナが異なるサービスのサービスアンテナである場合、サービス信号の処理をアンテナ多重化によって実施できるように、異なるサービスのサービスアンテナが範囲の重なり合う帯域幅を有するようにする必要があることに留意すべきである。
例えば、モバイルネットワークアンテナは、通常、比較的広い帯域幅を有し、モバイルネットワークアンテナの動作周波数帯域は、698MHz〜960MHzおよび1710MHz〜2690MHzをカバーすることができ、ホットスポットアンテナの動作周波数帯域は、通常、2.4GHz〜2.5GHzであり、モバイルネットワークアンテナの動作帯域内に含まれる。したがって、現在のサービスがホットスポットサービスであり、決定された動作アンテナのうちの少なくとも1つのアンテナがモバイルネットワークアンテナである場合、モバイル・ネットワーク・サービスのアイドル期間中に、またはモバイル・ネットワーク・サービスのトラフィックが事前設定閾値以下であるときに、スイッチまたはコンバイナを用いてモバイルネットワークアンテナをホットスポットアンテナの無線周波数チャネルに切り換えることができ、これにより、アンテナ多重化によるホットスポットアンテナが信号を受信/送信する能力の改善が実現される。
加えて、ホットスポットアンテナは、通常、2.4GHz〜2.5GHzしかカバーしない比較的狭い帯域幅を有する。したがって、現在のサービスがモバイル・ネットワーク・サービスである場合、動作アンテナが少なくとも1つのホットスポットアンテナを含む場合には、ホットスポットアンテナがモバイル・ネットワーク・サービスを処理できるように、ホットスポットアンテナは広帯域アンテナとして設計されてもよく、あるいはホットスポットアンテナはスイッチ調整可能技術と連携することによって広帯域アンテナとして実施され、そのため、モバイルネットワークアンテナの多重化としてのホットスポットアンテナの使用が実現される。例えば、ホットスポットアンテナの本来の動作周波数帯域が2.4GHz〜2.5GHzである場合、スイッチ調整可能技術を用いて、ホットスポットアンテナの動作周波数帯域を2.3GHz〜2.4GHzまたは2.5GHz〜2.69GHzに切り換えることができ、したがって、ホットスポットアンテナは、B40、B38、B7、またはB41周波数帯を有するモバイルネットワークアンテナの多重化として用いられる。ホットスポットサービスはWiFiサービスとすることができる、モバイル・ネットワーク・サービスは、それだけに限らないが、LTEサービスを含む。加えて、ホットスポットアンテナが、モバイルネットワークアンテナと同じ帯域幅を有する広帯域アンテナとして設計される場合、ホットスポットアンテナの別の周波数帯域をモバイルネットワークアンテナの多重化として用いることもできる。
407.現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングし、ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新する。
このステップは任意選択のステップである。CPE内の各サービスアンテナの信号強度情報は、時間やCPEの位置といった要因と共に絶えず変化する可能性があるため、CPE内の各サービスアンテナの信号強度情報をリアルタイムで検出する必要がある。この場合、CPE内の各サービスアンテナの信号強度情報をリアルタイムで検出する際に、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングすることができ、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナが、ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って更新される。
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報が定期的にポーリングされる時間間隔の特定値は、必要に応じて設定してよい。ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作装置を更新する原理は、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する原理と一致するものであり、詳細については、前述のステップ406の内容を参照されたく、ここでは詳細を述べない。
前述の内容では、CPEが異なるサービスを処理するサービスアンテナを含む例だけを用いて本発明の本実施形態で提供されるサービス信号処理方法を説明していることに留意すべきである。しかし、同じCPE内のサービスアンテナが異なる周波数帯域の信号を処理する同じ種類のサービスアンテナである場合、サービス信号処理時に、現在のサービスのサービス信号も、本発明の本実施形態で提供される方法に従って、異なる周波数帯域の信号を処理するサービスアンテナ間のアンテナ多重化によって処理することができる。具体的には、代替として、CPE内の各サービスアンテナの信号強度情報が決定された後で、現在のサービスのサービス信号を処理する少なくとも2つの動作アンテナを、各サービスアンテナの信号強度情報に従って選択することができる。
例えば、CPEが2つの2.4GHzのWiFiアンテナおよび2つの5GHzのWiFiアンテナを含む場合、2つの2.4GHzのWiFiアンテナおよび2つの5GHzのWiFiアンテナは、現在のサービスのサービス信号を処理するように多重化することができる。
CPEに加えて、本発明の実施形態で提供される動作アンテナを決定するための方法は、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線ルータといった別の端末機器に適用されてもよく、これについては本発明の本実施形態では特に限定されないことに留意すべきである。
本発明の本実施形態で提供される方法によれば、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナが決定され、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って決定される動作アンテナは、現在のサービスアンテナになる場合もあり、別のサービスアンテナになる場合もあり、複数の動作アンテナが決定される場合、動作アンテナは同じサービスを処理してもよく、異なるサービスを処理してもよい。したがって、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法がより柔軟になるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして使用できることが保証され、そのためサービス処理速度が向上する。
図9に、一例示的態様によるサービス信号処理装置の概略構造図を示す。本装置はCPEに適用され、本装置は前述の図3または図4に示す実施形態で提供されるサービス信号処理方法を実行するように構成することができる。図9を参照すると、本装置は、
現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するように構成された、第1の獲得モジュール901と、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するように構成された、第2の獲得モジュール902と、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するように構成された、第3の獲得モジュール903と、
現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御するように構成された、第1の制御モジュール904と、
別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御するように構成された、第2の制御モジュール905と、
別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御するように構成された、第3の制御モジュール906と、
現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成された、第4の制御モジュール907と、
試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定するように構成された、第1の決定モジュール908と、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するように構成された、選択モジュール909と、
動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するように構成された、第5の制御モジュール910と、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、第2の獲得モジュール902は、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第1の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第2の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュール903は、
第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第1の獲得部、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、第2の獲得モジュール902は、
現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第3の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第4の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュール903は、
第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第1の探索部、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、第2の獲得モジュール902は、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第5の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第6の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュール903は、
第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第2の探索部、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、第2の獲得モジュール902は、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第7の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第8の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュール903は、
第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第9の決定部、
を含む。
任意選択で、本装置は、
動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成された、第6の制御モジュール、
をさらに含む。
任意選択で、本装置は、
動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定するように構成された、第2の決定モジュール、
をさらに含み、
第6の制御モジュールは、動作アンテナが切換え条件を満たすときに、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成されている。
任意選択で、本装置は、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングするように構成された、ポーリングモジュールと、
ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するように構成された、更新モジュールと、
をさらに含む。
本発明の本実施形態で提供される装置によれば、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナが決定され、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って決定される動作アンテナは、現在のサービスアンテナになる場合もあり、別のサービスアンテナになる場合もあり、複数の動作アンテナが決定される場合、動作アンテナは同じサービスを処理してもよく、異なるサービスを処理してもよい。したがって、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法がより柔軟になるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして使用できることが保証され、そのためサービス処理速度が向上する。
図10に、一例示的実施形態による顧客構内設備の概略構造図を示す。本顧客構内設備は、前述の図3または図4に示す実施形態で提供されるサービス信号処理方法を実行するように構成されている。図10を参照すると、顧客構内設備は、プロセッサ1001と、プロセッサ1001の実行可能命令を記憶するように構成されたメモリ1002とを含む。
プロセッサ1001は、現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得し、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得し、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得し、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御し、別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御し、試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定し、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する、ように構成されている。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、プロセッサ1001は、現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、プロセッサ1001は、現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、プロセッサ1001は、現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、プロセッサ1001は、現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
任意選択で、プロセッサ1001は、動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する、ようにさらに構成されている。
任意選択で、プロセッサ1001は、動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定し、動作アンテナが切換え条件を満たす場合、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するようにさらに構成されている。
任意選択で、プロセッサ1001は、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングし、ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するようにさらに構成されている。
本発明の本実施形態で提供される顧客構内設備によれば、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナが決定され、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って決定される動作アンテナは、現在のサービスアンテナになる場合もあり、別のサービスアンテナになる場合もあり、複数の動作アンテナが決定される場合、動作アンテナは同じサービスを処理してもよく、異なるサービスを処理してもよい。したがって、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法がより柔軟になるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして使用できることが保証され、そのためサービス処理速度が向上する。
前述の実施形態で提供されるサービス信号処理装置および顧客構内設備がサービス信号を処理する際には、前述の機能モジュール分割を用いた説明しかなされていないことに留意すべきである。実際の適用に際しては、前述の機能を、必要に応じて実現するために異なる機能モジュールに割り当てることもできる。すなわち、装置の内部構造が上記の機能の全部または一部を実現するために異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態で提供されるサービス信号処理装置および顧客構内設備は、サービス信号処理方法の実施形態と同じ概念に関するものであり、これらの具体的実現プロセスについては方法実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
本発明の前述の実施形態における装置モジュールの順序番号は単に例示を目的としたものにすぎず、それらの実施形態の優先順位を示すためのものではない。
各実施形態のステップの全部または一部を、ハードウェアまたは関連するハードウェアに命令するプログラムによって実現できることが、当業者には理解されるであろう。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。記憶媒体には、読取り専用メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどが含まれていてよい。
以上の説明は単に本発明の例示的実施形態であるにすぎず、本発明を限定するためのものではない。本発明の趣旨および原理を逸脱することなくなされるあらゆる改変、等価の置換、および改善は、本発明の保護範囲内に含まれるものである。
901 第1の獲得モジュール
902 第2の獲得モジュール
903 第3の獲得モジュール
904 第1の制御モジュール
905 第2の制御モジュール
906 第3の制御モジュール
907 第4の制御モジュール
908 第1の決定モジュール
909 選択モジュール
910 第5の制御モジュール
1001 プロセッサ
1002 メモリ
本発明はアンテナ分野に関し、詳細には、サービス信号処理方法およびサービス信号処理装置、ならびに顧客構内設備に関する。
無線通信技術の急速な発展に伴い、ホットスポット信号とモバイルネットワーク信号の両方を受信/送信できるCPE(Customer Premise Equipment、顧客構内設備)が増えている。通常、ホットスポット信号とモバイルネットワーク信号の両方を受信/送信するには、ホットスポットアンテナとモバイルネットワークアンテナとがCPE内にそれぞれ配置される。CPEによってサポートされる様々なサービスのサービス信号を処理するために、関連技術におけるサービス信号処理時に、一般に用いられる方法は、CPEの現在のサービスが決定され、現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナが現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして用いられ、動作アンテナは、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御される、というものである。関連技術におけるサービス信号処理時には、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するように、現在のサービスアンテナをCPEの現在のサービスに関連した動作アンテナとして決定する必要がある。
関連技術には以下の欠点がある。
関連技術におけるサービス信号処理時には、現在のサービスアンテナはCPEの現在のサービスに関連した動作アンテナとして決定され、動作アンテナは現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御される。この場合、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法が柔軟性を欠くだけでなく、現在のサービスアンテナの信号強度が不十分であるためにサービス信号を正常に高速処理することができない。その結果、サービス処理が妨げられたり、サービス処理速度が遅くなったりすることになる。
先行技術に存在する問題を解決するために、本発明の実施形態は、サービス信号処理方法およびサービス信号処理装置、ならびに顧客構内設備を提供する。技術的解決策は以下のとおりである。
第1の態様によれば、サービス信号処理方法が提供され、本方法はCPEに適用され、
現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するステップと、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップと、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップと、
現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御するステップと、
別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御するステップと、
別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップと、
試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定するステップと、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するステップと、
動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するステップと、
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第2の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第3の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第4の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第5の可能な実施態様において、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するステップの前に、本方法は、
動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップ、
をさらに含む。
第1の態様の第5の可能な実施態様に関連して、第1の態様の第6の可能な実施態様において、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップの前に、本方法は、
動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定するステップと、
動作アンテナが切換え条件を満たす場合、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップを実行するステップと、
をさらに含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第7の可能な実施態様において、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するステップの後に、本方法は、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングし、ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するステップ、
をさらに含む。
第2の態様によれば、サービス信号処理装置がさらに提供され、本装置はCPEに適用され、
現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するように構成された、第1の獲得モジュールと、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するように構成された、第2の獲得モジュールと、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するように構成された、第3の獲得モジュールと、
現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御するように構成された、第1の制御モジュールと、
別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御するように構成された、第2の制御モジュールと、
別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御するように構成された、第3の制御モジュールと、
現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成された、第4の制御モジュールと、
試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定するように構成された、第1の決定モジュールと、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するように構成された、選択モジュールと、
動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するように構成された、第5の制御モジュールと、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、第2の獲得モジュールは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第1の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第2の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュールは、
第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第1の獲得部、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第2の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、第2の獲得モジュールは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第3の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第4の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュールは、
第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第1の探索部、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第3の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、第2の獲得モジュールは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第5の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第6の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュールは、
第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第2の探索部、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第4の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、第2の獲得モジュールは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第7の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第8の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュールは、
第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第9の決定部、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第5の可能な実施態様において、本装置は、
動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成された、第6の制御モジュール、
をさらに含む。
第2の態様の第5の可能な実施態様に関連して、第2の態様の第6の可能な実施態様において、本装置は、
動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定するように構成された、第2の決定モジュール、
をさらに含み、
第6の制御モジュールは、動作アンテナが切換え条件を満たすときに、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成されている。
第2の態様に関連して、第2の態様の第7の可能な実施態様において、本装置は、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングするように構成された、ポーリングモジュールと、
ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するように構成された、更新モジュールと、
をさらに含む。
第3の態様によれば、顧客構内設備がさらに提供され、本顧客構内設備は、プロセッサと、プロセッサの実行可能命令を記憶するように構成された、メモリとを含み、
プロセッサは、現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得し、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得し、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得し、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御し、別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御し、試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定し、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する、ように構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、プロセッサは、現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第2の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、プロセッサは、現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第3の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、プロセッサは、現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第4の可能な実施態様において、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、プロセッサは、現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第5の可能な実施態様において、プロセッサは、動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する、ようにさらに構成されている。
第3の態様の第5の可能な実施態様に関連して、第3の態様の第6の可能な実施態様において、プロセッサは、動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定し、動作アンテナが切換え条件を満たす場合、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するようにさらに構成されている。
第3の態様に関連して、第3の態様の第7の可能な実施態様において、プロセッサは、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングし、ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するようにさらに構成されている。
本発明の実施形態で提供される技術的解決策の有益な効果は以下のとおりである。
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナが決定され、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って決定される動作アンテナは、現在のサービスアンテナになる場合もあり、別のサービスアンテナになる場合もあり、複数の動作アンテナが決定される場合、動作アンテナは同じサービスを処理してもよく、異なるサービスを処理してもよい。したがって、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法がより柔軟になるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして使用できることが保証され、そのためサービス処理速度が向上する。
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下で、これらの実施形態を説明するのに必要な添付の図面について簡単に述べる。明らかに、以下の説明における添付の図面は単に本発明の一部の実施形態を示しているにすぎず、当業者は、これら添付の図面から難なく他の図面をさらに導出することができる。
本発明の一実施形態によるCPEにおけるサービスアンテナのレイアウトの概略図である。
本発明の別の実施形態によるCPEにおけるWiFiアンテナとLTEアンテナとの関係の概略図である。
本発明の別の実施形態によるサービス信号処理方法の流れ図である。
本発明の別の実施形態によるサービス信号処理方法の流れ図である。
本発明の別の実施形態による信号フレーム構造の概略図である。
本発明の別の実施形態による信号フレーム構造の概略図である。
本発明の別の実施形態による信号フレーム構造の概略図である。
本発明の別の実施形態による信号フレーム構造の概略図である。
本発明の別の実施形態による、関連技術で提供される動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理するのに用いられる場合の指向性パターンの概略図である。
本発明の別の実施形態による、関連技術で提供される動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理するのに用いられる場合の指向性パターンの概略図である。
本発明の別の実施形態による、本発明の一実施形態で提供される動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理するのに用いられる場合の指向性パターンの概略図である。
本発明の別の実施形態による、本発明の一実施形態で提供される動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理するのに用いられる場合の指向性パターンの概略図である。
本発明の別の実施形態によるサービス信号処理装置の概略構造図である。
本発明の別の実施形態による顧客構内設備の概略構造図である。
本発明の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下で、添付の図面に関連して本発明の実施形態を詳細にさらに説明する。
図1に、本発明の一実施形態によるCPEにおけるサービスアンテナのレイアウトの概略図を示す。通常、CPEは少なくとも1つのホットスポットアンテナおよび少なくとも1つのモバイルネットワークアンテナを含むことができる。例えば、CPEは2つのWiFi(Wireless Fidelity、ワイヤレスフィデリティ)アンテナおよび2つのLTE(Long Term Evolution、ロング・ターム・エボルーション)アンテナを含む。説明を容易にするために、図1に示すように、本発明の本実施形態では、CPEが2つのWiFiアンテナおよび少なくとも2つのLTEアンテナを含んでいる場合を本発明の本実施形態を説明するための例として用いる。しかし、具体的実装時には、別の数の各種サービスアンテナが用いられてもよい。例えば、CPEは1つのWiFiアンテナおよび1つのLTEアンテナだけを含んでいてもよい。モバイル・ネットワーク・サービスはLTEサービスであってもよく、CDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)サービスやGSM(登録商標)(Global System For Mobile Communications、移動通信用グローバルシステム)サービスといった別のサービスであってもよい。
CPEが2つのLTEアンテナおよび2つのWiFiアンテナを含む場合には、プライマリ/セカンダリLTEアンテナ間の隔離、プライマリ/セカンダリWiFiアンテナ間の隔離、LTEアンテナとWiFiアンテナとの間の隔離、および各アンテナの指向性パターンのカバレッジを保証するために、通常は、図1に示すアンテナレイアウトが用いられる。 2つのLTEアンテナは互いに最大限分離され、ボードの左上隅と右上隅とにそれぞれ位置しており、2つのWiFiアンテナはボードの2つの側にそれぞれ位置しており、LTEアンテナから可能な限り遠ざけられている。アンテナの指向性パターン特性に関連して、CPEの実際の適用プロセスでは、あるときには現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナだけが動作アンテナとして用いられ、現在のサービスのサービス信号が現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて処理される場合には、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法が柔軟性を欠くだけでなく、現在のサービスアンテナの信号強度が不十分であるためにサービス信号を正常に高速処理することができず、その結果、サービス処理が妨げられ、またはサービス処理速度が遅くなることになる。加えて、動作アンテナとして用いられているときに、同じサービスのサービスアンテナの指向性パターンカバレッジが比較的低く、または隔離が比較的不十分である場合もあるしたがって、指向性が低い、壁貫通性能が低い、アンテナの近距離カバレッジといった問題を生じる可能性が高い。例えば、CPEに配置されたWiFiアンテナは垂直方向の指向性パターンが悪いため、WiFiアンテナの壁貫通性能は比較的低く、スキップフロアハウスやヴィラなどのネットワークカバレッジを満たすことができない。
前述の問題を解決するために、図2に本発明の一実施形態によるCPEにおけるWiFiアンテナとLTEアンテナとの関係の概略図を示す。図2に示すように、CPEでは、LTEアンテナの無線周波数チャネルとLTEアンテナとWiFiアンテナとの間にスイッチまたはコンバイナが配置され、WiFiアンテナの無線周波数チャネルとLTEアンテナとWiFiアンテナとの間にスイッチまたはコンバイナが配置される。したがって、現在の信号のサービス信号の処理時には、CPE内のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして良好な信号強度を有するサービスアンテナを選択することができる。各サービスアンテナは、1つの無線周波数チャネルに対応していてよい。
加えて、本発明の本実施形態では、各サービスのサービスアンテナの信号強度情報に従って選択される動作アンテナの数は、CPEに含まれる各サービスのサービスアンテナの数に関連する。例えば、CPE内の各サービスがただ1つのサービスアンテナを含む場合、動作アンテナ選択時に動作アンテナとして各サービスのサービスアンテナの中から1つのサービスアンテナが選択される。CPE内の各サービスが少なくとも2つのサービスアンテナを含む場合、動作アンテナ選択時に動作アンテナとして各サービスのサービスアンテナの中から少なくとも2つのサービスアンテナが選択される。少なくとも2つのサービスアンテナが動作アンテナとして選択される場合、動作アンテナは、同じサービスのサービスアンテナであってもよく、異なるサービスのサービスアンテナであってもよい。例えば、動作アンテナはWiFiアンテナであってもよく、LTEアンテナであってもよく、LTEアンテナとWiFiアンテナの両方を含んでいてもよい。動作アンテナが異なるサービスのサービスアンテナである場合には、配置されたスイッチまたはコンバイナを用いて動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御することができる。
さらに、CPE内の各サービスのサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するには、まずCPE内の各サービスのサービスアンテナの信号強度情報を獲得する必要がある。動作アンテナが選択された後で、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御することができる。具体的なサービス信号処理方法の詳細については、以下の実施形態を参照されたい。
図3には一例示的実施形態によるサービス信号処理方法の流れ図が示されており、本サービス信号処理方法はCPEに適用される。図1に示すCPEにおけるサービスアンテナのレイアウトの概略図、図2に示すCPEにおけるWiFiアンテナとLTEアンテナとの関係の概略図、および前述の内容に関連して、本発明の本実施形態で提供される方法手順は以下のステップを含む。
301.現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する。
302.現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する。
303.第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する。
304.現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御する。
305.別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御する。
306.別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する。
307.試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定する。
308.現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択する。
309.動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するステップは、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるステップと、
を含み、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するステップは、
第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるステップ、
を含む。
任意選択で、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するステップの前に、本方法は、
動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップ、
をさらに含む。
任意選択で、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップの前に、本方法は、
動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定するステップと、
動作アンテナが切換え条件を満たす場合、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップを実行するステップと、
をさらに含む。
任意選択で、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するステップの後に、本方法は、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングするステップと、
ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するステップと、
をさらに含む。
本発明の本実施形態で提供される方法によれば、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナが決定され、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って決定される動作アンテナは、現在のサービスアンテナになる場合もあり、別のサービスアンテナになる場合もあり、複数の動作アンテナが決定される場合、動作アンテナは同じサービスを処理してもよく、異なるサービスを処理してもよい。したがって、現在のサービスのサービス信号を処理する方法がより柔軟になるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして使用できることが保証され、そのためサービス処理速度が向上する。
図4に、一例示的実施形態によるサービス信号処理方法の流れ図を示す。前述の実施形態の内容に関連して、本発明の本実施形態で提供される方法手順は以下のステップを含む。
401.現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する。
現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する方法として、現在のサービスアンテナを、現在のサービスのサービス信号を受信/送信するよう制御し、現在のサービスアンテナによって受信/送信された、現在のサービスのサービス信号の強度に従ってCPE内の現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得することができる。
信号強度情報の具体的内容について、信号強度情報は、それだけに限らないが、アンテナの受信レベルやアンテナの信号対雑音比を含む。現在のサービスは、ホットスポットサービスであってもよく、モバイル・ネットワーク・サービスであってもよい。現在のサービスがモバイル・ネットワーク・サービスである場合、現在のサービスには、それだけに限らないが、LTEサービス、CDMAサービス、あるいはGSMサービスが含まれる。
CPEが複数の現在のサービスアンテナを含む場合、次に動作アンテナとして各サービスのサービスアンテナの中から良好な信号強度を有するサービスアンテナを選択するために、まず各現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する必要があることに留意すべきである。各現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する際に、各現在のサービスアンテナが目下、現在のサービスのサービス信号を処理している場合には、すべての現在のサービスアンテナの信号強度情報を同時に獲得することができる。目下、現在のサービスアンテナの一部のみが現在のサービスのサービス信号を処理している場合には、その現在のサービスアンテナの一部の信号強度情報だけを獲得することができ、別の現在のサービスアンテナが現在のサービス信号を処理しているときに、その別の現在のサービスアンテナの信号強度情報が決定される。
例えば、現在のサービスがWiFiサービスであり、CPEが2つのWiFiアンテナを含む場合、目下、2つWiFiアンテナの両方がWiFiサービスのサービス信号を処理している場合には、2つのWiFiアンテナの信号強度情報を同時に獲得することができる。この事例で、WiFiアンテナ1のみがWiFiサービスのサービス信号を処理している場合には、WiFiアンテナ1の信号強度情報だけを獲得することができ、WiFiアンテナ2がWiFiサービスのサービス信号の処理に関与するときに、WiFiアンテナ2の信号強度情報がさらに決定される。
さらに、現在のサービスアンテナの信号強度情報が獲得された後で、さらにCPE内の別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する必要がある。別のサービスアンテナの信号強度情報の獲得は現在のサービスの助けを借りて実施することができる。具体的には、本発明の本実施形態では、各サービスアンテナと各サービスアンテナの無線周波数チャネルとの間にスイッチまたはコンバイナが配置される。したがって、別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するように、別のサービスアンテナを現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換えることができる。具体的には、別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する方法の詳細については、以下のステップ402〜ステップ404を参照されたく、ここでは詳細を述べない。
同様に、本発明の本実施形態では、別のサービスは限定されない。説明を容易にするために、本発明の本実施形態および後続の実施形態では、CPEがWiFiサービスおよびLTEサービスを含む場合を説明例として用いる。したがって、現在のサービスがWiFiサービスである場合には、別のサービスはLTEサービスであり、現在のサービスがLTEサービスである場合には、別のサービスはWiFiサービスである。
402.現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得し、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する。
切換えを行うために現在のサービスの信号フレーム構造のアイドルタイムスロットと別のサービスの信号フレーム構造のアイドルタイムスロットとの同期時が選択され、別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するために別のサービスアンテナが現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるときに、現在のサービスアンテナによる現在のサービスのサービス信号の処理が影響を受けないことが実現され、別のサービスアンテナによる別のサービスのサービス信号の処理が影響を受けないことが保証されるようにする。したがって、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットと、別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとを別々に獲得する必要がある。しかし、現在のサービスアンテナが、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロット内にあるときに必ず別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロット内にあるようにするには、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を決定して、別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御することができるようにする必要がある。
現在のサービスの信号フレーム構造が異なり、別のサービスの信号フレーム構造が異なる場合には、第1のアイドルタイムスロットの内容が異なり、第2のアイドルタイムスロットの内容が異なり、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する方法も異なる。具体的には、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得し、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する方法は、それだけに限らないが、以下のいくつかの事例を含む。
事例1: 現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定することができ、第1の受信・送信間隔は現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いられ、別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔が決定され、第2の受信・送信間隔は別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いられ、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得することができ、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時は第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いられる。
例えば、現在のサービスおよび別のサービスはそれぞれWiFiサービスおよびLTEサービスであり、図5(a)および図5(b)には信号フレーム構造の概略図が示されている。図5(a)にWiFi信号フレーム構造の概略図を示す。図5(a)において、斜線部のタイムスロットはWiFi信号を受信/送信するためのタイムスロットを示しており、空白のタイムスロットは、WiFi信号フレーム構造における受信・送信間隔を示している。図5(a)から、WiFi信号フレーム構造は受信・送信間隔を有することが分かる。LTEサービスでは、TDD(Time Division Duplexing、時分割複信)−LTE信号フレーム構造およびFDD(Frequency Division Duplexing、周波数分割複信)−LTE信号フレーム構造が存在しうる。図5(b)にTDD−LTE信号フレーム構造の概略図を示す。各TDD−LTE信号フレーム構造のフレーム長は10ms(ミリ秒)であり、20個のタイムスロットからなり、各ハーフフレームの長さは5msである。各ハーフフレームは1つの特別なタイムスロットを含み、特別なタイムスロットは、図5(b)の1#タイムスロットのように、受信・送信間隔として用いることができる。したがって、TDD−LTE信号フレーム構造も受信・送信間隔を有する。この場合、WiFi信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定することができ、第1の受信・送信間隔は第1のアイドルタイムスロットとして用いられ、TDD−LTE信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔が決定され、第2の受信・送信間隔は第2のアイドルタイムスロットとして用いられ、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時が獲得され、これにより続いて、TDD−LTEアンテナを、第2の受信・送信間隔と第1の受信・送信間隔との同期時にWiFiアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御することができる。第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得する際に、第2の受信・送信間隔との同期時の探索を、第1の受信・送信間隔の開始点で開始することができる。例えば、第1の受信・送信間隔の持続時間が9:23:20.25〜9:23:20.30である場合、第2の受信・送信間隔との同期時の探索は9:23:20.25から開始し、TDD−LTE信号フレーム構造が、探索が9:23:20.28に行われるときに正確に第2の受信・送信間隔内にある場合、9:23:20.28が、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時として用いられる。
事例2: 現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定することができ、第3の受信・送信間隔は現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いられ、別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームが決定され、第1のブランクサブフレームは別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いられ、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いる。
例えば、現在のサービスおよび別のサービスはそれぞれWiFiサービスおよびLTEサービスであり、図6(a)および図6(b)には、信号フレーム構造の概略図が示されている。図6(a)にWiFi信号フレーム構造の概略図を示す。図6(a)において、斜線部のタイムスロットはWiFi信号を受信/送信するためのタイムスロットを示しており、空白のタイムスロットは、WiFiフレーム構造における受信・送信間隔を示している。図6(b)にFDD−LTE信号フレーム構造の概略図を示す。各FDD−LTE信号フレーム構造のフレーム長は10msであり、20個のサブフレームからなり、10個のサブフレームをアップリンク伝送に用いることができ、10個のサブフレームをダウンリンク伝送に用いることができる。図6(b)から、FDD−LTE信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないことが分かる。しかし、FDD−LTE信号フレーム構造では、このフレーム構造の10個のサブフレームが同時にスケジュールされる可能性はきわめて低い。したがって、データサービスも制御情報もないブランクサブフレームを用いることができ、WiFi信号フレーム構造の受信・送信間隔との同期時を求めてFDD−LTE信号フレーム構造内のブランクサブフレームが探索されて、この同期時が第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いられる。WiFi信号フレーム構造の受信・送信間隔との同期時を求めてFDD−LTE信号フレーム構造のブランクサブフレームを探索する際には、ブランクサブフレームの開始時から探索を開始することもでき、FDD−LTE信号フレーム構造がブランクサブフレーム内にあるときにWiFiサービスの信号フレーム構造が正確にその受信・送信間隔内にあるときに探索が行われるまで探索が行われ、そのときが獲得された同期時として用いられる。
事例3: 現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定することができ、第2のブランクサブフレームは現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いられ、別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔が決定され、第4の受信・送信間隔は別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いられ、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、それだけに限らないが、第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いること、が含まれる。
例えば、現在のサービスがFDD−LTEサービスであり、別のサービスがWiFiサービスである場合、FDD−LTE信号フレーム構造には受信・送信間隔がないため、図6を参照してFDD−LTE信号フレーム構造のブランクサブフレームを決定することができ、FDD−LTE信号フレーム構造のブランクサブフレームは、WiFi信号フレーム構造の受信・送信間隔との同期時を求めて探索される。WiFi信号フレーム構造の受信・送信間隔との同期時を求めてFDD−LTE信号フレーム構造のブランクサブフレームを探索する際の原理は、前述の事例2におけるWiFi信号フレーム構造の受信・送信間隔との同期時を求めてFDD−LTE信号フレーム構造のブランクサブフレームを探索する際の原理と一致するものであり、詳細については前述の事例2の内容を参照されたく、ここでは詳細を繰り返さない。
事例4: 現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定することができ、第3のブランクサブフレームは現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いられ、別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームが決定され、第4のブランクサブフレームは別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いられ、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、それだけに限らないが、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いること、が含まれる。
この事例では、現在のサービスの信号フレーム構造にも別のサービスの信号フレーム構造にも受信・送信間隔がないが、サービス処理時には、現在のサービスの信号フレーム構造内のサブフレームと別のサービスの信号フレーム構造内のサブフレームのどちらもある瞬間にいかなるサービスデータまたは制御信号の送信にも用いられない可能性がある。したがって、現在のサービスの信号フレーム構造および別のサービスの信号フレーム構造を、第3のブランクサブフレームおよび第4のブランクサブフレームを求めてそれぞれ探索することができ、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時が獲得され、同期時は獲得された同期時として用いられる。第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を獲得する際には、第4のブランクサブフレームとの同期時の探索を第3のブランクサブフレームの開始時から開始することもでき、第3のブランクサブフレームとの同期時の探索を第4のブランクサブフレームの開始時から開始することもできる。
CPE内の現在のサービスアンテナの数と別のサービスアンテナの数の両方が少なくとも2つである場合、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、各現在のサービスアンテナおよび各別のサービスアンテナの信号強度情報を決定するために、各現在のサービスアンテナの現在のサービスの信号フレーム構造に対応する各第1のアイドルタイムスロット、および各別のサービスアンテナの別のサービスの信号フレーム構造に対応する各第2のアイドルタイムスロットを獲得する必要があることに留意すべきである。第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、各第1のアイドルタイムスロットと各第1のアイドルタイムスロットに対応する第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する必要がある。
前述の内容の説明を容易にするために、以下で具体例を用いて説明する。
例えば、図1に関して、CPEは2つのWiFiアンテナおよび2つのLTEアンテナを含み、現在のサービスはWiFiサービスであり、別のサービスはLTEサービスである。LTEアンテナ1はWiFiアンテナ1に対応しており、LTEアンテナ2はWiFiアンテナ2に対応している。加えて、この場合には、WiFiアンテナ1とWiFiアンテナ2の両方が現在のサービスのサービス信号の処理に関与する。通常、LTEアンテナ1はWiFiアンテナ1の無線周波数チャネルにのみに切り換わることができ、LTEアンテナ2はWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルにのみに切り換わることができる。この場合には、WiFi信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよびLTE信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得する際に、WiFiアンテナ1およびWiFiアンテナ2の信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロット1および第1のアイドルタイムスロット2と、LTEアンテナ1およびLTEアンテナ2の信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロット1および第2のアイドルタイムスロット2を別々に決定する必要がある。第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得する際には、第1のアイドルタイムスロット1と第2のアイドルタイムスロット1との同期時と、第1のアイドルタイムスロット2と第2のアイドルタイムスロット2との同期時とを獲得する必要がある。
403.現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御する。
現在のサービスのサービス信号の処理は、通常、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスアンテナによってまず実施される。したがって、別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するために別のサービスアンテナを現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換えるには、まず現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、次いで別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御し、別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて試験信号を受信/送信するよう引き続き制御することにより、試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定する必要がある。
試験信号の具体的ソースについて、試験信号は、サービスアンテナの信号強度情報の試験に特に用いられ、固定機器によって送信される信号とすることもでき、CPEのピアデバイスによって送信された、現在のサービスのサービス信号とすることもでき、以下同様である。
前述のプロセスの説明を容易にするために、以下で具体例を用いて説明する。例えば、CPEが1つのWiFiアンテナおよび1つのLTEアンテナを含み、現在のサービスがWiFiサービスである場合、WiFiアンテナは、WiFiアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御され、LTEアンテナは、試験信号の受信/送信結果に従ってLTEアンテナの信号強度情報を決定するように、WiFiアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、試験信号を受信/送信するよう制御される。
CPE内の現在のサービスアンテナの数と別のサービスアンテナの数の両方が少なくとも2つであり、各現在のサービスアンテナがこの事例での現在のサービスのサービス信号の処理に関与する場合には、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御する際に、各現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御する必要があることに留意すべきである。各現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御する際には、すべての現在のサービスアンテナを同時にすべての現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断してもよく、すべての現在のサービスアンテナを順にすべての現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断してもよく、これについては本発明の本実施形態では限定されない。別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御する際には、各別のサービスアンテナを、獲得された同期時に別のサービスアンテナに対応する現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御し、各別のサービスアンテナを、試験信号を受信/送信するよう制御する必要がある。加えて、各別のサービスアンテナを、獲得された同期時に別のサービスアンテナに対応する現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する際に、すべての現在のサービスアンテナが同時にすべての現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断される場合には、すべての別のサービスアンテナは、同時に、すべての別のサービスアンテナに対応する現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、すべての現在のサービスアンテナがすべての現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから連続して切断される場合には、各現在のサービスアンテナが現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるときに、各別のサービスアンテナが各別のサービスアンテナに対応する現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わる。
例えば、CPEが少なくとも2つのWiFiアンテナおよび少なくとも2つのLTEアンテナを含み、現在のサービスがWiFiサービスであり、別のサービスがLTEサービスであるものとし、図1に示すCPEにおけるアンテナの概略構造図を例に用いる。図1において、LTEアンテナ1はWiFiアンテナ1に対応しており、LTEアンテナ2はWiFiアンテナ2に対応している。したがって、まず、WiFiアンテナ1およびWiFiアンテナ2を、WiFiアンテナ1の無線周波数チャネルおよびWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルからそれぞれ切断されるよう制御し、LTEアンテナ1およびLTEアンテナ2を、獲得された同期時にWiFiアンテナ1の無線周波数チャネルおよびWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルにそれぞれ切り換わるよう制御する必要がある。この場合、LTEアンテナ1およびLTEアンテナ2は、WiFiアンテナ1の無線周波数チャネルおよびWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルをそれぞれ用いて試験信号を受信/送信するよう制御され、そのため、LTEアンテナ1の信号強度情報およびLTEアンテナ2の信号強度情報を、LTEアンテナ1およびLTEアンテナ2の試験信号の受信/送信結果に従って引き続き決定することができる。
404.別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御し、試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定する。
別のサービスアンテナが、別のサービスアンテナの信号強度情報の決定を完了するように、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御された後で、現在のサービスアンテナを用いた現在のサービスのサービス信号の処理が影響を受けないようにするために、さらに、別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御して、試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定する必要がある。現在のサービスアンテナによる現在のサービスのサービス信号の処理が影響を受けないようにするためには、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するステップをステップ402で決定された第1のアイドルタイムスロットで完了するようにする必要がある。
別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御する方法、および現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する方法は、別のサービスアンテナと現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルとの間のスイッチが切れるよう制御すること、および現在のサービスアンテナのスイッチを現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに接続されるよう制御すること、であってよい。
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するには、別のサービスアンテナの決定された信号強度情報の内容が、ステップ401で決定された、現在のサービスアンテナの信号強度情報の内容と整合性を有する必要がある。例えば、ステップ401で決定された現在のサービスアンテナの信号強度情報が受信・送信レベルである場合、このステップで決定される別のサービスアンテナの信号強度情報も受信・送信レベルである。
さらに、現在のサービスアンテナの数と別のサービスアンテナの数の両方が少なくとも2つである場合、少なくとも2つの別のサービスアンテナは、別のサービスアンテナの信号強度情報を獲得する際に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わる。この場合、別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する際に、各別のサービスアンテナを、各別のサービスアンテナに対応する現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、各現在のサービスアンテナを、再度各現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する必要がある。
CPEが2つのWiFiアンテナおよび2つのLTEアンテナを含む前のステップの例に関して、この場合には、LTEアンテナ1およびLTEアンテナ2を、WiFiアンテナ1の無線周波数チャネルおよびWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルからそれぞれ切断されるよう制御し、WiFiアンテナ1およびWiFiアンテナ2を、再度WiFiアンテナ1の無線周波数チャネルおよびWiFiアンテナ2の無線周波数チャネルにそれぞれ切り換わるよう制御する必要がある。
前述の各ステップでは、現在のサービスアンテナの信号強度情報がまず獲得され、別のサービスアンテナの信号強度情報が次いで獲得される例のみを用いて本発明の本実施形態で提供される方法を説明していることに留意すべきである。しかし、具体的実装時には、代替として、別のサービスアンテナの信号強度情報がまず獲得されてもよく、現在のサービスアンテナの信号強度情報はその次に獲得される。
405.現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択する。
ステップ401〜ステップ404を行うことによって現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報が決定された後で、良好な信号強度を有するサービスアンテナを現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして使用できるようにするために、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択することができる。
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択する方法は、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従ってCPE内のすべてのサービスアンテナの信号強度情報をまずソートして、ソート結果に従って良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして選択すること、であってよい。
本発明の本実施形態は動作アンテナの特定の数を限定するものではない。具体的実装時には、動作アンテナの数は、CPE内の各サービスが含むサービスアンテナの総数および現在のサービスのトラフィックに照らして決定されてよい。例えば、CPEが1つのホットスポットアンテナおよび1つのモバイルネットワークアンテナを含む場合には、1つのサービスアンテナが動作アンテナとして選択される。別の例として、CPEが少なくとも2つのホットスポットアンテナおよび少なくとも2つのモバイルネットワークアンテナを含むが、現在のサービスのトラフィックが比較的緩やかである場合には、2つのサービスアンテナが、ホットスポットアンテナの信号強度情報およびモバイルネットワークアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして選択される。しかし、具体的実装時には、3つまたは4つのアンテナを、ホットスポットアンテナの信号強度情報およびモバイルネットワークアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして選択することもできる。
406.動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する
現在のサービスのサービス信号の処理は現在のサービスの無線周波数チャネルを用いて実施する必要がある。したがって、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する必要がある。
具体的には、CPEが1つのホットスポットアンテナおよび1つのモバイルネットワークアンテナを含み、現在のサービスがホットスポットサービスである場合、決定された動作アンテナがホットスポットアンテナである場合には、ホットスポットアンテナは、ホットスポットアンテナの無線周波数チャネルを用いてホットスポットサービスのサービス信号を処理するよう制御され、あるいは、決定された動作アンテナがモバイルネットワークアンテナである場合には、モバイルネットワークアンテナは、ホットスポットアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、ホットスポットアンテナの無線周波数チャネルを用いてホットスポットサービスのサービス信号を処理するよう制御される。
加えて、CPEが少なくとも2つのホットスポットアンテナおよび少なくとも2つのモバイルネットワークアンテナを含み、現在のサービスがホットスポットサービスであり、2つの動作アンテナが決定される場合、動作アンテナが2つのホットスポットアンテナである場合には、ホットスポットサービスのサービス信号を、2つのホットスポットアンテナの無線周波数チャネルを用いて処理することができ、動作アンテナが1つのホットスポットアンテナおよび1つのモバイルネットワークアンテナである場合には、ホットスポットアンテナは、ホットスポットアンテナに対応する無線周波数チャネルを用いてホットスポットサービスのサービス信号を処理するよう制御され、モバイルネットワークアンテナは、ホットスポットサービスのサービス信号を処理するように、モバイルネットワークアンテナに対応するホットスポットアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御され、あるいは、動作アンテナが2つのモバイルネットワークアンテナである場合には、2つのモバイルネットワークアンテナは、対応するホットスポットアンテナの無線周波数チャネルにそれぞれ切り換わり、ホットスポット・サービス・アンテナの無線周波数チャネルを用いてホットスポットサービスのサービス信号を処理することができる。
本発明の本実施形態では、動作アンテナがCPE内のすべてのサービスアンテナの信号強度情報に従って決定されるため、決定された動作アンテナが同じサービスに属さない場合、またはすべての決定された動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合が起こりうることに留意すべきである。したがって、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するステップの前に、動作アンテナが現在のサービスアンテナではないことが決定された場合には、動作アンテナに対応する現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるようまず制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する必要がある。
例えば、現在のサービスがWiFiサービスであり、2つの動作アンテナがすべてのサービスアンテナの信号強度情報に従って決定され、2つの決定された動作アンテナは1つのWiFiアンテナおよび1つのLTEアンテナであるとする。LTEアンテナは基本的にWiFiサービスアンテナには属さないため、LTEアンテナをWiFiアンテナの無線周波数チャネルに切り換える必要がある。例えば、図1に関連して、LTEアンテナがWiFiアンテナ1に対応している場合、LTEアンテナはWiFiアンテナ1の無線周波数チャネルに切り換わる。
動作アンテナが現在のサービスアンテナであるかどうかの決定を、現在のサービスをまず決定し、次いですべての動作アンテナを現在のサービスと比較することによって実施する必要がある。本発明の本実施形態に関与する現在のサービスおよび別のサービスがWiFiサービスおよびLTEサービスである場合には、現在のサービスがWiFiサービスであるかそれともLTEサービスであるか判定する際に、CPEのWiFiインターフェースにアクセスしているユーザがいないかどうか、ユーザがネットワークケーブルを用いてCPE製品に接続しているかどうか、およびデータチャネルがLTEからLAN(Local Area Network、ローカル・エリア・ネットワーク)までのものであるかどうかを検出することができる。CPEのWiFiインターフェースにアクセスしているユーザがなく、ユーザがネットワークケーブルを用いてCPE製品に接続しており、データチャネルがLTEからLANまでのものである場合には、現在のサービスはLTEサービスであると判定される。加えて、LTEにデータサービス要件があるかどうか、およびCPEがどのデータチャネルを用いてLANに接続しているかを検出することもでき、LTEにデータサービス要件がない場合、または顧客データチャネルがWiFiインターフェースを用いてLANに接続している場合には、現在のサービスはWiFiサービスであると判定され、そうでない場合にはLTEサービスであると判定される。
任意選択で、別のサービスアンテナが動作アンテナとして選択された後で、動作アンテナが現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるときに別のサービスアンテナによる別のサービスのサービス信号が影響を受けないようにするために、動作アンテナが現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わる前に、さらに、動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定する必要があり、動作アンテナが切換え条件を満たす場合、動作アンテナは現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わる。
切換え条件には、それだけに限らないが、別のサービスアンテナのサービスがアイドル状態であるかどうかや、別のサービスのトラフィックが事前設定閾値未満であるかどうかが含まれる。事前設定閾値の特定値は必要に応じて設定してよい。
前述の切換え条件の具体的内容に関連して、動作アンテナが切換え条件を満たすかどうかの決定には、それだけに限らないが、動作アンテナに対応するサービスがアイドルであるかどうかや、動作アンテナに対応するサービスのトラフィックが事前設定閾値未満であるかどうかを判定することによる実施が含まれる。
加えて、必要に応じて少なくとも2つの動作アンテナが決定される場合には、少なくとも2つの決定された動作アンテナのうちの少なくとも1つの動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合が起こりうる。すなわち、本発明の本実施形態で提供される方法によれば、現在のサービスのサービス信号をCPEにおける別のサービスアンテナの多重化によって処理することができる。この場合、動作アンテナが異なるサービスのサービスアンテナであるときに、アンテナ多重化を実施することができ、アンテナ多重化により動作アンテナの種類が多様化されるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを現在のサービスのサービス信号を処理すべき動作アンテナとして選択できることが保証され、そのためサービス信号のより十分なカバレッジ効果が実現される。
例えば、図7(a)および図7(b)には、関連技術が提供する動作アンテナを用いて現在のサービスのサービス信号を処理する場合の指向性パターンの概略図が示されている。動作アンテナは2つのWiFiアンテナである。図7(a)の不規則な曲線は、2つのWiFiアンテナによって合成された水平方向の指向性パターンを示し、図7(b)の不規則な曲線は、2つのWiFiアンテナによって合成された垂直方向の指向性パターンを示す。図7(a)および図7(b)から、2つのWiFiアンテナは水平面内では全方向性カバレッジを満たすことができるが、大きなカバレッジホールが存在する垂直面内ではカバレッジが比較的悪いことが分かる。
本発明の本実施形態で提供される方法を用いて動作アンテナが決定された後の、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する場合の水平方向の指向性パターンおよび垂直方向の指向性パターンの概略図を、図8(a)の不規則な曲線および図8(b)の不規則な曲線でそれぞれ示す。図8(a)および図8(b)から、本発明の本実施形態で提供される方法を用いて決定された動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する場合には、垂直面内のカバレッジ条件が大幅に改善されるだけでなく、水平面内のカバレッジ条件もさらに改善されることが分かる。加えて、図8(a)および図8(b)と図7(a)および図7(b)とをそれぞれ比較することにより、本発明の本実施形態で提供される動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する場合には、アンテナの利得値もある程度増加することも分かる。
異なるサービスのサービスアンテナの帯域幅範囲は一致しないため、決定された動作アンテナが異なるサービスのサービスアンテナである場合、サービス信号の処理をアンテナ多重化によって実施できるように、異なるサービスのサービスアンテナが範囲の重なり合う帯域幅を有するようにする必要があることに留意すべきである。
例えば、モバイルネットワークアンテナは、通常、比較的広い帯域幅を有し、モバイルネットワークアンテナの動作周波数帯域は、698MHz〜960MHzおよび1710MHz〜2690MHzをカバーすることができ、ホットスポットアンテナの動作周波数帯域は、通常、2.4GHz〜2.5GHzであり、モバイルネットワークアンテナの動作帯域内に含まれる。したがって、現在のサービスがホットスポットサービスであり、決定された動作アンテナのうちの少なくとも1つのアンテナがモバイルネットワークアンテナである場合、モバイル・ネットワーク・サービスのアイドル期間中に、またはモバイル・ネットワーク・サービスのトラフィックが事前設定閾値以下であるときに、スイッチまたはコンバイナを用いてモバイルネットワークアンテナをホットスポットアンテナの無線周波数チャネルに切り換えることができ、これにより、アンテナ多重化によるホットスポットアンテナが信号を受信/送信する能力の改善が実現される。
加えて、ホットスポットアンテナは、通常、2.4GHz〜2.5GHzしかカバーしない比較的狭い帯域幅を有する。したがって、現在のサービスがモバイル・ネットワーク・サービスである場合、動作アンテナが少なくとも1つのホットスポットアンテナを含む場合には、ホットスポットアンテナがモバイル・ネットワーク・サービスを処理できるように、ホットスポットアンテナは広帯域アンテナとして設計されてもよく、あるいはホットスポットアンテナはスイッチ調整可能技術と連携することによって広帯域アンテナとして実施され、そのため、モバイルネットワークアンテナの多重化としてのホットスポットアンテナの使用が実現される。例えば、ホットスポットアンテナの本来の動作周波数帯域が2.4GHz〜2.5GHzである場合、スイッチ調整可能技術を用いて、ホットスポットアンテナの動作周波数帯域を2.3GHz〜2.4GHzまたは2.5GHz〜2.69GHzに切り換えることができ、したがって、ホットスポットアンテナは、B40、B38、B7、またはB41周波数帯を有するモバイルネットワークアンテナの多重化として用いられる。ホットスポットサービスはWiFiサービスとすることができる、モバイル・ネットワーク・サービスは、それだけに限らないが、LTEサービスを含む。加えて、ホットスポットアンテナが、モバイルネットワークアンテナと同じ帯域幅を有する広帯域アンテナとして設計される場合、ホットスポットアンテナの別の周波数帯域をモバイルネットワークアンテナの多重化として用いることもできる。
407.現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングし、ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新する。
このステップは任意選択のステップである。CPE内の各サービスアンテナの信号強度情報は、時間やCPEの位置といった要因と共に絶えず変化する可能性があるため、CPE内の各サービスアンテナの信号強度情報をリアルタイムで検出する必要がある。この場合、CPE内の各サービスアンテナの信号強度情報をリアルタイムで検出する際に、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングすることができ、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナが、ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って更新される。
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報が定期的にポーリングされる時間間隔の特定値は、必要に応じて設定してよい。ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作装置を更新する原理は、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する原理と一致するものであり、詳細については、前述のステップ406の内容を参照されたく、ここでは詳細を述べない。
前述の内容では、CPEが異なるサービスを処理するサービスアンテナを含む例だけを用いて本発明の本実施形態で提供されるサービス信号処理方法を説明していることに留意すべきである。しかし、同じCPE内のサービスアンテナが異なる周波数帯域の信号を処理する同じ種類のサービスアンテナである場合、サービス信号処理時に、現在のサービスのサービス信号も、本発明の本実施形態で提供される方法に従って、異なる周波数帯域の信号を処理するサービスアンテナ間のアンテナ多重化によって処理することができる。具体的には、代替として、CPE内の各サービスアンテナの信号強度情報が決定された後で、現在のサービスのサービス信号を処理する少なくとも2つの動作アンテナを、各サービスアンテナの信号強度情報に従って選択することができる。
例えば、CPEが2つの2.4GHzのWiFiアンテナおよび2つの5GHzのWiFiアンテナを含む場合、2つの2.4GHzのWiFiアンテナおよび2つの5GHzのWiFiアンテナは、現在のサービスのサービス信号を処理するように多重化することができる。
CPEに加えて、本発明の実施形態で提供される動作アンテナを決定するための方法は、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線ルータといった別の端末機器に適用されてもよく、これについては本発明の本実施形態では特に限定されないことに留意すべきである。
本発明の本実施形態で提供される方法によれば、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナが決定され、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って決定される動作アンテナは、現在のサービスアンテナになる場合もあり、別のサービスアンテナになる場合もあり、複数の動作アンテナが決定される場合、動作アンテナは同じサービスを処理してもよく、異なるサービスを処理してもよい。したがって、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法がより柔軟になるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして使用できることが保証され、そのためサービス処理速度が向上する。
図9に、一例示的態様によるサービス信号処理装置の概略構造図を示す。本装置はCPEに適用され、本装置は前述の図3または図4に示す実施形態で提供されるサービス信号処理方法を実行するように構成することができる。図9を参照すると、本装置は、
現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得するように構成された、第1の獲得モジュール901と、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得するように構成された、第2の獲得モジュール902と、
第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得するように構成された、第3の獲得モジュール903と、
現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御するように構成された、第1の制御モジュール904と、
別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御するように構成された、第2の制御モジュール905と、
別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御するように構成された、第3の制御モジュール906と、
現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成された、第4の制御モジュール907と、
試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定するように構成された、第1の決定モジュール908と、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択するように構成された、選択モジュール909と、
動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御するように構成された、第5の制御モジュール910と、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、第2の獲得モジュール902は、
現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第1の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第2の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュール903は、
第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第1の獲得部、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、第2の獲得モジュール902は、
現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第3の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第4の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュール903は、
第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第1の探索部、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、第2の獲得モジュール902は、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第5の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第6の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュール903は、
第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第2の探索部、
を含む。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、第2の獲得モジュール902は、
現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第7の決定部と、
別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用いるように構成された、第8の決定部と、
を含み、
第3の獲得モジュール903は、
第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるように構成された、第9の決定部、
を含む。
任意選択で、本装置は、
動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成された、第6の制御モジュール、
をさらに含む。
任意選択で、本装置は、
動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定するように構成された、第2の決定モジュール、
をさらに含み、
第6の制御モジュールは、動作アンテナが切換え条件を満たすときに、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するように構成されている。
任意選択で、本装置は、
現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングするように構成された、ポーリングモジュールと、
ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するように構成された、更新モジュールと、
をさらに含む。
本発明の本実施形態で提供される装置によれば、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナが決定され、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って決定される動作アンテナは、現在のサービスアンテナになる場合もあり、別のサービスアンテナになる場合もあり、複数の動作アンテナが決定される場合、動作アンテナは同じサービスを処理してもよく、異なるサービスを処理してもよい。したがって、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法がより柔軟になるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして使用できることが保証され、そのためサービス処理速度が向上する。
図10に、一例示的実施形態による顧客構内設備の概略構造図を示す。本顧客構内設備は、前述の図3または図4に示す実施形態で提供されるサービス信号処理方法を実行するように構成されている。図10を参照すると、顧客構内設備は、プロセッサ1001と、プロセッサ1001の実行可能命令を記憶するように構成されたメモリ1002とを含む。
プロセッサ1001は、現在のサービスに対応する現在のサービスアンテナの信号強度情報を獲得し、現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットおよび別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットを獲得し、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時を獲得し、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、別のサービスに対応する別のサービスアンテナを、獲得された同期時に現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わり、次いで試験信号を受信/送信するよう制御し、別のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、現在のサービスアンテナを、再度現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御し、試験信号の受信/送信結果に従って別のサービスアンテナの信号強度情報を決定し、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナを選択し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルを用いて現在のサービスのサービス信号を処理するよう制御する、ように構成されている。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有し、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有する場合、プロセッサ1001は、現在のサービスの信号フレーム構造の第1の受信・送信間隔を決定し、第1の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造の第2の受信・送信間隔を決定し、第2の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を獲得し、第1の受信・送信間隔と第2の受信・送信間隔との同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有するが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しない場合、プロセッサ1001は、現在のサービスの信号フレーム構造の第3の受信・送信間隔を決定し、第3の受信・送信間隔を現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造内の第1のブランクサブフレームを決定し、第1のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第3の受信・送信間隔との同期時を求めて第1のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有しないが、別のサービスの信号フレーム構造は受信・送信間隔を有する場合、プロセッサ1001は、現在のサービスの信号フレーム構造内の第2のブランクサブフレームを決定し、第2のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造の第4の受信・送信間隔を決定し、第4の受信・送信間隔を別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第4の受信・送信間隔との同期時を求めて第2のブランクサブフレームを探索し、見つかった同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
任意選択で、現在のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有さず、別のサービスの信号フレーム構造が受信・送信間隔を有しない場合、プロセッサ1001は、現在のサービスの信号フレーム構造内の第3のブランクサブフレームを決定し、第3のブランクサブフレームを現在のサービスの信号フレーム構造の第1のアイドルタイムスロットとして用い、別のサービスの信号フレーム構造内の第4のブランクサブフレームを決定し、第4のブランクサブフレームを別のサービスの信号フレーム構造の第2のアイドルタイムスロットとして用い、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を決定し、第3のブランクサブフレームと第4のブランクサブフレームとの同期時を、第1のアイドルタイムスロットと第2のアイドルタイムスロットとの同期時として用いるようにさらに構成されている。
任意選択で、プロセッサ1001は、動作アンテナが現在のサービスアンテナではない場合、現在のサービスアンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルから切断されるよう制御し、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御する、ようにさらに構成されている。
任意選択で、プロセッサ1001は、動作アンテナが切換え条件を満たすかどうか決定し、動作アンテナが切換え条件を満たす場合、動作アンテナを、現在のサービスアンテナの無線周波数チャネルに切り換わるよう制御するようにさらに構成されている。
任意選択で、プロセッサ1001は、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報を定期的にポーリングし、ポーリングによって獲得された現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って、現在のサービスのサービス信号を処理する動作アンテナを更新するようにさらに構成されている。
本発明の本実施形態で提供される顧客構内設備によれば、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って動作アンテナが決定され、現在のサービスアンテナの信号強度情報および別のサービスアンテナの信号強度情報に従って決定される動作アンテナは、現在のサービスアンテナになる場合もあり、別のサービスアンテナになる場合もあり、複数の動作アンテナが決定される場合、動作アンテナは同じサービスを処理してもよく、異なるサービスを処理してもよい。したがって、動作アンテナが現在のサービスのサービス信号を処理する方法がより柔軟になるだけでなく、良好な信号強度を有するサービスアンテナを動作アンテナとして使用できることが保証され、そのためサービス処理速度が向上する。
前述の実施形態で提供されるサービス信号処理装置および顧客構内設備がサービス信号を処理する際には、前述の機能モジュール分割を用いた説明しかなされていないことに留意すべきである。実際の適用に際しては、前述の機能を、必要に応じて実現するために異なる機能モジュールに割り当てることもできる。すなわち、装置の内部構造が上記の機能の全部または一部を実現するために異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態で提供されるサービス信号処理装置および顧客構内設備は、サービス信号処理方法の実施形態と同じ概念に関するものであり、これらの具体的実現プロセスについては方法実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
本発明の前述の実施形態における装置モジュールの順序番号は単に例示を目的としたものにすぎず、それらの実施形態の優先順位を示すためのものではない。
各実施形態のステップの全部または一部を、ハードウェアまたは関連するハードウェアに命令するプログラムによって実現できることが、当業者には理解されるであろう。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。記憶媒体には、読取り専用メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどが含まれていてよい。
以上の説明は単に本発明の例示的実施形態であるにすぎず、本発明を限定するためのものではない。本発明の趣旨および原理を逸脱することなくなされるあらゆる改変、等価の置換、および改善は、本発明の保護範囲内に含まれるものである。
901 第1の獲得モジュール
902 第2の獲得モジュール
903 第3の獲得モジュール
904 第1の制御モジュール
905 第2の制御モジュール
906 第3の制御モジュール
907 第4の制御モジュール
908 第1の決定モジュール
909 選択モジュール
910 第5の制御モジュール
1001 プロセッサ
1002 メモリ