JP2008167079A - 無線通信端末および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セカンダリ受信部での無駄な電力消費を削減できる無線通信端末および無線通信方法を提供する。
【解決手段】制御部4は、ダイバーシティを動作して通信を行っている状態で、規制情報取得部7からアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報を取得し、取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報と、記憶部6に記憶している以前に記憶したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報とを比較し、取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報の方が規制度が高い場合は、ダイバーシティ動作を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信端末および無線通信方法に関するものである。
近年、携帯電話等の無線通信端末には、それぞれの規格に応じた複数の方式が存在しており、例えば、日本の携帯電話方式では、TDMA方式、CDMA方式が普及している。
通常、無線通信端末は、何れか1つの規格に対応するように構成されているが、例えば携帯電話方式では、端末の普及に伴って各方式に割当てられている周波数帯が逼迫していることから、マルチバンドへの移行が考えられている。また、安定した高機能のサービスを提供することから、異なる周波数帯間でのハンドオフや、複数の通信システム(例えば、cdma2000 1x方式とcdma2000 1xEV−DO方式等)で通信を行うマルチバンド/マルチモード化も行われている。
このようなマルチバンド/マルチモードに対応する無線通信端末として、例えばTDMA方式とCDMA方式とを組み合わせ、プライマリアンテナにTDMA方式の送受信部とCDMA方式の送信部とを結合し、セカンダリアンテナにCDMA方式の受信部を結合した携帯電話端末が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、最近では、cdma2000 1xEV−DOシステムでの送受信をプライマリアンテナで行うと同時に、cdma2000 1xシステムでの受信をセカンダリアンテナで行うSHDR(Simultaneous Hybrid Dual Receiver)機能を搭載して、プライマリアンテナによる通信のスループットの向上を図ったマルチバンド/マルチモード対応の携帯電話端末も考えられている。
図11は、このようなSHDR機能を搭載した携帯電話端末の要部の概略構成を示す機能ブロック図である。
この携帯電話端末は、800MHz帯でのcdma2000方式(以下、800MHz帯と適宜略称する)および2GHz帯でのcdma2000方式(以下、2GHz帯と適宜略称する)による1xの通信システムと、1xEV−DO(以下、単にEVDOと適宜略称する)の通信システムとを有するとともに、1575.42MHz(以下、1.5GHz帯と適宜略称する)のGPS周波数の受信機能を有するもので、変調回路および復調回路を有するベースバンド部100に接続された送信部(Tx)101、プライマリ受信部(プライマリRx)102およびセカンダリ受信部(セカンダリRx)103を備えている。
送信部101およびプライマリ受信部102は、デュープレクサ104を介してプライマリアンテナ105に接続されて、800MHz帯および2GHz帯での送受信が可能となっている。また、セカンダリ受信部103は、セカンダリアンテナ106に接続されて、プライマリ受信部102と独立して800MHz帯、2GHz帯および1.5GHz帯での受信が可能となっている。
この携帯電話端末では、EVDOシステムによる通信においてはダイバシティ方式を採用するとともに、このEVDO通信中には、定期的に1x通信における基地局からの着信を通知する報知情報(ページング)を受信して音声着信を監視するようにしており、その動作モードとしてハイブリッドモードとSHDR機能によるSHDRモードとがある。
ハイブリッドモードでは、図12(a)に示すように、EVDO通信中にプライマリアンテナ105側を定期的に1x通信に切り替えて、ページングを受信するようにしている。なお、このハイブリッドモードでは、セカンダリアンテナ106側においても、プライマリアンテナ105側と同期して、1x通信によるページングをダイバシティ受信する場合もある。また、SHDRモードでは、図12(b)に示すように、プライマリアンテナ105側はEVDO通信を連続させ、セカンダリアンテナ106側を定期的に1x通信に切り替えてページングを受信することにより、音声着信を監視するようにしている。
ここで、SHDRモードでは、図12(b)に示したように、プライマリアンテナ105側を1x通信に切り替えることなく、EVDO通信を連続させるので、ハイブリッドモードの場合と比較して、EVDO通信のスループットを向上することができる。
しかし、セカンダリアンテナ106は、800MHz帯、2GHz帯および1.5GHz帯の3バンドを受信するため、800MHz帯および2GHz帯の2バンドで送受信するプライマリアンテナ105と比較して、800MHz帯や2GHz帯のアンテナ利得は、一般に低くなっている。例えば、図13に示すように、プライマリアンテナ105の800MHz帯および2GHz帯におけるアンテナ利得が、それぞれ−3dBiおよび0dBiであるのに対して、セカンダリアンテナ106の800MHz帯および2GHz帯におけるアンテナ利得は、それぞれ−10dBiおよび−3dBiとなっている。このため、SHDRモードでは、基地局からのページングの捕捉能力に関しては、ハイブリッドモードよりも低くなる。
そこで、従来は、図11に示すように、プライマリ受信部102あるいはセカンダリ受信部103で受信されてベースバンド部100に入力された実際の1x受信感度と、閾値メモリ107に予め格納した1x受信感度の上限閾値および下限閾値とをモード切替え部108において比較し、その比較結果に基づいて、ハイブリッドモード中に1x受信感度が上限閾値を超えたらSHDRモードに切り替え、SHDRモード中に1x受信感度が下限閾値以下になったらハイブリッドモードに切り替えるように、ベースバンド部100、送信部101、プライマリ受信部(プライマリRx)102およびセカンダリ受信部(セカンダリRx)103を制御するようにしている。
特開2004−15162号公報
上述したSHDR機能を搭載した携帯電話端末では、EVDOシステムによる通信においては、できるだけ受信品質を良くして通信速度を上げるために、プライマリアンテナとセカンダリアンテナの2つのアンテナを使って受信を行うダイバーシティ動作を行っている。しかしながら、携帯電話端末が基地局との通信に必要な情報を得るためのアクセスチャネル(AccessChannel)の送信の規制が高い場合には、EVDOシステムの基地局が輻輳状態にあると考えられ、基地局が輻輳状態にあると、下りのスループットが高くないので、ダイバーシティ動作を行う必要がないにもかかわらず、このような場合においても、常にダイバーシティ動作を行っている。したがって、セカンダリアンテナに接続されたセカンダリ受信部が常に稼働しているため、セカンダリ受信部で電力を無駄に消費するという問題がある。
また、EVDOシステムによる通信では、プライマリアンテナだけを使って受信しても受信品質が良好であって高いQoS(Quality of Service)が維持可能である場合でも、プライマリアンテナとセカンダリアンテナを使って受信を行うダイバーシティ動作を行っているため、セカンダリアンテナに接続されたセカンダリ受信部で電力を無駄に消費するという問題がある。
また、受信データと送信データのフロー制御を行っている部分でのプロトコル側とアプリケーション側でスループットのバランスが取れていないため、アプリケーション側の処理が追いつかない場合は、ダイバーシティ動作を行っても無駄であり、セカンダリ受信部で電力を無駄に消費するという問題がある。
また、データの連続性が高い場合に使用されるマルチRLP(Radio Link Protocol)での動作では、再送制御などが独立して行われるため、ダイバーシティ動作の効果があると考えられるが、デフォルトRLPでの動作では、再送制御が同じRLPの処理部にて行われるため、通信が一時的に途切れた状態と同様になり、ダイバーシティ動作を行う効果が少なくなると考えられる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、セカンダリ受信部での無駄な電力消費を削減できる無線通信端末および無線通信方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ダイバーシティ受信が可能な無線通信端末において、アクセスチャネルの接続を規制するための規制情報を取得する取得手段と、該取得手段により取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報を記憶する記憶手段と、前記ダイバーシティを動作して通信を行っている状態で、前記取得手段によりアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報を取得し、該取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報と、前記記憶手段に記憶している当該取得以前に記憶したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報とを比較し、当該取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報の方が規制度が高い場合、ダイバーシティ動作を停止するように制御する制御手段とを有する。
また、第1無線通信システムおよび第2無線通信システムによる情報の送受信が可能な送受信手段と、前記第1無線通信システムおよび第2無線通信システムによる情報の受信が可能な受信手段とを備え、少なくとも前記第2無線通信システムが前記送受信手段および/または前記受信手段を用いてダイバシティ動作を行うとともに、所定のタイミングで前記受信手段を前記第2無線通信システムから第1無線通信システムに切り替えて、前記第1無線通信システムが前記受信手段を用いた待受処理を行うモードが設定されている際に、前記ダイバーシティ動作を停止すると、前記制御手段は、前記第2無線通信システムが前記送受信手段を用いて送受信を行い、前記第1無線通信システムが所定のタイミングで前記受信手段を用いた待受処理を行うように制御することが好ましい。
また、前記制御手段は、前記ダイバーシティ動作を停止している際に、前記第1無線通信システムが待受処理を行う待受状態から圏外状態に遷移すると、前記受信手段を用いて当該第1無線通信システムを待受状態へ復帰させる復帰処理を行うように制御することが好ましい。
また、本発明は、ダイバーシティ受信が可能な無線通信端末の無線通信方法において、前記ダイバーシティを動作して通信を行っている状態で、アクセスチャネルの接続を規制するための規制情報を取得し、該取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報と、当該取得以前に記憶したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報とを比較し、当該取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報の方が規制度が高い場合、ダイバーシティ動作を停止することを特徴とする。
本発明は、基地局が輻輳状態にあるときは下りのスループットが高くないことから、ダイバシティ動作を停止してセカンダリ受信部の稼働を停止するので、セカンダリ受信部での無駄な電力消費を削減することができる。したがって、バッテリー駆動の装置に有効である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の無線通信端末としての携帯電話端末の要部の概略構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態の携帯電話端末は、図11と同様に、800MHz帯および2GHz帯によるcdma2000 1xの第1無線通信システム(以下、1xシステムと適宜略称する)と、1xEVDOの第2無線通信システム(以下、EVDOシステムと適宜略称する)とを有するとともに、1.5GHz帯のGPS周波数の受信機能を有するものである。
図1に示す携帯電話端末は、送信部1と、プライマリ受信部2と、セカンダリ受信部3と、制御部(制御手段)4と、受信アンテナ制御部5と、ダイバーシティ制御値とSHDR制御値と基地局の規制情報を格納する記憶部(記憶手段)6と、規制情報取得部(取得手段)7と、送信レート検出部(検出手段)8と、PPPデータ量測定部(測定手段)9を備えている。なお、図11に記載したベースバンド部、デュープレクサ、閾値メモリおよびその説明は、本発明の内容と直接には関係しないので省略している。図1において、送信部1およびプライマリ受信部2は、800MHz帯および2GHz帯での送受信が可能となっている。また、セカンダリ受信部3は、プライマリ受信部2と独立して800MHz帯、2GHz帯および1.5GHz帯での受信が可能となっている。また、セカンダリ受信部3に接続されているセカンダリアンテナは、プライマリ受信部2に接続されているプライマリアンテナよりもアンテナ利得が低いものとする。
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態は、EVDOシステムの基地局が輻輳状態にあり、アクセスチャネルの規制が高い場合には、下りのスループットが高くないことから、ダイバシティ動作を停止してセカンダリ受信部の稼働を停止するものである。
図1において、規制情報取得部(取得手段)7は、アクセスチャネルの接続を規制するための規制情報(APersistence)を基地局から取得する。取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報(APersistence)は記憶部(記憶手段)6に記憶される。制御部(制御手段)4は、ダイバーシティを動作して通信を行っている状態で、規制情報取得部7よりアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報を取得し、該取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報と、記憶部6に記憶している当該取得以前に記憶したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報とを比較し、当該取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報の方が規制度が高い場合、ダイバーシティ動作を停止するように制御する。
図2は、第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。規制情報取得部7が、基地局の輻輳状態を表すパラメータが含まれているアクセスパラメータメッセージを受信して、アクセスパラメータメッセージからアクセスチャネルの接続を規制するためのAPersistence値を取得すると、制御部4は、規制情報取得部7からAPersistence値を取得する(ステップ100)。次に、記憶部6に保存されている前回のAPersistence値と比較し(ステップ110)、前回のAPersistence値と同様または低い場合は、取得したAPersistence値を記憶部6に保存する(ステップ120)。アクセスパラメータメッセージから取得したAPersistence値が前回のAPersistence値よりも高い場合は、ダイバーシティ動作を停止(OFF)する(ステップ130)。
本発明の第1の実施の形態は、基地局が輻輳状態にあり、アクセスチャネルの規制が高い場合には、下りのスループットが高くないことから、ダイバシティ動作を停止してセカンダリ受信部の稼働を停止するので、セカンダリ受信部での無駄な電力消費を削減することができる。したがって、バッテリー駆動の装置に有効である。
また、基地局の輻輳状態を規制情報で確認してダイバーシティ動作を停止すると、端末における下りの通信品質(CIR)が下がり、基地局へのDRC(Data Rate Contorol)値が下がり、基地局の輻輳回復に貢献することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、上りの送信レートが、要求されるQoSレートよりも高い状態を維持している場合には、無線環境が安定しているときであり、ダイバーシティ動作を行う理由がないことから、ダイバシティ動作を停止してセカンダリ受信部の稼働を停止するものである。
図1において、無線通信端末は、ダイバーシティ受信が可能であり、通信サービスの品質(QoS)が制御された通信を行っている。送信レート検出部(検出手段)8は、通信サービスの品質が制御されている通信の送信レートを検出する。制御部(制御手段)4は、送信レート検出部(検出手段)8が検出した送信レートを長周期(第1の間隔)で平均した長周期平均レート(第1平均レート)と、長周期(第1の間隔)よりも短い短周期(第2の間隔)で平均した短周期平均レート(第2平均レート)とを算出し、算出した長周期平均レートと短周期平均レートに基づいてダイバーシティの動作の開始/停止を制御する。
図3および図4は、送信レートの変化の一例を示す図である。送信レートは、一定の間隔で取得したレートの平均値を長周期と短周期の2種類(長周期平均レート、短周期平均レート)を使用し、平均値がクロスしたことによってダイバーシティ動作の開始(ON)、停止(OFF)を次のように動的に切り替える。まず、要求されるQoSレートに対して長周期平均レートおよび短周期平均レートが両方とも上回るまでダイバーシティ動作を継続し、両方とも上回った時点でダイバーシティを停止する。また、長周期平均レートが要求されたQoSレートよりも高いレートを維持している場合で短周期平均レートが要求されたQoSレートを下回った場合、ダイバーシティをONに変更する。さらに、長周期平均レートが要求されたQoSレートよりも高いレートを維持している場合で短周期平均レートが長周期平均レートを上回った場合に再度ダイバーシティを停止する。
本発明の第2の実施の形態は、上りの送信レートが、要求されるQoSレートよりも高い状態を維持している場合には、無線環境が安定しているときであり、ダイバーシティ動作を行う理由がないことから、ダイバシティ動作を停止してセカンダリ受信部の稼働を停止するので、セカンダリ受信部での無駄な電力消費を削減することができる。したがって、バッテリー駆動の装置に有効である。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、PPPセッション上のデータ量に応じてダイバーシティ動作を停止してセカンダリ受信部の稼働を停止するものである。
図1において、無線通信端末は、ダイバーシティ受信が可能である。PPPデータ量測定部(測定手段)9は、PPPセッション上で送信する送信データ(以下、PPP送信データという)のデータ量と、PPPセッション上で受信する受信データ(以下、PPP受信データという)のデータ量を測定する。制御部(制御手段)4は、測定した送信データの量および/または受信データの量に基づいてダイバーシティの動作の開始/停止を制御する。
図5は、送受信データの流れを説明する図である。受信時においては、プライマリ受信部2およびセカンダリ受信部3で受信されたデータは、プロトコル部11内のデコーダ部でデコードされ、RLP(Radio Link Protocol)データ処理部12と、PPP(Point−to−Point Protocol)データ処理部13を経て、各種アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション部14に入力される。送信時においては、アプリケーション部14から出力されたデータは、PPPデータ処理部13と、RLPデータ処理部12を経て、プロトコル部11に入力され、プロトコル部11内のエンコード部でエンコードされて送信部1に送られる。
図6は、PPPデータ処理部におけるPPP送信データとPPP受信データのデータ量(平均データ量)の変化の一例を示す図である。第3の実施の形態は、PPPデータ量測定部(測定手段)9が、PPPデータ処理部13において、PPP送信データのデータ量とPPP受信データのデータ量を定められた時間で定期的に測定し、受信データが多い場合と送信データが多い場合によってダイバーシティ動作の切り替えを受信アンテナ制御部5へ指示するものである。
図7は、PPPデータ処理部におけるPPP受信データのデータ量(平均データ量)の変化の一例を示す図である。制御部(制御手段)4は、PPPデータ量測定部(測定手段)9が測定したPPP受信データのデータ量とPPP送信データのデータ量を比較し、PPP受信データの量の方がPPP送信データよりも多い場合において、ダイバーシティが動作している状態で、PPP受信データが、閾値であるハイウォーターマーク(HighWatermark)を越えると判定した場合は、受信を行ってもアプリケーション部における処理が間に合わないときであり、受信を行う必要性が少なくなるため、PPPデータ処理部は、受信アンテナ制御部へ指示を出し、ダイバーシティ動作を停止(OFF)して、プライマリ受信部2の動作を継続させ、セカンダリ受信部3の動作を停止して消費電力を削減する。
図8は、受信時におけるデータのフロー制御を説明する図である。PPPデータ処理部では、フロー制御が行われており、PPP受信データが一旦ハイウォーターマークを越えると、ローウォーターマーク(LowWatermark)以下になるまで、PPPデータ処理部への受信データの入力を制限し、さらに受信アンテナ制御部へ指示を出してダイバーシティ動作を停止する。ダイバーシティ動作を再度開始にするのは、ローウォーターマークまでPPP受信データのバッファが下がった場合とする。PPP受信データがハイウォーターマークまで到達していない場合は、ダイバーシティが動作していてもアプリケーションが十分に処理を行えていることであるか、または、受信データが少ないためであるため、受信環境を良くするためにもダイバーシティ動作は継続する。
図9は、PPPデータ処理部におけるPPP送信データのデータ量(平均データ量)の変化の一例を示す図である。制御部(制御手段)4は、PPPデータ量測定部(測定手段)9が測定したPPP受信データのデータ量とPPP送信データのデータ量を比較し、PPP送信データの量の方がPPP受信データよりも多い場合において、ダイバーシティが停止している状態で、PPP送信データが、閾値であるハイウォーターマークを越えると判定した場合は、送信データが送れない状態となっているか、無線が不安定になっているときであり、受信アンテナ制御部へ指示を出してダイバーシティ動作を開始させ、なるべく受信できる基地局を増やしてハンドオフを行いやすい環境とし、送信を安定させる。
図10は、送信時におけるデータのフロー制御を説明する図である。PPPデータ処理部では、受信時と同様に、フロー制御が行われており、PPP受信データが一旦ハイウォーターマークを越えると、ローウォーターマーク以下になるまで、アプリケーション部からPPPデータ処理部へのデータ出力を制限し、さらに受信アンテナ制御部へ指示を出してダイバーシティ動作を開始する。ダイバーシティ動作を停止するのは、ローウォーターマークまでPPP送信データのバッファが下がった場合とする。PPP送信データがハイウォーターマークまで到達していない場合は、ダイバーシティ動作を停止しても十分な送信が行えるということである。
また、マルチRLPを使用している場合は、上記動作のみとするが、1つのフロー識別子に対応する通信に対して再送要求(NAK)を送信すると、このフロー識別子に対応する通信および他のフロー識別子に対応する通信に対して再送制御が行われる場合(デフォルトRLPで動作している場合)は、制御部(制御手段)4は、上記動作以外にRLPにて再送要求(NAK)を送信する時にダイバーシティ動作を停止し、次の受信データがRLPにて処理されるまで継続するように制御する。このようにすることでセカンダリ受信部の利用を効率化し、効果的に消費電力を削減できる。
本発明の第3の実施の形態は、PPPセッション上のデータ量に応じてダイバーシティ動作を停止してセカンダリ受信部の稼働を停止するので、セカンダリ受信部での無駄な電力消費を削減することができる。したがって、バッテリー駆動の装置に有効である。
なお、上述した実施の形態において、制御部(制御手段)4は、SHDRモードが設定されている際に、ダイバーシティ動作を停止した場合、EVDOシステムが送信部およびプライマリ受信部(送受信手段)を用いて送受信を行い、1xシステムが所定のタイミングでセカンダリ受信部(受信手段)を用いた待受処理を行うように制御するようにしても良い。また、制御部(制御手段)4は、ダイバーシティ動作を停止している際に、1xシステムが待受処理を行う待受状態から圏外状態に遷移すると、セカンダリ受信部(受信手段)を用いて1xシステムを待受状態へ復帰させる復帰処理を行うように制御するようにしても良い。このように、ダイバシティ動作が停止した場合においても、SHDRモードを維持しつつ、セカンダリ受信部を用いて圏外スキャンを行えるようにすることにより、1xシステムにおける着信や1xシステムにおけるSMS(ショートメッセージサービス)の受信を行うことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の無線通信端末としての携帯電話端末の要部の概略構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。 QoSレートの変化の一例を示す図である。 QoSレートの変化の一例を示す図である。 送受信データの流れを説明する図である。 PPPデータ処理部におけるPPP送信データとPPP受信データのデータ量(平均データ量)の変化の一例を示す図である。 PPPデータ処理部におけるPPP受信データのデータ量(平均データ量)の変化の一例を示す図である。 受信時におけるデータのフロー制御を説明する図である。 PPPデータ処理部におけるPPP送信データのデータ量(平均データ量)の変化の一例を示す図である。 送信時におけるデータのフロー制御を説明する図である。 SHDR機能を搭載した携帯電話端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 EVDO通信におけるハイブリッドモードおよびSHDRモードを説明するための図である。 図11に示すプライマリアンテナおよびセカンダリアンテナの利得を示す図である。
符号の説明
1 送信部
2 プライマリ受信部
3 セカンダリ受信部
4 制御部
5 受信アンテナ制御部
6 記憶部
7 規制情報取得部
8 送信レート検出部
9 PPPデータ量測定部
11 プロトコル部
12 RLPデータ処理部
13 PPPデータ処理部
14 アプリケーション部

Claims (4)

  1. ダイバーシティ受信が可能な無線通信端末において、
    アクセスチャネルの接続を規制するための規制情報を取得する取得手段と、
    該取得手段により取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報を記憶する記憶手段と、
    前記ダイバーシティを動作して通信を行っている状態で、前記取得手段によりアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報を取得し、該取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報と、前記記憶手段に記憶している当該取得以前に記憶したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報とを比較し、当該取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報の方が規制度が高い場合、ダイバーシティ動作を停止するように制御する制御手段と、
    を有する無線通信端末。
  2. 第1無線通信システムおよび第2無線通信システムによる情報の送受信が可能な送受信手段と、
    前記第1無線通信システムおよび第2無線通信システムによる情報の受信が可能な受信手段と、を備え、
    少なくとも前記第2無線通信システムが前記送受信手段および/または前記受信手段を用いてダイバシティ動作を行うとともに、所定のタイミングで前記受信手段を前記第2無線通信システムから第1無線通信システムに切り替えて、前記第1無線通信システムが前記受信手段を用いた待受処理を行うモードが設定されている際に、前記ダイバーシティ動作を停止すると、
    前記制御手段は、前記第2無線通信システムが前記送受信手段を用いて送受信を行い、前記第1無線通信システムが所定のタイミングで前記受信手段を用いた待受処理を行うように制御することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記制御手段は、前記ダイバーシティ動作を停止している際に、前記第1無線通信システムが待受処理を行う待受状態から圏外状態に遷移すると、前記受信手段を用いて当該第1無線通信システムを待受状態へ復帰させる復帰処理を行うように制御することを特徴とする請求項2に記載の無線通信端末。
  4. ダイバーシティ受信が可能な無線通信端末の無線通信方法において、
    前記ダイバーシティを動作して通信を行っている状態で、アクセスチャネルの接続を規制するための規制情報を取得し、該取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報と、当該取得以前に記憶したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報とを比較し、当該取得したアクセスチャネルの接続を規制するための規制情報の方が規制度が高い場合、ダイバーシティ動作を停止することを特徴とする無線通信方法。
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